JP4860454B2 - クリヤ塗装ステンレス鋼板 - Google Patents

クリヤ塗装ステンレス鋼板 Download PDF

Info

Publication number
JP4860454B2
JP4860454B2 JP2006341313A JP2006341313A JP4860454B2 JP 4860454 B2 JP4860454 B2 JP 4860454B2 JP 2006341313 A JP2006341313 A JP 2006341313A JP 2006341313 A JP2006341313 A JP 2006341313A JP 4860454 B2 JP4860454 B2 JP 4860454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clear
coating film
stainless steel
mass
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006341313A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008149608A (ja
Inventor
益啓 深谷
春樹 有吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Stainless Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel and Sumikin Stainless Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumikin Stainless Steel Corp filed Critical Nippon Steel and Sumikin Stainless Steel Corp
Priority to JP2006341313A priority Critical patent/JP4860454B2/ja
Publication of JP2008149608A publication Critical patent/JP2008149608A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4860454B2 publication Critical patent/JP4860454B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)

Description

本発明は、着色されたクリヤ塗膜を備えるクリヤ塗装ステンレス鋼板に関する。
近年、家電や電子機器の筐体用の材料として、ステンレス鋼板原板の表面にクリヤ塗膜が設けられたクリヤ塗装ステンレス鋼板を用いることがある(特許文献1〜4参照)。
クリヤ塗装ステンレス鋼板においては、意匠性を高めるために、クリヤ塗膜中に顔料を含有させて、着色することがある。
特開2001−149860号公報 特開2001−316845号公報 特開2003−154309号公報 特開2005−313630号公報
しかしながら、クリヤ塗膜に顔料を含有させると、加工性が低下して、成形時に割れたりすることがあった。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、意匠性に優れる上に、加工性に優れたクリヤ塗装ステンレス鋼板を提供することを目的とする。
本発明者は、クリヤ塗膜に顔料が含まれる場合にクリヤ塗装ステンレス鋼板の加工性が低下する原因について調べた。その結果、顔料によってクリヤ塗膜の潤滑性が低下していることが加工性低下の原因であることを見出した。そして、その知見に基づき、顔料が含まれても潤滑性を確保できるクリヤ塗膜について検討して、以下のクリヤ塗装ステンレス鋼板を発明した。
すなわち、本発明は、以下の構成を包含する。
[1] ステンレス鋼板原板と、該ステンレス鋼板原板の片面または両面に成膜されたクリヤ塗膜とを有し、
クリヤ塗膜は、熱硬化性樹脂組成物の固形物100質量部に対して6質量部以下の顔料、0.25〜10質量部のポリオレフィン系ワックス、4〜10質量部の非ポリオレフィン系ワックスとを含有することを特徴とするクリヤ塗装ステンレス鋼板。
[2] 前記非ポリオレフィン系ワックスがラノリンであることを特徴とする[1]に記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
[3] ステンレス鋼板原板とクリヤ塗膜との間に、アミノシラン系シランカップリング剤およびエポキシシラン系シランカップリング剤の一方または両方を含有する化成処理塗膜を有し、該化成処理塗膜付着量が2〜50mg/mであり、
クリヤ塗膜は、架橋性官能基を有し、ガラス転移点30〜90℃、数平均分子量3000〜50000のアクリル樹脂が、ブロックイソシアネート化合物により架橋された熱硬化性樹脂組成物であることを特徴とする[1]または[2]に記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
[4] クリヤ塗膜中のアクリル樹脂が、アミノ樹脂によっても架橋されていることを特徴とする[3]に記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
[5] クリヤ塗膜は、熱硬化性樹脂組成物の固形物100質量部に対して2〜10質量部のシリカゾルを含有することを特徴とする[3]または[4]に記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
[6] クリヤ塗膜は、熱硬化性樹脂組成物の固形物100質量部に対して0.5〜5質量部の非晶質シリカを含有することを特徴とする[3]〜[5]のいずれかに記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
[7] 化成処理塗膜は、鎖状の水分散性シリカを0.1〜30質量%含有することを特徴とする[3]〜[6]のいずれかに記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
本発明のクリヤ塗装ステンレス鋼板は、意匠性に優れる上に、加工性に優れている。
本発明のクリヤ塗装ステンレス鋼板の一実施形態例について説明する。
図1に、本実施形態例のクリヤ塗装ステンレス鋼板を示す。本実施形態例のクリヤ塗装ステンレス鋼板10は、ステンレス鋼板原板11と、ステンレス鋼板原板11の片面に成膜された化成処理塗膜12と、化成処理塗膜12の表面に成膜されたクリヤ塗膜13とを有するものである。
該クリヤ塗装ステンレス鋼板10におけるステンレス鋼板原板11としては公知のものが使用される。
[化成処理塗膜]
化成処理塗膜12としては、アミノシラン系シランカップリング剤およびエポキシシラン系シランカップリング剤の一方または両方を含有する塗膜が好ましい。ステンレス鋼板原板11とクリヤ塗膜13との間に、これらシランカップリング剤を含有する化成処理塗膜12を有していれば、クロメートフリーの無公害であり、かつステンレス鋼板原板11とクリヤ塗膜13との密着性を高くできる。
ここで、アミノシラン系カップリング剤としては、例えば、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
エポキシ系シランカップリング剤としては、例えば、2−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン等が挙げられる。
化成処理塗膜12には、該クリヤ塗装ステンレス鋼板10の光沢を高くできる点で、鎖状の水分散性シリカを含有することが好ましい。
化成処理塗膜12中の鎖状の水分散性シリカの含有量は、0.1〜30質量%であることが好ましい。鎖状の水分散性シリカの含有量が0.1質量%未満であると、光沢向上の効果が不足し、30質量%を超えると、化成処理塗膜12を形成する際に用いる化成処理液の安定性が低くなることがある。
鎖状の水分散性シリカとしてはナトリウム分の少ないものが好適に使用される。鎖状の水分散性シリカの市販品としては、スノーテックスUP、スノーテックスOUP(日産化学工業社製)等が挙げられる。
なお、水分散性シリカとしては鎖状の水分散性シリカ以外に球状の水分散性シリカが知られているが、球状の水分散性シリカを含有させても高光沢は得られない。鎖状水分散性シリカが好適である理由は定かではないが、そのものの持つ成膜性の良さ、結合性の良さ、さらに粘度が高く造膜ゲル性が大きいためであると考えられる。
化成処理塗膜12には、さらに耐食性を向上させるために、リン酸塩類、縮合リン酸、ポリリン酸、メタリン酸、ピロリン酸等のリン酸またはその塩類、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリオレフィン、アルキッド樹脂等の樹脂が含まれてもよい。
化成処理塗膜12の付着量は2〜50mg/mであることが好ましい。化成処理塗膜12の付着量が2mg/m未満であると、光沢および耐食性が低下しやすくなり、付着量が50mg/mを超えると、沸騰水試験後の塗膜表面にブリスターを生じることがある。化成処理塗膜12の付着量の好ましい上限は30mg/mであり、より好ましくは10mg/mである。
化成処理塗膜12の付着量については、蛍光X線分析にてSiO量を測定することによって求めることができる。
[クリヤ塗膜]
本実施形態例におけるクリヤ塗膜13は、顔料と潤滑剤としてのポリオレフィン系ワックスに加えて、非ポリオレフィン系ワックスと熱硬化性樹脂組成物とを含有する塗膜である。
・顔料
クリヤ塗膜13に含まれる顔料は、無機顔料であってもよいし、有機顔料であってもよい。
無機顔料としては、弁柄、黄色酸化鉄、クロムバーミリオン、酸化クロム、カーボンブラック、チタンホワイト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナ、シリカ等が挙げられる。
有機顔料としては、キナクリドン、イソインドリノン、インダンスレンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等が挙げられる。
クリヤ塗膜13中の顔料の含有量は、熱硬化性樹脂組成物の固形物(硬化物)100質量部に対して6質量部以下であり、2〜6質量部であることが好ましい。顔料の含有量が6質量%を超えると、クリヤ塗装ステンレス鋼板10の加工性が低下する。また、顔料の含有量が2質量部未満であると、充分に着色しないおそれがある。
・ポリオレフィン系ワックス
クリヤ塗膜13は、ポリオレフィン系ワックスを含有する。クリヤ塗膜13がポリオレフィン系ワックスを含有すれば、油性潤滑剤等を塗布した場合に比べて潤滑性が高くなり、加工性に優れたクリヤ塗装ステンレス鋼板10になる。
ポリオレフィン系ワックスとしては、例えば、パラフィン、マイクロクリスタリン、ポリエチレン、ポリエチレン−フッ素等の炭化水素系ワックス等が挙げられる。
クリヤ塗装ステンレス鋼板10を加工する際には、加工発熱および摩擦熱により塗膜温度が上昇するため、ポリオレフィン系ワックスの融点は70〜160℃であることが好ましい。ポリオレフィン系ワックスの融点が70℃未満であると、加工時に軟化溶融して固形潤滑添加物としての優れた特性が発揮できないことがある。ポリオレフィン系ワックスの融点が160℃を超えると、硬い粒子が表面に存在して摩擦特性を低下させるため、高い加工性が得られないことがある。
ポリオレフィン系ワックスの酸価は、0〜30が好ましい。ポリオレフィン系ワックスの酸価が30を超えると、熱硬化性樹脂組成物との相溶性が高くなって、ポリオレフィン系ワックスが均一に塗膜表面に浮き上がりにくくなるため、クリヤ塗装ステンレス鋼板10の加工性が不充分になることがある。
クリヤ塗膜13中のポリオレフィン系ワックスの含有量は、熱硬化性樹脂組成物の固形物100質量部に対して0.25〜10質量部であることが好ましい。ポリオレフィン系ワックスの含有量が0.25質量部未満であると加工性が不充分になることがあり、10質量部を超えると塗膜表面にムラが発生してクリヤ度が低下し、クリヤ塗装ステンレス鋼板10の外観を損なうことがある。
・非ポリオレフィン系ワックス
非ポリオレフィン系ワックスは、ポリオレフィン系ワックスと併用して、クリヤ塗膜13の外観不良を抑制しつつ、潤滑性を高めるものである。例えば、ポリオレフィン系ワックスを10質量部以上含有すると、クリヤ塗膜13の透明度が低下するので、クリヤ塗装ステンレス鋼板10としての潤滑性向上に限界がある。このような場合、非ポリオレフィン系ワックスを併用することで、更に潤滑性を向上することができる。
非ポリオレフィン系ワックスの具体例としては、ラノリン、シリコン変性添加剤、フッ素変性添加剤(PTFE)などが挙げられる。なお、ラノリンを単独で使用した場合には、クリヤ塗膜13の耐疵付き性が低下するため、ポリオレフィン系ワックスとの複合添加が必須である。
これらの中でも、潤滑性をより向上させることから、ラノリンが好ましい。
クリヤ塗膜13中の非ポリオレフィン系ワックスの含有量は、熱硬化性樹脂組成物の固形物100質量部に対して4〜10質量部であることが好ましく、6〜9質量部であることがより好ましい。当該非ポリオレフィン系ワックスの含有量が4質量部未満であると、潤滑性向上効果が不充分になることがあり、10質量部を超えると、耐指紋汚染性が低下する傾向にある。
・熱硬化性樹脂組成物
クリヤ塗膜13に含まれる熱硬化性樹脂組成物は、架橋性官能基を有するアクリル樹脂(以下、アクリル樹脂と略す。)を、ブロックイソシアネート化合物により架橋した樹脂であることが好ましい。熱硬化性樹脂組成物が、前記樹脂であれば、クリヤ塗装ステンレス鋼板10をクロメートフリーにでき、しかも耐疵付き性、耐候性、耐薬品性を向上させることができる。
ここで、架橋性官能基は、水酸基、カルボキシ基、アルコキシシラン基などから選ばれる1種または2種以上の官能基である。アクリル樹脂は架橋性官能基を1分子あたり、2個以上有することが好ましい。
アクリル樹脂は、少なくとも1種の非官能性アクリル単量体と少なくとも1種の官能性単量体との共重合体である。
非官能性アクリル単量体としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロへキシル、メタクリル酸ラウリル等の脂肪族アクリレートまたは環式アクリートが挙げられる。
官能性単量体としては、水酸基を有する単量体、カルボキシ基を有する単量体、アルコシキシラン基を有する単量体等が挙げられる。
水酸基を有する単量体としては、例えば、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル等のヒドロキシアルキルエステル、ラクトン変性水酸基含有アクリルモノマー(ダイセル化学工業製商品名プラクセルFM1〜5、FA−1〜5)が挙げられる。
カルボキシ基を有する単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げられる。
アルコキシシラン基を有する単量体は、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、メタアクリロキシプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
アクリル樹脂には、非官能性アクリル単量体および官能性単量体以外の他の単量体が共重合されていてもよい。他の単量体としては、例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル類;スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類;アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等のアクリルアミド系単量体等が挙げられる。
アクリル樹脂のガラス転移点は30〜90℃であることが好ましく、50〜90℃であることがより好ましい。該クリヤ塗装ステンレス鋼板10を連続プレスした際に摩擦、加工発熱して、表面の温度が80〜100℃に上昇するため、アクリル樹脂のガラス転移点が30℃未満であると、クリヤ塗膜13が軟化して、金型に付着することがある。また、アクリル樹脂のガラス転移温度が90℃を超えると、ピンホール、レベリング不足等が生じる傾向にある。
アクリル樹脂のガラス転移温度を前記範囲にするためには、アクリル樹脂の組成を適宜選択すればよい。
アクリル樹脂の数平均分子量は3000〜50000であることが好ましく、4000〜10000であることがより好ましい。アクリル樹脂の数平均分子量が3000未満であると、ブロックイソシアネート化合物との反応性が低くなり、クリヤ塗膜13が形成しにくくなり、50000を超えると、溶媒溶解性が低くなるため、クリヤ塗料が得られにくくなる。
アクリル樹脂の数平均分子量は、アクリル樹脂を製造する際の条件(例えば、重合温度、重合開始剤の種類や量等)によって調整することができる。
アクリル樹脂を架橋する架橋剤であるブロックイソシアネート化合物は、1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する化合物である。具体的には、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネートなどの脂環族ジイソシアネート、該ポリイソシアネートのビューレットタイプの付加物、イソシアヌル環タイプ付加物等であって、フェノール類、オキシム類、活性メチレン類、ε−カプロラクタム類、トリアゾール類、ピラゾール類等のブロック剤で封鎖したものが挙げられる。ジブチルチンジラウリレート等の有機錫触媒がブロック剤の解離促進剤として使用される。
ブロックイソシアネート化合物の市販品としては、例えば、デスモジュールBL1100、BL1265MPA/X、VPLS2253、BL3475BS/SN、BL3272MPA、BL3370MPA、BL4265SN、デスモーサム2170、スミジュール3175(以上、住化バイエルウレタン株式会社製)、デュラネート17B−60PX、TPA−B80X、MF−B60X、MF−K60X(以上、旭化成ケミカルズ株式会社製)、バーノックDB−980K、D−550、B3−867、B7−887−60(以上、大日本インキ化学工業株式会社製)、コロネート2515、2507、2513(以上、日本ポリウレタン工業株式会社製)などが挙げられる。これらブロックイソシアネート化合物は、1種を単独で使用してもよいし、併用してもよい。
アクリル樹脂は、クリヤ塗膜13が硬くなって耐疵付き性がより高くなることから、架橋剤として上記ブロックイソシアネート化合物だけでなく、アミノ樹脂(メラミン樹脂)を用いて架橋されていることが好ましい。
アミノ樹脂は、アミノ化合物(メラミン、グアナミン、尿素)とホルムアルデヒド(ホルマリン)を付加反応させ、アルコールで変性した樹脂の総称である。具体例としては、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、尿素樹脂、ブチル化尿素樹脂、ブチル化尿素メラミン樹脂、グリコールウリル樹脂、アセトグアナミン樹脂、シクロヘキシルグアナミン樹脂等が挙げられる。これらの中でも、耐指紋汚染性、耐疵付き性、耐薬品性という面からメラミン樹脂が好ましい。
メラミン樹脂は、変性するアルコールの種類によって、例えば、メチル化メラミン樹脂、n−ブチル化メラミン樹脂、イソブチル化メラミン樹脂、混合アルキル化メラミン樹脂等に分類される。
具体的には、メチル化メラミン樹脂としては、サイメル300、301,303、350、370、771、325、327、703、712、715,701、267、285、232、235、236、238、211、254、204、212、202、207(以上、三井サイテック株式会社製)、LUWIPAL 063、066、068、069、072、073(以上 BASF製)、スーパーベッカミンL−105(以上、大日本インキ化学工業株式会社製)、メラン522、523、620、622、623(以上、日立化成工業株式会社製)等が挙げられる。
n−ブチル化メラミン樹脂としては、マイコート506、508(以上、三井サイテック株式会社製)、ユーバン20SB、20SE、21R、22R、122、125、128、220、225、228、28−60、20HS、2020、2021、2028、120(以上、三井化学株式会社製)、PLASTOPAL EBS 100A、100B、400B、600B、CB(以上、BASF製)、スーパーベッカミンJ−820、L−109、L−117、L−127、L−164(以上、大日本インキ化学工業株式会社製)、メラン21A、22、220、2000、8000(以上、日立化成工業株式会社製)、テスアジン3020、3021、3036(以上、日立化成ポリマー株式会社製)等が挙げられる。
イソブチル化メラミン樹脂としては、ユーバン60R、62、62E、360、361、165、166−60、169、2061(以上、三井化学株式会社製)、スーパーベッカミンG−821、L−145、L−110、L−125(以上、大日本インキ化学工業株式会社製)、PLASTOPAL EBS 4001、FIB、H731B、LR8824(以上、BASF製)、メラン27、28、28D、245、265、269、289(以上、日立化成工業株式会社製)、テスアジン3027、3028、3029、3030、3037(以上、日立化成ポリマー株式会社製)等が挙げられる。
混合アルキル化メラミン樹脂としては、サイメル267、285、232、235、236、238、211、254、204、212、202、207(以上、三井サイテック株式会社製)等が挙げられる。
アミノ樹脂は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
・他の成分
クリヤ塗膜13は、硬度、耐疵付き性がより高くなり、また、耐指紋汚染性が高くなることから、シリカゾルを含有することが好ましい。
シリカゾルは、ナノメートルサイズの粒子から構成されたシリカ粒子である。
クリヤ塗膜13中のシリカゾルの含有量は、熱硬化性樹脂組成物の固形物100質量部に対して2〜10質量部であることが好ましく、3〜8質量部であることがより好ましい。シリカゾルの含有量が2質量部未満であると、耐疵付き性や硬さが不足する傾向にあり、10質量部を超えると、クリヤ塗装ステンレス鋼板10の加工性が低下する傾向にある。
また、クリヤ塗膜13は非晶質シリカを含有することが好ましい。クリヤ塗膜13が非晶質シリカを含有すれば、耐指紋汚染性をより一層向上させることができる。これは、非晶質シリカの多孔性と表面親水性に基づくものと考えられる。
非晶質シリカは多孔性を有する流動性粉末である。非晶質シリカの具体例としては、サイリシア250、250N、256、256N、310P、320、350、370、380、420、430、440、450、470、435、445、436、446、456、476、530、550、710、730、740、770、780(以上、富士シリシア化学株式会社製)、ミズカシルP−801、P−802、P−526、P−527、P−603、P−604、P−554A、P−73、P−78A、P−78D、P−78F、P−707、P−740、P−752、P−50、P−766(以上、水澤化学工業株式会社製)、カープレックスFPS−1、FPS−2、FPS−3、FPS−4、FPS−5、FPS−101、CS−5、CS−7、CS−8、CS−701、CS−801(シオノギ製薬株式会社製)などが挙げられる。非晶質シリカは1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
クリヤ塗膜13中の非晶質シリカの含有量は、熱硬化性樹脂組成物の固形物100質量部に対して0.5〜5質量部であることが好ましく、1〜4質量部であることがより好ましい。非晶質シリカの含有量が0.5質量部未満であると、耐指紋汚染性が低下して、直接塗膜に触れたとき指紋が付きやすく、しかもガーゼ等でふき取っても指紋が取れにくくなる傾向にある。非晶質シリカの含有量が5質量部を超えると、クリヤ塗膜13の光沢が低くなりすぎて、クリヤ塗装ステンレス鋼板10の外観が損なわれやすくなる。
クリヤ塗膜13には、更に添加剤として、レベリング剤、消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、艶消し剤、シランカップリング剤等が含まれてもよい。また、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル等が含まれてもよい。
クリヤ塗膜13の膜厚は1〜10μmであることが好ましい。クリヤ塗膜13の膜厚が1μm未満であると、加工性が低下するのみならず充分に着色できないことがあり、10μmを超えると、クリヤ塗装ステンレス鋼板10の潤滑機能が飽和するとともに塗膜の形成が困難となることがある。
[製造方法]
次に、上述したクリヤ塗装ステンレス鋼板の製造方法の一例について説明する。なお、クリヤ塗装ステンレス鋼板10の製造方法は以下の方法に限定されるものではない。
この例の製造方法では、まず、ステンレス鋼板原板11をアルカリ脱脂や酸、アルカリによるエッチング等の公知の前処理を施す。
次いで、ステンレス鋼板原板11に、アミノシラン系カップリング剤およびエポキシシラン系カップリング剤の一方または両方を含む化成処理液を塗布し、乾燥して、化成処理塗膜12を形成する。
前記化成処理液としては市販品を用いることができる。市販の化成処理液としては、例えば、パルコートE305、3750、3751、3753、3756、3757、3970(日本パーカライジング株式会社製)、アルサーフ440(日本ペイント株式会社製)等が挙げられる。
化成処理液の塗布方法としては、例えば、スプレー、ロールコート、バーコート、カーテンフローコート、静電塗布等を採用できる。
化成処理液の乾燥温度(表面温度)は60〜140℃とすることが好ましい。
次いで、化成処理塗膜12の表面に、クリヤ塗料を塗布し、乾燥(焼付け)する。この乾燥の際に、アクリル樹脂がブロックイソシアネート化合物によって架橋して、熱硬化性樹脂組成物を形成する。これにより、顔料とポリオレフィン系ワックスと非ポリオレフィン系ワックスと熱硬化性樹脂組成物とを含有するクリヤ塗膜13を形成して、クリヤ塗装ステンレス鋼板10を得る。
ここで、クリヤ塗料とは、顔料とポリオレフィン系ワックスと非ポリオレフィン系ワックスとアクリル樹脂とブロックイソシアネート化合物と溶媒とを必須成分として含有し、ブロックイソシアネート化合物の硬化触媒、アミノ樹脂、シリカゾル、非晶質シリカ、アクリル樹脂ビーズ等を任意成分として含有する塗料である。
クリヤ塗料中のアクリル樹脂とブロックイソシアネートとの割合は、アクリル樹脂の架橋性官能基1モルに対してイソシアネート基が0.1〜2.0モルになる割合であることが好ましく、アクリル樹脂の架橋性官能基1モルに対してイソシアネート基が0.1〜1.0モルになる割合であることがより好ましく、アクリル樹脂の架橋性官能基1モルに対してイソシアネート基が0.2〜0.8モルになる割合であることが特に好ましい。
クリヤ塗料は、クリヤ塗膜13の形成時間を短縮するために、ブロックイソシアネート化合物の硬化触媒を含有することができる。
ブロックイソシアネート化合物の硬化触媒としては、ジ−n−ブチルチンオキサイド、n−ジブチルチンクロライド、ジ−n−ブチルチンジラウリレート、ジ−n−ブチルチンジアセテート、ジ−n−オクチルチンオキサイド、ジ−n−オクチルチンジラウリレート、テトラ−n−ブチルチン等が挙げられる。
クリヤ塗料が、架橋剤としてブロックイソシアネート化合物以外にアミノ樹脂を含有する場合、クリヤ塗料中のアミノ樹脂の含有量は、アクリル樹脂固形分100質量部に対して10〜40質量部であることが好ましく、15〜30質量部であることがより好ましい。クリヤ塗料中のアミノ樹脂の含有量が10質量部未満であると、耐疵付き性を充分に向上させることができず、40質量部を超えると、クリヤ塗膜13の形成が困難になることがある。
また、クリヤ塗料がアミノ樹脂を含有する場合には、アクリル樹脂の硬化時間(焼付け時間)が長くなる傾向にあるため、アミノ樹脂の硬化触媒を含有することができる。クリヤ塗料がアミノ樹脂の硬化触媒を含有すれば、硬化時間を短くできる。
アミノ樹脂の硬化触媒としては、例えば、スルホン酸系触媒やアミン系触媒等が使用されるが、硬化時間の短縮に特に効果を発揮することから、p−トルエンスルホン酸系触媒が好ましい。
アミノ樹脂の硬化触媒の量は、アクリル樹脂とブロックイソシアネート化合物とアミノ樹脂との合計量を100質量部とした際の0.5〜5質量部であることが好ましく、1〜2質量部であることがより好ましい。
アミノ樹脂の硬化触媒の量が、アクリル樹脂とブロックイソシアネート化合物とアミノ樹脂との合計量を100質量部とした際の0.5質量部未満であると、硬化時間を短縮できないことがあり、5質量部を超えると、得られるクリヤ塗装ステンレス鋼板10の加工性が低くなる傾向にある。
クリヤ塗料にポリオレフィン系ワックスが含まれる場合、ポリオレフィン系ワックスの平均粒径は0.1〜7.0μmであることが好ましい。ポリオレフィン系ワックスの平均粒径が7.0μmを超えると、クリヤ塗膜13中でのポリオレフィン系ワックスの分散性が低くなる傾向にあり、0.1μm未満であると、得られるクリヤ塗装ステンレス鋼板10の加工性が低くなる傾向にある。
クリヤ塗料にシリカゾルが含まれる場合には、オルガノシリカゾルを添加することによってクリヤ塗料を調製すればよい。
オルガノシリカゾルとは、有機溶媒にナノメートルサイズのコロイダルシリカを安定に分散させたコロイド溶液である。
オルガノシリカゾルとしては、MA−ST−M、IPA−ST、EG−ST、EG−ZL、NPC−ST、DMAC−ST、DMAC−ST−ZL、XBA−ST、MIBK−ST(以上、日産化学工業株式会社製)などが挙げられる。オルガノシリカゾルは1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
クリヤ塗料の塗布方法としては、化成処理液の塗布方法と同じ方法が適用される。
以上説明したクリヤ塗装ステンレス鋼板10では、クリヤ塗膜13が顔料により着色されているため、意匠性に優れる。また、このクリヤ塗膜13は、顔料の含有量が特定量以下である上、ポリオレフィン系ワックスおよび非ポリオレフィン系ワックスを特定範囲で含有しているため、クリヤ塗膜の潤滑性が確保されている。したがって、クリヤ塗装ステンレス鋼板10は、クリヤ塗膜に顔料が含まれて意匠性に優れるにもかかわらず、加工性に優れている。
このようなクリヤ塗装ステンレス鋼板10は、家庭用または業務用の電気製品の筐体に好適に使用される。
なお、本発明は、上述した実施形態例に限定されない。例えば、上述した実施形態例では、ステンレス鋼板原板とクリヤ塗膜との間に、化成処理塗膜を有していたが、化成処理塗膜を有していなくても構わない。
(製造例1)
温度計、還流冷却器、攪拌器、滴下ロート、窒素ガス導入管を備えた4つ口フラスコに、表1に示す配合量で、トルエン、酢酸ブチルを入れ、110℃まで昇温し窒素ガスを吹き込みながら攪拌し、メタクリル酸メチル、スチレン、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸メチル、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)の混合物を3時間かけて滴下した。滴下終了後、さらにAIBNを追加して同温度でさらに3時間反応させて、不揮発分50%のアクリル樹脂の溶液を得た。
次いで、該アクリル樹脂の溶液に、硬化剤であるブロックイソシアネート「デスモジュールVPLS2253」(住化バイエルウレタン株式会社製、NCO含有率10.5質量%)と、アミノ樹脂としてメラミン樹脂(三井サイテック社製サイメル327)を、表1のように配合することにより、クリヤ塗料を得た。
次いで、クリヤ塗料に、顔料である弁柄(大日本インキ化学工業社製コロファインブラウン#77R)を、熱硬化性樹脂組成物の固形物固形分100質量部に対して3質量部、ラノリンワックスを5質量部、ポリエチレンワックスを8質量部および硬化触媒であるp−トルエンスルホン酸を2質量部含有させた。
Figure 0004860454
ステンレス鋼板原板(SUS430、厚さ4mm)の片面に、アミノシラン系カップリング剤および鎖状の水分散性シリカを含む化成処理液をロールコータにより塗布し、表面温度が100℃になるように乾燥させて、SiO付着量10mg/m、鎖状の水分散性シリカ含有量が10質量%の化成処理塗膜を成膜させた。
次いで、化成処理塗膜の表面に、クリヤ塗料をバーコータにより塗布し、表面温度が193℃になるように焼付け、厚さ3μmのクリヤ塗膜を成膜させた。このクリヤ塗膜中には、熱硬化性樹脂組成物の固形物100質量部に対して3質量部の顔料、5質量部のラノリンワックス、8質量部のポリエチレンワックスが含まれる。
以上のようにして、クリヤ塗装ステンレス鋼板を得た。
(製造例2〜6)
クリヤ塗料における顔料およびラノリンワックスの配合量を表2に示すように変更したこと以外は製造例1と同様にして、クリヤ塗装ステンレス鋼板を得た。
Figure 0004860454
(加工性評価)
製造例1〜6により得たクリヤ塗装ステンレス鋼板の加工性について、以下の条件にて円筒絞り試験を実施したときの割れ発生有無で評価した。評価結果を表2に示す。なお、円筒絞り試験における絞り比2.1でのプレス割れ有無は、複雑形状部品(例えば、炊飯ジャーの蓋)のプレス時の割れ発生有無と良く対応した。
○:割れや剥離が見られず、加工性に優れていた。
×:割れまたは剥離が見られ、加工性に劣っていた。
[試験条件]
ポンチ:40mmφ×4mmrp
ダイス:42mmφ×4mmrp
ブランク:84mmφ
しわ押さえ力:1トン
スピード:16mm/分
絞り比:2.1
クリヤ塗膜中に顔料が6質量部以下、ラノリンワックスが4〜10質量部の範囲で含まれる製造例1,2のクリヤ塗装ステンレス鋼板は、加工性に優れていた。また、クリヤ塗膜には顔料が含まれ、着色されているため、クリヤ塗装ステンレス鋼板は意匠性に優れる。
クリヤ塗膜中の顔料含有量が6質量部を超え、ラノリンワックス含有量が4質量部未満であった製造例3,4のクリヤ塗装ステンレス鋼板は、成形品に割れが見られ、加工性が低かった。
クリヤ塗膜中のラノリンワックスが4〜10質量部の範囲で含まれていたが、顔料含有量が6質量部を超えていた製造例5のクリヤ塗装ステンレス鋼板も、成形品に割れが見られ、加工性が低かった。
クリヤ塗膜中の顔料含有量が6質量部以下であったが、ラノリンワックス含有量が4質量部未満であった製造例6のクリヤ塗装ステンレス鋼板は、成形品に割れが見られ、加工性が低かった。
本発明のクリヤ塗装ステンレス鋼板の一実施形態例を示す断面図である。
符号の説明
10 クリヤ塗装ステンレス鋼板、11 ステンレス鋼板原板、12 化成処理塗膜、13 クリヤ塗膜

Claims (7)

  1. ステンレス鋼板原板と、該ステンレス鋼板原板の片面または両面に成膜されたクリヤ塗膜とを有し、
    クリヤ塗膜は、熱硬化性樹脂組成物の固形物100質量部に対して6質量部以下の顔料、0.25〜10質量部のポリオレフィン系ワックス、4〜10質量部の非ポリオレフィン系ワックスとを含有することを特徴とするクリヤ塗装ステンレス鋼板。
  2. 前記非ポリオレフィン系ワックスがラノリンであることを特徴とする請求項1に記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
  3. ステンレス鋼板原板とクリヤ塗膜との間に、アミノシラン系シランカップリング剤およびエポキシシラン系シランカップリング剤の一方または両方を含有する化成処理塗膜を有し、該化成処理塗膜付着量が2〜50mg/mであり、
    クリヤ塗膜は、架橋性官能基を有し、ガラス転移点30〜90℃、数平均分子量3000〜50000のアクリル樹脂が、ブロックイソシアネート化合物により架橋された熱硬化性樹脂組成物あることを特徴とする請求項1または2に記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
  4. クリヤ塗膜中のアクリル樹脂が、アミノ樹脂によっても架橋されていることを特徴とする請求項3に記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
  5. クリヤ塗膜は、熱硬化性樹脂組成物の固形物100質量部に対して2〜10質量部のシリカゾルを含有することを特徴とする請求項3または4に記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
  6. クリヤ塗膜は、熱硬化性樹脂組成物の固形物100質量部に対して0.5〜5質量部の非晶質シリカを含有することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
  7. 化成処理塗膜は、鎖状の水分散性シリカを0.1〜30質量%含有することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載のクリヤ塗装ステンレス鋼板。
JP2006341313A 2006-12-19 2006-12-19 クリヤ塗装ステンレス鋼板 Active JP4860454B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006341313A JP4860454B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 クリヤ塗装ステンレス鋼板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006341313A JP4860454B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 クリヤ塗装ステンレス鋼板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008149608A JP2008149608A (ja) 2008-07-03
JP4860454B2 true JP4860454B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=39652326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006341313A Active JP4860454B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 クリヤ塗装ステンレス鋼板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4860454B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5290888B2 (ja) * 2009-07-10 2013-09-18 古河スカイ株式会社 アクリル系樹脂プレコート金属板
JP6140584B2 (ja) * 2013-09-11 2017-05-31 新日鐵住金ステンレス株式会社 クリヤ塗装ステンレス鋼板
JP2018080350A (ja) * 2016-11-14 2018-05-24 新日鐵住金ステンレス株式会社 クリヤ塗装ステンレス鋼板
JP7349820B2 (ja) * 2019-06-06 2023-09-25 日鉄ステンレス株式会社 クリヤ塗装ステンレス鋼板
JP2021138003A (ja) * 2020-03-03 2021-09-16 日鉄ステンレス株式会社 クリヤ塗装ステンレス鋼板

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2820990B2 (ja) * 1990-01-16 1998-11-05 川崎製鉄株式会社 溶接性に優れた表面処理鋼板およびその製造方法
JP2001149860A (ja) * 1999-11-30 2001-06-05 Nisshin Steel Co Ltd 自己潤滑性に優れた塗装鋼板
JP4091266B2 (ja) * 2001-04-09 2008-05-28 関西ペイント株式会社 絞りしごき加工性にすぐれた潤滑鋼板
JP4675553B2 (ja) * 2003-05-28 2011-04-27 新日鐵住金ステンレス株式会社 防眩性、耐カジリ性およびプレス成形性に優れた透明塗装ステンレス鋼板およびその製造方法
JP4704086B2 (ja) * 2004-03-31 2011-06-15 新日鐵住金ステンレス株式会社 クリヤ塗装ステンレス鋼板及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008149608A (ja) 2008-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5289472B2 (ja) クリヤ塗装ステンレス鋼板及びその製造方法
JP4704086B2 (ja) クリヤ塗装ステンレス鋼板及びその製造方法
US6013724A (en) Raindrop fouling-resistant paint film, coating composition, film-forming method, and coated article
JP5732273B2 (ja) 耐プレッシャーマーク性及び耐擦り疵性に優れたクリヤ塗装ステンレス鋼板
US9120916B1 (en) Acrylic polymers, curable film-forming compositions prepared therefrom, and method of mitigating dirt build-up on a substrate
JP5371257B2 (ja) カラークリヤ塗装ステンレス鋼板およびその製造方法
JP5276829B2 (ja) 導電性クリヤ塗装ステンレス鋼板
JP4860454B2 (ja) クリヤ塗装ステンレス鋼板
JP5936448B2 (ja) 塗料組成物及び塗装物品
JP3937739B2 (ja) 上塗り塗料組成物、塗装仕上げ方法及び塗装物品
JP4860453B2 (ja) クリヤ塗装ステンレス鋼板およびその製造方法
JP2018076438A (ja) アルミニウム部材用艶消しクリヤ塗料組成物
WO2012036183A1 (ja) 耐久性に優れた耐汚染塗料組成物
JP4561854B2 (ja) ちぢみ模様塗料用樹脂組成物
JP5678145B2 (ja) カラークリヤ塗装ステンレス鋼板およびその製造方法
JP2012214676A (ja) 塗装金属板およびその製造方法
JP7349820B2 (ja) クリヤ塗装ステンレス鋼板
JP4579129B2 (ja) フッ素クリヤ塗装ステンレス鋼板およびその製造方法
JP2018080350A (ja) クリヤ塗装ステンレス鋼板
JP7345412B2 (ja) クリヤ塗装ステンレス鋼板
JP3764112B2 (ja) 塗装仕上げ方法及び塗装物品
JP2002069374A (ja) 耐汚染性塗料組成物、塗装仕上げ方法及び塗装物品
JP2021138003A (ja) クリヤ塗装ステンレス鋼板
CN115023476A (zh) 金属板用涂料和使用该涂料的涂装金属板的制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4860454

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250