JP4878999B2 - 油圧装置の制御方式 - Google Patents

油圧装置の制御方式 Download PDF

Info

Publication number
JP4878999B2
JP4878999B2 JP2006320642A JP2006320642A JP4878999B2 JP 4878999 B2 JP4878999 B2 JP 4878999B2 JP 2006320642 A JP2006320642 A JP 2006320642A JP 2006320642 A JP2006320642 A JP 2006320642A JP 4878999 B2 JP4878999 B2 JP 4878999B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
hydraulic cylinder
servo
servo pump
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006320642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008133903A (ja
Inventor
信行 川端
日出好 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINOHARA PRESS SERVICE CO., LTD.
Original Assignee
SHINOHARA PRESS SERVICE CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINOHARA PRESS SERVICE CO., LTD. filed Critical SHINOHARA PRESS SERVICE CO., LTD.
Priority to JP2006320642A priority Critical patent/JP4878999B2/ja
Publication of JP2008133903A publication Critical patent/JP2008133903A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4878999B2 publication Critical patent/JP4878999B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

本発明は、油圧シリンダ、制御弁、油圧ポンプ等で構成される油圧装置の制御方式に関する。
プレス等の工作機械をはじめ、各種機械に油圧装置が広く使用されている。従来の油圧装置ではアクチュエータである油圧シリンダを各種の制御弁を介して油圧配管により油圧ポンプに接続し、さまざまな作動を行わせていたが、近年、DDV(Direct Drive Volume Control)型サーボポンプが開発された。これは図7に示すように、交流サーボモータに両回転のピストンポンプ1を直結し、サーボモータの回転方向、回転数およびトルクを制御することによりアクチュエータの前進・後退、速度および加圧力を制御するようにしたもので、符号8で示す油圧シリンダ1本ごとにこのユニットを用意すれば、油の発熱が少なく、精度の安定した油圧制御が実現する。したがって従来の油圧装置における油圧ポンプ、方向制御弁、油圧配管に代えて、各シリンダにそれぞれDDV型サーボポンプを配置すれば、同じ機能が簡単な構成で実現できる。
サーボモータはサーボアンプで制御する。サーボアンプを加えたDDV型サーボポンプの価格は、例えば15kWのもので1台220万円、25kWのもので360万円とかなり高いのが実情で、現状では大容量のものほど高価であり、またあまり大容量のものは製造されていないので、大型機械には採用できないという問題点もある。
一方、油圧装置においては、例えばプレス機械の場合、型を開いたり、ワークに近づけたりする場合、低負荷で高速に移動することが望ましく、逆に加工を行っている状態では移動量は少ないから低速でよいが高い負荷がかかる。DDV型サーボポンプを採用しようとすると、低負荷の高速移動のために大容量のユニットを用意しなければならず、きわめて不経済である。
本発明は、複数基の油圧シリンダと同数のDDV型サーボポンプを備える油圧装置において、各油圧シリンダ、サーボポンプの接続を直列、並列に切り替えることによって小容量のDDV型サーボポンプを有効に利用して高負荷の低速移動と、低負荷の高速移動とを切り替えて運転できるようにした油圧装置の制御方式を実現することを目的とする。
本発明は、複数基の両ロッド式の油圧シリンダと同数のDDV型サーボポンプを備える油圧装置において、前記複数基の油圧シリンダと同数のDDV型サーボポンプをそれぞれ順番に配置し、各油圧シリンダ間を、前位の油圧シリンダのボトム側と次位の油圧シリンダのトップ側とを順次直列に接続してその連絡配管に切替遮断弁を設けるとともに各サーボポンプと先頭の油圧シリンダのトップ側を結ぶ配管、および各サーボポンプと末端の油圧シリンダのボトム側を結ぶ配管を除き、各サーボポンプと各油圧シリンダを結ぶ残りの配管のそれぞれに方向制御弁を設け、各油圧シリンダのトップ側とボトム側とを順次直列に接続し、各サーボポンプの吐出油を合流させて行う高速の前進・後退と、各油圧シリンダの連絡配管を遮断し、それぞれのサーボポンプに独立に接続して行う低速高負荷の前進・後退とを前記切替遮断弁ならびに方向制御弁の切り替えで行わせるようにしたことを特徴とする油圧装置の制御方式である。
本発明によれば、小容量のDDV型サーボポンプを複数基使用することによって、大容量で精度のよい油圧装置を安価に構成することができるという、すぐれた効果を奏する。
本発明においては、複数基の油圧シリンダおよび同数のサーボポンプの接続を切り替えて、スライドを高速に移動させる場合は各シリンダのトップ側とボトム側とを順次直列に接続し、全サーボポンプの吐出油を合流させて行い、大きい力を出させる場合は各シリンダを並列に、すなわちそれぞれのサーボポンプに独立に接続して、低速ではあるが合計力で押圧するようにして、大容量のDDV型サーボポンプに代えて、小容量のものを複数基使用して精度のよい油圧装置を実現することができる。
ピストンの両側で油の流量がバランスしなければならないから、油圧シリンダはいわゆる両ロッド式を使用する必要がある。
前進・後退はサーボモータを正転または逆転させることにより行う。
本発明の第1の実施例を図面により説明する。図1は、2基の油圧シリンダ81、82でスライド(ラム)9を前進、後退させる油圧装置で、油圧源として油圧シリンダと同数のDDV型サーボポンプ11、12が備えられている。油圧シリンダとDDV型サーボポンプとの間には図7に示したものと同じ直結配管があるが、これらサーボポンプ11、12の吐出口とシリンダ81、82を結ぶ配管のそれぞれ一方には2−ポジションの方向制御弁21、22が挿入されている。
また油圧シリンダ81のトップ側(ロッド側)と油圧シリンダ82のボトム側(反ロッド側)とは連絡配管により接続され、連絡配管には切替遮断弁31が設けられている。41、42は戻り油量の大きい場合に油をタンクへ流すパイロット逆止弁である。
以下これらの制御弁の切替方法を説明するが、図1の各制御弁のポジションには、高速H、低速Lの符号を付してある。
図2は図1に示した油圧装置において、スライド9を高速で前進させる場合である。プレス機械であれば、スライドの待機位置から加工位置までの移動に相当する。なお、この図2から後の図5までは、配管を接続させた位置によって各切替弁のそのときのポジションを示している。
方向制御弁21、22、切替遮断弁31はいずれもH位置である。
この状態において、サーボポンプ12の吐出油は方向制御弁22を通過してA点に向かい、サーボポンプ11の吐出油と合流してシリンダ81のボトム側に流入し、ピストンを高速で左方向に移動させる。押し出されたピストン左側の油は切替遮断弁31を通過してシリンダ82のボトム側に流入し、同じくピストンを左方向に移動させる。押し出されたピストン左側の油は直結配管でサーボポンプ12に戻るとともに、パイロット逆止弁42を通過してタンクに戻る。
この状態では2基のシリンダ81、82は直列に接続されており、2台分のサーボポンプの油が協同してそれぞれのシリンダを作動させるから、本来のサーボポンプの容量の2倍の速度でスライドを動かすことができる。
図3はスライドを高速で後退させる場合の状態を示す。各方向制御弁および遮断弁のポジションは図2と同じH位置であるが、サーボモータを逆転させている。サーボポンプ11の吐出油は方向制御弁21を通過してB点に向かい、サーボポンプ12の吐出油と合流してシリンダ82のトップ側に流入し、最終的に押し出されたシリンダ81のピストン右側の油は直結配管でサーボポンプ11に戻るとともに、パイロット逆止弁41を通過してタンクに戻る。
図4はスライドを低速で前進させる場合、すなわち高負荷のプレス加工などの本来の作業を行う場合である。方向制御弁21、22、切替遮断弁31はいずれもL位置である。切替遮断弁31がLポジションをとって回路をブロックしているので、シリンダ81、82は縁が切られ、各シリンダ81、82、サーボポンプ11、12はそれぞれシリンダ毎に図7で示した独立の油圧回路を形成している。2基の油圧回路が並列になって、合計力でスライド9を移動させる。押圧力は個々のシリンダの2倍となるが、流量は増えないので移動速度は増加しない。図5は同じ低速回路で、移動方向が後退の場合である。成形型で引き抜き力を必要とする場合などに使用する。各方向制御弁および遮断弁のポジションは図4と同じL位置であるが、サーボモータを逆転させている。
本発明の第2の実施例を図6により説明する。この実施例ではシリンダが81〜84と4基あり、したがってDDV型サーボポンプも11〜14の4基がある。各シリンダ間には切替遮断弁31〜33が備えられ、第1の実施例と同様の切り替え操作により各シリンダを直列、または並列に接続して、高負荷の低速移動と、低負荷の高速移動とを切り替えて運転できるようになっている。なお、中間のサーボポンプ12、13とシリンダ82、83を結ぶ配管にはそれぞれに方向制御弁が必要であるが、両端のサーボポンプ11、14とシリンダ81、84を結ぶ配管は2本のうち一方のみに方向制御弁を設ければよい。
このようにして、複数基のDDV型サーボポンプを組み合わせ使用して精度のよい大容量の油圧装置を実現することができる。
本発明の第1の実施例の油圧装置を示す油圧配管図である。 図1の油圧装置においてシリンダを高速前進させる場合を示す油圧配管図である。 図1の油圧装置においてシリンダを高速後退させる場合を示す油圧配管図である。 図1の油圧装置においてシリンダを高負荷前進させる場合を示す油圧配管図である。 図1の油圧装置においてシリンダを高負荷後退させる場合を示す油圧配管図である。 本発明の第2の実施例の油圧装置を示す油圧配管図である。 従来公知のDDV型サーボポンプの説明図である。
符号の説明
1、11〜14 DDV型サーボポンプ
8、81〜84 油圧シリンダ
9 スライド
21〜26 方向制御弁(2−ポジション)
31〜34 切替遮断弁(2−ポジション)
41、42 パイロット逆止弁

Claims (1)

  1. 複数基の両ロッド式の油圧シリンダと同数のDDV型サーボポンプを備える油圧装置において、
    前記複数基の油圧シリンダと同数のDDV型サーボポンプをそれぞれ順番に配置し、
    各油圧シリンダ間を、前位の油圧シリンダのボトム側と次位の油圧シリンダのトップ側とを順次直列に接続してその連絡配管に切替遮断弁を設けるとともに
    各サーボポンプと先頭の油圧シリンダのトップ側を結ぶ配管、および各サーボポンプと末端の油圧シリンダのボトム側を結ぶ配管を除き、各サーボポンプと各油圧シリンダを結ぶ残りの配管のそれぞれに方向制御弁を設け
    各油圧シリンダのトップ側とボトム側とを順次直列に接続し、各サーボポンプの吐出油を合流させて行う高速の前進・後退と、
    各油圧シリンダの連絡配管を遮断し、それぞれのサーボポンプに独立に接続して行う低速高負荷の前進・後退と
    を前記切替遮断弁ならびに方向制御弁の切り替えで行わせるようにしたことを特徴とする油圧装置の制御方式。
JP2006320642A 2006-11-28 2006-11-28 油圧装置の制御方式 Active JP4878999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006320642A JP4878999B2 (ja) 2006-11-28 2006-11-28 油圧装置の制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006320642A JP4878999B2 (ja) 2006-11-28 2006-11-28 油圧装置の制御方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008133903A JP2008133903A (ja) 2008-06-12
JP4878999B2 true JP4878999B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=39558891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006320642A Active JP4878999B2 (ja) 2006-11-28 2006-11-28 油圧装置の制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4878999B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS591903A (ja) * 1982-06-24 1984-01-07 三菱重工業株式会社 蒸気発生装置
JPS63119901A (ja) * 1986-11-06 1988-05-24 Nkk Corp H形粗形鋼片の造形方法
JPH07155999A (ja) * 1993-09-02 1995-06-20 Maschinenfabrik Mueller Weingarten Ag 液圧プレスの駆動を制御するための方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008133903A (ja) 2008-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3648245B2 (ja) プレスのための液圧駆動装置
US10626889B2 (en) Hydraulic system
EP2980324B1 (en) Hydraulic system for construction equipment
JP6899627B2 (ja) 流体回路および流体回路を有する機械
EP3690258B1 (en) Hydraulic device
CN203879827U (zh) 一种伺服驱动液压***
CN210034023U (zh) 一种快换装置液压控制***
JP4953946B2 (ja) 射出成形機の油圧駆動方法及び装置
JP4878999B2 (ja) 油圧装置の制御方式
CN105782154A (zh) 液压加工机及其液压***以及该液压***的控制方法
JP5147120B2 (ja) 射出成形機
JP6639130B2 (ja) 建設機械用油圧回路および建設機械
CN110831750B (zh) 用于控制液压缸切换的装置
JP2005325959A (ja) 電気油圧アクチュエータ
CN216666065U (zh) 同步控制阀、液压控制***及作业机械
JP2013145035A (ja) 建設機械のエネルギ回生装置
RU2457951C2 (ru) Гидравлический пресс
CN102562700B (zh) 煤矿全液压坑道钻机用组合式多路换向阀
JP5512574B2 (ja) 射出成形機
CN112943718B (zh) 逻辑阀作为减压阀的多级调压***及方法
CN104373404A (zh) 复合动作的控制***和方法、以及起重机
CN107850093A (zh) 液压机组以及操作该液压机组的方法
CN103047204B (zh) 工程机械及其液控操作***、方法
JP4256352B2 (ja) 射出成形機
JP2007192339A (ja) ジャッキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111014

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111025

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4878999

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250