JP4884290B2 - 動画像復号化集積回路、動画像復号化方法、動画像復号化装置及び動画像復号化プログラム - Google Patents

動画像復号化集積回路、動画像復号化方法、動画像復号化装置及び動画像復号化プログラム Download PDF

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Description

本発明は、動画像ストリームの再生に関して、画像データ格納メモリとのバスバンド幅を削減するための動画像復号化装置に関するものである。
近年、音声、画像、その他の画素値を統合的に扱うマルチメディア時代を迎え、従来からの情報メディア、つまり新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、電話等の情報を人に伝達する手段がマルチメディアの対象として取り上げられるようになってきた。一般に、マルチメディアとは、文字だけでなく、図形、音声、特に画像等を同時に関連づけて表すことをいうが、前記従来の情報メディアをマルチメディアの対象とするには、その情報をディジタル形式にして表すことが必須条件となる。
ところが、前記各情報メディアの持つ情報量をディジタル情報量として見積もってみると、文字の場合1文字当たりの情報量は1〜2バイトであるのに対し、音声の場合1秒当たり64Kbits(電話品質)、更に動画については1秒当たり100Mbits(現行テレビ受信品質)以上の情報量が必要となり、前記情報メディアでその膨大な情報をディジタル形式でそのまま扱うことは現実的では無い。例えば、テレビ電話は、64Kbit/s〜1.5Mbit/sの伝送速度を持つサービス総合ディジタル網(ISDN : Integrated Services Digital Network)によってすでに実用化されているが、テレビ・カメラの映像をそのままISDNで送ることは不可能である。
そこで、必要となってくるのが情報の圧縮技術であり、例えば、テレビ電話の場合、ITU‐T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)で勧告されたH.261やH.263規格の動画圧縮技術が用いられている。また、MPEG‐1規格の情報圧縮技術によると、通常の音楽用CD(コンパクト・ディスク)に音声情報とともに画像情報を入れることも可能となる。
ここで、MPEG(Moving Picture Experts Group)とは、ISO/IEC(国際標準化機構 国際電気標準会議)で標準化された動画像信号圧縮の国際規格であり、MPEG‐1は、動画像信号を1.5Mbpsまで、つまりテレビ信号の情報を約100分の1にまで圧縮する規格である。また、MPEG‐1規格では対象とする品質を伝送速度が主として約1.5Mbpsで実現できる程度の中程度の品質としたことから、更なる高画質化の要求を満たすべく規格化されたMPEG‐2では、動画像信号を2〜15MbpsでTV放送品質を実現する。更に現状では、MPEG‐1、MPEG‐2と標準化を進めてきた作業グループ(ISO/IEC JTC1/SC29/WG11)によって、MPEG‐1、MPEG‐2を上回る圧縮率を達成し、更に物体単位で符号化・復号化・操作を可能とし、マルチメディア時代に必要な新しい機能を実現するMPEG‐4が規格化された。MPEG‐4では、当初、低ビットレートの符号化方法の標準化を目指して進められたが、現在はインタレース画像も含む高ビットレートも含む、より汎用的な符号化に拡張されている。
更に、2003年には、ISO/IECとITU‐Tが共同でより高圧縮率の画像符号化方式として、非特許文献1に示すMPEG‐4AVC規格及びH.264規格が標準化されている。H.264規格は、現在HD(High Definition)画像などに適したHigh Profile対応の改正規格まで拡張されている。H.264規格のアプリケーションとしては、MPEG‐2やMPEG‐4と同様にディジタル放送、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ/レコーダ、ハードディスクプレーヤ/レコーダ、カムコーダ、テレビ電話などに広がっている。
一般に、動画像の符号化では、時間方向及び空間方向の冗長性を削減することによって情報量の圧縮を行う。そこで時間的な冗長性の削減を目的とする画面間予測符号化では、前方または後方のピクチャを参照してブロック単位で動きの検出及び予測画像の作成を行い、得られた予測画像と符号化対象ピクチャとの差分値に対して符号化を行う。ここで、ピクチャとは1枚の画面を表す用語であり、プログレッシブ画像ではフレームを意味し、インタレース画像ではフレーム又はフィールドを意味する。ここで、インタレース画像とは、1つのフレームが時刻の異なる2つのフィールドから構成される画像である。インタレース画像の符号化や復号化処理においては、1つのフレームをフレームのまま処理したり、2つのフィールドとして処理したり、フレーム内のブロック毎にフレーム構造またはフィールド構造として処理したりすることができる。
参照画像を持たず画面内予測符号化を行うものをIピクチャと呼ぶ。また、1枚の参照画像のみを参照し画面間予測符号化を行うものをPピクチャと呼ぶ。また、同時に2枚の参照画像を参照して画面間予測符号化を行うことのできるものをBピクチャと呼ぶ。Bピクチャは表示時間が前方又は後方から任意の組み合わせとして2枚のピクチャを参照することが可能である。参照画像(参照ピクチャ)は符号化の基本単位であるマクロブロックごとに指定することができるが、符号化を行ったビットストリーム中に先に記述される方の参照ピクチャを第1参照ピクチャ、後に記述される方を第2参照ピクチャとして区別する。但し、これらのピクチャを符号化する場合の条件として、参照するピクチャが既に符号化されている必要がある。
Pピクチャ又はBピクチャの符号化には、動き補償画面間予測符号化が用いられている。動き補償画面間予測符号化とは、画面間予測符号化に動き補償を適用した符号化方式である。動き補償とは、単純に参照フレームの画素値から予測するのではなく、ピクチャ内の各部の動き量(以下、これを動きベクトルと呼ぶ)を検出し、当該動き量を考慮した予測を行うことにより予測精度を向上すると共に、データ量を減らす方式である。例えば、符号化対象ピクチャの動きベクトルを検出し、その動きベクトルの分だけシフトした予測値と符号化対象ピクチャとの予測残差を符号化することによりデータ量を削減している。この方式の場合には、復号化の際に動きベクトルの情報が必要になるため、動きベクトルも符号化されて記録又は伝送される。
動きベクトルはマクロブロック単位で検出されており、具体的には、符号化対象ピクチャ側のマクロブロックを固定しておき、参照ピクチャ側のマクロブロックを探索範囲内で移動させ、基準ブロックと最も似通った参照ブロックの位置を見つけることにより、動きベクトルが検出される。
図9は、従来の動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
この動画像符号化装置は、動き検出器MEと、マルチフレームメモリFrmMemと、減算器Sub1と、減算器Sub2と、動き補償器MCと、符号化器Encと、加算器Add1と、動きベクトルメモリMVMemと、動きベクトル予測器MVPredとを有している。
Pピクチャ又はBピクチャなどの画面間予測では、動き検出器MEはマルチフレームメモリFrmMemから出力される動き検出参照画素MEpelを画面信号Vinと比較し、動きベクトルMVと参照フレーム番号RefNoを出力する。参照フレーム番号RefNoは、複数の参照画像の中から選択された、対象画像で参照する参照画像を特定する識別信号である。動きベクトルMVは、動きベクトルメモリMVMemに一時的に記憶された後、近傍動きベクトルPrevMVとして出力され、動きベクトル予測器MVPredにて予測動きベクトルPredMVを予測するために参照される近傍動きベクトルPrevMVとして使用される。減算器Sub2は動きベクトルMVから予測動きベクトルPredMVを減算し、その差を動きベクトル予測差分DifMVとして出力する。
一方、マルチフレームメモリFrmMemは、参照フレーム番号RefNo及び動きベクトルMVで示される画素を動き補償参照画素MCpe11として出力し、動き補償器MCは小数画素精度の参照画素を生成して参照画面画素MCpe12を出力する。減算器Sub1は画面信号Vinから参照画面画素MCpe12を減算し、画面予測誤差DifPelを出力する。
また、符号化器Encは、画面予測誤差DifPelと動きベクトル予測差分DifMVと参照フレーム番号RefNoとを可変長符号化し、符号化信号Strを出力する。尚、符号化時に画面予測誤差の復号化結果である復号画面予測誤差RecDifPelも同時に出力する。復号画面予測誤差RecDifPelは、画面予測誤差DifPelに符号化誤差が重畳されたものであり、画面間予測復号化装置で符号化信号Strを復号化して得られる画面間予測誤差と一致する。
加算器Add1は、参照画面画素MCpe12に復号画面予測誤差RecDifPelを加算し、その加算結果は復号画面RecPelとしてマルチフレームメモリFrmMemに記憶される。但し、マルチフレームメモリFrmMemの容量を有効に利用するため、マルチフレームメモリFrmMemに記憶されている画面の領域は不要な場合は開放され、また、マルチフレームメモリFrmMemに記憶する必要が無い画面の復号画面RecPelはマルチフレームメモリFrmMemに記憶されない。
図10は従来の動画像復号化装置の構成を示すブロック図である。同図において、図9と同一符号はと同一のものを示し、その説明を省略する。
図10に示す従来の動画像復号化装置は、図9に示す従来の動画像予測符号化装置で符号化した符号化信号Strを復号化して復号画面信号Voutを出力するものであり、マルチフレームメモリFrmMemと、動き補償器MCと、加算器Add1と、加算器Add2と、動きベクトルメモリMVMemと、動きベクトル予測器MVPredと、復号化器Decとを有している。
復号化器Decは、符号化信号Strを復号化し、復号画面予測誤差RecDifPel、参照フレーム番号RefNo及び動きベクトル予測差分DifMVを出力する。加算器Add2は、動きベクトル予測器MVPredから出力される予測動きベクトルPredMVと動きベクトル予測差分DifMVを加算し、動きベクトルMVを復号する。
画面間予測では、マルチフレームメモリFrmMemは、参照フレーム番号RefNo及び動きベクトルMVで示される画素を動き補償参照画素MCpel1として出力し、動き補償器MCは、小数画素精度の参照画素を生成して参照画面画素MCpel2を出力する。加算器Add1は、参照画面画素MCpel2に復号画面予測誤差RecDifPelを加算し、その加算結果は復号画面RecPelとしてマルチフレームメモリFrmMemに記憶される。
但し、マルチフレームメモリFrmMemの容量を有効に利用するため、マルチフレームメモリFrmMemに記憶されている画面の領域は不要な場合は開放され、またマルチフレームメモリFrmMemに記憶する必要が無い画面の復号画面RecPelはマルチフレームメモリFrmMemに記憶されない。以上のようにして、復号画面信号Vout、すなわち、復号画面RecPelを符号化信号Strから正しく復号化することができる。
また、マルチフレームメモリFrmMemを外部のSDRAMなどで構成する場合は、図中点線で囲んだ領域DecSysが1チップとして構成される。
同様に、図9の動画像符号化装置において、マルチフレームメモリFrmMemを外部のSDRAMなどで構成する場合には、復号画面RecPel、動き検出参照画素MEpel、及び動き補償参照画素MCpe11のメモリ転送量が膨大になるため、マルチフレームメモリFrmMemのバンド幅を削減する必要が生じる。ここで、1チップとして構成する領域にキャッシュメモリを搭載することにより、マルチフレームメモリFrmMemのバンド幅を削減する構成の一例が、例えば特許文献1に提案されている。
特開2006−270683号公報 ITU-T Recomendation H.264, "SERIES H: AUDIOVISUAL AND MULTIMEDIA SYSTEMS Infrastructure of audiovisual services ?Coding of moving video:Advanced video coding for generic audiovisual services," March 2005.
動画像符号化装置において、前記マルチフレームメモリFrmMemのバンド幅を削減するようにキャッシュメモリを搭載する構成としては、例えば、図9の構成において、更にキャッシュメモリを設けて、マルチフレームメモリFrmMemから必要となる参照データを前記キャッシュメモリに一次転送した上で、このキャッシュメモリから動き検出参照画素MEpelと動き補償参照画素MCpe11とを取り出して、各々、動き検出器MEと動き補償器MCとに供給する構成が提案される。この構成により、参照に必要なピクチャのみ局所性を高めてアクセスすることが可能となる。
更に、画像符号化の場合において、キャッシュメモリに大きな領域、例えば2ピクチャ以上を蓄えることができるときには、参照ピクチャの枚数を制限すれば、復号画面RecPelの画像データをそのままピクチャ単位でキャッシュメモリに蓄えることによって、そもそもマルチフレームメモリFrmMemからキャッシュメモリへの一次転送が不要とすることも可能である。
ところで、図10の動画像復号化装置において、画角の大きいHD画像サイズの処理を行う場合、復号画面信号Voutと動き補償参照画素MCpe11の転送量が膨大になり外部メモリバンド幅が大きくなってしまう。このため、背景技術で説明した符号化処理と同様に、マルチフレームメモリFrmMemを高速なSRAMで実装する必要になったり、消費電力が大きくなったりする状況が生じる。特に、動画像を撮像するムービーなどでは、バッテリー駆動となる機会が多いため、消費電力が大きくなるのは重大な課題である。
MPEG−2とは異なり、H.264規格では、参照ブロック形状が16×16から最小では4×4のサイズまで存在し、動き補償のためのフィルタ次数も2タップから6タップに増加している。例えば、MPEG−2において、16×16のサイズで転送する場合に、(16+2−1)×(16+2−1)=289画素で可能であったものが、H.264で4×4のサイズで全て転送する場合、(4+6−1)×(4+6−1)×16=1,296画素と、4.5倍もの転送量が必要となる(但し、プロファイル・レベルや運用規格に応じて最小参照ブロックサイズなどに制限が入る)。
この状況を解消するため、前記動画像符号化装置と同様に、マルチフレームメモリFrmMemに加えてキャッシュメモリCacheMemとして追加し、ピクチャ単位でキャッシュメモリCacheMemの参照画像を管理することが考えられる。例えば、録画、再生を行うムービーなどの場合、録画と再生を同時に行うことが無いので、動画像符号化装置としての実装資源と動画像復号化装置としての実装資源を共用することができる。つまり、実装資源を共用することにより、実装コストが大きいキャッシュメモリCacheMemの容量を抑えることが可能となる。
ここで、H.264規格では3枚以上の参照ピクチャから選択的に参照することが許されているため、動画像符号化では、参照するピクチャ枚数を要求される符号化性能に応じて削減することが可能であり、従って、キャッシュメモリCacheMemの容量に制約を加えることが可能である。
しかしながら、動画像復号化においては、参照する可能性のあるピクチャ枚数が既に動画像の符号化規格で決まってしまっているため、キャッシュメモリCacheMemの容量を任意に制限することが困難である。
例えば、動画像の符号化規格において、その符号化性能に応じて参照ピクチャ数が例えば1枚以下に制限された場合に、その符号化規格で符号化された符号データを復号するときには、その符号化規格に応じた容量にキャッシュメモリCacheMemの容量を小さく抑えることが可能となる。一方、動画像の符号化規格において、その符号化性能として高性能にするように参照ピクチャ数が例えば4枚以上に制限された場合には、その符号化規格で符号化された符号データを復号するときには、その符号化規格に応じた容量にキャッシュメモリCacheMemの容量を大きく設定して、マルチフレームメモリとの画素データの転送バンド幅の削減を実現する必要がある。
従って、動画像復号化においては、復号する符号データのフルデコードに対応させる要求に応えるためには、キャッシュメモリCacheMemの容量を既述の通り大きく設定しておく必要があって、任意の小さい容量に制限することは困難である。その結果、動画像復号化装置では、キャッシュメモリCacheMemの実装容量として、動画像符号化装置で実装するキャッシュメモリの容量よりも大きく設定する必要があって、その分、コストの増大を招くという課題が生じる。
本発明の目的は、前記課題を解決するために、動画像復号化装置に備えるキャッシュメモリCacheMemの実装容量を小容量に制限しながら、マルチフレームメモリとの画素データの転送バンド幅の削減を実現することにある。
前記の目的を達成するため、本発明では、動画像復号化装置において、動き補償に用いる可能性の高い参照ピクチャのみをピクチャ単位でキャッシュメモリに蓄えるように、参照ピクチャを管理することとする。
すなわち、請求項1記載の発明の動画像復号化集積回路は、マルチフレームメモリに格納した複数枚の参照ピクチャの画素データを利用して、ピクチャを構成するブロックの復号を行う動画像復号化集積回路であって、参照ピクチャをピクチャ単位で蓄えるためのキャッシュメモリと、前記キャッシュメモリからの画素データを用いて、ピクチャを構成するブロックの動き補償を行う動き補償手段と、動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて、復号化対象ピクチャの動き補償に用いる参照頻度の高い参照ピクチャを特定し、その特定した参照頻度の高い参照ピクチャを前記キャッシュメモリにピクチャ単位で蓄えるように参照ピクチャを管理する参照ピクチャ管理手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、前記マルチフレームメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データと前記キャッシュメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データとの何れか一方を選択する選択手段を備え、前記動き補償手段で処理する参照画素データとして、その参照画素データが前記キャッシュメモリに蓄えられていない場合には、前記マルチフレームメモリに格納されている参照画素データが用いられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、前記参照ピクチャ管理手段は、前記マルチフレームメモリへ格納する参照ピクチャをも管理すると共に、動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて、前記マルチフレームメモリへ格納する参照ピクチャのうち、復号化対象ピクチャの動き補償に用いる参照頻度の高い参照ピクチャを判断して、この復号化対象ピクチャの動き補償に用いる参照頻度の高い参照ピクチャを前記キャッシュメモリに蓄えるよう参照ピクチャを管理することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、前記参照ピクチャ管理手段は、前記動き補償手段により動き補償を実行中である復号化対象ピクチャがこの復号化対象ピクチャの後に復号される復号化対象ピクチャからの参照頻度が高いピクチャであるかどうかを、前記動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて判断し、この参照頻度が高いと判断したときには、前記動き補償を実行中である復号化対象ピクチャを前記キャッシュメモリに格納するよう、参照ピクチャを管理することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、前記参照ピクチャ管理手段は、所定の複数枚のピクチャの並びが繰り返される特定のピクチャ構造における前記複数枚のピクチャを各々参照ピクチャとして前記キャッシュメモリに格納するよう、参照ピクチャを管理することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項5記載の動画像復号化集積回路において、前記特定のピクチャ構造は、参照ピクチャが0枚又は1枚の符号化ブロックのみで構成されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記請求項4記載の動画像復号化集積回路において、前記特定のピクチャ構造は、参照ピクチャがIピクチャ又はPピクチャであることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、前記参照ピクチャ管理手段は、前記動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報として、参照ピクチャの参照リストを使用し、前記参照ピクチャの参照リストの付与番号の小さい参照ピクチャを前記参照頻度の高い参照ピクチャとして前記キャッシュメモリに格納するよう、参照ピクチャを管理することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、前記参照ピクチャ管理手段は、前記キャッシュメモリに蓄える参照頻度の高い参照ピクチャを、半面ずつ又はその参照頻度の高い参照ピクチャを複数に分割したスライス毎に管理することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、ピクチャの参照構造の周期的な並びと、この周期的な並びにおける各ピクチャ位置で参照するピクチャの参照頻度とを解析する参照構造解析手段を備え、前記参照構造解析手段による周期的な並び及びピクチャの参照頻度の解析結果は、前記動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報として、前記参照ピクチャ管理手段に入力されることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記請求項10記載の動画像復号化集積回路において、前記参照構造解析手段は、各々の復号化対象ピクチャが参照する参照ピクチャの参照回数を前記参照頻度として予め集計し、前記解析したピクチャの参照構造の周期的な並びの中で復号化対象ピクチャと同じ周期位置となっている復号済みピクチャが参照した参照ピクチャの参照回数を、前記動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報として、前記参照ピクチャ管理手段に入力することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、前記請求項10記載の動画像復号化集積回路において、前記参照構造解析手段は、特殊再生を行う場合において、その特殊再生において実際に復号しているピクチャのみの並びをピクチャの擬似的な参照構造と認識して、そのピクチャの擬似的な参照構造において動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度を解析することを特徴とする。
請求項13記載の発明の動画像復号化方法は、マルチフレームメモリに格納した複数枚の参照ピクチャの画素データを利用して、ピクチャを構成するブロックの復号を行う動画像復号化方法であって、動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて、復号化対象ピクチャが動き補償で参照する参照頻度の高い参照ピクチャを特定し、その特定した参照頻度の高い参照ピクチャをキャッシュメモリにピクチャ単位で蓄えるように参照ピクチャを管理しながら、その参照頻度の高い参照ピクチャをキャッシュメモリに格納する格納ステップと、前記マルチフレームメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データと前記キャッシュメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データとの何れか一方を動き補償に用いるために選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択した参照画素データを用いて復号化対象ピクチャの動き補償を行う動き補償ステップとを有することを特徴とする。
請求項14記載の発明の動画像復号化集積装置は、複数枚の参照ピクチャの画素データを利用して、ピクチャを構成するブロックの復号を行う動画像復号化集積装置であって、複数枚の参照ピクチャの参照画素データを格納するマルチフレームメモリと、参照ピクチャの参照画素データをピクチャ単位で蓄えるためのキャッシュメモリと、前記マルチフレームメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データと前記キャッシュメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データとの何れか一方を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された参照ピクチャの参照画素データを用いて、ピクチャを構成するブロックの動き補償を行う動き補償手段と、動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて、復号化対象ピクチャが動き補償で参照する参照頻度の高い参照ピクチャを特定し、その特定した参照頻度の高い参照ピクチャを前記キャッシュメモリにピクチャ単位で蓄えるように参照ピクチャを管理する参照ピクチャ管理手段とを備えたことを特徴とする。
請求項15記載の発明の動画像復号化プログラムは、マルチフレームメモリに格納した複数枚の参照ピクチャの画素データを利用して、ピクチャを構成するブロックの復号を行う動画像復号化プログラムであって、動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて、復号化対象ピクチャが動き補償で参照する参照頻度の高い参照ピクチャを特定し、その特定した参照頻度の高い参照ピクチャをキャッシュメモリにピクチャ単位で蓄えるように参照ピクチャを管理しながら、その参照頻度の高い参照ピクチャをキャッシュメモリに格納する格納ステップと、前記マルチフレームメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データと前記キャッシュメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データとの何れか一方を動き補償に用いるために選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択した参照画素データを用いて復号化対象ピクチャの動き補償を行う動き補償ステップとを有することを特徴とする。
以上により、請求項1〜15記載の発明では、復号対象ピクチャの各ブロックの復号処理において、その動き補償を行うために用いる参照ピクチャがキャッシュメモリに既に格納されている可能性が高いので、その復号対象ピクチャの各ブロックの復号処理で毎回マルチフレームメモリから参照ピクチャのブロックを取得する必要がなくなる。従って、キャッシュメモリ実装容量を小容量に制限しながら、マルチフレームメモリとの画素データの転送バンド幅の削減を実現することが可能である。
特に、動画画像を記録再生するムービーにおいて、自己録画したシーケンスを再生する場合には、マルチフレームメモリからの参照ピクチャの取得が不要になるので、転送バンド幅の削減を最大限に行うことが可能である。
また、請求項2記載の発明では、キャッシュメモリに存在しない参照画素データは、マルチフレームメモリから取得することが可能であるので、自己録画したシーケンスでの転送バンド幅の削減を最大限に行うことが可能となるだけでなく、自己録画以外のシーケンスに関しても、キャッシュメモリの容量を増加させ過ぎずにマルチフレームメモリとの間の参照画素データの転送バンド幅の削減を実現することが可能である。
更に、請求項3及び4記載の発明では、参照する可能性が高いピクチャを優先的にキャッシュメモリに残しながら復号化処理が行われるので、マルチフレームメモリからの参照画素データを再度取得する必要がなくなり、よって、転送バンド幅の削減を実現することが可能である。
加えて、請求項5〜7記載の発明では、復号化を行うピクチャの参照関係の解析を行うことなく、固定的な判断で参照可能性の高い参照ピクチャをキャッシュメモリに残す処理が行われるので、複雑なメモリ管理を行うことなく、マルチフレームメモリとの間の転送バンド幅の削減を実現することが可能である。
また、請求項8記載の発明では、実際の各参照ピクチャへの参照頻度を計測することなく、参照するピクチャの可能性を推定できるので、複雑な参照関係の判定処理を行うことなく、マルチフレームメモリとの間の転送バンド幅の削減を実現することが可能である。
更に、請求項9記載の発明では、参照ピクチャの全ての領域をキャッシュメモリに蓄えずに処理できるので、キャッシュメモリの実装コストを抑えつつ、マルチフレームメモリとの間の転送バンド幅の削減を実現することが可能である。
加えて、請求項10〜12記載の発明では、復号対象ピクチャが参照する参照ピクチャの参照頻度、又は、Pピクチャの間隔から判断できる周期的に同じ位置の復号化済みピクチャの参照ピクチャの参照頻度から推定した参照頻度を用いるので、キャッシュメモリに格納する参照ピクチャの有効性を向上させつつ、マルチフレームメモリからの転送バンド幅の削減を実現することが可能である。
以上説明したように、請求項1〜15記載の発明によれば、復号対象ピクチャの各ブロックの復号処理において、その動き補償を行うのに用いる可能性が高い参照ピクチャをキャッシュメモリに格納したので、その復号対象ピクチャの復号処理でマルチフレームメモリから参照ピクチャを取得する必要をなくして、キャッシュメモリ実装容量を小容量に制限しながら、マルチフレームメモリとの画素データの転送バンド幅の削減を実現できる。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図8を用いて説明する。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について、図1〜図6を用いて説明する。
図1は、本発明を実現する復号化装置のブロック図である。同図において、図10と同一符号は同一のものを示し、その説明を省略する。図1と図10との違いは、マルチフレームメモリFrmMemにキャッシュメモリCacheMemを加えてピクチャを格納する構成とし、選択器(選択手段)FrmSel、参照ピクチャ管理器(参照ピクチャ管理手段)FMCtrl及び参照構造解析器(参照構造解析手段)StrAnaを備えている点である。
次に、前述のキャッシュメモリCacheMem、選択器FrmSel、参照ピクチャ管理器FMCtrl及び参照構造解析器StrAnを含めた処理の流れを説明する。先ず、参照構造解析器StrAnaにおいてデコードを行っているストリームの構造解析を行う。参照構造解析器StrAnaから出力するストリームの構造解析結果AnaResを参照ピクチャ管理器FMCtrに入力する。参照ピクチャ管理器FMCtrには、同時に参照フレーム番号RefNoも入力し、結果として、参照ピクチャ管理器FMCtrからメモリ操作を行うための制御信号MCtrSigを出力する。
制御信号MCtrSigによって後続のピクチャからの参照の可能性が高いと判断した場合には、復号画面信号VoutをマルチフレームメモリFrmMemに加えてキャッシュメモリCacheMemの適切な領域にも格納する。また、マルチフレームメモリFrmMemには存在するがキャッシュメモリCacheMemには存在しないピクチャであって後続のピクチャからの参照の可能性が高いものに関しては、マルチフレームメモリFrmMemから出力する参照画面画素MCpel3をキャッシュメモリCacheMemに格納する。
最後に、動き補償器(動き補償手段)MCを用いて実際の動き補償を行うときには、制御信号MCtrSigを用いて選択器FrmSelを制御し、参照ピクチャがキャッシュメモリCacheMemに存在する場合には、キャッシュメモリCacheMemから出力する参照画面画素MCpel4を選択し、存在しない場合には、フレームメモリFrmMemから出力する参照画面画素MCpel3を選択することにより、参照画面画素MCpel1を選択出力して動き補償器MCに入力する。その他の信号の流れは図10の従来の動画像復号化装置の構成を示すブロック図の動作と同じである。
<参照構造の解析>
次に、参照構造解析器StrAnaの説明を行う。
参照構造の解析動作では、復号化対象ピクチャに関して事前に参照フレーム番号RefNoを復号化しておき、各マクロブロックが参照するピクチャを集計し、何れのピクチャの参照頻度が高いかを解析することにより実現する。但し、事前に解析することが困難な場合には、次のように、復号化対象ピクチャより前のピクチャの参照構造などから類推することも可能である。
図2は、ストリームを構成するピクチャの模式図である。図2(a)は、ストリームStrがGOP(Group Of Picture)(参照構造)の集まりで構成されていることを示している。GOP1G201、GOP2G202、GOP3G203、GOP4G204及びGOP5G205は、各々ストリームを構成するGOPを表している。
図2(b)は、1つのGOPが更にピクチャの集まりで構成されていることを示している。I1I201、B2B202、B3B203、P4P204、B5B205、B6B206、P7P207、B8B208、B9B209、P10P210、B11B211、B12B212、P13P213、B14P214、及びB15B215は、各々、GOPを構成するピクチャを表しており、各々の数字はデコード順で記載しているが、図面では表示順に記載している。
例えば、M201はP7P207とB8B208とB9B209のピクチャのセットを示しており、同様に、M202はP10P210とB11B211とB12B212、M203はP13P213とB14B214とB15B215のピクチャのセットを示している。ここで、ピクチャの並びは、各々、Bピクチャ、Bピクチャ、Pピクチャが繰り返されているので、M202の参照構造はM201とほぼ等しくなると判断し、同様にM203の参照構造はM202とほぼ等しくなると判断することによって、各ピクチャが参照する可能性が高いピクチャを推定することが可能となる。
また、ピクチャレベルでの周期性から参照可能性を推定するのではなく、例えばGOP4G204の参照構造はGOP3G203と類似していると判断し、同様に、GOP5G205の参照構造はGOP4G204と類似していると判断することによって、GOP内の各ピクチャ位置によって同一位置のピクチャが参照していた情報を用いて、参照する可能性が高い参照ピクチャを推定することも可能である。
<参照フレーム番号の可能性推定>
次に、何れのピクチャが参照される可能性が高いかを判定するための参照フレーム番号の推定方法に関して、図3を用いて説明を行う。
図3はリファレンスインデックスの付与方法と参照頻度を示す模式図である。同図において、P0P300とP1P301はPピクチャ、B2B302とB3B303とB4B304はBピクチャを各々表しており、参照フレーム番号RefNoとして、各々、100、101、102、103、及び104が割り振られているものとしている。
ここで、B4B304に対してどの参照ピクチャの参照可能性が高いかを説明する。RL0とRL1は、H.264規格における参照リストの一例を示したものであり、Bピクチャの参照は前述の参照リストRL0と参照リストRL1から各々一つずつ参照ピクチャを選択指定することにより、動き補償を行うための画素データを取得する。参照リストRL0は、時間的に過去のピクチャを優先して参照リストを付与しており、B3B303が0、B2B302が1、P0P300が2、及びP1P301が3に設定されている。また、参照リストRL1は時間的に過去のピクチャを優先して参照リストを付与しており、P1P301が0、B3B303が1、B2B302が2、及びP0P300が3に各々設定されている。
そもそも各参照リストの付与番号は、動画像符号化を行う時に圧縮率を高めるという理由により参照され易いピクチャに小さい番号が割り当たるように操作を行う可能性が高い。つまり、参照リストの付与番号の小さいピクチャを優先的にキャッシュメモリCacheMemに格納することにより、キャッシュ管理を行うことが可能である。
例えば、B4のピクチャそのものの復号化を行う場合、又はB4ピクチャと同じ構造位置にあるピクチャの復号化を行う場合、キャッシュメモリCacheMemの容量制約として参照ピクチャとして残しておけるピクチャ枚数が2枚であると仮定すると、参照リストRL0の0番目からB3B303と参照リストRL1の0番目からP1P301又は各ピクチャと同じ構造位置のピクチャを選択してキャッシュメモリCacheMemに残せば良いかを判定する。最終的に、B4のピクチャそのものの復号化を行う場合は、参照フレーム番号RefNoが102と104の参照可能性が高いと判定する。
一方、実際に各マクロブロックで参照している参照ピクチャの頻度を累計して、参照可能性を判定する場合の処理の説明を続ける。CRL0とCRL1は、各々の参照リストのピクチャが参照された回数を示している。例えば、参照リストRL0の0番目から3番目まで100、30、60、及び10回となっていて、参照リストRL1の0番目から3番目まで130、20、10、及び40回となっている状態を示している。更に、CRLTは、CRL0とCRL1の回数をP0P300、P1P301、B2B302、及びB3B303の各々で加算したものであり、順に100、40、120、及び140となっている状態を表している。
以上に示したように、B4ピクチャそのものの復号化を行う場合、又はB4ピクチャと同じ構造位置にあるピクチャの復号化を行う場合に、キャッシュメモリCacheMemの容量として参照ピクチャとして残しておけるピクチャ枚数が2枚であると仮定すると、参照回数によってP1P301とB3B303又は各ピクチャと同じ構造位置のピクチャをキャッシュメモリCacheMemに残せば良いことが判定できる。同様に、ピクチャ容量が3枚まで許されると、次に参照回数の多いP0P300を残すと良いことが判定できる。最終的に、B4のピクチャそのものの復号化を行う場合には、参照フレーム番号RefNoが100と102と104の参照可能性が高いと判定する。
<キャッシュメモリの動作説明>
ここで、キャッシュメモリCacheMemのメモリ管理の動きを、図4と図5を用いて説明する。図4は本発明で管理する参照ピクチャを示す第1の模式図であり、図5は本発明で管理する参照ピクチャを示す第2の模式図である。図4では参照ピクチャの管理領域が2ピクチャ分ある場合、図5では参照ピクチャの管理領域が3ピクチャ分ある場合を各々説明する。
参照ピクチャの管理領域が2ピクチャ分ある場合の動作は以下のようになる。簡単のため、管理領域のうち1つは参照用、1つは復号し終わった直後のローカルデコード結果格納用に常に使われると想定して説明する。図4において、P0P400、P1P401、P4P404、及びP7P407はPピクチャを表しており、B2B402、B3B402、B5B405、B6B406、B8B408及びB9B409はBピクチャを表しており、図の並びは表示順、P0やB2などに組み合わせている数字はデコード順を表している。また、cm4B6、cm4P7、cm4B8、及びcm4B90とcm4B91は、各々、B6P406、P7P407、B8B408、及びB9B409のメモリ管理状態を表しており、更に、図4(a)はP4P404における参照関係の頻度、図4(b)はB5B405における参照関係の頻度、及び図4(c)と同図(c’)はB6B406における参照関係の頻度を表している。メモリ管理状態では、塗りつぶしが無いものはキャッシュメモリCacheMemに既存しているピクチャの領域を示し、斜線を入れているものはデコード中のピクチャを格納するための領域を示し、横線を入れているものは参照頻度が高いために改めてマルチフレームメモリFrmMemから取得更新するための領域を示している。
先ず、図4(a)において、P4P404の参照関係で最も参照している頻度が高いピクチャがP1P401であり、2番目がP0P400であると解析できたとする。この場合、P7P407でも同様の参照関係になると予測できる。従って、P7P407のデコードを行う時の参照ピクチャ管理領域にはP4P404を予め格納しておけば良いことが分かる。そこで、B6P406のメモリ管理状態cm4B6においてB5B405とB6B406が格納されている場合、メモリ管理状態cm4P7に更新するためには、P4P404をマルチフレームメモリFrmMemから取得更新し、P7P407のローカルデコード結果を格納するように制御を行う。
次に、図4(b)において、B5B405の参照関係で最も参照している頻度が高いピクチャがP1P401であり、2番目がP4P404、次がP0P400であると解析できたとする。この場合、B8B408でも同様の参照関係になると予測できる。従って、B8B408のデコードを行う時の参照ピクチャ管理領域にはP4P404を予め格納しておけば良いことが分かる。この時、メモリ管理状態cm4P7では、P4P404とP7P407が格納されているため、メモリ管理状態cm4B8に更新するためには、P4P404をそのまま残しておき、B8B408のローカルデコード結果をP7P407の領域に上書き格納するように制御を行う。
最後に、図4(c)において、B6B406の参照関係で最も参照している頻度が高いピクチャがP4P404であり、2番目がB5B405、次がP1P401であると解析できたとする。この場合、B9B409でも同様の参照関係になると予測できる。従って、B9B409のデコードを行う時の参照ピクチャ管理領域には、P7P407を予め格納しておけば良いことが分かる。この時、メモリ管理状態cm4B8では、P4P404とB8B408が格納されているため、メモリ管理状態cm4B90に更新するためには、P7P407をマルチフレームメモリFrmMemから取得更新し、B9B409のローカルデコード結果を格納するように制御を行う。
また、B6B406の参照関係で最も参照している頻度が高いピクチャがB5B405であり、2番目がP4P404、次がP1P401であると解析できた場合の領域管理を示しているのが図4(c’)である。この場合は、B9B409のデコードを行う時の参照ピクチャ管理領域にはB8B408を予め格納しておけば良いことが分かる。この時、メモリ管理状態cm4B8ではP4P404とB8B408が格納されているため、メモリ管理状態cm4B91に更新するためには、B8B408をそのまま残しておき、B9B409のローカルデコード結果をP4P404の領域に上書き格納するように制御を行う。
一方、参照ピクチャの管理領域が3ピクチャ分ある場合の動作は以下のようになる。簡単のため、管理領域の内1つは参照用、残り2つはローカルデコード結果格納用に常に使われると想定して説明する。図5において、P0P500、P1P501、P4P504、P7P507、B2B502、B3B502、B5B505、B6B506、B8B508、B9B509、cm5B6、cm5P7、cm5B8、cm5B90及びcm5B91は、図4におけるP0P400、P1P401、P4P404、P7P407、B2B402、B3B402、B5B405、B6B406、B8B408、B9B409、cm4B6、cm4P7、cm4B8、cm4B90及びcm4B91と同じ内容を表している。ここで、各ピクチャの参照頻度が図4で説明した時と同じであるとすると、以下のような動作となる。
先ず、P7P507をデコードする場合、図5(a)において、メモリ管理状態cm5B6(B5P505、P4P504、B6B506)からメモリ管理状態cm5P7(P1P501、P4P504、P7P507)にすれば良いので、B5P505の領域はマルチフレームメモリFrmMemから得たP1P501を上書きし、P7P507のローカルデコード結果をB6B506の領域に上書き格納するように制御を行う。
次に、B8B508をデコードする場合、図5(b)において、メモリ管理状態cm5P7(P1P501、P4P504、P7P507)からメモリ管理状態cm5B8(B8B508、P4P504、P7P507)にすれば良いので、B8B508のローカルデコード結果をP1P501の領域に上書き格納するように制御を行う。
最後に、B9B509をデコードする場合、図5(c)において、メモリ管理状態cm5B8(B8B508、P4P504、P7P507)からメモリ管理状態cm5B90(B8B508、B9B509、P7P507)にすれば良いので、B9B509のローカルデコード結果をP4P504の領域に上書き格納するように制御を行う。また、B6B506の参照関係で最も参照している頻度が高いピクチャがB5B505であり、2番目がP4P504、次がP1P501であると解析できた場合の領域管理を示しているのが図5(c’)であるが、参照頻度の高さが1番目と2番目を格納できるため、メモリ管理状態cm5B90とメモリ管理状態cm5B91は同じになれば良く、動作としては図5(c)と同じとなる。
尚、キャッシュメモリCacheMemの管理をピクチャ毎で説明しているが、ピクチャの半面ずつやピクチャを分割するスライス毎、又は復号対象ピクチャからの特定位置の領域によって参照領域の管理を行っても良い。
また、キャッシュメモリCacheMemの管理を2ピクチャと3ピクチャとの場合で各々説明しているが、4枚以上の領域で行っても良い。この場合、一定の管理枚数があれば、自己録再生や他社製品での記録メディアを再生する場合に、マルチフレームメモリからの再取得によるキャッシュメモリCacheMemの再充填の処理を不要とすることが可能となる。
更に、本実施形態では、ピクチャ間の参照関係を解析して、キャッシュメモリCacheMemの管理を行うことを説明したが、固定的に参照される可能性の高いIピクチャやPピクチャを残すようなメモリ管理を行うこともできる。
加えて、以上の説明では、画素データの参照ピクチャ管理を示したが、参照ピクチャに付属する管理情報データに関しても同様の処理を行うことが可能である。参照ピクチャに付属する管理情報データとしては、例えば、参照ピクチャの各マクロブロックが持つ動きベクトル情報、参照ピクチャが参照していた参照ピクチャ情報、マクロブロックタイプなどが考えられる。
尚、マルチフレームメモリFrmMemからのデータ取得を削減することによって、電力削減の効果も生じる。
更に加えて、図1や図7に示したブロック図の各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。マルチフレームメモリFrmMemなどは大容量となるため、LSIに外付けする大容量のSDRAMなどで実装することもあるが、1パッケージ化や1チップ化されることも有り得る。
また、ここではLSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。更には、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行っても良い。バイオ技術の適応等が可能性としてあり得る。
(実施形態2)
以下、本発明の第2の実施形態ついて、図6を用いて説明する。本実施形態では、特殊再生を行う場合に、通常のキャッシュメモリCacheMem管理を行うと、冗長なメモリの入出力制御が発生するために、メモリ管理方法を変更するものである。
図6は本発明で管理する参照ピクチャを示す第3の模式図である。同図において、P0P600、P1P601、P4P604、P7P607、B2B602、B3B602、B5B605、B6B606、B8B608及びB9B609は、図4におけるP0P400、P1P401、P4P404、P7P407、B2B402、B3B402、B5B405、B6B406、B8B408及びB9B409と同じ内容を表している。また、cm6P1、cm6P4及びcm6P7は、各々、P1P601、P4P604及びP7P607の次に存在するPピクチャにおけるメモリ管理状態を表している。
特殊再生の1つに倍速再生がある。図6を例として、例えば簡単に倍速の再生を行う方法を簡単に説明する。図6(a)は通常再生時のピクチャを表示順に並べたものである。倍速再生を簡単に行う手法としてIP再生というものがあり、これはIピクチャ、Pピクチャのみを再生し、Bピクチャを再生表示しないことで倍速再生を実現する。図6(b)及び同図(c)は同図(a)からBピクチャを抜いて状態を表しており、前後にIピクチャとPピクチャを追加記載したものである。
つまり、例えば、GOP構造がIBBPBBPBBPBBPBBの15枚により構成されている場合に、倍速再生時には、擬似的にGOP構造がIPPPPの5枚により構成されているとみなし、途中のBピクチャのためのキャッシュメモリCacheMemの管理は行わない。
ここでは、簡単のため近い順に参照頻度が高くなっている状態を想定してキャッシュメモリCacheMemの管理状態を説明する。図6(b)において、メモリ管理状態cm6P1(P0P600、P1P601、直前のIピクチャ)からcm6P4(P0P600、P1P601、P4P604)に更新するので、P4P604のローカルデコード結果を直前のIピクチャの領域に上書き格納するように制御を行う。次に、図6(c)において、メモリ管理状態cm6P4(P0P600、P1P601、P4P604)からcm6P7(P7P607、P1P601、P4P604)に更新するので、P7P607のローカルデコード結果を直前のP0P600の領域に上書き格納するように制御を行う。
(実施形態3)
続いて、本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態は、前記の動画像復号化装置の応用例として、動画像符号化装置と組み合わせた画像符号化復号化装置を説明する。
図7は、H.264レコーダを実現するAV処理部のブロック図である。同図において、exAVLSIは、ディジタル圧縮された音声及び画像を再生するDVDレコーダやハードディスクレコーダなどのAV処理部を示している。
また、同図において、exStrは音声と画像のストリームデータを、exVSigは画像データを、exASigは音声データを各々表している。exBusはストリームデータや音声、画像の復号データなどのデータを転送するバスを示している。exStrIFは前述のストリームデータexStrを入力するストリーム入出力部を表しており、その一方はバスexBusに接続しており、その他方は大容量蓄積デバイスexRecに接続している。exVCodecは画像の符号化及び復号化を行う画像符号化復号化部であって、exBusに接続している。exMemはストリームデータや符号化データや復号化データなどのデータを格納するメモリであって、exBusに接続している。
ここで、画像符号化復号化部exVCodecは図1に示している動画像復号化装置や図9に示している動画像符号化装置などを含むものである。ストリームデータexStrは、図1に示している符号化信号Strを含んでおり、更にメモリexMemは、同じく図1に示しているマルチフレームメモリFrmMemが含まれる。
exVProcは、画像信号に対してプレ処理及びポスト処理を行う画像処理部を表しており、exBusに接続している。exVideoIFは、画像処理部exVProcで処理した又は画像処理部で処理をせずに通過だけさせた画像データ信号を外部に画像信号exVSigとして出力する、又は、外部からの画像信号exVSigを取り込むための画像入出力部を示している。
exAProcは、音声信号に対してプレ処理及びポスト処理を行う音声処理部を表しており、exBusに接続している。exAudioIFは、音声処理部exAProcで処理した又は音声処理部で処理をせずに通過だけさせた音声データ信号を外部に音声信号exASigとして出力する、又は、外部からの音声信号exASigを取り込むための音声入出力部を示している。また、exAVCtrは、AV処理部exAVLSIの全体制御を行うAV制御部を示している。
符号化処理においては、最初に画像信号exVSigが画像入出力部exVideoIFに入力され、音声信号exASigが音声入出力部exAudioIFに入力される。
先ず、記録処理では、画像入出力部exVideoIFに入力された画像信号exVSigを用いて、画像処理部exVProcにおいてフィルタ処理や符号化のための特徴量抽出などを行い、メモリ入出力部exMemIFを介してメモリMemに原画像として格納する。次に、再びメモリ入出力部exMemIFを介してメモリMemから画像符号化復号化部exVCodecには原画像データと参照画像データとの転送を行い、逆に画像符号化復号化部exVCodecからメモリexMemには、画像符号化復号化部exVCodecで符号化した画像ストリームデータと局所復元データとの転送を行う。
一方、音声入出力部exAudioIFに入力された音声信号exASigを用いて、音声処理部exAProcにおいてフィルタ処理や符号化のための特徴量抽出などを行い、メモリ入出力部exMemIFを介してメモリexMemに原音声データとして格納する。次に、再びメモリ入出力部exMemIFを介してメモリexMemから原音声データを取り出して符号化し、再度音声ストリームデータとしてメモリexMemに格納する。
符号化処理の最後に、画像ストリームと音声ストリーム及びその他のストリーム情報を1つのストリームデータとして処理し、ストリーム入出力部exStrIFを介してストリームデータexStrを出力し、光ディスク(DVD)やハードディスク(HDD)などの大容量蓄積デバイスに書き込む処理を行う。
次に、復号化処理では、以下のような動作を行う。先ず、光ディスクやハードディスクや半導体メモリなどの大容量蓄積デバイスから、記録処理で蓄積しているデータの読み出しを行うことにより、音声及び画像のストリーム信号exStrがストリーム入出力部exStrIFを介して入力される。そのストリーム信号exStrから画像ストリームは画像符号化復号化部exVCodecに入力され、音声ストリームは音声符号化復号化部exACodecに入力される。
画像符号化復号化部exVCodecによって復号化された画像データは、メモリ入出力部exMemIFを介して一時メモリMemに格納される。メモリMemに格納されたデータは、画像処理部exVProcでノイズ除去などの加工処理を行う。また、メモリMemに格納された画像データは、再び画像符号化復号化部exVCodecにおいて、画面間動き補償予測の参照ピクチャとして使用されることもある。
また、音声符号化復号化部exACodecによって復号化された音声データは、メモリ入出力部exMemIFを介して一時メモリMemに格納される。メモリMemに格納されたデータは、音声処理部exAProcで音響などの加工処理を行う。
最後に、音声と画像の時間的な同期を取りながら、画像処理部exVProcで加工処理したデータは、画像入出力部exVideoIFを介して信号exVSigとして出力されてテレビ画面などに表示され、音声処理部exAProcで加工処理したデータは、音声入出力部exAudioIFを介して信号exASigとして出力され、スピーカなどから出力される。
(実施形態4)
続いて、本発明の第4の実施形態を説明する。
本実施形態では、前記各実施形態で示した動画像復号化装置をソフトウェアにより実現するためのプログラムを、フレキシブルディスク等の記憶媒体に記録するようにすることにより、前記各実施形態で示した処理を、独立したコンピュータシステムにおいて簡単に実施することが可能となるようにするものである。
図8は、前記実施形態1〜3の動画像復号化装置を実現するプログラムを格納したフレキシブルディスクを用いて、コンピュータシステムにより実施する場合の説明図である。
図8(b)は、フレキシブルディスクの正面から見た外観、断面構造及びフレキシブルディスクを示し、図8(a)は記録媒体本体であるフレキシブルディスクの物理フォーマットの例を示している。フレキシブルディスクFDはケースF内に内蔵され、該ディスクの表面には、同心円状に外周からは内周に向かって複数のトラックTrが形成され、各トラックは角度方向に16のセクタSeに分割されている。従って、前記プログラムを格納したフレキシブルディスクでは、前記フレキシブルディスクFD上に割り当てられた領域に、前記プログラムとしての動画像復号化装置が記録されている。
また、図8(c)は、フレキシブルディスクFDに前記プログラムの記録再生を行うための構成を示している。前記プログラムをフレキシブルディスクFDに記録する場合は、コンピュータシステムCsから前記プログラムとしての動画像復号化装置を、フレキシブルディスクドライブを介して書き込む。また、フレキシブルディスク内のプログラムにより動画像復号化装置をコンピュータシステム中に構築する場合は、フレキシブルディスクドライブによりプログラムをフレキシブルディスクから読み出し、コンピュータシステムに転送する。
尚、前記説明では、記録媒体としてフレキシブルディスクを用いて説明を行ったが、光ディスクを用いても同様に行うことができる。また、記録媒体はこれに限らず、ICカード、ROMカセット等、プログラムを記録できるものであれば、同様に実施することができる。
以上説明したように、本発明の動画像復号化装置は、キャッシュメモリ実装容量を小容量に制限しながら、マルチフレームメモリとの参照画素データの転送バンド幅の削減を効率的に実現できるので、例えば、H.264規格を用いたHD画像サイズなどの大画角なピクチャサイズに対応したムービー装置、プレーヤ装置、レコーダ装置などとして有用である。
本発明の第1の実施形態の動画像復号化装置のブロック図である。 ストリームを構成するピクチャの模式図である。 リファレンスインデックスの付与方法及び参照頻度を示す模式図である。 同動画像復号化装置に備える参照ピクチャ管理器が管理する参照ピクチャを示す模式図である。 同参照ピクチャ管理器が管理する参照ピクチャを示す他の模式図である。 同参照ピクチャ管理器が管理する参照ピクチャを示す更に他の模式図である。 H.264レコーダを実現するAV処理部のブロック構成図である。 同動画像復号化装置をコンピュータシステムにより実施する場合の全体概略構成図である。 従来の動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。 従来の動画像復号化装置の構成を示すブロック図である。
FrmMem マルチフレームメモリ
CacheMem キャッシュメモリ
FrmSel 選択器(選択手段)
FMCtrl 参照ピクチャ管理器(参照ピクチャ管理手段)
StrAna 参照構造解析器(参照構造解析手段)
Add1 加算器
Add2 加算器
MC 動き補償器(動き補償手段)
Dec 復号化器
MVMem 動きベクトルメモリ
MVPred 動きベクトル予測器
Str 符号化信号を復号化
RecDifPel 復号画面予測誤差
RefNo 参照フレーム番号
DifMV 動きベクトル予測差分
MV 動きベクトル
MCpel1 動き補償参照画素
MCpel2 参照画面画素
RecPel 復号画面
PredMV 予測動きベクトル
PrevMV 近傍動きベクトル
AnaRes 構造解析結果
MCtrSig 制御信号
Vout 復号画面信号

Claims (15)

  1. マルチフレームメモリに格納した複数枚の参照ピクチャの画素データを利用して、ピクチャを構成するブロックの復号を行う動画像復号化集積回路であって、
    参照ピクチャをピクチャ単位で蓄えるためのキャッシュメモリと、
    前記キャッシュメモリからの画素データを用いて、ピクチャを構成するブロックの動き補償を行う動き補償手段と、
    動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて、復号化対象ピクチャの動き補償に用いる参照頻度の高い参照ピクチャを特定し、その特定した参照頻度の高い参照ピクチャを前記キャッシュメモリにピクチャ単位で蓄えるように参照ピクチャを管理する参照ピクチャ管理手段とを備えた
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  2. 前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、
    前記マルチフレームメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データと前記キャッシュメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データとの何れか一方を選択する選択手段を備え、
    前記動き補償手段で処理する参照画素データとして、その参照画素データが前記キャッシュメモリに蓄えられていない場合には、前記マルチフレームメモリに格納されている参照画素データが用いられる
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  3. 前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、
    前記参照ピクチャ管理手段は、
    前記マルチフレームメモリへ格納する参照ピクチャをも管理すると共に、
    動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて、前記マルチフレームメモリへ格納する参照ピクチャのうち、復号化対象ピクチャの動き補償に用いる参照頻度の高い参照ピクチャを判断して、この復号化対象ピクチャの動き補償に用いる参照頻度の高い参照ピクチャを前記キャッシュメモリに蓄えるよう参照ピクチャを管理する
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  4. 前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、
    前記参照ピクチャ管理手段は、
    前記動き補償手段により動き補償を実行中である復号化対象ピクチャがこの復号化対象ピクチャの後に復号される復号化対象ピクチャからの参照頻度が高いピクチャであるかどうかを、前記動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて判断し、この参照頻度が高いと判断したときには、前記動き補償を実行中である復号化対象ピクチャを前記キャッシュメモリに格納するよう、参照ピクチャを管理する
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  5. 前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、
    前記参照ピクチャ管理手段は、
    所定の複数枚のピクチャの並びが繰り返される特定のピクチャ構造における前記複数枚のピクチャを各々参照ピクチャとして前記キャッシュメモリに格納するよう、参照ピクチャを管理する
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  6. 前記請求項5記載の動画像復号化集積回路において、
    前記特定のピクチャ構造は、参照ピクチャが0枚又は1枚の符号化ブロックのみで構成されている
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  7. 前記請求項4記載の動画像復号化集積回路において、
    前記特定のピクチャ構造は、参照ピクチャがIピクチャ又はPピクチャである
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  8. 前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、
    前記参照ピクチャ管理手段は、
    前記動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報として、参照ピクチャの参照リストを使用し、前記参照ピクチャの参照リストの付与番号の小さい参照ピクチャを前記参照頻度の高い参照ピクチャとして前記キャッシュメモリに格納するよう、参照ピクチャを管理する
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  9. 前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、
    前記参照ピクチャ管理手段は、
    前記キャッシュメモリに蓄える参照頻度の高い参照ピクチャを、半面ずつ又はその参照頻度の高い参照ピクチャを複数に分割したスライス毎に管理する
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  10. 前記請求項1記載の動画像復号化集積回路において、
    ピクチャの参照構造の周期的な並びと、この周期的な並びにおける各ピクチャ位置で参照するピクチャの参照頻度とを解析する参照構造解析手段を備え、
    前記参照構造解析手段による周期的な並び及びピクチャの参照頻度の解析結果は、前記動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報として、前記参照ピクチャ管理手段に入力される
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  11. 前記請求項10記載の動画像復号化集積回路において、
    前記参照構造解析手段は、
    各々の復号化対象ピクチャが参照する参照ピクチャの参照回数を前記参照頻度として予め集計し、前記解析したピクチャの参照構造の周期的な並びの中で復号化対象ピクチャと同じ周期位置となっている復号済みピクチャが参照した参照ピクチャの参照回数を、前記動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報として、前記参照ピクチャ管理手段に入力する
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  12. 前記請求項10記載の動画像復号化集積回路において、
    前記参照構造解析手段は、
    特殊再生を行う場合において、その特殊再生において実際に復号しているピクチャのみの並びをピクチャの擬似的な参照構造と認識して、そのピクチャの擬似的な参照構造において動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度を解析する
    ことを特徴とする動画像復号化集積回路。
  13. マルチフレームメモリに格納した複数枚の参照ピクチャの画素データを利用して、ピクチャを構成するブロックの復号を行う動画像復号化方法であって、
    動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて、復号化対象ピクチャが動き補償で参照する参照頻度の高い参照ピクチャを特定し、その特定した参照頻度の高い参照ピクチャをキャッシュメモリにピクチャ単位で蓄えるように参照ピクチャを管理しながら、その参照頻度の高い参照ピクチャをキャッシュメモリに格納する格納ステップと、
    前記マルチフレームメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データと前記キャッシュメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データとの何れか一方を動き補償に用いるために選択する選択ステップと、
    前記選択ステップで選択した参照画素データを用いて復号化対象ピクチャの動き補償を行う動き補償ステップとを有する
    ことを特徴とする動画像復号化方法。
  14. 複数枚の参照ピクチャの画素データを利用して、ピクチャを構成するブロックの復号を行う動画像復号化集積装置であって、
    複数枚の参照ピクチャの参照画素データを格納するマルチフレームメモリと、
    参照ピクチャの参照画素データをピクチャ単位で蓄えるためのキャッシュメモリと、
    前記マルチフレームメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データと前記キャッシュメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データとの何れか一方を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された参照ピクチャの参照画素データを用いて、ピクチャを構成するブロックの動き補償を行う動き補償手段と、
    動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて、復号化対象ピクチャが動き補償で参照する参照頻度の高い参照ピクチャを特定し、その特定した参照頻度の高い参照ピクチャを前記キャッシュメモリにピクチャ単位で蓄えるように参照ピクチャを管理する参照ピクチャ管理手段とを備えた
    ことを特徴とする動画像復号化集積装置。
  15. マルチフレームメモリに格納した複数枚の参照ピクチャの画素データを利用して、ピクチャを構成するブロックの復号を行う動画像復号化プログラムであって、
    動き補償に用いる参照ピクチャの参照頻度に関連する情報に基づいて、復号化対象ピクチャが動き補償で参照する参照頻度の高い参照ピクチャを特定し、その特定した参照頻度の高い参照ピクチャをキャッシュメモリにピクチャ単位で蓄えるように参照ピクチャを管理しながら、その参照頻度の高い参照ピクチャをキャッシュメモリに格納する格納ステップと、
    前記マルチフレームメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データと前記キャッシュメモリから転送される参照ピクチャの参照画素データとの何れか一方を動き補償に用いるために選択する選択ステップと、
    前記選択ステップで選択した参照画素データを用いて復号化対象ピクチャの動き補償を行う動き補償ステップとを有する
    ことを特徴とする動画像復号化プログラム。
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