JP4856776B1 - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題手段】 60fpsの偶数フレームの処理で30fpsの領域の下半分を描画し、60fpsの奇数フレームの処理で30fpsの領域の上半分を描画する。また、60fpsの領域には毎回描画する。これにより、奇数フレームおよび偶数フレームの双方で30fpsの画像全体を描画する場合に比べて、処理部70の処理負荷を半分にできる。
【選択図】 図12
Description
一方、メインリールと同様な演出用のリール(サブリール)の映像をディスプレイ上に表示させるパチスロ機が製品化されているが、このようなパチスロ機では、演出用リールの回転映像を滑らかに表示させるため、より高いフレームレートに設定することが望まれていた。
第3のメモリと、第4のメモリとを備え、第1の画像データと第2の画像データとが時系列に交互に含まれ前記第1のレートより時間間隔が短い第2のレートで表示される複数の画像データを記憶し、第2のレンダリング対象および第2の読み出し対象として、前記第3のメモリと前記第4のメモリとを交互に切り換える第2のレート用メモリ群と、
制御部と
を有し、
前記制御部は、
前記第1の画像データについて処理する場合に、前記第1のメモリおよび前記第2のメモリのうち前記第1のレンダリング対象のメモリをクリアし、前記第1のレートの当該領域に対応する画像データを、当該第1のレンダリング対象のメモリの複数分割された領域のうち単数または複数の第1の領域に書き込み、当該第1の領域以外の第2の領域には書き込まない第1の処理と、
前記第2の画像データについて処理する場合に、前記第1の処理で前記第1の画像データが書き込まれた前記第1のレンダリング対象のメモリをクリアせずに、前記第1のレートの当該領域に対応する画像データを、当該第1のレンダリング対象のメモリの前記複数分割された領域のうち前記第2の領域に書き込み、前記第1の領域には書き込まず、その後、前記第1のメモリと前記第2のメモリとの間で前記第1のレンダリング対象および前記第1の読み出し対象を切り換える第2の処理と、
前記第1の処理と前記第2の処理との間に実行され、前記第1の読み出し対象のメモリから読み出した画像データを、前記第3のメモリあるいは前記第4のメモリうち前記第2のレンダリング対象のメモリに書き込む第3の処理と、
前記第3の処理の後に実行され、前記第2のレンダリング対象のメモリの所定領域に、前記第2のレートの前記第1の画像データまたは前記第2の画像データを書き込む第4の処理と
実行し、
前記第4の処理の後に、前記第1の処理または前記第2の処理を実行する
画像処理装置。
第3のメモリと、第4のメモリとを備え、第1の画像データと第2の画像データとが時系列に交互に含まれ前記第1のレートより時間間隔が短い第2のレートで表示される複数の画像データを記憶し、第2のレンダリング対象および第2の読み出し対象として、前記第3のメモリと前記第4のメモリとを交互に切り換える第2のレート用メモリ群と、
制御部とを用いて行う画像処理方法であって、前記制御部は、
前記第1の画像データについて処理する場合に、前記第1のメモリおよび前記第2のメモリのうち前記第1のレンダリング対象のメモリをクリアし、前記第1のレートの当該領域に対応する画像データを、当該第1のレンダリング対象のメモリの複数分割された領域のうち単数または複数の第1の領域に書き込み、当該第1の領域以外の第2の領域には書き込まない第1の処理と、
前記第2の画像データについて処理する場合に、前記第1の処理で前記第1の画像データが書き込まれた前記第1のレンダリング対象のメモリをクリアせずに、前記第1のレートの当該領域に対応する画像データを、当該第1のレンダリング対象のメモリの前記複数分割された領域のうち前記第2の領域に書き込み、前記第1の領域には書き込まず、その後、前記第1のメモリと前記第2のメモリとの間で前記第1のレンダリング対象および前記第1の読み出し対象を切り換える第2の処理と、
前記第1の処理と前記第2の処理との間に実行され、前記第1の読み出し対象のメモリから読み出した画像データを、前記第3のメモリあるいは前記第4のメモリうち前記第2のレンダリング対象のメモリに書き込む第3の処理と、
前記第3の処理の後に実行され、前記第2のレンダリング対象のメモリの所定領域に、前記第2のレートの前記第1の画像データまたは前記第2の画像データを書き込む第4の処理と
を実行し、前記第4の処理の後に、前記第1の処理または前記第2の処理を実行する
画像処理方法。
図1は、本実施形態に係るパチスロ機の正面側に配置されたディスプレイ、操作部等を説明するための図である。
図1の例において、パチスロ機1の正面には、メインリール部30、告知ランプ31、液晶パネル等のディスプレイ35、メダル投入部11、1枚ベットボタン201、3枚ベットボタン203,スタートレバー205、左停止ボタン207L、中停止ボタン207M、右停止ボタン207Rが配置されている。
メインリール部30は、本発明における可変表示部の一例である。
スタートレバー205は、本発明における開始指示入力部の一例である。
左停止ボタン207L,中停止ボタン207M,右停止ボタン207Rは、本発明における停止指示入力部の一例である。
メダル投入部11は、パチスロ機にメダルを投入して貯留するための機構と、メダルの投入を検知するセンサを備える。
本実施形態に係るパチスロ機1は、例えば図2に示すように、メイン基板3、サブメイン基板5およびサブサブ基板7を有する。
メイン基板3は、本発明における第1制御部の一例である。
サブメイン基板5は、本発明における第2制御部の一例である。
サブサブ基板7は、本発明における第3制御部の一例である。
メイン基板3は、遊技の全体的な進行を統括的に制御する回路ブロックであり、例えばプログラムに応じて処理を実行するプロセッサとメモリを含んで構成される。メイン基板3は、例えばメダルの賭け枚数の設定、メインリールの回転開始と停止、出目を決める役(遊技用役)の抽選、役の抽選結果に応じたリールの停止制御、出目に応じた入賞結果の判定、メダルの払い出しなどの一連の動作を制御する。
なお本実施形態において、くじ抽選部15が決定する当選役には、遊技価値を付与されない「はずれ役」も含まれる。
サブメイン基板5は、遊技の進行状態を示すデータ(コマンド)をメイン基板3から受信し、受信したデータに応じて演出内容を決定する回路ブロックであり、例えばプログラムに応じて処理を実行するプロセッサとメモリを含んで構成される。
サブメイン基板5は、メイン基板3から当選役データを受信すると、この当選役データが示す遊技用当選役(メインくじ)に応じて、記憶装置に記憶される複数のトリガテーブルから一のトリガテーブルを選択する。そして、サブメイン基板5は、遊技の進行状態を示すデータをメイン基板3から受信する度に、上記選択したトリガテーブルを参照して演出指定データを生成し、サブサブ基板7に送信する。
他方、図5は、サブサブ基板7からサブメイン基板5に送信されるデータ(コマンド)のフォーマットの一例を説明するための図である。図5に示すように、サブサブ基板7からサブメイン基板5に送信されるデータは固定長でもよい。
サブメイン基板5は、くじ抽選部15により抽選された遊技用の当選役と関連性を持った図柄がディスプレイ35のサブリール(3Dリール)において揃うようにするため、サブリールの停止時における図柄の組み合わせ(出目)を決める役(サブリール演出用の役)を遊技用の当選役に基づいて設定する。例えば、サブメイン基板5は、複数の遊技用の役(メインくじ)と複数のサブリール演出用の役(「3Dくじ」とも呼ぶ)とを対応付けたデータテーブル(役変換テーブル)を記憶装置において格納しており、メイン基板3から当選役データを受信すると、この役変換テーブルに基づいて、当選役データが示す当選役に対応付けられた演出用の役を示す演出役データを取得する。サブメイン基板5は、役変換テーブルに基づいて取得した演出役データを、サブサブ基板7に送信する。
くじ抽選部15において抽選される遊技用の役(メインくじ)には、3つのメインリール(左,中,右)を停止させる際の順番に応じて入賞させるか否かを定めている役がある。そこで、サブメイン基板5は、このリール停止順序が当選役で定められた順序と合っているか否か判定し、その判定結果を示すデータ(停止順序判定データ)をサブサブ基板7に送信する。また、サブメイン基板5は、当選役とは独立に演出用役で定められたリール停止順序と合っているか否かを示す停止順序判定データを送信してもよい。
サブメイン基板5は、メイン基板3からメインリールの回転開始を指示するデータを入力すると、ディスプレイ35のサブリールにおいても同様に回転を開始させるためのデータ(サブリール開始指示データ)をサブサブ基板7に送信する。
また、サブメイン基板5は、何れかのメインリールの回転停止を指示するデータをメイン基板3から受信すると、これに対応するサブリールの回転も停止させるためのデータ(サブリール停止指示データ)をサブサブ基板7に送信する。例えば、サブメイン基板5は、左のメインリールの停止指示データを受信した場合は左のサブリールを停止させ、中央のメインリールの停止指示データを受信した場合は中央のサブリールを停止させ、右のメインリールの停止指示データを受信した場合は右のサブリールを停止させるサブリール停止指示データを送信する。
サブサブ基板7は、サブメイン基板8から受信した演出指定データに応じて、ディスプレイ35に表示する映像やスピーカ37において出力する音声を制御する。例えばサブサブ基板7は、演出指定データに対応する映像データ、音声データを映像記憶部74(図9)から読み出し、これに対応する映像信号、音声信号を生成してディスプレイ35やスピーカ37に供給する。
図9に示すサブサブ基板7は、処理部70、通信インターフェース部71、映像信号出力部72、システム記憶部76、作業メモリ101、30fps用フレームバッファ103、60fps用フレームバッファ105を有する。
処理部70の処理内容は、プログラムに記述されている。
音声信号出力部73は、処理部70から供給される音声データに応じて振幅やパルス密度が調節された音声信号を生成し、スピーカ37に入力する。
本実施形態において、30fps用フレームバッファ103が本発明の第1のレート用メモリ群の一例であり、60fps用フレームバッファ105が本発明の第2のレート用メモリ群の一例である。
30fps用フレームバッファ103は、例えば、背景画像の描画に用いられる。
また、60fps用フレームバッファ105は、3Dリールの描画に用いられる。
ステップST11:
処理部70は、30fpsで表示するシーンのフレームデータを映像記憶部74から読み出して作業メモリ101に書き込む。
処理部70は、60fpsで表示するシーンのフレームデータを映像記憶部74から読み出して作業メモリ101に書き込む。
処理部70は、30fps用フレームバッファ103および60fps用フレームバッファ105のフレームバッファFBO_Aをレンダリング対象として設定する。
当該設定は、所定のフラグデータの書き換え等によって実現する。
処理部70は、30fps用フレームバッファ103および60fps用フレームバッファ105のフレームバッファFBO_Bをバックバッファ用(読み出し対象)として設定する。
当該設定は、所定のフラグデータの書き換え等によって実現する。
処理部70は、描画フレームの識別番号データに「0」を設定する。
処理部70は、描画対象のシーンの更新処理を行う。
図11は、処理部70による描画対象のシーンの更新処理を説明するためのフローチャートである。
図11に示すように、処理部70は、例えば、上記識別番号データを基に、次の描画対象の60fpsのフレームデータが、偶数フレームであるか否かを判断する(ステップST31)。
処理部70は、偶数フレームであると判断した場合に、映像記憶部74から30fpsのシーンの画像データ(アニメーション)を読み出して、作業メモリ101の30fpsの画像データを更新する(ステップST32)。
一方、処理部70は、偶数フレームであると判断した場合に、映像記憶部74から60fpsのシーンの画像データ(アニメーション)を読み出して、作業メモリ101の60fpsの画像データを更新する(ステップST33)。
処理部70は、描画処理を行う。
当該処理は後に詳細に説明する。
処理部70は、描画フレームの識別番号データを1だけインクリメント(またはデクリメント)する。
図11は、処理部70による描画処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST41:
処理部70は、60fps用フレームバッファ105のフレームバッファFBO_A,FBO_Bのうちバックバッファ用のフレームバッファを、レンダリング対象として設定する。
処理部70は、レンダリング対象の60fps用フレームバッファ105のフレームバッファFBO_A,FBO_Bをクリアする。
処理部70は、例えば、上記識別番号データを基に、次の描画対象の60fpsのフレームデータが、偶数フレームであるか否かを判断する。
処理部70は、ステップST43で偶数フレームであると判断した場合に、30fps用フレームバッファ103のフレームバッファFBO_A,FBO_Bのうちレンダリング対象のフレームバッファをクリアする。
処理部70は、30fps用フレームバッファ103のレンダリング対象のフレームバッファに記憶された画像データに応じた画面の下部領域をシザリングする設定を行う。
処理部70は、30fps用フレームバッファ103のレンダリング対象のフレームバッファに、作業メモリ101から読み出した30fpsの対応するシーンの画像データを描画する。このとき、画面の下部領域はシザリングされているため、フレームバッファには、画面の領域の上部画像のみが描画される。
処理部70は、ステップST43で偶数フレームではないと(奇数フレームであると)判断した場合に、30fps用フレームバッファ103のレンダリング対象のフレームバッファに記憶された画像データに応じた画面の上部領域をシザリングする設定を行う。
処理部70は、30fps用フレームバッファ103のレンダリング対象のフレームバッファに、作業メモリ101から読み出した当該シーンの画像データを描画する。このとき、画面の上部領域はシザリングされているため、フレームバッファには、画面の下部領域の画像のみが描画される。
処理部70は、30fps用フレームバッファ103のレンダリング対象のフレームバッファをバックバッファ用に設定し、バックバッファ用のフレームバッファをレンダリング対象に設定する。
処理部70は、シザリングをオフに設定する。
処理部70は、30fps用フレームバッファ103のバックバッファ用のフレームバッファを読み出して、60fps用フレームバッファ105のレンダリング対象のフレームバッファに書き込む。
処理部70は、60fps用フレームバッファ105のレンダリング対象のフレームバッファの画像データをテクスチャとして描画する。
処理部70は、60fps用フレームバッファ105のレンダリング対象のフレームバッファに、作業メモリ101から読み出した60fpsの対応するシーンの画像データを描画する。
図13(A)に示すように、処理部70は、60fps用フレームバッファ105のフレームバッファFBO_Bをレンダリング対象とする(ステップST41)。
また、処理部70は、レンダリング対象の60fps用フレームバッファ105のフレームバッファFBO_Bをクリアする(ステップST42)。
そして、処理部70は、例えば、偶数フレームの処理であると判断すると、30fps用フレームバッファ103のレンダリング対象のフレームバッファFBO_Bをクリアする(ステップST44)。
そして、 処理部70は、30fps用フレームバッファ103のFBO_Bに、作業メモリ101から読み出した30fpsの対応するシーンの画像データを描画する(ステップST46)。このとき、画面の下部領域はシザリングされているため、フレームバッファには、画面の領域の上部画像のみが描画される。
これにより、画像描画が遅れることにより、画質が劣化することを回避でき、高画質な画像を安定して表示できる。
30fps用フレームバッファ103は、例えば、背景画像の描画に用いられる。
また、60fps用フレームバッファ105は、3Dリールの描画に用いられる。
そのため、回転するサブリールを表示する領域に高いフレームレートで描画ができ、ディスプレイ35において回転するサブリールの映像がより現実に近い滑らかな映像となる。また、それ以外の領域に表示される映像のフレームレートを抑えることにより、情報量が多く画像処理の負担が大きい複雑なアニメーションを表示させる場合でもコマ落ちの発生を防止できる。
より具体的には、処理部70は、サブメイン基板5からサブリール回転開始指示データを入力すると、所定の速度で回転するべきサブリールの回転角度をフレーム期間ごとに取得する。そして、処理部70は、映像記憶部74に格納される複数種類の図柄の画像データと、フレーム期間ごとに取得した上記回転角度とに基づいて、表面に前記複数種類の図柄がマッピングされた所定の三次元形状を持つリール体が前記取得した回転角度にある場合の映像を、左,中,右のサーブリールのそれぞれについてフレーム周期ごとに60fps用フレームバッファ105上に構成する。処理部70は、60fps用フレームバッファ105上に構成した上記リール体の映像に基づいて、ディスプレイ35におけるサブリールの映像をフレーム期間ごとに更新する。これにより、ディスプレイ35には、上記所定の速度で回転するサブリールの映像が表示される。
すなわち、処理部70は、サブリールの回転映像が表示されているときにサブメイン基板5からサブリール停止指示データを受信すると、そのサブリール停止指示データが受信されたタイミングにおける停止対象のサブリールの回転角度と、サブメイン基板5から受信した演出役データ及び乱数データに基づいて特定される演出用役とに応じて、当該停止対象のサブリールを停止させる回転角度(図柄の位置)を決定し、その回転角度(図柄の位置)において当該停止対象のサブリールの映像更新を停止する。
また、処理部70は、サブリール回転開始指示データの入力後、n番目(nは2または3の整数を示す)にサブリールの停止を指示するサブリール停止指示データ(以下、「第nサブリール停止データ」と記す)を受信した場合、演出用役データと乱数データにより特定される演出用役において停止済のサブリールの図柄との関係で所定の位置(下段)での停止が許可された図柄であって、第nサブリール停止指示データの受信タイミングにおいて所定の位置(下段)に表示される図柄から予め設定された引き込み範囲内にある図柄が所定の位置(下段)で停止するように、n番目の停止対象サブリールの映像更新を停止する。
サブサブ基板7は、サブメイン基板5から第1サブリール停止データを受信すると、図18に示すような演出用停止制御テーブルに基づいて、1番目の停止対象のサブリールに対応した第1停止テーブル(図19)を選択する。
図18に示す演出用停止制御テーブルにおいて、「フラグ番号」は演出用役データを示し、「テーブル」は同一の演出用役データ(フラグ番号)に対応づけられた複数の演出用役を識別する番号を示す。図18に示すように、1つの演出用役データ(フラグ番号)には複数の演出用役が対応付けられている。例えば、演出用役データ(フラグ番号)が「2」の「すいか」役には、「0」と「1」で識別される2種類の演出用役が対応付けられている。
例えば演出用役データ(フラグ番号)が「2」、「テーブル」が「1」の「スイカ」役には、左のサブリールについて「6」番の第1停止テーブル、中央のサブリールについて「4」番の第1停止テーブル、右のサブリールについて「4」番の第1停止テーブルが関連付けられている。
例えば、サブサブ基板7は、演出用役データ(フラグ番号)として「2」を受信した場合、「0」と「1」で識別される2つの「すいか」役から、「振り分け」数値と乱数データに基づいて、何れか一方の「すいか」役をサブリール演出用の当選役として特定する。
ここで、演出用役データ(フラグ番号)が「2」、「テーブル」が「1」の「スイカ」役を特定した場合、具体的には、左のサブリールについての「6」番の第1停止テーブルと、中央のサブリールについての「4」番の第1停止テーブルと、右のサブリールについての「4」番の第1停止テーブルとを、第1停止テーブル群として特定したことになる。
例えば、演出用役データ(フラグ番号)が「2」、「テーブル」が「1」の「スイカ」役を特定した場合において、左のサブリールについての第1サブリール停止データを受信した場合、サブサブ基板7は、左のサブリールについて「6」番の第1停止テーブルを選択する。
次に、サブサブ基板7は、第1サブリール停止データとともに停止順序判定データをサブメイン基板5から受信した場合、この停止順序判定データに応じて、ステップST102で選択した第1停止テーブル(図19)の中から更に使用するデータテーブルを更に選択する。
図19に示す第1停止テーブルにおいて、「図柄番号」はサブリールの周面に配置される21個の図柄の識別番号を示す。
サブサブ基板7は、停止順序判定データが示す判定結果において、メインリールの停止順序が遊技用の当選役で設定される停止順序に一致している(あるいは、サブリールの停止順序が演出用の役で設定される停止順序に一致している)場合、「TRUE」のデータテーブルを選択し、それ以外の場合には「FALSE」のデータテーブルを選択する。
例えば「TRUE」のデータテーブルでは演出用役で定める演出上有利な出目(メインリールでの入賞に相当する出目)が揃い易くなり、「FALSE」のデータテーブルはハズレの出目が揃い易くなるように、各「図柄番号」に対応する「滑りコマ数」の値(各図柄の所定位置からの引き込み範囲)が異なって設定されている。
次に、サブサブ基板7は、ステップST102において第1停止テーブルの中から選択した「図柄番号」と「滑りコマ数」との対応付けテーブルに基づいて、第1サブリール停止データの受信タイミングにおいて所定の位置(例えば下段)に表示される停止対象サブリールの図柄と最も近い(最も小さい回転角で所定の位置に到達する)停止目標の図柄を特定する。
具体的には、サブサブ基板7は、第1サブリール停止指示データを受信した場合、その受信タイミングにおける停止対象サブリールの回転角度に応じて、ディスプレイ35の所定の位置(下段)に表示される図柄に対応した「図柄番号」を取得する。そして、ステップST102において第1停止テーブルの中から選択した「図柄番号」と「滑りコマ数」とのデータテーブルに基づいて、前記取得した「図柄番号」に関連付けられた「滑りコマ数」を取得する。
サブサブ基板7は、「滑りコマ数」を取得すると、この「滑りコマ数」に応じた数の図柄を滑らせて、1番目の停止対象サブリールの映像更新を停止させる。
サブサブ基板7は、ステップST103で「滑りコマ数」を取得することにより1番目のサブリールの図柄停止位置が定まると、2番目のサブリールの停止に備えて第2停止予測処理を行う。第2停止予測処理では、演出用役データと乱数データにより特定された演出用役において許容されている図柄の組み合わせと、既に停止位置が定まったサブリールにおいてディスプレイ35に表示される図柄とを考慮して、2番目に停止するサブリールにおいて図柄ごとに所定の位置(例えば下段)での停止が許容されるか否かを判定し、その判定結果を得点化して「図柄番号」に対応付けた停止判定用テーブル(図22,仮想停止バッファ)を作成する。
なお、サブサブ基板7は、図20及び図21に示す第2停止予測処理を、まだ停止指示を受けていない回転中の2つのサブリールについてそれぞれ実行し、この2つのサブリールに対応する2つの仮想停止バッファ(図22)を作成する。
サブサブ基板7は、サブメイン基板5から送信されるデータ(例えば賭けメダル枚数を示すデータ)に基づいて、サブリールにおける有効ライン数とライン情報(有効ラインの配列)を取得する。有効ラインは、メインリールにおける入賞ラインに対応しており、例えば入賞ラインと同様に、横方向の3本と斜め方向の2本の中から設定される。
サブサブ基板7は、回転中のサブリールの図柄カウンタから連続した3コマの図柄の種類の情報を取得する。図柄カウンタは、上述した「図柄番号」に対応しており、例えば図柄カウンタが「0」の場合、サブサブ基板7は、「図柄番号」が「0」「1」「2」の図柄の種類の情報(図柄種類識別情報)を取得する。
サブサブ基板7は、ステップST152において取得した3コマの図柄と、既に停止位置が定まっているサブリールにおいてディスプレイ35に表示される3コマの図柄とを組み合わせた図柄パターン(第2停止予測パターン)を、図柄組み合わせカウンタに基づいて取得した図柄パターン(図柄組み合わせパターン)と照合する。
例えば、サブサブ基板7は、サブリールの演出用役において「はずれ」以外の演出上有利な出目の図柄パターンを集めたデータテーブル(図柄組み合わせテーブル)をシステム記憶部76に格納する。図柄組み合わせカウンタは、この図柄組み合わせテーブルに登録された図柄パターン(図柄種類識別情報の組み合わせ)の1つを指定する。
サブサブ基板7は、1本の有効ラインについて、第2停止予測パターンと図柄組み合わせパターンを比較する。そして、サブサブ基板7は、有効ライン上における第2停止予測パターンの2つの図柄と図柄組み合わせパターンの2つの図柄とが一致している場合(3番目に停止する図柄を除いて演出上有利な出目が揃っている場合)、ステップST161(図21)に移行する。
また、サブサブ基板7は、2番目に停止するサブリールの図柄が何れであっても演出上有利な出目となる場合も、ステップST161に移行する。
サブサブ基板7は、演出用役データと乱数データによって特定される演出用役において、第2停止予測パターンの図柄組み合わせの表示が許可されているか否かを判定する。許可されている場合はステップST162へ移行し、許可されていない場合はステップST164へ移行する。
ステップST161において第2停止予測パターンの図柄組み合わせの表示が許可されている場合、サブサブ基板7は、ステップST152で指定した図柄カウンタの「図柄番号」に対応する停止得点(優先度データ)を仮想停止バッファ(図22)から取得し、この取得した停止得点が初期値(0)か否かを判定する。停止得点が初期値の場合はステップST163へ移行し、初期値でない場合はステップST155へ移行する。
ステップST162において仮想停止バッファの停止得点が初期値の場合、サブサブ基板7は、この停止得点に1をセットする。停止得点に1をセットした「図柄番号」の図柄は、ディスプレイ35の所定の位置(下段)に停止させる優先度が高くなる。サブサブ基板7は、ステップST163の後、ステップST155に移行する。
一方、ステップST161において第2停止予測パターンの図柄組み合わせの表示が許可されていない場合、サブサブ基板7は、更に3番目に停止するサブリールの図柄が何れであっても演出上有利な出目となるか否かを判定する。演出上有利な出目となる場合はステップST165へ移行し、そうでない場合はステップST155へ移行する。
3番目に停止するサブリールの図柄が何れであっても演出上有利な出目となる場合、サブサブ基板7は、ステップST152で指定した図柄カウンタの「図柄番号」に対応する仮想停止バッファ(図22)の停止得点を−10にセットする。停止得点に−10をセットした「図柄番号」の図柄は、ディスプレイ35の所定の位置(下段)での停止が禁止される。サブサブ基板7は、ステップST165の後、ステップST155に移行する。
サブサブ基板7は、有効ラインカウンタ(有効ラインを指定するカウンタ)に1を加算し、この加算結果において有効ラインカウンタが上限を超えてない場合は、再びステップST154以降の処理を繰り返す。これにより、サブサブ基板7は、他の有効ラインについても上述したST154以降の処理を実行する。有効ラインカウンタが上限を超えている場合(すなわち、全ての有効ラインについて上述したST154以降の処理を行った場合)、サブサブ基板7はステップST157へ移行する。
サブサブ基板7は、図柄組み合わせカウンタに1を加算し、この加算結果において図柄組み合わせカウンタが上限を超えてない場合は、再びステップST153以降の処理を繰り返す。これにより、サブサブ基板7は、図柄組み合わせテーブルに登録される他の図柄組み合わせパターンについても、上述したST153以降の処理を実行する。図柄組み合わせカウンタが上限を超えている場合(すなわち、図柄組み合わせテーブルに登録される全ての図柄組み合わせパターンについて上述したST153以降の処理を行った場合)、サブサブ基板7はステップST159へ移行する。
サブサブ基板7は、図柄カウンタに1を加算し、この加算結果において図柄カウンタが上限を超えてない場合は、再びステップST152以降の処理を繰り返す。これにより、サブサブ基板7は、他の第2停止予測パターン(3つの連続する図柄の組み合わせ)についても上述したST152以降の処理を実行する。図柄カウンタが上限を超えている場合(すなわち、全ての第2停止予測パターンについて上述したST152以降の処理を行った場合)、サブサブ基板7は第2停止予測処理を終了する。
サブサブ基板7は、2番目にサブリールを停止させる第2サブリール停止データと、停止順序の判定結果を示す停止順序判定データをサブメイン基板5から受信した場合、ステップST103(図17)で取得した第2停止テーブルの識別番号により指定される2つの第2停止テーブルから、第2サブリール停止データにおいて停止対象とされたサブリールに対応する第2停止テーブルを選択する。また、サブサブ基板7は、この選択された第2停止テーブルの中から、停止順序判定データに応じたデータテーブルを更に選択する。
図24に示す第1停止テーブルにおいて、「停止得点」は、先に説明した仮想停止バッファ(図22)と同様に、ディスプレイ35の所定位置(下段)で図柄を停止させる優先度を示すデータである。
サブサブ基板7は、停止順序判定データが示す判定結果において、メインリールの停止順序が遊技用の当選役で設定される停止順序に一致している(あるいは、サブリールの停止順序が演出用の役で設定される停止順序に一致している)場合、「TRUE」のデータテーブルを選択し、それ以外の場合には「FALSE」のデータテーブルを選択する。
次に、サブサブ基板7は、ステップST201において停止順序判定データに応じて選択したデータテーブルの「停止得点」と、第2停止予測処理(図20,図21)で作成した停止対象サブリールの仮想停止バッファ(図22)の「停止得点」とを、同一の「図柄番号」同士で加算する。図25は、上記加算後の仮想停止バッファの例を示す。
次に、サブサブ基板7は、ステップST201において停止順序判定データに応じて選択したデータテーブルを参照して、第2サブリール停止データの受信タイミングにおいてディスプレイ35の所定位置(下段)にある図柄(押下位置の図柄/第2停止タイミング図柄)の「図柄番号」に対応した第3停止テーブル(図29)の識別番号と検索フラグを取得する。
例えば図24に示す第2停止テーブルにおいて「TRUE」のデータテーブルを選択している場合において、押下位置の図柄の「図柄番号」が「14」とすると、サブサブ基板7は、図24の点線で囲った第3停止テーブルの識別番号(1)と検索フラグ(1)を取得する。
次に、サブサブ基板7は、押下位置の図柄の「図柄番号」から4コマ先までの仮想停止バッファを取得する。
例えば、図20に示す仮想停止バッファが作成されている場合において、押下位置の「図柄番号」が「15」の場合、サブサブ基板7は、上側の点線で囲われた部分を取得する。
次に、サブサブ基板7は、ステップST203で取得した検索フラグの値に応じて、検索フラグが「0」であればステップST206へ移行し、「1」であればステップST207へ移行する。
検索フラグが「0」の場合、サブサブ基板7は、ステップST204で取得した全5コマの仮想停止バッファの中で押下位置の図柄から最も近く、かつ、停止得点が最大の箇所を、停止位置の図柄として設定する。
例えば、図25に示す仮想停止バッファにおいて、押下位置の図柄の「図柄番号」が「15」の場合、サブサブ基板7は、押下位置の図柄から最も近く、かつ、停止得点が最大の「2」となっている図柄番号「17」の図柄を停止位置として設定する。
また、図25に示す仮想停止バッファにおいて、押下位置の図柄の「図柄番号」が「3」の場合、サブサブ基板7は、押下位置の図柄から最も近く、かつ、停止得点が最大の「0」(この例では全て「0」)となっている図柄番号「3」の図柄を停止位置として設定する。
他方、検索フラグが「1」の場合、サブサブ基板7は、ステップST204で取得した全5コマの仮想停止バッファの中で押下位置の図柄の図柄から最も遠く、かつ、停止得点が最大の箇所を、停止位置の図柄として設定する。
例えば、図25に示す仮想停止バッファにおいて、押下位置の図柄の「図柄番号」が「15」の場合、サブサブ基板7は、押下位置の図柄から最も遠く、かつ、停止得点が最大の「2」となっている図柄番号「19」を停止位置として設定する。
また、図25に示す仮想停止バッファにおいて、押下位置の図柄の「図柄番号」が「3」の場合、サブサブ基板7は、押下位置の図柄から最も遠く、かつ、停止得点が最大の「0」(この例では全て「0」)となっている図柄番号「7」を停止位置として設定する。
2番目のサブリールの停止位置が定まると、次にサブサブ基板7は、3番目のサブリールの停止に備えて第3停止予測処理を行う。第3停止予測処理においても、上述した第2停止予測処理(図20,図21)と同様に、「図柄番号」と「停止得点」を対応付けた仮想停止バッファを作成する。
図26,図27におけるステップST251〜ST265は、図20,図21におけるステップST151〜ST165とそれぞれ対応しており、ほぼ同様の処理が実行される。ただし、第3停止予測処理においては、第2停止予測処理のステップST164(図21)に対応した処理が省略される。
サブサブ基板7は、3番目にサブリールを停止させる第3サブリール停止データと、停止順序の判定結果を示す停止順序判定データをサブメイン基板5から受信した場合、ステップST203(図23)で取得した識別番号により指定される第3停止テーブル(図29)を読み出し、この第3停止テーブルの中から、停止順序判定データに応じたデータテーブルを選択する。
図29に示す第3停止テーブルにおいて、「停止得点」,「検索フラグ」は図24に示す第2停止テーブルと同様である。この図29に示す第3停止テーブルにおいても、「図柄番号」と「停止得点」と「第3停止テーブル」を対応付けたデータテーブルが、「TRUE」と「FALSE」の2系列分含まれている。
サブサブ基板7は、停止順序判定データが示す判定結果において、メインリールの停止順序が遊技用の当選役で設定される停止順序に一致している(あるいは、サブリールの停止順序が演出用の役で設定される停止順序に一致している)場合、「TRUE」のデータテーブルを選択し、それ以外の場合には「FALSE」のデータテーブルを選択する。
サブサブ基板7は、ステップST301において停止順序判定データに応じて選択したデータテーブルの「停止得点」と、第3停止予測処理(図26,図27)で作成した停止対象サブリールの仮想停止バッファの「停止得点」とを、同一の「図柄番号」同士で加算する。
サブサブ基板7は、ステップST301において停止順序判定データに応じて選択したデータテーブルを参照して、第3サブリール停止データの受信タイミングにおいてディスプレイ35の所定位置(下段)にある図柄(押下位置の図柄/第3停止タイミング図柄)の「図柄番号」に対応した検索フラグを取得する。
サブサブ基板7は、押下位置の図柄の「図柄番号」から4コマ先までの仮想停止バッファを取得する。
サブサブ基板7は、ステップST303で取得した検索フラグの値に応じて、検索フラグが「0」であればステップST306へ移行し、「1」であればステップST307へ移行する。
検索フラグが「0」の場合、サブサブ基板7は、ステップST304で取得した全5コマの仮想停止バッファの中で押下位置の図柄から最も近く、かつ、停止得点が最大の箇所を、停止位置の図柄として設定する。
他方、検索フラグが「1」の場合、サブサブ基板7は、ステップST304で取得した全5コマの仮想停止バッファの中で押下位置の図柄から最も遠く、かつ、停止得点が最大の箇所を、停止位置の図柄として設定する。
このように、本実施形態に係るパチスロ機1では、リール回転開始を示すデータを入力したサブサブ基板7がサブリールの回転映像を構成してディスプレイ35に表示させているので、サブメイン基板5は、サブリールの映像をフレーム期間毎に指定する必要がない。これにより、サブメイン基板5からサブサブ基板7へ送信する画面制御用のデータを大幅に減らすことができる。画面制御用のデータ送信を減らすことにより、データの送受信処理にともなう遅延時間が短くなり、スタートレバー205を押してからサブリールの回転が開始するまでのレスポンスを格段に向上することができる。
また、本実施形態に係るパチスロ機1では、リール停止を示すデータを入力したサブサブ基板7がサブリールの停止映像を構成してディスプレイ35に表示させることで、上述と同様に画面制御用のデータを減らし、リール停止ボタンを押してからサブリールの回転が停止するまでのレスポンスについても格段に向上することができる。
これにより、画像描画が遅れることにより、画質が劣化することを回避でき、高画質な画像を安定して表示できる。
また、フレームレートは、30fps、60fps以外の任意の複数のフレームレートを採用することができる。
Claims (4)
- 第1のメモリと、第2のメモリとを備え、第1のレートで表示される画像の画像データを記憶し、前記第1のメモリと前記第2のメモリとを、第1のレンダリング対象および第1の読み出し対象として交互に切り換える第1のレート用メモリ群と、
第3のメモリと、第4のメモリとを備え、第1の画像データと第2の画像データとが時系列に交互に含まれ前記第1のレートより時間間隔が短い第2のレートで表示される複数の画像データを記憶し、第2のレンダリング対象および第2の読み出し対象として、前記第3のメモリと前記第4のメモリとを交互に切り換える第2のレート用メモリ群と、
制御部と
を有し、
前記制御部は、
前記第1の画像データについて処理する場合に、前記第1のメモリおよび前記第2のメモリのうち前記第1のレンダリング対象のメモリをクリアし、前記第1のレートの当該領域に対応する画像データを、当該第1のレンダリング対象のメモリの複数分割された領域のうち単数または複数の第1の領域に書き込み、当該第1の領域以外の第2の領域には書き込まない第1の処理と、
前記第2の画像データについて処理する場合に、前記第1の処理で前記第1の画像データが書き込まれた前記第1のレンダリング対象のメモリをクリアせずに、前記第1のレートの当該領域に対応する画像データを、当該第1のレンダリング対象のメモリの前記複数分割された領域のうち前記第2の領域に書き込み、前記第1の領域には書き込まず、その後、前記第1のメモリと前記第2のメモリとの間で前記第1のレンダリング対象および前記第1の読み出し対象を切り換える第2の処理と、
前記第1の処理と前記第2の処理との間に実行され、前記第1の読み出し対象のメモリから読み出した画像データを、前記第3のメモリあるいは前記第4のメモリうち前記第2のレンダリング対象のメモリに書き込む第3の処理と、
前記第3の処理の後に実行され、前記第2のレンダリング対象のメモリの所定領域に、前記第2のレートの前記第1の画像データまたは前記第2の画像データを書き込む第4の処理と
実行し、
前記第4の処理の後に、前記第1の処理または前記第2の処理を実行する
画像処理装置。 - 前記制御部は、
前記第4の処理の後に、前記第3のメモリと前記第4のメモリとの間で前記第2のレンダリング対象および前記第2の読み出し対象を切り換える第5の処理と、
前記第5の処理の後に、前記第2のレンダリング対象のメモリをクリアする第6の処理と
を実行する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第2のレートは、前記第1のレートの半分の時間間隔のレートであり、
前記制御部は、
前記第2のレートの偶数番目および奇数番目のうち一方の前記第1の画像データについては処理する場合に、前記第1のレンダリング対象のメモリをクリアし、当該第1のレンダリング対象のメモリの2分割された領域のうち一方の前記第1の領域に、前記第1のレートの当該領域に対応する画像データを書き込む前記第1の処理と、
前記第2のレートの偶数番目および奇数番目のうち他方の前記第2の画像データについて処理する場合に、前記第1のレンダリング対象のメモリの前記2分割された他方の前記第2の領域に、前記第1のレートの当該領域に対応する画像データを書き込み、その後、前記第1のメモリと前記第2のメモリとの間で前記第1のレンダリング対象および前記第1の読み出し対象を切り換える前記第2の処理と
を行う請求項2に記載の画像処理装置。 - 第1のメモリと、第2のメモリとを備え、第1のレートで表示される画像の画像データを記憶し、前記第1のメモリと前記第2のメモリとを、第1のレンダリング対象および第1の読み出し対象として交互に切り換える第1のレート用メモリ群と、
第3のメモリと、第4のメモリとを備え、第1の画像データと第2の画像データとが時系列に交互に含まれ前記第1のレートより時間間隔が短い第2のレートで表示される複数の画像データを記憶し、第2のレンダリング対象および第2の読み出し対象として、前記第3のメモリと前記第4のメモリとを交互に切り換える第2のレート用メモリ群と、
制御部とを用いて行う画像処理方法であって、前記制御部は、
前記第1の画像データについて処理する場合に、前記第1のメモリおよび前記第2のメモリのうち前記第1のレンダリング対象のメモリをクリアし、前記第1のレートの当該領域に対応する画像データを、当該第1のレンダリング対象のメモリの複数分割された領域のうち単数または複数の第1の領域に書き込み、当該第1の領域以外の第2の領域には書き込まない第1の処理と、
前記第2の画像データについて処理する場合に、前記第1の処理で前記第1の画像データが書き込まれた前記第1のレンダリング対象のメモリをクリアせずに、前記第1のレートの当該領域に対応する画像データを、当該第1のレンダリング対象のメモリの前記複数分割された領域のうち前記第2の領域に書き込み、前記第1の領域には書き込まず、その後、前記第1のメモリと前記第2のメモリとの間で前記第1のレンダリング対象および前記第1の読み出し対象を切り換える第2の処理と、
前記第1の処理と前記第2の処理との間に実行され、前記第1の読み出し対象のメモリから読み出した画像データを、前記第3のメモリあるいは前記第4のメモリうち前記第2のレンダリング対象のメモリに書き込む第3の処理と、
前記第3の処理の後に実行され、前記第2のレンダリング対象のメモリの所定領域に、前記第2のレートの前記第1の画像データまたは前記第2の画像データを書き込む第4の処理と
を実行し、前記第4の処理の後に、前記第1の処理または前記第2の処理を実行する
画像処理方法。
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