JP4849903B2 - パック電池 - Google Patents

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Description

本発明は、主として多数の二次電池をケースに収納するものであって、屋外使用に最適なパック電池に関する。
携帯電話や放送機器等の中継機の電源に使用されるパック電池は、商用電源が停電したときに中継機に電力を供給する。このような屋外使用のパック電池は、優れた耐久性と強度に加えて、広い温度範囲での動作が要求される。この種のパック電池は、たとえば、プラスチックケースに多数の二次電池と回路基板を収納したものである(特許文献1参照)。この構造のパック電池は、外部からの衝撃に充分な強度を実現することに加えて、防水構造として内部に水が浸入するのを防止する必要がある。この欠点を解消するために、アルミニウム等の金属を鋳造して密閉構造とするケースが開発されている。ただ、金属を鋳造したケースは、熱伝導に優れるので、寒冷地で使用するときには内蔵する二次電池が外気で冷却されて、温度が著しく低下し、電池性能が低下するばかりでなく、電池の寿命も短くする欠点がある。
本出願人はこの欠点を解消するパック電池として、図1と図2の分解斜視図に示す構造を開発した。(特許文献2参照)このパック電池は、多数の二次電池91をプラスチック製のインナーケース93に収納してインナーパック94としている。インナーケース93は、天板93aと底板93bを分割して、左右に分割されたケースユニット93Aとしている。さらにインナーパック94の両側面を金属シャーシー916でカバーして補強している。金属シャーシー916は、中央部をシャーシーホルダー928で連結している。シャーシーホルダー928は、インナーパック94の天板93aと底板93bの表面に配設している。金属シャーシー916で補強されたインナーケース93をアウターケース95に収納している。
特開2005−56721号公報 特願2005−198077号
図1と図2に示すパック電池は、一対の金属シャーシー916をシャーシーホルダー928で連結して、これをインナーパック93の天板93aと底板93bの表面に配置するので、外形が大きくなると共に、一対の金属シャーシー916を充分な連結強度で連結するのが難しい欠点があった。外形が大きくなるのは、インナーパック94の天板93aと底板93bの表面にシャーシーホルダー916を配設しているので、アウターケース95の内形を、シャーシーホルダー916を収納するように大きくするからである。また、一対の金属シャーシー916の連結強度を充分にできないのは、金属シャーシー916の中央部のみをシャーシーホルダー928で連結するからである。一対の金属シャーシー916は、多数のシャーシーホルダーで連結して強度を向上できる。ただ、シャーシーホルダー928は、充分な強度を実現するために、金属シャーシー916と同等の厚い金属板を使用するので、シャーシーホルダーの個数を多くすると、パック電池全体の重量が増加する欠点がある。
本発明は、さらにこのような欠点を解決することを目的に開発されたもので、本発明の大切な目的は、小型で軽量化しながらケースを強靭な構造にできるパック電池を提供することにある。
本発明のパック電池は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
パック電池は、複数の二次電池1を収納している。パック電池は、二次電池1をプラスチック製のインナーケース3に収納してインナーパック4とし、このインナーパック4の両側面を金属シャーシー16でカバーして補強し、さらに金属シャーシー16で補強されたインナーケース3をプラスチック製のアウタース5に収納している。インナーケース3は、側面プレート3dを分割して上下のケースユニット3Aに分割している。金属シャーシー16は、インナーパック4の両側面をカバーする2枚の金属板で、断面形状をコ字状として上下縁にケースユニット3Aの天板3aと底板3bに係止構造で連結される連結片33を突出して設けている。パック電池は、金属シャーシー16の連結片33をケースユニット3Aの天板3aと底板3bに連結して、金属シャーシー16をインナーパック4に連結すると共に、金属シャーシー16でもって上下のケースユニット3Aを連結している。
本発明のパック電池は、上下のケースユニット3Aの天板3aと底板3bに、金属シャーシー16の連結片33を係止構造で連結する連結凸部34を設けて、金属シャーシー16の連結片33に、この連結凸部34を入れる連結孔33Aを設けることができる。このパック電池は、連結孔33Aに連結凸部34を入れて、金属シャーシー16の連結片33をケースユニット3Aの天板3aと底板3bに係止構造で連結することができる。
本発明のパック電池は、金属シャーシー16に挿入開口16Aを設けて、この挿入開口16Aに入れられる突出部3eをインナーケース3の側面に設けて、インナーケース3の突出部3eを金属シャーシー16の挿入開口16Aに入れることができる。
本発明のパック電池は、インナーケース3を、側面プレート3dの上下の中央部でケースユニット3Aに分割することができる。
本発明のパック電池は、小型で軽量化しながら、ケースを強靭な構造にできる特徴がある。それは、本発明のパック電池が、複数の二次電池をプラスチック製のインナーケースに収納してインナーパックとし、このインナーパックの両側面を金属シャーシーでカバーして補強し、さらに金属シャーシーで補強されたインナーケースをプラスチック製のアウターケースに収納すると共に、インナーケースを側面プレートでケースユニットに分割し、このケースユニットを連結するために、金属シャーシーは断面形状をコ字状として上下縁にケースユニットの天板と底板に係止構造で連結する連結片を設け、この連結片をケースユニットの天板と底板に連結して、金属シャーシーをインナーパックに連結すると共に、金属シャーシーでもって上下のケースユニットを連結し、金属シャーシーで連結されたインナーケースをアウターケースに収納しているからである。
また、本発明の請求項2のパック電池は、上下のケースユニットの天板と底板に、金属シャーシーの連結片を係止構造で連結する連結凸部を設け、金属シャーシーの連結片には、この連結凸部を入れる連結孔を設け、連結孔に連結凸部を入れて、金属シャーシーの連結片をケースユニットの天板と底板に係止構造で連結しているので、金属シャーシーとインナーパックとをしっかりと連結できる特徴がある。
さらに、本発明の請求項3のパック電池は、金属シャーシーに挿入開口を設けて、この挿入開口に入れられる突出部をインナーケースの側面に設け、インナーケースの突出部を金属シャーシーの挿入開口に入れているので、金属シャーシーで連結しているインナーパックをコンパクトにでき、全体をより小型で軽量化して強靭な構造にできる特徴がある。それは、インナーケースの側面プレートを厚く成形して、金属シャーシーで連結できるからである。
また、本発明の請求項4のパック電池は、インナーケースを、側面プレートの上下の中央部でケースユニットに分割しているので、ケースユニットを浅く成形できる。このため、プラスチックで成形されるケースユニットの側面プレートの抜き勾配を小さくして、側面プレートをより均一な肉厚にできる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのパック電池を例示するものであって、本発明はパック電池を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図3ないし図8に示すパック電池は、たとえば、電話の中継機等のように屋外に設置される電気機器の電源として使用される。したがって、低温から高温まで、たとえば−30℃〜80℃の外部温度で使用される。また、屋外用のパック電池は、優れた耐久性と強度も要求される。
図3ないし図8に示すパック電池は、インナーパック4と、インナーパック4を収納しているアウターケース5と、インナーパック4とアウターケース5との間に配設している金属シャーシー16と、インナーパック4の外側に固定されて内蔵する二次電池1を加温するヒーター27を備える。さらに、これ等の図に示すパック電池は、二次電池1の充放電とヒーター27の通電を制御する回路基板を備える。回路基板は、インナーケース3に内蔵する第1の回路基板2と、インナーケース3の外側であって、インナーケース3とアウターケース5との間に配設している第2の回路基板6とに分離している。
インナーパック4は、複数の二次電池1と第1の回路基板2とを箱形のインナーケース3に収納している。インナーケース3はプラスチック製で、天板3aと底板3bを分割することなく、側面プレート3dを中央で分割して、断面形状をコ字状とするケースユニット3Aに分割している。この明細書で天板3aと底板3bは図面に基づいて特定するものとし、図においてインナーケース3の上の板を天板3aとして、下の板を底板3bとしている。分割して成形された一対のケースユニット3Aは、連結されて内部に二次電池1と第1の回路基板2を収納する箱形としている。図4ないし図8に示すインナーケース3は、側面プレート3dの中央で分割して、上下のケースユニット3Aに分割している。上のケースユニット3Aは、天板3aの両側に、分割された側面プレート3dの上部を一体的に成形している。下のケースユニット3Aは、底板3bの両側に、分割された側面プレート3dの下部を一体的に成形している。分割してプラスチックで成形された一対のケースユニット3Aは、分割された側面プレート3dの端縁を互いに当接させて連結される。
図のパック電池は、分割されたケースユニット3Aを一対の金属シャーシー16で連結し、また、一対の金属シャーシー16をケースユニット3Aで連結している。この金属シャーシー16は、アウターケース5とインナーパック4との間に設けられ、インナーパック4の両側面をカバーしてケースを補強している。金属シャーシー16は、2枚の金属板からなる。この金属シャーシー16は、金属板を折曲、プレス加工して製作される。金属シャーシー16は、インナーパック4とアウターケース5との間にあって、インナーパック4を外側から補強し、またアウターケース5を内側から補強する。
金属シャーシー16は、インナーパック4の両側面をカバーする2枚の金属板であって、断面形状をコ字状として、上下縁にケースユニット3Aの天板3aと底板3bに係止構造で連結される連結片33を突出して設けている。各々の金属シャーシー16は、上縁の連結片33を、上のケースユニット3Aの天板3aに係止構造で連結し、下縁の連結片33を下のケースユニット3Aの底板3bに係止構造で連結する。このように、一対の金属シャーシー16の連結片33を、上下のケースユニット3Aの天板3aと底板3bに連結すると、一対の金属シャーシー16は、天板3aで上縁を、底板3bで下縁を連結する。金属シャーシー16は、上縁と下縁に、それぞれ複数の連結片33を設けて、インナーケース3の天板3aと底板3bにしっかりと連結される。図の金属シャーシー16は、上縁と下縁の各々3カ所に連結片33を設けて、インナーケース3の天板3aと底板3bとに連結している。
図のパック電池は、金属シャーシー16の連結片33とインナーケース3との係止構造を、インナーケース3の天板3aと底板3bに設けた連結凸部34と、金属シャーシー16の連結片33に設けた連結孔33Aで実現する。この係止構造は、連結片33の連結孔33Aに連結凸部34を入れて、金属シャーシー16の連結片33をインナーケース3の天板3aと底板3bに連結する。ただし、本発明のパック電池は、金属シャーシーの連結片とインナーケースとの係止構造をこの形状には特定しない。たとえば、図示しないが、金属シャーシーの連結片に、インナーケースの天板と底板の表面に向かって突出する連結凸部を設け、この連結凸部を入れる連結凹凸や連結孔をインナーケースの天板と底板に設けて、連結片をインナーケースに係止構造で連結できるからである。
金属シャーシー16は、分割して成形している上下のケースユニット3Aを連結し、外側にはアウターケース5を固定している。金属シャーシー16は、インナーパック4やアウターケース5を固定する止ネジ36をねじ込むネジ孔18を設けており、ここに止ネジ36をねじ込んで、アウターケース5を固定している。さらに、金属シャーシー16には、コネクター19等も固定している。
図4に示すパック電池は、金属シャーシー16に挿入開口16Aを設け、この挿入開口16Aに入れられる突出部3eをインナーパック4の表面に設けている。図の金属シャーシー16は、インナーパック4の側面に対向する部分に挿入開口16Aを開口している。インナーパック4は、側面に挿入開口16Aに挿入される突出部3eを設けている。インナーパック4は、インナーケース3の側面プレート3dの中央部分であって、外周縁部を除く部分に突出部3eを設けている。この構造は、金属シャーシー16の挿入開口16Aにインナーパック4の突出部3eを挿入できるので、金属シャーシー16で補強しながら、外形を小さくしてパック電池の横幅を小さくできる。
金属シャーシー16は、発熱部品を固定して、発熱部品の放熱板に併用している。発熱部品は、大電流を流すダイオードやFET等の大電力電子部品である。これ等の大電力電子部品は、電池と直列に接続されて電池の負荷電流や充電電流を流す電子部品である。
パック電池は、第1の回路基板2と第2の回路基板6を内蔵している。第1の回路基板2はインナーケース3の内部に、第2の回路基板6はインナーケース3の外側でアウターケース5の内側に配設している。第1の回路基板2は、大電流を流して発熱するハイパワー電子部品を備える電子回路を実装しない。たとえば、第1の回路基板2は、各々の電池電圧や電池温度を検出する回路を実装している。大電流を流して発熱するハイパワー電子部品やこれを備える電子回路は第2の回路基板6に実装される。第1の回路基板2はリード線7とリード板8を介して二次電池1の電極に接続され、第2の回路基板6は、リード線(図示せず)を介して第1の回路基板2に接続され、さらに太いリード線10を介して二次電池1の出力に接続される。
第1の回路基板2は、インナーケース3の内面、すなわち側面プレート3dと平行な姿勢で、側面プレート3dの内面と二次電池1の間に配設される。図のパック電池は、第1の回路基板2を第1の基板ホルダー11に入れてインナーケース3に収納している。第1の基板ホルダー11は、プラスチックでもって周壁のある箱形に成形したものである。第1の基板ホルダー11は、周壁の内部に第1の回路基板2を入れ、さらに周壁の内側に絶縁樹脂(図示せず)を充填して、絶縁樹脂で第1の回路基板2を被覆している。この構造は、第1の回路基板2を絶縁して、インナーケース3内に配設できる。このため、インナーケース3内に二次電池1から電解液が漏れ、あるいはガスが放出されても、電解液やガスから回路基板を絶縁して保護できる。
インナーケース3の内部に収納される第1の回路基板2は、インナーケース3で保護される。さらに第1の基板ホルダー11に入れてインナーケース3に収納する第1の回路基板2は、第1の基板ホルダー11とインナーケース3の両方で保護される。この構造は、第1の回路基板2と第1の基板ホルダー11を薄く、軽くできる。それは、これ等に強い強度が要求されないからである。
図のインナーパック4は、第1の基板ホルダー11の底面側を二次電池1側に配置する。いいかえると第1の基板ホルダー11の開口部を、インナーケース3の側面プレート3d側に配置する。このインナーパック4は、第1の回路基板2と二次電池1との間に第1の基板ホルダー11の底板を配置する。インナーパックは、この図とは反対に、第1の基板ホルダーの底板をインナーケースの側面プレートに対向して配置することができる。このインナーパックは、第1の回路基板に固定している電子部品を、二次電池の間にできる谷間に突出するように配置して、第1の回路基板を二次電池に接近し、アウターケースの外形を小さくできる。また、第1の回路基板を第1の基板ホルダーに収納しないで、表面に固定している電子部品を二次電池の間にできる谷間に配置することもできる。さらに、第1の基板ホルダーの底に貫通孔を設け、この貫通孔に第1の回路基板に固定している電子部品を突出させて、二次電池の間の谷間に電子部品を配置することもできる。
第1の回路基板2は、リード線7とリード板8を介して二次電池1に連結される。いいかえると、複数の二次電池1はリード板8で互いに連結され、このリード板8を、リード線7を介して第1の回路基板2に連結している。第1の回路基板2は第1の基板ホルダー11に固定しているので、第1の回路基板2と第1の基板ホルダー11の両方がリード線7とリード板8を介して二次電池1に連結される。
二次電池1は、円筒型電池のリチウムイオン二次電池である。ただし、二次電池には、円筒型電池に代わって角型電池も使用できる。また、二次電池はリチウムイオン二次電池に特定せず、ニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等、他の全ての二次電池も使用できる。図4ないし図7のパック電池は、複数の二次電池1を互いに平行な姿勢とし、さらに第1の回路基板2の表面と平行な面内に並べ、さらに、両端面を同一面に位置させる姿勢として、3列に並べてインナーケース3に収納している。3列に配列される二次電池1は、隣の列の二次電池1を谷間に配置している。さらに、二次電池1の間には絶縁材からなるスペーサー12を配設している。図のインナーパック4は、二次電池1を3列に配置しているが、インナーパックには、1〜2列に二次電池を並べ、あるいは4列以上に並べて収納することもできる。
二次電池1は、端面にリード板8を接続している。リード板8は、二次電池1を並列に接続して直列に接続する。図のリード板8は、6本の二次電池1の電極面にスポット溶接等の方法で接続している。このインナーパック4は、3本の二次電池1を並列に接続して1ブロックとし、並列接続された14個のブロックを直列に接続している。
第2の回路基板6は、インナーパック4の外側であって、アウターケース5の内側に配置される。第2の回路基板6は、プラスチック製の第2の基板ホルダー13の内部に固定される。第2の基板ホルダー13はインナーパック4の上面に固定される。第2の基板ホルダー13は下方を開口する四角形の箱形で、内部に絶縁樹脂(図示せず)を充填して、絶縁樹脂で第2の回路基板6を被覆している。第2の回路基板6は、リード線(図示せず)を介して第1の回路基板2や二次電池1に接続される。
図のパック電池は、インナーパック4の上面と下面にヒーター27を固定している。ヒーター27は、内部にニクロム線等の発熱線を有する面状ヒーター、あるいはPTC等の面状ヒーターである。ヒーター27は、外気温度が低下して二次電池1の温度が最低動作温度よりも低くなると、通電されて二次電池1を設定温度まで加温して正常に使用できる温度に保持する。たとえば、屋外に設置される中継機等の電源として使用されるパック電池は、二次電池1の温度や周囲温度を温度センサー(図示せず)で検出して、ヒーター27の通電を制御する制御回路を備える。この制御回路は、回路基板に実装される。制御回路は、電池温度が最低動作温度よりも低くなり、あるいは周囲温度が予め設定している最低温度よりも低くなると、ヒーター27に通電してインナーパック4を加温する。ヒーター27に通電する電力は、パック電池に内蔵する二次電池1から供給され、あるいはパック電池をフローティング充電する商用電源から供給される。制御回路は、ヒーター27の供給電力をコントロールして、二次電池1の温度を設定温度に保持する。
図3と図4に示すアウターケース5は、長さ方向に直交する面を分割ライン15として、一対の筒ケース5Aに分割してプラスチックで成形している。図のアウターケース5は、全体を縦に細長い四角筒状としている。一対の筒ケース5Aは、一端を端プレート部5cで閉塞して他端を開口部5fとする形状としている。このアウターケース5は、天板5aと底板5bと側面プレート5dを中央部で両端に2分割して、一端を端プレート部5cで閉塞する角筒状にプラスチックで成形している。このアウターケース5は、両端に2分割するので分割ライン15がアウターケース5の長手方向に直交する方向となって、最短距離となる。分割された一対の筒ケース5Aは、一端を閉塞する端プレート部5cを貫通する止ネジ36で金属シャーシー16に固定される。金属シャーシー16に固定される一対の筒ケース5Aは、開口部5fの周縁を密閉状態に連結している。一対の筒ケース5Aは、図5の断面図に示すように、開口縁をラップさせ、さらにラップ部にパッキン20を挟着して、密閉状態に連結している。図5の筒ケース5Aは、開口縁に嵌合段差部23を設けている。嵌合段差部23の当接面にゴム状弾性体のパッキン20を挟着して、密閉構造に連結している。嵌合段差部23は、互いに嵌合できるように、一方の当接面に凹部24を、他方の当接面にはこの凹部24に案内される凸条25を設けた形状として、互いにラップする構造としている。嵌合段差部23は、当接面の凸条25を凹部24に入れ、ラップ部の間にパッキン20を挟着して、防水構造に連結される。さらに、図のアウターケース5は、開口部5fの外側を密着カバー26で被覆している。密着カバー26は、筒ケース5Aの分割ライン15の外側に密着して、分割ライン15を防水する。また、密着カバー26は、連結部の強度も補強する。密着カバー26は、プラスチックシートで、アウターケース5を挿入して収縮、密着される。
図3と図4のアウターケース5は、図において左下に位置する筒ケース5Aの端プレート部5cに、金属プレート37を積層している。この筒ケース5Aは、金属プレート37を貫通する止ネジ36で、端プレート部5cを金属シャーシー16に固定している。金属プレート37を積層する端プレート部5cは、出力端子であるコネクタ19の開口穴5eを設けている。
プラスチック製の筒ケース5Aは、端プレート部5cから開口部5fに向かって内側の断面形状を大きくするテーパー状に成形している。さらに、アウターケースである筒ケース5Aの表面には、分割ライン15と平行に複数列の凸条38を一体的に成形して設けている。この構造のアウターケース5は、表面の凸条38を係止して、成形された筒ケース5Aを金型からスムーズに脱型できる。とくに、凸条38を係止して脱型できる筒ケース5Aは、引っ張って脱型するときの破損を防止でき、また、テーパー状に成形しているテーパー角、すなわち勾配を極減まで抑えることができる。このため、端プレート部5cの面積と開口部5fの開口面積との差を少なくして、アウターケース5内のスペースを有効に利用できる。また、表面に設けた凸条38はアウターケース5の反りや引け等の成形不良対策にも効果がある。
本出願人が先に出願したパック電池の分解斜視図である。 図1に示すパック電池のインナーパックの分解斜視図である。 本発明の一実施例にかかるパック電池の斜視図である。 図3に示すパック電池の分解斜視図である。 図3に示すパック電池の一部拡大水平断面図である。 図3に示すパック電池の一部拡大垂直縦断面図である。 図3に示すパック電池の一部拡大垂直横断面図である。 インナーパックの斜視図である。
符号の説明
1…二次電池
2…第1の回路基板
3…インナーケース 3A…ケースユニット
3a…天板
3b…底板
3c…端プレート部
3d…側面プレート
3e…突出部
4…インナーパック
5…アウターケース 5A…筒ケース
5a…天板
5b…底板
5c…端プレート部
5d…側面プレート
5e…開口穴
5f…開口部
6…第2の回路基板
7…リード線
8…リード板
10…太いリード線
11…第1の基板ホルダー
12…スペーサー
13…第2の基板ホルダー
15…分割ライン
16…金属シャーシー 16A…挿入開口
18…ネジ孔
19…コネクター
20…パッキン
23…嵌合段差部
24…凹部
25…凸条
26…密着カバー
27…ヒーター
33…連結片 33A…連結孔
34…連結凸部
36…止ネジ
37…金属プレート
38…凸条
91…二次電池
93…インナーケース 93A…ケースユニット
93a…天板
93b…底板
94…インナーパック
95…アウターケース
916…金属シャーシー
928…シャーシーホルダー

Claims (4)

  1. 複数の二次電池(1)を収納しているパック電池であって、
    二次電池(1)をプラスチック製のインナーケース(3)に収納してインナーパック(4)とし、このインナーパック(4)の両側面を金属シャーシー(16)でカバーして補強し、さらに金属シャーシー(16)で補強されたインナーケース(3)をプラスチック製のアウターケース(5)に収納しており、
    インナーケース(3)は側面プレート(3d)を分割して上下のケースユニット(3A)に分割しており、
    金属シャーシー(16)は、インナーパック(4)の両側面をカバーする2枚の金属板で、断面形状をコ字状として上下縁にケースユニット(3A)の天板(3a)と底板(3b)に係止構造で連結される連結片(33)を突出して設けており、
    金属シャーシー(16)の連結片(33)をケースユニット(3A)の天板(3a)と底板(3b)に連結して、金属シャーシー(16)をインナーパック(4)に連結すると共に、金属シャーシー(16)でもって上下のケースユニット(3A)を連結するようにしてなるパック電池。
  2. 上下のケースユニット(3A)の天板(3a)と底板(3b)に、金属シャーシー(16)の連結片(33)を係止構造で連結する連結凸部(34)を設けており、金属シャーシー(16)の連結片(33)には、この連結凸部(34)を入れる連結孔(33A)を設けており、連結孔(33A)に連結凸部(34)を入れて、金属シャーシー(16)の連結片(33)をケースユニット(3A)の天板(3a)と底板(3b)に係止構造で連結している請求項1に記載されるパック電池。
  3. 金属シャーシー(16)が挿入開口(16A)を有し、この挿入開口(16A)に入れられる突出部(3e)をインナーケース(3)の側面に設けており、インナーケース(3)の突出部(3e)を金属シャーシー(16)の挿入開口(16A)に入れてなる請求項1に記載されるパック電池。
  4. インナーケース(3)が、側面プレート(3d)の上下の中央部でケースユニット(3A)に分割している請求項1に記載されるパック電池。
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