JP4890233B2 - 信号変換回路 - Google Patents

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本発明は、モーターの駆動制御回路やバックライトの輝度制御回路などに適用され、PWM信号からそのデューティ比に応じた電圧値を持つ電圧信号を得るための信号変換回路であって、大容量の素子が不要で、集積回路化が容易な信号変換回路の構成に関するものである。
例えば、モーターの速度やLEDの照度をリニアに制御したい場合、(1)被制御量の目標値に相当する基準信号を生成し、(2)その基準値、あるいは被制御量の検出値の基準値からの偏差に応じたデューティ比を持つPWM信号を発生させ、(3)当該PWM信号のデューティ比に応じた電圧や電流でモーターやLEDを制御する、というような処理が行われる。(例えば、特許文献1を参照)ここで、PWM信号のデューティ比に応じた電圧や電流は、信号変換回路、あるいはそれと組み合わされた電流源において生成される。PWM信号を電圧信号に変換する信号変換回路には方式の異なった幾つかの例があるが、一般には構成が最も簡単なRCローパスフィルタが使用されることが多い。(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4を参照)
図4は、信号変換回路として使用されるRCローパスフィルタの構成の一例を示している。図4のRCローパスフィルタは、入力端子201と出力端子202の間に抵抗203が直列に接続され、出力端子202とグランドの間に抵抗204とコンデンサ205が並列に接続された構成となっている。このような構成を持つローパスフィルタの入力端子201にPWM信号SPWM が供給されると、その出力端子202には、PWM信号SPWM の平均値にほぼ等しい直流電圧信号SDCが現れる。PWM信号SPWM の平均値は、パルスのローレベルがゼロボルトであると仮定すると、そのハイレベルの電圧値とデューティ比の積で求められる。このため直流電圧信号SDCは、PWM信号SPWM のデューティ比に応じた大きさを持つことになる。
なお、RCローパスフィルタでPWM信号から直流電圧を生成すると、その直流電圧にはPWM信号のローレベルとハイレベルの交番に基づくリップルが生じる。この問題に関して従来は、RCローパスフィルタの遮断周波数をPWM信号の周波数の百分の一程度に設定することにより、直流電圧信号のリップルを無視できる大きさまで低減していた。
具体的に、PWM信号の周波数が20kHzである場合を想定すると、RCローパスフィルタの遮断周波数は0.2kHzに設定される。ここで、RCローパスフィルタが図4のような構成を持つものである場合、その遮断周波数をおよそ0.2kHzにするには、抵抗203と204に抵抗値が16kΩの素子を、コンデンサ205に容量値が0.1μFの素子を使用する必要がある。
特開平11−356077号 特開平06−037641号 特開平06−188738号 特開2000−307427号
RCローパスフィルタによる信号変換回路は、その構成が簡素で設計も容易である。しかし、先の具体的な例のような大きな容量値と抵抗値の素子を、限られた面積の集積回路上に全て形成するのは非常に困難である。このため、RCローパスフィルタによる信号変換回路は、事実上、集積回路上にその前後の機能回路と一体に構成することが不可能であった。
そこで本発明は、大容量の素子が不要で集積回路化が容易な信号変換回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、パルス幅変調された入力信号の供給を受け、入力信号のデューティー比に応じた電圧値を持つ出力信号を得るための信号変換回路において、入力信号のハイレベル期間に応じた第1の信号を生成する第1のカウンタ部と、入力信号のローレベル期間に応じた第2の信号を生成する第2のカウンタ部と、第1の信号と第2の信号から入力信号のほぼ1周期の期間に応じた第3の信号を生成する加算器と、第3の信号に応じた電圧値の第4の信号を生成する第1のコンバータ回路と、第1の信号に応じた電圧値の第5の信号を生成する第2のコンバータ回路とを具備し、
ここで、第5の信号の大きさを入力信号のハイレベル期間に正の係数で比例し、入力信号の周期に負の係数で比例する大きさにすることにより該出力信号を得ることを特徴とする。
PWM信号のハイレベルとローレベルの期間をカウントし、得られた信号を処理して直流電圧信号を得るようにしたため、容量値の大きなコンデンサ、抵抗値の大きな抵抗が不要となり、信号変換回路の集積回路化が容易になる。
付帯的に、PWM信号のハイレベルの電圧値、ローレベルの電圧値が違っていても、同じデューティ比のPWM信号に対して同じ直流電圧信号が得られる。
第1と第2のカウント回路とエッジ検出回路を設け、PWM信号を2つのカウント回路とエッジ検出回路に供給し、2つのカウント回路には更にクロック信号とエッジ検出回路からの信号を供給するように構成する。
第1と第2のカウント回路の後段に、それぞれ第1のシフトレジスタ、第2のシフトレジスタを設ける。第1のシフトレジスタは、第1のカウント回路が検出したPWM信号がハイレベルである期間のクロック信号のパルス数をカウントするように構成し、第2のシフトレジスタは、第2のカウント回路が検出したPWM信号がローレベルである期間のクロック信号のパルス数をカウントするように構成する。
第1と第2のシフトレジスタの後段に、それぞれ第1のレジスタ、第2のレジスタを設ける。第1のレジスタは、エッジ検出回路からの信号に応じて、第1のシフトレジスタで生成されたハイレベル期間のパルス数を表わす信号を格納するように構成し、第2のレジスタは、エッジ検出回路からの信号に応じて第2のシフトレジスタで生成されたローレベル期間のパルス数を表わす信号を格納するように構成する。
加算器と第3のレジスタを設け、第1と第2のレジスタに格納されたハイレベル期間とローレベル期間の各パルス数を表わす信号を加算器において加算し、その加算処理で得られた1周期のパルス数を表わす信号を第3のレジスタに格納するように構成する。
一定の電流で駆動される第1のD/Aコンバータ回路を設け、第3のレジスタに格納された信号に応じた電圧値の信号を生成するように構成する。
誤差増幅器と制御トランジスタと抵抗からなる電流源回路を設け、第1のD/Aコンバータ回路において生成された電圧信号に応じた電流を流すように構成する。
制御トランジスタに直列に基準電流源を設け、一定値の基準電流と電流源回路を流れる電流との差分に応じた電流信号が得られるように構成する。
可変の電流で駆動される第2のD/Aコンバータ回路を設け、第1のレジスタに格納された信号に応じた電圧値の信号を生成するように構成すると共に、先の電流信号に応じた駆動電流が供給されるように構成する。ここで、第2のD/Aコンバータ回路は、駆動電流の大きさに応じてそこで生成される電圧信号の大きさを変化させるものとする。
これにより、第2のD/Aコンバータ回路において生成される電圧信号の大きさを、ハイレベル期間のパルス数に正の係数で比例し、1周期のパルス数に負の係数で比例する大きさとし、第2のD/Aコンバータ回路の出力側から信号変換による出力信号を得る。
大容量の素子が不要で集積回路化が容易な、本発明による信号変換回路の構成を図1に示した。本発明による信号変換回路は以下のような構成となっている。なお、図1の(a)と(b)に示される部分は、便宜上、分割して示されているだけであって、実際には1と1’、2と2’の位置において結合しているものとする。
入力端子101は波形整形回路103を介して第1のカウント回路104、エッジ検出回路112、第2のカウント回路108の各入力側に接続されている。ここで、第1のカウント回路104と第2のカウント回路108の各制御入力と各クロック入力は、それぞれエッジ検出回路112、クロック入力端子113に接続されている。
第1のカウント回路104の出力側は第1のシフトレジスタ105に接続され、第1のシフトレジスタ105の出力側は第1のレジスタ106の入力側に接続されている。この第1のカウント回路104、第1のシフトレジスタ105、第1のレジスタ106により第1のカウンタ部107が形成されている。同様に、第2のカウント回路108の出力側は第2のシフトレジスタ109に接続され、第2のシフトレジスタ109の出力側は第2のレジスタ110の入力側に接続されている。この第2のカウント回路108、第2のシフトレジスタ109、第2のレジスタ110により第2のカウンタ部107が形成されている。ここで、第1のレジスタ106と第2のレジスタ109の各制御入力は、それぞれエッジ検出回路110に接続されている。
第1のレジスタ106と第2のレジスタ110の各出力側は、それぞれ加算器114の第1の入力側と第2の入力側に接続されている。加算器114の出力側は第3のレジスタ115の入力側に接続され、第3のレジスタ115の出力側は第1のD/Aコンバータ回路116の入力側に接続されている。第1のD/Aコンバータ回路116の出力側は、グランドとの間に抵抗118が接続された誤差増幅器119の非反転入力端子(+)に接続されている。ここで、第1のD/Aコンバータ回路116は、電流源117において生成された一定の電流を駆動電流として受け取るものとする。
誤差増幅器119の出力側は制御トランジスタ121のゲートに接続され、制御トランジスタ121のソースは基準電流源120の出力側に接続されている。制御トランジスタ121のドレインは抵抗122を介してグランドに接続され、そのドレインは更に誤差増幅器118の反転入力端子(−)に接続されている。
第1のレジスタ106の出力側はまた、第2のD/Aコンバータ回路123の入力側に接続され、第2のD/Aコンバータ回路123の出力側は出力端子102に接続されている。ここで、第2のD/Aコンバータ回路123は、可変電流源124において生成された電流を駆動電流として受け取るものであり、可変電流源124において生成される電流は、基準電流源120と制御トランジスタ121の接点に生じた電流信号SPTに応じて変化するものとする。
以上のような構成を持つ信号変換回路では、次の様にしてPWM信号SPWM から直流電圧信号SDCを得る。
入力端子101に供給されたPWM信号SPWM は、波形整形回路103において波形を整えられた後、第1のカウント回路104、第2のカウント回路108、エッジ検出回路112に供給される。エッジ検出回路112では、供給されたPWM信号SPWM のパルスのレベル変化を監視し、パルスが立ち上がった時点と立ち下がった時点で所定の信号SE を発生させる。そしてこの信号SE は、エッジ検出回路112から第1のカウント回路104、第2のカウント回路108、第1のレジスタ106、第2のレジスタ110にそれぞれ供給される。
信号SE がPWM信号SPWM のパルスの立ち上がりを示す状態になると、第1のカウント回路104は、端子113から供給されるクロック信号SCLK のパルスの検出(例えば、ローレベルからハイレベルへの変化の検出)を開始する。第1のシフトレジスタ105は、第1のカウント回路104に発生したパルスの検出に基づく信号を受信し、パルスの検出数に応じたnビットのデータ信号を発生させる。そして、第1のカウント回路104と第1のシフトレジスタ105は、信号SE がPWM信号SPWM のパルスの立ち下がりを示す状態になるまで、クロック信号SCLK のパルスを検出し、パルス数に基づくデータ信号を生成し続ける。
第1のシフトレジスタ105に保持されたnビットのデータ信号は、適当なタイミングで順次第1のレジスタ106に送られ、そこに格納される。ここで第1のレジスタ106は、エッジ検出回路112からの信号SE をラッチ信号として受け取り、第1のカウント回路104がパルスを検出している期間の間、すなわちPWM信号SPWM のパルスがハイレベルである期間の間、新たなデータの読み込みを行わずに、それまでのデータの出力を維持するように動作する。これにより、第1のレジスタ106に格納され、そこから出力されるnビットのデータ信号は、直近のPWM信号SPWM のパルスがハイレベルであった期間に検出されたクロック信号SCLK のパルス数ということになる。
一方、信号SE がPWM信号SPWM のパルスの立ち下がりを示す状態になると、第2のカウント回路108は、端子113から供給されるクロック信号SCLK のパルスの検出を開始する。第2のシフトレジスタ109は、第2のカウント回路108に発生したパルスの検出に基づく信号を受信し、パルスの検出数に応じたnビットのデータ信号を発生させる。そして、第2のカウント回路108と第2のシフトレジスタ109は、信号SE がPWM信号SPWM のパルスの立ち上がりを示す状態になるまで、クロック信号SCLK のパルスを検出し、パルス数に基づくデータ信号を生成し続ける。
第2のシフトレジスタ109に保持されたnビットのデータ信号は、適当なタイミングで順次第2のレジスタ110に送られ、そこに格納される。ここで第2のレジスタ110は、エッジ検出回路112からの信号SE をラッチ信号として受け取り、第2のカウント回路108がパルスを検出している期間の間、すなわちPWM信号SPWM のパルスがローレベルである期間の間、新たなデータの読み込みを行わずに、それまでのデータの出力を維持するように動作する。これにより、第2のレジスタ110に格納され、そこから出力されるnビットのデータ信号は、直近のPWM信号SPWM のパルスがローレベルであった期間に検出されたクロック信号SCLK のパルス数ということになる。
第1のレジスタ106と第2のレジスタ110のそれぞれに格納されたデータは、適宜加算器114に送られ、加算される。この加算により得られたデータは第3のレジスタ115に送られ、そこに格納される。これにより、第3のレジスタ115に格納され、そこから出力されるデータは、PWM信号SPWM のほぼ1周期に当たる期間に検出されたクロック信号SCLK のパルス数ということになる。
第3のレジスタ115に格納されたデータは、適宜、第1のD/Aコンバータ回路116に送られ、1周期のクロック数(デジタル量)に応じた電圧値(アナログ量)の電圧信号SVOL に変換される。この電圧信号SVOL は誤差増幅器119の非反転入力端子(+)に基準電圧として供給される。ここで、誤差増幅器119と制御トランジスタ121と抵抗122は電流源回路を構成しており、制御トランジスタ121を流れる電流は、PWM信号SPWM の1周期の期間に応じた大きさに制御される。一方、制御トランジスタ121には基準電流源120から一定の電流が供給されるように構成されているため、基準電流源120と制御トランジスタ121の接点には、PWM信号SPWM の1周期の期間が長いと小さくなり、短いと大きくなるような、周期に応じた電流信号SPTが発生する。
第1のレジスタ106に格納されたデータは、第2のD/Aコンバータ回路123にも送られ、ハイレベル期間のクロック数(デジタル量)に応じた電圧値(アナログ量)の信号SDCに変換される。ここで、第2のD/Aコンバータ回路123は、電流源124からの可変の電流で駆動されるように構成されている。また、電流源124から第2のD/Aコンバータ回路123に供給される駆動電流は、先の電流信号SPTに応じた大きさに制御されている。このため、電流信号SPTの大きさに応じた補正が直流電圧信号SDCに加えられ、電圧信号SDCの電圧値は、PWM信号SPWM のハイレベル期間に正の係数で比例し、PWM信号SPWM の周期に負の係数で比例する値となってる。
ところで、図2に示すように、それぞれデューティ比が同一のPWM信号SPWM であっても、その周期(=周波数)が異なると、それぞれハイレベル期間にカウントされるクロック信号SCLK のパルス数も異なってくる。(図2のCL1、CL2、CL3の高さはパルス数の多寡を示す)ここで、周期がT1の場合にカウントされるパルス数をCL1、周期がT2の場合にカウントされるパルス数をCL2、周期がT3の場合にカウントされるパルス数をCL3とすると、各PWM信号のデューティ比が80%で「同一」のとき、CL1/T1=CL2/T2=CL3/T3となる。これはつまり、T1:T2=CL1:CL2、T2:T3=CL2:CL3ということであり、デューティ比が同じ信号間では、周期とハイレベル期間のパルス数が比例の関係にあることを示している。なお、周期が長くなればパルス数も増加するため、その係数は正となる。
一方、図1の(b)に示す第2のD/Aコンバータ回路123は、構成上、PWM信号SPWM のハイレベル期間にカウントされたパルス数に応じた直流電圧信号SDCを発生させる。この直流電圧信号SDCは、その生成過程において何の補正も受けなければ、検出されたパルス数に忠実な大きさとなる。このため、補正されていない純粋な直流電圧信号SDCは、デューティ比が同一であっても、周期が異なると違う大きさになってしまう。具体的には、図3左側の線(i)のように、周期T1、T2、T3に対応して信号もSDC1 、SDC2 、SDC3 と変化してしまう。デューティ比が同じ信号間では周期とハイレベル期間のパルス数は正の係数で比例するため、周期T1、T2、T3と信号SDC1 、SDC2 、SDC3 も正の係数で比例し、その特性は右肩上がり(正の傾き)の線形となる。
ここで、図3の線(ii)に示すような、周期の変化に対して負の傾きで変化する、つまり、周期に対して負の係数で比例するような信号や回路動作でもって信号SDC1 、SDC2 、SDC3 を適切に補正すれば、図3右側の線(iii)に示すように、同じデューティ比のPWM信号に対して同じ大きさの直流電圧信号SDCが得られるだろうと予想できる。そこで、図1に示す信号変換回路は、(1)PWM信号SPWM の周期が長いと小さくなり、周期が短いと大きくなる電流信号SPTを発生させ、(2)その電流信号SPTで第2のD/Aコンバータ回路123の出力ゲインを制御するように構成した。
このような構成によれば、直流電圧信号SDCは、電流信号SPT、すなわち、PWM信号SPWM の周期に応じて補正される。つまり、その直流電圧信号SDCの大きさは、PWM信号SPWM のハイレベル期間に正の係数で比例するが、PWM信号SPWM の周期に負の係数で比例する大きさとなる。その結果、図1の信号変換回路は、PWM信号SPWM の周波数が変化した場合でも、同じデューティ比のPWM信号SPWM に対して同じ大きさの直流電圧信号SDCが得られるものとなっている。
なお、図1の第2のD/Aコンバータ回路123は、電流源124からの可変の駆動電流によってゲインを変化させるものとなっている。しかし、第2のD/Aコンバータ回路123を第1のD/Aコンバータ回路116と同じ固定ゲインの回路とし、その出力側に新たにゲイン可変型の増幅回路を設け、その増幅回路に電流信号SPTを供給するようにしても構わない。第2のD/Aコンバータ回路123の出力側にギルバートセルを利用した可変コンダクタンス回路を新たに設け、そのゲインを決定する2つの電流(I1 /I0 )の一方を制御トランジスタ119の通過電流で変化させるようにしても構わない。
また、図1の各カウンタ部107と111は、それぞれカウント回路、シフトレジスタ、レジスタの組合せで構成されているが、例えば、カウント回路に2進nビットデジタルカウンタを適用すれば、シフトレジスタあるいはレジスタを省略することもできる。さらに、図1の実施例では、回路の動作開始や動作終了、あるいはさらに回路初期化のタイミングなどを設定するために、各カウント回路にPWM信号とエッジ検出信号を同時に供給している。しかし、カウント回路の内部構成を変形し、どちらか一方の信号のみの供給で全ての動作をするようにしても構わない。なお、入力端子101を介して供給されるPWM信号の波形の歪みが小さい場合には、波形整形回路103を省略しても構わない。
以上に説明した本発明による信号変換回路は、ハイレベル期間とローレベル期間のパルスの数を計測する段階と、その信号をデジタル的に処理する段階と、周期に応じた信号を生成する段階と、当該信号でハイレベル期間に応じた電圧信号を補正する段階を組み合わせたことを特徴としている。このような本発明によれば、大きな容量値のコンデンサや大きな抵抗値の抵抗素子が不要となり、信号変換回路の集積回路化が容易になる。また、PWM信号のハイレベル、ローレベルの電圧値が変動しても、直流出力電圧はその影響を受け難いといった付帯的な効果も得られる。
本発明による信号変換回路の構成図。 同じデューティ比を持つPWM信号の周期変化に対するハイレベル期間のクロック数の変化を説明する図。 同じデューティ比を持つPWM信号の周期変化に対する直流電圧信号の変化とその補正方法を説明する図。 RCローパスフィルタによる従来の信号変換回路の構成図。
符号の説明
101:入力端子
102:出力端子
104:第1のカウンタ
105:第1のシフトレジスタ
106:第1のレジスタ
107:第1のカウンタ部
108:第2のカウンタ
109:第2のシフトレジスタ
110:第2のレジスタ
111:第2のカウンタ部
112:エッジ検出回路
113:クロック入力端子
114:加算器
115:第3のレジスタ
116:第1のD/Aコンバータ回路
119:誤差増幅器
120:基準電流源
121:制御トランジスタ
123:第2のD/Aコンバータ回路
PWM :PWM信号
E :エッジ検出信号
VOL :周期に応じた電圧信号(第4の信号)
PT:周期に応じた電流信号

Claims (6)

  1. パルス幅変調された入力信号の供給を受け、該入力信号のデューティー比に応じた電圧値を持つ出力信号を得るための信号変換回路において、
    該入力信号のハイレベル期間に応じた第1の信号を生成するための第1のカウンタ部と、
    該入力信号のローレベル期間に応じた第2の信号を生成するための第2のカウンタ部と、
    該第1の信号と該第2の信号から該入力信号のほぼ1周期の期間に応じた第3の信号を生成する加算器と、
    該第3の信号に応じた電圧値の第4の信号を生成する第1のコンバータ回路と、
    該第1の信号に応じた電圧値の第5の信号を生成する第2のコンバータ回路と、
    を具備し、
    該第5の信号の大きさを該入力信号のハイレベル期間に正の係数で比例し、該入力信号の周期に負の係数で比例する大きさにすることにより該出力信号を得ることを特徴とする信号変換回路。
  2. 前記第1の信号と前記第2の信号と前記第3の信号がそれぞれ所定のビット数のデジタル量の信号であり、前記第4の信号と前記第5の信号がアナログ量の信号であることを特徴とする、請求項1に記載した信号変換回路。
  3. 前記第4の信号の供給を受け、該第4の信号の値の増加に応じて値が減少する電流信号を生成する電流源回路を更に具備し、
    該電流信号によって該第5の信号を該第4の信号に負の係数で比例する大きさに制御することを特徴とする、請求項1あるいは請求項2に記載した信号変換回路。
  4. 前記第2のコンバータ回路が、供給される駆動電流の大きさに応じて前記第5の信号の大きさを変化させる構成を具え、
    該駆動電流の大きさが前記電流信号によって制御されることを特徴とする、請求項3に記載した信号変換回路。
  5. 前記第1のコンバータ回路が一定の駆動電流で駆動され、
    前記第2のコンバータ回路が可変の駆動電流で駆動される
    ことを特徴とする、請求項4に記載した信号変換回路。
  6. パルス幅変調された入力信号の供給を受け、該入力信号のデューティー比に応じた電圧値を持つ出力信号を得るための信号変換回路において、
    該入力信号のハイレベル期間に応じた第1の信号を生成するための第1のカウンタ部と、
    該入力信号のローレベル期間に応じた第2の信号を生成するための第2のカウンタ部と、
    該第1の信号と該第2の信号から該入力信号のほぼ1周期の期間に応じた第3の信号を生成する加算器と、
    該第3の信号に応じた電圧値の第4の信号を生成する第1のコンバータ回路と、
    該第1の信号に応じた電圧値の第5の信号を生成する第2のコンバータ回路と、
    を具備し、
    該第5の信号の大きさを該第4の信号に基づく電流信号で補正して該出力信号を得ることを特徴とする信号変換回路。
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