JP4856871B2 - 検圧プラグ用工具セット - Google Patents

検圧プラグ用工具セット Download PDF

Info

Publication number
JP4856871B2
JP4856871B2 JP2004376095A JP2004376095A JP4856871B2 JP 4856871 B2 JP4856871 B2 JP 4856871B2 JP 2004376095 A JP2004376095 A JP 2004376095A JP 2004376095 A JP2004376095 A JP 2004376095A JP 4856871 B2 JP4856871 B2 JP 4856871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
plug
main body
tool
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004376095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006184067A (ja
Inventor
文隆 佐藤
秀夫 大林
和昌 恩田
洋一 内海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
SANKOH CO Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
SANKOH CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, Tokyo Gas Co Ltd, SANKOH CO Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2004376095A priority Critical patent/JP4856871B2/ja
Priority to CNB2005101338406A priority patent/CN100545605C/zh
Publication of JP2006184067A publication Critical patent/JP2006184067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4856871B2 publication Critical patent/JP4856871B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25HWORKSHOP EQUIPMENT, e.g. FOR MARKING-OUT WORK; STORAGE MEANS FOR WORKSHOPS
    • B25H3/00Storage means or arrangements for workshops facilitating access to, or handling of, work tools or instruments
    • B25H3/003Holders for drill bits or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25HWORKSHOP EQUIPMENT, e.g. FOR MARKING-OUT WORK; STORAGE MEANS FOR WORKSHOPS
    • B25H3/00Storage means or arrangements for workshops facilitating access to, or handling of, work tools or instruments
    • B25H3/006Storage means specially adapted for one specific hand apparatus, e.g. an electric drill

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)

Description

本発明は、ガス配管内の検圧やエアパージ等を行う際に検査機器を繋げる接続口となる検圧プラグ、及び、検圧プラグの本体と蓋体との着脱を行う際に用いる検圧プラグ用工具セットに関する。
建物等に設置されるガス配管中には、検圧やエアパージ等の各種試験の際に検査機器を繋げる接続口が設けられている。例えば、管路中にガスメータ吊架ユニットを介してガスメータを設置している場合、接続口は、この吊架ユニットのガスメータ下流側の箇所に設けられている。この種の接続口は、一般に、ガス流路内に連通する開口にネジ固定されたプラグを備えており、試験時には、このプラグに検査機器に繋がるホース継手等を接続する。プラグの内部には、ホース継手等の着脱に応じて開閉する弁が設けられている。
このようなガス配管の接続口に用いられるプラグ(弁)としては、例えば特許文献1(特開平7−333100号公報)に開示された『ガス漏れ検査用プラグ』や、特許文献2(特公平8−10031号公報)に開示された『スライド弁』がある。これらは、ホース継手(ソケット)を着脱させることによって、弁を開閉する方式のものである。
特許文献1のプラグは、プラグ内の弁の開度を可変できるものであって、エアパージ時の開度を検圧時の開度よりも大きくすることができる。これにより、エアパージに際して、検査機器側への流量を検圧時よりも大きくでき、作業時間を大幅に短縮できる等の利点を得ることができるとされている。
特許文献2のスライド弁は、弁の閉状態における閉塞性能を向上させたものであって、カジリ等やダストが原因となる閉弁不良を生じにくくできるとされている。
特開平7−333100号公報 特公平8−10031号公報
ところで、ガス配管の接続口に用いられるプラグ(弁)は、非試験時(通常時)には、外側に保護キャップが被せられる。この保護キャップは、プラグ(弁)の先端に嵌め込む方式のものや、プラグ(弁)の外側にネジ込む方式のもの等があるが、いずれもプラグ(弁)から保護キャップを容易に外すことができる。そのため、不用意に保護キャップが外れてプラグ(弁)の内部が露出し易く、ガス洩れ等を引き起こすおそれがある。これに対し、プラグ(弁)と保護キャップとの結合構造を複雑化して強固にすると、前述のガス洩れ等を引き起こす可能性は低減できるが、試験時にプラグ(弁)から保護キャップを取り外す際に手間がかかるようになり、試験作業性が低下する。このため、プラグ(弁)の内部の不用意な露出を防止できるとともに、試験時の作業性を低下させないようなガス配管の接続口の構造が求められている。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、プラグ内部の不用意な露出を防止できるとともに、試験時の作業性を低下させない検圧プラグ及び検圧プラグ用工具セットを提供することを目的とする。
本発明の第1の検圧プラグは、 ガス配管部材に取り付けられる検圧プラグであって、 内部に弁座を有する中空の本体と、 該本体に着脱可能に取り付けられた、該本体の中空を塞ぐ蓋体と、 前記本体内に配置された弁体と、 前記本体内に配置された、前記弁体を前記弁座に向けて付勢する付勢部材と、を具備し、 前記蓋体に、該蓋体を前記本体に対して着脱する際に用いる特殊工具にのみ係合する蓋体係合部が形成されており、 前記本体の内周面にメネジが形成されているとともに、前記蓋体の外周面に前記メネジに噛み合うオネジが形成されており、 前記蓋体係合部が、前記蓋体の外周面の一部に形成されており、 前記両ネジが噛み合って前記蓋体が前記本体内に配置された取り付け完了状態で、前記蓋体係合部が前記本体内に埋まることを特徴とする。
この検圧プラグによれば、本体と蓋体との結合構造を簡易なネジ結合によって実現できるので、検圧プラグの使用時には、特殊工具を用いることで簡単に本体から蓋体を取り外すことができ、試験時の作業性が低下しない。さらに、蓋体の本体内への取り付け完了状態で蓋体係合部が本体内に埋まるようにしたことで、蓋体の外側からレンチやスパナ等を係合させることができなくなる。これにより、特殊工具を持つ作業者以外の者が、レンチやスパナ等の一般的な工具を用いて本体から蓋体を取り外すことができなくなるので、悪意的に検圧プラグの本体内を露出させることを防止でき、ガス漏れ等を引き起こす可能性を低減できる。
本発明の第1の検圧プラグにおいては、前記弁体と前記弁座の間に、Oリング又はパッキンが配置されているものとすることができる。
弁体と弁座が金属接触シールの場合は加工に工数がかかるが、Oリング等の弾性体シールの場合は加工工数がかからず、コストが低減される。本発明に係る本体を具備する検圧プラグのように、使用頻度の極めて低いものは、弾性体シールで充分なシール機能・効果を達成することができる。
本発明の第2の検圧プラグは、 ガス配管部材に取り付けられる検圧プラグであって、 内部に弁座を有する中空の本体と、 該本体に着脱可能に取り付けられた、該本体の中空を塞ぐ蓋体と、 前記本体内に配置された弁体と、 前記本体内に配置された、前記弁体を前記弁座に向けて付勢する付勢部材と、を具備し、 前記弁体と前記弁座の間に、Oリング又はパッキンが配置されていることを特徴とする。
本発明の検圧プラグ用工具セットは、 ガス配管部材に取り付けられる検圧プラグの中空の本体に、該本体の中空を塞ぐ蓋体を着脱する際に用いる検圧プラグ用着脱工具と、 前記検圧プラグの使用時に、前記本体から前記蓋体を取り外した状態で該本体に接続されるとともに、検査機器に繋がるコンセントが装着される検圧プラグ用コンセントアダプターと、 有底筒状の収納ケースと、 を具備する検圧プラグ用工具セットであって、 前記コンセントアダプターが前記収納ケース内に収納されるとともに、前記着脱工具が前記収納ケースの開口端部に取り付けられて該収納ケースの蓋を兼ねることを特徴とする。
この工具セットによれば、着脱工具が収納ケースの蓋を兼ねるので、工具セット自体の蓋が不要になる。さらに、着脱工具を摘む等をして収納ケースから取り外した直後に、一旦着脱工具を置く等をすることなく、検圧プラグ蓋体の取り外し作業に移ることができるので、作業がよりスムーズになる。
本発明の検圧プラグ用工具セットにおいては、前記着脱工具に前記蓋体を吸着させる吸着部材が設けられており、 該吸着部材に前記蓋体が吸着した状態では、前記コンセントアダプターを収納した前記収納ケースの開口端部に前記着脱工具が取り付け不能となるよう寸法設定されているものとすることができる。
この場合、着脱工具を用いて検圧プラグ本体から検圧プラグ蓋体を取り外し、検圧やエアパージを行った後に、再び検圧プラグ本体に検圧プラグ蓋体を取り付ける際の付け忘れを防止し易くなる。
本発明によれば、プラグ内部の不用意な露出を防止できるとともに、試験時の作業性を低下させない検圧プラグ及び検圧プラグ用工具セットを提供できる。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の一実施の形態に係る検圧プラグについて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る検圧プラグの構成を示す断面図である。
図2は、同検圧プラグの構成を示す分解斜視図である。
なお、本実施の形態において、上下、左右とは、特に断らない限り各図における上下、左右を指すものとする。
図1及び図2に示す検圧プラグ1は、銅合金等からなる本体11を備えている。この本体11は、中空を有する筒状をしている。本体11の下端側外周面には、オネジ部12が形成されている。このオネジ部12は、ガスメータ吊架ユニット等のガス配管部材の分岐口(プラグ取付口)Pに捩じ込まれている。検圧プラグ1の非使用時(通常時)、本体11の上端には、樹脂製等からなる保護キャップ2が被せられる。
本体11の内部は、大きく分けて、上端側に開放された蓋体収容部13と、下端側に開放された弁室部15と、これら蓋体収容部13と弁室部15間の中間部14とからなる。中間部14の内径は、蓋体収容部13、弁室部15よりも小さい。蓋体収容部13及び中間部14上側には蓋体20が着脱可能に配置され、中間部14下側及び弁室部15には弁体30、コイルバネ40、座金50及びストップリング55が組み込まれる。中間部14と弁室部15との間の境界段部端縁は面取り加工されていて、この面取り段部が弁座19となる。
蓋体20は、鉄合金等からなる。この蓋体20の上端外周面には、一対の対向する蓋体係合部21が形成されている。各蓋体係合部21は、外周面の一部が平坦に切り欠かれてなる。各蓋体係合部21は、図1に示す蓋体20の本体11への取り付け完了状態において、本体11の蓋体収容部13上端内側に埋まる。各蓋体係合部21は、後述する着脱工具60(図3参照)の工具係合部66にのみ係合するようになっている(図6参照)。そのため、特殊工具60をもつ作業者以外の者が、一般的な工具(ドライバーやレンチ、スパナ等)を用いて本体11から蓋体20を取り外すことができず、悪意的に検圧プラグ1の本体11内を露出させることを防止できるようになっている。
蓋体20の蓋体係合部21の下部には、オネジ部22が形成されている。このオネジ部22は、本体11の蓋体収容部13内面のメネジ部13aに噛み合う。蓋体20のオネジ部22の下部には、段部25が形成されている。図1に示すように、この段部25にはパッキン41が外嵌される。このパッキン41は、本体11の蓋体収容部13と中間部14との境界段部18に当たって、本体11と蓋体20間をシールする。蓋体20の段部25の下部には、小軸部27及びその下端の張出部29が形成されている。張出部29は、小軸部27の外径よりも大きく且つ本体11の中間部14の内径よりも小さい。図1に示すように、小軸部27にはOリング43が外嵌される。このOリング43は、本体11の中間部14に当たって、本体11と蓋体20間をシールする。本体11と蓋体20とは、パッキン41とOリング43とで二重にシールされる。
弁体30は、銅合金等からなる。この弁体30は、上端側の主弁部31と下端側のリング部33とが一対の連結片35で繋がれてなる。主弁部31の外周面には、溝部31aが掘り込まれている。図1に示すように、この溝部31aにはOリング45が外嵌される。このOリング45は、弁体30の主弁部31と本体11の弁座19との間をシールする。弁体30と本体11が金属接触シールの場合は加工に工数がかかるが、本実施の形態におけるOリング45等の弾性体シールの場合は加工工数がかからず、コストが低減される。本検圧プラグ1のように、使用頻度の極めて低いものは、Oリング45によるシールで充分なシール機能・効果を達成することができる。
弁体30の主弁部31において、溝部31a上側の外径は本体11の中間部14よりも小さく、溝部31a下側の外径は本体11の中間部14よりも大きい。主弁部31の底面には、凹部31bが掘り込まれている。この凹部31bには、コイルバネ40の上端が係合される。図1に示すように、弁体30がコイルバネ40の付勢力を受けた状態(閉弁状態)において、Oリング45は本体11の弁座19に当たり、主弁部31の上端は本体11の中間部14内に配置される。
座金50は、鋼等製であり、円盤状をしている。この座金50の上面側中心には、突起51が形成されている。この突起51の周囲には、この例では3つの貫通孔53が形成されている。これら各貫通孔53は、検圧やエアパージ等の際にガス等の流れる流路となる。座金50は、本体11の弁室部15内の下端側に形成された段部15aに係合した状態で、ストップリング55で固定されている。このストップリング55は、弁室部15内の段部15aの下側に形成された溝部15bに嵌め込まれている。座金50の突起51には、コイルバネ40の下端が係合される。コイルバネ40は、弁体30の主弁部31と座金51との間に配置され、弁体30を上側(本体11の弁座19側)に向けて付勢している。
次いで、図3を参照しつつ、本実施の形態に係る特殊工具について説明する。この特殊工具60は、前述した検圧プラグ1の使用時に本体11から蓋体20を取り外し、使用後に再び取り付ける際に用いるものである。
図3は、本実施の形態に係る特殊工具を示す図である。(A)は上面図であり、(B)は側面図((A)のB線矢視図)であり、(C)は側面図((A)のC線矢視図)であり、(D)は(A)のD−D線断面図であり、(E)は下面図である。
図3に示す特殊工具60は、プラスチック製等のツマミ部61を備えている。このツマミ部61の外周面には、この例では6つの窪み61aが等間隔おきに形成されている。これら窪み61aは、特殊工具60を人手で持つ際に指を当て込む部分となる。ツマミ部61の上面側には、この例では6つの抜き穴61bが形成されている。さらに、ツマミ部61の下端外周縁には、円周突起63が形成されている。この円周突起63の外径は、ツマミ部61の最大外径よりも小さい(図3(D)参照)。図9を用いて後述するように、本実施の形態において、特殊工具60のツマミ部61は工具セットの蓋を兼ねるものであるが、円周突起63は、この工具セットの収納ケース5の内側に係止される係止部の役割を果たす。
ツマミ部61の下面側には、鉄合金等からなる円柱状の工具ブロック65が埋め込まれている。この工具ブロック65の下端には、一対の工具係合部66が形成されている。この工具係合部66は、前述した蓋体20の一対の蓋体係合部21に係合する(後述する図6参照)。工具ブロック65の下面には、磁石(吸着部材)67が埋め込まれている。特殊工具60を用いて蓋体20の取り付け・取り外しを行う際に、工具ブロック65の工具係合部66を蓋体20の蓋体係合部21に係合させると、磁石67によって、鉄合金等製の蓋体20が工具ブロック65に吸着される。そのため、蓋体20の取り付け時及び取り外し後に、人手等で蓋体20を保持する必要がなく、蓋体20の検圧プラグ1に対する着脱作業をスムーズに行うことができる。
次いで、図4及び図5を参照しつつ、本実施の形態に係るコンセントアダプターについて説明する。このコンセントアダプターは、前述した検圧プラグ1の使用時において、本体11から蓋体20を取り外した状態で、本体11の蓋体収容部13に接続されるとともに、検査機器に繋がるコンセントが装着されるものである(後述する図8参照)。
図4は、本実施の形態に係るコンセントアダプターの断面図である。(A)は基体から押し棒が突き出た状態を示す図であり、(B)は基体内に押し棒が収まった状態を示す図である。
図5は、同コンセントアダプターの押し棒を示す図である。(A)は平面図であり、(B)は正面図であり、(C)は側面断面図である。
図4に示すコンセントアダプター70は、銅合金等からなる基体71を備えている。この基体71は、中空を有する筒状をしている。基体71の下端外周面には、オネジ部(接続部)72が形成されている。このオネジ部72は、検圧プラグ1の本体11の蓋体収容部13内面のメネジ部13aに噛み合う。基体71のオネジ部72の上側には、Oリング73が外嵌されている。このOリング73の上側には、外側に張り出した張出部75が形成されている。この張出部75の外周面には、ローレット加工が施されている。この張出部75は、コンセントアダプター70を検圧プラグ1の本体11に着脱する際のツマミの役割を果たす。
基体71の上端には、検査機器に繋がるコンセント(後述する図8参照)が装着される装着部77が形成されている。この装着部77には、コンセントの係合ボールに係合する括れ部77aが形成されている。基体71の内部は、上側から順に、上端開口81、大案内孔83、小案内孔85が形成されている。大案内孔83の内径は、上端開口81、小案内孔85の内径よりも若干大きい。大案内孔83及び小案内孔85には、プラスチック等製の押し棒91がスライド可能に内挿されて組み付けられている。
図5にわかり易く示すように、押し棒91は、スリーブ状のスライド部93を備えている。このスライド部93の内部は、3つの隔壁(リブ)95で3等分に区画されている。スライド部93内の各隔壁95間のスペースは、検圧やエアパージ等の際にガス等の流れる流路となる。スライド部93の下端からは、棒状の押圧部97が延び出ている。一方、スライド部93の上端には、この例では3つの係止部99が形成されている。係止部99は、各隔壁95間に等間隔おきに形成されている。各係止部99は、スライド部93上端が切り込まれてなる一対のスリット99a間の舌片99bからなり、スライド部93の内外に若干変形可能である。各舌片99bの上端部外側には、爪99cが形成されている。
本実施の形態においては、押し棒91は、基体71の下端側から組み付けられる。すなわち、押し棒91の係止部99側を基体71の小案内孔85に押し込むと、小案内孔85内面に係止部99の爪99cが当たり、舌片99bが内側に若干変形して、スライド部93が小案内孔85内に挿通可能となる。押し棒91をさらに押し込むと、係止部99が大案内孔83に到達し、舌片99bが外側に復帰する。押し棒91は、係止部99の爪99cが、基体71内の上端開口81と大案内孔83との境界段部82、大案内孔83と小案内孔85との境界段部84に当たることで、上下に抜け止めされる。
逆に、押し棒91は、舌片99bを内側に変形させた状態で上端開口81側から引き出すことで、基体71から抜き取ることができる。このように、押し棒91を基体71に対して組み付け・取り外しすることができるので、例えば押し棒91が経時使用に伴って劣化した場合等には、押し棒91のみを取り換えてコンセントアダプター70を引き続き使用することができる。
ここで、図6〜図8を参照して、前述の検圧プラグ1、特殊工具60、コンセントアダプター70の使用方法について説明する。
図6(A)は検圧プラグの本体から特殊工具を用いて蓋体を取り外す状態を説明するための断面図であり、図6(B)は同特殊工具を用いて蓋体を取り外した後の状態を示す図である。
図7は、検圧プラグから蓋体を取り外した後にコンセントアダプターを接続した状態を示す断面図である。
図8は、検圧プラグに接続されたコンセントアダプターにコンセントを装着した状態を示す断面図である。
検圧プラグ1の使用時には、まず、図6(A)に示すように、検圧プラグ1の本体11に被せられている保護キャップ2(図1参照)を取り外し、蓋体20を露出させる。そして、特殊工具60のツマミ部61を摘んで、本体11内の蓋体20の蓋体係合部21に、特殊工具60の工具係合部66を係合させる。そして、特殊工具60のツマミ部61を回すと、両係合部21、66の係合により蓋体20も同時に回り、本体11のメネジ部13aから蓋体20のオネジ部22が外れる。
蓋体20が本体11から完全に外れたとき、図6(B)に示すように、特殊工具60の磁石67によって、蓋体20が工具ブロック65に吸着されて保持される。そのため、人手等で蓋体20を保持しなくとも、取り外した蓋体20が特殊工具60から脱落することがなく、蓋体20の取り外し作業をスムーズに行うことができる。また、取り外した後に蓋体20を紛失したりすることも防止できる。なお、本体11から蓋体20を取り外した後、本体11内の弁体30は、コイルバネ40により上側に付勢された状態のままであるから、弁座19とOリング45との間のシールにより、配管内のガス等が漏れ出ることはない。
次に、図7に示すように、蓋体20を取り外した状態の検圧プラグ1の本体11にコンセントアダプター70を接続する。コンセントアダプター70は、張出部75を摘んで、オネジ部72を本体11の蓋体収容部13内面のメネジ部13aにネジ込む。本体11とコンセントアダプター70の基体71との間は、Oリング73でシールされる。このとき、コンセントアダプター70の押し棒91は、自重により垂下して、押圧部97下端が弁体30の主弁部31上端面に当たるが、押し棒91から加わる力はコイルバネ40の付勢力に比べて無視できる程度に極めて小さいので、図6に示す状態と同様に弁体30は上側に付勢されたままであり、弁座19とOリング45との間のシールにより、配管内のガス等が漏れ出ることはない。
次に、図8に示すように、検圧プラグ1の本体11に接続したコンセントアダプター70の装着部77にコンセント100を装着する。このコンセント100は、検圧やエアパージ等の際に用いる検査機器に繋がるゴムホース(図示されず)の端部に設けられているものであって、例えば前述した特許文献2(特公平8−10031号公報)に示されているものと同様のものを用いることができる。
この例のコンセント100は、ソケット(外スリーブ)101を備えている。ソケット101の端部(図8の下端)には装着口103が設けられている。ソケット101・装着口103には、内スリーブ105が内挿されている。ソケット101と装着口103間には、バネ107が設けられている。内スリーブ105端部(図8の下端)付近には、コンセントアダプター70の装着部77の括れ部77aに係合する係合ボール105aが設けられている。内スリーブ105内部には、コンセントアダプター70の押し棒91上端に当接可能な押え具109が設けられている。コンセント100の基端部120(図8の上側)には、検査機器に繋がるゴムホースが接続される。
このコンセント100のソケット101を把持し、装着口103をコンセントアダプター70の装着部77に当てる。そして、ソケット101を押し込むと、バネ107が縮むとともに、内スリーブ105が押し込まれる。すると、係合ボール105aが装着部77の括れ部77aに係合して固定されるとともに、押え具109が押し棒91に当たって検圧プラグ1の本体11内に向けて押し込む。このように押し棒91が押し込まれると、押圧棒97が弁体30を押し込み、弁体30と座金50との間でコイルバネ40が縮まり、本体11内の弁座19とOリング45との間が開いて図8に示す開弁状態となる。なお、押し棒91は、係止部99の爪99cが、基体71内の境界段部84に当たった時点で止まる。
このようにして、図8中一点鎖線で示すように、ガス配管部材から検査機器へと流路が連通し、検圧やエアパージ等が可能となる。作業終了後は、コンセントアダプター70からコンセント100を外すと、コイルバネ40の弾性により、弁体30が図7に示す状態(閉弁状態)に復帰する。そして、前述とは逆に、コンセントアダプター70を取り外し、特殊工具60を用いて蓋体20を本体11に取り付け、保護キャップ2(図1参照)を被せる。
次いで、図9を参照しつつ、本実施の形態に係る工具セットについて説明する。
図9は、本発明の一実施の形態に係る工具セットを示す断面図である。
図9に示す工具セットは、半透明の樹脂材等からなる有底筒状をした収納ケース5を備えている。この収納ケース5は、底側側面の肉厚が開口側側面の肉厚よりも厚く形成されている。収納ケース5の底部には、抜き穴5aが形成されている。この抜き穴5aに紐等を通し、作業者の例えば衣服のベルト等に結び付けることで、工具セットの紛失等を防止できる。
収納ケース5内には、前述したコンセントアダプター70(図4参照)が収容される。コンセントアダプター70は、装着部77側を収納ケース5の底部に向けた状態で収容され、張出部75が収納ケース5内の段部6に当たって受け止められる。さらに、収納ケース5の開口部には、前述した着脱工具60(図3参照)が嵌め込まれている。着脱工具60は、ツマミ部61下端の円周突起63が収納ケース5の開口部内側の円周溝7に嵌め込まれて取り付けられている。この状態において、着脱工具60のツマミ部61は、収納ケース5の蓋を兼ねている。このように、ツマミ部61が収納ケース5の蓋を兼ねるので、工具セット自体の蓋が不要になる。さらに、工具セットから着脱工具60を取り外した直後に、一旦着脱工具60を置く等をすることなく、検圧プラグ1の蓋体20の取り外し作業に移ることができるので、作業をよりスムーズに行うことができるようになる。
さらに、図9に示す工具セットの収納状態において、着脱工具60の工具ブロック65の下端(工具係合部66の下端)と、収納ケース5内のコンセントアダプター70の端部との間のスキマtが1〜2mm程度となるように、収納ケース5の寸法が設定されている。このスキマtの寸法に対し、蓋体20の高さ寸法は13mmであるため、着脱工具60に蓋体20が吸着したままの状態では、着脱工具60を収納ケース5に取り付けることができない。そのため、着脱工具60を用いて検圧プラグ1の本体11から蓋体20を取り外し、検圧やエアパージを行った後に、再び本体11に蓋体20を取り付ける際の付け忘れ等を防止することができる。
本発明の一実施の形態に係る検圧プラグの構成を示す断面図である。 同検圧プラグの構成を示す分解斜視図である。 本実施の形態に係る特殊工具を示す図である。(A)は上面図であり、(B)は側面図((A)のB線矢視図)であり、(C)は側面図((A)のC線矢視図)であり、(D)は(A)のD−D線断面図であり、(E)は下面図である。 本実施の形態に係るコンセントアダプターの断面図である。(A)は基体から押し棒が突き出た状態を示す図であり、(B)は基体内に押し棒が収まった状態を示す図である。 同コンセントアダプターの押し棒を示す図である。(A)は平面図であり、(B)は正面図であり、(C)は側面断面図である。 図6(A)は検圧プラグの本体から特殊工具を用いて蓋体を取り外す状態を説明するための断面図であり、図6(B)は同特殊工具を用いて蓋体を取り外した後の状態を示す図である。 検圧プラグから蓋体を取り外した後にコンセントアダプターを接続した状態を示す断面図である。 検圧プラグに接続されたコンセントアダプターにコンセントを装着した状態を示す断面図である。 本発明の一実施の形態に係る工具セットを示す断面図である。
符号の説明
1 検圧プラグ
5 収納ケース 5a 抜き穴
7 円周溝 11 本体
13 蓋体収容部 13a メネジ部
14 中間部 15 弁室部
19 弁座 20 蓋体
21 蓋体係合部 22 オネジ部
30 弁体 31 主弁部
40 コイルバネ 41 パッキン
43、45 Oリング 50 座金
60 特殊工具 61 ツマミ部
63 円周突起 65 工具ブロック
66 工具係合部 67 磁石
70 コンセントアダプター

Claims (2)

  1. ガス配管部材に取り付けられる検圧プラグの中空の本体に、該本体の中空を塞ぐ蓋体を着脱する際に用いる検圧プラグ用着脱工具と、
    前記検圧プラグの使用時に、前記本体から前記蓋体を取り外した状態で該本体に接続されるとともに、検査機器に繋がるコンセントが装着される検圧プラグ用コンセントアダプターと、
    有底筒状の収納ケースと、
    を具備する検圧プラグ用工具セットであって、
    前記コンセントアダプターが前記収納ケース内に収納されるとともに、前記着脱工具が前記収納ケースの開口端部に取り付けられて該収納ケースの蓋を兼ねることを特徴とする検圧プラグ用工具セット。
  2. 前記着脱工具に前記蓋体を吸着させる吸着部材が設けられており、
    該吸着部材に前記蓋体が吸着した状態では、前記コンセントアダプターを収納した前記収納ケースの開口端部に前記着脱工具が取り付け不能となるよう寸法設定されていることを特徴とする請求項1記載の検圧プラグ用工具セット。
JP2004376095A 2004-12-27 2004-12-27 検圧プラグ用工具セット Active JP4856871B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376095A JP4856871B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 検圧プラグ用工具セット
CNB2005101338406A CN100545605C (zh) 2004-12-27 2005-12-22 检压塞以及检压塞用工具组

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004376095A JP4856871B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 検圧プラグ用工具セット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006184067A JP2006184067A (ja) 2006-07-13
JP4856871B2 true JP4856871B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=36737302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004376095A Active JP4856871B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 検圧プラグ用工具セット

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4856871B2 (ja)
CN (1) CN100545605C (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010054222A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Tokyo Gas Co Ltd 検圧プラグ取り付け治具及び検圧プラグ取り付け工法
JP6865415B2 (ja) * 2017-03-24 2021-04-28 京葉瓦斯株式会社 シール栓装置及び管路封止方法
CN110426154A (zh) * 2019-07-15 2019-11-08 合肥和瑞机械制造有限公司 一种多功能管道气密性检测装置
CN116659960A (zh) * 2023-07-25 2023-08-29 北京大象和他的朋友们科技有限公司 一种透明质酸抽检装置及其使用方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2544230Y2 (ja) * 1989-10-16 1997-08-13 三洋電機株式会社 線状光源
JP3475212B2 (ja) * 1995-06-22 2003-12-08 豊田工機株式会社 圧力測定装置
JP2001046197A (ja) * 1999-08-10 2001-02-20 Mirai Seiko Kk 記録媒体の無人貸出装置における展示棚
JP2001133265A (ja) * 1999-11-01 2001-05-18 Mitsutoshi Sato 標示装置
JP3676755B2 (ja) * 2002-05-28 2005-07-27 株式会社藤井合金製作所 弁装置
JP4596802B2 (ja) * 2004-03-25 2010-12-15 光陽産業株式会社 検圧プラグ用治具及び検圧プラグ

Also Published As

Publication number Publication date
CN100545605C (zh) 2009-09-30
JP2006184067A (ja) 2006-07-13
CN1796959A (zh) 2006-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9546748B2 (en) Pipe connector assembly and method for connecting a pipe using the same
JP4579938B2 (ja) シール装着工具
JP4856871B2 (ja) 検圧プラグ用工具セット
US10989313B2 (en) Valve device
JPH07333100A (ja) ガス漏れ検査用プラグ
JP5749893B2 (ja) 逆止弁ユニット
JP4231835B2 (ja) ガス配管の試験孔構成具及び試験孔構造
KR20070057011A (ko) 관조인트 및 관조인트의 수형 부재
JP2013029160A (ja) 弁装置
CN112240244B (zh) 一种能够吸附铁磁性金属屑的自封式堵头结构
JP2019128279A (ja) リーク試験用シール装置
JPH1126553A (ja) 吸着コレット
JP2006145277A (ja) ガス配管器具の交換方法及び流体連通治具
JP3146068U (ja) ガス用捕集管保持装置及びガス捕集装置
JP2005291328A (ja) 弁脱着用治具
WO2020123490A1 (en) Multipurpose valve cap
JP7458608B2 (ja) ポートキャップ及びグローブボックス
JP2019218984A (ja) 一斉開放弁
JP7002216B2 (ja) 配管機材用町野式口金
KR100699888B1 (ko) 진공 인렛 소켓
JP7096675B2 (ja) ソケット、及びソケットを備える管継手
JP6999933B2 (ja) 弁装置及び内弁箱の固定方法
JP4194371B2 (ja) 管継手用キャップ
JP2008082465A (ja) 緊急遮断弁付き管継手
KR20220023188A (ko) 일체형 퀵 커넥터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4856871

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250