JP4851492B2 - プラグインボックス - Google Patents

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Description

この発明は、電気導体を収納するバスダクト用ハウジングのプラグインホールに取り付けられるプラグインボックスに関する。
高層ビル等の構造物では、電気幹線路を構成するためにバスダクトが使用されている。バスダクトは通常ケーブル等とは異なり、大きな荷重、剛性を有している。一般にバスダクトとは、電気導体の周囲を絶縁材で覆って構成した導体をハウジングの内部に複数収納保持するものである。このバスダクトは、複数のケーブルを束ねて配線する配線システムと比較して、火災などの発生防止や漏洩磁束防止などに極めて優れた機能を有することから、工場施設やビルの主電力供給ラインなどに広く用いられている。
従来、バスダクトとして、複数の帯状または丸線状の導体と、導体を収納するハウジングと、ハウジング内の空間を複数個の空間に分離する複数の分離部材とを備えたバスダクトが使用されている。上述した分離部材は、ハウジングと導体との間に形成される空間、および、複数の導体の相互の間に形成される空間を、複数の空間に分離するバスダクトである。上述した導体は、電気導体と、電気導体の周面に設けられ、他の電気導体と電気的に分離するための絶縁体とを備えている。
図8は、従来のバスダクトを示す図である。図8に示すように、バスダクト100は、ハウジング111と、ハウジング111内に収納された複数の導体112A〜112Cと、ハウジング111と導体112A〜112Cとの間に形成される空間または一つの導体(例えば、導体112A)と他の導体(導体112B)との間に形成される空間を複数の空間に分離する(図示しない)複数の分離部材と、他のバスダクトを電気的に接続するための(図示しない)接続部を備えている。分離部材は、ハウジング111内にハウジング111に密着した状態で収納されている。
ハウジング111は、導体112A〜112Cを収納する凹部115と、凹部115の開口端の両側に設けられたフランジ116とを備える一対のハウジング片117A、117Bを対向させ、互いのフランジ116を接合させ、ボルト、ナット等の結合部材118で結合し、導体112A〜112Cを収納保持する。
導体112A〜112Cは、同一構成を有しており、電気導体121と、この電気導体121の周面に設けられ、他の電気導体121と電気的に分離するための絶縁体122とを備えている。このため、例えば、複数系統の電力あるいは電気信号を供給することができる。
上述したバスダクトハウジングの一面には、プラグインホールが設けられている。プラグインホールには、プラグイン機器を備えたプラグインボックスが取り付けられて、バスダクトから電力を分岐することが知られている。
特開2005−287172号公報 特開2007−274814号公報 特開2007−267464号公報
従来のプラグインボックスは、底面にプラグインホールに対応する開口部を備え密閉された箱型のボックスからなっており、バスダクトから電力を分岐する際に、熱がボックス内にこもり、ボックスが高温になるという問題があった。
従って、この発明の目的は、従来の問題点を解決して、バスダクトから電力を分岐する際に、熱がボックス内にこもらず、ボックスが高温にならないような熱処理機能を備え、施工時に感電を防止することができるプラグインボックスを提供することにある。
本発明者は、上述した従来の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、以下のことが判明した。プラグインボックスを形成する部材をベース部材と、蓋部材に分割し、バスダクトハウジングに載置したベース部材に蓋部材を被せた際に、ベース部材と蓋部材のそれぞれの側面の間に所定の間隙を有するように配置し、蓋部材の一部に通気孔部を設けると、冷たい外気がベース部材と蓋部材の側面の間の間隙30に流れ込み、蓋部材の通気孔部を通って、昇温した空気がボックス外に流出することによって、自然対流を起こし、ボックス内の温度を冷却することができることが判明した。
更に、蓋部材の内側に蓋部材の上面との間に空間部が形成されるように遮蔽部材を配置すると、空間部が断熱機能を発揮して、蓋部材の温度が過度に高くなるのを防止することができること、および、遮蔽部材に、蓋部材の通気孔部と互い違いに設けられた別の通気孔部を設けると、上述した断熱機能を発揮しつつ、上述した自然対流を効果的に生じさせることができることが判明した。
この発明は、上記研究結果に基づいてなされたものであって、この発明のプラグインボックスの第1の態様は、バスダクトハウジングの所定部位に対応する開口部を備えた底面部と、前記底面部と一体的に形成された一対の相対する側壁面とを備えた、断面U字形のベース部材と、
少なくとも1つの外部通気孔部を備えた上面部と、前記上面部と一体的に形成されて、前記ベース部材の前記側壁面と所定間隙を備えて対応して配置される、1対の側面部および1対の端面部を備えた、断面U字形の蓋部材と、
前記蓋部材の内側に配置されて前記蓋部材との間に空間部を形成する、少なくとも1つの内部通気孔部を備えた水平面部と、前記蓋部材の前記側面部と対応する1対の垂直面部とを備えた断面U字形の遮蔽板材とを備えた、プラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスの第2の態様は、前記蓋部材における前記外部通気孔部と前記遮蔽板材における前記内部通気孔部とが互い違いに配置されている、プラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスの第3の態様は、前記蓋部材と前記遮蔽板材によって形成された前記空間部が断熱機能を備えている、プラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスの第4の態様は、前記ベース部材の側壁面と前記蓋部材の側面部との間の所定間隙を通って冷たい外気が吸入され、前記遮蔽板材の前記内部通気孔部および前記蓋部材の外気通気孔部を通って昇温した空気が外部に放出されて、空気の自然対流が生じるように、前記ベース部材、前記遮蔽板材および前記蓋部材が配置されている、プラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスの第5の態様は、前記蓋部材の前記端面部の下端部が前記ベース部材に取り付けられて、前記ベース部材に前記蓋部材が固定される、プラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスの第6の態様は、前記蓋部材の前記端面部の少なくとも1つに、通線板が備えられている、プラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスの第7の態様は、前記ベース部材の前記開口部が前記プラグインホールに一致するように、前記ベース部材が前記バスダクトハウジングの上面に搭載され、前記バスダクトハウジングの下面を覆うように配置された固定金具によって、前記バスダクトハウジングに前記ベース部材が固定されている、プラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスの第8の態様は、前記バスダクトハウジングの所定部位が、プラグインホールであるプラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスの第9の態様は、前記バスダクトハウジングの所定部位が、バスダクトハウジングの終端部の端末であるプラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスの第10の態様は、前記バスダクトハウジングの所定部位が、連結される2つのバスダクトハウジングの接続部であるプラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスの第11の態様は、前記プラグインボックスが、フィードインボックス、フィードアウトボックス、および、過電流防止のための遮断器ボックスの何れか1つである、プラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスのその他の態様は、前記バスダクトハウジングが、相互に嵌合して、内部に導体および導体を固定する絶縁物を収納する断面矩形の空間を形成する、1対の相対する断面概ねコの字形の第1部材と、第2部材とを備え、
前記第1部材および前記第2部材は、それぞれ対応する断面矩形の長辺を形成する面、および、断面矩形の短辺を形成する2つの面を有しており、それぞれの前記断面矩形の短辺を形成する面の先端部が嵌合されて形成された嵌合部を備えている、プラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスのその他の態様は、前記導体から前記開口部を通ってフィードイン端子が取り出され、内部に収納されている、プラグインボックスである。
この発明のプラグインボックスのその他の態様は、前記導体が板状導体または丸線状導体からなっている、プラグインボックスである。
この発明によると、ベース部材2の側壁面7と、蓋部材3の側面部10との間の間隙30を通って流入した冷たい外気がプラグインボックス内で昇温して、上昇して2箇所の通気孔部を通る所謂自然対流が生じて、プラグインボックス内の温度を低下させることができる。
更に、蓋部材3の上面部15および遮蔽板材4の水平面部14にはそれぞれ通気孔部が、相互に互い違いになるように設けられている。このように2階構造にして、通気孔部をそれぞれ設けることによって、施工時にドライバー等がプラグインボックス1内のフィードイン端子に接触して感電するのを防止すると共に、塵埃の進入を軽減させることができる。
この発明のプラグインボックスの態様について図面を参照しながら詳細に説明する。プラグインボックスは、例えば、フィードインボックス、フィードアウトボックス、過電流防止のための遮断器ボックスなど様々なボックスがある。
以下では、プラグインボックスの1つの例であるフィードインボックスに関して説明する。フィードインボックスについて説明するボックス構造は、上述した各種ボックスに適用することができる。
この発明のフィードインボックスの1つの態様は、バスダクトハウジングのプラグインホールに対応する開口部を備えた底面部と、底面部と一体的に形成された一対の相対する側壁面とを備えた、断面U字形のベース部材と、
少なくとも1つの外部通気孔部を備えた上面部と、上面部と一体的に形成されて、ベース部材の側壁面と所定間隙を備えて対応して配置される、1対の側面部および1対の端面部を備えた、断面U字形の蓋部材と、
蓋部材の内側に配置されて蓋部材との間に空間部を形成する、少なくとも1つの内部通気孔部を備えた水平面部と、蓋部材の側面部と対応する1対の垂直面部とを備えた断面U字形の遮蔽板材とを備えた、フィードインボックスである。
1つの態様において、上述したバスダクトハウジングの所定部位が、プラグインホールである。他の態様において、バスダクトハウジングの所定部位が、バスダクトハウジング両端の終端部の端末である。更に他の態様において、バスダクトハウジングの所定部位が、連結される2つのバスダクトハウジングの接続部である。このように、この発明のプラグインボックスは、バスダクトの各種部位において広く適用することができる。
図1は、この発明のフィードインボックスの1つの態様を説明する分解図である。図1に示すように、この発明のフィードインボックス1は、ベース部材2、蓋部材3および遮蔽板材4からなっている。ベース部材2は、バスダクトハウジングのプラグインホールに対応する開口部8を備えた底面部20と、底面部20と一体的に形成された一対の相対する側壁面7、7とを備えた、断面概ねU字形の部材からなっている。
蓋部材3は、少なくとも1つの外部通気孔部16を備えた上面部15と、上面部15と一体的に形成されて、ベース部材2の側壁面7、7とそれぞれ所定間隙を備えて対応して配置される、1対の側面部10、10および1対の端面部11、11を備えた、断面U字形の部材からなっている。蓋部材3は、ベース部材2を上方から覆うように組み合わされて、ベース部材2に固定される。
遮蔽板材4は、蓋部材3の内側に配置されて蓋部材3との間に空間部24(後述する図7(b)、(C)を参照)を形成する、少なくとも1つの内部通気孔部17を備えた水平面部14と、蓋部材3の側面部10、10と対応する1対の垂直面部13、13とを備えた断面U字形の板材である。
上述したベース部材2、蓋部材3、および、遮蔽板材4が組立てられて固定されると、蓋部材3の上面部15と遮蔽板材4の水平面部14との間に空間部24が形成され、所謂2階構造になっている。更に、蓋部材3の上面部15および遮蔽板材4の水平面部14にはそれぞれ通気孔部が、相互に互い違いになるように設けられている。このように2階構造にして、通気孔部をそれぞれ設けることによって、施工時にドライバー等がフィードインボックス1内のフィードイン端子に接触して感電するのを防止すると共に、塵埃の進入を軽減させることができる。
上述したように、ベース部材2と蓋部材3は、ベース部材2の側壁面7、7と、蓋部材3の側面部10、10とが、それぞれ所定間隙を備えて対応して配置されるので、側壁面7と側面部10の間の空間を通って冷たい外気が流れ込むようになっている。バスダクト内の導体には大電流が流れるので、従来のフィードインボックス内は高温になることがある。
この発明のフィードインボックスは、上述したように、蓋部材3の上面部15および遮蔽板材4の水平面部14にはそれぞれ通気孔部が、相互に互い違いになるように設けられている。従って、フィードイン内の導体の熱で昇温した空気は、遮蔽板材4の水平面部14に設けられた通気孔部17を通り、更に、互い違いに設けられた蓋部材3の上面部15に設けられた通気孔部16を通って、フィードインボックス外に流れ出す。
その結果、ベース部材2の側壁面7と、蓋部材3の側面部10との間の間隙30を通って流入した冷たい外気がフィードインボックス内で昇温して、上昇して2箇所の通気孔部を通る所謂自然対流が生じて、フィードインボックス内の温度を低下させることができる。
フィードインボックス1は、底面部20の開口部が、バスダクトハウジングのプラグインホールに対応するように、バスダクトハウジングの上面に固定される。フィードインボックス1をバスダクトハウジングに固定するために、固定部材6が使用される。即ち、ベース部材2の底面部20の裏側には、バスダクトハウジングの下面を覆うようにして、バスダクトハウジングの上面にベース部材2を固定するための固定部材6が取り付けられる。固定部材は、バスダクトハウジングの下面を支持する支持部18と、バスダクトハウジングの側面を固定する垂直部28と、端部19を備えた断面概ねU字形からなっている。
図2は、蓋部材を説明する図である。図2(a)は一方の側面図、図2(b)は平面図、図2(c)は、他方の側面図である。図2(b)に示すように、蓋部材3の上面図15には、2種類の外部通気孔部16が対称的に設けられている。外部通気孔部の大きさ、配置状況は、施工時の感電防止、塵埃の進入の軽減、および、フィードインボックス内の空気の対流を考慮して、適宜設定することができる。従って、2種類の寸法、形状の外部通気孔部である必要は無く。適宜決めることができる。但し、蓋部材における外部通気孔部と遮蔽板材における内部通気孔部とが互い違いに配置されていることが必要である。
図2(a)は、1つの端面部を示し、下端部がネジ等の固定部25によって、ベース部材2の端壁部9に固定される。図2(c)は、他方の端面部を示し、他方の端面部は門形からなり、中央部に開口12があり、開口12を塞ぐように、固定部26、25によって、通線板5が固定される。他方の端面部も下端部が固定部25によって、ベース部材の端壁部9に固定される。なお、側面部10は示されていないが、開口の無い1枚の板材からなっている。このように、蓋部材は複数の板材を接合して、下面が開放された概ね矩形の箱形の部材を形成している。蓋部材は、一体物として成形されていてもよい。材質として、例えば電気亜鉛めっき鋼板(SEHC)等が使用される。
図3は、ベース部材を説明する図である。図3(a)は側面図、図3(b)は平面図である。図3(b)に示すように、ベース部材2の底面部20の概ね中央には、開口部8が設けられている。ベース部材2の底面部20に設けられた開口部8は、バスダクトハウジングの上面に設けられたプラグインホールに対応する位置に、対応する寸法で設けられている。ベース部材2の底面部20の長軸方向の両側面には、底面部20と一体的に1対の側壁部7、7が設けられている。ベース部材2の底面部20の短軸方向の両側面には、底面部20と一体的に1対の端壁部9、9が設けられている。
上述したように、ベース部材2の端壁部9には、蓋部材3の端面部11の下端部が固定部25によって固定される。ベース部材の端壁部9に蓋部材の端面部11の下端部が固定された状態においては、蓋部材3の側面部10とベース部材2の側壁部7とが所定間隙を開けて並列配置されている。蓋部材3の側面部11は、ベース部材2の側壁部7よりも高く、上述した所定間隙を通って流れ込んだ外気がフィードインボックス内に容易に誘導される。ベース部材2の側壁部7は、ベース部材2の端壁部9よりも高い。更に、ベース部材2の底面部20の開口部8の周りには、固定板材6によってベース部材2が、バスダクトハウジングに取り付けられる固定部27を備えている。材質として、例えば電気亜鉛めっき鋼板(SEHC)等が使用される。
図4は、遮蔽板材を説明する図である。図4(a)は側面図、図4(b)は平面図である。図4(b)に示すように、遮蔽板材4の水平面部14には内部通気孔部17が設けられている。水平面部14の長軸方向の両側面には、1対の垂直面部13が一体的に形成されている。遮蔽板材4は断面が概ねU字形の板材である。遮蔽板材4は、垂直面部13の外側が蓋部材3の側面部10の内側に当接されるように、蓋部材3の内部に配置されて接合される。上述したように、遮蔽板材4の水平面部14の上面側と蓋部材3の上面部15の下面側との間に空間部24が形成される。
蓋部材3に関して説明したように、蓋部材3の外部通気孔部16と遮蔽板材4の内部通気孔部17とは、互い違いになるように設けられている。なお、図1を参照して説明した遮蔽板材3は、垂直面部13が水平面部14の下方に設けられているが、垂直面部13が水平面部14の上方に設けられていてもよい。遮蔽板材4の寸法は、蓋部材3の内部に納まる大きさであればよい。上述したように、蓋部材の上面部15と遮蔽板材の水平面部によって2階構造が形成されている。材質として、例えば電気亜鉛めっき鋼板(SEHC)等が使用される。
図5は、固定部材を説明する図である。図5(a)は平面図、図5(b)は側面図である。実際の配置状態は、後述するが、フィードインボックス1をバスダクトハウジングの上に固定するために、板状の固定部材6が使用される。バスダクトハウジングの上面に設けられたプラグインホールに対応する位置に、ベース部材2の底面部20に設けられた開口部8が対応するように配置され、バスダクトハウジングの下面を覆うように固定部材6の支持部18が支持し、バスダクトハウジングの側面を垂直部28が固定して、端部19がベース部材2の底面部20の裏面に固定される。材質として、例えば電気亜鉛めっき鋼板(SEHC)等が使用される。
図6は、通線板を説明する平面図である。通線板5は下端部の両側に凹部を備え、上端部が固定部によって蓋部材の端面部に固定される。即ち、通線板5によって、蓋部材の端面部に設けられた開口を閉塞する。従って、通線板の寸法は、蓋部材の端面部の開口を覆うことができる大きさであればよい。材質として、例えば電気亜鉛めっき鋼板(SEHC)等が使用される。
図7は、バスダクトハウジングに取り付けられたフィードインボックスを説明する図である。図7(a)は一部切り欠き平面図、図7(b)は縦断面図、図7(c)は横断面図である。
図7(a)に示すように、図の上側および下側の両側部に、冷たい外気が導かれる間隙30が設けられている。即ち、最も外側に位置する蓋部材3の側面部10とその内側に配置されるベース部材2の側壁部7との間に間隙30が形成されている。ベース部材2の底面部20に設けられた開口部8がバスダクトハウジング21のプラグインホール31の位置に対応するように、ベース部材2とバスダクトハウジング21が位置決めされて配置されている。プラグインホールを経て、バスダクトハウジング21内の導体からフィードイン端子23が電気的に接続されて、フィードインボックス内に収納されている。
更に、図7(a)に示すように、蓋部材3の上面部15には、複数の外部通気孔部16が設けられている。点線で示すように、遮蔽板材の水平面部には、複数の内部通気孔部7が、外部通気孔部と互い違いになるように配置されている。図7(a)には、上述したように、蓋部材3の側面部10とベース部材2の側壁部7との間に形成された間隙30、外部通気孔部16、および、内部通気孔部17の平面上の関係が明らかにされている。
図7(b)は縦断面図で、図7(b)に示すように、フィードインボックス1が、バスダクトハウジング21の上面に、固定部材6によって固定されている。なお、バスダクトハウジングの一部が切り欠き部として示されている。図7(b)では、上述した蓋部材3の側面図10と、ベース部材2の側壁部7との高さの相関関係が示されている。更に、図7(b)には、蓋部材3の上面部15と、垂直面部13によって蓋部材3の内側に固定された遮蔽板材の水平面部14との間に形成された空間部24が示されている。
図7(c)は、横断面図で、図7(c)に示すように、バスダクトハウジング21の中には絶縁物に挟まれた3本の導体22が並列配置されている。図7(c)に示す導体22は、丸線状の導体であるが、帯状の導体であってもよい。導体22と電気的に接続され、分岐されたフィードイン端子23が、フィードインボックス1内に収納されている。バスダクトハウジング21の下面を覆うように配置された固定部材6の支持部18、側面を固定するに配置された垂直部28によって、バスダクトハウジング21にフィードインボックス1が固定されている。固定部材6の固定部19は、フィードインボックス1の底面部20に固定されている。
更に、図7(c)には、上述したベース部材2の側壁部7と、蓋部材3の側面部10との間に形成された間隙30が示されている。図中、矢印で示すように、冷たい外気が間隙30を通ってフィードインボックス内に導かれる。この図にも、ベース部材2の側壁部7と、蓋部材3の側面部10との高さの相関関係が明らかに示されている。図7(c)の上部には、蓋部材3の上面部15と遮蔽板材の水平面部の間に空間部24が形成されているのが明らかに示されている。更に、図7(c)には、遮蔽部材の垂直面部13が蓋部材の側面部の内側に固定されている状態が明らかに示されている。
図7(c)に示すように、導体とフィードイン端子の接続は、ネジでの固定、溶接等による接合等によって、行われるが、帯状導体の場合には、プラグインタイプでワンタッチで簡単に接続が行われる。
フィードインボックス1が取り付けられるバスダクトハウジング21は、1対の相対する断面概ねコの字形の第1部材41と、第2部材42とを備えている。第1部材41および第2部材42は、相互に嵌合して、内部に導体22および導体22を固定する絶縁物43を収納する断面矩形の空間を形成する。即ち、嵌合は、ワンタッチで簡単に行える。しかし、一度結合されると、外れない構造になっているので、信頼性は高い。
バスダクトハウジング21を形成する一方の部材である第1部材41は、断面矩形の長辺を形成する面および、断面矩形の短辺を形成する2つの面を有する概ね断面コの字形である。バスダクトハウジング21を形成する他方の部材である第2部材42は、第1部材41に対応して、断面矩形の長辺を形成する面および、断面矩形の短辺を形成する2つの面を有する概ね断面コの字形である。第1部材41の断面矩形の短辺を形成する面の先端部と、第2部材42の断面矩形の短辺を形成する面の先端部とが嵌合して、嵌合部が形成される。
バスダクトハウジング21内には、導体22および導体22を固定する絶縁物43が収納されて、第1部材41および第2部材42のバスダクトハウジング内側方向への動きを阻止しているので、強固に嵌合され、外れることなく十分な強度を備えている。即ち、第1部材41および第2部材42のバスダクトハウジング内側方向への動きを阻止する機能を備えていることが嵌合を確実にする。
上述したこの発明のプラグインボックスの1つの態様として、空気絶縁型のバスダクトについて説明したが、導体を絶縁物で被覆し、被覆導体を密着させる被覆型のバスダクトにも同様に適用することができる。
上述したように、この発明によると、バスダクトから電力を分岐する際に、熱がボックス内にこもらず、ボックスが高温にならないような熱処理機能を備え、施工時に感電を防止することができるプラグインボックスを提供することができる。
図1は、この発明のフィードインボックスの1つの態様を説明する分解図である。 図2は、蓋部材を説明する図である。図2(a)は一方の側面図、図2(b)は平面図、図2(c)は、他方の側面図である。 図3は、ベース部材を説明する図である。図3(a)は側面図、図3(b)は平面図である。 図4は、遮蔽板材を説明する図である。図4(a)は側面図、図4(b)は平面図である。 図5は、固定部材を説明する図である。図5(a)は平面図、図5(b)は側面図である。 図6は、通線板を説明する平面図である。 図7は、バスダクトハウジングに取り付けられたフィードインボックスを説明する図である。図7(a)は一部切り欠き平面図、図7(b)は縦断面図、図7(c)は横断面図である。 図8は、従来のバスダクトを示す図である。
符号の説明
1 フィードインボックス
2 ベース部材
3 蓋部材
4 遮蔽部材
5 通線板
6 固定部材
7 側壁部
8 開口部
9 端壁部
10 側面部
11 端面部
12 開口
13 垂直面部
14 水平面部
15 上面部
16 外部通気孔部
17 内部通気孔部
18 支持部
19 固定部
20 底面部
21 バスダクトハウジング
22 導体
23 フィードイン端子
24 空間部
25 固定部
26 固定部
27 固定部
28 垂直部
29 固定部
30 間隙
31 プラグインホール
41 第1部材
42 第2部材
43 絶縁物

Claims (11)

  1. バスダクトハウジングの所定部位に対応する開口部を備えた底面部と、前記底面部と一体的に形成された一対の相対する側壁面とを備えた、断面U字形のベース部材と、
    少なくとも1つの外部通気孔部を備えた上面部と、前記上面部と一体的に形成されて、前記ベース部材の前記側壁面と所定間隙を備えて対応して配置される、1対の側面部および1対の端面部を備えた、断面U字形の蓋部材と、
    前記蓋部材の内側に配置されて前記蓋部材との間に空間部を形成する、少なくとも1つの内部通気孔部を備えた水平面部と、前記蓋部材の前記側面部と対応する1対の垂直面部とを備えた断面U字形の遮蔽板材とを備えた、プラグインボックス。
  2. 前記蓋部材における前記外部通気孔部と前記遮蔽板材における前記内部通気孔部とが互い違いに配置されている、請求項1に記載のプラグインボックス。
  3. 前記蓋部材と前記遮蔽板材によって形成された前記空間部が断熱機能を備えている、請求項1または2に記載のプラグインボックス。
  4. 前記ベース部材の側壁面と前記蓋部材の側面部との間の所定間隙を通って冷たい外気が吸入され、前記遮蔽板材の前記内部通気孔部および前記蓋部材の外気通気孔部を通って昇温した空気が外部に放出されて、空気の自然対流が生じるように、前記ベース部材、前記遮蔽板材および前記蓋部材が配置されている、請求項1から3の何れか1項に記載のプラグインボックス。
  5. 前記蓋部材の前記端面部の下端部が前記ベース部材に取り付けられて、前記ベース部材に前記蓋部材が固定される、請求項1から4の何れか1項に記載のプラグインボックス。
  6. 前記蓋部材の前記端面部の少なくとも1つに、通線板が備えられている、請求項1から5の何れか1項に記載のプラグインボックス。
  7. 前記ベース部材の前記開口部が前記プラグインホールに一致するように、前記ベース部材が前記バスダクトハウジングの上面に搭載され、前記バスダクトハウジングの下面を覆うように配置された固定金具によって、前記バスダクトハウジングに前記ベース部材が固定されている、請求項1から6の何れか1項に記載のプラグインボックス。
  8. 前記バスダクトハウジングの所定部位が、プラグインホールである、請求項1から7の何れか1項に記載のプラグインボックス。
  9. 前記バスダクトハウジングの所定部位が、バスダクトハウジングの終端部の端末である、請求項1から7の何れか1項に記載のプラグインボックス。
  10. 前記バスダクトハウジングの所定部位が、連結される2つのバスダクトハウジングの接続部である、請求項1から7の何れか1項に記載のプラグインボックス。
  11. 前記プラグインボックスが、フィードインボックス、フィードアウトボックス、および、過電流防止のための遮断器ボックスの何れか1つである、請求項1から10の何れか1項に記載のプラグインボックス。


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