JP6418875B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一般には、電子写真方式を利用した、例えば複写機、プリンタなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式のカラー画像形成装置では、高速に印刷するために、各色の画像形成部を独立して有し、各色の画像形成部から順次中間転写ベルトに画像を転写し、更に中間転写ベルトから転写媒体に一括して画像を転写する構成が知られている。
この様なカラー画像形成装置では、各色の画像形成部における機械的要因により、画像を重ね合わせたときに色ずれ(各色のトナー像の位置がずれること)を生じる問題が発生する。特に、レーザスキャナ(光学走査装置、露光装置)と感光体ドラムを各色の画像形成部に独立して有する構成では、レーザスキャナと感光体ドラムの位置関係が各色毎に異なってしまい、感光体ドラム上のレーザの走査位置の同期を取れず、色ずれを生じてしまう。
色ずれの要因の中で影響度の大きなものの一つに、光学ユニットの熱変形に伴って生じる感光体上でのレーザ照射位置の変動がある。一般的に、光学ユニットは、発光源から照射されるレーザ光を、回転するポリゴンミラーで偏向させて走査する構成になっている。レーザ光は、発光源から照射されてから感光体に到達するまでの間に、光学素子によって、何度かミラーで反射されて進行方向を変えられたり、レンズを介してスポットや走査幅を調整されたりする。レーザの光路を決定する光学素子は、光学ユニットを形成するフレームに固定されている。このため、画像形成装置の動作に伴う昇温によってフレームに熱変形が生じると、光学素子の姿勢も変化し、レーザ光路の方向に影響する。光路方向の変化は、感光体に到達するまでの光路長に比例して拡大されるため、光学ユニットのフレーム変形が非常に微小であっても照射位置の変動として表れる。
これらの色ずれを補正するために、上記のようなカラー画像形成装置では、色ずれ補正制御が行なわれている。特許文献1では、感光ドラムから像担持体上(中間点転写ベルト等)に各色の検出用トナー像を転写し、検出用トナー像の走査方向および搬送方向の相対位置を、光学センサを用いて検出することにより色ずれ補正制御を行っている。
また、画像形成装置の機内昇温や、光学ユニット自身の温度を温度センサで検出し、補正制御手段でレーザ照射位置を補正するもの(例えば、特許文献2参照)がある。
但し、これらの色ずれ補正制御では、感光体ドラムから像担持体上(中間点転写ベルト等)に、検出用トナー像を形成するため、トナー消費や、像担持体のクリーニング等に時間を要してしまうといった面で、画像形成装置のユーザビリティーを低下させてしまう。そのため、特許文献3においては、感光体ドラム上に形成した静電潜像がプロセス手段に到達した際に生じる電流値変動を検知することで、色ずれ補正制御を行っている。
特開平7−234612号公報 特開2000−218860号公報 特開2012−141587号公報
しかしながら、感光体ドラム上に静電潜像を形成することで色ずれ補正制御(露光装置の発光タイミングの調整)を行う画像形成装置においては、感光体が長期使用にわたって露光を繰り返される。そのことで、光疲労による感度の低下が起こり、画像濃度の低下等の画像不良が発生する恐れがあった。
また、小型、高速のカラー画像形成装置においては、光学ユニットの熱変形がより顕著となり、色ずれ補正制御の頻度を高める必要があるため、感光体ドラムの長寿命化がより困難な課題となっていた。
本発明の目的は、感光体ドラムの感度低下を抑制しつつ、露光装置の発光タイミングを調整することが可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本出願に係る発明は
転駆動される感光体と、
前記感光体を露光して前記感光体の表面に静電潜像を形成する露光ユニットと、
前記感光体と対向し、前記感光体の前記表面と電気的に接続される対向部材と、
前記対向部材に電圧を印加する電圧印加手段と、
前記対向部材に流れる電流を検知する検知手段
前記露光ユニットと、前記電圧印加手段と、制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、記録媒体に画像を形成する画像形成モードと、前記静電潜像が形成された前記感光体の前記表面が前記対向部材に対向する領域に到達した時の前記電流を検知する検知モードと、を実行可能である画像形成装置において、
前記検知モードにおいて、前記制御部は、前記静電潜像が形成された前記感光体の前記表面前記対向部材と、の電位差前記感光体の感光層の膜厚が薄いほど小さくなるように制御することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、感光体の感度低下を抑制しつつ、露光装置の発光タイミングを調整することができる。
実施例における制御を説明するフローチャート 実施例に係る画像形成装置の概略断面図 実施例における潜像設定の説明図 実施例における電源配線を説明する図 実施例における制御を説明するフローチャート 実施例における色ずれ補正用トナーマークを説明する模式図 実施例におけるレーザパワー制御を説明する模式図 実施例における色ずれ補正用静電潜像と電流値変化を説明する図 実施例におけるレーザパワー制御系統に関するブロック図 実施例における色ずれ補正処理を説明するフローチャート (a)感光体ドラムの電位を表す図。(b)感光体ドラム表面の展開図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
(1−1)画像形成装置の全体的な概略構成の説明
図2は、本発明の実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。本発明の実施例に係る画像形成装置1は、電子写真プロセスを用いたレーザービームプリンタである。プリンタ制御部(以下、制御部)100は、インターフェース201を介してプリンタコントローラ(外部ホスト装置)200が接続されている。画像形成装置1は、プリンタコントローラ(以下、コントローラ)200から入力された画像データ(電気的な画像情報)に対応した画像を、記録媒体である用紙Pに形成して画像形成物を出力する。制御部100は、画像形成装置の動作を制御する手段であり、コントローラ200と各種の電気的情報信号の授受をする。また、各種のプロセス機器やセンサから入力する電気的情報信号の処理、各種のプロセス機器への指令信号の処理、所定のイニシャルシーケンス制御、所定の作像シーケンス制御を司る。コントローラ200は、ホストコンピュータ、ネットワーク、イメージリーダ、ファクシミリ等である。用紙Pは記録紙、OHPシート、葉書、封筒、ラベル等である。
図2に示した画像形成装置1は、4つの画像形成ユニット(プロセスカートリッジ)10Y、10M、10C、10Kが横方向(略水平方向)に一定の間隔を置いて並列配置されたいわゆるインライン型で構成されている。プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kの各符号における添え字Y、M、C、Kは、収容する現像剤(形成するトナー像)の色が異なることを示すものであり(Yはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kはブラック)、構成は互いに同じである。したがって、以下の説明では、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10K及びこれに含まれる構成や対応する構成における符号について、特に色の違いを区別して説明する必要がない場合には、適宜添え字を省略することとする。
各プロセスカートリッジ10Y〜10Kは、それぞれ、感光ドラム11Y〜11K、帯電ローラ12Y〜12K、現像ローラ13Y〜13K、現像ブレード15Y〜15K、ドラムクリーナ14Y〜14Kが一体として構成されている。帯電ローラ12は、像担持体としての感光ドラム11の表面を所定電位で一様に帯電する帯電手段(帯電装置、帯電部材)である。現像ローラ13は、非磁性一成分トナー(マイナス帯電特性)を担持搬送し、感光ドラム11上に形成された静電潜像を現像剤像(トナー像)に現像するための現像手段である。また現像ローラ13は現像剤を担持する現像剤担持体でもある。現像ブレード15は、現像ローラ上のトナー層を均一化するためのものである。ドラムクリーナ14は、転写後の感光ドラム11表面を清掃するためのものである。感光ドラム11は不図示の駆動手段によって、図中の矢印方向に120(mm/sec)の表面移動速度(プロセス速度)で回転駆動される。ここで、感光ドラム11とは、アルミ素管上に、電荷発生層、電荷輸送層、表面層を順次積層して形成されている。本実施例では、電荷発生層、電荷輸送層、表面層を合わせて感光層として説明する。
ここで、各プロセスカートリッジ10Y〜10Kは、それぞれの現像容器16Y〜16Kに収納されたトナーを除いて、略同様に構成されている。そして、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kは、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成する。また、各プロセスカートリッジ10Y〜10Kは、画像形成装置1本体に対して着脱可能に構成されている。例えば、現像容器16内のトナーが消費された場合には、各プロセスカートリッジ10Y〜10K毎に交換することができるように構成されている。
各プロセスカートリッジ10Y〜10Kには、それぞれ記憶手段(記憶部材)としてメモリ17Y〜17Kを設けている。メモリ17としては、例えば、接触不揮発性メモリ、非接触不揮発性メモリ、電源を有する揮発性メモリなど、任意の形態を用いることができる。本実施例では、記憶手段として非接触不揮発性メモリ17がプロセスカートリッジに搭載されている。非接触不揮発性メモリ17は、メモリ側の情報伝達手段であるアンテナ(図示せず)を有し、無線で画像形成装置本体1側の制御部100と通信することで、情報の読み出し及び書き込みが可能である。即ち、制御部100は装置本体側の情報伝達手段、メモリ17に対する情報の読み書き手段の機能を備えている。
このメモリ17には、新品時の感光ドラムに関する情報が記憶される。例えば、新品時の感光層膜厚(初期感光層膜厚、初期膜厚)や、新品時の感度(初期感度)等である。これらの情報は、製造時に記憶される。また、感光ドラムの使用に伴い変化する感光体の情報(感光層膜厚及び感度の変化量に関する情報)を、随時書き込み及び読み出しが可能である。
現像手段としての現像ローラ13は、芯金と、芯金周りに同心一体に形成された導電性弾性体層とを有し、感光ドラム11に対してほぼ並行に配置される。現像ブレード15は、SUS製の金属薄板で構成されており、現像ローラ13に所定の押圧力にて自由端が当接している。現像ローラ13は、摩擦によって負極性に帯電されたトナーを感光ドラムと対向する現像位置に担持搬送する。現像ローラ13は、感光ドラム11に対して不図示の接離機構によって当接/離間状態をとり得る構成となっている。現像ローラ13は、画像形成工程時には、感光ドラム11に当接し、現像ローラ13の芯金に対して、後述の現像バイアス電源601(図4参照)から、現像バイアス電圧として約−300VのDCバイアス電圧が印加される。
本実施例の画像形成装置1では、露光系(露光装置、露光手段)として、プロセスカートリッジ10Y〜10Kのそれぞれに配設された感光ドラム11を露光するレーザ露光ユニット20が設けられている。レーザ露光ユニット20には、コントローラ200からインターフェース201を介して制御部100に入力し画像処理された画像情報の時系列電気デジタル画素信号が入力される。レーザ露光ユニット20は、入力された時系列電気デジタル画素信号に対応して変調したレーザ光を出力するレーザ出力部、回転多面鏡(ポリゴンミラー)、fθレンズ、反射鏡等を有しており、レーザ光L(図4参照)で感光ドラム11表面を主走査露光する。この主走査露光と、感光ドラム11の回転による副走査により、画像情報に対応した静電潜像を形成する。
ここで、接触型の帯電手段としての帯電ローラ12は、芯金と、芯金周りに同心一体に形成された導電性弾性体層とを有し、感光ドラム11に対してほぼ並行に配列され、かつ導電性弾性体層の弾性に抗して所定の押圧力で当接している。芯金の両端部は回転可能に軸受け支持されており、帯電ローラ12は感光ドラム11の回転に従動して回転する。本実施例においては、帯電ローラ12の芯金に対して、帯電バイアス電圧が印加される。
一方、本実施例の画像形成装置1では、各プロセスカートリッジ10Y〜10Kの感光ドラム11に当接するように、第二の像担持体である中間転写ベルト30が配置されている。中間転写ベルト30は、電気抵抗値(体積抵抗率)が1011〜1016(Ω・cm)程度の厚さ100〜200μmの無端状に形成した樹脂フィルムを用いている。中間転写ベルト30の材料として、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、ナイロン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)等を用いることができる。また、中間転写ベルト30は、駆動ローラ34、2次転写対向ローラ33とで張架され、2次転写対向ローラ33が不図示のモータにより回転することにより、プロセス速度で循環駆動される。1次転写ローラ31Y〜31Kは、軸上に導電性弾性層を設けたローラ状に構成され、感光ドラム11Y〜11Kに対してそれぞれほぼ平行に配置され、中間転写ベルト30を介して感光ドラム11Y〜11Kにそれぞれ所定の押圧力で当接している。転写ローラ31はトナー像を感光体ドラム11から被転写体に転写させる転写装置(転写部材)である。1次転写ローラ31の軸には、正極性のDCバイアス電圧が印加されることで転写電界が形成されるように構成される。なお本実施例では、転写ローラ31によって、トナー像が転写される被転写体は中間転写ベルト30であるが、記録媒体(用紙P)にトナー像が転写される構成(被転写体が記録媒体である構成)も考えられる。各感光ドラム11上に現像された各色トナー像は、さらに感光ドラム11が矢印方向に回転することで、1次転写位置に送られ、1次転写ローラ31と感光ドラム11との間に形成された1次転写電界によって、中間転写ベルト30上に、順次1次転写される。このとき、4色の画像は順次重畳的に中間転写ベルト30上に転写されるので、4色のトナー像の位置は一致している。感光ドラム11上の1次転写残トナーはドラムクリーナ14によりクリーニングされる。また、トナー像の検出を行う色ずれ検出センサ40の動作については、後述する。
なお1次転写行程が常に高転写効率、低再転写率などの条件を満たし良好に行われるには、1次転写バイアス電源701(図4参照)から印加する正極性のバイアスを、環境やパーツの特性などを考慮した最適な値に常に制御する必要がある。本実施例では、かかる制御を不図示の制御手段で行っている。
ここで、本実施の形態の画像形成装置1には、用紙搬送系として、給紙側に、用紙カセット50、ピックアップローラ51、搬送ローラ52、レジストローラ53が配設されている。用紙カセット50は、用紙Pを収容する。ピックアップローラ51は、用紙カセット50に集積された記録材である用紙Pを所定のタイミングで取り出して搬送する。搬送ローラ52は、ピックアップローラ51により繰り出された用紙Pを搬送する。レジストローラ53は画像形成動作に合わせて用紙Pを2次転写位置に送り出す。
4色のトナー像が中間転写ベルト30上に1次転写されると、中間転写ベルト30の回転と同期を取って、レジストローラ53部から用紙Pが搬送される。そして、1次転写ローラ31と同様な構成から成る2次転写ローラ32が用紙Pを介して中間転写ベルト30に当接する。2次転写対向ローラ33を対向電極として、2次転写ローラ32に、2次転写バイアス電源702(図4参照)から正極性バイアスが印加され、中間転写ベルト30上の4色のトナー像は、一括して用紙P上に2次転写される。2次転写残トナーは、中間転写ベルト30に当接された不図示の帯電ブラシのバイアス印加によって、正極性の電荷を付与されるため、画像形成工程の1次転写位置にて感光ドラム11側に転写されて、ドラムクリーナ14によってかきとり回収される。
4色のトナー像が転写された用紙Pは、搬送ローラ54、55によって、従来公知の定着装置60に搬送され、用紙P上の未定着トナー像は、熱および圧力による定着処理を受けて用紙Pに定着される。排紙ローラ56、57、58により排紙口から装置本体上面の排紙トレイ上にカラー画像形成物として、排出される。
(1−2)レーザ露光ユニットに関する説明
図9を用いて、本実施例におけるレーザ露光ユニットについて説明する。図9に、レーザパワー制御系統に関するブロック図を示す。ここで、本実施例のレーザ露光ユニット20は、感光体表面を露光する際のレーザ出力として、第一のレーザパワー(E1)と第二のレーザパワー(E2)の2水準の出力値を切り替え出力可能に構成されている。即ち、制御部100には、各々のレーザパワーを個別に制御するレーザパワー制御部102が設けられている。コントローラ200から送られてくる画像信号は、8ビット=256階調の深さ方向をもつ多値信号(0〜255)であり、この信号が0のときレーザ光はオフ、255のとき完全オン(全点灯)、1〜254の間では、両者の中間の値を暫時もつものとする。本実施例では、画像処理部103において、シリアルな時系列デジタル信号に変換され、4×4ディザマトリックスによる面積階調と、600ドット/インチの各ドットパルスのレーザ発光時間を制御したレーザパルス幅変調を用いて、256段階に制御される。また、画像情報取得手段としての画像処理部103では、各色に対応した画像濃度データを取得する事が可能である。例えば、画像のある領域における画像信号がイエロー(Y):255、マゼンタ(M):255である場合は、その領域での多次色印字率は200%であると認識する。また、通信部101は、各プロセスカートリッジのメモリ17Y〜17Kに格納された、感光体膜厚及び感度に関する情報を読み出す。レーザパワー制御部102からは、各プロセスカートリッジの感光体の状態に応じて選択されたレーザパワー信号と、各プロセスカートリッジに対する画像データ信号が、レーザ露光ユニット20に送られる。レーザパワー出力部21は、レーザパワー制御部102から入力された選択信号に応じて、レーザパワーを切り替えて、レーザダイオード22を発光し、ポリゴンミラーを含んだ補正光学系23を経て、レーザ走査光Lとして、感光ドラム11に照射される。
本実施例における、レーザパワー制御部102は、第一のレーザパワー(E1)と、第二のレーザパワー(E2)とを、各プロセスカートリッジに対して個別に制御する。第一のレーザパワー(E1)は、非画像領域に対して、暗部電位(非画像部電位Vd)を形成するためのレーザパワーである。第二のレーザパワー(E2)は、画像領域に対して、明部電位(画像部電位Vl)を形成するためのレーザパワーである。
本実施例においては、画像形成工程において、レーザダイオード22に所定のバイアス電流を流しておくことによって、レーザを弱発光させておき、これを第一のレーザパワー(E1)と設定する。また、画像部に対しては、電流値を加えて流すことで、第二のレーザパワー(E2)とする構成とする。また、レーザパワー制御部102は、後述する感光体表面電位制御に基づき、レーザダイオード22に流す電流量を可変にすることで、レーザパワーE1及びE2を制御(調整)するものとする。
(1−3)潜像設定に関する説明
図3(a)及び図3(b)を用いて、本実施例における潜像設定について説明する。本実施例の感光ドラム11は、アルミニウム製の円筒状基体と、その表面を覆うOPC(有機半導体)感光層と、によって構成されている。
図3(a)は、感光層の膜厚が18(μm)である感光ドラム11に対して、帯電ローラ12に約−1040(V)のDC電圧を印加したときの、表面電位と露光レーザパワーの関係(以下、E−V曲線と称す)を示す図である。グラフの横軸は、感光体表面が受ける露光レーザパワーE(μJ/cm2)を表している。この感光ドラム11の画像部に対してレーザ露光ユニット20が第二のレーザパワーE2(μJ/cm2)にて露光することで、約−150(V)の明部電位(Vl)を形成する。同時に、非画像部(バックグラウンド)に対しても、第一のレーザパワーE1(μJ/cm2)にて露光することで、約−440(V)の暗部電位(Vd)を形成する。また、現像ローラには、約−300(V)のDCバイアス電圧が印加される。そのため、現像位置に搬送された負帯電トナーは、感光ドラム11上の明部電位(Vl)と現像バイアス電圧(Vdc)との電位コントラストにより、明部電位(Vl)の部分に付着して、静電潜像がトナー像として反転現像される。
なお、図11(a)に感光体ドラム11の電位関係を示し、図11(b)に感光体ドラムの画像部xと、非画像部yを模式的に示した。
図11(b)は、感光体ドラム11の表面の展開図であり、感光体ドラム11の表面に「A」の形をした潜像を形成した状態を示している。感光体ドラム11は露光された後、非画像部yがレーザパワー(露光パワー)E1で露光され、画像部xがレーザパワー(露光パワー)E2で露光される。これにより図11(a)に示すように、V0に帯電されていた感光体ドラム11の電位が減衰する(電位の絶対値が下がる)。レーザパワーE1で露光された非画像部yは、電位の絶対値がVa分下がって、電位がVdとなる。一方、レーザパワーE2で露光された画像部xは、電位の絶対値が(Va+Vb+Vc)分下がって、電位がVlとなる。
ここで、Vbとは、非画像部電位(暗部電位Vd)と、現像バイアス電圧Vdcの差、いわゆるバックコントラストを示す値である。バックコントラスト(Vb)は、非画像部yでのかぶり(地肌汚れ)量を決める要因となる。また明部電位(Vl)と現像バイアス電圧(Vdc)との差である現像コントラスト(Vc)は、画像部の画像濃度および階調性を設定する要因となる。
なお、本実施例の画像形成装置1では、帯電ローラ12による感光ドラム11への帯電が負極性(マイナス)電荷で行なわれ、現像が負極性(マイナス)帯電されたトナーで行なわれる反転現像方式を用いている。したがって、第二のレーザパワーE2(μJ/cm2)で露光された領域が画像部であり、第一のレーザパワーE1(μJ/cm2)で露光された領域が非画像部である白地部(バックグラウンド)となる。
(1−4)感光体ドラム電位制御に関する説明
次に、図3(b)を用いて、感光ドラムのE−V曲線の変化特性に関して説明する。
感光ドラム11表面の感光層は、プリント動作にともない、放電を繰り返し受けるとともに、クリーニングブレード14や現像ローラ13との摺擦により、表面が削られる。その結果、感光層の膜厚が減少し、表面電位特性に変化が生じる。図3(b)に示すように、帯電印加電圧値を所定の値に固定した場合、上記の感光層膜厚変化に伴って、一次帯電電位が上昇する。これは、静電容量の増加に伴い、帯電ローラと感光ドラム間での放電開始電圧が小さくなることに起因するものである。具体的には、帯電バイアス電圧の出力値を−1040(V)に固定し、感光層の膜厚が18(μm)から13(μm)まで変化した場合、図3(b)のE−V曲線から分かるように、帯電電位は500(V)から550(V)まで上昇する。そのため、所望の暗部電位Vd=−440(V)及び明部電位Vl=−150(V)が得るためのレーザ露光出力値は、膜厚が18(μm)時は、E1=0.028(μJ/cm2)、E2=0.23(μJ/cm2)である。膜厚が13(μm)時は、E1=0.063(μJ/cm2)、E2=0.32(μJ/cm2)である。このように、感光体の膜厚情報に基づいて、レーザ露光量E1及びE2を制御することで、寿命を通して安定した暗部電位(Vd)及び明部電位(Vl)を維持することが可能になり、画像品質を良好に保つことができる。
なお、感光体ドラムの膜厚は、メモリ17に記憶されている感光体ドラムの初期膜厚および感光体ドラムの使用量に応じて制御部100が求めるものである。すなわち感光体ドラム11の膜厚が感光体ドラム11の使用量が増えるほど減少するので、感光体ドラムの資料量から、現在の膜厚が、初期膜厚からどの程度変化(減少)しているかを制御部100が求める。ここで感光体ドラム11の使用量を表す値としては、以下のものが考えら獲る。その感光体ドラム11が画像を形成した回数(画像形成回数)や、総回転量(回転した時間や回数)、あるいは、感光体ドラム11に作用するプロセス手段(帯電ローラ12や、現像ローラ、転写ローラ)に電圧が印加された時間などである。
このように、本実施例においては、感光ドラムの使用情報(感光層の膜厚の変化)に応じて、レーザ露光量E1及びE2が大きくなるように変更する制御を採用する。
(1−5)高圧電源回路に関する概略構成の説明
図4は、本実施例における帯電バイアス電源602及び現像バイアス電源601と各プロセスカートリッジとの接続について説明する配線図である。図4に示したように、プロセスカートリッジ10Y〜10Kの帯電ローラ12Y〜12Kには、各々帯電バイアス電源602Y〜602Kが接続されている。また、各帯電バイアス電源602Y〜602Kには、接地点との間に電流検出回路603Y〜603Kが挿入されており、各帯電バイアス電源602Y〜602Kから、各帯電ローラ12Y〜12Kに流れる電流量に比例した電圧値を検出することができる。また一方、プロセスカートリッジ10Y〜10Kの現像ローラ13Y〜13Kには、共通の現像バイアス電源601が接続されており、現像ローラ13Y〜13Kへは同一値の現像バイアス電圧が印加されるように構成されている。同様に、一次転写ローラ31Y〜31Kには、共通の一次転写バイアス電源701が接続されており、同一値の一次転写バイアス電圧が印加される。
(1−6)色ずれ補正制御に関する説明
次に、上述にて説明した画像形成装置により、まず中間転写ベルト30上に色ずれ検出用のマーク(図6)を形成し、色ずれ量が小さくなるように補正する。次に、色ずれ量を補正した状態にて、各感光体ドラム11Y〜11K上に静電潜像を形成し、各々静電潜像が帯電ローラY〜Kの位置に到達する時間を、帯電電流の変化を検出することで計測し、これを色ずれ補正制御の基準値として、設定する。
その後、連続プリント動作などで装置内温度が変化した際に行う色ずれ補正制御においては、再度、各感光体ドラム11Y〜11K上に静電潜像を形成する。そして、各々静電潜像が帯電ローラY〜Kの位置に到達する時間を、帯電電流の変化を検出することで計測し、基準値と比較する事で、色ずれ量を検知する。検知された色ずれ量に応じて、制御部100は、レーザ露光ユニット20がレーザ光を照射するタイミングを調整することで、色ずれ量を補正する。以下に、詳細に説明する。尚、色ずれ補正に関する画像形成条件の制御については、レーザ照射タイミングの制御に限定されるものではなく、例えば、感光ドラムの速度制御や、レーザ露光ユニット20の内部に構成される反射ミラーの機械的な位置調整でも実現可能である。
(1−6−1)基準値取得処理のフローチャート
図5のフローチャートは、色ずれ補正制御における基準値取得処理を示すフローチャートである。まず、図5のフローチャートは、色ずれ検出センサ40(トナー像検出手段)による色ずれ検出用のマーク(図6)の検出による色ずれ補正制御(以下通常色ずれ補正制御と称する)が行われることに引続き実行される。また、感光ドラム11及び現像ローラ13の部品が交換され、通常色ずれ補正制御が実行されるとき等、特定のタイミングの通常色ずれ補正制御のみに対応させて図5のフローチャートを実行しても良い。また、図5のフローチャートは各色について独立して行われるものとする。尚、色ずれ検出センサ40は、LED等の発光素子を備え、該発光素子によりベルト上に形成された色ずれ検出用トナー像に光を照射し、そのときの反射光の光量変化を、トナー像の位置(検出タイミング)として検出するよう構成されている。このことは既に多数の文献により周知の技術であり、ここでの詳しい説明は省略することとする。
[ステップS501]
制御部100は、画像形成部により中間転写ベルト30上に色ずれ検出用のトナーマークを形成させる。この色ずれ検出用のトナーマークは、色ずれ補正に用いられるトナー像(現像剤像)なので、色ずれ補正用トナー像(色ずれ補正用現像剤像)と称することもできる。ここで、色ずれ検出用のトナーマークの形成様子を図6に示す。このステップS501の処理を、色ずれ検出センサ40のマーク検出により、色ずれ量を小さくする、「通常色ずれ補正制御」と称する。
即ち、「通常色ずれ補正制御」によって、補正した状態を、後続の静電潜像を用いた「色ずれ補正制御」における、目標値即ち基本状態に設定するものである。
以下に、ステップS501の、通常色ずれ補正制御に関して、説明する。
図6において、400と401は用紙搬送方向(副走査方向、感光体ドラムの軸線と直交する方向)の色ずれ量を検出する為のパターンを示す。また402と403は用紙搬送方向と直交する主走査方向の色ずれ量を検出する為のパターンを示し、この例では45度傾いている。また、tsf1〜4、tmf1〜4、tsr1〜4、tmr1〜4、は各パターンの検出タイミング(検出時刻)を、矢印は中間転写ベルト30の移動方向を示す。なお、符号400乃至403の末尾に付された、Y、M、C、Bkとは、それぞれトナーマークを形成するトナーの色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)を表している。例えば、400Yはイエロー色のトナーマークである。
中間転写ベルト30の移動速度をvmm/s、Yを基準色とし、用紙搬送方向用パターン(400、401)の各色とYパターン間の理論距離をdsMmm、dsCmm、dsBkmmとする。Yを基準色とし、搬送方向に関して、各色の色ずれ量δesは、次の[式1]〜[式3]のようになる。
δesM=
v×{(tsf2−tsf1)+(tsr2−tsr1)}/2−dsM ・・・ (式1)
δesC=
v×{(tsf3−tsf1)+(tsr3−tsr1)}/2−dsC ・・・ (式2)
δesBk=
v×{(tsf4−tsf1)+(tsr4−tsr1)}/2−dsBk ・・・ (式3)
(式1)から(式3)の意味について(式1)を例にとって説明すると以下の通りである。図6の中間転写ベルト30の左側に形成されたイエローのトナーパターン400Yと中間転写ベルト30の左側に形成されたマゼンタのトナーパターン400Mの間の距離は、v(tsf2−tsf1)で求まる。同様に、中間転写ベルト30の右側に形成されたイエローのトナーパターン401Yと中間転写ベルト30の右側に形成されたマゼンタのトナーパターン401Mの距離は、v(tsr2−tsr1)で求まる。
したがって、イエローのトナーパターンとマゼンタのトナーパターンの距離の平均値は、v×{(tsf2−tsf1)+(tsr2−tsr1)}/2となる。これが、イエローのトナーパターンを基準位置としたときの、マゼンタのトナーパターンの測定位置を示す値である。一方、イエローのトナーパターンを基準位置としたときの、マゼンタのトナーパターンの理論的な位置を示す値(イエローのトナーパターンからマゼンタのトナーパターンまでの理論的な距離)をdsMとする。すると測定値と理論値の差が色ずれ量として(式1)のように表される。
主走査方向(感光体ドラムの軸線方向)に関して、左右各々の各色の位置ずれ量δemf、δemrは、以下の式で求める。
dmfY=v×(tmf1−tsf1) ・・・ (式4)
dmfM=v×(tmf2−tsf2) ・・・ (式5)
dmfC=v×(tmf3−tsf3) ・・・ (式6)
dmfBk=v×(tmf4−tsf4) ・・・ (式7)
と、
dmrY=v×(tmr1−tsr1) ・・・ (式8)
dmrM=v×(tmr2−tsr2) ・・・ (式9)
dmrC=v×(tmr3−tsr3) ・・・ (式10)
dmrBk=v×(tmr4−tsr4) ・・・ (式11)
から
δemfM=dmfM−dmfY ・・・ (式12)
δemfC=dmfC−dmfY ・・・ (式13)
δemfBk=dmfBk−dmfY ・・・ (式14)
と、
δemrM=dmrM−dmrY ・・・ (式15)
δemrC=dmrC−dmrY ・・・ (式16)
δemrBk=dmrBk−dmrY ・・・ (式17)
となる。計算結果の正負からずれ方向が判断でき、δemfから書き出し位置を、δemr−δemfから主走査幅(主走査倍率)を補正する。
尚、主走査幅(主走査倍率)に誤差がある場合は、書き出し位置はδemfのみでなく、主走査幅補正に伴い変化した画像周波数(画像クロック)の変化量を加味して算出する。
そして、演算された色ずれ量を解消するように、制御部100は、画像形成条件としてのレーザ露光ユニット20によるレーザ光の出射タイミングを変更する。例えば、副走査方向の色ずれ量が−4ライン分の量であれば、制御部100は、ビデオコントローラ200に、レーザ光の出射タイミングを+4ライン分早めるよう指示する。
尚、図6での説明は、中間転写ベルト30上に色ずれ検出用のトナーマークを形成するよう説明を行ったが、色ずれ検出用のトナーマークをどこに形成し光学センサ(色ずれ検出センサ40)により検出するかについて、様々な形態が想定される。例えば、色ずれ検出用のトナーマークを感光ドラム11上に形成し、それを検出可能に配置された色ずれ検出センサ(光学センサ)の検出結果を用いても良い。或いは、色ずれ検出用のトナーマークを紙上(記録材上)に形成し、それを検出可能に配置された色ずれ検出センサ(光学センサ)の検出結果を用いても良い。色ずれ検出用のトナーマークは様々な被転写体上、或いはトナー像担持体上に形成することが想定される。
[ステップS502]
制御部100は、感光ドラム11Y〜11Kの回転速度(周面速度)に変動がある場合の影響を抑制すべく、感光ドラム11Y〜11K間の回転位相関係(回転位置関係)を所定の状態に合わせる。具体的には、制御部100の制御のもと、基準色の感光ドラムの位相に対して、他の色の感光ドラムの位相を調整する。また、感光ドラムの軸に感光ドラム駆動ギアが設けられているような場合は、実質的には各感光ドラムの駆動ギアの位相関係を調整する。
これにより、各感光ドラムに現像されたトナー像が中間転写ベルト30に転写されるときの感光ドラムの回転速度が略同じ、或いは同様の速度変動傾向になる。具体的には、制御部100は不図示の感光ドラムを駆動するモータに対して、感光ドラム11Y〜11K間の回転位相関係を所定の状態に合わせるよう速度制御指示を行う。尚、感光ドラムの回転速度変動が無視できる程度の場合は、ステップS502の処理を省略しても良い。
[ステップS503]
ステップS503〜ステップS506は、ステップS501の通常色ずれ補正制御によって、補正された色ずれの小さい状態を、後続の色ずれ補正制御の目標値として、設定するためのフローである。即ち、通常色ずれ補正制御によって補正された状態を、静電潜像を用いて、基準値として保存する。
制御部100は、予め表面を帯電され、回転駆動している各感光ドラムにおいて、所定の回転位相にて、レーザ露光ユニット20にレーザ光を発光させ、感光ドラム上に色ずれ補正用の静電潜像を形成する。
図8(a)は、感光ドラム11上に形成された静電潜像の様子を示す図である。図中の80Yが形成された静電潜像を示している。静電潜像80Yは、主走査方向の画像領域幅において最大限幅広く描かれ、搬送方向に5ライン程度の幅を持つものである。尚、主走査方向の幅については、検出精度を高めるために、帯電ローラ12Yの長手幅以上の幅で形成することが望ましい。
この時、例えば、現像ローラ13Y及び、転写ローラ31Yを感光ドラム11Yから離した状態(離間状態)とすることで、静電潜像80Yは、トナーが付着したり、電位が減衰することなく帯電ローラ12Yの位置まで搬送される。
なお、現像ローラ13Y及び、転写ローラ31Yが感光ドラム11Yに対して当接した状態で制御を行うことも考えられる。この場合は、制御部100は、現像バイアス高圧電源回路601および一次転写バイアス電源701から出力される電圧をゼロにする、若しくは、通常とは逆極性のバイアスを印加する等の電圧制御を行う。これは、静電潜像80Yへのトナーの付着や、静電潜像80Yの電位の減衰を防止するためである。
[ステップS504]
制御部100は、ステップS503の処理と同時或いは略同時にYMCKの夫々に対応して用意されたタイマーをスタートさせる。また、電流検出回路603Y〜603Kの電流値のサンプリングを開始する。このとき、サンプリング周波数は、例えば10kHzである。
[ステップS505]
電流検出回路603Y〜603Kで電流を検出するのは、感光ドラム11に形成された静電潜像の配置を測定するためである。すなわち、感光体ドラム11に形成された静電潜像が帯電ローラ12と対向する領域に至ると、感光体ドラム11と帯電ローラ12の間に流れる電流が変化する。その変化タイミングを検出することで、感光ドラム11のどこに静電潜像が形成されているかを求めることができる。ここで、帯電ローラ12は、静電潜像の位置を測定する検知装置として用いられている。
制御部100は、ステップS503で形成された静電潜像80Y〜80Kが、帯電ローラ(検知装置)12Y〜12Kに対向する位置へ到達する際に電流検出回路(電流の測定器)603Y〜603Kに生じる電流値変化を検出した時間(タイマー値)を計測する。図8(b)に検出結果の一例を示す。本実施例においては、電流値変化に対して所定の閾値を用いて、2値化して検出する方法を用いた。
図8(b)において、電流変化が発生する位置(領域)とは、静電潜像80が移動して、感光ドラムと帯電ローラとで形成されニップの上流及び又は下流の僅かな隙間であるギャップ(空隙)の領域に到達した位置に相当する。本実施例においては、ステップS504でタイマーをスタートした時間をゼロとして、静電潜像80が感光ドラムと帯電ローラの上流ギャップに突入した際に電流値変化を生じる時間tを計測する。この時間tが、静電潜像の位置を示す値である。
[ステップS506]
最後に、制御部100は、ステップS505で測定した時間t(タイマー値)を、基準値として制御部100内部のメモリー(不図示)に記憶する。ここでの記憶情報が、色ずれ補正制御を行う場合に目標となる基準状態を示すものとなる。制御部100は、色ずれ補正制御の際には、この基準状態からのずれを解消するように、言い換えれば基準状態に戻すように制御を行う。
つまりこれ以後、色ずれ補正制御を行う際には、各感光体ドラム11で形成される静電潜像の位置がステップS505で求めた静電潜像の基準位置に戻るように調整する制御を行うものである。ステップS505で求めた静電潜像の基準位置は、ステップS501の通常色ずれ補正制御によって、色ずれが小さくなるように設定された位置である。
なお、ステップS503〜ステップS506で基準値(静電潜像の基準位置を示す時間t)を取得するときや後述の色ずれ補正制御時(後述するステップS101〜109)に電流値変化を検出する際、帯電バイアス条件及び露光条件は、通常の画像を出力する通常画像出力時と同じにする必要は無い。
すなわち通常画像(ホストコンピュータ等の外部機器200から送信された印字データの画像)を出力する時には、各種バイアス条件及び露光条件は、紙上のトナー量が最適となるように設定されている。紙上トナー量を適切に管理し、トナーの飛び散りやトナーの定着不良等の画像不良を抑制するためである。
しかしながら、基準値取得や色ずれ補正制御時は、紙上トナー量を管理する必要は無い(紙にトナー像を転写しない)ので、紙上トナー量を管理するための設定ではなく、電流値変化をより精度良く検出できる設定に変更した方が良い。また、静電潜像を形成する際に、感光ドラム表面に対するレーザ露光を行うため、長期の使用によって、感光体が感度劣化する可能性がある。そのため、静電潜像形成時のレーザパワーを最適化する必要がある。
上記の理由により本実施例では、基準値を取得する時や、色ずれ補正制御時は、通常画像出力時とは異なるバイアス条件、露光条件を設定した。
図7(a)は通常画像形成時における感光ドラム11の表面電位を示す模式図である。これに対して、図7(b)は本実施例における色ずれ補正制御時における感光ドラム11の表面電位を示す模式図である。図7(a)と同じ要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、色ずれ補正制御時における制御について説明する。
まず、通常画像形成時においては、先に説明したように、感光体ドラム11の使用に伴い膜厚が減少した場合、レーザパワーE1及びE2の強度を上げることで、暗部電位、明部電位が一定になるように制御を行う。つまり、感光体ドラム11の膜厚が減少すると、帯電ローラによって感光体ドラム11は帯電しやすくなる(一次帯電電位の絶対値が大きくなる)。そのため、帯電後、感光体ドラム11を強いレーザで露光して、露光後の電位を所望の値に調整する。
実際、図7(a)に示すように、膜厚が18μm時のレーザパワーをE1及びE2は、膜厚が13μm時のレーザパワーをE1´及びE2´に対して、E1<E1´、E2<E2´の関係になる。
一方、色ずれ制御の際に形成する静電潜像を通常画像形成時のレーザパワーE2及びE2´で形成した場合、即ち、静電潜像電位をVlとなるように形成した場合を考える。このとき図7(a)のように、帯電ローラに印加される電位(帯電印加電位)と、静電潜像の電位(明部電位Vl)の電位差は、膜厚によらず一定(P=P´)ではある。しかしながら、静電潜像が帯電ローラ12に対向する位置に到達時に帯電電源に流れる帯電電流は、膜厚が13μmの方が膜厚が18μmのときよりも大きくなる。
これは、同じ表面電位であっても、ドラム膜厚が小さいほうが表面電荷密度が大きい状態であることに起因する。そのため、感光体ドラム11の膜厚が変化した際、静電潜像の電位(明部電位Vl)が一定であったとしても、感光体ドラム11と帯電ローラの間に流れる電流(帯電電源に流れる電流)は一定ではない。
したがって、色ずれ制御を行う際には、画像形成時とは異なり、感光体ドラム11の膜厚の変化に応じて、静電潜像電位を変化させることが好ましい。これは、色ずれ補正制御時の電流値変化の検出精度を感光体の寿命にわたって一定に維持するためである。また、感光体の膜厚の変化に応じて、露光量を調節することで、過剰な露光を避け、感光体の感度疲労を低減するのを抑える事もできる。
したがって本実施例では、図7(b)に模式的に示したように、感光体ドラム膜厚の減少に伴って、静電潜像形成時のレーザパワーE2の強度をE2´´に下げる(E2´>E2>E2´´)。
これにより膜厚が薄くなった場合に、静電潜像電位(Vl´)の絶対値が大きくなるようにする。すなわち膜厚が薄くなるほど、静電潜像の電位(Vl´)と、帯電ローラ12の電位(帯電印加電位)との差が小さくなるようにする。これによって、色ずれ補正制御時の検出電流値を略一定に制御する。
本実施例においては、検出電流値が略一定になるような、膜厚とレーザパワーE2の関係(LUT)を予め、制御部100に格納しておく。そして、色ずれ補正制御実行時に、プロセスカートリッジのメモリ17Y〜17Kから各感光体膜厚を読み出し、静電潜像形成時のレーザパワーE2を決定する。
本実施例においては、膜厚18μm時の色ずれ補正用の静電潜像形成のレーザパワーE2及び、帯電印加電圧を通常画像形成時と同じ設定を用いた。しかしながら、電流値変化の検出精度を高めるために、感光体の感度劣化を考慮しつつ、帯電印加電圧及びレーザパワーE2の値を高めることも可能である。但し、この際も、感光体膜厚の減少に伴って、静電潜像形成時のレーザパワー強度を下げていく制御は同様である。また、色ずれ補正制御時の電流値変化の検出は、本実施例では閾値を用いて2値化して検出したが、これに特定するものではなく、他の方法でも検出可能である。
更には、静電潜像との電位差により電流値変化を検出するプロセス手段(検知装置)として、帯電ローラ12を例に説明したが、検知装置として用いることができるものは、これに限らない。同様にプロセス手段としての現像器(現像ローラ13:図2参照)や1次転写ローラ31(図2参照)を検知装置として用いても、同様の効果を達成することができる。
即ち、感光ドラム上に形成された色ずれ補正用の静電潜像が、現像ローラや、一次転写ローラの対向位置に到達した際に、各々の電源手段に生じる電流値変化を検出することで、色ずれ補正制御を行うことが可能である。つまり現像バイアス電源601や、一次転写バイアス電源701(図4参照)に流れる電流の変化によって、感光体ドラム11に形成された静電潜像の位置を特定できる。これにより感光体ドラム11に静電潜像を形成する位置を制御(基準位置に近づけるように調整)することができる。
(1−6−2)色ずれ補正制御のフローチャート
次に、図1のフローチャートを用いて、本実施例における色ずれ補正制御について説明を行う。尚、図1のフローチャートは各色について独立して行われるものとする。また図1のフローチャートは、上述したように、連続印刷などで装置内温度が変化した場合や、ユーザの操作により図1の色ずれ補正制御の指示が制御部100に入力された場合や、装置内部環境が大幅に変化した等、所定条件下で実行される。あるいは、ユーザの判断で、色ずれ補正制御の実行を選択できるように画像形成装置を構成してもよい。
[ステップS101]
図5のフローチャートのステップS502と同様の処理を行う。
[ステップS102〜ステップS103]
制御部100は、プロセスカートリッジのメモリ17から感光体ドラムの膜厚情報を取得し、予め制御部100に格納されたLUTに基づき、感光体ドラム膜厚に応じた、静電潜像形成用のレーザパワーE2を決定する。
[ステップS104〜ステップS106]
図5のフローチャートのステップS503〜ステップS505と同様の処理を行う。
[ステップS107〜ステップS109]
制御部100は、各感光体ドラムに対して、電流値変化のタイマー値tを計測し、保存されている基準値と比較する。制御部100は、タイマー値が基準値より大きい場合は、ステップS108で、画像形成条件としてのレーザビーム発光タイミングに関して、印刷時にレーザビーム発光タイミングを早めるよう補正する。制御部100が、どれだけレーザビーム発光タイミングを早める設定を行うかは、測定された時間が基準値よりどれだけ大きいかに応じて調整すれば良い。
一方、制御部100は、検出されたタイマー値が基準値より小さい場合は、ステップS109で、プリント時にレーザビームを発光するタイミングを遅くする。制御部100が、どれだけレーザビーム発光タイミングを遅める設定を行うかは、測定された時間が基準値よりどれだけ小さいかに応じて調整すれば良い。このステップS108、S109の画像形成条件補正処理により色ずれを補正実現する。即ち、現在の色ずれ状態を、基準とした色ずれ状態(基準状態)に戻すことが可能となる。
以上をまとめると、ステップS101〜S109の色ずれ補正制御とは、露光ユニットが画像形成時に発光を行う発光タイミングを所望のタイミングに調節する露光の調整モードである。調整モード(ステップS101〜S109)では、感光体ドラム11に静電潜像を形成させて、電流検出回路(測定器)603で、帯電ローラ(検知装置)12に流れる電流の変化を測定する。この電流変化タイミングに基づいて、画像形成時における発光タイミングを適宜決定できる。
ステップS101〜S109の色ずれ補正制御(露光の調整モード)において、画像形成時の発光タイミングを調整することで、静電潜像を感光体ドラムの所望の位置に形成できる。これにより、複数の感光体ドラム11で形成された各色のトナー像の位置がずれることを抑える(色ずれを補正する)ことができる。
また前述したようにステップS101〜S109においては、静電潜像と帯電ローラ(検知装置)12の電位差を、感光体ドラム11の膜厚が減るほど(薄くなるほど)小さくした。これにより感光体ドラム11の膜厚が減って、感光体ドラム11の表面電荷密度が高くなりやすくなっても、帯電ローラ12に流れる電流が大きくなり過ぎないようにすることができる。すなわち、感光体ドラム11の膜厚が変化しても、色ずれ補正制御(露光の調整モード)を実行する際に、帯電ローラ12に流れる電流が変動するのを抑えることができる。また膜厚が薄くなったときに、必要以上に感光体ドラム11を露光することを避けることができるので、感光体ドラム11の感度低下を抑えることが可能となる。
なお本実施例では、ステップS101〜S109の色ずれ補正制御(露光の調整モード)において、静電潜像を形成するためのレーザパワー(露光パワー)E2を膜厚が減るほど小さくした。ただ、必ずしもレーザパワー(露光パワー)E2を膜厚が減るほど小さくすることが必須なわけではない。膜厚が減少するほど、感光体ドラムの一次帯電電位は大きくなる傾向があるので(図7(b)参照)、それにあわせて電潜像と帯電ローラ(検知装置)12の電位差が小さくなるように適当なレーザパワーを選択すればよい。
なお、画像形成時において静電潜像を形成するレーザパワーE2は、色ずれ補正制御(露光の調整モード)の実行時とは反対に、膜厚が減少するほど、大きくする(図7(a))。すなわち画像形成時には、帯電印加電位と、静電潜像電位(明部電位)の電位差は膜厚が減少するほど大きくする。これは、画像形成時には、静電潜像電位の変化を抑えることが望ましいからである。
尚、図1のフローチャートのステップS107で、制御部100は電流値変化を検出した時のタイマー値と、図5のフローチャートにおけるステップS506で保存した基準値と比較するよう説明したが、それに限定されない。即ち、あるタイミングにおける色ずれ状態を維持するという観点では、任意の色ずれ発生状態において、ステップS502〜ステップS506を実行し、記憶された基準値をステップS107の比較対象としても良い。
本実施例においては、感光体の膜厚情報を使用して、色ずれ補正制御の静電潜像形成時のレーザパワーを決定したが、膜厚情報の他に、感光体に関する情報として、感光体の感度特性や、感光体の使用履歴を使用することもできる。即ち、感光体の製造による個体毎の感度特性は、色ずれ補正制御の静電潜像電位に影響するため、感度情報を考慮する事で、より精度よく、色ずれ補正を行うことが可能になる。また、感光体の感度がレーザ露光の頻度によって変化する場合、制御部100により露光履歴をカウントして、静電潜像形成時のレーザパワーに反映することで、更なる精度アップ、長寿命化を達成する事が可能になる。
また本実施例では、画像形成装置は複数の感光体ドラム11を有するカラー画像形成装置であった。カラー画像形成装置において上述のステップS101〜S109を行えば、色ずれの抑制という顕著な効果を奏することができる。しかしながら露光の調整モード(ステップS101〜S109は、単一の感光体ドラム11を有するモノクロ画像形成装置においても適用できる。
モノクロ画像形成装置では、各色のトナー像を重ねて画像を形成するわけではないので、色ずれの課題は生じない。しかしモノクロ画像形成装置においても、静電潜像を形成する位置が変化すると記録媒体(用紙P)に対する画像の位置がずれる可能性がある。そこで、そのずれを抑えるためにステップS101〜S109のような制御をして、露光装置の発光タイミングを調整することが考えられる。
(実施例2)
図10は実施例1とは別の形態の画像形成装置の構成図である。実施例1と同じ構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。図4で説明した画像形成装置と異なる点は、各感光ドラム11Y〜11Kの表面を帯電する帯電ローラ12Y〜12Kに印加する帯電バイアス電源602を共通に構成し、同一の帯電電圧を印加する構成を採用する。
このような構成の場合、帯電電流検知回路が共通となるため、色ずれ補正制御を行う際は、各感光ドラム上に順番に静電潜像を形成する必要がある。
但し、ドラム電位制御、潜像制御、色ずれ基準値取得処理は実施例1と同様である。
(2−1)色ずれ補正制御のフローチャート
次に、図10のフローチャートを用いて、本実施例における色ずれ補正制御について説明を行う。実施例1と同様に、連続印刷などで装置内温度が変化した場合や、ユーザの操作により図1の色ずれ補正制御の指示が制御部100に入力された場合や、装置内部環境が大幅に変化した等、所定条件下で実行される。
[ステップS1001〜ステップS1003]
図1のステップS101〜ステップS103と同様の制御を行う。
[ステップS1004〜ステップS1015]
図1のステップS104〜ステップS106と同様の制御を、各色順番に実行する。
[ステップS1016〜ステップS1017]
図1のステップS107〜ステップS109と同様の制御を各色毎に実行する。
実施例2においては、帯電電源を共通化することで、装置の小型化、低コスト化に貢献することができ、且つ、色ずれ補正を精度よく実行する事が可能になる。
1 画像形成装置
100 制御部
101 通信部
102 レーザパワー制御部
103 画像処理部
20 レーザ露光ユニット
11 感光ドラム
13 現像ローラ
12 帯電ローラ
17 メモリ
601 現像バイアス電源
602 帯電バイアス電源
40 色ずれ検出センサ
603 電流検出回路

Claims (15)

  1. 転駆動される感光体と、
    前記感光体を露光して前記感光体の表面に静電潜像を形成する露光ユニットと、
    前記感光体と対向し、前記感光体の前記表面と電気的に接続される対向部材と、
    前記対向部材に電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記対向部材に流れる電流を検知する検知手段
    前記露光ユニットと、前記電圧印加手段と、制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、記録媒体に画像を形成する画像形成モードと、前記静電潜像が形成された前記感光体の前記表面が前記対向部材に対向する領域に到達した時の前記電流を検知する検知モードと、を実行可能である画像形成装置において、
    前記検知モードにおいて、前記制御部は、前記静電潜像が形成された前記感光体の前記表面前記対向部材と、の電位差前記感光体の感光層の膜厚が薄いほど小さくなるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知モードによって検知される前記電流が変化するタイミングに基づいて、前記画像形成モードにおける前記露光ユニットの発光タイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検知モードにおける前記静電潜像を形成するための露光パワーは、前記画像形成モードおける前記静電潜像を形成するための露光パワーより低減されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記検知モードにおける前記静電潜像を形成するための露光パワーと、前記画像形成モードおける前記静電潜像を形成する露光パワーの差は前記感光の膜厚が薄いほど大きくなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は前記検知モードにおける前記静電潜像を形成するための露光パワーを、前記感光の膜厚が薄いほど小さくなるように前記露光ユニットを制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記画像形成モードにおける前記静電潜像を形成するための露光パワーを、前記感光の膜厚が薄いほど大きくなるように前記露光ユニットを制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記検知モードにおける前記感光体の前記表面に形成される前記静電潜像の電位の絶対値、前記感光の膜厚が薄いほど大きくることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記感光体と前記対向部材を複数有し、
    前記複数の感光体の前記表面にそれぞれ形成された現像剤像を重ねて画像形成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記複数の対向部材に、共通の電源から同一の電圧が印加されることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記対向部材、前記感光体の前記表面を帯電する帯電部材であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記対向部材は、前記感光体の前記表面に形成された前記静電潜像に現像剤を供給するために現像剤を担持する現像剤担持体であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記対向部材は、前記感光体の前記表面に形成された現像剤を被転写体に転写させる転写部材であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 記感光体に関する情報を記憶した記憶部材を有し、
    前記検知モードにおける前記感光体の前記表面前記静電潜像を形成するための露光パワーは、前記記憶部材に記憶された情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置
  14. 前記制御部は、前記感光の膜厚を、前記記憶部材に記憶された前記感光層の初期膜厚と、前記感光体の使用量の情報に基づいて求めることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記感光体の前記使用量は、画像形成回数、前記感光体の総回転量、前記対向部材印加する電圧の印加時間の少なくとも一つに基づいて求められることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
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