JP4881231B2 - 蒸気タービン用蒸気加減弁および弁開度調整機構 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸気タービンの入口に配置される蒸気加減弁とその弁開度調整機構に関する。
原子力および火力発電所等の蒸気タービン入口に設置される蒸気加減弁は、弁開度を変化させることにより、タービンに流入する蒸気流量を調節し、蒸気タービンの速度・負荷を調節する(特許文献1および2参照)。さらに原子力タービンにあっては蒸気タービン入口圧力を制御する。この蒸気加減弁は重要な弁であり、充分な信頼性が要求される。
蒸気タービンに流入する蒸気流量は、蒸気加減弁にて、弁体と弁座の間の隙間面積、および蒸気タービン側の初段ノズル面積により決定される。すなわち流入蒸気量は、主として蒸気加減弁開度に基づく通路部面積と蒸気タービン初段ノズルの通路部面積の2重絞りにて決定される。
蒸気加減弁の隙間面積が小さい低開度の状態では、蒸気加減弁前後で大きな圧力差となるため、流れはクリティカル流れとなり、蒸気流量は蒸気加減弁開度および前後の圧力差に基づいて決定され、蒸気加減弁の開度と蒸気流量とはほぼ比例に近い関係となる。実際の蒸気加減弁の流量は、蒸気圧力・温度等の蒸気条件、弁前後の圧力差の平方根、弁開度および弁体および弁座の形状に基づく流量計数等の積として決定される。蒸気加減弁は、タービン制御性の観点から弁開度と弁を通過する蒸気流量が線形性を有するように弁口径、形状等が設計されている。この線形性の関係は、蒸気タービンノズルの面積の影響が少ない蒸気加減弁中間開度状態まで成立している。
さらに弁開度を増大させると、蒸気加減弁通路部面積は蒸気タービン側ノズル面積に近づいて行くが、そのため、蒸気流量は蒸気タービンノズル側面積の影響を受けるようになる。すなわち、弁開度を増大させればさせるほど蒸気タービン側ノズル面積の影響が大きくなり、弁開度の増加分に見合うほどの弁前後の圧力差は得られないため、弁開度に対する蒸気流量の増加は緩やかなものとなる。
上記特性を踏まえ、たとえば原子炉圧力を一定に制御することが要求される沸騰水型原子力発電所では、これまで、定格負荷運転中でも蒸気加減弁での圧力損失をある程度見込み、蒸気加減弁は中間開度に絞った状態での運用をしている。すなわち定格負荷のときに、蒸気加減弁開度と蒸気タービン流入蒸気流量が直線関係にある範囲から大きく逸脱しない領域での運用となっている。これは、蒸気加減弁の高開度運用はタービンおよび原子炉の制御性に悪影響を与えるとの考えに基づくものである。
実開昭62−173505号公報 実開平4−105279号公報
エネルギー資源の枯渇および昨今の炭酸ガス排出を主体とした地球環境問題・電力自由化等の社会的背景を踏まえて、火力発電所だけでなく原子力発電所にてもプラントの高性能化が求められている。特に原子力発電所では、プラントの新規立地が容易でない社会的背景も踏まえて、喫緊の課題となっている。
このプラントの高性能化のために、ボイラまたは原子炉で発生した蒸気をいかに効率良く蒸気タービンで運動エネルギーに変換するかが最重要課題となり、注目を浴びてきている。
以上の社会的要請を背景として、特に原子力タービンにおいては、単機での出力向上施策として、これまで行なわれてきた定格電気出力運転に代え、定格熱出力運転の導入が開始されている。すなわち、原子炉を定格熱出力運転とし、定格電気出力以上の出力となった場合でも発生蒸気を定格電気出力相当まで絞り込まない運転を行なう。この場合、蒸気加減弁は従来よりも開き勝手になる。
さらに、蒸気タービン単体での出力アップを主眼に、蒸気加減弁での絞りによる圧力損失をできるだけ低減すべく高開度運用とし、蒸気加減弁で低減した圧力差を蒸気タービンノズル側に分担させることによりタービン効率向上を図ろうとする施策等も計画されつつある。
こうした施策は蒸気タービンの性能向上に大きく寄与するものであるが、蒸気加減弁にとっては高開度域での運用となり、かつ、低開度域と同等の出力上昇分・下降分を得るためには、より大幅に弁を開閉させなければならないため、制御性は従来に比べて悪くなる。
すなわち、従来の蒸気タービンは、制御性の観点から、蒸気加減弁は弁開度と通過蒸気流量との関係が線形性を有する範囲からの逸脱が少ない範囲で運用されていたのに対して、今後の蒸気タービンでは、蒸気加減弁流量特性が線形性を有する範囲から大きく逸脱した高開度での運用となる。このため、特に弁高開度域での制御性が問題になって来る。すなわち、蒸気加減弁を高開度で使用すると、従来の弁開度を絞った中間開度での運用と比較して、同一蒸気流量変化を得るための弁開度の変化量が大きくなること、およびそれに伴ない開度変動の頻度も多くなる。そのため、タービンの制御性の悪化に加え、蒸気加減弁の蒸気通路部部品、油筒、ばね箱、レバー等、駆動系の各構成要素部品の摺動による摩耗等が加速する。
具体的には、蒸気通路部部品では、弁棒とブッシュ間摺動部、弁体とガイドスリーブ間の間隙部の磨耗が進展しがちになる。これらの磨耗に対しては、これまで耐摩耗性の向上施策として種々考案もなされている。
レバー系部品においては、特に各レバー間およびレバーとロッドを連結しているピンおよびピン穴の磨耗が進展する。
ばね箱については、弁本体側と同様、摺動部での磨耗が進展するとともに、油圧シリンダロッドの上下方向の動作をガイドするとともに回転防止するために設置されているガイドローラ(軸受)により、ばね箱本体に直接機械加工等により形成したガイドローラ用溝部の磨耗を進展させる。この溝部の磨耗は蒸気加減弁定格運転点に相当する位置で局所的に発生し進展する場合がほとんどである(特許文献1および2参照)。
油圧シリンダにおいても同様、油圧シリンダ内面の磨耗が進展する。油圧シリンダ内面の磨耗についても上記ガイドローラ部と同様、蒸気加減弁定格運転点に相当する位置で局所的に磨耗が発生し進展する。
これらの対策として、たとえば、一部の火力発電プラントおよびコンバインドサイクルプラントで、定格運転時蒸気加減弁全開運用をしているプラントにては、蒸気加減弁本体側にて弁棒にバックシート部を設け、弁全開時のストッパとすることにより前記蒸気加減弁通路部部品および駆動部品摺動部の磨耗を防止している事例はあるが、それ以外の速度負荷制御あるいは圧力制御等を常時行なっている火力プラントおよび原子力タービンにては通常、蒸気加減弁にはバックシートは設置されない。
以上説明したように、タービンの運転長期化に伴い上記の摺動部のうち特定部位あるいは複数箇所にて部品の磨耗が進展する。いずれかの部品にて磨耗等により摺動部間隙の増加、ピン部のガタの増加等が発生・進展すると、運転時間長期化とともに不感帯の増加等により制御性の悪化を招き、ボイラあるいは原子炉の圧力制御性への悪影響、さらには最悪の場合は蒸気タービントリップ等を起こしてプラントの信頼性を著しく損ねることになる。
さらにこれらの修復のためには特殊部品による調達の困難性があり、各機器の分解組み立ておよび溶接補修等の作業も必要になる場合が多い。その結果、復旧に多大な時間を要する等ユニットの長期停止を余儀なくされるため、プラントの安定運用にとっても好ましくない。たとえば、先に説明したばね箱本体のガイドローラ用溝の磨耗についてみても、補修するためには、ばね箱取外しのため油筒およびレバー系部品分解、ばね箱取外し、ばね箱分解、ばね箱本体当該部溶接肉盛のための形成、溶接肉盛、機械加工、非破壊検査、ばね箱組み立て、ばね箱取り付け、油筒取り付け、再調整、制御盤との確認試験等が必要となり、多大な時間の損失につながる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、蒸気タービン用蒸気加減弁の、特に高開度での運用に対する信頼性の向上を図ることを目的としている。
本発明は上記目的を達成するものであって、本発明の一つの態様に係る蒸気タービン用蒸気加減弁は、蒸気タービンに供給される蒸気が流通する弁箱と、前記弁箱内で往復運動をして弁開度を調節する弁体と、前記弁箱を貫通して前記弁体を駆動する弁棒と、前記弁箱外に配置されて前記弁棒と係合して弁棒を駆動するピストンロッドと、前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、前記ピストンロッドの軸方向の一部を周方向に取り囲んで該ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、前記主ばねの第1の端部が固定されてその主ばねの外周を取り囲み、軸方向に延びるスリットを有する主ばね箱と、前記主ばねの第2の端部に固定されて前記主ばね箱に対して軸方向に往復運動可能なばね受けと、前記ばね受けの外周部に取り付けられ、前記スリット内で、前記ピストンロッドの軸方向に対して垂直な方向の回転軸の周りに回転可能なガイドローラと、前記スリットの内側に着脱可能に取り付けられ、前記スリットの側面および、弁最大開時に前記ガイドローラが当接するスリットの端部で前記スリットを囲むように配置された枠部材と、を有する蒸気タービン用蒸気加減弁であって、前記弁最大開時に前記ガイドローラが当接する前記枠部材の端部が、前記ガイドローラの当接面の形状に合わせた部分多角形または部分円形の凹部を有すること、を特徴とする。
また、本発明の他の一つの態様に係る蒸気タービン用蒸気加減弁は、蒸気タービンに供給される蒸気が流通する弁箱と、前記弁箱内で往復運動をして弁開度を調節する弁体と、前記弁箱を貫通して前記弁体を駆動する弁棒と、前記弁箱外に配置されて前記弁棒と係合して弁棒を駆動するピストンロッドと、前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、前記ピストンロッドの軸方向の一部を周方向に取り囲んで該ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、前記主ばねの第1の端部が固定されてその主ばねの外周を取り囲み、軸方向に延びるスリットを有する主ばね箱と、前記主ばねの第2の端部に固定されて前記主ばね箱に対して軸方向に往復運動可能なばね受けと、前記主ばね箱に対して固定され、前記ばね受けに対して前記ばねの反対側に配置された固定板と、前記固定板およびばね受けに係合し、弁最大開時に前記固定板とばね受けの間の間隔が所定距離よりも大きくなるのを阻止するばね受けストッパと、を有することを特徴とする。
本発明のさらに他の一つの態様に係る蒸気タービン用蒸気加減弁は、蒸気タービンに供給される蒸気が流通する弁箱と、前記弁箱内で往復運動をして弁開度を調節する弁体と、前記弁箱を貫通して前記弁体を駆動する弁棒と、前記弁箱外に配置されて前記弁棒と係合して弁棒を駆動するピストンロッドと、前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、前記ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、前記油圧シリンダ内に配置されて弁最大開時に前記ピストンが前記油圧シリンダ内でさらに弁開方向へ動くのを阻止するピストンストッパと、を有することを特徴とする。
本発明のさらに他の一つの態様に係る蒸気タービン用蒸気加減弁は、蒸気タービンに供給される蒸気が流通する弁箱と、前記弁箱内で往復運動をして弁開度を調節する弁体と、前記弁箱を貫通して前記弁体を駆動する弁棒と、前記弁箱外に配置されて前記弁棒と係合して弁棒を駆動するピストンロッドと、前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、前記ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、前記弁棒に接合されて往復運動するクロスヘッドと、前記弁箱に固定された上部ばね箱と、前記上部ばね箱内に収容されて前記クロスヘッドの一端を弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである上部ばねと、前記上部ばね箱内に収容されて、弁最大開時に前記クロスヘッドの上端を下方に押すことによって前記上部ばねがさらに圧縮されるのを阻止するクロスヘッドストッパと、を有することを特徴とする。
本発明のさらに他の一つの態様に係る弁開度調整機構は、蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を調整する弁開度調整機構において、前記蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を変えるために弁棒を往復駆動するピストンロッドと、前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、前記ピストンロッドの軸方向の一部を周方向に取り囲んで該ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、前記主ばねの第1の端部が固定されてその主ばねの外周を取り囲み、軸方向に延びるスリットを有する主ばね箱と、前記主ばねの第2の端部に固定されて前記主ばね箱に対して軸方向に往復運動可能なばね受けと、前記ばね受けの外周部に取り付けられ、前記スリット内で、前記ピストンロッドの軸方向に対して垂直な方向の回転軸の周りに回転可能なガイドローラと、前記スリットの内側に着脱可能に取り付けられ、前記スリットの側面および、少なくとも弁最大開時に前記ガイドローラが当接するスリットの端部で前記スリットを囲むように配置された枠部材と、を有する弁開度調整機構であって、前記弁最大開時に前記ガイドローラが当接する前記枠部材の端部が、前記ガイドローラの当接面の形状に合わせた部分多角形または部分円形の凹部を有すること、を特徴とする。

本発明のさらに他の一つの態様に係る弁開度調整機構は、蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を調整する弁開度調整機構において、前記蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を変えるために弁棒を往復駆動するピストンロッドと、前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、前記ピストンロッドの軸方向の一部を周方向に取り囲んで該ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、前記主ばねの第1の端部が固定されてその主ばねの外周を取り囲み、軸方向に延びるスリットを有する主ばね箱と、前記主ばねの第2の端部に固定されて前記主ばね箱に対して軸方向に往復運動可能なばね受けと、前記主ばね箱に対して固定され、前記ばね受けに対して前記ばねの反対側に配置された固定板と、前記固定板およびばね受けに係合し、弁最大開時に前記固定板とばね受けの間の間隔が所定距離よりも大きくなるのを阻止するばね受けストッパと、を有することを特徴とする。
本発明のさらに他の一つの態様に係る弁開度調整機構は、蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を調整する弁開度調整機構において、前記蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を変えるために弁棒を往復駆動するピストンロッドと、前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、前記ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、前記油圧シリンダ内に配置されて弁最大開時に前記ピストンが前記油圧シリンダ内でさらに弁開方向へ動くのを阻止するピストンストッパと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、蒸気タービン用蒸気加減弁の、特に高開度での運用に対する信頼性を向上することができる。
以下に、図面を参照しながら本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁およびそのための弁開度調整機構の実施形態について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
はじめに、図1ないし図5を用いて本発明の第1の実施形態を説明する。ここで、図1は本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第1の実施形態における枠部材周辺を示す立面図であって図4のI方向矢視図である。図2は本発明に係る蒸気加減弁を含む蒸気タービン設備の実施形態の模式的系統図であり、図3は本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第1の実施形態を示す部分切り欠き立面図であり、図4は第1の実施形態における弁開度調整機構の要部を示す部分切り欠き立面図であり、図5は図1のV−V線矢視部分平断面図である。
図2に示すように、ボイラや原子炉などの蒸気発生装置1から主蒸気管50によって導かれた蒸気は、主蒸気止め弁2および蒸気加減弁3を通って、蒸気タービン4に導かれる。導かれた蒸気は、蒸気タービン4にて熱エネルギーから運動エネルギーに変換される。
蒸気加減弁3は、タービン制御信号に従って、弁開度を制御し、蒸気タービン4に流入する蒸気流量を調整する。なお蒸気加減弁3は、通常複数台(たとえば4弁)が並列するように設置され、たとえばノズルボックスを設けない全周噴射の原子力タービンにては複数台の全ての弁が制御装置(図示せず)からの制御信号により全く同一の開閉動作をする。
図3に示すように、蒸気加減弁3は、蒸気タービン4に供給される蒸気が流通する弁ケーシング8と、弁ケーシング8の上部を覆うスタンド10と、弁ケーシング8内で上下運動することによって弁開度が調整される弁体5を有する。弁閉時に弁体5と接触する位置に弁座7が取り付けられている。弁体5の上部には弁棒6が結合され、弁棒6はスタンド10部で弁ケーシング(弁箱ともいう)8を貫通して上方に延び、クロスヘッド40と結合されている。スタンド10の下部には、弁体5を上下に案内するガイドスリーブ9が配置されている。弁箱8の側面には主ばね箱12が固定され、主ばね箱12の下方に油筒組み立て体13が配置されている。
クロスヘッド40の上部には、クロスヘッド40を下方に付勢する圧縮コイルばねからなる上部ばね53が配置され、クロスヘッド40および上部ばね53を覆う上部ばね箱41がスタンド10に固定されている。
上部ばね箱41の上部には上部レバー支点用ブラケット42が固定され、上部レバー支点用ブラケット42に配置された第1の回転軸55の周りに揺動可能に上部レバー11が配置されている。クロスヘッド40の中央部に第2の回転軸56が配置され、この第2の回転軸56を介して下部レバー51が接続されている。上部レバー11には第3の回転軸57が配置され、この第3の回転軸57にはプッシュロッド59の上端が接続されている。プッシュロッド59の下端はピストンロッド31が結合されている。ピストンロッド31は主ばね箱12を貫通して油筒組み立て体13に接続されている。
テンションロッド61は、下部レバー51に配置された第4の回転軸60と、弁箱8に固定された第5の回転軸62の間で、両端回転自在に配置されている。また、上部レバー11の第1の回転軸55と第3の回転軸57の間に第6の回転軸64が配置され、下部レバー51の第2の回転軸56と第4の回転軸60の間に第7の回転軸65が配置されている。連接棒66は、第6の回転軸64と第7の回転軸65の間で、両端回転自在に配置されている。
主ばね箱12は、図4に示すように、円筒状のばね箱本体21と、ばね箱本体21の下部に固定された下部板(固定板)70を有する。主ばね箱12の中央を上下にピストンロッド31が貫通している。ピストンロッド31を囲むように、圧縮コイルばねである主ばね71が配置されている。主ばね71の上端は主ばね箱12に固定され、下端はばね受け72に固定されている。ばね受け72は、ピストンロッド31とともに主ばね箱12に対して上下にスライド可能である。
図1および図5に示すように、ばね箱本体21の側面には上下に延びるスリット75が形成され、このスリット75の周りを縁取るように枠状のプレート76が溶接されている。プレート76には枠板(枠部材)23が取り付けられている。枠板23はプレート76の開口部に沿って内側を覆い、長方形の開口部80を有し、しかも、外周に沿って延びて広がるつば部77を有する。つば部77には複数の貫通孔(図示せず)が形成され、この貫通孔を用いて、たとえば締め付けボルト78によって、枠板23をプレート76に取り付け、また取り外すことができる。
ばね受け72の外周にはガイドローラ20が取り付けられている。ガイドローラ20は、ばね箱本体21の半径方向(ピストンロッド31の軸に垂直な水平方向)を軸79とする円柱形であって、軸79の周りに回転しながら枠板23の開口部80に沿って、摺動可能である。枠板23の開口部80の幅はガイドローラ20の幅よりも若干大きい。主ばね71の螺旋の向きなどにより、ガイドローラ20は枠板23の開口部80のどちらか一方の側に接触して、その摩擦によって回転しながら上下に移動可能である。
この蒸気加減弁が最大開度になるとき、ガイドローラ20は、枠板23の開口部80の上端部に当接して止まる。この枠板23の上端の当接部は、ガイドローラ20がこれより上に行くのを阻止するガイドローラストッパ24を形成している。
枠板23は、たとえば、一枚の板から機械加工による削り出し、溶接構造等による一体構造とする。枠板23の材質は、たとえば、炭素鋼や合金鋼等、状況に応じて選択できる。また、ガイドローラ20とのストッパ部あるいは摺動部に窒化等の硬化処理を施工してもよい。嵌め込み構造とすることにより、枠板23に働く油筒組み立て体13からの開方向の力を枠板23のせん断力で受けることができる。枠板23のばね箱本体21に対する嵌め込みは、隙間嵌め、中間嵌め、締り嵌めの何れでもよい。
上記構成で、弁開動作では、図3の白抜き矢印で示すように、油筒組み立て体13のピストン(後述)が油圧で押し上げられることによってピストンロッド31が押し上げられ、それによってプッシュロッド59が押し上げられる。これにより、上部レバー11が図3で第1の回転軸55を支点として反時計回りに回動し、第6の回転軸64が引き上げられる。それにより、連接棒66が引き上げられるので、下部レバー51が図3で第4の回転軸60を支点として時計回りに回動し、クロスヘッド40、弁棒6および弁体5が引き上げられる。なお、このとき、主ばね71および上部ばね53は圧縮されて蓄勢される。
また、弁閉動作では、主ばね71および上部ばね53の復元力によって、弁開動作と逆向きの動作を行ない、クロスヘッド40、弁棒6および弁体5が下方に動く。
この実施形態では、枠板23の位置は、これに設けたガイド長穴(開口)の最上部が蒸気加減弁の予め規定された高開度でのガイドローラストッパ24となる位置に設定される。そして、設定後にボルト78等の締結部品を使用してばね箱本体21に固定される。これにより、高開度での蒸気加減弁の運転において、あらかじめ設定した最大開度位置に保持することが容易である。それによって、ガイドローラ20が目標位置をはさんで上下に動く頻度が少なくなるので、ガイドローラ20と摺動する部分およびガイドローラ20自体の磨耗が抑制される。さらに、高開度運転における弁の開閉動作の頻度が少なくなることから、蒸気加減弁の他の多数の可動部分での磨耗が軽減される。これにより、蒸気加減弁の長期に亘る信頼性を確保することが可能となる。
さらに、枠板23がばね箱本体21に対して着脱可能であるので、枠板23の磨耗が進んだときに適宜この部分だけを新品に取り替えることが容易である。これにより、修理期間が格段に短縮化され、プラントの安定運用が図れる。
[第2の実施形態]
つぎに、図6および図7を用いて本発明の第2の実施形態を説明する。ここで、図6は本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第2の実施形態における枠部材周辺を示す立面図であり、図7は図6のVII部拡大立面図である。
この実施形態では、枠板23の開口部80の上端で、ガイドローラ20に当接するガイドローラストッパ24が、部分正六角形状の凹部を形成している。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
この実施形態によれば、第1の実施形態に比べて、ガイドローラストッパ24とガイドローラ20との接触面積および接点が増加する。すなわち、この実施形態の場合、弁全開時のガイドローラ20との接点は3箇所となるのでガイドローラストッパ24にかかる荷重は1/3になる。これにより、蒸気加減弁連続高開度運用時のガイドローラストッパ24の磨耗を低減させることができる。
この実施形態の変形例として、枠板23の開口部80の上端の形状を部分正六角形状以外の多角形の凹部を形成してもよい。さらに別の変形例として、枠板23の開口部80の上端の形状を部分円形の凹部を形成してもよい。この場合には、接点数は1点であるが、もし磨耗が進展した場合にはガイドローラ20との接触面積がより大きく取れることになるため、ガイドローラストッパ24の磨耗低減効果をさらに大きくできる。
[第3の実施形態]
つぎに、図8ないし図10を用いて本発明の第3の実施形態を説明する。ここで、図8は本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第3の実施形態における枠部材周辺を示す立面図、図9は図8のIX部拡大立面図、図10は図9のX−X線矢視側断面図である。
この実施形態は第2の実施形態の変形例であって、枠板23の開口部80の上端で、ガイドローラ20に当接するガイドローラストッパ24が、枠板23と別体として形成され、たとえばボルト82によって枠板23に対して着脱可能に取り付けられている。ただし図9では、ボルト82について中心線のみを示している。その他の構成は第2の実施形態と同様である。
この実施形態によれば、ガイドローラストッパ24の磨耗時に当該ガイドローラストッパ24のみを交換することができる。そのため、交換作業の短縮化、簡素化を図ることができる。
たとえば、ガイドローラストッパ24が磨耗してガイドローラストッパ24の交換が必要になった場合でも、交換箇所がガイドローラストッパ24のみに限定されるため、一時的に蒸気加減弁の高開度運用を解除することにより、オンロードすなわち蒸気タービン運転中でも交換が可能となる。
なお、ガイドローラストッパ24のガイドローラ20との当接部は、円形その他の形状の凹部を有するものでもよいし、また、第1の実施形態(図1)のように平坦であってもよい。
[第4の実施形態]
つぎに、図11および図12を用いて本発明の第4の実施形態を説明する。ここで、図11は本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第4の実施形態における枠部材周辺を示す立面図であり、図12は図11のXII−XII線矢視拡大平断面図である。
この実施形態は第1の実施形態の変形例であって、枠板23の開口部80の内側長手方向に沿ってガイド部材26が、枠板23と別体として形成され、たとえばボルト83によって枠板23に対して着脱可能に取り付けられている。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
この実施形態によれば、枠板23のガイドローラ20との摺動部が磨耗したときに、ガイド部材26のみを交換できる。そのため、交換作業の短縮化、簡素化を図ることができる。また、第3の実施形態と同様に、一時的に蒸気加減弁の高開度運用を解除することにより、蒸気タービン運転中でも交換が可能となる。
[第5の実施形態]
つぎに、図13を用いて本発明の第5の実施形態を説明する。ここで、図13は本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第5の実施形態における弁開度調整機構の要部を示す部分切り欠き立面図である。
この実施形態では、ばね受け72の下面に単数または複数のばね受けストッパ25を取り付ける。ばね受け72の下面に対向して下部板70が配置され、下部板70のばね受けストッパ25に対応する位置に、ばね受けストッパ25が貫通する貫通孔91が形成されている。ばね受けストッパ25は、たとえばボルトであって、このボルトの頭部92は貫通孔91の下方にあり、貫通孔91はボルト頭部92が通り抜けない程度の大きさである。
この実施形態では、第1ないし第4の実施形態におけるガイドローラストッパ24は不要である。
この実施形態で、蒸気加減弁を所定の高開度にすると、ボルト頭部92が下部板70の下面に当接し、そこで弁開動作が止まる。これにより、第1ないし第4の実施形態と同様に、高開度での蒸気加減弁の運転において、あらかじめ設定した最大開度位置に保持することが容易である。また、これによって、ガイドローラ20が目標位置をはさんで上下に動く頻度が少なくなるので、ガイドローラ20と摺動する部分およびガイドローラ20自体の磨耗が抑制される。さらに、高開度運転における弁の開閉動作の頻度が少なくなることから、蒸気加減弁の他の多数の可動部分での磨耗が軽減される。これにより、蒸気加減弁の長期に亘る信頼性を確保することが可能となる。
また、本実施形態では、蒸気加減弁の高開度ストッパの位置調整に当たって、機器の分解等を必要としないため、蒸気タービン運転中にても容易に調整できるという効果も有する。
上記実施形態の変形例として、ばね受けストッパ25のボルトの代わりにスタッドを用い、ボルト頭部92の代わりにダブルナットを用いてもよい。
[第6の実施形態]
つぎに、図14および図15を用いて本発明の第6の実施形態を説明する。ここで、図14は本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第6の実施形態における弁開度調整機構の要部を示す部分切り欠き立面図であり、図15は図14のピストンストッパを取り出して示す斜視図である。
図14に示すように、油筒組み立て体13は、油圧シリンダ30と、その上部および下部にそれぞれ配置された上部ブロック95および下部ブロック96を有する。ピストンロッド31にピストン32が取り付けられ、ピストン32は油圧シリンダ30内で上下に往復運動できるようになっている。
油圧シリンダ30内には、その内面および上部ブロック95の下面に接する位置にピストンストッパ33が配置されている。ピストンストッパ33は、図15に示すように、縦に一つの切り込み97を有する円筒状で、弾性材料からできている。力をかけない状態のピストンストッパ33の外径は、油圧シリンダ30内径よりも若干大きく、ピストンストッパ33を油圧シリンダ30内に設置した状態では外側に拡がる力が働いて、油圧シリンダ30内面で固定されている。
この実施形態で、蒸気加減弁の弁開動作において、油圧シリンダ30内のピストン32の下面に矢印方向の油圧をかけるとピストン32が上昇する。所定の高開度位置に達すると、ピストン32の上端がピストンストッパ33の下端に当接し、ピストン32はそこで停止する。これにより、第5の実施形態と同様に、所定の高開度位置に保持することができる。
この実施形態の変形例として、ピストンストッパ33を切り込みのない円筒形として、これを締り嵌めで油圧シリンダ30内周に設置する方法も可能である。また、ピストンストッパ33を上部ブロック95と一体で形成する、あるいはボルト等にて上部ブロック95の下面または油圧シリンダ30の内面に取り付ける構造も取り得る。
なおこの実施形態で、ピストンストッパ33は油圧シリンダ30内面に圧入されていること、かつ油圧シリンダ30からは弁開方向以外の力が掛からないことより、蒸気加減弁が所定開度以下の時にはピストンストッパ33の設置位置が固定され、運転中にずり落ちてくるようなことはなく、油筒組み立て体13の動作を阻害することはない。
[第7の実施形態]
つぎに、図16および図17を用いて本発明の第7の実施形態を説明する。ここで、図16は本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第7の実施形態における弁開度調整機構の要部を示す部分切り欠き立面図であり、図17は図16のピストンストッパを取り出して示す斜視図である。
この実施形態は第6の実施形態の変形例であって、この実施形態では、ピストンストッパ34を、ピストン32の上面に接する位置でピストンロッド31に取り付ける。ピストンストッパ34は、図17に示すように、縦に一つの切り込み98を有する円筒状で、弾性材料からできている。力をかけない状態のピストンストッパ34の内径は、ピストンロッド31の外形よりも若干小さく、ピストンストッパ34をピストンロッド31に取り付けた状態では内側に縮まる力が働いて、ピストンロッド31外面で固定されている。
この実施形態で、蒸気加減弁の弁開動作において、油圧シリンダ30内のピストン32の下面に油圧をかけるとピストン32が上昇する。所定の高開度位置に達すると、ピストンストッパ34の上端が上部ブロック95の下端に当接し、ピストン32はそこで停止する。これにより、第6の実施形態と同様に、所定の高開度位置に保持することができる。
この実施形態の変形例として、ピストンストッパ34を切り込みのない円筒形として、これを締り嵌めでピストンロッド31の外周に設置する方法も可能である。また、ピストンストッパ34をピストンロッド31と一体で形成する、あるいはボルト等にてピストンロッド31またはピストン32の上面に取り付ける構造も取り得る。
なお、この実施形態では、ピストンストッパ34はシリンダロッド31に圧入されピストン32の上面に載っていることおよび運転中には弁開時の圧縮力しか受けないことより、ピストンストッパ34が運転中にずれ上がるようなことはなく、油筒組み立て体13の動作を阻害することはない。
[第8の実施形態]
つぎに、図18を用いて本発明の第8の実施形態を説明する。ここで、図18は本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第8の実施形態を示す部分切り欠き立面図である。
この実施形態では、上部ばね箱41内に上端部に円筒形あるいは円柱形状のクロスヘッドストッパ43を配置している。
この実施形態で、蒸気加減弁が所定の高開度以上になろうとすると、上部ばね53が圧縮してクロスヘッド40の上方に取り付けられたばね受けが上昇するが、クロスヘッドストッパ43により所定の開度で止まる。このため、第5ないし第7の実施形態の場合と同様に、蒸気加減弁を所定の高開度位置に保持することができる。
さらに、上部レバー支点用ブラケット42は、上方ばね箱41にボルトで取り付けられているため、クロスヘッドストッパ43の高さの調整が必要な場合には、比較的簡単に短時間で異なる高さのクロスヘッドストッパ43と交換することが可能である。
[他の実施形態]
以上説明した実施形態は単なる例示であって、本発明はこれらに限定されるものではない。たとえば、上記実施形態の種々の特徴を組み合わせてもよい。
本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第1の実施形態における枠部材周辺を示す立面図であって図4のI方向矢視図。 本発明に係る蒸気加減弁を含む蒸気タービン設備の実施形態の模式的系統図。 本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第1の実施形態を示す部分切り欠き立面図。 本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第1の実施形態における弁開度調整機構の要部を示す部分切り欠き立面図。 図1のV−V線矢視部分平断面図。 本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第2の実施形態における枠部材周辺を示す立面図。 図6のVII部拡大立面図。 本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第3の実施形態における枠部材周辺を示す立面図。 図8のIX部拡大立面図。 図9のX−X線矢視側断面図。 本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第4の実施形態における枠部材周辺を示す立面図。 図11のXII−XII線矢視拡大平断面図。 本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第5の実施形態における弁開度調整機構の要部を示す部分切り欠き立面図。 本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第6の実施形態における弁開度調整機構の要部を示す部分切り欠き立面図。 図14のピストンストッパを取り出して示す斜視図。 本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第7の実施形態における弁開度調整機構の要部を示す部分切り欠き立面図。 図16のピストンストッパを取り出して示す斜視図。 本発明に係る蒸気タービン用蒸気加減弁の第8の実施形態を示す部分切り欠き立面図。
符号の説明
1:蒸気発生装置、 2:主蒸気止め弁、 3:蒸気加減弁、 4:蒸気タービン、 5:弁体、 6:弁棒、 7:弁座、 8:弁ケーシング(弁箱)、 9:ガイドスリーブ、 10:スタンド、 11:上部レバー、 12:主ばね箱、 13:油筒組み立て体、 20:ガイドローラ、 21:ばね箱本体、 23:枠板(枠部材)、 24:ガイドローラストッパ、 25:ばね受けストッパ、 26:ガイド部材、 30:油圧シリンダ、 31:ピストンロッド、 32:ピストン、 33、34:ピストンストッパ、 40:クロスヘッド、 41:上部ばね箱、 42:上部レバー支点用ブラケット、 43:クロスヘッドストッパ、 50:主蒸気管、 51:下部レバー、 53:上部ばね、 55:第1の回転軸、 56:第2の回転軸、 57:第3の回転軸、 59:プッシュロッド、 60:第4の回転軸、 61:テンションロッド、 62:第5の回転軸、 64:第6の回転軸、 65:第7の回転軸、 66:連接棒、 70:下部板(固定板)、 71:主ばね、 72:ばね受け、 75:スリット、 76:プレート、 77:つば部、 78:締め付けボルト、 79:軸、 80:開口部、 82、83:ボルト

Claims (14)

  1. 蒸気タービンに供給される蒸気が流通する弁箱と、
    前記弁箱内で往復運動をして弁開度を調節する弁体と、
    前記弁箱を貫通して前記弁体を駆動する弁棒と、
    前記弁箱外に配置されて前記弁棒と係合して弁棒を駆動するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、
    前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、
    前記ピストンロッドの軸方向の一部を周方向に取り囲んで該ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、
    前記主ばねの第1の端部が固定されてその主ばねの外周を取り囲み、軸方向に延びるスリットを有する主ばね箱と、
    前記主ばねの第2の端部に固定されて前記主ばね箱に対して軸方向に往復運動可能なばね受けと、
    前記ばね受けの外周部に取り付けられ、前記スリット内で、前記ピストンロッドの軸方向に対して垂直な方向の回転軸の周りに回転可能なガイドローラと、
    前記スリットの内側に着脱可能に取り付けられ、前記スリットの側面および、弁最大開時に前記ガイドローラが当接するスリットの端部で前記スリットを囲むように配置された枠部材と、
    を有する蒸気タービン用蒸気加減弁であって、
    前記弁最大開時に前記ガイドローラが当接する前記枠部材の端部が、前記ガイドローラの当接面の形状に合わせた部分多角形または部分円形の凹部を有すること、を特徴とする蒸気タービン用蒸気加減弁。
  2. 前記枠部材は前記主ばね箱の外側面に沿って広がるつば部を有し、このつば部を前記主ばね箱に固定することによって前記枠部材を主ばね箱に固定できる構造であること、を特徴とする請求項1に記載の蒸気タービン用蒸気加減弁。
  3. 蒸気タービンに供給される蒸気が流通する弁箱と、
    前記弁箱内で往復運動をして弁開度を調節する弁体と、
    前記弁箱を貫通して前記弁体を駆動する弁棒と、
    前記弁箱外に配置されて前記弁棒と係合して弁棒を駆動するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、
    前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、
    前記ピストンロッドの軸方向の一部を周方向に取り囲んで該ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、
    前記主ばねの第1の端部が固定されてその主ばねの外周を取り囲み、軸方向に延びるスリットを有する主ばね箱と、
    前記主ばねの第2の端部に固定されて前記主ばね箱に対して軸方向に往復運動可能なばね受けと、
    前記ばね受けの外周部に取り付けられ、前記スリット内で、前記ピストンロッドの軸方向に対して垂直な方向の回転軸の周りに回転可能なガイドローラと、
    前記スリットの内側に着脱可能に取り付けられ、前記スリットの側面および、少なくとも弁最大開時に前記ガイドローラが当接するスリットの端部で前記スリットを囲むように配置された枠部材と、
    を有する蒸気タービン用蒸気加減弁であって、
    前記枠部材は、前記スリットを囲む枠板と、前記弁最大開時に前記ガイドローラが当接する端部に取り付けられて前記枠板と分離して着脱可能なガイドローラストッパと、を含むことを特徴とする蒸気タービン用蒸気加減弁。
  4. 蒸気タービンに供給される蒸気が流通する弁箱と、
    前記弁箱内で往復運動をして弁開度を調節する弁体と、
    前記弁箱を貫通して前記弁体を駆動する弁棒と、
    前記弁箱外に配置されて前記弁棒と係合して弁棒を駆動するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、
    前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、
    前記ピストンロッドの軸方向の一部を周方向に取り囲んで該ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、
    前記主ばねの第1の端部が固定されてその主ばねの外周を取り囲み、軸方向に延びるスリットを有する主ばね箱と、
    前記主ばねの第2の端部に固定されて前記主ばね箱に対して軸方向に往復運動可能なばね受けと、
    前記ばね受けの外周部に取り付けられ、前記スリット内で、前記ピストンロッドの軸方向に対して垂直な方向の回転軸の周りに回転可能なガイドローラと、
    前記スリットの内側に着脱可能に取り付けられ、前記スリットの側面および、少なくとも弁最大開時に前記ガイドローラが当接するスリットの端部で前記スリットを囲むように配置された枠部材と、
    を有する蒸気タービン用蒸気加減弁であって、
    前記枠部材は、前記スリットを囲む枠板と、前記ガイドローラが摺動してそのガイドローラがガイドされ、前記枠板と分離して着脱可能なガイド部材と、を含むことを特徴とする蒸気タービン用蒸気加減弁。
  5. 蒸気タービンに供給される蒸気が流通する弁箱と、
    前記弁箱内で往復運動をして弁開度を調節する弁体と、
    前記弁箱を貫通して前記弁体を駆動する弁棒と、
    前記弁箱外に配置されて前記弁棒と係合して弁棒を駆動するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、
    前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、
    前記ピストンロッドの軸方向の一部を周方向に取り囲んで該ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、
    前記主ばねの第1の端部が固定されてその主ばねの外周を取り囲み、軸方向に延びるスリットを有する主ばね箱と、
    前記主ばねの第2の端部に固定されて前記主ばね箱に対して軸方向に往復運動可能なばね受けと、
    前記主ばね箱に対して固定され、前記ばね受けに対して前記主ばねの反対側に配置された固定板と、
    前記固定板およびばね受けに係合し、弁最大開時に前記固定板とばね受けの間の間隔が所定距離よりも大きくなるのを阻止するばね受けストッパと、
    を有することを特徴とする蒸気タービン用蒸気加減弁。
  6. 前記ばね受けストッパは、前記固定板に形成された貫通孔を貫通して前記ばね受けに固定された棒状部と、前記固定板に対して前記ばね受けの反対側で前記棒状部に取り付けられて前記貫通孔を通り抜けない程度の大きさを有する係合部と、を有し、
    前記弁最大開時に前記係合部と前記固定板とが当接して、これにより、前記固定板とばね受けの間の間隔が所定距離よりも大きくなるのを阻止するように構成されていること、
    を特徴とする請求項5に記載の蒸気タービン用蒸気加減弁。
  7. 蒸気タービンに供給される蒸気が流通する弁箱と、
    前記弁箱内で往復運動をして弁開度を調節する弁体と、
    前記弁箱を貫通して前記弁体を駆動する弁棒と、
    前記弁箱外に配置されて前記弁棒と係合して弁棒を駆動するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、
    前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、
    前記ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、
    前記油圧シリンダ内に配置されて弁最大開時に前記ピストンが前記油圧シリンダ内でさらに弁開方向へ動くのを阻止するピストンストッパと、
    を有することを特徴とする蒸気タービン用蒸気加減弁。
  8. 前記ピストンストッパは、前記油圧シリンダの内側に固定され、弁最大開時に前記ピストンとピストンストッパが当接するように構成されていること、を特徴とする請求項7に記載の蒸気タービン用蒸気加減弁。
  9. 前記ピストンストッパは前記ピストンまたはピストンロッドに固定されていること、を特徴とする請求項7に記載の蒸気タービン用蒸気加減弁。
  10. 前記ピストンストッパは、軸方向に切り込みを有する筒状の弾性部材を有すること、を特徴とする請求項8または請求項9に記載の蒸気タービン用蒸気加減弁。
  11. 蒸気タービンに供給される蒸気が流通する弁箱と、
    前記弁箱内で往復運動をして弁開度を調節する弁体と、
    前記弁箱を貫通して前記弁体を駆動する弁棒と、
    前記弁箱外に配置されて前記弁棒と係合して弁棒を駆動するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、
    前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、
    前記ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、
    前記弁棒に接合されて往復運動するクロスヘッドと、
    前記弁箱に固定された上部ばね箱と、
    前記上部ばね箱内に収容されて前記クロスヘッドの一端を弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである上部ばねと、
    前記上部ばね箱内に収容されて、弁最大開時に前記クロスヘッドの上端を下方に押すことによって前記上部ばねがさらに圧縮されるのを阻止するクロスヘッドストッパと、
    を有することを特徴とする蒸気タービン用蒸気加減弁。
  12. 蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を調整する弁開度調整機構において、
    前記蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を変えるために弁棒を往復駆動するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、
    前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、
    前記ピストンロッドの軸方向の一部を周方向に取り囲んで該ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、
    前記主ばねの第1の端部が固定されてその主ばねの外周を取り囲み、軸方向に延びるスリットを有する主ばね箱と、
    前記主ばねの第2の端部に固定されて前記主ばね箱に対して軸方向に往復運動可能なばね受けと、
    前記ばね受けの外周部に取り付けられ、前記スリット内で、前記ピストンロッドの軸方向に対して垂直な方向の回転軸の周りに回転可能なガイドローラと、
    前記スリットの内側に着脱可能に取り付けられ、前記スリットの側面および、少なくとも弁最大開時に前記ガイドローラが当接するスリットの端部で前記スリットを囲むように配置された枠部材と、
    を有する弁開度調整機構であって、
    前記弁最大開時に前記ガイドローラが当接する前記枠部材の端部が、前記ガイドローラの当接面の形状に合わせた部分多角形または部分円形の凹部を有すること、を特徴とする弁開度調整機構。
  13. 蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を調整する弁開度調整機構において、
    前記蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を変えるために弁棒を往復駆動するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、
    前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、
    前記ピストンロッドの軸方向の一部を周方向に取り囲んで該ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、
    前記主ばねの第1の端部が固定されてその主ばねの外周を取り囲み、軸方向に延びるスリットを有する主ばね箱と、
    前記主ばねの第2の端部に固定されて前記主ばね箱に対して軸方向に往復運動可能なばね受けと、
    前記主ばね箱に対して固定され、前記ばね受けに対して前記主ばねの反対側に配置された固定板と、
    前記固定板およびばね受けに係合し、弁最大開時に前記固定板とばね受けの間の間隔が所定距離よりも大きくなるのを阻止するばね受けストッパと、
    を有することを特徴とする弁開度調整機構。
  14. 蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を調整する弁開度調整機構において、
    前記蒸気タービン用蒸気加減弁の開度を変えるために弁棒を往復駆動するピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに結合されて往復運動をするピストンと、
    前記ピストンを収容して油圧により前記ピストンを弁開方向に駆動するための油圧シリンダと、
    前記ピストンロッドを弁閉方向に付勢する圧縮コイルばねである主ばねと、
    前記油圧シリンダ内に配置されて弁最大開時に前記ピストンが前記油圧シリンダ内でさらに弁開方向へ動くのを阻止するピストンストッパと、
    を有することを特徴とする弁開度調整機構。
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