JP4878224B2 - 光沢画像形成システム、及び光沢画像形成装置 - Google Patents

光沢画像形成システム、及び光沢画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成面に樹脂層を備えた記録材に光沢画像を形成する光沢画像形成システム、及び画像形成面に樹脂層を備えた記録材に光沢画像を形成する光沢画像形成装置に関する。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等、主として電子写真方式を用いた画像形成装置が広く知られている。白黒のみならず、フルカラーの画像形成を行うものも多く商品化されている。また、画像形成装置が様々な分野で使用されるのに伴い、画質に対する要求も益々高度なものとなっている。ここで、特にフルカラー画像の画像品位を上げる要素として、光沢度の均一性の向上が求められている。光沢度を決定付ける要因の一つとしては、出力画像の平滑性が挙げられる。
このようなニーズに対して、特許文献1や2には、画像形成面に熱可塑性樹脂からなる透明樹脂層を設けた記録材を用い、これに、熱可塑性樹脂からなるカラートナーを転写し、加熱、溶融することによりカラー画像を形成する画像形成方法が開示されている。上記のように透明樹脂層を設けた記録材を以下、樹脂メディアと記す。
このような樹脂メディアを用いれば、トナー像の定着手段として、冷却装置を用いない一般的な熱ローラ定着装置を用いても、高光沢な画像が得られる。熱ローラ定着装置は、所定の温度に維持された定着ローラ(熱ローラ)と、前記定着ローラに圧接する弾性加圧ローラとによって未定着トナー像が形成された記録材を挟持搬送することにより未定着トナー像を記録材面に熱と圧力で定着するものである。
しかしながら、熱ローラ定着装置を用いた場合には、平滑性を損なうトナーの段差を減少させることが難しい。その理由はトナー段差を減少させるには充分な熱と圧力を加えなければならないが、それによりトナーが充分に溶けた状態になると定着ローラへの粘着力が増して、定着ローラへ樹脂メディアが巻きついたり、トナーがオフセットしたりしてしまう。また、定着ローラを通過する短時間の加熱によりトナーと溶かすためには、定着ローラ表面はトナー像を包み込んで全体から加熱できるようにローラ表面は低硬度であることが好ましい。その場合、トナーを樹脂メディアに埋め込むような圧力を加えることできない構成となってしまう。
以上のような理由から樹脂メディアを用いた画像形成に望ましい定着装置として、定着ベルトを備えた冷却分離系の定着装置が提案されている。特許文献3や4に記載のベルト定着装置は、未定着トナー像を担持した樹脂メディアを耐熱フィルムからなる定着ベルトで押圧加熱する。そして、その樹脂メディアを定着ベルトに密着させたままの状態で冷却してトナー像を固化させ、トナー像が定着した樹脂メディアを定着ベルトから剥離するという構成を取っている。
このような定着装置の冷却温度としては、トナーの融点以下であることが好ましく、より好ましくは、トナーのガラス転移点温度Tg以下である。
トナーは、融点よりも下の温度では、かなり高い弾性率を示し、やや固まった状態といえる。ガラス転移点温度Tgよりも低くなると弾性率はほぼ変化せず固化した状態といえる。
理想的には、ガラス転移点温度Tg以下が好ましいが、冷却能力を高めたり、冷却のための距離を十分に確保するのが好ましい。しかしながら、この場合、装置が大型化したり、ファンの能力を高めるために、コストアップやエネルギー効率の低下に繋がってしまう。つまり、必ずしもガラス転移点温度Tg以下にならなくても、トナーの融点以下の温度まで冷却して定着ベルトから分離させるようにした定着装置もある。
これにより、トナー像は樹脂メディアの透明樹脂層に埋め込まれた状態で定着され、記録材表面上の透明樹脂層とトナー像とは、共に定着ベルト表面形状にならって凝固し、記録材全面が平滑な面となるので、光沢性に優れたカラー画像を得る事ができる。
また、樹脂メディアについては、特許文献5により詳しく記載されており、ガラス転移温度が85℃以下である熱可塑性樹脂を主成分とする樹脂層を厚さが10μm程度塗工した電子写真用記録材が提案されている。
特開昭64−35452号公報 特開平05−216322号公報 特開平04−216580号公報 特開平04−362679号公報 特開2003−084477号公報
しかしながら、上記のような樹脂メディアとベルト定着装置を用いた、高光沢な画像形成においては、下記のようないくつかの問題が発生することがある。
まず、樹脂メディアの表面樹脂層を所望の平滑面にするために、必要な熱と圧力を加えなければならない。しかし、加熱、および、加圧を増やすとトナー像も加熱され、過度の加熱を受けるとトナーが溶け過ぎて定着ベルトにオフセットしたり、樹脂メディアの樹脂層表面に流れて画像が滲んでしまったりする。さらには、樹脂メディアの樹脂層とともにトナーの位置がずれて画像が乱れる、といった問題が発生する。
課題となるトナー段差、画像にじみ、記録材の光沢について、図10の模式図を用いて説明する。Pは樹脂メディアであり、コート紙P1を基材とし、その画像形成面に、光沢化層(トナー受容層)としての熱可塑性樹脂の透明樹脂層P2を形成したものである。(a)の定着前の状態のように、記録材P上に転写された未定着のトナー像tは数μm〜十数μmの高さを持っている。そして、ベルト定着装置では、(b)の理想的な定着状態のように、トナー像tが樹脂メディアの樹脂層P2に完全に溶けて平滑になり、高光沢画像が得られることを目指している。ところが、表層が低硬度のゴム表層などを用いた熱ローラ定着によって定着した場合、または、ベルト定着装置においても定着ベルトの表層材料の硬度を下げていくと、(c)に示すようにトナー段差がほとんど減少しない。また、加熱が不十分であると、記録材の表面にトナーが十分溶け込まずに、(c)のように段差が残るといった問題が発生する。また、加熱しすぎると、(d)のように、トナー像tがつぶれすぎて、幅が広くなり画像がぼやけてしまう(以下「にじみ」という)。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものである。その目的は、樹脂メディアと冷却分離系のベルト定着を用いて高光沢な画像形成物を得る光沢化処理において、トナー段差や、にじみといった上記課題を克服し、画像不良がなく、高光沢な好ましいトナー画像を得ることにある。
上記目的を達成するための本発明に係る光沢画像形成システムの代表的な構成は、画像形成面に樹脂層を備えた記録材に光沢画像を形成する光沢画像形成システムにおいて、記録材の樹脂層に形成された未定着トナー像を記録材に定着する熱定着器と、前記熱定着器により記録材の樹脂層上に定着されたトナー像をトナーのガラス転移点温度よりも低い温度のローラ対により加圧する圧力定着器と、トナーのガラス転移点温度よりも高い温度に維持され、前記圧力定着器により記録材の樹脂層に埋め込まれたトナー像を樹脂層とともにニップ部にて軟化させる光沢ベルトと、前記光沢ベルトに密着したまま移動する記録材を光沢ベルトから分離する前に冷却する冷却器と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る光沢画像形成装置の代表的な構成は、画像形成面に樹脂層を備えた記録材に光沢画像を形成する光沢画像形成装置において、記録材の樹脂層に形成された未定着トナー像を記録材に定着する熱定着器と、前記熱定着器により記録材の樹脂層上に定着されたトナー像をトナーのガラス転移点温度よりも低い温度のローラ対により加圧する圧力定着器と、トナーのガラス転移点温度よりも高い温度に維持され、前記圧力定着器により記録材の樹脂層に埋め込まれたトナー像を樹脂層とともにニップ部にて軟化させる光沢ベルトと、前記光沢ベルトに密着したまま移動する記録材を光沢ベルトから分離する前に冷却する冷却器と、を有することを特徴とする。
本発明の光沢画像形成システムおよび光沢画像形成装置によれば、画像不良がなく、高光沢な好ましいトナー画像を得ることができる。
(1)画像形成部
図1は本実施例における光沢画像形成装置の概略構成を示す模式図である。この画像形成装置は、4連ドラム方式(インライン方式、タンデム方式)のフルカラー電子写真記録装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機)である。まず、画像形成部について説明する。
100は記録装置本体(以下、装置本体と記す)、200は装置本体100の図面上右側面側に連設した大容量給紙ユニット、300と400は装置本体100の図面上左側面側に順次に連設した圧力定着ユニットとベルト定着ユニットである。圧力定着ユニット300には圧力定着器F2を、ベルト定着ユニット400にはベルト定着器F3を内蔵させてある。上記の大容量給紙ユニット200、圧力定着ユニット300、ベルト定着ユニット400は、装置本体100に対して組み合わせて使用されるオプションナルな機能装置として構成されている。
装置本体100には、図面上右から左に水平方向に並べて、第1〜第4の電子写真画像形成部Pa・Pb・Pc・Pdを内蔵させてある。AとBは装置本体100の上面側に配設した原稿読取り部と操作ディスプレイ部である。原稿読取り部Aは、原稿台ガラス21に載置された原稿Oを光学的に走査して原稿画像を色分解光電読取りする。操作ディスプレイ部Bは、操作者からのコマンド入力や、操作者への装置の状態報知等を行う。Cは上記の第1から第4の画像形成部Pa・Pb・Pc・Pdの上側に配設した、複数の光走査手段を有するレーザ走査機構(レーザスキャナ)である。Dは第1から第4の画像形成部Pa・Pb・Pc・Pdの下側に配設した転写ベルト機構である。E1とE2は転写ベルト機構Dよりも下側に上下2段に配設した第1と第2の2つの給紙カセット(カセット給紙部)である。E3は装置本体100の図面上右側面側に配設した手差し給紙トレイ(手差し給紙部)である。このトレイE3は装置本体100に対して実線示のように畳み込んで格納自在である。使用時は2点鎖線示のように開き状態にする。F1は転写ベルト機構Dよりも記録材搬送方向下流側に配設した本体定着器としての熱定着器である。本実施例ではこの熱定着器は熱ローラ定着器である。
原稿読取り部Aにおいて、21は原稿台ガラス、22はそのガラス21に対して開閉可能な原稿押え板である。ガラス21上にカラー原稿Oを画像面下向きで所定の載置基準に従って載置し、その上に押え板22を被せることで原稿Oをセットする。押え板22を原稿自動送り装置(ADF,RDF)にして、ガラス21上にシート状原稿Oを自動的に給送する構成にすることもできる。23はガラス21の下面に沿って移動駆動される移動光学系である。この移動光学系23によりガラス21上の原稿Oの下向き画像面が光学的に走査される。その原稿走査光が光電変換素子(固体撮像素子)であるCCD24に結像されて、RGB(レッド・グリーン・ブルー)の三原色で色分解読取りされる。読み取られたRGBの各信号が画像処理部(コントローラ部、制御基板)25に入力する。
画像処理部25はレーザ走査機構Cを制御して原稿読取り部Aからの各色分解読取り画像情報(電気的画像情報)に対応して変調したレーザ光を第1から第4の画像形成部Pa・Pb・Pc・Pdに対してそれぞれ出力する。
なお、プリンタモードの場合は、画像処理部25に対して、パーソナルコンピュータ等の外部ホスト装置(不図示)から電気的画像情報が入力する。ファクシミリ受信モードの場合は、画像処理部25に対して、相手方ファクシミリ装置(不図示)から電気的画像情報が入力する。ファクシミリ送信モードの場合は、画像処理部25は原稿読取り部Aで光電読取りした原稿の電気的画像情報を相手方ファクシミリ装置に送信する。
図2は第1から第4の画像形成部Pa・Pb・Pc・Pd部分と転写ベルト機構D部分の拡大図である。第1から第4の画像形成部Pa・Pb・Pc・Pdは互いに同様の電子写真プロセス構成である。即ち、各画像形成部は、それぞれ、像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと記す)1を有する。そして、このドラム1に作用するプロセス手段である、全面露光ランプ(除電ランプ)2、一次帯電器3、現像器4、転写帯電器5、ドラムクリーナ6等を有する。各画像形成部の現像器4にはそれぞれ供給装置によりイエローY・マゼンタM・シアンC・ブラックBkのカラートナーが充填されている。
転写ベルト機構Dは、エンドレスの転写ベルト7と、この転写ベルト7を懸回張設した駆動ローラ7aとターンローラ7b・7cを有する。駆動ローラ7aが駆動モータMによりタイミングベルト装置等の動力伝達装置を介して回転駆動されることにより転写ベルト7が矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。転写ベルト7は、ポリエチレンテレフタレート樹脂シート(PET樹脂シート)や、ポリフッ化ビニリデン樹脂シート、ポリウレタン樹脂シートなどの誘電体樹脂のシートによって構成されている。そして、そのシートの両端部を互いに重ね合わせて接合し、エンドレス形状にしたものか、あるいは継ぎ目を有しないシームレスベルトが用いられている。
フルカラー画像を形成するための動作は次の通りである。第1から第4の画像形成部Pa・Pb・Pc・Pdが所定に制御タイミングに合わせて順次に駆動される。その駆動により各ドラム1が矢印の時計方向に回転する。また転写ベルト機構Dの転写ベルト7も回転駆動される。レーザ走査機構Cも駆動される。この駆動に同期して一次帯電器3がドラム1の表面を所定の極性・電位に一様に帯電する。レーザ走査機構Cは各ドラム1の表面に画像信号に応じたレーザビーム走査露光Lを行なう。これによって各ドラム1の表面に画像信号に応じた静電潜像が形成される。すなわちレーザ走査機構Cは光源装置から発せられたレーザ光を、ポリゴンミラー8を回転させて走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズによりドラム1の母線上に集光して露光する。これにより、ドラム上に画像信号に応じた静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器4によりトナー画像として現像される。
上記のような電子写真プロセス動作により、第1の画像形成部Paのドラム1の周面にはフルカラー画像のイエロー色のトナー像が形成される。第2の画像形成部Pbのドラム1の周面にはフルカラー画像のマゼンタ色のトナー像が形成される。第3の画像形成部Pcのドラム1の周面にはフルカラー画像のシアン色のトナー像が形成される。第4の画像形成部Pdのドラム1の周面にはフルカラー画像のブラック色のトナー像が形成される。
一方、大容量給紙装置200、第1の給紙カセットE1、第2の給紙カセットE2、手差し給紙トレイE3、の内で選択指定された給紙部の給紙ローラが駆動される。これにより、その給紙部に積載収納されている記録材Pが1枚分離給紙される。そして、複数の搬送ローラ、及びレジストローラ9を経て転写ベルト機構Dの転写ベルト7上に供給される。転写ベルト7上に供給された記録材Pは転写ベルト7による搬送で第1〜第4の各画像形成部Pa・Pb・Pc・Pdの転写部に順次に送られる。
ここで、高光沢な画像を出力する光沢化処理モードの場合には、記録材Pとして、画像形成面に樹脂層を備えた樹脂メディアを使用し、それをセットした給紙部から転写ベルト7上に供給する。
転写ベルト7が回転駆動されて、所定の位置にあることが確認されると、記録材Pは、レジストローラ9から転写ベルト7に送り出され、第1の画像形成部Paの転写部へ向けて搬送される。これと同時に画像書き出し信号がオンとなり、それを基準として所定の制御タイミングで第1の画像形成部Paのドラム1に対し画像形成がなされる。そして、そのドラム1の下面側の転写部で転写帯電器5が電界又は電荷を付与することにより、ドラム1上に形成された第1色目のイエロートナー像が記録材P上に転写される。この転写により記録材Pは転写ベルト7上に静電吸着力でしっかりと保持され、引き続いて第2〜第4の画像形成部Pb・Pc・Pdの転写部へ順次に搬送される。そして、記録材Pは更に各画像形成部の各ドラム上に形成された、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像の順次重畳転写を受ける。これにより記録材P上に未定着の4色フルカラーのトナー像が合成形成される。
転写帯電器5は接触帯電器を用いた。また、転写帯電手段は転写時に寄与する電流を適正電流で一定にすると画像が安定することが知られている。そこで、記録材の種類(厚さ、材質等)や吸湿条件等により、体積抵抗値が変化した場合にも一定電流が得られる様に定電流制御を行うことが一般的である。
4色フルカラーのトナー像が合成形成された記録材Pは、転写ベルト7の搬送方向下流部で分離帯電器10により除電されて静電吸着力が減衰されることによって、転写ベルト7の末端から離脱する。特に、低湿環境では記録材Pが乾燥して電気抵抗が高くなるため、転写ベルト7との静電吸着力が大きくなり、分離帯電器10の効果は大きくなる。通常、分離帯電器10は、トナー像未定着の状態で記録材Pに帯電するため、非接触帯電器が用いられる。11は転写ベルト7面のクリーニング装置である。
転写ベルト7から離脱した記録材Pは、搬送ベルト12により本体定着器である熱ローラ定着器F1に導入される。図3はこの熱ローラ定着器F1部分の拡大図である。この熱ローラ定着器F1については(2)項において詳述する。熱ローラ定着器F1に導入された記録材Pは、定着ローラ51と加圧ローラ52との圧接部である定着ニップ部N1に進入して挟持搬送されることで、記録材Pが加熱・加圧されて、各色トナー像の混色及び記録材Pへの定着が行われる。定着ニップ部N1を通った記録材Pは定着排紙ローラ56により排出搬送される。
熱ローラ定着器F1を出た記録材Pは、、実線示(図3)の第1姿勢に切換えられている本体セレクタ(フラッパ、フラグ)13の上側を通り、本体排紙ローラ対14に挟持されて本体排紙口15から、圧力定着ユニット300側の記録材入口16に進入する。
そして、実行された画像形成モードが光沢化処理を行わないモードである場合には、圧力定着ユニット300側のセレクタ17が、図3において、実線示の第1姿勢に切換えられる。これにより、装置本体100側から圧力定着ユニット300側に進入した記録材Pはセレクタ17の上側を通り、排紙ローラ対18に挟持されて、圧力定着ユニット300の上面に配設した第1の排紙トレイ19上に排出される。
一方、実行された画像形成モードが光沢化処理を行うモードである場合(光沢画像形成システム)には、圧力定着ユニット300側のセレクタ17が、図3において、2点鎖線示の第2姿勢に切換えられる。これにより、装置本体100側から圧力定着ユニット300側に進入した記録材(樹脂メディア)Pはセレクタ17により下方に進路変更されて、圧力定着ユニット300内の圧力定着器F2に導入される。この圧力定着器F2については(3)項で詳述する。図4は圧力定着器F2部分の拡大図である。
図4を参照して、実線示の第2姿勢に切換えられているセレクタ17により下方に進路変更された記録材Pは下向きのシートパス31に入る。そしてこのシートパス31を下り、次いで水平ガイド板32に案内されて、圧力定着器F2の加圧ローラ対61・62の圧接部である定着ニップ部N2に進入して挟持搬送される。これにより、記録材P上のトナー像が圧力定着される。
定着ニップ部N2を通った記録材Pは、定着ニップ部出口側の水平ガイド板33に案内されて、圧力定着ユニット300の排紙口34からベルト定着ユニット400側の記録材入口35に進入する。ベルト定着ユニット400に入った記録材Pは、ベルト定着器F3に導入される。このベルト定着器F3については(4)項で詳述する。図5はベルト定着器F3部分の拡大図である。
図5を参照して、ベルト定着ユニット400に導入された記録材Pは水平ガイド板36に案内されてベルト定着器F3に進入し、後述するように、冷却分離系のベルト定着を受けることで、高光沢な画像形成物となる。
そして、記録材は定着ベルト77から分離され、ガイド板37に案内されて排紙ローラ対38に導入され、この排紙ローラ対38により挟持搬送されて、排紙口39からベルト定着ユニット400の左側面側に配設した第2の排紙トレイ40上に排出される。
また、両面画像形成モードが選択されている場合は次のようになる。つまり、装置本体100において、本体定着器である熱ローラ定着器F1を出た1面目画像形成済みの記録材Pは、図3の2点鎖線示の第2姿勢に切換えられたセレクタ13によって反転再給紙機構G側に進路変更される。そしてこの反転再給紙機構Gの反転部(スイッチバック機構)20で表裏反転され、両面搬送パス26に送られ、中間トレイ27に一旦収納される。中間トレイ27に収納された記録材は、所定の制御タイミングで駆動された給紙ローラにより中間トレイ27からレジストローラ9に向けて送り出される。このレジストローラ9から再度、転写ベルト機構Fの転写ベルト7上に2面目が上向きの状態で給紙される。そして、1面目に対する画像形成の場合と同様に、第1〜第4の画像形成ステーションPa・Pb・Pc・Pdにより2面目に対する4色フルカラーのトナー画像の合成形成が実行される。2面目に対するトナー像形成を受けた記録材Pは転写ベルト7から分離されて熱ローラ定着器F1へ搬送され、2面目に対するトナー像の定着処理を受ける。
モノクロ画像形成物あるいは単色画像形成物の出力も可能である。この場合は、その画像形成モードを選択すると、第1〜第4の画像形成部Pa・Pb・Pc・Pdのうち選択された画像形成モードに対応した画像形成部だけが画像形成動作する。他の画像形成部はドラム1の回転駆動はなされるけれども画像形成動作はなされない。そして、画像形成動作した画像形成部の転写部において、転写ベルト機構Dで搬送される記録材Pにトナー像を転写するシーケンスが実行される。
(2)熱ローラ定着器(熱定着器)F1
記録装置本体100に内蔵させた本体定着器としての熱ローラ定着器F1について、図3を参照して説明する。
51と52はそれぞれ回転自在に軸受支持させた定着ローラと加圧ローラであり、上下に並行に配列して、かつ圧接させて、定着ニップ部N1を形成させている。
定着ローラ51は、同心円状に3層構造を採用しており、コア部分51a、弾性層51b、離型層51cを有する。コア部分51aは直径44mm・厚さ5mmのアルミニウム製中空パイプにより構成される。弾性層51bはJIS−A硬度50度・厚さ2.5mmのシリコンゴムにより構成される。離型層51cは厚さ50μmのPFAにより構成される。コア部分51aの中空パイプ内部には、熱源(ローラ加熱ヒータ)としてのハロゲンランプH1が配設されている。
加圧ローラ52も、上記定着ローラ51と同様に、コア部分52a、弾性層52b、離型層53cの3層構造である。ただし、弾性層52bは厚さ3mmのシリコンゴムを用いる。これは弾性層52bにより定着ニップ部N1の幅を稼ぐためである。H2は加圧ローラ52のコア部分52aの中空パイプ内部に配設した熱源(ローラ加熱ヒータ)としてのハロゲンランプである。
定着ローラ51と加圧ローラ52は所定の押圧力で圧接させて記録材搬送方向において所定幅の加熱・加圧部としての定着ニップ部N1を形成させている。加圧ローラ52の加圧力は、総圧で294N(30kgf)とした。このときの定着ニップ部N1の幅は7mmであった。
定着ローラ51と加圧ローラ52は駆動モータ(不図示)により矢印の方向に互いに圧接しながら回転駆動される。ヒータH1・H2はそれぞれ電源回路(不図示)から電力が供給されて発熱する。定着ローラ51と加圧ローラ52はこのヒータH1・H2の発熱によりそれぞれ内側から加熱される。そして、定着ローラ51と加圧ローラ52の表面温度がそれぞれに接触させたサーミスタ等の温度センサTH1・TH2によりモニタされ、その検知温度に関する電気的情報が定着制御部(不図示)に入力する。定着制御部は、その入力情報に基づいて、定着ローラ51と加圧ローラ52のそれぞれの表面温度(定着温度)が所定の制御温度に維持されるように、電源回路からヒータH1・H2への供給電力を制御する。すなわち、定着ローラ51と加圧ローラ52を所定の温度に温調管理して定着ニップ部N1の温度を所定の定着温度に温度管理する。
53は定着ローラ51の表面に離型剤としてのジメチルシリコーンオイル等を塗布する離型剤塗布装置である。54は定着ローラ51の表面を拭掃して清掃するウエブ方式のクリーニング装置である。55は加圧ローラ52の表面を拭掃して清掃するウエブ方式のクリーニング装置である。ウエブは耐熱性クリーニング部材である。
定着ローラ51と加圧ローラ52とが回転駆動され、また、それらのローラ51・52がそれぞれヒータH1・H2により内部加熱されて表面温度がそれぞれの所定の制御温度に立ち上げられて温調される。この状態において、転写ベルト機構D側から搬送ベルト12により未定着トナー画像が形成された記録材Pが定着装置F1内に導入される。そして、定着ニップ部N1に進入して挟持搬送されていく過程において、定着ローラ51と加圧ローラ52により加熱され、またニップ圧により加圧される。これにより、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の多重トナー像が溶融混色してフルーカラー画像として記録材Pの表面に定着される。定着ニップ部Nから出た記録材Pは不図示の分離爪によって定着ローラ51または加圧ローラ52から分離され、定着排紙ローラ56に中継ぎされて、定着装置F1から送り出される。
離型剤塗布装置53は定着ローラ51の表面にシリコーンオイルを塗布して、記録材Pが定着ニップ部N1を通過する際に、トナーが定着ローラ51の表面に付着しないようにしている。クリーニング装置54・55はそれぞれ定着ローラ51と加圧ローラ52の表面にオフセットしたトナーを除去する。
(3)圧力定着器F2
圧力定着ユニット300に内蔵の圧力定着器F2はヒータ等の熱源を持たない。図4を参照して、61と62は上下に並行に配列して、かつ圧接させて、定着ニップ部N2を形成させた加圧(圧力)ローラ対であり、上下ローラのどちらも、直径60mm、厚さ5mmのアルミニウム製中空パイプにより構成される。加圧ローラ対61・62の加圧力は総圧で1470N(150kgf)とした。記録材の画像面に接触する上側の加圧ローラ(定着ローラ)61の表面は、金属でも良いが、トナーのオフセットを防止するために、PFA、PTFEなどのチューブをかぶせたり、コーティングしたりしても良い。
加圧ローラ対61・62は駆動モータ(不図示)により矢印の方向に互いに圧接しながら回転駆動される。そして、トナー画像を担持した記録材Pが定着ニップ部N2に進入して挟持搬送されていく過程において、トナー画像が圧力定着される。即ち、前記のように熱定着器F1により記録材の樹脂層上に定着されたトナー像が加圧されて樹脂層に埋め込まれる。加圧ローラ対61・62の温度はトナーのガラス転移点温度Tgよりも低い温度である。
(4)ベルト定着器F3
ベルト定着ユニット400に内蔵のベルト定着器F2について説明する。図5を参照して、ベルト定着器F3は、熱ローラとしての第一定着ローラ(以下、定着ローラと記す)71と、この定着ローラ71から所定間隔を保ち配設された分離ローラとしての回転ローラ(以下、分離ローラと記す)73を有する。また、この分離ローラ73の上側に配設されたテンションローラとしての回転ローラ(以下、テンションローラと記す)74を有する。この3本のローラ71・73・74間に、光沢ベルトとしてのエンドレス状(無端状)の定着ベルト77を懸回張設してある。この定着ベルト77を挟み定着ローラ71に対峙して圧接される加圧ローラとしての第二定着ローラ(以下、加圧ローラと記す)72を有する。そして、定着ローラ71と分離ローラ73との間の定着ベルト部分において、分離ローラ73寄りの位置で定着ベルト外面に当接させて配設された補助ローラ75を有する。また、定着ベルト77の内側で、定着ローラ71と分離ローラ73との間に配設され、定着ローラ71と分離ローラ73との間の定着ベルト部分を空冷する冷却手段としての冷却ファン76を有する。上記の定着ローラ71、加圧ローラ72、分離ローラ73、テンションローラ74、補助ローラ75は互いに実質的に並行に配列されている。
定着ローラ71は同心円状に3層構造を採用しており、コア部分71a、弾性層71b、離型層71cを有している。コア部分71aは直径44mm・厚さ5mmのアルミニウム製中空パイプにより構成される。弾性層71bはJIS−A硬度50度・厚さ300μmのシリコンゴムにより構成される。離型層71cは厚さ50μmのPFAにより構成される。コア部分71aの中空パイプ内部には、熱源(ローラ加熱ヒータ)としてのハロゲンランプH3が配設されている。なお、熱源としてはハロゲンヒータに限らず、定着ローラを励磁コイルから生じた磁束により電磁誘導加熱する構成のものを採用しても何ら構わない。
加圧ローラ72も、上記定着ローラ71と同様に、コア部分72a、弾性層72b、離型層72cの3層構造である。ただし、弾性層72bは厚さ3mmのシリコンゴムを用いる。これは弾性層72bにより定着ニップ部N3の幅を稼ぐためである。H4は加圧ローラ72のコア部分の中空パイプ内部に配設した熱源(ローラ加熱ヒータ)としてのハロゲンランプである。
定着ローラ71と加圧ローラ72は定着ベルト77を挟ませて所定の押圧力で圧接させて記録材搬送方向において所定幅の加熱・加圧部としての定着ニップ部N3を形成させている。加圧ローラ72の加圧力は、総圧で490N(50kgf)とした。このときの定着ニップ部N3の幅は5mmであった。
ここで、定着ローラ71の表面硬度は、定着ベルト77に合わせて選ぶ必要がある。定着ローラ71の表面硬度が軟らかいと定着ベルト77が撓んでしまい、トナーを記録材の表面樹脂層の中に十分に押し込めずトナー段差が残ったままになってしまう。定着ベルト57の硬度が柔らかい場合は、定着ローラ71の硬度は十分硬くするために、弾性層を薄くしたり、無くしてPFAの表層のみとしたり、さらには、アルミニウムのコアのみで用いたりしてもよい。
光沢ベルトとしての定着ベルト77は、例えば耐熱性樹脂を用いた、単層あるいは複合層構造の可撓性を有するベルトである。このベルトの表面(記録材Pに形成された画像と密着する面)は高光沢画像を形成するため鏡面状とされている(トナー像との接触面が平滑面化されている)。具体的には、ベルト表面の鏡面度(平滑度)はハンディ型グロスメーターPG−1M(日本電色工業株式会社製)により光沢度(60°)として測定することができる。この光沢度の測定はJIS Z 8741に準拠している。ベルトの光沢度が80以上110以下であるのが好ましい。このような光沢度であれば、高光沢画像を良好に形成することが可能となる。
定着ローラ71は不図示の駆動機構により矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。この定着ローラ71の回転駆動により定着ベルト77が矢印の時計方向に回動状態になる。分離ローラ73・テンションローラ74・加圧ローラ72・補助ローラ75は定着ベルト77の回転に伴い従動回転する。テンションローラ74は定着ベルト77に所定の張力を与えている。
定着ローラ71と加圧ローラ72の内部に配設されるハロゲンランプH3・H4にそれぞれ電源回路(不図示)から電力が供給され、ハロゲンランプH3・H4の発熱により定着ローラ71と加圧ローラ72が内部加熱されて表面温度が上昇する。そして、定着ローラ71と加圧ローラ72の表面温度がそれぞれに接触させたサーミスタ等の温度センサTH3・TH4によりモニタされ、その検知温度に関する電気的情報が定着制御部(不図示)に入力する。定着制御部は、その入力情報に基づいて、定着ローラ71と加圧ローラ72のそれぞれの表面温度(定着温度)が所定の制御温度に維持されるように、電源回路からヒータH3・H4への供給電力を制御する。すなわち、定着ローラ71と加圧ローラ72を所定の温度に温調管理して定着ニップ部N3の温度を所定の定着温度に温度管理する。
ベルト定着器F3に送られた、表面にトナー画像を有する記録材Pは、定着ニップ部N3の定着ベルト77と加圧ローラ72との間に導入されて定着ニップ部N3で挟持搬送される。このとき記録材Pのトナー画像面側が定着ベルト77の表面に対面する。そして、記録材Pが定着ニップ部N3を挟持搬送されていく過程で、トナー像と共に記録材表面の熱可塑性樹脂層が軟化溶融するように加熱・加圧される。このとき、トナー像と記録材表面の熱可塑性樹脂層を適正に軟化させるため、定着ベルト77はトナーのガラス転移点温度Tgよりも十分に高い温度に維持されている。その結果、記録材P上に形成されていた各色のトナー像は溶融混色されると共に記録材Pへの固定(定着)が行われる。同時に、記録材Pは定着ベルト77の表面に密着する。
その後、記録材Pは定着ベルト77に密着した状態で定着ベルト77の回転と共に、定着ニップ部N3と分離ローラ73との間である冷却領域(冷却部)Rを搬送される。この冷却領域Rにおいて、記録材Pは冷却ファン(冷却器)76及びそれを囲むエアダクト76a内を流れるエアフローの作用により強制的に効率よく冷却される。冷却ファン76によって紙面に直交するエアフローが生じている。このような構成により、定着ベルト77に密着した状態の記録材P即ちトナー像はトナーのガラス転移点温度Tgよりも低い温度となるように冷却領域Rにおいて冷却処理される。
このように定着ベルト77の表面に密着状態の記録材Pは、冷却領域Rで十分に冷却され、分離ローラ73の位置へ至り、分離ローラ73により定着ベルト77の曲率が変化する領域で定着ベルト77の表面から自らの剛性(こし)により剥離(曲率分離)される。
補助ローラ75は、定着ローラ71から分離ローラ73にいたる定着ベルト冷却領域Rの途中において記録材Pが定着ベルト77の表面から剥がれて、画像が乱れたり、搬送できなくなったりすることを防止する。
冷却器76は、ファンに限らず、接触型の冷却方式でも可能なのは言うまでもない。ペルチェ素子、ヒートパイプ、水の循環型冷却装置を用いても良い。
高光沢の画像を形成するため、記録材Pとしては、紙製の基層上に熱可塑性樹脂からなる画像形成層(トナー受容層、受像層、光沢化層)が積層された構成の記録材(樹脂メディア)を用いている。この画像形成層はトナー像が形成される画像形成面となる。
光沢画像形成物を出力するために記録材Pとして樹脂メディアを用いている場合には、該記録材が、ベルト定着器F3の定着ニップ部N3を挟持搬送される過程において、定着ニップ部N3の熱により、表面樹脂層の温度が上昇して軟らかくなる。さらに定着ニップ部N3の圧力が加わることによりトナーがその高温の表面樹脂層中に埋没される。同時に、記録材は定着ベルト77の表面に密着される。その後、記録材Pは定着ベルト77に密着した状態で定着ベルト77の回転と共に冷却領域Rを搬送されて強制的に効率よく十分に冷却される。そして、分離ローラ73により定着ベルト77の曲率が変化する領域で定着ベルト77の表面から曲率分離する。このとき、表面樹脂層、および、トナー像は鏡面状のベルト表面形状にならって凝固し、記録材表面全面が平滑な面となるので、光沢性に優れた画像を得る事ができる。
(5)樹脂メディア
光沢画像形成物を出力するために用いる記録材、すなわち、画像形成面に樹脂層(トナー受容層、光沢化層)を備えた記録材についてさらに詳しく説明する。
この記録材は最表層の樹脂層が定着温度付近で溶けることが最大の特徴である。これによりトナー像を記録材に定着する際にトナー像が樹脂層内に埋め込まれるためにトナーによる段差が減少する。
このような記録材(樹脂メディア)の具体例を紹介する。例えば、図6の層構成模式図のように、表面に高白色で平滑な面を有する顔料塗工層aをもつコート紙P1を基材(ベース紙)とし、そのコート紙P1の表面に透明樹脂層P2を設けることによって製造される。これにより、樹脂層P2の下層に顔料層aがあり、高白色で平滑な面が形成されているため、最表層の樹脂層P2に顔料を混ぜる必要がなく白色度を上げるといった機能も不要となる。そのため、表面の熱可塑性の透明樹脂層P2は、光沢度を上げることと、トナー像を埋め込むといった機能を優先した設計が可能となる。さらに新規にコート紙を製造しなくても済むといったメリットもある。
このような記録材としては、王子製紙(株)製 PODスーパーグロスコート紙などが上市されている。
具体的に製造方法の一例を紹介する。基材上に上記した顔料塗工層aを形成したコート紙P1をベース紙として、ベース紙の片面、または、両面に、熱可塑性樹脂を、グラビアコーター等を用いて塗工することで所望の記録材(樹脂メディア)を作ることができる。
透明樹脂層P2を構成する樹脂としては、ポリエステル樹脂、スチレン−アクリル酸エステル樹脂、スチレン−メタクリル酸エステル樹脂等を用いることができる。
特に,リエステル樹脂を用いることが好ましい。ポリエステル樹脂を構成する多価アルコール成分と多価カルボン酸成分としては、下記のものが例示される。
1)多価アルコール成分
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ビスフェノールAにオレフィンオキサイドを付加したモノマー等
2)多価カルボン酸成分
マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、ドデシルコハク酸、n−オクチルコハク酸、n−ドデシルコハク酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシ−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシ)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸およびこれらの酸の低級アルキルエステル等
透明樹脂層P2を構成するポリエステル樹脂は、上記多価アルコール成分の1種以上と多価カルボン酸成分の1種以上との重合により合成される。
また、トナーの樹脂成分としては、カラートナーではポリエステル樹脂が用いられ、モノクロトナーでは、スチレン−アクリル樹脂が主に用いられていることから、透明樹脂層を形成する熱可塑性樹脂としては、トナーとの相溶性の高いものを選ぶことが好ましい。
したがって、ポリエステル樹脂、スチレン−アクリル酸エステル樹脂、スチレン−メタクリル酸エステル樹脂等の中から目的に応じて1種或いは2種以上の混合物が使用される。
さらに透明樹脂層P2には、その透明性を阻害しない範囲内で、顔料、離型剤、導電剤等を含有させることができる。その場合、樹脂層全重量に対し、主成分の樹脂量は80重量%以上であることが好ましい。さらに透明樹脂層P2は、温度20℃、相対湿度85%において、その表面電気抵抗が8.0×10Ω以上になるようにその組成を調整されたものが好ましい。
なお、このような製法に限定されることはなく、表面が定着温度付近で溶ける溶融特性をもつ熱可塑性樹脂層が設けられたコート紙であれば、必ずしも多層構成にする必要はなく、顔料などの様々な添加物を加えてもよいことは言うまでもない。
(6)光沢化処理モード
高光沢なフルカラー画像形成物あるいはモノクロ画像形成物あるいは単色画像形成物を出力する光沢化処理モードの場合には、前述したように、記録材Pとして、画像形成面に樹脂層を備えた樹脂メディアを使用する。その記録材の樹脂層表面に未定着トナー像を形成する。
そして、本実施例においては、その記録材を、装置本体100に内蔵させた本体定着装置としての熱ローラ定着器F1に導入して1回目の定着処理を施す。次いで、圧力定着ユニット300に内蔵させた圧力定着器F2に導入して2回目の定着処理を施す。最後に、ベルト定着ユニット400に内蔵させたベルト定着器F3に導入して3回目の定着処理を施す。これにより、画像不良がなく、高光沢な好ましいトナー画像形成物を出力させている。ここで、圧力定着器F2による加圧力はベルト定着器F3のニップ部での加圧力よりも大きく、圧力定着器F2の温度はベルト定着器F3のニップ部の温度よりも低い設定である。
すなわち、前述したように、樹脂メディアと冷却分離系のベルト定着を用いた、高光沢な画像形成においては、樹脂メディアの樹脂層に埋め込まなければならないトナー量が増えると、トナー像をつぶさずに樹脂層に埋め込むことが困難であった。この課題を、記録材上のトナー像をベルト定着する前に、トナーのガラス転移点温度Tgよりも低い温度で圧力定着することで解決している。つまり、ベルト定着前に、トナーのガラス転移点温度Tgよりも低い温度の加圧ローラ対によってトナー像に圧力をかけてトナー像を記録材の樹脂層に埋め込んでから、ベルト定着する。圧力定着によりトナー像に圧力を加えることによって、トナー段差を減少させるのである。このとき、定着温度が低いので、トナーが溶けてにじむことがない。これにより、トナー像がつぶれて画像が太ることがなく、かつベルト定着時に埋め込まなければならないトナー高さが減少するので、ベルト定着の加熱が楽になるといったメリットが得られる。このように、圧力定着後、ベルト定着により、高光沢な画像を得るとともに、圧力定着で無くならなかった段差や、光沢ムラ等を均すことができる。ベルト定着器においては、圧力定着器により記録材の樹脂層に埋め込まれたトナー像を光沢ベルトである定着ベルトで樹脂層とともにニップ部にて軟化させる。そして、この定着ベルトに密着したまま移動する記録材を定着ベルトから分離する前に冷却器で冷却する。
このように、圧力定着後、ベルト定着により、高光沢な画像を得るとともに、圧力定着で無くならなかった段差や、光沢ムラ等を均すことができる。
記録材は、圧力定着器F2に導入される前に、熱ローラ定着器F1に導入されて熱定着処理が施されることで、圧力定着器F2でのトナーオフセットも最小限に抑えることができる。熱ローラ定着器F1は、圧力定着器F2でトナーが定着手段に付着することを防止する。すなわち、熱ローラ定着器F1によって、トナー像を予め定着するので、圧力定着器F2でトナーが定着手段に付着することがない。
光沢化処理モードにおいて、圧力定着器F2による圧力定着前の熱ローラ定着器F1によるトナー像定着は、圧力定着器F2におけるトナーオフセットの防止が目的であるので、熱ローラ定着器F1は仮定着モードに切換えて温調制御することもできる。
本実施例においては、高光沢なフルカラー画像形成物を出力させる光沢化処理モードにおいて、記録材として、坪量170g/mのコート紙(基材)P1の片面に、ポリエステルを主成分とした透明樹脂層P2を15μmの厚さで設けたものを用いた。
この記録材上に形成されたフルカラートナー像の最大のトナー高さは熱ローラ定着器F1での定着後に測定すると12μmであった。
なお、一般に、未定着トナーを通常の定着器で十分に定着すると、高さは約50%減少する。面積はほとんど変化しないので、体積変化と考えて良く、空気が抜ける分が50%といえる。一般に、未定着トナー像の高さが20〜30μmだったものが、10〜15μmに変わる。本実施例においては、光沢画像モードでは、熱ローラ定着器F1は仮定着で用いているので、完全に空気が抜けているわけではないし、表面にトナーの凹凸が残っている。熱ローラ定着器F1による定着前のトナー高さは約20μmある。
熱ローラ定着器F1の定着温度は170℃、プロセススピード200mm/sとした。
次に、圧力定着器F2を用いずにベルト定着器F3を用いた場合のトナー高さとにじみの関係を図7に示した。図7の横軸のトナー段差(μm)は、熱ローラ定着器F1による定着後のトナー像の段差である。トナー高さが減少するにつれて、にじみのレベルが悪化する。しかし、トナー高さの減少分が6μmであればにじみの悪化は僅かである。したがって、ベルト定着器F3に入る前のトナー高さを6μm以下にすることができれば、トナーのにじみを僅かに抑えることができることがわかった。
そこで、ベルト定着器F3の前に圧力定着器F2でトナー高さを減少させる検討を行った。圧力定着器F2の温度は、熱ローラ定着器F1を通った記録材から熱が供給されることによって、室温よりも若干上昇するが、トナーのガラス転移点温度Tgよりも上がることは無かった。本実施例のトナーのガラス転移点温度Tgは60℃で、加圧ローラ(定着ローラ)61の温度は42℃であった。
図8に圧力定着器F2の圧力とトナー高さの関係を示す。トナー高さは圧力を上げるにつれて減少し、総圧1470N(150kgf)でトナー高さが6μmになることがわかった。圧力定着器F2で圧力をかける前のトナー像の段差は、熱ローラ定着器F1による定着後のトナー像の段差である。さらに圧力を上げていくとトナー高さは減少するが、樹脂メディア自体が全体的に潰れて伸びてしまったり、波打ってしまったりいった新たな課題が発生する。
にじみがなく、トナー高さが減少する理由は、樹脂メディアの断面を観察したところ、基材となる紙の部分が潰れてトナー高さが減少していて、トナー、および表層樹脂の厚みはほとんど変化が無かった。
以上述べたように、熱ローラ定着器F1でトナーを定着し、圧力定着器F2でトナー高さを減少させ、ベルト定着器F3で表面をさらに平滑にし、高光沢で均一な光沢とすることができた。
したがって、画像不良がなく、高光沢な好ましいトナー画像を得ることができた。
圧力定着器F2でのトナーオフセットが問題にならない場合には、未定着トナーを形成した記録材を、熱ローラ定着器F1に導入しないで、圧力定着器F2に導入し、次いでベルト定着器F3に導入する系にすることもできる。
図9は本実施例における光沢画像形成装置の概略構成を示す模式図である。この画像形成装置も、実施例1の記録装置と同様に、4連ドラム方式のフルカラー電子写真記録装置であるが、本実施例における記録装置は中間転写方式としてある。すなわち、矢印の時計方向に回転駆動される中間転写ベルト41上に第1〜第4の画像形成部Pa・Pb・Pc・Pdにより、未定着のフルカラートナー像を合成形成する。その中間転写ベルト41上のトナー像を二次転写ローラ42により記録材Pに対して一括二次転写する。その他の装置構成、作像プロセス、制御シーケンス等は実施例1の記録装置と略同様である。
本実施例における記録装置では、本体定着装置である熱ローラ定着器F1による定着後のトナー高さは10μmであった。
実施例1との違いは、実施例1で使用のトナーは粉砕トナーであったのに対して、本実施例では小粒径の重合トナーを用いていること、また、熱ローラ定着器F1の構成も、定着ローラとして、表層の硬度が硬いものを用いていることなどが挙げられる。熱ローラ定着器F1による定着後のトナー高さが10μmであるため、圧力定着器F2の圧力を1176N(120kgf)とした。圧力定着器F2の圧力が低い方が、装置の剛性を下げて設計できるため、コスト面でも有利になる。また、加圧ローラ対61・62の寿命も延ばすことができる。
本実施例においても、熱ローラ定着器F1でトナーを定着し、圧力定着器F2でトナー高さを減少させ、ベルト定着器F3で表面をさらに平滑にし、高光沢で均一な光沢とすることができた。
したがって、画像不良がなく、高光沢な好ましいトナー画像を得ることができた。
本実施例においても圧力定着器F2でのトナーオフセットが問題にならない場合には、未定着トナーを形成した記録材を、熱ローラ定着器F1に導入しないで、圧力定着器F2に導入し、次いでベルト定着器F3に導入する系にすることもできる。
実施例1における画像形成装置の概略構成を示す模式図である。 第1から第4の画像形成部部分と転写ベルト機構部分の拡大図である。 熱ローラ定着器部分の拡大図である。 圧力定着器部分の拡大図である。 ベルト定着器部分の拡大図である。 樹脂メディアの層構成を示す模式図である。 ベルト定着後のトナー高さとにじみレベルの関係を示した図である。 圧力定着の圧力とトナー段差の関係を示した図である。 実施例2における光沢画像形成装置の概略構成を示す模式図である。 トナー像が定着された状態を説明する模式図である。
符号の説明
100・・記録装置本体、200・・大容量給紙ユニット、300・・圧力定着ユニット、400・・ベルト定着ユニット、Pa〜Pd・・第1〜第4の画像形成部、F1・・熱ローラ定着器、F2・・圧力定着器、F3・・ベルト定着器、P・・記録材

Claims (6)

  1. 画像形成面に樹脂層を備えた記録材に光沢画像を形成する光沢画像形成システムにおいて、
    記録材の樹脂層に形成された未定着トナー像を記録材に定着する熱定着器と、
    前記熱定着器により記録材の樹脂層上に定着されたトナー像をトナーのガラス転移点温度よりも低い温度のローラ対により加圧する圧力定着器と、
    トナーのガラス転移点温度よりも高い温度に維持され、前記圧力定着器により記録材の樹脂層に埋め込まれたトナー像を樹脂層とともにニップ部にて軟化させる光沢ベルトと、
    前記光沢ベルトに密着したまま移動する記録材を光沢ベルトから分離する前に冷却する冷却器と、
    を有することを特徴とする光沢画像形成システム。
  2. 前記圧力定着器による加圧力は前記ニップ部での加圧力よりも大きく、前記圧力定着器の温度は前記ニップ部の温度よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の光沢画像形成システム。
  3. 前記光沢ベルトの光沢度は80以上110以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光沢画像形成システム。
  4. 画像形成面に樹脂層を備えた記録材に光沢画像を形成する光沢画像形成装置において、
    記録材の樹脂層に形成された未定着トナー像を記録材に定着する熱定着器と、
    前記熱定着器により記録材の樹脂層上に定着されたトナー像をトナーのガラス転移点温度よりも低い温度のローラ対により加圧する圧力定着器と、
    トナーのガラス転移点温度よりも高い温度に維持され、前記圧力定着器により記録材の樹脂層に埋め込まれたトナー像を樹脂層とともにニップ部にて軟化させる光沢ベルトと、
    前記光沢ベルトに密着したまま移動する記録材を光沢ベルトから分離する前に冷却する冷却器と、
    を有することを特徴とする光沢画像形成装置。
  5. 前記圧力定着器による加圧力は前記ニップ部での加圧力よりも大きく、前記圧力定着器の温度は前記ニップ部の温度よりも低いことを特徴とする請求項4に記載の光沢画像形成装置。
  6. 前記光沢ベルトの光沢度は80以上110以下であることを特徴とする請求項4又は5に記載の光沢画像形成装置。
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