JP4869979B2 - コーヒー豆抽出物含有水性組成物、容器詰飲料、コーヒー豆抽出物含有水性組成物の製造方法、及びコーヒー豆抽出物の沈殿防止方法 - Google Patents
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Description
本発明は、低温時や不安定な温度条件下でも優れた保存安定性を有するコーヒー豆抽出物含有水性組成物及びその製造方法、容器詰飲料並びに、コーヒー豆抽出物の沈殿防止方法を提供することを目的とする。
本発明の容器詰飲料は、コーヒー豆抽出物とカロチノイド類を含有する水中油型のエマルション粒子とを含有するものである。
本発明のコーヒー豆抽出物含有水性組成物の製造方法は、コーヒー豆抽出物を含有する液体成分とカロチノイド類を含有する水中油型エマルション組成物とを配合することを含むものである。
本発明のコーヒー豆抽出物の沈殿防止方法は、コーヒー豆抽出物を含有する水性組成物に、カロチノイド類を含有する水中油型エマルション組成物を配合することを含むものである。
また、前記エマルションの粒子径が200nm以下であることが好ましい。
前記コーヒー豆抽出物含有水性組成物が、アスコルビン酸類及び/又はビタミンB類を更に含有することが好ましい。
なお、前記コーヒー豆抽出物は生コーヒー豆抽出物であってもよい。
本コーヒー豆抽出物含有水性組成物では、コーヒー豆抽出物が、カロチノイド類を含有する水中油型エマルション粒子と共に水性組成物中で分散するため、低温や不安定な温度条件下であっても良好な長期保存安定性を示すことができる。
また、本発明の容器詰飲料は、コーヒー豆抽出物とカロチノイド類を含有する水中油型エマルション粒子とを含有するものである。
本容器詰飲料では、上記コーヒー豆抽出物含有水性組成物と同様に、飲料中のコーヒー豆抽出物が、カロチノイド類を含有する水中油型エマルション粒子と共に飲料中で分散するため、低温や不安定な温度条件下であっても良好な長期保存安定性を示すことができる。
以下、本発明について説明する。
本発明におけるコーヒー豆抽出物は、コーヒーの木の果実のコーヒー豆からの抽出物であり、コーヒー豆としては、例えば、アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種およびアラブスタ種等のいずれの品種を用いてもよく、その産地も特に限定されることはない。
本発明で用いるコーヒー豆抽出物に用いるコーヒー豆は、生豆、焙煎豆のいずれでもよく、特に生豆が好ましい。
コーヒー豆抽出物を得るための抽出方法は、特に制限されるものではない。原料であるコーヒー豆は未粉砕でも、粉砕したものでもよく、抽出物の品質を維持できる限り、不純物除去などの前処理をしてもよい。
抽出溶媒としては、水、親水性有機溶媒および超臨界流体が挙げられ、親水性有機溶媒としては、メタノール、エタノール、2−プロパノール、アセトン、メチルエチルケトン等が例示されるが、含水率5重量%以上の親水性有機溶媒が好ましく、含水エタノールが特に好ましい。
抽出条件に特に制限はないが、常温または加熱抽出が好ましい。加熱温度および加熱時間についても、十分に抽出でき、抽出物の品質を維持できる範囲で種々の条件とすることができる。
本発明において、エマルション粒子とは、カロチノイド類を含有するものである。ここで本発明において水中油型のエマルション粒子とは、水中油型エマルション中における油滴を意味する。
[カロチノイド類]
本発明では油溶性機能色素であるカロチノイド(カロテノイドとも言う)類を用いることによって、本水性組成物における油滴の分散安定性と保存安定性を良好なものにすることができる。
また、天然由来のものに限定されず、常法に従って得られるものであればいずれのものも、本発明におけるカロチノイドに含まれる。例えば、後述のカロチノイド類のカロチン類の多くは合成によっても製造されており、市販のβ−カロチンの多くは合成により製造している。
これらの例として、アクチニオエリスロール、アスタキサンチン、ビキシン、カンタキサンチン、カプサンチン、カプソルビン、β−8’−アポ−カロテナール(アポカロテナール)、β−12’−アポ−カロテナール、α−カロテン、β−カロテン、”カロテン”(α−及びβ−カロテン類の混合物)、γ−カロテン、β−クリプトキサンチン、エキネノン、ルテイン、リコピン、ビオレリトリン、ゼアキサンチン、及びそれらのうちヒドロキシル又はカルボキシルを含有するもののエステル類が挙げられる。
カロチノイド類は一般に植物素材から抽出することができる。これらのカロチノイド類は種々の機能を有しており、例えば、マリーゴールドの花弁から抽出するルテインは家禽の餌の原料として広く使用され、家禽の皮膚及び脂肪並びに家禽が産む卵に色を付ける機能がある。
これらのアスタキサンチン類は、超臨界炭酸ガスを用いて天然素材から抽出したものが、粉末としたときの臭気の点でより好ましい。
ヘマトコッカス藻抽出物(ヘマトコッカス藻由来色素)は、オキアミ由来の色素や、合成されたアスタキサンチンとはエステルの種類及びその含有量の点で異なることが知られている。
本発明に使用できるヘマトコッカス藻の培養方法は、特開平8−103288号公報等に開示された様々な方法を採用することができ、特に限定されるものではなく、栄養細胞から休眠細胞であるシスト細胞に形態変化していればよい。
前記ヘマトコッカス藻抽出物は、特開平2−49091号公報記載の色素同様、色素純分としてはアスタキサンチンもしくはそのエステル体を含み、エステル体を、一般的には50モル%以上、好ましくは75モル%以上、より好ましくは90モル%以上含むものである。
また、本発明において、広く市販されているヘマトコッカス藻抽出物を用いることができ、例えば、武田紙器(株)製のASTOTS−S、同−2.5O、同−5O、同−10O等、富士化学工業(株)製のアスタリールオイル50F、同 5F等、東洋酵素化学(株)製のBioAstinSCE7等が挙げられる。
本発明において、ヘマトコッカス藻抽出物中のアスタキサチン類の色素純分としての含有量は、抽出コストの観点から好ましくは0.001〜50質量%が好ましく、より好ましくは0.01〜25質量%である。
本発明にかかる上記エマルション粒子は、水性組成物に含まれていれば特に制限されないが、コーヒー豆抽出物を含有する液体成分と、カロチノイド類を含有する水中油型エマルション組成物とを配合して本発明の水性組成物を製造することにより、本水性組成物中に含まれることが好ましい。
ここでコーヒー豆抽出物を含有する液体成分と、水中油型エマルション組成物とを配合する場合には、本水性組成物全体に対して水中油型エマルション組成物が0.02質量%〜20質量%となるように配合することでき、0.1質量%〜10質量%であることがより好ましく、0.2質量%〜4.0質量%であることが更に好ましい。0.02質量%以上であれば、機能性成分の機能を担保しつつコーヒー豆抽出物の分散を保持でき、20質量%以下であれば、上記液体成分にエマルション粒子を効率よく配合することができるため、好ましい。
このような水中油型エマルション組成物は、油性成分(カロチノイド類を含有する)、リン資質及び界面活性剤を含有するものであることが好ましい。
本発明におけるエマルション組成物は、上記カロチノイド類を、水中油型エマルション組成物中の油性成分として含むことができる。この場合、上記カロチノイド類の配合量は、エマルション組成物に対して好ましくは0.1〜50質量%、より好ましくは0.3〜25質量%、更に好ましくは0.5〜10質量%とすることができる。0.1質量%以上であれば沈澱防止効果が充分であり、50質量%以下であれば添加量に対して効率良く効果を得ることができるため好ましい。
また、本エマルション組成物中の油性成分は、前述したカロチノイド類の他に、水性媒体に溶解せず、油性媒体に溶解する成分を含むことができ、例えば、ビタミンE類(トコフェロール、トコトリエノール等)、ユビキノン類、ω−3油脂類(EPA、DHA、リノレン酸等を含む油脂)などを挙げることができる。
ビタミンE類は、カロチノイド類と組み合わせることによって、抗酸化力に関する相乗効果をもたらすことができるため、好ましい。
トコフェロール類とはトコフェロールまたはその誘導体からなる化合物群から選ばれるものである。トコフェロールまたはその誘導体からなる化合物群としては、dl−α−トコフェロール、dl−β−トコフェロール、dl−γ−トコフェロール、dl−δ−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸−dl−α−トコフェロール、リノール酸−dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等のトコフェロール及びその誘導体、α−トコトリエノール、β−トコトリエノール、γ−トコトリエノール、δ−トコトリエノール等が挙げられる。これらは、混合物の状態で使用する場合が多く、抽出トコフェロール、ミックストコフェロールなどと呼ばれる状態で使用できる。本発明のエマルション組成物におけるカロチノイドに対するトコフェロールの含有量は、特に限定されないが、カロチノイド量に対して0.1〜5の比率であることが好ましく、より好ましくは0.2〜3、更に好ましくは0.5〜2の比率である。
カロチノイド色素以外の好ましい油性成分として、ユビキノン類、特にコエンザイムQ10が挙げられる。コエンザイムQ10は、日本において1974年に代謝性強心剤の医療用医薬品として承認・販売された。以後、OTCも含めて医薬品として扱われてきた。一方、海外(主に欧米)ではここ10年あまり、有効性・安全性の高い健康食品素材として需要が伸びてきた。そして日本においても、2001年厚生労働省医薬局長通知「医薬品の範囲に関する基準の改正について」(医薬発第243号)にて、コエンザイムQ10が「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り食品と認められる成分本質(原材料)」リストに収載され、食品として扱ってもよいという規制緩和がなされた。国内でもこの食品素材が持つ、多様な機能性に注目が集まり、コエンザイムQ10を含有した一般食品(いわゆる健康食品)が数多く商品化されつつある。
本発明に好ましい更に他の油性成分の例としては、ω−3位に二重結合を有する不飽和脂肪酸のω(オメガ)−3油脂類を挙げることができ、これにはリノレン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)及びドコサヘキサエン酸(DHA)並びにこれらを含有する魚油などを挙げることができる。
このうちDHAは、ドコサヘキサエン酸( Docosahexaenoic acid)の略称であり、6つの二重結合を含む22個の炭素鎖をもつカルボン酸(22:6)の総称であるが、通常は生体にとって重要な4、7、10、13、16、19位に全てシス型の二重結合をもつ。
上記以外にも油性成分として使用可能な化合物には、常温で、液体の油脂(脂肪油)及び固体の油脂(脂肪)が挙げられる。
前記液体の油脂としては、例えばオリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アボガド油、月見草油、タートル油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルチミン酸グリセリン、サラダ油、サフラワー油(ベニバナ油)、パーム油、ココナッツ油、ピーナッツ油、アーモンド油、ヘーゼルナッツ油、ウォルナッツ油、グレープシード油、スクワレン、スクワラン等が挙げられる。
また、前記固体の油脂としては、牛脂、硬化牛脂、牛脚脂、牛骨脂、ミンク油、卵黄油、豚脂、馬脂、羊脂、硬化油、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム油、パーム硬化油、モクロウ、モクロウ核油、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
上記の中でも、エマルション組成物の粒子径、安定性の観点から、中佐脂肪酸トリグリセライドであるココナッツ油が好ましく用いられる。
本発明においてリン脂質とは、複合脂質の内、脂肪酸、アルコール、リン酸、窒素化合物からなるエステルで、リン酸エステルおよび脂肪酸エステルを有する一群であり、グリセロリン脂質、スフィンゴリン脂質をいい、レシチンとも称されることがある。以下、詳細に説明する。
例えば、前記レシチンを酵素分解したリゾレシチン(酵素分解レシチン)は、グリセロリン脂質の1位または2位に結合した脂肪酸(アシル基)のいずれか一方が失われたものである。脂肪酸基を1本にすることにより、レシチンの親水性を改善し、水に対する乳化性、分散性を向上させることができる。
リゾレシチンは、酸、又はアルカリ触媒によるレシチンの加水分解により得られるが、ホスホリパーゼA1、又はA2を用いた、レシチンの加水分解により得ることができる。
このようなリゾレシチンに代表されるリゾ化合物を化合物名で示すと、リゾホスファチジン酸、リゾホスファチジルグリセリン、リゾホスファチジルイノシトール、リゾホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルメチルエタノールアミン、リゾホスファチジルコリン(リゾレシチン)、リゾホスファチジルセリン等が挙げられる。
前記水素添加は、例えば、レシチンを触媒の存在下に水素と反応させることにより行われ、脂肪酸部分の不飽和結合が水素添加される。水素添加により、レシチンの酸化安定性が向上する。
また、前記ヒドロキシル化は、レシチンを高濃度の過酸化水素と酢酸、酒石酸、酪酸などの有機酸と共に加熱することにより、脂肪酸部分の不飽和結合が、ヒドロキシル化される。ヒドロキシル化により、レシチンの親水性が改良される。
上記の中でも、乳化安定性の点で、グリセロリン脂質であるレシチン、リゾレシチン、が好ましく、更に、リゾレシチンが好ましい。
本発明で用いるエマルション組成物において、リン脂質の含有量は0.1〜10質量%であることが好ましく、より好ましくは0.2〜5質量%、更に好ましくは0.3〜2質量%である。
前記リン脂質の含有量を0.1質量%以上とすることにより、エマルション組成物の乳化安定性が良好となる傾向がある。また、前記含有量を10質量%以下とすることにより、過剰なリン脂質が油性成分から離れて水中にリン脂質分散体を形成することなく、エマルション組成物の乳化安定性の点から好ましい。
本発明における界面活性剤としては、水性媒体に溶解する非イオン性の界面活性剤乳化剤(親水性の界面活性剤)がエマルション組成物中の油相/水相の界面張力を大きく下げることができ、その結果、粒子径を細かくすることができる点で好ましい。
具体的には、HLB8以上が好ましく、10以上がより好ましく、12以上が特に好ましい。
HLB値の上限値は、特に限定されないが、一般的には、20以下であり、18以下が好ましい。
HLB=7+11.7log(Mw/M0)
ここで、Mwは親水基の分子量、M0は疎水基の分子量である。
また、上記の式からも分かるように、HLBの加成性を利用して、任意のHLB値の界面活性剤を得ることができる。
これらの中でも、より好ましくは、デカグリセリンモノオレイン酸エステル(HLB=12)、デカグリセリンモノステアリン酸エステル(HLB=12)、デカグリセリンモノパルミチン酸エステル(HLB=13)、デカグリセリンモノミリスチン酸エステル(HLB=14)、デカグリセリンモノラウリン酸エステル(HLB=16)などである。
これらのポリグリセリン脂肪酸エステルを、単独又は混合して用いることができる。
市販品としては、例えば、日光ケミカルズ(株)社製、NIKKOL DGMS,NIKKOL DGMO−CV,NIKKOL DGMO−90V,NIKKOL DGDO,NIKKOL DGMIS,NIKKOL DGTIS,NIKKOL Tetraglyn 1−SV,NIKKOL Tetraglyn 1−O,NIKKOL Tetraglyn 3−S,NIKKOL Tetraglyn 5−S,NIKKOL Tetraglyn 5−O,NIKKOL Hexaglyn 1−L,NIKKOL Hexaglyn 1−M,NIKKOL Hexaglyn 1−SV,NIKKOL Hexaglyn 1−O,NIKKOL Hexaglyn 3−S,NIKKOL Hexaglyn 4−B,NIKKOL Hexaglyn 5−S,NIKKOL Hexaglyn 5−O,NIKKOL Hexaglyn PR−15,NIKKOL Decaglyn 1−L,NIKKOL Decaglyn 1−M,NIKKOL Decaglyn 1−SV,NIKKOL Decaglyn 1−50SV,NIKKOL Decaglyn 1−ISV,NIKKOL Decaglyn 1−O,NIKKOL Decaglyn 1−OV,NIKKOL Decaglyn 1−LN,NIKKOL Decaglyn 2−SV,NIKKOL Decaglyn 2−ISV,NIKKOL Decaglyn 3−SV,NIKKOL Decaglyn 3−OV,NIKKOL Decaglyn 5−SV,NIKKOL Decaglyn 5−HS,NIKKOL Decaglyn 5−IS,NIKKOL Decaglyn 5−OV,NIKKOL Decaglyn 5−O−R,NIKKOL Decaglyn 7−S,NIKKOL Decaglyn 7−O,NIKKOL Decaglyn 10−SV,NIKKOL Decaglyn 10−IS,NIKKOL Decaglyn 10−OV,NIKKOL Decaglyn 10−MAC,NIKKOL Decaglyn PR−20,三菱化学フーズ(株)社製リョートーポリグリエステル、L−7D、L−10D、M−10D、P−8D、SWA−10D、SWA−15D、SWA−20D、S−24D、S−28D、O−15D、O−50D、B−70D、B−100D、ER−60D、LOP−120DP、DS13W、DS3、HS11、HS9、TS4、TS2、DL15、DO13、太陽化学(株)社製サンソフトQ−17UL、サンソフトQ−14S、サンソフトA−141C、理研ビタミン(株)社製ポエムDO−100、ポエムJ−0021などが挙げられる。
上記の中でも、好ましくは、NIKKOL Decaglyn 1−L,NIKKOL Decaglyn 1−M,NIKKOL Decaglyn 1−SV,NIKKOL Decaglyn 1−50SV,NIKKOL Decaglyn 1−ISV,NIKKOL Decaglyn 1−O,NIKKOL Decaglyn 1−OV,NIKKOL Decaglyn 1−LN,リョートーポリグリエステル L−7D、L−10D、M−10D、P−8D、SWA−10D、SWA−15D、SWA−20D、S−24D、S−28D、O−15D、O−50D、B−70D、B−100D、ER−60D、LOP−120DPである。
これらのソルビタン脂肪酸エステルを、単独又は混合して用いることができる。
市販品としては、例えば、日光ケミカルズ(株)社製、NIKKOL SL−10,SP−10V,SS−10V,SS−10MV,SS−15V,SS−30V,SI−10RV,SI−15RV,SO−10V,SO−15MV,SO−15V,SO−30V,SO−10R,SO−15R,SO−30R,SO−15EX,第一工業製薬(株)社製の、ソルゲン30V、40V、50V、90、110、花王(株)社製の、レオドールAS−10V、AO−10V、AO−15V、SP−L10、SP−P10、SP−S10V、SP−S30V、SP−O10V、SP−O30Vなどが挙げられる。
ショ糖脂肪酸エステルの好ましい例としては、ショ糖ジオレイン酸エステル、ショ糖ジステアリン酸エステル、ショ糖ジパルミチン酸エステル、ショ糖ジミリスチン酸エステル、ショ糖ジラウリン酸エステル、ショ糖モノオレイン酸エステル、ショ糖モノステアリン酸エステル、ショ糖モノパルミチン酸エステル、ショ糖モノミリスチン酸エステル、ショ糖モノラウリン酸エステル等が挙げられ、これらの中でも、ショ糖モノオレイン酸エステル、ショ糖モノステアリン酸エステル、ショ糖モノパルミチン酸エステル、ショ糖モノミリスチン酸エステル、ショ糖モノラウリン酸エステルがより好ましい。
本発明においては、これらのショ糖脂肪酸エステルを、単独又は混合して用いることができる。
市販品としては、例えば、三菱化学フーズ(株)社製リョートーシュガーエステル S−070、S−170、S−270、S−370、S−370F、S−570、S−770、S−970、S−1170、S−1170F、S−1570、S−1670、P−070、P−170、P−1570、P−1670、M−1695、O−170、O−1570、OWA−1570、L−195、L−595、L−1695、LWA−1570、B−370、B−370F、ER−190、ER−290、POS−135、第一工業製薬(株)社製の、DKエステルSS、F160、F140、F110、F90、F70、F50、F−A50、F−20W、F−10、F−A10E、コスメライクB−30、S−10、S−50、S−70、S−110、S−160、S−190、SA−10、SA−50、P−10、P−160、M−160、L−10、L−50、L−160、L−150A、L−160A、R−10、R−20、O−10、O−150等が挙げられる。
上記の中で、好ましくは、リュートーシュガーエステルS−1170、S−1170F、S−1570、S−1670、P−1570、P−1670、M−1695、O−1570、L−1695、DKエステルSS、F160、F140、F110、コスメライクS−110、S−160、S−190、P−160、M−160、L−160、L−150A、L−160A、O−150である。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルの好ましい例としては、ポリオキシエチレンモノカプリル酸ソルビタン、ポリオキシエチレンモノラウリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンモノステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンセキステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレントリステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンイソステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンセスキイソステアリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンオレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンセスキオレイン酸ソルビタン、ポリオキシエチレントリオレイン酸ソルビタン等が挙げられる。
これらのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルを、単独又は混合して用いることができる。
市販品としては、例えば、日光ケミカルズ(株)社製、NIKKOL TL−10、NIKKOL TP−10V、NIKKOL TS−10V、NIKKOL TS−10MV、NIKKOL TS−106V、NIKKOL TS−30V、NIKKOL TI−10V、NIKKOL TO−10V、NIKKOL TO−10MV、NIKKOL TO−106V、NIKKOL TO−30V、花王(株)社製の、レオドールTW−L106、TW−L120、TW−P120、TW−S106V、TW−S120V、TW−S320V、TW−O106V、TW−O120V、TW−O320V、TW−IS399C、レオドールスーパーSP−L10、TW−L120、第一工業製薬(株)社製の、ソルゲンTW−20、TW−60V、TW−80V等が挙げられる。
前記界面活性剤量を0.5質量%以上とすることにより、油相/水相間の界面張力を下げ易く、また、30質量%以下とすることにより、過剰量とすることがなくエマルション組成物の泡立ちがひどくなる等の問題を生じ難い点で好ましい。
本発明に用いるエマルション組成物の粒子径は、特に限定されないが、200nm以下であることが好ましく、より好ましくは150nm以下、最も好ましくは120nm以下である。
エマルション組成物の粒子径を200nm以下とすることにより、コーヒー豆抽出物の沈殿防止効果が増強される点で好ましい。また、その乳化物を用いて製造した飲料の透明性が悪化し難く、また、腸管吸収性が低下し難い点で好ましい。
本発明における粒径範囲および測定の容易さから、本発明におけるエマルション粒径測定では動的光散乱法が好ましい。動的光散乱を用いた市販の測定装置としては、ナノトラックUPA(日機装(株))、動的光散乱式粒径分布測定装置LB−550((株)堀場製作所)、濃厚系粒径アナライザーFPAR−1000(大塚電子(株))等が挙げられる。
本発明における粒子径は、前記動的光散乱式粒径分布測定装置LB−550((株)堀場製作所)を用いて測定した値とし、具体的には、以下のよう計測した値を採用する。
前記粒子径の測定方法は、油性成分の濃度が0.1〜1質量%の範囲内になるように純水で希釈を行い、石英セルを用いて測定を行う。粒子径は、試料屈折率として1.600、分散媒屈折率として1.333(純水)、分散媒の粘度として純水の粘度を設定した時のメジアン径として求めることができる。
本発明におけるエマルション組成物の製造方法は、特に限定されないが、たとえば、a)水性媒体(水等)に、界面活性剤を溶解させて、水相を得、b)前記油性成分(カロチノイド等)及びリン脂質(リゾレシチン等)を混合・溶解して、油相を得、c)攪拌下で水相と油相を混合して、乳化分散を行い、エマルション組成物を得る、ステップからなる製造方法が好ましい。
前記製造方法における油相、水相に含有される成分は、前述の本発明のエマルション組成物の構成成分と同様であり、好ましい例及び好ましい量も同様であり、好ましい組合せがより好ましい。
油相/水相比率を0.1/99.9以上とすることにより、有効成分が低くならないためエマルション組成物の実用上の問題が生じない傾向となり好ましい。また、油相/水相比率を50/50以下とすることにより、界面活性剤濃度が薄くなることがなく、エマルション組成物の乳化安定性が悪化しない傾向となり好ましい。
具体的には、剪断作用を利用する通常の乳化装置(例えば、スターラーやインペラー攪拌、ホモミキサー、連続流通式剪断装置等)を用いて乳化するという1ステップの乳化操作に加えて、高圧ホモジナイザー、超音波分散機等を通して乳化する等の方法で2種以上の乳化装置を併用するのが特に好ましい。高圧ホモジナイザーを使用することで、乳化物を更に均一な微粒子の液滴に揃えることができる。また、更に均一な粒子径の液滴とする目的で複数回行ってもよい。
本水性組成物は、上記の成分以外にも他の成分を含むことができる。各成分は、油溶性成分の場合には、上記エマルション組成物の油性成分として含むことができ、一方、水溶性成分の場合には、エマルション組成物の水相成分に含まれていてもよく、当該エマルション組成物と配合される液体成分に含まれていてもよい。
本発明では、カロチノイド類の酸化を防止すると共に、コーヒー豆抽出物の沈澱を効果的に防止するためにラジカル捕捉剤を含むことが好ましい。
ラジカル捕捉剤は、ラジカルの発生を抑えるとともに、生成したラジカルをできる限り速やかに捕捉し、連鎖反応を断つ役割を担う添加剤である(出典:「油化学便覧 第4版」、日本油化学会編 2001)。
前記ラジカル捕捉剤としての機能を確認する直接的な方法としては、試薬と混合して、ラジカルを捕捉する様子を分光光度計やESR(電子スピン共鳴装置)によって測定する方法が知られている。これらの方法では、試薬として、DPPH(1,1−ジフェニル−2−ピクリルヒドラジル)や、ガルビノキシルラジカルが使用される。
本発明においては、以下の実験条件下で、油脂の自動酸化反応を利用して、油脂の過酸化物価(POV値)を60meq/kgに引き上げるまでに要する時間が、ブランクに対し2倍以上である化合物を「ラジカル捕捉剤」と定義する。油脂の過酸化物価(POV値)は常法により測定する。
<条件>
油脂:オリーブ油
検体添加量:油脂に対し0.1質量%
試験方法:試料を190℃にて加熱し、時間を追ってPOV値を常法により測定し、60meq/kgとなる時間を算出した。
本発明のラジカル捕捉剤として使用できる化合物は、「抗酸化剤の理論と実際」(梶本著、三書房 1984)や、「酸化防止剤ハンドブック」(猿渡、西野、田端著、大成社 1976)に記載の各種酸化防止剤のうち、ラジカル捕捉剤として機能するものであればよく、具体的には、フェノール性OHを有する化合物、フェニレンジアミン等のアミン系化合物、また、アスコルビン酸及びエリソルビン酸の油溶化誘導体等を挙げることができる。
エマルジョン組成物におけるラジカル捕捉剤の含有量は一般的には0.001〜5.0質量%であり、好ましくは0.01〜3.0質量%、より好ましくは0.1〜2.0質量%である。また、水性組成物100mlに対して10〜4000mgが好ましく、50〜3000mgがより好ましく、100〜2000mgが特に好ましい。10mg以上であれば沈殿効果が期待でき、4000mg以下であれば添加量に対して効率よく沈殿効果を得ることができる。
アスコルビン酸またはアスコルビン酸誘導体またはその塩として、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸Na、L−アスコルビン酸K、L−アスコルビン酸Ca、L−アスコルビン酸リン酸エステル、L−アスコルビン酸リン酸エステルのマグネシウム塩、L−アスコルビン酸硫酸エステル、L−アスコルビン酸硫酸エステル2ナトリウム塩、L−アスコルビン酸ステアリン酸エステル、L−アスコルビン酸2−グルコシド、L−アスコルビル酸パルミチン酸エステル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル等が挙げられる。これらのうち、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸Na、L−アスコルビン酸ステアリン酸エステル、L−アスコルビン酸2−グルコシド、L−アスコルビル酸パルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸リン酸エステルのマグネシウム塩、L−アスコルビン酸硫酸エステル2ナトリウム塩、テトライソパルミチン酸L−アスコルビルが特に好ましい。
ポリフェノール類からなる化合物群として、フラボノイド類(カテキン、アントシアニン、フラボン、イソフラボン、フラバン、フラバノン、ルチン)、フェノール酸類(クロロゲン酸、エラグ酸、没食子酸、没食子酸プロピル)、リグナン類、クルクミン類、クマリン類などを挙げることができる。また、これらの化合物は、以下のような天然物由来の抽出物中に多く含まれるため、抽出物という状態で利用することができる。
本水性組成物は、粒子径、安定性、及び防腐性の観点から多価アルコールを含有することが好ましく、特にエマルション組成物において含有していることが好ましい。
多価アルコールは、保湿機能や粘度調整機能等を有している。また、多価アルコールは、水と油脂成分との界面張力を低下させ、界面を広がりやすくし、微細で、かつ、安定な微粒子を形成しやすくする機能も有している。
以上より、エマルション組成物が多価アルコールを含有することは、エマルション粒子径をより微細化でき、かつ該粒子径が微細な粒子径の状態のまま長期に亘り安定して保持できるとの観点から好ましい。
また、多価アルコールの添加により、エマルション組成物の水分活性を下げることができ、微生物の繁殖を抑えることができる。
前記多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ペンタエリスリトール、ネオペンチルグリコール、マルチトール、還元水あめ、果糖、ブドウ糖、蔗糖、ラクチトール、パラチニット、エリスリトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、キシロース、グルコース、ラクトース、マンノース、マルトース、ガラクトース、フルクトース、イノシトール、ペンタエリスリトール、マルトトリオース、ソルビトール、ソルビタン、トレハロース、澱粉分解糖、澱粉分解糖還元アルコール等が挙げられ、これらを、単独又は複数種の混合物の形態で用いることが出来る。
多価アルコールの含有量が10質量%以上であると、油脂成分の種類や含有量等によっても、十分な保存安定性が得られ易い点で好ましい。一方、多価アルコールの含有量が90質量%以下であると、エマルション組成物の粘度が高くなるのを抑え易い点で好ましい。
本水性組成物はビタミンB類を更に含有することができる。本発明では後述するようにpHが高くても良好な保存安定性を示すため、酸性以外の条件で特に不安定になりやすいビタミンB類を好ましく含有することができる。
ビタミンB類には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンB13、ビオチン、パントテン酸、ニコチン酸、葉酸、それらの塩および誘導体が包含される。中でもビタミンB1であることが、沈殿防止効果をより増強できるため好ましい。
ビタミンB1類には、ビタミンB1、その塩および誘導体が包含され、チアミンまたはその塩、チアミンジスルフィド、フルスルチアミンまたはその塩、ジセチアミン、ビスブチチアミン、ビスベンチアミン、ベンフォチアミン、チアミンモノフォスフェートジスルフィド、シコチアミン、オクトチアミン、プロスルチアミンなどが挙げられる。
本水性組成物中におけるビタミンB類の量としては、水性組成物100ml中に、1.0〜100.0mgが好ましく、1.5〜80mgがより好ましく、2.0〜60mgが特に好ましい。1.0mg未満ではビタミンB類の人体への有効性が十分発揮できず、100mgより多い場合ビタミン由来の不快臭のマスキングが困難になる。
本水性組成物は、コーヒー豆抽出物の沈殿防止効果を高めるためにさらに水溶性のアスコルビン酸類を含有することが好ましい。
アスコルビン酸類には、アスコルビン酸、その塩および誘導体が包含される。アスコルビン酸塩としては、そのナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、第一鉄塩が例示でき、アスコルビン酸の誘導体としては、そのステアレート、アセテート、パルミテートが用いられ、その他、アスコルビン酸の異性体であるエリソルビン酸およびその塩として、エリソルビン酸ナトリウム等をあげることができ、アスコルビン酸およびその塩が好ましい。
本水性組成物中におけるアスコルビン酸類の量としては、水性組成物100ml中に10〜4000mgが好ましく、50〜3000mgがより好ましく、100〜2000mgが特に好ましい。10mg以上であれば沈殿防止効果を効果的に高めることができ、4000mg以下であれば沈殿防止を効率よく達成することができる
水性組成物中にはpH調整剤または呈味剤として有機酸を含有してもよい。有機酸としては、アジピン酸、グルコン酸、コハク酸、酒石酸、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、リン酸等を挙げることができ、特にグルコン酸、クエン酸が経口摂取の場合の風味の観点から好ましい。
水性組成物中には適宜甘味剤を含有することができる。甘味剤は、甘味を呈する材料であればどのようなものでもよい。例えば、果汁、糖類または人工甘味料などが挙げられる。
上記果汁は果実の搾汁液であればいずれであってもよい。例えば、グレープフルーツ、パイナップル、マンゴー、ネーブルオレンジ、伊予柑、八朔、夏柑、甘夏柑、温州蜜柑、レモン、スダチ、キンカン、ザボン、オレンジ、アセロラ、リンゴ、梨、桃、メロン、イチゴ、マスカット、コンコード、キャンベル、デラウェア、巨峰等のブドウ類、ブルーベリー、クランベリー、クロスグリ、アカスグリ等のベリー類、またはレイシ等の果汁などが挙げられる。
上記糖アルコール類としては、例えば、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マンニトール等の単糖アルコール類、マルチトール、イソマルチトール、ラクチトール等の二糖アルコール類、マルトトリイトール、イソマルトトリイトール、パニトール等の三糖アルコール類、オリゴ糖アルコール等の四糖以上アルコール類、粉末還元麦芽糖水飴等が挙げられる。
上記人工甘味料としては、例えば、ステビア、アスパラテーム、サッカリン、グルチルリチン、ソーマチン、スクラロース等が挙げられる。
上記合成香料としては、例えば、コーヒー由来香料、紅茶由来香料、緑茶由来香料、ウーロン茶由来香料、ココア由来香料、ハーブ由来香料、スパイス由来香料またはフルーツ由来香料等が挙げられる。
本水性組成物のpHは、特に限定されないが、本発明の沈殿防止効果をより発揮するためには、酸性、特に、20℃においてpH1.0〜6.0であることが好ましく、より好ましくは2.0〜5.0、更に好ましくは2.5〜4である。pHが6.0より大きい場合にはコーヒー豆の沈殿が問題となることは少なく、pHが1.0より小さい場合は刺激が強く引用に適さない場合がある。
なお、本発明の水性組成物は、コーヒー豆抽出物を含有する液性の組成物であればいずれのものであってもよく、飲料、化粧料、注射剤、液剤等を挙げることができる。特に、飲料であることが、機能性ドリンク剤などの用途でコーヒー豆抽出物を簡便に摂取できるため、好ましい。
本発明の容器詰飲料は、コーヒー豆抽出物と、カロテノイド類を含有する水中油型のエマルション粒子と、を含む上述したコーヒー豆抽出物含有水性組成物を、所定の容器に詰めることによって容易に得ることができる。
この容器詰飲料は、コーヒー豆抽出物含有水性組成物を飲料として適用した形態であり、沈殿物が少なく透明性の高いだけでなくカロチノイド類等の機能性成分を含有した場合には、成分に由来した機能も期待できる。
特に、呈味料や、甘味料、香料等を配合することによって、飲料としての味等を適宜調整することができるため、これらの成分は好ましく含まれる。
本発明のコーヒー豆抽出物の沈澱防止方法は、コーヒー豆抽出物を含有する水性組成物に、カロチノイド類を含有する水中油型エマルション組成物を配合することを含むものである。
上述したように、水性組成物中にカロチノイド類を含有する水中油型のエマルション粒子が存在することにより、コーヒー豆抽出物の沈澱を効果的に防止することができる。この沈澱防止方法には、上記事項がそのまま適用するこができる。
本発明の沈殿防止効果が得られる低温とは、凍結しない温度であればよく、一般に10℃以下、好ましくは5℃以下とすることができる。また不安定は温度変化とは、前記低温とそれよりも高い温度との間で繰り返し変化する条件をいう。この温度変化における高温とは、含有成分が変性しない程度の高温をいい、一般に60℃以下、好ましくは50℃以下をいう。
本発明の水性組成物では、このようないずれの条件であっても、3ヶ月以上、好ましくは4ヶ月以上、更に好ましくは5ヶ月以上にわたって沈殿の発生を防止できる。
(1)EM−01
下記の成分を、70℃で加熱しながら1時間溶解して、水相組成物を得た。
・ショ糖ステアリン酸エステル(HLB=16) 60.0g
・モノオレイン酸デカグリセリル(HLB=12) 60.0g
・グリセリン 630.0g
・純水 160.0g
・ヘマトコッカス藻抽出物(アスタキサンチン類含有率20質量%) 25.0g
・ミックストコフェロール 1.0g
・ココナッツ油 59.0g
・リゾレシチン 5.0g
続いて、冷却し室温下、得られた予備エマルション組成物をアルティマイザーHJP−25005((株)スギノマシン社製)を用いて、200MPaの圧力で高圧乳化を行った。
その後、平均孔径1μmのミクロフィルターでろ過して、アスタキサンチン類含有エマルション組成物EM−01を調製した。
下記の成分を、70℃で加熱しながら1時間溶解して、水相組成物を得た。
・ショ糖ステアリン酸エステル(HLB=16) 50.0g
・モノオレイン酸デカグリセリル(HLB=12) 50.0g
・グリセリン 630.0g
・純水 180.0g
・ヘマトコッカス藻抽出物
(アスタキサンチン類含有率20質量%) 25.0g
・ミックストコフェロール 1.0g
・ココナッツ油 59.0g
・リゾレシチン(大豆由来) 5.0g
下記の成分を、70℃で加熱しながら1時間溶解して、水相組成物を得た。
・ショ糖ステアリン酸エステル(HLB=16) 30.0g
・モノオレイン酸デカグリセリル(HLB=12) 30.0g
・グリセリン 630.0g
・純水 220.0g
・ヘマトコッカス藻抽出物
(アスタキサンチン類含有率20質量%) 25.0g
・ミックストコフェロール 1.0g
・ココナッツ油 59.0g
・リゾレシチン(大豆由来) 5.0g
下記の成分を、70℃で加熱しながら1時間溶解して、水相組成物を得た。
・ショ糖ステアリン酸エステル(HLB=16) 60.0g
・モノオレイン酸デカグリセリル(HLB=12) 60.0g
・グリセリン 630.0g
・純水 160.0g
・β−カロチン30%懸濁液
(β−カロテン含有率30質量%) 16.7g
・ミックストコフェロール 1.0g
・ココナッツ油 67.3g
・リゾレシチン 5.0g
下記の成分を、70℃で加熱しながら1時間溶解して、水相組成物を得た。
・ショ糖ステアリン酸エステル(HLB=16) 60.0g
・モノオレイン酸デカグリセリル(HLB=12) 60.0g
・グリセリン 630.0g
・純水 160.0g
・トマト抽出物(リコピン含有率18質量%) 27.8g
・ミックストコフェロール 1.0g
・ココナッツ油 56.2g
・リゾレシチン 5.0g
[実施例1]
・EM−01 1.60重量%
・生コーヒー豆抽出物(粉末) 0.40重量%
・ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 0.01重量%
・エリスリトール 8.00重量%
・香料(オレンジフレーバー) 0.30重量%
上記を純水に添加、溶解後、液のpHが3.5(20℃)になるまでクエン酸を添加し、液体組成物5000mlを作製した。これを80℃で30分殺菌したのち50mlをガラス瓶容器に分注、密閉し、飲料を得た。
・EM−02 1.60重量%
・生コーヒー豆抽出物(粉末) 0.40重量%
・ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 0.01重量%
・エリスリトール 8.00重量%
・香料(オレンジフレーバー) 0.30重量%
上記を純水に添加、溶解後、液のpHが3.5(20℃)になるまでクエン酸を添加し、液体組成物5000mlを作製した。これを80℃で30分殺菌したのち50mlをガラス瓶容器に分注、密閉し、飲料を得た。
・EM−03 1.60重量%
・生コーヒー豆抽出物(粉末) 0.40重量%
・ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 0.01重量%
・エリスリトール 8.00重量%
・香料(オレンジフレーバー) 0.30重量%
上記を純水に添加、溶解後、液のpHが3.5(20℃)になるまでクエン酸を添加し、液体組成物5000mlを作製した。これを80℃で30分殺菌したのち50mlをガラス瓶容器に分注、密閉し、飲料を得た。
・EM−04 1.60重量%
・生コーヒー豆抽出物(粉末) 0.40重量%
・ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 0.01重量%
・エリスリトール 8.00重量%
・香料(オレンジフレーバー) 0.30重量%
上記を純水に添加、溶解後、液のpHが3.5(20℃)になるまでクエン酸を添加し、液体組成物5000mlを作製した。これを80℃で30分殺菌したのち50mlをガラス瓶容器に分注、密閉し、飲料を得た。
・EM−05 1.60重量%
・生コーヒー豆抽出物(粉末) 0.40重量%
・ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 0.01重量%
・エリスリトール 8.00重量%
・香料(オレンジフレーバー) 0.30重量%
上記を純水に添加、溶解後、液のpHが3.5(20℃)になるまでクエン酸を添加し、液体組成物5000mlを作製した。これを80℃で30分殺菌したのち50mlをガラス瓶容器に分注、密閉し、飲料を得た。
・EM−01 1.60重量%
・生コーヒー豆抽出物(粉末) 0.40重量%
・エリスリトール 8.00重量%
・香料(オレンジフレーバー) 0.30重量%
上記を純水に添加、溶解し、液体組成物5000mlを作製した。これを80℃で30分殺菌したのち50mlをガラス瓶容器に分注、密閉し、飲料を得た。pH(20℃)は6.0であった。
・EM−01 1.60重量%
・生コーヒー豆抽出物(粉末) 0.50重量%
・ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 0.01重量%
・アスコルビン酸 0.50重量%
・アスコルビン酸ナトリウム 0.50重量%
・エリスリトール 8.00重量%
・香料(オレンジフレーバー) 0.30重量%
上記を純水に添加、溶解後、液のpHが3.5(20℃)になるまでクエン酸を添加し、液体組成物5000mlを作製した。これを80℃で30分殺菌したのち50mlをガラス瓶容器に分注、密閉し、飲料を得た。
・生コーヒー豆抽出物(粉末) 0.40重量%
・ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 0.01重量%
・エリスリトール 8.00重量%
・香料(オレンジフレーバー) 0.30重量%
上記を純水に添加、溶解後、液のpHが3.5(20℃)になるまでクエン酸を添加し、液体組成物5000mlを作製した。これを80℃で30分殺菌したのち50mlをガラス瓶容器に分注、密閉し、飲料を得た。
・生コーヒー豆抽出物(粉末) 0.40重量%
・エリスリトール 8.00重量%
・香料(オレンジフレーバー) 0.30重量%
上記を純水に添加、溶解し、液体組成物5000mlを作製した。これを80℃で30分殺菌したのち50mlをガラス瓶容器に分注、密閉し、飲料を得た。pH(20℃)は6.0であった。
・生コーヒー豆抽出物(粉末) 0.50重量%
・ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 0.01重量%
・アスコルビン酸 0.50重量%
・アスコルビン酸ナトリウム 0.50重量%
・エリスリトール 8.00重量%
・香料(オレンジフレーバー) 0.30重量%
上記を純水に添加、溶解後、液のpHが3.5(20℃)になるまでクエン酸を添加し、液体組成物5000mlを作製した。これを80℃で30分殺菌したのち50mlをガラス瓶容器に分注、密閉し、飲料を得た。
(1)試験例1
実施例1〜7、比較例1〜3で作製した飲料各50本を4℃の条件下に6ヶ月間静置した。その間飲料中の様子を観察し、沈殿が発生するまでの期間を調べた。
(2)試験例2
実施例1〜7、比較例1〜3で作製した飲料各50本を、4℃、12時間と40℃、12時間を繰り返す条件下に、6ヶ月間静置した。その間飲料中の様子を観察し、沈殿が発生するまでの期間を調べた。
表1に示されるように、実施例1〜7の飲料はいずれも、比較例1〜3の飲料よりも長期間にわたって沈殿の発生を防止することができた。
また、エマルション粒子の粒子径が小さいほど沈殿防止効果が顕著であり、更に、ラジカル捕捉剤を添加することによって沈殿防止効果をより向上させることができた。
・EM−01 1.60重量%
・生コーヒー豆抽出物(粉末) 0.50重量%
・コエンザイムQ10水溶化液
(コエンザイムQ10を10重量%含有) 0.60重量%
・L−カルニチン 0.50重量%
・カフェイン 0.10重量%
・ビタミンB1(チアミン硝酸塩) 0.01重量%
・ビタミンB2(リボフラビンリン酸エステルナトリウム) 0.01重量%
・ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩) 0.01重量%
・ニコチン酸アミド 0.01重量%
・アスコルビン酸 0.50重量%
・アスコルビン酸ナトリウム 0.50重量%
・エリスリトール 8.00重量%
・スクラロース 0.01重量%
・クエン酸 0.60重量%
・香料(オレンジフレーバー) 0.30重量%
実施例8で得られた飲料を試験例1、2に記載した方法で試験したところ、両方法において6ヶ月後も沈殿の発生は観察されなかった。
Claims (23)
- コーヒー豆抽出物とカロチノイド類を含有する水中油型のエマルション粒子とを含むコーヒー豆抽出物含有水性組成物。
- 前記カロチノイド類がアスタキサンチン類である請求項1に記載の組成物。
- 前記コーヒー豆抽出物が生コーヒー豆抽出物である請求項1又は2に記載の組成物。
- pHが6以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- ビタミンB類を更に含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記ビタミンB類が、ビタミンB1類である請求項5記載の組成物。
- 前記エマルション粒子の粒子径が200nm以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
- コーヒー豆抽出物とカロチノイド類を含有する水中油型のエマルション粒子とを含む容器詰飲料。
- 前記カロチノイド類がアスタキサンチン類である請求項8に記載の容器詰飲料。
- 前記コーヒー豆抽出物が生コーヒー豆抽出物である請求項8又は9に記載の容器詰飲料。
- pHが6以下である請求項8〜10のいずれか1項に記載の容器詰飲料。
- ビタミンB類を更に含有する請求項8〜11のいずれか1項に記載の容器詰飲料。
- 前記ビタミンB類が、ビタミンB1類である請求項12記載の容器詰飲料。
- 前記エマルション粒子の粒子径が200nm以下である請求項8〜13のいずれか1項に記載の容器詰飲料。
- アスコルビン酸類を更に含有する請求項8〜14のいずれか1項に記載の容器詰飲料。
- コーヒー豆抽出物を含有する液体成分とカロチノイド類を含有する水中油型エマルション組成物とを配合することを含むコーヒー豆抽出物含有水性組成物の製造方法。
- 前記カロチノイド類がアスタキサンチン類である請求項16に記載の方法。
- 前記エマルションの粒子径が200nm以下である請求項16又は17に記載の方法。
- アスコルビン酸類を更に含有することを含む請求項16〜18のいずれか1項に記載の方法。
- コーヒー豆抽出物を含有する水性組成物に、カロチノイド類を含有する水中油型エマルション組成物を配合することを含むコーヒー豆抽出物の沈殿防止方法。
- 前記カロチノイド類がアスタキサンチン類である請求項20に記載の方法。
- 前記エマルションの粒子径が200nm以下である請求項20又は21に記載の方法。
- アスコルビン酸類を更に含有する請求項20〜22のいずれか1項に記載の方法。
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