JP4852882B2 - 二次電池及び二次電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、セパレータを介して積層された電極板を外装部材の内部に収容して封止すると共に、電極板に接続された電極端子が外装部材から導出した二次電池及び二次電池の製造方法に関する。
シート状部材から成る外装部材をその外周縁に沿って熱融着して電極板を内部に収容して封止すると共に、その電極板に接続された電極端子が外装部材の外周縁から導出した薄型の二次電池として、表裏の区別をなくすために、上下のシート状部材を共にカップ状に成形した、所謂「両カップ構造」を採用したものが従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
薄型の二次電池を積層し、それらの電極端子同士を接続して組電池を構成する場合には、二次電池の厚さ方向において電極端子が一定の位置から導出している必要がある。しかしながら、上記のような両カップ構造を採用した二次電池では、その導出位置の精度を十分に確保することが出来ない場合があった。
特開2002−252145号公報
本発明は、電極端子を所定位置から精度良く導出させることが可能な二次電池提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、集電体の主面に電極層を形成した電極板を、セパレータを介して複数積層して形成された電極積層体と、前記電極積層体を内部に収容して封止する外装部材と、前記積層された複数の電極板の集電体が接続部で接続され、前記外装部材の外周縁から外部に導出している板状の電極端子と、を備え、前記各電極板が有する前記集電体は、記電極層が形成された集電部と、記電極層が形成されておらず、前記電極端子に前記接続部で接続されたリード部とを有し、前記リード部のうち、一組のリード部が張った状態で前記電極端子と接続され、他のリード部は弛緩した状態で前記電極端子と接続されており、前記張った状態で前記電極端子と接続された一組のリード部は、前記電極端子を中心として対称な位置にあり、かつ長さが実質的に同一であることを特徴とする二次電池が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明によれば、集電体の主面に電極層を形成した電極板を、セパレータを介して複数積層して形成された電極積層体と、前記電極積層体を内部に収容して封止する外装部材と、前記積層された複数の電極板の集電体が接続部で接続され、前記外装部材の外周縁から外部に導出している板状の電極端子と、を備え、前記各電極板が有する前記集電体は、前記電極層が形成された集電部と、前記電極層が形成されておらず、前記電極端子に前記接続部で接続されたリード部と、を有し、前記リード部は、張った状態で前記電極端子と接続する緊張部と弛緩した状態で前記電極端子と接続する弛緩部とに分割されており、前記緊張部と前記弛緩部はそれぞれ前記電極端子と接続されることを特徴とする二次電池が提供される。
本発明では、リード部のうち、一組のリード部が張った状態で電極端子と接続され、他のリード部は弛緩した状態で電極端子と接続されており、張った状態で電極端子と接続された一組のリード部は、電極端子を中心として対称な位置にあり、かつ長さが実質的に同一であるので、精度よく電極端子の導出位置を規制することが出来るとともに、振動入力時等に緊張部分が切れても弛緩部分により電気的な接続が確保され、断線が防止できる。
本発明では、リード部は、張った状態で前記電極端子と接続する緊張部と、弛緩した状態で接続した緩んだ状態で前記電極端子と接続する弛緩部とを有し、前記リード部は、前記緊張部と前記弛緩部とに分割されて前記電極端子と接続されているので、精 度良く電極端子の導出位置を規制することが出来るとともに、振動入力時等に緊張部分が切れても弛緩部分により電気的な接続が確保され、断線が防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る薄型電池の全体を示す平面図、図2は図1のII-II線に沿った部分断面図、図3は図1に示す薄型電池の電極端子周囲の平面図、図4は本発明の第1実施形態における各集電体のリード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図、図5は本発明の第1実施形態に係る薄型電池の製造方法を示す図である。
図1〜図4は一つの薄型電池10(単位電池)を示し、この薄型電池10を複数積層することにより所望の電圧、容量の組電池が構成される。
本発明の第1実施形態に係る薄型電池10は、リチウム系の薄型の二次電池である。この薄型電池10は、図1〜図4に示すように、複数の正極板101及び負極板103と、これらの間に介装されたセパレータ102と、正極端子104と、負極端子105と、上部外装部材106と、下部外装部材107と、特に図示しない電解質と、から構成されている。なお、本実施形態では、セパレータ102を介して正極板101及び負極板102を積層した積層体を電極積層体109と称する。
正極板101は、図4に示すように、正極端子104まで延びている正極側集電体111と、この正極側集電体111の一部の両主面にそれぞれ形成された正極層112、112と、を有している。
正極側集電体111は、例えば、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔、銅箔、又は、ニッケル箔等の電気化学的に安定した金属箔で構成されている。また、この正極側集電体111は、正極層112が両主面に形成されている集電部111aと、正極層112が形成されておらず、正極端子104に溶接部104aで接合されたリード部111bと、を有している。
正極層112は、正極活物質と、カーボンブラック等の導電剤と、ポリ四フッ化エチレンの水性ディスパージョン等の接着剤等と、を混合したものを、正極側集電体111の集電部111aの両主面に塗布し、乾燥及び圧延することにより形成されている。正極活物質としては、例えば、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、マンガン酸リチウム(LiMnO)、又は、コバルト酸リチウム(LiCoO)等のリチウム複合酸化物や、カルコゲン(S、Se、Te)化物等を挙げることが出来る。
負極板103は、図4に示すように、負極端子105まで延びている負極側集電体113と、この負極側集電体113の一部の両主面にそれぞれ形成された負極層114、114と、を有している。
負極側集電体113は、例えば、ニッケル箔、銅箔、ステンレス箔、又は、鉄箔等の電気化学的に安定した金属箔で構成されている。また、この負極側集電体113は、特に図示しないが、負極層114が両主面に形成されている集電部と、負極層114が形成されておらず、負極端子105に溶接部で接合されたリード部と、を有している。
負極層114は、上記の正極活物質のリチウムイオンを吸蔵及び放出する負極活物質に、有機物焼成体の前駆体としてのスチレンブタジエンゴム樹脂粉末の水性ディスパージョンを混合し乾燥させた後に粉砕することで、炭素粒子表面に炭化したスチレンブタジエンゴムを担持させたものを主材料とし、これにアクリル樹脂エマルジョン等の結着剤をさらに混合し、この混合物を負極側集電体113の集電部の両主面に塗布し、乾燥及び圧延することにより形成されている。具体的な負極活物質としては、例えば、非晶質炭素、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素又は黒鉛等を挙げることが出来る。
特に、負極活物質として非晶質炭素や難黒鉛化炭素を用いると、充放電時における電位の平坦特性に乏しく放電量に伴って出力電圧も低下するので、通信機器や事務機器の電源には不向きであるが、電気自動車の電源として用いると急激な出力低下がないので有利である。
セパレータ102は、正極板101と負極板103との短絡を防止するもので、電解質を保持する機能を備えても良い。このセパレータ102は、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフィンから構成される微多孔性膜であり、過電流が流れると、その発熱によって層の空孔が閉塞され電流を遮断する機能をも有する。
なお、本発明におけるセパレータは、ポリオレフィン等の単層膜のみに限定されず、ポリプロピレン膜をポリエチレン膜でサンドイッチした三層構造や、ポリオレフィン微多孔性膜と有機不織布等を積層したものを用いることも出来る。このように、セパレータを複層化することで、過電流の防止機能、電解質保持機能及びセパレータの形状維持(剛性向上)機能等の諸機能を付与することが出来る。
複数の正極板101及び負極板103は、セパレータ102を介して交互に積層されて電極積層体109を構成している。そして、各正極板101は、正極側集電体111のリード部111bを介して、正極端子104に溶接部104aで接続される一方で、各負極板103は、負極側集電体113のリード部を介して、負極端子105に溶接部で接続されている。
なお、電極積層体を構成する正極板、セパレータ、及び、負極板の枚数は、必要に応じて任意に設定することが出来、例えば、1枚の正極板、1枚のセパレータ、及び、1枚の負極板でも電極積層体を構成することが出来る。
正極端子104は、電気化学的に安定した金属材料から構成される板状部材である。この正極端子104を構成する材料としては、特に限定されないが、上述の正極側集電体111と同様に、例えば、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔、銅箔、又は、ニッケル箔等を挙げることが出来る。
本実施形態では、図4に示すように、この正極端子104の両方の主面に、各正極板101の正極側集電体111のリード部111bが、例えば溶接等の手法により、溶接部104aでそれぞれ接合されている。
なお、以下、正極端子104の上側の主面にリード部111bが接続された正極側集電体111から構成されるグループを第1の正極側集電体群11aと称し、正極端子104の下側の主面にリード部111bが接続された正極側集電体111から構成されるグループを第2の正極側集電体群11bと称する。
また、本実施形態では、第1の正極側集電体群11aのうちで、図4において上段、中段及び下段に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さをそれぞれL、L及びLとして説明すると共に、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離をそれぞれD、D及びDとして説明する。同様に、第2の正極側集電体群11bのうちで、図4において上段、中段及び下段に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さをそれぞれL、L及びLとして説明すると共に、当該正極側集電体111の集電体111aの端部から溶接部104aまでの距離をそれぞれD、D及びDとして説明する。
本実施形態では、第1の正極側集電体群11aを構成する各正極側集電体111と、第2の正極側集電体群11bにおいて正極端子104を中心として対称な位置にある正極側集電体111とは、それぞれのリード部111bの長さが実質的に同一となっている。このように、対称な位置にある上下の正極側集電体111のリード部111bの長さを実質的に同一とすることにより、薄型電池10の厚さ方向における正極端子104の導出位置が規制される。なお、第1の正極側集電体群11aを構成する各正極側集電体111が、特許請求の範囲における第1の集電体に相当し、第2の正極側集電体群11bを構成する各正極側集電体111が、特許請求の範囲における第2の集電体に相当する。
より具体的には、図4に示すように、第1の正極側集電体群11aにおいて最も外側に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さLと、それに対して第2の正極側集電体群11bにおいて対称な位置にある最外側の正極側集電体111のリード部111bの長さLと、が実質的に同一となっている(L=L)。
同様に、第1の正極側集電体群11aにおいて中段に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さL(不図示)と、それに対して第2の正極側集電体群11bにおいて対称な位置にある中段の正極側集電体111のリード部111cの長さL(不図示)と、が実質的に同一となっている(L=L)。
さらに、第1の正極側集電体群11aにおいて最も内側に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さL(不図示)と、それに対して第2の正極側集電体111bにおいて対称な位置にある最内側の正極側集電体111のリード部111bの長さL(不図示)と、が実質的に同一となっている(L=L)。
また、本実施形態では、第1及び第2の正極側集電体群11a、11bの各正極側集電体111のリード部111bの長さが、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離と実質的に同一となっている。これにより、リード部111bが張った状態となっているので、正極端子104の導出位置が規制される。また、リード部111bが張った状態になっていることにより、当該正極側集電体111のリード部111bの長さが短くなっているので、電気的な抵抗を低減させることも出来る。
より具体的には、図4に示すように、第1の正極側集電体群11aにおいて最も外側に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さLが、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離Dと実質的に同一となっている(L=D)。同様に、特に図示しないが、他の正極側集電体111のリード部111bの長さL〜Lが、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離D〜Dとそれぞれ実質的に同一となっている(L=D、・・・、L=D)。
負極端子105は、電気化学的に安定した金属材料で構成された板状部材である。この負極端子105を構成する材料としては、特に限定されないが、上述の負極側集電体113と同様に、例えば、ニッケル箔、銅箔、ステンレス箔、又は、鉄箔等を挙げることが出来る。この負極端子105の両方の主面にも、各負極板103の負極側集電体113のリード部が、例えば溶接等の手法によりそれぞれ接合されている。
そして、特に図示しないが、上述の正極板101と同様に、第1の負極側集電体群を構成する各負極側集電体113と、第2の負極側集電体群において負極端子105を中心として対称な位置にある負極側集電体113とは、それぞれのリード部の長さが実質的に同一となっている。このように、対称な位置にある上下の負極側集電体113のリード部の長さを同一とすることにより、薄型電池10の厚さ方向における負極端子105の導出位置が規制される。
また、本実施形態では、特に図示しないが、上述の正極板101と同様に、第1及び第2の負極側集電体群の各負極側集電体113のリード部の長さが、当該負極集電体1113の集電部の端部から溶接部までの距離と実質的に同一となっている。これにより、リード部が張った状態となっているので、薄型電池10の厚さ方向における負極端子105の導出位置が規制される。また、リード部が張った状態になっていることにより、当該負極側集電体113のリード部の長さが短くなっているので、電気的な抵抗を低減させることも出来る。
なお、本実施形態では、集電体111、113を構成する金属箔自体を電極端子104、105まで延長することによりリード部を構成しているが、本発明では特にこれに限定されず、集電体111、113を構成する金属箔とは別の部材によりリード部を構成しても良い。
上部外装部材106及び下部外装部材107は何れも、図1及び図2に示すように、カップ状に成形された樹脂−金属薄膜ラミネート材等のシート状の部材から構成されている。このシート状部材は、内側樹脂層、金属層、及び、外側樹脂層の3つの層が、薄型電池10の内側から外側に向かって積層されることにより構成されている。
このシート状部材を構成する内側樹脂層は、例えば、ポリエチレン、変性ポリエチレン、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、又は、アイオノマー等の耐電解液性及び熱融着性に優れた樹脂フィルムで構成されている。金属層は、例えばアルミニウム等の金属箔で構成されている。外側樹脂層は、例えば、ポリアミド系樹脂やポリエステル系樹脂等の電気絶縁性に優れた樹脂フィルムで構成されている。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、薄型電池10内部の封止性を維持するために、電極端子104、105と外装部材106、107とが接触する部分に、シールフィルム108が介在している。このシールフィルム108は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等から構成されている。このシールフィルム108は、正極端子104及び負極端子105の何れにおいても、外装部材106、107の内側樹脂層を構成する合成樹脂材料と同系統のもので構成することが、熱融着性の観点から好ましい。
これらの外装部材106、107によって、上述した電極積層体109、正極端子104の一部、及び、負極端子105の一部を包み込み、当該外装部材106、107により形成される空間に、有機液体溶媒に過塩素酸リチウムやホウフッ化リチウム、六フッ化リン酸リチウム等のリチウム塩と溶質とした液体電解質を注入しながら、当該空間を真空状態とした後に、外装部材106、107の外周縁を熱プレスにより熱融着する。これにより、外装部材106、107の内部に電極積層体109及び電極端子104、105の一部が収容されて封止される。
有機液体溶媒として、プロピレンカーボネート(PC)やエチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート等のエステル系溶媒を挙げることが出来る。なお、本発明の有機液体溶媒はこれに限定されることなく、エステル系溶媒に、γ−ブチラクトン(γ−BL)やジエトシキエタン(DEE)等のエーテル系溶媒その他を混合、調合した有機液体溶媒を用いることも出来る。
この熱融着の際、本実施形態では、図5に示すように、各正極側集電体111が両主面に接続された正極端子104を、当該端子104の導出方向(図5のX方向)に引っ張り、テンションを懸けた状態で、上下に位置しているヒートシールバーHSを図5のY方向にそれぞれ移動させて外装部材106、107を押圧し、外装部材106、107を正極端子104に熱融着する。
同様に、特に図示しないが、各負極側集電体113が両主面に接続された負極端子105も、当該端子105の導出方向に引っ張り、テンションを懸けた状態で、外装部材106、107を負極端子105に熱融着する。
以上のように、本実施形態では、正極側集電体111のリード部111bを正極端子104の両主面に接続する。この両主面に接続された正極側集電体111により、薄型電池10の厚さ方向における正極端子104の導出位置が規制されるので、正極端子104を所定位置から精度良く導出させることが可能となる。
同様に、本実施形態では、負極側集電体113のリード部を負極端子105の両主面に接続する。この両主面に接続された集電体113により、薄型電池10の厚さ方向における負極端子105の導出位置が規制されるので、負極端子105を所定位置から精度良く導出させることが可能となる。
また、本実施形態では、集電体111、113のリード部を電極端子104、105の両主面に接続することにより、電極端子104、105の角部と外装部材106、107との間にリード部が介在することとなるので、電極端子104、105の角部により外装部材106、107が損傷するのを防止することが出来る。
[第2実施形態]
図6は本発明の第2実施形態における各集電体のリード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図である。
本発明の第2実施形態に係る薄型電池は、集電体のリード部の緊張/弛緩状態が、上述の第1実施形態に係る薄型電池10と相違するが、それ以外は第1実施形態に係る薄型電池10と同一である。以下に、第2実施形態に係る薄型電池について、第1実施形態に係る薄型電池10との相違点のみを説明する。
本実施形態でも、図6に示すように、正極端子104の両主面に、各正極板101の正極側集電体111のリード部111bが、例えば溶接等の手法により、溶接部104aでそれぞれ接合されている。
なお、本実施形態では、第1実施形態と同様に、第1の正極側集電体群11aのうちで、図6において上段、中段及び下段に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さをそれぞれL、L及びLとして説明すると共に、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離をそれぞれD、D及びDとして説明する。同様に、第2の正極側集電体群11bのうちで、図6において上段、中段及び下段に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さをそれぞれL、L及びLとして説明すると共に、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離をそれぞれD、D及びDとして説明する。
本実施形態では、第1の正極側集電体群11aにおいて最も外側に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さL(不図示)が、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離D(不図示)と実質的に同一となっている(L=D)。
同様に、第2の正極側集電体群11bにおいても、最も外側に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さL(不図示)が、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離D(不図示)と実質的に同一となっている(L=D)。なお、この長さLは、上述の長さLと実質的に同一となっており(L=L)、これにより、正極端子104の導出位置が規制される。
これに対し、第1の正極側集電体群11aにおいて中段に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さLは、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離Dより長くなっている(L>D)。
同様に、第1の正極側集電体群11aにおいて最も内側に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さL(不図示)も、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離D(不図示)より長くなっている(L>D)。
また、第2の正極側集電体群11bにおいても、最も内側に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さL(不図示)が、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離D(不図示)より長くなっている(L>D)。
同様に、第2の正極側集電体群11bにおいて中段に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さL(不図示)も、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離D(不図示)より長くなっている(L>D)。
従って、本実施形態では、第1及び第2の正極側集電体群11a、11bにおいてそれぞれ最外側に位置している正極側集電体111のリード部111bのみが張った状態となっており、当該リード部111bのみが正極端子104の導出位置の規制に寄与している。
このように、一部の正極側集電体111のリード部111bのみを張った状態とし、他の正極側集電体111のリード部111bを弛んだ状態とすることにより、振動入力時等に全てのリード部111bが切れて断線するのを防止することが出来る。
特に図示しないが、第1及び第2の負極側集電体群においても同様に、それぞれ最外側に位置している負極側集電体113のリード部のみが張った状態となっており、それ以外の負極側集電体113のリード部が弛んだ状態となっている。
本実施形態に係る薄型電池10を製造する際には、全ての正極側集電体111のリード部111bの長さを、正極端子104を中心として最も外側に位置することなる正極側集電体111のリード部111bの長さに合わせ、さらに、当該全てのリード部111bの端部を揃えた状態で、各正極板101を溶接部104aで正極端子104に接合する。
これにより、中段及び最内側に位置する正極側集電体111が接合時に自動的に弛んだ状態となるので、本実施形態に係る薄型電池を容易に製造することが出来る。また、全ての正極側集電体111の長さが同一であるので、薄型電池を構成する部品の共通化を図ることが出来る。
同様に、全ての負極板103の負極側集電体113のリード部の長さを、負極端子105を中心として最も外側に位置することとなる負極側集電体113のリード部の長さに合わせ、さらに、当該全てのリード部111bの端部を揃えた状態で、各負極板103を負極端子105に接合する。次いで、第1実施形態と同様に、電極端子104、105をその導出方向に引っ張りながら、当該電極端子104、105に外装部材106、107を熱融着する。
以上のように本実施形態では、正極側集電体111のリード部111bを正極端子104の両主面に接続することにより、正極端子104の導出位置を規制することが出来る。同様に、負極側集電体113のリード部を負極端子105の両主面に接続することにより、負極端子105の導出位置を規制することが出来る。
また、本実施形態では、集電体111、113のリード部を電極端子104、105の両主面に接続することにより、電極端子104、105の角部による外装部材106、107の損傷を防止することが出来る。
さらに、本実施形態では、一部の集電体111、113のリード部を張った状態で電極端子104、105に接続すると共に、残りの集電体111、113のリード部を弛んだ状態で電極端子104、105に接続することにより、振動入力時等の断線を防止することが出来る。
[第3実施形態]
図7は本発明の第3実施形態に係る薄型電池を示す部分断面図、図8は図7に示す薄型電池の電極端子周囲の平面図、図9Aは図8のIXA-IXA線に沿った各リード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図、図9Bは図8のIXB-IXB線に沿った各リード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図である。
本発明の第3実施形態に係る薄型電池10’は、集電体のリード部が緊張部分と弛緩部分とを有し、これらが分割されている点で第1実施形態に係る薄型電池10と相違するが、それ以外は第1実施形態に係る薄型電池10と同一である。以下に第3実施形態に係る薄型電池10’について、第1実施形態に係る薄型電池10との相違点のみを説明する。
本実施形態に係る薄型電池10’では、図7〜図9Bに示すように、各正極板101の正極側集電体111のリード部111bが、両端に位置している緊張部分111cと、中央に位置して当該緊張部分111cの間に挟まれている弛緩部分111dと、に分割されており、これら緊張部分111c及び弛緩部分111dが、例えば溶接等の手法により、溶接部104aで正極端子104の両主面に接合されている。
なお、本実施形態では、第1の正極側集電体群11aのうちで、図9Aにおいて上段、中段及び下段に位置している正極側集電体111の緊張部分111cの長さをそれぞれLa1、La2及びLa3として説明すると共に、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離をそれぞれDa1、Da2及びDa3として説明する。同様に、第2の正極側集電体群11bのうちで、図9Aにおいて上段、中段及び下段に位置している正極側集電体111の緊張部分111cの長さをそれぞれLa4、La5及びLa6として説明すると共に、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離をそれぞれDa4、Da5及びDa6として説明する。
これに対し、第1の正極側集電体11aのうちで、図9Bにおいて上段、中段及び下段に位置している正極側集電体111の弛緩部分111dの長さをそれぞれLb1、Lb2及びLb3として説明すると共に、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離をそれぞれDb1、Db2及びDb3として説明する。同様に、第2の正極側集電体群11bのうちで、図9Bにおいて上段、中段及び下段に位置している正極側集電体111の弛緩部分111dの長さをそれぞれLb4、Lb5及びLb6として説明すると共に、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離をそれぞれDb4、b5及びDb6として説明する。
各正極側集電体111のリード部111bの緊張部分111cは、図9Aに示すように、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離Da1〜Da6とそれぞれ実質的に同一な長さLa1〜La6を有している(La1=Da1、・・・、La6=Da1)。これにより、緊張部分111cが常に張った状態となっているので、正極端子104の導出位置が規制される。なお、第1の正極側集電体群11aを構成する各正極側集電体111の緊張部分111cと、第2の正極側集電体群11bにおいて正極端子104を中心として対称な位置にある正極側集電体111の緊張部分111cとは、それぞれの長さが実質的に同一となっている(La1=La6、La2=La5、La3=La4)。これにより、対称な位置にある上下の緊張部分111cで、薄型電池10の厚さ方向における正極端子104の導出位置が規制される。
これに対し、各正極側集電体111のリード部111の弛緩部分111dは、図9Bに示すように、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離Db1〜Db6より長い長さLb1〜Lb6を有している(Lb1>Db1、・・・、Lb6>Db6)。これにより、弛緩部分111dが常に弛んだ状態となっているので、振動入力時等に緊張部分111cが切れても弛緩部分111dにより電気的な接続が確保され、断線が防止される。
同様に、特に図示しないが、各負極板103の負極側集電体113のリード部も、張った状態となっている緊張部分111cと、弛んだ状態となっている弛緩部分11dと、に分割されている。
以上のように本実施形態では、正極側集電体111のリード部111を正極端子104の両主面に接合することにより、正極端子104の導出位置を規制することが出来る。同様に、負極側集電体113のリード部を負極端子105の両主面に接続することにより、負極端子105の導出位置を規制することが出来る。
また、本実施形態では、集電体111、113のリード部を電極端子104、105の両主面に接続することにより、電極端子104、105の角部による外装部材106、107の損傷を防止することが出来る。
さらに、本実施形態では、集電体111、113のリード部の緊張部分を張った状態で電極端子104、105に接続すると共に、当該リード部の弛緩部分を弛んだ状態で電極端子104、105に接続することにより、振動入力時の断線を防止することが出来る。
[第4実施形態]
図10Aは本発明の第4実施形態に係る薄型電池において図8のIXA-IXA線に相当する線に沿った各リード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図、図10Bは本発明の第4実施形態に係る薄型電池において図8のIXB-IXB線に相当する線に沿った各リード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図である。
本発明の第4実施形態に係る薄型電池は、最外側に位置している集電体111、113のリード部のみが、緊張部分と弛緩部分とに分割されており、その他の集電体111、113は分割されていない点で第3実施形態に係る薄型電池10’と相違するが、それ以外は第3実施形態に係る薄型電池10’と同一である。以下に第4実施形態に係る薄型電池について、第3実施形態に係る薄型電池10’との相違点のみを説明する。
本実施形態に係る薄型電池では、図10A及び図10Bに示すように、第1の正極側集電体群11aにおいて最も外側に位置している正極側集電体111のリード部111bのみが緊張部分111cと弛緩部分111dとに分割されており、第1の正極側集電体群11aにおいて中段及び最内側に位置している正極側集電体111のリード部111bは分割されていない。
なお、本実施形態では、第1の正極側集電体群11aのうちで、図9Aにおいて上段に位置している正極側集電体111の緊張部分111cの長さをLa1として説明すると共に、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離をDa1として説明する。また、第1の正極側集電体群11aのうちで、図9Bにおいて上段に位置している正極側集電体111の弛緩部分111dの長さをLb1として説明すると共に、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離をDb1として説明する。
これに対し、第1の正極側集電体群11aのうちで、図9A及び図9Bにおいて中段及び下段に位置している正極側集電体111のリード部111bの長さをそれぞれL及びLとして説明すると共に、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離をD及びDとして説明する。
第1の正極側集電体群11aにおいて最外側に位置している正極側集電体111の緊張部分111cは、図10Aに示すように、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離Da1と実質的に同一な長さLa1を有している(La1=Da1)。これにより、緊張部分111cが常に張った状態となっているので、正極端子104の導出位置が規制される。
これに対し、図10Bに示すように、第1の正極側集電体群11aにおいて最外側に位置している正極側集電体111の弛緩部分111dは、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離Db1より長い長さLb1を有している(Lb1>Db1)。これにより、弛緩部分111dが常に弛んだ状態となっているので、振動の入力等により緊張部分111cが切れても弛緩部分111dにより電気的な接続が確保され、断線が防止される。
また、第1の正極側集電体群11aにおいて中段及び最内側に位置している正極側集電体111のリード部111bは、図10A及び図10Bに示すように、それぞれ単一の金属箔から構成されており、当該正極側集電体111の集電部111aの端部から溶接部104aまでの距離D、D(不図示)より長い長さL、L(不図示)を有している(L>D、L>D)。
第2の正極側集電体11bにおいても同様に、図10A及び図10Bに示すように、最も外側に位置している正極側集電体111のリード部111bのみが緊張部分111cと弛緩部分111dとに分割されており、当該第2の正極側集電体群11bにおいて中段及び最内側に位置している正極側集電体111のリード部111bは分割されていない。
第2の正極側集電体群11bにおいて最外側に位置している正極側集電体111の緊張部分111cは、図10Aに示すように、常に張った状態となっているのに対し、弛緩部分111dは、図10Bに示すように、常に弛んだ状態となっている。また、第2の正極側集電体群11bにおいて中段及び最内側に位置している正極側集電体111は、それぞれ単一の金属箔から構成されており、図10A及び図10Bに示すように、常に弛んだ状態となっている。
従って、本実施形態では、第1及び第2の正極側集電体群11a、11bにおいてそれぞれ最も外側に位置している正極側集電体111のリード部111bの緊張部分111cのみが張った状態となっており、当該緊張部分111cのみが正極端子104の導出位置の規制に寄与している。
このように、一部の正極側集電体111のリード部111bのみに緊張部分111cを設けることにより、振動入力時等に全てのリード部111bが切れて断線するのを防止することが出来る。
なお、本実施形態では、第1の正極側集電体群11aの最も外側に位置している正極側集電体111の緊張部分111cの長さLa1と、第2の正極側集電体群11bの最も外側に位置している正極側集電体111の緊張部分111cの長さLa6とが実質的に同一となっている(La1=La6)。これにより、対称な位置にある上下の緊張部分111cで、薄型電池10の厚さ方向における正極端子104の導出位置が規制される。
同様に、特に図示しないが、第1及び第2の負極側集電体群においても、それぞれ最外側に位置している負極側集電体113のリード部のみが緊張部分と弛緩部分とに分割されており、それ以外の負極側集電体113のリード部は弛んだ状態となっている。
以上のように本実施形態では、正極側集電体111のリード部111を正極端子104の両主面に接合することにより、正極端子104の導出位置を規制することが出来る。同様に、負極側集電体113のリード部を負極端子105の両主面に接続することにより、負極端子105の導出位置を規制することが出来る。
また、本実施形態では、集電体111、113のリード部を電極端子104、105の両主面に接続することにより、電極端子104、105の角部による外装部材106、107の損傷を防止することが出来る。
さらに、本実施形態では、一部の集電体111、113のリード部を緊張部分111cと弛緩部分11dとで分割すると共に、残りの集電体111、113のリード部を弛んだ状態で電極端子104、105に接続することにより、振動入力時等の断線を防止することが出来る。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、第2実施形態において、最も外側に位置している集電体111、113を張った状態としているが、本発明においては特にこれに限定されず、例えば、最も内側に位置している集電体111、113を張った状態とし、その他の集電体を弛んだ状態としても良い。同様に、第4実施形態において、最も外側に位置している集電体111、113を緊張部分111cと弛緩部分111dとに分割しているが、本発明においては特にこれに限定されず、例えば、最も内側に位置している集電体111、113を緊張部分111cと弛緩部分111dとに分割しても良い。
図1は、本発明の第1実施形態に係る薄型電池の全体を示す平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った部分断面図である。 図3は、図1に示す薄型電池の電極端子周囲の平面図である。 図4は、本発明の第1実施形態における各集電体のリード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る薄型電池の製造方法を示す図である。 図6は、本発明の第2実施形態における各集電体のリード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図である。 図7は、本発明の第3実施形態に係る薄型電池を示す部分断面図である。 図8は、図7に示す薄型電池の電極端子周囲の平面図である。 図9Aは、図8のIXA-IXA線に沿った各リード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図である。 図9Bは、図8のIXB-IXB線に沿った各リード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図である。 図10Aは、本発明の第4実施形態に係る薄型電池において図8のIXA-IXA線に相当する線に沿った集電体のリード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図である。 図10Bは、本発明の第4実施形態に係る薄型電池において図8のIXB-IXB線に相当する線に沿った集電体のリード部の緊張/弛緩状態を示す部分断面図である。
符号の説明
10、10’…薄型電池
101…正極板
111…正極側集電体
11a、11b…正極側集電体群
111a…集電部
111b…リード部
111c…緊張部分
111d…弛緩部分
112…正極層
102…セパレータ
103…負極板
113…負極側集電体
114…負極層
104…正極端子
104a…溶接部
105…負極端子
106…上部外装部材
107…下部外装部材
108…シールフィルム
109…電極積層体
HS…ヒートシールバー

Claims (2)

  1. 集電体の主面に電極層を形成した電極板を、セパレータを介して複数積層して形成された電極積層体と、
    前記電極積層体を内部に収容して封止する外装部材と、
    前記積層された複数の電極板の集電体が接続部で接続され、前記外装部材の外周縁から外部に導出している板状の電極端子と、を備え、
    前記各電極板が有する前記集電体は、
    記電極層が形成された集電部と、
    記電極層が形成されておらず、前記電極端子に前記接続部で接続されたリード部と、を有し
    前記リード部のうち、一組のリード部が張った状態で前記電極端子と接続され、他のリード部は弛緩した状態で前記電極端子と接続されており、
    前記張った状態で前記電極端子と接続された一組のリード部は、前記電極端子を中心として対称な位置にあり、かつ長さが実質的に同一であることを特徴とする二次電池
  2. 集電体の主面に電極層を形成した電極板を、セパレータを介して複数積層して形成された電極積層体と、
    前記電極積層体を内部に収容して封止する外装部材と、
    前記積層された複数の電極板の集電体が接続部で接続され、前記外装部材の外周縁から外部に導出している板状の電極端子と、を備え、
    前記各電極板が有する前記集電体は、
    前記電極層が形成された集電部と、
    前記電極層が形成されておらず、前記電極端子に前記接続部で接続されたリード部と、を有し、
    前記リード部は、張った状態で前記電極端子と接続する緊張部と弛緩した状態で前記電極端子と接続する弛緩部とに分割されており、前記緊張部と前記弛緩部はそれぞれ前記電極端子と接続されることを特徴とする二次電池。
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