JP4870934B2 - 2速全車輪駆動システム - Google Patents

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Description

本発明は、主に車両の動力伝達装置に関するものであって、より具体的には、動力取出ユニット(power take-off unit)を有する、多変速の全車輪駆動自動車の動力伝達装置の設計および製造方法に関するものである。
自動車の動力伝達装置は、主要な型として、フルタイム後輪駆動システム、フルタイム前輪駆動システム、パートタイム4輪駆動システムおよび全輪駆動システムの4つが、一般に、知られている。全輪駆動システムは、車両の速度を落とすことなく、車両の全4輪に駆動の牽引を伝えることができる能力を有することから、人気がある。
しかしながら、上記の全輪駆動システムは、しばしば前輪の駆動車軸と後輪の駆動車軸との間で伝達されるトルクの量を変化させることができないことがある。
従来のシステムは、連続的に全輪を駆動する1速システムである。したがって、従来の全輪駆動システムは、車両の速度が低く、より大きな駆動トルクが必要となるような雪やそれに似たドライブコンディションなどのオフロードでは、駆動トルクを最大にする能力がなかったり、その能力に制限があったりする、という問題があった。
動力取出ユニット(PTU)を使って、全輪の駆動車軸と後輪の駆動車軸との間でトルクを分配する全輪駆動システムが知られている。トルクは、通常、前輪の駆動車軸に40%、後輪の駆動車軸に60%といったように所定の割合で分配される。
しかしながら、PTUは、前輪の駆動車軸と後輪の駆動車軸との両方に伝達するトルクの量を変化させることができないと共に、車両を異なる速度レンジで駆動させることはできない。すなわち、異なる駆動車軸に供給するトルクを変化させ、低牽引駆動状況で低速レンジに設定することはできない、という問題があった。
まず第1に、本発明は、前輪セットおよび後輪セットのそれぞれに、回転動力(駆動トルクともいう)を供給するための出力装置を備える変速機を有する車両駆動システムを提供する。本発明にかかる駆動システムは、第1差動装置、動力取出ユニット、第2差動装置および2モード駆動ユニットを備える。
上記第1差動装置は、上記変速機の出力装置に連結され、上記出力装置から駆動トルクを受け取る。上記動力取出ユニットは、上記第1差動装置に、作動できるように連結される。上記第2差動装置は、上記動力取出ユニットを、後輪セットに接続するものであり、後輪セットに駆動トルクを分配する。上記2モード駆動ユニットは、上記動力取出ユニットと上記第2差動装置との間に配置され、高速レンジの全輪駆動運転と低速レンジの全輪駆動運転とを切り替えることができる。
第2に、本発明は、第1差動装置と、動力取出ユニットと、多変速型の変速装置と、第2差動装置を備える車軸とを有する車両駆動伝達列を提供する。
上記第1差動装置は、車両の変速機からの回転入力を受け取るように、適合される。上記第1差動装置は、第1出力装置および第2出力装置を備える。上記第1出力装置は、車両の車輪の第1セットを駆動するように配置される。
上記動力取出ユニットは、入力装置および出力装置を備える。当該入力装置は、上記第1差動装置に連結され、上記第2出力装置から回転動力を受け取る。上記の多変速型の変速装置は、入力装置および出力装置を備える。当該入力装置は、上記動力取出ユニットの出力装置から回転動力を受け取る。
上記の多変速型の変速装置は、少なくとも第1の歯車比と第2の歯車比とで動作可能である。
上記第2差動装置は、上記の多変速型の変速装置の出力装置から、回転動力を受け取る入力装置を備える。
さらに、本発明の利用分野は、以下の詳細な説明から明らかである。本発明の好ましい実施形態を示す詳細な説明、および具体例は説明を目的とするものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明は詳細な説明と添付の図面によって、より完全に理解されるであろう。
図1は、本発明の2速全輪駆動システムを有する自動車の下面の部分平面図である。図2は図1の2速全輪駆動システムの部分斜視図であり、2重の遊星歯車のセットをもつ中央差動装置の構成部品を示す斜視図である。図3は、本発明の代表的な動力取出ユニットの斜視図である。図4は図3の動力取出ユニットの構成部品を示す斜視組立図である。図5は後輪差動装置に直接取り付けられた駆動ユニットを示す後車軸組立の斜視図である。図6は駆動ユニットの分解組立斜視図である。図7は駆動ユニットの断面図である。図8は本発明の2速全輪駆動システムの別の実施形態を示す概略図である。
本発明の好ましい実施形態について、以下に述べるが、実際のところ、これらは単なる例示であって、本発明の適用範囲およびその利用方法を限定するものではない。
図1では、本発明に従って構成された2速全輪駆動システム10を車両12の下面からみた代表的な装置として示している。車両12は、エンジン14、変速機16、および駆動伝達装置を備える。上記駆動伝達装置は、中央差動装置(第1差動装置、前差動装置)18および動力取出ユニット(PTU)20を備える。
PTU入力軸22は、中央差動装置18をPTU20に接続する。左側シャフト24は、回転できるように、中央差動装置18に連結される。これにより、左側シャフト24は前輪セット28の左前輪26に回転トルクを供給することができる。右側シャフト30はPTU20を介して、回転できるように、中央差動装置18に連結される。これにより、右側シャフト30は右前輪32に回転トルクを供給することができる。なお、右前輪32と左前輪26とで前輪セット28を構成する。
駆動トルクは、プロペラシャフト34を介して、PTU20から駆動ユニット40に分配される。プロペラシャフト34は、第1シャフト部36および第2シャフト部38をそれぞれ備える。
図1に示すように、駆動ユニット(2モード駆動ユニット、2速駆動ユニット)40は、車両12の後車軸42に、直接取り付けられる。後車軸42は、差動装置(第2差動装置、後差動装置)42a、左後車軸シャフト44、および右後車軸シャフト50を備える。
左後車軸シャフト44は、差動装置42aに連結され、後輪セット48の左後輪46に回転トルクを伝達する。
また、右後車軸シャフト50は、差動装置42aに連結され、後輪セット48の右後輪52に回転トルクを伝達する。なお、右後輪52と左後輪46とで後輪セット48を構成する。
さらに、図2に示すように、中央差動装置18は、2重遊星歯車(double planetary gear)の差動装置アセンブリ54を備えている。差動装置アセンブリ54は、ケース右側56と、入力プラネットキャリア58と、前輪駆動入力装置を備える内部歯車60と、内部歯車60内に回転できるように配置された太陽歯車62と、歯車シャフト64とを備える。
プラネットキャリア66は、図1に示す右前輪32に出力トルクを供給する。右側シャフト30の一部を構成する歯車シャフト64は、プラネットキャリア66と共に回転できるように配置される。プラネットキャリア66は、複数の遊星歯車67を有する。それらの遊星歯車67は、それぞれが回転できるようにピン68を介してプラネットキャリア66に接続される。遊星歯車67は、内部歯車60のリングギア69とがっちりかみ合う。
また、プラネットキャリア58には、複数の遊星歯車(図示せず)が設けられる。それぞれの上記遊星歯車は、ピン(図示せず)によって、プラネットキャリア58に連結される。これにより、回転できるように、リングギア69とかみ合った2重遊星歯車を、効果的に作り出す。太陽歯車70は、左側シャフト24の一部を構成する歯車シャフト71を介して、左前輪26に出力トルクを供給する。歯車シャフト71は、ケース左側72内に、回転できるように配置される。入力歯車74は、変速機16から直接差動装置アセンブリ54に、入力トルクを供給してもよい。PTU入力軸22は、太陽歯車62の回転によって、回転駆動される。
図3および図4に示すように、PTU20は、PTUケース76および後出力コネクター78を備える。図3には、PTUケース76に連結された状態のPTU入力軸22が示されている。後出力コネクター78は、プロペラシャフト(prop shaft)34の第1シャフト部36に、しっかりと固定するように連結される(図1を参照)。
PTUケース76は、中心ケース部79、第1端板80および第2端板82を含む。PTU入力軸22が第2端板82の孔86を貫くように、外側シール84はPTU入力軸22をふさぐ。PTU入力軸22は中空軸部88を含む。中空軸部88は、中空軸部88の内側を通って、PTU20を貫通している右側シャフト30が中空軸部88内部で回転できる隙間を供給する。これにより、右側シャフト30は、中空軸部88内部で自由に回転できる。
中空軸88は、第1軸受89と第2軸受90とによって、第2端板82と中心ケース部79との間に支持される。右側シャフト30は、中心ケース部79を貫いて、右側シャフト軸受92によって、中心ケース部79と第1端板80との間に支持される。右側シャフト30は、孔94を通って、外側シール96が備え付けられる第1端板80を貫く。また、PTU入力軸22は歯車98を備える。
PTU20において、歯車98は、遊び歯車100とがっちりかみ合う。遊び歯車100は、外側ころ軸受102と軸受レース104とによって、第2端板82に支持される。遊び歯車100は、また、内部ころ軸受106と軸受レース108とによって、中心ケース部79に支持される。
出力歯車アセンブリ110は、中心ケース部79内に備えられる。出力歯車アセンブリ110は、出力歯車112と、ハイポイドリングギア114と、ハイポイドリングギア114を出力歯車アセンブリ110にしっかりと固定するフランジ116とを含んでいる。出力歯車アセンブリ110の第1端部117は、軸受118によって第2端板82に支持される。
接合ハイポイドピニオン歯車122は、ハイポイドリングギア114とがっちりかみ合う。ハイポイドピニオン歯車122は、中心ケース部79の後孔125を通って、後出力歯車シャフト124上に支持されている。後出力歯車シャフト124は、回転できるように、中心ケース部79内側では、第1軸受126によって支持される一方、中心ケース部79の外側では、第2軸受128によって支持される。後出力コネクター78は、後出力歯車シャフト124にスプラインが設けられると共に、留め具130によって、出力歯車シャフト124にしっかりと固定される。少なくとも1つのシール132が、後出力コネクター78と中心ケース部79との間の後孔125に配置される。
本実施例では、回転トルクは、中央差動装置18の太陽歯車62からPTU入力軸22に供給される(図2を参照)。PTU入力軸22の歯車98は、遊び歯車100にがっちりかみ合う。また、遊び歯車100は、順次、出力歯車112にがっちりかみ合う。出力歯車112が回転することによって、ハイポイドリングギア114は回転する。
後輪セット48(図1を参照)への駆動トルクは、ハイポイドリングギア114と後出力歯車シャフト124を回転させるハイポイドピニオン歯車112とによって供給される。後出力歯車シャフト124が回転することにより、後出力コネクター78は回転し、結果として、プロペラシャフト34が回転する(図1を参照)。右側シャフト30は、PTU入力軸22の中空軸部88内で回転し、右前輪32に、直接、駆動トルクを供給する(図1を参照)。
プロペラシャフト34から駆動ユニット40への回転動力の伝達を促進するために、図5に示すように、プロペラシャフト34に連結された第1コネクター半端134は、駆動ユニット40に結合している第2コネクター半端136に連結されている。
図7に、最も分かりやすく示されているように、駆動ユニット40は、後車軸42の筐体にしっかりと連結される筐体138を備える。また、変速装置ユニット(変速装置デバイスともいう)140は、筐体138に連結される。
図1に示すように、駆動トルクは、後車軸42を通り、駆動ユニット40を経由して、後輪セット48に伝達される。変速装置ユニット140は、車両12によって一般に供給される電力源などから操作される電気作動装置(electrical actuator)を含んでいてもよい。代表的な変速装置ユニットは、マサチューセッツ州のボストンにあるジョセフポーラック社(Joseph Pollak Corporation)によって製造されている。
図6を使って、より詳細に説明するが、変速装置ユニット140は、シフトフォーク154を、回転しないように動かす直線アクチュエーター(図示せず)を含んでいてもよい。また、変速装置ユニット140のシフト切り替えは、直線アクチュエーターに限定されるものではなく、ソレノイド作動、真空ダイアフラム、水力作動およびケーブルなど、従来公知の技術を用いることができる。
図6に示すように、駆動ユニット40は、プラネットキャリア141を含む。プラネットキャリア141は、複数のピン142を有する。また、それぞれのピン142は、複数の遊星歯車143のうちの1つを軸受144上に支持する。また、プラネットキャリア141は、内部歯車146内部で回転する。
第1ドックリング板148は、プラネットキャリア141と共に回転するように連結される。第1ドックリング板148は、複数の留め具(図示せず)によって連結されるか、さもなければ、プラネットキャリア141にしっかりと連結される。変速装置つば部150は、内部歯車146にがっちりかみ合い、内部歯車146内で移動方向(A方向)もしくは、移動方向(B方向)のいずれかに移動する。
第2ドックリング板152は、変速装置つば部150の内部表面に、例えば、溶接などによって、しっかりと連結されている。第3ドックリング板160は、第2コネクター半端136と共に回転するように、しっかりと連結される。太陽歯車シャフト161は、第2コネクター半端136と共に回転するように連結される。また、太陽歯車シャフト161は、第3ドックリング板160、変速装置つば部150、第2ドックリング板152、第1ドックリング板148、内部歯車146、およびプラネットキャリア141のそれぞれの内部を通るように配置される。そして、そこで、太陽歯車シャフト161の太陽歯車162が複数の遊星歯車143にがっちりかみ合う。
シフトフォーク154は、1組の歯156を有する。歯156は、変速装置つば部150の環状チャネル158内に配置される。それゆえ、変速装置ユニット140によって、シフトフォーク154ははずされ、その結果、変速装置つば部150は移動方向(A方向)もしくは移動方向(B方向)のいずれかに移動することができる。
シフトフォーク154が移動方向(A方向)ではずされると、変速装置つば部150(および第2ドックリング板152)は、第2ドックリング板152の複数の外延部166が第1ドックリング板148の複数の接合外延部164とかみ合う位置(第1軸つば位置)へ移動する。シフトフォーク154が移動方向(A方向)ではずされると、内部歯車146がプラネットキャリア141に固定される。そのため、高レンジもしくは相対的に高い速度比における第2コネクター半端136と、プラネットキャリア141との間のトルク伝達が促進される。その結果、プラネットキャリア141、内部歯車146および太陽歯車シャフト161のそれぞれが回転する。
また、シフトフォーク154が移動方向(B方向)ではずされると、変速装置つば部150(および第2ドックリング板152)は、第2ドックリング板152の反対側にある複数の外延部168が第3ドックリング板160上の複数の外延部170とかみ合う位置(第2軸つば位置)へ移動する。この状態では、内部歯車146は静止して、回転しない状態に固定される。そのため、遊星歯車143は速度を低下させ、トルクを増加させることができる。その結果、低レンジもしくは相対的に低い速度比で、トルクが第2コネクター半端136とプラネットキャリア141との間で伝達される。
図7に示すように、後車軸42は、スプラインが設けられた入力軸174を有する入力ピニオン172を備える。これにより、技術的によく知られた方式で、差動装置42aに回転動力を伝達することができる。簡単に言えば、入力ピニオン172は、差動装置42aのリングギア(図示せず)に回転動力を伝達する。その結果、差動装置42aを、後車軸42の筐体内で回転させることができる。
また、左後輪軸シャフト44および右後輪軸シャフト50に、回転動力を伝達するために、1組のサイド歯車(図示せず)と複数のピニオン(図示せず)とを含む歯車セット(図示せず)を用いてもよい(図1を参照)。プラネットキャリア141を、入力軸174に、取り外せる程度にしっかりと連結するために、ナットもしくはボルトのような留め具176を用いてもよい。
入力軸174は、プラネットキャリア141の、接合内部のスプライン設定部177に、がっちりかみ合う。筐体138は、筐体フランジ178を含む。また、車軸は、差動装置フランジ180を含む差動装置の筐体179内で回転できるように、収納される。筐体フランジ178と差動装置のフランジ180とは、取り外せる程度にしっかりと、複数の留め具181を用いて、互いに連結される。
さらに、筐体138は、差動装置フランジ180の歯車形状183と滑るようにかみ合うパイロット形状182を有する。これにより、駆動ユニット40や後車軸42の様々な構成部品、例えば、入力ピニオン172などを共通の中心線「C」の周りに配置することができる。
太陽歯車シャフト161は、筐体138内に回転できるように、軸受セット184によって、共通の中心線「C」に沿って、支持される。シャフトシール186は、筐体138の末端接合をふさぐために用いられる。太陽歯車シャフト161の太陽歯車162は、複数の遊星歯車143にがっちりかみ合う。遊星歯車143は、順次、回転できるように内部歯車146の、のこぎり歯状の内部表面にかみ合う。
内部歯車146は、回転できるように、第1軸受188および第2軸受190によって、プラネットキャリア141の外径に支持される。複数の留め具192は、第3ドックリング板160を、筐体138の一部に取り外せる程度にしっかりと、連結するために用いられる。
図7の共通の中心線「C」より下側に、駆動ユニット40が高レンジ(第1モード)もしくは高速モードで作動しているときの状態を示す。また、図7の共通の中心線「C」より上側に、駆動ユニット40が低レンジ(第2モード)もしくは低速モードで作動しているときの状態を示す。
高レンジで作動しているとき、変速装置つば部150は、第2ドックリング板152と第1ドックリング板148とが互いにかみ合うように位置が変わる。
この状態では、第2ドックリング外延部166は、第1ドックリング外延部164のそれぞれとかみ合う。そのため、太陽歯車シャフト161を経て受け取られる入力トルクは、遊星歯車143を経て、内部歯車146に運ばれる。さらに、変速装置つば部150からプラネットキャリア141に運ばれる。それによって、プラネットキャリア141は、入力ピニオン172を経て、差動装置42aのリングギア(図示せず)に、高レンジのトルクを伝達する。
図7で、共通の中心線「C」より上側に示されているように、低レンジもしくは低速モードでの作動しているときは、変速装置つば部150は、図7に示すように、右に移動される。そのため、第2ドックリング板152の外延部168は、第3ドックリング板160の第3ドックリング外延部170のそれぞれとかみ合う。すなわち、第2のドックリング板152と第3のドックリング板168とが作動可能に連結される。第3ドックリング板160は、筐体138にしっかりと固定されているので、内部歯車146は、変速装置つば部150を介して筐体138に固定され、回転できない。したがって、太陽歯車シャフト161からの回転トルクは、太陽歯車162を経由して、遊星歯車143に低レンジで運ばれる。また、太陽歯車シャフト161からの回転トルクは、直接プラネットキャリア141に、低レンジで運ばれる。その結果、プラネットキャリア141は太陽歯車162に対して1:3といったような所定の速度比で駆動される。
図6に戻るが、エンジン14からの出力トルクは、変速機16を経由して、中央差動装置18へ伝達される。さらに、中央差動装置18からPTU20へ、そして、駆動ユニット40に伝達される。中央差動装置18とPTU20とは、高レンジと低レンジとの両方のモードで作動する。
高レンジ、もしくは高速作動モードのとき、全輪駆動システム10は、第1の前輪/後輪割合で、例えば、前輪セット28に約67%、PTU20に約33%といったように、駆動トルクを分割する。前輪セット28に分配された駆動トルクは、左前輪26と右前輪32とのそれぞれにほぼ均等に分割される。高レンジ(第1モード)、もしくは高速作動モードでは、PTU20からのトルクは、プロペラシャフト34を経由して、駆動ユニット40に伝達される。PTU20の歯車比は、1:2.73である。
高レンジ、もしくは高速作動モードでは、変速装置ユニット40は、移動方向(A方向)にシフトフォーク154を移動させる(図6を参照)。第1の割合を乗じた駆動トルクが、プラネットキャリア141と入力ピニオン172とを経由して、差動装置42aのリングギア(図示せず)に出力される。そこで、変速機16のトルクは、左後輪46と右後輪52とにほぼ均等に分配される。
低レンジ、もしくは低速作動モードでは、2速全輪駆動システム10は第2の前輪/後輪割合で、例えば、前輪セット28に38%、PTU20に62%といったように、駆動トルクを分割する。前輪セット28に分配された駆動トルクは、左前輪26と右前輪32とのそれぞれにほぼ均等に分配される。
低レンジモードでは、変速装置ユニット140は移動方向(B方向)にシフトフォーク154を移動させる(図6を参照)。第2の割合を乗じた駆動トルクは、プラネットキャリア141と入力ピニオン172とを経由して、後輪の差動装置42aのリングギア(図示せず)に出力される。そこで、PTU20からのトルクは、左後輪46と右後輪52とにほぼ均等に分配される。PTU20の後輪側で、駆動ユニット40を経由する歯車比を適宜変化させることによって、遊星歯車143が歯車減速ユニットして機能する結果、中央差動装置18は減速装置セットとして、効果的に作用する。この例では、前輪セット28は変速機16のトルクの約67%を受け取り、後輪セット48は変速機16のトルクの約108%を受け取ることになる。この場合の歯車比を回転動力に乗じることによって、低速モードにすることができる。
次に、本発明の別の実施形態について、図8に基づき、説明する。駆動ユニット40と同様に、駆動ユニット194は、機械コネクター(図示せず)を用いて、PTU20に直接取り付けられる。変速装置ユニット140と同様に変速装置ユニット196は駆動ユニット194上に取り付けられ、変速装置ユニット140と同様に作動する。
図8では、概略図でしか示されていないが、駆動ユニット194をPTU20の取付フランジ(図示せず)に直接かみ合わせるために、筐体フランジ198が使用される。駆動ユニット194は駆動ユニット40と同様に作動し、高レンジ/高速作動モード、もしくは低レンジ/低速作動モードのいずれかを提供する。
1変速装置ユニット、もしくは2速装置ユニットとして、動力取出ユニット20を作動させることができる。例えば、PTU20は、低レンジ全輪駆動作動では、歯車比が1:0.61の2速作動をし、高レンジ全輪駆動作動では、歯車比が1:2.73の2速作動をしてもよい。
本発明にかかる2速全輪駆動システム10は、車輪のスリップ状態に関係なく、全輪駆動車両に高レンジ/高速作動モードおよび低レンジ/低速作動モードの両方を効果的に提供できる。それゆえ、本発明にかかる2速全輪駆動システム10は重大な動力を損失することなく、また、少なくとも高レンジでは車両の速度制限なく、路上(高レンジ作動)とオフロード(低レンジ作動)との両方で駆動することができる。車両が止まったり、非常に低速で作動したりしているときは、動力伝達の構成部品を保護するために低レンジ作動となる。
また、本発明にかかる全輪駆動システムは、所定の車両速度で高レンジ/高速作動から低レンジ/低速作動に切り変わらないように、もしくは、0以上の車両速度で作動しないように、公知技術である車両速度ロックアウトシステム(図示せず)を備えてもよい。
本発明にかかる駆動ユニットを、全輪駆動車両の動力取出ユニットと後差動装置との間に配置することにより、車両のエンジン区画に余分な配置スペースを空けることができ、全輪駆動車両の2速作動を効果的に行うことが可能である。
図1に示す例では、左後輪軸シャフト44と右後輪軸シャフト50とは頑丈な後輪軸アセンブリを形成する。本発明は、図1に示される構成に限定されるものではなく、図示しない独立した車両懸架装置システム(independent suspension system)にも適用することができる。
本発明の説明は事実上、単なる例示に過ぎず、本発明の要点から逸脱しない変種は本発明の範囲に含まれる。そのような変種を、本発明の範囲や精神から逸脱するものと考えるものではない。
本発明は、例えば、自動車などの車輪の駆動部分に好適に利用することができる。
本発明の2速全輪駆動システムを有する自動車の下面の部分平面図である。 図1の2速全輪駆動システムの部分斜視図であり、2重の遊星歯車のセットをもつ中央差動装置の構成部品を示す 本発明の代表的な動力取出ユニットの斜視図である。 図3の動力取出ユニットの構成部品を示す斜視組立図である。 後輪差動装置に直接取り付けられた駆動ユニットを示す後車軸組立の斜視図である。 駆動ユニットの分解組立斜視図である。 駆動ユニットの断面図である。 本発明にかかる2速全輪駆動システムの別の実施形態を示す概略図である。
符号の説明
10 2速全輪駆動システム
16 変速機
18 中央差動装置(第1差動装置)
20 PTU(動力取出ユニット)
28 前輪セット
34 プロペラシャフト
40 駆動ユニット(2モード駆動ユニット)
42a 差動装置(第2差動装置)
48 後輪セット
60 内部歯車
62 太陽歯車
66 プラネットキャリア
67 遊星歯車
69 リングギア
70 太陽歯車
74 入力歯車
98 歯車
100 遊び歯車
112 出力歯車
114 ハイポイドリングギア
122 ハイポイドピニオン歯車
134 第1コネクター半端(機械コネクター)
136 第2コネクター半端(機械コネクター)
138 筐体
140 変速装置ユニット(変速装置デバイス)
141 プラネットキャリア
143 遊星歯車
146 内部歯車
148 第1ドックリング板
150 変速装置つば部
152 第2ドックリング板
160 第3ドックリング板
162 太陽歯車
179 筐体
194 駆動ユニット(2モード駆動ユニット)
196 変速装置ユニット(変速装置デバイス)

Claims (16)

  1. 前輪セットおよび後輪セットのそれぞれに回転動力を供給するための出力装置を備える変速機を有する車両の駆動システムであって、
    上記変速機の出力装置に連結されるよう適合した第1差動装置と、
    上記第1差動装置に、作動可能に連結され、上記第1差動装置から回転動力を受け取る動力取出ユニットと、
    駆動ユニット筐体フランジを有する駆動ユニット筐体、複数の駆動ユニット歯車、上記複数の駆動ユニット歯車の内の2つを選択的に互いに固定する変速装置つば部、および出力部材を備え、上記動力取出ユニットから回転動力を受け取る2モード駆動ユニットと
    差動装置筐体、入力ピニオン、および第2差動装置を備える車軸とを有し、
    上記差動装置筐体は、上記駆動ユニット筐体フランジが取り付けられる差動装置筐体フランジを備え、
    上記入力ピニオンは、上記2モード駆動ユニットから上記入力ピニオンへ回転動力を伝達するよう上記出力部材に直接に接続される、スプラインが設けられた軸を備え、
    上記第2差動装置は、上記差動装置筐体の中に回転可能に配置され、上記後輪セットに回転動力を供給するために、上記入力ピニオンを介して伝達された回転動力を受け取り、
    上記2モード駆動ユニットが高レンジ全輪駆動作動と低レンジ全輪駆動作動との間のシフト切り替えを行うために使用されることを特徴とする車両駆動システム。
  2. 上記動力取出ユニットと上記2モード駆動ユニットとの間に、作動可能に連結されるプロペラシャフトを備えることを特徴とする請求項に記載の車両駆動システム。
  3. 上記2モード駆動ユニットが、高レンジ全輪駆動作動と、低レンジ全輪駆動作動との間のシフト切り替えを行うために、使用される変速装置デバイスを備えることを特徴とする請求項1に記載の車両駆動システム。
  4. 第1差動装置は、低レンジ全輪駆動作動のときに歯車減速ユニットとして機能する、遊星歯車のセットを含むことを特徴とする請求項1に記載の車両駆動システム。
  5. 上記動力取出ユニットは、第1歯車比および第2歯車比で選択的に作動可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両駆動システム。
  6. 第1車輪セットおよび第2車輪セットのそれぞれに、回転動力を供給するための出力装置を備える変速機を有する車両動力伝達装置であって、
    上記変速機に作動可能に連結され、上記変速機から回転動力を受け取る、第1差動装置と、
    上記第1差動装置に作動可能に連結される動力取出ユニットと、
    差動装置筐体、および、上記差動装置筐体の中に回転可能に配置され、回転動力を上記第2車輪セットに伝達するよう構成される第2差動装置を備える車軸と、
    複数の駆動ユニット歯車、および、上記複数の駆動ユニット歯車の内の2つを選択的に互いに固定する変速装置つば部を備え、複数の留め具によって上記差動装置筐体に取り付けられる駆動ユニットとを有し、
    上記駆動ユニットは、上記動力取出ユニットと上記第2差動装置との間で回転動力を伝達し、少なくとも、第1の所定の歯車比を有する第1モード、および第2の所定の歯車比を有する第2モードで作動可能であることを特徴とする車両動力伝達装置。
  7. 複数の上記駆動ユニット歯車は、上記変速装置つば部に、滑ることができるように連結される内部歯車と、上記内部歯車内で回転可能なプラネットキャリアと、上記プラネットキャリアに取り付けられ、上記内部歯車とかみ合う複数の遊星歯車とを含むことを特徴とする請求項に記載の車両動力伝達装置。
  8. 上記駆動ユニットは、さらに、上記プラネットキャリアにしっかりと連結された第1ドックリング板と、上記変速装置つば部にしっかりと連結された第2ドックリング板とを含み、
    上記駆動ユニットが第1モードである場合、上記第2ドックリング板は、上記第1ドックリング板とかみ合っていることを特徴とする請求項に記載の車両動力伝達装置。
  9. 上記駆動ユニットは、さらに、上記複数の駆動ユニット歯車を含む駆動ユニット筐体と、上記駆動ユニット筐体にしっかりと連結された第3ドックリング板とを有し、
    上記駆動ユニットが第2モードである場合、上記第3ドックリング板は、上記第2ドックリング板とかみ合っていることを特徴とする請求項に記載の車両動力伝達装置。
  10. 車両変速機から回転入力を受け取るように適合されていて、車両の車輪の第1セットを駆動するように構成された第1出力装置、および第2出力装置を備える第1差動装置と、
    上記差動装置に連結され、上記第2出力装置から回転動力を受け取る入力装置、および出力装置を備える動力取出ユニットと、
    上記動力取出ユニットの出力装置から回転動力を受け取る入力装置出力装置、複数の駆動ユニット歯車、および変速装置つば部を備え、上記複数の駆動ユニットギアを選択的に固定することにより、少なくとも第1歯車比と第2歯車比とで作動可能な多変速型の変速装置と、
    上記の多変速型の変速装置の出力装置から回転動力を受け取る入力装置を備える第2差動装置を備える車軸とを含むことを特徴とする車両動力伝達装置。
  11. 上記動力取出ユニットの出力装置と上記の多変速型の変速装置の入力装置とを、作動可能に連結させるプロペラシャフトを有することを特徴とする請求項10に記載の車両動力伝達装置。
  12. 上記の多変速型の変速装置の出力装置と上記第2差動装置とを、連結させるプロペラシャフトを有することを特徴とする請求項10に記載の車両動力伝達装置。
  13. 上記第1差動装置が遊星歯車のセットを含むことを特徴とする請求項10に記載の車両動力伝達装置。
  14. 上記の多変速型の変速装置が、リングギアとリングギアにがっちりかみ合わされた複数の遊星歯車とを有する遊星歯車のセットを含み、上記の多変速型の変速装置の入力装置が複数の上記遊星歯車とがっちりかみ合されるようになっていることを特徴とする請求項10に記載の車両動力伝達装置。
  15. 上記の多変速型の変速装置が上記第1歯車比で作動されているとき、上記リングギアが多変速型の変速装置の入力装置に対して、相対的に静止するようになっていることを特徴とする請求項14に記載の車両動力伝達装置。
  16. 上記の多変速型の変速装置が上記第2歯車比で作動されているとき、上記リングギアが上記の多変速型の変速装置の入力装置と共に回転するようになっていることを特徴とする請求項15に記載の車両動力伝達装置。
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