JP4855310B2 - 光配線ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、光配線盤や光配線箱等を構成する光配線ユニットに関し、特に光分岐ユニット等の光部品収納ケースをラック内に収納して構成される光配線ユニットに関する。
従来、光配線ユニットとしては、光分岐ユニット等からなる光部品収納ケースを、ラック内に挿入して収納するものが提供されている(特許文献1〜3を参照)。
特許文献1に記載の光ファイバ収納ユニットでは、複数の光ファイバ収納トレイを筐体に収納できる。光ファイバ収納トレイは、スライドレールによって引き出し自在に筐体に支持される。光ファイバ収納トレイは、このトレイに取り付けられたクリップがスライドレールに係止することによって、引き出し位置で停止する。
特許文献2に記載の光分配パネルは、複数の光分岐ユニットをパネルケースに収納できる。特許文献3に記載の光分岐ユニットは、配線架に収納できるように構成されている。
特開2006−227041号公報 特開2000−275447号公報 特開平11−231147号公報
上述した従来技術では、光部品収納ケースに接続される光ファイバコード等が、抜き差しなどの際に、作業者により触られて曲げられてしまうと、伝送されている光信号に損失が生じることがある。
また、スライドレールを用いた場合には、構造が複雑となり、コストがかさむという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、光部品収納ケースに対する光ファイバコード等の挿抜作業の際に損失が生じるのを防ぐことができ、しかも低コスト化を実現できる光配線ユニットを提供することを目的とする。
本発明は、一方の端面に、光コネクタが接続される接続部を有する光部品収納ケースと、前記光部品収納ケースを収納するラックと、を備えた光配線ユニットであって、前記光部品収納ケースは、前記接続部が形成された収納ケース本体と、前記収納ケース本体から突出して形成された取手部と、前記収納ケース本体が前記ラックに収納された収納位置で前記ラックに係止する第1ラッチと、前記収納ケース本体が前記収納位置から前記一方側に引き出された引出位置で前記ラックに係止する第2ラッチとを備え、前記第1ラッチは、第1基部と、前記第1基部から前記一方とは反対方向である他方に延びる第1他方延出部とを備え、前記第1他方延出部には、前記引出位置で前記一方側から前記ラックに係止可能な第1他方係止凸部が形成され、前記第2ラッチは、前記第1基部より他方側に形成された第2基部と、前記第2基部から前記一方に延びる第2一方延出部とを備え、前記第2一方延出部には、前記引出位置で前記他方側から前記ラックに係止可能な第2一方係止凸部が形成され、前記第1他方延出部は、前記収納ケース本体に向けて弾性変形させて、前記第2一方延出部を押圧し弾性変形させることによって、前記第1他方係止凸部および第2一方係止凸部を変位させて前記ラックに対する係止を解除することで、前記収納ケース本体の前記引出位置からの前記一方および他方のいずれの移動規制も解除可能である光配線ユニットを提供する。
本発明の光配線ユニットは、前記第1ラッチが、前記収納位置で前記他方側から前記ラックに係止可能な第1一方係止凸部を有し、前記取手部が、前記収納ケース本体から突出する取手部本体と、この取手部本体から他方に延びる取手延出部とを有し、前記取手延出部が、収納ケース本体に向けて弾性変形させて、前記第1ラッチを押圧し前記第1一方係止凸部を変位させて前記ラックに対する係止を解除可能であり、前記第2ラッチが、前記収納位置で前記一方側から前記ラックに係止可能な第2他方係止凸部を有し、前記収納ケース本体に、前記第2ラッチより他方側に形成された押圧部基部と、前記押圧部基部から前記一方に延びる押圧延出部とを有する押圧部が形成され、前記押圧延出部が、前記収納ケース本体に向けて弾性変形させることによって、前記第2ラッチを押圧し前記第2他方係止凸部を変位させて前記ラックに対する係止を解除可能である構成としてよい。
本発明の光配線ユニットは、前記第2ラッチが、前記第2基部から前記他方に延びる第2他方延出部を備え、前記第2他方延出部には、前記第2他方係止凸部が形成され、前記第2他方係止凸部が、前記第2他方延出部が前記押圧延出部に押圧されて弾性変形することで変位して前記ラックに対する係止を解除することによって、前記収納ケース本体の前記収納位置からの前記他方への移動規制を解除し、前記第1ラッチが、前記第1基部から前記一方に延びる第1一方延出部を備え、前記第1一方延出部には、前記第1一方係止凸部が形成され、前記第1一方係止凸部が、前記第1一方延出部が前記取手延出部に押圧されて弾性変形することで変位して前記ラックに対する係止を解除することによって、前記収納ケース本体の前記収納位置からの前記一方への移動規制を解除する構成としてよい。
本発明の光配線ユニットは、前記ラックが、一方側の板と、これより前記他方側に設けられた他方側の板とを備え、前記第1一方係止凸部の前記ラックに対する係止位置は前記一方側の板であり、前記第2他方係止凸部の前記ラックに対する係止位置は前記他方側の板である構成としてよい。
本発明の光配線ユニットは、前記第1一方係止凸部の他方面が、前記他方に向かって徐々に前記収納ケース本体に近づく傾斜面であり、前記第2他方係止凸部の一方面が、前記他方に向かって徐々に前記収納ケース本体から離れる傾斜面である構成としてよい。
本発明の光配線ユニットによれば、光部品収納ケースが、収納位置でラックに係止する第1ラッチと、引出位置でラックに係止する第2ラッチとを備えているので、必要な光部品収納ケースのみを引き出して、光ファイバコード等の挿抜作業を行うことができる。
このため、他の光部品収納ケースに接続されている光ファイバコード等に影響を与えることがなく、光信号に損失が生じることはない。
また、第1および第2ラッチがラックに係止するように構成されているので、構造が単純であることから、低コスト化を図ることができる。
以下、本発明に係る光配線ユニットの一例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、この光配線ユニットに用いられる光部品収納ケース10を示す図であり、(a)は後面図、(b)は正面図、(c)は前面図である。図2は、光部品収納ケース10の要部を拡大して示す正面図である。図3は、第1ラッチ30を拡大して示す正面図である。図4は、第2ラッチ40を拡大して示す正面図である。図5は、光部品収納ケース10の全体斜視図である。図6は、光部品収納ケース10の内部構成の例を示す説明図である。図7は、光部品収納ケース10がラック60に収納されている状態を示す斜視図である。図8は、ラック60の前板61を示す正面図である。図9および図10は、前板61の要部を示す拡大図である。図11は、ラック60の後板62を示す正面図である。
図7に示すように、この光配線ユニットは、光部品収納ケース10と、光部品収納ケース10を収納するラック60と、これらを収納するパネルケース80とを備えている。
図1および図2に示すように、光部品収納ケース10は、収納ケース本体11と、収納ケース本体11の前方に突出して形成された取手部20と、取手部20の後方に形成された第1ラッチ30と、第1ラッチ30の後方に形成された第2ラッチ40と、第2ラッチ40の後方に形成された押圧部50とを有する。
以下、図2における右方を前方といい、左方を後方ということがある。
収納ケース本体11は、略矩形の板状のケース状に形成され、一方の端面である前端面12に、光コネクタが接続される第1の接続部13が形成され、他方の端面である後端面14に、光コネクタが接続される第2の接続部15が形成されている。
第1の接続部13は出力コネクタであり、LCコネクタ、SCコネクタ、MUコネクタなどの単心光コネクタが接続可能な光コネクタアダプタ(以下、単にアダプタという)を例示できる。
第2の接続部15は入力コネクタであり、LCコネクタ、SCコネクタ、MUコネクタなどの単心光コネクタが接続可能なアダプタを例示できる。
図2に示すように、取手部20は、光部品収納ケース10の挿入および引出操作をする際に作業者が把持するものであって、収納ケース本体11の前端面12の上端部から前方に突出する取手部本体21と、取手部本体21の前部から上方に突出する基部22と、基部22の上端部から後方に延びる取手延出部23とを有する。
取手延出部23は、上下に弾性的に曲げ変形可能な板状に形成され、収納ケース本体11の上端面16からほぼ一定の距離を隔てて後方に延びている。
取手部20の高さは、後述するように、第1および第2ラッチ30、40より低くされており、ラック60に挿入したときにラック60に係止しない。
図2および図3に示すように、第1ラッチ30は、収納ケース本体11の上端面16から上方に突出する基部31と、基部31の上部から前方に延びる第1前方延出部32(第1一方延出部)と、基部31の上部から後方に延びる第1後方延出部33(第1他方延出部)とを有する。
前方および後方延出部32、33は、上下に弾性的に曲げ変形可能な板状とされ、上端面16にほぼ平行に形成されている。
第1前方延出部32の先端には、上方に突出する第1前方係止凸部34(第1一方係止凸部)が形成されている。
第1前方係止凸部34は、前面34aが上端面16に対しほぼ垂直とされ、後面34bが後方に向かって徐々に下降する傾斜面となっている。第1前方係止凸部34は、第1前方延出部32の上面よりも上方に突出して形成されている。第1前方係止凸部34は、第1前方延出部32の曲げ変形によって、前板61に係脱可能に係止できる。
延出部32、33は、取手部20の取手延出部23とほぼ同じ高さとなっているため、第1ラッチ30は、第1前方係止凸部34の分だけ取手部20より高く形成されていることになる。
第1前方延出部32の先端には、前方に延びる当接片35が形成されている。当接片35は、取手延出部23の先端部の下方位置に達している。
第1後方延出部33の先端には、上方に突出する第1後方係止凸部36(第1他方係止凸部)が形成されている。
第1後方係止凸部36は、前面36aが後方に向かって徐々に上昇する傾斜面となっており、後面36bは上端面16にほぼ垂直とされている。第1後方係止凸部36は、第1後方延出部33の曲げ変形によって、前板61に係脱可能である。
図2および図4に示すように、第2ラッチ40は、収納ケース本体11の上端面16から上方に突出する基部41と、基部41の上部から前方に延びる第2前方延出部42(第2一方延出部)と、基部41の上部から後方に延びる第2後方延出部43(第2他方延出部)とを有する。
前方および後方延出部42、43は、上下に弾性的に曲げ変形可能な板状とされ、上端面16にほぼ平行に形成されている。
第2前方延出部42の先端には、上方に突出する第2前方係止凸部44(第2一方係止凸部)が形成されている。
第2前方係止凸部44は、前面44aが上端面16に対しほぼ垂直とされ、後面44bが後方に向かって徐々に下降する傾斜面となっている。第2前方係止凸部44は、第2前方延出部42の上面よりも上方に突出して形成されている。第2前方係止凸部44は、第2前方延出部42の曲げ変形によって、後板62に係脱可能に係止できる。
延出部42、43は、取手部20の取手延出部23とほぼ同じ高さとなっているため、第2ラッチ40は、第2前方係止凸部44の分だけ取手部20より高く形成されていることになる。
第2前方延出部42の先端には、前方に延びる当接片45が形成されている。当接片45は、第1後方延出部33の先端部の下方位置に達している。
第2後方延出部43の先端には、上方に突出する第2後方係止凸部46(第2他方係止凸部)が形成されている。
第2後方係止凸部46は、前面46aが後方に向かって徐々に上昇する傾斜面となっており、後面46bは上端面16に対しほぼ垂直とされている。
第2後方延出部46の先端には、後方に延びる当接片47が形成されている。
図2に示すように、押圧部50は、上端面16の後部から上方に突出する基部51と、基部51の上端部から前方に延びる押圧延出部52とを有する。
押圧延出部52は、上下に弾性的に曲げ変形可能な板状に形成され、上端面16にほぼ平行に形成されている。押圧延出部52の先端部は、当接片47の上方位置に達している。
図5に示すように、収納ケース本体11の下端には、断面矩形の突条である突出部17が前後方向にわたって形成され、突出部17の下面には、断面矩形の突条であるキー凸部18が前後方向にわたって形成されている。キー凸部18は、突出部17の厚さ方向中央部ではなく、厚さ方向の一方側に偏った位置に形成されている。
収納ケース本体11は、プラスチックで形成できるため、コストの点で有利である。
図6は、収納ケース本体11の内部構造の例を示すもので、この例では、第1の接続部13と第2の接続部15は、光カプラ91、92を介して光接続されている。
図7に示すように、ラック60は、挿入開口部65を有する矩形枠状の前板61と、挿入開口部66を有する矩形枠状の後板62と、上板部63と、下板部64とを有する。
図8および図9に示すように、前板61の上部フレーム61aには、光部品収納ケース10の上端部に対応する形状の上部嵌合凹部70が形成されている。
図8および図10に示すように、下部フレーム61bには、光部品収納ケース10の下端部に対応する形状の下部嵌合凹部71が形成されている。
下部嵌合凹部71は、突出部17の断面形状に沿う矩形状の基凹部72と、基凹部72の底縁部72aに形成されたキー凹部73とからなる。
キー凹部73は、キー凸部18の断面形状に沿う矩形状に形成され、キー凸部18が嵌合するようになっている。
キー凹部73は、キー凸部18に対応した形状であるため、底縁部72aの中央部ではなく、光部品収納ケース10の厚さ方向に偏った位置に形成されている。
このため、光部品収納ケース10は、前端面12を前方に向けた状態でのみラック60に挿入できる。
なお、図示例では、光部品収納ケース10にキー凸部18が形成され、ラック60に、これに嵌合するキー凹部73が形成された構成としたが、逆に、光部品収納ケースにキー凹部が形成され、ラックに、キー凹部に嵌合可能なキー凸部が形成されていてもよい。
図11に示すように、後板62の上部フレーム62aにも、前板61と同様に、上部嵌合凹部70が形成されている。
下部フレーム62bには、光部品収納ケース10の下端部に対応する形状の下部嵌合凹部74が形成されている。下部嵌合凹部74は、前板61の下部嵌合凹部71とは左右が逆となる形状を有する。
図7に示すように、上板部63は、前板61の上部フレーム61aと、後板62の上部フレーム62aとの間に設けられている。上板部63には、前後方向に沿って、光部品収納ケース10の上端部が挿入可能な複数の案内スリット68が形成されている。
案内スリット68の幅は上部嵌合凹部70の幅とほぼ同じとされ、上部嵌合凹部70に即した位置に形成されている。
下板部64は、前板61の下部フレーム61bと、後板62の下部フレーム62bとの間に設けられている。下板部64には、前後方向に沿って、光部品収納ケース10の下端部が挿入可能な複数の案内スリット69が形成されている。
案内スリット69の幅は下部嵌合凹部71、74の幅とほぼ同じとされ、下部嵌合凹部71、74に即した位置に形成されている。
次に、光配線ユニットが奏する作用を説明する。
図12に示すように、光部品収納ケース10は、前端面12を前に向けた状態で、前側の挿入開口部65からラック60内に挿入できる。
図13に示すように、光部品収納ケース10は、案内スリット68、69に沿ってラック60内に挿入され、収納位置P1に至る。
図15に示すように、この収納位置P1では、第1ラッチ30の第1前方係止凸部34が前板61に係止している。
作業者が取手部20の取手部本体21と取手延出部23をつまみ、取手延出部23を下方に弾性的に曲げ変形させると、取手延出部23の先端部が第1前方延出部32の当接片35を下方に押圧し、第1前方延出部32を下方に弾性的に曲げ変形させる。
これによって、第1前方係止凸部34が下方移動し、前板61に対する係止が解除され、光部品収納ケース10が前方に移動可能となる。
図14および図16に示すように、作業者が取手部20を前方に引っ張ると、光部品収納ケース10は前方に移動し、第2ラッチ40の第2前方係止凸部44が前板61に係止する。この位置を引出位置P2という。
作業者は、この引出位置P2において第1の接続部13に対する光ファイバコード等の挿抜作業を行うことができる。このため、収納位置P1にある他の光部品収納ケース10に接続されている光ファイバコード等に影響が及ぶことがない。
図14に示すように、引出位置P2の光部品収納ケース10は、作業終了後は、後方に移動させ、収納位置P1に戻すことができる。光部品収納ケース10を後方移動させる際には、第1後方延出部33を下方に曲げ変形させて第1後方係止凸部36が前板61に引っ掛からないようにするのが好ましい。
図17に示すように、光部品収納ケース10は、前端面12を前に向けた状態で、後側の挿入開口部66からラック60内に挿入することもできる。
上述のように、取手部20は、第1および第2ラッチ30、40より低く形成されているため、ラック60に挿入しても前板61および後板62に係止しない。
図18に示すように、光部品収納ケース10は、前端面12を後ろに向けた状態で、前側の挿入開口部65からラック60内に挿入することもできる。
図19に示すように、同じ姿勢で、後側の挿入開口部66からラック60内に挿入することもできる。
図20に示すように、収納位置P1に配置した光部品収納ケース10は、前端面12を後ろに向けた状態で、収納位置P1から後方に引き出すことができる。
このように、光部品収納ケース10は、ラック60に対する挿入方向は限定されない。
光配線ユニットでは、光部品収納ケース10が、収納位置P1でラック60に係止する第1ラッチ30と、引出位置P2でラック60に係止する第2ラッチ40とを備えているので、必要な光部品収納ケース10のみを引き出して、光ファイバコード等の挿抜作業を行うことができる。
このため、他の光部品収納ケース10に接続されている光ファイバコード等に影響を与えることがなく、光信号に損失が生じることはない。
また、第1および第2ラッチ30、40がラック60に係止するように構成されているので、構造が単純であることから、低コスト化を図ることができる。
また、光部品収納ケース10では、取手部20によって第1前方延出部32を下方に弾性変形させて第1ラッチ30の係止を解除できるようになっているので、係止解除操作が容易である。
さらに、取手部20が第1および第2ラッチ30、40より低くされているので、図17に示すように、前端面12を前に向けた状態で、後側の挿入開口部66からラック60内に挿入することができる。
このように、光部品収納ケース10のラック60に対する挿入方向が限定されないため、適用範囲を広くすることができる。例えば、前面側および後面側のうち一方からでは作業できない場合でも、他方からの作業が可能となる。
また、光部品収納ケース10を撤去する場合に、前側の第1の接続部13に接続された光ファイバコード等に触れることなく、後側の挿入開口部66から撤去できる。このため、他の光部品収納ケース10に影響を与えることがなく、損失が生じることはない。
図示例の光部品収納ケース10では、ラック60に対する挿入および引出操作の際に、必要に応じて、押圧延出部52を下方に弾性的に曲げ変形させて当接片47を下方に押圧し、第2後方係止凸部46を下降させて、これがラック60に係止しないようにすることができる。
また、第1後方延出部33を下方に弾性的に曲げ変形させて当接片45を下方に押圧し、第2前方係止凸部44を下降させて、これがラック60に係止しないようにすることができる。
図21および図22は、光部品収納ケースの他の例を示すもので、ここに示す光部品収納ケース100は、収納ケース本体101と、取手部20と、第1ラッチ30と、第2ラッチ40と、押圧部50とを有する。
収納ケース本体101は、本体部102と、本体部102の後端に取り付けられた余長収納部103とからなる。
本体部102の前端面12には、接続部13が設けられている。
余長収納部103は、余長104と、融着接続部105とを収納できる。
図23および図24は、光部品収納ケースの他の例を示すもので、ここに示す光部品収納ケース110は、収納ケース本体111と、取手部20と、第1ラッチ30と、第2ラッチ40と、押圧部50とを有する。
収納ケース本体111の前端面12には第1の接続部13が設けられている。
後端面14には第2の接続部15が設けられている。第2の接続部15としては、多心アダプタ、例えばMTアダプタを挙げることができる。
図25および図26は、光部品収納ケースの他の例を示すもので、ここに示す光部品収納ケース120は、収納ケース本体121と、取手部20と、第1ラッチ30と、第2ラッチ40と、押圧部50とを有する。
収納ケース本体121の前端面12には、第1〜第3接続部122〜124が設けられている。
光部品収納ケース120は、各接続部122〜124が光カプラを構成するように接続されている。
なお、本発明における光部品収納ケースは、図示例に限らず、光スプリッタや、光フィルタ等として構成されるものであってもよい。
本発明に係る光配線ユニットの一例に用いられる光部品収納ケースを示す図であり、(a)は後面図、(b)は正面図、(c)は前面図である。 図1に示す光部品収納ケースの要部を拡大して示す正面図である。 図1に示す光部品収納ケースの第1ラッチを拡大して示す正面図である。 図1に示す光部品収納ケースの第2ラッチを拡大して示す正面図である。 図1に示す光部品収納ケースの全体斜視図である。 図1に示す光部品収納ケースの内部構成の例を示す説明図である。 図1に示す光部品収納ケースがラックに収納されている状態を示す斜視図である。 図7に示すラックの前板を示す正面図である。 図8に示す前板の要部を示す拡大図である。 図8に示す前板の要部を示す拡大図である。 図7に示すラックの後板を示す正面図である。 図1に示す光部品収納ケースをラックに収納する操作を示す説明図である。 図1に示す光部品収納ケースをラックに収納した状態を示す説明図である。 図1に示す光部品収納ケースをラックから引き出した状態を示す説明図である。 図1に示す光部品収納ケースをラックに収納した状態を示す説明図である。 図1に示す光部品収納ケースをラックから引き出した状態を示す説明図である。 図1に示す光部品収納ケースをラックに収納する操作を示す説明図である。 図1に示す光部品収納ケースをラックに収納する操作を示す説明図である。 図1に示す光部品収納ケースをラックに収納する操作を示す説明図である。 図1に示す光部品収納ケースをラックから引き出した状態を示す説明図である。 本発明の光配線ユニットの一例に用いられる光部品収納ケースの他の例を示す正面図である。 図21に示す光部品収納ケースの内部構成の例を示す説明図である。 本発明の光配線ユニットの一例に用いられる光部品収納ケースの他の例を示す正面図である。 図23に示す光部品収納ケースの内部構成の例を示す説明図である。 本発明の光配線ユニットの一例に用いられる光部品収納ケースの他の例を示す正面図である。 図25に示す光部品収納ケースの内部構成の例を示す説明図である。
符号の説明
10、100、110、120…光部品収納ケース、11、101、111、121…収納ケース本体、12…前端面、13…第1の接続部、18…キー凸部(凹凸部)、20…取手部、21…取手部本体、23…取手延出部、30…第1ラッチ、32…第1前方延出部(第1一方延出部)、34…第1前方係止凸部(第1一方係止凸部)、40…第2ラッチ、60…ラック、65、66…挿入開口部、73…キー凹部(凹凸部)。

Claims (5)

  1. 一方の端面に、光コネクタが接続される接続部を有する光部品収納ケースと、前記光部品収納ケースを収納するラックと、を備えた光配線ユニットであって、
    前記光部品収納ケースは、前記接続部が形成された収納ケース本体と、
    前記収納ケース本体から突出して形成された取手部と、
    前記収納ケース本体が前記ラックに収納された収納位置で前記ラックに係止する第1ラッチと、
    前記収納ケース本体が前記収納位置から前記一方側に引き出された引出位置で前記ラックに係止する第2ラッチとを備え、
    前記第1ラッチは、第1基部と、前記第1基部から前記一方とは反対方向である他方に延びる第1他方延出部とを備え、前記第1他方延出部には、前記引出位置で前記一方側から前記ラックに係止可能な第1他方係止凸部が形成され、
    前記第2ラッチは、前記第1基部より他方側に形成された第2基部と、前記第2基部から前記一方に延びる第2一方延出部とを備え、前記第2一方延出部には、前記引出位置で前記他方側から前記ラックに係止可能な第2一方係止凸部が形成され、
    前記第1他方延出部は、前記収納ケース本体に向けて弾性変形させて、前記第2一方延出部を押圧し弾性変形させることによって、前記第1他方係止凸部および第2一方係止凸部を変位させて前記ラックに対する係止を解除することで、前記収納ケース本体の前記引出位置からの前記一方および他方のいずれの移動規制も解除可能であることを特徴とする光配線ユニット。
  2. 前記第1ラッチは、前記収納位置で前記他方側から前記ラックに係止可能な第1一方係止凸部を有し、
    前記取手部は、前記収納ケース本体から突出する取手部本体と、この取手部本体から他方に延びる取手延出部とを有し、
    前記取手延出部は、収納ケース本体に向けて弾性変形させて、前記第1ラッチを押圧し前記第1一方係止凸部を変位させて前記ラックに対する係止を解除可能であり、
    前記第2ラッチは、前記収納位置で前記一方側から前記ラックに係止可能な第2他方係止凸部を有し、
    前記収納ケース本体には、前記第2ラッチより他方側に形成された押圧部基部と、前記押圧部基部から前記一方に延びる押圧延出部とを有する押圧部が形成され、
    前記押圧延出部は、前記収納ケース本体に向けて弾性変形させることによって、前記第2ラッチを押圧し前記第2他方係止凸部を変位させて前記ラックに対する係止を解除可能であることを特徴とする請求項1に記載の光配線ユニット。
  3. 前記第2ラッチは、前記第2基部から前記他方に延びる第2他方延出部を備え、前記第2他方延出部には、前記第2他方係止凸部が形成され、
    前記第2他方係止凸部は、前記第2他方延出部が前記押圧延出部に押圧されて弾性変形することで変位して前記ラックに対する係止を解除することによって、前記収納ケース本体の前記収納位置からの前記他方への移動規制を解除し、
    前記第1ラッチは、前記第1基部から前記一方に延びる第1一方延出部を備え、前記第1一方延出部には、前記第1一方係止凸部が形成され、
    前記第1一方係止凸部は、前記第1一方延出部が前記取手延出部に押圧されて弾性変形することで変位して前記ラックに対する係止を解除することによって、前記収納ケース本体の前記収納位置からの前記一方への移動規制を解除することを特徴とする請求項2に記載の光配線ユニット。
  4. 前記ラックが、一方側の板と、これより前記他方側に設けられた他方側の板とを備え、
    前記第1一方係止凸部の前記ラックに対する係止位置は前記一方側の板であり、前記第2他方係止凸部の前記ラックに対する係止位置は前記他方側の板であることを特徴とする請求項2または3記載の光配線ユニット。
  5. 前記第1一方係止凸部の他方面は、前記他方に向かって徐々に前記収納ケース本体に近づく傾斜面であり、
    前記第2他方係止凸部の一方面は、前記他方に向かって徐々に前記収納ケース本体から離れる傾斜面であることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか1項記載の光配線ユニット。
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