JP4853806B2 - バタフライバルブ - Google Patents

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本発明は、化学工場、上下水道、農業・水産などの配管ラインに好適に使用されるバタフライバルブに関するものであり、さらに詳しくは、主として大口径を有するバタフライバルブに関するものである。
従来のバタフライバルブは図8に示すように、内部に流路が形成された弁箱31と、当弁箱31の内周面に嵌着されたシートリング32と、シートリング32を貫通して弁箱31に支持される弁軸と、弁箱31の流路内部に、当該流路の軸芯に対して略直角方向に弁軸により回動自在に軸支された円板状弁体33とを有し、弁軸の回動により弁体33を回動させてシートリング32に圧接、離間させることでバルブの開閉を行うものが一般的であった。弁箱31の内周面に嵌着されたシートリング32の内周面側に弁体33を装着する際に、弁体33はシートリング32を押しつぶしてシール性を保つため、シートリング32の内径と弁体33の外径はほぼ等しい値であり、シートリング32を嵌着した弁箱31に弁体33を装着する際、かなりの力を加えて弁体33を弁箱31に組み込むことになり、弁箱31を上下方向に押し広げようとする力が作用する。この力は、口径が大きくなるにつれて大きくなる。このため、弁箱31が上下方向に変形してしまうという問題が発生していた(図9参照)。そのため接続されるパイプ等のフランジ(以下フランジと称す)と連結するためのボルト挿入用の孔34を開ける際に、弁箱31の変形量を見込んで孔34のピッチを調整しながら、孔開け加工を行なう必要があった。ボルト挿入用の孔34のピッチのずれは、調整しながら加工することで改善は可能であるが、加工時のバラツキが大きく、加工に手間がかかり、加工時間が長くなり、加工費用がかさむという問題があった。
上記従来技術の問題点である弁箱の変形を防止することの解決方法として、金属製リング36を芯材として当該芯材の全体を覆うようにノルボルネン系モノマーを反応射出成形して弁箱を形成する方法を用いたバタフライバルブが特許文献1に挙げられている。
特開平11−153243号公報(第1−10頁、第1図)
前記のようにノルボルネン系モノマーによる反応射出成形を利用して、金属製リング36を芯材として当該芯材の全体を覆うようにして得られるバタフライバルブの弁箱35は、芯材が入っているため、芯材がないものに比べると前記のような変形は抑えられているしかしながら、該バルブの口径が大きくなると、弁箱35の内周面に嵌着されたシートリング37の内周面側に弁体を装着する際の変形量も大きくなり、やはり、わずかながら、フランジボルト用孔38のピッチにずれが生じるため、更なる改良が望まれていた。
また、芯材の全体を樹脂層で覆うようにして弁箱35を成形する際に、弁箱35の内周側に向かって樹脂が収縮するため、弁箱35の内周側の樹脂と金属製リング36との剥離が起こる恐れがあり、樹脂層にクラックが発生する可能性があるという問題があった。
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、弁箱の内周面に嵌着されたシートリングの内周面に弁体を装着する際に、弁箱が上下方向に変形することなく、フランジ連結用のボルト孔を開ける際にも、ボルト孔のピッチの微調整を行ないながら加工する必要もなく、また弁箱を成形する際に、弁箱に使用される材料が収縮した場合においても、該材料とインサートとの剥離が生じないバタフライバルブを提供することである。
本発明の構成を、図1乃至図7を参照しつつ説明すると、内部に流路8が形成された弁箱1と、弁箱1の内周面に嵌着されたシートリング2と、弁箱1の流路8内部に、流路8の軸芯に対して略直角方向に弁軸3により回動自在に軸支された円板状弁体4とを有するバタフライバルブにおいて、弁箱1の内部に、弁箱1より剛性の高い材質で形成された略環状のインサート5を少なくとも1つ有し、インサート5の外周面10に少なくとも1つの連続した突条部6が設けられ、インサート5にその内周面9と外周面10を貫通する複数の貫通孔7が放射状に等間隔に、突条部6の中心を貫通しており、インサート5の上部と下部には、180度対称位置に、外周面略台形状のボス部15、16が設けられ、インサート5の外周面10側の樹脂と内周面9側の樹脂が貫通孔7で連結一体化されていることを第1の特徴とする。
突条部6の断面形状が略台形状、半円形状または矩形状であることを第2の特徴とする。
そして、弁箱1の材質がノルボルネン系樹脂であることを第の特徴とする。
さらに、円板弁体4が手動式、電動式及び空動式のいずれか1つの駆動によって回動されることを第の特徴とする。

本発明において、インサート5の形状は、略環状をしていれば良くその形状は特に限定されず、円形状や8角形や16角形などの多角形でも良いが、製造のしやすさから円形状が好ましい。
また、インサート5の外周面10に設けられる連続した突条部6は複数個形成してもよいが、軽量化、製造しやすさから1個であることが好ましい。
インサート5の突条部6の断面形状は台形状、半円形状または矩形状であれば良く、特に限定されるものではないが、強度や製造面を考慮すると台形状が好ましい。
また、突条部6は高さが増すほど強度が増すが、突条部6が高くなりすぎてフランジ連結用のボルト孔14と干渉するとボルト孔14の加工が困難となるため5〜20mm程度にするのが好ましい。
また、突条部6の幅は広くなるほど強度が増すが、軽量化、製造コストの面を考慮するとインサート5の幅に対して50%以下にするのが好ましい。
インサート5の内周面9と外周面10を貫通する貫通孔7は、その大きさに特に限定されないが、貫通孔が大きくなりすぎると強度が低下し、小さすぎると弁箱に使用される材料とインサート5との剥離を防止する効果が小さくなるため、貫通孔7の直径はインサート5の幅に対して10〜30%程度にするのが好ましい。
また、貫通孔7の数は少なくとも1個設けられていればよいが、該材料が収縮した際に、インサート5と該材料が剥離しないようにするためには、10個以上設けることが好ましい。なお、インサート5の材質は弁箱1より剛性の高い材質であれば、鋳鉄、鋳鋼、炭素鋼、ステンレス、チタンなどの金属や、塩化ビニル(以下、PVCと記す)、FRPなどの合成樹脂でも良く、特に限定されない。このうち鋳鉄材のFCD450は、コストおよび生産性に優れるため好適である。
弁箱1の材質としては、ポリジシクロペンタジエン(以下、PDCPDと記す)やポリプロピレン(以下、PPと記す)が使用可能であるが、弁箱1として要求される強度や特性を満たしていれば、ポリビニリデンフルオライド(以下、PVDFと記す)、ポリエチレン(以下、PEと記す)、ポリフェニレンサルファイド(以下、PPSと記す)、FRPなどの合成樹脂、またはステンレス、銅、鋳鉄、鋳鋼などの金属などでも良い。本発明は特に大口径の場合に好適に用いられるが、樹脂製であれば金属製の場合に比べると格段に軽量となり作業効率も向上し、また腐食性流体輸送ラインにも問題なく使用できる。
本発明の弁軸3の材質は、鋳鉄、鋳鋼、炭素鋼、ステンレス、チタンなど強度上問題のないものであれば特に限定されない。また、本発明のシートリング2の材質は、弾性材料であることが好ましく、エチレンプロピレンゴム(以下、EPDMと記す)、アクリロニトリルブタジエンゴム(以下、NBRと記す)、フッ素ゴムなどのゴム、PVDFなどの合成樹脂など、強度や耐腐食性上問題のないものであれば特に限定されない。
本発明のバタフライバルブの駆動は、弁箱1から突出した弁軸3の一端部に直接ハンドルを取り付けたり、ギアボックスを介してハンドルを取り付けて手動式で行なわれることが主体であるが、モーターなどによる電動式、空気圧による空動式による駆動でも良く、特に限定されない。電動式の場合、図7に示すように、ハンドルやギアボックスの代りに、電動式駆動部27がトップフランジ19に直接搭載または取付台を介して搭載され、弁軸3の上部に伝導される。
本発明に係るバタフライバルブは以上のような構造を有しており、それにより以下の優れた効果が得られる。
(1)弁箱の内周面に嵌着されたシートリングの内周面に弁体を装着する際に、弁箱の変形を抑えることができる。そのためフランジ連結用のボルト孔を開ける時に、弁箱の変形量を見込んでボルト孔のピッチを調整しながら孔あけ加工を行なう必要がない。また、加工時のバラツキがなく、加工時間が短くなり、加工費用の上昇を抑えることができる。
(2)弁箱の変形が小さくなることにより、シートリングの弾性力が十分に弁体に伝わるため、弁軸部付近のシール性能を向上させることができる。
(3)インサートには内周面と外周面を貫通する貫通孔が設けられており、弁箱の内周面側と外周面側の使用材料が貫通孔で連結一体化されているので、弁箱を成形する際に、弁箱の内周面側に向かって使用材料が収縮しても、内周面側の使用材料とインサートとの剥離が起こらなくなる。従って、樹脂層にクラックが発生する可能性がなくなる。
(4)弁箱および弁体をノルボルネン系モノマー樹脂製にすると、特に大口径のバタフライバルブでは軽量となり作業性を向上させ、腐食性流体の用途においても問題なく使用することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について図を参照して説明するが、本発明が本実施形態に限定されないことは言うまでもない。図1は本発明の第1の実施形態であるバタフライバルブの全閉時を示す縦断面図である。図2は本発明の弁箱の一部破断斜視図である。図3は本発明のインサートの斜視図である。図4はインサートのA−A線断面図である。図5、図6はインサートの他の実施例を示すA−A線断面図である。図7は本発明の第2の実施形態である電動式の駆動タイプのバタフライバルブの縦断面図である。
図1乃至図7において、1は内部に流路8が形成された口径1100mmのPDCPD製の弁箱であり、内周面11には後記シートリング2が嵌着される。弁箱1の外周面12には、突条部13が形成してあり、突条部13の直径は1400mm程度である。ここにフランジと連結するためのボルト孔14が周方向に沿って所定間隔で形成されている。
弁箱1の上部と下部には、180度対称位置に、外周面12に略台形状のボス部15および16が形成してあり、それぞれに軸受孔17、18が形成してある。これら軸受孔17、18の軸芯は、流路8の軸芯に対して略直角となる。軸受孔17、18には、後記弁体4を開閉する後記弁軸3が挿通され、回動自在に保持される。また、ボス部16の下方には弁軸受け20がボルトによって装着されている。さらに、上部にはボス部15から連なる突出した略円盤状のトップフランジ19が設けられている。また、弁箱1の流路8の軸方向両端面には、シートリング2を嵌着するための溝21、22が形成されている。
2はEPDM製のシートリングであり、中空筒状の本体部23とその両側面のフランジ面24が一体的に形成されている。フランジ面24の外周は円形状に形成されており、フランジ面8の上端に内方に突出して設けられた耳部25は弁箱1の両側面に設けられた嵌合用の溝21、22に嵌合してシートリング2が移動しないようになっている。
3はSUS403製の弁軸であり弁箱1に支持されている。弁軸3の上端部は、弁箱1の上部に設けられたトップフランジ19中央から突出して配置されている。また弁軸3の中央部は、バルブ本体1及びシートリング2に回動可能の状態で密着貫通されている。
4は弁箱1の内部中央に配置された円形状のPP製の弁体であり、弁体4の中央には貫通した弁軸孔26が設けられ、弁軸3を弁軸孔26に回動不能に貫通させ、弁軸3に支承されている。
5は略環状の厚さ25mmのインサートであり、鋳鉄のFCD450で形成され、上下方向に軸受孔17、18が形成してある。インサート5の外周面10には、1つの連続した突条部6が設けられており、その断面形状(A−A線に沿う横断面)は台形状に形成されている。該断面形状は台形状が好ましいが、これに限定されず半円状または矩形状でもよい。(図5、図6参照)。突条部6の幅は80mm程度、高さは8〜15mm程度にするのがよい。インサート5は砂型を用いた鋳造により製造され、機械加工を必要としないので好ましいが、機械加工で製造してもよい。
7は貫通孔であり、インサート5の内周面9と外周面10を貫通するように形成され、その直径は40mmで、放射状に等間隔に12個設けられ、突条部の中心を貫通している。貫通孔7は砂の中子を用いて鋳造にて開けられており、機械加工を必要としないので好ましいが、機械加工によって孔を開けてもよい。
インサート5は弁箱1の内部にインサート成形により埋め込まれ、インサート5の上部と下部は、弁箱1のボス部15および16と類似した略台形状に形成されている。インサート5を覆う弁箱1の樹脂層の肉厚は18mmであるが、15〜20mmが好適な範囲である。
次に本発明の第2の実施形態である電動式の駆動によるバタフライバルブについて説明する。
図7において、27はモーターによる電動式駆動部であり、バタフライバルブのトップフランジ19に直接取り付けられている。電動式駆動部27の駆動は弁軸3の上部に伝達され、弁軸3を回動させて弁体4を回動させることによりバルブの開閉を行う。なお、電動式駆動部27の代わりに、空気圧による空動式駆動部を設けても良い。その場合、空動式駆動部は直接取り付けてもよく、取付台を介してもよい。
次に第1の実施形態のバタフライバルブの成形方法について説明する。
ノルボルネン系モノマー、メタセシス触媒及びアルミニウム系活性剤を主材とする反応射出成形用材料を、ノルボルネン系モノマーとメタセシス触媒とよりなるB液と、前記のノルボルネン系モノマーとアルミニウム系活性剤とよりなるA液との安定な2液に分けて、それぞれを別のタンクに入れておく。
A液またはB液から成る反応原液の温度は20〜80°C、反応原液の粘性は、たとえば、30°Cにおいて、5cps〜3000cps好ましくは30cps〜800cps程度である。
砂型を用いた反応射出成形にて成形する。砂型は木型をもとに製作されるが、このとき、木型には成形品の収縮率2/1000〜16/1000程度を見込んでおく。
反応射出成形を行う砂型内にインサート5を置くが、宙に浮かせて固定する必要があるため、インサート5には4個所の突起が設けられている。対して砂型にはその突起がはまり込むためのくぼみが設けられている。インサート5を固定後、砂型を立て、砂型の下側からキャビティ中に反応液を供給して重合させる。
反応射出成形を開始するには、ミキサーを制御し、タンクからのA液およびB液を混合し、その混合液を反応原液としてキャビティ内に充填する。キャビテ内に充填された反応原液はキャビティの内部に行き渡る。
重合時間は、適宜選択すればよいが、通常、反応液の注入終了後、20秒〜20分程度である。型内圧力は、通常0〜100Kg/cm2の範囲である。また、反応原液の注入圧は、2×105〜5×105Paであることが好ましい。所定形状の成形体を得るためには注入圧は低すぎないほうがよく、型の剛性が高くなり経済的でなくなることを防ぐためには、注入圧は高すぎないほうがよい。
なお、型の材質としては、砂型ではなく金型でもよい。あるいは、反応射出成形は比較的低圧での成形が可能であるから、合成樹脂などであっても良い。
上記の方法で成形した際に、インサート5の内周面9と外周面10に樹脂が分かれ、インサート5も樹脂もともに内周面9に向かって収縮するが、インサート5の外周面10側の樹脂はインサート5よりも収縮率が大きいため、インサート5に密着しようとする。一方、インサート5の内周面9側の樹脂は、インサート5よりも収縮率が大きいため、インサート5と剥離しやすくなるが、インサート5にその内周面9と外周面10とを貫通する貫通孔7が設けられているので、インサート5の外周面10側の樹脂と内周面9側の樹脂が貫通孔7で連結一体化され、インサート5と樹脂の剥離を防止することができる。
以上説明したような構造を有する第1の実施形態のバタフライバルブの組み立てにおいて、シートリング2を嵌着した弁箱1に弁体4を装着する際に、かなりの力を加えて弁体4が弁箱1に組み込まれるため、弁箱1が弁体4により上下方向に押し広げられる。強度が不足している場合は上下方向に変形するが、インサート5に突条部6が設けられているので、上下方向に変形することがない。従って、弁体4が装着される前に開けられた弁箱4のボルト孔14がずれないため、機械加工が容易となり、その時間を短縮することができるとともに、加工時のバラツキも抑えられ、また、弁箱1の変形がないためシール性能が低下しない。
次に、本発明のバタフライバルブにおけるインサート5の作用について、以下に示す試験方法で確認した。
(1)弁箱1のボルト孔14のピッチずれの確認
弁体4を弁箱1に装着する前のボルト孔14のピッチを測定しておき、弁体4を弁箱1に装着した後のボルト孔14のピッチと比較した。
(2)弁箱1とインサート5の剥離の確認
弁箱1の成形を行なった際に、弁箱1とインサート5を切断して内部の樹脂とインサート5との剥離状態を目視にて確認した。
本発明の第1の実施形態、すなわち突条部6を設けたインサート5を弁箱1にインサート成形し、インサート5には内周面9と外周面10とを貫通する貫通孔7が設けられた構成の口径1100mmのバタフライバルブを用いて、弁体4を弁箱1に装着した際の弁箱1に開けたボルト孔14のピッチのずれ確認および樹脂とインサート5の剥離状態の確認を行なった。結果を表1に示す。
[比較例1]
インサート5の突条部6が設けてないタイプのインサートを使用した以外は、実施例1と同様にしてボルト孔14のピッチのずれを確認した。
[比較例2]
インサート5に貫通孔7が設けていないタイプのインサートを使用し以外は、実施例1と同様にして樹脂とインサートの剥離確認を行なった。
Figure 0004853806
表1から分かるように、実施例1ではボルト孔14のピッチのずれは見られず、また、インサート5と樹脂の剥離も見られなかった。一方比較例1においては、弁箱1に開けているボルト孔14のピッチにずれが生じていた。また、比較例2では弁箱1の樹脂とインサート5の剥離がみられた。この結果から、本発明のバタフライバルブは、ボルト孔14のピッチのずれをなくすことができ、また、弁箱1の樹脂層とインサート5の剥離が生じないことが確認できた。
本発明のバタフライバルブの全閉時を示す縦断面図である。 本発明の弁箱の一部破断斜視図である。 本発明のインサートの斜視図である。 インサートのA−A線断面図である。 インサートの他の実施例を示すA−A線断面図である。 インサートの他の実施例を示すA−A線断面図である。 本発明の第2の実施形態である電動式の駆動タイプのバタフライバルブの縦断面図である。 従来のバタフライバルブの正面図である。 従来のバタフライバルブの正面図である。 従来のバタフライバルブの一部縦断面図である。
符号の説明
1…弁箱
2…シートリング
3…弁軸
4…弁体
5…インサート
6…突条部
7…貫通孔
8…流路
9…内周面
10…外周面
11…内周面
12…外周面
13…突条部
14…ボルト孔
15…ボス部
16…ボス部
17…軸受孔
18…軸受孔
19…トップフランジ
20…弁軸受け
21…嵌着溝
22…嵌着溝
23…本体部
24…フランジ面
25…耳部
26…弁軸孔
27…電動式駆動部
31…弁箱
32…シートリング
33…弁体
34…孔
35…弁箱
36…金属製リング
37…シートリング
38…フランジボルト用孔

Claims (4)

  1. 内部に流路が形成された弁箱と、前記弁箱の内周面に嵌着されたシートリングと、前記弁箱の流路内部に、前記流路の軸芯に対して略直角方向に弁軸により回動自在に軸支された円板状弁体とを有するバタフライバルブにおいて、前記弁箱の内部に、前記弁箱より剛性の高い材質で形成された略環状のインサートを少なくとも1つ有し、該インサートの外周面に少なくとも1つの連続した突条部が設けられ、前記インサートにその内周面と外周面を貫通する複数の貫通孔が放射状に等間隔に、前記突条部の中心を貫通しており、前記インサートの上部と下部には、180度対称位置に、外周面略台形状のボス部が設けられ、前記インサートの外周面側の樹脂と内周面側の樹脂が前記貫通孔で連結一体化されていることを特徴とするバタフライバルブ。
  2. 前記突条部の断面形状が略台形状、半円形状または矩形状であることを特徴とする請求項1記載のバタフライバルブ。
  3. 前記弁箱の材質がノルボルネン系樹脂であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバタフライバルブ。
  4. 前記円板状弁体が手動式、電動式及び空動式のいずれか1つの駆動によって回動されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のバタフライバルブ。
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