JP4856241B2 - Ｉｍｓネットワークに関する番号ポータビリティ - Google Patents

Description

本発明は、一般に、電気通信システムに関し、より具体的には、番号ポータビリティおよびＥ．１６４番号に関するルーティングをサポートし得るＩＭＳエンティティを有するシステムに関する。

番号ポータビリティは、ＶｏＩＰネットワークで一貫してまたは充分に対処されていなかった。しかしながら、回路交換ネットワークで、種々の方法が使用されてきた。回路交換方法のうちのいくつかは以下の通りである。

「全呼問い合わせ（ａｌｌ ｃａｌｌ ｑｕｅｒｙ）」では、発信ネットワーク切替装置が中央データベース（ＮＰＤＢ）にルーティング番号を問い合わせする。これは切替装置に来る全ての呼に対して行われる。次に、このルーティング番号が、呼を送信先にルーティングするのに使用される。

「前方ルーティング（ｏｎｗａｒｄ ｒｏｕｔｉｎｇ）」で、呼は、ダイヤルされた番号が移転されていることを検出する送信先切替装置にルーティングされる。送信先切替装置は、新規のルーティング番号を取得するために中央データベース（ＮＰＤＢ）に問い合わせ、呼をルーティングする。

「開放で問い合わせ（ｑｕｅｒｙ ｏｎ ｒｅｌｅａｓｅ）」で、最初にダイヤルされた電話番号で呼がルーティングされる。送信先ネットワークは、ダイヤルされた番号が移転されていることを検出し、移転を示す原因コードで呼を開放する。次に発信元切替装置が、新規のルーティング番号を取得するために中央データベース（ＮＰＤＢ）に問い合わせする。それは呼を再ルーティングするのにこの番号を使用する。

「呼送り返し（ｃａｌｌ ｄｒｏｐ ｂａｃｋ）」で、「開放で問い合わせ」の場合と同様に、呼が送信先ネットワークにルーティングされる。終端切替装置は、ダイヤルされた番号が移転されていることを発見し、新規のルーティング番号を読み出すために中央データベースＮＰＤＢに問い合わせする。次に、それは応答でそのルーティング番号で呼を開放する。発信元切替装置は、このルーティング番号を使用して呼を再ルーティングする。

これらの解決法の全てで、データベースに問い合わせ、呼をルーティングするロジックが、切替装置呼処理ソフトウェアに組み込まれている。分散型切替素子の概念は回路交換ネットワークでは見つからない。

従って、番号ポータビリティおよびＥ．１６４番号に対するルーティングをサポートし得るＩＭＳエンティティを有する改善されたより効果的なシステムに関する必要性が当技術分野で存在している。

本方法および本装置の１つの実施形態は、１つの装置を包含する。この実施形態は、ＩＭＳ（ＩＰマルチメディア・サブシステム）ネットワークのＢＧＣＦ（ブレークアウト・ゲートウェイ制御機能）と、ＢＧＣＦのポータビリティ番号問い合わせモジュールと、ポータビリティ番号問い合わせモジュールに動作可能に結合されているポータブル範囲テーブルと、ＢＧＣＦのポータビリティ番号問い合わせモジュールに動作可能に結合されているＮＰＤＢ（番号ポータビリティ・データベース）と、ＢＧＣＦのポータビリティ番号問い合わせモジュールに動作可能に結合されているＥＮＵＭ ＤＢ（ＥＮＵＭデータベース）とを含んでよい。

本方法および本装置の別の実施形態は、１つの方法を包含する。この実施形態は、ＢＧＣＦ（ブレークアウト・ゲートウェイ制御機能）でＥ．１６４番号で全ての呼を処理するステップと、ＢＧＣＦで各Ｅ．１６４番号に対して番号解析を実行するステップと、各Ｅ．１６４番号が移転されている場合、ルーティング番号を取り出すために、ＢＧＣＦによって、ＮＰＤＢ（ポータブル番号データベース）に問い合わせするステップとを含んでよい。

本発明の例示的な実装の特性は、詳細な説明、特許請求の範囲、および添付の図面から明らかになるであろう。

本説明では、以下の用語が使用されている。

３ＧＰＰ（第３世代パートナーシップ・プロジェクト）

ＡＳ（アプリケーション・サーバ）

ＢＧＣＦ（ブレークアウト・ゲートウェイ制御機能）

ＤＮＳ（ドメイン名システム）

ＥＮＵＭ（電話番号マッピング）

ＥＮＵＭ ＤＢ（電話番号マッピング・データベース）

ＨＳＳ（ホーム加入者サーバ）

Ｉ−ＣＳＣＦ（問い合わせ呼セッション制御機能）

ＩＭＳ（ＩＰマルチメディア・サブシステム）

ＩＰ（インターネット・プロトコル）

ＩＳＵＰ（ＩＳＤＮユーザ部分）

ＭＧＣＦ（媒体ゲートウェイ制御機能）

ＭＧＷ（媒体ゲートウェイ）

ＭＲＦ（マルチメディア・リソース機能）

ＮＰＤＢ（番号ポータビリティ・データベース）

Ｐ−ＣＳＣＦ（プロキシ呼セッション制御機能）

ＰＤＮ（パケット・データ・ネットワーク）

ＰＬＭＮ（公衆地上移動体ネットワーク）

ＰＳＴＮ（公衆交換電話ネットワーク）

Ｓ−ＣＳＣＦ（サービング呼セッション制御機能）

ＳＩＰ（セッション開始プロトコル）

ＵＲＩ（統一リソース識別子）

ＶｏＩＰ（ボイス・オーバーＩＰ）

本装置および本方法の実施形態では、番号ポータビリティおよび全てのＥ．１６４番号に対するルーティングをサポートし得るＩＭＳエンティティとしてＢＧＣＦが指定されている。本明細書での用語ＢＧＣＦの使用は、３ＧＰＰにより規定される通常のＢＧＣＦでなく拡張されたＢＧＣＦを指すことを理解されたい。ＩＭＳネットワークの１つの位置でＥ．１６４番号を処理することで、ＢＧＣＦは移転されている番号の効果的な処理を必然的に容易化する。番号ポータビリティは、Ｅ．１６４番号にだけ関連する問題であり、移転されている番号の処理が１つの構成要素に分離される場合、リソースのより効果的な使用をもたらすであろう。

Ｅ．１６４は、国際電気通信連合（ＩＴＵ）によって管理されている国際電話番号計画の名称であり、国際電気通信連合（ＩＴＵ）は電話番号の方式、構造および管理階層を特定する。「Ｅ．１６４」は、電話番号の構造を説明するＩＴＵ文書を参照する。ＩＴＵは、主権国家に国コードを発行するが、各国の内部での電話番号の管理は、その国の電気通信監督官庁によって管理される。完全に記述したＥ．１６４番号は、国コード、市外局番または都市コード、および電話番号で指定される。例えば、米国（国コード１）のワシントン（市外局番２０２）の電話番号５５５−１２３４に対する完全に記述したＥ．１６４番号は、＋１−２０２−５５５−１２３４になる。

ＥＮＵＭは世界規模トレーサビリティに対する既存システムなので、Ｅ．１６４番号はＥＮＵＭで使用されるのが適切である。さらに、政府の倒壊または完全な再編成の場合にだけ国コードおよび割り当てが変更されるので、これらの番号はどちらかといえば固定的である。

電話番号だけを使用してインターネット上でネットワーク構成要素がサービスをどのように見つけるか、およびキーパッド上の１２個のキーに制限されている入力機構を有する電話が、インターネット・サービスにアクセスするためにどのように使用され得るかという疑問の解決策としてＥＮＵＭが開発された。ＥＮＵＭはその最も基本において、ＰＳＴＮおよびＩＰネットワークの集合、つまり公衆交換電話ネットワークからインターネット機能性への電話番号のマッピングである。

本装置および本方法の実施形態は、ＩＭＳネットワークで使用されてよい。ＩＰマルチメディア・サブシステム（ＩＭＳ）は、ＵＭＴＳネットワークのパケット・ドメインに対するリアルタイム・マルチメディア・サービスの制御に信号送信を提供し、新規のＩＰベース・サービス（例えば、ボイス・オーバーＩＰ）の円滑な統合を可能にする。使用されている主要な信号伝達プロトコルは、ＩＥＴＦセッション開始プロトコル（ＳＩＰ）である。

ＩＭＳは構成要素セットを規定する；

セッション確立をルーティングおよび制御するために、訪問先ネットワークでプロキシＣＳＣＦ（Ｐ−ＣＳＣＦ）として、ホーム・ネットワークでサービングＣＳＣＦ（Ｓ−ＣＳＣＦ）として、またはホーム・ネットワークで問い合わせＣＳＣＦ（Ｉ−ＣＳＣＦ）として機能する、呼セッション制御機能（ＣＳＣＦ）、

ＡＡＡ機能性および各ユーザに対する固有サービス・プロファイルを備えるホーム加入者サーバ（ＨＳＳ）、

媒体ゲートウェイを制御しＩＳＵＰとＳＩＰとの間のプロトコル変換を実行する、信号送信ゲートウェイを備えている媒体ゲートウェイ制御機能（ＭＧＣＦ）、

リソース制御のためにＭＧＣＦとやりとりする媒体ゲートウェイ（ＭＧＷ）、

媒体ストリーム・リソースを制御するマルチメディア・リソース機能（ＭＲＦ）、

ＰＳＴＮブレークアウトが生じるネットワークを選択する、ブレークアウト・ゲートウェイ制御機能（ＢＧＣＦ）、

付加価値サービスを提供するアプリケーション・サーバ（ＡＳ）。

本方法および本装置の実施形態は、ＩＭＳでの移転されているＥ．１６４番号の処理の問題に対する解決策を提供する。従来の回路交換ネットワークでのＥ．１６４番号に関する番号ポータビリティの処理には種々の方法が存在する。ボイス・オーバーＩＰ（ＶＯＩＰ）が使用されているＩＭＳネットワークでは、移転されている番号の一貫した処理に関する提案が存在していなかった。移転されている番号の問題は、予測できる未来にＩＭＳネットワークが回路交換ネットワークと共存する必要があるという事実によってさらに複雑化される。この解決策は、ＩＭＳネットワークでの番号ポータビリティの処理の一貫した最適なやり方である。本方法および本装置の実施形態は、移転されている番号の処理のタスクを達成するために、既存のＩＭＳ構成要素、即ち、ブレークアウト・ゲートウェイ制御機能（ＢＧＣＦ）を利用する。

ＶＯＩＰベースＩＭＳネットワークでは、制御機能と呼ばれる種々のサーバ構成要素が呼を処理するために使用される。音声パケットが、全てのＩＭＳ呼に対して１つの端末から別の端末に送信され、ＩＭＳからＰＳＴＮ／ＰＬＭＮへの呼に対して１つの端末からゲートウェイに送信される。信号伝達が種々の制御機能を通過する。ＩＭＳでは、呼処理ロジックの大部分がサービングＣＳＣＦ（Ｓ−ＣＳＣＦ）内にある。番号ポータビリティに関する従来の実装と合わせて、番号ポータビリティに関するロジックがＳ−ＣＳＣＦサーバ内にあるべきである。しかしながら、本装置および本方法によると、番号ポータビリティは、ＢＧＣＦを使用して処理される。この手法での利点は、それがＥ．１６４ベース呼を処理するのにＢＧＣＦの能力を利用することである。

番号ポータビリティがＥ．１６４に対してだけの問題になることを理解すると、全てのＥ．１６４番号を１つの構成要素で処理することが有利である。ＩＭＳモデルによると、ＢＧＣＦは、呼を適切なゲートウェイまたは別のＢＧＣＦに配信することによって、回路交換ネットワークに向かう呼をルーティングする役目を果す。本装置および本方法によると、ＢＧＣＦは、回路交換端点に対してなされる呼を処理するだけでなく、Ｅ．１６４番号を使用するＩＭＳ呼を含む全てのＥ．１６４ベース呼を処理する。ＩＭＳ Ｅ．１６４番号をルーティングするために必要なＥＮＵＭ問い合わせは、ＢＧＣＦから発信され得る。これは、ＢＧＣＦ上でのＥ．１６４番号の処理のロジックの集中をもたらし、さらに、Ｓ−ＣＳＣＦのＥ．１６４ロジックの処理および番号解析を軽減する。

図１は、番号ポータビリティおよび全てのＥ．１６４番号のルーティングをサポートし得るＩＭＳエンティティを実装する一実施形態を示す。この実施形態は、ＢＧＣＦ１０８を有するＩＭＳネットワーク１００に実装され得る。ＢＧＣＦは、Ｐ−ＣＳＣＦ１０４に動作可能に結合されているＳ−ＣＳＣＦ１０６に動作可能に結合されている。Ｐ−ＣＳＣＦ１０４は、端点１０２に動作可能に結合され得る。

ＢＧＣＦ１０８は、さらに、ＮＰＤＢ１１０およびＥＮＵＭ ＤＢ１１２に動作可能に結合され得る。ＰＤＮ１１４がＢＧＣＦ１０８に動作可能に結合され得て、ＰＳＴＮ／ＰＬＭＮ１１８がＭＧＣＦ１１６を介してＢＧＣＦ１０８に動作可能に結合され得る。

図２は、番号ポータビリティおよび全てのＥ．１６４番号に対するルーティングをサポートし得るＩＭＳエンティティを実装する一実施形態を示す。この図面は、問い合わせＮＰＤＢ２１０およびＥＮＵＭ ＤＢ２１２に問い合わせる能力を有する本装置および本方法によるＢＧＣＦ２００を示す。この実施形態の動作の一例は、以下の通りである：

１．Ｓ−ＣＳＣＦ（図示せず）からＢＧＣＦ２００のポータビリティ番号問い合わせモジュール２０２にＥ．１６４番号での呼が着信する。Ｓ−ＣＳＣＦは、全てのＥ．１６４呼をＢＧＣＦ２００に送信する。

２．ポータブル範囲テーブル２０４に動作可能に結合され得るポータビリティ番号問い合わせモジュール２０２で、呼が種々のパラメータに関して検査され、電話番号が、それらが番号のポータブル・ブロックと合致するか否かを見るために検査される。

３／４．番号が移転されているか否かを決定し、移転されている場合にルーティング番号を取得するためにＮＰＤＢ２１０が問い合わせされる。

５／６．次に、それがＩＰ上を送信され得るか否かを検査するために、（最初のＥ．１６４番号または移転されている場合にはルーティング番号で）ＥＮＵＭ ＤＢ２１２が問い合わせされる。

７．ポータビリティ番号問い合わせモジュール２０２は、照合準備番号モジュール２０６に動作可能に結合され得る。

７Ａ．ＥＮＵＭ ＤＢ２１２からの結果を用いて呼がＩＰ上をルーティングされ得る。

７Ｂ．ＥＮＵＭ問い合わせからＵＲＩが返されない場合、準備番号テーブル２０８に基づいて呼がＭＧＣＦにルーティングされ得る。

８／９．これは、次のホップ・リスト２０９を介してＭＧＣＦにルーティングする既存のＢＧＣＦと同様である。

図３は、本方法による１つの実施形態の全体的なフロー図である。この実施形態は、ＢＧＣＦでＥ．１６４番号での全ての呼を処理するステップ（ステップ３０１）と、ＢＧＣＦで各Ｅ．１６４番号に対する番号解析を実行するステップ（３０２）と、各Ｅ．１６４番号が移転されている場合、ルーティング番号を取り出すために、ＢＧＣＦによって、ＮＰＤＢに問い合わせするステップ（３０３）とを有してよい。

図４は、発信呼フロー（切替装置から出る呼）に関する本方法による１つの実施形態の全体的なフロー図である。この実施形態は、呼発信シナリオで、Ｅ．１６４番号での呼がＰ−ＣＳＣＦに着信するステップ（ステップ４０１）と、Ｓ−ＣＳＣＦを介して、Ｅ．１６４番号を有する被呼者を見つけ、即座にその呼をＢＧＣＦにルーティングするステップ（ステップ４０２）と、ＢＧＣＦを介して、ポータブル範囲テーブルで番号を検査して成功である場合、ＮＰＤＢに問い合わせするステップ（ステップ４０３）と、呼がＩＰネットワークの端点にルーティング可能であるかを決定するために、ＢＧＣＦを介して、ＥＮＵＭ ＤＢに問い合わせするステップ（ステップ４０４）と、ＥＮＵＭ ＤＢの結果が肯定的である場合、呼をＩＰネットワーク上でルーティングするステップ（ステップ４０５）と、ＥＮＵＭ問い合わせの結果が否定的である場合、プロビジョニングに基づいて呼をＭＧＣＦにルーティングするステップ（ステップ４０６）とを有してよい。

図５は、着信呼フロー（切替装置に着く呼）に関する本方法による１つの実施形態の全体的なフロー図である。この実施形態は、呼着信シナリオで、ＰＳＴＮからＭＧＣＦに呼が着信するステップ（ステップ５０１）と、ＭＧＣＦを介して、呼をＩ−ＣＳＣＦにルーティングするステップ（ステップ５０２）と、Ｉ−ＣＳＣＦを介して、呼に関連付けられている加入者に関する情報についてＨＳＳに問い合わせするステップ（ステップ５０３）と、ＨＳＳの結果が肯定的である場合、情報に基づいて呼を特定のＳ−ＣＳＣＦにルーティングするステップ（ステップ５０４）と、ＨＳＳの結果が否定的である場合、Ｉ−ＣＳＣＦを介して、呼をＢＧＣＦにルーティングするステップ（ステップ５０５）と、ＢＧＣＦを介して、ポータビリティ情報に関して検査するためにＮＰＤＢに問い合わせするステップ（ステップ５０６）と、ポータブル情報およびプロビジョニングのうちの１つに基づいて、ＢＧＣＦを介して、呼をルーティングするステップ（ステップ５０７）とを有してよい。

図６は、代替的な着信呼フロー（切替装置に着く呼）に関する本方法による１つの実施形態の全体的なフロー図である。この実施形態は、ネットワークから切替装置に着信する呼に対し、呼がＰＳＴＮからＭＧＣＦに着信するステップ（ステップ６０１）と、ＭＧＣＦを介して、ＩＭＳネットワークで呼をＢＧＣＦにルーティングするステップ（ステップ６０２）と、ＢＧＣＦを介して、ＮＰＤＢに問い合わせするステップ（ステップ６０３）と、呼がＩＭＳネットワーク内である場合、ＢＧＣＦを介して、呼をＩ−ＣＳＣＦにルーティングするステップ（ステップ６０４）と、ＢＧＣＦを介して、呼をＩＭＳネットワークと異なるネットワークにルーティングするステップ（ステップ６０５）とを有してよい。

図７は、発信呼フローに関する本方法による別の実施形態を図示する。この実施形態では、呼フローが以下のように生じる：

１．ＳＩＰ電話からＥ．１６４番号での呼がＰ−ＣＳＣＦ（Ｐ／Ｓ−ＣＳＣＦ７０２）に着信する。

２．Ｓ−ＣＳＣＦ（Ｐ／Ｓ−ＣＳＣＦ７０２）は、Ｅ．１６４番号を有する被呼者を見つけて即座に呼をＢＧＣＦ７０４にルーティングする。

３／４．ＢＧＣＦ７０４は、新規のポータブル・データベースで番号を検査し、成功の場合、ＮＰＤＢ７０８に問い合わせする。

５／６．ＢＧＣＦ７０４は、呼がＩＰ端点にルーティングされることが可能であるか否かを見るためにＥＮＵＭ ＤＢ７１０に問い合わせする。

７Ａ．ＥＮＵＭ ＤＢの結果が成功である場合、呼がＩＰ上をルーティングされる。

７Ｂ．ＥＮＵＭ問い合わせの結果が否定的である場合、プロビジョニングに基づいて呼がＭＧＣＦ７０６にルーティングされる。

図８は、着信呼フローに関する本方法による別の実施形態を図示する。この実施形態では、呼フローが以下のように生じる：

１．呼がＰＳＴＮからＭＧＣＦ８０８に着信する。

２．ＭＧＣＦ８０８が呼をＩ−ＣＳＣＦ８０６にルーティングする。

３／４．Ｉ−ＣＳＣＦ８０６がＨＳＳ８１２に加入者の情報を問い合わせする。

５Ａ．ＨＳＳ８１２からの成功の結果の場合、呼が特定のＳ−ＣＳＣＦ（Ｐ／Ｓ−ＣＳＣＦ８０２）にルーティングされる。

５Ｂ．不成功のＨＳＳ８１２の結果の場合、Ｉ−ＣＳＣＦ８０６が呼をＢＧＣＦ８０４にルーティングする。

７／８．ＢＧＣＦ８０４が、ポータビリティを検査するためにＮＰＤＢ８１０に問い合わせする。

９．ＢＧＣＦ８０４は、新規のポータブル情報またはプロビジョニングに基づいて呼をルーティングする。

図９は、着信呼フローに関する本方法による代替的な実施形態を図示する。この実施形態では、呼フローが以下のように生じる：

１．呼がＰＳＴＮからＭＧＣＦ９０８に着信する。

２．ＭＧＣＦ９０８が呼をＢＧＣＦ９０４にルーティングする。

３／４．ＢＧＣＦ９０４がＮＰＤＢ９１２に問い合わせする。

５Ａ．呼が同じネットワーク内である場合、ＢＧＣＦ９０４が呼をＩ−ＣＳＣＦ９０６にルーティングする。

５Ｂ．呼が同じネットワーク内でない場合、ＢＧＣＦ９０４が呼を異なるネットワークへと外にルーティングする。

６／７．Ｉ−ＣＳＣＦ９０６がＨＳＳ９１０に加入者の情報を問い合わせする。

ＨＳＳ９１０から成功の結果である場合、呼が特定のＳ−ＣＳＣＦ（Ｐ／Ｓ−ＣＳＣＦ９０２）にルーティングされる。

９．Ｉ−ＣＳＣＦ９０６が呼をＳＩＰ電話にルーティングする。

本装置は、一例で、電子的構成要素、ハードウェア構成要素、およびコンピュータ・ソフトウェア構成要素の１つまたは複数等の複数の構成要素を含み得る。そのような複数の構成要素は、装置内で組み合わされてもよいし、分離されてもよい。

本装置は、一例で、１つまたは複数のコンピュータ可読信号搬送媒体を用いてよい。コンピュータ可読信号搬送媒体は、１つまたは複数の実施形態の１つまたは複数の部分を実行するためのソフトウェア、ファームウェアおよび／またはアセンブリ言語を記憶してよい。コンピュータ可読信号搬送媒体は、一例で、磁気的、電子的、光学的、生物学的、および原子的なデータ記憶媒体のうちの１つまたは複数を含んでよい。例えば、コンピュータ可読信号搬送媒体は、フロッピー（登録商標）・ディスク、磁気テープ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ハード・ディスク・ドライブ、および電子メモリを含んでよい。別の例では、コンピュータ可読信号搬送媒体は、例えば、電話ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク（「ＬＡＮ」）、ワイド・エリア・ネットワーク（「ＷＡＮ」）、インターネット、および無線ネットワークのうちの１つまたは複数である、装置を含むかまたはそれに結合されているネットワーク上を送信される変調搬送信号を含んでよい。

本明細書で説明されるステップまたは動作は、単に例示的なものである。本発明の精神から逸脱することなしに、これらのステップまたは動作に多数の変形形態が存在し得る。例えば、ステップが異なる順序で実行されてよいし、またはステップが付加、削除もしくは修正されてよい。

本発明の例示的な実装が、本明細書で詳細に示されて説明されてきたが、本発明の精神から逸脱することなしに、種々の変形、付加、置換などが行われ得て、これらはそれゆえに、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲内であるとみなされることが、当業者には明らかであろう。

番号ポータビリティおよび全てのＥ．１６４番号に対するルーティングをサポートし得るＩＭＳエンティティを実装する一実施形態を示す説明図である。 番号ポータビリティおよび全てのＥ．１６４番号に対するルーティングをサポートし得るＩＭＳエンティティを実装する一実施形態を示す説明図である。 本方法による、１つの実施形態の全体的なフロー図である。 発信呼フロー（切替装置から出る呼）に関する本方法による、１つの実施形態の全体的なフロー図である。 着信呼フロー（切替装置に着く呼）に関する本方法による、１つの実施形態の全体的なフロー図である。 代替的な着信呼フロー（切替装置に着く呼）に関する本方法による、１つの実施形態の全体的なフロー図である。 発信呼フローに関する本方法による、別の実施形態を図示する説明図である。 着信呼フローに関する本方法による、別の実施形態を図示する説明図である。 着信呼フローに関する本方法による、代替的な実施形態を図示する説明図である。

Claims (9)

1. ＩＭＳ（ＩＰマルチメディア・サブシステム）ネットワーク内のシステムであって、
   Ｅ．１６４番号への呼に関連付けられている呼信号を受信するための入力を有するＰ−ＣＳＣＦ（プロキシ呼セッション制御機能）と、
   前記Ｐ−ＣＳＣＦに結合されており、前記Ｐ−ＣＳＣＦと通信メッセージの授受を行うＳ−ＣＳＣＦ（サービング呼セッション制御機能）と、
   前記呼信号を受信する、ＢＧＣＦ（ブレークアウト・ゲートウェイ制御機能）と、
   前記ＢＧＣＦが有する、前記呼が移転可能か判定するポータビリティ番号問い合わせモジュールと、
   前記ポータビリティ番号問い合わせモジュールに結合されており、前記ポータビリティ番号問い合わせモジュールに前記呼が移転可能かの判定に関わる情報を提供するＮＰＤＢ（番号ポータビリティ・データベース）と、
   前記ポータビリティ番号問い合わせモジュールに結合されており、前記ポータビリティ番号問い合わせモジュールに、ＩＰネットワークに前記呼をルーティングするための情報を提供するＥＮＵＭ ＤＢ（電話番号マッピング・データベース）と、
   を備え、
   前記Ｅ．１６４番号が移転されている場合に、前記ＢＧＣＦが前記ＮＰＤＢに問い合わせを行ってルーティング番号を取り出し、
   前記ルーティング番号が前記呼は前記ＩＰネットワークに向けたものであると示す場合に、前記呼は前記ＩＭＳネットワークから前記ＢＧＣＦ経由で前記ＩＰネットワークへルーティングされ、
   前記ＢＧＣＦは、前記ＩＰネットワークに信号接続され、
   前記呼は、前記ＥＮＵＭ ＤＢから取り出されるＥＮＵＭ（電話番号マッピング）をもとにルーティングされる
   ことを特徴とする、システム。
2. 前記システムは、
   前記ＢＧＣＦの前記ポータビリティ番号問い合わせモジュールに結合されている照合準備番号モジュールと、
   前記照合準備番号モジュールに結合されている次のホップ・リストをさらに含む、請求項１に記載のＩＭＳネットワーク内のシステム。
3. 前記ＢＧＣＦのポータビリティ番号問い合わせモジュールが、Ｅ．１６４番号での呼を受信するための入力を有する、請求項１に記載のＩＭＳネットワーク内のシステム。
4. 前記ＢＧＣＦは、ＰＤＮ（パケット・データ・ネットワーク）に結合されており、前記ＢＧＣＦと前記ＰＤＮが通信メッセージの授受を行う、請求項１に記載のＩＭＳネットワーク内のシステム。
5. ＭＧＣＦ（媒体ゲートウェイ制御機能）をさらに備え、
   前記ＭＧＣＦは、ＰＳＴＮ（公衆交換電話ネットワーク）／ＰＬＭＮ（公衆地上移動体ネットワーク）に結合されており、前記ＭＧＣＦと前記ＰＳＴＮ／ＰＬＭＮが通信メッセージの授受を行い、前記ルーティング番号が前記呼は前記ＰＳＴＮ／ＰＬＭＮに向けたものであると示す場合に、前記呼は前記ＭＧＣＦ経由で前記ＰＳＴＮ／ＰＬＭＮへルーティングされる、請求項１に記載のＩＭＳネットワーク内のシステム。
6. 前記ＢＧＣＦに結合されており、前記ＢＧＣＦと通信メッセージの授受を行うＩ−ＣＳＣＦ（問い合わせ呼セッション制御機能）と、
   前記Ｉ−ＣＳＣＦに結合されており、前記Ｉ−ＣＳＣＦと通信メッセージの授受を行うＨＳＳ（ホーム加入者サーバ）と、
   をさらに備える、請求項１に記載のＩＭＳネットワーク内のシステム。
7. ＩＭＳ（ＩＰマルチメディア・サブシステム）ネットワーク内のＢＧＣＦ（ブレークアウト・ゲートウェイ制御機能）で、Ｅ．１６４番号への全ての呼に関連付けられている呼信号を受信するステップと、
   前記ＢＧＣＦで各Ｅ．１６４番号への呼が移転可能か判定するステップと、
   前記各Ｅ．１６４番号が移転されている場合、前記ＢＧＣＦがＮＰＤＢ（番号ポータビリティ・データベース）に問い合わせを行ってルーティング番号を取り出すステップと、
   を含み、
   前記ルーティング番号が前記呼はＩＰネットワークに向けたものであると示す場合に、前記呼は前記ＩＭＳネットワークから前記ＢＧＣＦ経由で前記ＩＰネットワークへルーティングされ、
   前記ＢＧＣＦは、前記ＩＰネットワークに信号接続され、
   前記呼は、ＥＮＵＭ ＤＢ（電話番号マッピング・データベース）から取り出されるＥＮＵＭ（電話番号マッピング）をもとにルーティングされる
   ことを特徴とする方法。
8. 前記方法は、
   前記ルーティング番号が前記呼は前記ＩＭＳネットワークに信号接続されている前記ＩＰネットワーク内のＶｏＩＰ（ボイス・オーバーＩＰ）端点に向けたものであると示す場合、前記ＥＮＵＭ ＤＢにＥＮＵＭの問い合わせを行った後に、前記ＢＧＣＦを介して、前記呼を前記ＩＰネットワークにルーティングするステップをさらに含む、請求項７に記載の方法。
9. 前記方法は、
   前記ルーティング番号が前記呼はＭＧＣＦ（媒体ゲートウェイ制御機能）経由で前記ＩＭＳネットワークに信号接続されているＰＳＴＮ（公衆交換電話ネットワーク）／ＰＬＭＮ（公衆地上移動体ネットワーク）に向けたものであると示す場合、前記ＢＧＣＦを介して、前記呼を前記ＭＧＣＦにルーティングするステップをさらに含む、請求項７に記載の方法。

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