JP4885172B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、ガスバーナの近傍に熱電対を備え、その熱電対が出力する熱起電力の状態によって失火状態や残火状態を検知するガスコンロに関する。
従来よりガスバーナの近傍に、ガスバーナの火炎で加熱されるように熱電対を設けたガスコンロが知られている。ガスバーナが点火中は熱電対が火炎で加熱されるので熱起電力を出力するが、ガスバーナの火炎が無くなると熱起電力が低下することを利用して、ガスバーナの火炎の有無を熱電対の熱起電力の状態から検知するガスコンロが広く知られている。
そのようなガスコンロの一例として、火力の増減およびガスバーナへのガスの供給路の開閉を1つのガスコックで行うガスコンロであって、消火したことを検出するコックスイッチを設けることなく、熱電対の熱起電力の減少状態からだけでガスバーナが消火したことを検知し、電磁安全弁を閉弁するようにしたガスコンロが知られている(例えば、特許文献1参照)。このものでは、熱起電力を常にモニタしておき、所定時間、例えば5秒間熱電対が減少し続けて、かつ減少開始時の熱起電力の例えば0.62倍のレベルまで5秒後に減少しているという2つの条件を同時に満たした場合に、ガスバーナが消火したと判断している。
なお、このものでは、熱起電力の減少速度等に基づいて消火の原因を特定するものであり、例えば、鍋等からの吹きこぼれにより消火した場合には、熱起電力の減少速度が速いということから、このような失火状態の発生を特定している。
特開2002−130666号公報(段落0008,図4) 特開特開2004-108694号公報(段落0037)
上記特許文献1記載のものでは、ガスコックを手動操作して火力を調節すると共にガスバーナの消火を行っている。したがって、火力を絞って弱火にし、更にコックを回動してガスバーナを消火する際に、使用者が消火操作をしているにもかかわらずガスバーナが点火されたままになる残火状態は発生しない。
これに対して特許文献2に記載のものでは、ガスコックをモータで回動させるので、故障等の原因により消火操作がされたにもかかわらずガスバーナへのガスの供給を停止することができず、ガスバーナが燃焼したままになる残火状態が発生するおそれがある。
しかしながら、特許文献2に記載のものでは、残火状態が発生したことを検知する手段を備えていないので、消火操作がされた後、相当の長時間経過しなければ残火状態を検知することができないという不具合が生じる。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、失火状態と残火状態とを各々適切に検知することのできるガスコンロを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明によるガスコンロは、ガスバーナの近傍に、ガスバーナの火炎によって加熱される熱電対を備え、この熱電対が出力する熱起電力によってガスバーナの火炎の有無を検知するコントローラを有し、コントローラは少なくとも、ガスバーナの燃焼途中で火炎が失火する失火状態が発生した場合と消火操作されたにもかかわらず火炎が残存する残火状態が発生した場合とにガスバーナへのガスの供給を強制的に停止させるガスコンロにおいて、上記コントローラは、第1の閾値を設定し、熱起電力の値がこの第1の閾値より低下した場合に失火状態が発生したと判断すると共に、第1の閾値より高い第2の閾値を設定し消火操作が行われた時点から所定の監視時間が経過した時点で熱起電力が第2の閾値より高い場合に残火状態が発生したと判断することを特徴とする。
従来は失火状態を検知する機能しか備えていなかったので、失火状態を検知する機能で残火状態を検知すると、検知までに長時間を有するなどの不都合があった。そこで、本発明では失火状態を検知する機能と残火状態を検知する機能とを各々別個に設けることとした。すなわち、失火状態を検知するために、第1の閾値を設定し、熱起電力の値がこの第1の閾値より低下した場合に失火状態が発生したと判断する。一方、第1の閾値より高い第2の閾値を設定し消火操作が行われた時点から所定の監視時間が経過した時点で熱起電力が第2の閾値より高い場合に残火状態が発生したと判断することとした。
なお、上記第2の閾値は、消火操作がされた時点での熱起電力を基に設定されるようにしてもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明は、失火状態を検知する機能と残火状態を検知する機能とを各々別個に設けたので、残火状態が発生したことを確実に、かつ短時間で検知することができる。
図1を参照して、1は本発明によるガスコンロの一例である。このガスコンロ1には上面に2機の大バーナ11および中バーナ12が設けられており、また前面から出し入れできるグリル庫13内にグリル用のガスバーナ(上火バーナと下火バーナの1対)が設けられている。また、前面には電源スイッチ10の他、各バーナの点消火および火力調節を行うダイヤル11a、12a、13aが設けられている。例えば、中バーナ12に点火する際には、ダイヤル12aを押し操作することにより点火操作を行い、中バーナ12に点火を行う。そして、ダイヤル12aを左右に回すことにより火力調節を行い、再度ダイヤル12aを押し操作することにより中バーナ12を消火する。
図2に示すように、各バーナには電磁式開閉弁である元弁3を介して大バーナ11および中バーナ12、そしてグリル庫13の両バーナに対してガスを分岐する分岐管31が互いに並列に設けられている。そして、各分岐管31には火力調節ユニット2が介設されている。
この火力調節ユニット2にはコントローラ6からの信号により駆動されるモータによって開度を調節する火力調節部4と、その火力調節部4の上流側に直列に設けられた電磁安全弁5とが内蔵されている。この電磁安全弁5は火力調節用のモータによって開弁されるが、ガスバーナの点火中はコントローラ6から供給される電力によって開弁保持される。
また、各バーナには点火状態での着火を検知する火炎センサである熱電対15が取り付けられている。そして、これら各熱電対15からの出力信号は個別にコントローラ6に入力される。
また、各バーナには点火手段である点火プラグ16が各々設けられている。これら各点火プラグ16の作動はコントローラ6によって制御されるが、いずれか1個のバーナに点火する際でも全ての点火プラグ16が作動して各バーナとの間に火花放電を生じさせるように構成されている。
これら各ガスバーナのうち、複数個のガスバーナを使用している状態では、元弁は開弁したままの状態であり、点火中のガスバーナの内のいずれかに対して消火操作がされると、その消火操作がされたガスバーナに対して設けられている電磁安全弁5が閉弁することによりガスバーナを消火させる。
図3を参照して、曲線RHは強火状態でガスバーナが消火した場合の熱起電力の減少状態を示している。また、曲線RLは弱火状態でガスバーナを消火した場合の熱起電力の減少状態を示している。
本発明では、失火状態の検知と残火状態の検知とを別々に行う。ガスバーナが点火状態であれば、失火状態の検知のみを行う。具体的には第1の閾値であるV1を設定し、熱電対15からの熱起電力がこのV1を下回った状態が所定時間t1以上継続すると、ガスバーナが点火状態であるべき状態で熱起電力が低下したため、失火状態が発生したと判断する。すると、コントローラ6は失火状態が発生したガスバーナに連なる電磁安全弁5を閉鎖する。なお、電磁安全弁5を閉鎖すると共に、音声、警告音、光などで失火状態が発生したことを報知するようにしても良い。なお、上述のように、熱起電力がV1を下回った状態が所定時間t1以上継続することによって失火状態が発生したと判断したが、所定時間t1を更に短く設定し、あるいはt1を0に設定して、熱起電力がV1を下回ると直ちに失火状態が発生したものと判断しても良い。
次に、ダイヤルに対して消火操作が行われると、消火操作がされた時点から監視時間t2が経過するまでに熱起電力が第2の閾値であるV2を下回るかを監視する。消火操作がされたのであるから、正常な状態であれば熱起電力はV2を下回るが、電磁安全弁5が何らかの故障で閉弁できない場合にはガスバーナはそのまま燃焼を継続する。そのため、熱起電力は監視時間t2を経過してもV2を下回らない。すると、コントローラ6は残火状態が発生したと判断して、元弁3を閉弁させる。そして、上述の報知を行い、修理等のメンテナンスが終了するまではガスコンロ1の作動を禁止する。なお、残火状態が発生したか否かの判断は監視時間t2が経過した時点で行うので、監視時間中に熱起電力がV2を下回る状態があったとしても、監視時間t2が経過する時点で熱起電力がV2を下回ってなければ残火状態が発生したと判断することとした。
ところで、図3に示した実施の形態では、第2の閾値であるV2を固定したが、図4に示すように、消火操作がされた時点での熱起電力を基に決定しても良い。より具体的には、例えば消火操作がされた時点での熱起電力から所定の値V3だけ低い値を第2の閾値とすることが考えられる。
なお、本発明は上記した形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもかまわない。
本発明の一実施の形態の構成を示す図 配管の状態を示すブロック図 熱起電力の減少と第1の閾値および第2の閾値を示すグラフ 第2の閾値の他の例を示すグラフ
符号の説明
1 ガスコンロ
2 火力調節ユニット
3 元弁
4 火力調節部
5 電磁安全弁
6 コントローラ
10 電源スイッチ
15 熱電対
t1 所定時間
t2 監視時間

Claims (2)

  1. ガスバーナの近傍に、ガスバーナの火炎によって加熱される熱電対を備え、この熱電対が出力する熱起電力によってガスバーナの火炎の有無を検知するコントローラを有し、コントローラは少なくとも、ガスバーナの燃焼途中で火炎が失火する失火状態が発生した場合と消火操作されたにもかかわらず火炎が残存する残火状態が発生した場合とにガスバーナへのガスの供給を強制的に停止させるガスコンロにおいて、上記コントローラは、第1の閾値を設定し、熱起電力の値がこの第1の閾値より低下した場合に失火状態が発生したと判断すると共に、第1の閾値より高い第2の閾値を設定し消火操作が行われた時点から所定の監視時間が経過した時点で熱起電力が第2の閾値より高い場合に残火状態が発生したと判断することを特徴とするガスコンロ。
  2. 上記第2の閾値は、消火操作がされた時点での熱起電力を基に設定されることを特徴とする請求項1に記載のガスコンロ。
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