JP4857744B2 - Mems振動子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、MEMS振動子及びその製造方法に係り、特に、微小な機能素子として構成する場合に好適なMEMS振動子の構造及び製造方法に関するものである。
一般に、共振子などのデバイスは、その振動特性に応じて、基準信号を発生する発振器や所望帯域の電気信号を排除するためのフィルタ(たとえば、バンドパスフィルタやローパスフィルタなど)等において利用されている。近年、これまで主に使用されてきた水晶や誘電体を材料とした振動子・共振子とは異なる新たな種類の振動子が種々提案されるようになってきており、その一つとしてMEMS振動子がある。MEMSは、Micro Electro Mechanical Systemの略称であり、その包含する概念範囲には種々の解釈があって、マイクロマシン、マイクロ構造体、MST(Micro System technology)と呼ばれる場合もある。現在では、MEMSは、半導体製造技術を用いて製造された複数の微小な機械部品により構成される機能素子を意味するものとして一般的に知られるに至っている。
MEMSの代表的な製造方法として、例えば、シリコン基板上に形成され、シリコン基板面に対して平行に振動するマイクロ構造体(MEMS)の製造方法が特許文献1に紹介されている。まず、シリコン基板の表面に、酸化膜と窒化膜を順次形成してから、この上に、固定電極を構成することになる多結晶シリコン膜を形成する。次に、フォトリソグラフィにより、多結晶シリコン薄膜をパターニングして所望の形状の固定電極(電極部)を形成する。次に、固定電極(電極部)の上に、リンガラス(PSG)からなる第一の犠牲層を形成し、第一の犠牲層の上に、可動電極を構成することになる多結晶シリコン膜を形成してから、さらに多結晶シリコン膜の上に、第二の犠牲層を形成する。続いて、パターニングされたフォトレジストを通じて第二の犠牲層の一部をエッチングして除去してから、この第二の犠牲層をマスクとして可動電極の一部をエッチングして所望の形状にする。そして、第二の犠牲層、第一の犠牲層、窒化膜、及び酸化膜の所定箇所を除去するリリースエッチングを施すことにより、第一の犠牲層の上に形成された可動電極、及び窒化膜上に形成された固定電極のそれぞれの一部がリリースされる。これにより、可動電極は機械的に可動な状態となり、所望の方向に振動させることが可能となる。以上の製造方法により、所定の間隔を設けて一部を対峙させ、所定の方向に振動を発生させる可動電極と、固定電極とを備えたマイクロ構造体(MEMS)を得ることができる。
上記のようなMEMS構造体の製造方法によって製造可能なMEMS振動子の一例として、ディスク型MEMS振動子を図11に示す。
ディスク型MEMS振動子210は、シリコンからなる半導体基板201上に、窒化膜211と、酸化膜からなる第一の犠牲層212と、第二の犠牲層213と配線層214が順次積層して形成され、第一及び第二の犠牲層212,213と配線層214の略中央部に、略円筒形状もしくは矩形状を有する開口部C3が設けられている。開口部C3の凹底部である窒化膜211上には、多結晶シリコンからなる円盤状の振動部221aと、アンカー部222a〜222dとで構成される振動子構造体221が備えられている。振動子構造体221の中心の円盤状の振動部221a周辺は、第一及び第二の犠牲層212,213が除去され可動電極になっている。振動子構造体221の振動部221aの外周から外側に梁部により放射状に形成されたアンカー部222a〜222dの終端は、周辺の第二の犠牲層213と配線層214に挟まれて支持されている。前記振動子構造体221は、窒化膜211との間に隙間を設けて備えられており、振動部221a周辺の第一の犠牲層212及び第二の犠牲層213を除去した場合に可動電極となる。また、振動子構造体221の振動部221aを挟んだ二方向には、固定電極としての一対の電極構造体231a,231bが、それぞれの先端部を振動部221aに向けて形成されている。各電極構造体231a,231bは、第二の犠牲層213を介して前記振動部221a端の一部と重なるように配置され、その後、振動部221a周辺の第一及び第二の犠牲層212,213を除去することで開口部C3に露出する先端部が可動状態となり、他端部は第二の犠牲層213と配線層214の間に挟まれて支持されるため、片持ち支持状態で形成される。各電極構造体231a,231bは、それぞれの先端部が振動部221aの僅か手前で一旦垂直方向に屈曲してから、再び振動部221aの中央部に向かって水平に屈曲して形成される。この様に各電極構造体231a,231bは、振動部221aに接触しないように隙間を設けて形成されており、振動部221aの構造体側面及び端部の天面との間に対向容量を有する構造となる。
特開2004−2-76200号公報
上記のディスク型振動子の動作について先ず説明する。ここでは、電極構造体231aを駆動電極,電極構造体231bを検出電極とする。また、前記中央の振動部221aには適切な直列バイアス電圧が印加されているものとする。
ディスク型振動子210の駆動電極(電極構造体231a)に駆動電圧を注入すると、振動部221aとの間に電位差が生じ、これに伴い電荷が蓄電される。従って、通常のキャパシタと同様に駆動電極(電極構造体231a)と振動部221aとの間には電流が流れる。これは検出電極(電極構造体231b)と振動部221aの間においても同様であり、ディスク型MEMS振動子210全体には、2つのキャパシタを直列に接続した場合の静電容量値に相当した電流が流れる。これを式に表すと以下の通りとなる。
Figure 0004857744
上式(数式1)において、v(t)はキャパシタに印加される交流電圧、q(t)はv(t)の印加によりキャパシタに蓄電される電荷、Cはキャパシタの静電容量である。この様に、キャパシタを流れる電流値は蓄電される電荷の微分値で求められる。
一方で、振動部221aは特定の周波数において固有の振動周波数を有する。ディスク型の振動子では高次の振動モードを動作に用いており、特定の周波数において平面方向へ屈曲が生じる。この場合、前述した駆動電極(電極構造体231a)及び検出電極(電極構造体231b)と振動部221aとの間の静電容量に変位が生ずる。これらの構造体間に形成されるキャパシタには電圧に相当した電荷が蓄電されているが、静電容量が変動した場合、キャパシタへの蓄電量Q=CVを満足させるために電荷の移動が生ずる。これにより、振動部221aの固有振動周波数においては、静電容量の変化に伴い電流が流れる。
この結果、MEMS型振動子210は特定の周波数において電流値が増加し、周波数特性においてピークを生じ、振動子として動作する。
前項で述べた振動子の動作を実現するためには、特定の固有振動周波数を有する振動部221aとそれを駆動・検出するための電極構造体231a及び231bを振動部221aの真横に一定の間隔を有した状態で配置すればよい。しかし、実際の製造プロセスにおいてはそれぞれの製版マスクが異なるため、位置ずれによる問題を回避するために、振動部と電極の双方の構造体間に一定のオーバーラップ部を設けるのが望ましい。この結果、本来必要となる振動部221aと各電極構造体231a,231bとの間に形成される横方向の対向容量の他に、前記オーバーラップ部の存在による本来望まない縦方向の対向容量が形成される。
この場合、本来望まない容量成分が振動部221aと各電極構造体231a,231b間に形成され、尚且つ前記の通り、各電極構造体231a,231bはそれぞれが片持ち梁構造となるため、固有振動周波数を有する事となる。
従って、例えば、振動部221aの振動周波数と電極構造体231a,231bの固有周波数が近くなった場合には、本来固定されるべき電極構造体231a,231bが振動し、この振動が固定電極としての電極構造体231a,231bから検出される振動周波数に悪影響を及ぼす虞がある。例えば、発振回路として使用した場合の発振周波数とび(周波数ジャンプ)が起こるなどの不具合を引き起こす可能性があった。
本発明は、このような従来の問題点を鑑みてなされたもので、その目的は、所望の振動特性を備えた振動子構造体(可動電極)と、本来振動を望まない駆動用途や検出用途の電極構造体(固定電極)を備えたMEMS振動子において、固定電極の固有周波数が、可動電極の周波数特性に悪影響を及ぼさないように調整され、振動特性に優れたMEMS振動子、及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、半導体基板と、該半導体基板上に支持され機械的に可動な可動電極と、半導体基板に支持され一端が開放され他端が固定される片持ち支持構造の固定電極と、を有し、可動電極と固定電極の一端とが間隙を介して配置されるMEMS振動子であって、固定電極における一端の開放されている部分の幅方向断面が階段形状を有することを主旨とする。
この構成によれば、一端が開放されて長手方向に延出された固定電極の、長手方向と垂直の方向である幅方向の断面が階段形状を有しているので、固定電極の長手方向にリブを立てたリブ構造と近似な効果を奏して剛性が向上される。これにより、本来振動を望まない固定電極の固有周波数を変化させることができ、本来振動を望む可動電極との振動周波数と、固定電極の固有周波数とを十分離すことが可能となる。従って、固定電極が共振などの振動を発生することを抑えることができるので、振動特性に優れたMEMS振動子の提供に供することができる。
本発明では、固定電極の幅方向断面が、略等しい厚みを有して複数箇所を屈曲させた形状をとることにより断面階段形状を形成していることが好ましい。
MEMS振動子は、構造体形成材料や犠牲層材料などを、減圧気相成長(減圧CVD)法などを用いて堆積させて薄膜を形成し積層させていく過程で、その一部をフォトリソグラフィ等により所望の形状に形成する半導体製造方法を用いて製造される。このため、可動電極や固定電極などの構造体を形成するときに、厚み方向の形状制御がし易いので、本発明の主旨である固定電極の幅方向断面を階段形状に形成することが比較的容易に可能である。また、固定電極の幅方向断面を階段形状にすることによる固有周波数軽減効果の度合いは、固定電極の厚み即ち固定電極の形成材料を成膜するときの厚みが薄いときほど顕著になるので、MEMS構造体全体の薄型化を図るのに有利となる。従って、振動特性に優れたMEMS振動子を提供することができるとともに、MEMS振動子の薄型化にも寄与することが可能である。
本発明では、固定電極における一端の開放される部分の固有周波数が可動電極の振動周波数と異なるように調整されていることが好ましい。
発明者は、固定電極の幅方向断面を階段形状に形成するとき、例えば、固定電極の厚みを略均一とした場合には、断面階段形状の固定電極全体の厚み方向の長さを変えると、固定電極の固有周波数を変えられることを確認した。このような断面階段形状の調整により本来振動させたい可動電極の振動周波数と、振動を望まない固定電極の固有周波数を十分離すように調整することが可能であるので、共振などの不具合を回避することができる。従って、優れた振動特性を有するMEMS振動子を提供することが可能となる。
本発明は、半導体基板と、該半導体基板上に支持され機械的に可動な可動電極と、半導体基板に支持され一端が開放され他端が固定される片持ち支持構造の固定電極と、を有し、可動電極と固定電極の一端とが間隙を介して配置されるMEMS振動子の製造方法であって、半導体基板にエッチングストップ膜を形成する段階と、エッチングストップ膜上に第一の犠牲層を形成する段階と、第一の犠牲層上に可動電極を形成する段階と、第一の犠牲層上に第二の犠牲層を形成する段階と、第二の犠牲層の一部を除去することにより固定電極の形状の一部の原型となる凹部を形成する段階と、第二の犠牲層上に固定電極を形成する段階と、第一の犠牲層及び前記第二の犠牲層の一部をリリースエッチングすることにより、可動電極と、固定電極の一部とをリリースする段階と、を少なくとも有することを要旨とする。
この製造方法によれば、既存の半導体製造プロセスを用いた比較的簡便な工程にて、可動電極(振動子構造体)と、幅方向断面が階段形状を有する固定電極等(電極構造体)とを備えたMEMS振動子を製造することができる。しかも、固定電極(電極構造体)の幅方向断面を階段形状に形成するときに、階段形状の各部の幅や高さなどを任意に変えることができるので、本来振動を望まない固定電極(電極構造体)の固有周波数を任意に調整することが可能である。これにより、固定電極が共振などの振動の発生を抑えることができるので、振動特性に優れたMEMS振動子の製造に供することが可能となる。
(第1の実施形態)
以下、本発明のMEMS振動子についてディスク型MEMS振動子を例にとり、具体化した実施形態について説明する。
図1(a)は、本発明に係るMEMS振動子としてのディスク型MEMS振動子の構成を示す平面図であり、図1(b)は同図(a)のA−A線断面図、図1(c)は同図(a)のA´―A´線断面図である。
図1において、ディスク型MEMS振動子10は、シリコンからなる半導体基板1上に、窒化膜11と、シリコン酸化膜からなる第一の犠牲層12とが順次積層され、その上に振動部21を形成する多結晶シリコンから成る第一の構造体層が形成され、その上に第二の犠牲層13と第三の犠牲層14が形成され、その上に各電極構造体31a及び31bが形成される多結晶シリコンからなる第2の構造体層が形成されている。さらに、第三の犠牲層14上には、シリコン酸化膜などからなる配線層15が積層されている。この配線層15の内部には、図示しない複数の配線が形成されていて、各々対応する電極と接続されている。第一〜第三の犠牲層12〜14と配線層15の略中央には、円筒形状もしくは矩形状の凹部である開口部C1が形成されている。開口部C1の略中央には、前記第一の構造体層からなる円盤状の振動部21aと、アンカー部22a〜22dとで構成される可動電極としての振動子構造体21が備えられている。振動部21aは、その外周から外側に梁部により放射状に形成されたアンカー部22a〜22dの外側の各終端が第一の犠牲層12と第二の犠牲層13との間に挟まれて支持され、第一の犠牲層12が除去されていることにより窒化膜11と隙間を設けて平行に浮いた状態で設けられている。一方、図1(a)のA−A線で示す振動部21aの中心線の延長線上には、振動部21aの両方向に前記第二の構造体層からそれぞれ形成された一対の固定電極としての電極構造体31a,31bが備えられている。電極構造体31a,31bは、それぞれの一端部が第三の犠牲層14と配線層15との間に挟まれて支持され、他端部(先端部)がそれぞれ振動部21aに向けて形成された片持ち支持構造となっている。さらに、各電極構造体31a,31bの先端部は、振動部21aの僅か手前で一旦上方に略垂直に屈曲してから、再び振動部21aの中央部に向かって略水平に屈曲されていて、第三の犠牲層14が除去されていることにより振動部21aに接触しないように所定の隙間を設けて形成されている。
各電極構造体31a,31bは、所定の厚みをもった多結晶シリコンからなり、幅方向の断面形状は、底部略中央に所定の長さの平坦部を有し、該平坦部両端がそれぞれ一旦上方に略垂直に折れ曲って僅かに延びてから、さらに外側方向に略水平に折れ曲った階段形状を有している。
次に、上記の構成を有するディスク型MEMS振動子10の動作について説明する。本実施形態では、電極構造体31aを駆動電極、電極構造体31bを検出電極として説明する。また、前記中央の振動部21aには適切な直列バイアス電圧が印加されているものとする。
ディスク型MEMS振動子10の駆動電極(電極構造体31a)に駆動電圧を注入すると、振動部21aとの間に電位差が生じ、これに伴い電荷が蓄電され、通常のキャパシタと同様に駆動電極(電極構造体31a)と振動部21aとの間には電流が流れる。これは検出電極(電極構造体31b)と振動部21aの間においても同様であり、ディスク型MEMS振動子10全体には2つのキャパシタを直列に接続した場合の静電容量値に相当した電流が流れる。
一方で、振動部21aは特定の周波数において固有の振動周波数を有し、また、ディスク型の振動子では高次の振動モードを動作に用いており、特定の周波数において平面方向へ屈曲が生じる。この場合、前述した電極構造体31a及び31bと振動部21aとの間の静電容量に変位が生じ、各構造体間に形成されるキャパシタには電圧に相当した電荷が蓄電されているが、静電容量が変動した場合、キャパシタへの蓄電量Q=CVを満足させるために電荷の移動が生ずる。この結果、振動部21aの固有振動周波数においては、静電容量の変化に伴い電流が流れる。振動部31からの出力電流は一方の電極構造体31bから検出される。
次に、上記のようなMEMS振動子を発明するに至る解析結果について説明する。
本実施形態では、本来振動することを望まない固定電極(電極構造体)の幅方向断面が階段形状を有するときと、平板形状のときの振動解析を、固定電極(電極構造体)に見立てた構造体の厚みを変化させて行なった。以下にその解析結果を説明する。
図5は、本解析に用いた構造体のうち、幅方向断面が階段形状を有する構造体の形状を示しており、図5(a)は構造体41の平面図、同図(b)は断面図である。
図5に示すように、構造体41の幅方向断面は、底部略中央に所定の長さの平坦部を有し、該平坦部両端がそれぞれ一旦上方に略垂直に折れ曲って僅かに延びてから、さらに外側方向に略水平に折れ曲った階段形状を有している。この構造体41の一端部を固定部に固定し、他端部側が長さLにて片持ち支持されるようにした。このとき、構造体41と幅方向断面が平板形状の構造体の長さLは2μmで統一し、幅方向断面が平板形状の構造体の幅は、図5中の幅W1に合わせた。また、本実施形態の振動解析では、上記の構造体41の上面から1MPaの圧力を均等に印加し、そのときの構造体41の厚み方向の振動変位量を解析した。なお、幅方向断面の形状が平板形状の構造体についても、同様の方法にて解析した。そして、構造体41及び幅方向断面が平板形状の構造体のそれぞれの厚さT2を、0.3μm、0.5μm、0.8μm、1μm、1.5μm、2μmとして解析した。
このときの解析結果を図6に示す。図6のグラフでは、横軸に構造体の厚みT2をとり、縦軸には、構造体41及び幅方向断面が階段形状を有する構造体それぞれの、各厚み(T2)における、厚み方向の変位量の比((幅方向断面が階段形状の構造体の変位量)/(幅方向断面が平板形状の構造体の変位量))を変位比率と定義してパーセンテージで示している。
図6のグラフでは、どの厚みにおいても、構造体の変位比率は80%以下であり、幅方向断面が階段形状を有する構造体の変位の方が平板形状の構造体に比べて小さいことがわかる。また、構造体の変位比率は、構造体の厚みが薄いときには小さく、厚くなると大きくなっていて、特にその傾向は、本解析結果においては1μm以上の厚みになると顕著になっている。つまり、構造体の幅方向断面が平板形状であっても、ある程度の厚みを有しているときにはそれ自体の剛性によって変位量が小さくなるが、構造体の厚みが薄くなるほど、構造体の幅方向断面が階段形状を有することによる変位量抑制効果が顕著に現れていると言える。このことにより、構造体の幅方向断面を階段形状にすることによって構造体の剛性が増し、固有周波数を変化させることが可能であり、これは構造体の厚みを薄くした場合ほど有効であることがわかる。
上記の解析結果から、MEMS振動子においては、本来振動を望まない固定電極が片持ち構造となって固有周波数を有する場合に、その幅方向断面を階段形状にすることによって固有周波数を変化させる効果を奏することがわかる。また、発明者の解析結果によれば、図5に示す構造体41の階段形状の高さT1を調整することによって、構造体41の固有周波数をある程度任意に調整することが可能であることも確認された。
以下、第1の実施形態の効果を記載する。
ディスク型MEMS振動子10は、シリコンからなる半導体基板1上に順次積層された窒化膜11、第一の犠牲層12、第二の犠牲層13、第三の犠牲層14、及び配線層15の略中央に、開口部C1を形成した。そして、開口部C1の凹底部の窒化膜11上の略中央に、アンカー部22a〜22dで支持されることにより窒化膜11と隙間を介して略平行に設けられた振動部21aを備えた振動子構造体21を設けた。さらに、第三の犠牲層14と配線層15に一端部が挟まれて支持され、他端部(先端部)を振動部21aに向けて片持ち支持構造で設けた電極構造体31a,31bを、幅方向断面が階段形状になるようにして形成した。
この構成によれば、電極構造体31a,31bは片持ち支持されているため一定の固有周波数を有するが、その幅方向断面が階段形状を有した所謂リブ構造と近似な補強構造を備えている。これにより、例えば電極構造体31a,31bの幅方向断面が平板形状の場合よりも剛性が増すので、固有周波数を変化させることができる。これにより、本来振動させたい振動子構造体21の振動周波数と、電極構造体31a,31bの固有周波数を十分離すことが可能となり、振動子構造体21の振動に対して電極構造体31a,31bの振動による影響を回避することが可能となる。また、リブ構造と近似な補強構造を有することにより、電極構造体31a,31bの基板厚み方向への振動量を抑圧できるため、スプリアスの発生量を抑えることができる。従って、優れた振動特性を有するMEMS振動子(ディスク型MEMS振動子10)を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、振動子構造体と電極構造体を備えたMEMS振動子の製造方法について説明する。MEMS振動子の製造においては、半導体プロセスが用いられている。図2、図3、図4は、MEMS振動子の一例としてのディスク型MEMS振動子10の製造工程を示す概略断面図である。なお、図2、図3、図4は、特に電極構造体31の幅方向断面の階段形状に形成する方法を説明する便宜上、図1(c)と同じ位置の断面を示している。
先ず、図2(a)に示すように、シリコンからなる半導体基板1上に、スパッタリング法やCVD(化学気相成長)法などにより窒化シリコン(SiN)などで構成される窒化膜11を形成する。この窒化膜11は、後述するリリースエッチングを行なう際のエッチングストップ層として機能するものである。次に、窒化膜11上に、スパッタリング法などによって酸化シリコン(SiO2)などの酸化膜からなる第一の犠牲層12を形成する。
次に、図2(b)に示すように、第一の犠牲層12上に、CVD法などにより多結晶シリコン膜20(第一の構造体層)を形成する。そして、この多結晶シリコン膜20をフォトリソグラフィ法やエッチング法などによってパターニングすることにより、図2(c)に示すように振動子構造体21を形成する。
次に、図2(d)に示すように、CVD法などによって酸化シリコンなどの酸化膜からなる第二の犠牲層13を形成する。そして、この第二の犠牲層13をフォトリソグラフィ法やエッチング法などによってパターニングすることにより、図2(e)に示すように、後述する電極構造体31の底辺部分の幅および階段形状の底部の立ち上がり高さ等の原型となる凹部S1を形成する。そして、図3(a)に示すように、スパッタリング法などによって酸化シリコン(SiO2)などで構成される第三の犠牲層14を堆積させると、第三の犠牲層14は、上記のように凹部S1が形成された第二の犠牲層13の形状に沿って堆積される。これにより、第三の犠牲層14は、電極構造体31の断面階段形状の底辺部分の幅及び底片部両端からの立ち上がり高さの原型となる凹部S2と、上記振動子構造体21と電極構造体31の所定の隙間の原型を形成する。
次に、図3(b)に示すように、上記の凹部S2が形成された第三の犠牲層14上に、CVD法などによって多結晶シリコン膜30(第二の構造体層)を形成する。そして、この多結晶シリコン膜30をフォトリソグラフィ法やエッチング法などによってパターニングすることにより、図3(c)に示す幅方向断面が階段形状を有する電極構造体31を形成する。
次に、図3(d)に示すように、スパッタリング法などによって酸化シリコン(SiO2)などで構成される配線層15を形成する。なお、配線層15の内部には複数の配線が形成され、このために配線層15は複数の酸化シリコン層が積層して構成されるが、図示を省略している。続いて、図4(a)に示すように、配線層15上に、スピンコート法などによってフォトレジスト101を塗布する。そして、フォトレジスト101をフォトリソグラフィ法によってパターニングすることにより、後述する開口部C1を形成するためのフォトレジスト101パターンを形成する(図4(b))。
次に、図4(c)に示すように、上記のフォトレジストパターンを介して、反応性ガス例えばCHF3を用いたRIE(リアクティブイオンエッチング)法により、配線層15を所定の深さまでドライエッチングする。RIE法によるドライエッチングは異方性に優れており、フォトレジスト101パターンの端部直下の配線層15がエッチングされる所謂アンダーカットも起こりにくいので、略鉛直方向にエッチングを進めることができる。また、本実施形態では、電極構造体31が平面視で最大面積となっている部分の深さまでの配線層15をエッチングしているが、ウェットエッチング法を用いた場合などはこの限りでなく、もっと下方までエッチングすることも可能である。
続いて、フッ化水素系のエッチング液を用いたウェットエッチング法により、振動子構造体21及び電極構造体31の周辺部を覆っている第一の犠牲層12、第二の犠牲層13、第三の犠牲層14、及び上記ドライエッチングで残っている配線層15を除去するリリースエッチングを行なう。リリースエッチングは、フッ化水素系のエッチング液に難溶でエッチングストップ層として機能する窒化膜11によって、厚み方向のエッチングが止まる。すると、図4(d)に示すように、第一の犠牲層12、第二の犠牲層13、第三の犠牲層14、及び配線層15の略中央部に円筒形状の凹である開口部C1が形成される。また、振動子構造体21が、窒化膜11と略平行な隙間を設けてリリースされる。さらに、幅方向断面が階段形状となった電極構造体31の先端側(振動部21a側)が、振動子構造体21との間に所定の隙間を設けて片持ち支持されるように形成される。
最後に、フォトレジスト101を剥離することにより、振動子構造体21、及び電極構造体31を備えたディスク型MEMS振動子10が得られる。
上記の製造方法によれば、既存の半導体製造プロセスによる比較的簡便な工程にて、可動電極としての振動子構造体21と、幅方向断面が階段形状を有する固定電極としての電極構造体31(31a,31b)を備えたディスク型MEMS振動子10(MEMS振動子)を製造することができる。しかも、電極構造体31(31a,31b)の幅方向断面の階段形状の各部の幅や高さなどを任意に変えることが可能であるため、本来振動を望まない電極構造体31(31a,31b)の固有周波数を調整することができる。例えば、図5(b)におけるリブの高さT1を変えることにより、振動子構造体21の振動周波数と、電極構造体31(31a,31b)の固有周波数を十分離れた値に調整することができる。これにより、振動子構造体21の振動周波数に対して、電極構造体31a,31bが共振などの振動の発生を回避することができるので、振動特性に優れたMEMS振動子の製造に供することが可能となる。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、以下の変形例を実施することもできる。
(変形例1) 上記第2の実施形態では、第一〜第三の犠牲層12〜14を堆積させて一部をパターニングすることにより、振動子構造体21及び幅方向断面が階段形状を有する電極構造体31a,31bを備えたMEMS振動子10を製造する方法を説明した。これに限らず、下記に説明する方法で、振動子構造体及び幅方向断面が階段形状を有する電極構造体を備えたMEMS振動子を製造することも可能である。
図7、図8、図9は、MEMS振動子の製造方法の第3の実施形態を説明するための、ディスク型MEMS振動子の製造工程を示す概略断面図である。なお、本第3の実施形態のディスク型MEMS振動子80の製造方法の説明のうち、上述した第2の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
まず、図7(a)に示すように、半導体基板1上に窒化膜51及び第一の犠牲層52を順次積層して形成する。次に、第一の犠牲層52上に多結晶シリコン膜を形成してからパターニングすることにより、図7(b)に示すように振動子構造体61を形成する。
次に、図7(c)に示すように、振動子構造体61が形成された第一の犠牲層52上に、第二の犠牲層53をやや厚めの所定厚みにて堆積させたのち、その上にフォトレジスト111を塗布する。この第二の犠牲層53は、後述する電極構造体71の下側の外形、及び電極構造体71と振動子構造体61との所定の隙間を形成するための犠牲層となる。まず、図7(d)に示すようにフォトレジスト111をパターニングして所望のフォトレジスト111パターンを形成してから、第二の犠牲層53をフォトリソグラフィ法やエッチング法などによってパターニングする。この時、第二の犠牲層53のエッチング量を制御することで、図8(a)に示すように電極構造体71の幅方向断面の階段形状の底辺部分の幅、及び底辺部分の両端部の立ち上がり高さ等の原型となる凹部S3が形成される。
次に、図8(b)に示すように、上記凹部S3が形成された第二の犠牲層53上に、多結晶シリコン膜70を積層させたのち、フォトレジスト121を塗布してからフォトリソグラフィ法により所定のレジストパターンを形成する。そして、この多結晶シリコン膜70をフォトレジスト121パターンを介してエッチングすることにより、図8(c)に示すように、幅方向断面が階段形状を有する電極構造体71を形成する。
次に、図8(d)に示すように、スパッタリング法などによって配線層54を形成したのち、図9(a)に示すように、フォトレジスト131を塗布する。そして、フォトレジスト131をフォトリソグラフィ法によってパターニングして、後述する開口部C2を形成するためのフォトレジスト131パターンを形成する(図9(b))。
次に、図9(c)に示すように、上記のフォトレジスト131パターンを介して、配線層54を、少なくとも電極構造体71が露出する深さまでエッチングする。
続いて、ウェットエッチング法により、振動子構造体61及び電極構造体71の周辺部を覆っている第一の犠牲層52、第二の犠牲層53、及び上記ドライエッチングで残っている配線層54を除去するリリースエッチングを行なう。すると、図9(d)に示すように、第一の犠牲層52、第二の犠牲層53、及び配線層54の略中央部に開口部C2が形成されるとともに、振動子構造体61が、窒化膜51と略平行な隙間を設けてリリースされる。さらに、幅方向断面が階段形状となった電極構造体71が、振動子構造体61との間に所定の隙間を設けて片持ち支持されるように形成される。そして最後に、フォトレジスト131を剥離することにより、振動子構造体61、及び電極構造体71を備えたディスク型ディスク型MEMS振動子80が得られる。
この構成によれば、第2の実施形態の製造方法よりも積層させる犠牲層が少なくて済むので、MEMS振動子製造における工程数を減らすことができる。
(変形例2)
上記第1及び第2の実施形態、あるいは変形例1で示した電極構造体31a,31bの幅方向断面の階段形状は、これに限らず次のような形状としてもよい。
図10は、MEMS振動子における、電極構造体の幅方向断面形状の他例を概念的に示す、幅方向の断面図である。
図10(a)の電極構造体151は、上記第1及び第2の実施形態、あるいは変形例1の電極構造体31a,31b、71の幅方向断面の形状を、上下逆さまにした形状を有している。
図10(b)の電極構造体161は、上記第1及び第2の実施形態、あるいは変形例1の電極構造体31a,31b、71の幅方向断面が二段階の階段形状であるのに対して、三段階の階段形状を有している。
また、図10(c)の電極構造体171は、図10(b)とは上下逆さまにした断面形状を有している。
上記の構成の電極構造体は、上記第2の実施形態及び変形例1で説明した製造方法によって製造可能であり、各電極構造体151,161,171の断面形状各部の寸法を調整することによって、片持ち支持された部分の固有周波数を調整して製造することが可能である。従って、振動特性に優れたMEMS振動子の提供に寄与することができる。
(変形例3)
上記第1〜3の実施形態では、ディスク型MEMS振動子10の構造、及びディスク型MEMS振動子10,80の製造方法について説明したが、これに限定されない。MEMS振動子として広く知られた櫛型(Comb型)振動子、あるいはビーム型(梁型)振動子などの振動子を備えたMEMS振動子の構造、及びその製造方法としても有効である。換言すれば、所望の振動特性を備えた振動子構造体(可動電極)と、本来振動を望まない駆動用途や検出用途の電極構造体(固定電極)を備えたMEMS振動子において、本発明は前述した効果を奏するものである。
(a)は、本発明のMEMS振動子の一例であるディスク型MEMS振動子の概略構造を説明する平面図。同図(b)は、図1(a)のA−A線断面図。同図(c)は、図1(a)のA´―A´線断面図。 (a)〜(e)は、第2の実施形態のMEMS振動子の製造方法を説明する概略断面図。 (a)〜(d)は、第2の実施形態のMEMS振動子の製造方法を説明する概略断面図。 (a)〜(d)は、第2の実施形態のMEMS振動子の製造方法を説明する概略断面図。 (a)は、図5の変位率分布の解析に用いた構造体の平面図。同図(b)は、図5(a)の断面図。 幅方向断面が階段形状を有する構造体と平板状の構造体の変位量の比を解析した結果を示すグラフ。 (a)〜(d)は、第3の実施形態のMEMS振動子の製造方法を説明する概略断面図。 (a)〜(d)は、第3の実施形態のMEMS振動子の製造方法を説明する概略断面図。 (a)〜(d)は、第3の実施形態のMEMS振動子の製造方法を説明する概略断面図。 (a)〜(c)は、電極構造体の幅方向断面形状の変形例を示す断面図。 (a)は、MEMS振動子の一例であるディスク型MEMS振動子の構造の従来例を示す平面図。同図(b)は、図11(a)のB−B線断面図。
符号の説明
1…半導体基板、10,80,210…MEMS振動子の一例であるディスク型MEMS振動子、21,61,121…可動電極としての振動子構造体、21a,121a…可動電極としての振動子構造体の振動部、31a,31b,71,131a,131b…固定電極としての電極構造体、41…固定電極の固有周波数の確認に用いられた構造体、11,51,211…エッチングストップ層としての窒化膜、12,52,212…第一の犠牲層、13,53、213…第二の犠牲層、S1,S2…電極構造体の断面階段形状の原型となる第二の犠牲層の凹部、15,54,214…保護層としての配線層。

Claims (1)

  1. 半導体基板と、該半導体基板上に支持され機械的に可動な可動電極と、前記半導体基板に支持され一端が開放され他端が固定される片持ち支持構造の固定電極と、を有し、前記可動電極と前記固定電極の一端とが間隙を介して配置されるMEMS振動子の製造方法であって、
    前記半導体基板にエッチングストップ膜を形成する段階と、前記エッチングストップ膜上に第一の犠牲層を形成する段階と、前記第一の犠牲層上に前記可動電極を形成する段階と、前記第一の犠牲層上に第二の犠牲層を形成する段階と、前記第二の犠牲層の一部を除去することにより前記固定電極の形状の一部の原型となる凹部を形成する段階と、前記第二の犠牲層上に前記固定電極を形成する段階と、前記第一の犠牲層及び前記第二の犠牲層の一部をリリースエッチングすることにより、前記可動電極と、前記固定電極の一部とをリリースする段階と、を少なくとも有することを特徴とするMEMS振動子の製造方法。
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