JP4889752B2 - 業務評価システム - Google Patents

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Description

本発明は、企業等において従業員等から業務に関する提案がなされた際に、提案内容の審査・評価・報奨等の過程を、ネットワークを介して接続する計算機で行う業務評価システムについての技術に関する。
従来の企業等においては、従業員等から業務に関する提案がなされた場合に、受付管理簿・提案書への記載等の受付処理や、審査担当部門への審査依頼時の審査・決定票の作成を手作業で行っていた。
また、優れた業務提案を行った従業員に対しては報奨金等が支払われることとするが、従前は審査内容による報奨区分の判定や報奨金額の算定についても、そのつど計算することが一般的であった。
さらに、月別決定件数等の算出や、共同提案の場合の按分、個人表彰者の算出や資料の作成、過去の累積データとの照合等についても、手作業で行っていた。
他にも業務改善提案の水平展開に時間を要する点や、知財化への判断が迅速にできないという問題も生じていた。
そのため、業務改善提案がなされてから、それに対する評価がなされるまでの一連の過程を円滑に進行させることができるようにする業務改善提案審査システム及びこれに用いるコンピュータに関する技術が提案されている。(例えば特許文献1を参照)。
また、提案内容とともにその提案に対する評価も管理することができ、提案者が自身の提案に対する評価を容易に確認できるようにする提案情報管理装置及びその提案情報管理プログラムに関する技術が提案されている。(例えば特許文献2を参照)。
特開2006−031242号公報 特開2004−078850号公報
上記の通り、従来における業務評価システムでは、従業員等からなされた業務に関する提案の受付処理や、審査依頼時の審査・決定票の作成を手作業で行っていた。また、審査内容による報奨区分の判定や報奨金額の算定についても、そのつど計算することが一般的であった。
そのため、処理に時間がかかるため、業務の効率化という点で問題となっていた。さらに人間系による処理ではヒューマンエラーが発生する恐れがあるという問題も生じていた。また、審査箇所により審査のレベルに格差があるといった問題もあった。他にも水平展開効果が把握されていなかったり、効果の高い改善提案が知財化に結びついていなかったりするという問題も生じていた。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、従業員等からなされた業務に関する提案の受付処理や、審査依頼時の審査・決定票の作成を自動化するとともに、業務評価システムでなされた評価に基づく提案者への報奨を自動化することで、事務の正確性の向上を図るとともに、担当者の負担軽減を可能とする業務評価システムを提供することを目的とする。
本発明の業務評価システムは、業務提案を行う従業員の端末と、業務提案の審査を担当する従業員の端末に、ネットワークを介して接続するサーバ装置を用いて、従業員からの業務提案の評価を行う業務評価システムであって、前記業務提案を行う従業員の端末に入力された業務提案データを受信して、前記審査を担当する従業員が備える端末に送信する業務提案データ送信手段と、前記業務提案の審査を担当する従業員の端末に入力された、前記業務提案に対する審査結果データを受信する審査結果データ受信手段と、前記受信した審査結果データの記載に基づき、前記業務提案を行う従業員への報奨の内容を判定し、ネットワークを介して報奨を実行する報奨実行手段と、を備えることを特徴とする。
ここで「業務提案」とは、たとえば企業等において行われる従業員からの業務改善提案や企画提案等を意味する。「評価」とは、審査の対象となる業務を所管する従業員等により業務提案の審査・採点を行い、有益な業務提案を業務において採用する。他にも、提案者に対して報奨金の支払や表彰などを行うこととし、報奨金額の決定等も「評価」に含むものである。
なお、業務提案の審査結果は採点により行われるため数値等となっているが、評価に際しては重み付け等を行うこともあるので、審査における値が評価における値と同一という訳ではない。
また「報奨の実行」とは、たとえば、審査で決定した提案者への報奨の金額を、本システムを構成する計算機がネットワークを介して、提案者の支払口座に支払処理を行うこと等を意味する。
本発明によれば、提案者による業務提案データの入力から提案者への報奨の実行までを、一連の手続として処理することができるので、有用な業務提案を迅速に具体化することができる。
また、本発明の業務評価システムにおける前記審査結果データ受信手段は、受信した審査結果データと、審査の対象である業務提案データとを、関連付けて前記サーバ装置に保存し、前記報奨実行手段は、前記業務提案を行う従業員ごとに、一定期間内における審査結果の集計を行い、該集計に基づき業務提案を行う従業員に対して報奨を実行することを特徴とする。
ここで「一定期間内における審査結果の集計」とは、たとえば月間や年間における表彰等のための集計を意味する。また、部門単位での業務提案の集計も含むものである。
本発明によれば、累計的な業務提案の把握が可能となるという効果を奏する。
さらに、本発明の業務評価システムにおいて、前記サーバ装置には従業員の入社日の情報を含む属性データを保持し、前記審査結果データ受信手段は、受信した審査結果データと、審査の対象である業務提案を行った従業員のデータとを、関連付けて保存し、前記審査を担当する従業員には、前記業務提案を行った従業員の上司である従業員を含み、前記従業員の属性データに基づいて算出した、前記業務提案を行った従業員の勤続年数が一定の年数に満たさず、前記業務提案を行った従業員がした業務提案の審査結果データの実績が一定値に満たないである場合には、審査を担当する従業員を、前記業務提案を行った従業員の上司である従業員と判定する審査担当者判定手段を備えることを特徴とする。
ここで「従業員の属性データ」とは、従業員が所属する部署や入社日等の情報を意味する。通常における「審査を担当する従業員」は、業務提案を行った従業員の上司である従業員ではなく、審査の対象となる業務を所管する従業員等の、高い専門性を有する従業員を意味する。
また「従業員の勤続年数が一定の年数に満たさず」とは、たとえば、従業員の属性データに記録された従業員の入社日から算出した社歴が、所定の期間を経過していない場合等を意味する。「従業員がした業務提案の審査結果データの履歴が一定値に満たない」とは、たとえば、過去1年において行った業務提案の審査結果である数値の累計が、すべての従業員の平均値に満たない場合等を意味する。なお、ここでの「数値」は、審査における値であってもよいし、重み付け等を行った後の評価における値であってもよい。
これにより、まだキャリアが浅く業務提案の実績が乏しい従業員がした業務提案については、業務提案を行った従業員の上司である従業員が審査を行うことになるので、具体的な事情を踏まえた適切な審査を行うことができるとともに、アドバイスを通じて従業員の育成にも役立てることができる。また、通常において審査を担当する専門性の高い従業員については、重要性が高い業務提案に限定して審査を行うことができるので、負担を軽減することができる。
なお、ここでは業務提案を行った従業員の上司である従業員が審査を行うこととしたが、実際の審査を行う前の内容確認にとどめ、審査に進めるべきであると判断したときに、専門性の高い従業員に転送するように設定することもできる。
これにより、専門性の高い従業員の負担を軽減しつつ、統一した審査基準による公正な審査が実現できる。
他にも、たとえば業務提案の対象とする内容が自所特有の問題であって、他所への汎用性がないような場合にも、審査を担当する専門性の高い従業員ではなく、該当する業務を所管する部門の長であることが望ましい。
かかる場合には、業務提案データの入力画面において業務提案の対象を示すデータ入力を誘導することで、審査担当者判定手段はこれらのデータに基づき自所特有の問題か否かを判定して、自所特有の問題については部門の長に審査を依頼するように設定することもできる。
また、簡易な業務提案についても、該当する業務を所管する部門の長による審査であることが望ましい。そのため、たとえば業務提案データに金額的な効果を記載する入力領域を設けることで、審査担当者判定手段が記載された金額を参照して、一定の金額に達していない場合には、部門の長に審査を依頼するように設定することもできる。
さらに、本発明の業務評価システムにおいて、前記審査結果データ受信手段により、前記業務提案の審査を担当する従業員の端末から受信した前記業務提案に対する審査結果データには、審査項目別に数値による採点がなされており、前記報奨実行手段は、報奨の内容の判定に際して、審査結果データに記載された審査項目別の数値と、前記サーバ装置が備える審査項目別の重みを規定するデータとに基づき、判定の対象とする数値の算出を行い、前記報奨の内容の判定は複数種類あって、前記報奨実行手段は、該判定の種類に対応して、前記審査項目別の重みを規定するデータに、異なるデータを参照することを特徴とする。
ここで「審査項目別に数値による採点」とは、たとえば、審査に係る業務提案の内容を「着眼点」「現状分析」「創意工夫」「改善効果」といったように、さまざまな観点から審査して採点を行うことを意味する。
また「審査項目別の重みを規定するデータ」とは、総合的な評価を行うのに際して、審査項目別になされた数値による採点のうち、重要度の高い審査項目に重み付けを行うための、重みを規定するデータを意味する。
次に「報奨の内容の判定は複数種類あって」とは、たとえば、一つの業務提案について、提案者に支払う報奨金の金額の判定と、同じ業務提案を知的財産として保護するか否かの判定と、2つの判定を行うような場合を意味する。ここでの判定に際しては、異なる審査項目別の重みを規定するデータを用いる。
本発明によれば、一つの業務提案について、多面的な見地から価値を評価することができるので、より的確に業務提案の内容を保護することができる。
さらに、本発明の業務評価システムにおける前記審査結果データ受信手段は、受信した審査結果データと、審査を担当した従業員のデータとを、関連付けて前記サーバ装置に保存し、前記審査担当者判定手段は、業務提案の審査を担当する従業員の審査履歴データに基づき、業務提案の審査を担当する従業員を判定することを特徴とする。
ここで「審査履歴データ」とは、審査担当者の審査結果の正確度を記録したデータ等であって、審査担当者判定手段による審査担当者の選択に際して参照される。
以下に具体例を示す。報奨実行手段は、審査担当者が行った業務提案の審査結果における効果の予測と、実際に採用された業務提案の効果の実績とを比較して、その差を審査担当者ごとに審査履歴データに記録する。
審査担当者判定手段は、都度行われる審査担当者の選択に際して、審査履歴データに記録された効果の予測と実績の差を参照して、その差が少ない審査担当者を、実際に審査を依頼する審査担当者と判定する。
本発明によれば、過去の審査において効果の予測が正確な審査担当者が、実際に審査を依頼する審査担当者として選択されるという効果を奏する。これにより審査の質を向上させることができる。
他にも、それぞれの審査担当者について、業務提案のテーマごとに分けて効果の予測と実績の差を算出して記録することで、提案者がした業務提案のテーマに応じて、審査担当者を選択するように設定することもできる。
なお、本発明の業務評価システムにおいて、前記業務提案データは、ネットワークを介して接続する従業員の端末に検索可能に公開されて、前記従業員の端末における前記業務提案データの検索履歴に基づき、検索された業務提案データを表示する業務提案データ検索手段を備えることを特徴とする。
ここで「業務提案データの検索履歴」とは、たとえば検索された回数や検索者に有用性等のアンケートを行って得たデータを意味する。
本発明によれば、有用な業務提案について部門を超えた活用がなされるので、水平展開効果を誘導することができる。
従業員等からなされた業務に関する提案の受付処理や、審査依頼時の審査・決定票の作成を自動化することで、事務の正確性の向上を図るとともに、担当者の負担軽減を可能とする。
第1の実施形態における業務評価システム1のシステム構成図である。 図1の管理サーバ10の記憶部13が備える従業員DB131のデータ構成例である。 図1の管理サーバ10の記憶部13が備える審査担当者DB132のデータ構成例である。 図1の管理サーバ10の記憶部13が備える受付履歴DB133のデータ構成例である。 図1の管理サーバ10の記憶部13が備える審査履歴DB134のデータ構成例である。 図1の管理サーバ10の記憶部13が備える報奨履歴DB135のデータ構成例である。 第1の実施形態における業務提案データ送信手段123の処理フローを示すフローチャートである。 第1の実施形態において業務提案データ送信手段123により提案者端末2のモニタ(出力部26)に表示される業務提案入力画面の表示例である。 第1の実施形態において審査履歴DB134が備える所管テーブルのデータ構成例である。 第1の実施形態における審査結果データ受信手段124の処理フローを示すフローチャートである。 第1の実施形態において審査結果データ受信手段124により審査担当者端末4のモニタ(出力部36)に表示される審査結果入力画面の表示例である。 第1の実施形態において審査担当者用いる審査基準の記載例である。 第1の実施形態において審査履歴DB134が備える重み付けテーブルのデータ構成例である。 第1の実施形態における報奨実行手段125の通常において行われる処理フローを示すフローチャートである。 第1の実施形態において報奨DB135が備える報奨基準テーブルのデータ構成例である。 第1の実施形態において報奨DB135が備える計算テーブルのデータ構成例である。 第1の実施形態における報奨実行手段125の年間集計の処理フローを示すフローチャートである。 第1の実施形態において報奨DB135が備える年間集計テーブルのデータ構成例である。 第1の実施形態の変形例における審査担当者判定手段125の処理フローを示すフローチャートである。 第1の実施形態の別の変形例における審査担当者判定手段125の処理フローを示すフローチャートである。 第2の実施形態において管理サーバ10の記憶部13が備える受付履歴DB133のデータ構成例である。 第2の実施形態において管理サーバ10の記憶部13が備える審査履歴DB134のデータ構成例である。 第3の実施形態における業務評価システム1のシステム構成図である。 第3の実施形態において業務提案データ検索手段127により検索者端末5のモニタ(出力部56)に表示される検索評価画面の表示例である。 第3の実施形態において受付履歴DB133が備える検索評価テーブルのデータ構成例である。 第3の実施形態における受付履歴DB133のデータ構成例である。
以下、本発明の業務評価システムにおける第1の実施の形態について説明する。
本実施形態では、企業等の従業員からなされた業務改善提案を管理するシステムに、本発明の業務評価システムを用いる。
図1は、第1の実施の形態にかかる業務評価システム1の機能ブロック図である。
本実施形態において、業務評価システム1を構成する管理サーバ10は、インターネット等のネットワーク6を介して、提案者の端末2,提案者の部門長の端末3,審査担当者の端末4等と接続する。
管理サーバ10は、ネットワーク6と接続する送受信部11,従業員の業務評価に関する演算処理を行う中央演算処理部12,従業員の業務評価に必要な情報を保持する記憶部13,データを入力するキーボード等の入力部14およびデータを出力するディスプレイ表示装置あるいはプリンタ等の出力部15等から構成されている。
次にインターネット等のネットワーク6を介して管理サーバ10と接続する提案者の端末2は、管理サーバ10と同様に送受信部21,中央演算処理部22,記憶部23,入力部24,出力部25等から構成されている。また、提案者の部門長の端末3,審査担当者の端末4も、提案者端末2と同様の構成となっている。
管理サーバ10の中央演算処理部12には、送受信部11との間でデータの受け渡しを行う送受信処理手段121,入力部14または出力部15とデータの受け渡しを行う入出力処理手段122,業務提案データを審査担当者に送信する業務提案データ送信手段123,審査担当者からの審査結果データを受信する審査結果データ受信手段124,審査結果に応じて提案者への報奨を実行する報奨実行手段125,審査担当者の選択・判定を行う審査担当者判定手段126等を備える。
記録部13には、従業員の情報を保持する従業員DB131,業務提案データを審査する担当者の情報を保持する審査担当者DB132,従業員からなされた業務提案の履歴を記憶する受付履歴DB133,審査担当者による審査の履歴を記憶する審査履歴DB134,報奨がなされた業務提案の履歴を記録する報奨履歴DB135等を備える。
図2には、従業員DB131の構成例を示す。
本実施形態の従業員DB131では、従業員の氏名ごとに、事業所,所属,役職,メールアドレス等の情報を保持する。また、後述する報奨金の支払を受ける金融機関の口座等の情報も保持することとしている。
図3には、審査担当者DB132の構成例を示す。
審査担当者DB132では、業務提案の審査を担当する従業員の事業所,所属,職務経歴等の情報を保持する。ここで審査を担当する従業員は、いずれかの担当業務において、高いスキルを有する従業員が選定される。これらのデータ入力は、たとえば管理者により管理サーバ10が備えるキーボード(入力部14)から行われる。
図4には、受付履歴DB133の構成例を示す。
受付履歴DB133では、すべての従業員からなされた業務提案の受付処理の履歴データを一括して保持する。ここでは、受付がなされた業務提案に一意の受付番号が付され、提案者や提案内容に関する情報と関連付けて記憶される。さらに、その業務提案に対する審査を行った審査担当者や、結果である評価点数等の情報も保持する。
図5には、審査履歴DB134の構成例を示す。
審査履歴DB134では、審査担当者ごとに行った審査の採点結果のデータを記憶する。他にも審査の依頼があった日付や審査が完了した日付のデータも保持して、審査の進行を管理する。
図6には、報奨履歴DB135の構成例を示す。
報奨履歴DB135では、報奨を受けた提案者の氏名や評価点数、報奨金の額、支払日時等のデータを累計的に保持する。なお、同一の受付番号の業務提案であっても共同で提案が行われたような場合には、複数の提案者に対してそれぞれ報奨が行われるので、報奨履歴DB135ではそれぞれの支払を単位として管理する。
[業務提案データ送信手段123]
図7には、本実施形態の業務評価システム1が備える業務提案データ送信手段123の処理フローを示す。
はじめに業務提案データ送信手段123は、提案者が備える端末2のモニタ(出力部25)に業務提案の入力画面を表示する(S101)。提案者は入力画面に業務提案の入力を行い、業務提案データ送信手段123は入力された業務提案データを受信する(S102)。
図8は、提案者端末2に表示される業務提案入力画面の表示例である。本例では、提案者の氏名(共同提案の場合はリーダーの氏名),共同提案の場合には共同提案者の氏名,業務提案のタイトル等の書誌的なデータを入力するとともに、業務提案を「現状」「改善案」「効果」に分けて記載することとしている。
業務提案データを受信した業務提案データ送信手段123は、書誌的事項を受付履歴DB133に保存するとともに、一意の受付番号を付与する(S103)。業務提案データ送信手段123は、この受付番号を含めて受付完了を知らせるデータを生成して、提案者に電子メール等で送信する(S104)。
次に業務提案データ送信手段123は、審査担当者判定手段126を実行して、受信した業務提案データと審査担当者の実績から、審査を担当する従業員を選択させる。
本実施形態では、業務提案入力画面(図8)に「キーワード」の選択入力欄を設けて、提案者に業務提案がどの分野の提案なのかを示す入力を要求する。選択入力ではあらかじめ用意したキーワードの候補を、たとえばプルダウンメニュー等から選択できるようにする。
審査担当者判定手段126は、提案者が選択したキーワードの分野のデータを取得して(S105)、所管テーブル(図9)において、取得したキーワードの業務を所管する部署を参照する(S106)。
図9に例を示す所管テーブルでは、たとえば提案者がキーワード「電気料金」を選択した場合には、対応する所管部署である「営業課」が審査を担当する部署となる。審査担当者判定手段126は、審査担当者DB132(図3)において「所属」または「職務経歴」に「営業課」を含む担当者を審査担当者に選択する。
なお、本実施形態では「所属」と「職務経歴」のいずれかに所管する部署名を含む担当者を審査担当者とするが、現在の「所属」である審査担当者を優先するように設定することで、より実践的な審査とすることができる。一方、過去の職歴である「職務経歴」に該当する審査担当者を優先するように設定することで、より客観的な審査とすることができる。
また、審査担当者の選択に際しては、複数の審査担当者を配置して選択時にシャッフルさせることで、さらに審査の平準化を図るように設定することができる。
ここでの選択では、審査担当者DB132の「スキル」の欄が上位のものから選択される(S107)。本例において「スキル」の欄への入力は、たとえば過去の審査履歴に基づき、管理担当者により管理サーバ10が備えるキーボード(入力部14)に入力することで行う。
次に審査担当者判定手段126は、選択した審査担当者の審査状況を確認する(S108)。具体的には、審査履歴テーブル134において選択した審査担当者の「審査依頼日」の欄に入力がなされていて「審査完了日」の欄に入力がなされていない場合には、現在審査を行っているため、S107に戻り次にスキルが高い担当者を選択する(S109において「YES」)。
一方、候補とする審査担当者が審査を行っていない場合には(S109において「NO」)、業務提案データ送信手段123は、審査担当者が選択されると審査担当者DB132(図3)から審査担当者のメールアドレスのデータを取得し(S110)、業務提案入力画面(図8)に入力されたデータとともに、審査を依頼する内容の電子メール等の送信処理を終了後(S111)、審査結果データ受信手段124を実行する(S112)。
なお、本実施形態の業務評価システム1では、提案者の端末2から業務提案入力画面(図8)を介して業務提案を受け付けるほか、提案者の上司である部門長の端末3から送信される、部下である提案者の業務提案を受け付けることもできる。
これは、提案者である従業員が通常業務において行った業務提案を、上司である部門長が評価したような場合であって、一般的には簡易な業務提案である。部門長は審査担当者にかわって業務提案の審査を行い、審査結果を電子メール等で業務評価システム1に送信する。
審査担当者判定手段126は、受信したデータの形式の違いを検知して、異なる処理を行う。審査結果入力画面データが付された業務提案入力画面データの場合には、審査結果データ受信手段124を経由することなく、後述する報奨実行手段125に送信されることになる。
これにより、全社的な業務提案に限らず、自所における本来業務の提案についても評価の対象とすることができるので、従業員に幅広い業務提案を喚起することができる。
[審査結果データ受信手段124]
図10では、審査結果データ受信手段124の処理フローについて説明する。
はじめに業務提案データ送信手段123から審査依頼を受信すると、審査担当者端末4のモニタ(出力部45)には、提案者が業務提案入力画面(図8)に入力したデータに加えて、図11に示す審査結果入力画面が表示される(S201)。
審査担当者は、図12に示す「審査基準」に基づき、業務提案の審査を行い、その結果を審査結果入力画面(図11)に入力する。本実施形態の「審査基準」では、それぞれの業務提案を「着眼点」「現状分析」「創意工夫」「改善効果」の4つの項目に分けて採点を行う。ここで、すべての審査担当者が同一の「審査基準」を用いて審査を行うことで、審査の標準化を図ることができる。
次に審査結果データ受信手段124は、ハードウエアのタイマー機能を用いて一定期間の経過を監視して(S202)、審査結果データの受信状況をチェックする。その結果、受信が確認できない場合には(S203において「NO」)、審査結果データ受信手段124は審査担当者に審査を督促するデータを生成し、督促メールとして審査担当者に送信する(S204)。その後さらに一定期間の経過を監視する(S202)。
なお、審査結果データ受信手段124による受信状況のチェックには最終期限を設定して、最終期限の経過後は管理者に連絡がなされるように設定することが好ましい。これにより、依頼した審査担当者に不都合があったような場合でも、迅速に別の審査担当者に依頼することができる。
一方、審査結果データの受信が確認されると(S203において「YES」)、審査結果データ受信手段124は、その審査結果を審査履歴DB134(図5)に保存する(S205)。
次に報奨実行手段208を実行し、それぞれの項目の審査結果に重み付けをして最終的な「評価点数」を算出する(S206)。具体的には、それぞれの項目の審査担当者による採点を、審査履歴DB134が備える「重み付けテーブル」(図13)が規定する数値で重み付けをしたうえで合算する。
本例では、「着眼点」×1+「現状分析」×2+「創意工夫」×3+「改善効果」×4を「評価点数」とする。算出された「評価点数」を審査履歴DB134に保存して、報奨実行手段208の処理を終了する(S207)。
なお、重み付けテーブル(図13)で規定する数値については、管理サーバ10が備えるキーボード(入力部14)から、目的に応じて柔軟に変更をすることができる。
また、同じ処理についても、図13とは異なる重み付けでの算出を行い、得られた値を別の用途に用いるように設定することもできる。
たとえば、「現状分析」と「創意工夫」に重みを置くように設定して、所定の点数以上となった場合に、報奨実行手段125により業務提案データと審査結果データを、図示しない知的財産担当部門に転送するように設定することができる。
これにより、効果の高い提案については、早期に知財化の検討・助言を行うことができる。
[報奨実行手段125]
図14では、報奨実行手段125の処理フローについて説明する。
報奨実行手段125は、業務提案の評価点数を算出すると(S301)、共同提案者がいるか否かの判定を行う(S302)。具体的には、受付履歴DB133(図4)の「共同提案者」の欄を参照する。
共同提案者がいない場合には(S302において「NO」)、報奨を行う業務提案の評価点数を報奨基準テーブル(図15)に当てはめて、報奨区分および報奨金のデータを取得する(S303)。
一方、共同提案者がいる場合には(S302において「YES」)、図16に示す計算テーブルに当てはめて、それぞれの共同提案者の評価点数や報奨金等を算出する(S304)。
具体的には、報奨実行手段125は、はじめに評価点数を報奨基準テーブル(図15)に当てはめて、報奨区分および報奨金のデータを取得して入力する。業務提案の申請者には、リーダーシップを評価して一律に「20点」が加算される。残りの点数は申請者(リーダー)を含むすべての共同提案者で按分されて各自に加算される。ここで端数が出たような場合には申請者(リーダー)に加算される。
次に、報奨実行手段125は、業務提案に共同提案者がいる場合に、報奨金の20%と共同提案者の人数を乗じた金額を、あらかじめ定められた「報奨金」に加算する。ただし、本実施形態において加算する報奨金の総額の限度を100%とする。
図16の「計算テーブル」の例では、報奨区分は「銅賞」なので、報奨金は「20,000円」となるが、共同提案者が2人いるので、「8,000円」が加算されて「28,000円」となる。次に報奨実行手段125は、加算された報奨金を、申請者(リーダー)を含むすべての共同提案者に按分された評価点数に応じて分配する。
S303またはS304において、算出等された報奨金のデータは、報奨実行手段125により報奨履歴DB135(図6)に記録される(S305)。ここで共同提案者がいる場合には、同じ受付番号の業務提案に対して、複数の提案者のデータが記録されることになる。
報奨金が確定すると、報奨実行手段125は、報奨金の支払を行う従業員の支払口座の情報を従業員DB131(図2)から取得する(S306)。報奨実行手段125はネットワーク6を介して所定の支払口座に支払手続を完了すると、報奨履歴DB135に支払日を記録して処理を終了する(S307)。
これにより、審査内容による報奨区分の判定や報奨金額の算定を自動にするほか、提案者への支払についても自動化することができる。他にも個人表彰の必要資料の出力や、帳票の作成・印刷についても自動化することができる。
また、報奨実行手段125は、従業員ごとに年間の業務提案の点数を集計して、個人表彰者の選出を自動化することができる。図17には、かかる処理のフローを示す。
はじめに報奨実行手段125は、ハードウエアのタイマー機能により年度末の日の到来を検知すると(S401)、報奨履歴DB135(図6)の「氏名」の欄を参照して、従業員ごとの「評価点数」の集計を行う(S402)。具体的には、当該年度の始まりの日から年度末の日までに、報奨金支払の「決定日」がある業務提案を抽出して、按分後の「評価点数」を合計する。
次に報奨実行手段125は、全従業員の評価点数の年間合計を比較して、個人表彰の対象となる上位3人の従業員を選出する(S403)。図18には個人表彰者を選出する際のテーブル構成例を示す。点数の高い従業員順に並べられ、上位3人を個人表彰者に選出する。本実施形態では、個人表彰者に対して年間報奨金を支払うこととする。
個人表彰者となった従業員が確定すると、報奨実行手段125は、年間報奨金の支払を行う従業員の支払口座を従業員DB131から取得して(S404)、自動により支払を完了する(S405)。
なお、本実施形態の報奨実行手段125を用いて、たとえば月別の決定件数や累計決定件数の算出・把握を行うことができる。他にも部署ごとの実績一覧の資料作成等にも応用することができる。
[審査担当者判定手段126]
先述の通り、業務提案データ送信手段123は、提案者端末2から直接になされる業務提案に加えて、提案者の上司である部門長の端末3からなされる、部下の提案者の業務提案についても処理可能であるが、本変形例の審査担当者判定手段126を備えることで、統一した業務提案入力画面(図8)において提案者または部門長からの業務提案を処理することができる。
本例では、提案者のキャリアや提案実績に基づいて、審査担当者による審査か、部門長による審査かを選択する。すなわち、十分なキャリアや提案実績がない従業員がした業務提案については、審査担当者ではなく事情をよく知る部門長が審査を行うことで、提案者である従業員の育成にも役立てることができる。
図19に、本変形例における審査担当者判定手段126の処理フローを示す。
はじめに審査担当者判定手段126は、業務提案入力画面(図8)への業務提案データの入力を受信すると(S601)、提案者の「入社日」のデータを従業員DB131(図2)から取得する(S602)。次に、業務提案を受け付けた日をハードウエアのタイマー機能から参照して社歴を算出し(S603)、入社日から計算して3年を経過しているか否かの判定を行う(S604)。
すでに提案者が入社してから3年が経過していると判定される場合には(S604において「YES」)、十分なキャリアが認められるので、業務提案データ送信手段123が実行して、審査担当者の端末4に業務提案データが送信される(S605)。
一方、まだ入社してから3年が経過していないと判定される場合には(S604において「NO」)、十分なキャリアとは認められないので、審査担当者の端末4に業務提案データが送信されない。
しかし、積極的に業務提案を行っている従業員である場合には、部門長ではなく審査担当者の審査とすべきなので、審査担当者判定手段126は、報奨履歴DB135(図6)を参照して提案者が行った過去1年の「評価点数」の集計を算出し(S606)、次に全従業員の評価点数の平均値を算出する(S607)。
ここで、過去1年の「評価点数」の集計が、全従業員の評価点数の平均値を上回っていると判定されるような場合には(S608において「YES」)、十分な提案実績であると判定する。かかる判定を受けて業務提案データ送信手段123が実行し、審査担当者の端末4に業務提案データを送信する(S605)。
一方、全従業員の評価点数の平均値を上回っていないと判定されるような場合には(S608において「NO」)、十分な提案実績ではないので、提案者の上司である部門長により審査が行われるべきであると判断される。
なお、業務提案データは電子メール等で送信されるが、部門長の端末4のメールアドレスは従業員DB131(図2)が保持する。業務提案データ送信手段123は、提案者である従業員の所属する部署の責任者である従業員を特定して、メールアドレスのデータを抽出する(S609)。業務提案データ送信手段123は、提案者の上司である部門長の端末4に業務提案データを送信する(S610)。
本例によれば、十分なキャリアや提案実績がない従業員がした業務提案については、審査担当者ではなく事情をよく知る部門長が審査を行うことで、提案者である従業員の育成にも役立てることができる。また、審査担当者による審査を重要性が高い業務提案に限定することができるので、審査担当者の負担を軽減することができる。
なお、本例では部門長により審査担当者に代わって審査を行うこととしたが、たとえば部門長については内容の確認のみで実際の審査を行わずに、審査が必要な業務提案を判断して審査担当者に転送するように設定することもできる。これにより、審査担当者の負担を軽減しつつ、統一した審査基準による公正な審査が実現できる。
他にも、部門長が一次審査を行い、審査担当者が二次審査を行うように設定することもできる。これにより、審査の万全を記すことができる。
次に図21には、別の変形例における審査担当者判定手段126の処理フローを示す。
本例では、提案者がした業務提案の内容に着目して、審査担当者による審査か、部門長による審査かを選択する。
はじめに、審査担当者判定手段126は、提案者が業務提案入力画面(図8)にした入力を受信すると(S501)、業務提案入力画面の「対象」の欄を参照して、業務提案の対象が「自所のみ」とする場合には(S502において「YES」)、提案者の「所属」のデータを従業員DB131(図2)から抽出する(S503)。次に、業務提案入力画面(図8)になされた「キーワード」の「所管分野」を所管テーブル(図9)から参照し、提案者の「所属」と比較判定を行う(S504)。
その結果、キーワードの所管分野と提案者の所属が同じ場合には(S505において「YES」)、「自所」を対象に所属する部署の業務に対する提案とみなして、審査担当者判定手段126は、部門長の端末3の受信部31に業務提案データを転送する(S507)。
なお、業務提案の対象が「他所も含む」とする場合(S502において「NO」)、または、キーワードの所管分野と提案者の所属が異なる場合には(S505において「NO」)、通常の業務提案であるとみなして業務提案データ送信手段123を実行して処理を引き継ぐ(図7・S103)。
一方、S507において、業務提案データが転送された部門長は業務提案の審査を行い(S508)、適切な業務提案であるとして審査が終了した場合には(S509において「YES」)、審査担当者判定手段126は、受付番号を付与して受付履歴DB131に記録する(S511)。なお、ここでは受付番号の付与等の情報を提案者の端末1等にメールで通知するように設定することが好ましい。
次に審査担当者判定手段126は、部門長がした点数と重み付けテーブル(図13)から評価点数を算出し(S512)、報奨実行手段125を実行して処理を引き継ぐ(図14・S301)。
なお、業務提案データが転送された部門長による業務提案の審査の結果(S508)、適切な業務提案ではないとした場合には(S509において「NO」)、部門長の指揮監督のもとで業務提案の修正指示がなされる(S510)。
これにより、部門内の通常業務における提案も評価の対象となるので、提案者のインセンティブを向上させることができる。
なお、本例では「業務提案入力画面」における「自所のみ」とする入力と「キーワード」に対応する「所属」により、部門長の審査を選択することとしたが、あらかじめ「業務提案入力画面」に上司等の審査希望箇所を入力させる領域を設け、業務提案データ送信手段123は、入力された審査希望箇所に業務提案データを転送するように設定することもできる。これにより提案者の希望を盛り込むことができるので、さらに多くの提案を誘発することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の業務評価システム1における第2の実施の形態について説明する。
本実施形態の業務評価システム1では、報奨実行手段125により評価の対象となった従業員の業務提案の改善効果を検証する点で第1の実施形態と異なる。
具体的には、報奨実行手段125は、採用された業務提案であって改善効果を金額で測定できるものについては、1年後の改善実績と比較・算出して受付履歴DB133に記録する(図21)。ここで測定値の入力は、たとえば管理サーバ10のキーボード(入力部14)から行う。
これにより、業務提案をした従業員の功績を客観的に把握することができるので、その結果を人事考査等に活用することができる。
また、評価点数や報奨金の決定に際して、測定した改善実績を反映させるようにすることで、より正確な評価を行うことができる。
さらに、本実施形態の業務評価システム1では、審査担当者がした審査結果と、1年後に測定した業務提案の改善実績により、審査担当者の適性を数値化して活用することとしている。
具体的には、図22に示す審査履歴DB134の構成例に沿って説明する。先述の通り、審査担当者は統一された「審査基準」(図12)により業務提案の審査を行うこととし、「改善効果」を金額で算定できるものについては、審査基準に記された金額を参考にする。したがって、審査履歴DB134における「改善効果」の採点結果は、審査担当者による金額効果予測といえる。
本実施形態の審査担当者判定手段126は、審査担当者による業務提案の金額効果予測値と、その業務提案の1年後における改善実績の測定値を比較して、その近接度により審査担当者ごとに審査適性ポイントを付与して、審査担当者の決定に活用する。
本実施例では、図12の「審査基準」において、「改善効果」の予測値と実績値の範囲が一致している場合には「+1」が、予測値と実績値が隣接する範囲である場合には「±0」が、予測値と実績値が離れていて隣接する範囲にない場合には「−1」が、それぞれ記録される。
図22における「受付番号1002」の業務提案では、審査担当者は「改善効果」の採点を6点としており、金額効果に換算すると「年額200万円未満100万円以上」となる(図12)。一方、実績の値は「年額120万円」なので、予測値と実績値が一致している。そのため、該当する「審査適性ポイント」の欄には「+1」と記録される。
また、「受付番号1003」では予測値と実績値が隣接する範囲なので「±0」が、「受付番号1006」では予測値と実績値が隣接する範囲にもないので「−1」が、それぞれ記録される。審査担当者判定手段126は、審査担当者の選択に際して、それぞれの審査担当者の審査適性ポイントを算出し、もっとも得点の高い審査担当者を判定して審査を依頼する。
本実施形態によれば、審査の適性が高い審査担当者により審査がなされることになるので、さらに審査の厳正を記すことができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の業務評価システム1における第3の実施の形態について説明する。本実施形態では、審査がなされた業務提案に記載された内容が、各部署の従業員に公開されることとしている。
図23に本実施形態の業務評価システム1のシステム構成例を示す。本実施形態のシステム構成例では、検索者の端末5を備えて、ネットワーク6を介して管理サーバ10と接続する点で第1の実施形態と異なる。また、管理サーバ10の中央演算処理部12には、業務提案データ検索手段127を備える点で第1の実施形態と異なる。
本実施形態において、業務提案データ検索手段127は、審査担当者の端末4において業務提案データの審査が完了すると、これらのデータを評価点数とともに受付履歴DB133に保存して、各部署の従業員である検索者の端末5から検索可能に公開する。図24には、業務提案データ検索手段127により検索者の端末5に表示される検索評価画面の表示例を示す。
画面の上部に検索キーワードの入力領域が設けられ、検索者の端末5からの検索キーワードの入力を受け付ける。業務提案データ検索手段127は、検索条件に一致した業務提案データを抽出して検索評価画面(図24)に表示する。
検索者は、表示された業務提案データを参照し、本表示例では画面下部にある評価用のラジオボタンにチェックを行う。次に、業務提案データ検索手段127は、それぞれのチェックに対応する検索評価テーブル(図25)からポイントを抽出し、図26に例示する受付履歴DB133に記録する。
具体的には、受付履歴DB133には、検索評価ポイントのデータも保持することとし、業務提案データ検索手段127は、検索があった日付と検索評価ポイントを記録する。次に検索がなされて表示を行う際には、業務提案データ検索手段127は、受付履歴DB133の検索評価ポイント計の数値が高い業務提案から表示することとする。
これにより検索者は、他の従業者から有効との評価を受けた業務提案データから参照することができるので、効率的に検索を行うことができる。なお、検索評価ポイントが記録されていない時点では、評価点数に基づいて表示することが好ましい。
なお、本実施形態では検索評価画面におけるアンケート結果としたが、たとえば検索者の訪問件数により表示順位を決定するように設定することもできる。
本実施形態によれば、改善効果の高い業務提案の水平展開効果を期待することができる。また、たとえば検索評価ポイントが一定の点数以上となったような場合に、割増報奨金を支払うように設定することもできるので、従業員に対してさらにインセンティブが働くように誘導することができる。
以上の通り、本発明の業務評価システム1は、各種の設定を変更することで幅広い業務に応用することができる。
1 業務評価システム
2 提案者端末
3 部門長端末
4 審査担当者端末
5 検索者端末
6 ネットワーク
10 管理サーバ
11,21,31,41,51 送受信部
12,22,32,42,52 中央演算処理部
13,23,33,43,53 記憶部
14,24,34,44,54 入力部
15,25,35,45,55 出力部
121 送受信処理手段
122 入出力処理手段
123 業務提案データ送信手段
124 審査結果データ受信手段
125 報奨実行手段
126 審査担当者判定手段
127 業務提案データ検索手段
131 従業員DB
132 審査担当者DB
133 受付履歴DB
134 審査履歴DB
135 報奨履歴DB

Claims (4)

  1. 業務提案を行う従業員の端末と、業務提案の審査を担当する従業員の端末と、従業員の入社日の情報を含む従業員の属性データと業務提案の審査の結果である審査結果データとを保存するサーバ装置とを、ネットワークを介して接続し、従業員からの業務提案の評価を行う業務評価システムであって、
    前記サーバ装置は、業務提案を行った従業員の前記属性データに基づいて算出した勤続年数が一定の年数に満たず、業務提案を行った従業員の前記審査結果データの実績を数値化した値が一定値に満たない場合に、業務提案を行った従業員の上司である従業員を、業務提案の審査を担当する従業員と判定する審査担当者判定手段と、
    前記業務提案を行う従業員の端末に入力された業務提案データを受信して、前記審査担当者判定手段により審査を担当する従業員と判定された従業員が備える端末に送信する業務提案データ送信手段と、
    前記業務提案の審査を担当する従業員の端末に入力された前記業務提案に対する審査結果データを受信し、審査の対象である業務提案を行った従業員と関連付けて保存する審査結果データ受信手段と、
    前記受信した審査結果データの記載に基づき、前記業務提案を行った従業員への報奨の内容を判定して記録する報奨実行手段と、
    を備えることを特徴とする業務評価システム。
  2. 記報奨実行手段は、前記業務提案を行う従業員ごとに、一定期間内における審査結果の集計を行い、該集計に基づき報奨の内容を判定することを特徴とする請求項1記載の業務評価システム。
  3. 前記審査結果データ受信手段により、前記業務提案の審査を担当する従業員の端末から受信した前記業務提案に対する審査結果データには、審査項目別に数値による採点がなされており、
    前記報奨実行手段は、報奨の内容の判定に際して、審査結果データに記載された審査項目別の数値と、前記サーバ装置が備える審査項目別の重みを規定する複数のデータとに基づき、前記業務提案を行った従業員への報奨の内容を夫々判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の業務評価システム。
  4. 前記業務提案データは、ネットワークを介して接続する従業員の端末に検索可能に公開されて、
    前記従業員の端末における前記業務提案データの検索履歴に基づき、検索された業務提案データを表示する業務提案データ検索手段を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1に記載の業務評価システム。
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