JP4884914B2 - ユニット建物の制振装置設置構造 - Google Patents

ユニット建物の制振装置設置構造 Download PDF

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本発明は、ユニット建物の制振装置設置構造にかかり、特に、ユニット建築物の揺れを低減させるユニット建物の制振装置設置構造に関する。
建築物の地震、強風等による揺れを低減させる技術として制振工法がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11―200487号公報
ユニット建物に制振装置を設置する場合、通常は一層の柱梁架構面内(一つの層の上大梁と下大梁の間)に設置することが一般的である。
ユニット工法の一層の柱梁架構面内に制振装置を設置する場合、制振装置からの反力が建物に入力する為、制振装置が取り付けられる部材、即ち、床大梁、天井大梁を大きくしたり、床大梁、天井大梁に縦材等の補強部材が必要となり、通常の部材をそのまま利用することができない問題がある。
これは、制振装置が、建物の揺れを減衰させる為、変形、速度等に関係して減衰力を発生する結果として、取り付け部分(床大梁、天井大梁)には、反力が働く。梁部材は、材軸方向以外から部分的に力が働くことを想定して設計されない為、制振装置の取付部分に床大梁と天井大梁とを連結する縦材等の補強部材が必要となる。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、補強部材を削減可能となるユニット建物の制振装置設置構造の提供を目的とする。
請求項1に記載のユニット建物の制振装置設置構造は、基礎の上部に配置され、複数のユニットを積層したユニット建物と、前記ユニット建物の上階の床梁と前記床梁に隣接する下階の天井梁との間で力の伝達を行う伝達手段と、一端側が前記伝達手段に連結され、他端側が前記ユニット建物が揺れた際に前記伝達手段とは相対変位する部位に連結され、前記伝達手段と前記相対変位する前記基礎との間の相対変位を抑制するように入力した力を吸収する制振手段と、を有することを特徴としている。
次に、請求項1に記載のユニット建物の制振装置設置構造の作用を説明する。
地震、強風等によりユニット建物に揺れが生じると、基礎と、床梁及び天井梁との間に、水平方向の相対変位が生じるが、ユニット建物の上階の床梁とこの床梁に隣接する下階の天井梁との間で力の伝達を行う伝達手段に、制振手段の一端側が連結され、制振装置の他端側がユニット建物が揺れた際に伝達手段とは相対変位する基礎に連結されているので、該相対変位は制振手段によって抑制され、その結果、ユニット建物の揺れが低減される。制振手段の他端側が強固な基礎に連結されるので、高い制振効果が得られる。
従来技術では、制振装置からの反力を受けるために、床梁と天井梁とを連結する大きな縦材のような特別な補強部材を必要としていたが、請求項1に記載のユニット建物の制振装置設置構造では、制振装置の一端側をユニット建物の上階の床梁とこの床梁に隣接する下階の天井梁との間で力の伝達を行う伝達手段に連結したので、制振装置の一端側を前述した大きな縦材のような特別な補強部材を梁部材に取り付ける必要が無く経済的である。
また、伝達手段を設けたことで床梁と天井梁とが力学的に見て一体化したことになり、揺れが生じたときに大きな反力を得ることができ、反力が床梁及び天井梁に直接伝播されるので、高い制振効果が得られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のユニット建物の制振装置設置構造において、前記制振手段は、圧縮加力時よりも引張加力時の抵抗力が大きく、前記伝達手段は、前記床梁に前記制振手段の前記一端側を取り付ける取付部材と、前記床梁と前記天井梁との間に配置されて前記床梁と前記天井梁とに接触するスペーサとを備えている、ことを特徴としている。
次に、請求項2に記載のユニット建物の制振装置設置構造の作用を説明する。
圧縮加力時よりも引張加力時の抵抗力が大きい制振手段を用い、床梁に取付部材を介して制振手段の一端側を取り付けた場合において、地震、強風等によりユニット建物に揺れが生じ、該制振手段に引張加力が作用すると、床梁は制振手段から力を受け、床梁と天井梁との間に配置されたスペーサが床梁で受けた力を天井梁に伝播し、この力を床梁と天井梁の両方で受け止めることできる。このため、反力の減衰が抑えられ、高い制振効果が得られる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のユニット建物の制振装置設置構造において、前記伝達手段は、前記床梁の側面と前記天井梁の側面とを連結する板材を有する、ことを特徴としている。
次に、請求項3に記載のユニット建物の制振装置設置構造の作用を説明する。
請求項3に記載のユニット建物の制振装置設置構造では、床梁の側面と天井梁の側面とを連結する板材が、床梁と天井梁との間で力の伝達を行う。板材は、床梁の側面と天井梁の側面とを連結するのみの大きさで良いため、使用材料が少なくてすむ。
以上説明したように本発明のユニット建物の制振装置設置構造によれば、ユニット建物の揺れを抑えることができると共に、従来必要とされた縦材のような特別で、かつ大きな補強部材を削減することができる。
[第1の実施形態]
以下、図1〜図7を用いて、本発明に係るユニット建物の制振装置設置構造の第1の実施形態について説明する。
(本実施形態に係るユニット建物の全体構成)
図1に示すように、本実施形態に係るユニット建物10は、8個の建物ユニット60によって構成されている。
なお、説明の便宜上、建物ユニット60の各部材に名称付けをしておく。建物ユニット60は、4本の柱32と、互いに平行に配置された長短二組の天井大梁42、44と、これらの天井大梁42、44に対して上下に平行に配置された長短二組の床大梁52、54とを備えており、梁の端部を天井と床の仕口に溶接することによりラーメン構造として構成されている。但し、ユニット構成は上記に限られることなく、他の箱形の架構構造としてもよい。
建物ユニット60は、矩形枠状に組まれた天井フレーム62と床フレーム64とを備えており、これらの間に4本の柱32が立設される構成となっている。天井フレーム62は四隅に天井仕口部(柱)66を備えており、この天井仕口部66に長さが異なる天井大梁42、44の長手方向の端部が溶接されている。
同様に、床フレーム64は四隅に床仕口部(柱)68を備えており、この床仕口部68に長さが異なる床大梁52、54の長手方向の端部が溶接されている。
そして、上下に対向して配置された天井仕口部66と床仕口部68との間に、柱32の上下端部が溶接により剛接合されて及びボルトにより仮固定されて建物ユニット60が構成される。
ユニット建物10の一階部分10Aは、合計4個の建物ユニット60によって構成されている。なお、4個の建物ユニット60は隣接して配置されているが、図面を見易くするために桁方向(矢印A方向)に隣り合う建物ユニット60を離して描いている。
上記4個の建物ユニット60が隣接して配置された状態では、二組の対向する天井大梁44の間に妻方向(矢印B方向)を長手方向とする隙間46が形成されている。
二階部分10Bも一階部分10Aと同様に構成されている。そして、かかる建物ユニット60が4個隣接して配置された状態では、二組の対向する床大梁54の間に妻方向を長手方向とする隙間56が形成されている。
(制振装置設置構造)
次に、本実施形態の制振装置設置構造の要部について詳細に説明する。
図2、及び図3に示すように、一階部分10Aの隙間46、及び二階部分10Bの隙間56にはブラケット12が挿入されている。ブラケット12は、互いに平行とされた一対の連結鋼板14を備え、一方の連結鋼板14の中央部分と他方の連結鋼板14の中央部とが鋼製の丸棒18で連結されている。
図4に示すように、連結鋼板14には、4個の取付孔(図4では図示せず。)が形成されており、この取付孔を挿通させたボルト20を、1階の天井大梁44の側面と2階の床大梁54の側面に各々形成したネジ孔(図4では図示せず。)に螺合させることで天井大梁44と床大梁54とを連結している。本実施形態では、ブラケット12を床大梁54及び天井大梁44にボルト止めしたが、溶接等の他の方法で固定しても良い。
なお、建物ユニット60を輸送する際には、図4の2点差線で示すように、天井大梁44の上面よりも上方にブラケット12が突出しないようにブラケット12を寝かせ、天井大梁44の側面に1本のボルト20で固定しておくことができる。
桁方向に隣り合う2つの建物ユニット60の間には、図2に示すように、2つのダンパ22が配設されている。なお、本実施形態のダンパ22は、自動車のサスペンションに用いられる所謂ショックアブソーバであり、大量生産により安価に製造されているものである。また、自動車のサスペンションに用いられているこのダンパ22は、圧縮時の減衰力よりも引張時の減衰力が大きく設定されているものである。
図3、及び図4に示すように、ブラケット12の丸棒18は、ダンパ22のピストンロッド12Aの先端に取り付けられている軸受け24の孔24Aに挿入されている。これにより、ダンパ22とブラケット12とが連結されている。
図2に示すように、ダンパ22のシリンダ24Bには、延長ロッド26が取り付けられており、図5に示すように、延長ロッド26の先端にはピン受け28が取り付けられている。
図5、及び図6に示すように、基礎16には、ピン付きアンカー30が固定されている。ピン付きアンカー30は、軸部30Aと、軸部30Aの端部に一体的に取り付けられるピン取付部30Bを備えている。軸部30Aは、基礎16に形成された穴34に挿入され、穴34にグラウド材36を注入することで基礎16に対して強固に固定されている。
ピン取付部30Bは、コ字状の本体30Baと、本体30Baに固着されたピン30Bbとを備えている。ここで、ダンパ22のピン受け28の孔28Aに、ピン付きアンカー30のピン30Bbが挿入されており、これにより、ダンパ22がピン付きアンカー30を介して基礎16に連結されている。
図2に示すように、ピン付きアンカー30は、建物ユニット60の妻方向中央部分に設けられている。図2において、図面左側のダンパ22と連結されるブラケット12は、天井大梁44、及び床大梁54の図面左側の端部付近に取り付けられ、図面右側のダンパ22と連結されるブラケット12は、天井大梁44、及び床大梁54の図面右側の端部付近に取り付けられ、これにより、各ダンパ22は、鉛直方向に対して傾斜配置されることになる。
図5に示すように、一階の床大梁52の側面には、ピン38が取り付けられており、建物ユニット60を輸送する際に、ダンパ22の延長ロッド26のピン受け28の孔28Aにピン38を挿通することで、ダンパ22の延長ロッド26を仮固定することが出来る。なお、ピン38の代わりにネジ孔を形成し、ボルトでピン受け28を仮固定しても良い。
なお、図1では、ブラケット12、及びダンパ22の図示を省略しているが、妻方向(矢印B方向)に隣り合う1階の建物ユニット60の間にも、ブラケット12、及びダンパ22同様に配置されている。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
地震、強風等によりユニット建物10が妻方向に揺れが生じ、例えば図2に示すように、天井大梁44、及び床大梁54が矢印S方向に変位した場合、建物ユニット60における矢印S方向側のダンパ22に引張力が作用し、矢印S方向側とは反対側のダンパ22には圧縮力が作用する。本実施形態のダンパ22は、引張時の抵抗力が大きく設定されているので、該変位は引張力が作用する矢印S方向側のダンパ22によって抑制される。
このユニット建物10では、床大梁54と天井大梁44とをブラケット12で連結したので、ダンパ22の一端側は床大梁54と天井大梁44の両方の梁(合成梁)に支持されたこととなり、床大梁54及び天井大梁44の変形は極めて少なく、揺れが生じた際に大きな反力を得ることができる。さらに、ダンパ22の他端側は強固な基礎16に連結されており、ダンパ22の一端側は上述したように床大梁54及び天井大梁44に連結されるので、ダンパ22の振動減衰作用が効果的に発揮され、高い制振効果が得られる。
また、ダンパ22の一端をブラケット12に連結し、ダンパ22の他端を基礎16に連結しており、床梁と天井梁とを連結する大きな縦材のような特別な補強部材を用いていないので、従来のユニット建物に対し経済的である。
なお、天井大梁44、及び床大梁54が矢印S方向とは反対方向に変位した場合、矢印S方向側とは反対側のダンパ22に引張力が作用し、該変位は矢印S方向側とは反対側のダンパ22によって抑制される。また、ユニット建物10が桁方向に揺れた場合には、妻方向に隣接する建物ユニット60の間に配置されたダンパ22が同様にして変位を抑制する。
このようにして、ユニット建物10の揺れは効果的に抑えられる。
本実施形態のユニット建物10では、ダンパ22の下端側を基礎16に直付けしているので、床大梁部材に補強が必要なく、通常の梁部材を利用でき経済的である。さらに、ダンパ22の上端側を1階の天井大梁44と2階の床大梁54をブラケット12で連結した、いわゆる合成梁に連結したことにより、天井大梁44、及び床大梁54の梁部材そのものを補強する必要がなく、通常の梁部材を利用でき経済的である。
また、1階の天井大梁44と2階の床大梁54を連結するブラケット12にダンパ22を連結しているので、揺れが生じたときに大きな反力を得ることができ、従来例の縦材のような補強部材の変形等による反力の減衰が抑えられ、ダンパ22により高い制振効果が得られる。
なお、ブラケット12、及びダンパ22は、工場で1階の建物ユニット60に仮止めしておくことが好ましい。このとき、ブラケット12は、図4の2点鎖線で示すように一方の床大梁54の側面に仮止めし、ダンパ22のピン受け28は、床大梁54のピン38を挿入して仮止めすれば良い。
なお、本実施形態では、ブラケット12を隣り合う2つの建物ユニット60の間に配置固定してダンパ22と連結したが、図7に示すように外壁側の天井大梁44と床大梁54に図7に示すような一方の連結鋼板14を省略したブラケット12を取り付け、このブラケット12にダンパ22を連結しても良い。この場合、軸受け24が丸棒18から外れないように、丸棒18に雌ネジを形成し、この雌ネジに鍔付きのボルト50を取り付けても良い。
また、図示はしないが、ブラケット12、及びダンパ22は、外壁の内面側に配置しても良い。
本実施形態では、ダンパ22に自動車のサスペンションに用いるショックアブソーバを用いたが、本発明はこれに限らず、伸び方向、及び縮み方向の減衰力が同じに設定されたダンパを用いても良く、オイルダンパ、粘弾性ダンパ等の他の構成のダンパを用いても良い。
[第2の実施形態]
次に、図8及び図9を用いて、本発明に係るユニット建物の制振装置設置構造の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図8、及び図9に示すように、本実施形態のユニット建物10では、第1の実施形態で用いたブラケット12の代わりに、ダンパ取付金具40、及び鋼板製のスペーサ48が用いられている。
ダンパ取付金具40は、2階の床大梁54の側面に取り付けられる鋼板製のベース板40Aと、ベース板40Aの中央に溶接等で固着された鋼製の軸40Bを備えている。なお、ベース板40Aは、ボルト20にて床大梁54の側面に固定される。
この軸40Bは、ダンパ22のピストンロッド12Aの軸受け24の孔24Aに挿入されている。
一方、スペーサ48は、1階の天井大梁44と2階の床大梁54との双方に密着するように天井大梁44と床大梁54との間に配置されている。なお、スペーサ48は、天井大梁44、及び床大梁54の何れかに固定しておくことが好ましい。
また、スペーサ48の配置位置は、ダンパ取付金具40の近傍が好ましい。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
地震、強風等によりユニット建物10に揺れが生じ、ダンパ22に引張力が作用すると、ダンパ22に大きな抵抗力が生じることで床大梁54は下向きに大きな力を受けるが、この力はスペーサ48を介して下方の天井大梁44に伝播し、床大梁54と天井大梁44の両方で受け止められることになる。このため、反力の減衰が抑えられ、高い制振効果が得られる。
本実施形態では、1階と2階の間に小型のスペーサ48を設置することで2階の床大梁54から1階の天井大梁44に力が伝達されるようになり、ベース板40Aは、第1の実施形態のブラケット12の連結鋼板14よりも小さくすことができ、経済的である。
なお、ダンパ22に圧縮力が作用した場合には、圧縮力が作用した際の反力は引張力が作用したときの反力よりも小さいので、床大梁54、スペーサ48、及び天井大梁44の3者を互いに固定する必要はなく、該反力は床大梁54のみで受け止めても問題ない。
[その他の実施形態]
(1) 上記実施形態では、ユニット建物10が2階建てであったが、ユニット建物10は3階以上であっても良い。例えば、ユニット建物10が3階の場合、2階の天井大梁44と3階の床大梁54とを連結するようにブラケット12を取り付け、このブラケット12にダンパ22の上端を連結しても良い。
(2) ユニット建物10が3階以上の場合、図10に示すように、1階部分以外にもダンパ22を取り付けるようにしても良い。
(3) ユニット建物10が3階以上の場合で、第2の実施形態で説明したようなダンパ取付金具40、及びスペーサ48を用いる場合には、図11に示すようにダンパ取付金具40、及びスペーサ48を取り付ければ良い(請求項4に対応する実施形態)。
上記(2),(3)の何れの場合も、梁部材に対して、縦材等の補強を必要とせず、経済的である。
ユニット建物の分解斜視図である。 建物ユニットの側面図である。 1,2階間の床大梁及び天井大梁付近の縦断面図である。 ブラケットの正面図である。 ピン付きアンカー部分の正面図である。 ピン付きアンカー部分の側面図である。 1,2階間の外壁側の床大梁及び天井大梁付近の縦断面図である。 第2の実施形態に係るブラケットの正面図である。 第2の実施形態に係る1,2階間の床大梁及び天井大梁付近の縦断面図である。 その他の実施形態に係る建物ユニットの側面図である。 その他の実施形態に係る建物ユニットの側面図である。
符号の説明
10 ユニット建物
10A 一階部分
10B 二階部分
12 ブラケット(伝達手段)
14 連結鋼板(板材)
16 基礎
22 ダンパ(制振手段)
30 ピン付きアンカー
40 ダンパ取付金具(伝達手段、取付部材)
42 天井大梁(天井梁)
44 天井大梁(天井梁)
48 スペーサ(伝達手段)
52 床大梁(床梁)
54 床大梁(床梁)
60 建物ユニット

Claims (3)

  1. 基礎の上部に配置され、複数のユニットを積層したユニット建物と、
    前記ユニット建物の上階の床梁と前記床梁に隣接する下階の天井梁との間で力の伝達を行う伝達手段と、
    一端側が前記伝達手段に連結され、他端側が前記ユニット建物が揺れた際に前記伝達手段とは相対変位する前記基礎に連結され、前記伝達手段と前記相対変位する前記基礎との間の相対変位を抑制するように入力した力を吸収する制振手段と、
    を有することを特徴とするユニット建物の制振装置設置構造。
  2. 前記制振手段は、圧縮加力時よりも引張加力時の抵抗力が大きく、
    前記伝達手段は、前記床梁に前記制振手段の前記一端側を取り付ける取付部材と、前記床梁と前記天井梁との間に配置されて前記床梁と前記天井梁とに接触するスペーサとを備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のユニット建物の制振装置設置構造。
  3. 前記伝達手段は、前記床梁の側面と前記天井梁の側面とを連結する板材を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のユニット建物の制振装置設置構造。
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