JP4865651B2 - 排水処理方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オゾン存在下にて電気分解を行ってOHラジカル発生させ、該OHラジカルを利用して排水中の有機物、特に難分解性有機化合物を分解除去する水処理方法及び装置に関し、さらにはより効率的に難分解性有機化合物の分解を促進することができる排水処理方法及び装置に関する。
従来から、水中の有機化合物を除去する方法として、活性汚泥法に代表されるような微生物作用を利用する方法が用いられている。しかしながら、上記方法においては生物難分解性有機物の分解が困難であった。
上記の欠点を補う水処理方法として、オゾン単独処理や、オゾンよりも酸化力の強いOHラジカルを発生させるオゾン過酸化水素併用処理(特許文献1)、オゾン紫外線併用処理(特許文献2)などの化学処理の適用が検討され、実際に使用されている。
しかしながら、オゾン単独処理は有機化合物を分解し、低分子化することは可能であるが、無機化して完全除去するまでには至らない。
また、オゾン過酸化水素併用処理では、過酸化水素を薬剤として常に投入し続ける必要があった。さらにまた、下水道排水、屎尿排水、畜産排水、水産食品加工排水には、着色物質やSS成分更にはBOD成分が多く含まれており、又埋立地浸出水には着色物質が含まれていることが多く、更にゴミ焼却炉の煙突内を洗浄した洗煙排水は、しかもpHも中性付近ではないため、これらの成分が紫外線照射の効率や過酸化水素からのOHラジカル生成効率を著しく低下させ、処理が困難になるという問題がある。
そこで、特許文献3(特開2005−103391号公報)では、難分解性有機化合物含有排水に浸漬される電極に直流電圧を印加して排水を電気分解し、カソード電極にて水酸基イオンを発生させるとともに、この排水にオゾンを供給し、前記水酸基イオンとオゾンとを反応させてOHラジカルを生成させ、このOHラジカルにより難分解性有機化合物を分解する方法が提案されている。オゾンは曝気により供給する方法が挙げられている。
また、文献4では、オゾン存在下で電気分解を行うと、オゾンがカソード電極において一電子還元され、オゾニドイオン(O )を生成し、OHラジカルの生成が促進されることが報告されている。
本技術は、高電圧パルス電源等の単独電源により直接OHラジカルを発生させるのではなく、前記排水中に直流安定化電源により制御された電流密度の直流電圧を印加してその電気分解により水酸基イオン(OH)を発生させ、該水酸基イオンにより生成されたアルカリ性水塊域にオゾンを作用させてOHラジカルを生成する工程と、オゾンをカソード電極により還元して生成するオゾニドイオンを経由してOHラジカルを生成する工程を経て、該OHラジカルにより難分解性有機化合物を酸化分解処理するものである。
OHラジカルは、オゾンと水酸基イオンによって、以下のような反応を経て生成される。
O→H+OH(電気分解工程) (1)
OH+O→・O +・OH(オゾン接触工程)(2)
OH+O→・O +・OOH (3)
・OOH⇔H+・O (4)
+・O →・O +O (5)
・O +H+→・OH (6)
・OH→・OH+O (7)
また、電極上に吸着したオゾンは、下記(8)のような反応で・O を生成する。ここで生成した・O は、上記(6)〜(7)式の反応により、OHラジカルを生成する。
+e→・O (8)
このようにして生成したOHラジカルの強力な酸化力を用いて、排水中の難分解性有機化合物を分解除去していた。
特公昭60−006718号公報 特許第2874126号公報 特開2005−103391号公報 Water ResearchVol.39、 pp.4661-4672、 2005
上記した特許文献3や文献4に記載されるように、オゾン共存下で排水を電気分解して難分解性有機化合物を分解させるOHラジカルを発生させることは有効な手法であるが、電気分解により局所的に水塊を発生させることは排水流れが存在するため困難であり、安定して処理効率を高く維持することはできなかった。また、このようなオゾン電解処理において、排水中の炭酸濃度やアンモニア濃度が高いと、これが阻害物質となり反応効率が低下してしまうという問題もあった。
従って、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、より効率的に難分解性有機化合物を分解することができる排水処理方法及び装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、
し尿若しくは家畜糞尿排水のように炭酸濃度が高い有機化合物含有排水の処理域中に直流電圧を印加するとともに、オゾンの存在下でOHラジカルを生成させて該OHラジカルにより前記排水中の難分解性有機化合物を分解除去する排水処理方法において、
前記直流電圧が印加されている電極間を、隔壁で隔離して、カソード領域とアノード領域に分離し、排水流れを該アノード領域から該カソード領域に設定するとともに、前記カソード領域側にオゾンを含有させた水を導入するか、若しくは該カソード領域領域内にオゾンを曝気し、前記アノード領域にエアを曝気することを特徴とする。
また、前記カソード領域とアノード領域で夫々処理された処理水を処理域の後流側で合流させた後、該合流させた処理水の少なくとも一部をアノード領域側に戻入させることを特徴とする。
また、し尿若しくは家畜糞尿排水のように炭酸濃度が高い有機化合物含有排水が流入した電解槽中に直流電圧を印加するとともに、オゾンの存在下でOHラジカルを生成させて該OHラジカルにより前記排水中の難分解性有機化合物を分解除去する排水処理装置において、
前記直流電圧が印加されている電極間隔壁で隔離され、前記電解槽がカソード室とアノード室に分離され、排水流れが該アノード室から該カソード室に設定されているとともに、前記カソード室側にオゾンを含有させた水を導入する導入口が設けられているか、若しくは該カソード室内にオゾンを曝気する曝気手段が設けられ、前記アノード室にエアの曝気手段が設けられていることを特徴とする。
また、アンモニア窒素分を含む排水を処理する排水処理装置において、
前記隔壁が、アニオン交換膜とアニオン交換膜以外の隔膜の組み合わせからなることを特徴とする。
さらに、前記アニオン交換膜以外の隔膜が、カチオン交換膜又はガラスフィルタからなることを特徴とする。
また、難分解性有機化合物を含む排水を処理する排水処理装置において、
前記隔壁にフッ素樹脂系陽イオン交換膜のように、耐オゾン性カチオン交換膜を用いるとともに、該隔壁を挟持するようにメッシュ型もしくはパンチングメタル若しくはスリット型のように多数の小空隙を有する電極を設置し、カソード室へオゾンを供給しながらオゾン電解反応を進めるように構成したことを特徴とする。
また、前記カソード室とアノード室で夫々処理された処理水を前記オゾン電解処理槽の出口側流路で合流させた後、該合流させた処理水の少なくとも一部をアノード室側に戻入させる戻入路を設けたことを特徴とする。
さらにまた、前記有機化合物含有排水が、SS分が除去された後のCOD成分を多く含む、有機性排水であることを特徴とする。
以上記載のごとく本発明によれば、電解槽内に隔壁を配置し、アノード領域とカソード領域に分離するとともに、カソード領域にオゾンを供給することによって、カソード領域が水の電気分解によりアルカリ領域となるため、通常のオゾン/電解によるOHラジカル生成に加えて、オゾンの自己分解によるOHラジカルが生成し、難分解性有機化合物の分解が促進されることとなる。このとき、隔壁によるアノード領域とカソード領域との分離により、カソード領域にアルカリ状態を確実に形成することが可能となり、安定して高い処理効率を維持することが可能となる。
また、電解槽内を隔壁により分離することによってOHラジカルの生成を促進し、高い処理効率を得ることが可能となるとともに、反応の阻害物質である炭酸濃度が高い場合であっても、まずアノード領域にて酸性状態下で曝気することにより炭酸を除去した後、カソード領域にてOHラジカルにより酸化分解処理を行っているため、阻害物質の影響を被らずに高い処理効率を維持することが可能である。
また、アノード室とカソード室を仕切る隔壁として、アニオン交換膜とその他の膜の組み合わせからなる隔壁を用いることにより、アノード室にて原水中のアンモニアを除去できるとともに、主としてカソード室にて難分解性有機化合物を効率的に除去することが可能である。
さらに、本発明において、処理水の一部を分岐してアノード室に流入させることにより、pH酸性の液ができるが、他方のカソード室からの流出水がアルカリ性であるため、これらを電解槽出口で混合することによりpHを中性に維持することが可能となる。従って、pH調整剤を添加することなくpH調整を行うことができ、ランニングコストを低廉化することが可能である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施例1に係る装置の概略構成図、図2は本実施例に係る電解槽の構成例を示す分解斜視図、図3は本発明の実施例2に係る装置の概略構成図、図4は本発明の実施例3に係る装置の概略構成図、図9はバイポーラ膜を介したイオン移動の模式図、図10はカチオン交換膜のみの場合のイオン移動の模式図、図13は本発明の実施例4に係る装置の概略構成図であり、図5〜図8及び図11、図12は夫々の検証試験による結果を示すグラフ等である。
本実施の形態は、有機化合物含有排水(以下、原水と呼称する)の処理領域中に直流電圧を印加して、OHラジカルを発生させるとともに、該処理領域にオゾンを供給するオゾン電解処理に適用される。
この処理を実現するために、本実施形態の排水処理装置は、電解槽内にアノードとカソードを設置し、これらの電極間に所定の直流電圧を印加する直流電源を備える。この装置を利用したオゾン電解処理は、水の電気分解によりアノード側が酸性となり、カソード側は水酸基イオン(OH)の発生によりアルカリ性となる。さらに、水酸基イオンにより生成されたアルカリ性水塊域にオゾンを作用させることによりオゾンが自己分解してOHラジカルを生成し、該OHラジカルにより原水中の難分解性有機化合物を酸化分解処理するものである。
しかし、従来のオゾン電解処理(特開2005−103391号公報参照)のごとく電解槽内が一つの領域で形成されていると、上記したアノード室(アノード領域)とカソード室(カソード領域)の効率よい反応が利用できなかった。即ち、カソード近傍に形成されるアルカリ性水塊域を確実に維持することが難しく、オゾンの自己分解反応が円滑に進まないと、OHラジカルの生成反応効率が低下してしまうことがあった。
そこで、本実施形態の特徴的な構成として、夫々の領域にてより効率的に反応を行うために隔壁を用いることを構成としている。この隔壁は、アノードとカソードとの間に設置され、該隔壁によりアノードを備えたアノード室と、カソードを備えたカソード室とを形成するようになっている。
前記隔壁としては、ガラスフィルタ等の単なる隔膜としての作用を有する隔壁、或いはアニオン交換膜と他の隔膜の組み合わせからなる隔壁が用いられる。イオン交換膜としては、例えばアニオン交換膜とカチオン交換膜からなるパイポーラ膜、アニオン交換膜とガラスフィルタの組み合わせからなる隔壁等が挙げられる。これらの隔壁の具体的な構成例については、以下の実施例1乃至4に記載する。
さらに、カソード室には、オゾンを供給するオゾン供給部を備える。このオゾン供給部は、前記カソード室にオゾンを含有させた有機性排水を導入する導入口であってもよいし、或いは該カソード室にオゾンガスを曝気する曝気手段であってもよい。
本実施形態によれば、電解槽内に隔壁を配置し、アノード室とカソード室に分離するとともに、カソード室にオゾンを供給することによって、カソード室が水の電気分解によりアルカリ領域となるため、通常のオゾン/電解によるOHラジカル生成に加えて、オゾンの自己分解によるOHラジカルが生成し、難分解性有機化合物の分解が促進されることとなる。このとき、隔壁によるアノード室とカソード室との分離により、カソード室にアルカリ状態を確実に形成することが可能となり、安定して高い処理効率を維持することが可能となる。
ここで、隔壁による効果を検証する試験を行った結果を示す。
図5は、本実施例として隔壁ありの場合と、比較例として隔壁なしの場合について夫々オゾン電解処理を行ったときのCODCr濃度の変化を示すグラフ(a)と数値を表した表(b)である。
同グラフに示されるように、実施例、比較例ともに処理前の原水中のCODCr濃度はほぼ同じであるが、オゾン電解処理後の処理水は、隔壁なしの場合に比べて隔壁ありの場合の方がCODCr濃度が低くなっている。これは、原水中の難分解性有機化合物の分解効率が高いことが示されている。従って、本実施例のごとく隔壁によりアノード室とカソード室とに分離した構成とすることにより、難分解性有機化合物を効率的に分解除去することが可能であることが実証された。
図1を参照して、本実施例1の基本構成につき説明する。
本実施例1は、難分解性有機化合物を効率的に処理するオゾン電解処理であり、特に、炭酸濃度が高い原水の処理に適している。原水中の炭酸濃度が高いと、電気分解に伴いカソード近傍がアルカリ条件となるため炭酸の存在形態が炭酸イオン(CO 2−)となり、強いラジカルスカベンジャーとして働くため、反応を阻害することがわかっている。従って、本実施例ではこの炭酸イオンによる阻害を抑制することができる構成を提案する。
本実施例の排水処理装置1は、原水12が流入する電解槽2を有し、該電解槽2内にアノード3とカソード4からなる電極対が1対若しくは複数浸漬配置されている。アノード3とカソード4は夫々直流電源5に接続されている。直流電源5は、電極対に直流電圧を印加する装置であり、電極対間の電圧、電流、抵抗値などを監視するマルチメータ(図示略)を備えているとよい。
アノード3とカソード4との間には、隔壁20が設置されこれらの電極間を隔離しており、アノード3側にアノード室21が形成され、カソード4側にカソード室22が形成されている。アノード室21とカソード室22とは、一部原水12が通流するようになっている。前記隔壁20としては、例えば、ガラスフィルタ等が好適に用いられる。
アノード室21には、原水12を供給する原水供給部と、槽底部から原水中に空気13を供給して曝気する空気供給部とが設けられている。カソード室22には、オゾン供給部が設けられている。このオゾン供給部は、底部からオゾンガスを供給して曝気する手段でもよいし、オゾンを含有させた水を供給する手段でもよい。一例として同図では、オゾン供給部は、酸素14からオゾンを生成するオゾン発生器6と、該オゾンの供給状態を監視するオゾンモニタ7とを備え、適宜量のオゾンガス15がカソード室22の槽底部より供給される構成となっている。
電解槽2上部には、アノード室21及びカソード室22の夫々から処理水を引抜く処理水出口が設けられており、該処理水出口は夫々気液分離装置8、11に接続されている。
アノード室21の処理水出口に接続された気液分離装置11は、酸素を主とするガス19と処理水18とを分離する装置である。この処理水18の少なくとも一部は、原水12とともにアノード室21に返送させ、循環させることが好ましい。
カソード室22の処理水出口に接続された気液分離装置8は、水素、オゾンを主とするガス17と処理水16とを分離する装置である。ガス17の排出ライン上には、ガス乾燥機9と、ガス中のオゾン濃度を監視するオゾンモニタ10とが設けられている。
ここで、図2を参照して、具体的な電解槽の内部構造の一例につき説明する。
方形状の電解槽2(図1参照)内には、板状のアノード3とカソード4とが所定距離だけ離間して配置され、その中間にアノード3とカソード4を隔離するごとく隔壁20が配置されている。アノード3と隔壁20の間にはスペーサ33が配置されている。該スペーサ33は、その下部に、空気を分散して供給するディフューザ33aが備え付けられており、さらにその一面側にガスケット32が取り付けられている。同様に、カソード4と隔壁20の間にはスペーサ43が配置されており、該スペーサ43の下部には、オゾンガスを分散して供給するディフューザ43aが備え付けられ、さらにその一面側にガスケット42が取り付けられている。また、アノード3及びカソード4の夫々にはカバー31、41が設けられている。
このような構成を有する排水処理装置1において、アノード室21の底部から供給された原水12は、直流電源5にてアノード3とカソード4間に印加された直流電圧によって電気分解し、これによりアノード室21は酸性側に移行し、カソード室22はアルカリ側に移行する。アノード室21の底部から供給された原水12は、酸性のアノード室21にて炭酸ガス(CO)となり、さらにアノード室21はその底部から空気13により曝気されているため、炭酸ガスが原水中から除去される。このアノード室21にてラジカルスカベンジャーとなる炭酸イオンが除去される。
炭酸イオンが除去された原水12は、隔壁20を透過してカソード室22に流入するが、該カソード室22では、オゾンガス15の曝気により溶解オゾンが存在し、このオゾンがアルカリ状態下にて自己分解することによりOHラジカルが生成する。強力な酸化力を有するOHラジカルにより、原水12中の難分解性有機化合物の分解が促進される。尚、通常の電解処理によるOHラジカルの生成反応も存在する。また、オゾン自体も酸化力を有するため、オゾンによっても有機物が分解されることはもちろんである。
難分解性有機物をはじめとする有機物が分解除去された処理水は、槽上部よりガスとともに排出され、気液分離装置8により処理水16とガス17とに分離され、処理水16は他の水処理工程若しくは系外へ排出される。一方、ガス17はガス乾燥機9にて乾燥された後、オゾンモニタ10にて排出ガス中のオゾン濃度を検出することにより、オゾン消費を監視することができる。
本実施例によれば、電解槽内を隔壁により分離することによってOHラジカルの生成を促進し、高い処理効率を得ることが可能となるとともに、反応の阻害物質である炭酸濃度が高い場合であっても、まずアノード室にて酸性状態下で曝気することにより炭酸を除去した後、カソード室にてOHラジカルにより酸化分解処理を行っているため、阻害物質の影響を被らずに高い処理効率を維持することが可能である。
ここで、本実施例1による効果を検証するために試験を行った。
試験に用いる装置は、図1及び図2に示す装置とし、電解槽には、電極間距離2cm、電極有効面積31cmの流通式反応器を用い、アノード室下部のディフューザからは空気を曝気し、カソード室下部のディフューザからはオゾンガスを曝気した。隔壁は、細孔径2.7μmのガラスフィルタをガラスクロスで挟持した構造を採用した。原水は、アノード室に流入した後、隔壁を透過してカソード室に流入するようにし、上部よりガスとともに排出されるようになっている。電極はアノード、カソードともTi/Ptを用いた。各電極室内では完全混合するものとし、6倍滞留時間経過後の流出水をサンプリングし、分析に用いた。
本試験では、異なる炭酸濃度を有する2つの原水において、本実施例1のオゾン電解処理を行った場合のCODCr(1、4dioxane)濃度変化を比較する。原水中のCODCr濃度は何れの原水においてもほぼ同じである。また、炭酸濃度高の原水には、49.4mM(約50mM)のNaHCOを添加し、炭酸濃度低の原水には、24.7mM(約25mM)のNaHCOを添加した。他の試験条件として、液流量は10.2ml/min、通電量は0.62A、電圧は15〜16V、Oガス流量は100ml/min、空気曝気流量300mL/minとした。
この結果、図6に示したグラフ及び表が得られた。図6は、炭酸添加時の処理過程におけるCODCr濃度の変化を示すグラフ(a)と数値を表した表(b)である。
同図より、炭酸濃度高の原水に比べて炭酸濃度低の原水に含まれるCODCrの減少率が大きく、炭酸濃度が低い原水の方が難分解性有機化合物の分解効率が高いことがわかる。即ち、アノード室にて酸性状態の形成、即ち適正な電流条件を設定し、且つ空気曝気を行うことにより、反応の阻害物質となる炭酸を除去することができ、延いては難分解性有機化合物の分解効率を向上させることが可能となるものである。
また、図7に各処理過程における炭酸濃度(Mアルカリ度−Pアルカリ度(mM))の変化のグラフを示す。本試験では、何れの原水においても空気曝気を行っているが、これによりアノード室にて炭酸濃度が急激に低下していることがわかる。これにより、隔壁を備えた電解槽においてアノード室に空気曝気を行うことにより炭酸濃度を低下させることが可能であることがわかる。また、同図において、電流量を変化させた結果から、電解電流を増加させると処理速度が増大している。これは、カソード室のpH上昇に伴うアルカリオゾン反応の寄与と、アノード室のpH低下と空気曝気による脱炭酸作用による要因が考えられる。そこで、電流効率を考慮すると、原水のアルカリ度に見合った電解条件を設定することで、炭酸の影響を適正に排除することが可能となる。
また、図1の別の実施例(図示略)として、前記隔壁にフッ素樹脂系陽イオン交換膜のように、耐オゾン性カチオン交換膜を用いるとともに、該隔壁を挟持するようにメッシュ型もしくはパンチングメタル若しくはスリット型のように多数の小空隙を有する電極を設置し、カソード室へオゾンを供給しながらオゾン電解反応を進めるような構成としてもよい。この場合、前記隔壁としては、含浸性を有する固体電解質が好適に用いられる。この固体電解質は、電気伝導性を有し、且つオゾン等の酸化剤に対して安定性を有するものである。
アノード室の底部から供給された原水は、直流電源にてアノードとカソード間に印加された直流電圧によって電気分解し、生成した水素イオンがアノードの小空隙、含浸性を有する隔壁、カソードの小空隙の順にこれらを通過してカソード室へ移動する。さらに、カソード室に供給されたオゾンガスがオゾニドイオンとなり、このオゾニドイオンと水素イオンが結合してOHラジカルが生成される。そして強力な酸化力を有するOHラジカルにより、主にカソード室にて原水中の難分解性有機化合物の分解が促進される。この実施例よれば、電極間の距離を短くすることができるため電解にかかる消費電力を低減することが可能である。また、電解質を含まない排水に対しても円滑にオゾン電解処理を適用することができる。
図3を参照して、本実施例2の基本構成につき説明する。以下、実施例2乃至実施例4において、実施例1と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。
本実施例2は、難分解性有機化合物を効率的に処理するオゾン電解処理であるが、特に炭酸濃度が低い原水の処理に適している。
本実施例2の排水処理装置1は、実施例1と同様に、電解槽2と、該電解槽内に対向配置されたアノード3及びカソード4と、直流電源5とを備えるとともに、アノード3とカソード4の間に隔壁20を設置し、アノード室21とカソード室22とを形成している。
さらに本実施例2では、カソード室22に、原水12を供給する原水供給部と、オゾン16を供給するオゾン供給部とが設けられている。原水12の主流通経路は、カソード室22から供給され、隔壁20を透過してアノード室21から排出されるようになっている。
このような構成を有する排水処理装置1において、カソード室22の底部から供給された原水12は、直流電源5にてアノード3とカソード4間に印加された直流電圧によって電気分解し、これによりアノード室21は酸性側に移行し、カソード室22はアルカリ側に移行する。カソード室22の底部から供給された原水12は、アルカリ性のカソード室22にてオゾンガス15の自己分解により生成したOHラジカルにより、原水12中の難分解性有機化合物の分解が促進された後、隔壁20を透過してアノード室21に流入し、排出される。該排出された処理水は、気液分離装置11にてガスを分離された後、必要に応じてその少なくとも一部を原水12とともに槽内に供給し、循環させる。
本実施例によれば、電解槽内を隔壁により分離することによってOHラジカルの生成を促進し、高い処理効率を得ることが可能となる。また、原水をカソード室22からアノード室21に流す構成としているため、アノード室21からカソード室22に流す構成より処理効率を向上させることが可能である。これは、原水12をまずカソード室22に流入させた場合、水の電気分解によりカソード室22が強アルカリになるためアルカリオゾン反応が進むことによる。しかし、炭酸濃度が高い原水の場合、炭酸が阻害物質となるため先に除去するためにもアノード室21からカソード室22に流すようにした実施例1の構成が有効である。
ここで、本実施例2による効果を検証するために試験を行った。
試験に用いる装置は、図2及び図3に示す装置とし、電解槽には、電極間距離2cm、電極有効面積31cmの流通式反応器を用い、アノード室下部のディフューザからは空気を曝気し、カソード室下部のディフューザからはオゾンガスを曝気した。隔壁は、細孔径2.7μmのガラスフィルタをガラスクロスで挟持した構造を採用した。原水は、アノード室に流入した後、隔壁を透過してカソード室に流入するようにし、上部よりガスとともに排出されるようになっている。電極はアノード、カソードともTi/Ptを用いた。各電極室内では完全混合するものとし、6倍滞留時間経過後の流出水をサンプリングし、分析に用いた。
本試験では、比較例として隔壁なしの場合と、比較例として上記実施例1に示した液流れをアノード室からカソード室とした場合と、本実施例2に示した液流れをアノード室からカソード室とした場合について試験を行った。
図8は、夫々の例にてオゾン電解処理を行ったときのCODCr濃度の変化を示すグラフ(a)とその数値を表した表(b)である。試験条件として、液流量は10.2ml/min、通電量は0.62A、電圧は約10〜12、Oガス流量は100ml/minとした。
同図に示されるように、隔壁なしの場合に比べて、隔壁ありの実施例1、2ではCODCr濃度の減少率が大きく、さらに液流れをカソード室からアノード室とした実施例2の方が、液流れをアノード室からカソード室とした実施例1よりも大きい。従って、炭酸濃度が高くない原水においては、カソード室からアノード室に原水を流通させる。
図4を参照して、本実施例3の基本構成につき説明する。
本実施例3は、難分解性有機化合物を効率的に処理するオゾン電解処理であるが、特にアンモニア濃度が高く且つ塩化物イオンを含む原水の処理に適している。
本実施例3の排水処理装置1は、実施例1と同様に、電解槽2と、該電解槽内に対向配置されたアノード3及びカソード4と、直流電源5とを備えるとともに、アノード3とカソード4の間に隔壁20を設置し、アノード室21とカソード室22とを形成している。また、アノード室21に、原水12を供給する原水供給部が設けられており、カソード室22に、オゾン16を供給するオゾン供給部とが設けられている。原水12の主流通経路は、アノード室21から供給され、隔壁20’を透過してカソード室22から排出されるようになっている。
また、本実施例3では、前記隔壁20’として、アニオン交換膜と、該アニオン交換膜以外の隔膜の組み合わせを用いた構成となっている。好適には、アニオン交換膜とカチオン交換膜からなるバイポーラ膜、或いはアニオン交換膜とガラスフィルタの組み合わせからなる膜が用いられる。隔壁20’としてアニオン交換膜とカチオン交換膜からなるバイポーラ膜を用いる場合、原水中のカチオン、アニオンがともに隔壁を移動可能であるため処理効率が向上する。一方、隔壁20’としてアニオン交換膜とガラスフィルタの組み合わせからなる膜を用いる場合、処理効率を維持するとともに安価なコストで強度の高い膜とすることが可能である。
上記構成を有する排水処理装置1にて、原水12は、アノード室21にて原水中に含まれる塩化物イオンから生成した塩素がアンモニアと反応し、アンモニアの除去が促進される。一方、カソード室22では、オゾンの供給により生成されたOHラジカルにより難分解性有機物が分解除去される。
図9に、バイポーラ膜を介したイオン移動の模式図を示す。また、比較例として、図10に、カチオン交換膜のみの場合のイオン移動の模式図を示す。
図9に示されるように、アノード室内に流入した原水中のアンモニウムイオン(NH )は、アニオン交換膜を通過せずアノード室内に留まり、アノード室にて確実に除去することができる。一方、図10に示されるように、カチオン交換膜単体の場合は、NH がカソード室に流入してしまい、処理水中に残留してしまうこととなる。
このように本実施例3によれば、アノード室21とカソード室22を仕切る隔壁20’として、アニオン交換膜とその他の隔膜の組み合わせからなる隔壁を用いることにより、アノード室にて原水中のアンモニアを除去できるとともに、主としてカソード室にて難分解性有機化合物を効率的に除去することが可能である。
また、アンモニアと塩素の反応にて、副生成物として生成するトリハロメタン等も、後段のカソード室で分解可能である。
ここで、本実施例3による効果を検証するために試験を行った。
試験に用いる装置は、図2及び図4に示す装置とし、電解槽には、電極間距離2cm、電極有効面積31cmの流通式反応器を用い、アノード室下部のディフューザからは空気を曝気し、カソード室下部のディフューザからはオゾンガスを曝気した。原水は、アノード室に流入した後、隔壁を透過してカソード室に流入するようにし、上部よりガスとともに排出されるようになっている。電極はアノード、カソードともTi/Ptを用いた。各電極室内では完全混合するものとし、6倍滞留時間経過後の流出水をサンプリングし、分析に用いた。
また、隔壁として、比較例にはカチオン交換膜単体を用い、実施例3にはアニオン交換膜とカチオン交換膜からなるバイポーラ膜を用いた。
他の試験条件として、液流量は2.5ml/min、通電量は0.62A、電圧は約11〜14、Oガス流量は100ml/minとした。
図11は、オゾン電解処理におけるT−N濃度の変化を示すグラフである。比較例、実施例ともに処理前の原水中のT−N濃度はほぼ同じであるが、処理水のT−N濃度は実施例であるバイポーラ膜を用いた場合の方が低くなっている。
尚、カソード室におけるCODCr濃度の変化は、比較例、実施例ともにCODCr濃度の減少率はほぼ同一である。
これらの結果より、バイポーラ膜を用いることにより、アンモニアを効率的に除去できるとともに、実施例1に示した隔壁と同様の難分解性有機化合物の処理効率を得ることが可能であることがわかる。
また、図12に、アニオン交換膜とガラスフィルタの組み合わせからなる隔壁を用いた場合のT−N除去率を示す。比較例として、カチオン交換膜単独の隔壁を用いた場合を示している。この図からも明らかなように、カチオン交換膜単体ではアンモニアは殆ど除去されないのに対して、アニオン交換膜とガラスフィルタの組み合わせからなる隔壁を用いることにより、高効率でアンモニアを除去できることが明らかである。
図13を参照して、本実施例4の基本構成につき説明する。
本実施例4は、実施例1乃至3の処理において、カソード室のpH上昇を抑制する構成を備えたものである。
本実施例4の排水処理装置1は、実施例1と同様に、電解槽2と、該電解槽内に対向配置されたアノード3及びカソード4と、直流電源5とを備えるとともに、アノード3とカソード4の間に隔壁20を設置し、アノード室21とカソード室22とを形成している。また、アノード室21に、原水12を供給する原水供給部が設けられており、カソード室22に、オゾン16を供給するオゾン供給部とが設けられている。原水12の主流通経路は、アノード室21から供給され、隔壁21を透過してカソード室22から排出されるようになっている。
オゾン電解処理が進むにつれ、カソード室はpHが上昇してアルカリ性が強くなり、排出される処理水はpH調整を行う必要がある。そこで、本実施例4では、処理水の一部を分岐してアノード室に流入させることにより、pH酸性の液ができるが、他方のカソード室からの流出水がアルカリ性であるため、これらを電解槽出口で混合することによりpHを中性に維持することが可能となる。従って、pH調整剤を添加することなくpH調整を行うことができ、ランニングコストを低廉化することが可能である。
本発明の実施例1に係る装置の概略構成図である。 本実施例に係る電解槽の構成例を示す分解斜視図である。 本発明の実施例2に係る装置の概略構成図である。 本発明の実施例3に係る装置の概略構成図である。 隔壁なしの場合と隔壁ありの場合におけるCODCr濃度変化を比較したグラフ(a)、数値を表した表(b)である。 炭酸濃度が高い場合と炭酸濃度が低い場合におけるCODCr濃度変化を比較したグラフ(a)、数値を表した表(b)である。 オゾン電解処理における炭酸濃度の変化を示すグラフである。 隔壁なしの場合、及び隔壁ありで液流れを異ならせた場合におけるODCr濃度変化を比較したグラフ(a)、数値を表した表(b)である。 バイポーラ膜を介したイオン移動の模式図である。 チオン交換膜のみの場合のイオン移動の模式図である。 カチオン交換膜単体とバイポーラ膜のT−N濃度変化を示すグラフである。 カチオン交換膜単体とアニオン交換膜のT−N除去率を示すグラフである。 本発明の実施例4に係る装置の概略構成図である。
符号の説明
1 排水処理装置
2 電解槽
3 アノード
4 カソード
5 直流電源
20、21 隔壁
21 アノード室(アノード領域)
22 カソード室(カソード領域)

Claims (8)

  1. し尿若しくは家畜糞尿排水のように炭酸濃度が高い有機化合物含有排水の処理域中に直流電圧を印加するとともに、オゾンの存在下でOHラジカルを生成させて該OHラジカルにより前記排水中の難分解性有機化合物を分解除去する排水処理方法において、
    前記直流電圧が印加されている電極間を、隔壁で隔離して、カソード領域とアノード領域に分離し、排水流れを該アノード領域から該カソード領域に設定するとともに、前記カソード領域側にオゾンを含有させた水を導入するか、若しくは該カソード領域領域内にオゾンを曝気し、前記アノード領域にエアを曝気することを特徴とする排水処理方法。
  2. 前記カソード領域とアノード領域で夫々処理された処理水を処理域の後流側で合流させた後、該合流させた処理水の少なくとも一部をアノード領域側に戻入させることを特徴とする請求項1記載の排水処理方法。
  3. し尿若しくは家畜糞尿排水のように炭酸濃度が高い有機化合物含有排水が流入した電解槽中に直流電圧を印加するとともに、オゾンの存在下でOHラジカルを生成させて該OHラジカルにより前記排水中の難分解性有機化合物を分解除去する排水処理装置において、
    前記直流電圧が印加されている電極間隔壁で隔離され、前記電解槽がカソード室とアノード室に分離され、排水流れが該アノード室から該カソード室に設定されているとともに、前記カソード室側にオゾンを含有させた水を導入する導入口が設けられているか、若しくは該カソード室内にオゾンを曝気する曝気手段が設けられ、前記アノード室にエアの曝気手段が設けられていることを特徴とする排水処理装置。
  4. アンモニア窒素分を含む排水を処理する請求項3記載の排水処理装置において、
    前記隔壁が、アニオン交換膜とアニオン交換膜以外の隔膜の組み合わせからなることを特徴とする排水処理装置。
  5. 前記アニオン交換膜以外の隔膜が、カチオン交換膜又はガラスフィルタからなることを特徴とする請求項4記載の排水処理装置。
  6. 難分解性有機化合物を含む排水を処理する請求項3記載の排水処理装置において、
    前記隔壁にフッ素樹脂系陽イオン交換膜のように、耐オゾン性カチオン交換膜を用いるとともに、該隔壁を挟持するようにメッシュ型もしくはパンチングメタル若しくはスリット型のように多数の小空隙を有する電極を設置し、カソード室へオゾンを供給しながらオゾン電解反応を進めるように構成したことを特徴とする排水処理装置。
  7. 前記カソード室とアノード室で夫々処理された処理水を前記オゾン電解処理槽の出口側流路で合流させた後、該合流させた処理水の少なくとも一部をアノード室側に戻入させる戻入路を設けたことを特徴とする請求項3記載の排水処理装置。
  8. 前記有機化合物含有排水が、SS分が除去された後のCOD成分を多く含む、有機性排水であることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一記載の排水処理装置。
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