JP4857987B2 - 熱交換器および温水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、いわゆる螺旋式水管を用いて燃焼ガスなどの流体から熱回収を行い、温水を生成する用途に用いられる熱交換器、およびこれを備えた温水装置に関する。なお、本発明において水管内に供給される水は、水道水などの通常の水に限らず、たとえば温水暖房などに使用される不凍液、およびこれに類する液体も含む概念である。
従来の熱交換器の具体例としては、燃焼ガスが導入されるケース内に、複数の水管の螺旋状管体部を略同心の重ね巻き状に配列させて収容させたものがある(たとえば、特許文献1〜3を参照)。前記螺旋状管体部は、前記燃焼ガスから熱回収を行い、この熱回収によって前記水管内の湯水が加熱される。このような構成の熱交換器においては、水管の総本数を比較的少なくしつつ、その伝熱面積を大きくし、熱回収量を多くすることが可能である。このため、たとえば直線状に延びた多数の水管をケース内に収容させた多管式熱交換器と比較すると、全体の構造を簡素にし、製造コストを廉価にすることが可能である。
螺旋式水管を用いた熱交換器において、複数の水管に入水管や出湯管を接続する場合、複数の水管のそれぞれに入水管や出湯管を個々に接続したのでは、それら入水管や出湯管の本数が多くなり、配管構造が複雑となる。そこで、このような不具合を解消する手段として、多管式熱交換器などの他の熱交換器と同様に、複数の水管のそれぞれの両端部に入水用および出湯用のヘッダを連結し、これらのヘッダに対して入水管や出湯管を連結する手段が用いられている(たとえば、特許文献3を参照)。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるような改善すべき点があった。
すなわち、複数の螺旋状管体部は、略同心の重ね巻き状に配されて、それらの巻き径は互いに相違している。このため、複数の螺旋状管体部の長さは同一でなく、内周側よりも外周側の螺旋状管体部の方が長くなっている。したがって、それら管体部の口径が同一または略同一に揃えられている場合、外周側よりも内周側の螺旋状管体部の方が、内部の流路抵抗は小さく、ヘッダを利用して複数の水管に通水を行わせる場合、その水は外周側の螺旋状管体部を有する水管よりも内周側の螺旋状管体部を有する水管の方に多くの水が流れ易くなる傾向がある。従来においては、ヘッダを利用して複数の水管に通水を行わせる場合に、そのような通水量の偏りを積極的に解消させるための手段が講じられていない。
一方、外周側の螺旋状管体部は、内周側の螺旋状管体部よりも長いために、その伝熱面積は大きい。ところが、既述したように、従来の熱交換器においては、内周側の螺旋状管体部の通水量が多い反面外周側の螺旋状管体部の通水量は少なくなる傾向にあるために外周側の螺旋状管体部は、熱交換に十分に利用されていないということができる。前記従来技術においては、この点において未だ改善すべき点があった。
なお、特許文献3の図3には、複数の水管の端部に連結されたヘッダの長手方向一端に、入水管または出湯管が接続された構成が記載されている。この構成は、一見しただけでは、本発明に近似しているものの、このような構成では、次に述べるように、前記した不具合を適切に解消することは難しい。すなわち、同文献に記載された構成では、ヘッダの側面部に複数の水管の各端部が接続されているのに対し、入水管または出湯管は、ヘッダの長手方向の一端部の上面部に接続されており、ヘッダに形成されている入水用または出湯用の開口部の向きは、各水管の端部開口の向きとは相違している。このため、たとえば入水管からヘッダ内に流入した水は、このヘッダ内をその長手方向に流れながら複数の水管の端部開口に順次流入することとなる。ところが、複数の水管の端部開口どうしが接近している場合や、水圧が高い場合などには、前記したような水の流れの作用だけでは外周側の螺旋状管体部の通水量を大幅に増加させることは難しい。
特開昭62−288446号公報 実公平6−8442号公報 特許第2835286号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、複数の水管の重ね巻き状に配された複数の螺旋状管体部のうち外周側の螺旋状管体部への通水量を多くすることによって、その部分による熱回収量を多くし、高い熱交換効率を得ることが可能な熱交換器、およびこれを備えた温水装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供される熱交換器は、熱交換対象となる加熱用流体が内部に導入されるケースと、このケース内に収容された複数の螺旋状管体部を有し、かつこれ
ら複数の螺旋状管体部が略同心の重ね巻き状に配されている複数の水管と、これら複数の水管の両端部に連結して設けられており、かつ前記複数の水管の端部開口に連通するチャンバ、およびこのチャンバに連通する入水用または出湯用の開口部を有している一対のヘッダと、を備えている、熱交換器であって、前記複数の螺旋状管体部は、一連に繋がった複数のループ部を有し、かつこれら複数のループ部は、鉛直方向に並ぶ姿勢で前記ケース内に収容されており、前記ケースは、前記複数の螺旋状管体部の上方および下方に位置する上壁部および下壁部と、所定の前後方向において前記複数の螺旋状管体部を挟み、かつ前記加熱用流体の導入口および排出口が形成されている後壁部および前壁部と、を備えており、前記導入口から前記ケース内に前記加熱用流体が導入されたときに、この加熱用流体は前記複数の螺旋状管体部の複数のループ部間の隙間を通過して前記排出口に到達するように構成されており、前記一対のヘッダの少なくとも一方の入水用または出湯用の開口部は、最内周の螺旋状管体部を有する第1の水管の端部開口よりも最外周の螺旋状管体部を有する第2の水管の端部開口に接近し、かつ前記ヘッダのうち、前記第2の水管の端部開口に対面する壁部に形成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、次に述べるように、外周側の螺旋状管体部の通水量を従来述よりも増加させることができる。すなわち、たとえば入水用のヘッダが本発明の意図する構成とされている場合、このヘッダの入水用の開口部は、最内周の螺旋状管体部を有する第1の水管の端部開口よりも最外周の螺旋状管体部を有する第2の水管の端部開口に接近しているだけではなく、この第2の水管の端部開口に対面する壁部に形成されている。したがって、入水用の開口部と前記第2の水管の端部開口とは、互いに対面する向きとなり、それらを通過する水の流れ方向は一致することとなる。このため、ヘッダの入水用の開口部からチャンバに流入した水の多くがそのまま前記第2の水管の端部開口に流入し易くなり、その流量が多くなる。本発明によれば、入水用の開口部を第2の水管の端部開口寄りに単に接近させただけの場合よりも、最外周あるいはそれ以外の外周側の螺旋状管体部を有する水管の通水量を多くすることが可能である。一方、出湯用のヘッダにおいても、前記したのと同様な原理によって、外周側の螺旋状管体部を有する水管の端部開口からヘッダの出湯用の開口部への湯水の流入が促進され、それら外周側の螺旋状管体部を有する水管の通水量を多くすることができる。入水用および出湯用の一対のヘッダの双方を前記したような構成にすれば、外周側の螺旋状管体部を有する水管の通水量を多くするのに最適であるが、いずれか一方のみが前記したような構成にされている場合であっても、外周側の螺旋状管体部を有する水管の通水量を多くすることが可能である。このように、本発明においては外周側の螺旋状管体部を有する水管の通水量を多くすることができるために、その部分による熱回収量が多くなり、熱交換効率を従来技術よりも高めることが可能である。
さらに、前記構成によれば、加熱用流体は、導入口からケース内に流入して各螺旋状管体部の複数のループ部間の隙間を通過し、その後排出口からケースの外部に排出される。このような過程において、前記加熱用流体を複数の螺旋状管体部の各所に対して効率良く作用させることが可能となり、高い熱交換効率を達成するのに好適となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対のヘッダを利用して前記複数の水管に通水が行われるときに、前記第2の水管の通水量が前記第1の水管の通水量よりも多くなるように構成されている。
このような構成によれば最外周の螺旋状管体部による熱回収量を多くすることができ、熱交換効率を高めるのにさらに好適となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ケースは、略直方体状であり、前記複数の螺旋状管体部のうち、少なくとも最外周の螺旋状管体部の各ループ部は、前記前後方向に間隔を隔ててこれと交差する幅方向に延びる一対の第1の直管部と、前記幅方向に間隔を隔てて前記前後方向に延びる一対の第2の直管部とを備えており、これら第1および第2の直管部どうしは、前記ケース内の四隅部分またはその近傍において曲管部を介して繋がっている。
このような構成によれば、略直方体状のケース内の四隅部分付近に、熱交換効率を低下させる要因となる無駄な空間スペースが大きな容積で生じないようにすることができる。また、前記ケース内の限られたスペースにおいて、螺旋状管体部の寸法を長くとり、その伝熱面積を大きくすることもできる。したがって、熱交換効率を高めるのに一層好適となる。
本発明の第2の側面により提供される温水装置は、本発明の第1の側面により提供される熱交換器と、この熱交換器のケース内に前記加熱用流体としての燃焼ガスを導入させる燃焼器と、を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供される熱交換器について述べたのと同様な効果が得られる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図6は、本発明が適用された温水装置の具体例としての給湯装置およびこれに関連する構成の一例を示している。図1によく表われているように、本実施形態の給湯装置Aは、燃焼器3、1次熱交換器1、および2次熱交換器Bを備えている。2次熱交換器Bは、本発明が適用された熱交換器の一例に相当する。
燃焼器3は、たとえば正燃式のガスバーナであり、缶体30内に配され、かつ燃料ガスが外部から配管32を介して供給されるように構成されている。缶体30内には、下方の送風ファン31から燃焼用空気が上向きに送風されるようになっている。1次熱交換器1は、燃焼器3で発生されて上昇する燃焼ガスから顕熱を回収するためのものであり、複数のフィン12を有する水管11が缶体10内に配された構造を有している。
2次熱交換器Bは、前記燃焼ガスから潜熱を回収するためのものであり、1次熱交換器1の上方に配され、かつ缶体10に対して補助缶体19を介して接続されている。この2次熱交換器Bは、内部に燃焼ガスが導入されるケース7、複数(たとえば計5本)の水管P、および入水用および出湯用のヘッダ6A,6Bを備えている。図4によく表われているように、複数の水管Pのそれぞれは、ケース7内に収容された螺旋状管体部5を有している。これら複数の螺旋状管体部5のサイズは相違しており、サイズが小さい螺旋状管体部5の周囲をそれよりもサイズが大きい螺旋状管体部5が順次囲むようにして、それらは略同心の重ね巻き状とされている。
ケース7は、中空の略直方体状であり、複数の螺旋状管体部5を鉛直方向において挟む上壁部70cおよび底壁部70dと、複数の螺旋状管体部5を水平前後方向において挟む後壁部70aおよび前壁部70bとを有している。図3によく表われているように、後壁部70aおよび前壁部70bには、燃焼ガス用の導入口71および排出口72が設けられている。なお、排出口72は、たとえば図2に示すような略矩形状であり、導入口71もそれと同様である。1次熱交換器1を通過してその上方に進行した燃焼ガスは、補助缶体19内を通過して導入口71からケース7内に進入し、複数の螺旋状管体部5によって潜熱が回収されるようになっている。潜熱回収を終えた燃焼ガスは、その後排出口72からケース7の外部に排出される。燃焼ガスから潜熱回収がなされると、複数の螺旋状管体部5の表面には凝縮水が発生する。これに対し、ケース7の底壁部70dには、凝縮水用の排出口73が設けられており、螺旋状管体部5の表面から凝縮水がケース7の底壁部70d上に滴下すると、その後この凝縮水は排出口73からケース7の外部に排出される。
図5は、複数の水管Pのうちの1つとして、最外周の螺旋状管体部5(5")を有する水管Pの構成を示している。この水管Pは、たとえば1本の原材料となる管体に巻き加工を施すことにより製作されており、螺旋状に繋がって隙間59を介して鉛直方向に並んだ複数のループ部50と、それらの下部および上部に繋がった延設管体部51,52とを有している。各ループ部50は、平面視略長円状であり、幅方向の中間部S1は、ケース7の幅方向に略平行に延びる一対の直管部50a,50bによって形成されている。幅方向の両端部S2a,S2bは、直管部50a,50bの端部どうしを繋ぐ平面視半円弧状の一対の曲管部50c,50dによって形成されている。一対の直管部50a,50bは、水平面に対して傾斜の無い水平管体部とされているのに対し、一対の曲管部50c,50dは、水平面に対して傾斜した傾斜管体部とされている。より詳細には、同図(a)において、曲管部50cは、直管部50aの一端から直管部50bの一端に向けて矢印N1方向へ進むに連れて高さが順次低くなるように適当な角度で傾斜している。直管部50aは、直管部50bよりも高位にある。曲管部50dは、直管部50bの他端から次段のループ部50の直管部50aの他端に向けて矢印N2方向へ進むに連れて高さが順次低くなるように傾斜している。複数のループ部50のそれぞれは、前記したような構成の直管部50a,50bおよび曲管部50c,50dを具備して構成されている。複数の水管Pは、いずれも前記したような構成を有している。ただし、既述したとおり、複数の水管Pの螺旋状管体部5は、重ね巻き状に配列されており、それらのループ部50のサイズは相違している。
図4によく表われているように、複数の延設管体部51,52のそれぞれの一端寄り部分は、ともにケース7の側壁70eを貫通してケース7の外部に引き出されており、この部分に入水用および出湯用のヘッダ6A,6Bが連結されている。入水用のヘッダ6Aを水管Pの下端側に連結し、水管Pに対してその下方から上向きに通水させれば、螺旋状管体部5内のエアを上方に移動させてエア抜きを好適に図ることができる利点が得られる。延設管体部51には、ケース7の外部において下向きに湾曲した曲げ部51aが形成されている。この曲げ部51aは、各水管Pからの水抜きを容易にするための部分である。すなわち、たとえば寒冷期において、この給湯装置Aの運転を長期間停止させておくような場合、水管P内の凍結防止を目的として、内部の水抜きを行なう場合がある。水管Pが細管により構成されている場合、前記した水抜きを行う際に、水管Pの下端側の端部開口53に水の表面張力に起因する水膜が生じ、水抜きが困難になる虞がある。これに対し、前記した曲げ部51aが設けられていれば、それらの内部に存在する水の水頭圧を利用して前記した水膜を破壊し、水抜きの円滑化を図ることが可能となる。曲げ部51aは、たとえばベンド管を用いて構成されている。一方、延設管体部52は、曲げ部51aを有しない直管状に形成されている。
図6(a),(b)に示すように、入水用のヘッダ6Aは、互いに別体に形成された第1および第2の部材60a,60bを接合することにより構成されている。第1の部材60aには、複数の水管Pの端部5a(延設管体部51の一端部に相当)が連結されている。第2の部材60bには、入水用の開口部61aが開設され、この部分に配管継手60cが連結されている。第1および第2の部材60a,60bの内方には、複数の水管Pの端部開口53および入水用の開口部61aに連通するチャンバ62が形成されている。複数の端部開口53は、ヘッダ6Aの長手方向に適当な間隔を隔てて略一列に並んでおり、それらの配列順序は、複数の水管Pの螺旋状管体部5の長さの順序に対応したものとなっている。すなわち、図4(a)に示された最内周の螺旋状管体部5(5')を有する水管Pの端部開口53(53')は、ヘッダ6Aの一端寄りに位置する一方、最外周の螺旋状管体部5(5")を有する水管Pの端部開口53(53")は、ヘッダ6Aの他端寄りに位置しており、ヘッダ6Aの一端から他端寄りになるほど、その位置に連結されている水管Pの螺旋状管体部5の長さが順次長くなっている。複数の端部開口53は、下向きに開口している。これに対し、入水用の開口部61aは、第2の部材60bのうち、複数の端部開口53に対面する壁部に形成されて上向きに開口している。また、この開口部61aは、端部開口53(53')よりも端部開口53(53")に接近した配置とされている。好ましくは、この開口部61aは、端部開口53(53')やこれに隣接するいわゆる内周側水管の端部開口53には対面することなく、少なくともその一部が端部開口53(53")の全体または一部に直接対面している。
図6(a),(c)に示すように、出湯用のヘッダ6Bは、その取付姿勢が前記した入水用のヘッダ6Aとは相違するものの、チャンバ62を内部に形成する第1および第2の部材60a,60bを備えており、その基本的な構成は入水用のヘッダ6Aと共通している。第1の部材60aには、複数の水管Pの端部5b(延設管体部52の一端部に相当)が連結されており、また第2の部材60bには、配管継手60cが連結されて出湯用の開口部61bが設けられている。複数の水管Pの端部開口54は、螺旋状管体部5の長さに対応する順序でヘッダ6Bの長手方向に並んでおり、これらは水平方向を向いて開口している。これに対し、出湯用の開口部61bは、それら複数の端部開口54に対面する壁部に形成され、水平方向を向いて開口している。また、この開口部61bは、前記した入水用の開口部61aと同様に、最内周の螺旋状管体部5(5')を有する水管Pの端部開口54(54')よりも最外周の螺旋状管体部5(5")を有する水管Pの端部開口54(54")に接近している。そして、好ましくは、この開口部61bは、端部開口54(54')やこれに隣接するいわゆる内周側水管の端部開口54には対面することなく、少なくともその一部分が端部開口54(54")の全体または一部に直接対面している。
図1に示すように、ヘッダ6Aの配管継手60cには、水道水などを供給してくる入水管80が接続されている。一方、ヘッダ6Bの配管継手60cは、配管81を介して1次熱交換器1の入水口11aに接続されている。1次熱交換器1においては、2次熱交換器Bから送られてきた湯水が水管11を通過してさらに加熱されるように構成されており、このようにして生成された湯水は、出湯口11bから出湯する。ただし、1次および2次の熱交換器に対する通水の順序は限定されず、たとえば先ず1次熱交換器1に入水がなされ、この1次熱交換器1を通過した湯水がその後2次熱交換器Bに供給される構成とすることもできる。
次に、2次熱交換器B、およびこれを備えた給湯装置Aの作用について説明する。
図1において、給湯装置Aは、入水管80からヘッダ6Aに供給される水が、2次熱交換器Bの複数の水管Pおよび1次熱交換器1の水管11の内部を流れると、燃焼器3が駆動を開始するようになっている。すると、この燃焼器3によって発生された燃焼ガスからは、1次熱交換器1および2次熱交換器Bによって顕熱および潜熱が順次回収される。複数の水管Pおよび水管11内を流れる水は、そのような熱回収により加熱され、この加熱によって生成された湯水は、出湯口11bから所望の給湯先に供給される。
複数の水管Pのそれぞれの全長寸法は相違しており、それらの内部流路抵抗は、最内周の螺旋状管体部5(5')を有する水管Pが最も小さく、最外周の螺旋状管体部5(5")を有する水管Pが最も大きくなっている。したがって、背景技術の欄において説明したとおり、本来ならば、最内周の螺旋状管体部5(5')の通水量が最も多くなって、最外周の螺旋状管体部5(5")の通水量が少なくなる現象を生じ易い。これに対し、本実施形態においては、図6を参照して説明したとおり、ヘッダ6Aの入水用の開口部61aは、最外周の螺旋状管体部5(5")に対応する端部開口53(53") に対して、最内周の螺旋状管体部5(5')に対応する端部開口53(53')よりも接近しており、それらの間の距離は非常に短い。しかも、入水用の開口部61aは、端部開口53(53")に対向する向きであり、これらは直接対面した状態、あるいはそれに近い状態となっている。したがって、入水用の開口部61aからチャンバ62内に流入した水の多くは、そのまま端部開口53内に流れ込み易くなり、その流入量が多くなる。また、最外周のみならず、最外周から2番目などの他の外周側の螺旋状管体部5を有する水管Pの通水量も増加する。
ヘッダ6Bについても、前記したヘッダ6Aと同様であり、最外周の螺旋状管体部5(5")を有する水管Pを通過した湯水は、端部開口54(54")から出湯用の開口部61bに流出し易くなる。同様に、最外周から2番目などの他の外周側の螺旋状管体部5を有する水管Pの端部開口54から出湯用の開口部61bへの湯水の流出も促進される。このように外周側の螺旋状管体部5を有する水管Pから開口部61bへの湯水の流出が促進されると、それらの内部の通水量がさらに増加する効果が得られる。したがって、2次熱交換器Bにおいては、外周側の螺旋状管体部5の通水量を内周側の螺旋状管体部5の通水量よりも多くすることができる。この場合、最外周の螺旋状管体部5(5")の通水量を、最内周の螺旋状管体部5(5')の通水量よりも多くすることが可能である。このように、本実施形態では、伝熱面積が大きい外周側の螺旋状管体部5を有する水管Pの通水量を多くすることにより、その部分における熱回収量を多くし、熱交換効率を高めることができる。また、本実施形態においては、2次熱交換器Bの複数の水管Pが最内周から最外周のものになる程、内部の通水量が順次多くなるように構成し、このような構成にすることによって熱交換効率をさらに高くすることも可能である。
図5を参照して説明したとおり、水管Pの各ループ部50は、幅方向の両端部S2a,S2bのみが水平面に対して傾斜しており、幅方向の中間部S1は水平である。このため、本実施形態とは異なり、たとえばループ部50の全ての部分を水平面に対して傾斜させた場合と比較すると、ループ部50の鉛直方向の幅は小さくなり、螺旋状管体部5の巻きピッチp2(ループ部50の配列ピッチ)も小さくすることができる。その結果、ループ部50の段数を多くして熱回収量を多くする場合においても、螺旋状管体部5の全体の高さ寸法がさほど大きくならないようにし、全体の大型化を適切に抑制することが可能である。とくに、本実施形態においては、ループ部50が平面視略長円状であり、幅方向の中間部S1の直管部50a,50bを長くすることによって、螺旋状管体部5の高さの増大を招くことなく、螺旋状管体部5の伝熱面積を大きくすることができる。
2次熱交換器Bにおいては、複数のループ部50間に形成されている複数の隙間59を燃焼ガスが通過する際に熱回収がなされる。これに対し、鉛直方向に並ぶ複数のループ部50は、それらの形状が略同一に揃えられており、複数の隙間59の長手方向の各所の幅(図5(b)の符号L3で示す幅)を均一に揃えることができる。このような構成によれば、隙間59の幅の不均一さに起因して燃焼ガスが特定の箇所に集中して流れるといったことが回避され、各ループ部50の各所に対して燃焼ガスを略均一に作用させることができる。したがって、熱回収量を多くするのにより好適となる。
図7〜図12は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図7に示す実施形態においては、入水用のヘッダ6Aについては前記実施形態のものと同様であるが、出湯用のヘッダ9Aについては前記実施形態のヘッダ6Bとは相違した構成とされている。出湯用のヘッダ9Aは、複数の水管Pの端部5bが周壁部に連結された筒状部90を有しており、この筒状部90の軸長方向の一端に、出湯用の開口部91が形成されている。出湯用の開口部91は、ケース7の正面を向いて開口しており、この部分への配管接続をケース7の正面側から容易に行うことができるようになっている。このため、出湯用の開口部91は、最内周の螺旋状管体部5(5')を有する水管Pの端部開口54(54')寄りに位置している。
本実施形態においては、出湯用のヘッダ9Aが本発明の意図するヘッダの構成にはなっておらず、このヘッダ9Aのみによっては、外周側の螺旋状管体部5の通水量を多くする作用を得ることは難しい。ただし、この出湯用のヘッダ9Aは、内周側の螺旋状管体部5の通水量を大幅に増加させることもない。一方、入水用のヘッダ6Aによれば、前記実施形態において述べたように、供給された水が最外周の螺旋状管体部5(5")を有する水管Pの端部開口53(53")やその近傍の端部開口53に多く流入する作用が得られる。このようなことから、ヘッダ6A,9Aが組み合わされた構成においても、外周側の螺旋状管体部5の通水量を従来技術よりも多くすることが可能である。また、出湯用のヘッダ9Aの開口部91が、図7に示した構成とは異なり、筒状部90の他端に形成されている場合にも同様な効果を得ることができる。
図8に示す実施形態においては、出湯用のヘッダ6Bが図1〜図6に示した実施形態のものと同様であるのに対し、入水用のヘッダ9Bが図1〜図6に示した実施形態のヘッダ6Aとは相違した構成となっている。ヘッダ9Bは、図7に示したヘッダ9Aと同様な構成であり、複数の水管Pの端部5aが連結された筒状部90を具備し、この筒状部90の一端に、ケース7の正面を向く入水用の開口部91が形成されている。
本実施形態においては、入水用のヘッダ9Bによっては外周側の螺旋状管体部5の通水量を多くする作用を余り期待することはできないものの、出湯用のヘッダ6Bの作用によって外周側の螺旋状管体部5の通水が促進され、その流量が多くなる効果を得ることができる。入水用のヘッダ9Bの開口部91が、図8に示す構成とは異なり、筒状部90の他端に形成されている場合も同様である。
これらの実施形態から理解されるように、本発明においては、複数の水管の両端に設けられた入水用および出湯用の一対のヘッダのうち、少なくとも一方が、本発明が意図する構造のヘッダとして構成されていればよい。
図9〜図11に示す給湯装置Aaは、互いに独立して湯水加熱が可能な2つの湯水加熱系統を備えており、燃焼器3A,3B、1次熱交換器1A,1B、および缶体10A,10Bを備えている。これらの機器の基本的な構成は、図1〜図6に示した実施形態のものと同様である。2次熱交換器Baは、1つのケース7内に、上部および下部の熱交換部UH,LHが設けられた構成を有している。これら上部および下部の熱交換部UH,LHは、複数の水管Pの略同心の重ね巻き状とされた複数の螺旋状管体部5が上下に設けられて構成されており、それらの間は仕切板79によって仕切られている。図11に示すように、ケース7の後壁部70aには、燃焼ガス用の2つの導入口71A,71Bが形成されており、1次熱交換器1A,1Bをそれぞれ通過してきた燃焼ガスは、補助缶体19A,19Bによって個々にガイドされて導入口71A,71Bからケース7内の上部および下部にそれぞれ個別に流入するようになっている。ただし、ケース7の前面壁70bに設けられた排出口72は共用されており、上部および下部の熱交換部UH,LHのいずれを通過した燃焼ガスも1つの排出口72から外部に排出されるようになっている。
上部の熱交換部UHを構成する複数の水管Pの両端には、たとえば図8に示したのと同様な一対のヘッダ9B,6Bが連結されており、ヘッダ9Bには入水管が接続され、ヘッダ6Bは1次熱交換器1Aの入水口11aに配管接続されている。下部の熱交換部LHを構成する複数の水管Pの両端には、たとえば図7に示したのと同様な一対のヘッダ6A,9Aが連結されており、ヘッダ6Aには入水管が接続され、ヘッダ9Aは1次熱交換器1Bの入水口11a’に配管接続されている。なお、2次熱交換器Baのヘッダとしては、本実施形態とは異なり、たとえば図1〜図6に示した実施形態と同様にヘッダ6A,6Bを組み合わせて用いることもできる。
本実施形態の給湯装置Aaにおいては、燃焼器3Aによって発生された燃焼ガスから1次熱交換器1Aおよび2次熱交換器Baの上部の熱交換部UHを利用して顕熱および潜熱回収がなされる。この過程によって加熱生成された湯水は、1次熱交換器1Aの出湯口11bから外部に供給される。一方、燃焼器3Bによって発生された燃焼ガスからは、1次熱交換器1Bおよび2次熱交換器Baの下部の熱交換部LHを利用して顕熱および潜熱回収がなされる。そして、この過程によって加熱生成された湯水は、1次熱交換器1Bの出湯口11b'から外部に供給される。燃焼器3Aを含む湯水加熱系統を比較的小型とし、燃焼器3Bを含む湯水加熱系統をそれよりも大型化した場合、たとえば前者の湯水加熱系統を床暖房用の湯水(不凍液を含む)を一定の経路で循環させながら加熱する用途に利用するとともに、後者の湯水加熱系統を台所や洗面所などに供給されるいわゆる一般給湯用の湯を生成するのに好適となる。このように、本実施形態の給湯装置Aaによれば、2つの用途の温水生成を独立して適切に行なうことが可能であり、機能性に優れる。2次熱交換器Baは、1つのケース7内に2つの熱交換部UH,LHが組み込まれた構成とされているために、その構成は合理的であり、小サイズ化を図るのにも好ましい。もちろん、2次熱交換器Baの2つの熱交換部UH,LHのそれぞれの水管Pに通水を行わせる際には、先に述べた実施形態と同様に、外周側の螺旋状管体部5を有する水管Pの通水量を多くし、熱交換効率を高めることができる。本実施形態から理解されるように、本発明が適用される熱交換器は、重ね巻き状とされた螺旋状管体部のグループが、複数グループ設けられた構成とすることもできる。
図12に示す実施形態においては、最内周の螺旋状管体部5のループ部50については、前記実施形態と同様に、幅方向の両端部S2a,S2bが半円弧状の曲管部とされている。ただし、それよりも外周寄りの他の螺旋状管体部5のループ部50Aについては、全体が平面視略矩形状であり、幅方向の両端部S2a,S2bは、ケース7の前後方向に延びる直管部50c',50d’を有している。これら直管部50c',50d’と幅方向中間部S1の直管部50a,50bとは、複数の曲管部50Rを介して繋がっている(ただし、幅方向端部S2b側については、曲管部50Rが水管Pの下方に隠れており、その符号を省略している)。複数の曲管部50Rは、ケース7内の四隅部分78またはその近傍に位置しており、好ましくは、それらの曲率半径は同一に揃えられて、パイプの曲げ加工の一定化が図られている。
本実施形態によれば、水管Pの一部をケース7の四隅部分78またはその近傍に配置させているために、ケース7内のデッドスペースを小さくすることができる。また、ループ部50の幅方向両端部S2a,S2bに直管部50c',50d’が設けられた構成によれば、両端部S2a,S2bを単なる半円弧状に形成する場合よりも、ループ部50の長さが長くなり、螺旋状管体部5の伝熱面積も大きくなる。したがって、熱交換効率をさらに高めるのに好適となる。なお、本発明においては、螺旋状管体部の各ループ部を、略正方形や略円形状などの他の形状に形成してもよく、その具体的な形状は問わない。
本発明は、上述した実施形態に限定されない。本発明に係る熱交換器、および温水装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明においては、ヘッダの入水用または出水用の開口部の少なくとも一部を、最外周の螺旋状管体部を有する水管の端部開口に直接対面させることが好ましいものの、これに限定されない。
水管の数は複数であればよく、その具体的な数も限定されない。螺旋状管体部の各ループ部は、幅方向の中間部を水平とし、かつ幅方向の両端部を傾斜させた構成とすることが好ましいものの、やはりこれに限定されない。各ループ部の全体が傾斜した構成とすることもできる。
上述した実施形態では、顕熱回収用の1次熱交換器については、本発明を適用していないが、本発明に係る熱交換器は、顕熱回収用、潜熱回収用の種別を問わない。本発明に係る熱交換器を、顕熱回収に用いることもできる。
本発明に係る温水装置においては、燃焼器として、ガスバーナ以外のものを用いてもよく、たとえばオイルバーナを用いた構成とすることもできる本発明でいう温水装置とは、湯を生成する機能を備えた装置の意であり、一般給湯用、風呂給湯用、暖房用、あるいは融雪用などの各種の給湯装置、および給湯以外に用いられる湯を生成する装置を広く含む概念である。
本発明が適用された温水装置としての給湯装置の一例を示す概略正面断面図である。 図1に示す給湯装置の要部正面図である。 図1のIII−III断面図である。 (a)は、図1に示す給湯装置の2次熱交換器の平面断面図であり、(b)は、その正面断面図である。 (a)は、図4に示す2次熱交換器の水管の一例を示す平面図であり、(b)は、(a)のV−V断面図である。 (a)は、図1に示す給湯装置の要部側面図であり、(b)は、(a)の要部断面図であり、(c)は、(a)のVI−VI断面図である。 (a)は、本発明が適用された熱交換器の他の例を示す要部平面断面図であり、(b)は、その要部断面側面図である。 (a)は、本発明が適用された熱交換器の他の例を示す要部平面断面図であり、(b)は、その要部断面側面図である。 本発明が適用された温水装置の他の例を示す概略正面断面図である。 図9に示す温水装置の概略正面図である。 図9に示す温水装置の概略側面断面図である。 本発明が適用された熱交換器の他の例を示す要部平面断面図である。
符号の説明
A,Aa 給湯装置(温水装置)
B,Ba 2次熱交換器
P 水管
3,3A,3B 燃焼器
5 螺旋状管体部
6A,6B ヘッダ
7 ケース
50 ループ部(螺旋状管体部の)
53,54 端部開口(水管の)
61a 入水用の開口部
61b 出湯用の開口部
62 チャンバ(ヘッダの)
70a 後壁部(ケースの)
70b 前壁部(ケースの)
70c 上壁部(ケースの)
70d 底壁部(ケースの)
71 導入口(燃焼ガス用の)
72 排出口(燃焼ガス用の)

Claims (4)

  1. 熱交換対象となる加熱用流体が内部に導入されるケースと、
    このケース内に収容された複数の螺旋状管体部を有し、かつこれら複数の螺旋状管体部が略同心の重ね巻き状に配されている複数の水管と、
    これら複数の水管の両端部に連結して設けられており、かつ前記複数の水管の端部開口に連通するチャンバ、およびこのチャンバに連通する入水用または出湯用の開口部を有している一対のヘッダと、
    を備えている、熱交換器であって、
    前記複数の螺旋状管体部は、一連に繋がった複数のループ部を有し、かつこれら複数のループ部は、鉛直方向に並ぶ姿勢で前記ケース内に収容されており、
    前記ケースは、前記複数の螺旋状管体部の上方および下方に位置する上壁部および下壁部と、所定の前後方向において前記複数の螺旋状管体部を挟み、かつ前記加熱用流体の導入口および排出口が形成されている後壁部および前壁部と、を備えており、
    前記導入口から前記ケース内に前記加熱用流体が導入されたときに、この加熱用流体は前記複数の螺旋状管体部の複数のループ部間の隙間を通過して前記排出口に到達するように構成されており、
    前記一対のヘッダの少なくとも一方の入水用または出湯用の開口部は、最内周の螺旋状管体部を有する第1の水管の端部開口よりも最外周の螺旋状管体部を有する第2の水管の端部開口に接近し、かつ前記ヘッダのうち、前記第2の水管の端部開口に対面する壁部に形成されていることを特徴とする、熱交換器。
  2. 前記一対のヘッダを利用して前記複数の水管に通水が行われるときに、前記第2の水管の通水量が前記第1の水管の通水量よりも多くなるように構成されている、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記ケースは、略直方体状であり、
    前記複数の螺旋状管体部のうち、少なくとも最外周の螺旋状管体部の各ループ部は、前記前後方向に間隔を隔ててこれと交差する幅方向に延びる一対の第1の直管部と、前記幅方向に間隔を隔てて前記前後方向に延びる一対の第2の直管部とを備えており、これら第1および第2の直管部どうしは、前記ケース内の四隅部分またはその近傍において曲管部を介して繋がっている、請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の熱交換器と、この熱交換器のケース内に前記加熱用流体としての燃焼ガスを導入させる燃焼器と、を備えていることを特徴とする、温水装置。
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