JP4902557B2 - 光受信方法、光受信装置及びビート雑音推定器 - Google Patents

光受信方法、光受信装置及びビート雑音推定器 Download PDF

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本発明は、光信号受信時に発生するビート雑音の影響を低減する光受信方法、光受信装置及びこれに備えられるビート雑音推定器に関するものである。
複数の光を同時に光電変換した場合、それぞれの光の周波数差(波長間隔)に依存して周期的に変動するビート雑音が発生する。この変動は、光の位相差をパラメータとする正弦波の形で表せる。また、3つ以上の複数の光を同時に光電変換した場合には、その光位相差に応じて複数のビート雑音が発生することになる。ビート雑音の振幅は、信号成分の振幅以上の値をとることもあり、ビット誤り率(Bit Error Rate、以下、「BER」と呼ぶ)を大幅に増加させる。
現在の光アクセスシステムにおいては、光信号を受信する際、硬判定受信技術が多く用いられている。この信号判定技術は、受信信号レベルに合わせて閾値を設け、受信信号が閾値より大きい場合を1、小さい場合を0と判定する方式である。この方式においては、高価な光源やフィルタを用いることにより複数の光を同時に受信しないように波長間隔を広げるなどして、ビート雑音の影響増大を防いでいる。あるいは、ビート雑音の位相が異なる複数の経路を設けその経路の中から最大尤度判定する方法により、ビート雑音の影響を抑圧し判定性能を向上する方法も知られている。
また、カルマンフィルタを用いてフェージングによる位相雑音の推定を行い、同期検波の性能向上が図られたことが報告されている(例えば、非特許文献1を参照。)。さらに、周波数軸において符号化する光符号分割多重(Code Division Multiplexing:CDM)方式についての検討が非特許文献2にて報告されている。
電子情報通信学会信学技報 RCS2005−170 小牧慎一郎他、「フェージング通信路で同期検波を実現する位相同期回路」 ECOC2007,P088,S.Kaneko,et al."1−bit/s/Hz Spectral Efficiency OCDM Technique Based on Multi−frequency Homodyne Detection and Optical OFDM"
前記硬判定技術は、ガウス雑音に対して有効であるが、ビート雑音の場合、ビート雑音が信号成分以上の値を取る場合もあり、判定性能が大きく劣化する。特に、光CDM方式においては、1つの周波数を複数ユーザで共有することからビート雑音が発生する。この方式において硬判定を行うと、ビート雑音によりBERが大幅に劣化する。特にユーザ多重数が増加すると、複数のビート雑音が発生するため、ビート雑音の影響を抑圧できる技術の開発が課題となっている。
例えば、ビート雑音の影響を抑圧する手段として、2×2の3dBカプラ等を用い、一つのビート雑音に対してその位相が異なる複数の経路を設け最大尤度判定していた。しかし、n×1カプラを用いて1本のファイバを複数ユーザで共用する光アクセスシステム系へは適用できないという課題があった。また、3dBカプラを用いる手段は一つのビート雑音が発生した場合については有効であるが、複数のビート雑音が同時に発生した場合には、判定性能を向上させることが難しいという課題もあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、複数のビート雑音が同時に発生した場合でも判定性能を向上させることができる光受信方法、光受信装置及びこれに備えられるビート雑音推定器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る光受信方法及び光受信装置は、最大尤度判定の際に、ビート雑音推定器によってビート雑音成分を推定し、それを基に信号成分、ガウス雑音成分及びビート雑音の和の確率密度分布から事後確率を求め、送信光信号のビットパターンの中から事後確率が最大のものを選ぶこととした。
具体的には、本発明に係る光受信方法は、光電変換器が、受信した送信光信号を光電変換して受信電気信号を出力し、ビート雑音推定器が、前記光電変換器からの受信電気信号に含まれるビート雑音を推定し、推定したビート雑音をビート雑音推定値として出力し、最尤判定器が、前記光電変換器からの受信電気信号と前記ビート雑音推定器からのビート雑音推定値とから、事後確率が最大となるビットパターンを前記送信光信号のビットパターンであると最大尤度判定し、前記光電変換器からの受信電気信号に含まれる信号成分を推定して信号成分推定値として出力する、光受信方法であって、前記ビート雑音推定器は、前記光電変換器からの受信電気信号と前記最尤判定器からの信号成分推定値とから前記ビート雑音推定値を推定することを特徴とする。
また、本発明に係る光受信装置は、受信した送信光信号を光電変換して受信電気信号を出力する光電変換器と、前記光電変換器からの受信電気信号に含まれるビート雑音を推定し、推定したビート雑音をビート雑音推定値として出力するビート雑音推定器と、前記光電変換器からの受信電気信号と前記ビート雑音推定器からのビート雑音推定値とから、事後確率が最大となるビットパターンを前記送信光信号のビットパターンであると最大尤度判定し、前記光電変換器からの受信電気信号に含まれる信号成分を推定して信号成分推定値として出力する最尤判定器と、を備える光受信装置であって、前記ビート雑音推定器は、前記光電変換器からの受信電気信号と前記最尤判定器からの信号成分推定値とから前記ビート雑音推定値を推定することを特徴とする。
ビート雑音推定器がビート雑音成分を推定し、推定したビート雑音成分を基に最尤判定器が信号成分、ガウス雑音成分及びビート雑音の和の確率密度分布から事後確率を求め、送信光信号のビットパターンの中から事後確率が最大のものを選ぶという最大尤度判定する。最尤判定器の判定とビート雑音推定器の推定との組み合わせにより、受信した受信電気信号に対するビート雑音の影響を低減することができる。送信光信号の各ビットパターンの事後確率の大小関係を知ることができれば、ビットパターン全てについて事後確率を演算する必要はない。また、最尤判定器が、前記光電変換器からの受信電気信号に含まれるガウス雑音に対する確率密度分布と前記光電変換器からの前記受信電気信号に含まれるビート雑音に対する確率密度分布とを用いてビットパターン全ての事後確率を演算し、最大の事後確率のビットパターンを前記送信光信号のビットパターンであると最大尤度判定することとしてもよい。さらに、複数のビート雑音が発生する場合は、発生するビート雑音の数のビート雑音推定器を用意して全てのビート雑音を推定する。
従って、複数のビート雑音が同時に発生した場合でも判定性能を向上させることができる光受信方法及び光受信装置を提供することができる。また、本発明は、ビート雑音成分を推定し、確率密度分布に基づいて事後確率を求め最大尤度判定を行うため、一つの経路しかない光アクセスシステム系にも適用することができる。このため、本発明に係る光受信方法及び光受信装置は従来の光受信方法及び光受信装置よりも優れたBER特性を得ることができる。
本発明に係る光受信方法は、前記ビート雑音推定器が、遅延子、減算器及び相関器を有しており、前記遅延子は、前記光電変換器が出力する受信電気信号に時間遅延を与え、前記減算器は、前記遅延子が時間遅延した受信電気信号から前記最尤判定器が出力する信号成分推定値を減算して受信電気信号から信号成分を除去した雑音信号を出力し、前記相関器は、前記減算器が出力する雑音信号と前記最尤判定器が出力する信号成分推定値との相関関係からビート雑音を推定して前記ビート雑音推定値として出力する。
本発明に係る光受信装置は、前記光電変換器が出力する受信電気信号に時間遅延を与える遅延子と、前記遅延子が時間遅延した受信電気信号から前記最尤判定器が出力する信号成分推定値を減算して受信電気信号から信号成分を除去した雑音信号を出力する減算器と、前記減算器が出力する雑音信号と前記最尤判定器が出力する信号成分推定値との相関関係からビート雑音を推定し、ビート雑音推定値として出力する相関器と、を有するビート雑音推定器を備える。
相関器が、受信電気信号から信号成分を除去した雑音信号と最尤判定器が出力する信号成分推定値との相関関係からビート雑音を推定することで、ビート雑音の影響を低減できるビート雑音推定器を用いた最大尤度判定技術を提供することができる。このビート雑音推定器を用いることで判定性能を向上させた光受信方法及び光受信装置を提供することができる。
本発明に係る光受信方法は、前記ビート雑音推定器が、遅延子、減算器及びカルマンフィルタを有しており、前記遅延子は、前記光電変換器が出力する受信電気信号に時間遅延を与え、前記減算器は、前記遅延子が時間遅延した受信電気信号から前記最尤判定器が出力する信号成分推定値を減算して受信電気信号から信号成分を除去した雑音信号を出力し、前記カルマンフィルタは、前記減算器が出力する雑音信号と前記最尤判定器が出力する信号成分推定値からビート雑音を推定してビート雑音推定値として出力する。
本発明に係る光受信装置は、前記光電変換器が出力する受信電気信号に時間遅延を与える遅延子と、前記遅延子が時間遅延した受信電気信号から前記最尤判定器が出力する信号成分推定値を減算して受信電気信号から信号成分を除去した雑音信号を出力する減算器と、前記減算器が出力する雑音信号と前記最尤判定器が出力する信号成分推定値からビート雑音を推定し、ビート雑音推定値として出力するカルマンフィルタと、を有するビート雑音推定器を備える。
ビート雑音中の位相分布は、ガウス雑音と同様の分布(ガウス分布)になっている。このため、ビート雑音に対してcos−1を適用して位相成分をモデル化する。これにカルマンフィルタを使用することでビート雑音の位相成分を推定することができる。すなわち、カルマンフィルタが、受信電気信号から信号成分を除去した雑音信号と最尤判定器が出力する信号成分推定値とからビート雑音を推定することで、高精度にビート雑音を推定できるビート雑音推定器を提供することができる。このビート雑音推定器を用いることで判定性能を向上させた光受信方法及び光受信装置を提供することができる。
本発明に係る光受信方法の前記送信光信号は、送信側からの送信データが周波数領域にて符号化する光符号分割多重方式で多重化されており、光分離器が、前記送信光信号を周波数成分毎に複数の光信号に分離し、前記光分離器で分離された光信号の数だけ備えられた前記光電変換器が、分離された光信号毎に光電変換して受信電気信号を出力し、前記ビート雑音推定器が、受信電気信号のビート雑音を推定し、前記最尤判定器が、受信電気信号の復号と最大尤度判定を行うことを特徴とする。
本発明に係る光受信方法は、周波数領域において符号化する光CDM方式によって光多重伝送が行われる場合でもビート雑音の影響を低減することができる。
本発明は、ビート雑音成分を推定し、確率密度分布に基づいて事後確率を求め最大尤度判定を行うことにより、従来よりも優れたBER特性が得られ、ビート雑音の影響を低減することが可能である。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施の形態1)
図1に本実施形態の光受信装置の機能を説明するブロック図を示す。図1の光受信装置は、受信した送信光信号90を光電変換して受信電気信号91を出力する光電変換器11と、光電変換器11からの受信電気信号91に含まれるビート雑音を推定し、推定したビート雑音をビート雑音推定値93として出力するビート雑音推定器13と、光電変換器11からの受信電気信号91とビート雑音推定器13からのビート雑音推定値93とから、事後確率が最大となるビットパターンを送信光信号90のビットパターンであると最大尤度判定し、光電変換器11からの受信電気信号91に含まれる信号成分を推定して信号成分推定値92として出力する最尤判定器12と、を備える。ビート雑音推定器13は、光電変換器11からの受信電気信号91と最尤判定器12からの信号成分推定値92とからビート雑音推定値13を推定する。
図1の光受信装置は、光電変換器11が、受信した送信光信号90を光電変換して受信電気信号91を出力し、ビート雑音推定器13が、光電変換器11からの受信電気信号91に含まれるビート雑音を推定し、推定したビート雑音をビート雑音推定値93として出力し、最尤判定器12が、光電変換器11からの受信電気信号91とビート雑音推定器13からのビート雑音推定値93とから、事後確率が最大となるビットパターンを送信光信号90のビットパターンであると最大尤度判定し、光電変換器11からの受信電気信号91に含まれる信号成分を推定して信号成分推定値92として出力する受信方法を行う。
図1の光受信装置の動作を説明する。光通信路より伝送されてきた送信光信号90は、光電変換器11にて受信電気信号91に変換される。光電変換器11には一般的なフォトダイオード(Photo Diode:PD)などが適用される。受信電気信号91は分離され最尤判定器12及びビート雑音推定器13に入力される。受信電気信号91には信号成分の他にガウス雑音及びビート雑音が含まれる。最尤判定器12ではこれら雑音が含まれる受信電気信号91を、事後確率を用いて正しい信号成分だけ取り出すように最大尤度判定する。
最大尤度判定は、ガウス雑音に対する確率密度分布とビート雑音推定器13によって推定されるビート雑音に対する確率密度分布を用いて事後確率を演算し、最も事後確率が大きくなるビットパターンを選択する判定方法である。最尤判定器12は、選択されたビットパターンを受信電気信号91に含まれる信号成分を推定し、信号成分推定値92を出力する。例えば、最尤判定器12が、光電変換器11からの受信電気信号91に含まれるガウス雑音に対する確率密度分布と光電変換器11からの受信電気信号91に含まれるビート雑音に対する確率密度分布とを用いてビットパターン全ての事後確率を演算し、最大の事後確率のビットパターンを送信光信号90のビットパターンであると最大尤度判定することとしてもよい。
ビート雑音推定器13は、光電変換器11にて出力される受信電気信号91と最尤判定器12にて出力される信号成分推定値92を基に、所定の方法によりビート雑音の推定を行う。図1の光受信装置は、最尤判定器12の最大尤度判定とビート雑音推定器13の推定との組み合わせにより、受信電気信号91に対するビート雑音の影響を低減する。なお、複数のビート雑音が発生する場合、発生した全てのビート雑音を推定する必要があるため、受信装置は発生するビート雑音の数の分だけビート雑音推定器31を備える。
最尤判定器12とビート雑音推定器13とは、各々互いの推定情報を利用しているため、初期状態では推定精度が低い、あるいは発散してしまう可能性がある。そこで初期状態の最尤判定器12は、通信開始時に送信される固定のプリアンブルパターンを出力するものとし、ビート雑音推定器13の精度が高くなった時点で、最大尤度判定結果の出力に切り替えるものとしてもよい。
ビート雑音推定器13がビート雑音成分を推定し、その推定値を用いて事後確率を求め最大尤度判定するため、最尤判定器12は受信信号が有する多くの尤度情報を事後確率の演算に取り入れることができ、高い最大尤度判定性能を有する。
次に、ビート雑音推定器13が行うビート雑音の推定方法について説明する。図2は、図1の光受信装置のビート雑音推定器13について詳細に示したブロック図の一例である。ビート雑音推定器13は、光電変換器11が出力する受信電気信号91に時間遅延を与える遅延子21と、遅延子21が時間遅延した受信電気信号91から最尤判定器12が出力する信号成分推定値92を減算して受信電気信号91から信号成分を除去した雑音信号95を出力する減算器22と、減算器22が出力する雑音信号95と最尤判定器12が出力する信号成分推定値92との相関関係からビート雑音を推定し、ビート雑音推定値93として出力する相関器23と、を有する。
ビート雑音推定器13において、遅延子21は、光電変換器11が出力する受信電気信号91に時間遅延を与え、減算器22は、遅延子21が時間遅延した受信電気信号91から最尤判定器12が出力する信号成分推定値92を減算して受信電気信号11から信号成分を除去した雑音信号95を出力し、相関器23は、減算器22が出力する雑音信号95と最尤判定器12が出力する信号成分推定値92との相関関係からビート雑音を推定してビート雑音推定値93として出力する。
さらに、ビート雑音推定器13が有する相関器23について説明する。図3は、図2のビート雑音推定器13が有する相関器23の一例を説明する接続ブロック図である。相関器23は、最尤判定器12から出力される信号成分推定値92に対し、特定のビート雑音成分を取り出すために所定の方法で信号を分類する演算回路31と、演算回路31で分類された信号に対し、所定の条件の下で振幅を変換する信号変換器32と、減算器22からの雑音信号95と信号変換器32から出力される信号との相関を取るための乗算器33と、乗算器33の出力を平均化することによって、乗算器33から出力される信号に含まれる特定のビート雑音以外の雑音成分を低減するLPF(Low Pass Filter)34と、を含む。
次に、最尤判定器12で判定される信号成分の推定値が4チャネルある場合を例として相関器23の説明をする。まず相関器23の出力を特定のビート雑音だけにするために、演算回路31は、発生するビート雑音の種類に基づいて、入力される信号成分推定値92のビットパターンを3種に分類する。そして、信号変換器32は、特定のビート雑音成分以外の雑音成分の平均が0になるよう、信号に乗算する係数を設定する。
ここで、ビート雑音成分を推定する場合について説明する。チャネルpとチャネルqによって発生するビート雑音をbpqと表すことにする。例えば、b12は、チャネル1とチャネル2から発生するビート雑音を示している。具体的に、特定のビート雑音成分b12を推定する場合を説明する。なお、この例では強度変調を前提とし、{1}は光あり、{0}は光なしとする。4ビット信号の組み合わせのうち、ビート雑音が発生する場合を解析すると、ビート雑音は{1}の信号が2つ以上のチャネルで同時に存在する場合に発生するため、{1}の数が2、3、4と増えるごとにビート雑音の数もその相互関係より1(b12)、3(b12,b13,b23)、6 (b12,b13,b14,b23,b24,b34)と増える。推定する特定のビート雑音(b12)と信号成分の推定値の相関を取るために、以下の動作ルール例を導入する。
(1)ビットパターンが{1,1,0,0}の場合、パターン1とする。
(2)ビットパターンが{1,1,1,1}の場合、パターン2とする。
(3)ビットパターンが上記(1)(2)以外の場合、パターン3とする。
(4)ビート雑音成分b12だけを取り出すために、パターン1,2,3に応じ、信号変換器32で数式1の乗算係数に従い、振幅値を変換する。
Figure 0004902557
上記のルール例を4ビット信号パターンに適用した場合、減算器22、信号変換器32、乗算器33の各出力は表1のように表せる。xはビート雑音以外の雑音を表す。ビート雑音以外の雑音とは、例えば、ガウス雑音である。乗算器33の出力全パターンの合計は、16×b12となることから、{0,1}信号が等確率に発生することを前提として乗算器出力を平均化すると、特定のビート雑音成分b12のみが取り出され、b12以外の雑音成分は全てキャンセルされ0になる。
このように、信号成分、ガウス雑音成分、ビート雑音成分を含む信号は、ビート雑音推定器13によってビート雑音成分のみを有する信号に変換され、ビート雑音推定が達成される。上記説明は、4チャネルの場合であるが、n(n≧5)チャネルの場合でも信号変換器32の乗算係数を適切に設定することにより、特定のビート雑音を推定することができる。
Figure 0004902557
次に、ビート雑音推定器13の別の構成を説明する。図4は、図1の光受信装置におけるビート雑音推定器13の他の構成例である。図4のビート雑音推定器13は、光電変換器11が出力する受信電気信号91に時間遅延を与える遅延子21と、遅延子21が時間遅延した受信電気信号91から最尤判定器12が出力する信号成分推定値92を減算して受信電気信号91から信号成分を除去した雑音信号95を出力する減算器22と、減算器22が出力する雑音信号95と最尤判定器12が出力する信号成分推定値92からビート雑音を推定し、ビート雑音推定値93として出力するカルマンフィルタ41と、を有する。図4のビート雑音推定器13と図2のビート雑音推定器13との違いは、相関器23の代替としてカルマンフィルタ(Kalman Filter)41を有することである。
カルマンフィルタ41は、モデル化が可能な雑音に対する推定性能が高く、これを用いてビート雑音を推定することで最尤判定器12での最大尤度判定が可能になる。例えば、非特許文献1には、カルマンフィルタでフェージングによる位相雑音の推定を行い、同期検波の性能向上が図られたことが報告されている。ここでは、ビート雑音に対してcos−1を適用して位相成分を取り出し、位相変動をガウス雑音でモデル化する。これにより、カルマンフィルタ41を使用することが可能になり、ビート雑音の位相成分を高精度に推定することができる。カルマンフィルタ41は、減算器22から得られる信号成分を基にビート雑音成分をモデル化し、ビート雑音成分の推定値を出力する。なお、上記説明は、カルマンフィルタによるビート雑音推定の一例であり、カルマンフィルタを用いて他の方法によるビート雑音推定をすることも可能である。
(実施の形態2)
図5に第2の実施形態の受信装置を説明する接続ブロック図を示す。図5の受信装置と図1の受信装置との違いは、送信光信号90を周波数成分毎に複数の光信号に分離する光分離器51と、光分離器51で分離された光信号の数の光電変換器を備えていることである。図5の受信装置では、光分離器51が送信光信号90を3つの光信号に分離するため、光電変換器52a、光電変換器52b及び光電変換器52cを備えている。
図5の受信装置は、光CDM方式を前提とし、なかでも周波数領域において符号化する方式において、ユーザあるいはチャネル間で同一周波数を共有することから発生するビート雑音の影響低減を目的としている。
具体的には、図5の受信装置の受信方法は、送信光信号90は、送信側からの送信データが周波数領域にて符号化する光符号分割多重方式で多重化されており、光分離器51が、送信光信号90を周波数成分毎に複数の光信号に分離し、光分離器51で分離された光信号の数だけ備えられた光電変換器52a〜52cが、分離された光信号毎に光電変換して受信電気信号91を出力し、ビート雑音推定器13が、受信電気信号91のビート雑音を推定し、最尤判定器53が、受信電気信号91の復号と最大尤度判定を行う。ここで、ビート雑音推定器13は全ての受信電気信号91のビート雑音を推定してもよく、最尤判定器53が、全ての受信電気信号91の復号と最大尤度判定を行ってもよい。
ここでは、例としてユーザ数を2、使用周波数の数を3とした場合について考え、送信側では、多波長光源により複数の周波数成分をもつ光を発生させ、符号器により符号に基づく周波数の光信号を透過し、変調器により強度変調された光信号が多重化され、送信されるものとする。なお、周波数軸において符号化する光CDM方式の一例が非特許文献2にて報告されている。
光通信路より伝送されてきた送信光信号90は、光分離器51にて所定の周波数(波長)成分毎に分離される。光分離器51は一般的にWDM(Wavelength Division Multiplexing)フィルタやAWG(Array Waveguide Gratings)が適用され、送信光信号90を周波数成分毎に分離する。
送信光信号90が周波数成分毎に分離された光信号は、光電変換器52a、光電変換器52b及び光電変換器52cにてそれぞれ受信電気信号91に変換される。光電変換器52a、光電変換器52b及び光電変換器52cは、図1で説明した光電変換器11と同様である。光電変換器52a、光電変換器52b及び光電変換器52cは二乗平均をとることで直接検波を行う。使用周波数の数をm、ユーザ数をnとした場合、送信信号S(t)は数式2のように表せる。
Figure 0004902557
(t)はマーク{1}、スペース{0}の信号、Aは搬送波の電界強度、Cは符号多重する際の直交符号、ωは周波数、φは光の初期位相である。
例えば、a(t)AをEとおき、使用周波数の数をm=3、ユーザ数をn=2として前述した二乗検波をすると、周波数成分ω、ω、ωの受信信号α、β、γは数式3のように表せる。
Figure 0004902557
αの第1、2項、β、γの第1項は強度情報成分、αの第3項はビート雑音成分、各xはガウス雑音成分である。ビート雑音は光の位相差θ(=φ−φ)に依存する。また、ガウス雑音成分xは、確率密度分布が下記に示すガウス関数に従うものとする。
Figure 0004902557
一般的な光CDM方式は、復号器において符号に基づき信号成分が復号され、その復号信号から判定信号を得ることができる。本実施例では、最尤判定器53が最大尤度復号判定器であり、復号と判定を同時に行う。
光電変換器52a〜52cによって変換された電気信号α〜γを入力信号とする最尤判定器53において、送信光信号として送信される送信ビットパターンに対する事後確率を演算する。ここでは、ユーザ数を2としていることから、送信ビットパターンは(0、0)、(0、1)、(1、0)、(1、1)の4種類となる。各送信ビットパターンに対する受信信号α、β、γは表2のようになり、この値から事後確率を求める。
Figure 0004902557
事後確率は、ガウス雑音の確率密度分布とビート雑音の確率密度分布に基づいて計算されるが、ここではビート雑音推定器による推定値が正確であると仮定して演算を行っている。ビート雑音推定器13の構成は相関器23やカルマンフィルタ41が適用できる。信号bを受信したとき、信号aを送信している確率(事後確率)を数式5で表し、
Figure 0004902557
前記ガウス関数P(x)を用いると、各送信ビットパターンに対する事後確率は数式6のように表せる。
Figure 0004902557
この中から最大となるパターンを選択して判定値とする。この場合、数式7のようになる。
Figure 0004902557
数式7のように、P(sum)は共通であることから、各パターンに対する事後確率の大小関係は表3における最大値比較項の大小関係に帰着される。この中から最大値を求めることは、表4における最小値比較項の中から最小値を求めることと同一である。その最小値パターンを判定値とする方法が本発明の受信アルゴリズムである。上記受信方法は、事後確率が最大となるビットパターンを全ての組み合わせより選択しているため、最尤判定器53で出力される信号成分推定値が最大尤度判定されたデータとなる。結果的に、ビート雑音の影響が低減され、BERの特性を改善することができる。
Figure 0004902557
Figure 0004902557
図6は、図5の光受信装置を用いた場合の、データ系列のBER特性を示した図である。発明の効果を示すために、従来の受信方法である硬判定により信号判定した結果も合わせて示す。ビート雑音の影響を考えない場合、硬判定によるBER特性は破線R1のようになる。ビート雑音の影響を考慮した場合、BER特性は破線R2のようになる。破線R1に比べBER特性は劣化し、ビート雑音の影響が非常に大きい。一方、図5の光受信装置で説明した光受信方法を適用すると実線R3のようになる。実線R3のBER特性は大幅に改善され、ビート雑音の影響が低減される。
このように、図5の光受信装置は、周波数領域において符号化する光CDM方式によって光多重伝送が行われる場合でも、ビート雑音の影響を低減することが可能である。なお、本実施形態においては、ユーザ数を2、使用周波数の数を3としているが、これらの数に限定されるということはない。よって、光電変換器52a〜52cの数も使用周波数の数に対応して変わることになる。
複数の光信号を同時に受信する光受信装置であれば、公衆通信網、専用網、LAN(Local Area Network)等に適用することができる。
本発明に係る本実施形態の光受信装置の機能を説明するブロック図である。 本発明に係る光受信装置のビート雑音推定器について詳細に示したブロック図の一例である。 図2のビート雑音推定器が有する相関器の一例を説明する接続ブロック図である。 本発明に係る光受信装置のビート雑音推定器について詳細に示したブロック図の他の例である。 本発明に係る本実施形態の光受信装置の機能を説明するブロック図である。 図5の光受信装置におけるデータ系列のBER特性を示した図である。
符号の説明
11:光電変換器
12、53:最尤判定器
13:ビート雑音推定器
21:遅延子
22:減算器
23:相関器
31:演算回路
32:信号変換器
33:乗算器
34:LPF
41:カルマンフィルタ
51:光分離器
52a、52b、52c:光電変換器
90:送信光信号
91:受信電気信号
92:信号成分推定値
93:ビート雑音推定値
95:雑音信号
R1、R2:破線
R3:実線

Claims (7)

  1. 光電変換器が、受信した送信光信号を光電変換して受信電気信号を出力し、
    ビート雑音推定器が、前記光電変換器からの受信電気信号に含まれるビート雑音を推定し、推定したビート雑音をビート雑音推定値として出力し、
    最尤判定器が、前記光電変換器からの受信電気信号と前記ビート雑音推定器からのビート雑音推定値とを用いて、前記受信電気信号に含まれる信号成分、ガウス雑音成分及びビート雑音成分の和の確率密度分布に基づく事後確率を演算し、前記事後確率が最大となるビットパターンを前記送信光信号のビットパターンであると最大尤度判定し、前記光電変換器からの受信電気信号に含まれる信号成分を推定して信号成分推定値として出力する、
    光受信方法であって、
    前記ビート雑音推定器は、前記光電変換器からの受信電気信号と前記最尤判定器からの信号成分推定値とから前記ビート雑音推定値を推定することを特徴とする光受信方法。
  2. 前記ビート雑音推定器が、遅延子、減算器及び相関器を有しており、
    前記遅延子は、前記光電変換器が出力する受信電気信号に時間遅延を与え、
    前記減算器は、前記遅延子が時間遅延した受信電気信号から前記最尤判定器が出力する信号成分推定値を減算して受信電気信号から信号成分を除去した雑音信号を出力し、
    前記相関器は、前記減算器が出力する雑音信号と前記最尤判定器が出力する信号成分推定値との相関関係からビート雑音を推定して前記ビート雑音推定値として出力することを特徴とする請求項に記載の光受信方法。
  3. 前記ビート雑音推定器が、遅延子、減算器及びカルマンフィルタを有しており、
    前記遅延子は、前記光電変換器が出力する受信電気信号に時間遅延を与え、
    前記減算器は、前記遅延子が時間遅延した受信電気信号から前記最尤判定器が出力する信号成分推定値を減算して受信電気信号から信号成分を除去した雑音信号を出力し、
    前記カルマンフィルタは、前記減算器が出力する雑音信号と前記最尤判定器が出力する信号成分推定値からビート雑音を推定してビート雑音推定値として出力することを特徴とする請求項1に記載の光受信方法。
  4. 前記送信光信号は、送信側からの送信データが周波数領域にて符号化する光符号分割多重方式で多重化されており、
    光分離器が、前記送信光信号を周波数成分毎に複数の光信号に分離し、
    前記光分離器で分離された光信号の数だけ備えられた前記光電変換器が、分離された光信号毎に光電変換して受信電気信号を出力し、
    前記ビート雑音推定器が、受信電気信号のビート雑音を推定し、
    前記最尤判定器が、受信電気信号の復号と最大尤度判定を行うことを特徴とする請求項1からに記載のいずれかの光受信方法。
  5. 受信した送信光信号を光電変換して受信電気信号を出力する光電変換器と、
    前記光電変換器からの受信電気信号に含まれるビート雑音を推定し、推定したビート雑音をビート雑音推定値として出力するビート雑音推定器と、
    前記光電変換器からの受信電気信号と前記ビート雑音推定器からのビート雑音推定値とを用いて、前記受信電気信号に含まれる信号成分、ガウス雑音成分及びビート雑音成分の和の確率密度分布に基づく事後確率を演算し、前記事後確率が最大となるビットパターンを前記送信光信号のビットパターンであると最大尤度判定し、前記光電変換器からの受信電気信号に含まれる信号成分を推定して信号成分推定値として出力する最尤判定器と、
    を備える光受信装置であって、
    前記ビート雑音推定器は、前記光電変換器からの受信電気信号と前記最尤判定器からの信号成分推定値とから前記ビート雑音推定値を推定することを特徴とする光受信装置。
  6. 請求項5に記載する光受信装置が備えるビート雑音推定器であって、
    前記光電変換器が出力する受信電気信号に時間遅延を与える遅延子と、
    前記遅延子が時間遅延した受信電気信号から前記最尤判定器が出力する信号成分推定値を減算して受信電気信号から信号成分を除去した雑音信号を出力する減算器と、
    前記減算器が出力する雑音信号と前記最尤判定器が出力する信号成分推定値との相関関係からビート雑音を推定し、ビート雑音推定値として出力する相関器と、
    を有することを特徴とするビート雑音推定器。
  7. 請求項5に記載する光受信装置が備えるビート雑音推定器であって、
    前記光電変換器が出力する受信電気信号に時間遅延を与える遅延子と、
    前記遅延子が時間遅延した受信電気信号から前記最尤判定器が出力する信号成分推定値を減算して受信電気信号から信号成分を除去した雑音信号を出力する減算器と、
    前記減算器が出力する雑音信号と前記最尤判定器が出力する信号成分推定値からビート雑音を推定し、ビート雑音推定値として出力するカルマンフィルタと、
    を有することを特徴とするビート雑音推定器。
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