JP4898212B2 - 中空構造板 - Google Patents

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Description

本発明は、一対の平行な熱可塑性樹脂製のライナー板の間に多数のボスまたはリブで仕切られた中空部を有する中空構造板の表面上に、熱融着によって面材を貼り合わせてなる中空構造板に関し、特に、剛性、耐熱性、表面平滑性を向上させるとともに、反りを解消するための中空構造板に関する。
近年、一対の平行な熱可塑性樹脂製のライナー板の間に多数のボスまたはリブで仕切られた中空部を有する中空構造板としては、例えば、円柱状独立空気室を形成したプラスチック中空構造板や、二枚のエンボスシートに形成したエンボス先端部を相互に突き合わせ若しくは噛み合わせてなる中空構造板(商品名「ツインコーン」宇部日東化成製)等がある(例えば、特許文献1参照)。また、これに関連する発明として、ハニカム構造板を使用した車両用ルーフライニングもある(例えば、特許文献2参照)。これらの中空構造板は、いずれも軽量で、耐水性、断熱性、耐薬品性などの諸物性に優れ、養生シート、パレットの下敷き、パーテーション等の種々の用途に使用されている。
さらに、これらの中空構造板の表面上には、例えば、ガラス繊維で強化された複合樹脂シート等の面材が熱融着によって貼り合わせられており、機械特性の向上や意匠性の付与等、目的に応じた機能が付与されている。
国際公開第03/080326号パンフレット 特開2000−326430号公報
しかしながら、前述した従来の中空構造板にあっては、次の(1)〜(4)に掲げる問題があった。すなわち、従来の中空構造板は、熱可塑性樹脂製のライナー板及び面材で構成されており、この熱可塑性樹脂は一般的に剛性及び耐熱性が低い。そのため、従来の中空構造板にあっては、(1)剛性が低く、しかも(2)耐熱性が低いので、自動車内装材等のように高い剛性や高い耐熱性が要求される用途に対しては、要求性能を十分に満たすことができない。
また、従来の中空構造板は、熱可塑性樹脂製のライナー板の間に多数のボスまたはリブで仕切られた中空部を有する中空構造板の表面上に、熱融着によって面材を貼り合わせたものであるが、その際、中空構造板には多数のボスまたはリブで仕切られた中空部が形成されているので、熱可塑性樹脂が冷却収縮してヒケが生じ、表面に凹みが形成される。そのため、従来の中空構造板では(3)表面平滑性が悪くなってしまう。また、中空構造板の両面に面材を貼り合わせた場合には、表面側と裏面側との間に冷却収縮の差が生じて、(4)反りが発生してしまう。
そこで、本発明は、(1)剛性、(2)耐熱性、(3)表面平滑性を向上させるとともに、(4)反りを解消することができる中空構造板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、一対の平行なポリプロピレン系樹脂製のライナー板の夫々に突設された複数の円錐台形状の中空突起体同士を突き合わせて溶着してなる中間体の表面上に、熱融着によってポリプロピレン系製の面材を貼り合わせるとともに、前記面材に板紙を貼り合わせてなる中空構造板であって、前記中空構造板の総目付が、2500〜3500g/m であり、前記総目付と、前記板紙の目付との比が、4.17:1〜5.83:1であることを特徴とする。
かかる構成によれば、熱可塑性樹脂製の中空構造板は、その表面が面材のみならず板紙でも保護されることとなり、中間体を面材のみで保護した場合と比べて剛性及び耐熱性が向上する。また、中空構造板の表面に生じた凹みは、その上から貼り付けた板紙によって塞がれた状態となるので、表面平滑性が向上する。また、面材に板紙を貼り付けることにより、冷却時における熱可塑性樹脂の収縮が抑制されるので、中空構造板の反りが解消される。
また、本発明において、前記中間体の目付と、前記板紙の目付との比が、1.92:1〜3.17:1であるであることが好ましい
本発明によれば、中空構造板において、(1)剛性、(2)耐熱性、(3)表面平滑性を向上させるとともに、(4)反りを解消することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態における中空構造板を示す断面概略図である。同図に示す中空構造板10は、中間体1の表面上に、熱融着によって面材2を貼り合わせるとともに、さらにその面材2上に板紙3を貼り合わせたものである。なお、図示していないが、板紙3上に、不織布あるいはシート材などの表皮材を貼り合わせることにより、スペアタイヤリッド、デッキボード、カーゴリッド部材、フローリングフロア部材などに使用できる。
<中間体>
中間体1は、一対の平行な熱可塑性樹脂製のライナー板の間に多数のボスで仕切られた中空部を有する。具体的には、一対の熱可塑性樹脂シート11,21にそれぞれ突設して規則的に配置された複数の中空突起体11a,21aを形成し、これらの中空突起体11a,21a同士を突き合わせて溶着したものであり、溶着した中空突起体間及び熱可塑性樹脂シート11,21間で構成される空間に中空部31が形成されている。なお、図示していないが、中間体1は、リブで仕切られた中空部を有したものであってもよく、さらには、中空突起体11a,21aを相互に噛み合わせて溶着したものであってもよい。
中間体1の原材料となる熱可塑性樹脂としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロック状ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂及びこれらのコモノマー若しくはコモノマーと他のモノマーとの共重合体等が挙げられ、これらは単独で使用しても併用してもよい。また、中間体1の剛性向上を目的として、タルク、マイカ、炭酸カルシウム等のフィラーや、ガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維等のチョップドストランドを添加してもよいし、燃焼性、導電性、耐候性等、樹脂の改質を行う目的で種々の改質剤を添加しても良い。
ところで、中間体1に形成される中空突起体11a,21aは円錐台形状であり、円錐台形側面の立ち上げ角度を45〜80°、好ましくは50〜70°とする。立ち上げ角度が45°未満であると、中空突起体11a,21aの上底面積が小さくなるので、得られた中空構造板(中間体1)に荷重を掛けた際に、相互に溶着させた中空突起体11a,21aが剥がれやすく、十分な強度が得られない(なお、中空突起体11a,21aの上底部の径は、2〜4mmとすることが好ましい。)。一方、立ち上げ角度が80°を超えると、真空成形した際に円錐台形の側面部がフィルム化してしまい十分な強度が得られない。また、隣接する中空突起体11a,21aの下底部の間隔は、1〜5mmとする。この下底部の間隔が1mm未満であると賦形性が悪くなり、5mmを超えると単位面積当たりの突起体の数が少なくなり、十分な平面圧縮強度が得られない。
中空突起体11a,21aは、減圧チャンバ内に設置されたエンボスロールを使用して、真空成形を行うことで作製する。エンボスロールは、外周部に金属製突起体を規則的に配置したものとし、金属製突起体の構成は上記範囲内で設計する。
なお、中間体1は、次のようにして製造することができる。すなわち、互いに平行な位置関係で供給された二枚の熱可塑性樹脂シートを減圧チャンバ内に導入し、この減圧チャンバ内に回転可能に配置され外周部にピンを規則的に突出した上下一対のエンボスローラの周面にそれぞれの熱可塑性樹脂シート11,21を吸着させて、両エンボスローラに突設されたピン形状に応じて各熱可塑性樹脂シート11,21に多数の中空突起体11a,21aを形成する。さらに、これらの熱可塑性樹脂シート11,21間に熱融着用の加熱手段を接触状態で設けて、中空突起体11a,21aを加熱し、両エンボスローラの接線位置で中空突起体11a,21aの端面同士を熱融着する。この状態で引取りローラーによって引取ることで一体化された中間体1が得られる。
<面材>
面材2としては、中間体1と同一若しくは相溶性がある熱可塑性樹脂が好ましい。
<板紙及びその貼り合わせ方法>
面材2上に板紙3を貼り合わせる方法は、特に限定されるものではないが、例えば、予め板紙3側(中間体と接触させる面)に面材2と相溶性のある熱可塑性樹脂フィルム(図示せず)をラミネートしておき、この熱可塑性樹脂が溶融する温度で加熱するとともに、これを圧着する方法等がある。また、面材2と板紙3との間に接着性の良好なホットメルトフィルムを介在させてもよいし、場合によっては接着剤を使用してもよい。また、板紙3の両面に予め熱可塑性樹脂フィルムをラミネートすることにより、表層側に化粧フィルムや不織布などの熱溶着を行うことができ、意匠性を付与さることもできる。板紙3の目付けは、100〜1000g/m程度が好ましい。目付けが小さすぎると、表面の平滑性が得られにくくなり、目付けが大きいと重量が嵩む。
(中空構造板の目付)
上記の方法により得られる中空構造板10の目付は、500〜5000g/m程度が好ましい。目付が小さすぎると、円錐台形の側面がフィルム化し、十分な強度、剛性等が得られなくなる。また、二枚のエンボス成形品を熱融着させる際に、中空突起体11a,21aの肉厚が薄くなるため、接着力が低下する。また、目付が大きすぎると、当然重量が嵩むばかりか、成形後の冷却が不十分となり、うまく脱型できなくなる。
以上の構成によれば、熱可塑性樹脂製の中間体1は、その表面が面材2のみならず板紙3でも保護されることとなり、これにより面材2のみで保護した場合と比べて中空構造板の(1)剛性及び(2)耐熱性が向上する。また、中空構造板の表面に生じた凹みは、その上から貼り付けた板紙3によって塞がれた状態となるので、(3)表面平滑性が向上する。さらに、面材2に板紙3を貼り付けることにより、冷却時における熱可塑性樹脂の収縮が抑制されるので、中空構造板の(4)反りが解消される。
次に、本発明の実施例、参考例及び比較例について説明する。なお、総目付け及び厚さが各参考例及び実施例とほぼ同じで、板紙3を貼り合わせていないものを比較例とした。
参考例1>
中間体1及び面材2の原材料として、熱可塑性樹脂;E601(三井ホリプロ製、ブロックコポリプロピレン、MI=0.8)、フィラー;MAX2070T(竹原化学工業製、タルクマスターバッチ、タルク含有率70wt%)を用いた。また、その他の実施条件は次の通りであり、金属製突起体先端径は2mm、根元6mm、突起体間隔2mm、高さ6mmとし、中間体目付;1000g/m2、面材目付;150g/m2、板紙目付(両面20μmのポリエチレンフィルム貼り合わせ品、日本大昭和板紙製);600g/m2、成形速度;0.6m/minとした。
そして、上記の熱可塑性樹脂90wt%、フィラー10wt%の割合でドライブレンドし、中間体1の原料とした。この原料を2台の一軸押出機で溶融混練し、平行に配置された2台のTダイにより、溶融状態の熱可塑性樹脂シート11,21を押し出した。その後、規則的に金属製突起体が配置された温調可能な成形ローラーにより真空成形された熱可塑性樹脂シート、及びこの成形ローラーの金属製突起体が互いに向かい合う形で設置された成形ローラーにより真空成形された熱可塑性樹脂シートを作製した。そして、この熱可塑性樹脂シート11,21間に接触状態で配置された熱融着用の加熱手段を設け、互いの中空突起体11a,21aを加熱し、両エンボスローラの接線位置で中空突起体11a,21aの端面同士を熱融着して一体化し、中間体1を得た。さらに、この中間体1の表裏に熱融着により上記と同一組成のポリプロピレン樹脂シート(面材2)を貼り合わせ、これが溶融状態のうちに表裏に板紙3を予熱しながら圧着させ、冷却ローラーを通過させてこの中空板を常温まで冷却させたところ、板厚み13.3mm、総目付2500g/m(中間体目付=1000g/m、ポリプロピレン樹脂面材シート150×2=300g/m、板紙600×2=1200g/m)の中空構造板10を得た。
この中空構造板10を幅50mm、長さ150mmの製品サイズでMD方向及びTD方向にそれぞれ切り出し、スパン100mmにて、常温及び80℃雰囲気下における曲げ試験を行い、得られた荷重―たわみ曲線の直線部分から1cm撓んだ時の荷重を求めて、曲げ弾性勾配を算出し、(1)剛性及び(2)耐熱性を測定した。また、幅500mm、長さ500mmの製品サイズにおいて、(3)表面平滑性を測定した。同表において、板状製品の表面を人間の手でなぞることにより、触感で板材表面の凹凸が全く検知されなければ、◎とし、触感でほとんど検知されなければ、○とし、触感で明確に検知されれば、△とし、さらに視感で明らかに検知されるものは、×とした。また、(4)反り量は、次のようにして測定した。すなわち、前述した製品サイズ500×500mmの中空構造板10を平滑面状の定盤に設置して、四隅のうち3つのコーナー部を平面に接触させた際に、残りのコーナー部の浮き上がり量を測定した。この反り量が2mm以下である場合には、○とし、2mmを超える場合には×とした。その試験結果を以下の表に示す。なお、同表に示す厚み、曲げ弾性勾配、及び強度保持率に関する試験結果は、いずれもMD方向とTD方向の平均値について記載している。
参考例2>
参考例2では、板厚み14.3mm、総目付3200g/m2(中間体目付=1000g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート500×2=1000g/m2、板紙600×2=1200g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<比較例1>
比較例1では、板厚み13.3mm、総目付2500g/m2(中間体目付=1000g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート750×2=1500g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<比較例2>
比較例2では、板厚み14.2mm、総目付3200g/m2(中間体目付=1000g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート750×2=1500g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<実施例3>
実施例3では、板厚み13.3mm、総目付3000g/m2(中間体目付=1400g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート500×2=1000g/m2、板紙300×2=600g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<実施例4>
実施例4では、板厚み13.6mm、総目付2750g/m2(中間体目付=1150g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート500×2=1000g/m2、板紙300×2=600g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<実施例5>
実施例5では、板厚み13.5mm、総目付2500g/m2(中間体目付=1000g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート500×2=1000g/m2、板紙300×2=600g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<比較例3>
比較例3では、板厚み13.4mm、総目付3000g/m2(中間体目付=1500g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート750×2=1500g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<比較例4>
比較例4では、板厚み13.3mm、総目付2750g/m2(中間体目付=1250g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート750×2=1500g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<比較例5>
比較例5では、板厚み13.3mm、総目付2500g/m2(中間体目付=1000g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート750×2=1500g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<実施例6>
実施例6では、板厚み10.4mm、総目付3500g/m2(中間体目付=1000g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート500×2=1000g/m2、板紙300×2=600g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<実施例7>
実施例7では、板厚み9.9mm、総目付2500g/m2(中間体目付=1000g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート200×2=400g/m2、板紙300×2=600g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
参考例8>
参考例8では、板厚み11.5mm、総目付2500g/m2(中間体目付=1000g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート200×2=400g/m2、板紙300×2=600g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<比較例6>
比較例6では、板厚み10.5mm、総目付3500g/m2(中間体目付=2000g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート750×2=1500g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<比較例7>
比較例7では、板厚み9.8mm、総目付2500g/m2(中間体目付=2000g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート250×2=500g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
<比較例8>
比較例8では、板厚み11.4mm、総目付4000g/m2(中間体目付=2000g/m2、ポリプロピレン樹脂面材シート1000×2=2000g/m2)の中空構造板を得た。それ以外は、参考例1と同様の評価を行った。
Figure 0004898212
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Figure 0004898212
Figure 0004898212
表1〜13に示すように、参考例あるいは実施例1〜8は、それぞれ比較例1〜8と比べて、曲げ弾性勾配が大きな値を示し、(1)剛性に優れている。また、参考例あるいは実施例1〜8は、比較例1〜8と比べて、強度保持率、すなわち温度を常温から80℃に向上させた際の弾性勾配(%)についても大きな値を示し、(2)耐熱性にも優れている。さらに、実施例1〜5は、比較例1〜5と比べて、(3)表面平滑性にも優れており、また、(4)反りの解消という点でも良好な結果を示した。
本発明の実施形態における中空構造板を示す断面概略図である。
符号の説明
1 中間体
2 面材
3 板紙
10 中空構造板

Claims (2)

  1. 一対の平行なポリプロピレン系樹脂製のライナー板の夫々に突設された複数の円錐台形状の中空突起体同士を突き合わせて溶着してなる中間体の表面上に、熱融着によってポリプロピレン系樹脂製の面材を貼り合わせるとともに、前記面材に板紙を貼り合わせてなる中空構造板であって、
    前記中空構造板の総目付が、2500〜3500g/m であり、
    前記総目付と、前記板紙の目付との比が、4.17:1〜5.83:1である中空構造板。
  2. 請求項1に記載の中空構造板において、
    前記中間体の目付と、前記板紙の目付との比が、1.92:1〜3.17:1であることを特徴とする中空構造板。
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