JP4864448B2 - 画像形成装置に用いられる駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に用いられる駆動装置に関する。
カラープリンタやカラー複写機等のカラー画像形成装置は、各色成分用の感光体ドラムや転写ベルト等を回転及び駆動させるための回転駆動装置を有する。回転駆動装置は、モータと、モータの回転を減速する遊星方式の減速装置とを含むものがある。
近年、カラー画像形成装置の低コスト化に伴い、遊星方式の減速装置における遊星ローラは、少なくともその一部分を例えばゴム等の弾性体を用いて形成されつつある。弾性体の遊星ローラは、モータの回転を外部に伝える出力軸に圧接されているため、弾性変形が生じる。遊星ローラの弾性体に生じた弾性変形は、減速装置の出力軸の回転速度の変動をもたらす。更に、減速装置の出力軸の回転速度が変動している間に生成される画像には、色ズレや色ムラ等が表れる。
特許文献1には、遊星ローラに弾性体を用いた場合に、モータの回転速度を直接的に制御することで出力軸の回転速度を均一にする回転駆動装置が開示されている。具体的には、特許文献1の回転駆動装置は、ステッピングモータと弾性体減速装置とフィードバック制御手段とを備える。弾性体減速装置は、弾性体の摩擦接触によりトルク伝達を行うトルク伝達部を含みかつ歯車によるトルク伝達部を含まないものであり、モータの回転を減速して感光体ドラムに出力する。フィードバック制御手段は、弾性体減速装置の出力回転速度を検出して目標速度との差分値を求め、差分値に基づいてモータに速度指令信号を与え、モータの回転速度を直接的に制御する。
特開2002−171779
しかしながら、特許文献1の装置では、以下の問題点がある。
モータが回転を停止し再駆動するまでの間に弾性体の遊星ローラに生じた弾性変形は、再駆動後のしばらくの間、減速装置の出力軸の回転速度にムラを生じさせる。モータ停止時、遊星ローラに生じた弾性変形に起因して起こる減速装置の出力軸の回転速度が不均一な期間は、特許文献1の装置がフィードバック制御する際の応答時間よりもはるかに大きい。従って、特許文献1の装置に係るフィードバック制御により、モータ停止時に遊星ローラに生じた弾性変形により起こる減速装置の出力軸回転速度のムラを検知してモータの回転速度を制御すると、過制御が生じてしまう。
そこで、本発明は、遊星ローラの弾性変形により生じる減速装置の出力軸における回転速度のムラが、画像に影響を及ぼすことを防止する駆動装置を提供する。
前記課題を解決するために、発明1は、遊星ローラ式動力伝達ユニットと、駆動制御手段とを含む駆動装置を提供する。遊星ローラ式動力伝達ユニットは、複数の遊星ローラと、リングと、固定体と、キャリアローラと、出力軸とを含む。複数の遊星ローラは、モータの回転軸の外周面に圧接されており、少なくとも一部が弾性体で形成されている。リングは、複数の遊星ローラと内周面で接しており、外周面上に突出した突出部を有する。固定体は、リングを覆うように位置しており、リングの突出部に対応する位置に突出部が所定の距離を移動可能な幅を有する開口部が形成されている。キャリアローラは、遊星ローラの回転に連動して回転する。出力軸は、キャリアローラの回転を外部に出力する。駆動制御手段は、画像形成処理の終了を示す信号を受信してから次の画像形成処理の開始指示を示す信号を受信するまでの間に、リングの突出部が固定体の開口部内を往復するようにモータの回転を制御する。
この装置は、画像処理の開始指示を示す信号の受信を待機している間、リングの突出部が固定体の開口部内を往復するようにモータを微速回転させる。モータが微速回転を行うと、遊星ローラも微速回転を行う。この時、固定体には遊びがあるため、遊星ローラとリングとの接触面における遊星ローラの摩耗の発生を抑制することができる。モータ回転軸の外周面と接する遊星ローラの弾性体の一定箇所に圧力がかかることを避けられるため、遊星ローラの弾性体に弾性変形が生じることを防止できる。そのため、画像形成処理が開始されても、この装置における出力軸の回転の速度は一定となる。従って、出力軸の回転の速度が不均一なことにより画像に生じる色ズレや色ムラ等の現象を回避することができる。
発明2は、前記発明1において、駆動制御手段が、所定時間間隔でキャリアローラを所定の角度回転させるようにモータの回転を制御する駆動装置を提供する。
この装置は、所定時間間隔で、キャリアローラを例えば180度回転させるようにモータの回転を制御する。これにより、遊星ローラは、キャリアローラと共にモータ回転軸を中心として公転し、かつ各遊星ローラの回転軸を中心として自転する。これにより、遊星ローラの弾性体のうちモータ回転軸と接する箇所を変更することができる。従って、モータが微速回転している間、遊星ローラの弾性体における所定の部分がモータ回転軸の外周面を往復して摩耗することを防止できる。
発明3は、前記発明1において、駆動制御手段は、リングの突出部が前記固定体の開口部の内壁に接触した後、モータが所定の速度で回転するように、前記モータの回転を制御する駆動装置を提供する。
固定体の開口部内におけるリングの突出部の位置により、モータは起動指示の信号を受信しても回転を直ぐには始めない場合がある。例えば、リングの突出部が固定体の開口部内を移動できる位置にある場合、モータを起動させるとリングの突出部は固定体の開口部内をその移動可能距離分だけ移動する。その間のモータは微速回転を行う。この装置は、リングの突出部が固定体の開口部内を移動しても、モータが所望の速度で回転するように、モータの回転を制御する。これにより、リングの突出部が固定体の開口部内を移動し終えてリングが回転を停止しても、キャリアローラ及び遊星ローラは回転し続ける。従って、出力軸は、モータの微速回転による影響を回避しつつキャリアローラの回転を安定して外部に出力することができる。
本発明によると、遊星ローラの弾性変形により生じる減速装置の出力軸における回転速度のムラが、画像に影響を及ぼすことを防止できる。
<実施形態>
図1は、本実施形態に係る駆動装置の断面構成及びその周辺機器との接続を示した図である。図1の駆動装置1は、画像形成装置11と接続されており、画像形成装置11内に設けられた感光体ドラムを駆動するための装置として用いられる。画像形成装置11は、例えばカラープリンタやカラー複写機等に用いられるカラー画像形成装置である。
図2は、画像形成装置11の概略図である。画像形成装置11は、4色の未定着可視像を記録シートに多重転写した後にこれを定着する、いわゆるタンデムタイプのフルカラー画像形成装置であって、シート搬送路に沿って配置された感光体ドラム111(像担持体)等を含む各色(Y,M,C,B)用の画像形成部を有している。駆動装置1は各感光体ドラム111のそれぞれを駆動可能なように、各感光体ドラム111に対応して設けられている。
(1)駆動装置の構成
図3は、図1の駆動装置1のIII−III線断面図である。以下より、図1及び図3を用いて駆動装置1の構成について説明する。
本実施形態1の駆動装置1は、モータ2、モータ回転軸3、複数の遊星ローラ4、リング6、キャリアローラ7、出力軸8、固定体9及び駆動制御部10を含む。
モータ回転軸3は、モータ2の回転を外部に出力する。複数の遊星ローラ4は、モータ回転軸3の外周面とリング6の内周面との間に圧接された状態で位置している。尚、本実施形態では、遊星ローラ4が3つの場合を例にとる。各遊星ローラ4の縁部は弾性体4aで形成されている。弾性体4aとしては、例えばゴムや樹脂等が挙げられる。リング6は、3つの遊星ローラ4を取り囲むように位置しており、各遊星ローラ4と内周面で接している。更に、リング6は、外周面上に突出した突出部6aを有している。キャリアローラ7は、遊星ローラ4から見てモータ2の反対側に位置しており、遊星ローラ4の回転軸4bにより遊星ローラ4と連結されている。そしてキャリアローラ7は、固定体9の一部に位置している軸受8aを介して出力軸8と連結している。キャリアローラ7の縁部はマグネット7aで形成されている。出力軸8は、モータ回転軸3と同一軸心上で、キャリアローラ7の回転を外部に出力する。固定体9は、モータ2の外側に位置しており、モータ回転軸3、3つの遊星ローラ4、リング6及びキャリアローラ7を取り囲んでいる。そして、固定体9には、リング6の突出部6aに対応する位置に、突出部6aが所定の距離を移動可能な幅を有する開口部9aが形成されている。以下より、遊星ローラ4、リング6、キャリアローラ7、出力軸8及び固定体9を、まとめて“遊星ローラ式動力伝達ユニット”と言う。
駆動制御部10は、モータ2及び固定体9の外側に位置しており、モータ2及び画像形成層装置11と接続されている。駆動制御部10の構成については後述する。
(2)遊星ローラ式動力伝達ユニット及びモータ回転軸の動作
次に、遊星ローラ式動力伝達ユニット及びモータ回転軸3の動作について、図3を用いて説明する。
先ず、モータ回転軸3は、モータ2の回転方向に回転する。すると、3つの遊星ローラ4は、モータ回転軸3を中心とし、リング6の内周面に沿ってモータ回転軸3の回転方向と同じ方向に公転する。更に、各遊星ローラ4は、各遊星ローラ4の回転軸を中心としてモータ回転軸3の回転方向とは逆の方向に自転する。キャリアローラ7は、遊星ローラ4の公転に連動して回転する。即ち、キャリアローラ7は、モータ回転軸3の回転方向と同じ方向に回転する。この時、キャリアローラ7は、モータ回転軸3の回転が遊星ローラ4の自転により減速された速度で回転する。
リング6は、遊星ローラ4の公転に連動して回転する。即ち、リング6は、モータ回転軸3を中心として遊星ローラ4の公転方向と同じ方向に回転するが、突出部6aを有しているため、突出部6aが固定体9の開口部9a内を移動できる分だけ回転する。例えば、モータ回転軸3及びリング6が時計回りに回転し、リング6の突出部6aが固定体9の開口部9aの内壁に接すると、リング6は回転を停止する。この状態で、モータ回転軸3が逆に回転し始めると、リング6の突出部6aは接している開口部9aの内壁から離れ、リング6はモータ回転軸3と同じ方向に回転する。そして、突出部6aが固定体9の開口部9aの反対側の内壁に接すると、リング6は回転を停止する。即ち、モータ回転軸3の回転方向を変化させることで、リング6の突出部6aは固定体9の開口部9a内を往復する。
(3)駆動制御部の構成
次に、本実施形態に係る駆動制御部10の機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係る駆動制御部10の機能構成図である。駆動制御部10は、タイマ101、モード制御部102、モータ駆動制御部103、モータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105を含む。
(3−1)タイマ
タイマ101は、時刻情報を出力する。タイマ101の時刻情報は、モード制御部102、モータ駆動制御部103、モータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105が信号を生成する際に用いられる。
(3−2)モード制御部
モード制御部102は、モータ2の回転モードを制御する。モード制御部102は、画像形成装置11による画像形成処理が終了してから次の画像形成処理の開始指示を示す画像形成指示信号を受信するまでの間に、モータ2が2種類の異なる回転動作を行うように制御する。回転モードには、リング6の突出部6aが固定体9の開口部9a内を往復するようにモータ2を回転させる第1モードと、キャリアローラ7を所定の角度回転させるようにモータ2を回転させる第2モードとがある。
(3−3)モータ駆動制御部
モータ駆動制御部103は、モータ2の駆動制御を行う。具体的には、モータ駆動制御部103は、タイマ101からの時刻情報を基準として、モータ2の駆動のオン/オフを制御するためのモータ駆動制御信号MOT_DRを生成してモータ2に出力する。
(3−4)モータ回転方向制御部
モータ回転方向制御部104は、モータの回転方向を指示するためのモータ回転方向制御信号MOT_DIRをタイマ101からの時刻情報を基準として生成し、モータ2に出力する。具体的には、モータ回転方向制御部104は、画像形成装置11が画像形成処理を終了してから次の画像形成処理の開始の指示を示す画像形成指示信号を例えば画像処理装置11から取得するまでの間、リングの突出部6aが固定体9の開口部9a内を往復するようにモータ2の回転方向を制御する。
また、モータ回転方向制御部104は、画像形成処理の開始指示を示す画像形成指示信号を受信後、モータ2を正方向へ回転させるためのモータ回転方向制御信号MOT_DIRを生成し、モータ2に出力する。
(3−5)モータ回転速度制御部
モータ回転速度制御部105は、モータ2の回転速度を指示するためのモータ回転速度制御信号MOT_FCLKをタイマ101からの時刻情報を基準として生成し、モータ2に出力する。具体的には、モータ回転速度制御部105は、画像形成装置11が画像形成処理を終了してから次の画像形成処理の開始を指示する信号を例えば画像処理装置11から取得するまでの間、リング6の突出部6aが固定体9の開口部9a内を微速で移動するようにモータ2の回転速度を制御する。
また、モータ回転速度制御部105は、画像形成処理の開始の指示を示す画像形成指示信号を受信後、モータ2が定常回転を行うためのモータ回転速度制御信号MOT_FCLKを生成し、モータ2に出力する。
(4)駆動制御部内の各機能の動作
図5は、駆動制御部10の動作を示すタイミングチャートである。図6は、図5における画像形成処理の終了から画像形成処理の開始指示を受信するまでの間を、拡大したタイミングチャートである。以下より、図5及び図6を用いて、駆動制御部10内の各機能の動作について説明する。画像形成指示信号は、画像形成処理の実行開始及び終了を指示するための信号である。尚、図5の画像処理制御信号は、画像形成処理の実行を“1”、終了を“0”として表す。モータ駆動制御信号MOT_DRは、モータ停止を“0”、駆動を“1”として表す。モータ回転方向制御信号MOT_DIRは、図3におけるモータ回転軸3の時計回り方向を“1”、モータ回転軸3の反時計回り方向を“0”として表す。
先ず、駆動制御部10は、画像形成処理の終了を指示する画像形成指示信号を例えば画像形成装置11から受信すると、駆動制御部10のモード制御部102は、タイマ101からの時刻情報を用いて、画像形成処理の終了を示す画像形成指示信号を受信してからの時間の計測を開始する。モード制御部102は、計測している時間が第1時間T1経過すると、モータ駆動制御部103、モータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105に第1モードの開始指示を示す第1モード開始指示信号を出力する。ここで、第1モード開始指示信号とは、モータ2が第1モードで回転するように制御するための信号である。本実施形態では、例えば第1時間T1を1秒とする。
(4−1)第1モード
モータ駆動制御部103は、モード制御部102から第1モード開始指示信号を取得すると、第1モード用のモータ駆動制御信号MOT_DRをモータ2に出力する。具体的には、モータ駆動制御部103は、第1モードでは、所定周期及び所定パルス幅を有するパルスを、周期的に出力する。尚、本実施形態では、モータ駆動制御部103は、モータ2を回転させる時だけモータ2の駆動をオンさせている。第1モードは、画像形成装置1が画像形成処理を行わない状態、即ち駆動装置1が画像形成処理の開始指示を待機している状態である。従って、モータ2全体での消費電力を軽減させるために、モータ駆動制御部103はモータ2を微速で回転させる場合のみオンにしている。
モータ回転方向制御部104は、モード制御部102から第1モード開始指示信号を取得すると、第1モード用のモータ回転方向制御信号MOT_DIRをモータ2に出力する。具体的には、モータ回転方向制御部104は、第1モードでは、所定の周期及び所定のHigh期間を有するパルスを、周期的に出力する。モータ回転方向制御部104は、これを繰り返す。ここで、周期的に出力されるパルスの数は、固定体9に形成された開口部9aの幅と、リング6の突出部6aが開口部9a内を往復する間のモータ2の回転速度により決定される。本実施形態では、例えば開口部9aがモータ回転軸3の回転角度で約30deg分の幅を有しており、突出部6aが開口部9a内を往復する間のモータ2の回転速度が“0.2rpm”である場合、パルスの周期を“90.9msec”、パルス数を“200”としている。
モータ回転速度制御部105は、モード制御部102から第1モード開始指示信号を取得すると、第1モード用のモータ回転速度制御信号MOT_FCLKをモータ2に出力する。具体的には、モータ回転速度制御部105は、所定の周期及び所定のHigh期間を有しており一定の回転速度を示すパルスを、周期的に出力する。本実施形態では、例えばモータ2を“0.2rpm”の速度で回転させるとすると、モータ回転速度制御信号MOT_FCLKの周期を“90.9msec”とし、モータ回転速度制御信号MOT_FCLKのHighの期間を“2msec”(デューティー:2.2%)としている。
このように、モータ駆動制御部103、モータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105がモータ2を第1モードで回転させる際に送信する各信号の周期は、同一である。
上述したように、第1モードの期間では、モータ2は、モータ駆動制御部103、モータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105から送られてきた各信号に基づいて、時計回り方向及び反時計周り方向に微速回転する。すると、リング6の突出部6aは固定体9の開口部9a内を往復し、遊星ローラ4はモータ回転軸3の外周面上の所定の幅を往復する。これにより、モータ回転軸3の外周面と接する遊星ローラ4の弾性体4aの一定箇所には圧力がかからなくなる。
(4−2)第2モード
モード制御部102は、タイマ101からの時刻情報に基づいて、第1モード開始指示信号を出力してからの時間を計測する。計測した時間が第2時間T2経過すると、モード制御部102は、モータ駆動制御部103、モータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105に第2モード開始指示信号を出力する。ここで、第2モード開始指示信号とは、モータ2が第2モードで回転するように制御するための信号である。本実施形態では、第2時間T2を15分としている。
モータ駆動制御部103は、モード制御部102から第2モード開始指示信号を取得すると、第2モード用のモータ駆動制御信号MOT_DRをモータ2に出力する。具体的には、モータ駆動制御部103は、第2モードでは、モータ駆動制御信号MOT_DR“1”を出力する。
モータ回転方向制御部104は、モード制御部102から第2モード開始指示信号を取得すると、第2モード用のモータ回転方向制御信号MOT_DIRをモータ2に出力する。具体的には、第2モードでは、モータ2を一定の方向に回転させるため、第1モード時のパルスと同じパルス幅を有するパルスを、第2モード開始指示信号を取得後直ぐにモータ2に出力する。本実施形態では、モータ回転方向制御部104は、モータ2を時計回り方向に回転させるためのパルスを出力している。
モータ回転速度制御部105は、モード制御部102から第2モード開始指示信号を取得すると、第2モード用のモータ回転速度制御信号MOT_FCLKをモータ2に出力する。具体的には、モータ回転速度制御部105は、第2モードでは、モータ2を一定の速度で微速回転させため、第1モード時の回転速度と同じ回転速度を示す信号を出し続ける。
モード制御部102は、タイマ101からの時刻情報に基づいて、第2モード開始指示信号を出力してからの時間を計測する。計測している時間が、キャリアローラ7が所定の角度回転する時間T3経過すると、モード制御部102は、モータ駆動制御部103、モータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105に第1モード開始指示信号を出力する。ここで、第3時間T3は、キャリアローラ7が回転する“所定の角度”により決定される。例えば、キャリアローラ7を180度回転させる場合、モータ回転軸3と出力軸8との減速比が“8:1”であるとすると、モータ2は1440度、即ち4回転する必要がある。この場合の第3時間T3は、モータ回転速度制御部105が制御する回転速度でモータ2が4回転するまでに要する時間である。
上述したように、第2モードでは、モータ2は、モータ駆動制御部103、モータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105から送られてきた各信号に基づいて、一定方向に微速回転する。すると、リング6の突出部6aは固定体9の開口部9aの内壁のうち回転方向にある内壁に接触して停止するが、その後も遊星ローラ4はモータ回転軸3を中心としてモータ回転軸3の外周面上を公転し、かつ各遊星ローラ4の回転軸を中心として自転する。キャリアローラ7は遊星ローラ4の公転に連動して所定の角度回転する。これにより、遊星ローラ4の弾性体4aのうちモータ回転軸3と接する箇所が変更される。
モード制御部102,モータ駆動制御部103、モータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105は、画像形成処理の開始指示を示す画像形成指示信号を受信するまで、モータ2を第1モードまたは第2モードで回転させるための制御を繰り返す。
(4−3)定常回転モード
駆動制御部10が、外部から画像形成処理の開始指示を示す画像形成指示信号を受信すると、駆動制御部10のモード制御部102は、モータ2の回転制御を定常回転モードに切り替える信号を、モータ駆動制御部103、モータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105に出力する。定常回転モードは、モータ2が定常回転するモードである。すると、モータ駆動制御部103は“1”のモータ駆動制御信号MOT_DRをモータ2に出力する。モータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105は、モータ2を、画像形成処理の開始指示の信号を受信待機している時よりも早い定常速度で一方向に回転させるための信号を、モータ2に出力する。
ここで、モータ2が定常回転を開始する際、固定体9の開口部9a内におけるリング6の突出部6aの位置は、駆動制御部10が画像形成処理の開始指示を受信するタイミングに応じて異なる。即ち、モータ2が定常回転を開始した時に、リング6の突出部6aが固定体9の開口部9a内の内壁のうちモータ回転軸3の回転方向の内壁に接触していない場合、モータ2が定常回転を開始した直後は、突出部6aは開口部9a内をその内壁まで移動する。突出部6aが開口部9aを移動し内壁に接触するまでは、遊星ローラ4の弾性体4aとリング6との接触部分における負荷が小さいため、モータ2は微速回転となる。そこで、モータ2を定常回転させる場合、モータ回転速度制御部105は、モータ2の微速回転を吸収し、かつモータ2が定常回転をするようなモータ回転速度制御信号MOT_FCLKをモータ2に出力する。具体的には、駆動制御部10が画像形成処理の開始指示を示す画像形成指示信号を受信後、駆動制御部10内の図示しない位置判断部は、受信直前にモータ回転方向制御部104及びモータ回転速度制御部105が出力したモータ回転速度制御信号MOT_FCLK及びモータ回転方向制御信号MOT_DIRに基づいて、開口部9a内における突出部6aの位置を判断し、モータ回転速度制御部105に出力する。モータ回転速度制御部105は、位置判断部から受信した突出部6aの位置情報に基づいて、先ずは突出部6aを開口部9aの内壁のうちモータ回転軸3の回転方向の内壁に接触させるためのモータ回転速度制御信号MOT_FCLKをモータ2に出力し、次いでモータ2を定常回転させるためのモータ回転速度制御信号MOT_FCLKをモータ2に出力する。これにより、モータ2は、突出部6aが開口部6aの内壁に接触しリング6の回転が停止するまでは微速で回転し、その後は定常回転状態に至る。そして、画像形成装置11は、画像形成処理を実行する。
(5)効果
本実施形態に係る駆動装置1は、画像処理の開始指示を示す信号の受信を待機している間、リング6の突出部6aが固定体9の開口部9a内を往復するようにモータ2を微速回転させる。これにより、遊星ローラ4も微速回転を行う。そのため、モータ回転軸3の外周面と接する遊星ローラ4の弾性体4aの一定箇所に圧力がかかることを避けられるため、遊星ローラ4の弾性体4aに弾性変形が生じることを防止できる。従って、画像形成処理が開始されても、この装置における出力軸の回転の速度は一定であるため、出力軸の回転の速度が不均一なことにより画像に生じる色ズレや色ムラ等の現象を回避することができる。モータ2及び遊星ローラ4を微速回転させる際、固定体9aには遊びがあるため、遊星ローラ4とリング6との接触面における遊星ローラ4の摩耗の発生を抑制することができる。
更に、駆動装置1は、所定時間間隔で、キャリアローラ7を所定角度回転させるようにモータ2の回転を制御する。この時、遊星ローラ4も回転するため、遊星ローラ4の弾性体4aのうちモータ回転軸3と接する箇所を変更することができる。従って、モータ2が微速回転している間、遊星ローラ4の弾性体4aにおける所定の部分がモータ回転軸3の外周面を往復して摩耗することを防止できる。
尚、本実施形態では、画像形成処理の終了からリング6の突起6aが固定体9の開口部9a内を往復開始するまでの時間、即ち第1時間T1を“1sec”としたが、駆動制御部10が画像形成の開始指示を示す指示信号を受信して直ぐに突起6aは往復運動を開始してもよい。
本発明の駆動装置は、カラープリンタやカラー複写機等のカラー画像形成装置の駆動用装置として用いることができる。
本実施形態に係る駆動装置の断面構成とその周辺機器との接続を示した図。 本実施形態の駆動装置が用いられる画像形成装置の概略図。 本実施形態に係る駆動装置1のIII−III線断面図。 本実施形態に係る駆動装置の駆動制御部の機能構成図。 本実施形態に係る各種信号のタイミングチャート。 図5におけるモータの微速回転動作時の各種信号のタイミングチャート。
符号の説明
1 駆動装置
2 モータ
3 モータ回転軸
4 遊星ローラ
4a 弾性体
6 リング
6a 突出部
7 キャリアローラ
8 出力軸
9 固定体
9a 開口部

Claims (3)

  1. 弾性体からなる周面部がモータの回転軸の外周面に圧接される複数の遊星ローラと、前記複数の遊星ローラの周面部と内周面で接しており、外周面上に突出した突出部を有するリングと、前記リングを覆うように位置しており、前記リングの突出部に対応する位置に前記突出部が所定の距離を移動可能な幅を有する開口部が形成された固定体と、前記遊星ローラの回転に連動して回転するキャリアローラと、前記キャリアローラの回転を外部に出力する出力軸と、を含む遊星ローラ式動力伝達ユニットと、
    画像形成処理の終了を示す信号を受信してから次の画像形成処理の開始指示を示す信号を受信するまでの間に、前記リングの突出部が前記固定体の開口部内を微速で複数回連続して往復するように前記モータの回転を制御する駆動制御手段と、
    を含む駆動装置。
  2. 前記駆動制御手段は、前記リングの突出部が前記固定体の開口部内を往復するように前記モータの回転を制御することと、前記キャリアローラを所定の角度回転させるようにモータの回転を制御することとを交互に繰り返す、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記駆動制御手段は、画像形成処理の開始指示を示す信号を受信すると、前記リングの突出部が前記固定体の開口部の内壁に接触するまで前記モータを微速で回転し、接触した後、前記モータを定常速度で回転するように、前記モータの回転を制御する、請求項1に記載の駆動装置。






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