JP4887079B2 - 光電変換膜積層型固体撮像素子 - Google Patents

光電変換膜積層型固体撮像素子 Download PDF

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Description

本発明は、半導体基板の上に積層した光電変換膜で3原色のうちの1色の入射光を受光し光電変換膜を透過した残り2色の入射光の各々を半導体基板に形成した光電変換素子(フォトダイオード)で受光する光電変換膜積層型固体撮像素子に係り、特に、ノイズ(雑音)の少ない良好な画質のカラー画像を撮像することが可能な光電変換膜積層型固体撮像素子に関する。
CMOS型イメージセンサに代表される単板式カラー固体撮像素子では、半導体基板上に配列形成された多数の光電変換画素の上に3種または4種の色フィルタをモザイク状に配置している。これにより、各画素から色フィルタに対応した色信号が出力され、これ等の色信号を信号処理することでカラー画像が生成される。
しかし、モザイク状に色フィルタを配列したカラー固体撮像素子は、原色の色フィルタの場合、およそ入射光の2/3が色フィルタで吸収されてしまうため、光利用効率が悪く、感度が低いという問題がある。また、各画素で1色の色信号しか得られないため、解像度も悪く、特に、偽色が目立つという問題もある。
そこで、斯かる問題を克服するために、信号読出回路が形成された半導体基板の上に3層の光電変換膜を積層する構造の撮像素子が研究・開発されている(例えば、下記の特許文献1,2)。この撮像素子は、例えば、光入射面から順次、青(B),緑(G),赤(R)の光に対して信号電荷(電子or正孔)を発生する光電変換膜を重ねた画素構造を備え、しかも各画素毎に、各光電変換膜で光発生した信号電荷を独立に読み出すことができる信号読出回路が設けられる。
斯かる構造の撮像素子の場合、入射光が殆ど光電変換されて読み出され、可視光の利用効率は100%に近く、しかも各画素でR,G,Bの3色の色信号が得られるため、高感度で、高解像度(偽色が目立たない)の良好な画像が生成できる。
また、下記特許文献3に記載された撮像素子では、シリコン基板内に光信号を検出する3重のウエル(フォトダイオード)を設け、シリコン基板の深さの違いにより、分光感度の異なる信号(表面からB(青)、G(緑)、R(赤)の波長にピークを持つ)を得るようになっている。これは、入射光のシリコン基板内への侵入距離が波長に依存することを利用している。この撮像素子も、特許文献1,2に記載された撮像素子と同様に、高感度で、高解像度(偽色が目立たない)の良好な画像を得ることができる。
しかし、特許文献1,2に記載された撮像素子は、3層の光電変換膜を半導体基板の上に順に積層し、且つ、各光電変換膜で発生したR,G,B毎の信号電荷を夫々半導体基板に形成した信号読出回路に接続する縦配線を形成する必要があり、その製造は難しく、製造歩留まりが低いためコストが嵩んでしまうという問題がある。
一方、特許文献3に記載された撮像素子は、青色光は最浅部のフォトダイオード、赤色光は最深部のフォトダイオード、緑色光は中間部のフォトダイオードで検出する構造になっているが、例えば最浅部のフォトダイオードでは緑色光や赤色光によっても光電荷が発生してしまうため、R信号,G信号,B信号の分光感度特性の分離が十分でない。そこで、真のR信号,G信号,B信号を得るために、各フォトダイオードからの出力信号を加減算処理する必要が生じ、演算負荷が高く、また、この加減算処理によって画像信号のS/Nが低下してしまうという問題が生じる。
前述した特許文献1,2,3記載の撮像素子の各問題点を改善するものとして、特許文献4記載の撮像素子が提案されている。この撮像素子は、特許文献1,2記載の撮像素子と特許文献3記載の撮像素子のハイブッリド型となっており、その構造は、緑(G)に感度を持つ光電変換膜を1層だけ半導体基板の上に積層し、光電変換膜を透過した青(B)と赤(R)の入射光は、従来のイメージセンサと同様に、半導体基板の深さ方向に形成した2つのフォトダイオードで受光する構造になっている。
光電変換膜が1層で済むため、製造工程が簡単になり、コストアップや歩留り低下を避けることができる。また、光電変換膜で緑色光が吸収されるため、半導体基板内の青色用と赤色用の各フォトダイオードの分光感度特性の分離が改善され、色再現性が良好になると共にS/Nも改善される。
特表2002−502120号公報 特開2002−83946号公報 特表2002−513145号公報 特開2003−332551号公報
半導体基板の深さ方向に青色検出用のフォトダイオード(光電変換素子:以下、B画素という。)と赤色検出用のフォトダイオード(光電変換素子:以下、R画素という。)とを設け、半導体基板の表面上部に緑色検出用の光電変換膜(以下、G画素という。)を積層したハイブリッド型のカラー固体撮像素子では、基板に2次元アレイ状に配列形成された多数の単位画素の各々が、図11に示す様にR画素1,B画素2,G画素3を備えるため、各色の信号を夫々外部に読み出す信号読出回路4,5,6も単位画素毎に3つづつ必要になる。
使用する信号読出回路としては、従来のCMOS型イメージセンサで用いられている周知の信号読出回路をそのまま利用できる。この信号読出回路はトランジスタで構成され、図12(a)に示す3個のトランジスタ(出力トランジスタ11,行選択トランジスタ12,リセットトランジスタ13)で構成するもの(以下、3トランジスタという。)と、図12(b)に示す4個のトランジスタ(出力トランジスタ11,行選択トランジスタ12,リセットトランジスタ13,読出トランジスタ14)で構成するもの(以下、4トランジスタという。)とがある。
3トランジスタの信号読出回路を採用すると、単位画素毎に9個のトランジスタが必要となり、4トランジスタの信号読出回路を採用すると、単位画素毎に12個のトランジスタが必要となる。トランジスタは半導体基板上に製造するため、トランジスタ数が多いと、同じ半導体基板上に設けるB画素,R画素の受光面積が小さくなってしまい、感度低下や飽和出力電圧の低下を引き起こし、画質を低下させる。従って、3トランジスタの信号読出回路を採用した方が面積的に有利になるが、4トランジスタの信号読出回路は、相関二重サンプリング処理によってランダム雑音を低減することができるという利点がある。
しかしながら、ハイブリッド型のカラー固体撮像素子に設ける信号読出回路を4トランジスタ構成にすると、光電変換膜で発生した信号電荷量に応じた色信号を完全に読み出すことができなくなる虞がある。この場合、残像が発生し、撮像画像の画質を劣化させてしまうという問題が生じる。
これに対し、面積的に有利な3トランジスタ構成を採用すると、ランダム雑音(主にkTC雑音)を含むリセット雑音が大きくなり、被写体画像の画質を劣化させてしまうという問題が生じる。
本発明の目的は、画質の良好なカラー画像を撮像することができるハイブリッド型の光電変換膜積層型固体撮像素子を提供することにある。
本発明の別の目的は、残像を発生させずに、また、ランダム雑音の低減も図ることができるハイブリッド型の光電変換膜積層型固体撮像素子を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、トランジスタ数を減少させ半導体基板に設ける画素の受光面積を広げることができるハイブリッド型の光電変換膜積層型固体撮像素子を提供することにある。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、複数の単位画素が半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成され、各単位画素が3原色の第1色,第2色,第3色の各入射光量を夫々検出する第1色画素,第2色画素,第3色画素で構成され、前記第1色画素が前記半導体基板の表面部に積層された光電変換膜で構成され、前記第2色画素及び前記第3色画素の夫々が前記半導体基板表面部に形成されたフォトダイオードで構成され、前記第1色画素,第2色画素,第3色画素の各検出信号が前記半導体基板に前記単位画素毎に設けられた信号読出回路によって読み出される光電変換膜積層型固体撮像素子において、前記第1色画素の検出信号を読み出す信号読出回路をリセットトランジスタと行選択トランジスタと出力トランジスタの3トランジスタで構成される信号読出回路とし、前記第2色画素の検出信号を読み出す信号読出回路及び前記第3色画素の検出信号を読み出す信号読出回路を読出トランジスタとリセットトランジスタと行選択トランジスタと出力トランジスタの4トランジスタで構成される信号読出回路としたことを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記第2色画素の検出信号を読み出す前記信号読出回路の構成トランジスタのうち前記読出トランジスタを除く3トランジスタが、前記第3色画素の検出信号を読み出す前記信号読出回路の構成トランジスタのうち前記読出トランジスタを除く3トランジスタと共用され、該2つの読出トランジスタが異なるタイミングでオンオフされる構成としたことを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子の前記半導体基板には、前記第1色画素の検出信号を読み出す信号読出回路の出力信号を信号処理して出力する第1の信号処理部と、前記第2色画素,第3色画素の各検出信号を読み出す信号読出回路の出力信号を信号処理して出力する第2の信号処理部とが設けられることを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子の前記半導体基板には、前記第1の信号処理部の出力信号と前記第2の信号処理部の出力信号とを合成してから撮像素子外部に出力する合成部が設けられていることを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子の前記半導体基板には、前記第1色画素の検出信号を読み出す信号読出回路の出力信号と、前記第2色画素,第3色画素の検出信号を読み出す信号読出回路の出力信号とを切替選択し、切替選択して取り込んだ前記出力信号を信号処理して出力する信号処理部を備えることを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記第1色画素の検出信号を読み出す前記信号読出回路の出力信号を取り込む前記信号処理部の入力段にサンプルホールド回路を設け、前記第2色画素,第3色画素の検出信号を読み出す前記信号読出回路の出力信号を取り込む前記信号処理部の入力段に相関二重サンプリング回路を設けたことを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記サンプルホールド回路は、入力信号クランプするクランプ回路及び該クランプ回路の出力をサンプルホールドするサンプルホールド回路で構成される相関二重サンプリング回路の前記クランプ回路にバイパス回路を付加すること構成されることを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記第1色画素の検出信号を前記信号読出回路から前記信号処理部に読み出した後、次の第1色画素の検出信号が読み出される前に、該信号読出回路からリセット雑音信号を該信号処理部に読み出すことを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記4トランジスタ構成の前記信号読出回路のうち前記行選択トランジスタが省略され、電源端子と出力線との間に接続された前記出力トランジスタのゲートが前記読出トランジスタに接続され、該ゲートと前記電源端子との間に前記リセットトランジスタが接続されることで信号読出回路が構成され、前記電源端子をグラウンド電圧または低電圧に設定して前記リセットトランジスタにリセット信号を印加することで前記出力トランジスタを非導通状態に維持し該信号読出回路を非動作状態とし、前記電源端子を高電圧に設定して前記リセットトランジスタにリセット信号を印加することで前記出力トランジスタを導通させ該信号読出回路を動作状態にすることを特徴とする。
また、本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記4トランジスタ構成の前記信号読出回路のうち前記行選択トランジスタが省略され、電源端子と出力線との間に接続された前記出力トランジスタのゲートが前記読出トランジスタに接続され、該ゲートと前記出力線との間に前記リセットトランジスタが接続されることで信号読出回路が構成され、前記出力線の電圧をグラウンド電圧または低電圧に設定して前記リセットトランジスタにリセット信号を印加することで前記出力トランジスタを非導通状態に維持し該信号読出回路を非動作状態とし、前記出力線の電圧を高電圧に設定して前記リセットトランジスタにリセット信号を印加することで前記出力トランジスタを導通させ該信号読出回路を動作状態にすることを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記光電変換膜が透明な画素電極膜と対向電極膜に挟まれた単層有機半導体構造または多層有機半導体構造でなることを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記第2色画素を構成する前記フォトダイオードと前記第3色画素を構成する前記フォトダイオードとが半導体基板の深さ方向に離間して設けられることを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記第1色画素,第2色画素,第3色画素が夫々入射光量を電子量として検出することを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記第1色画素が入射光量を正孔量で検出し、前記第2色画素と前記第3色画素が入射光量を電子量で検出することを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記信号処理部の出力信号がアナログ信号であることを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記信号処理部の出力信号がデジタル信号であることを特徴とする。
本発明の光電変換膜積層型固体撮像素子は、前記第1色が緑色であり、前記第2色が青色であり、前記第3色が赤色であることを特徴とする。
本発明によれば、残像が少なく良好な画質のカラー画像を撮像できるハイブリッド型の光電変換膜積層型固体撮像素子を提供可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るハイブリッド型の光電変換膜積層型カラー固体撮像素子の表面模式図である。この光電変換膜積層型固体撮像素子20は、半導体基板21に複数の単位画素22が正方格子状に配列形成され、半導体基板21の上辺部と下辺部には、夫々、行方向走査読出部を含む出力信号処理部23,24が設けられ、半導体基板21の左辺部には列方向走査制御部25が設けられている。本実施形態では、出力信号処理部23が赤色(R)信号と青色(B)信号を担当し、出力信号処理部24が緑色(G)信号を担当する。
単位画素22と出力信号処理部23とは列信号線26により接続され、単位画素22と出力信号処理部24とは列信号線27により接続される。単位画素22と列方向走査制御部25とは、4本の信号線28,29,30,31により接続される。信号線28,29は読出信号線であり、信号線30はリセット信号線であり、信号線31は行選択信号線である。
半導体基板21の右辺部には合成部32が設けられ、この合成部32が、2つの出力信号処理部23,24の出力を合成し、外部に出力する。
図2は、図1に示す単位画素の概念図である。n型半導体基板21の表面部にはpウェル層35が形成され、pウェル層35中の深部と浅部に夫々n領域層36,37が形成される。n領域層36とn領域層37は、p領域層38を挟んで離間され、n領域層37の最表面には、暗電流抑制用のp型高濃度不純物表面層39が設けられる。
半導体基板21の表面深部に設けられたn領域層36と、上下のp領域層38,ウェル層35との間でpn接合即ちフォトダイオードが構成され、表面深部にまで浸入してきた長波長の主として赤色光の光量に応じた信号電荷(この例では電子)がn領域層36に蓄積される。即ち、このフォトダイオードがR画素を構成する。
半導体基板21の表面浅部に設けられたn領域層37と上下のp型高濃度不純物表面層39,p領域層38との間でpn接合即ちフォトダイオードが構成され、表面深部にまで浸入できず浅部で吸収されてしまう短波長の主として青色光の光量に応じた信号電荷(この例では電子)がn領域層37に蓄積される。即ち、このフォトダイオードがB画素を構成する。
半導体基板21の表面には、透明な絶縁膜41が積層され、この絶縁層41の上に、単位画素毎に区画された透明な画素電極膜42が積層され、画素電極膜42の上に、中間波長の主として緑色光に感度を有する光電変換膜43が積層され、光電変換膜43の上に、各単位画素共通に設けられる透明な対向電極膜44が設けられ、最表面に透明な保護膜(絶縁膜)45が積層される。
透明な電極膜42,44は、光吸収が少ない材料で形成される。これは薄い金属薄膜でも良く、また、ITO等の金属化合物薄膜でも良い。対向電極膜44は、各単位画素共通に1枚構成としても良く、また、画素毎に区画して設けたり、単位画素列毎,単位画素行毎に区画して設けても良いが、対向電極膜44に1つの共通電位が印加できるように配線する。
光電変換膜43は、単層膜構造でも多層膜構造でも良く、緑色光に感度を有する有機半導体や有機色素を含む有機材料等で構成される。この光電変換膜43は、受光した緑色光の光量に応じた光電荷(電子―正孔対)を発生し、G画素を構成する。
本実施形態の光電変換膜積層型カラー固体撮像素子は、G画素が検出した信号電荷(この例では電子)に応じた信号を、3トランジスタ構成の信号読出回路50で読み出し、R画素及びB画素が検出した信号電荷(この例では電子)に応じた信号を、4トランジスタ構成の信号読出回路51で読み出す構成としている。
しかも本実施形態では、トランジスタ数を減少させるために、R画素用の信号読出回路とB画素用の信号読出回路を共用する構成としているため、信号読出回路51は単位画素1つで5個のトランジスタを持ち、信号読出回路50と合わせると、単位画素1つに設けるトランジスタ数は「8」となっている。尚、面積的に余裕があれば、R画素用の信号読出回路とB画素用の信号読出回路を共用しない構成としても良い。
図2では、信号読出回路を回路図で示しているが、信号読出回路を構成する各MOSトランジスタは、半導体基板21のpウェル層35上に形成される。また、図2では図示を省略しているが、画素電極膜42から流れ出たG信号電荷は、半導体基板21上に形成された不純物領域でなる電荷蓄積部に蓄積され、この電荷蓄積部の蓄積電荷を、3トランジスタ構成の信号読出回路が読み出す。この電荷蓄積部や信号読出回路は、遮光膜に覆われた部分に形成される。
G画素用に設けられた信号読出回路50は、図12(b)に示す回路と同じであり、出力トランジスタ11と行選択トランジスタ12とリセットトランジスタ13を備える。
直流電源端子48と列信号線27との間に出力トランジスタ11と行選択トランジスタ12が直列に接続され、出力トランジスタ11のゲートがG画素の上述した電荷蓄積部を介して画素電極膜44に接続され、行選択トランジスタ12のゲートが行選択信号線31に接続される。リセットトランジスタ13は直流電源端子48と出力トランジスタ11のゲートとの間に設けられ、リセット信号線30にリセットトランジスタ13のゲートが接続される。
信号読出回路51は、3トランジスタ構成部分(出力トランジスタ11,行選択トランジスタ12,リセットトランジスタ13)は信号読出回路50と同じであり、直流電源端子48と列信号線26との間に出力トランジスタ11と行選択トランジスタ12が直列に接続され、行選択トランジスタ12のゲートが行選択信号線31に接続される。リセットトランジスタ13は直流電源端子48と出力トランジスタ11のゲートとの間に設けられ、リセット信号線30にリセットトランジスタ13のゲートが接続される。
出力トランジスタ11のゲートと、R画素(n領域層36)との間に両者間の接続をオンオフするスイッチ手段としての読出トランジスタ14Rが接続され、この読出トランジスタ14Rのゲートが読出信号線29に接続される。即ち、トランジスタ14R,11,12,13で、R画素用の4トランジスタ構成の信号読出回路となる。
また、出力トランジスタ11のゲートと、B画素(n領域層37)との間に両者間の接続をオンオフするスイッチ手段としての読出トランジスタ14Bが接続され、この読出トランジスタ14Bのゲートが読出信号線28に接続される。即ち、トランジスタ14B,11,12,13で、B画素用の4トランジスタ構成の信号読出回路となる。
図3は、出力信号処理部24の構成図である。出力信号処理部23の構成も同じである。この出力信号処理部24は、各列信号線27(出力信号処理部23の場合は列信号線26)に接続され列信号線27対応に設けられた相関二重サンプリング回路54と、各相関二重サンプリング回路54に接続された行方向走査読出部55と、行方向走査読出部55の出力端に設けられ画像信号を図1の合成部32に出力する出力部56とを備える。
相関二重サンプリング回路54は、列信号線27上の信号をクランプするクランプ回路57と、クランプ回路57の出力をホールドするサンプルホールド回路58とを備える。
斯かる構成の光電変換膜積層型カラー固体撮像素子に被写体からの光が入射すると、入射光の内の緑色光が光電変換膜43に吸収され、光電変換膜43内に信号電荷(光電変換膜内に電子―正孔対が発生し、この実施形態では電子を信号電荷としている。)が発生する。画素電極膜42と共通電極膜44との間に電圧を印加し光電変換膜43内に所要の電界を形成しておくと、信号電荷はこの電界に沿って速やかに画素電極膜42に移動し、上述した電荷蓄積部に移動し蓄積されると共に、信号読出回路50の出力トランジスタ11のゲート部分にも流れ込み蓄積される。
光電変換膜43を透過した赤色光と青色光の混合光が半導体基板21に入射することになる。混合光のうち青色光は主に半導体基板表面の浅部で吸収され、発生した信号電荷(電子)はn領域層37に蓄積される。
混合光のうちの赤色光は半導体基板21の表面深部にまで浸入して吸収され、発生した信号電荷(電子)はn領域層36に蓄積される。
図1の列方向走査制御部25は、単位画素行を選択する行選択信号を信号線31に出力する。これにより、選択された単位画素行の各信号読出回路50,51の行選択トランジスタ12がオン状態(導通状態)になる。以下、信号読出回路50,51による夫々の信号読出が並列に行われる。
G画素用の信号読出回路50では、出力トランジスタ11のゲートにG画素により信号電荷が印加されており、出力トランジスタ11はこの信号電荷量に応じた電圧値信号を発生する。行選択トランジスタ12がオン状態になると、この電圧値信号が列信号線27にG画像信号として出力される。このG画像信号には、1フレーム前のリセット雑音が重畳されている。
次に、列方向走査制御部25がリセット信号線30にリセット信号を出力すると、リセット雑音信号が列信号線27に出力される。また、リセットトランジスタ13が導通状態となるため、出力トランジスタ11のゲートに印加されているG信号電荷が、リセットトランジスタ13を介して直流電源側に廃棄され、次フレーム画像の撮像待ち状態となる。
出力信号処理部24の相関二重サンプリング回路54は、G画像信号とリセット雑音信号の減算(相関二重サンプリング処理)を含む信号処理を行い、行方向走査読出部55の制御により、当該単位画素行における各G画素が検出したG画像信号が図1に示す合成部32に出力される。相関二重サンプリング回路54の減算処理(相関二重サンプリング処理)により、信号読出回路50のオフセット電圧変動等の固定パターン雑音が低減される。
但し、この実施形態では、G画像信号に含まれるランダム雑音(リセット雑音)とリセット雑音信号に含まれるランダム雑音との間に1フレームのズレがあるため、このランダム雑音を減算処理(相関二重サンプリング処理)で低減することができない。このランダム雑音を低減する実施形態(第3実施形態)については後述する。
信号読出回路51では、B画像信号を読み出してからR画像信号を読み出す。あるいは逆に、R画像信号を読み出してからB画像信号を読み出す構成でも良い。
先ず、列方向走査制御部25から行選択信号が信号線31に出力されて行選択トランジスタ12が導通状態になる。次に、列方向走査制御部25からリセット信号線30にリセット信号が出力され、リセットトランジスタ13が導通状態となる。このとき、列信号線26には、リセット雑音信号が出力される。また、出力トランジスタ11のゲートに印加されている残存電荷は、リセットトランジスタ13を介して直流電源側に廃棄される。
列方向走査制御部25から信号線28に読出信号が出力されると、読出トランジスタ14Bがオン状態(導通状態)となる。このとき、信号線29には読出信号は出力されないため、読出トランジスタ14Rはオフ状態(遮断状態)となっている。
読出トランジスタ14Bがオンになると、n領域層37と出力トランジスタ11のゲートとが接続され、出力トランジスタ11は、n領域層37の蓄積電荷量に応じた電圧値信号を発生する。出力トランジスタ11が発生した電圧値信号はB画像信号として列信号線26に出力される。このB画像信号には、直前のリセット雑音が重畳されている。
出力信号処理部23の相関二重サンプリング回路54は、列信号線26に出力されたリセット雑音信号と、リセット雑音信号が重畳されたB画像信号とを取り込み、減算(相関二重サンプリング処理)を含む信号処理を行う。この相関二重サンプリング回路54の減算処理(相関二重サンプリング処理)により、固定パターン雑音とランダム雑音が低減される。
出力信号処理部23の行方向走査読出部55の制御により、当該単位画素行における各B画素が検出したB画像信号が、図1に示す合成部32に出力される。
次に、列方向走査制御部25からリセット信号が出力されると、出力トランジスタ11のゲートに印加されている電荷がリセットトランジスタ13を介して直流電源側に廃棄され、また、列信号線26にはリセット雑音信号が出力される。そして次に、読出信号線28にオフ信号,読出信号線29にオン信号が出力され、読出トランジスタ14Bがオフ,読出トランジスタ14Rがオンとなる。これにより、リセット雑音信号が重畳されたR画像信号が列信号線26に出力される。
出力信号処理部23では、上記と同様にして相関二重サンプリング処理が行われ、固定パターン雑音とランダム雑音が低減される。そして、行方向走査読出部55の制御により、当該単位画素行における各R画素が検出したR画像信号が、図1に示す合成部32に出力される。
合成部32は、出力信号処理部23,24から取り込んだR,G,Bの各画像信号を合成し、外部回路に出力する。以上の動作を、読出対象とする単位画素行を切り替える毎に行うことで、1画面を構成するカラー画像信号が出力される。
この様に、本実施形態によれば、光電変換膜による画素(G画素)の信号読出回路を3トランジスタ構成としたため、4トランジスタ構成を採用した場合に比較して、光電変換膜43や画素電極膜42,図示しない電荷蓄積部等に残留する電荷が少なくなり、G画像の残像が抑制され画質劣化が低減される。
また、本実施形態では、半導体基板に形成したフォトダイオードによる画素(R画素,B画素)からの信号電荷の読み出しを4トランジスタ構成としたため、3トランジスタ構成より雑音を低減することができ、R画像,B画像の画質向上を図ることが可能となる。
また、本実施形態では、R画素,B画素の信号を読み出す信号読出回路の共用化を図ったため、必要となるトランジスタ数が減少し、更に、出力信号処理部23に設ける相関二重サンプリング回路もR画素用,B画素用で共用可能となり、カラー固体撮像素子20のチップサイズを小さくすることが可能となる。
相関二重サンプリング回路54は、アナログ回路であり、大容量の容量素子(キャパシタ)やアンプ等からなるため、半導体チップ内に大きな面積を占め、アナログ回路の共用は使用面積削減に効果的である。また、本実施形態では、必要となるトランジスタ数も少なくなるため、R画素用,B画素用のフォトダイオードの受光面積を大きくすることができ、感度向上を図ることができ、また、飽和出力電圧の低下も抑制可能となる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像素子60の表面模式図である。第1の実施形態と同一構成部材には同一符号を付してその説明は省略する。
本実施形態では、図1に示す第1の実施形態の2つの出力信号処理部23,24の共用化を図り、1つの出力信号処理部61を設けたことを特徴とする。単位画素22の断面構造及び信号読出回路の回路構成は、図2に示す実施形態と同じである。各単位画素22と出力信号処理部61とは、列信号線26,27で接続されている。
図5は、本実施形態に係る出力信号処理部61の構成図である。本実施形態では、1つの相関二重サンプリング回路54に、単位画素22から出力される2本の列信号線26,27を接続するため、列信号線26,27の一方を切替選択して相関二重サンプリング回路54に接続するスイッチ回路62が設けられている。
本実施形態の光電変換膜積層型カラー固体撮像素子でカラー画像信号を読み出す場合には、例えば次の順序で読み出す。先ず、読出対象とする単位画素行の各行選択トランジスタが導通状態となると共に各スイッチ回路62が列信号線27(G信号側)を選択する。これにより、G画素の信号電荷に対応したG信号(画像信号)が列信号線27に読み出され、出力信号処理部61に取り込まれる。
次に、リセット信号がリセット信号線に印加されると、G画素のリセット雑音信号が列信号線27に出力され、出力信号処理部61に取り込まれる。出力信号処理部61は、相関二重サンプリング回路54で画像信号とリセット雑音信号の減算(相関二重サンプリング処理)を含む信号処理を行い、G信号に応じた出力信号を順次出力する。
第1の実施形態と同様に、相関二重サンプリング回路54の減算処理(相関二重サンプリング処理)では、固定パターン雑音は低減できるが、ランダム雑音は低減できない。
次に、スイッチ回路62を切り替え、列信号線26を出力信号処理部61に接続する。リセット信号をリセット信号線に印加すると、B画素のリセット雑音信号が列信号線26に出力される。B画素に読出信号を印加すると、B画素の信号電荷に対応したB信号(画像信号)が列信号線26に出力される。
出力信号処理部61は、相関二重サンプリング回路54でリセット雑音信号と画像信号の減算(相関二重サンプリング処理)を含む信号処理を行い、B信号に応じた出力信号を順次出力する。相関二重サンプリング回路の減算処理(相関二重サンプリング処理)は、固定パターン雑音とランダム雑音を低減することができる。R画素に対してもB画素と同じ動作を行うことにより、R信号に応じた合成出力信号が順次出力される。
読出対象とする単位画素行を切り替えながら、同様な動作を繰り返すことで、全単位画素のR,G,B画素の各信号を読み出す。尚、当然のことながら、R信号とB信号の読出順序は入れ替えても良い。
本実施形態の光電変換膜積層型カラー固体撮像素子は、第1実施形態と比較して、大面積が必要となる出力信号処理部を1つに共用化したため、チップ面積を更に小さくでき、撮像素子のコスト削減を図ることが可能となる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像素子の出力信号処理部の要部構成図である。本実施形態の光電変換膜積層型カラー固体撮像素子の全体の構成及び断面構成等は、図4,図2に示す第2実施形態と同様であるため、その詳細については説明を省略する。
本実施形態の出力信号処理部におけるアナログ回路ユニット部分は、図5で説明したスイッチ回路62と、サンプリング回路54とで構成されるが、サンプリング回路54を構成するクランプ回路57とサンプルホールド回路58のうちクランプ回路57をバイパスする通路に該通路をオンオフするスイッチ回路63を設けた点が特徴となっている。
スイッチ回路63を開放してクランプ回路57を有効にすると、サンプリング回路54は相関二重サンプリング処理を行い、スイッチ回路63を閉じてクランプ回路57を無効にすると、サンプリング回路54はサンプルホールド処理だけを行う。
本実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像素子からカラー画像信号を読み出す場合、例えば次の順序で読み出す。先ず、読出対象とする単位画素行の各行選択トランジスタを導通状態にすると共に各スイッチ回路62が列信号線27(G信号側)を選択する。そして更に、スイッチ回路63を閉じてクランプ回路57をバイパスさせる。即ち、クランプ回路57を無効にする。
G画素の信号電荷に対応したG信号(画像信号)が列信号線27に出力され、サンプリング回路54に入力される。このG画像信号には、上述した様に、1フレーム前のリセット雑音が重畳されている。
サンプリング回路54は、クランプ処理をすることなくサンプルホールド処理を行い、リセット雑音を含むG信号に応じた画像信号を図示しない行方向走査読出回路部に出力する。
次に、スイッチ回路62を切り替えて、サンプリング回路54に列信号線26を接続する。そして更に、スイッチ回路63を開放し、クランプ回路57を有効にする。
リセット信号がリセット信号線に印加されると、B画素のリセット雑音信号が列信号線26を介してサンプリング回路54に出力される。B画素に読出信号が印加されると、B画素の信号電荷に対応したB信号(画像信号)が列信号線26に出力され、これがサンプリング回路54に入力する。
サンプリング回路54は、リセット雑音信号と、リセット雑音信号を含む画像信号とを減算処理し、リセット雑音信号を除いたB信号を出力する。R画素に対してもB画素と同じ動作を行うことにより、R信号を出力する。
次に、スイッチ回路62を切り替えてサンプリング回路54をG信号の列信号線27に接続する。更に、スイッチ回路63を閉じてクランプ回路57をバイパスさせる。
リセット信号を印加すると、G画素のリセット雑音信号が列信号線27に出力され、サンプリング回路54はリセット雑音信号に対してサンプルホールド処理を含む信号処理を行い、G画素のリセット雑音に応じた信号を出力する(この信号を信号Nとする。)。
このG画素のリセット雑音を読み出す動作は、電子シャッタ動作を行わない場合のものであり、電子シャッタ動作を行っている場合には、電子シャッタによりG画素の信号電荷を排出する単位画素行に対して行選択信号とリセット信号を印加する動作となる。これにより、読み出す単位画素行のリセット雑音に応じた信号が出力される。
次に、読出対象とする単位画素行が次行に切り替わり、当該単位画素行のG画素からG信号が読み出される。このG信号には前述した様に、1フレーム前のリセット雑音信号が含まれる(この信号を信号G+Nとする。)。以下、上述した動作を繰り返す。
本実施形態の光電変換膜積層型カラー固体撮像素子では、G画素から読み出しフレームメモリに保存した信号を、素子外部に設けた信号処理部において処理する。即ち、フレームメモリに記憶した1フレーム前のリセット雑音信号(上記の信号N)と、G画素の1フレーム前のリセット雑音を含む画像信号(上記の信号G+N)とを減算処理する。これにより、第1,第2実施形態で低減できなかったランダム雑音も低減でき、暗い被写体画像のS/Nを向上させ良好なカラー画像を得ることが可能となる。
尚、本実施形態は、第2実施形態のサンプリング回路54にスイッチ回路63を設けてG信号の低雑音化を図ったが、第1実施形態の出力信号処理部24にスイッチ回路63を適用して低雑音化を図る構成とすることでも良い。
(第4実施形態)
図7は本発明の第4実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像素子の表面模式図であり、図8は本実施形態に係るG信号用出力信号処理部の要部構成図である。単位画素の断面構成等は、図2に示す第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
本実施形態の光電変換膜積層型カラー固体撮像素子は、図7に示す様に、図1の合成部32を省略して出力信号処理部23から素子外部にR信号,B信号を直接出力し、出力信号処理部24から素子外部にG信号を直接出力する構成になっている。また、図8に示す様に、G信号用出力信号処理部のサンプルホールド回路54に第3実施形態で説明したスイッチ回路63を設けている。このスイッチ回路63は常時閉じられている。尚、サンプリング回路54をサンプルホールド回路58だけとしても良い。
本実施形態におけるカラー画像信号の読出動作は第3実施形態と基本的に同様であるが、本実施形態では、G信号用の出力信号処理部24とR/B信号用の出力信号処理部23とを別々に設けたため、G信号及びG画素のリセット雑音信号の読み出しと、R信号/B信号の読み出しとを並列に行うことができ、第3実施形態に比較して2倍の速さでカラー画像信号を読み出すことが可能となる。
(第5実施形態)
図9(a)は、本発明の第5実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像素子で用いる信号読出回路の回路図である。素子構造は上述した各実施形態と同様であり、半導体基板側に設けた画素(上記例ではR画素,B画素)が検出した信号電荷に応じたカラー画像信号を読み出す信号読出回路に適用される。
この図9(a)に示す信号読出回路は、図12(b)に示す信号読出回路あるいは図2に示す4トランジスタ構成の信号読出回路51から行選択トランジスタ12を削除し、出力トランジスタ11を列信号線26に直接接続した構成になっている。更に、行選択トランジスタによる選択制御の代わりに、出力トランジスタ11のドレインに接続された端子48に対し、列方向走査制御部25から電位制御が行われる。
本実施形態に係る信号読出回路を非動作状態にする場合には、端子48をグラウンド電圧または低電圧に設定し、リセットトランジスタ13にリセット信号を印加すると、出力トランジスタ11は非導通(オフ)となる。この状態の基で、端子48が通常動作時の高い電圧に戻っても、信号読出回路の非動作状態は維持される。
この信号読出回路を動作状態にする場合には、端子48を通常動作時の高い電圧に設定し、リセットトランジスタ13にリセット信号を印加する。これにより、出力トランジスタ11が導通し、信号読出回路は動作状態となる。
この様に、本実施形態による信号読出回路は、4トランジスタ構成の信号読出回路に比べてトランジスタ数が1個少なくなるため、R画素,B画素近傍に設ける信号読出回路の回路面積を縮小できる。従って、R画素,B画素の受光面積拡大を図ることが可能となり、感度や飽和出力電圧を向上させることができる。
(第6実施形態)
図9(b)は、本発明の第6実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像素子で用いる信号読出回路の回路図である。第5実施形態に係る信号読出回路のリセットトランジスタ13が出力トランジスタ11のゲート・ドレイン間に設けられるのに対し、本実施形態のリセットトランジスタ13は出力トランジスタ11のゲート・ソース間に設けられる。また、出力トランジスタ11のドレインが接続される端子48は、直流電圧に接続される。
本実施形態に係る信号読出回路を非動作状態にする場合には、列信号線26をグラウンド電圧または低電圧に設定し、リセットトランジスタ13にリセット信号を印加すると、出力トランジスタ11が非導通となる。この状態の基で列信号線26に他の画素行の色信号が出力される状態になっても、この信号読出回路の非動作状態は維持される。
この信号読出回路を動作状態にする場合には、列信号線26の印加電圧を端子48への印加電圧またはその電圧に近い高い電圧に設定し、リセットトランジスタ13にリセット信号を印加する。これにより、出力トランジスタ11が導通し、信号読出回路が動作状態となる。この実施形態でも、第5実施形態と同様の効果が得られる。
(第7実施形態)
図10は、本発明の第7実施形態に係る光電変換膜積層型カラー固体撮像素子で用いる信号読出回路の回路図である。素子構造は上述した各実施形態と同様であるが、本実施形態が適用される光電変換膜積層型カラー固体撮像素子では、光電変換膜による画素(上記例ではG画素)で発生した電子―正孔対のうち正孔を信号電荷とし、正孔量に応じた信号を、本実施形態の信号読出回路で読み出す構成としている。
図10に示す信号読出回路は、図2に示す3トランジスタ構成の信号読出回路50と基本的な構成は同じであるが、リセットトランジスタ13のドレインに接続される端子49と、出力トランジスタ11のドレインに接続される端子48とが別端子となっている点が異なる。
斯かる構成の信号読出回路で、G画素の正孔信号電荷量に応じた色信号を列信号線27に読み出す場合、端子48に通常動作時の高い電圧を供給し、端子49に中程度の電圧を供給する。そして、リセットトランジスタ13にリセット信号を印加すると、出力トランジスタ11のゲート電圧は中程度の電圧になる。従って、G画素に正の信号電荷(正孔)が出力トランジスタ11のゲートに流れ込んでゲート電圧が上昇しても、出力トランジスタ11のソースホロワ回路は正常に動作する。
以上述べた各実施形態では、出力信号がアナログ信号である場合を説明したが、当然のことながら、デジタルの出力信号であっても良い。その場合、出力信号処理部内の出力部にADC(アナログ/デジタル変換部)を設け、アナログ信号をデジタル信号に一括変換する構成や、相関二重サンプリング回路の後段にADCを設け、列毎にアナログ信号をデジタル信号に変換する構成としてもよい。
また、上述した各実施形態ではマイクロレンズについて述べていないが、半導体基板に設けるB画素とR画素の集光効率向上のためマイクロレンズを設けてもよい。マイクロレンズは、図2の絶縁膜45の上部にトップレンズとして、または、絶縁膜41の内部にインナーレンズとして設ける。これにより、R画素とB画素の感度が更に向上する。
また、上述した各実施形態では、半導体基板側に設けるR画素,B画素を半導体基板の深さ方向に設けたが、R画素,B画素を平面状に交互に配列形成した半導体基板の上にG画素を構成する光電変換膜を積層する光電変換膜積層型カラー固体撮像素子に上述した各実施形態を適用することも可能である。この場合、R画素,B画素をカラーフィルタを積層したフォトダイオードで構成することでも良い。
尚、R画素,B画素をフォトダイオードで構成し、G画素を光電変換膜で構成した実施形態について説明したが、これは一例に過ぎず、3原色の一色を光電変換膜で構成する画素で検出し、他の2色をフォトダイオードで検出する構成の光電変換膜積層型カラー固体撮像素子一般に上述した各実施形態を適用可能である。
以上述べた様に、本発明の各実施形態によれば、半導体基板側に設けるR画素,B画素については4トランジスタ構成の信号読出回路でR,B色信号を読み出すため低雑音の色信号を読み出すことができ、光電変換膜によるG画素については3トランジスタ構成の信号読出回路でG色信号を読み出すためG色の残像の原因となる読み残し電荷(残留電荷)を少なくすることができ、良好なカラー画像を撮像することが可能となる。
また、本発明の各実施形態によれば、B画素とR画素の信号読出回路を共用化することによりトランジスタ数が減少し、その分だけR画素とB画素の受光面積増大を図ることができ、感度と飽和出力電圧が向上する。
この結果、より微細な画素サイズの撮像素子を製造することが可能となり、高解像度の撮像素子が実現できる。また、出力信号処理部のアナログ回路ユニット数を画素列当たり3個から2個または1個に減少することにより、撮像素子のチップサイズを更に小さくすることができ、撮像素子のコスト低減を一層図ることが可能となる。
さらに、本発明の第3,第4実施形態によれば、ランダム雑音を相関二重サンプリング回路で原理的に除去できないG画素の出力信号に対してリセット雑音信号と1フレーム前のリセット雑音を含む画像信号を別々に出力する構成としたため、撮像素子の外部でフレームメモリ等を使用して1フレーム前のリセット雑音信号と画像信号の減算処理を行うことによりG画素信号のランダム雑音を大幅に低減でき、より一層良好なカラー画像を撮像することが可能となる。
本発明に係る光電変換膜積層型固体撮像素子は、製造が容易で良好な画質のカラー画像を撮像することでできるため、従来のCCD型固体撮像素子やCMOS型固体撮像素子等の代わりに用いると有用である。
本発明の第1実施形態に係る光電変換膜積層型固体撮像素子の表面模式図である。 図1に示す光電変換膜積層型固体撮像素子の単位画素1つ分の断面模式図及び信号読出回路図である。 図1に示す出力信号処理部の詳細構成図である。 本発明の第2実施形態に係る光電変換膜積層型固体撮像素子の表面模式図である。 図4に示す光電変換膜積層型固体撮像素子の出力信号処理部の詳細構成図である。 本発明の第3実施形態に係る光電変換膜積層型固体撮像素子の出力信号処理部に設けられるアナログ回路ユニットの構成図である。 本発明の第4実施形態に係る光電変換膜積層型固体撮像素子の表面模式図である。 図7に示すG画素用の出力信号処理部の詳細構成図である。 (a)本発明の第5実施形態に係る光電変換膜積層型固体撮像素子の半導体基板に設ける画素の信号読出回路図である。 (b)本発明の第6実施形態に係る光電変換膜積層型固体撮像素子の半導体基板に設ける画素の信号読出回路図である。 本発明の第7実施形態に係る光電変換膜積層型固体撮像素子の光電変換膜で構成される画素で検出された正孔による信号電荷に応じた信号を読み出す信号読出回路図である。 光電変換膜積層型固体撮像素子の基本概念図である。 (a)3トランジスタ構成の信号読出回路図である。 (b)4トランジスタ構成の信号読出回路図である。
符号の説明
11 出力トランジスタ
12 行選択トランジスタ
13 リセットトランジスタ
14,14R,14B 読出トランジスタ
20 光電変換膜積層型固体撮像素子
21 半導体基板
22 単位画素
23,24 出力信号処理部
25 列方向走査制御部
26 R画素/B画素用の列信号線
27 G画素用の列信号線
28,29 読出信号線
30 リセット信号線
31 行選択信号線
36 赤色光検出用フォトダイオードを構成するn領域層
37 青色光検出用フォトダイオードを構成するn領域層
43 緑色光検出用光電変換膜
48,49 端子
50 G画素用の信号読出回路
51 R画素/B画素用の信号読出回路
54 相関二重サンプリング回路
57 クランプ回路
58 サンプルホールド回路
62 列信号線切り替えのスイッチ回路
63 クランプ回路バイパス用のスイッチ回路

Claims (17)

  1. 複数の単位画素が半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成され、各単位画素が3原色の第1色,第2色,第3色の各入射光量を夫々検出する第1色画素,第2色画素,第3色画素で構成され、前記第1色画素が前記半導体基板の表面部に積層された光電変換膜で構成され、前記第2色画素及び前記第3色画素の夫々が前記半導体基板表面部に形成されたフォトダイオードで構成され、前記第1色画素,第2色画素,第3色画素の各検出信号が前記半導体基板に前記単位画素毎に設けられた信号読出回路によって読み出される光電変換膜積層型固体撮像素子において、前記第1色画素の検出信号を読み出す信号読出回路をリセットトランジスタと行選択トランジスタと出力トランジスタの3トランジスタで構成される信号読出回路とし、前記第2色画素の検出信号を読み出す信号読出回路及び前記第3色画素の検出信号を読み出す信号読出回路を読出トランジスタとリセットトランジスタと行選択トランジスタと出力トランジスタの4トランジスタで構成される信号読出回路としたことを特徴とする光電変換膜積層型固体撮像素子。
  2. 前記第2色画素の検出信号を読み出す前記信号読出回路の構成トランジスタのうち前記読出トランジスタを除く3トランジスタが、前記第3色画素の検出信号を読み出す前記信号読出回路の構成トランジスタのうち前記読出トランジスタを除く3トランジスタと共用され、該2つの読出トランジスタが異なるタイミングでオンオフされる構成としたことを特徴とする請求項1に記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  3. 前記半導体基板には、前記第1色画素の検出信号を読み出す信号読出回路の出力信号を信号処理して出力する第1の信号処理部と、前記第2色画素,第3色画素の各検出信号を読み出す信号読出回路の出力信号を信号処理して出力する第2の信号処理部とが設けられることを特徴とする請求項2に記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  4. 前記半導体基板には、前記第1の信号処理部の出力信号と前記第2の信号処理部の出力信号とを合成してから撮像素子外部に出力する合成部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  5. 前記半導体基板には、前記第1色画素の検出信号を読み出す信号読出回路の出力信号と、前記第2色画素,第3色画素の検出信号を読み出す信号読出回路の出力信号とを切替選択し、切替選択して取り込んだ前記出力信号を信号処理して出力する信号処理部を備えることを特徴とする請求項2に記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  6. 前記第1色画素の検出信号を読み出す前記信号読出回路の出力信号を取り込む前記信号処理部の入力段にサンプルホールド回路を設け、前記第2色画素,第3色画素の検出信号を読み出す前記信号読出回路の出力信号を取り込む前記信号処理部の入力段に相関二重サンプリング回路を設けたことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  7. 前記サンプルホールド回路は、入力信号クランプするクランプ回路及び該クランプ回路の出力をサンプルホールドするサンプルホールド回路で構成される相関二重サンプリング回路の前記クランプ回路にバイパス回路を付加すること構成されることを特徴とする請求項6に記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  8. 前記第1色画素の検出信号を前記信号読出回路から前記信号処理部に読み出した後、次の第1色画素の検出信号が読み出される前に、該信号読出回路からリセット雑音信号を該信号処理部に読み出すことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  9. 前記4トランジスタ構成の前記信号読出回路のうち前記行選択トランジスタが省略され、電源端子と出力線との間に接続された前記出力トランジスタのゲートが前記読出トランジスタに接続され、該ゲートと前記電源端子との間に前記リセットトランジスタが接続されることで信号読出回路が構成され、前記電源端子をグラウンド電圧または低電圧に設定して前記リセットトランジスタにリセット信号を印加することで前記出力トランジスタを非導通状態に維持し該信号読出回路を非動作状態とし、前記電源端子を高電圧に設定して前記リセットトランジスタにリセット信号を印加することで前記出力トランジスタを導通させ該信号読出回路を動作状態にすることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  10. 前記4トランジスタ構成の前記信号読出回路のうち前記行選択トランジスタが省略され、電源端子と出力線との間に接続された前記出力トランジスタのゲートが前記読出トランジスタに接続され、該ゲートと前記出力線との間に前記リセットトランジスタが接続されることで信号読出回路が構成され、前記出力線の電圧をグラウンド電圧または低電圧に設定して前記リセットトランジスタにリセット信号を印加することで前記出力トランジスタを非導通状態に維持し該信号読出回路を非動作状態とし、前記出力線の電圧を高電圧に設定して前記リセットトランジスタにリセット信号を印加することで前記出力トランジスタを導通させ該信号読出回路を動作状態にすることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  11. 前記光電変換膜が透明な画素電極膜と対向電極膜に挟まれた単層有機半導体構造または多層有機半導体構造でなることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  12. 前記第2色画素を構成する前記フォトダイオードと前記第3色画素を構成する前記フォトダイオードとが半導体基板の深さ方向に離間して設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  13. 前記第1色画素,第2色画素,第3色画素が夫々入射光量を電子量として検出することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  14. 前記第1色画素が入射光量を正孔量で検出し、前記第2色画素と前記第3色画素が入射光量を電子量で検出することを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  15. 前記信号処理部の出力信号がアナログ信号であることを特徴とする請求項3乃至請求項8のいずれかに記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  16. 前記信号処理部の出力信号がデジタル信号であることを特徴とする請求項3乃至請求項8のいずれかに記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
  17. 前記第1色が緑色であり、前記第2色が青色であり、前記第3色が赤色であることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の光電変換膜積層型固体撮像素子。
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