JP4855090B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、異なる大きさの商品を無駄な空間が生じることなく収容可能な包装箱に関するものである。
近年では、電話やインターネットにより様々な商品を注文して購入することが可能になっている。そして、購入者は、包装箱によって梱包されていない商品や、2以上の商品を同時に購入する場合がある。そのため、この種の販売を行う通信販売業者は、輸送用として専用の包装箱を用意しておく必要がある。
しかし、各商品は、それぞれ大きさが異なるため、平面視形状を含む複数種の大きさの包装箱が必要になる。そして、複数種の包装箱を用意するのは、コスト高になるうえ、その保管スペースも必要になるという問題がある。なお、大きな包装箱を用意しておけば、勿論小さな商品を収容することは可能であるが、内部に生じる無駄な空間には、緩衝材を充填する必要があるため、やはりコスト高になるうえ、緩衝材の保管スペースが必要になる。
そこで、組立後の形態を変更できる包装箱が要望されており、このような包装箱に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特許第3432209号公報
この特許文献1には、短冊状をなす12面の予備成形パネルと、4面の予備成形パネルの上下端縁に連設した延長部とを備えた包装箱が記載されている。具体的には、各予備成形パネルは、それぞれ縦方向に延びる同一幅のもので、それぞれ横方向に連続するように設けられ、各境界部分には折り目が設けられている。そして、各予備成形パネルには、その上下端縁から、該予備成形パネルの幅と同一寸法となる位置に補助折り目が設けられている。これにより、各予備成形パネルの上下端には、それぞれ折り目で囲繞された正方形状の蓋構成部が形成される。
また、前記延長部は、一端に位置する第1予備成形パネル、隣接する第2予備成形パネル、中間部分に位置する第7予備成形パネル、および、隣接する第8予備成形パネルの上下端縁に連設され、その各パネルとの境界部分に折り目が設けられている。これら延長部は、予備成形パネルの幅と同一寸法の突出量をなす。これにより、第1,第2,第7および第8予備成形パネルの上下端には、正方形状をなす蓋構成部が更に形成される。
さらに、前記延長部である蓋構成部を含む全ての蓋構成部には、それぞれ対角に向けて延びる一対の折り目がそれぞれ設けられている。
これにより、連続した3面ずつの予備成形パネルでそれぞれ壁を構成させた第1封緘状態、対向する2面の予備成形パネルと対向する4面の予備成形パネルとでそれぞれ壁を構成させた第2封緘状態、対向する1面の予備成形パネルと対向する5面の予備成形パネルとでそれぞれ壁を構成させた第3封緘状態とすることを可能としている。
しかしながら、この包装箱は、横方向(幅および奥行き)の寸法を変更することは可能であるが、その変形可能な寸法は、各パネルの幅で一義的に規定されてしまう。即ち、各予備成形パネルの幅を異なるように形成した場合には、端部を閉塞できない状態が生じる。そのため、平面視形状は正方形状を基調として、一対の壁を2/3の幅、1/3の幅など、等分でしか調節することができず、寸法調節に係る自由度が低いという問題がある。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、平面視形状の寸法調節に係る設計変更の自由度を向上できる包装箱を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の包装箱は、各一対の端壁および側壁を備え、これらの上下端縁に蓋を構成するフラップを連設した包装箱において、前記各端壁に、連続する一対のフラップの上下端縁にかけて縦方向に延びる横寸法調節用折曲線をそれぞれ設けるとともに、前記端壁に連続した各フラップに、前記端壁との境界線および前記横寸法調節用折曲線の交差位置から側縁にかけて略45度の傾斜角で延びるリード罫からなる折込用折曲線を設け、前記各フラップと各壁との境界部分で折り曲げた第1封緘状態と、前記端壁および連続するフラップを、横寸法調節用折曲線および折込用折曲線に沿って折り曲げてフラップで閉塞した前記第1封緘状態より幅が広く奥行きが狭い第2封緘状態とを可能とし、前記折込用折曲線を設けたフラップの先端角部に、前記折込用折曲線にかけて延びる切欠部を設けた構成としている。
この包装箱によれば、各壁とフラップとの境界部分で折り曲げた第1封緘状態と、端壁を横寸法調節用折曲線で折り曲げるとともに連続するフラップを折込用折曲線で折り曲げた第2封緘状態とで、その横(幅および奥行き)方向の寸法を変更することができる。また、これらの封緘状態は、端壁に連設したフラップと側壁に連設したフラップにより、横寸法が変わっても確実に閉塞することができる。そして、第2封緘状態での横寸法を調節する場合、前記横寸法調節用折曲線の位置を変更し、それに伴って折込用折曲線の位置を変更するだけで、ブランクの外形全体までも変更する必要はない。そのため、寸法調節に係る自由度を向上することができる。
また、折込用折曲線を設けたフラップの先端角部に、折込用折曲線にかけて延びる切欠部を設けているため、折込用折曲線に沿ってフラップを折り曲げる作業性を向上できる。
本発明の包装箱では、収容する商品が必要とする平面視形状に応じて形状が異なる封緘状態とすることができるため、用意する包装箱の個数や緩衝材の量を削減でき、コストダウンを図ることができる。また、これらの封緘状態は、横寸法調節用折曲線の形成位置が変わっても確実に閉塞することができる。そのため、寸法調節に係る自由度を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1から図5は、本発明の第1実施形態に係る包装箱を示す。この包装箱は、各一対の端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bを備え、これらの上下端縁にそれぞれフラップ14A,14B〜17A,17Bを連設し、これらフラップ14A,14B〜17A,17Bにより閉塞した第1封緘状態と、この第1封緘状態より奥行きが狭く幅が広い第2封緘状態との2種の封緘を可能としたものである。
この包装箱は、表紙および裏紙の間に波状の中しんを配設した周知の段ボール紙を、周知の紙器打抜装置(図示せず)によって図5に示す連続した一枚のブランクとして打ち抜き、所定部位を糊付けにより貼着して成形される。
この包装箱のブランクは、図5に示すように、矩形状をなす各一対の端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bが交互かつ直線的に連続するように設けられている。これらのうち、左側端部に位置する側壁11Aの端縁には、右側端部に位置する端壁10Bに貼着するための糊代部12が連設されている。そして、これら端壁10A,10B、側壁11A,11Bおよび糊代部12の各境界部分には、肉厚を圧縮するように罫を入れて形成した折曲線13が設けられている。
前記端壁10A,10Bには、上端縁に上側内フラップ14A,14Bが連設されるとともに、下端縁に下側内フラップ15A,15Bが連設されている。また、前記側壁11A,11Bには、上端縁に上側外フラップ16A,16Bが連設されるとともに、下端縁に下側外フラップ17A,17Bが連設されている。そして、これら各フラップ14A,14B〜17A,17Bと連続した各壁10A,10B,11A,11Bとの間には、前記と同様の折曲線18が設けられている。なお、これらフラップ14A,14B〜17A,17Bの突出寸法は、端壁10A,10Bの横方向の寸法の略半分の寸法設定としている。また、これらフラップ14A,14B〜17A,17Bは、形式的に上側および下側と規定しているが、実際の使用上に上下の制限はない。
そして、本実施形態では、縦方向に連続した端壁10A,10Bおよび内フラップ14A,14B,15A,15Bに、内フラップ14A,14B,15A,15Bの上下端縁にかけて縦方向に延びる横寸法調節用折曲線19が設けられている。これら横寸法調節用折曲線19は、肉厚を圧縮するように罫を入れて形成したもので、端壁10A,10Bにおいて、左側に位置する折曲線13から同一の間隔でもって縦方向に延びるように設けられている。これにより、図1に示す組立状態では、端壁10A,10Bにおいて縦方向に延びる中心線に対して線対称な位置となるように構成されている。但し、本実施形態では、第1封緘状態に対して第2封緘状態を、端壁10A,10Bの幅が半分になるように設定しているため、横寸法調節用折曲線19は、端壁10A,10Bの中心に位置するように設けられている。
また、内フラップ14A,14B,15A,15Bには、連続した端壁10A,10Bとの境界線である前記折曲線18および横寸法調節用折曲線19の交差位置から、一方の左側縁にかけて45度の傾斜角で延びる折込用折曲線20が設けられている。この折込用折曲線20は、肉厚を圧縮するように罫を入れて形成した折曲線と、該折曲線上に所定間隔をもって切断線を設けてなるリード罫により構成している。
さらに、内フラップ14A,14B,15A,15Bには、折込用折曲線20が延びる方向に位置する先端角部に、折込用折曲線20にかけて延びる切欠部21が設けられている。この切欠部21は、折込用折曲線20にかけて縦方向に延びる第1切断ラインと、その交差部分から横方向に延びる第2切断ラインとからなるL字形状の角状面取りにより構成されている。
前記構成の包装箱の寸法を設定する場合、まず、必要な平面視形状(幅および奥行き)と高さに基づいて、端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bの横方向の寸法S1,S2を設定するとともに、縦方向の寸法Tを設定する。その後、二番目に必要な平面視形状に基づいて、前記横寸法調節用折曲線19を形成する位置(幅寸法S3)を設定する。そして、各内フラップ14A,14B,15A,15Bに折込用折曲線20を形成するとともに切欠部21を形成する。
ここで、前記構成のブランクは、横寸法調節用折曲線19、折込用折曲線20および切欠部21を形成しなければ、一般的な汎用包装箱である。そして、この汎用包装箱は、設備費用が高く大量生産性が低いダイカッターではなく、設備費用が安く大量生産性が高いフレキソグルアなどの汎用加工機で製造することができる。そのため、本実施形態の包装箱は、横寸法調節用折曲線19、折込用折曲線20および切欠部21を形成する部分型のみを形成すれば、前記フレキソグルアによって生産することが可能である。
次に、前記包装箱の使用方法について説明する。
まず、この包装箱を端壁10A,10Bの幅(奥行き)が広い第1封緘状態とする場合、図1に示すように、端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bを折曲線13に沿って、これらが四角筒状をなすように広げる。ついで、端壁10A,10Bに対して、下側内フラップ15A,15Bを折り曲げた後、下側外フラップ17A,17Bを折り曲げる。そして、突き合わさった下側外フラップ17A,17Bの先端部分を粘着テープ(図示せず)などの貼着手段で貼着する。その後、端壁10A,10Bに対して、上側内フラップ14A,14Bを折り曲げた後、上側外フラップ16A,16Bを折り曲げ、同様に突き合わさった上側外フラップ16A,16Bの先端部分を粘着テープで貼着する。これにより、図2に示すように、包装箱を第1封緘状態とすることができる。
一方、端壁10A,10Bの幅(奥行き)が狭い第2封緘状態とする場合、図3に示すように、横寸法調節用折曲線19に沿って端壁10A,10Bを折り曲げるとともに、折曲線13に沿って側壁11Aを端壁10Aに対して、また、側壁11Bを端壁10Bに対して折り曲げる。ついで、上側内フラップ14Aを用いた図4(A)に示すように、下側内フラップ15Aを折込用折曲線20に沿って内向きに重畳させるように折り曲げる。同様に、下側内フラップ15Bを折込用折曲線20に沿って折り曲げた後、各下側外フラップ17A,17Bを折り曲げて閉塞する。そして、表面側に位置する下側外フラップ17Bの先端縁に沿って粘着テープを貼着するとともに、下側外フラップ17A,17Bの側縁を粘着テープで貼着する。同様にして、上側内フラップ14A,14Bを折込用折曲線20に沿って内向きに折り曲げるとともに、上側外フラップ16A,16Bを折り曲げて閉塞する。そして、上側外フラップ16Bの先端縁に沿って粘着テープを貼着するとともに、上側外フラップ16A,16Bの側縁を粘着テープで貼着する。これにより、図4(B)に示すように、包装箱を第1封緘状態より幅が広く奥行きが狭い第2封緘状態とすることができる。
なお、第2封緘状態とするために、各フラップ14A,14B〜17A,17Bを折り曲げる手順は、作業者の希望に応じて種々の変更が可能である。
このように、本実施形態の包装箱は、各壁10A,10B,11A,11Bとフラップ14A,14B〜17A,17Bとの境界部分で折り曲げた第1封緘状態と、端壁10A,10Bおよび内フラップ14A,14B,15A,15Bを横寸法調節用折曲線19と折込用折曲線20で折り曲げた第2封緘状態とで、その横方向の寸法を変更できる。
また、各封緘状態は、いずれも側壁11A,11Bに連設した外フラップ16A,16B,17A,17Bにより、端壁10A,10Bの幅が変わっても確実に閉塞することができる。即ち、これらの封緘状態は、第1封緘状態とする端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bの寸法により一義的に規定されるものではない。そして、第2封緘状態での端壁10A,10Bの幅を調節する場合、前記横寸法調節用折曲線19の形成位置を変更し、それに伴って折込用折曲線20の位置を変更するとともに、切欠部21の延び量を変更するだけで、ブランクの外形全体までも変更する必要はない。また、このような寸法調節を行う場合には、フレキソグルアの部分型のみを交換すれば、図6に示すように、容易に対応できる。
このように、本発明の包装箱では、収容する商品が必要とする平面視に応じて横寸法が異なる封緘状態とすることができるため、用意する包装箱の個数や緩衝材の量を削減でき、コストダウンを図ることができる。また、これらの封緘状態は、折込用折曲線20を設けた内フラップ14A,14B,15A,15B、および、外フラップ16A,16B,17A,17Bにより確実に閉塞できるため、寸法調節に係る自由度を向上することができる。
また、本実施形態では、折込用折曲線20を形成する内フラップ14A,14B,15A,15Bに切欠部21を設けているため、第2封緘状態とする際に、原材料である段ボール紙自身の腰による反発を抑制し、内フラップ14A,14B,15A,15Bを折り込む作業性を向上できる。
図7から図13は第2実施形態の包装箱を示す。この第2実施形態では、図13に示すように、端壁10A,10Bに対してそれぞれ左右一対の横寸法調節用折曲線19A,19B、折込用折曲線20A,20Bおよび切欠部21A,21Bを設けることにより、横方向の寸法を3段階で調節可能とした点で第1実施形態と相違している。
なお、本実施形態では、横寸法調節用折曲線19A,19B間の寸法S4は、端壁10A,10Bの幅(寸法S2)の半分の寸法設定としている。また、横寸法調節用折曲線19A,19Aと、組立状態で左側に位置する側壁11A,11Bとの境界線である折曲線13,13との間の寸法S5、および、横寸法調節用折曲線19B,19Bと、組立状態で右側に位置する側壁11B,11Aとの境界線である折曲線13,13との間の寸法S6は、更に半分、即ち、端壁10A,10Bの幅の1/4の寸法設定としている。但し、これら寸法S4,S5,S6の設定は希望に応じて変更が可能であるうえ、寸法S5,S6は、異なるように設定することも可能である。
また、本実施形態では、内フラップ14A,14B,15A,15Bの突出量は、切欠部21A,21Bの延び寸法が無駄に長くなることを防止するとともに、組立時の作業性を向上するために、短く設定されている。但し、その突出量は、横寸法調節用折曲線19A,19Bと組立状態で隣接する折曲線13,13との間の寸法S5,S6より長く設定し、後述する第3封緘状態で露出部分が生じることを防止している。
この包装箱を端壁10A,10Bの幅(奥行き)が最も広い第1封緘状態とする場合、図7に示すように、端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bを折曲線13に沿って、これらが四角筒状をなすように広げる。ついで、端壁10A,10Bに対して、下側内フラップ15A,15Bを折り曲げた後、下側外フラップ17A,17Bを折り曲げ、下側外フラップ17A,17Bの先端部分を粘着テープで貼着する。その後、端壁10A,10Bに対して、上側内フラップ14A,14Bを折り曲げた後、上側外フラップ16A,16Bを折り曲げ、上側外フラップ16A,16Bの先端部分を粘着テープで貼着する。これにより、図8に示すように、包装箱を第1封緘状態とすることができる。
また、端壁10A,10Bの幅(奥行き)を1段階狭くした第2封緘状態とする場合、例えば図9に示すように、一方の横寸法調節用折曲線19A,19Aに沿って端壁10A,10Bを折り曲げるとともに、折曲線13に沿って側壁11A,11Bを端壁10A,10Bに対して折り曲げる。ついで、上側内フラップ14Bを用いた図10(A)に示すように、下側内フラップ15Aを折込用折曲線20Aに沿って内向きに重畳させるように折り曲げるとともに、下側内フラップ15Bを折込用折曲線20Aに沿って折り曲げる。その後、各下側外フラップ17A,17Bを折り曲げ、各下側外フラップ17A,17Bの先端縁に沿って粘着テープを貼着する。同様にして、上側内フラップ14A,14Bを折込用折曲線20に沿って内向きに折り曲げるとともに、上側外フラップ16A,16Bを折り曲げ、各上側外フラップ16A,16Bの先端縁に沿って粘着テープを貼着する。これにより、図10(B)に示すように、包装箱を第1封緘状態より幅が広く奥行きが狭い第2封緘状態とすることができる。
さらに、端壁10A,10Bの幅(奥行き)を最も狭くした第3封緘状態とする場合、図11に示すように、折曲線13に沿って折り曲げることなく、一対の横寸法調節用折曲線19A,19Bに沿って端壁10A,10Bを折り曲げ、四角筒状をなすように広げる。ついで、上側内フラップ14Bを用いた図12(A)に示すように、下側内フラップ15A,15Bをそれぞれ折込用折曲線20A,20Bに沿って内向きに折り曲げた後、各下側外フラップ17A,17Bを折り曲げ、これらの両側縁を粘着テープで貼着する。同様にして、上側内フラップ14A,14Bを折込用折曲線20A,20Bに沿って内向きに折り曲げた後、各上側外フラップ16A,16Bを折り曲げ、これらの先端縁を粘着テープで貼着する。これにより、図12(B)に示すように、包装箱を第2封緘状態より更に幅が広く奥行きが狭い第3封緘状態とすることができる。
なお、第2および第3封緘状態とするために、各フラップ14A,14B〜17A,17Bを折り曲げる手順は、作業者の希望に応じて種々の変更が可能である。
このように、第2実施形態の包装箱では、端壁10A,10Bおよび内フラップ14A,14B,15A,15Bに、一対の横寸法調節用折曲線19A,19B、折込用折曲線20A,20Bおよび切欠部21A,21Bを設けることにより、包装箱の横寸法を3段階に調節することができる。そして、その調節範囲は、第1実施形態と同様に、第1封緘状態とする端壁10A,10Bおよび側壁11A,11Bの寸法により一義的に規定されるものではないため、設計の自由度を向上できる。
なお、本発明の包装箱は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、端壁10A,10Bの幅が最も狭い封緘状態(第1実施形態の第2封緘状態、および、第2実施形態の第3封緘状態)を、端壁10A,10Bの半分の寸法に設定したが、勿論、半分より狭い寸法設定することもできる。この場合、封緘状態で、外フラップ16A,16B,17A,17Bが対向する側壁11B,11Aの縁を越えるため、外フラップ16A,16B,17A,17Bには、横方向に延びる折返用折曲線を設け略U字形状に折り返して重畳させることが好ましい。
また、前記実施形態では、外観が6面体からなる包装箱に適用したが、例えば第1封緘状態で、端壁10A,10Bと側壁11A,11Bとの間に面取り壁を設けた包装箱などでも同様に適用可能である。勿論、平面視形状を変更した第2または第3封緘状態で面取り壁を形成することも可能である。
本発明の第1実施形態の包装箱を第1封緘状態とする際の一工程を示す斜視図である。 図1の包装箱の第1封緘状態を示す斜視図である。 図1の包装箱を第2封緘状態とする際の一工程を示す斜視図である。 (A)は図1の包装箱を第2封緘状態とする際の他の一工程を示す斜視図、(B)は第2封緘状態を示す斜視図である。 図1の包装箱のブランクを示す平面図である。 図1の包装箱の変形例を示す斜視図である。 第2実施形態の包装箱を第1封緘状態とする際の一工程を示す斜視図である。 図7の包装箱の第1封緘状態を示す斜視図である。 図7の包装箱を第2封緘状態とする際の一工程を示す斜視図である。 (A)は図7の包装箱を第2封緘状態とする際の他の一工程を示す斜視図、(B)は第2封緘状態を示す斜視図である。 図7の包装箱を第3封緘状態とする際の一工程を示す斜視図である。 (A)は図7の包装箱を第3封緘状態とする際の他の一工程を示す斜視図、(B)は第3封緘状態を示す斜視図である。 図7の包装箱のブランクを示す平面図である。
符号の説明
10A,10B…端壁
11A,11B…側壁
12…糊代部
13…折曲線
14A,14B…上側内フラップ
15A,15B…下側内フラップ
16A,16B…上側外フラップ
17A,17B…下側外フラップ
18…折曲線(境界線)
19,19A,19B…横寸法調節用折曲線
20,20A,20B…折込用折曲線
21,21A,21B…切欠部

Claims (1)

  1. 各一対の端壁および側壁を備え、これらの上下端縁に蓋を構成するフラップを連設した包装箱において、
    前記各端壁に、連続する一対のフラップの上下端縁にかけて縦方向に延びる横寸法調節用折曲線をそれぞれ設けるとともに、
    前記端壁に連続した各フラップに、前記端壁との境界線および前記横寸法調節用折曲線の交差位置から側縁にかけて略45度の傾斜角で延びるリード罫からなる折込用折曲線を設け、
    前記各フラップと各壁との境界部分で折り曲げた第1封緘状態と、
    前記端壁および連続するフラップを、横寸法調節用折曲線および折込用折曲線に沿って折り曲げてフラップで閉塞した前記第1封緘状態より幅が広く奥行きが狭い第2封緘状態とを可能とし
    前記折込用折曲線を設けたフラップの先端角部に、前記折込用折曲線にかけて延びる切欠部を設けたことを特徴とする包装箱。
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