JP4876413B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特に出力画像の色ムラを低減させる画像形成装置に関するものである。
従来よりデジタル画像信号に基づいてプリントアウトする画像形成装置では、入力される画像信号の色情報に忠実な色再現を行うため、入力される画像信号を画像形成装置の階調特性に応じた画像信号に変換する、いわゆる濃度変換処理が行われている。この濃度変換処理には、一般的にはルックアップテーブルが広く用いられている。ルックアップテーブルは、入力される画像信号と出力用の画像信号との関係(入出力特性)を予めROM或いはRAMに記憶させたものである。これにより入力される画像信号に対する出力画像の色変動が低減される。
また、特に、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色のトナー画像を形成する画像形成ユニットが直列に並べられ、中間転写体上にそれぞれのユニットで作像されたトナー像を中間転写体を介して、あるいは直接的に記録媒体に順次重ね合わせて転写(多重転写)することでカラー画像を形成するカラーの画像形成装置は、入出力特性において非線形性が非常に高く、色変動(色ムラ)が生じやすい。
このような色ムラを低減するために、多次元のダイレクトルックアップテーブル(DLUT)を使って画像信号を変換する画像処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、多重転写による非線形性、色ムラの発生原因について簡単に説明する。プロセス方向上流側の画像形成ユニットで感光体から中間転写体(中間転写体を用いずに一次転写で用紙に転写する装置の場合には用紙)に転写されたトナー像が、下流側の画像形成ユニットの転写部を通過するときに、該下流側の画像形成ユニットの感光体に付着して中間転写体から剥ぎ取られる現象、いわゆるリトランスファーが生じることがある。これが色ムラが生じる主な原因である。さらにまた、リトランスファーの発生は、出力画像の色、すなわち、一次色(YMCKいずれか1種類のトナーによる色)、二次色(RGB等、2種類のトナーによる色)、三次色(グレーや黒等、YMCの3種類のトナーによる色)に応じて異なる。
図8はプロセス方向上流側から下流側方向にYトナー像形成用の画像形成ユニット、Mトナー像形成用の画像形成ユニット、Cトナー像形成用の画像形成ユニット、Kトナー像形成用の画像形成ユニットを直列に配列した画像形成装置において、Yの単色画像(一次色)を形成した場合に生じるリトランスファーを説明する説明図である。なお、図8では、中間転写体ベルト22と、各画像形成ユニットを構成する要素の、感光体10y、10m、10c、10k、現像器16y、16m、16c、16k、及び一次転写器18y、18m、18c、18kとが図示されている。
図8に示されるように、Yの画像形成ユニットで感光体10y上に作像されたYのトナー像Tyは中間転写体ベルト22に転写され(一次転写される被転写体が記録媒体の場合もあるが、ここでは一次転写される被転写体が中間転写体の場合を例に挙げて説明する)た後、下流側のMの画像形成ユニット側に搬送されるが、このとき、Yのトナー像Tyの一部がMの感光体10m表面に付着して剥ぎ取られるリトランスファーが発生する。リトランスファーは続くC、Kの感光体10c、10kを通過するときにも発生することがある。したがって、最終的なYのトナー像Tyはリトランスファーによって最初にYの画像形成ユニットで形成されたものとは異なる形状となってしまう。
図9は、図8の同様の画像形成装置において、Yのカバレッジ60%のトナー画像YyとMのカバレッジ60%のトナー画像TmとによりR画像(二次色)を形成した場合に生じるリトランスファーを説明する説明図である。この場合、Yの画像形成ユニットでYのトナー像Tyが形成されるのは、上記図8の場合と同様であるが、続くMの画像形成ユニットではYのトナー像Tyの上にMのトナー像Tmが形成されるので、Mの感光体10mへのYのトナー像Tyのリトランスファーは発生しない(あるいは少ない)。続くC、Kの一次転写では、Mのトナー像Tmのリトランスファーは発生するが、Yのトナー像Tyについては上層にMのトナー像Tmが形成されているためリトランスファーは発生しない(あるいは少ない)。
このように、一次色と二次色とでは、Yの画像形成ユニットで同じようにYのトナー像Tyが形成されたとしても最終的に出力されるYのトナー像はリトランスファーの状態によって異なる形状となる。これが多重転写による非線形性の主原因である。
特開2002−135610公報
しかしながら、リトランスファーは、YMCK全ての画像形成ユニットで同じように発生するわけではない。例えば、図10に示されるように、直列に配列された画像形成ユニットの最後段に設けられた画像形成ユニット(図10ではK色の画像形成ユニット)で形成されたトナー像Tkについては、後に続く画像形成ユニットが無いため、トナー像Tkのリトランスファーは発生しない。
ところが、従来の技術では、どのような場合でも濃度変換処理に一次色から三次色までリトランスファー発生を考慮して全ての画像信号を入力とした多次元のDLUTを用いるため、容量の大きなメモリが必要となり、装置のコストアップを招いていた。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、少ないメモリ容量で色ムラを低減させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、感光体表面を画像信号に基づいて露光して潜像を形成した後トナーを用いて現像することにより感光体表面にCMYK各色のトナー画像を形成する4つの画像形成ユニットがプロセス方向に沿って配列され、各画像形成ユニットの感光体表面に形成された互いに異なる色のトナー画像を被転写体に順次重ね合わせて転写することにより出力画像を形成する画像形成手段と、前記プロセス方向の最下流に位置する画像形成ユニットと、K色のトナー像を形成する画像形成ユニットと、CMY色のトナー像を形成する画像形成ユニットの中で1番目にトナー像を形成する画像形成ユニットとを除いた残りの画像形成ユニットが、前記被転写体に転写されたトナー像が下流側の画像形成ユニットの感光体に付着する現象であるリトランスファーが発生するトナー像を形成する画像形成ユニットであることから、前記残りの画像形成ユニットを前記リトランスファーの影響を考慮する必要がある第1の画像形成ユニットとし、前記4つの画像形成ユニットのうち前記第1の画像形成ユニットを除いた画像形成ユニットを前記リトランスファーの影響を考慮する必要がない第2の画像形成ユニットとしたときに、前記第1の画像形成ユニットに対応して設けられ、前記出力画像を形成する際に他のトナー像と重ねられるトナー像を形成する複数の画像信号のうち、前記対応する第1の画像形成ユニット以外の他の画像形成ユニットにより形成される画像信号を考慮して前記対応する第1の画像形成ユニットにより形成されるトナー像を形成する画像信号が補正されるように、前記複数の画像信号の各々を入力とし、前記リトランスファーによる色むら及び前記リトランスファー以外の所定の要因による色ムラが前記出力画像に生じないように定められた画像信号を出力とする第1の変換テーブルを用いて、前記第1の画像形成ユニットに供給する画像信号を補正すると共に、前記第2の画像形成ユニットに対応して設けられ、前記対応する第2の画像形成ユニット以外の他の画像形成ユニットにより形成される画像信号を考慮せずに前記対応する第2の画像形成ユニットにより形成されるトナー像を形成する画像信号が補正されるように、前記対応する第2の画像形成ユニットに供給する画像信号を入力とし前記リトランスファー以外の所定の要因による色ムラが前記出力画像に生じないように定められた画像信号を出力とする第2の変換テーブルを用いて、前記対応する第2の画像形成ユニットに供給する画像信号を補正する画像処理手段と、を含んで構成されている。
出力画像の色ムラを抑えるためには、プロセス方向の最下流に位置する画像形成ユニットと、K色のトナー像を形成する画像形成ユニットと、CMY色のトナー像を形成する画像形成ユニットの中で1番目にトナー像を形成する画像形成ユニットとを除いた残りの画像形成ユニットが、被転写体に転写されたトナー像が下流側の画像形成ユニットの感光体に付着する現象であるリトランスファーが発生するトナー像を形成する画像形成ユニットであることから、前記残りの画像形成ユニットを前記リトランスファーの影響を考慮する必要がある第1の画像形成ユニットとし、前記4つの画像形成ユニットのうち前記第1の画像形成ユニットを除いた画像形成ユニットを前記リトランスファーの影響を考慮する必要がない第2の画像形成ユニットとしたときに、第1の画像形成ユニットに対しては、画像形成装置の階調特性などリトランスファー以外の要因により生じる色変動及びリトランスファーによる色変動を考慮して画像信号を補正する必要がある。すなわち、出力画像を形成する際に他のトナー像と重ねられるトナー像を形成する画像信号の各々を考慮して画像信号を補正する必要がある。これに対して、第2の画像形成ユニットに対しては、リトランスファー以外の要因による色変動のみを考慮して画像信号を補正すればよい。
このことから、本発明は、第2の画像形成ユニットに対応して設けられ、対応する第2の画像形成ユニット以外の他の画像形成ユニットにより形成される画像信号を考慮せずに対応する第2の画像形成ユニットにより形成されるトナー像を形成する画像信号が補正されるように、対応する第2の画像形成ユニットに供給する画像信号を入力としリトランスファー以外の所定の要因による色ムラが出力画像に生じないように定められた画像信号を出力とする第2の変換テーブルを用いて、対応する第2の画像形成ユニットに供給する画像信号を補正するようにしたため、他の色の画像信号を考慮しない分、メモリ容量を抑えることができる。また、第1の画像形成ユニットに対応して設けられ、出力画像を形成する際に他のトナー像と重ねられるトナー像を形成する複数の画像信号のうち、対応する第1の画像形成ユニット以外の他の画像形成ユニットにより形成される画像信号を考慮して当該対応する第1の画像形成ユニットにより形成されるトナー像を形成する画像信号が補正されるように、複数の画像信号の各々を入力とし、リトランスファーによる色むら及びリトランスファー以外の所定の要因による色ムラが出力画像に生じないように定められた画像信号を出力とする第1の変換テーブルを用いて、第1の画像形成ユニットに供給する画像信号を補正するようにしたため、リトランスファーを考慮した色ムラも抑えることができる。
なお、複数の画像形成ユニットでトナー像を形成して被転写体に順次重ね合わせて転写する際、例えば、最後に被転写体に転写されるトナー像は、該トナー像の次に転写されるトナー像を形成する画像形成ユニットが無いため、リトランスファーが発生しない(例えば、図10参照)。従って、被転写体に最後に転写されるトナー像を形成する画像形成ユニットを第の画像形成ユニットとすることができる。
また、リトランスファーの程度は感光体に接するトナー層の下層にも影響を受ける。本発明の発明者らが行った実験では、被転写体に直に転写されたトナー像と、先に被転写体に転写された他のトナー像の上に転写されたトナー像とでは、付着力の違いから前者の方がリトランスファーが発生しにくいという結果が得られた。以下、発明者らが行った実験及びその結果について簡単に説明する。
発明者らは、図10に示した順序で各色の画像形成ユニットを直列に配列した画像形成装置で主走査方向に濃度が高くなるような出力画像を形成し、出力画像を構成する各色トナー像の濃度を測定した。図11(A)は、Y色のトナー像の濃度の測定結果を示したグラフ、図11(B)はM色のトナー像の測定結果を示したグラフ、図11(C)はC色のトナー像の測定結果を示したグラフである。いずれのグラフも、横軸が主走査方向の位置を示し、縦軸が濃度を示している。
なお、図11(A)において、Yで示される値は、出力画像がY色(すなわちYの一次色)である場合の、Y色トナー像の濃度を示している。YinGで示される値は、出力画像がグリーンG色(すなわち、Y色+C色の二次色)の場合に該G色の出力画像を構成するY色トナー像の濃度を示している。YinRで示される値は、出力画像がレッドR色(すなわち、Y色+M色の二次色)の場合に該R色の出力画像を構成するY色トナー像の濃度を示している。また、YinPBで示される値は、出力画像がプロセスブラックPB(すなわち、Y色+M色+C色の三次色)の場合に、該PB色の出力画像を構成するY色トナー像の濃度を示している。
同様に、図11(B)のMで示される値は、出力画像が一次色M色のときのM色トナー像の濃度、MinRで示される値は出力画像が二次色R色のときのM色トナー像の濃度、MinBで示される値は出力画像が二次色B色のときのM色トナー像の濃度、MinPBで示される測定値は、出力画像が三次色PBのときのM色トナー像の濃度を示している。
同様に、図11(C)のCで示される値は、出力画像が一次色C色のときのC色トナー像の濃度、CinBで示される値は出力画像が二次色B色のときのC色トナー像の濃度、CinGで示される値は出力画像が二次色G色のときのC色トナー像の濃度、CinPBで示される測定値は、出力画像が三次色PBのときのC色トナー像の濃度を示している。
また、図12は、上記画像形成装置で形成されたY、M、Cの各色のトナー像が、出力画像が一次、二次、三次色の場合にどのような状態で被転写体(この場合は中間転写体)に転写され、転写後他の画像形成ユニットを何回通過するかを示した表である。
この表において、△は、中間転写体上に直にトナー像が転写された状態で他の画像形成ユニットを通過した回数を示し、×は、先に被転写体に転写されたトナー像の上にトナー像が転写された状態で、他の画像形成ユニットを通過した回数を示している。
例えば、図8に示すように出力画像がY単色の画像の場合には、Y色の画像形成ユニットでY色トナー像が形成されて中間転写体に直に一次転写され、続くM、C、Kの3つ画像形成ユニットの一次転写器を通過する(図8では△△△で示されている)。図9に示すように出力画像が二次色RのときのY色トナー像の場合には、まずY色トナー像が形成されて中間転写体に直に一次転写され、続くM色の画像形成ユニットによりY色トナー像の上層にM色のトナー像が転写されるため、下層のY色トナー像にリトランスファーは発生しない。
また、出力画像が二次色Gの場合には、Y色の画像形成ユニットでY色のトナー像が形成されて中間転写体に直に一次転写され、Y色の画像形成ユニットに続くM色の画像形成ユニットの一次転写器を通過する。続くC色の画像形成ユニットによりY色トナー像の上層にC色のトナー像が転写されるため、後続のK色の画像形成ユニットではリトランスファーは発生せず、Y色トナー像にリトランスファーが発生するのはM色の画像形成ユニット通過時のみとなる。
ここで、図11(A)の測定結果を見ると、Y色トナーについては、一次色、二次色、三次色のいずれの場合も濃度にバラツキが無く、リトランスファーによる色ムラはほとんど発生していないことがわかる。
また、出力画像が一次色MのときのM色のトナー像は、M色トナー像が直に中間転写体に転写された後、後続のC,Kの画像形成ユニットを通過する(△△で示されている)。また、出力画像が二次色MのときのR色トナー像については、先に中間転写体に直に転写されたY色トナー像の上にM色のトナー像が転写された状態で、後続のC,Kの画像形成ユニットを通過する(××で示されている)。
ここで、図11(B)の測定結果を見ると、同一回数だけ他の画像形成ユニットを通過しても、下層が中間転写体の場合にはリトランスファーはほとんど発生せず、リトランスファーが全く発生しない場合(MinB、MinPB)における濃度とほとんど変わりないことがわかる。これはトナー層とトナー層との付着力よりも、トナー層と中間転写体との付着力の方が高いためと考えられる。
また、同様にC色トナー像の場合、図11(C)の測定結果を見ると、出力画像が一次色CのときのC色のトナー像は、C色トナー像が中間転写体に直に転写されるため後続のK色の画像形成ユニットによるリトランスファーはほとんど発生しないが、出力画像が二次色GあるいはB、三次色PBの場合には、先に他の色のトナー像が中間転写体に転写された上に転写されるため、後続のK色の画像形成ユニットによるリトランスファーで濃度が低下している。
このことから、下層が中間転写体のときのリトランスファーの程度は小さく、リトランスファーはほとんど発生しないといえる。また、リトランスファーが多少発生したとしても一次転写器の転写電流等のパラメータを最適化することにより使用上問題ないレベルまで補正できるため、形成したトナー像が常に被転写体に直に転写される画像形成ユニット、すなわち被転写体に最初に転写されるトナー像を形成する画像形成ユニットは、第の画像形成ユニットとすることができる。
また、黒色(K色)に他の色のトナー像を重ねても画像の色は黒になってしまうので、通常はK色のトナー像と他の色のトナー像を重ねることは少ない。従って、K色トナー像は常に一次色として被転写体に直に転写されることになるため、黒色のトナー像を形成する画像形成ユニットは、第の画像形成ユニットとすることができる。
さらに、前記第1の変換テーブル及び前記第2の変換テーブルは、更に、前記出力画像の形成位置に関する情報を入力とすることができる。
この出力画像の形成位置に関する情報は、主走査方向の位置に関する情報であってもよいし、副走査方向の位置に関する情報であってもよいし、二次元的な位置に関する情報、すなわち主走査・副走査双方の位置に関する情報であってもよい。これによって、更に、画像形成面内の面内均一性に起因した色変動を防止でき、濃度変換精度を大幅に向上させることができる。
以上説明した如く本発明によれば、少ないメモリ容量で色ムラを低減させることができる、という優れた効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の画像形成装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。画像形成装置は、画像入力部1、画像処理部2、及び画像形成部3により構成されている。
画像入力部1は、外部装置からカラー画像データを入力、あるいは画像読取り部1a(図2参照)によりカラー原稿を読み取ることによりカラー画像データを取り込む。そして、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色の画像信号と、該画像信号に対応する画像を形成する用紙上の記録位置座標信号xを出力する。
なお、用紙上の記録位置座標信号xは、画像形成部3内のROS14による露光時の主走査方向の記録位置座標を示す。これは、画像信号の位置座標と一致するので、ここでは画像入力部1から記録位置座標信号xを画像処理部2に入力している。
画像処理部2は、出力画像に色ムラが生じないように、画像入力部1から入力されたYMCK各色の画像信号を画像形成部3で画像を形成するための画像信号(以下、画像形成信号と呼称する)に変換してから画像形成部3に転送する。また、本実施の形態では、主走査方向の記録位置座標を示す記録位置座標信号xも画像入力部1から入力され、該記録位置座標信号xも用いてYMCK各色の画像信号をYMCK各色の画像形成信号に変換する。これにより、画像形成面内の面内均一性に起因する色変動を補正することができ、最終的な出力画像の色ムラを低減することができる。なお、画像処理部2の構成及び作用の詳細は後述する。
画像形成部3は、画像処理部2から転送された画像形成信号に従って用紙上に画像を形成する。図2は、画像形成部3の一構成例を示す概略構成図である。画像形成部3は、Y色のトナー画像を形成するY色画像形成ユニット33Y、M色のトナー画像を形成するM色画像形成ユニット33M、C色のトナー画像を形成するC色画像形成ユニット33C、K色のトナー画像を形成するK色画像形成ユニット33Kがプロセス方向の上流側から下流側に向け直列方向に配列されている。
各画像形成ユニットは、回転する感光体10y、10m、10c、10kと、この各感光体の表面を帯電する帯電器12y、12m、12c、12kと、帯電された各感光体表面を画像処理部2から転送された各色の画像形成信号に基づいて変調された露光光により露光し、各感光体上に静電潜像を形成するROS(レーザ出力部)14y、14m、14c、14kと、各色トナーを担持する現像ロールを各々備え、現像ロールに現像バイアスを印加することにより各感光体上の静電潜像を各色トナーで現像して感光体上にトナー像を形成する現像器16y、16m、16c、16kと、感光体上の各色トナー像を中間転写体ベルト22に転写する一次転写器18y、18m、18c、18kと、各感光体の表面をクリーニングするクリーナ20y、20m、20c、20kと、除電器21y、21m、21c、21kとを備えている。
また、更に画像形成部3は、中間転写体ベルト22上のトナー像を記録用紙に転写する二次転写器24と、記録用紙に転写されたトナー像を定着する定着器26と、記録用紙を収納する用紙トレイ28と、から構成されている。
ここで、本構成図に示されている画像形成装置における画像形成動作を簡単に説明する。外部からの信号によって画像形成装置の駆動が開始され、感光体10y、10m、10c、10kの表面を帯電器12y、12m、12c、12kに帯電バイアスを電源から印加することで所定の帯電電位に帯電する。帯電器12y、12m、12c、12kによって帯電された感光体10y、10m、10c、10kの表面が各色現像器16y、16m、16c、16k位置に到達した時点で各色現像器16y、16m、16c、16kにも電源から所定の現像電位となるように現像バイアスが印加される。
一方、画像入力部1から、Y、M、C、Kの各色に対応する画像信号Yi、Mi、Ci、Kiと、記録位置座標信号xとが画像処理部2に転送される。画像処理部2では、入力された各色の画像信号Yi、Mi、Ci、Kiと記録位置座標信号xから、画像形成信号Yo、Mo、Co、Koは、ROS14y、14m、14c、14kに入力され、レーザ光線(露光光)が変調される。そして、この変調されたレーザ光線は、帯電器12y、12m、12c、12kにより一様帯電された感光体10y、10m、10c、10kの表面に照射される。この各感光体表面にレーザ光線がラスタ照射されると、各感光体上にはそれぞれ画像形成信号に対応した静電潜像が形成される。続いて、各色現像器16y、16m、16c、16kにより各感光体上の静電潜像がトナーにより現像され、各感光体上に各色トナー像が形成される。各感光体上に形成された各色のトナー像は、一次転写器18y、18m、18c、18kにより中間転写体ベルト22に順次(ここでは、Y、M、C、Kの色順に)重ね合わせて転写される。この中間転写体ベルト22へトナー像の転写が終了した各感光体は、クリーナ20y、20m、20c、20kにより表面に付着した残留トナーなどの付着物がクリーニングされ、除電器21y、21m、21c、21kにより残留電荷が除去される。
次に、中間転写体ベルト22上のトナー像は、二次転写器24により、用紙トレイ28から送られてくる記録用紙上に転写された後、定着器26により記録用紙上に転写されたトナー像が定着され所望の画像が得られる。
画像処理部2は、図3に示すように、第1変換テーブル30と第2変換テーブル70kとを備えている。本実施の形態では、出力画像の色に応じてリトランスファーが発生する可能性のあるYMC色の画像形成ユニット33Y、33M、33Cに対しては、第1変換テーブル30を用いて濃度変換(補正)した画像形成信号を供給し、中間転写体ベルト22に一次転写されたトナー像が再度感光体に付着するリトランスファーが常に発生しないK色の画像形成ユニット33Kには、第2変換テーブル70kで濃度変換(補正)した画像形成信号を供給する。
第2変換テーブル70kは、入力信号(Ki,x)と画像形成信号Koとの対応表が保持されたルックアップテーブルであり、画像処理部2は、この第2変換テーブル70kを用いて、入力した画像信号Kiを画像形成信号Koに変換する(2入力1出力)。この第2変換テーブル70kは、中間転写体ベルト22に転写される他の色については考慮せずに出力画像に色ムラが生じないような画像信号を生成する。この第2変換テーブル70kにより、画像形成装置の階調特性等の色再現性に応じて、入力された画像信号を該画像信号が表す画像の濃度が出力画像上で適正に再現されるような画像形成信号に変換することができる。また、画像形成装置の面内均一性が低い場合であっても、記録位置座標信号xに応じて画像信号を変換することができるため、色ムラを抑えることができる。
本実施の形態では、プロセス方向の上流側から下流側に向けて、Y色画像形成ユニット33Y、M色画像形成ユニット33M、C色画像形成ユニット33C、K色画像形成ユニット33Kが直列方向に配列されている。このため、中間転写体ベルト22に最後にトナー像を転写する(すなわち最下流に位置する)K色画像形成ユニットにはリトランスファーは発生しない。(図10参照)。従って、本実施の形態では、K色画像形成ユニット33Kには、第2変換テーブル70kでリトランスファー以外の要因による色変動を考慮して変換された(すなわち他の色のトナー像については考慮しないで変換された)画像形成信号を供給する。
第1変換テーブル30は、入力信号(Yi,Mi,Ci,x)とY、M、Cの各色毎の画像形成信号との対応表が保持された多次元ルックアップテーブルであり、画像処理部2は、この第1変換テーブル30を用いて、入力した画像信号Yi、Mi、Ciを画像形成信号Yo、Mo、Coに変換する(4入力3出力)。
本実施の形態では、多重転写特性に非線形性があるような場合(リトランスファーがある場合)でも、色ムラが生じないように濃度変換を行うため、同じ記録位置であっても中間転写体ベルトに重ね合わされる各色の画像信号に応じた濃度変換を行う。従って、面内均一性や階調特性だけでなく、多重転写特性などに起因する色変動も補正することができる。
本実施の形態では、最下流に位置するK色画像形成ユニット33K以外の画像形成ユニット33Y、33M、33Cはリトランスファーが発生する画像形成ユニットと考え、第1変換テーブルで変換された画像形成信号をこれら画像形成ユニット33Y、33M、33Cに供給する。なお、K色に他の色のトナー像を重ねても画像の色は黒になってしまうので、通常はK色のトナー像と他の色のトナー像を重ねることは少ない。従って、リトランスファーについてはK色のトナー像を考慮する必要はなく、第1変換テーブル30の入力信号には画像信号Kiを含めていない。
なお、第2変換テーブル70kは以下のようにして求めることができる。まず、画像形成部3で、画像信号Kiの任意の値に対するパッチを用紙上に主走査方向の所定の分割数に応じた間隔でプリントアウトし、図示しない色彩計により、出力したパッチの濃度を測定する。この濃度測定値と、もとの画像信号と、主走査方向の記録位置座標xの対応表を作成する。この対応表を基に、入力信号(Ki,x)と、入力された画像信号が表す画像の濃度が出力画像上で適正に再現されるような画像形成信号Koとの対応表を作成して、ROM等に記憶する。
第1変換テーブル30も第2変換テーブル70kと同様に、画像信号Yi、Mi、Ciの任意の値に対するパッチを用紙上に上記分割数に応じた間隔でプリントアウトし、出力したパッチの濃度を測定する。そして上記と同様に対応表を作成し、最終的に、入力信号(Yi、Mi、Ci,x)と画像形成信号Yo、Mo、Coとの対応表を作成して、ROM等に記憶する。
このように、リトランスファーが発生しない画像形成ユニット以外の画像形成ユニットについては、YMC各色の画像信号と記録位置座標信号xを入力信号とした第1変換テーブル30を用いて濃度変換を行うようにし、最下流の画像形成ユニット33Kのようにリトランスファーが発生しない画像形成ユニットについてはK色の画像信号と記録位置座標信号xを入力信号とした第2変換テーブル70kを用いて濃度変換を行うようにしたため、濃度変換処理に必要なルックアップテーブルのメモリ容量を削減することができる。
例えば、画像入力部1から入力される画像信号を8ビット(256階調)の画像信号とし、画像入力部1から入力される主走査方向の記録位置座標信号xの分割数を16分割(17格子点)とすると、本実施の形態における濃度変換処理に必要な総メモリ容量は、以下のように算出できる。
まず、第1変換テーブル30のメモリ容量は、
256(Y)×256(M)×256(C)×17(x)×3(出力)
=855,638,016ビット
=106,954,752バイト
となる。
一方、第2変換テーブル70kのメモリ容量は、
256(K)×17(x)=4352ビット=544バイト
となるので、本実施の形態における変換テーブルの総メモリ容量は、
106,954,752+544=106,955,296バイト ・・・(1)
となる。
ここで、比較例として従来の濃度変換処理に用いられている変換テーブル(DLUT)40のメモリ容量を例示する。従来技術では、図4に示すようにYMCK各色の画像信号Yi、Mi、Ci、Kiと記録位置座標信号xを入力として、YMCK各色の画像信号Yo、Mo、Co、Koを出力とするため、濃度変換処理に必要なDLUT40のメモリ容量は、
256(Y)×256(M)×256(C)×256(K)×17(x)×4(出力)
=292,057,776,128ビット
=36,507,222,016バイト ・・・(2)
となる。
算出結果(1)と(2)から明らかなように、メモリ容量は従来よりも削減される。
[第2の実施の形態]
トナー像が中間転写体ベルト22に直に転写された場合と、他のトナー像の上に転写された場合とでは付着力が異なる。通常、前者の場合には、付着力が大きくリトランスファーはほとんど発生しない。
従って、形成したトナー像が常に中間転写体ベルト22に直に転写される画像形成ユニット、すなわち中間転写体ベルト22に最初に転写されるトナー像を形成する画像形成ユニット(プロセス方向最上流に位置する画像形成ユニット)は、リトランスファーが発生しない画像形成ユニットとすることができる。本実施の形態では、最上流に位置するY色画像形成ユニット33Yに供給する画像形成信号も、上記実施の形態で説明した第2変換テーブルと同様の変換テーブルを用いて生成する。
なお、本実施の形態における画像形成装置全体の構成は、前述の図1及び図2と同様の構成であるため説明を省略する。
本実施の形態の画像処理部2は、図5に示すように、第1変換テーブル50と2つの第2変換テーブル70y、70kとを備えている。本実施の形態では、出力画像の色に応じてリトランスファーが発生する可能性のあるMC色の画像形成ユニット33M、33Cに対しては、第1変換テーブル50を用いて濃度変換した画像形成信号を供給し、リトランスファーが常に発生しないY色、K色の画像形成ユニット33Y、33Kには、第2変換テーブル70y、70kで濃度変換した画像形成信号を供給する。
第2変換テーブル70yは、入力信号(Yi,x)と画像形成信号Yoとの対応表が保持されたルックアップテーブルであり、その作用は第1の実施の形態で示した第2変換テーブル70kと同様であるため、説明を省略する。
第1変換テーブル50は、入力信号(Yi,Mi,Ci,x)とM、Cの各色毎の画像形成信号との対応表が保持された多次元ルックアップテーブルであり、画像処理部2は、この第1変換テーブル50を用いて画像形成信号Mo、Coを生成する。本実施の形態では、4入力2出力となる。
本実施の形態において、第1の実施の形態と同様に画像入力部1から入力される画像信号を8ビット(256階調)の画像信号とし、画像入力部1から入力される主走査方向の記録位置座標信号xの分割数を16分割(17格子点)とすると、濃度変換処理に必要な総メモリ容量は以下のように算出できる。
まず、第1変換テーブル50のメモリ容量は、
256(Y)×256(M)×256(C)×17(x)×2(出力)
=570,425,344ビット
=71,303,168バイト
となる。
一方、第2変換テーブル70y、70kのメモリ容量はそれぞれ、
256×17=4352ビット=544バイト
となるので、本実施の形態における変換テーブルの総メモリ容量は、
71,303,168+544+544=71,304,256バイト・・・(3)
となる。
従って、第1の実施の形態で示した算出結果(1)、(2)と比較して明らかなように、本実施の形態ではメモリ容量はさらに削減される。
[第3の実施の形態]
K色に他の色のトナー像を重ねても画像の色は黒になってしまうので、通常はK色のトナー像と他の色のトナー像を重ねることは少ない。従って、K色トナー像は常に一次色として中間転写体ベルト22に直に転写される。従って、黒色のトナー像を形成する画像形成ユニットは、常にリトランスファーが発生しない画像形成ユニットとみなすことができる。
本実施の形態では、K色画像形成ユニット33Kをプロセス方向最上流及び最下流の位置以外の位置に配列する。ここでは、図6に示すように、プロセス方向の上流から下流に向かってY色画像形成ユニット33Y、M色画像形成ユニット33M、K色画像形成ユニット33K、C色画像形成ユニット33Cの順に直列方向に配列する。
この配列により、最上流の位置に配列されたY色画像形成ユニット33Y、最下流の位置に配列されたC色画像形成ユニット33C、及びK色の画像形成ユニット33Kについては、リトランスファーを考慮せずに濃度変換処理を行うことができる。
本実施の形態の画像処理部2は、図7に示すように、第1変換テーブル60と3つの第2変換テーブル70y、70k、70cとを備えている。本実施の形態では、出力画像の色に応じてリトランスファーが発生する可能性のあるM色の画像形成ユニット33Mに対しては、第1変換テーブル50を用いて濃度変換した画像形成信号を供給し、リトランスファーが常に発生しないY色、K色、C色の画像形成ユニット33Y、33K、33Cには、第2変換テーブル70y、70k、70cで濃度変換した画像形成信号を供給する。
第2変換テーブル70cは、入力信号(Ci,x)と画像形成信号Coとの対応表が保持されたルックアップテーブルであり、その作用は第1の実施の形態で示した第2変換テーブル70k、第2の実施の形態で示した第2変換テーブル70cと同様であるため、説明を省略する。
第1変換テーブル60は、入力信号(Yi,Mi,Ci,x)とM色の画像形成信号Moとの対応表が保持された多次元ルックアップテーブルであり、画像処理部2は、この第1変換テーブル60を用いて画像形成信号Moを生成する。本実施の形態では、4入力1出力となる。
本実施の形態において、第1の実施の形態と同様に画像入力部1から入力される画像信号を8ビット(256階調)の画像信号とし、画像入力部1から入力される主走査方向の記録位置座標信号xの分割数を16分割(17格子点)とすると、濃度変換処理に必要な総メモリ容量は以下のように算出できる。
まず、第1変換テーブル60のメモリ容量は、
256(Y)×256(M)×256(C)×17(x)
=285,212,672ビット
=35,651,584バイト
となり、第2変換テーブル70y、70k、70cのメモリ容量はそれぞれ、
256×17=4352ビット=544バイト
となるので、本実施の形態における変換テーブルの総メモリ容量は、
35,651,584+544+544+544=35,652,128バイト
・・・(4)
となる。
従って、第1及び第2実施の形態で示した算出結果(1)、(2)、(3)と比較して明らかなように、本実施の形態ではメモリ容量はさらに削減される。
なお、上記実施の形態では、主走査方向の記録位置座標信号を入力する例について説明したが、主走査方向の記録位置座標信号に加えて、感光体上の副走査方向の記録座標信号を入力するようにしてもよい。例えば、感光体に感光体エンコーダを設け、該エンコーダが出力する回転角信号を上記第1及び第1変換テーブルに入力するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、感光体から中間転写体ベルトに一次転写し、該中間転写体ベルトから用紙に二次転写する画像形成装置を例に挙げて説明したが、これに限定されず、例えば、感光体から直接記録用紙に転写する画像形成装置であってもよい。
本発明の画像形成装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。 画像形成部の一構成例を示す概略構成図である。 第1の実施の形態の画像処理部に備えられた第2変換テーブルと第1変換テーブルの入出力状態を示した図である。 従来技術で用いられている変換テーブル(DLUT)の入出力状態を示した図である。 第2の実施の形態の画像処理部に備えられた第2変換テーブルと第1変換テーブルの入出力状態を示した図である。 第3の実施の形態の各画像形成ユニットの配列を示した図である。 第3の実施の形態の画像処理部に備えられた第2変換テーブルと第1変換テーブルの入出力状態を示した図である。 上流側から下流側方向にYトナー画像形成用の画像形成ユニット、Mトナー画像形成用の画像形成ユニット、Cトナー画像形成用の画像形成ユニット、Kトナー画像形成用の画像形成ユニットを直列に配列した画像形成装置において、Yの単色画像(一次色)を形成した場合に生じるリトランスファーを説明する説明図である。 図8の同様の画像形成装置において、Yのカバレッジ60%のトナー画像YyとMのカバレッジ60%のトナー画像TmとによりR画像(二次色)を形成した場合に生じるリトランスファーを説明する説明図である。 直列に配列された画像形成ユニットの最後段に設けられた画像形成ユニットで形成されたトナー像(最後に形成され転写されるトナー像)にリトランスファーが発生しないことを説明する説明図である。 図10に示した順序で各色の画像形成ユニットを直列に配列した画像形成装置で主走査方向に濃度が高くなるような出力画像を形成し、出力画像を構成する各トナー像の濃度を測定した場合の測定結果を示した図であって、(A)は、Y色のトナー像の濃度の測定結果を示したグラフ、(B)はM色のトナー像の測定結果を示したグラフ、(C)はC色のトナー像の測定結果を示したグラフである。 図10に示した順序で各色の画像形成ユニットを直列に配列した画像形成装置で、Y、M、Cの各色のトナー像が、出力画像が一次、二次、三次色の場合にどのような状態で被転写体(この場合は中間転写体)に転写され、転写後他の画像形成ユニットを何回通過するかを示した表である。
符号の説明
1 画像入力部
2 画像処理部
3 画像形成部
10y、10m、10c、10k 感光体
12y、12m、12c、12k 帯電器
14y、14m、14c、14k ROS
16y、16m、16c、16k 現像器
18y、18m、18c、18k 一次転写器
22 中間転写体ベルト
24 二次転写器
26 定着器
30、50、60 第1変換テーブル
33Y Y色画像形成ユニット
33M M色画像形成ユニット
33C C色画像形成ユニット
33K K色画像形成ユニット
70y、70k、70c 第2変換テーブル

Claims (2)

  1. 感光体表面を画像信号に基づいて露光して潜像を形成した後トナーを用いて現像することにより感光体表面にCMYK各色のトナー画像を形成する4つの画像形成ユニットがプロセス方向に沿って配列され、各画像形成ユニットの感光体表面に形成された互いに異なる色のトナー画像を被転写体に順次重ね合わせて転写することにより出力画像を形成する画像形成手段と、
    前記プロセス方向の最下流に位置する画像形成ユニットと、K色のトナー像を形成する画像形成ユニットと、CMY色のトナー像を形成する画像形成ユニットの中で1番目にトナー像を形成する画像形成ユニットとを除いた残りの画像形成ユニットが、前記被転写体に転写されたトナー像が下流側の画像形成ユニットの感光体に付着する現象であるリトランスファーが発生するトナー像を形成する画像形成ユニットであることから、前記残りの画像形成ユニットを前記リトランスファーの影響を考慮する必要がある第1の画像形成ユニットとし、前記4つの画像形成ユニットのうち前記第1の画像形成ユニットを除いた画像形成ユニットを前記リトランスファーの影響を考慮する必要がない第2の画像形成ユニットとしたときに、前記第1の画像形成ユニットに対応して設けられ、前記出力画像を形成する際に他のトナー像と重ねられるトナー像を形成する複数の画像信号のうち、前記対応する第1の画像形成ユニット以外の他の画像形成ユニットにより形成される画像信号を考慮して前記対応する第1の画像形成ユニットにより形成されるトナー像を形成する画像信号が補正されるように、前記複数の画像信号の各々を入力とし、前記リトランスファーによる色むら及び前記リトランスファー以外の所定の要因による色ムラが前記出力画像に生じないように定められた画像信号を出力とする第1の変換テーブルを用いて、前記第1の画像形成ユニットに供給する画像信号を補正すると共に、前記第2の画像形成ユニットに対応して設けられ、前記対応する第2の画像形成ユニット以外の他の画像形成ユニットにより形成される画像信号を考慮せずに前記対応する第2の画像形成ユニットにより形成されるトナー像を形成する画像信号が補正されるように、前記対応する第2の画像形成ユニットに供給する画像信号を入力とし前記リトランスファー以外の所定の要因による色ムラが前記出力画像に生じないように定められた画像信号を出力とする第2の変換テーブルを用いて、前記対応する第2の画像形成ユニットに供給する画像信号を補正する画像処理手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記第1の変換テーブル及び前記第2の変換テーブルは、更に、前記出力画像の形成位置に関する情報を入力とする請求項1記載の画像形成装置。
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