JP4850694B2 - 水融和性立体阻害されたヒドロキシ置換アルコキシアミン類 - Google Patents

水融和性立体阻害されたヒドロキシ置換アルコキシアミン類 Download PDF

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    • C07D211/00Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings
    • C07D211/92Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with a hetero atom directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D211/94Oxygen atom, e.g. piperidine N-oxide

Description

本発明は、水に対する親和性を持つある種の基本骨格を介して水融和性である、立体阻害されたヒドロキシ置換アルコキシアミン安定剤化合物に関する。これらの物質は、酸化、熱及び化学線の有害作用に対して水性ポリマー系を安定化するのに特に有効である。本化合物は、例えば、水性被覆剤、水性インク、水性インクジェット媒体及び光硬化性水溶液系を安定化するのに有効である。
米国特許5,004,770及び5,096,950号は、アルコキシ残基によりN原子で置換されている、立体阻害アミン化合物を記述している。
米国特許6,271,377、6,392,041及び6,376,584号は、立体阻害ヒドロキシ置換アルコキシアミン類を開示している。
米国特許6,254,724号は、立体阻害ヒドロキシルアミン塩化合物を教示している。
米国特許6,465,645号は、長鎖立体阻害アミン安定剤を開示している。
米国特許5,286,865及び5,216,156号は、非移行性立体阻害アミン安定剤を開示している。
米国出願公開2002/0050226及び対応するEP 1174476は、ある種の水溶性基を持つある種の立体阻害アミン類を開示している。
米国特許6,102,997号は、水溶性化基を持つある種の立体阻害アミン化合物を開示している。
JP 2000-044851は、ある種の立体阻害アミン化合物を含むインク組成物を教示している。
JP 9-9170686は、一般にインクジェット記録媒体のインク受け層中の立体阻害アミン型添加剤を教示している。
本化合物は、立体阻ヒドロキシ置換アルコキシアミン類であり、そしてこれらは、水融和性又は水溶性基本骨格により水融和性又は水溶性となっている。
本化合物は、水性ポリマー系及び極性ハイソリッド系において極めて良好に機能する。本化合物は、ポリウレタン系適用系、水性自動車適用系、極性記録媒体及び水性インクのような、極性環境において優れた融和性を示す。
詳細な開示
本発明の水融和性又は水溶ヒドロキシ置換アルコキシアミン類は、式(1)〜(10):
Figure 0004850694

Figure 0004850694
Figure 0004850694
[式中、
Eは−O−T−(OH)bであり、
Tは、1〜18個の炭素原子の直鎖又は分岐鎖アルキレン、5〜18個の炭素原子のシクロアルキレン、5〜18個の炭素原子のシクロアルケニレン、1〜4個の炭素原子の直鎖又は分岐鎖アルキレン(フェニルにより置換されているか、又は1〜4個の炭素原子の1個若しくは2個のアルキル基により置換されているフェニルにより置換されている)であり;
bは、1、2又は3であり(ただし、bは、T中の炭素原子の数を超えることはできず、そしてbが、2又は3であるとき、各ヒドロキシル基は、Tの異なる炭素原子に結合している);
E’は、水素、C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル、C7−C15フェニルアルキル、C2−C18アルカノイル又はフェニルであるか、あるいはE’は、独立にEと同義であり、
Rは、水素又はメチルであり、
1は、水素、C1−C12アルキル、C5−C8シクロアルキル、1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC5−C8シクロアルキル、C2−C12アルケニル、フェニル、C7−C9フェニルアルキル、グリシジル、C2−C12アルカノイル、C6−C9シクロアルキルカルボニル、C2−C12カルバモイル、C2−C12アルケノイル、ベンゾイル、1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているベンゾイル、ジ(C1−C6アルキル)ホスホナートにより置換されているC2−C12アルカノイルであるか、あるいは
1は、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−N(R6)−基により中断されている);C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR6基により置換されている);C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR6C(O)−基により中断されている);又はC1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO3H基により、又は1〜3個の−COOR6基により置換されている)であるか;あるいは
1は、ピペラジンにより、又はモルホリン基により置換されている、該アルキルであるか;あるいは
1は、1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR6基により更に置換されている、該中断された基であるか;あるいは
1は、1〜3個の−SO3H基により、又は1〜3個の−COOR6基により更に置換されている、該中断された基であるか;あるいは
1は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
1’は、独立にR1と同義であり;
5は、二価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
6は、水素又はC1−C6アルキルであり、
6’、R6”及びR6'''は、独立にR6と同義であり、
7は、−N(R2)(R2’)であるか、又は塩素、1〜12個の炭素原子のアルコキシ、2−ヒドロキシエチルアミノ若しくは−N(R6)(R6’)であるか;あるいは
7は、下記式:
Figure 0004850694
で示される基であり;
8は、R7と同義であり(ここで、R7及びR8の一方は、−N(R2)(R2’)である);
qは、2〜8であり;
は、無機又は有機アニオンであり、
+は、一価、二価又は三価のカチオンであり、そし
2は、グリシジル、ジ(C1−C6アルキル)ホスホナートにより置換されているC2−C12アルカノイルであるか、あるいは
2は、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−N(R6)−基により中断されている)2−C12アルカノイル、フェニル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR6基により置換されている);C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR6C(O)−基により中断されている)であるか;又はR2は、C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO3H基により、又は1〜3個の−COOR6基により置換されている)であるか;あるいは
2は、ピペラジンにより、又はモルホリン基により置換されている、該アルキルであるか;あるいは
2は、1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR6基により更に置換されている、該中断された基の1つであるか;あるいは
2は、1〜3個の−SO3H基により、又は1〜3個の−COOR6基により更に置換されている、該中断された基の1つであるか;あるいは
2は、1〜3個の−COO+基により更に置換されている、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−NR6−基により中断されている)であるか;あるいは
2は、C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている)であるか;あるいは
2は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR6又は−NHR6基により更に置換されている、該C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている)であるか;あるいは
2は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
2’は、グリシジル、ジ(C 1 −C 6 アルキル)ホスホナートにより置換されているC 2 −C 12 アルカノイルであるか、あるいは
2 ’は、C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−N(R 6 )−基により中断されている);C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、フェニル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR 6 基により置換されている);C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR 6 C(O)−基により中断されている)であるか;又はR 2 ’は、C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、フェニル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO 3 H基により、又は1〜3個の−COOR 6 基により置換されている)であるか;あるいは
2 ’は、ピペラジンにより、又はモルホリン基により置換されている、該アルキルであるか;あるいは
2 ’は、1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR 6 基により更に置換されている、該中断された基の1つであるか;あるいは
2 ’は、1〜3個の−SO 3 H基により、又は1〜3個の−COOR 6 基により更に置換されている、該中断された基の1つであるか;あるいは
2 ’は、1〜3個の−COO + 基により更に置換されている、C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル又はC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−NR 6 −基により中断されている)であるか;あるいは
2 ’は、C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、フェニル又はC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’)(R 6 ”) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
2 ’は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR 6 又は−NHR 6 基により更に置換されている、該C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、フェニル又はC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’)(R 6 ”) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
2 ’は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
2 ’は、水素であ
3は、グリシジル、ジ(C 1 −C 6 アルキル)ホスホナートにより置換されているC 2 −C 12 アルカノイルであるか、あるいは
3 は、C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−N(R 6 )−基により中断されている);C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、フェニル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR 6 基により置換されている);C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR 6 C(O)−基により中断されている)であるか;又はR 3 は、C 1 −C 12 アルキル、フェニル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO 3 H基により、又は1〜3個の−COOR 6 基により置換されている)であるか;あるいは
3 は、ピペラジンにより、又はモルホリン基により置換されている、該アルキルであるか;あるいは
3 は、1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR 6 基により更に置換されている、該中断された基の1つであるか;あるいは
3 は、1〜3個の−SO 3 H基により、又は1〜3個の−COOR 6 基により更に置換されている、該中断された基の1つであるか;あるいは
3 は、1〜3個の−COO + 基により更に置換されている、C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル又はC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−NR 6 −基により中断されている)であるか;あるいは
3 は、C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、フェニル又はC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’)(R 6 ”) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
3 は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR 6 又は−NHR 6 基により更に置換されている、該C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、フェニル又はC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’)(R 6 ”) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
3 は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
3 は、−SO3H、−PO32、−SO3 +又は−PO3+あり、そして
4 は、グリシジル、ジ(C 1 −C 6 アルキル)ホスホナートにより置換されているC 2 −C 12 アルカノイルであるか、あるいは
4 は、C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−N(R 6 )−基により中断されている);C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、フェニル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR 6 基により置換されている);C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR 6 C(O)−基により中断されている)であるか;又はR 4 は、C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、フェニル若しくはC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO 3 H基により、又は1〜3個の−COOR 6 基により置換されている)であるか;あるいは
4 は、ピペラジンにより、又はモルホリン基により置換されている、該アルキルであるか;あるいは
4 は、1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR 6 基により更に置換されている、該中断された基の1つであるか;あるいは
4 は、1〜3個の−SO 3 H基により、又は1〜3個の−COOR 6 基により更に置換されている、該中断された基の1つであるか;あるいは
4 は、1〜3個の−COO + 基により更に置換されている、C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル又はC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−NR 6 −基により中断されている)であるか;あるいは
4 は、C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、フェニル又はC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’)(R 6 ”) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
4 は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR 6 又は−NHR 6 基により更に置換されている、該C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、フェニル又はC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’)(R 6 ”) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
4 は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
4 は、水素である]で示される。
例えば、Eは、2−ヒドロキシシクロヘキシルオキシ又は2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシである。
例えば、これらの水融和性又は水溶性立体阻ヒドロキシ置換アルコキシアミン化合物は、下記式:
Figure 0004850694
[式中、
Eは−O−T−(OH)bであり、
Tは、1〜18個の炭素原子の直鎖又は分岐鎖アルキレン、5〜18個の炭素原子のシクロアルキレン、5〜18個の炭素原子のシクロアルケニレン、1〜4個の炭素原子の直鎖又は分岐鎖アルキレン(フェニルにより置換されているか、又は1〜4個の炭素原子の1個若しくは2個のアルキル基により置換されているフェニルにより置換されている)であり;
bは、1、2又は3であり(ただし、bは、T中の炭素原子の数を超えることはできず、そしてbが、2又は3であるとき、各ヒドロキシル基は、Tの異なる炭素原子に結合している);
E’は、水素、C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル、C7−C15フェニルアルキル、C2−C18アルカノイル又はフェニルであるか、あるいはE’は、独立にEと同義であり、
Rは、水素又はメチルであり、
1は、水素、C1−C12アルキル、C5−C8シクロアルキル、1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC5−C8シクロアルキル、C2−C12アルケニル、フェニル、1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているフェニル、C7−C9フェニルアルキル、フェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC7−C9フェニルアルキル、グリシジル、C2−C12アルカノイル、C6−C9シクロアルキルカルボニル、C2−C12カルバモイル、C2−C12アルケノイル、ベンゾイル、1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているベンゾイル、ジ(C1−C6アルキル)ホスホナートにより置換されているC2−C12アルカノイルであるか、あるいは
1は、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、C7−C18フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は>NR6基により中断されている);C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、C7−C18フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR6基により置換されている);C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、C7−C18フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR6C(O)−基により中断されている);又はC1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、C7−C18フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO3H基により、又は1〜3個の−COOR6基により置換されている)であるか;あるいは
1は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
1’は、独立にR1と同義であり;
5は、二価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
6は、水素又はC1−C6アルキルであり、
6’は、独立にR6と同義であり、
は、無機又は有機アニオンであり、
+は、一価、二価又は三価のカチオンであり、そし
2は、グリシジル、ジ(C1−C6アルキル)ホスホナートにより置換されているC2−C12アルカノイルであるか、あるいは
2は、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、C7−C18フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は>NR6基により中断されている)2−C12アルカノイル、C7−C18フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR6基により置換されている);C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、C7−C18フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR6C(O)−基により中断されている)であるか;又はR2は、C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、C7−C18フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO3H基により、又は1〜3個の−COOR6基により置換されている)であるか;あるいは
2は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR6又は−NHR6基により更に置換されている、該C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、C7−C18フェニルアルキル又はフェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)+又は−SO3 +基により置換されている)であるか;あるいは
2は、C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、C7−C18フェニルアルキル又はフェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)+又は−SO3 +基により置換されている)であるか;あるいは
2は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
2は、グリシジル、ジ(C 1 −C 6 アルキル)ホスホナートにより置換されているC 2 −C 12 アルカノイルであるか、あるいは
2 ’は、C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は>NR 6 基により中断されている);C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR 6 基により置換されている);C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR 6 C(O)−基により中断されている)であるか;又はR 2 ’は、C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO 3 H基により、又は1〜3個の−COOR 6 基により置換されている)であるか;あるいは
2 ’は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR 6 又は−NHR 6 基により更に置換されている、該C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル又はフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
2 ’は、C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル又はフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
2 ’は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
2 ’は、水素であり
3 は、グリシジル、ジ(C 1 −C 6 アルキル)ホスホナートにより置換されているC 2 −C 12 アルカノイルであるか、あるいは
3 は、C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は>NR 6 基により中断されている);C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR 6 基により置換されている);C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR 6 C(O)−基により中断されている)であるか;又はR 3 は、C 1 −C 12 アルキル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO 3 H基により、又は1〜3個の−COOR 6 基により置換されている)であるか;あるいは
3 は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR 6 又は−NHR 6 基により更に置換されている、該C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル又はフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
3 は、C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル又はフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
3 は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
3 は、−SO3H、−PO32、−SO3 +又は−PO3+あり、そして
4 は、グリシジル、ジ(C 1 −C 6 アルキル)ホスホナートにより置換されているC 2 −C 12 アルカノイルであるか、あるいは
4 は、C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は>NR 6 基により中断されている);C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR 6 基により置換されている);C 2 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR 6 C(O)−基により中断されている)であるか;又はR 4 は、C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル若しくはフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO 3 H基により、又は1〜3個の−COOR 6 基により置換されている)であるか;あるいは
4 は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR 6 又は−NHR 6 基により更に置換されている、該C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル又はフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
4 は、C 1 −C 12 アルキル、C 2 −C 12 アルカノイル、C 7 −C 18 フェニルアルキル又はフェニル環上で1〜3個のC 1 −C 4 アルキルにより置換されているC 7 −C 18 フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO + 、−N(R 6 )(R 6 ’) + 又は−SO 3 + 基により置換されている)であるか;あるいは
4 は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
4 は、水素である]で示される。
例えば、本化合物は、式(1):
Figure 0004850694
で示される。
好ましくは、R1は、水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルカノイル;1個又は2個の酸素、硫黄又は−N(R6)−基により中断されている、C2−C6アルキル又はC2−C6アルカノイル;1〜3個のヒドロキシ基により又は1〜3個の−NHR6基により置換されている、C1−C6アルキル又はC2−C6アルカノイル;−NR6C(O)−基により中断されている、C2−C6アルキル又はC2−C6アルカノイルであるか、あるいは−SO3Hにより又は−COOR6基により置換されている、C1−C6アルキル又はC2−C6アルカノイルである。
最も好ましくは、R1は、水素、C1−C4アルキル、C2−C5アルカノイル;酸素、硫黄又は−N(R6)−基により中断されている、C2−C4アルキル又はC2−C5アルカノイル;ヒドロキシ基により又は−NHR6基により置換されている、C1−C4アルキル又はC2−C5アルカノイル;−NR6C(O)−基により中断されている、C2−C4アルキル又はC2−C5アルカノイルであるか、あるいは−SO3Hにより又は−COOR6基により置換されている、C1−C4アルキル又はC2−C5アルカノイルである。
例えば、本化合物は、式(2)又は(3):
Figure 0004850694
で示される。
好ましくは、R2 、1個若しくは2個の酸素、硫黄若しくは−N(R6)−基により中断されている、C2−C6アルキル若しくはC2−C6アルカノイル1〜3個のヒドロキシ基により若しくは1〜3個の−NHR6基により置換されている、C2−C6アルカノイル;−NR6C(O)−基により中断されている、C2−C6アルキル若しくはC2−C6アルカノイルであるか、又はR2は、−SO3H基により若しくは−COOR6基により置換されている、C1−C6アルキル若しくはC2−C6アルカノイルであるか;又は3は、−SO3Hであるか;1個若しくは2個の酸素、硫黄若しくは−N(R 6 )−基により中断されている、C 2 −C 6 アルキル若しくはC 2 −C 6 アルカノイル;1〜3個のヒドロキシ基により若しくは1〜3個の−NHR 6 基により置換されている、C 1 −C 6 アルキル若しくはC 2 −C 6 アルカノイル;−NR 6 C(O)−基により中断されている、C 2 −C 6 アルキル若しくはC 2 −C 6 アルカノイルであるか;あるいは
2及びR3は、それぞれ−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている、C1−C6アルキル、C2−C6アルカノイル又はC7−C9フェニルアルキルであるか;あるいは
2は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、ビニルアルコール又はエチレンイミンのモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこれは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)である。
最も好ましくは、R2 、酸素、硫黄若しくは−N(R6)−基により中断されている、C2−C4アルキル若しくはC2−C5アルカノイルヒドロキシ基により若しくは−NHR6基により置換されている、C2−C5アルカノイル;−NR6C(O)−基により中断されている、C2−C4アルキル若しくはC2−C5アルカノイルであるか、又はR2は、−SO3H基により若しくは−COOR6基により置換されている、C1−C4アルキル若しくはC2−C5アルカノイルであるか;又はR3は、−SO3Hであるか;酸素、硫黄若しくは−N(R 6 )−基により中断されている、C 2 −C 4 アルキル若しくはC 2 −C 5 アルカノイル;ヒドロキシ基により若しくは−NHR 6 基により置換されている、C 1 −C 4 アルキル若しくはC 2 −C 5 アルカノイル;−NR 6 C(O)−基により中断されている、C 2 −C 4 アルキル若しくはC 2 −C 5 アルカノイルであるか;あるいは
2及びR3は、−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている、C1−C4アルキル又はC2−C5アルカノイルであるか;あるいは
2は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、ビニルアルコール又はエチレンイミンのモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこれは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)である。
例えば、本化合物は、式(4):
Figure 0004850694
で示される。
好ましくは、R4は、水素;1個若しくは2個の酸素、硫黄若しくは−N(R6)−基により中断されている、C2−C6アルキル若しくはC2−C6アルカノイル;1〜3個のヒドロキシ基により若しくは1〜3個の−NHR6基により置換されている、C1−C6アルキル若しくはC2−C6アルカノイル;−NR6C(O)−基により中断されている、C2−C6アルキル若しくはC2−C6アルカノイルであるか、又はR4は、−SO3H基により若しくは−COOR6基により置換されている、C1−C6アルキル若しくはC2−C6アルカノイルであるか;あるいは
4は、それぞれ−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている、C1−C6アルキル、C2−C6アルカノイル又はC7−C9フェニルアルキルである。
最も好ましくは、R4は、水素;酸素、硫黄若しくは−N(R6)−基により中断されている、C2−C4アルキル若しくはC2−C5アルカノイル;ヒドロキシ基により若しくは−NHR6基により置換されている、C1−C4アルキル若しくはC2−C5アルカノイル;−NR6C(O)−基により中断されている、C2−C4アルキル若しくはC2−C5アルカノイルであるか、又はR4は、−SO3H基により若しくは−COOR6基により置換されている、C1−C4アルキル若しくはC2−C5アルカノイルであるか;あるいは
4は、−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている、C1−C4アルキル又はC2−C5アルカノイルであり、そして他の残基は、前記と同義である。
例えば、本化合物は、式(6)又は(7):
Figure 0004850694
で示される。
好ましくは、R5は、ポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコールである。
例えば、本化合物は、式(11)又は(12):
Figure 0004850694
[式中、
Eは−O−T(OH)bであり、
xは、−NH2 +CH2CH2OH Cl −NH3 + OAc、=NOH、−NHCH(CH3)COO+、−NHCH2CH2NH(CH32 + OAc、−NHCH2CH2SO3 +、−NHCH(COO+)CH2CH2SCH3、−NHCH2COO+、−NHCOCH2OH、−NHCOCH2NHCOCH3、−NHCH2CH2CH2SO3H、−OCH2CH2OH、−OCH(CH3)COO+、−OCH2CH2NH(CH32 + OAc、−OCH2CH2SO3 +、−OCH(COO+)CH2CH2SCH3、−OCH2COO+、−OCOCH2OH、−OCOCH2NHCOCH3及び−OCH2CH2CH2SO3Hよりなる群から選択され;そして
yは、−NHCH2CH2NHCH2CH2NHCH2CH2NH2、−NH2 +CH2CH2NHCH2CH2NHCH2CH2NH2 OAc、−NHPhSO3H、−NHPhSO3 +、−NHPhSO3 Na+、−NH2 +PhSO3H Cl、−NH(3−カルボキシ−4−クロロフェニル)、−NH(3−COONa+−4−クロロフェニル)、−NHCH2CH2−(N−ピペラジン)、−NH2 +CH2CH2−(N−ピペラジン) OAc及び−NH2 +CH2CH2−(N−ピペラジン) Clよりなる群から選択される]で示される。
例えば、本化合物は、式(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(7)、(8)又は(9)[ここで、
Eは−O−T(OH)bであり;
Rは、水素又はメチルであり;
1は、水素、ヒドロキシ若しくはCOOR6基により置換されているC1−C4アルキルであるか;又はR1は、−N(R6)−基により中断されているC2−C4アルキルであるか;又はR1は、1〜6個の−N(R6)−基により中断されているC2−C12アルキルであり;
1’は、水素であり;
2COOR6、−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+、−SO3 +、−SO3H若しくはピペラジン基により置換されているC1−C4アルキルであるか;又はR2は、ヒドロキシ基により置換されているC2−C5アルカノイルであるか;又はR2は、−NR6C(O)−基により中断されているC2−C5アルカノイルであるか;又はR2は、1〜3個の−COO+基により更に置換されている、1〜6個の硫黄基により中断されているC2−C12アルキルであるか;又はR2は、一価のホモ−若しくはコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、ビニルアルコール又はエチレンイミンのモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこれは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であるか;又はR2は、1〜2個の−SO3H若しくは−SO3 +基により置換されているフェニルであるか;又はR2は、1個若しくは2個の−COOR6若しくは−COO+基により更に置換されている、1個若しくは2個の−Cl基により置換されているフェニルであり;
2’は、水素であり;
3は、−SO3H、−SO3 +;ヒドロキシ若しくは−COO+基により置換されているC2−C5アルカノイルであるか;又はR3は、−N(R6)−基により中断されているC2−C5アルカノイルであり;
4は、水素であり;
5は、二価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、ビニルアルコールよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
6は、水素又はC1−C6アルキルであり;
6’は、C1−C6アルキルであり;
6”は、水素又はC1−C6アルキルであり;
7は、−N(R2)(R2’)又は下記式:
Figure 0004850694
で示される基であり;
8は、R7と同義であり(ここで、R7及びR8の一方は、−N(R2)(R2’)である);
は、無機又は有機アニオンであり;
+は、一価、二価又は三価のカチオンである]で示される。
20℃で常圧の水への本発明の立体阻害アミン類の溶解度は、例えば、1g/L以上、例えば、≧2g/L、≧5g/L、≧10g/L、≧20g/L、≧30g/L、≧40g/L、≧50g/L、≧60g/L、≧70g/L、≧80g/L、≧90g/L又は≧100g/Lである。
12個以下の炭素原子を有するアルキルは、分岐又は非分岐であり、そして例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、2−エチルブチル、n−ペンチル、イソペンチル、1−メチルペンチル、1,3−ジメチルブチル、n−ヘキシル、1−メチルヘキシル、n−ヘプチル、イソヘプチル、1,1,3,3−テトラメチルブチル、1−メチルヘプチル、3−メチルヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、1,1,3−トリメチルヘキシル、1,1,3,3−テトラメチルペンチル、ノニル、デシル、ウンデシル、1−メチルウンデシル及びドデシル、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルヘキシルである。
アルケニルは、アルキルの不飽和版であり、そして分岐又は非分岐であり、例えば、イソプロペニル、プロペニル、ヘキセニル、ヘプテニルなどである。
非置換又はC1−C4アルキル置換C5−C8シクロアルキルは、例えば、シクロペンチル、メチルシクロペンチル、ジメチルシクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシル、ジメチルシクロヘキシル、トリメチルシクロヘキシル、tert−ブチルシクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルである。例えば、シクロヘキシル及びtert−ブチルシクロヘキシル。
例えば、1〜3個の、例えば1個又は2個のアルキル基を含む、C1−C4アルキル置換フェニルは、例えば、o−、m−若しくはp−メチルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、2−メチル−6−エチルフェニル、4−tert−ブチルフェニル、2−エチルフェニル又は2,6−ジエチルフェニルである。
フェニルアルキルは、置換フェニルアルキル、例えば、フェニル環上で1〜3個のC1−C4アルキル基若しくは1〜3個のハロゲンにより、又はその混合物により置換されているフェニルアルキルを含み、そして例えば、ベンジル、4−クロロベンジル、α−メチルベンジル、α,α−ジメチルベンジル、2−フェニルエチル、2−メチルベンジル、3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、2,4−ジメチルベンジル、2,6−ジメチルベンジル又は4−tert−ブチルベンジルである。
フェニルは、非置換フェニル、及び1〜3個のC1−C4アルキル基若しくは1〜3個のハロゲンにより、又はその混合物により置換されているフェニルを含む。
12個以下の炭素原子を有するアルカノイルは、分岐又は非分岐であり、そして例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、ウンデカノイル又はドデカノイルである。
6−C9シクロアルキルカルボニルは、例えば、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル、シクロヘプチルカルボニル又はシクロオクチルカルボニルである。
12個以下の炭素原子のカルバモイルは、分岐又は非分岐であり、そして例えば、アルカノイル基のカルバモイル同等物であり、例えば、ブタモイル、ペンタモイル、ヘキサモイルなどである。
12個以下の炭素原子のアルケノイルは、分岐又は非分岐であり、そしてアルカノイルの不飽和版である。
1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているベンゾイルは、例えば、o−、m−若しくはp−メチルベンゾイル、2,3−ジメチルベンゾイル、2,4−ジメチルベンゾイル、2,5−ジメチルベンゾイル、2,6−ジメチルベンゾイル、3,4−ジメチルベンゾイル、3,5−ジメチルベンゾイル、2−メチル−6−エチルベンゾイル、4−tert−ブチルベンゾイル、2−エチルベンゾイル、2,4,6−トリメチルベンゾイル、2,6−ジメチル−4−tert−ブチルベンゾイル又は3,5−ジ−tert−ブチルベンゾイルである。
ジ(C1−C6アルキル)ホスホナート基により置換されているC2−C25アルカノイルは、例えば、(CH3CH2O)2POCH2CO−、(CH3O)2POCH2CO−、(CH3CH2CH2CH2O)2POCH2CO−、(CH3CH2O)2POCH2CH2CO−、(CH3O)2POCH2CH2CO−、(CH3CH2CH2CH2O)2POCH2CH2CO−、(CH3CH2O)2PO(CH24CO−、(CH3CH2O)2PO(CH28CO−又は(CH3CH2O)2PO(CH217CO−である。
酸素、硫黄により又は−N(R6)−により中断されているC2−C12アルキルは、例えば、CH3−O−CH2−、CH3−S−CH2−、CH3−N(CH3)−CH2−、CH3−O−CH2CH2−O−CH2−、CH3−(O−CH2CH2−)2O−CH2−、CH3−(O−CH2CH2−)3O−CH2−又はCH3−(O−CH2CH2−)4O−CH2−である。
酸素、硫黄により又は−N(R6)−により中断されているC3−C12アルカノイルは、例えば、CH3−O−CH2CO−、CH3−S−CH2CO−、CH3−N(CH3)−CH2CO−、CH3−O−CH2CH2−O−CH2CO−、CH3−(O−CH2CH2−)2O−CH2CO−、CH3−(O−CH2CH2−)3O−CH2CO−又はCH3−(O−CH2CH2−)4O−CH2CO−である。
1〜6個による置換はまた、鎖の長さが許すならば、当然1個、2個、3個、4個、5個又は6個の基による置換を意味する。1〜3個による置換は、鎖の長さが許すならば、当然1個、2個又は3個の基による置換を意味する。
1〜6個の基による中断は、鎖の長さが許すならば、当然1個、2個、3個、4個、5個又は6個の基による中断を意味する。
酸素、硫黄により又は−N(R6)−により中断されており、かつ非置換であるか、又はフェニルラジカル上で1〜3個のC1−C4アルキル基により置換されている、C7−C18フェニルアルキルは、分岐又は非分岐であり、そして例えば、フェノキシメチル、2−メチル−フェノキシメチル、3−メチル−フェノキシメチル、4−メチル−フェノキシメチル、2,4−ジメチル−フェノキシメチル、2,3−ジメチル−フェノキシメチル、フェニルチオメチル、N−メチル−N−フェニル−アミノメチル、N−エチル−N−フェニル−アミノメチル、4−tert−ブチル−フェノキシメチル、4−tert−ブチル−フェノキシエトキシ−メチル、2,4−ジ−tert−ブチル−フェノキシメチル、2,4−ジ−tert−ブチル−フェノキシエトキシメチル、フェノキシエトキシエトキシエトキシメチル、ベンジルオキシメチル、ベンジルオキシエトキシメチル、N−ベンジル−N−エチル−アミノメチル又はN−ベンジル−N−イソプロピル−アミノメチルである。
エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、ビニルアルコール及び酢酸ビニルのオリゴマー及びコ−オリゴマーは、当然ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレンオキシド)、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリ(エチレンイミン)、ポリアクリルアミド、ポリビニルホルムアミド、ポリビニルアルコール及びポリ酢酸ビニルのオリゴマー及びコ−オリゴマー版である。上のオリゴマーは、一価であるとき、例えば、メチル基又は酢酸基でキャップすることができる(例えば、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールのオリゴマー)。2〜24個の間のモノマー単位のホモ−又はコ−オリゴマーは、例えば、2〜20個の間のモノマー単位、2〜17個の間のモノマー単位、2〜14個の間のモノマー単位、2〜11個の間のモノマー単位、2〜9個の間のモノマー単位、2〜8個の間のモノマー単位、2〜6個の間のモノマー単位、2〜5個の間のモノマー単位、又は2〜4個の間のモノマー単位である。このオリゴマー及びコ−オリゴマー中の炭素原子の総数は、例えば、20個未満である。
は、ホスファート、ホスホナート、カルボナート、ビカルボナート、ニトラート、クロリド、ブロミド、ビスルフィト、スルフィト、ビスルファート、スルファート、ボラート、ホルマート、アセタート(OAc)、ベンゾアート、シトラート、オキサラート、タルトラート、アクリラート、ポリアクリレート、フマラート、マレアート、イタコナート、グリコラート、グルコナート、マラート、マンデラート、チグラート、アスコルバート、ポリメタクリレート;ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸若しくはジエチレントリアミン五酢酸のカルボキシラート;ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート、アルキルスルホナート又はアリールスルホナートのような、無機又は有機アニオンである。当然ながら、例えば、二価、三価又は四価のアニオンである場合、これは、それぞれ2個、3個又は4個のカチオンとイオン対を形成する。
+は、一価、二価又は三価のカチオンであり、そして例えば、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン又はアルミニウムカチオンである。例えば、Y+は、Na+、K+、Mg++、Ca++又はAl+++である。当然ながら、二価又は三価のカチオンである場合、これは、それぞれ2個又は3個のアニオンとイオン対を形成する。
また本発明の主題は、光、熱及び酸素の有害作用を受ける有機材料、並びに本発明の水融和性又は水溶性立体阻ヒドロキシ置換アルコキシアミン化合物を含むことを特徴とする、安定化組成物である。
このような組成物は、被覆剤、インクジェットインク、インクジェット記録材料、写真記録材料、多層ポリマー構造、同時押し出しフィルム;放射線性硬化フィルム、放射線性インク若しくは放射線性被覆;接着剤又は積層板であってよい。
このような組成物は、更に、フェノール系酸化防止剤、金属ステアリン酸塩、金属酸化物、有機リン化合物、ベンゾフラノン酸化防止剤、ヒドロキシルアミン類、紫外線吸収剤、及び他の立体阻害アミン光安定剤よりなる群から選択される、少なくとも1つの同時添加安定剤を含むことができる。
このような組成物は、更に、ベンゾフェノン類、2H−ベンゾトリアゾール類、アリール−s−トリアジン類よりなる群から選択される紫外線吸収剤を含むことができる。
このような組成物は、顔料又は染料を含む着色組成物であってもよい。
本発明はまた、酸化分解、熱分解及び/又は化学線分解を受ける有機材料を安定化するための方法であって、該材料に少なくとも1つの本発明の化合物を加えるか、又は組み込むことを特徴とする方法に関する。
光、酸素及び/又は熱の有害作用に対して保護すべき有機材料は、特に有機ポリマー、好ましくは合成有機ポリマーであるか、又はこれを含む。本発明の化合物は、これらが組み込まれているか、又は適用されている材料中で高い熱安定性、融和性及び良好な持続性を示す。
本発明の水融和性又は水溶性立体阻ヒドロキシ置換アルコキシアミン化合物は、顔料又は染料を含む組成物の退色を阻止するために特に有効である。
したがって、顔料又は染料を含む着色組成物は、本発明の安定化組成物である。即ち、安定化有機材料は、顔料又は染料であってよい。
この着色組成物は、例えば、染料を含む組成物であり、そしてこの組成物は、インクジェットインク、インクジェット記録媒体、被覆剤、ボディケア製品、家庭用品、テキスタイル及びファブリックよりなる群から選択される。
本発明の組成物中に使用される本安定剤化合物の量は、組成物の重量に基づき、かつ組成に依存して、例えば、0.001%〜10重量%である。
例えば、ボディケア製品、家庭用品、テキスタイル及びファブリックにおいて使用される本安定剤の量は、組成物の重量に基づき、0.001%〜10重量%、又は0.001%〜5重量%である。
被覆剤中に使用される本安定剤化合物の量は、無溶媒バインダーの重量に基づき、0.1〜10重量%、例えば、0.2〜5重量%、例えば、0.5〜3重量%である。このバインダーは、通常の有機溶媒に又は水に溶解又は分散させることができるか、あるいは無溶媒であってもよい。
安定剤の組合せが使用されるならば、全ての光安定剤の合計は、塗膜形成樹脂に基づき、例えば、0.2〜20重量%、例えば、0.5〜5重量%である。
本発明のインクジェットインクは、インクジェットインクの重量に基づき、0.01〜30重量%、例えば、0.1〜20重量%の少なくとも1つの本発明の立体阻害アミン安定剤を含むことを特徴とする。
本発明のインクジェット記録材料は、1〜10000mg/m2、例えば、50〜2000mg/m2の少なくとも1つの本発明の立体阻害アミン安定剤を含むことを特徴とする。
本発明の立体阻害アミン類は、インク若しくは被覆剤組成物に直接溶解することができるか、又は乳濁液若しくは懸濁液の形状でこれらに加えることができる。既に述べたように、本発明の立体阻害アミン類はまた、別の操作で、単独で、又は他の既に記載された成分と一緒に、水中の又は適切な有機溶媒中の溶液として、記録材料に適用することができる。適用は、スプレーにより、サイジングプレスでサイジングにより、別の適用操作により又はバット中での浸漬により行うことができる。記録材料をこのような後処理に付した後、更なる乾燥工程が必要となる。
前述のように、本発明の安定化組成物はまた、場合により他の従来の安定剤を含むことができる。例えば、本発明の組成物は、0.01〜5%、好ましくは0.025〜2%、そして特に0.1〜1重量%の種々の従来添加物(例えば、以下に列挙される材料、又はその混合物など)を含んでいてもよい。
1.酸化防止剤
1.1.アルキル化モノフェノール類、例えば2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2−tert−ブチル−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−イソブチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,6−ジオクタデシル−4−メチルフェノール、2,4,6−トリシクロヘキシルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メトキシメチルフェノール、側鎖において直鎖状又は分岐鎖状であるノニルフェノール類、例えば2,6−ジ−ノニル−4−メチルフェノール、2,4−ジメチル−6−(1−メチルウンデカ−1−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1−メチルヘプタデカ−1−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−(1−メチルトリデカ−1−イル)フェノール及びその混合物。<0}
1.2.アルキルチオメチルフェノール類、例えば2,4−ジオクチルチオメチル−6−tert−ブチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−メチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6−エチルフェノール、2,6−ジ−ドデシルチオメチル−4−ノニルフェノール。
1.3.ヒドロキノン類及びアルキル化ヒドロキノン類、例えば2,6−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノール、2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−tert−アミルヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェノール、2,6−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルステアラート、ビス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)アジパート。
1.4.トコフェロール類、例えばα−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール及びその混合物(ビタミンE)。
1.5.ヒドロキシル化チオジフェニルエーテル類、例えば2,2′−チオビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2′−チオビス(4−オクチルフェノール)、4,4′−チオビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、4,4′−チオビス(6−tert−ブチル−2−メチルフェノール)、4,4′−チオビス(3,6−ジ−sec−アミルフェノール)、4,4′−ビス(2,6−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ジスルフィド。
1.6.アルキリデンビスフェノール類、例えば2,2′−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(6−tert−ブチル−4−エチルフェノール)、2,2′−メチレンビス〔4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フェノール〕、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,2′−メチレンビス(6−ノニル−4−メチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2′−エチリデンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,2′−エチリデンビス(6−tert−ブチル−4−イソブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス〔6−(α−メチルベンジル)−4−ノニルフェノール〕、2,2′−メチレンビス〔6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェノール〕、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4′−メチレンビス(6−tert−ブチル−2−メチルフェノール)、1,1−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、2,6−ビス(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノール、1,1,3−トリス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプトブタン、エチレングリコールビス〔3,3−ビス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチラート〕、ビス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−フェニル)ジシクロペンタジエン、ビス〔2−(3′−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−6−tert−ブチル−4−メチルフェニル〕テレフタラート、1,1−ビス(3,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4−n−ドデシルメルカプトブタン、1,1,5,5−テトラ(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ペンタン。
1.7.ベンジル化合物、例えば、3,5,3′,5′−テトラ−tert−ブチル−4,4′−ジヒドロキシジベンジルエーテル、オクタデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジルメルカプトアセタート、トリデシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジルメルカプトアセタート、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)アミン、1,3,5−トリ−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,5−トリメチルベンゼン、ジ−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル−メルカプト−酢酸イソオクチルエステル、ビス−(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)ジチオールテレフタラート、1,3,5−トリス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌラート、1,3,5−トリス−(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌラート、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル−リン酸ジオクタデシルエステル及び3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル−リン酸モノエチルエステルカルシウム塩。
1.8.ヒドロキシベンジル化マロナート類、例えばジオクタデシル2,2−ビス−(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシベンジル)−マロナート、ジ−オクタデシル−2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)マロナート、ジ−ドデシルメルカプトエチル−2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロナート、ビス〔4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル〕−2,2−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロナート。
1.9.芳香族ヒドロキシベンジル化合物、例えば1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−テトラメチルベンゼン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)フェノール。
1.10.トリアジン化合物、例えば2,4−ビス(オクチルメルカプト)−6−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−1,2,3−トリアジン、1,3,5−トリス−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌラート、1,3,5−トリス(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌラート、2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルエチル)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)−ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌラート。
1.11.ベンジルホスホナート類、例えばジメチル−2,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホナート、ジエチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホナート、ジオクタデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホナート、ジオクタデシル−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルベンジルホスホナート、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸のモノエチルエステルのカルシウム塩。
1.12.アシルアミノフェノール類、例えば、4−ヒドロキシ−ラウリン酸アニリド、4−ヒドロキシ−ステアリン酸アニリド、2,4−ビス−オクチルメルカプト−6−(3,5−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニリノ)−s−トリアジン及びオクチル−N−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−カルバマート。
1.13.β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸と、一価又は多価アルコール類、例えばメタノール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラート、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ〔2.2.2〕オクタンとのエステル類。
1.14.β−(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸と、一価又は多価アルコール類、例えばメタノール、エタノール、n−オクタノール、i−オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラート、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ〔2.2.2〕オクタンとのエステル類。
1.15.β−(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸と、一価又は多価アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラート、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)オキミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ〔2.2.2〕オクタンとのエステル類。
1.16.3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル酢酸と、一価又は多価アルコール類、例えばメタノール、エタノール、オクタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペンタエリトリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌラート、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシクロ〔2.2.2〕オクタンとのエステル類。
1.17.β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミド類、例えばN,N′−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサメチレンジアミド、N,N′−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)トリメチレンジアミド、N,N′−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジド、N,N′−ビス〔2−(3−〔3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル〕プロピオニルオキシ)エチル〕オキサミド(Uniroyalより供給されるNaugard(登録商標))。
1.18.アスコルビン酸(ビタミンC)
1.19.アミン酸化防止剤、例えばN,N′−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ビス(1,4−ジメチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N′−ビス(1−エチル−3−メチルペンチル)−p−フェニレンジアミン、N,N′−ビス(1−メチルヘプチル)−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジシクロヘキシル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ビス(2−ナフチル)−p−フェニレンジアミン、N−イソプロピル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチル)−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1−メチルヘプチル)−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−シクロヘキシル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、4−(p−トルエンスルファモイル)ジフェニルアミン、N,N′−ジメチル−N,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、ジフェニルアミン、N−アリルジフェニルアミン、4−イソプロポキシジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミン、N−(4−tert−オクチルフェニル)−1−ナフチルアミン、N−フェニル−2−ナフチルアミン、オクチル化ジフェニルアミン、例えばp,p′−ジ−tert−オクチルジフェニルアミン、4−n−ブチルアミノフェノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフェノール、4−ドデカノイルアミノフェノール、4−オクタデカノイルアミノフェノール、ビス(4−メトキシフェニル)アミン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−ジメチルアミノメチルフェノール、2,4′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、N,N,N′,N′−テトラメチル−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、1,2−ビス〔(2−メチルフェニル)アミノ〕エタン、1,2−ビス(フェニルアミノ)プロパン、(o−トリル)ビグアニド、ビス〔4−(1′,3′−ジメチルブチル)フェニル〕アミン、tert−オクチル化N−フェニル−1−ナフチルアミン、モノ−及びジ−アルキル化tert−ブチル−/tert−オクチルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジ−アルキル化ノニルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジ−アルキル化ドデシルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジ−アルキル化イソプロピル/イソヘキシルジフェニルアミンの混合物、モノ−及びジ−アルキル化tert−ブチルジフェニルアミンの混合物、2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−4H−1,4−ベンゾチアジン、フェノチアジン、モノ−及びジ−アルキル化tert−ブチル/tert−オクチルフェノチアジンの混合物、モノ−及びジ−アルキル化tert−オクチル−フェノチアジンの混合物、N−アリルフェノチアジン,N,N,N′,N′−テトラフェニル−1,4−ジアミノブタ−2−エン、N,N−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−ピペリダ−4−イル−ヘキサメチレンジアミン、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリダ−4−イル)セバカート、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オール。
2.UV吸収剤及び光安定剤
2.1.2−(2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール類、例えば、市販されている既知のヒドロキシフェニル−2H−ベンゾトリアゾール類、並びに米国特許第3,004,896号;第3,055,896号;第3,072,585号;第3,074,910号;第3,189,615号;第3,218,332号;第3,230,194号;第4,127,586号;第4,226,763号;第4,275,004号;第4,278,589号;第4,315,848号;第4,347,180号;第4,383,863号;第4,675,352号;第4,681,905号;第4,853,471号;第5,268,450号;第5,278,314号;第5,280,124号;第5,319,091号;第5,410,071号;第5,436,349号;第5,516,914号;第5,554,760号;第5,563,242号;第5,574,166号;第5,607,987号;第5,977,219号及び第6,166,218号に開示されているベンゾトリアゾール類、例としては2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−sec−ブチル−5−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ビス−α−クミル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−(w−ヒドロキシ−オクタ−(エチレンオキシ)カルボニル−エチル)−、フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−ドデシル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−オクチルオキシカルボニル)エチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、ドデシル化2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−tert−ブチル−5−(2−(2−エチルヘキシルオキシ)−カルボニルエチル)−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−(2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル)−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニル−2H−ベンゾトリアゾール、2,2′−メチレン−ビス(4−t−オクチル−(6−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール)、2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−t−オクチル−5−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−フルオロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−(2−イソオクチルオキシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、メチル3−(5−トリフルオロメチル−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナマート、5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−トリフルオロメチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、5−ブチルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール及び5−フェニルスルホニル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール。
2.2.2−ヒドロキシベンゾフェノン類、例えば、4−ヒドロキシ、4−メトキシ、4−オクチルオキシ、4−デシルオキシ、4−ドデシルオキシ、4−ベンジルオキシ、4,2′,4′−トリヒドロキシ及び2′−ヒドロキシ−4,4′−ジメトキシ誘導体。
2.3.置換されているか、又は非置換の安息香酸のエステル類、例えば、4−tert−ブチルフェニルサリチラート、サリチル酸フェニル、サリチル酸オクチルフェニル、ジベンゾイルレゾルシノール、ビス(4−tert−ブチルベンゾイル)レゾルシノール、ベンゾイルレゾルシノール、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾアート、ヘキサデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾアート、オクタデシル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾアート、2−メチル−4,6−ジ−tert−ブチルフェニル3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾアート。
2.4.アクリラート類及びマロナート類、例えば、α−シアノ−β,β−ジフェニルアクリル酸エチルエステル又はイソオクチルエステル、α−カルボメトキシ−ケイ皮酸メチルエステル、α−シアノ−β−メチル−p−メトキシ−ケイ皮酸メチルエステル又はブチルエステル、α−カルボメトキシ−p−メトキシ−ケイ皮酸メチルエステル、N−(β−カルボメトキシ−β−シアノビニル)−2−メチル−インドリン、Sanduvor(登録商標)PR25、ジメチルp−メトキシベンジリデンマロナート(CAS番号7443−25−6)、及びSanduvor(登録商標)PR31、ジ−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)p−メトキシベンジリデンマロナート(CAS番号147783−69−5)。
2.5.ニッケル化合物、例えばn−ブチルアミン、トリエタノールアミン若しくはN−シクロヘキシルジエタノールアミンのような追加のリガンドを有する、又は有さない1:1又は1:2錯体のような2,2′−チオ−ビス−〔4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール〕のニッケル錯体、ニッケルジブチルジチオカルバマート、4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジルリン酸のモノアルキルエステル類、例えばメチル又はエチルエステルのニッケル塩、ケトキシム類のニッケル錯体、例えば2−ヒドロキシ−4−メチルフェニルウンデシルケトキシムのニッケル錯体、追加のリガンドを有する、又は有さない1−フェニル−4−ラウロイル−5−ヒドロキシピラゾールのニッケル錯体。
2.6.立体阻害アミン類安定剤、例えば4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバカート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)スクシナート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバカート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバカート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)n−ブチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロナート、1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸との縮合物、N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−tert−オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖又は環式縮合物、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ニトリロトリアセタート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタン−テトラカルボキシラート、1,1′−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジル)マロナート、3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ〔4.5〕デカン−2,4−ジオン、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)セバカート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)スクシナート、N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの直鎖又は環式縮合物、2−クロロ−4,6−ビス(4−n−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンとの縮合物、2−クロロ−4,6−ジ(4−n−ブチルアミノ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス−(3−アミノプロピルアミノ)エタンとの縮合物、8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ〔4.5〕デカン−2,4−ジオン、3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、4−ヘキサデシルオキシ−及び4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンとの縮合物、1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンと2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジン、並びに4−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(CAS登録番号〔136504−96−6〕)との縮合物;N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソ−スピロ〔4.5〕デカン、7,7,9,9−テトラメチル−2−シクロウンデシル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ〔4,5〕デカンとエピクロロヒドリンとの反応生成物、1,1−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルオキシカルボニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテン、N,N′−ビス−ホルミル−N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミン、4−メトキシ−メチレン−マロン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ヒドロキシピペリジンとのジエステル、ポリ〔メチルプロピル−3−オキシ−4−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)〕シロキサン、マイレン酸無水物α−オレフィンコポリマーと2,2,6,6−テトラメチル−4−アミノピペリジン又は1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−アミノピペリジンとの反応生成物。
立体阻害アミンは、また、米国特許第5,980,783号(関連部分は参照として本明細書に組み込まれる)に記載されている化合物のうちの1つであってもよく、それは、成分I−a)、I−b)、I−c)、I−d)、I−e)、I−f)、I−g)、I−h)、I−i)、I−j)、I−k)又はI−l)であり、特に前記米国特許第5,980,783号の第64欄から第72欄で示されている光安定剤1−a−1、1−a−2、1−b−1、1−c−1、1−c−2、1−d−1、1−d−2、1−d−3、1−e−1、1−f−1、1−g−1、1−g−2又は1−k−1である。
立体阻害アミンは、また、EP782994に記載されている化合物、例えば、明細書中の請求項10若しくは38、又は実施例1−12若しくはD−1〜D−5に記載されている化合物のうちの1つであってもよい。
2.7.ヒドロキシ置換アルコキシ基によりN原子が置換されている立体阻害アミン、例えば、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オクタデカノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−ヘキサデカノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンとt−アミルアルコールの炭素ラジカルとの反応生成物、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカート、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジパート、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)スクシナート、ビス(1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)グルタラート及び2,4−ビス{N−〔1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル〕−N−ブチルアミノ}−6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン。
2.8.オキサミド類、例えば、4,4′−ジオクチルオキシオキサニリド、2,2′−ジエトキシオキサニリド、2,2′−ジオクチルオキシ−5,5′−ジ−tert−ブトキサニリド、2,2′−ジドデシルオキシ−5,5′−ジ−tert−ブトキサニリド、2−エトキシ−2′−エチルオキサニリド、N,N′−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オキサミド、2−エトキシ−5−tert−ブチル−2′−エトキサニリド及びそれと2−エトキシ−2′−エチル−5,4′−ジ−tert−ブトキサニリドとの混合物、o−及びp−メトキシ−二置換オキサニリドの混合物、並びにo−及びp−エトキシ−二置換オキサニリドの混合物。
2.9.トリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジン類、例えば、市販されている既知のトリス−アリール−o−ヒドロキシフェニル−s−トリアジン類、並びにWO96/28431及び米国特許第3,843,371号;第4,619,956号;第4,740,542号;第5,096,489号;第5,106,891号;第5,298,067号;第5,300,414号;第5,354,794号;第5,461,151号;第5,476,937号;第5,489,503号;第5,543,518号;第5,556,973号;第5,597,854号;第5,681,955号;第5,726,309号;第5,736,597号;第5,942,626号;第5,959,008号;第5,998,116号;第6,013,704号;第6,060,543号;第6,187,919号;第6,242,598号及び第6,255,483号で開示されているトリアジン類、例えば、4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−s−トリアジン、Cyasorb(登録商標)1164、Cytec Corp、4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス〔2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス〔2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス〔2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−6−(4−ブロモフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス〔2−ヒドロキシ−4−(2−アセトキシエトキシ)フェニル〕−6−(4−クロロフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(4−ビフェニリル)−6−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシカルボニルエチリデンオキシフェニル)−s−トリアジン、2−フェニル−4−〔2−ヒドロキシ−4−(3−sec−ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル〕−6−〔2−ヒドロキシ−4−(3−sec−アミルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル〕−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−〔2−ヒドロキシ−4−(3−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル〕−s−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−n−ブチルオキシフェニル)−6−(2,4−ジ−n−ブチルオキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−〔2−ヒドロキシ−4−(3−ノニルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−α−クミルフェニル〕−s−トリアジン(は、オクチルオキシ、ノニルオキシ及びデシルオキシ基の混合物を示す)、メチレンビス−{2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−〔2−ヒドロキシ−4−(3−ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕−s−トリアジン}、3:5′、5:5′及び3:3′位置で5:4:1の比率で架橋されているメチレン架橋二量体混合物、2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−イソオクチルオキシカルボニルイソプロピリデンオキシフェニル)−s−トリアジン、2,4−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ−5−α−クミルフェニル)−s−トリアジン、2−(2,4,6−トリメチルフェニル)−4,6−ビス〔2−ヒドロキシ−4−(3−ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル〕−s−トリアジン、2,4,6−トリス〔2−ヒドロキシ−4−(3−sec−ブチルオキシ−2−ヒドロキシプロピルオキシ)フェニル〕−s−トリアジン、4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキシ−4−(3−ドデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−フェニル)−s−トリアジンと4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキシ−4−(3−トリデシルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)−フェニル)−s−トリアジンとの混合物、Tinuvin(登録商標)400、Ciba Specialty Chemicals Corp.、4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−2−(2−ヒドロキシ−4−(3−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシプロポキシ)−フェニル)−s−トリアジン及び4,6−ジフェニル−2−(4−ヘキシルオキシ−2−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジン。
3.金属不活性化剤、例えば、N,N′−ジフェニルオキサミド、N−サリチラール−N′−サリチロイルヒドラジン、N,N′−ビス(サリチロイル)ヒドラジン、N,N′−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4−トリアゾール、ビス(ベンジリデン)オキサリルジヒドラジド、オキサニリド、イソフタロイジヒドラジド、セバコイルビスフェニルヒドラジド、N,N′−ジアセチルアジポイルジヒドラジド、N,N′−ビス(サリチロイル)オキサリルジヒドラジド、N,N′−ビス(サリチロイル)チオプロピオニルジヒドラジド。
4.ホスファイト類及びホスホナイト類、例えば、トリフェニルホスファイト、ジフェニルアルキルホスファイト類、フェニルジアルキルホスファイト類、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリラウリルホスファイト、トリオクタデシルホスファイト、ジステアリルペンタエリトリトールジホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、ジイソデシルペンタエリトリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)−ペンタエリトリトールジホスファイト、ジイソデシルオキシペンタエリトリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト、ビス(2,4,6−トリス(tert−ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト、トリステアリルソルビトールトリホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)4,4′−ビフェニレンジホスホナイト、6−イソオクチルオキシ−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチル−ジベンゾ〔d、f〕〔1,3,2〕ジオキサpホソフェピン、6−フルオロ−2,4,8,19−テトラ−tert−ブチル−12−ジベンゾ〔d,g〕〔1,3,2〕−ジオキサホスホチン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)メチルホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)エチルホスファイト、2,2′,2″−ニトリロ〔トリエチルトリス(3,3′,5,5′−テトラ−tert−ブチル−1,1′−ビフェニル−2,2′−ジイル)ホスファイト〕、2−エチルヘキシル(3,3′,5,5′−テトラ−tert−ブチル−1,1′−ビフェニル−2,2′−ジイル)ホスファイト。
特に好ましいものは、下記のホスファイト類である:
トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、
Figure 0004850694
5.ヒドロキシルアミン類、例えばN,N−ジベンジルヒドロキシルアミン、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクチルヒドロキシルアミン、N,N−ジラウリルヒドロキシルアミン、N,N−ジテトラデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジヘキサデシルヒドロキシルアミン、N,N−ジオクタデシルヒドロキシルアミン、N−ヘキサデシル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン、N−ヘプタデシル−N−オクタデシルヒドロキシルアミン、N−メチル−N−オクタデシルヒドロキシアミン及び水素化牛脂アミンから誘導されるN,N−ジアルキルヒドロキシルアミン。
6.ニトロン類、例えば、N−ベンジル−α−フェニルニトロン、N−エチル−α−メチルニトロン、N−オクチル−α−ヘプチルニトロン、N−ラウリル−α−ウンデシルニトロン、N−テトラデシル−α−トリデシルニトロン、N−ヘキサデシル−α−ペンタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−ヘキサデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ペンタデシルニトロン、N−ヘプタデシル−α−ヘプタデシルニトロン、N−オクタデシル−α−ヘキサデシルニトロン、水素化牛脂アミンから誘導されるN,N−ジアルキルヒドロキシルアミンから誘導されるニトロン。
7.アミン酸化物、例えば、米国特許第5,844,029号及び第5,880,191号で開示されているアミン酸化物誘導体、ジデシルメチルアミンオキシド、トリデシルアミンオキシド、トリドデシルアミンオキシド、及びトリヘキサデシルアミンオキシド。
8.ベンゾフラノン類及びインドリノン類、例えば米国特許第第4,325,863号;第4,338,244号;第5,175,312号;第5,216,052号;第5,252,643号;DE−A−4316611;DE−A−4316622;DE−A−4316876;EP−A−0589839若しくはEP−A−0591102で開示されたもの、又は3−〔4−(2−アセトキシエトキシ)フェニル〕−5,7−ジ−tert−ブチル−ベンゾフラン−2−オン、5,7−ジ−tert−ブチル−3−〔4−(2−ステアロイルオキシエトキシ)フェニル〕ベンゾフラン−2−オン、3,3′−ビス〔5,7−ジ−tert−ブチル−3−(4−〔2−ヒドロキシエトキシ〕フェニル)ベンゾフラン−2−オン〕、5,7−ジ−tert−ブチル−3−(4−エトキシフェニル)ベンゾフラン−2−オン、3−(4−アセトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、3−(3,5−ジメチル−4−ピバロイルオキシフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、3−(3,4−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン、及び3−(2,3−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−ブチルベンゾフラン−2−オン。
9.チオ相乗剤、例えばジラウリルチオジプロピオナート又はジステアリルチオジプロピオナート。
10.過酸化物捕集剤類、例えばβ−チオジプロピオン酸のエステル類、例えばラウリル、ステアリル、ミルスチル又はトリデシルエステル、メルカプトベンズイミダゾール、又は2−メルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジオクタデシルジスルフィド、ペエンタエリトリトールテトラキス(β−ドデシルメルカプト)プロピオナート。
11.ポリアミド安定剤、例えばヨウ化物及び/又はリン化合物と組み合わされた銅塩、並びに二価マンガンの塩。
12.塩基性共安定剤、例えばメラミン、ポリビニルピロリドン、ジシアンジアミド、トリアリルシアヌラート、尿素誘導体、ヒドラジン誘導体、アミン類、ポリアミド類、ポリウレタン類、高級脂肪酸類のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、例えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ベヘン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、リシノール酸ナトリウム及びパルミチン酸カリウム、アンチモンピロカテコラート又は亜鉛ピロカテコラート。
13.核剤、例えば、タルク、金属酸化物、例としては二酸化チタン又は酸化マグネシウム、好ましくはアルカリ土類金属のリン酸塩、炭酸塩又は硫酸塩のような無機物質;モノ−又はポリカルボン酸類及びその塩、例えば4−tert−ブチル安息香酸、アジピン酸、ジフェニル酢酸、コハク酸ナトリウム又は安息香酸ナトリウムのような有機化合物;イオンコポリマー(イオノマー)のようなポリマー化合物。
14.充填剤及び補強剤、例えば炭酸カルシウム、ケイ酸塩、ガラス繊維、ガラス球、石綿、タルク、カオリン、雲母、硫酸バリウム、金属酸化物及び水酸化物、カーボンブラック、グラファイト、木粉又は他の天然生成物の粉末若しくは繊維、合成繊維。
15.分散剤、例えば、ポリエチレンオキシドロウ類又は鉱油。
16.他の添加剤、例えば、可塑剤、潤滑剤、乳化剤、顔料、染料、蛍光増白剤、レオロジー添加剤、触媒、流れ調整剤、滑剤、架橋剤、架橋促進剤、ハロゲン捕集剤、煙防止剤、防炎加工剤、帯電防止剤、清澄剤、例としては、置換及び非置換のビスベンジリデンソルビトール、ベンゾオキサジノンUV吸収剤、例えば2,2′−p−フェニレン−ビス(3,1−ベンゾオキサジン−4−オン)、Cyasorb(登録商標)3638(CAS番号18600−59−4)及び発泡剤。
本発明の立体阻ヒドロキシ置換アルコキシアミンは、既知の方法に従い、水相溶性又は水溶性側鎖を組み込む追加の工程を用いて製造される。
ヒンダードヒドロキシアルコキシアミン安定剤、N−ヒドロキシアルコキシヒンダードアミン又はNORol HALSとしても知られている立体阻害ヒドロキシ置換アルコキシアミン安定剤の製造は、例えば、米国特許第6,271,377号、第6,392,041号及び第6,376,584号に開示されている(関連する開示は、参照として本明細書に組み込まれる)。
下記の非限定的な例は本発明を更に説明する。
試験化合物:
Figure 0004850694
Eが、2−ヒドロキシシクロヘキシルオキシ又は2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルである場合、
xは、下記:
−NH2 +CH2CH2OHCl-、−NH3 + -OAc、=NOH、−NHCH(CH3)COO-+、−NHCH2CH2NH(CH32 + -OAc、−NHCH2CH2SO3 -+、−NHCH(COO-+)CH2CH2SCH3、−NHCH2COO-+、−NHCOCH2OH、−NHCOCH2NHCOCH3、−NHCH2CH2CH2SO3H、−OCH2CH2OH、−OCH(CH3)COO-+、−OCH2CH2NH(CH32 + -OAc、−OCH2CH2SO3 -+、−OCH(COO-+)CH2CH2SCH3、−OCH2COO-+、−OCOCH2OH、−OCOCH2NHCOCH3及び−OCH2CH2CH2SO3Hからなる群より選択される。
下記の実施例は本発明の態様をより詳細に示す。
実施例は、下記のとおりである:
化合物:実施例1〜18、20、30、32、34。
インクジェット媒体:実施例21〜29、31。
溶解度:実施例35〜38。
シャンプー配合物:実施例39〜40。
口内洗浄配合物:実施例41〜42。
被覆:実施例57
インク:実施例19。
追加的インクジェット媒体:実施例33。
追加的シャンプー配合物:実施例43
ボディケア製品、家庭用製品、布地及び織物:実施例4446
ポリマー配合物(組成物、繊維、薄プレート、難燃剤などとの組合せ):実施例47556062
追加的被覆:実施例56
写真用組成物:実施例5859
光硬化性被覆:実施例63
実施例1
Figure 0004850694
実施例32(8.4g、0.035mol)、エタノールアミン(3g、0.05mol)及び触媒(10%パラジウム担持カーボン 2g、Engelhard Corp.)を、エタノール100mL中のイソプロパノール10mLに加えた。反応器を、60℃に加熱しながら、水素を用いて45psigで圧力をかけた。2時間の反応時間の後、反応器を排気し、触媒を濾過により除去した。溶媒を留去し、粗生成物を酢酸エチル50mLから結晶化させた。標記化合物を、融点130〜132℃を有する清澄で白色のプレート(5.32g、収率52%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例2
Figure 0004850694
実施例32(3.36g、0.14mol)及びヒドロキシルアミン塩酸塩(1.39g、0.02mol)を、水50mLとエタノール50mLの溶液に溶解した。溶液を2N水酸化ナトリウム水溶液でpH=10に中和した。溶液を5時間還流し、その後溶媒を留去し、残渣を酢酸エチルから結晶化させた。恒量まで乾燥させた後、標記化合物を、融点131〜134℃を有する白色の固体(3.11g、収率86%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例3(中間体)
Figure 0004850694
実施例2(2.44g、0.0094mol)を無水エタノール50mLに加えた。ナトリウム球体(4g、0.17mol)を30分かけて小量ずつ加え、その後、混合物を1時間還流した。溶液を水200mLに注ぎ、塩化メチレン100mLで3回抽出した。合わせた有機層を水25mLで2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を留去した。標記化合物を、融点110〜114℃を有する白色の固体(2.3g、収率100%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例4
Figure 0004850694
実施例32(5.28g、0.022mol)、β−アラニンエチルエステル塩酸塩(3.84g、0.025mol)及び触媒(PtO2 1.0g、Engelhard Corp.)を、無水エタノール75mLに加えた。反応器を、60℃に加熱しながら、水素を用いて45psigまで圧力をかけた。4時間後、反応器を排気し、触媒を濾過により除去した。エタノール65mLを蒸留すると、残留エタノール中で沈殿物を生じた。濾過した後、沈殿物をメタノールから再結晶した。標記化合物を、融点215〜220℃を有する白色の固体として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例5
Figure 0004850694
実施例32(5.28g、0.022mol)、I−アラニン(2.23g、0.025mol)、水酸化カリウム(1.4g、0.025mol)及び触媒(PtO2 0.5g、Engelhard Corp.)を、無水メタノール50mLに加えた。反応器を、60℃に加熱しながら、水素を用いて45psigまで圧力をかけた。4時間後、反応器を排気し、触媒を濾過により除去した。溶媒を蒸留により除去し、残渣を真空下で乾燥させると、乾燥中に結晶化した。標記化合物を、融点65〜70℃を有するガラス状の白色固体(7g、収率100%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例6
Figure 0004850694
実施例32(5.28g、0.022mol)、N,N−エチレンジアミン(2.2g、0.025mol)及び触媒(PtO2 0.5g、Engelhard Corp.)を、無水メタノール75mLに加えた。反応器を、60℃に加熱しながら、水素を用いて45psigまで圧力をかけた。1時間後、反応器を排気し、触媒を濾過により除去した。溶媒を蒸留により除去し、残渣をアセトニトリル10mLに溶解し、氷酢酸1.5gで滴定した。溶媒を蒸留により除去し、残渣を真空炉で一晩乾燥させた。標記化合物を、融点72〜74℃を有する白色の固体(7.69g)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例7
Figure 0004850694
実施例3(2.55g、0.01mol)をジエチルエーテル100mLに溶解した。この溶液に、氷酢酸0.56gを加えた。直ちに形成された固体を濾取し、ジエチルエーテルで洗浄し、真空炉で恒量まで乾燥させた。標記化合物を、融点200〜202℃を有する白色の固体(1.7g、収率56%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例8
Figure 0004850694
実施例32(5.28g、0.022mol)、タウリン(3.12g、0.025mol)及び触媒(PtO2 0.5g、Engelhard Corp.)を、メタノール50mL及び1Mメタノール性水酸化カリウム25mLに加えた。反応器を、60℃に加熱しながら、水素を用いて45psigで圧力をかけた。4時間後、反応器を排気し、触媒を濾取した。濾液を真空蒸留に付し、明澄な残渣を得て、それを放置すると凝固した。標記化合物を、融点158〜162℃を有するガラス状の白色固体(7.7g、収率89.5%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例9
Figure 0004850694
実施例32(5.28g、0.022mol)、メチオニン(3.72g、0.025mol)及び触媒(PtO2 0.5g、Engelhard Corp.)を、メタノール50mL及び1Mメタノール性水酸化カリウム25mLに加えた。反応器を、60℃に加熱しながら、水素を用いて45psigで圧力をかけた。3時間後、反応器を排気し、触媒を濾取した。濾液を真空蒸留に付し、明澄な残渣を得て、それを放置すると凝固した。標記化合物を、融点108〜112℃を有する白色の固体(9.45g)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例10
Figure 0004850694
実施例32(5.28g、0.022mol)、グリシン(1.88g、0.025mol)及び触媒(PtO2 0.5g、Engelhard Corp.)を、メタノール50mL及び1Mメタノール性水酸化カリウム25mLに加えた。反応器を、60℃に加熱しながら、水素を用いて45psigで圧力をかけた。2時間後、反応器を排気し、触媒を濾取した。濾液を真空蒸留に付し、明澄な残渣を得て、それを放置すると凝固した。標記化合物を、融点94〜98℃を有する白色の固体(7.87g)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例11
Figure 0004850694
実施例3(6.11g、0.025mol)及びグリコール酸メチル(4.5g、0.05mol)を、キシレン75mLに加えた。窒素雰囲気下、溶液を120℃に加熱し、そこで18時間保持した。溶媒を蒸留により除去し、残渣を、ヘキサン:酢酸エチル勾配を使用するシリカゲルのクロマトグラフィーに付した。適切な画分を合わせ、溶媒を蒸留により除去し、清澄な残渣を得て、それを放置すると凝固した。標記化合物を、融点153〜154℃を有する白色の固体(1.51g、収率20%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例12
Figure 0004850694
合成参考文献:I. Ismail, J. Serb. Chem. Soc. 57(7), 415-420 (1992)
実施例3(4.88g、0.02mol)及び1,1−プロパンスルトン(2.44g、0.02mol)を、2−ブタノール60mLに加えた。窒素雰囲気下、溶液を30分間加熱還流した。沈殿物を周囲温度で濾過し、2−ブタノールで洗浄し、真空炉で恒量まで乾燥させた。標記化合物を、290℃で溶融して分解する白色の固体(4.45g、収率60.5%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例13
Figure 0004850694
4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(4.9g、0.02mol)を1,2−ジクロロエタン200mLに溶解し、5℃に冷却した。この溶液に、1,2−ジクロロエタン25mLに溶解したクロロスルホン酸(1.32mL、0.02mol)を滴加した。溶液を一晩撹拌させて、温度を周囲温度に上昇させた。溶媒を蒸留により除去し、エタノールに代えた。溶液が清澄になり、エタノールを蒸留により除去した。標記化合物を粘性の清澄樹脂として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
分析:
Figure 0004850694
実施例14
Figure 0004850694
4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(12.25g、0.05mol)、グリコール酸メチル(6.75g、0.075mol)及びTyzor TBT(0.5mL、0.0013mol)を、無水トルエン250mLに溶解した。溶液を還流するまで加熱し、5時間還流させた。溶液を100℃に冷却し、この時点で水5mLを加えた。水を除去し、トルエン層を清澄にし、トルエンを蒸留により除去した。標記化合物を、ガスクロマトグラフィーによる評価で87%と測定された明橙色の油状物(17.56g)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例15(比較)
Figure 0004850694
4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(12.25g、0.05mol)、アセト酢酸エチル(7.65mL、0.06mol)及びリチウムt−ブトキシド(0.5g、0.006mol)を、無水トルエン250mLに溶解した。Dean Starkトラップを使用して、溶液を還流するまで加熱し、6時間還流させた。溶液を100℃に冷却し、この時点で水5mLを加えて触媒を破壊した。水を除去し、トルエン層を清澄にし、トルエンを蒸留により除去した。標記化合物を明橙色の油状物(16.7g)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例16
Figure 0004850694
4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(12.25g、0.05mol)、N,N−ジメチルグリシンエチルエステル(13mL、0.09mol)及びリチウムt−ブトキシド(0.2g、0.0025mol)を、無水トルエン150mLに溶解した。Dean Starkトラップを使用して、溶液を還流するまで加熱し、5時間還流させた。溶液を100℃に冷却し、この時点で水5mLを加えて触媒を破壊した。水を除去し、トルエン層を清澄にし、トルエンを蒸留により除去した。標記化合物を、ガスクロマトグラフィーによる評価で93.2%と測定された明黄橙色の油状物(15.58g、収率94%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例17
Figure 0004850694
4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(12.25g、0.05mol)、コハク酸モノメチルエステル(6.6g、0.05mol)、トリエチルアミン(5.05g、0.05mol)及びリチウムt−ブトキシド(0.4g、0.005mol)を、無水トルエン200mLに溶解した。Dean Starkトラップを使用して、溶液を還流するまで加熱し、8時間還流させた。溶液を100℃に冷却し、この時点で水5mLを加えて触媒を破壊した。水を除去し、トルエン層を清澄にし、トルエンを蒸留により除去した。標記化合物を、ガスクロマトグラフィーによる評価で21%(残りの物質は未反応出発ヒンダードアミンである)と測定された明黄橙色の油状物(21.9g)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例18
Figure 0004850694
4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(12.25g、0.05mol)、4−ヒドロキシイソ酪酸メチル(7.08g、0.06mol)及びチタンイソプロポキシド(0.75mL、0.0025mol)を、無水トルエン250mLに溶解した。Dean Starkトラップを使用して、溶液を還流するまで加熱し、18時間還流させた。溶液を100℃に冷却し、この時点で水5mLを加えて触媒を破壊した。水を除去し、トルエン層を清澄にし、トルエンを蒸留により除去した。標記化合物を、ガスクロマトグラフィーによる評価で79%と測定された明黄色の油状物(21.41g)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例19:インクジェットインク
マゼンタ及びイエローインクをHewlett-Packard3色インクカートリッジ(HP C1823D)から抽出した。安定剤を0.15gの量を秤量して試験管の中へ入れ、マゼンタ又はイエローインクの2.85gに溶解した。得られたインクを濾過し、空にして且つ注意深く洗浄したDeskjet 510プリンター(Hewlett-Packard)のカートリッジに移した。次に段階的な画像を、普通紙(sihl+eika)に、あるいは、Hewlett-Packard製のプレミアム・フォト・ペーパー(Premium Photo paper)(品番C6040A)に印刷した。作り出されたプリントを真空下、50℃で2時間放置して乾燥させ、その後、キセノンランプを備えたAtlas Ci-35光退色装置内において5mm厚窓ガラスの後ろ側で照射した。43℃、50%RH、暗黒サイクルなしでAtlas装置を操作し、光強度は、461W/m2(3(300〜800nm)であった。MacBeth TR 924濃度計を使用して、各段階の色密度を曝露の前後に測定した。本発明の化合物は、マゼンタ及びイエローインクの耐光性を改良することができた。
l
実施例20
Figure 0004850694
実施例1(粗生成物として12.02g、0.042mol)を、ジエチレンエーテルとエタノールの混合物に溶解した。激しく撹拌しながら、塩酸ガスを溶液の水面下に導入した。不溶性の白色固体が形成され、それを濾取し、恒量になるまで真空炉で乾燥させた。標記化合物を、融点217〜233℃を有する白色の固体(2.16g、収率16%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例21:インクジェット媒体
無機吸着剤粒子含浸樹脂被覆紙(Konica QP Photoglossyインクジェット紙、Konica Corp.)を購入した。インク受取層に、特に記載のない限り、本発明の化合物のメタノール溶液0.8重量%を、650〜700mg/m2となるような量で塗布した。紙を、周囲温度及び大気圧下で24時間乾燥させた。別個に、Hewlett Packard DeskJet 970 Cxiプリンターを印刷密度100%で使用して、試験パターン(シアン)を処理シートにプリントした。得られたプリントを周囲温度及び大気圧下で24時間放置して乾燥させた。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後の色密度及びCIEL**b座標を測定した。曝露は、通常の事務所用蛍光灯光線を使用して実施した。色の変化は、デルタE(DE)で示し、下記のように計算した。
DE=[(DL*2+(Da*2+(Db*21/2
Figure 0004850694
DABCO・HClは、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン塩酸塩である。
DABCOは、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタンである。
安定剤の混合物は1:1重量比であり、添加された安定剤の総濃度は650〜700mg/m2であった。
上記のデータが示すように、本発明の化合物は、インクジェットプリントの耐光性を改良した。
実施例22
無機吸着剤粒子含浸樹脂被覆紙(Konica QP Photoglossyインクジェット紙、Konica Corp.)を購入した。インク受取層に、本発明の化合物のメタノール溶液0.8重量%を、650〜700mg/m2となるような量で塗布した。紙を、周囲温度及び大気圧下で24時間乾燥させた。別個に、Hewlett Packard DeskJet 970 Cxiプリンターを印刷密度100%で使用して、試験パターン(マゼンタ)を処理シートにプリントした。得られたプリントを周囲温度及び大気圧下で24時間放置して乾燥させた。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後の色密度及びCIEL**b座標を測定した。曝露は、通常の事務所用蛍光灯光線を使用して実施した。
Figure 0004850694
DABCO・HClは、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン塩酸塩である。
DABCOは、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタンである。
安定剤の混合物は1:1重量比であり、添加された安定剤の総濃度は650〜700mg/m2であった。
上記のデータが示すように、本発明の化合物は、インクジェットプリントの耐光性を改良した。
実施例23
無機吸着剤粒子含浸樹脂被覆紙(Konica QP Photoglossyインクジェット紙、Konica Corp.)を購入した。インク受取層に、本発明の化合物のメタノール溶液0.8重量%を、650〜700mg/m2となるような量で塗布した。紙を、周囲温度及び大気圧下で24時間乾燥させた。別個に、Hewlett Packard DeskJet 970 Cxiプリンターを印刷密度100%で使用して、試験パターン(イエロー)を処理シートにプリントした。得られたプリントを周囲温度及び大気圧下で24時間放置して乾燥させた。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後の色密度及びCIEL**b座標を測定した。曝露は、通常の事務所用蛍光灯光線を使用して実施した。
Figure 0004850694
DABCO・HClは、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン塩酸塩である。
DABCOは、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタンである。
安定剤の混合物は1:1重量比であり、添加された安定剤の総濃度は650〜700mg/m2であった。
上記のデータが示すように、本発明の化合物は、インクジェットプリントの耐光性を改良した。
実施例24
無機吸着剤粒子含浸樹脂被覆紙(Konica QP Photoglossyインクジェット紙、Konica Corp.)を購入した。インク受取層に、特に記載のない限り、本発明の化合物のメタノール溶液0.8重量%を、650〜700mg/m2となるような量で塗布した。紙を、周囲温度及び大気圧下で24時間乾燥させた。別個に、Hewlett Packard DeskJet 970 Cxiプリンターを印刷密度100%で使用して、試験パターン(シアン)を処理シートにプリントした。得られたプリントを周囲温度及び大気圧下で24時間放置して乾燥させた。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後の色密度及びCIEL**b座標を測定した。曝露は、通常の事務所用蛍光灯光線を使用して実施した。
Figure 0004850694
実施例20(2×)は、1300〜1400mg/m2の濃度で実施した。
上記のデータが示すように、本発明の化合物は、インクジェットプリントの耐光性を改良した。
実施例25
無機吸着剤粒子含浸樹脂被覆紙(Konica QP Photoglossyインクジェット紙、Konica Corp.)を購入した。インク受取層に、特に記載のない限り、本発明の化合物のメタノール溶液0.8重量%を、650〜700mg/m2となるような量で塗布した。紙を、周囲温度及び大気圧下で24時間乾燥させた。別個に、Hewlett Packard DeskJet 970 Cxiプリンターを印刷密度100%で使用して、試験パターン(マゼンタ)を処理シートにプリントした。得られたプリントを周囲温度及び大気圧下で24時間放置して乾燥させた。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後の色密度及びCIEL**b座標を測定した。曝露は、通常の事務所用蛍光灯光線を使用して実施した。
Figure 0004850694
実施例20(2×)及び実施例7(2×)は、1300〜1400mg/m2の濃度で実施したが、実施例7(3×)は、1950〜2100mg/m2の濃度で実施した。
上記のデータが示すように、本発明の化合物は、インクジェットプリントの耐光性を改良した。
実施例26
無機吸着剤粒子含浸樹脂被覆紙(Konica QP Photoglossyインクジェット紙、Konica Corp.)を購入した。インク受取層に、特に記載のない限り、本発明の化合物のメタノール溶液0.8重量%を、650〜700mg/m2となるような量で塗布した。紙を、周囲温度及び大気圧下で24時間乾燥させた。別個に、Hewlett Packard DeskJet 970 Cxiプリンターを印刷密度50%で使用して、試験パターン(イエロー)を処理シートにプリントした。得られたプリントを周囲温度及び大気圧下で24時間放置して乾燥させた。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後の色密度及びCIEL**b座標を測定した。曝露は、通常の事務所用蛍光灯光線を使用して実施した。
Figure 0004850694
上記のデータが示すように、本発明の化合物は、インクジェットプリントの耐光性を改良した。
実施例27
無機吸着剤粒子含浸樹脂被覆紙(Konica QP Photoglossyインクジェット紙、Konica Corp.)を購入した。インク受取層に、特に記載のない限り、本発明の化合物のメタノール溶液0.8重量%を、650〜700mg/m2となるような量で塗布した。紙を、周囲温度及び大気圧下で24時間乾燥させた。別個に、Hewlett Packard DeskJet 970 Cxiプリンターを印刷密度50%で使用して、試験パターン(シアン)を処理シートにプリントした。得られたプリントを周囲温度及び大気圧下で24時間放置して乾燥させた。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後の色密度及びCIEL**b座標を測定した。曝露は、通常の事務所用蛍光灯光線を使用して実施した。
Figure 0004850694
実施例20(2×)及び実施例7(2×)は、1300〜1400mg/m2の濃度で実施したが、実施例7(3×)は、1950〜2100mg/m2の濃度で実施した。
上記のデータが示すように、本発明の化合物は、インクジェットプリントの耐光性を改良した。
実施例28
無機吸着剤粒子含浸樹脂被覆紙(Konica QP Photoglossyインクジェット紙、Konica Corp.)を購入した。インク受取層に、特に記載のない限り、本発明の化合物のメタノール溶液0.8重量%を、650〜700mg/m2となるような量で塗布した。紙を、周囲温度及び大気圧下で24時間乾燥させた。別個に、Hewlett Packard DeskJet 970 Cxiプリンターを印刷密度50%で使用して、試験パターン(マゼンタ)を処理シートにプリントした。得られたプリントを周囲温度及び大気圧下で24時間放置して乾燥させた。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後の色密度及びCIEL**b座標を測定した。曝露は、通常の事務所用蛍光灯光線を使用して実施した。
Figure 0004850694
実施例7(2×)は、1300〜1400mg/m2の濃度で実施したが、実施例7(3×)は、1950〜2100mg/m2の濃度で実施した。
上記のデータが示すように、本発明の化合物は、インクジェットプリントの耐光性を改良した。
実施例29
無機吸着剤粒子含浸樹脂被覆紙(Konica QP Photoglossyインクジェット紙、Konica Corp.)を購入した。インク受取層に、特に記載のない限り、本発明の化合物のメタノール溶液0.8重量%を、650〜700mg/m2となるような量で塗布した。紙を、周囲温度及び大気圧下で24時間乾燥させた。別個に、Hewlett Packard DeskJet 970 Cxiプリンターを印刷密度50%で使用して、試験パターン(イエロー)を処理シートにプリントした。得られたプリントを周囲温度及び大気圧下で24時間放置して乾燥させた。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後の色密度及びCIEL**b座標を測定した。曝露は、通常の事務所用蛍光灯光線を使用して実施した。
Figure 0004850694
上記のデータが示すように、本発明の化合物は、インクジェットプリントの耐光性を改良した。
実施例30
Figure 0004850694
実施例3(6.1g、0.025mol)及びアセトアミド酢酸エチル(3.62g、0.025mol)を、キシレン75mLに加え、還流するまで加熱した。溶液を18時間還流し、次にキシレンを蒸留により除去した。残留した橙色の残渣を塩化メチレンから結晶化させ、真空炉で恒量まで乾燥させた。標記化合物を、融点77〜80℃を有する白色の結晶性固体(2.41g、収率28%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例31
無機吸着剤粒子含浸樹脂被覆紙(Konica QP Photoglossyインクジェット紙、Konica Corp.)を購入した。インク受取層に、本発明の化合物のメタノール溶液0.8重量%を、650〜700mg/m2となるような量で塗布した。紙を、周囲温度及び大気圧下で24時間乾燥させた。別個に、Hewlett Packard DeskJet 970 Cxiプリンターを印刷密度100%で使用して、試験パターン(シアン及びイエロー)を処理シートにプリントした。得られたプリントを周囲温度及び大気圧下で24時間放置して乾燥させた。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後の色密度及びCIEL**b座標を測定した。曝露は、通常の事務所用蛍光灯光線を使用して実施した。
Figure 0004850694
化合物Aは、N,N−ジベンジルヒドロキシアミン塩酸塩である。
安定剤の混合物は1:1重量比であり、添加された安定剤の総濃度は650〜700mg/m2であった。
Figure 0004850694
化合物Aは、N,N−ジベンジルヒドロキシアミン塩酸塩である。
安定剤の混合物は1:1重量比であり、添加された安定剤の総濃度は650〜700mg/m2であった。
上記のデータが示すように、本発明の化合物は、インクジェットプリントの耐光性を改良した。
実施例32
Figure 0004850694
4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(42.5g、0.17mol)、次亜塩素酸カルシウム(100g、0.7mol)及び樹脂(25g、IRA 900樹脂、ACROS)を、四塩化炭素600mLに加えた。40℃に加熱した後、スラリーを7時間撹拌し、次に周囲温度で一晩撹拌した。スラリーを濾過して樹脂及び塩を除去した。得られた濾液を水で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を蒸留により除去した。標記化合物を、融点58〜61℃を有する白色の固体(37.1g、収率88%)として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例33インクジェット媒体
無機吸着剤粒子含浸樹脂被覆紙(Konica QP Photoglossyインクジェット紙、Konica Corp.)を購入した。インク受取層に、本発明の化合物及び2−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−5−スルホン酸ナトリウム塩、ベンゾトリアゾール系UV吸収剤のメタノール溶液0.8重量%を、650〜700mg/m2となるような量で塗布した。UV吸収剤と本発明の化合物は、重量比2:1であった。紙を、周囲温度及び大気圧下で24時間乾燥させた。別個に、Epsonプリンターを印刷密度100%で使用して、試験パターン(シアン、マゼンタ及びイエロー)を処理シートにプリントした。得られたプリントを周囲温度及び大気圧下で24時間放置して乾燥させた。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後の色密度及びCIEL**b座標を測定した。曝露は、通常の事務所用蛍光灯光線を使用して実施した。本発明の化合物は、インクジェットプリントの耐光性を改良した。
実施例34
Figure 0004850694
実施例13(0.304g、0.001mol)を無水エタノール2mLに溶解した。水酸化カリウム(0.05g、0.001mol)をこの溶液に加え、その時点で沈殿物が形成された。沈殿物を濾過し、真空炉で恒量まで乾燥させた。標記化合物を、融点115〜120℃を有するロウ状の白色固体として得て、この構造は、H−NMRと一致した。
実施例35
本発明の化合物の溶解度を極性溶媒系で評価した。ブチルカルビトール50重量%及び水50重量%の溶液を調製した。本発明の化合物をこの溶液に加え、30分間撹拌し、分析用の試料とした。ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカート及び4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを含有する試料を濾過して、あらゆる未溶解残渣を除去し、全ての試料を高圧液体クロマトグラフィー又はガスクロマトグラフィーにより分析した。
Figure 0004850694
HALS Aは、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカートであり、HALS Bは、4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンである。
これは、本発明が極性の高い溶媒に可溶性であることを実証した。
実施例36
本発明の化合物の溶解度を極性溶媒系で評価した。ブチルセルソルブ50重量%及び水50重量%の溶液を調製した。本発明の化合物をこの溶液に加え、30分間撹拌し、分析用の試料とした。ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカート及び4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを含有する試料を濾過して、あらゆる未溶解残渣を除去し、全ての試料を高圧液体クロマトグラフィー又はガスクロマトグラフィーにより分析した。
Figure 0004850694
HALS Aは、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカートであり、HALS Bは、4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンである。
これは、本発明が極性の高い溶媒に可溶性であることを実証した。
実施例37
本発明の化合物の溶解度を極性溶媒系で評価した。ブチルセルソルブ25重量%及び水75重量%の溶液を調製した。本発明の化合物をこの溶液に加え、30分間撹拌し、分析用の試料とした。ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカート及び4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを含有する試料を濾過して、あらゆる未溶解残渣を除去し、全ての試料を高圧液体クロマトグラフィー又はガスクロマトグラフィーにより分析した。
Figure 0004850694
HALS Aは、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカートである。HALS Bは、4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンである。
これは、本発明が極性の高い溶媒に可溶性であることを実証した。
実施例38
本発明の化合物の溶解度を極性溶媒系で評価した。本発明の化合物を水に加え、30分間撹拌し、分析用の試料とした。ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカート及び4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンを含有する試料を濾過して、あらゆる未溶解残渣を除去し、全ての試料を高圧液体クロマトグラフィー又はガスクロマトグラフィーにより分析した。
Figure 0004850694
HALS Aは、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカートであり、HALS Bは、4−ヒドロキシ−1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンである。
これは、本発明が極性の高い溶媒に可溶性であることを実証した。
実施例39
本発明の化合物を市販のシャンプー配合物に加え、試料が蛍光光線に曝露されたとき、染料退色の量を減少させる能力を評価した。本発明の化合物(0.36g)をメタノール5mLに溶解し、次に、シャンプー(Suave(登録商標)Natural(登録商標)、Fresh Mountain Strawberry)120gを撹拌しながら加えた。場合により、ベンゾトリアゾールUV吸収剤、2−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−5−スルホン酸ナトリウム塩(UVA)をシャンプー配合物に当量濃度で加えた。安定化されたシャンプー配合物を15分間撹拌し、20mLのガラスシンチレーションバイアルに入れた。配合物を周囲温度で蛍光光線老化に曝露した。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後のCIEL**b座標を測定した。色変化は、デルタE(DE)として表した。
Figure 0004850694
本発明の化合物は、シャンプー配合物の耐光性を改良した。
実施例40
本発明の化合物を市販のシャンプー配合物に加え、試料が蛍光光線に曝露されたとき、染料退色の量を減少させる能力を評価した。本発明の化合物(0.36g)をメタノール5mLに溶解し、次に、シャンプー(Clairol(登録商標)Herbal Essences Shampoo)120gを撹拌しながら加えた。場合により、ベンゾトリアゾールUV吸収剤、2−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−5−スルホン酸ナトリウム塩(UVA)をシャンプー配合物に加えた。安定化されたシャンプー配合物を15分間撹拌し、20mLのガラスシンチレーションバイアルに入れた。配合物を周囲温度で蛍光光線老化に曝露した。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後のCIEL**b座標を測定した。色変化は、デルタE(DE)として表した。
Figure 0004850694
本発明の化合物は、シャンプー配合物の耐光性を改良した。
実施例41
本発明の化合物を市販の口内洗浄配合物に加え、試料が蛍光光線に曝露されたとき、染料退色の量を減少させる能力を評価した。本発明の化合物(0.36g)をメタノール5mLに溶解し、次に、口内洗浄剤(Scope(登録商標)Original Mint)120gを撹拌しながら加えた。場合により、ベンゾトリアゾールUV吸収剤、2−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−5−スルホン酸ナトリウム塩(UVA)を口内洗浄配合物に加えた。安定化された口内洗浄配合物を15分間撹拌し、20mLのガラスシンチレーションバイアルに入れた。配合物を周囲温度で蛍光光線老化に曝露した。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後のCIEL**b座標を測定した。色変化は、デルタE(DE)として表した。
Figure 0004850694
本発明の化合物は、口内洗浄配合物の耐光性を改良した。
実施例42
本発明の化合物を市販の口内洗浄配合物に加え、試料が蛍光光線に曝露されたとき、染料退色の量を減少させる能力を評価した。本発明の化合物(0.36g)をメタノール5mLに溶解し、次に、口内洗浄剤(Listerine(登録商標)Cool Mint)120gを撹拌しながら加えた。場合により、ベンゾトリアゾールUV吸収剤、2−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール−5−スルホン酸ナトリウム塩(UVA)を口内洗浄配合物に加えた。安定化された口内洗浄配合物を15分間撹拌し、20mLのガラスシンチレーションバイアルに入れた。配合物を周囲温度で蛍光光線老化に曝露した。X-Rite 938スペクトロデシントメーター(Spectrodensitometer)を使用して、曝露の前後のCIEL**b座標を測定した。色変化は、デルタE(DE)として表した。
Figure 0004850694
本発明の化合物は、口内洗浄配合物の耐光性を改良した。
実施例43
水性系試験配合物を下記のように調製した。
ナトリウムラウレトスルフェート(30%、TEXAPON NSO, Cognis) 30%
コカミドプロピルベタイン(30%、DEHYTON K, Cognis) 10%
着色剤 0.001%
本発明の安定剤 0.05%
クエン酸(10%水溶液) pH6にする量
脱イオン水 100%になる量
着色剤は、PURICOLOR BLUE ABL9 (FD&C Blue No. 1)である。
各水性試験配合物約20mLをホウケイ酸ガラス瓶に入れた。ガラス瓶をAtlas Ci-65キセノンアークウエザロメーターにより、AATCC試験方法16で曝露した。色測定は、Hunter Ultrascan XE 分光光度計により実施した。デルタL、a及びb値は、最初の値とそれぞれの間隔における値との差である。本発明の安定剤は、パーソナルケア製品に優れた色安定性をもたらすことが分かった。
実施例44
下記の化合物を記載の順番により50℃で十分に混合して、清澄な均質溶液を得た。UV吸収剤は、例えば、3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシ−5−(1−メチルプロピル)−ベンゼンスルホン酸一ナトリウム塩である。
Figure 0004850694
この化粧水配合物の例から優れた結果が達成された。
実施例45
最初にヒドロキシプロピルセルロースを半分のアルコールに予め溶解し(Vortex mixer)、アミノメチルプロパノールを投入した。アクリラート樹脂を除く他の成分をアルコールに溶解し、この溶液を撹拌しながらヒドロキシプロピルセルロースに加えた。その後、アクリラート樹脂を加え、完全に溶解するまで撹拌した。使用されるUV吸収剤は、例えば、ベンゾフェノン−4は5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシベンゼンスルホン酸ナトリウム塩である。
Figure 0004850694
この整髪スプレー配合物の例から優れた結果が達成された。
実施例46
本発明の安定剤を、綿の重量に基づきそれぞれ0.05、0.1、0.2、0.5及び1.0重量%で染色綿繊維に(水から)付着した。染色繊維は、下記の染料を綿に基づき0.05、0.1、0.2及び0.5重量%含有した。これにより、下記に示した各染料用の個々の配合物が60個得られた。
Scarlet HE-3G
Crimson HE-XL
Yellow HE-6G
Red HE-XL
Blue HE-XL
Turquoise H-A
Navy HE-XL
Remazol
Red RB
Brilliant Red RBS
Orange FR
Navy CG
Turquoise G
Black B
綿繊維を Atlas Ci-65 キセノンアークウエザロメーターによる光曝露に付すか、又は促進蛍光光線に付した。本発明の安定剤は、染色繊維に優れた色保護をもたらした。この実験は、例えば、安定剤含有洗剤又は繊維コンディショナーを用いる処置による、本発明の安定剤の付着により達成される染料保護をシミュレートした。
実施例47
成形試験片は、顔料、ホスファイト、フェノール酸化防止剤若しくはヒドロキシルアミン、ステアリン酸金属塩、紫外線吸収剤若しくはヒンダードアミン安定剤、又はUV吸収剤とヒンダードアミン安定剤の混合物を含有する熱可塑性オレフィン(TPO)ペレットを射出成形することにより調製した。
着色TPOペレットは、純粋な顔料又は顔料濃縮物、共添加剤及び市販のTPOから、成分を、汎用スクリュー(24:1 L/D)を備えたSuperior/MPM 1″一軸スクリュー押出機により400°F(200℃)で混合し、水浴で冷却し、ペレット化することにより調製した。得られたペレットを、BOY 30M Injection Molding Machineにより約375°F(190℃)で、60ミル(0.006インチ)の2″×2″薄プレートに成形した。
ゴム改質剤と混合したポリプロピレンから構成される着色TPO配合物(ここで、ゴム改質剤は、エチレンノルボルネンのような三元成分を有するか、又は有さないで、プロピレンとエチレンのコポリマーを含有する、その場で反応させたコポリマー又はブレンド生成物である)を、有機リン化合物を有するか、又は有さない、N,N−ジアルキルヒドロキシアミン又はヒンダードフェノール酸化防止剤からなる塩基性安定化系により安定化した。
最終配合物における全ての添加剤及び顔料の濃度を、樹脂に対する重量%で表した。
配合物は、熱可塑性オレフィンペレット及び1つ以上の下記の成分を含有した:
顔料0.0〜2.0%
タルク0.0〜50.0%、
ホスファイト0.0〜0.1%、
フェノール酸化防止剤0.0〜1.25%、
ヒドロキシルアミン0.0〜0.1%、
ステアリン酸カルシウム0.05〜0.10%、
UV吸収剤0.0〜1.25%、
ヒンダードアミン安定剤0.0〜1.25%。
成分を押出及び成形の前に回転式乾燥機で乾燥混合した。
試験薄プレートを金属枠に取り付け、ブラックパネル温度70℃、340ナノメータで0.55W/m2、相対湿度50%、断続的明暗サイクル及び水噴霧により、Atlas Ci65 キセノンアークウエザロメーターで曝露した(Society of Automotive Engineers - SAE J 1960 Test Procedure)。試料を、ASTM D 2244−79の反射率モードに従って、約625キロジュール間隔で、Applied Color Systems 分光光度計により色測定を実施して試験した。収集したデータには、デルタE、L*、a*及びb*値が含まれた。光沢測定を、ASTM D 523に従い、60°でBYK-Gardner Haze/Gloss Meterにより実施した。
UV曝露試験
UV放射線に曝露された試験片は、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールと、本発明の化合物と、N,N′,N″,N″′−テトラキス〔4,6−ビス(ブチル−(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)アミノ)−s−トリアジン−2−イル〕−1,10−ジアミノ−4,7−ジアザデカンとの組合せ含む光安定剤系で安定化された場合、光分解に対する著しい耐性を示した。対照試料は、UV安定性を付与するためにこの産業で慣用的に使用されている安定剤配合物で構成された。全ての試料は、顔料 Pigment Red 177及びタルクを含有した。
前記の試験薄プレートは、下記を含有した(濃度は全て樹脂に対して重量%である):
ポリマー基材は、A. Schulman Inc. Akron, Ohioより供給された市販のポリオレフィンブレンドPOLYTROPE(登録商標)TPP 518-01であった。
カラーパッケージは、0.025%Red 3B -Pigment Red 177, C.I. #65300であった。
薄プレートはそれぞれ下記を含有した:
2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール0.2%;
ステアリン酸カルシウム0.1%;及び
タルク15%。
対照薄プレートは、追加的に下記を含有した:
ネオペンタンテトライルテトラキス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルヒドロシンナマート)と〔トリス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト〕との50:50ブレンド0.1%;
〔ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカート〕0.2%;
〔4,4′−ヘキサメチレン−ビス(アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン)と2,4−ジクロロ−6−tert−オクチルアミノ−s−トリアジンとの重縮合生成物〕0.2%。
本発明の安定剤を含有する試験薄プレートは、それぞれ追加的にN,N−ジアルキルヒドロキシルアミンを0.05%含有する。
本発明の安定剤は、効果の低い対照系と比較して光沢の保持に著しい改善を示した。UV曝露による色変化に対する耐性も向上した。
EPDMブレンドのような不飽和三元化合物を含有するポリマーブレンドは、上記記載のより効果的な本発明の光安定系によって特に利益を受けた。
実施例48
成形試験片は、実施例47で記載したように、本発明の化合物、顔料及び他の共添加剤を含有する熱可塑性オレフィン(TPO)ペレットを射出成形することにより調製した。
光安定配合物を1パック塗料系で塗布し、TPO/塗料相互作用を試験した。塗布の前に、試験片を最初にGM998−4801に従って洗浄し、200°F(94℃)で15分間乾燥させた。接着促進剤を乾燥膜厚0.2〜0.4ミルで塗布した。試料を5分間乾燥させて、その後1K下塗りを膜厚1.2〜1.4ミルで塗布した。塗布したパネルを3分間乾燥させ、次にクリアコートを乾燥膜厚1.2〜1.5ミルで塗布し、続いて10分間フラッシュ乾燥させ、オーブンにより250°F(121℃)で30分間焼き付けた。
塗料の接着力をAggressive Adhesion Testing(Technical Finishing, Inc.により実施される専有試験手順)及びTaber Scuffにより測定した。仕上塗料を80%を超えて保持する塗布パネルが、許容範囲であると考えられた。Aggressive Adhesion Testingの後、塗料の損失が5%未満の試料が、許容範囲であると認められた。
本発明の化合物は、上記の試験プロトコールで分析されたとき、塗料の損失が極めて小量であった。
実施例49
成形試験片は、顔料、ホスファイト、フェノール酸化防止剤若しくはヒドロキシルアミン、ステアリン酸金属塩、紫外線吸収剤若しくはヒンダードアミン安定剤、又はUV吸収剤とヒンダードアミン安定剤の混合物を含有するポリプロピレンペレットを射出成形することにより調製した。
着色ポリプロピレンペレットは、純粋な顔料又は顔料濃縮物、安定剤、共添加剤及び市販のポリプロピレンから、成分を、汎用スクリュー(24:1 L/D)を備えたSuperior/MPM 1″一軸スクリュー押出機により475°F(250℃)で混合し、水浴で冷却し、ペレット化することにより調製した。得られたペレットを、BOY 30M Injection Molding Machineにより約475°F(250℃)で、60ミル(0.06インチ厚)の2″×2″薄プレートに成形した。
ポリプロピレンホモポリマー又はポリプロピレンコポリマーから構成される着色ポリプロピレン配合物を、有機リン化合物を有するか、又は有さない、N,N−ジアルキルヒドロキシルアミン又はヒンダードフェノール酸化防止剤からなる塩基性安定化系により安定化した。
最終配合物における全ての添加剤及び顔料の濃度を、樹脂に対する重量%で表した。
配合物は、ポリプロピレンペレット及び下記の成分の1つ以上を含有した:
顔料0.0%〜2.0%、
タルク0.0%〜5.0%、
炭酸カルシウム0.0%〜50.0%、
ホスファイト0.0%〜0.1%、
フェノール酸化防止剤0.0%〜1.25%、
ヒドロキシルアミン0.0%〜0.1%、
ステアリン酸カルシウム0.05%〜0.10%、
UV吸収剤0.0%〜1.25%、
ヒンダードアミン安定剤0.0%〜1.25%。
成分を押出及び成形の前に回転式乾燥機で乾燥混合した。
試験薄プレートを金属枠に取り付け、ブラックパネル温度70℃、340ナノメータで0.55W/m2、相対湿度50%、断続的明暗サイクル及び水噴霧により、Atlas Ci65キセノンアークウエザロメーターで曝露した(Society of Automotive Engineers - SAE J 1960 Test Procedure)。試料を、ASTM D 2244−79の反射率モードに従って、約625キロジュール間隔で、Applied Color Systems 分光光度計により色測定を実施して試験した。収集したデータには、デルタE、L*、a*及びb*値が含まれた。光沢測定を、ASTM D 523に従って、60°でBYK-GARDNER Haze/Gloss Meterにより実施した。
UV曝露試験
UV放射線に曝露された試験片は、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールと、本発明の安定剤と、オリゴマーヒンダードアミンとの組合せを含む光安定剤系により安定化された場合、光分解に対して著しい耐性を示した。オリゴマーヒンダードアミンは、2,4−ビス(ジブチルアミノ)−s−トリアジン−6−イルで停止されているN−{〔2−(N−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブチルアミノ〕−s−トリアジン−4−イル}−N,N′−ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)−1,6−ヘキサンジアミンのオリゴマーである。対照試料は、UV安定性を付与するためにこの産業で慣用的に使用されている安定剤配合物で構成された。全ての試料はPigment Red 177を含有した。
配合物は、全て最終樹脂配合物中0.05%のジアルキルヒドロキシルアミンにより安定化された塩基であった。
ポリマー基材は、市販のポリプロピレンホモポリマー、Profax 6501(商業供給者Montell Polyolefins)であった。
カラーパッケージは、最終樹脂配合物中0.25%のRed 3B -Pigment Red 177, C.I. #65300であった。
配合物は、それぞれヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールUV吸収剤である2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールを含有した。
配合物はそれぞれステアリン酸カルシウム0.1%を含有した。
試料は60ミル厚の2″×2″射出成形薄プレートであった。
UV曝露は、SAEJ1960−屋外自動車条件下で実施した。
最終配合物における全ての添加剤及び顔料の濃度を、樹脂に対する重量%で表した。
光安定化配合物は、上記で概説したUV曝露下で直ちに破損した非安定化試験片よりも、光分解に対してより優れた耐性を示した。
実施例50
フィルム等級ポリエチレンを試験添加剤約10.0重量%と乾燥混合し、次に200℃で溶融混合して「マスターバッチ」ペレットにした。完全に配合された「マスターバッチ」ペレットをポリエチレン樹脂と乾燥混合して、所望の最終安定剤濃縮物を得た。典型的な配合物は、本発明の化合物を0.05%〜2.0%の濃度、ステアリン酸カルシウムのようなステアリン酸金属塩を0.05%〜0.5%、ホスファイトを0%〜0.1%、フェノール酸化防止剤を0%〜1.25%、N,N−ジアルキルヒドロキシルアミンを0%〜0.1%及び場合によりヒンダードアミンを0%〜2.0%含有した。次に、この完全に配合された安定化樹脂を、DOLCIフィルムラインを用いて、200℃で吹き込んで150ミクロン厚のフィルムとした。
インフレートフィルムを、沸点63℃、340nmで0.35W/m2、噴霧サイクル無しで、ASTM G26に従ってAtlas キセノンアークウエザロメーターで曝露した。フィルムは、Instron 112張力試験機を使用して、伸びにおけるあらゆる変化を定期的に試験した。フィルムの伸び率の損失を観察して、この試験における不合格を決定した。この損失が起こるのに長く時間がかかるほど、安定剤系がより効果的となる。
本発明の化合物の混合物を含有するフィルムは、良好な光安定化効果を示した。
実施例51
フィルム等級ポリエチレンを、実施例61で記載されたように試験添加剤10%装填と乾燥混合し、次に200℃で溶融混合して、完全に配合されたマスターバッチペレットにした。マスターバッチペレットをポリエチレン樹脂と乾燥混合して最終安定剤濃縮物を得た。次に完全に配合された樹脂を、DOLCIフィルムラインを使用し、200℃で吹き込んで150ミクロン厚のフィルムとした。
得られたフィルムを亜鉛メッキ鉄の裏地上で温室の上で曝露した。処理は定期的な殺虫剤の塗布(すなわち、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、VAPAM を6か月毎、SESMETRIN を毎月)を含んだ。残留伸びの率を監視することにより性能を測定した。元の伸びを50%損失する時間を不合格と定義した。
本発明の化合物を含有するフィルムは、殺虫剤に対して良好な耐性を示した。
実施例52
温室用フィルムの試料を実施例61で記載されたように調製したが、本発明の化合物に加えて、ステアリン酸金属塩、及び金属酸化物も含有した。典型的な配合物は、本発明のヒンダードアミンを0.05〜2重量%、酸化カルシウムのようなステアリン酸金属塩を0.05〜0.5重量%、及び酸化亜鉛又は酸化マグネシウムのような金属酸化物を0.05〜0.5重量%含有した。
効果を実施例51で記載したように監視した。本発明の化合物を含有するフィルムは、良好な光安定性を示した。
実施例53
成形等級ポリプロピレンを試験添加剤と乾燥混合し、次に溶融混合してペレットにした。本発明の化合物に加えて、選択された難燃剤も含まれた。難燃剤は、トリス(3−ブロモ−2,2−ビス(ブロモメチル)プロピル)ホスファート、デカブロモジフェニルオキシド、エチレンビス−(テトラブロモフタルイミド)又はエチレンビス−(ジブロモノルボルナンジカルボキシイミド)である。次にペレット化した完全に配合された樹脂を、Boy 50M 実験室型射出成型機を使用して射出成形し、試験片にした。
試験薄プレートを金属枠に取り付け、ASTM G26試験手順に従って、断続的明暗サイクル及び水噴霧により、Atlas Ci65キセノンアークウエザロメーターで曝露した。試験片を引っ張り特性の変化について定期的な間隔で試験した。引っ張り特性の損失を観察して、この試験における不合格を決定した。この特性の損失が起こるのに長く時間がかかるほど、安定剤系がより効果的となる。
本発明の化合物を含有する試験試料は、良好な光安定化特性を示した。
実施例54
熱可塑性エラストマーとして既知の樹脂材料の一般的な種類は、その例としてSBS、SEBS及びSISのようなスチレンとブタジエン又はイソプレン及び/若しくはエチレン−コブチレンとのコポリマーが含まれており、それらを本発明の化合物と乾燥混合し、溶融混合してペレットにした。典型的な配合物は、本発明の化合物を0.05〜2.0%の濃度、ステアリン酸カルシウムのようなステアリン酸金属塩を0.05〜0.5%、顔料を0〜5%、UV吸収剤を0.05〜2.0%の濃度、ホスファイトを0.0〜0.1%、フェノール酸化防止剤を0.0〜1.25%、N,N−ジアルキルヒドロキシルアミンを0.0〜0.1%及び場合により他のヒンダードアミン安定剤を0.0〜2.0%の濃度で含有した。
次に、ペレット化した完全に配合された樹脂を、吹き込み又はキャスト押出でフィルムにする、射出形成で成形品にする、熱成形で成形品にする、押し出しでワイヤ及びケーブルハウジングにする、又は回転成形で中空物品にするようにして、有用な物品に加工した。
本発明の化合物を含有する材料は、UV光線及び熱曝露の有害な作用に対して安定性を示した。
実施例55
追加的にトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)エチルホスファイト、2,2′,2″−ニトリロ〔トリエチル−トリス−(3,3′,5,5′−テトラ−tert−ブチル−1,1′−ビフェニル−2,2′−ジイル)ホスファイト〕、テトラキス(2,4−ジ−ブチルフェニル)4,4′−ビフェニレンジホスホナイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリトリチルジホスファイト、2,2′−エチリデンビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)フルオロホスファイト及び2−ブチル−2−エチルプロパン−1,3−ジイル2,4,6−トリ−tert−ブチルフェニルホスファイトからなる群より選択される有機リン安定剤、並びに本発明の化合物を含有する実施例54で調製した物品もまた、化学光線及び熱曝露の有害な作用に対して安定性を示した。
実施例56 ポリエステルウレタン被覆
ヒンダードアミン試験安定剤を、市販のポリエステルポリオール(DESMOPHEN(登録商標)670−80)及び市販のイソシアヌラート(DESMODUR(登録商標)N−3390)に基づく2成分ポリエステルウレタン塗料に、全樹脂固形分に基づき2重量%の濃度で組み込んだ。塗料系を、全樹脂固形分に基づき0.015重量%のジラウリン酸スズジブチルにより触媒した。
塗料配合物をそれぞれドローダウンにより約4″×6″の透明なガラススライド上に約2ミル(0.002″)の膜厚で塗布した。
本発明の化合物は、ポリエステルウレタン塗料に優れた溶解性及び相溶性をもたらした。
実施例57
配合参考文献:NeoResins, Inc., Formulation WB-2010, Technical Brochure, August, 2000
下記の成分を十分に撹拌しながら一緒に混合した。
Figure 0004850694
この溶液を、NeoPac R-9699 72.85部を含有する4オンスのクリアグラス広口瓶に激しく撹拌しながら加え、10分間撹拌した。場合により、Dehydran 1620(Henkel)のような消泡剤、及び Heiscore XAB(Cas Chem)のような錆フラッシュ剤を加えた。広口瓶の蓋をしっかりと閉めた。凝固塗料を、凝固した後の明澄度について視覚により観察した。不透明性又は曇りの発生は、ヒンダードアミン安定剤と配合塗料の間の不相溶性を示す。
Figure 0004850694
Aは、非安定化されている。
Bは、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカートを2重量%含有する。
Cは、本発明の実施例17を2重量%含有する。
Dは、本発明の実施例7を2重量%含有する。
Eは、本発明の実施例12を2重量%含有する。
Fは、本発明の実施例8を2重量%含有する。
これらのデータは、本発明の化合物が、ハイソリッド水性ウレタン/アクリルコポリマー塗料系に優れた溶解性及び相溶性をもたらすことを示した。
実施例58 写真層
発色写真層は、臭化銀、黄色発色剤及び添加剤を含有するゼラチン乳剤をポリエチレン被覆紙に手塗りすることにより調製した。
層の組成は、下記表に示されたとおりであり、量は、mg/m2である。
Figure 0004850694
層を通風キャビネット中で7日間乾燥させた。
乾燥させた試料を0.3 logE曝露段階の段階光学くさびにより白色光線に露光した。これらをAgfa-Gevaert製ネガティブカラーペーパー用のP94プロセスにより、製造会社の推奨に従って現像した。
露光及びプロセスの後、黄色染料の濃度の減退を青色チャンネルで測定した。次に60kJ/cm2の光エネルギーを受けるように、試料をAtlasウエザロメーター中、別個のUVフィルターの背後で曝露した。UVフィルターは、層がベンゾトリアゾールUV吸収剤を1g/m2含有するようにポリエステル透明支持体に塗布された乳剤から構成された。温度は43℃であり、相対湿度は50%であった。青色濃度1から出発する濃度損失を決定した。低いΔD数が望ましい。
本発明の添加剤は、黄色写真層の光安定性を改良した。
実施例59 写真層
発色写真層は、臭化銀、黄色発色剤及び添加剤を含有するゼラチン乳剤をポリエチレン被覆紙に手塗りすることにより調製した。
層の組成は、下記表に示されたとおりであり、量は、mg/m2である。
Figure 0004850694
層を通風キャビネット中で7日間乾燥させた。
乾燥させた試料を0.3 logE曝露段階の段階光学くさびにより白色光線に露光した。これらをAgfa-Gevaert製ネガティブカラーペーパー用のP94プロセスにより、製造会社の推奨に従って幻想した。
露光及びプロセスの後、黄色染料の濃度の減退を青色チャンネルで測定した。次に試料をWeiss気候キャビネットで28日間保存した。青色濃度1から出発する濃度損失を決定した。低いDD数が望ましい。
本発明の添加剤は、黄色写真層の暗黒安定性を改良した。
実施例60 ブラスチック部品へ積層用の予備成形フィルム
本発明は、また、予備成形され、次に乾燥塗料移転プロセスにより基材に塗布される、保護及び装飾用フィルムに関する。これらのフィルムは、担体シートに塗布され、次に自立している熱成形可能な裏地シートに積層される、単一の装飾層から構成される。次に担体シートをフィルムの反対側から取り外して、装飾層を露出させる。次にフィルム/裏地シート複合体を熱成形して、三次元形状にした。さらに、これらのフィルムは、例えば、熱可塑性の熱成形可能なクリアコートが担体シートに塗布され、次に硬化されて光学的に透明なフィルムを形成する、多層から構成されてもよい。次にカラーコートをクリアコートの露出面に塗布し、硬化すると、担体に支持されたクリアコート/カラーコート塗膜となる。次にこの複合体を熱成形可能な裏地シートに積層する。担体シートを上記のようにして取り外し、次にクリアコート/カラーコート/裏地複合体を熱成形した。
上記用途のポリマー樹脂は、熱可塑性でなければならず、フルオロポリマー/アクリルブレンドであってもよい。
実施例61 ポリカーボネートの共押出
耐候性艶出剤における使用に適切なシート組成物は、0.010″厚光安定化PMMA層(「キャップ層」)(“cap layer”)を0.100″厚ポリカーボネートバルク基材(「バルク層」)(“bulk layer”)と共押出しすることにより調製した。層の組成を下記の表に示す。
Figure 0004850694
本発明のヒンダードアミンを含有する本発明のシートの耐候性は、キャップ層にNOR HALSを使用しないで調製した対照シートよりも優れていた。
共押出シートは、また、キャップ層においてHPT UV吸収剤を、それぞれ2,2′−メチレン−ビス(4−t−オクチル−(6−2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール)と2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールに代えて調製した。本発明のヒンダードアミンを含有するこれらの共押出シートによって、優れた結果が達成された。
BZT UV吸収剤は、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾールであり、HPT UV吸収剤は、4,6−ジフェニル−2−(4−ヘキシルオキシ−2−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジンである。ホスファイト安定剤は、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトである。プロセス安定剤は、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトと、β−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸オクタデカン酸エステルとの80:20ブレンドである。
実施例62 多層ポリマー構造
本発明の化合物は、多層ポリマー構造に存在する感光性ポリマーを保護する光安定剤として有用性を有する。そのようなポリマー構造の例には、下記が含まれるが、これらに限定されない:
1.)WO97/42261及び米国特許第5,387,458号で見られるシート及び標示(こられらは参照として本明細書に組み込まれる);
2.)米国特許第3,290,203号、第3,681,179号、第3,776,805号及び第4,095,013号で見られる多様な構造の太陽熱制御膜(こられらは参照として本明細書に組み込まれる);及び
3.)窓プロファイル、自動車バンパー用又は外部パネル用積層体のような共押出構造のためのベースストック又はキャップストック。
窓プロファイルには、ABS、ASA、SANのような感光性ポリマー又はPVCのようなビニル系ポリマーが含まれる。感光性である自動車用ポリマー材料には、例えば、ABS、SAN、ASA及びポリカーボネート、並びにブレンド、例えば、Dow製のPulse(登録商標)、GE製のCycoloy(登録商標)、Bayer製のBayblend(登録商標)を含むPC/ABS、GE製のXenoy(登録商標)として知られているPC/PBT、GE製のGeloy(登録商標)のようなPC/ASA、及びGeneral Electric Company (Modern Plastics May 2000 pages 90-91)により開示されている「W−4」ポリマーが含まれる。
この開示における本発明のヒンダードアミンは、ポリマー成分若しくは組み込まれた顔料、染料着色剤の光分解性の劣化に対して保護するように作用するか、又は接着剤若しくはそのような構造における「結束層」(“tie-layers”)を保護するように作用する。
多層ポリマー複合体は、1つ以上のポリマー組成物を共押出しして多層複合体を形成するような、異なる経路により調製される。あるいは、1つ以上のポリマー組成物を圧縮成型又は熱成形して、所望のポリマー複合体を製造する。特にこれらの技術は、典型的には基材(金属シート、プラスチックなど)の上に形成された1つ以上のポリマー材料の層から構成されている標識の製造において使用される。
積層、標識、シート又は複合構造の1つ以上のセクションを含んでよいポリマー材料の可能な例には下記が含まれる。
ポリカーボネート
PET、PBT、PEN、PTTのようなポリエステル
PMMA及びアクリレートコポリマー又はターポリマーのようなアクリル
ポリオレフィン
塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデンから構成されるビニル系ポリマー及びコポリマー
本発明のヒンダードアミンは、それぞれ、そのような構造に優れた安定化をもたらした。
実施例63 光硬化性白色着色被覆
木材用白色UV硬化性塗料モデルを、二酸化チタン濃度25重量%のポリエステルアクリラート化学に基づいて調製した。基剤配合物を、成分(b)の光開始剤ヒンダードアミンを完全に除外することにより調製した。
ルチル型TiO2、100g
Ebercry(登録商標)830、240.0g
HDODA、42g
TMPTA、18.0g
TiO2を、Ebercry(登録商標)830の一部分中の65%分散体として加えた。Ebercry(登録商標)830は、六官能化ポリエステルアクリラートオリゴマーである。HDODAは、1,6−ヘキサンジオールジアクリラートである。TMPTAは、トリメチロールプロパントリアクリラートである。Ebercry(登録商標)製品、並びにアクリラートモノマーは、UCB Chemicals Corp., Smyrna, GA.から入手可能である。
基剤配合物の一部分に、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキシド/1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンの1:2比率の光開始剤混合物を加えた。光開始剤混合物は全配合物の3.0重量%であった。
この配合物は、本発明の開示の本発明のヒンダードアミンをそれぞれ1%更に含有した。
各配合物8枚のプリントを作製した3M製の白色Scotchcal(登録商標)ビニルフィルム上でドローダウンバーを使用して、フィルムを調製した。試料を、58フィート/分で移動するベルトを用いて、ベルトに対して垂直である2個の中圧水銀灯の下で、それぞれ300ワット/インチにより硬化した。プリントは、ランプの下を1回通過させた。放射照度は、618mJ/cm2であった。最終硬化厚は、2.1ミル(53ミクロン)であった。
本発明のヒンダードアミンは光硬化性塗料に優れた安定化をもたらした。

Claims (6)

  1. 式(1)、(2)、(3)、又は(4):
    Figure 0004850694
    [式中、
    Eは、2−ヒドロキシ−2−メチルプロポキシであり、
    Rは、水素又はメチルであり、
    1は、水素、C1−C12アルキル、C5−C8シクロアルキル、1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているC5−C8シクロアルキル、C2−C12アルケニル、フェニル、C7−C9フェニルアルキル、グリシジル、C2−C12アルカノイル、C6−C9シクロアルキルカルボニル、C2−C12カルバモイル、C2−C12アルケノイル、ベンゾイル、1〜3個のC1−C4アルキルにより置換されているベンゾイル、ジ(C1−C6アルキル)ホスホナートにより置換されているC2−C12アルカノイルであるか、あるいは
    1は、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−N(R6)−基により中断されている);C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR6基により置換されている);C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR6C(O)−基により中断されている);又はC1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO3H基により、又は1〜3個の−COOR6基により置換されている)であるか;あるいは
    1は、ピペラジンにより、又はモルホリン基により置換されている、 1 −C 12 アルキルであるか;あるいは
    1は、1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR6基により更に置換されている、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄若しくは−N(R6)−基により中断されているか、又はそれぞれ1〜3個の−NR6C(O)−基により中断されている)であるか;あるいは
    1は、1〜3個の−SO3H基により、又は1〜3個の−COOR6基により更に置換されている、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄若しくは−N(R6)−基により中断されているか、又はそれぞれ1〜3個の−NR6C(O)−基により中断されている)であるか;あるいは
    1は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であり;
    1’は、独立にR1と同義であり;
    2は、1〜3個の−COO+基により更に置換されている、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−NR6−基により中断されている)であるか;あるいは
    2は、C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている)であるか;あるいは
    2は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR6又は−NHR6基により更に置換されている、C 1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている)であり;
    2’は、グリシジル、ジ(C1−C6アルキル)ホスホナートにより置換されているC2−C12アルカノイルであるか、あるいは
    2’は、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−N(R6)−基により中断されている);C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR6基により置換されている);C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−NR6C(O)−基により中断されている)であるか;又はR2’は、C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜3個の−SO3H基により、又は1〜3個の−COOR6基により置換されている)であるか;あるいは
    2’は、ピペラジンにより、又はモルホリン基により置換されている、 2 −C 12 アルキルであるか;あるいは
    2’は、1〜6個のヒドロキシ基により、又は1〜6個の−NHR6基により更に置換されている、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄若しくは−N(R6)−基により中断されているか、又はそれぞれ1〜3個の−NR6C(O)−基により中断されている)の1つであるか;あるいは
    2’は、1〜3個の−SO3H基により、又は1〜3個の−COOR6基により更に置換されている、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル若しくはC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄若しくは−N(R6)−基により中断されているか、又はそれぞれ1〜3個の−NR6C(O)−基により中断されている)の1つであるか;あるいは
    2’は、1〜3個の−COO+基により更に置換されている、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−NR6−基により中断されている)であるか;あるいは
    2’は、C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている)であるか;あるいは
    2’は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR6又は−NHR6基により更に置換されている、C 1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている)であるか;あるいは
    2’は、一価のホモ−又はコ−オリゴマー(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エチレングリコール、プロピレングリコール、アクリル酸、メタクリル酸、エチレンイミン、アクリルアミド、ビニルホルムアミド、ビニルアルコール及び酢酸ビニルよりなる群から選択されるモノマーから誘導されるモノマー単位よりなり、そしてこのホモ−又はコ−オリゴマーは、2〜24個の間のモノマー単位よりなる)であるか;あるいは
    2’は、水素であり;
    3は、1〜3個の−COO+基により更に置換されている、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−NR6−基により中断されている)であるか;あるいは
    3は、C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている)であるか;あるいは
    3は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR6又は−NHR6基により更に置換されている、C 1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている)であるか;あるいは
    3は、−SO3H、−PO32、−SO3 +又は−PO3+であり、そして
    4は、1〜3個の−COO+基により更に置換されている、C2−C12アルキル、C2−C12アルカノイル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1〜6個の酸素、硫黄又は−NR6−基により中断されている)であるか;あるいは
    4は、C1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている)であるか;あるいは
    4は、それぞれ1個又は2個の−OH、−COOR6又は−NHR6基により更に置換されている、C 1−C12アルキル、C2−C12アルカノイル、フェニル又はC7−C18フェニルアルキル(それぞれ1個又は2個の−COO+、−N(R6)(R6’)(R6”)+又は−SO3 +基により置換されている)であり
    6は、水素又はC1−C6アルキルであり、
    6’及びR6”は、独立にR6と同義であり、
    は、無機又は有機アニオンであり、
    +は、一価、二価又は三価のカチオンである]で示される、立体阻害ヒドロキシ置換アルコキシアミン化合物。
  2. 請求項1記載の立体阻害ヒドロキシ置換アルコキシアミン化合物を含むことを特徴とする、光、熱及び/又は酸素の有害作用を受ける有機材料を安定化するための組成物。
  3. 更に、フェノール系酸化防止剤、金属ステアリン酸塩、金属酸化物、有機リン化合物、ベンゾフラノン酸化防止剤、ヒドロキシルアミン類、紫外線吸収剤、及び他の立体阻害アミン光安定剤よりなる群から選択される、少なくとも1つの同時添加安定剤を含むことを特徴とする、請求項2記載の組成物。
  4. 更に、ベンゾフェノン類、2H−ベンゾトリアゾール類、アリール−s−トリアジン類よりなる群から選択される紫外線吸収剤を含むことを特徴とする、請求項2又は3記載の組成物。
  5. 顔料又は染料を含む着色組成物である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 酸化分解、熱分解及び/又は化学線分解を受ける有機材料を安定化するための方法であって、該材料に少なくとも1つの請求項1記載の化合物を加えるか、又は組み込むことを特徴とする方法。
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