JP4881920B2 - 放射線検出カセッテ及び放射線画像撮影システム - Google Patents

放射線検出カセッテ及び放射線画像撮影システム Download PDF

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Description

本発明は、被写体を透過した放射線を検出し、検出した前記放射線を放射線画像情報に変換する放射線変換パネルを備えた放射線検出カセッテ及び該放射線検出カセッテを有する放射線画像撮影システムに関する。
医療分野において、被写体に放射線を照射し、該被写体を透過した前記放射線を放射線変換パネルに導いて放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置が広汎に使用されている。この場合、前記放射線変換パネルとしては、前記放射線画像が露光記録される従来からの放射線フイルムや、蛍光体に前記放射線画像としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで前記放射線画像を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。これらの放射線変換パネルは、前記放射線画像が記録された放射線フイルムを現像装置に供給して現像処理を行い、あるいは、前記蓄積性蛍光体パネルを読取装置に供給して読取処理を行うことで、可視画像としての前記放射線画像が得られる。
一方、手術室等においては、患者に対して迅速且つ的確な処置を施すため、撮影後の放射線変換パネルから直ちに放射線画像を読み出して表示できることが必要である。このような要求に対応可能な放射線変換パネルとして、放射線を直接電気信号に変換し、あるいは、放射線をシンチレータで可視光に変換した後、電気信号に変換して読み出す固体検出素子を用いた放射線検出器が開発されている。
ところで、放射線変換パネルを収容する放射線検出カセッテ及びこの放射線検出カセッテを用いた放射線画像撮影システムに関して、特許文献1には、放射線検出カセッテから取り外したアダプタ(記録媒体)を撮影装置に挿入し、前記撮影装置において、前記放射線検出カセッテを特定するためのカセッテID情報を前記記録媒体から検出することにより、前記放射線検出カセッテと前記撮影装置との間における放射線画像の撮影を可能とすることが提案されている。
特開2004−141473号公報
一般に、放射線検出カセッテは、被写体(患者)に対応して割り当てられている。そのため、特許文献1に係る技術では、ある特定の患者に対する放射線画像の撮影を行う際に、放射線技師又は医師が他の患者用の放射線検出カセッテを取り違えて準備し、前記取り違えた放射線検出カセッテから記録媒体を取り外して撮影装置に挿入すれば、誤ったカセッテID情報が前記撮影装置に登録されるので、前記他の患者の情報に基づいて前記特定の患者に対する放射線画像の撮影が行われるおそれがある。
また、放射線検出カセッテから記録媒体を取り外すことにより、当該放射線検出カセッテ内では、バッテリから放射線変換パネルへの電力供給が開始されて放射線画像の撮影が可能な状態となるが、前記撮影装置に挿入する前に前記記録媒体を紛失すれば、放射線画像の撮影を行うことができなくなると共に、前記バッテリの電力が無駄に消費されてしまうことになる。
本発明は、前記の課題に鑑みなされたものであり、放射線画像の撮影時における放射線検出カセッテの取り違えの防止と、該放射線検出カセッテ内のバッテリの省電力化とを図ることにより、放射線画像の撮影を確実に且つ効率よく行うことが可能となる放射線検出カセッテ及び放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
本発明は、放射線検出カセッテが、
被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報に変換する放射線変換パネルと、
放射線画像の撮影に関わる者のID情報を記憶した記録媒体が装着可能な記録媒体装着部と、
前記記録媒体装着部への前記記録媒体の装着を検出する記録媒体検出部と、
前記放射線変換パネルを駆動するバッテリと、
前記記録媒体検出部での検出結果に基づいて、前記放射線変換パネルへの電力供給を開始させるように前記バッテリを制御するバッテリ制御部と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、放射線検出カセッテの記録媒体装着部に記録媒体が装着されたことを記録媒体検出部が検出し、その検出結果に基づいて、バッテリ制御部が放射線変換パネルへの電力供給を開始させるようにバッテリを制御する。
これにより、放射線画像の撮影に関わる者のID情報を記憶した前記記録媒体が装着されたときに、前記放射線画像の撮影が可能な状態となるので、前記放射線検出カセッテの取り違いと、前記バッテリの省電力化とを確実に実現することができ、放射線画像の撮影を確実に且つ効率よく行うことが可能となる。
図1に示すように、第1実施形態に係る放射線画像撮影システム10Aが設置された手術室12には、患者14が横臥する手術台(ベッド)16が配置されると共に、医師18が手術に使用する各種器具が載置される器具台20が手術台16の側部に配置される。また、手術台16の周りには、麻酔器、吸引器、心電計、血圧計等、手術に必要な様々な機器が配置される。
放射線画像撮影システム10Aは、撮影条件に従った線量からなる放射線Xを被写体としての患者14に照射するための撮影装置22と、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器(放射線変換パネル)40(図2、図4及び図5参照)を内蔵した放射線検出カセッテ24と、放射線検出器40によって検出された放射線Xに基づく放射線画像を表示する表示装置26と、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26を制御するコンソール(制御装置)28とを備える。なお、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26及びコンソール28間は、UWB(Ultra Wide Band)を用いた無線通信による信号の送受信が行われる。
撮影装置22は、自在アーム30に連結され、患者14の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であると共に、医師18による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。同様に、表示装置26は、自在アーム32に連結され、撮影された放射線画像を医師18が容易に確認できる位置に移動可能である。
図2は、放射線検出カセッテ24の内部構成図である。放射線検出カセッテ24は、放射線Xを透過させる材料からなるケーシング(筐体)34を備える。ケーシング34の内部には、放射線Xが照射されるケーシング34の照射面36側から、患者14による放射線Xの散乱線を除去するグリッド38、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器40、及び、放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板42が順に配設される。なお、ケーシング34の照射面36をグリッド38として構成してもよい。
また、ケーシング34の内部には、放射線検出カセッテ24の電源であるバッテリ44と、バッテリ44から供給される電力により放射線検出器40を駆動制御するカセッテ制御部46と、放射線検出器40によって検出した放射線Xの情報を含む信号をコンソール28との間で送受信する送受信機(無線通信部)48とが収容される。なお、カセッテ制御部46及び送受信機48には、放射線Xが照射されることによる損傷を回避するため、ケーシング34の照射面36側に鉛板等を配設しておくことが好ましい。
図3は、バッテリ44、カセッテ制御部46及び送受信機48側の側面192から見たときの放射線検出カセッテ24の正面図であり、図4は、放射線検出カセッテ24の平面図である。
側面192には、スロット(記録媒体装着部)210が設けられ、このスロット210にICカード(記録媒体)212が挿入可能である。ICカード212は、被写体としての患者14、医師18又は放射線技師等の放射線画像の撮影に関わる者を特定するための識別情報(ID情報)が記憶された記録媒体であり、接触型又は非接触型のICカードが採用可能である。このようなICカード212には、例えば、後述するオーダリング情報の一部である患者ID番号が記憶された患者14の診察カード(診察券)や、前記患者ID番号が記憶され且つ診療科にて患者14に渡される診療カードや、医師18又は放射線技師が所持し且つ医師18又は放射線技師のID情報が記憶されたIDカードがある。なお、上記した記録媒体は、ID情報(ID番号)が記憶可能であれば、どのような形態の記録媒体を用いてもよく、ICカード212に代えて、磁気カードを用いることも可能である。
また、ケーシング34の照射面36の送受信機48側の隅部には、表示部(第1〜第3警告部)136が設けられている。放射線検出カセッテ24は、通常、患者14に対応して割り当てられた放射線検出カセッテであり、表示部136は、スロット210内に装着(挿入)されたICカード212と放射線検出カセッテ24とが対応していない場合、例えば、ICカード212に記憶されたID情報が示す患者14と、放射線検出カセッテ24が割り当てられる患者14とが互いに異なる場合に、その旨を発光ダイオード(LED)による発光等により手術室12内の医師18又は放射線技師に通知する。さらに、表示部136は、スロット210にICカード212が装着されてから長時間経過した場合にも、LEDによる発光によって、手術室12内の医師18又は放射線技師に、ICカード212がスロット210に装着された状態にあることを通知することが可能である。
図5は、放射線検出器40の回路構成ブロック図である。放射線検出器40は、放射線Xを感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層51を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)52のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量53に蓄積した後、各行毎にTFT52を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図5では、光電変換層51及び蓄積容量53からなる1つの画素50と1つのTFT52との接続関係のみを示し、その他の画素50の構成については省略している。なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。従って、放射線検出カセッテ24内に放射線検出器40を冷却する手段を配設することが好ましい。
各画素50に接続されるTFT52には、行方向と平行に延びるゲート線54と、列方向と平行に延びる信号線56とが接続される。各ゲート線54は、ライン走査駆動部58に接続され、各信号線56は、読取回路を構成するマルチプレクサ66に接続される。ゲート線54には、行方向に配列されたTFT52をオンオフ制御する制御信号Von、Voffがライン走査駆動部58から供給される。この場合、ライン走査駆動部58は、ゲート線54を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ60とを備える。アドレスデコーダ60には、カセッテ制御部46からアドレス信号が供給される。
また、信号線56には、列方向に配列されたTFT52を介して各画素50の蓄積容量53に保持されている電荷が流出する。この電荷は、増幅器62によって増幅される。増幅器62には、サンプルホールド回路64を介してマルチプレクサ66が接続される。マルチプレクサ66は、信号線56を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ68とを備える。アドレスデコーダ68には、カセッテ制御部46からアドレス信号が供給される。マルチプレクサ66には、A/D変換器70が接続され、A/D変換器70によってデジタル信号に変換された放射線画像情報がカセッテ制御部46に供給される。
図6は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26及びコンソール28からなる放射線画像撮影システム10Aの構成ブロック図である。なお、コンソール28には、病院内の放射線科において取り扱われる放射線画像情報やその他の情報を統括的に管理する放射線科情報システム(RIS)29が接続され、また、RIS29には、病院内の医事情報を統括的に管理する医事情報システム(HIS)31が接続される。
撮影装置22は、撮影スイッチ72と、放射線源74と、送受信機76と、線源制御部78とを有する。
送受信機76は、コンソール28から無線通信により撮影条件を受信する一方、コンソール28に対して無線通信による撮影完了信号等を送信する。また、送受信機76は、放射線検出カセッテ24の送受信機48との間で無線通信が可能である。
線源制御部78は、撮影スイッチ72から供給される撮影開始信号及び送受信機76から供給される撮影条件に基づいて放射線源74を制御する。放射線源74は、線源制御部78からの制御に基づいて放射線Xを出力する。
一方、放射線検出カセッテ24は、前述したグリッド38(図2及び図4参照)、放射線検出器40、鉛板42、バッテリ44、カセッテ制御部46、送受信機48、表示部136及びスロット210の他に、ICカード検出部(記録媒体検出部)214をさらに有し、これらは、上述したケーシング34内に配置されている。
アドレス信号発生部80は、放射線検出器40を構成するライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60及びマルチプレクサ66のアドレスデコーダ68に対してアドレス信号を供給する。画像メモリ82は、放射線検出器40によって検出された放射線画像情報を記憶する。カセッテIDメモリ84は、放射線検出カセッテ24を特定するためのカセッテID情報を記憶する。
ICカード検出部214は、スロット210に装着されたICカード212を検出した際に、ICカード212に記憶されたID情報を読み取り、読み取ったID情報をID照合部160に出力し、一方で、ICカード212を検出したことを示す検出信号をバッテリ制御部218及びタイマ220に出力する。また、ICカード検出部214は、ICカード212がスロット210から取り外されたことを検出すると、バッテリ制御部218及びタイマ220への前記検出信号の出力を停止する。なお、ICカード検出部214におけるICカード212の検出方法及びID情報の読み取り方法については、接触型又は非接触型のICカードに対する公知の検出方法及び情報読取方法を採用可能である。例えば、ICカード検出部214は、ICカード212が接触型のICカードであれば、図示しないICカードソケットを介してICカード212の装着の有無を検出信号として出力すると共に、前記ICカードソケットを介してICカード212中のID情報を読み出す。
ID照合部160は、ICカード検出部214からのID情報と、カードIDメモリ216内に記憶されているID情報とを照合し、両者が一致していると判定した場合に、放射線検出器40に電力供給を開始させるための制御信号をバッテリ制御部218に出力する。また、ID照合部160は、ICカード検出部214からのID情報と、カードIDメモリ216内に記憶されているID情報とを照合し、両者が一致していないと判定した場合には、バッテリ制御部218に対する前記制御信号の出力を行わず、一方で、両者が一致していないことを示す警告信号を表示部136に出力する。表示部136は、警告信号に基づいてLEDによる発光を行い、ICカード212中のID情報とカードIDメモリ216中のID情報とが対応していないことを手術室12内の医師18又は放射線技師に通知する。
タイマ220は、ICカード検出部214から検出信号が入力された時刻、すなわち、ICカード検出部214がスロット210へのICカード212の装着を検出した時刻から計時を開始し、前記時刻から所定時間計時したときに、放射線検出器40への電力供給を停止させるための停止信号をバッテリ制御部218及び表示部136に出力する。なお、前記所定時間とは、前記検出した時刻から、後述する画像メモリ82からコンソール28への放射線画像情報の送信が終了する時刻までの時間よりも長く設定された所定時間をいう。表示部136は、前記停止信号に基づいて、LEDの発光により、放射線画像情報の送信終了後(放射線画像の撮影後)もスロット210にICカード212が装着されていることを手術室12の医師18又は放射線技師に通知する。
バッテリ制御部218は、ID照合部160からの制御信号の入力に基づいて、放射線検出器40への電力供給を開始するようにバッテリ44を制御すると共に、放射線検出器40への電力供給によって放射線検出カセッテ24側での放射線画像の撮影準備が完了して該放射線画像の撮影が可能になったことを示す撮影許可信号を、送受信機48を介して無線通信によりコンソール28に送信する。
また、バッテリ制御部218は、ID照合部160からの制御信号の入力がない場合や、タイマ220からの停止信号の入力がある場合には、放射線検出器40、あるいは、放射線検出器40を含む放射線検出カセッテ24の各部(放射線検出器40、カセッテ制御部46及び送受信部48)への電力供給を停止するようにバッテリ44を制御する。
さらに、バッテリ制御部218は、画像メモリ82から送受信機48に放射線画像情報が出力されているか否か、すなわち、画像メモリ82から送受信機48の無線通信を介してコンソール28に放射線画像情報が送信されているか否かも監視している。この場合、前記放射線画像情報の送信中にICカード検出部214からの検出信号の入力が停止されたとき、すなわち、前記送信中にICカード212がスロット210から取り外されたことをICカード検出部214が検出したときに、バッテリ制御部218は、前記放射線画像情報の送信終了後に放射線検出器40(を含む放射線検出カセッテ24の各部)への電力供給を停止するようにバッテリ44を制御する。また、バッテリ制御部218は、前記放射線画像情報の送信終了後、あるいは、前記送信終了後にICカード検出部214からの検出信号の入力が停止されたときに、放射線検出器40(を含む放射線検出カセッテ24の各部)への電力供給を停止するようにバッテリ44を制御することも可能である。
バッテリ44は、カセッテ制御部46及び送受信機48に常時電力供給を行うと共に、バッテリ制御部218からの制御に基づいて放射線検出器40への電力供給を行うか、あるいは、バッテリ制御部218からの制御に基づいて、放射線検出器40を含む放射線検出カセッテ24の各部への電力供給を行う。
なお、以下の説明では、上述した電力供給の停止制御に関し、バッテリ制御部218は、バッテリ44から放射線検出器40への電力供給について停止するように該バッテリ44を制御するものとして説明する。
送受信機48は、コンソール28から無線通信により送信要求信号を受信する一方、コンソール28に対して、カセッテIDメモリ84に記憶されたカセッテID情報、画像メモリ82に記憶された放射線画像情報及び撮影許可信号を無線通信により送信する。
表示装置26は、コンソール28から放射線画像情報を受信する受信機90と、受信した放射線画像情報の表示制御を行う表示制御部92と、表示制御部92によって処理された放射線画像情報を表示する表示部94とを備える。
コンソール28は、送受信機96と、撮影条件管理部98と、画像処理部(画像処理手段)100と、画像メモリ101と、患者情報管理部102と、カセッテ情報管理部104とを備える。
送受信機96は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26に対して、放射線画像情報を含む必要な情報を無線通信により送受信する。撮影条件管理部98は、撮影装置22による撮影に必要な撮影条件を管理する。画像処理部100は、放射線検出カセッテ24から送信された放射線画像情報に対する画像処理を行う。画像メモリ101は、前記画像処理された放射線画像情報を記憶する。患者情報管理部102は、撮影対象である患者14の患者情報を管理する。カセッテ情報管理部104は、放射線検出カセッテ24から送信されたカセッテID情報を管理する。
また、コンソール28は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26に対して無線通信による信号の送受信を行うことができるのであれば、手術室12の外に設置してもよい。
なお、撮影条件とは、患者14の撮影部位に対して、適切な線量からなる放射線Xを照射するための管電圧、管電流、照射時間等を決定するための条件であり、例えば、撮影部位、撮影方法等の条件を挙げることができる。患者情報とは、患者14の氏名、性別、患者ID番号、患者14の手術を担当する医師18及び放射線技師のID情報等、患者14を特定するための情報である。これらの撮影条件及び患者情報を含む撮影のオーダリング情報は、コンソール28で直接設定し、あるいは、RIS29を介してコンソール28に外部から供給することができる。
第1実施形態に係る放射線画像撮影システム10Aは、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
放射線画像撮影システム10Aは、手術室12に設置されており、例えば、医師18による患者14の手術中において、放射線画像の撮影が必要となった際に使用される。そのため、撮影対象である患者14の患者情報は、撮影に先立ち、コンソール28の患者情報管理部102に予め登録しておく。また、撮影部位や撮影方法が予め決まっている場合には、これらの撮影条件を撮影条件管理部98に予め登録しておく。さらに、患者14の患者ID番号や、手術室12内で患者14の手術を担当する医師18のID情報や、手術室12内に居る放射線技師のID情報についても、患者14に割り当てられた放射線検出カセッテ24のカードIDメモリ216に予め登録しておく。以上の準備作業が終了した状態において、患者14に対する手術が遂行される。
手術中において放射線画像の撮影を行う場合、医師18又は担当する放射線技師は、患者14と手術台16との間の所定位置に、照射面36を撮影装置22側とした状態で放射線検出カセッテ24を設置する。次に、撮影装置22を放射線検出カセッテ24に対向する位置に適宜移動させた後、医師18又は放射線技師は、撮影スイッチ72を操作して撮影を行う。
図7は、前述した撮影スイッチ72の操作(ステップS1)から患者14に対する放射線Xの照射(ステップS13)に至るまでの放射線画像撮影システム10Aの動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS1において前記の準備作業が行われた後に医師18又は放射線技師が撮影スイッチ72(図6参照)を操作すると、撮影装置22の線源制御部78は、送受信機76、96を介して、コンソール28に対して撮影条件の送信を要求する(ステップS2)。コンソール28は、ステップS3において前記要求を受信する。
ステップS4において、医師18又は放射線技師が、医師18、放射線技師又は患者14のICカード212(図3、図4及び図6参照)をスロット210に挿入すると、ICカード検出部214は、スロット210へのICカード212の装着を検出し、検出信号をバッテリ制御部218及びタイマ220に出力すると共に、スロット210に装着されたICカード212からID情報を読み取ってID照合部160に出力する(ステップS5)。
なお、ステップS4での医師18又は放射線技師によるスロット210へのICカード212の挿入は、ステップS1での撮影スイッチ72の操作後であっても、ステップS1に先立つ撮影スイッチ72の操作前であってもよい。
ステップS6において、ICカード検出部214からのID情報と、カードIDメモリ216内のID情報とを照合して、両者が一致すると判定した場合に、ID照合部160は、バッテリ制御部218に制御信号を出力し、バッテリ制御部218は、制御信号に基づいて、放射線検出器40への電力供給を開始するようにバッテリ44を制御すると共に、撮影許可信号を送受信機48に出力する(ステップS7)。これにより、バッテリ44は、放射線検出器40への電力供給を開始し、一方で、送受信機48は、前記撮影許可信号を無線通信を介してコンソール28に送信する(ステップS8)。
なお、ステップS6において、ICカード検出部214からのID情報と、カードIDメモリ216内のID情報とを照合して、両者が一致しないとID照合部160が判定した場合に、ID照合部160は、バッテリ制御部218への制御信号の出力を行わず、表示部136に警告信号を出力する。表示部136は、前記警告信号に基づいて、LEDの発光により医師18又は放射線技師に対して、ICカード212中のID番号が示す患者14、医師18又は放射線技師と、カードIDメモリ216中のID情報が示す患者14、医師18又は放射線技師とが一致していないことを通知する(ステップS9)。この通知を見た医師18又は放射線技師は、ICカード212と放射線検出カセッテ24とが対応していないことを認識して、ステップS4の処理を再度実行し、現在装着されているICカード212を他のICカード212に差し替えるか、あるいは、放射線検出カセッテ24を他の放射線検出カセッテ24に差し替える。
コンソール28は、ステップS10において前記撮影許可信号を受信し、次いで、ステップS11において、撮影条件管理部98に登録されている患者14の撮影部位に係る撮影条件を、送受信機96、76を介して撮影装置22に送信する。線源制御部78は、ステップS12において前記撮影条件を受信すると、前記撮影条件に従って放射線源74を制御して、所定の線量からなる放射線Xを患者14に照射する(ステップS13)。
なお、ステップS13以降において、患者14を透過した放射線Xは、放射線検出カセッテ24のグリッド38によって散乱線が除去された後、放射線検出器40に照射され、放射線検出器40を構成する各画素50の光電変換層51によって電気信号に変換され、蓄積容量53に電荷として保持される(図5参照)。次いで、各蓄積容量53に保持された患者14の放射線画像情報である電荷情報は、カセッテ制御部46を構成するアドレス信号発生部80からライン走査駆動部58及びマルチプレクサ66に供給されるアドレス信号に従って読み出される。
すなわち、ライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60は、アドレス信号発生部80から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線54に接続されたTFT52のゲートに制御信号Vonを供給する。一方、マルチプレクサ66のアドレスデコーダ68は、アドレス信号発生部80から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部58によって選択されたゲート線54に接続された各画素50の蓄積容量53に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線56を介して順次読み出す。
放射線検出器40の選択されたゲート線54に接続された各画素50の蓄積容量53から読み出された放射線画像情報は、各増幅器62によって増幅された後、各サンプルホールド回路64によってサンプリングされ、マルチプレクサ66を介してA/D変換器70に供給され、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された放射線画像情報は、カセッテ制御部46の画像メモリ82に一旦記憶される。
同様にして、ライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60は、アドレス信号発生部80から供給されるアドレス信号に従ってスイッチSW1を順次切り替え、各ゲート線54に接続されている各画素50の蓄積容量53に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線56を介して読み出し、マルチプレクサ66及びA/D変換器70を介してカセッテ制御部46の画像メモリ82に記憶させる。
画像メモリ82に記憶された放射線画像情報は、送受信機48を介して、無線通信によりコンソール28に送信される。
コンソール28に送信された放射線画像情報は、送受信機96によって受信され、画像処理部100において所定の画像処理が施された後、患者情報管理部102に登録されている患者14の患者情報と関連付けられた状態で画像メモリ101に記憶される。
また、画像処理の施された放射線画像情報は、送受信機96から表示装置26に送信される。受信機90によって放射線画像情報を受信した表示装置26は、表示制御部92によって表示部94を制御し、放射線画像を表示する。医師18は、表示部94に表示された放射線画像を確認しながら手術を遂行する。
なお、上述した図7の動作において、放射線検出カセッテ24内での無駄な電力消費を回避するために、バッテリ制御部218は、下記の処理を行うことが可能である。
すなわち、ステップS6の処理と、画像メモリ82からコンソール28への放射線画像情報の送信終了との間に、医師18又は放射線技師によりスロット210からICカード212が取り外されて、ICカード検出部214からバッテリ制御部218及びタイマ220への検出信号の出力が停止した場合に、バッテリ制御部218は、前記送信終了後に放射線検出器40への電力供給を停止するようにバッテリ44を制御する。
また、バッテリ制御部218は、放射線画像情報の送信終了後に、放射線検出器40への電力供給を停止するようにバッテリ44を制御することも可能である。
さらに、バッテリ制御部218は、放射線画像情報の送信終了後に、医師18又は放射線技師によりスロット210からICカード212が取り外されて、ICカード検出部214からバッテリ制御部218及びタイマ220への検出信号の出力が停止した場合に、前記検出信号の出力停止後に放射線検出器40への電力供給を停止するようにバッテリ44を制御することも可能である。
さらにまた、バッテリ制御部218は、ICカード212がスロット210に装着された時刻から所定時間経過してタイマ220からバッテリ制御部218に停止信号が入力された場合にも、前記停止信号の入力後に放射線検出器40への電力供給を停止するようにバッテリ44を制御することも可能である。この場合、前記停止信号は、表示部136にも出力されており、表示部136は、前記停止信号に基づくLEDの発光によって、放射線画像の撮影後においてもICカード212がスロット210に未だに装着されていることを、手術室12内の医師18又は放射線技師に通知する。
このように、第1実施形態に係る放射線画像撮影システム10Aによれば、放射線検出カセッテ24のスロット210にICカード212が装着されたことをICカード検出部214が検出し、その検出結果に基づいて、バッテリ制御部218が放射線検出器40への電力供給を開始させるようにバッテリ44を制御する。これにより、放射線画像の撮影に関わる者(患者14、医師18又は放射線技師)のID情報を記憶したICカード212が装着されたときに、放射線検出カセッテ24側では、放射線画像の撮影が可能な状態となるので、該放射線検出カセッテ24の取り違いと、バッテリ44の省電力化とを確実に実現することができ、放射線画像の撮影を確実に且つ効率よく行うことが可能となる。
また、ICカード検出部214は、スロット210へのICカード212の装着を検出した際に、ICカード212に記憶されたID情報を読み取り、読み取ったID情報をID照合部160に出力し、ID照合部160は、ICカード検出部214からのID情報と、カードIDメモリ216内のID情報とを照合して、両者が一致すると判定した場合に制御信号をバッテリ制御部218に出力し、バッテリ制御部218は、前記制御信号に基づいて、放射線検出器40への電力供給を開始させるようにバッテリ44を制御する。これにより、ICカード212のID情報が示す者と、カードIDメモリ216のID情報が示す者とを照合することができるので、放射線検出カセッテ24の取り違えをより確実に防止することが可能となる。
さらに、ID照合部160は、ICカード検出部214からのID情報と、カードIDメモリ216内のID情報とを照合して、両者が一致しないと判定した場合に、警告信号を表示部136に出力し、表示部136は、前記警告信号に基づくLEDの発光によって両者が一致していないことを医師18又は放射線技師に通知するので、放射線検出カセッテ24の取り違えを医師18又は放射線技師に確実に認識させることが可能になると共に、取り違いを認識した医師18又は放射線技師により放射線検出カセッテ24を差し替える等の対応の迅速化が可能となる。
このように、前述したオーダリング情報の一部であるID情報を利用して、バッテリ44から放射線検出器40への電力供給の制御を行っているので、放射線画像撮影システム10Aでは、前記オーダリング情報に応じた放射線画像の撮影を行うことが可能となる。
さらにまた、バッテリ制御部218は、送受信機48の無線通信によるコンソール28への放射線画像情報の送信中に、ICカード検出部214からの検出信号の入力が停止した際に、前記放射線画像情報の送信終了後に放射線検出器40への電力供給を停止させるようにバッテリ44を制御するので、前記送信終了後における放射線検出カセッテ24内での無駄な電力消費を防止することが可能となる。また、放射線画像情報の送信終了後に、バッテリ44から放射線検出器40への電力供給が停止するので、放射線検出カセッテ24からコンソール28に前記放射線画像情報を確実に送信することも可能である。
さらに、バッテリ制御部218は、前記送信終了後にICカード検出部214からの検出信号の入力が停止したとき、あるいは、前記送信終了後に、放射線検出器40への電力供給を停止させるようにバッテリ44を制御しても、前記送信終了後における放射線検出カセッテ24内での無駄な電力消費の防止や、放射線検出カセッテ24からコンソール28への放射線画像情報の確実な送信を共に実現することができる。
さらに、タイマ220は、ICカード212がスロット210に装着された時刻から計時を開始し、所定時間計時したときに停止信号を表示部136に出力し、表示部136は、前記停止信号に基づくLEDの発光によって、スロット210にICカード212が装着された状態であることを手術室12内の医師18又は放射線技師に通知する。これにより、放射線画像の撮影後(放射線検出カセッテ24からコンソール28への放射線画像情報の送信終了後)でもICカード212が未だにスロット210に装着されている場合に、該ICカード212の取り外しを忘れていることを医師18又は放射線技師に確実に知らせることが可能となる。
この場合、バッテリ制御部218は、タイマ220からの停止信号の入力に基づいて、放射線検出器40への電力供給を停止させるようにバッテリ44を制御しても、前記送信終了後における放射線検出カセッテ24内での無駄な電力消費の防止や、放射線検出カセッテ24からコンソール28への放射線画像情報の確実な送信を共に実現することができる。
なお、上記の説明では、主として、バッテリ制御部218は、ICカード検出部214からの検出信号の入力の停止等に起因して、放射線検出器40への電力供給を停止させるようにバッテリ44を制御しているが、これに加えて、カセッテ制御部46及び送受信機48に対する電力供給も停止させるようにバッテリ44を制御すれば、バッテリ44のより一層の省電力化を実現することができる。
さらにまた、放射線検出カセッテ24とコンソール28との間、放射線検出カセッテ24と撮影装置22との間、撮影装置22とコンソール28との間、及び、コンソール28と表示装置26との間では、UWBの無線通信により信号の送受信が行われている。すなわち、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26及びコンソール28間では、該信号を送受信するためのケーブルが連結されていないため、例えば、手術室12の床面にこれらのケーブルが配設されることがなく、医師18等の作業に支障を来すおそれがない。従って、医師18は、自己の作業を効率よく行うことが可能となる。また、前記無線通信をUWBとすることで、従来の無線通信と比較して、消費電力の低減、耐フェージング性の向上及び高速通信化の向上を図ることができる。
なお、第1実施形態に係る放射線画像撮影システム10Aでは、コンソール28は、撮影許可信号を送受信機48から無線通信により送受信機96に送信しているが、これに代えて、送受信機48から送受信機76を介して送受信機96に無線通信により送信してもよい。
また、第1実施形態に係る放射線画像撮影システム10Aでは、医師18又は放射線技師の撮影スイッチ72の操作に起因して放射線画像の撮影が行われるが、医師18又は前記放射線技師によるコンソール28の操作に起因して放射線画像の撮影が行われるようにしてもよい。
さらに、第1実施形態に係る放射線画像撮影システム10Aでは、例えば、放射線検出カセッテ24に収容される放射線検出器40は、入射した放射線Xの線量を光電変換層51によって直接電気信号に変換するものであるが、これに代えて、入射した放射線Xをシンチレータによって一旦可視光に変換した後、この可視光をアモルファスシリコン(a−Si)等の固体検出素子を用いて電気信号に変換するように構成した放射線検出器を用いてもよい(特許第3494683号公報参照)。
また、光変換方式の放射線検出器を利用して放射線画像情報を取得することもできる。この光変換方式の放射線検出器では、マトリクス状に配列された各固体検出素子に放射線が入射すると、その線量に応じた静電潜像が固体検出素子に蓄積記録される。静電潜像を読み取る際には、放射線検出器に読取光を照射し、発生した電流の値を放射線画像情報として取得する。なお、放射線検出器は、消去光を放射線検出器に照射することで、残存する静電潜像である放射線画像情報を消去して再使用することができる(特開2000−105297号公報参照)。
次に、第2実施形態に係る放射線画像撮影システム10Bについて、図8及び図9を参照しながら説明する。なお、放射線画像撮影システム10Bにおいて、第1実施形態に係る放射線画像撮影システム10A(図1〜図7参照)と同様の構成要素については、同一の参照符号を用いると共にその詳細な説明を省略し、以下同様とする。
第2実施形態に係る放射線画像撮影システム10Bは、コンソール28側にID照合部162及びカードIDメモリ222が配置されている点で、第1実施形態に係る放射線画像撮影システム10Aとは異なる。
図9は、放射線画像撮影システム10Bの動作を説明するためのフローチャートである。なお、図9の説明では、必要に応じて、図7のフローチャートも参照しながら説明する。
図7のステップS1〜S3の前又は後のステップS20において、医師18又は放射線技師が、患者14、医師18又は放射線技師のICカード212(図3、図4、図6及び図8参照)をスロット210に挿入すると、ICカード検出部214は、スロット210へのICカード212の装着を検出して、検出信号をバッテリ制御部218及びタイマ220に出力すると共に、スロット210に装着されたICカード212からID情報を読み取って送受信機48に出力する(ステップS21)。
ステップS22において、送受信機48は、無線通信によりコンソール28の送受信機96に前記ID情報を送信する。ステップS23において、送受信機96が前記ID情報を受信すると、次のステップS24において、コンソール28のID照合部162は、受信したID情報と、カードIDメモリ222内のID情報とを照合して、両者が一致すると判定した場合には、送受信機96から無線通信により送受信機48に照合結果(制御信号)を送信する(ステップS25)。
ステップS26において、送受信機48は、受信した前記照合結果をバッテリ制御部218に出力し、バッテリ制御部218は、前記照合結果が制御信号であるか否かを判定する(ステップS27)。ステップS27において、前記照合結果が制御信号であると判定した場合に、バッテリ制御部218は、送受信機48に応答信号としての撮影許可信号を出力すると共に、前記制御信号に基づいて、放射線検出器40への電力供給を開始するようにバッテリ44を制御する(ステップS28)。これにより、バッテリ44から放射線検出器40への電力供給が開始されて、放射線検出カセッテ24側での放射線画像の撮影準備が完了する。一方、送受信機48は、前記撮影許可信号を無線通信を介してコンソール28に送信する(ステップS29)。コンソール28は、ステップS30において前記撮影許可信号を受信すると、ステップS11以降の処理を行って、放射線画像の撮影を行う。
なお、ステップS24において、受信したID情報と、カードIDメモリ222内のID情報とを照合して、両者が一致しないとID照合部162が判定した場合に、コンソール28は、送受信機96から無線通信により送受信機48に照合結果(警告信号)を送信する(ステップS25)。
ステップS26において、送受信機48は、受信した前記照合結果をバッテリ制御部218に出力し、バッテリ制御部218は、前記照合結果が制御信号であるか否かを判定する(ステップS27)。この場合、前記照合結果は、警告信号であるので、ステップS27において、前記照合結果が制御信号ではないと判定した場合に、バッテリ制御部218は、送受信機48への撮影許可信号の出力やバッテリ44に対する放射線検出器40への電力供給開始の制御を行わず、前記警告信号を表示部136に出力する。
表示部136は、警告信号に基づくLEDの発光を行い、ICカード212中のID番号が示す患者14、医師18又は放射線技師と、カードIDメモリ222中のID情報が示す患者14、医師18又は放射線技師とが一致していないことを通知する(ステップS31)。この通知を見た医師18又は放射線技師は、ICカード212と放射線検出カセッテ24とが対応していないことを認識して、ステップS4の処理を再度実行して、現在装着されているICカード212を他のICカード212に差し替えるか、あるいは、放射線検出カセッテ24を他の放射線検出カセッテ24に差し替える。
このように、第2実施形態に係る放射線画像撮影システム10Bによれば、コンソール28側に、ID照合部162及びカードIDメモリ222が配置されているので、前述した第1実施形態に係る放射線画像撮影システム10Aと同様の効果が得られる。
また、第2実施形態に係る放射線画像撮影システム10Bでは、放射線検出カセッテ24の送受信機48からコンソール28の送受信機96に無線通信によりID情報を送信して、コンソール28内のID照合部162にて照合処理を行い、その照合結果(制御信号又は警告信号)を送受信機96から送受信機48に無線通信により送信し、バッテリ制御部218にて前記照合結果が制御信号又は警告信号であるか否かを判定し、さらに、送受信機48から送受信機96に無線通信により応答信号としての撮影許可信号を送信する。これにより、送受信機48、96間で無線通信が確立されているか否かを、放射線検出カセッテ24側及びコンソール28側の双方にて把握することも可能となるので、コンソール28は、送受信機48、96間の無線通信が確立されていれば、送受信機96、48を介して放射線検出カセッテ24を制御することも可能となる。
次に、第3実施形態に係る放射線画像撮影システム10Cについて、図10〜図13を参照しながら説明する。
第3実施形態に係る放射線画像撮影システム10Cは、放射線検出カセッテ24におけるケーシング34の側面192に2つのスロット210a、210bが設けられ、これらのスロット210a、210bにICカード212a、212bがそれぞれ装着可能である点で、第1及び第2実施形態に係る放射線画像撮影システム10A、10B(図1〜図9)とは異なる。
この場合、放射線画像撮影システム10Cでは、2つのスロット210a、210bにICカード212a、212bがそれぞれ装着されたときに、バッテリ制御部218は、各ICカード212a、212bに応じた各検出信号及び各ID情報に基づいて、バッテリ44に放射線検出器40への電力供給を開始させるように制御するか、あるいは、2つのスロット210a、210bのいずれか一方にICカード212a、212bが装着されたときに、バッテリ制御部218は、該ICカード212a、212bに応じた検出信号及びID情報に基づいて、バッテリ44に放射線検出器40への電力供給を開始させるように制御する。
すなわち、この放射線画像撮影システム10Cでは、各スロット210a、210bにそれぞれ装着されたICカード212a、212bに応じた各検出信号及び各ID情報に基づいて、ID照合部160での照合処理、タイマ220での計時処理、バッテリ制御部218によるバッテリ44の制御及び表示部136による警告を行うことが可能である。
また、放射線画像撮影システム10Cでは、スロット210a、210bのいずれか一方に装着されたICカード212a、212bに応じた検出信号及びID情報に基づいて、ID照合部160での照合処理、タイマ220での計時処理、バッテリ制御部218によるバッテリ44の制御及び表示部136による警告を行うことも可能である。
なお、各スロット210a、210bにICカード212a、212bをそれぞれ装着する場合とは、例えば、一方のスロットに患者14用のICカードを挿入し、他方のスロットに医師18又は放射線技師のICカードを挿入することをいう。この場合、ID照合部160における照合処理の結果、手術室12に居る患者14及び医師18又は放射線技師のICカード212a、212bの各ID情報と、カードIDメモリ216内の各ID情報とがそれぞれ一致した場合にのみ、バッテリ44から放射線検出器40への電力供給が開始されて、放射線画像の撮影が可能な状態となる。
このように、第3実施形態に係る放射線画像撮影システム10Cによれば、2つのスロット210a、210bのICカード212a、212bをそれぞれ装着するか、あるいは、2つのスロット210a、210bのいずれか一方にICカード212a、212bを装着することにより、前述した第1及び第2実施形態に係る放射線画像撮影システム10A、10Bと同様の処理を行うことが可能となるので、第1及び第2実施形態に係る放射線画像撮影システム10A、10Bと同様の効果が得られる。なお、図10〜図13では、一例として、ケーシング34に2つのスロット210a、210bを設けた場合を図示しているが、スロット210a、210bの個数は、2つに限定されないことは勿論である。
なお、第1〜第3実施形態に係る放射線画像撮影システム10A〜10Cは、上述した実施形態に限らず、下記のような構成を採り得ることも可能である。
放射線検出カセッテ24は、手術室12等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。そこで、放射線検出カセッテ24を防水性、密閉性を有する構造とし、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つの放射線検出カセッテ24を繰り返し続けて使用することができる。
また、放射線検出カセッテ24は、手術室12で使用される場合に限られるものではなく、例えば、検診や病院内での回診にも適用することができる。
さらに、放射線検出カセッテ24と外部機器との間での無線通信は、通常の電波による通信に代えて、赤外線等を用いた光無線通信で行うようにしてもよい。
さらにまた、図14に示すように放射線検出カセッテ500を構成すると、一層好適である。
すなわち、放射線検出カセッテ500には、ケーシング502の放射線照射面側に、撮影領域及び撮影位置の基準となるガイド線504が形成される。このガイド線504を用いて、放射線検出カセッテ500に対する被写体(患者14)の位置決めを行い、また、放射線Xの照射範囲を設定することにより、放射線画像情報を適切な撮影領域に記録することができる。
放射線検出カセッテ500の撮影領域外の部位には、当該放射線検出カセッテ500に係る各種情報を表示する表示部506を配設する。この表示部506には、放射線検出カセッテ500に記録される患者14のID情報、放射線検出カセッテ500の使用回数、累積曝射線量、放射線検出カセッテ500に内蔵されているバッテリ44の充電状態(残容量)、放射線画像情報の撮影条件、患者14の放射線検出カセッテ500に対するポジショニング画像等を表示させる。この場合、放射線技師は、例えば、表示部506に表示されたID情報に従って患者14を確認すると共に、当該放射線検出カセッテ500が使用可能な状態にあることを事前に確認し、表示されたポジショニング画像に基づいて患者14の所望の撮影部位を放射線検出カセッテ500に位置決めして、最適な放射線画像情報の撮影を行うことができる。
また、放射線検出カセッテ500に取手部508を形成することにより、当該放射線検出カセッテ500の取扱い、持ち運びが容易になる。
放射線検出カセッテ500の側部には、ACアダプタの入力端子510と、USB(Universal Serial Bus)端子512と、メモリカード514を装填するためのカードスロット516とを配設すると好適である。
入力端子510は、放射線検出カセッテ500に内蔵されているバッテリ44の充電機能が低下しているとき、あるいは、バッテリ44を充電するのに十分な時間を確保できないとき、ACアダプタを接続して外部から電力を供給することにより、当該放射線検出カセッテ500を直ちに使用可能な状態とすることができる。
USB端子512又はカードスロット516は、放射線検出カセッテ500がコンソール28等の外部機器との間で無線通信による情報の送受信を行うことができないときに利用することができる。すなわち、USB端子512にケーブルを接続することにより、外部機器との間で有線通信による情報の送受信を行うことができる。また、カードスロット516にメモリカード514を装填し、このメモリカード514に必要な情報を記録した後、メモリカード514を取り出して外部機器に装填することにより、情報の送受信を行うことができる。
手術室12や病院内の必要な箇所には、図15に示すように、放射線検出カセッテ24が装填され、内蔵されるバッテリ44の充電を行うクレードル518を配置すると好適である。この場合、クレードル518は、バッテリ44の充電だけでなく、クレードル518の無線通信機能又は有線通信機能を用いて、RIS29、HIS31、コンソール28等の外部機器との間で必要な情報の送受信を行うようにしてもよい。送受信する情報には、クレードル518に装填された放射線検出カセッテ24に記録された放射線画像情報を含めることができる。
また、クレードル518に表示部520を配設し、この表示部520に対して、装填された当該放射線検出カセッテ24の充電状態や、放射線検出カセッテ24から取得した放射線画像情報を含む必要な情報を表示させるようにしてもよい。
また、複数のクレードル518をネットワークに接続し、各クレードル518に装填されている放射線検出カセッテ24の充電状態をネットワークを介して収集し、使用可能な充電状態にある放射線検出カセッテ24の所在を確認できるように構成することもできる。
なお、本発明に係る放射線検出カセッテ及び放射線画像撮影システムは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
第1実施形態の放射線画像撮影システムが設置された手術室の説明図である。 図1の放射線検出カセッテの内部構成図である。 図1及び図2の放射線検出カセッテの正面図である。 図1〜図3の放射線検出カセッテの平面図である。 図2の放射線検出器の回路構成ブロック図である。 図1の放射線画像撮影システムの構成ブロック図である。 撮影スイッチの操作から放射線の照射に至るまでの放射線画像撮影システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態の放射線画像撮影システムの構成ブロック図である。 図8の放射線画像撮影システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態の放射線画像撮影システムの構成ブロック図である。 第3実施形態の放射線画像撮影システムの他の構成ブロック図である。 図10及び図11の放射線検出カセッテの正面図である。 図10及び図11の放射線検出カセッテの平面図である。 放射線検出カセッテの他の構成図である。 放射線検出カセッテの充電を行うクレードルの構成図である。
符号の説明
10A〜10C…放射線画像撮影システム
12…手術室
14…患者
16…手術台
22…撮影装置
24、500…放射線検出カセッテ
26…表示装置
28…コンソール
29…RIS
31…HIS
40…放射線検出器
44…バッテリ
46…カセッテ制御部
48、76、96…送受信機
50…画素
74…放射線源
82、101…画像メモリ
84…カセッテIDメモリ
90…受信機
94、136…表示部
98…撮影条件管理部
100…画像処理部
102…患者情報管理部
104…カセッテ情報管理部
160、162…ID照合部
210、210a、210b…スロット
212、212a、212b…ICカード
214…ICカード検出部
216、222…カードIDメモリ
218…バッテリ制御部
220…タイマ

Claims (13)

  1. 被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報に変換する放射線変換パネルと、
    放射線画像の撮影に関わる者のID情報を記憶した記録媒体が装着可能な記録媒体装着部と、
    前記記録媒体装着部への前記記録媒体の装着を検出すると共に、前記記録媒体に記憶された前記ID情報を読み取る記録媒体検出部と、
    ID情報が記憶されたID記録部と、
    前記記録媒体検出部が前記記録媒体から読み取ったID情報と、前記ID記録部に記憶されたID情報とを照合するID照合部と、
    前記放射線変換パネルを駆動するバッテリと、
    前記記録媒体検出部からのID情報と前記ID記録部内のID情報とが一致すると前記ID照合部が判定した場合に、前記放射線変換パネルへの電力供給を開始させるように前記バッテリを制御するバッテリ制御部と、
    を有することを特徴とする放射線検出カセッテ。
  2. 請求項記載のカセッテにおいて、
    前記記録媒体検出部からのID情報と前記ID記録部内のID情報とが一致しないと前記ID照合部が判定した場合に、両者が一致しないことを外部に通知する第1警告部をさらに有することを特徴とする放射線検出カセッテ。
  3. 請求項1又は2記載のカセッテにおいて、
    外部と無線通信が可能な無線通信部をさらに有し、
    前記バッテリ制御部は、前記無線通信による外部への前記放射線画像情報の送信中に、前記記録媒体装着部から前記記録媒体が取り外されたことを前記記録媒体検出部が検出した際に、前記放射線画像情報の送信終了後に前記放射線変換パネルへの電力供給を停止させるように前記バッテリを制御することを特徴とする放射線検出カセッテ。
  4. 請求項1又は2記載のカセッテにおいて、
    外部と無線通信が可能な無線通信部をさらに有し、
    前記バッテリ制御部は、前記無線通信による外部への前記放射線画像情報の送信終了後に前記記録媒体装着部から前記記録媒体が取り外されたことを前記記録媒体検出部が検出した際に、あるいは、前記無線通信による外部への前記放射線画像情報の送信終了後に、前記放射線変換パネルへの電力供給を停止させるように前記バッテリを制御することを特徴とする放射線検出カセッテ。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のカセッテにおいて、
    前記記録媒体検出部が前記記録媒体の装着を検出した時刻から計時を開始する計時部と、
    前記計時部が前記時刻から所定時間計時したときに、前記記録媒体の装着を外部に通知する第2警告部をさらに有することを特徴とする放射線検出カセッテ。
  6. 請求項記載のカセッテにおいて、
    前記バッテリ制御部は、前記計時部が前記時刻から所定時間計時したときに、前記放射線変換パネルへの電力供給を停止させるように前記バッテリを制御することを特徴とする放射線検出カセッテ。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載のカセッテにおいて、
    複数の記録媒体装着部が設けられている場合に、前記バッテリ制御部は、前記各記録媒体装着部に前記記録媒体がそれぞれ装着されていることを前記記録媒体検出部が検出したときに、あるいは、前記各記録媒体装着部のうち少なくとも1つに前記記録媒体が装着されていることを前記記録媒体検出部が検出したときに、前記放射線変換パネルへの電力供給を開始させるように前記バッテリを制御することを特徴とする放射線検出カセッテ。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載のカセッテにおいて、
    前記放射線変換パネル、前記記録媒体装着部、前記記録媒体検出部、前記バッテリ及び前記バッテリ制御部は、筐体に収容され、
    前記記録媒体装着部は、前記筐体に設けられたスロットであり、
    前記記録媒体は、前記スロットに挿入自在で、且つ、前記被写体又は前記放射線画像の撮影に関わる医師若しくは放射線技師を特定するための識別情報が前記ID情報として記憶されたICカード又は磁気カードであることを特徴とする放射線検出カセッテ。
  9. 請求項又は記載のカセッテにおいて、
    前記無線通信部は、UWBにより外部と無線通信を行うことを特徴とする放射線検出カセッテ。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載の放射線検出カセッテと、前記放射線を出力する放射線源を有する撮影装置と、前記放射線検出カセッテ及び前記撮影装置を制御する制御装置とを有することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  11. 被写体を透過した放射線を検出して放射線画像情報に変換する放射線変換パネルを備えた放射線検出カセッテと、前記放射線を出力する放射線源を備えた撮影装置と、前記放射線検出カセッテ及び前記撮影装置を制御する制御装置とを有し、
    前記放射線検出カセッテは、放射線画像の撮影に関わる者のID情報を記憶した記録媒体が装着可能な記録媒体装着部と、前記記録媒体装着部への前記記録媒体の装着を検出すると共に、前記記録媒体に記憶された前記ID情報を読み取る記録媒体検出部と、前記放射線変換パネルを駆動するバッテリと、前記バッテリを制御するバッテリ制御部とをさらに備え、
    前記制御装置は、ID情報が記憶されたID記部と、前記記録媒体検出部が前記記録媒体から読み取ったID情報と前記ID記録部に記憶されたID情報とを照合するID照合部とを備え、
    前記記録媒体検出部からのID情報と前記ID記録部内のID情報とが一致すると前記ID照合部が判定した場合に、前記バッテリ制御部は、前記放射線変換パネルへの電力供給を開始させるように前記バッテリを制御することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  12. 請求項11記載のシステムにおいて、
    前記放射線検出カセッテは、前記記録媒体検出部からのID情報と前記ID記録部内のID情報とが一致しないと前記ID照合部が判定した場合に、両者が一致しないことを外部に通知する第3警告部をさらに有することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  13. 請求項1012のいずれか1項に記載のシステムにおいて、
    前記放射線検出カセッテ、前記制御装置及び前記撮影装置間では、UWBを用いた無線通信が行われていることを特徴とする放射線画像撮影システム。
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