JP4864653B2 - 画像読取装置、画像読取方法及び該方法を実行するためのプログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取方法及び該方法を実行するためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、原稿の画像情報を読み取る画像読取装置、画像読取方法及び該方法を実行するためのプログラムに関する。
一般に、画像読取装置は、光源により原稿を照明して原稿画像をラインイメージセンサ等により読取るが、光源の光量むらやラインイメージセンサの感度むらがあるため、白色の色基準部材を読取って補正しなければならない。この際、原稿を照射する光源の発光量を適正化する光量調整と、ラインイメージセンサの出力信号を増幅する回路の増幅率を最適化するゲイン調整とを行ったうえで、光源の光量むらやラインイメージセンサの感度むらをラインイメージセンサの画素単位で補正するシェーディング補正を行うのが一般的である。なお、後述する本発明の実施の形態では、上述の「光量調整」及び「ゲイン調整」等を含み、ラインイメージセンサが原稿の画像情報を一様に読取るための補正を「シェーディング補正」と称することとする。
また、一般的に、原稿読取時は、原稿と背景の境界の検知、原稿の斜行の検知、原稿の裏面画像の透け防止等の目的で、ラインイメージセンサの対向部材の色を白以外の色(例えば、黒色)にすることが多い。
図19は、従来の画像読取装置を説明する図であり、(a)は、ラインイメージセンサの第1の移動位置を示し、(b)は第2の移動位置を示す。
図19に示すように、画像読取装置701は、原稿723を搬送しながらラインイメージセンサ711によって原稿723を読取って読取画像を取得する。画像を読み取るタイミングとしては、レジストセンサ721の設置位置を原稿の先端が通過した後に画像読み取りを開始し、レジストセンサ721の設置位置を原稿が通過し終わった後に画像読み取りを終了する。なお、原稿検知センサ721とラインイメージセンサ711は離れているため、原稿の読み取りは、原稿の先端がレジストセンサ721上を通過してから一定時間経過後に開始される。また、原稿の読み取りは、原稿の後端がレジストセンサ721上を通過してから一定時間経過後に終了される。このようにして読取画像の先端レジストと後端レジストが調整される。
画像読取装置701はまず、原稿723の読取を行う前に、図中矢印S方向にラインイメージセンサ711を移動させ、色基準部材717を読み取る。これにより、ラインイメージセンサ711の出力をもとに生成する画像データをシェーディング補正するための補正用データを生成し画素毎に記憶する。
なお、画像読取装置701は、ラインイメージセンサ711が色基準部材717を読取る位置に移動したことを位置検知センサ720で検知することができる。
その後、画像読取装置701は、ラインイメージセンサ711を元の位置に戻し(図19(b)参照)、原稿723を搬送しながら原稿723を読取る。ここで、原稿723の読取時においては、事前に記憶した補正用データを参照して、ラインイメージセンサ711の出力をもとに生成した画像データをシェーディング補正する。
この様に、ラインイメージセンサ711がシェーディング補正用の補正データ取得を行う位置(図19(a)参照)と原稿の読み取りを行う位置(図19(b)参照)とを移動する構成を有する画像読取装置では、原稿の画像情報読み取りを行う位置がずれると、原稿読取のレジストレーションずれを引き起こしてしまう。このレジストレーションずれを防止するため、ラインイメージセンサの位置を検知するための位置検知センサ720を設けて、ラインイメージセンサの位置決めをするのが一般的である。
また、従来、読取画像中の原稿画像のサイズ検出や原稿画像の傾きの検出は、ラインイメージセンサの対向部材の色を黒にして、読取画像中の背景部分と原稿画像の部分の境界位置を検出することにより行われている。
しかしながら、縁が黒で塗られた原稿や、明度の低い余白部をもつ原稿のように光の反射率が低い原稿の場合、背景画像(黒)と原稿部分の境界位置が検出しにくい。この問題を解消するために、特許文献1に開示された画像読取装置では、対向部材の色を反射率の高い色(一般的には白)にしている。さらに、読み取った原稿画像をある閾値で2値化すると原稿の影部分が2値化画像に残るので(図20(a)参照)、その影部分を利用して原稿と背景の境界位置を検出している。また、対向部材の色が白であれば、読み取る原稿が反射率の低い原稿でも背景画像と原稿の境界位置が特定されるので、原稿と背景の境界位置を検出することができる。(図20(b)参照)。
特開2005−57813号公報
しかしながら、原稿の画像情報読み取りを行う際にラインセンサやその対向面にゴミが付着している場合は、読取画像に例えば図21に示すような位置に縦スジが発生する。図21の読み取り画像をある閾値で2値化した場合、縦スジが黒線となる。特許文献1に開示された画像読取装置では、原稿画像を外側から方向LまたはRの向きで走査していき、白から黒に変化する位置を原稿の端としているので、この2値化された画像を方向Rの向きに走査した場合は原稿の右端と背景の境界を検出できる。しかし、方向Lの向きに走査した場合、縦スジ(黒線)を検出してしまうため、原稿の左端と背景の境界位置を正確に検出することができないという問題がある。
本発明の目的は、ラインイメージセンサやその対向部材にゴミが付着した場合であっても、原稿画像と背景の境界位置及び原稿画像の傾きやサイズを正確に検出し、補正することができる画像読取装置、画像読取方法及び該方法を実行するためのプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像読取装置は、搬送される原稿の画像を搬送方向と直交する主走査方向に読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った読取画像を副走査方向に走査して、前記読取画像の全画素のうち少なくとも選択された画素の位置における該読取画像の副走査方向に関する微分情報を取得し、前記微分情報を所定の閾値で2値化して各画素の2値化情報を取得し、前記2値化情報に基づいて前記読取画像中の原稿画像と背景画像との境界座標情報を取得する座標情報取得手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、搬送される原稿画像を搬送方向と直交する主走査方向に読み取り、読取画像を副走査方向に走査して読取画像の全画素のうち少なくとも選択された画素の位置における該読取画像の副走査方向に関する微分情報を取得し、微分情報から各画素の2値化情報を取得し、前記2値化情報に基づいて該読取画像中の原稿画像と背景画像との境界座標情報を取得するので、読取ユニットや読取ユニットに対向して配置された対向部材に付着したゴミにより読取画像に副走査方向に延びる縦スジが発生した場合であっても、原稿と背景の境界位置を正確に検出することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示す断面図である。尚、図1に示す画像読取装置の構成は概略的であり、本構成に限るものではない。
図1に示すように、画像読取装置100は、上部フレーム181及び下部フレーム182から構成される。上部フレーム181は回動軸181aを中心に回動可能であり、搬送された原稿の紙詰まり等が発生した際に画像読取装置100内に滞留した原稿を取り除くため、手動での上部フレーム181の開閉が可能な構成となっている。
また、画像読取装置100は、原稿123をピックアップするピックアップローラ102と、ピックアップローラ102によりピックアップされた原稿束123を装置内に給送する給送ローラ103と、ピックアップされた原稿束123を1枚ずつ分離する分離ローラ104と、原稿束Dから分離された原稿(シート)の上面の画像情報を読み取る読取ユニット108と、読取ユニット108の上流側に配置され原稿を搬送するべく対になって設けられたレジストローラ対105と、読取ユニット108の下流側に配置され原稿を搬送するべく対になって設けられた搬送ローラ対107と、レジストローラ対105の下流側近傍に配置され、搬送される原稿を検知するレジストセンサ110とを備える。
上部フレーム181には読取ユニット108(画像読取手段)が固定されている。読取ユニット108は、原稿や後述する対向部材の画像を読取るラインイメージセンサ120と、搬送される原稿等に光を照射する光源121とを備える。下部フレーム182には、読取ユニット108に対向する位置に配置される対向部材109と、対向部材109と読取ユニット108との間に配置される板状のガラス106とが設けられている。対向部材109の色は白色であり、この対向部材を利用してシェーディング補正が行われる。上述のように、対向部材109は白色であるため、前述した従来例とは異なりシェーディング補正に用いる補正データ取得時と画像読み取り時で、読取ユニット108を移動させる動作が必要なく、画像読取機構が単純化されている。
次に、原稿に形成された画像の読取時における画像読取装置100の動作を説明する。
まず、読取ユニット108は、白色の対向部材109をラインイメージセンサ120により読み取り、シェーディング補正用の補正データを生成して画素毎に記憶する。
その後、原稿束123をピックアップローラ102と給送ローラ103によって画像読取装置100内に取り込み、分離ローラ104によって1枚ずつに分離する。分離された原稿は、レジストローラ対105及び搬送ローラ対107により挟持されながら副走査方向に搬送されつつ、その上面(表側)に形成されている画像が読取ユニット108によって主走査方向(原稿搬送方向と直交する方向)に沿って読み取られる。また、前述した補正用のデータを参照して、ラインイメージセンサ120の出力信号から生成した画像データをシェーディング補正する。画像が読み取られた後、原稿は搬送ローラ対107によって挟持されながら搬送され、装置外部へ排出される。
図2は、図1の画像読取装置100の電気回路の概略構成を示すブロック図である。
図2において、120は読み取りユニット108内のラインイメージセンサ、121は光源である。400は、ラインイメージセンサ120の出力信号を、増幅や黒レベルクランプなどのアナログ処理を施した後、デジタルデータに変換するA/D変換部である。
401はラインイメージセンサ120や光源121、A/D変換部400などの制御と、ラインイメージセンサ120の出力信号をデジタル化して生成した画像データに各種の画像処理(シェーディング補正等)を行う画像処理部である。
402は、画像データを記憶する画像記憶部となる画像メモリである。403は外部ホスト装置とのインターフェース部であり、信号ケーブル409によりPC等の外部ホスト装置と接続されている。404は本画像読取装置の制御を司る制御部となるCPU(座標情報取得手段)である。405はCPU404が動作するために使用する記憶部となるワークメモリである。画像処理部401、CPU404及びワークメモリ405は、バス408を介して接続されている。CPU404は画像処理部401を介して画像メモリ402にアクセスすることができるように構成されている。412は原稿の搬送を行う駆動手段(搬送モータ)であり、CPU404からの指示を受けたモータドライバ407が励磁電流を流すことにより動作する。
図3は、読取ユニット108及びその近傍を示す図であり、(a)は、読取ユニット108を示し、(b)は、読取ユニット108により原稿123の後端が読み取られている状態を示す。
図3(a)及び(b)において、ラインイメージセンサ120と対向部材109の間には、ガラス106が配置されている。このガラス106は、対向部材109に傷や汚れが付かないようにする役割を果たす。また、原稿Dと対向部材109の間にガラス106の厚みと同等若しくはそれ以上の隙間を持たせる役割がある。光源121は、ラインイメージセンサ120の片方の側面に沿って設けられており、上方から光を原稿123に対して片側から斜めに照射することにより、原稿の影124が現れる。このような片側照射は、両側照射の場合と比べると読取画像に影が現れやすくなっている。なお、両側照射とは、ラインイメージセンサに関して対称な位置に配置される一対の光源を設けて、該一対の光源を用いて原稿に光を当てる方式をいう。このとき、ラインイメージセンサ及び一対の光源は、副走査方向に関して光源、ラインイメージセンサ、光源、の順番で配置される。このように、ガラス106を隔てて対向部材を設け、片側照射としたことで、原稿端の影を強調することができ、原稿画像の境界の検出が容易となっている。
次に、読取ユニット108で読み取った読取画像中の原稿画像に基づいて原稿画像のサイズや傾き及び原稿画像に外接する長方形を求める処理並びに傾き補正を説明する。サイズ検出、傾き検出及び原稿画像に外接する長方形の検出並びに傾き補正は、前述の原稿読取処理で原稿を読み取った後、画像メモリ402に一時記憶された読取画像に対して前述のシェーディング補正処理を行う前に行うことが望ましい。また、傾き補正はシェーディング補正処理の後に行うことが望ましい。
まず、微分情報生成処理を図4を用いて説明する。この微分情報生成処理は画像処理手段401及びCPU404により実行される。
図4は、読み取った原稿画像の左上端を原点としたxy座標系を示す図である。本実施の形態では、xy座標系における各画素の濃度値をf(x、y)とし、濃度値f(x、y)は、明るい程大きい値とする。尚、本実施の形態では、y軸方向が副走査方向である。
まず、各画素の位置における読取画像の微分情報値Δ(x,y)は、以下の(1)式で表される。尚、この(1)式の微分情報値の求め方は一例である。
Δ(x,y)=abs(f(x,y+m)−f(x,y)) ……(1)
f(x,y):各画素の濃度値
f(x,y+m):各画素からmライン先の画素の濃度値(m=1)
ここで、図4中に示されている語句は、夫々以下のように定義される。
・Width:画像の幅((x座標が0から23までの画像の幅)=24)
・Height:画像の長さ((y座標が0から25までの画像の長さ)=26)
・nライン:注目ライン
・n+mライン:注目ラインからmライン離れた先のライン
まず、図4の画像の左上端(x,y)=(0,0)から(Width−1,0)までの各画素の濃度値を(1)式に当てはめる処理を行う。(Width−1,0)まで処理が進んだら、次のラインに移動し、左端(x,y)=(0,1)から(Width−1,1)まで処理を行う。同様にラインを移動し続け、上記と同様の処理を(Width−1,Height−1−m)まで行う。これにより、副走査方向に関する各画素の位置における画像の微分情報値が得られる(図5)。尚、ここではm=1としている。また、y=Height−1の欄は、計算できないので空欄となっている。また、xを1ずつ増やしながら走査し、1ラインずつずらしているが、適宜間引いた画素や、数ラインずつずらしながら選択された画素の位置で微分情報を取得してもよい。
次に、微分情報2値化処理について説明する。尚、微分情報2値化処理は画像処理手段401及びCPU404により実行される。
この微分情報2値化処理は、前述した微分情報値Δ(x,y)をある閾値sで2値化する。本実施の形態では、微分情報値が閾値s(=80)を超えた場合1、それ以外を0とする。2値化情報T(x,y)は以下の(2)式で取得する。尚、Sを80とするのは一例である。
T(x,y)=1 (Δ(x,y)>s ) ……(2)
0 (Δ(x,y)≦s ) (s=80)
次に、座標情報取得処理を図6を用いて説明する。尚、座標情報取得処理は画像処理手段401及びCPU404により実行される。
図6は、微分情報2値化処理で取得した2値化情報T(x,y)を示す図である。
図6において、604は2値化情報の全体図であり、601は、各横ラインにおいてT(x,y)=1となる画素のうち1番小さいx座標値を有する画素のx座標値を格納するバッファである。602は、各横ラインにおいてT(x,y)=1となる画素のうち1番大きいx座標値を有する画素のx座標値を格納するバッファである。603は、各縦ラインにおいてT(x,y)=1となる画素のうち1番大きいy座標値を有する画素のy座標値を格納するバッファである。各横ラインまたは各縦ラインにT(x,y)=1となる画素が見つからなかった場合は、各バッファに−1を設定する。尚、バッファ601,602の最後の列(y=25に対応する値)には−1が設定される。これは、前記(1)式の計算をHeight−1−mラインまでしか行っていないからである。
本実施の形態では、原稿の読取画像を副走査方向に微分を行った値の絶対値を用いている。ラインイメージセンサ120における各読取位置は副走査方向に関して等しいため、読取画像604において対向部材109を読み取ることにより得られる背景画像の濃度変化は微小である。
図7は、ラインイメージセンサ120と、画像読取装置100内に搬送される原稿と、該原稿の読取画像との対応関係を示す図である。
図7において、矢印1107は原稿の搬送方向を示しており、1102は画像読取装置100内に搬送される原稿であり、1104は副走査方向に搬送される原稿1102をラインイメージセンサ120で繰り返し読み取ることにより得られる読取画像であり、1103は読取画像1104において原稿1102に対応する原稿画像であり、1105は読取画像1104における背景画像であり、1106は、原稿画像1103の後端において原稿画像と背景画像との境界に形成される影部である。
図8は、図7のラインイメージセンサ120で原稿1102を読み取ったときの副走査方向の濃度変化を示すグラフであり、(a)は、ラインイメージセンサ120の読取位置1107で読み取った縦ラインの濃度変化を示し、(b)は、ラインイメージセンサ120の読取位置1108で読み取った縦ラインの濃度変化を示し、(c)は、読取位置1107における濃度変化の微分値を示し、(d)は、読取位置1108における濃度変化の微分値を示す。尚、原稿画像1103の余白の濃度は、背景画像1105の濃度にほぼ等しいものとする。
図8(a)に示すように、ラインイメージセンサ120の読取位置1107は原稿1102が通過しない場所を読み取るため、読取画像の濃度はほぼ一定(=200)となる。一方、図8(b)に示すように、ラインイメージセンサ120の読取位置1108は原稿1102が通過する位置を読み取る。このとき、原稿画像の後端部と背景画像1105との境界に影部1106が形成されるため、読取画像の濃度は影部1106の位置で急激に変化する。濃度が急激に変化する位置では、副走査方向(図8の縦方向)に微分した値の絶対値が大きくなる(図8(d))。本実施の形態では、縦方向、すなわち副走査方向の微分を求めることにより、原稿画像と背景画像の境界にできる影部1106、または、原稿画像と背景画像との境界における濃度変化を検知している。したがって、バッファ601,602,603に格納する値は、原稿画像の境界の位置を示す境界座標値(座標データ)を示すことになる。
ここで、ラインイメージセンサ120及び対向部材109に付着したゴミについて説明する。図21に示すように、ラインイメージセンサ120やラインイメージセンサ120の対向面(例えば、ガラス106の上面)にゴミが付着した場合、原稿画像には縦スジ(黒線)が発生する。しかし、本発明の微分処理を実行した場合、ゴミの影響で発生した副走査方向の縦スジに対して微分をとっても、副走査方向には急激な濃度変化がないため、その微分値は、図8(c)のグラフに示すように低い値となる。そのため、原稿1102の後端の影部1106を検知する処理は、ゴミによる縦スジの発生に影響されない。また、縦スジの画像の濃度、原稿画像1103の濃度及び影部1106の濃度がほぼ等しい場合、その縦スジのライン上では原稿と背景の位置を微分値から特定できないが、ゴミが付着していない隣接したラインのデータを使用することにより、後述するサイズ検知や斜行検知を行うことが可能である。
次に、原稿画像と背景画像の境界座標値をバッファ601〜603に格納する処理を説明する。
図9は、バッファ601に境界座標値を格納する処理を示すフローチャートである。ここでは、バッファ601用の配列変数をbuff[y]とし、注目画素の座標を(x,y)とする。
図9において、まず、図6に示す2値化情報の全体図604の左上端Aをスタート地点(x=0,y=0)とし(ステップS91,S91a)、注目画素をx軸と平行な方向にx座標値の小さい画素から順にずらしながら走査を行う。次に、注目画素の2値化情報T(x、y)が1であるか否かを判別し(ステップS92)、注目画素の2値化情報T(x、y)が1でない場合は、xをインクリメントして(x=x+1)(ステップS93)、ステップS95に進む。注目画素の2値化情報T(x、y)が1である場合は、バッファ601に注目画素のx座標値を格納して(buff[y]=x)(ステップS94)、ステップS98に進む。ステップS95では、注目画素が読取画像の右端を越えているか否かを判別する(x≧Width?)。注目画素が右端を越えていない場合はステップS92に戻り、注目画素が右端を越えている場合は、バッファに−1を格納し(buff[y]=−1)(ステップS97)、注目画素を含む横ラインが最終ラインであるか否かを判別する(y≧Height−1?)(ステップS98)。注目画素を含む横ラインが最終ラインでない場合は、次の横ラインへ移動するためにyをインクリメントして(y=y+1)(ステップS99)、ステップS91aに戻り、最終ラインである場合は、本処理を終了する。
図10は、バッファ602に境界座標値を格納する処理を示すフローチャートである。尚、図10の処理は、図6に示す2値化情報の全体図604の右上端Bを注目画素のスタート地点とし、x軸と平行な方向にx座標値の大きい画素から順に走査を行うこと以外は、図9のデータ格納処理と基本的に同じであるので、その説明を省略する。
図11は、バッファ603に境界座標値を格納する処理を示すフローチャートである。図11の処理は、図6に示す2値化情報の全体図604の左下端Cを注目画素のスタート地点とし、y軸と平行な方向にy座標値の大きい画素から順に走査を行い、バッファ603用の配列変数(すなわち、buff[y]に相当)をbuff[x]とすること以外は、図9のデータ格納処理と基本的に同じであるので、その説明を省略する。
上記境界座標値格納処理によれば、原稿画像と背景画像の境界座標値をバッファ601〜603に格納し、原稿画像と背景画像の境界座標値を取得することができる。
上述したように、本実施の形態によれば、原稿に形成された画像を読取ユニット108で読み取り、読取ユニット108で読み取った読取画像を副走査方向に走査して、読取画像の全画素のうち選択された画素の位置における該読取画像の副走査方向に関する微分情報を取得し(微分情報生成処理)、微分情報から各画素の2値化情報を取得し(微分情報2値化処理)、2値化情報から読取画像中の原稿画像と背景画像との境界座標値を取得するので(座標情報取得処理)、読取ユニット108や対向部材109に付着したゴミにより読取画像に副走査方向に延びる縦スジが発生した場合であっても、原稿画像と背景画像の境界位置を正確に検出することができる。また、ラインイメージセンサ120の対向部材109を白色にすることで、シェーディング補正時と画像読み取り時で、ラインイメージセンサ120を移動させる必要がなくなるので、ラインイメージセンサを移動する移動手段等の構成を省くことができ、読取ユニットの構成を単純化することができる。
次に、原稿サイズ検知処理について説明する。
図12は、原稿サイズ検知処理を説明する図である。原稿サイズ検知処理では、上記の座標情報取得処理によって得られた境界座標値が用いられる。尚、原稿サイズ検知処理は、画像処理手段401及びCPU404により実行される。
図12に示すように、原稿サイズ検知処理で検知するサイズとは、読取画像1303のうちの原稿画像の全ての部分を含む最小四角形のサイズである。1301は読取画像1303内の原稿画像であり、1302はサイズ検知結果として得られる最小四角形である。また、境界線1304〜1307は、バッファ601〜603に格納した境界データから夫々導いたものである。具体的には、まず、座標値xを求めるために、バッファ601を利用する。座標値xは、バッファ601に格納した境界データの中で1番小さい値に設定される(但し、−1は除く)。同様にして、座標値xはバッファ602に格納した境界データの中で1番大きい値に設定され、座標値yは、バッファ603に格納した境界データの中で一番大きい値に設定される。また、ラインイメージセンサが読み始める位置は原稿の先端の位置と同じであるため、座標値yは常に0に設定される。
図12の原稿サイズ検知処理によれば、座標情報取得処理によって得られた境界座標値に基づいて座標値(x,y),(x,y)を設定し、該座標値(x,y),(x,y)から原稿サイズを検知するので、読取画像から原稿画像を精度良く検知することができる。
次に、原稿傾斜角検出処理を説明する。原稿傾斜角検出処理では、バッファ603に格納された境界座標値が用いられる。尚、この原稿傾斜角検出処理はCPU404により実行される。
図13は、バッファ603の境界座標値から得られる線分を示す図である。
図13において、x軸方向の区間Aは、濃度変化がなかったために境界座標値が−1に設定されている部分である。区間Bには、配列にy座標が格納されている。バッファ603に格納されている値は、原稿下側の影の位置に相当する。まず、バッファ603の境界座標値から最大値(P)、左端(P)及び右端(P)を求める。次に、線分P―Pと線分P―Pとを分け、線分P―P及び線分P―Pの傾斜角を検出する。
図14は、線分P―P及び線分P―Pの傾斜角の検出を説明する図であり、(a)は、線分P―Pを示し、(b)は、線分P―Pを示す。
図14(a)に示すように、線分P―Pに関して、PからP2に向かって一定間隔aで配列を進めていき(p1n;nは自然数)、Pを超えるまで差分値b〜bnを求め、差分値b〜bnの合計値sum1(sum1は正の値)を算出する。同様に、線分P―Pに関して、PからP3に向かって一定間隔aで配列を進めていき(p2m;mは自然数)、P3を超えるまで差分値c〜cを求め、差分値c〜cの合計値sum2(sum2は負の値)を算出する(図14(b))。
次に、上記自然数nと自然数mのうち大きい方を採用し(区間C及び区間Dうち長い方の区間を採用)、以下の(3)式を用いて傾きベクトルを求め、この傾きベクトルにより原稿画像の傾斜角を検出する。
(g, h)=(a, sum1/n) n≧m ……(3)
(a, sum2/m) n < m
本原稿傾斜角検出処理によれば、バッファ603に格納された境界座標値を用いて読取画像中の原稿画像の傾斜角を検出することができる。
次に、外接長方形算出処理を説明する。この外接長方形算出処理では、前記傾斜角検出処理で得られた傾きベクトル(g,h)と前記境界座標値(バッファ601及びバッファ602に格納された値)とが用いられる。尚、この外接長方形算出処理は画像処理手段401及びCPU404により実行される。
図15は、読取画像1601内の斜行した原稿画像1602を示す図である。
図15において、1604及び1605は、バッファ601に格納された境界座標値から得られる境界線である。1606及び1607は、バッファ602に格納された境界座標値から得られる境界線である。1612a,1614aは、n≧mの場合、傾きh/gを有する直線を示し、1613a,1615aは、傾き−g/hを有する直線を示す。1612〜1615は、夫々、1612a〜1615aのうち上記境界線1604〜1607に接する直線である。点1608〜1611は、夫々、直線1612〜1615のうち互いに垂直に交わる2直線の交点を示す。
まず、境界線1605に接する傾きh/gの直線1612の方程式を求める方法を説明する。ここではn≧mであって(g,h)=(a, sum1/n)とした場合を例にとって説明する。まず、y=(h/g)x+bを変形して、b=−(h/g)x+y((4)式)とする。そして、バッファ601に格納された境界座標値を上記式(4)のx、yに代入し、bを求める。上記(4)式にバッファ601の全ての境界座標値を代入することにより求められるy切片bの中で最も大きい値を選択し、この最大値により境界線1605に接する直線を求める。
同様に、境界線1607に接する直線1614の方程式を求める場合は、c=−(h/g)x+y((5)式)にバッファ602の全ての境界座標値を代入することにより求められるy切片cの中で最も小さい値を選択する。境界線1604に接する直線1615の方程式を求める場合は、e=(g/h)x+yの式にバッファ601の境界座標値を代入し、y切片eの中で最も小さい値を選択する。同様に、境界線1606に接する直線1613の方程式を求める場合は、d=(g/h)x+yの式にバッファ602の全ての境界座標値を代入し、y切片dの中で最も大きい値を選択する。
次に、前記手順で求めた4直線1612〜1615の交点1608〜1611の座標を求める。交点1608〜1611の各座標は、互いに垂直に交わる2直線の連立方程式を解くことによって求められる。尚、n < mの場合の算出法は省略する。
本外接長方形算出処理によれば、読取画像中の原稿画像に外接する長方形を検出することができる。
次に、斜行補正処理を説明する。この斜行補正処理では、前記傾斜各検出処理で得られた傾きベクトル(g,h)と前記外接長方形算出処理で検出された原稿の4頂点の交点1608〜1611の座標が用いられる。
図16は、傾きベクトル(g,h)の値と原稿の傾き方向の関係を示す図であり、(a)は、hが正の値であり且つg<hの場合を示し、(b)は、hが正の値であり且つg>hの場合を示し、(c)は、hが負の値であり且つg<|h|の場合を示し、(d)は、hが負の値であり且つg>|h|の場合を示す。
図16(a)〜(d)において、hが正の値であり且つg<hの場合は、回転軸を原稿画像の左上の頂点として、原稿画像を時計回りに角度θだけ回転させ(図16(a))、hが正の値であり且つg>hの場合は、原稿画像を反時計回りに角度θだけ回転させる(図16(b))。尚、本実施の形態では、g=hの場合は、原稿画像を時計周りに回転させることとする。また、hが負の値であり且つg<|h|の場合は、原稿画像を反時計回りに角度θだけ回転させ(図16(c))、hが負の値であり且つg>|h|の場合は、時計回りに角度θだけ回転させる(図16(d))。読み取られる原稿が大きく傾く頻度は少ないため、図16(b)及び図16(d)のいずれかの回転を行うことが多い。さらに、回転後の原稿画像の左上の頂点をxy座標系の原点に合わせるように補正する。
図17は、原稿画像の回転方法を説明する図であり、(a)は、回転前の画像Aを示し、(b)は、回転後の画像Bを示す。
図17において、画像Bの幅と高さは、以下の(6)式を用いて、前記外接長方形算出処理で算出された原稿の4頂点のうちの3点(x1,y1)、(x2,y2)、(x4,y4)から求められる。
w=√((x1− x4)2+(y1− y4)2) ……(6)
h=√((x1−x)2+(y1−y)2)
次に、画像Bの各画素の濃度値を決定する方法を説明する。画像Bの各画素の濃度値は、以下の(7)式を用いて、画像Aの各画素の濃度値を参照することで決定される。
x=Xcosθ− Ysinθ+x1 ……(7)
y=Xsinθ+ Ycosθ+y1
(x,y):回転前の画素位置
(X,Y):回転後の画素位置
但し、ここでは、角度θは時計回りに測定される角度としている。
図18は、斜行補正処理を示すフローチャートである。尚、この斜行補正処理は画像処理手段401及びCPU404により実行される。
図18において、まず、図17に示す画像Bの左上端から右下端へ向かって各画素毎に順に走査を行い(ステップS181)、上記(7)式を用いて注目画素(X,Y)の回転前の座標(x,y)を算出する(ステップS182)。次に、回転前の座標(x,y)が画像Aからはみ出ているか否かを判別する(ステップS183)。回転前の座標(x,y)が画像Aからはみ出ていた場合、注目画素(X,Y)の濃度値を白に相当する値とし(ステップS184)、回転前の座標(x,y)が画像Aからはみ出ていない場合は、座標(x,y)の画素濃度値を、注目画素(X,Y)の濃度値にする(ステップS185)。次に、注目画素(X,Y)が画像Bの右下端に位置しているか否かを調べる(ステップS186)。注目画素(X,Y)が画像Bの右下端に位置していない場合はステップS181に戻り、注目画素(X,Y)が画像Bの右下端に位置している場合は、本処理を終了する。
本斜行補正処理によれば、回転させた原稿画像の傾きを補正することができる。
本実施の形態では、微分情報生成処理は、濃度の変化点を見つけるために1次微分を行っているが、2次微分を行ってもよい。また、1次微分及び2次微分の両方を行ってもよい。
本実施の形態では、サイズ検出、傾き検出及び原稿に外接する長方形の検出並びに傾き補正は、画像処理手段401及びCPU404により実行されるが、信号ケーブル409に接続されたPC等のホスト装置が備える画像処理手段及びCPUにより実行されてもよい。
また、原稿に外接する長方形の検出処理において、レジストセンサ110を用いて原稿の先端と後端が通過するタイミングを検出し、読取画像内の原稿画像の先端位置と後端位置を推測し、その情報を利用して原稿画像の先端の一辺と後端の一辺の検出結果を補正してもよい。具体的には、原稿の先端の一辺はレジストセンサ110で検知した原稿先端が通過したタイミングに対応する位置を通る直線であり、原稿の後端の一辺はレジストセンサ110で検知した原稿後端が通過したタイミングに対応する位置を通る直線となる。
また、本実施の形態では、原稿画像の後端部に影ができ易い照射方向とし、後端部の影を利用して原稿画像の境界を検知したが、これに限るものではなく、照射方向を変えて原稿画像の先端部にできる影を利用して、検知や補正を行うようにしてもよい。
また、本発明の目的は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体を画像処読取装置に供給し、その画像処理装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出して実行することによっても、達成される。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
コンピュータから読出されたプログラムコードを実行することにより、上述した上記実施の形態の機能が実現されだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動するOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示す断面図である。 図1の画像読取装置の電気回路の概略構成を示すブロック図である。 読取ユニット及びその近傍を示す図であり、(a)は、読取ユニットを示し、(b)は、読取ユニットにより原稿の後端が読み取られている状態を示す図である。 読み取った原稿画像の左上端を原点としたxy座標系を示す図である。 副走査方向に関する各画素の微分情報値を示す図である。 微分情報2値化処理で取得した2値化情報T(x,y)を示す図である。 ラインイメージセンサと、画像読取装置内に搬送される原稿と、該原稿の読取画像との対応関係を示す図である。 図7のラインイメージセンサで原稿を読み取ったときの副走査方向の濃度変化を示すグラフであり、(a)は、ラインイメージセンサの読取位置1107で読み取った縦ラインの濃度変化を示し、(b)は、ラインイメージセンサの読取位置1108で読み取った縦ラインの濃度変化を示し、(c)は、読取位置1107における濃度変化の微分値を示し、(d)は、読取位置1108における濃度変化の微分値を示す。 バッファ601に境界座標値を格納する処理を示すフローチャートである。 バッファ602に境界座標値を格納する処理を示すフローチャートである。 バッファ603に境界座標値を格納する処理を示すフローチャートである。 原稿サイズ検知処理を説明する図である。 バッファ603の境界座標値から得られる境界線を示す図である。 線分P―P及び線分P―Pの傾斜角の検出を説明する図であり、(a)は、線分P―Pを示し、(b)は、線分P―Pを示す。 読取画像内の斜行した原稿画像を示す図である。 傾きベクトル(g,h)の値と原稿の傾き方向の関係を示す図であり、(a)は、hが正の値であり且つg<hの場合を示しさ、(b)は、hが正の値であり且つg>hの場合を示し、(c)は、hが負の値であり且つg<|h¥の場合を示し、(d)は、hが負の値であり且つg>|h|の場合を示す。 原稿画像の回転方法を説明する図であり、(a)は、回転前の画像Aを示し、(b)は、回転後の画像Bを示す。 斜行補正処理を示すフローチャートである。 従来の画像読取装置を説明する図であり、(a)は、ラインイメージセンサの第1の移動位置を示し、(b)は第2の移動位置を示す。 従来の画像読取装置における原稿と背景の境界位置を検出を説明する図でであり、(a)は、反射率の高い原稿の場合を示し、(b)は、反射率の低い原稿の場合を示す。 読取画像に縦スジが発生した状態を示す図である。
符号の説明
100 画像読取装置
102 ピックアップローラ
108 読取ユニット
109 対向部材
120 ラインイメージセンサ
121 光源
123 原稿
400 A/D変換部
401 画像処理部
402 画像メモリ
403 インターフェース部
404 CPU
405 ワークメモリ

Claims (13)

  1. 搬送される原稿の画像を搬送方向と直交する主走査方向に読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段で読み取った読取画像を副走査方向に走査して、前記読取画像の全画素のうち少なくとも選択された画素の位置における該読取画像の副走査方向に関する微分情報を取得し、前記微分情報を所定の閾値で2値化して各画素の2値化情報を取得し、前記2値化情報に基づいて前記読取画像中の原稿画像と背景画像との境界座標情報を取得する座標情報取得手段とを備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記座標情報取得手段は、前記読取画像に対して副走査方向に1次微分及び2次微分のうち少なくとも一方を行うことにより微分情報を生成する微分情報生成手段を備え、前記微分情報に基づいて前記境界座標情報を取得することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記座標情報取得手段で取得した境界座標情報に基づいて原稿サイズを検知する原稿サイズ検知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 前記境界座標情報に基づいて前記読取画像中の前記原稿画像の傾斜角を検出する原稿傾斜角検出手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記境界座標情報及び前記傾斜角に基づいて、前記読取画像中の前記原稿画像に外接する長方形を算出する外接長方形算出手段を備えることを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
  6. 前記傾斜角に基づいて前記原稿画像に傾き補正を加える傾き補正手段を備えることを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
  7. 搬送される原稿の画像を搬送方向と直交する主走査方向に読み取る画像読取ステップと、前記画像読取ステップで読み取った読取画像を副走査方向に走査して、前記読取画像の全画素のうち少なくとも選択された画素の位置における該読取画像の副走査方向に関する微分情報を取得し、前記微分情報を所定の閾値で2値化して各画素の2値化情報を取得し、前記2値化情報に基づいて前記読取画像中の原稿画像と背景画像との境界座標情報を取得する座標情報取得ステップとを有することを特徴とする画像読取方法。
  8. 前記座標情報取得ステップは、前記読取画像に対して副走査方向に1次微分及び2次微分のうち少なくとも一方を行うことにより微分情報を生成する微分情報生成ステップを有し、前記微分情報に基づいて前記境界座標情報を取得することを特徴とする請求項7記載の画像読取方法。
  9. 前記座標情報取得ステップで取得した境界座標情報に基づいて原稿サイズを検知する原稿サイズ検知ステップを有することを特徴とする請求項7又は8記載の画像読取方法。
  10. 前記境界座標情報に基づいて前記読取画像中の前記原稿画像の傾斜角を検出する原稿傾斜角検出ステップを有することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  11. 前記境界座標情報及び前記傾斜角に基づいて、前記読取画像中の前記原稿画像に外接する長方形を算出する外接長方形算出ステップを有することを特徴とする請求項10記載の画像読取方法。
  12. 前記傾斜角に基づいて前記原稿画像に傾き補正を加える傾き補正ステップを有することを特徴とする請求項10記載の画像読取方法。
  13. 画像読取方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    搬送される原稿の画像を搬送方向と直交する主走査方向に読み取る画像読取モジュールと、前記画像読取モジュールで読み取った読取画像を副走査方向に走査して、前記読取画像の全画素のうち少なくとも選択された画素の位置における該読取画像の副走査方向に関する微分情報を取得し、前記微分情報を所定の閾値で2値化して各画素の2値化情報を取得し、前記2値化情報に基づいて前記読取画像中の原稿画像と背景画像との境界座標情報を取得する座標情報取得モジュールとを有することを特徴とするプログラム。
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