JP4884728B2 - マットレス - Google Patents

マットレス

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Description

この発明は、ベッドの芯材等に使用されるマットレスに係り、特に病院等の使用に適したマットレスに関するものである。
この種のマットレスの使用に際して、使用者が横臥または仰臥等の姿勢で就寝したとき、使用者の肩部や骨盤部等の各部からマットレスに対して加わる荷重、つまり体圧荷重(以下、単に体圧という)がそれぞれ異なるため、それらの体圧を適切に分散して、使用者の身体全体が一様な体圧を受けた状態で支持されるようにすることが望まれている。このような要望に対処するため、例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に開示されるような構成のマットレスが従来から提案されている。
特許文献1に記載のマットレスでは、軟質フォームよりなる基体の表面に、幅方向へ延びる複数の波型突起が長さ方向に所定の配列ピッチで形成されている。そして、各波型突起の断面形状が軸部と傘部とよりなるキノコ状をなすように形成されている。
また、特許文献2に記載のマットレスでは、少なくとも使用者の腰と対応する部分に第1のクッション本体が形成されるとともに、その第1のクッション本体と一体に第2のクッション本体が形成されている。そして、第1のクッション本体が上下面ともに角形の連続した凹凸形状をなすとともに、第2のクッション本体が上下面ともに波形の連続した凹凸形状をなすように形成されている。
さらに、特許文献3に記載のマットレスでは、基体の表面が幅方向及び長さ方向に延びる複数の溝により、使用者の頭部、胸部、腰部及び脚部と対応する矩形状の支持区部に区分されている。そして、それらの支持区部が使用者の各部の重量割合に比例する面積を有するように設定されている。また、基体の長さ方向において使用者の腰部と対応する部分、もしくはその部分を含む長さ方向の中央部分が、他の部分よりも厚くなるように形成されている。
特開2003−289997号公報 特開平8−281667号公報 特開平11−318646号公報
ところが、これらの従来のマットレスにおいては、次のような問題があった。
すなわち、特許文献1のマットレスでは、断面キノコ状の波型突起が一定の配列ピッチで形成されているため、使用者の身体の各部に対応する異なった体圧を適切に分散して支持することができない。すなわち、高い体圧が作用する部分では、波型突起が倒れたり潰れたりして、使用者の身体全体を一様な体圧分散状態で支持することができなかった。さらに、波型突起が断面キノコ状をなしているため、その付け根部(軸部)が薄く、しかも上端部(傘部)は、上方側ほど隣接する他の波型突起との間の間隔が広がる。このため、波形突起は、上方及び横方向からの荷重に対して、前記のように潰れたりするばかりでなく、倒れたり、傘部が上下に重なったりするように不安定に変形し、一様な体圧分散状態を得られないばかりでなく、使用の際の感触も良くないものであった。
また、特許文献2のマットレスでは、使用者の腰と対応する部分に、上下面ともに角形の連続した凹凸形状をなす第1のクッション本体が形成されて、その部分の硬度が他の部分よりも高くなるように構成されている。このため、使用者の腰付近と他の部分とに対応して、ある程度の体圧分散機能を発揮することはできるが、使用者の身体全体に対応してきめ細かく体圧を効果的に分散して支持することはできなかった。しかも、この特許文献2のマットレスは、凹凸の幅がほぼ等しいため、使用に際しては、不必要に凹凸が体感され、使用感がきわめて劣るものである。
さらに、特許文献3のマットレスでは、基体の長さ方向において使用者の腰部と対応する部分、若しくはその部分を含む長さ方向の中央部分が、他の部分よりも厚くなるように形成されて、その部分の硬度が他の部分よりも実質的に高くなるように構成されている。このため、マットレスの製造工程において、基体の厚さを変化させるための加工等を施す必要があって、その製造が煩雑になる。また、基体の中央部分が一定量だけ厚くなるように形成されているため、使用者の腰部が浮き上がった状態になり、特に肥満タイプの使用者や、腰部の具合が悪い使用者では、腰部に負担が掛かりやすい。
しかも、この種のマットレスは、使用者が上半身だけを起こすことができるように、長さ方向の中間部から上半身側を屈曲して起立できるようにすることが望まれるが、この特許文献2のように中央部分が厚く形成されていると、この屈曲が円滑に行われなかったり、屈曲のための大きな力を要したりするという不都合がある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、使用者の身体各部の体圧を適切に分散させることができて、使用者の身体全体を快適に支持することができるマットレスを提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、長さ方向及び幅方向において均一厚さの樹脂発泡体よりなる基体の表面に、幅方向に延びる複数の溝を長さ方向に沿って配列したマットレスであって、前記複数の溝の深さ及び配列ピッチを変更設定することにより、長さ方向において硬度が異なる複数のゾーンを形成し、前記基体表面の長さ方向中間部における幅端部に対して、前記基体よりも延びにくいシートを、前記幅端部に位置する前記複数の溝の上に跨るように貼着したことを特徴としている。
従って、複数の溝の深さ及び配列ピッチを変更設定するという簡単な加工により、基体の長さ方向において使用者の身体各部の体圧に応じた適正な硬度を有する複数のゾーンを形成することができる。よって、使用者が横臥または仰臥等の姿勢で就寝したとき、使用者の身体各部ごとに体圧を適切に分散させることができて、使用者の身体全体を一様な体圧分散状態で支持することができる。
また、基体の長さ方向中間部における幅端部に、基体よりも延びにくいシートを貼着することにより、基体の柔軟性が高く、低硬度であっても、使用者や介添者等が腰掛けた際等において、使用者や介添者が上体を保持できずに倒れたりするのを防止することができる。
また、前記の構成において、硬度の異なる2枚の基体を積層固着するとよい。このように構成した場合には、必要に応じていずれか一方の基体が上面側となるように選択して使用することができて、例えば外科病棟の患者の快復状況に応じて、マットレス全体の表面硬度を変更することができる。
さらに、前記の構成において、セルの除膜処理が施された基体を用いるとよい。このように構成した場合には、使用時における通気性を確保することができるとともに、洗浄時における水切り性を良好にすることができる。
しかも、前記の構成において、使用者の肩部及び骨盤部に対応するゾーンにおいて溝の配列ピッチを狭く設定し、同ゾーンを他のゾーンよりも柔軟性が高くなるように形成するとよい。このように構成した場合には、使用者の肩部及び骨盤部に対応するゾーンが他のゾーンよりも柔軟になって、特に使用者が横臥姿勢で就寝した際に、使用者の肩部及び骨盤部における体圧を効果的に分散させることができる。
加えて使用者の肩部及び骨盤部に対応するゾーンにおいて浅い溝を形成し、同ゾーンを他のゾーンよりも柔軟性が高くなるように形成するとよい。このように構成すれば、肩部及び骨盤部に対応するゾーンに対してさらに柔軟性を付与することができる。
そして、少なくとも一方の基体における他方の基体との接合面に、外周端面に開口する溝を形成することもできる。このように構成すれば、通気性及び水切れ性をさらに向上できて、就寝快適性に優れるとともに、洗浄の効率を向上できる。
さらに、基体の表面に、長さ方向に延びる複数の縦溝を幅方向に沿って配列し、基体の幅方向端部に、溝の配列ピッチより幅広い平坦部を形成して、同幅方向端部の硬度を幅方向中央部より高くすることもできる。このように構成すれば、このマットレスを洗浄等において取り扱う場合に、マットレスの幅端部を安定して把持することができ、マットレスの取り扱いを容易に行うことができる。
以上のように、この発明によれば、使用者の身体各部の体圧を適切に分散させることができて、使用者の身体全体を一様な体圧分散状態で快適に支持することができるという優れた効果を発揮する。
以下に、この発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、この実施形態のマットレス11は、硬度が異なるとともにセルの除膜処理が施されたポリウレタンフォーム等の樹脂発泡体よりなる2枚の基体12,13を接着により積層固着して構成されている。すなわち、両基体12,13は、いずれか一方の基体12,13の接合面12a,13aに散点状に添着された接着剤を介して接着固定されている。各基体12,13は長さ方向及び幅方向において均一の厚さを有し、第1基体12の厚さが第2基体13の厚さよりも大きくなるように形成されている。また、第1基体12の硬度が第2基体13の硬度よりも低くなるように構成され、従って、第1基体12が第2基体13よりも柔軟に形成されている。この実施形態では、第1基体12の硬さが50〜200N(ニュートン)の範囲内で、第2基体13の硬さが150〜350Nの範囲内である。なお、これらの硬さは、JIS K 6400−2:2004に準拠する。
なお、図示はしないが、マットレス11は、袋状のカバー内に収容されてベッドマットとして使用される。
図3〜図5に示すように、前記第1基体12の接合面12aと反対側の表面(図3における上面)12bには、図1にも示すように、幅方向に延びる複数の横溝14が長さ方向に沿って所要の配列ピッチで形成されている。これらの横溝14と交差するように、第1基体12の表面12bには長さ方向に延びる複数の縦溝15が幅方向に沿って所要の配列ピッチで形成されている。図4に示すように、前記第2基体13の接合面13aと反対側の表面(図3における上面)13bには、図2にも示すように、幅方向に延びる複数の横溝16が長さ方向に沿って所要の配列ピッチで形成されている。
そして、前記両基体12,13上の各横溝14,16の深さ及び配列ピッチが適宜に設定されて、マットレス11の長さ方向において硬度の異なる複数のゾーンZ1,Z2,Z3,Z4,Z5,Z6が形成されている。この場合、図7に示すように、ゾーンZ1〜Z5は使用者Mの頭部、肩部、胸部、腰(腰椎)部、骨盤部にそれぞれ対応し、マットレス11の長さ方向における中央部のゾーンZ6を挟んでそれぞれ一対ずつ対称的に配置されている。これにより、マットレス11の長さ方向におけるいずれの端部も、使用者Mの頭部側として使用できるように構成されている。
すなわち、図3、図5及び図6に示すように、特に使用者Mの肩部、胸部及び骨盤部と対応するゾーンZ2,Z3,Z5においては、各基体12,13上の所定配列ピッチの深さの深い横溝14a,16a間に浅い深さの横溝14b,16bが形成されて、横溝14,16の配列ピッチが狭められている。これにより、使用者Mの肩部、胸部及び骨盤部、すなわち横臥した場合、身体の突出した部分と対応するゾーンZ2,Z3,Z5においては、他のゾーンZ1,Z4,Z6よりも柔軟性が高くなるように形成されて、身体の突出を楽に許容するようになっている。なお、使用者Mの胸部と対応するゾーンZ3においては肩部と対応するゾーンZ2よりも、第1基体12上の浅い横溝14bの深さが若干浅くなって、その胸部と対応するゾーンZ3の柔軟性が肩部と対応するゾーンZ2の柔軟性よりも多少低くなるように形成されている。また、深さの深い前記横溝14a,16aは、上方または下方に向かう開口側が狭く、奥側がそれより若干広くなるように形成されている。
さらに、図1及び図4に示すように、前記第1基体12上の縦溝15の配列ピッチを適宜に設定することにより、マットレス11の幅方向の両端部と中央部とにおいて硬度が異なるように構成されている。すなわち、図1及び図4に示すように、第1基体12の幅方向の両端部には、縦溝15の配列ピッチより幅広い溝無しの平坦部12cが形成されて、マットレス11の幅方向の両端部の硬度が中央部よりも高くなるように構成されている。
また、図1、図2及び図4に示すように、マットレス11の長さ方向の中央部において、第1基体12の上面の幅方向の両端部には樹脂フィルムあるいは樹脂シート、または不織布等よりなり、第1基体12より高い硬度で、かつ第1基体12より延びにくい被覆体17が貼着され、第1基体12の同部分の硬度が高められている。これにより、使用者Mや介添者等がマットレス11の幅方向の両端部に腰掛けた際や、使用者Mがマットレス11上に対して出入りする際に、大きく沈みこむのが抑制されるようになっている。
図3〜図6に示すように、前記第1基体12の接合面12aには、幅方向に延び、外周端面に開口する深さの浅い複数の第1通気溝18が長さ方向に沿って所要の配列ピッチで形成されている。これらの第1通気溝18と交差するように、第1基体12の接合面12aには長さ方向に延び、外周端面に開口する深さの深い複数の第2通気溝19が幅方向に沿って所要の配列ピッチで形成されている。第2基体13の接合面13aには、幅方向に延び、外周端面に開口する深さの浅い複数の通気溝20及び横穴状の複数の通気孔21が長さ方向に沿って所要の配列ピッチで形成されている。そして、これらの通気溝18,19,20及び通気孔21により、マットレス11の使用時における通気性及び洗浄時における水切り性が確保されるようになっている。
次に、前記のように構成されたマットレス11の作用を説明する。
さて、このマットレス11を使用する場合には、硬度の異なる2枚の基体12,13のうちで、いずれか一方の硬度の基体12,13が上面側となるように選択して使用することができる。例えば、骨折等の外科患者が使用する場合、治療開始直後は硬度の低い第1基体12が上面側となるように敷設して使用すると、患者の患部を保護することができる。また、快復情況に応じて硬度の高い第2基体13が上面側となるように敷設して使用すると、体の沈み込みが少なくなって、体がのびた状態になるとともに、寝返りも楽になって、快復効果を促進することが可能となる。
そして、図7に示すように、使用者Mがマットレス11上に横臥または仰臥等の姿勢で就寝したときには、使用者Mの頭部、肩部、胸部、腰部及び骨盤部の体圧が上面側に配置された基体12,13に作用する。この場合、基体12,13の表面12b,13bに形成された複数の横溝14,16の深さ及び配列ピッチの適宜の設定により、基体12,13の長さ方向において使用者Mの身体各部の体圧に応じた硬度を有する複数のゾーンZ1〜Z6が形成されている。このため、使用者Mの身体各部の体圧が各ゾーンZ1〜Z6において適切に分散されて、使用者Mの身体全体をほぼ一様な体圧分散状態で支持することができる。
特に、使用者Mの肩部及び骨盤部に対応するゾーンZ2,Z5においては、横溝14,16の配列ピッチが狭くなるように設定されて、それらのゾーンZ2,Z5の柔軟性が他のゾーンの柔軟性よりも高くなるように形成されている。このため、使用者Mが横臥姿勢で就寝した際に、使用者Mの肩部及び骨盤部における体圧を胸部や臀部と同様に分散させることができて、肩部及び骨盤部に掛かる反発力を軽減することができ、快適に就寝できる。
また、このマットレス11においては、各基体12,13がセルの除膜処理を施した樹脂発泡体から形成されるとともに、各基体12,13の接合面12a,13aにマットレス11の外周端面に開口した複数の通気溝18,19,20及び通気孔21が形成されている。このため、マットレス11の使用時には、適度の通気性を確保することができて、快適に就寝することができるとともに、マットレス11の洗浄時には、良好な水切り性を発揮することができて、短時間に洗浄と乾燥とを終了させることができる。
さらに、このマットレス11においては、使用者Mの身体各部に対応する硬度、すなわち柔軟性の異なったゾーンZ1〜Z5が、長さ方向における中央部のゾーンZ6を挟んで一対ずつ対称的に配置形成されている。このため、マットレス11の使用方向が限定されることはなく、長さ方向におけるいずれの端部でも使用者Mの頭部側として使用することができ、取り扱いにおいて便利である。
以上に述べたこの実施形態の効果を列挙すれば以下の通りである。
・ マットレス11が硬度の異なる第1,第2基体12,13を積層固着して構成されているため、身体の状態等に応じて、いずれか一方が上になるように適宜に選択して快適に使用することができる。
・ 基体12,13の表面12b,13bに形成された複数の横溝14,16の深さ及び配列ピッチの適宜の設定により、使用者Mの身体各部の体圧に応じた適正な硬度を有する複数のゾーンZ1〜Z6が形成されているため、使用者Mの身体各部の体圧がほぼ一様な分散状態で支持され、寝返りもしやすくなって、前記と同様に快適に使用することができる。
・ 特に、横溝14,16として、深いものと、浅いものとを組み合わせたため、各ゾーンZ1〜Z6の硬度を小刻みに設定でき、良好な感触で、優れた使用感を有する快適なマットレス11を得ることができる。
・ 前述した特許文献1〜3とは異なり、キノコ状の突起が形成されたり、大きな幅の凹部を有する凹凸が形成されたり、基体の厚さが異なったりするものではないため、身体を安定して、良好な感触で、無理なく支持することができる。
・ 各基体12,13がセルの除膜処理を施した樹脂発泡体から形成され、しかも各基体12,13の接合面12a,13aに複数の通気溝18,19,20及び通気孔21が形成されているため、適度の通気性及び水切り性を確保することができて、快適な就寝と短時間の洗浄に寄与できる。
・ 硬度の異なったゾーンZ1〜Z5が、長さ方向における中央部のゾーンZ6を挟んで一対ずつ対称的に配置形成されているため、マットレス11の長さ方向いずれの端部でも頭部側として使用することができ、使い勝手に優れる。
・ 図7に2点鎖線で示すように、マットレス11をその長さ方向の中間部で屈曲させて使用者の上半身側を起立させ、使用者Mの起こされた上半身を支持するような場合、マットレス11全体が均一な厚さであるため、その屈曲を小さな力で円滑に行うことができる。従って、マットレス11の屈曲をモータ駆動で行うようにする場合には、モータとして小パワーの小さなものを使用できる。
・ 第1基体12の長さ方向中間部の両幅端部に、同第1基体12より高硬度で、延びにくい被覆体17が貼着されているため、第1基体12が低硬度で、柔軟であっても、使用者Mや介添者等が腰掛けた際や、使用者Mがマットレス11上に対して出入りする際に、使用者M等が大きく沈みこむことを抑制できる。従って、使用者Mや介添者が上体を保持できずに倒れたりするのを防止することができる。
・ マットレス11の幅方向の両端部が中央部よりも高硬度となるように、マットレス11の幅方向の両端部に平坦部12cが形成されて、マットレス11の幅方向の両端部の硬度が中央部よりも高くなっているため、このマットレス11を洗浄等において取り扱う場合に、マットレス11の幅端部を安定して把持することができる。従って、洗浄等においてマットレス11の取り扱いを容易に行うことができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
(1) 図8に示すように、第1,第2基体12,13の少なくとも一方の長さ方向の両端部において、横溝14aを有しない同横溝14aの配列ピッチより幅広い平坦なゾーンZ0を形成して、マットレス11の上下方向の両端部に他の部分よりも高硬度の領域を形成すること。このようにすれば、マットレス11の長さ方向の両端部を安定して把持することができ、洗浄等においてマットレス11の取り扱いを容易に行うことができる。
(2) マットレス11の幅方向の両端部が中央部よりも高硬度となるように、マットレス11の幅方向の両端部における縦溝15の配列ピッチを中央部における縦溝15の配列ピッチよりも広くなるようにした構成を第1,第2基体12,13の双方、あるいは第2基体13のみに設けること。
(3) 2枚の基体12,13を積層固定することなく、所定厚さの1枚の基体から構成すること。
(4) 第1基体12の表面12bの縦溝15を省略すること。
(5) 第2基体13の表面13bに、横溝16と交差する方向へ延びる複数の縦溝を形成すること。
一実施形態のマットレスを示す平面図。 図1のマットレスの底面図。 図1の3−3線における拡大断面図。 図1の4−4線における拡大断面図。 図1のマットレスにおける一方の基体を示す側面図。 同じく他方の基体を示す側面図。 図1のマットレスの使用状態を示す側面図。 変形例を示す拡大断面図。
符号の説明
11…マットレス、12…第1基体、12a…接合面、12b…表面、12c…平坦部、13…第2基体、13a…接合面、13b…表面、14…横溝、15…縦溝、16…横溝、M…使用者、Z1〜Z6…ゾーン。

Claims (7)

  1. 長さ方向及び幅方向において均一厚さの樹脂発泡体よりなる基体の表面に、幅方向に延びる複数の溝を長さ方向に沿って配列したマットレスであって、
    前記複数の溝の深さ及び配列ピッチを長さ方向の部位に応じて変更して設定することにより、長さ方向において硬度が異なる複数のゾーンを形成し
    前記基体表面の長さ方向中間部における幅端部に対して、前記基体よりも延びにくいシートを、前記幅端部に位置する前記複数の溝の上に跨るように貼着したことを特徴とするマットレス。
  2. 硬度の異なる2枚の基体を積層固着したことを特徴とする請求項1に記載のマットレス。
  3. 少なくとも一方の基体における他方の基体との接合面に、外周端面に開口する溝を形成したことを特徴とする請求項に記載のマットレス。
  4. セルの除膜処理が施された基体を用いたことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項に記載のマットレス。
  5. 使用者の肩部及び骨盤部に対応するゾーンにおいて溝の配列ピッチを狭く設定し、同ゾーンを他のゾーンよりも柔軟性が高くなるように形成したことを特徴とする請求項1〜請求項のうちのいずれか一項に記載のマットレス。
  6. 使用者の肩部及び骨盤部に対応するゾーンにおいて浅い溝を形成し、同ゾーンを他のゾーンよりも柔軟性が高くなるように形成したことを特徴とする請求項に記載のマットレス。
  7. 前記基体の表面に、長さ方向に延びる複数の縦溝を幅方向に沿って配列し、
    前記基体の幅方向端部に、前記縦溝の配列ピッチより幅広い平坦部を形成して、同幅方向端部の硬度を幅方向中央部より高くしたことを特徴とする請求項1〜のうちのいずれか一項に記載のマットレス。
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