JP4890324B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、カラー電子写真プリンタ等の画像形成装置における画像階調の一つの表現方法として、組織的ディザ法等の疑似中間調法が用いられてきた。組織的ディザ法とは、2値出力系を用いて単位面積当たりに形成される複数画素の比率によって階調表現を行う方法である。
疑似中間調法の一種である組織的ディザ法による階調画像の濃度値は、感光体ドラムの感度、現像剤帯電特性の経年変化及び装置周辺の環境等によって変化する。したがって、まず、組織的ディザ法による画像階調処理機能を有する画像形成装置は、記録媒体への画像形成を行う前に、予め疑似階調パターンに基づく現像剤画像を感光体ドラムや、搬送ベルト上に形成する。
そして、画像形成装置は、該現像剤画像の濃度値を濃度検出手段等で検出し、検出された現像剤濃度に基づいて、露光エネルギーや、現像特性を調整することで階調特性を安定化させる濃度補正を行っていた(例えば、特許文献1)。
特開2004−258281号公報
一方、近年、1画素で複数の階調表現が可能な多値記録方式と前述した組織的ディザ法とを組み合わせた、いわゆる多値ディザ法により階調画像を形成する画像形成装置も提供されてきた。
しかしながら、階調パターンに基づく現像剤画像の濃度値を検出手段等で検出し、検出された濃度に基づいて露光エネルギーや現像特性の調整が行われたとしても、多値ディザ法を用いて階調表現を行う場合の濃度補正は、1画素における露光エネルギー入力値と実際の現像剤濃度値との間の非線形が問題となるため、安定した階調特性が得られないという問題があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、多値ディザ法による階調表現を用いた現像剤画像の濃度補正を適正に行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる画像形成装置は、多値ディザ法による画素毎の階調表現を用いた現像剤画像の濃度補正を行う画像形成装置であって、所定の現像剤濃度を階調数に基づいて等分化し、等分化された各現像剤濃度に対応する露光エネルギー値を複数格納するエネルギーレベル記憶手段と、前記エネルギーレベル記憶手段から選択された前記露光エネルギー値に対応する現像剤濃度で一様に塗りつぶされた、複数の塗りつぶし現像剤画像からなるパターンを補正用画像パターンとして生成する補正用画像パターン生成部と、前記補正用画像パターンに基づく塗りつぶし現像剤画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって形成された前記補正用画像パターンに基づく塗りつぶし現像剤画像を担持する画像担持体と、前記画像担持体によって担持された前記補正用画像パターンに基づく塗りつぶし現像剤画像担持体上濃度を検出する濃度検出部と、前記濃度検出部により検出された前記補正用画像パターンに基づく塗りつぶし現像剤画像の担持体上濃度と前記露光エネルギー値に対応する現像剤濃度とに基づいて、等分化された現像剤濃度に対応する補正露光エネルギー値を算出する濃度補正部とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる画像形成装置によれば、所定の濃度範囲内の画素で形成された略均一な補正用画像パターンに基づく現像剤画像の現像剤濃度検出結果を用いることによって、多値ディザ法による階調表現を用いた現像剤画像の濃度補正を適正に行うことが可能となる。
(第1の実施例)
図1は、本発明にかかる画像形成装置1の構成を示す断面図である。画像形成装置1は、ブラックK,イエローY,マゼンダM,シアンCの画像を記録するための電子写真式LED(Light−Emitting Diode)プリント機構である画像形成部(イメージドラムユニット)と、記録媒体を搬送する搬送機構と、搬送路に記録媒体を供給するための給紙機構及び現像剤画像を記録媒体に定着させる定着機構とを備える。
図2は、色ずれ検出センサ24の断面模式図である。色ずれ検出センサ24は、赤外LED101と、鏡面反射光受光用フォトトランジスタ102及び拡散反射光受光用フォトトランジスタ103等を備える。鏡面反射光受光用フォトトランジスタ102、拡散反射光受光用フォトトランジスタ103は、図示せぬ回路によって駆動しており、反射光の受光量に比例した電流を生成する。この生成した電流は、同じく図示せぬ回路によって電圧に変換され、後述する機構制御部に伝達される。
図3は、本発明にかかる画像形成装置1の制御回路のブロック図である。なお、図3において、符号K,Y,M,Cはそれぞれブラック、イエロー、マゼンダ、シアンの現像剤画像を形成する各画像形成部と対応している。
図4は、LEDヘッド駆動部のブロック図である。LEDヘッド駆動部は、LEDヘッドインターフェース部52と、LEDアレイドライバ91と、エネルギーレベル記憶手段92と、LEDアレイ93とを備える。
画像形成部は、画像形成装置1の記録媒体の挿入側から排出側へ向かう搬送路に沿って、上流側から画像形成部2K,画像形成部2Y,画像形成部2M,画像形成部2Cの順にそれぞれ独立して配設されている。
画像形成部2K,画像形成部2Y,画像形成部2M,画像形成部2Cは、いずれも同一の構成を有するため、以下の説明では、画像形成部2Kを基に説明する。
画像形成部2Kは、静電潜像が形成される感光ドラム6Kと、感光ドラム6Kを画像データに基づいて露光し感光ドラム6Kに静電潜像を形成するLEDヘッド3Kと、感光ドラム6Kを帯電する帯電ローラ5Kと、静電潜像をトナーで現像する現像ローラ7Kと、現像ブレード8Kと、スポンジローラ9Kと、トナーカートリッジ10K及び感光ドラム6K上の現像剤画像を記録媒体に転写するための転写ローラ4Kとを備える。
また、トナーカートリッジ10Kには、ブラックのトナーが収容されており、他の画像形成部2Y,画像形成部2M,画像形成部2Cにおけるトナーカートリッジ10Y,トナーカートリッジ10M,トナーカートリッジ10Cには、それぞれイエロー、マゼンダ、シアンの各色のトナーが収容されている。
搬送機構は、搬送ベルト12と、駆動ローラ13と、従動ローラ14及び吸着ローラ15とを備える。搬送ベルト12は、高抵抗の半導電性プラスチックフィルムから作成され、継目なしのエンドレス状に形成される。また、搬送ベルト12の表面は光沢を有する。
駆動ローラ13は、図示しないベルトモータに接続され、半時計回り方向に回転する。また、搬送ベルト12は、該駆動ローラ13と従動ローラ14との間に掛け渡されており、搬送ベルト12は、各画像形成部の感光ドラム6K〜6Cと転写ローラ4K〜4Cとの間に配設されている。また、吸着ローラ15は、搬送ベルト12を介して従動ローラ14と対向する位置に設けられている。
給紙機構は、ホッピングローラ16と、レジストローラ17と、ピンチローラ18と、記録媒体収容カセット19と、センサ21,22,23とを備える。記録媒体収容カセット19は、画像形成装置1の最下部に位置し、ホッピングローラ16は、記録媒体収容カセット19の上部に配設される。ピンチローラ18は、レジストローラ17と共に記録媒体を挟持搬送するように配設されている。
記録媒体収容カセット19に収容されている記録媒体は、図示しない分離手段により1枚ずつ分離され、ホッピングローラ16により記録媒体収容カセット19から取出される。
記録媒体収容カセット19から取出された記録媒体は、ガイド20に案内されてレジストローラ17に達する。記録媒体が斜め送りされた場合は、記録媒体は、レジストローラ17と相対するピンチローラ18によってのスキューが修正される。次に、レジストローラ17から吸着ローラ15と搬送ベルト12との間に搬送された記録媒体は、吸着ローラ15から供給された静電気によって、帯電し、搬送ベルト12上面に静電吸着する。
センサ21,22は、記録媒体を検出するためのものであり、それぞれ記録媒体搬送経路に沿ってレジストローラ17の前後に配設されている。また、センサ23は、搬送ベルト12の記録媒体搬送出口側付近に設けられている。センサ23は、搬送ベルト12からの分離に失敗した記録媒体のチェックあるいは記録媒体の後端位置を検出する。
定着機構は、ヒートローラ25と、記録媒体を挟持搬送するための加圧ローラ26と、サーミスタ28と排出センサ27と、ガイド29と、スタッカ30とを備える。ヒートローラ25は、後述するヒートローラモータから供給された駆動力によって駆動し、加圧ローラ26は、該ヒートローラ25と同調して回転する。
搬送機構から搬送された記録媒体上に形成された現像剤画像は、ヒートローラ25と加圧ローラ26との間において、加熱、加圧されることで記録媒体上に定着することとなる。
サーミスタ28は、ヒートローラ25の表面近くに配設されており、該ヒートローラ25の温度を検出する。また、排出センサ27は、ヒートローラ25の記録媒体排出口側に設けられており、定着機構におけるジャムや記録媒体のヒートローラ25への巻き付きを検出する。ヒートローラ25から排出された記録媒体は、ガイド29に沿って搬送され、スタッカ30に排出される。
また、記録媒体収容カセット19側に面する搬送ベルト12の表面側には、クリーニングブレード32と、廃トナータンク33が設けられている。クリーニングブレード32は、可撓性のゴム材またはプラスチック材からなり、搬送ベルト12を介して従動ローラ14に押し当てられるように形成される。そして、クリーニングブレード32は、搬送ベルト12の駆動に伴って搬送ベルト12表面上に付着残留したトナーを廃トナータンク33に削り落とすことができる。
トナー濃度を検出する色ずれ検出センサ24は、駆動ローラ13の直下に設けられている。色ずれ検出センサ24は、発光1系統、受光2系統の反射型センサであり、搬送ベルト12の表面上に形成された補正用画像パターンに基づく現像剤画像の反射強度を測定する。そして、測定結果は、画像形成装置1の印刷濃度を検出する動作に用いられる。
画像形成装置1は、ホストインターフェース部50と、コマンド/画像処理部51と、LEDヘッドインターフェース部52と、機構制御部53と、ヒータ59及び高圧制御部60とを備える。
ホストインターフェース部50は、ホストコンピュータと画像形成装置1とを接続する物理的インターフェースであり、コネクタ及び通信用のチップ等から構成される。
コマンド/画像処理部51は、ホストコンピュータ側からのコマンドを処理し、画像データをビットマップ方式のデータに展開する。マイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)及び画像データをビットマップ方式のデータに展開するための特別なハードウェア等から構成される。
また、コマンド/画像処理部51は、画像データを画像データの1画素当たりに多段階の濃度データが付与されていない場合には、2値データとして処理することも可能であり、画像データの1画素当たりに多段階の濃度データが付与されている場合は、多値データとして処理することも可能である。
LEDヘッドインターフェース部52は、セミカスタムLSI(Large Scale Integration)、RAM等から構成され、コマンド/画像処理部51からのビットマップに展開された画像データをLEDヘッド3K,3Y,3M,3Cのインターフェースにあわせて加工する。
また、コマンド/画像処理部51から送信されたデータが2値データの場合には、LEDヘッドインターフェース部52は、LEDヘッド3K,3Y,3M,3Cの各LED素子が一定のエネルギーで露光を行うように制御する。一方、データが多値データの場合には、1回の点灯ごとに露光エネルギーを増減するよう制御する。
機構制御部53は、コマンド/画像処理部51から指示を受け取ると、各センサからの検出結果に基づいて、ホッピングモータ54、レジストモータ55、ベルトモータ56、ヒートローラモータ57、ドラムモータK,Y,M,C58のそれぞれのモータを駆動する。また、機構制御部53は、ヒータ59を制御することで、印刷系の機構部の制御と高圧制御部60の制御を行う。
また、機構制御部53の記憶手段80は、ホッピングモータ54、レジストモータ55、ベルトモータ56、ヒートローラモータ57、ドラムモータK,Y,M,C58のそれぞれのモータ回転数や、印刷動作における好適な定着温度等に関する情報を記憶している。また、記憶手段80は、ホストコンピュータから送信された画像データを記憶する。
ヒータ59は、ヒートローラ25の中に配設されたハロゲンランプ等の加熱手段によって形成さる。そして、ヒータ59が加熱したヒートローラ25の表面温度は、ヒートローラ25の表面近くに配設されたサーミスタ28によって検出される。
高圧制御部60は、マイクロプロセッサあるいはカスタムLSI等から構成されている。高圧制御部60は、各画像形成部に対するチャージ電圧、現像バイアス、転写電圧等を生成する。
CH発生部61は、各画像形成部へのチャージ電圧の供給を行い、DB発生部62は、各画像形成部への現像バイアスの印加を制御する。
TR発生部63は、各画像形成部の転写ローラに対して転写電圧を供給する。また、TR発生部63は、各画像形成部の転写ローラに定電流あるいは定電圧に電力を供給するための電流/電圧検出回路を有する。
LEDアレイドライバ91は、LEDヘッドインターフェース部52から送信されたデータに対応して、LEDアレイ93を駆動する。なお、本実施例におけるLEDアレイ93の各LED素子は、600dpiピッチで感光ドラム6(6K〜6C)の軸方向と同方向に配列されている。
LEDアレイドライバ91は、記録媒体搬送方向解像度600dpiの1画素を構成するLED素子を8段階発光させる。そしてLEDヘッドインターフェース部52からLEDアレイドライバ91に多階調データが送信された場合、LEDアレイドライバ91は、8段階の発光の組み合わせで多階調の潜像画像を書き込む。
LED素子の発光を8段階にするときには、LEDアレイドライバ91は、LED素子の発光時間を基準発光時間Tに対して1/2,1/2,1/2,1/2,1/2,1/2,1/2,1/2を乗じた時間発光させることで制御する。こうやってLED素子を制御することで図5に示すようにドットの大きさが変化する。この発光時間に対応したLED素子ラインを600dpi1ラインに対してサブラインと呼ぶこととする。
図5は、サブライン制御による階調ドット表現を説明する図である。ここで、中間調ドットを表現するためには、LEDアレイドライバ91は、実際に点滅するサブラインの組み合わせを変更することで、合計点灯時間で600dpix600dpiあたり256通りでの多階調露光を行う。そして、エネルギーレベル記憶手段92は、256通りの露光パターンのうち任意の32通りの露光パターンの組み合わせを各LED素子ごとに格納することとする。
次に、画像形成装置1の動作について説明する。まず、通常の印刷動作について説明する。
先ず、画像形成装置1は、ホストコンピュータ等の外部機器から送られてきた画像データをホストインターフェース部50を介して受信する。
画像データを受信した後、コマンド/画像処理部51は、機構制御部53にイニシャル処理の指令を出す。指令を受信した機構制御部53は、ヒータ59をONにする。具体的には、機構制御部53は、環境温度センサ34を参照し、記憶手段80に記憶されている印刷動作における好適な定着温度を読み出し、ヒータ59のON/OFF制御で定着温度を維持する。そして、画像形成装置1は、コマンド/画像処理部51のメモリに記録媒体上に印刷される1ページ分の各色の画像データが記憶され、かつ、定着温度が好適温度に到達すると印作動作を開始する。
イニシャル動作が終了すると、コマンド/画像処理部51は、機構制御部53に指令を供給する。コマンド/画像処理部51から指令を受けた機構制御部53は、ベルトモータ56及びドラムモータK,Y,M,C58を駆動する。これにより、機構制御部53は、ベルト駆動ローラ13及び搬送ベルト12並びに各画像形成部2K,2Y,2M,2Cの駆動を開始する。
このとき、各画像形成部2K,2Y,2M,2C内の各色トナーは、スポンジローラ9K,9Y,9M,9Cと現像ローラ7K,7Y,7M,7C間の摩擦で発生する静電気力によって帯電する。
次に、機構制御部53は、ホッピングモータ54を駆動し、給紙ローラ16を回転させ、記録媒体収容カセット19の記録媒体の1枚ごとに分離してガイド20に送る。記録媒体の先端がレジストローラ17とピンチローラ18の間に到達すると、機構制御部53は、センサ21によってこれを検出し、ホッピングモータ54を停止させる。
次に、機構制御部53は、レジストローラ17及びピンチローラ18をそれぞれ回転させる。記録媒体はレジストローラ17によって搬送され、その先端が吸着ローラ15と搬送ベルト12との間に到達すると、これと同時に、機構制御部53は、図示せぬ吸着帯電電源をONにして、吸着ローラ15に電圧を供給する。
記録媒体の先端は、吸着ローラ15と従動ローラ14間の静電力によって、搬送ベルト12に吸着される。さらに、レジストローラ17が回転すると、記録媒体は搬送ベルト12に吸引されながら記録媒体搬送方向に搬送される。
また、記録媒体の搬送動作と同時に、機構制御部53は、各画像形成部2K,2Y,2M,2Cの帯電ローラ5K,5Y,5M,5C及び現像ローラ7K,7Y,7M,7Cに電圧を供給するために高圧制御部56に指令を供給する。これによりCH発生部61は、各画像形成部へのチャージ電圧の通電を行い、DB発生部62は、各画像形成部への現像バイアスの印加を制御する。そして、各画像形成部2K,2Y,2M,2Cの感光ドラム6K,6Y,6M,6C表面は、均一に帯電され、現像ローラ7K,7Y,7M,7Cは所定の電圧に帯電される。そして、現像ローラ7K,7Y,7M,7Cにトナーが付着する。そして、現像ブレード8K,8Y,8M,8Cによって均一な厚さに均される。
また、これらの処理と同時に、コマンド/画像処理部51は、ブラックの画像データが記憶されている記憶手段80から1ライン分のブラックの画像データをビットマップ形式に展開し、さらにLEDヘッド3Kへ送信できる形式に変換して、LEDヘッド3Kに送信する。このとき、ホストコンピュータから受信した画像データが1画素当たり多階調のデータである多値データの場合、コマンド/画像処理部51は、LEDヘッド3Kに多値データを送信する。
LEDヘッド3Kは、送信されてきた黒トナーの画像データに基づいてLEDの発光を制御し、帯電した感光ドラム6K表面に送信されてきた画像データに対応した1ライン分の静電潜像を形成する。このようにして、1ラインごとにコマンド/画像処理部51から送信されたブラックの画像データは、次々に感光ドラム6K表面上で静電潜像化される。そして、コマンド/画像処理部51から送信されたブラックの画像データに対応する静電潜像が形成された感光ドラム6K表面には、帯電した現像ローラ7Kからブラックのトナーが付着される。静電潜像は、感光ドラム6Kの回転により次々にブラックのトナーにより現像され、コマンド/画像処理部51から送信されたブラックの画像データに対応するトナー画像が形成される。そして、記録媒体の先端が、感光ドラム6Kと転写ローラ4Kとの間に到達した時点で、機構制御部53は、高圧制御部56に転写指令を出し、高圧制御部56は、ブラックのTR発生部63をONにする。
感光ドラム6K表面上の現像剤画像は、転写ローラ4Kにより電気的に記録媒体上に転写される。感光ドラム6Kの回転により、現像剤画像は次々に記録媒体上に転写され、1ページ分のブラック画像が記録媒体に転写される。以上の動作によって、画像形成部2Kによる記録媒体へのブラックの現像剤画像の形成が終了する。そして、黒トナーでの画像形成が終了すると、記録媒体は画像形成部2Kの位置から画像形成部2Yの位置へと移動し、次にイエローの現像剤画像を形成する画像形成部2Yによる現像剤画像の形成が行われる。さらにマゼンダ、シアンと連続して現像剤画像の形成が行われる。
画像形成部2K,2Y,2M,2Cの全ての画像形成部による現像剤画像の形成が終了した記録媒体は、定着機構へと搬送される。記録媒体が、定着可能な温度に加熱されたヒートローラ25に到達すると、現像剤画像はヒートローラ25と加圧ローラ26とで加圧・加熱され、記録媒体に定着される。定着が終了すると、記録媒体は排出スタッカ30へ排出される。
センサ27は記録媒体の後端を検出することで、記録媒体が排出スタッカ30へ排出されたことを機構制御部53に伝える。記録媒体の排出が終了すると、機構制御部53は全てのモータを停止させる。
画像形成部2K,画像形成部2Y,画像形成部2M,画像形成部2Cの各画像形成部での現像剤画像の記録媒体への転写が終了した時点で、機構制御部53は、TR発生部63をOFFにし、CH発生部61及びDB発生部62をドラムの回転停止時にOFFにする。
次に、中間調ドットの濃度検出動作、及び中間調ドット濃度の調節動作について説明する。
図6は、LEDの露光エネルギーと現像トナー濃度との関係の一例を示す図である。
同図に示すように、従来技術は、この256通りのエネルギーレベルの選択によって感光ドラム表面上に書き込まれた潜像画像を記録媒体上に現像すると、実際に記録媒体上に形成された現像剤画像のトナー濃度は、露光エネルギーレベルに対して非線形な特性を有するのが一般的である。
図6で示されたLEDの露光エネルギーと現像トナー濃度との非線形特性のままでは、線形な特性を必要とする階調表現が困難である。そこで、画像形成装置1は、図7に示すように、この256レベルのエネルギーを最大現像トナー濃度値とゼロ点現像トナー濃度値との間を31等分した32レベルのエネルギー値の組み合わせをLEDヘッド3(3K〜3C)の各LED素子に対して個別に選定するものとする。
この32レベルのエネルギー値の組み合わせは、LEDヘッド製造時に初期値として選定されており、その組み合わせは図8に示すようなテーブルとしてエネルギーレベル記憶手段92に記憶されている。E0,E1,・・・,E31は、32レベルの初期エネルギー値を示し、また、D0,D1,・・・,D31は、それぞれの初期エネルギー値に対応する現像トナー濃度値を表す。
D0,D1,・・・,D31は、E0,E1,・・・,E31選定時の完全に線形な特性を示す目標現像トナー濃度値である。
上記等分化したエネルギー値を用いることで、LEDヘッド各素子は、線形な32レベルの潜像書き込みが可能となる。しかしながら、初期値として現像トナー濃度と線形な関係を有するエネルギーレベルを選択していても、その現像トナー濃度は、環境変化や経時変化、LEDヘッド3(3K〜3C)の実装条件等の後発的に生じた理由により、LEDヘッド3(3K〜3C)を製造した際に設定した初期値の現像トナー濃度を実現できなくなる場合がある。
従来の多値印刷モードを有する画像形成装置においては、図9に示すように、多値ディザ法によって濃度階調表現を行う。図9は、多値ディザの一例を示している。本構成においては、3x3マトリクスの中に最大1個の中間調ドットがある構成で、3x3ディザマトリクス単体で31x9+1=280階調の濃度表現が可能である。
ここで、図10に示すように、階調表現において、中間調ドットの線形性が保たれていれば、現像トナー濃度階調カーブは、滑らかな線形の特性を示す。しかしながら、中間調ドットの線形性が損なわれると、図11に示すように、現像トナー濃度階調カーブは、滑らかな線形の特性を示さず、画質の劣化を招いてしまう。
そこで、環境変化や経時変化等の後発的理由によって生じた初期エネルギー値に対する現像トナー濃度の非線形性を補正する手段が必要となるため、以下にその手段について説明する。
機構制御部53は、中間調ドット濃度検出実施の信号を受信すると、図12に示す補正用画像パターンに基づく現像剤画像である中間調濃度検出パターン111を搬送ベルト12表面上に印刷するようコマンド/画像処理部51に指令を供給する。搬送ベルト12表面上に形成された中間調濃度検出パターン111は、図1に示す搬送ベルト12駆動方向であるe方向下流側からイエロー、マゼンダ、シアン、ブラック(YMCK)の順に8セット並んだ構成となっている。そして、それぞれのセットは、記録媒体搬送方向下流側から順に値E3,E7,E11,E15,E19,E23,E27,E31のエネルギーレベルに対応するパターンである。
また、個々のパターンは、図13に示すように、値E3,E7,E11,E15,E19,E23,E27,E31のそれぞれのエネルギー値に対応する現像トナー濃度で一様に塗りつぶされたパターンである。
搬送ベルト12表面上に形成された中間調濃度検出パターン111は、同搬送ベルト12により搬送されて、色ずれ検出センサ24の位置に到達する。機構制御部53は、色ずれ検出センサ24の赤外LED101を所定の発光エネルギーで照射させる。色ずれ検出センサ24の赤外LED101により照射された赤外光は、中間調濃度検出パターン111や搬送ベルト12表面上で反射され、その反射光は、鏡面反射光受光用フォトトランジスタ102、拡散反射光受光用フォトトランジスタ103で受光される。
機構制御部53は、中間調濃度検出パターン111に対応する反射パターンがイエロー、マゼンダ、シアンの中間調濃度検出パターン111に由来する場合は、拡散反射光受光用フォトトランジスタ103の出力電圧を読取り、中間調濃度検出パターン111に対応する反射パターンがブラックの中間調濃度検出パターン111に対応する場合には、鏡面反射光受光用フォトトランジスタ102の出力電圧を読取る。
機構制御部53は、図14に示す電圧―現像トナー濃度変換係数テーブルを参照し、鏡面反射光受光用フォトトランジスタ102、拡散反射光受光用フォトトランジスタ103の出力電圧と電圧―現像トナー濃度変換係数テーブルを参照し、変換式:現像剤濃度値=a(定数)x検出電圧値+b(定数)に基づいて検出電圧を実測の現像トナー濃度として変換する。
変換式中の定数a及び定数bの値は、中間調濃度検出パターン111のエネルギーレベル及び各色に対応した電圧―現像トナー濃度変換係数テーブルから選択される。電圧―現像トナー濃度変換係数テーブル中の数値は、中間調濃度検出パターン111を色ずれ検出センサ24で読取った際の電圧と、中間調濃度検出パターン111を記録媒体上に印刷した際の実際の濃度測定結果との関係から、実験的に求められた値である。
上記変換式から、機構制御部53は、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック各色の値E3,E7,E11,E15,E19,E23,E27,E31に対応する実際の検出現像トナー濃度値である値D3′,D7′,D11′,D15′,D19′,D23′,D27′,D31′を算出する。そして、機構制御部53は、検出現像トナー濃度値D3′,D7′,D11′,D15′,D19′,D23′,D27′,D31′を目標現像トナー濃度値D3,D7,D11,D15,D19,D23,D27,D31に補正するエネルギー値の組み合わせである値E3′,E7′,E11′,E15′,E19′,E23′,E27′,E31′を算出する。以下にその方法を説明する。
図15は、目標現像トナー濃度値である値D0(=0),D3,D7,D11,D15,D19,D23,D27,D31を直線で結んだ近似的な目標現像トナー濃度カーブ、及び値D0(=0),D3′,D7′,D11′,D15′,D19′,D23′,D27′,D31′を直線で結んだ近似的な検出現像トナー濃度カーブを示す。そして、機構制御部53は、検出現像トナー濃度カーブから目標現像トナー濃度値D3を実現するエネルギー値を計算する。そして、このエネルギー値は、補正エネルギー値E3′に相当する。
図16は、より詳細にエネルギーレベル補正方法を説明する図である。図16に示すように、検出現像トナー濃度値の目標現像トナー濃度値からのズレを補正する新たなエネルギー値は、機構制御部53が目標現像トナー濃度値(D3)に対応した補正エネルギー値(E3′)を検出現像トナー濃度カーブから読み出すことで一義的に決定することができる。
補正エネルギー値は256階調の飛び飛びの値をとるので、機構制御部53は、値E3′を計算されたエネルギーレベルにもっとも近い値を256通りのエネルギーレベルから選択することとなる。
以下同様にして、機構制御部53は、目標現像トナー濃度値D7,D11,D15,D19,D23,D27,D31を実現する値E7′,E11′,E15′,E19′,E23′,E27′,E31′を算出し、対応する入力レベルと対応付ける。以上により、機構制御部53による目標現像トナー濃度カーブを実現する値E3,E7,E11,E15,E19,E23,E27,E31の補正が完了する。
なお、このとき、値D31′は値D31と異なる可能性があるが、その場合には、機構制御部53は、目標現像トナー濃度値に(D31′/D31)を乗じて正規化された目標中間調ドット濃度値Dn0,Dn3,Dn7,Dn11,Dn15,Dn19,Dn23,Dn27,Dn31を予め計算して、該正規化されたカーブを目標現像トナー濃度カーブとして補正エネルギー値を求める。したがって、最大階調レベルE31は補正されない。
図17は、新たに求めた補正露光エネルギー値と目標現像トナー濃度値をテーブルとしてまとめたものである。補正エネルギー値は、エネルギーレベル記憶手段92に記憶される。そして印刷時にはこれを使用する。画像データに基づく画像形成においては、該補正エネルギー値に基づいてLEDヘッド3(3K〜3C)の各LED素子は発光し、静電潜像を感光ドラム表面上に形成することとなる。
次に、機構制御部53が、上記8点の補正エネルギー値、及びゼロ点濃度値D0から残りのエネルギー値の補正を行う手順について説明する。すでにゼロ点、及び最大トナー濃度値を含む9ポイントの補正エネルギー値が求められているので、機構制御部53は、残りのエネルギー値は、前記9ポイントのエネルギーレベルから線形補間により求める。
例えば、値E1′,E2′は、値E0′とE3′の間の階調を3等分した階調値の低い方を値E1′、階調値が高い方を値E2′であると仮定する。この場合、機構制御部53は、計算上のエネルギーレベルに対し、256レベルのエネルギーから最も近いものを選択することとなる。
同様にして値E3′,E7′,E11′,E15′,E19′,E23′,E27′,E31′以外の残りのエネルギー値に関しても、機構制御部53は、補間によってその値を求める。なお、エネルギー値の補正は、現像トナー濃度検出結果から個々のLED素子に対して個別に行われる。
256レベルのエネルギーの組み合わせから選択された32のエネルギーレベルによる検出現像トナー濃度カーブは、目標現像トナー濃度カーブに近似するように補正される。その結果、例えば図11に示されたような多値ディザパターンの階調濃度にムラが発生する場合においても、画像形成装置1は、図10に示すように、エネルギー値補正によって、適切に検出現像トナー濃度カーブを補正することが可能となる。
中間調ドットの濃度階調補正には、中間調濃度検出パターン111の如く一様に塗りつぶした検出パターンが理想的である。しかし、図18に示すように、例えばパターンの中に異なる階調レベルの中間調ドットを所定量配置することも可能である。
実験によれば、図19に示すように、全面同一濃度ドットで塗りつぶされている中間調濃度検出パターンにおいて、空白ドットの混合割合が25%程度以上となると、中間調濃度検出パターンの濃度の検出濃度は急激に低下する。検出濃度の低下は、中間調ドット間の干渉が阻害されるためである。
したがって、中間調ドットの濃度階調補正のためには、その中間調濃度検出パターンは、空白ドットの混合割合が25%以下、すなわち同一中間調ドットが75%以上を占めるものであれば良好である。
また、混合するドットが空白でない場合も同様であり、検出対象である中間調ドットが中間調濃度検出パターンにおいて占める割合は、色ずれ検出センサ24が読取る範囲に対して75%以上を占めるものであれば良好である。
このように画像形成装置1によれば、中間調ドットで一様に塗りつぶした中間調濃度検出パターンを用いて検出した結果を用いることにより、中間調ドットの濃度を適正に補正することが可能である。
画像形成装置1においては、中間調ドットの濃度補正をLEDヘッドを装置に実装した状態で実行することが可能である。また、画像形成装置製造後に後発的に生じる環境変化、経時変化等による中間調ドットのばらつきを補正することができる。したがって、本発明にかかる画像形成装置1を用いることで、環境変化、経時変化等による中間調ドットのばらつきが生じても滑らかな階調画像を得ることが可能となる。
(第2の実施例)
第2の実施例にかかる装置は、画像形成装置1の効果に加え画像形成装置の濃度補正にかかる所要時間の短縮あるいは消費現像剤量の節減を可能とする。すなわち、第2の実施例の装置は、中間調濃度検出パターンだけではなく、図20に示すような中間調濃度検出パターン数よりも少ない個数の短縮中間調濃度検出パターン121を生成し、上述した中間調ドット濃度補正動作を実行するか否かを判断する判定テーブルを備える。
また、画像形成装置は、短縮中間調濃度検出パターン121の検出結果から、中間調ドット濃度補正動作を実行するか否かを判定する判定基準を与える判定テーブル122を備える。
機構制御部53は、中間調ドット濃度検出実施の信号を受信すると、図20に示す短縮中間調濃度検出パターン121を搬送ベルト12表面上に印刷する。短縮中間調濃度検出パターン121は、記録媒体搬送方向下流側からイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの順に3セット並んだ構成となっており、それぞれのセットは、記録媒体搬送方向下流側から順にE11,E23,E31のエネルギーレベルに対応するパターンである。また、個々のパターンは、図20に示すように、前記E11,E23,E31のエネルギー値に対応する現像トナー濃度で一様に塗りつぶされたパターンである。
搬送ベルト12表面上に形成された短縮中間調濃度検出パターン121は、同搬送ベルト12により搬送されて、色ずれ検出センサ24の位置に到達する。第1の実施例と同様に、機構制御部53は、色ずれ検出センサ24を駆動して短縮中間調濃度検出パターン121の濃度であるD11′,D23′,D31′を算出する。
次に、機構制御部53は、図21に示す判定テーブル122を参照する。判定テーブル122は、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック各色の目標現像トナー濃度値D11,D23,D31と検出現像トナー濃度D11′,D23′,D31′との許容誤差最大値(正の値)の情報を含む。そして、機構制御部53は、算出した検出現像トナー濃度D11′,D23′,D31′と目標現像トナー濃度D11,D23,D31との差分をそれぞれ計算する。この計算は、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラック各色全色に対して行われる。
機構制御部53は、それぞれの計算値の絶対値と判定テーブル122の許容最大値とを比較して、何れかの比較結果が許容値を超えるものがある場合には、中間調ドット濃度補正動作を即座に起動する。
一方、機構制御部53は、全ての計算値が判定テーブル122の許容最大値を下回っている場合には、中間調ドット濃度補正動作は不必要と判断し、一連の動作を終了する。
なお、短縮中間調濃度検出パターン121は、E11,E23,E31の組み合わせである必要は必ずしもない。また、パターンの組み合わせ個数は、第1の実施例で説明した中間調ドット濃度補正に用いる中間調濃度検出パターン111のパターン数よりも少なければ、いくつ用いてもよい。また、上記判定結果で計算結果が許容値を超えた色のみについて中間調ドット濃度補正を実行してもよい。
このように、第2の実施例にかかる画像形成装置は、第1の実施例に示した中間調ドット濃度補正動作で用いられる中間調濃度検出パターン数よりも個数が少ない濃度検出パターンと中間調ドット濃度誤差許容範囲判定テーブルを備え、これに基づいて判定することができる。
したがって、第2の実施例にかかる画像形成装置は、中間調ドット濃度の目標値からのずれが大きい場合には、中間調ドット濃度補正動作を実行するので、十分に精度良く中間調ドットの濃度レベルを目標値に近く保つことができる。逆に、中間調ドット濃度の目標値からのずれが小さい場合には、画像形成装置は中間調ドット濃度補正動作を実行しないので中間調ドット濃度補正にかかる時間、及び現像剤を節約することができる。
本実施例は、本発明の好適な実施形態であるが本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、各構成は、適宜変更可能である。
上述の実施例においては、中間調ドット補正手段としてサブライン制御を例示して詳細な説明を行ったが、その他のLED駆動時間制御、あるいは電流値による補正手段を用いてもよい。また、本実施例において、サブライン制御は8サブライン制御を例としたが、2ライン以上であれば何ラインでもよく、8ラインに限定されるものではない。また、中間調ドット濃度補正手段は、露光時間と電流の組み合わせでもよく、本実施例に限定されるものではない。
また、本実施例では静電潜像形成手段としてLEDヘッドを用いたが、レーザ光源等でもよく、本実施例に限定されるものではない。また、本実施例においては、静電潜像を書き込む媒体を感光ドラムとしたが、ベルト状の部材に感光剤が塗布された感光ベルトでもよく、本実施例に限定されるものではない。
また、本実施例においては、記録媒体搬送方向の上流からブラック、イエロー、マゼンダ、シアンの順番である場合について説明したが、多色の現像剤を有し、画像形成部を複数備える画像形成装置において、画像形成部の並び順は、例えばシアンが上流でもよく、本実施例に限定されるものではない。
また、本実施例においては、画像形成部が4台のものについて説明したが、画像形成部の数に限定されたものではなく、画像形成部を4台に限らず複数有する場合や、単色の画像形成部、例えばブラックのみを有する画像形成装置についても適用可能である。
また、本実施例で挙げた中間調ドット濃度検出パターンのエネルギーレベルの組み合わせや個数は一例であり、これに限定されるものではない。
また、本実施例は電子写真方式の画像形成装置を例としたが、中間調ドットを生成する画像形成装置であれば、例えばインクジェットプリンタ等でもよい。
本発明にかかる画像形成装置の構成を示す断面図である。 濃度センサの断面模式図である。 本発明にかかる画像形成装置の制御回路のブロック図である。 本発明にかかるLEDヘッド駆動部のブロック図である。 サブライン制御による階調ドット表現を説明する図である。 露光エネルギーと現像現像剤濃度の関係の一例を示す図である。 線形な32レベルの濃度階調を実現するエネルギーレベルの選択を説明する図である。 露光エネルギー値(初期値)と中間調ドット濃度値を収めたテーブルである。 多値ディザの一例である。 中間調ドットの濃度補正が適切な場合の多値ディザ階調特性を説明する図である。 中間調ドットの濃度補正が適切でない場合の多値ディザ階調特性を説明する図である。 中間調濃度検出パターンの全体図である。 個々の中間調ドット濃度検出用全面一様塗りつぶしパターンを説明する図である。 濃度センサ出力電圧―紙上濃度変換係数テーブルの一例を説明する図である。 近似的な中間調ドット濃度カーブを説明する図である。 エネルギーレベル補正方法を説明する図である。 補正露光エネルギー値と目標中間調ドット濃度値を納めたテーブルである。 一様でない中間調ドット濃度検出パターンの例を説明する図である。 中間調ドット検出パターンの空白ドット混合割合と濃度の関係を説明する図である。 短縮中間調濃度検出パターンの全体図である。 中間調ドット濃度補正実行判定テーブルの一例である。
符号の説明
1 画像形成装置
2k,2Y,2M,2C 画像形成部
3k,3Y,3M,3C LEDヘッド
4k,4Y,4M,4C 転写ローラ
5k,5Y,5M,5C 帯電ローラ
6k,6Y,6M,6C 感光ドラム
7k,7Y,7M,7C 現像ローラ
8k,8Y,8M,8C 現像ブレード
9k,9Y,9M,9C スポンジローラ
10k,10Y,10M,10C 現像剤カートリッジ
12 搬送ベルト
13 駆動ローラ
14 従動ローラ
15 吸着ローラ
16 ホッピングローラ
17 レジストローラ
18 ピンチローラ
19 記録媒体収容カセット
20 ガイド
21,22,23 センサ
24 濃度センサ
25 ヒートローラ
26 加圧ローラ
27 排出センサ
28 サーミスタ
29 ガイド
30 スタッカ
32 クリーニングブレード
33 廃現像剤タンク
34 環境温度センサ
50 ホストインターフェース部
51 コマンド/画像処理部
52 LEDヘッドインターフェース部
53 機構制御部
54 ホッピングモータ
55 レジストモータ
56 ベルトモータ
57 ヒートローラモータ
58 ドラムモータ
59 ヒータ
60 高圧制御部
61 CH発生部
62 DB発生部
63 TR発生部
80 記憶手段
91 LEDアレイドライバ
92 エネルギーレベル記憶手段
93 LEDアレイ
101 赤外LED
102 鏡面反射光受光用フォトトランジスタ
103 拡散反射光受光用フォトトランジスタ
111 中間調濃度検出パターン
121 短縮中間調濃度検出パターン
122 判定テーブル

Claims (4)

  1. 多値ディザ法による画素毎の階調表現を用いた現像剤画像の濃度補正を行う画像形成装置であって、
    所定の現像剤濃度を階調数に基づいて等分化し、等分化された各現像剤濃度に対応する露光エネルギー値を複数格納するエネルギーレベル記憶手段と、
    前記エネルギーレベル記憶手段から選択された前記露光エネルギー値に対応する現像剤濃度で一様に塗りつぶされた、複数の塗りつぶし現像剤画像からなるパターンを補正用画像パターンとして生成する補正用画像パターン生成部と、
    前記補正用画像パターンに基づく塗りつぶし現像剤画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって形成された前記補正用画像パターンに基づく塗りつぶし現像剤画像を担持する画像担持体と、
    前記画像担持体によって担持された前記補正用画像パターンに基づく塗りつぶし現像剤画像担持体上濃度を検出する濃度検出部と、
    前記濃度検出部により検出された前記補正用画像パターンに基づく塗りつぶし現像剤画像の担持体上濃度と前記露光エネルギー値に対応する現像剤濃度とに基づいて、等分化された現像剤濃度に対応する補正露光エネルギー値を算出する濃度補正部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正用画像パターンに基づく塗りつぶし現像剤画像は、所定の濃度範囲内の画素を75%以上含んだ現像剤画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記濃度補正部は、各画素の階調レベルを調節することにより入力された画像情報に基づく現像剤画像の濃度補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正用画像パターンと共に、前記補正用画像パターンよりも少ない数の塗りつぶし現像剤画像からなるパターンを判断用画像パターンとして生成する画像パターン生成部と、
    前記濃度検出部により検出された前記判断用画像パターンに基づく塗りつぶし現像剤画像の担持体上濃度に基づき、前記濃度補正部を動作させるか否かを判断する判断部とを備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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