JP4893391B2 - 鋼管矢板の腹起こし材、腹起こし、腹起こしを用いた鋼管矢板及びその施工方法 - Google Patents

鋼管矢板の腹起こし材、腹起こし、腹起こしを用いた鋼管矢板及びその施工方法 Download PDF

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本発明は、鋼管矢板の腹起こし材に係り、特にタイ材の定着部を破損や損傷から防止するものに関する。
従来より、護岸や土留め壁などに鋼管矢板を用いたタイ材式矢板壁が用いられている。
図5は、護岸施工に用いられるタイ材式の鋼管矢板壁の一例を示す断面図である。
図5に示すタイ材式鋼管矢板壁60は、鋼管矢板12と控え工40a、40bとをタイロープ又はタイロッドなどのタイ材14a、14bで連結して、鋼管矢板12を根入れ地盤とタイ材14a、14bの取り付け点とで支承することにより、壁構造の安定性を向上させたものである。
一般に、このような施工では控え工40aと鋼管矢板12の上部との間に一段のタイ材14aを設けることが多いが、大水深の施工で鋼管矢板壁60の壁高が大きい場合や、護岸の面する海や河川の水底を浚渫するなどして後発的に鋼管矢板の根入れ深さが壁高に対して充分でなくなった場合、あるいは護岸の老朽化に対する補強や耐震補強を行う場合などには、図5のように、もう一つの控え工40bを設け、この控え工40bと鋼管矢板12の中央部との間に、追加的にタイ材14bを設置して鋼管矢板壁60の構造を補強することがある。こうすることで、特に鋼管矢板12にかかる曲げ応力に対する耐力を向上させることができる。
ところで、上記のような二段のタイ材14a、14bを採用した鋼管矢板壁60を施工するにあたり、追加して設置されたタイ材14bを鋼管矢板12へ定着させるための定着部19には、従来より以下のような構造が用いられている。
図6は、図5におけるタイ材14bと鋼管矢板12との定着部19を拡大した断面図であり、図7はその平面図である。
図6及び図7に示すように、タイ材14bは鋼管矢板12同士の連結部を貫通するように設置され、その貫通した端部に、タイ材14bから鋼管矢板12へ反力を伝達するための溝形鋼54が上下からこの端部を挟むように設けられる。そして、タイ材14bの端部に、溝形鋼連結板48及び支圧板50を挿通させて、ねじ構造とされたタイ材14bの先端部にナット28を螺着することにより鋼管矢板12にタイ材14bが定着される。
また、溝形鋼54と鋼管矢板12との間には、溝形鋼54から鋼管矢板12へ伝達される応力を分散させるために増し打ち材56が充填されることもある。
しかしながら、図6及び図7に示される構成では、鋼管矢板12の中央部側面において定着部19が水側(図中左側)へ突出することになるため、例えば、船舶等が着岸する場合には、船体が揺動するなどしてこの定着部19に接触し、定着部19が破損されることによりタイ材14bが外れるおそれがある。また、接触が直接破損に至らしめない小さい損傷を与える程度のものであっても、定着部19は常に水に曝されるためにその損傷部から次第に腐食が進行して、やがてタイ材14bが外れるおそれもある。さらに、接触によって定着部だけでなく船体にも損傷や破損を与えるおそれもある。
また、浚渫にともなって新たにタイ材14bを設置するような場合には、鋼管矢板12が経年使用により土水圧から影響を受けて、変形されていたり、施工当初の設置位置から移動していたりするなどして、溝形鋼54と鋼管矢板12との接触が不十分となり、応力を伝達できないおそれがある。一方、接触する部分では局所的に大きな応力が鋼管矢板12にかかってしまうために、鋼管矢板12が変形してしまうおそれもある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、鋼管矢板をタイ材で支持するにあたり、簡易な構成で、タイ材端部の定着部を防護することが可能であり、更には鋼管矢板に局所的に大きな力がかかるのを防止することが可能な鋼管矢板の腹起こし材、腹起こし、腹起こしを用いた鋼管矢板及びその施工方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、連続して設置された複数の鋼管矢板に対して水側から当接する、水平方向に延びる当接板を有し、引張補強材の一端部が定着されて前記複数の鋼管矢板を支持する腹起こし材であって、前記当接板は隣接する前記鋼管矢板の間の谷部へ入り込むように張り出す張出部を有し、この張出部に前記引張補強材が定着されるように構成されていることを特徴とする(第1の発明)。
本発明による鋼管矢板の腹起こし材によれば、タイ材の定着部が鋼管矢板間の側面の谷部に入り込んだ位置で定着されることになるので、定着部の鋼管矢板から突出する高さを小さくすることができる。これにより、船体等の外部物体が定着部に接触する可能性を低減し、定着部の破損や損傷を防止することができる。なお、引張補強材は、例えばタイロッドやタイロープなどのタイ材である。
第2の発明は、第1の発明において、前記当接板は、前記張出部の両側に前記鋼管矢板の外周と当接する湾曲部を備えることを特徴とする。
本発明による鋼管矢板の腹起こし材によれば、タイ材から鋼管矢板へ応力が面的に分散して伝達することができるので、局所的に大きな応力が鋼管矢板にかかることはない。これにより、鋼管矢板の変形を抑えつつ、鋼管矢板に十分に応力を伝達させることができる。また、鋼管矢板へ応力が分散して伝達することができるために、増し打ち材等を充填する必要もなく、施工コストを削減できる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記引張補強材の一端部が定着される定着部を保護する保護部を備え、前記保護部は、前記当接板の上縁及び下縁の少なくともいずれかに設けられ、前記引張補強材の前記一端側へ、前記定着部の突起長よりも大きく突出するリブ板であることを特徴とする。
本発明による鋼管矢板の腹起こし材によれば、リブ板である保護部により外部物体から定着部を防護して、定着部の突出部の破損や損傷を防止することができるとともに、リブ板によりタイ材から腹起こし材の定着部にかかる反力に効果的に抵抗できる
の発明は、鋼管矢板の腹起こしであって、請求項1〜のいずれかに記載の腹起こし材が複数の前記鋼管矢板間に設けられ、隣接する腹起こし材が互いに連結されてなることを特徴とする。
本発明による鋼管矢板の腹起こしによれば、タイ材と鋼管矢板間の応力を均等かつ分散させて伝達することができる。これにより、鋼管矢板の変形を回避するとともに、タイ材が十分に鋼管矢板を支持することができる。
の発明は、第の発明において、前記腹起こし材が2本の前記鋼管矢板毎に設けられていることを特徴とする。
本発明による鋼管矢板の腹起こしによれば、腹起こし材が2本の鋼管矢板毎に設けられることで、腹起こし材が連続して設置される鋼管矢板の夫々の外周側面に必ず接触できる配置となり、全ての鋼管矢板に応力を均等かつ分散させて伝達することができる。
の発明は、鋼管矢板であって、請求項又はに記載の腹起こしを用いて支持されたことを特徴とする。
の発明は、鋼管矢板の施工方法であって、複数の鋼管矢板を連続して打設すると共に、隣接する鋼管矢板を継手により連結し、前記継手に挿通孔を形成し、他端が控え工に連結された引張補強材の一端部を前記挿通孔に挿通し、請求項1〜の何れかに記載の腹起こし材を、隣接する前記鋼管矢板の間の谷部に前記張出部が入り込むように設置すると共に、前記挿通孔に挿通した引張補強材の一端部を前記張出部に定着し、隣接する前記腹起こし材を連結することを特徴とする。
本発明によれば、鋼管矢板をタイ材で支持するにあたり、簡易な構成で、タイ材端部の定着部を防護することが可能であり、更には鋼管矢板に局所的に大きな力がかかるのを防止することが可能な鋼管矢板の腹起こし材、腹起こし、腹起こしを用いた鋼管矢板及びその施工方法を提供できる。
以下、本発明の好ましい一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
下記に示す説明において、図5又は図6と同様の構成を用いたものと対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る腹起こし材が鋼管矢板に設置された状態を模式的に示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態における腹起こし材10は、タイ材14bの張力を鋼管矢板12に伝達させるために、鋼管矢板12の水平表面に沿って水平方向に伸びるように設けられ、互いに連結されることで腹起こし11を構成している。
図2は、図1の腹起こし材の設置部分を示す拡大斜視図であり、図3は、図1を鋼管矢板の継手部分で切断した鉛直断面図であり、図4は図1の平面図である。
図2に示すように、腹起こし11は、当接板101とリブ板102からなる腹起こし材10が接続プレート30により水平方向に連結されて構成されている。なお、腹起こし11を構成する腹起こし材10の連結方向の長さは、例えば、連続する鋼管矢板12の外径の2本分程度の長さとなっている。
図4により詳細に示すように、当接板101は、平面状に形成されると共に、隣接する鋼管矢板12間の谷部内へ張り出した張出部101aと、この張出部101aの両側から鋼管矢板12の外周とほぼ同じ曲率で湾曲された湾曲部101bとを備え、湾曲部101bが隣接する各鋼管矢板12の外周表面に当接している。そして、張出部101aには、貫通穴16が設けられており、タイ材14bの端部が貫通穴16を貫通して、ナット28等からなる定着部18により張出部101aに定着されている。なお、定着部18の詳細については後述する施工手順の説明において述べる。
リブ板102は、その鋼管矢板12側の辺が当接板101の水平断面形状と同一形状に形成され、この辺において当接板101の上下縁部に溶接等により接合されている。また、リブ板102の鋼管矢板12とは反対側の辺は直線形状とされており、上記の定着部18は上下のリブ板102の間の空間に収容されるようになっている。
次に腹起こし材10の鋼管矢板12への設置手順について説明する。
図3及び図4に示すように、鋼管矢板12間は、例えば、二港湾(L−T)型などの継手20によって連結されているため、先ず、この継手20にタイ材14bを挿通するための挿通孔22を穿孔する。上記のように、タイ材14bの端部が挿通孔22と腹起こし材10の貫通穴16を通じて定着されるので、継手20の部位うち、腹起こし材10の貫通穴16が配置される位置にこの挿通孔22を形成していく。また、挿通孔22の形状は、タイ材14bの挿入に支障のないようにタイ材14bの直径及び傾きを考慮して穿孔する。なお、水中においての穿孔作業となる場合には、例えば、水中ガス切断法を用いる。
次に、図5で説明した控え工40bの設置、及び控え工40bから鋼管矢板12へ連結するタイ材14bの設置を行う。
図8は、控え工40b、及び控え工40bから鋼管矢板12へ連結するタイ材14bの設置手順を説明するための図である。
図8に示すように、控え工40b及びタイ材14bの設置は、その設置位置が地中であるために、例えば、控え工40bの設置位置の地表位置42から立坑44を所定深度まで形成し、その立坑44に搬入した掘削機等によって、立坑44内から鋼管矢板12の定着部19の位置まで掘削し、掘削された削孔に埋設管46を設置してタイ材14bを挿通することにより行う。このとき、タイ材14bの鋼管矢板12側の端部は、挿通孔22に挿通されて水側へ突出するように設置される(図3及び図4参照)。なお、これらの施工作業は、腹起こしに設置されるタイ材14b毎に行われ、これらの施工によって形成された立坑44はすべての作業の終了後、埋め戻されることになる。
次に、先に説明した腹起こし材10を、貫通穴16にタイ材14bの端部が挿通されるように設置し、貫通穴16を挿通したタイ材14bの端部に支圧板固定プレート24及び支圧板26を設置してナット28で固定する。支圧板固定プレート24は、タイ材14b先端側の面がタイ材14bの傾斜方向に応じた傾斜面となっており、これにより支圧板26が上記傾斜面に密着すると共に、上記傾斜面の反対側の面が腹起こし材10の当接板101に密着することで、タイ材14bが傾斜して設置される場合に、支圧板26にかかる応力を腹起こし材10に無理なく伝達させることができるようになっている。このとき、先に述べたようにタイ材14bの定着部18が、腹起こし材10のリブ板102の水側方向への張り出し幅よりも突出しないように施工しておく。
これら各腹起こし材10の設置の完了後、接続プレート30を用いて腹起こし材10同士の連結を行う。先ず、接続プレート30を隣接する腹起こし材10のリブ板102間に跨るように置く。接続プレート30には予め連結穴32が形成されているので、その連結穴32に基づいてリブ板102にも同位置にドリル等を用いて連結穴32を形成する。そして、接続プレート30とリブ板102との連結穴32をボルト等で締結する。これらの作業を、腹起こし材の上下のリブ板102間に対して、また、すべての腹起こし材10間に対して施工する。
最後に、鋼管矢板12を通じて水側と陸側との土砂及び水の往来を遮断するために、穿孔した貫通穴周辺を粘土セメント34でシールすることで、鋼管矢板壁60が構築される。
以上説明した本実施形態による腹起こし材10によれば、当接板101が、平面状に形成されると共に、隣接する鋼管矢板12間の谷部内へ張り出した張出部101aを有していることにより、タイ材14bが谷部に入り込んだ位置で鋼管矢板12に定着されることになるので、定着部18の鋼管矢板12から突出する高さを小さくすることができる。これにより、船体等の外部物体が定着部18に接触する可能性を低減し、定着部18の破損や損傷を防止することができる。
さらに、本実施形態による腹起こし材10によれば、当接板101が張出部101aの両側から鋼管矢板12の外周とほぼ同じ曲率で湾曲された湾曲部101bを有していることにより、タイ材14bから鋼管矢板12へ応力が面的に分散して伝達することができるので、局所的に大きな応力が鋼管矢板12にかかることはない。これにより、鋼管矢板12の変形を抑えつつ、鋼管矢板12に十分に応力を伝達させることができる。また、鋼管矢板12へ応力を分散して伝達することができるので、図7において説明した増し打ち材56等を充填する必要もなく、施工コストを削減できる。
また、本実施形態による腹起こし材10によれば、リブ板102が、その鋼管矢板12側の辺が当接板101の水平断面形状と同一形状に形成され、この辺において当接板101の上下縁部に溶接等により接合されていることにより断面性能が向上し、タイ材14bから当接板101へかかる反力に効果的に抵抗できる。
さらに、上記の定着部18は上下のリブ板102の間の空間に収容されるようになっていることにより、リブ板102が船体等の外部物体から定着部18を防護することになるので、定着部18の破損や損傷を防止することができる。
また、本実施形態による腹起こし材10によれば、2本の鋼管矢板12毎に設けられることで、腹起こし材10が連続して設置される鋼管矢板12の夫々の外周側面に必ず接触できる配置となり、さらに隣接する腹起こし材10同士も接続プレート30によって連結される構成となるので、タイ材14bと鋼管矢板12間の応力を均等かつ分散させて伝達することができる。これにより、鋼管矢板12の変形を回避するとともに、各タイ材14bによる支持力を十分に鋼管矢板12へ伝達させることができる。
なお、本実施形態による腹起こし材10は、鋼管矢板12の中央部の側面にタイ材14b設置する際に用いることとして説明したが、これに限らず、タイ材14aを鋼管矢板12に定着する際にも用いてもよい。
また、本実施形態による鋼管矢板壁60は、護岸施工に用いることとして説明したが、これに限らず、土留め壁に用いてもよい。
本実施形態に係る腹起こし材が鋼管矢板に設置された状態を模式的に示す斜視図である。 図1の腹起こし材の設置部分を示す拡大斜視図である。 図1を鋼管矢板の継手部分で切断した鉛直断面図である。 図1の平面図である。 護岸施工に用いられるタイ材式の鋼管矢板壁の一例を示す構造断面図である。 図5におけるタイ材と鋼管矢板との定着部を拡大した断面図である。 図5におけるタイ材と鋼管矢板との定着部を拡大した平面図である。 控え工、及び控え工から鋼管矢板12へ連結するタイ材の設置を説明するための図である。
符号の説明
10 腹起こし材 11 腹起こし
12 鋼管矢板 14a、14b タイ材
16 貫通穴 18、19 定着部
20 継手 22 挿通孔
24 支圧板固定プレート 26 支圧板
28 ナット 30 接続プレート
32 連結穴 60 鋼管矢板壁
101 当接板 101a 張出部
101b 湾曲部 102 リブ板

Claims (7)

  1. 連続して設置された複数の鋼管矢板に対して水側から当接する、水平方向に延びる当接板を有し、引張補強材の一端部が定着されて前記複数の鋼管矢板を支持する腹起こし材であって、
    前記当接板は隣接する前記鋼管矢板の間の谷部へ入り込むように張り出す張出部を有し、この張出部に前記引張補強材が定着されるように構成されていることを特徴とする鋼管矢板の腹起こし材。
  2. 前記当接板は、前記張出部の両側に前記鋼管矢板の外周と当接する湾曲部を備えることを特徴とする請求項1に記載の鋼管矢板の腹起こし材。
  3. 前記引張補強材の一端部が定着される定着部を保護する保護部を備え、
    前記保護部は、前記当接板の上縁及び下縁の少なくともいずれかに設けられ、前記引張補強材の前記一端側へ、前記定着部の突起長よりも大きく突出するリブ板であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼管矢板の腹起こし材。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の腹起こし材が複数の前記鋼管矢板間に設けられ、隣接する腹起こし材が互いに連結されてなることを特徴とする鋼管矢板の腹起こし。
  5. 前記腹起こし材が2本の前記鋼管矢板毎に設けられていることを特徴とする請求項に記載の鋼管矢板の腹起こし。
  6. 請求項又はに記載の腹起こしを用いて支持されたことを特徴とする鋼管矢板。
  7. 鋼管矢板の施工方法であって、
    複数の鋼管矢板を連続して打設すると共に、隣接する鋼管矢板を継手により連結し、
    前記継手に挿通孔を形成し、
    他端が控え工に連結された引張補強材の一端部を前記挿通孔に挿通し、
    請求項1〜の何れかに記載の腹起こし材を、隣接する前記鋼管矢板の間の谷部に前記張出部が入り込むように設置すると共に、前記挿通孔に挿通した引張補強材の一端部を前記張出部に定着し、
    隣接する前記腹起こし材を連結することを特徴とする方法。
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