JP4904646B2 - 冷熱利用システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水和物スラリを冷熱輸送媒体として利用する冷熱利用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
冷房や産業用の冷熱利用システムの分野において、冷熱媒体の輸送熱密度を増大させることにより、流送量を減少させ、輸送ポンプ動力の低減、輸送配管の小口径化を図り、配管コスト・工事費を低減することが試みられている。冷熱媒体の輸送熱密度を増大させる手段として、顕熱に加えて固液相変化時の潜熱を利用する冷熱輸送媒体を用いる技術が知られている。たとえば現在、水の顕熱と氷の融解潜熱を利用する氷水スラリが、高い熱密度を持つ冷熱輸送媒体として試みられている。
【0003】
冷房や産業用の冷熱利用システムに、顕熱と潜熱を利用でき高い熱密度を持つ冷熱輸送媒体を用いる場合、冷熱負荷に見合った冷熱量で冷熱輸送媒体を供給することが望まれる。その手段として、氷水スラリを冷熱輸送媒体とする場合に、輸送冷熱量を低くするには、冷凍機の能力を制御して部分負荷運転とし、氷水スラリ中の氷の割合を低下させて冷熱の輸送熱密度を小さくする方法が考えられている。
【0004】
しかし、氷のように相変化時の温度が一定である冷熱輸送媒体を用いる場合、冷凍機の部分負荷運転時においても冷凍機を構成する蒸発器の冷媒蒸発温度は一定のままに維持する必要がある。このため、蒸発器の冷媒蒸発温度を上げて冷凍機の成績係数(COP)を向上させるという運転方法を採用することができず、部分負荷運転に起因するCOPの低下が生じるだけである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、顕熱と潜熱を利用でき高い熱密度を持つ冷熱輸送媒体として水和物スラリを用い、その水和物スラリを製造するための冷凍機の成績係数を向上できる冷熱利用システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る冷熱利用システムは、水和物を生成するゲスト化合物の水溶液を冷却して水和物スラリを製造する冷凍機と、前記冷凍機と冷熱を利用する負荷側機器とを連通する配管系とを有する冷熱利用システムであって、前記冷凍機から負荷側機器への配管に設けられた第1の熱密度計と、負荷側機器から前記冷凍機への配管に設けられた第2の熱密度計と、前記第1および第2の熱密度計から得られる水和物スラリの熱密度の差から冷熱負荷を計測し、前記冷熱負荷に応じて水和物スラリの熱密度を変化させて製造するように冷凍機の運転を制御する装置とを具備したことを特徴とする。
【0007】
一つの態様において、上記冷熱利用システムは、前記第1および第2の熱密度計のそれぞれが、水和物スラリの固相率が変化した場合に流量指示値が連動して変化する第1の流量計と、水和物スラリの固相率が変化しても流量指示値が変化しない第2の流量計と、水和物スラリの温度を測定する温度計と、前記第1および第2の流量計のそれぞれからの実測流量指示値および前記温度計により計測された温度に基づいて、水和物スラリの熱密度を算出する演算器とを具備することを特徴とする。
【0008】
他の態様において、上記冷熱利用システムは、前記第1および第2の熱密度計のそれぞれが、オリフィスおよび該オリフィスの上流側に備えられた第1の圧力計および該オリフィスの下流側に備えられた第2の圧力計を具備する圧損測定部と、前記圧損測定部の上流側に設けられた、水和物スラリの流量を測定する流量計および水和物スラリの温度を測定する温度計と、前記第1および第2の圧力計、前記流量計および前記温度計からの計測値に基づいて、水和物スラリの熱密度を算出する演算器とを具備することを特徴とする。
【0009】
上記の冷熱利用システムにおける冷凍機の運転を制御する装置は、たとえば冷凍機を構成する蒸発器の冷媒蒸発温度を制御する装置を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をより詳細に説明する。
テトラn−ブチルアンモニウム塩、テトラiso−アミルアンモニウム塩、テトラiso−ブチルホスホニウム塩、トリiso−アミルスルホニウム塩などのゲスト化合物の水溶液を冷却すると、0℃以上の温度でゲスト化合物の水和物が生成し、水溶液中に水和物が分散した水和物スラリとなる。このような水和物スラリは、ゲスト化合物が溶解した水溶液から冷却によって水和物の固体が生成する固液相変化時に潜熱を持つため高い熱密度を持つ冷熱輸送媒体として利用できる。
【0011】
図1に、水和物スラリの代表例として、テトラn−ブチルアンモニウムブロマイド(TBAB)水和物スラリについて、スラリ温度12℃を基準とした温度と比エンタルピとの関係を示す。この図に示されるように、水和物スラリはある温度域で潜熱を持つという特徴を有する。すなわち、水和物スラリの温度が高いと熱密度が小さく、水和物スラリの温度が低いと熱密度が大きい。このため、冷熱利用システムの冷熱輸送媒体として水和物スラリを用いる場合、負荷側機器の冷熱負荷が小さいときには、潜熱を利用できる範囲で水和物スラリの温度を高くすることにより熱密度を小さくすることが可能である。このことは、冷熱負荷が小さいときには、水和物スラリの温度を上げるように、たとえばゲスト化合物の水溶液を冷却する冷凍機の蒸発器の冷媒蒸発温度を上げて運転できることを意味する。
【0012】
したがって、冷熱負荷が小さいときには、冷熱負荷に応じて小さな熱密度を持つ水和物スラリを製造するように、冷凍機の蒸発器の冷媒蒸発温度を上げて水和物スラリの温度を上げ、熱密度を小さくする。一方、冷熱負荷が大きいときには、大きな熱密度を持つ水和物スラリを製造するように、冷凍機の蒸発器の冷媒蒸発温度を下げて水和物スラリの温度を下げ、熱密度を大きくする。また、冷熱負荷が大きくなったり小さくなったりする場合には、水和物スラリの熱密度を小さくしたり大きくするように、冷凍機の蒸発器の冷媒蒸発温度を上げたり下げたりする。冷熱負荷が小さいままか、大きいままの場合は水和物スラリの熱密度を小さいままか大きいままに維持するように、冷凍機の蒸発器の冷媒蒸発温度を上げたままか下げたままに維持する。
【0013】
冷凍機は蒸発器の冷媒蒸発温度が高いほど成績係数(COP)が向上するので、以上のように冷熱負荷に合わせて冷凍機の蒸発器の冷媒蒸発温度を制御して運転することにより、冷凍機の消費電力を低減して成績係数を向上させることができる。
【0014】
図2に本発明の一実施形態に係る冷熱利用システムの系統図を示す。冷凍機1で製造された水和物スラリは、輸送ポンプ2によって配管3を通して負荷側機器4へ送られ、負荷側機器4から配管5を通して冷凍機1へ戻るように循環する。冷凍機1は、冷媒たとえばフロン系R134a、R22などを蒸発器、圧縮機、凝縮器および膨張弁を循環させることにより冷却し、冷媒とゲスト化合物を含む水溶液との熱交換により水溶液を冷却して水和物を生成させ水和物スラリを製造するものである。
【0015】
冷凍機1から負荷側機器4への配管3には第1の熱密度計6が設けられ、負荷側機器4から冷凍機1への配管5には第2の熱密度計7が設けられている。第1の熱密度計6の測定値と第2の熱密度計7の測定値の差に質量流量を乗じた値が負荷側機器4で消費された冷熱量(冷熱負荷)に相当する。第1の熱密度計6の測定値と第2の熱密度計7の測定値は制御装置8に入力され、冷熱負荷が小さいときには制御装置8により冷凍機1を構成する蒸発器の冷媒蒸発温度を上げるように制御し、冷熱負荷に応じて変化させた熱密度を持つ水和物スラリを製造する。このように、冷熱負荷が小さいときには冷凍機1を構成する蒸発器の冷媒蒸発温度を上げることができるので、冷凍機1のCOPを向上させ、冷凍機1の運転での省エネルギー化を図ることができる。
【0016】
本発明の冷熱利用システムにおいて用いられる熱密度計測方法を図3および図4を参照して説明する。水和物スラリは潜熱を持つ水和物粒子と冷却によって水和物を生成する水溶液とからなる固液混相流体で、水和物スラリの熱密度は基準温度に達するまでに保有している単位質量あたりの熱量を意味し、水和物の持つ潜熱量と水和物ならびに水溶液の顕熱量の和で表される。顕熱量は温度に比例し直線近似できるが、潜熱量は水和物スラリ中の水和物の割合と水和物の潜熱の積によって求まる。ここで水和物スラリ中の水和物の割合を固相率という。このように水和物スラリの熱密度は、温度と固相率を計測することにより求めることができる。
【0017】
図3に示す第1の熱密度計測方法に用いる熱密度計は以下のように構成されている。たとえば配管3に、水和物スラリの固相率が変化した場合に流量指示値が連動して変化する第1の流量計(たとえば電磁式流量計)11と、水和物スラリの固相率が変化しても流量指示値が実質的に変化しない第2の流量計(たとえば質量流量計または体積流量計)12とが直列に配置されている。ここで、第1の流量計11による流量指示値と第2の流量計12による流量指示値と、所定濃度の水溶液から製造された水和物スラリの固相率との関係が予め求められ、検量線が作成されている。図3に示す演算器13には検量線データが記憶されており、第1の流量計11からの実測流量指示値と第2の流量計12からの実測流量指示値が入力され、検量線データに当てはめて水和物スラリの固相率が求められる。また、配管3に水和物スラリの温度を計測する温度計14が配置されている。
【0018】
次に、水和物スラリの固相率と温度から水和物スラリの熱密度を求める方法を説明する。TBABの水和物には潜熱量の相違する第一水和物(水和数36)と第二水和物(水和数26)の2種類が存在する。第一水和物スラリと第二水和物スラリそれぞれの温度と固相率との関係を予め求めておき、温度計14により計測した水和物スラリの温度と、上記により求めた水和物スラリの固相率から、水和物スラリ中の第一水和物と第二水和物の比率が求められる。
【0019】
さらに、予め測定されている水和物スラリの固相成分すなわち第一水和物と第一水和物の潜熱量および顕熱量ならびに水溶液成分の顕熱量と、上記のようにして求められた固相率および水和物スラリ中の第一水和物と第二水和物の比率とから、水和物スラリの熱密度が算出される。
【0020】
上記の方法により水和物スラリの熱密度を計測する熱密度計が冷熱利用システムの負荷側機器の上流側と下流側に設けられ、計測した熱密度の差から冷熱負荷を計測する。
【0021】
図4に示す第2の熱密度計測方法に用いる熱密度計は以下のように構成されている。たとえば配管5の途中には圧損測定部21が形成されており、この圧損測定部21内に圧損要素としてオリフィス22が設けられている。圧損測定部21の上流側には、水和物スラリの流量を測定する流量計23および水和物スラリの温度を測定する温度計24が設けられている。また、圧損測定部21のオリフィス22の上流側と下流側にはそれぞれ圧力計25,26が設けられており、オリフィス22を通過する水和物スラリの圧損(圧力低下)が検出される。これらの流量計23、温度計24、圧力計25,26からの計測値は演算器27に送られる。この演算器27ではこれらの計測値に基づいて水和物スラリの熱密度がオンラインで連続的に算出される。
【0022】
ここで、水和物スラリの圧力損失は流速と水和物スラリの粘性とに関係するが、圧力損失と粘性の関係が予め求められている。また、所定濃度の水溶液から製造された水和物スラリの固相率と粘性の関係が予め求められる。したがって、流量計23により水和物スラリの流量を測定するとともに、圧力計25,26によりオリフィス22を通過する水和物スラリの圧損を測定することにより、水和物スラリの粘性が求められ、さらに固相率が求められる。
【0023】
求めた水和物スラリの温度と固相率から第1の熱密度計測方法と同様に水和物スラリの熱密度が算出される。
【0024】
上記の方法により、水和物スラリの熱密度を計測する熱密度計が図2に示すように冷熱利用システムの負荷側機器の上流側と下流側に設けられ、計測した熱密度の差から冷熱負荷を計測する。
【0025】
なお、上記の説明では図4に示す熱密度計を配管5の途中に設けたが、配管5の枝管に設けて設置してもよい。
【0026】
冷熱負荷に応じて水和物スラリの熱密度を変化させるように、水和物スラリの温度を変化させて製造するために冷凍機の蒸発器の冷媒蒸発温度を制御する方法の実施例を図5に示す。図5に示すように、冷凍機1は冷媒を蒸発器101、蒸発圧力制御弁102、圧縮機103、凝縮器104および膨張弁105を循環させることにより冷却する。このとき、蒸発圧力制御弁102の開度を制御することにより、蒸発器101内の圧力を変化させ、冷媒蒸発温度を制御する。図2と同様に、蒸発器101内の冷媒とゲスト化合物を含む水溶液との熱交換により水溶液を冷却して水和物を生成させ水和物スラリが製造され、製造された水和物スラリは輸送ポンプ2によって配管3を通して負荷側機器4へ送られ、負荷側機器4から配管5を通して冷凍機1へ戻るように循環する。また、冷凍機1から負荷側機器4への配管3には第1の熱密度計6が設けられ、負荷側機器4から冷凍機1への配管5には第2の熱密度計7が設けられている。シーケンサー110内の2つの演算器13、13によってそれぞれ計測された第1の熱密度計6の測定値と第2の熱密度計7の測定値に基づいて、冷熱負荷演算器111により冷熱負荷が演算される。冷熱負荷が小さいときには水和物スラリの温度を高くし熱密度を小さくするように、蒸発器101の冷媒蒸発温度を上げるように制御する。冷熱負荷の演算結果が、蒸発圧力制御弁制御器120に入力されて蒸発圧力制御弁102の開度をPID制御し、上述したように蒸発器101内の圧力を変化させ、冷媒蒸発温度を制御する。このように冷熱負荷が小さいときは蒸発器101の冷媒蒸発温度を上げることができるので、冷凍機1のCOPを向上させ省エネルギーを図ることができる。
【0027】
蒸発圧力制御弁制御器120は冷凍機1と一体となす場合や、冷凍機1と分離されている場合があるが、シーケンサ110とともに冷凍機の運転を制御する装置を構成している。また、蒸発圧力制御弁制御器120が冷凍機1の一部である場合、シーケンサ110が冷凍機の運転を制御する装置を構成する。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、顕熱と潜熱を利用でき高い熱密度を持つ冷熱輸送媒体として水和物スラリを用いた冷熱利用システムで、負荷に見合った熱密度を持つ水和物スラリを製造することにより冷凍機を高い成績係数で運転でき、省エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】TBAB水和物スラリについて、温度と比エンタルピとの関係を示す図。
【図2】本発明の一実施形態に係る冷熱利用システムを示す系統図。
【図3】本発明において用いられる熱密度計の一例を示す構成図。
【図4】本発明において用いられる熱密度計の他の例を示す構成図。
【図5】本発明における冷凍機の蒸発器の冷媒蒸発温度を制御する機構の一例を示す系統図。
【符号の説明】
1…冷凍機
2…輸送ポンプ
3,5…配管
4…負荷側機器
6…第1の熱密度計
7…第2の熱密度計
8…制御装置
11…第1の流量計
12…第2の流量計
13…演算器
14…温度計
21…圧損測定部
22…オリフィス
23…流量計
24…温度計
25,26…圧力計
27…演算器
101…蒸発器
102…蒸発圧力制御弁
103…圧縮機
104…凝縮器
105…膨張弁
110…シーケンサー
111…冷熱負荷演算器
120…蒸発圧力制御弁制御器
Claims (3)
- 水和物を生成するゲスト化合物の水溶液を冷却して水和物スラリを製造する冷凍機と、前記冷凍機と冷熱を利用する負荷側機器とを連通する配管系とを有する冷熱利用システムであって、前記冷凍機から負荷側機器への配管に設けられた第1の熱密度計と、負荷側機器から前記冷凍機への配管に設けられた第2の熱密度計と、前記第1および第2の熱密度計から得られる水和物スラリの熱密度の差から冷熱負荷を計測し、前記冷熱負荷に応じて水和物スラリの熱密度を変化させて製造するように冷凍機の運転を制御する装置とを具備し、
前記第1および第2の熱密度計はそれぞれ、水和物スラリの固相率が変化した場合に流量指示値が連動して変化する第1の流量計と、水和物スラリの固相率が変化しても流量指示値が変化しない第2の流量計と、水和物スラリの温度を測定する温度計と、前記第1および第2の流量計のそれぞれからの実測流量指示値および前記温度計により計測された温度に基づいて、水和物スラリの熱密度を算出する演算器とを具備することを特徴とする冷熱利用システム。 - 水和物を生成するゲスト化合物の水溶液を冷却して水和物スラリを製造する冷凍機と、前記冷凍機と冷熱を利用する負荷側機器とを連通する配管系とを有する冷熱利用システムであって、前記冷凍機から負荷側機器への配管に設けられた第1の熱密度計と、負荷側機器から前記冷凍機への配管に設けられた第2の熱密度計と、前記第1および第2の熱密度計から得られる水和物スラリの熱密度の差から冷熱負荷を計測し、前記冷熱負荷に応じて水和物スラリの熱密度を変化させて製造するように冷凍機の運転を制御する装置とを具備し、
前記第1および第2の熱密度計はそれぞれ、オリフィスおよび該オリフィスの上流側に備えられた第1の圧力計および該オリフィスの下流側に備えられた第2の圧力計を具備する圧損測定部と、前記圧損測定部の上流側に設けられた、水和物スラリの流量を測定する流量計および水和物スラリの温度を測定する温度計と、前記第1および第2の圧力計、前記流量計および前記温度計からの計測値に基づいて、水和物スラリの熱密度を算出する演算器とを具備することを特徴とする冷熱利用システム。 - 前記冷凍機の運転を制御する装置が、冷凍機を構成する蒸発器の冷媒蒸発温度を制御する装置を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷熱利用システム。
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