JP4869001B2 - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ Download PDF

Info

Publication number
JP4869001B2
JP4869001B2 JP2006260191A JP2006260191A JP4869001B2 JP 4869001 B2 JP4869001 B2 JP 4869001B2 JP 2006260191 A JP2006260191 A JP 2006260191A JP 2006260191 A JP2006260191 A JP 2006260191A JP 4869001 B2 JP4869001 B2 JP 4869001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
detection
legs
vibration
diagnostic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006260191A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008082730A (ja
JP2008082730A5 (ja
Inventor
光浩 中島
健次 倉本
武志 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP2006260191A priority Critical patent/JP4869001B2/ja
Publication of JP2008082730A publication Critical patent/JP2008082730A/ja
Publication of JP2008082730A5 publication Critical patent/JP2008082730A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4869001B2 publication Critical patent/JP4869001B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Description

本発明は、駆動脚および検出脚を備える矩形板状の音叉型圧電振動子を振動子とし、駆動信号により矩形板の面内方向に駆動脚を振動させているときに角速度入力があると、角速度に応じたコリオリ力によりその面内方向振動に直交する面外方向に駆動脚が振動し、この面外方向信号が検出脚に伝わることを利用し、検出脚の面外方向振動に基づき角速度を検出する振動ジャイロに関し、特に、駆動脚におけるクラック等の物理的異常や駆動電極における欠損や一部断線等の異常が生じたとき、駆動脚における異常を表す信号を外部に出力できるようにした振動ジャイロに関する。
駆動脚、検出脚といった多脚を有するこの種の音叉型振動ジャイロは、特許文献1に記載されている。特許文献1には、駆動脚および検出脚を胴体部で結合してなり、駆動脚および検出脚がそれぞれ3本の脚でなる6脚型の音叉型振動子を備える振動ジャイロが提案されている。特許文献1に記載の音叉型振動ジャイロの基本構造及びその作動を、図8を参照して説明する。図8(a)は音叉型振動ジャイロに対する回転の入力がないときの振動子の状態を表し、図8(b)は音叉型振動ジャイロに対し回転の入力があるときの振動子の面外方向振動状態を表す。図において、5a,5bは駆動脚(特許文献1における励振用駆動側アーム)、6a,6bは検出脚(特許文献1における振動用検出側アーム)である。駆動脚5a及び5bは、互いに対をなし、逆位相で振動する。駆動脚5a及び5bは、一対の駆動脚(特許文献1では、駆動側アーム)5と総称する。検出脚6a及び6bは、互いに対をなし、逆位相で振動する。検出脚6a及び6bは、一対の検出脚(特許文献1では、検出側アーム)6と総称する。胴体部4は、直方体であり、その平面形(上面4aの形)は正方形である(正方形である必要は必ずしもなく、矩形であればよい)。胴体部4における各面は、上面を符号4aで表し、底面(図に現れていない)を符号4bで表し、一方の端面を符号4cで表し、他方の端面(図に現れていない)を符号4dで表し、一方の側面を符号4eで表し、他方の側面(図に現れていない)を符号4fで表すこととする。上面4a及び底面4bを主面と称する。なお、特許文献1の音叉型振動ジャイロには、駆動脚5a及び5bの間に1つの非励振駆動中央脚5c(特許文献1における非励振用駆動側アーム)が設けてあり、また検出脚6a及び6bの間に1つの非検出検出中央脚6c(特許文献1における非振動用検出側アーム)が設けてあるが、非励振駆動中央脚5cおよび非検出検出中央脚6cは、振動の安定化のために設けてあり、原理的には必要でない。
図8の振動子は、胴体部4、駆動脚5a,5b及び非励振駆動中央脚5c並びに検出脚6a,6b及び非検出検出中央脚6cでなる。この振動子は、1つの圧電単結晶体でなり、一枚の板状の圧電単結晶から切り出された形をなす。圧電単結晶としては、水晶、ニオブ酸リチウム、ランガサイト等がある。胴体部4、駆動脚5a,5b及び非励振駆動中央脚5c並びに検出脚6a,6b及び非検出検出中央脚6cの厚みは同一である。駆動脚5a及び5bが励振されていない状態、即ち静止状態では、駆動脚5a,5bの軸及び検出脚6a,6bの軸は、胴体部4の端面4c及び4dにそれぞれ垂直である。駆動脚5a及び検出脚6aの軸は同一の軸線上にある。同様に、駆動脚5b及び検出脚6bの軸も同一の軸線上にあり、非励振駆動中央脚5c及び非検出検出中央脚6cの軸も同一の軸線上にある。また、胴体部4の重心を通り、側面4eに平行な面に関し、駆動脚5a及び5bは対称であり、また検出脚6a及び6bも対称である。非励振駆動中央脚5c及び非検出検出中央脚6cの軸は、その面にある。駆動脚5a,5b及び検出脚6a,6bには駆動電極及び検出電極がそれぞれ設けてある(これら電極の図示は省略されている。)
このような図8の構造の振動子を有する音叉型振動ジャイロにおいて、駆動電極に励振用の交流電圧である駆動信号を印加すると、駆動脚5a及び5bは、上面4aに平行な平面内において互いに反対方向に、即ち逆位相に、振動する。この振動が、音叉型振動ジャイロにおける駆動振動である。駆動振動は、胴体部4の主面(上面4a及び底面4b)に平行な平面内における振動であり、このような主面に平行な平面内における振動を面内振動と称する。面内振動は、図8(a)において矢印Da及びDbで表してある。
駆動脚5a及び5bが駆動信号で励振され、駆動振動Da及びDbをしているときに、角速度ωの回転が図(B)に示す方向に入力されると、駆動脚5a及び5bには脚速度に比例するコリオリ力が作用する。脚速度は、駆動脚5a,5bが最大の振幅に振れた位置でゼロとなり、振動の中央位置(振幅がゼロの位置)に脚があるときに最大となる。駆動振動Da及びDbをしている駆動脚5a及び5bにコリオリ力が作用すると、駆動脚5a及び5bは駆動振動方向とは直交する方向に同じ周波数で振動する。駆動脚5a及び5bの振動は、駆動振動Da及びDbと、コリオリ力に起因する振動とを重畳した振動となる。このコリオリ力による脚の振動成分をコリオリ振動と定義する。駆動脚5a及び5bに生じるコリオリ振動は、それぞれ矢印Ca及びCbでもって図8に示してある。コリオリ振動Ca及びCbは、胴体部4を介して、検出脚6a及び6bに検出振動Sa及びSbとして伝達される。コリオリ振動Ca及びCbの位相は互いに逆である。同様に、検出振動Sa及びSbの位相も互いに逆である。コリオリ振動Ca,Cb及び検出振動Sa,Sbは、胴体部4の主面に直交する方向の振動であり、胴体部4の主面より外に向かう振動であるので、前記面内振動と対比する意味で面外振動と称する。検出振動Sa,Sbの周波数は、コリオリ振動Ca,Cbの周波数と同じである。
胴体部4は、板状であるので、その主面に平行な方向の振動、即ち面内振動に対しては極めて高い剛性を有し、他方主面に直交する方向の振動、即ち面外振動に対しては相対的に低い剛性を示す。そこで、駆動脚5a,5bに生じる振動のうちで、面内振動である駆動振動Da及びDbは、検出脚6a,6bには殆ど伝搬せず、他方面外振動であるコリオリ振動Ca及びCbは高い効率で検出脚6a,6bに伝搬する。検出脚6a及び6bに伝搬したコリオリ振動が、音叉型振動ジャイロにおける検出振動Sa及びSbである。音叉型振動ジャイロは、検出振動Sa及びSbにより検出脚6a及び6bの検出電極に現れる電圧を検出信号として取り出し、駆動信号を基準位相信号として検出信号の同期検波をすることにより、角速度ωを測定する。角速度ωの大きさは検出振動の大きさ(検出信号の大きさに比例)、ひいては同期検波出力の絶対値として現れる。また角速度ωの方向は、駆動信号に対する検出振動の位相(=検出信号の位相)、ひいては同期検波出力の極性として現れる。
図6は、特許文献1に開示された6脚型の音叉型振動子1を備える振動ジャイロを示す分解斜視図である。ここに示すパッケージ2は、14本の端子8a〜14a及び8b〜14bを基板7に設けてなる汎用の14ピン標準パッケージである。パッケージ2では、基板7との間に振動子1並びに端子8a〜14a及び8b〜14bを内包するカバーの図示は省略してある。
図6に示すように、振動子1は胴体部4の底面の中央部を支持部材3で支えられ、基板7に搭載される。支持部材3の底面は支持部材取付位置15に位置する。支持部材3は、胴体部4の底面の中央部を支持するので、振動子1の重心位置で振動子1を支えることになる。支持部材3の上面及び底面は振動子1および基板7に接着剤で固着される。
図7は、図6の音叉型振動ジャイロにおける6脚型振動子1の駆動脚5a,5bおよび非励振駆動中央脚5cの振動状態を模式的に示す斜視図である。図7において、Da,Db及びDcは、駆動脚5a,5b及び非励振駆動中央脚5cの面内振動の振幅を表す。図6に示した音叉型振動ジャイロでは、振動子1が正常であるとき、駆動脚5a及び5bは図7(a)に示すように互いに逆相に同じ振幅で面内振動をし、Da=Dbである。ところが、振動子1に異常が生じ、特に駆動脚5a,5bにおけるクラックや欠損、或いは駆動脚5a,5bにおける電極(駆動電極)の欠損や一部断線などの故障が生じると、図7(b)に示すように、駆動脚5a及び5bの振幅が相違し、Da≠Dbとなる。Da≠Dbの状態では、外部から角速度ωの入力がなくても、検出脚6a,6bに面外振動が生じ、誤った角速度を出力してしまう。また、角速度ωの入力があるときには、測定する角速度に誤差が生じ、正常な角速度の検出ができない。一対の駆動脚の片方が折損しているとか、駆動電極の接続されるリード線が断線しているとかのように、振動子が完全に破損しておれば、角速度の出力が全く異常な値であるか、或いは角速度が全く出力されないので、振動ジャイロの出力から直ちに故障を判定できる。しかしながら、駆動脚に小さなクラックが入った場合や、駆動電極の一部が欠損した場合の如くに、振動子の完全な故障と正常との中間的な故障状態では、振動ジャイロの出力には相当な誤差が含まれるが、格別な故障診断手段を備えない限り、故障の判定は困難である。振動ジャイロは自動車のカーナビゲーションシステム等に搭載され、角速度を検出する重要なデバイスであるから、振動子の故障を自己診断できる振動ジャイロが求められている。
かかる診断機能を具備する従来の振動ジャイロの例として、特許文献2に示された図9の角速度センサ(振動ジャイロ)がある。図9(a),(b),(c)及び(d)には、2脚の音叉形状に形成された振動子100のX1面、X2面、Y1面及びY2面の図が示されている。これら各面には、電極が形成されており、X1面には、振動子100を駆動するための駆動電極111,112、振動子100の駆動状態をモニタし、自励発振(自励振動)させるための帰還用のモニタ電極113,114、基準電位に接地された仮GND電極115,116および診断用電極117,118が形成され、Y1面には角速度検出電極119が形成されて、Y2面には角速度検出電極120が形成されている。図9の従来例においては、圧電体の駆動振動子100内に診断用のモニタ電極を設けて、直接的に振動子の振動状態を検出することにより、駆動振動に対応する故障診断が行われている。
また、特開平09−218040には、故障診断を行う際には駆動信号の入力をOFFにして振動子の励振を停止し、振動子を減衰振動させ、減衰振動から振動子の振動振幅および振動周波数を算出することにより、振動子の良否を判定する車両制御用角速度センサの自己診断方法が提案されている。
特開2001−255152 特開2000−088584 特開平09−218040
上述の特開2000−088584公報に開示された図9の従来の音叉型角速度センサでは故障診断のための診断用電極117,118を振動脚の数だけ設ける必要があり、振動子における電極数が多くなり、振動子の電極構成を複雑にする。また、診断用電極の数だけ、故障の診断をする故障診断回路を要するので、各振動脚にそれぞれ診断用電極を設けることにより故障の自己診断をする図9の振動ジャイロは、構成の複雑化を招く。さらに、図9の振動ジャイロでは、診断用電極117,118は、駆動電極111,112、モニタ電極113,114、仮GND電極115,116および角速度検出電極119,120とともに共通の振動脚に設けられているので、振動脚において診断用電極117,118が占められる面積は小さく限定される。診断用電極の面積が小さいと、診断用電極から出力される診断のための信号のレベルが小さくなるので、故障診断の精度が低下する。他方、診断用電極117,118に所要の面積を割くために、駆動電極111,112等の他の電極の面積を小さくすると、所要の振幅だけ振動脚を振動させるには、駆動信号の電圧を高くする必要があり、駆動信号の電圧が高いと消費電力が増大し、振動ジャイロの消費電力の増大を招く。
別の従来例である特許文献3(特開平09−218040)に開示された角速度センサの自己診断方法では、故障診断を行う際には駆動信号の入力をOFFにして振動子の励振を停止するので、角速度を測定している作動状態では故障の有無を診断できない。走行中の自動車などでは、振動ジャイロを作動させ、カーナビゲーションシステムを使用している最中に、現在の測定データが信頼できるのか否かを知る必要性は高いが、この従来の角速度センサの自己診断方法では、振動ジャイロの作動を停止しなければ振動ジャイロの故障を診断できない。
そこで、本発明の目的は、前記従来例の欠点を除去し、振動子の電極構成の複雑化を招かず、また複数の故障診断回路を要せず、診断電極に十分に広い面積を割り当てられ、駆動電極など診断電極以外の電極の割り当て面積に影響を及ぼさない、角速度を測定している作動状態でも振動子の故障診断が可能な振動ジャイロの提供にある。
前述の課題を解決するために本発明は次の手段を提供する。
(1)一対の駆動脚、一対の検出脚、前記一対の駆動脚の間に配置された非励振駆動中央脚、並びに前記一対の駆動脚、前記一対の検出脚および前記非励振駆動中央脚を結合する矩形の胴体部でなる板状の音叉型圧電振動子と、前記胴体部の板面に平行な方向の振動を面内振動と定義し、前記板面に直交する方向の振動を面外振動と定義するとき、前記一対の駆動脚に前記面内振動をさせるための駆動電極と、前記一対の検出脚における前記面外振動を検出するための検出電極とを備え、前記一対の駆動脚および前記一対の検出脚は、前記胴体部の互いに対向する第1及び第2の端面から互いに反対方向にそれぞれ延伸して設けられ、前記非励振駆動中央脚は前記駆動脚と軸を互いに平行にして前記第1の端面から延伸して設けられた振動ジャイロであって、
前記非励振駆動中央脚における前記面内振動を検出するための面内振動検出手段を備え
前記面内振動検出手段は、前記非励振駆動中央脚に設けられた診断電極であることを特徴とする振動ジャイロ。
(2)前記診断電極の出力と所定値とを比較することにより、前記一対の駆動脚の故障診断を行う診断手段を備えることを特徴とする前記()に記載の振動ジャイロ。
(3)前記音叉型圧電振動子を収容するパッケージを備え、
前記面内振動検出手段は、前記非励振駆動中央脚に設けられた第1の電極と、前記パッケージの内側に固定された部材に設けられた第2の電極とでなる静電容量であり、
前記静電容量の変化に基づき、前記一対の駆動脚の故障診断を行う診断手段を備える
ことを特徴とする前記()に記載の振動ジャイロ。
上記本発明によれば、振動子の電極構成の複雑化を招かず、また複数の故障診断回路を要せず、診断電極に十分に広い面積を割り当てられ、駆動電極など診断電極以外の電極の割り当て面積に影響を及ぼさない、振動子の故障診断が可能な振動ジャイロを提供できる。この振動ジャイロでは、診断電極は非励振駆動中央脚だけに設ければ足りるので、共通の振動脚それぞれに診断電極を必要とする図9の従来の音叉型角速度センサ(特開2000−088584)に比べ電極構成を単純化でき、故障診断回路は1つだけで足りる。また、本発明の振動ジャイロにおいては、診断電極に十分に広い面積を割り当てられので、診断電極の出力レベルを診断回路で故障の有無の診断をするのに必要な程度に高くでき、診断の精度を高くできる。また、本発明の振動ジャイロにおいては、診断電極を設けることが駆動電極など診断電極以外の電極の割り当て面積に影響を及ぼさないから、駆動電極に広い面積を割り当てられ、駆動電極に印加する駆動信号の電圧を高めなくても、正常に駆動脚を駆動できるので、診断電極のない振動ジャイロと同程度にまで消費電力を抑制できる。また、本発明の振動ジャイロにおいては、駆動信号の入力をOFFにすることなく故障診断が行えるので、角速度の測定を継続した状態で故障を診断できる。
次に本発明の実施の形態を挙げ、図面を参照し、本発明を一層具体的に説明する。また、図5は本発明の第1実施形態を示す図であり、図5(a)は斜視図、図5(b)は側面図である。図5(b)では、端子8a〜14a及び8b〜14bにおける基板7の上面に出る部分は図示を省略し、振動子1及び支持部材3の側面全体が現れるように描いてある。図5の第1実施形態では、図6における各部材を組み立てた状態の音叉型振動ジャイロにおける非励振駆動中央脚5cに図1に示す診断電極16a,16b,16c,16dを設けてなるものである。
音叉型振動子1、支持部材3およびパッケージ2を組み合わせた図5の形態では、支持部材3の下面は基板7の上面における支持部材取付位置15に接着剤で固着され、支持部材3の上面は音叉型振動子1の胴体部4の下面の支持部材固着領域に接着剤で固着されている。支持部材固着領域の中心は、胴体部4の下面の平面形の重心位置にある。図5の組立状態は、支持部材3が、支持部材取付位置15を支持基部として、音叉型振動子1の重心位置を支持している状態であり、音叉型振動子1が支持部材3を介して基板7に搭載された状態である。
図5の音叉型振動子1は、ランガサイトからなる単結晶圧電体である。この音叉型振動子1は、ワイヤーソー、砥石等による機械加工を矩形板状の単結晶圧電体に施し、成形される。音叉型振動子1における駆動脚5a及び5bには駆動電極が、検出脚6a及び6bには検出電極がそれぞれ設けてあるが、図示は省略してある。また、駆動電極および検出電極は、端子8a,8b,9a,9b,10a,10b,11a,11b,12a,12b,13a,13b,14a又は14bの内のいずれかへボンディングワイヤで接続されているが、それらボンディングワイヤも図示が省略してある。
本第1実施形態における振動子は、特許請求の範囲における記載との対応を明確にするように表現すると、一対の駆動脚5a,5b、一対の検出脚6a,6b、一対の駆動脚5a,5bの間に配置された非励振駆動中央脚5c、一対の検出脚6a,6bの間に配置された非検出検出中央脚6c並びに一対の駆動脚5a,5b、一対の検出脚6a,6b、非励振駆動中央脚5cおよび非検出検出中央脚6cを結合する矩形の胴体部4でなる板状の音叉型圧電振動子であって、胴体部4の板面に平行な方向の振動を面内振動と定義し、板面に直交する方向の振動を面外振動と定義するとき、一対の駆動脚5a,5bに面内振動をさせるための駆動電極と、一対の検出脚6a,6bにおける面外振動を検出するための検出電極とを備え、一対の駆動脚5a,5bおよび一対の検出脚6a,6bは、胴体部4の互いに対向する第1の端面4c及び第2の端面4dから互いに反対方向にそれぞれ延伸して設けられ、非励振駆動中央脚5cおよび非検出検出中央脚6cは第1の端面4c及び第2の端面4dから互いに反対方向にそれぞれ延伸して設けられている。そして、本第1実施形態の振動ジャイロは、非励振駆動中央脚5cにおける面内振動を検出するための面内振動検出手段を備え、この面内振動検出手段は、非励振駆動中央脚5cに設けられた診断電極16a,16b,16c,16dである。
いま、図5の振動子1の駆動脚5a,5bにおけるクラックや欠損、或いは駆動電極5a,5bにおける欠損や一部断線などの故障が生じると、図7(b)に示すように、駆動脚5a及び5bの振幅が相違し、Da≠Dbとなる。この状態では、駆動脚5a及び5bの振幅の不平衡(アンバランス)により、振動子1全体が振動しようとし、その反力として非励振駆動中央脚5cが面内振動をする。図7(b)において、非励振駆動中央脚5cの面内振動の振幅をDcと表してある。図7(b)では、駆動脚5aの振幅Daが駆動脚5bの振幅Dbより小さい(Da<Db)ので、非励振駆動中央脚5cは駆動脚5aと同相に面内振動をし、駆動脚5bの逆相の面内振動との均衡を取ろうとする。
再び図1を参照して本第1実施形態の説明を続ける。図1は、本発明の第1実施形態の要部を示す図であり、同図(a)はその要部の斜視図、同図(b)は同図(a)のA−A線矢視断面図である。ここで、図1(a)のA−A線は、非励振駆動中央脚5cの上面に接し、かつ端面4cに平行な線である。同図(b)では胴体部4の図示は省略されている。図1では、振動子1における非励振駆動中央脚5c、診断電極16a,16b,16c,16d及び胴体部4という本実施の形態の要部だけが描いてあり、振動子1における駆動脚5a,5b、検出脚6a,6b並びに非検出検出中央脚6cは図示を省略してある。本実施形態は、非励振駆動中央脚5cの面内振動の大きさが振動子1の故障の程度を表すことに着目し、非励振駆動中央脚5cに電極を設け、この電極から取り出される電圧から振動子1の故障の有無を診断するものである。
振動子1はXカットである。そこで、非励振駆動中央脚5cに診断電極16a,16b,16c,16dを設けた構造では、非励振駆動中央脚5cが面内振動をすると、診断電極16aと16cの間、および診断電極16bと16dの間にピエゾ効果により互いに逆方向の電界が発生し、この電界に基づく電圧が診断電極16a,16c間および診断電極16d,16b間から診断電圧として取り出される。いま、診断電極16a,16c間から出力される診断電圧をVac、診断電極16d,16b間から出力される診断電圧をVdbとする。Vac及びVdbの振幅は、0〜数μV(マイクロボルト)程度であり、VacとVdbはほぼ同じ大きさである。診断電極16aと16bとを導線で接続し、診断電極16cと16dとを出力端子とすることにより、Vac+Vdb=Vの診断電圧(交流電圧)が出力される。この診断電圧Vの周波数は、駆動信号の周波数に等しい。
図4は、これら診断電圧Vを入力し、振動子1の故障の有無を診断する診断回路(前述の診断手段に相当)のブロック回路図である。検出回路21は、診断電圧Vを電圧増幅し、増幅された電圧を整流し、直流の診断電圧Vを生成する。検出回路21は、駆動脚5a,5bのうちの一方の欠落という振動子1の完全な故障状態において、診断電圧Vが数ボルトになる程度の増幅率でVを電圧増幅する。定電圧回路22は、診断電圧Vと比較するための直流の基準電圧Sを出力する。基準電圧Sの大きさは、振動子1の故障と判定されるときの最低の診断電圧Vの値VMINに設定される。コンパレータ23は、診断電圧Vと基準電圧Sとを比較し、V<Sのときは振動子1が正常であると判定し、診断信号Aを正常信号AOKとし、V≧Sのときは振動子1が故障であると判定し、診断信号Aを故障信号ANGとする。本実施の形態では、正常信号AOK及び故障信号ANGは、デジタル信号の“1”及び“0”でそれぞれ表している。この診断回路は、基板7上にプリント技術により形成される。
図1の第1実施形態によれば、診断電極は非励振駆動中央脚5cだけに設けるので、電極構成を単純化でき、故障診断回路は1つだけで足りる。また、本実施形態においては、診断電極に十分に広い面積を割り当てられので、診断電極の出力レベルを診断回路で故障の有無の診断をするのに必要な程度に高くでき、診断の精度を高くできる。また、この実施形態の振動ジャイロにおいては、診断電極を設けることが駆動電極など診断電極以外の電極の割り当て面積に影響を及ぼさないから、駆動電極に広い面積を割り当てられ、駆動電極に印加する駆動信号の電圧を高めなくても、駆動脚5a,5bを正常に駆動できるので、診断電極のない振動ジャイロと同程度にまで消費電力を抑制できる。
図2は、本発明の第2実施形態の要部を示す図であり、同図(a)はその要部の斜視図、同図(b)は同図(a)のB−B線矢視断面図である。ここで、図2(a)のB−B線は、非励振駆動中央脚5cの上面に接し、かつ端面4cに平行な線である。同図(b)には胴体部4の図示は省略されている。本実施の形態の振動ジャイロは、図5に示した振動ジャイロに設けられている6脚型、音叉型の振動子1における非励振駆動中央脚5cに診断電極17a,17b,17c,17dを設けてなるものである。振動子1はZカットランガサイトでなる単結晶圧電体である。図2では、その振動子1における非励振駆動中央脚5c、診断電極17a,17b,17c,17d及び胴体部4という本実施の形態の要部だけが描いてあり、振動子1における駆動脚5a,5b、検出脚6a,6b並びに非検出検出中央脚6cは図示を省略してある。
図2の第2実施形態は、振動子1がZカットである点で図1の第1実施形態と相違し、このカットの相違に対応して、図1の第1実施形態における診断電極16a,16b,16c,16dに代えて、診断電極17a,17b,17c,17dを設けた構造であり、その他の構造は図1の第1実施形態と同じである。そこで、この第2実施形態の振動ジャイロにおける面内振動検出手段は、非励振駆動中央脚5cに設けられた診断電極17a,17b,17c,17dである。この第2実施形態では、非励振駆動中央脚5cの面内振動により、診断電極17aと17c,17dとの間、及び診断電極17bと17c,17dとの間で電界が生じ、17a,17bがプラス(+)、17c,17dがマイナス(−)である極性又はその逆の極性となる。そこで、診断電極17a,17b,17c及び17dの電位をそれぞれVa,Vb,Vc及びVdとし、更に、電極17aと17c,17d間の電圧をVac、電極17bと17c,17d間の電圧をVbdとするとともに、Va=Vbであることから、これら電極17aと電極17bとを接続してその電位をVaとし、またVc=Vdであることから、これら電極17cと電極17dとを接続してその電位をVcとし、VaとVcとの電位差をVacとすることにより、Vac=Vxなる診断電圧を得ることができる。診断電圧Vxは図4の診断回路に入力される。図4の診断回路は、第1実施形態で述べたところにより、振動子1の故障の有無を診断する。図2の第2実施形態の効果も図1の第1実施形態の効果と同様である。

図3は、本発明の第3実施形態の要部を示す図であり、同図(a)はその要部の斜視図、同図(b)は同図(a)の断面図、同図(c)は同図(a)の非励振駆動中央脚5cの部分底面図、同図(d)は同図(a)の基板7の部分平面図、同図(e)は同図(a)の側面図である。図3(b)において、非励振駆動中央脚5cは同図(c)におけるC−C線矢視断面図で表してあり、基板7は同図(d)におけるD−D線矢視断面図で表してある。図3(b)、(c)、(d)は同図(a)における電極近傍を拡大して描いてあり、図3(e)は同図(a)をやや拡大した状態の側面図である。
図3の第3実施形態は、図6における各部材を組み立てた状態の音叉型振動ジャイロに、非励振駆動中央脚5cの面内振動の大きさを検出するための面内振動検出手段として、櫛歯状診断電極18a(前述の第1の電極に相当)および櫛歯状診断電極18b(前述の第2の電極に相当)を備えてなる。櫛歯状診断電極18aは非励振駆動中央脚5cに設け、櫛歯状診断電極18bは基板7に設けてある。この第3実施形態の構成は、振動子のカットには依存しない。非励振駆動中央脚5cの面内振動の大きさに応じて、櫛歯状診断電極18aと18bとの間の静電容量Cが変化するので、その静電容量Cの変化を診断回路で取り出す。診断回路には、図4の診断回路における検出回路21を第1及び第2実施形態用の回路から改変したものを用いる。第3実施形態用の診断回路では、検出回路21の入力を容量Cとし、検出回路21に発振回路を備え、この発振回路における共振回路の容量成分に静電容量Cを含ませるようにし、非励振駆動中央脚5cの面内振動の大きさに応じた周波数fで発振回路を発振させ、周波数fを周波数−電圧変換回路で直流電圧に変換し、この直流電圧を診断電圧Vとしてコンパレータ23に入力することにより、振動子1の故障の有無を診断できる。図3の第3実施形態によっても、図1の第1実施形態と同様な効果が得られる。
以上に図1乃至図5を参照し、実施形態を挙げ、本発明を具体的に説明したが、本発明がこれらの実施形態に限定されるものでないことは勿論である。上記実施形態は、駆動脚側および検出脚側の双方に中央脚を設けた6脚型の音叉型振動子を備える振動ジャイロであるが、本発明の振動ジャイロにおける振動子は6脚型の音叉型振動子に限らず、例えば中央脚として、駆動脚側には中央脚(非励振駆動中央脚5c)を備えるが、検出脚側の中央脚(非検出検出中央脚6c)を欠く5脚型の振動子でも差し支えない。この種の5脚型の振動子を備える振動ジャイロは、国際出願番号PCT/JP2006/300564で国際出願がされている。
また、面内検出手段としては、ピエゾ効果による圧電気および静電容量を用いる例を示したが、光学的手段、磁気的手段などを用いることもできる。また、非励振駆動中央脚に設ける診断電極の位置、面積、形状などは、振動子が圧電単結晶であるかセラミックであるか、圧電単結晶であってもカットがどうであるか等によって異なってくる。また、第1及び第2の電極は、図3に示した櫛歯状診断電極に限らず、相互の面内振動に応じて容量が変わる各種の形状の電極であっても差し支えない。以上の実施の形態では、振動子をランガサイトの圧電単結晶で形成したが、圧電単結晶として水晶、ニオブ酸リチウム等を用いることも可能である。また、診断回路は、定電圧回路22から一定レベルの基準電圧Sを出力することとし、コンパレータ23は正常信号AOKか或いは故障信号ANGのどちらか一方のみを出力するとしたが、基準電圧SとしてS1,S2,S3といった具合に複数設けておき、診断電圧範囲を<S1,S1<S2,S2<S3,S3<という如くに複数設定し、診断電圧Vがどの診断電圧範囲にあるかに応じて、故障の程度を診断できるようにしても、本発明は実現できる。
なお、基板7上には、駆動信号を生成する駆動回路、検出信号を増幅する増幅回路、故障の診断をする診断回路など各種の電子回路がプリント技術により形成されるが、これら回路の図示は図面では省略してある。
本発明の第1実施形態の要部を示す図であり、図(a)はその要部の斜視図、図(b)は図(a)のA−A線矢視断面図である。 本発明の第2実施形態の要部を示す図であり、図(a)はその要部の斜視図、図(b)は図(a)のB−B線矢視断面図である。 本発明の第3実施形態の要部を示す図であり、図(a)はその要部の斜視図、図(b)は図(a)の断面図、図(c)は図(a)の非励振駆動中央脚5cの部分底面図、図(d)は図(a)の基板7の部分平面図、図(e)は図(a)の側面図である。 振動子1の故障の有無を診断する診断回路のブロック回路図である。 本発明の第1実施形態を示す図であり、図(a)は斜視図、図(b)は側面図である。 特許文献1に開示された6脚型の音叉型振動子1を備える振動ジャイロを示す分解斜視図である。 図6の音叉型振動ジャイロにおける6脚型振動子1の駆動脚5a,5bおよび非励振駆動中央脚5cの振動状態を模式的に示す斜視図である。 特許文献1に記載の音叉型振動ジャイロの基本構造及びその作動を説明する図である。 特許文献2に示された角速度センサ(振動ジャイロ)を示す図である。
符号の説明
1 振動子
2 パッケージ
3 支持部材
4 胴体部
5a,5b 駆動脚
5c 非励振駆動中央脚
6a,6b 検出脚
6c 非検出検出中央脚
7 基板
8a,9a,……,14a,8b,9b,……,14b 端子
15 支持部材取付位置
16a〜16d,17a〜17d 診断電極
18a,18b 櫛歯状診断電極
21 検出回路
22 定電圧回路
23 コンパレータ
A 診断信号
Ca,Cb コリオリ振動
Da,Db 駆動振動
Dc 非励振駆動中央脚の面内振動
S 基準電圧
Sa,Sb 検出振動
V 診断電圧
ω 加速度

Claims (3)

  1. 一対の駆動脚、一対の検出脚、前記一対の駆動脚の間に配置された非励振駆動中央脚、並びに前記一対の駆動脚、前記一対の検出脚および前記非励振駆動中央脚を結合する矩形の胴体部でなる板状の音叉型圧電振動子と、前記胴体部の板面に平行な方向の振動を面内振動と定義し、前記板面に直交する方向の振動を面外振動と定義するとき、前記一対の駆動脚に前記面内振動をさせるための駆動電極と、前記一対の検出脚における前記面外振動を検出するための検出電極とを備え、前記一対の駆動脚および前記一対の検出脚は、前記胴体部の互いに対向する第1及び第2の端面から互いに反対方向にそれぞれ延伸して設けられ、前記非励振駆動中央脚は前記駆動脚と軸を互いに平行にして前記第1の端面から延伸して設けられた振動ジャイロであって、
    前記非励振駆動中央脚における前記面内振動を検出するための面内振動検出手段を備え
    前記面内振動検出手段は、前記非励振駆動中央脚に設けられた診断電極である
    ことを特徴とする振動ジャイロ。
  2. 前記診断電極の出力と所定値とを比較することにより、前記一対の駆動脚の故障診断を行う診断手段を備えることを特徴とする請求項に記載の振動ジャイロ。
  3. 前記音叉型圧電振動子を収容するパッケージを備え、
    前記面内振動検出手段は、前記非励振駆動中央脚に設けられた第1の電極と、前記パッケージの内側に固定された部材に設けられた第2の電極とでなる静電容量であり、
    前記静電容量の変化に基づき、前記一対の駆動脚の故障診断を行う診断手段を備える
    ことを特徴とする請求項に記載の振動ジャイロ。
JP2006260191A 2006-09-26 2006-09-26 振動ジャイロ Active JP4869001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006260191A JP4869001B2 (ja) 2006-09-26 2006-09-26 振動ジャイロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006260191A JP4869001B2 (ja) 2006-09-26 2006-09-26 振動ジャイロ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008082730A JP2008082730A (ja) 2008-04-10
JP2008082730A5 JP2008082730A5 (ja) 2009-07-09
JP4869001B2 true JP4869001B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=39353767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006260191A Active JP4869001B2 (ja) 2006-09-26 2006-09-26 振動ジャイロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4869001B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106840200A (zh) * 2016-12-29 2017-06-13 北京航天控制仪器研究所 一种带故障诊断的三浮惯性仪表自动化湿对中***

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4669491B2 (ja) * 2006-03-28 2011-04-13 日本航空電子工業株式会社 音叉型振動ジャイロ
JP2010074546A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Japan Radio Co Ltd 衛星追尾システムおよび衛星追尾方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001141461A (ja) * 1999-11-09 2001-05-25 Alps Electric Co Ltd ジャイロスコープおよびこれを用いた入力装置
JP2001208544A (ja) * 2000-01-24 2001-08-03 Alps Electric Co Ltd ジャイロスコープおよびこれを用いた入力装置
JP2002213963A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Microstone Corp 振動ジャイロスコープ
US7528533B2 (en) * 2005-01-13 2009-05-05 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Vibratory gyroscope

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106840200A (zh) * 2016-12-29 2017-06-13 北京航天控制仪器研究所 一种带故障诊断的三浮惯性仪表自动化湿对中***
CN106840200B (zh) * 2016-12-29 2019-09-06 北京航天控制仪器研究所 一种带故障诊断的三浮惯性仪表自动化湿对中***

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008082730A (ja) 2008-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9835641B2 (en) Angular velocity detection device and angular velocity sensor including the same
JP5206409B2 (ja) 角速度センサ
JP4529444B2 (ja) 角速度センサ
JP4599848B2 (ja) 角速度センサ
US8991248B2 (en) Angular velocity sensor
JP4669491B2 (ja) 音叉型振動ジャイロ
CN101501448B (zh) 惯性力传感器
JP4869001B2 (ja) 振動ジャイロ
JPH09126783A (ja) 圧電振動ジャイロ
US20050061073A1 (en) Vibratory gyroscope and electronic apparatus
WO2015190104A1 (ja) 物理量センサ
WO2011074099A1 (ja) 角速度検出装置
JP2000180175A (ja) 多軸検出型角速度、加速度センサ
JP2002228452A (ja) 振動ジャイロおよびそれを用いた電子装置および振動ジャイロの自己診断方法
JP2000088584A (ja) 角速度センサ
KR100613822B1 (ko) 진동형 마이크로 자이로 센서
JP4600590B2 (ja) 角速度センサ
JP4591787B2 (ja) 振動子および角速度測定装置
JP4765171B2 (ja) 振動ジャイロおよび振動ジャイロの自己診断方法
WO2010073576A1 (ja) 角速度センサ
JP2002062135A (ja) 振動型ジャイロ装置
JP2005069801A (ja) 圧電振動ジャイロセンサ
JP2011242256A (ja) 振動ジャイロ
JP5516119B2 (ja) 振動型ジャイロ素子、振動型ジャイロセンサーおよび振動型ジャイロセンサーによる角速度の検出方法
JP3690449B2 (ja) 圧電振動ジャイロ用圧電振動子

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090520

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090520

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4869001

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250