JP4848350B2 - 回転ダンパー - Google Patents

回転ダンパー Download PDF

Info

Publication number
JP4848350B2
JP4848350B2 JP2007308822A JP2007308822A JP4848350B2 JP 4848350 B2 JP4848350 B2 JP 4848350B2 JP 2007308822 A JP2007308822 A JP 2007308822A JP 2007308822 A JP2007308822 A JP 2007308822A JP 4848350 B2 JP4848350 B2 JP 4848350B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
ring
opening
sliding
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007308822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009133372A (ja
Inventor
正広 小林
直俊 齊藤
清 近重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advanex Inc
Original Assignee
Advanex Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advanex Inc filed Critical Advanex Inc
Priority to JP2007308822A priority Critical patent/JP4848350B2/ja
Priority to US12/323,160 priority patent/US8136645B2/en
Publication of JP2009133372A publication Critical patent/JP2009133372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4848350B2 publication Critical patent/JP4848350B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F7/00Vibration-dampers; Shock-absorbers
    • F16F7/02Vibration-dampers; Shock-absorbers with relatively-rotatable friction surfaces that are pressed together

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

本発明は、回転ダンパーに関する。
従来、例えば各種の開閉機構などに用いられて、開閉部材の開閉動作に対してトルクを付与するダンパーとして、回転ダンパーが知られている。このような回転ダンパーとしては、オイル等の粘性流体を用いる機構のものが知られている。
この粘性流体を用いる機構のものは、基本的にトルクの付与によるダンパー機能が一定であり、したがって、開閉部材の開閉動作などを、一定の力で制動する構造に好適に用いられている。また、このような粘性流体を用いる機構の回転ダンパーとしては、例えば粘性流体としてシリコーンオイルを用いたものが知られている。このような回転ダンパーでは、そのオイル漏れ(流体漏れ)を防止するため、Oリング等からなるシール部材が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記のシリコーンオイル等の粘性流体を用いた回転ダンパーでは、粘性流体の粘度が温度に依存するためにそのダンパー機能も温度によって変化し、特に40℃以上の高温になるとその変化が大きくなってしまう。すると、特に温度に関係なく一定の力、すなわち一定のダンパー機能で制動したい構造に適用する場合には、このような粘性流体を用いた回転ダンパーでも問題となることがある。
また、粘性流体を用いた回転ダンパーでは、前述したようにオイル漏れ(流体漏れ)を防止するためのシール部材が必要となることから、その構造が複雑になり、また粘性流体の注入工程が必要となることなどから、組立性が悪く生産性に劣るものとなっている。
そこで、本出願人は、粘性流体を用いることなく、エラストマー又は軟質ゴムからなる円環状のリング部と、これの円周方向に沿って摺動する摺動部とを用い、これらが摺動することによる摩擦力により、一定のダンパー機能を発揮するようにした回転ダンパーを提供した(特許文献2参照)。
特開2005−114154号公報 特開2007−154990号公報
しかしながら、前記特許文献2の回転ダンパーにあっても、以下に述べる改善すべき課題がある。
回転ダンパーでは、その用途によっても異なるものの、例えば蓋や扉が開くときに作用させるものとしては、回転速度依存性が高いものが要求されることが多い。すなわち、蓋や扉が開くときには、初期や中期に比べて後期では慣性力などが働き、開き速度が速くなる。その結果、蓋や扉の取付部分に過大な負荷がかかったり、衝突によって大きな音が生じるといった不具合を招くおそれがある。ところが、前記の特許文献2の回転ダンパーでは、回転速度依存性が比較的低く、したがって、前記したような用途では要求される性能を満足するには不十分であった。
また、温度依存性に関しても、特に常温から40℃以上の高温にかけては、粘性流体を用いた回転ダンパーに比べてトルク変化率が少なく、一定のダンパー機能を発揮するものの、やはり40℃以上の高温になると、トルク変化率が比較的大きくなってしまう。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、回転速度依存性が比較的高く、また、温度依存性については特に40℃以上の高温でも比較的小さく、したがって40℃以上の高温でもほぼ一定のダンパー機能を発揮するようにした、回転ダンパーを提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の回転ダンパーは、ハウジングと、前記ハウジング内に設けられた円環状のリング部と、前記ハウジング内に回動可能に収容された軸体と、前記軸体に設けられ、かつ前記ハウジング内にて前記リング部に対しその円周方向に沿って摺動可能に当接する摺動部と、を備え、
前記リング部は、円環状でエラストマー又は軟質ゴムからなり、前記摺動部に当接する当接部を有するとともに、内部に空洞部を有し、かつ該空洞部が前記当接部と反対の側に開口部を有してなるリング部材が、前記空洞部に気体を封入した状態で、前記開口部が前記ハウジングの内面に気密に密着していることで構成されてなり、
前記ハウジングの内面には、前記空洞部の前記開口部側に係合する突部が設けられ、
前記リング部材には、その内側及び/又は外側に、該リング部材を前記ハウジングの内面側に押圧する押圧部材が設けられていることを特徴としている。
この回転ダンパーによれば、ハウジングに対して軸体を回動させると、その摺動部がリング部の当接部に対して摺動することで摩擦を生じ、これによって軸体にトルクを発生し、ダンパー機能を発揮する。その際、リング部はその空洞部に気体が封入されているため、弾性変形に伴う弾性復帰力と、空洞部の気体により生じる一定な内圧とからなる反発力が、当接部に対して一定に付与されることにより、前記摺動部と当接部との間の摺動による摩擦力がリング部の全周に亘って一定となり、したがって比較的一定のダンパー機能を発揮するようになる。
また、リング部内には空気等の気体を封入しているので、たとえこれが漏れても他の部材を汚すなどといった不都合がなく、したがってシール部材が不要となる。また、オイル等の粘性流体の注入工程も不要となる。
また、ハウジングの内面に、リング部材の空洞部の開口部側に係合する突部が設けられており、さらに、リング部材の内側及び/又は外側には、該リング部材をハウジングの内面側に押圧する押圧部材が設けられているので、ハウジングに対する軸体の相対的な回転(回動)速度が高くなっても、リング部材が摺動部の回動(摺動)に連れ回りして回動(回転)してしまうことが抑えられる。したがって、回転速度が速くなるにつれて軸体に発生するトルクも大きくなり、トルクの回転速度依存性が比較的高くなる。
また、リング部材の空洞部の開口部側が突部に係合し、リング部材の内側及び/又は外側に押圧部材が設けられているので、例えば使用環境が40℃以上の高温になり、空洞部の気体が体積膨張しても、空洞部の外側に洩れる度合いが低く抑えられる。そして、このように40℃以上の高温になると、エラストマー又は軟質ゴムからなるリング部材はその硬度がわずかながら軟化し、したがって前記摺動部との間の摩擦力が小さくなる。
しかして、前記したように空洞部の気体の体積膨張によってリング部の内圧が高くなるので、軸体に発生するトルクは、リング部材の軟化による摩擦力の低下と、気体の体積膨張による内圧の上昇とで互いに相殺され、したがって40℃以上の高温でも温度依存性が比較的小さくなる。
また、前記回転ダンパーにおいては、前記押圧部材が、前記リング部材の内側と外側との両方に設けられているのが好ましい。
このようにすれば、リング部材が摺動部の回動(摺動)に連れ回りして回動(回転)してしまうのがより良好に抑えられ、また、空洞部の気体が体積膨張した際に空洞部の外側に気体が洩れる度合いもより低く抑えられる。
また、前記回転ダンパーにおいては、前記軸体が、前記ハウジングから一部が突出しているのが好ましい。
このようにすれば、ハウジングから突出した部分にギアーやカムなどを取り付けることにより、これらギアーやカムなどを介して回転ダンパーを各種の開閉機構に容易に連結することができる。
また、前記回転ダンパーにおいては、前記摺動部が、前記リング部の当接部の全周に当接するよう、円環状又は円盤状に形成されているのが好ましい。
このようにすれば、摺動部がリング部の当接部の全周に当接することにより、これらの間に生じる摩擦力が大きくなってダンパー機能が高まる。また、摺動部とリング部の当接部との間の接触面積が常に一定となり、さらに摺動が当接部の全周において連続していることから、軸体の回転によるダンパー機能がより安定して一定に発揮されるようになる。
また、前記回転ダンパーにおいては、前記摺動部が、前記リング部の当接部の全周に当接するように円盤状に形成され、かつ前記軸体と一体に形成されてなるとともに、前記リング部の当接部に当接する側と反対の側が、前記ハウジングの内面に摺動可能で、かつ気密に当接し、これによって前記ハウジング内における、前記摺動部とハウジングの内面との当接箇所の外側が、該摺動部とハウジングとによって気密に構成されているのが好ましい。
このようにすれば、前記リング部材の空洞部に封入された気体が、リング部の外側に洩れようとしても、このリング部を含むハウジング内の空間が、前記摺動部とハウジングの内面とが気密に当接していることで気密に構成されているため、前記気体のリング部外への洩れが抑制される。
本発明の回転ダンパーによれば、前述したように比較的一定のダンパー機能が発揮されるようになることから、特にほぼ一定の力、すなわちほぼ一定のダンパー機能で制動したい構造に好適となる。
また、オイルなどの粘性流体を用いることなく、流体としては、単に空気等の気体を用いているだけであるので、前述したようにシール部材が不要となり、粘性流体の注入工程も不要となる。したがって、従来に比べ生産性が大幅に向上する。
さらに、リング部材の空洞部の開口部側が突部に係合し、リング部材の内側及び/又は外側に押圧部材が設けられているので、トルクの回転速度依存性が比較的高くなり、したがって比較的高い回転速度依存性が要求される用途にも、好適に用いられるようになる。
また、40℃以上の高温でも温度依存性が比較的小さくなることから、このように40℃以上の高温でもほぼ一定のダンパー機能が要求される用途に、好適に用いられるようになる。
以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。
図1(a)(b)、図2は、本発明の回転ダンパーの一実施形態を示す図であり、図1(a)は回転ダンパーの平面図、図1(b)は回転ダンパーの側面図、図2は回転ダンパーの側断面図である。図1(a)(b)、図2に示す回転ダンパー1は、各種ドアーの開閉機構や、各種カバーの開閉機構、オーディオ機器における開閉扉の開閉機構、トイレの便座の開閉機構などに用いられて、開閉部材の開閉動作に対してほぼ一定のトルクを付与し、ダンパー機能を発揮するとともに、比較的高い回転速度依存性も有するように構成されたものである。
この回転ダンパー1は、ハウジング2と、このハウジング2内に回動可能に収容されて、該ハウジング2内から軸体3の一部を外に突出させる軸部材4(図2参照)と、を備えたものである。ハウジング2は、例えば前記開閉機構における固定部(本体側)に設けられるようになっており、軸部材4は、その軸体3の、ハウジング2から突出した部分に、前記開閉機構の可動部(従動部)を制動するためのギアーやカムなどが取り付けられるようになっている。すなわち、可動部となる扉等の開閉部材には、通常ラックやギアーなどが設けられており、前記軸体3に設けられるギアーやカムなどは、開閉部材のラックやギアーなどと歯合することなどで、開閉部材の開閉動作を制御するようになっているのである。
また、このハウジング2内には、図2に示すように、円環状のリング部5が形成されている。ここで、ハウジング2は、ハウジング本体6とこのハウジング本体6に一体に係止するカバー7とからなるもので、硬質の合成樹脂等によって形成されたものである。ハウジング本体6は、底板6aと、この底板6aの一方の面(内面)に一体に形成された円筒状の係合筒部6bと、この係合筒部6bの中心部において前記底板6aに一体に形成された円筒状の軸受け部6cと、底板6aの側部に張り出した状態で形成された一対の取付部6d、6dと、からなるものである。
底板6aには、図2に示すようにその一方の面(内面)に円環状の突部6eが設けられている。この突部6eは、後述するリング部材の空洞部の開口部側に係合することにより、このリング部材が回動してしまうのを防止するとともに、空洞部内の気密性をより高めるためのものである。
係合筒部6bには、その上面側に周方向に沿って係合溝6fが形成されており、この係合溝6fには、後述するようにカバー7の円筒部7aが係合している。
軸受け部6cには、後述するようにその中心部の凹部に、軸部材4の係合凸部が回動可能に係合している。
取付部6dは、図1(a)に示すように取付孔6gを形成したもので、この取付孔6gに螺子等が嵌め込まれることにより、ハウジング本体2は、前記開閉機構における固定部などに取り付け固定されるようになっている。
カバー7は、有蓋円筒状のもので、図2に示すようにその円筒部7aの下端部が、前記ハウジング本体6の係合筒部6bの係合溝6fに係合したものである。また、このカバー7は、円筒部7aの下端部が係合溝6fに溶着あるいは接着させられたことにより、ハウジング本体6に一体に固定されている。このような構成のもとにハウジング2は、その内部に収容空間を形成したものとなっている。また、前記カバー7には、その蓋部7bの中心部に、円形の開口部7cが形成されている。
前記ハウジング2内、すなわちその収容空間には、円環状のリング部材8が設けられており、これによって前記のリング部5が形成されている。リング部材8は、シリコンゴムなどの、軟質の合成樹脂(エラストマー)又は軟質ゴムからなるもので、弾性変形可能に形成されたものであり、本発明における当接部となるものである。ここで、このリング部材8としては、その内面及び/又は外面にフッ素樹脂や金属等のコーティングがなされ、該リング部材8自体を気体(空気)が透過してしまうのが抑えられた構造であってもよい。
このリング部材8は、タイヤ形状や浮き袋形状に似た円環状のもので、その内部に周方向に沿う空洞部8aを有し、一方の側(前記底板6a側)に円周方向に沿って開口部8bを形成したものである。また、このリング部材8には、前記開口部8bの両側(外側及び内側)にそれぞれフランジ部8cが形成され、さらにこのフランジ部8cの内側、すなわち開口部8bの内側のフランジ部8cの内部に、内部孔8dが形成されている。
そして、このリング部材8は、そのフランジ部8cが前記ハウジング本体6の底板6aに当接し、これによって前記突部6eが開口部8b内に嵌り込み、空洞部8aの開口部8b側に係合している。また、内部孔9dを形成する内側のフランジ部8cの側端面は、軸受け部6cに密着した状態で当接させられており、外側のフランジ部8cの側端面も、前記係合筒部6bの内面に密着した状態で当接させられている。
また、このリング部材8には、そのフランジ部8cの上側に、該リング部材8を前記ハウジング6の底板6a側(内面側)に押圧する押圧部材9a、9bが設けられている。押圧部材9a、9bは円筒状のもので、本実施形態ではリング部材8の内側と外側の両方に配設されている。すなわち、内側に配設された押圧部材9aは、前記軸受け部6cに外挿され嵌合した状態で、フランジ部8cを押圧するように配置されており、外側に配設された押圧部材9bは、前記係合筒部6bに内挿され嵌合した状態で、フランジ部8cを押圧するように配置されている。
このような構成によってリング部材8は、開口部8b側、すなわちその両側のフランジ部8cの底面が、底板6aの内面に当接してここに密着し、空洞部8aの開口部8b側に突部6eが係合し、さらにその状態が押圧部材9a、9bによって保持固定されていることにより、空洞部8a内に空気を気密に封止したものとなっている。また、特に空洞部8aの開口部8b側に突部6eが係合し、さらにその状態が押圧部材9a、9bによって保持固定されていることにより、このリング部材8は、後述するように前記軸部材4の摺動部の回動(摺動)に連れ回りして、その周方向に回動(回転)してしまうことが抑えられている。また、空洞部8aに封止された空気が、リング部材8の外側に洩れる度合いも低く抑えられている。
また、ハウジング2内、すなわちその収容空間には、前述したように軸部材4が設けられている。この軸部材4は、合成樹脂や合成ゴム等によって形成されたもので、前記軸体3と、前記リング部5のリング部材8に対して摺動可能に当接する摺動部10と、前記軸受け部6cに回動可能に係合する係合凸部4aとが、一体に形成されたものである。摺動部10は、図3(a)〜(c)に示すように円盤状のもので、その一方の面側(上面側)の中央部に前記軸体3が一体に形成され、他方の面側(下面側)の中央部に前記係合凸部4aが一体に形成されたものである。また、この摺動部10において、係合凸部4aを形成した側の面は、図2に示すように前記リング部5のリング部材8に摺動可能に当接する摺動面10aとなっている。
一方、この摺動面10aと反対の側の面には、その外周部に、円環状の膨出部10bが形成されている。この膨出部10bは、その側断面形状が略半円状となるように形成されたもので、前記カバー7の内面に摺動可能で、かつ気密に当接している。このような構成によって膨出部10bは、カバー7とは面で接触することなく、ほとんど線に近い状態で接触したものとなっている。したがって、後述するようにハウジング2に対して軸部材4が回動させられた際、膨出部10bはカバー7の内面に摺動することで摩擦を生じるものの、ここで生じる摩擦抵抗は小さくなるようになっている。
また、膨出部10bとカバー7の内面とが気密に当接していることにより、ハウジング2内における、前記膨出部10bとカバー7の内面との当接箇所の外側の空間が、摺動部10とハウジング2とによって気密に構成されたものとなっている。したがって、この気密に構成された空間からは、空気が抜けないようになっていると同時に、この気密空間に、前記カバー7の開口部7cから例えば異物などが入り込まないようになっている。
前記軸体3は、円柱状のもので、その先端側が前記カバー7の開口部7cから外側に突出させられたものであり、前述したようにこの突出した部分に、扉等の開閉部材を制動するためのギアーやカムなどが取り付けられるようになっている。また、ギアーやカムなどを介することなく、直接扉等の開閉部材が設けられるようにもなっている。すなわち、この軸体3は、図3(a)〜(c)に示すように先端部形状がIカット形状(Dカット形状でも可)になっており、これによってギアーやカムなどを取り付けた場合にも、また、開閉部材を直接取り付けた場合にも、空回りすることなく力が伝達されるようになっている。なお、軸体3に貫通孔を設け、ピン等の部材をこの貫通孔に挿し込むことにより、ギアーやカム、開閉部材などの回り止めをなすように構成してもよい。
前記係合凸部4aは、軸体3と同じ中心軸を有する円柱状のもので、軸受け部6cに回動可能に係合することにより、軸部材4の回動を安定化させるものである。
このような構成の回転ダンパー1を作製するには、まず、ハウジング本体6の底板6aの内面に、リング部材8のフランジ部8c側を当接させるとともに、底板6aの突部6eにリング部材8の開口部8b側を嵌め込んで係合させる。すなわち、リング部材8の内部孔8dを軸受け部6cに係合させ、かつ、フランジ部8cを底板6aや軸受け部6c、係合筒部6bにそれぞれ当接させる。そして、その状態で押圧部材9a、9bをそれぞれ所定の位置に係合させ、かつ底板6a側に押し込むことにより、リング部材8を底板6a側に押圧し密着させ、リング部5を形成する。
このとき、組立時の環境としては一般の大気雰囲気とすればよく、これにより、リング部材8の空洞部8aには、リング部材8と突部6eとの間に形成される空間に、自然に空気が封入されることになる。ただし、封入される空気中の水分を少なくする目的で、環境中の水分(湿度)を低く調整しておいてもよい。また、封入後の空気(気体)による内圧を大きくする目的で、突部6e上に発泡剤を設けておき、リング部材8を底板6aに密着させた後、例えば最終工程で加熱等により発泡剤を発泡させ、内圧を高めるようにしてもよい。なお、必要に応じて接着剤を用い、フランジ部8cを底板6aに接着するようにしてもよい。
次いで、軸受け部6cに軸部材4の係合凸部4aを嵌め込んで係合させるとともに、リング部材8の上に軸部材4の摺動部10を載せ、その摺動面10aをリング部材8に当接させる。その際、これら摺動面10aとリング部材8との間に、必要に応じてうすくグリースを塗布し、その摺動を滑らかにしてもよい。そして、その状態でカバー7を被せ、その開口部7に軸体3の先端側を通す。その際にも、摺動部10の膨出部10bとカバー7の内面との間に、必要に応じてうすくグリースを塗布し、その摺動を滑らかにしてもよい。
さらに、カバー7をハウジング本体6側に押圧し、その円筒部7aを前記係合筒部6bの係合溝6fに係合させる。そして、ハウジング本体6とカバー7とを溶着や接着等によって気密に固定する。
このようにして、ハウジング本体6とカバー7とからなるハウジング2内に、リング部材8と押圧部材9a、9bと軸部材4とを収容すると、リング部材8は軸部材4の摺動部10を介してカバー7に押圧され、弾性変形することによってその内圧を高め、相対的に摺動部10を押圧するようになる。
また、膨出部10bとカバー7の内面とが気密に当接するようになる。これにより、ハウジング2内における、前記膨出部10bとカバー7の内面との当接箇所の外側の空間、すなわちリング部5を形成した側の収納空間が、摺動部10とハウジング2とによって気密な閉空間に形成される。
次に、このような構成の回転ダンパー1の作用について説明する。
この回転ダンパー1を使用するには、まず、ハウジング本体6の取付部6d、6dを利用してこれを例えば開閉装置(開閉機構)の本体側(固定部側)に取り付ける。そして、ハウジング2から突出した軸体3にギアーやカムを取り付け、さらにこれらギアーやカムを扉等の開閉部材に設けられたギアー等に歯合させる。
このようにしてセットしたら、扉等の開閉部材を開閉動作させる。すると、この開閉動作に伴い、回転ダンパー1は、その軸体3が正方向あるいは逆方向に回動する。すなわち、軸体3は、ハウジング2に対して正方向あるいは逆方向に回動する。
そして、このようにして軸体3を回動させると、その摺動部10がリング部5の当接部、すなわちリング部材8の上面部に対して摺動することで摩擦を生じ、これによって軸体3にトルクを発生し、前記の開閉部材に対してダンパー機能を発揮する。その際、リング部5はその空洞部8aに空気が封入されていることから、リング部材8の弾性変形に伴う弾性復帰力と、内部の気体により生じる一定な内圧とからなる反発力が、前記当接部に対して一定に付与されることにより、前記摺動部10とリング部材8との間の摺動による摩擦力がリング部5の全周に亘って一定となる。
したがって、この回転ダンパー1にあっては、一定のダンパー機能を発揮することができるため、開閉部材等を比較的一定の力、すなわち一定のダンパー機能で制動したい場合に、好適なものとなる。
また、リング部5内には空気(気体)を封入しているので、たとえこれが漏れても他の部材を汚すなどといった不都合がなく、したがってシール部材が不要となり、さらにはオイル等の粘性流体の注入工程も不要となる。したがって、従来に比べ生産性を大幅に向上することができる。
また、特に空洞部8aの開口部8b側に突部6eが係合し、さらにその状態が押圧部材9a、9bによって保持固定されているので、ハウジング2に対する軸部材4(軸体3)の相対的な回転(回動)速度が高くなっても、リング部材8が摺動部10の回動(摺動)に連れ回りしてその周方向に回動(回転)してしまうことが抑えられる。したがって、回転速度が速くなるにつれて軸体3に発生するトルクも大きくなり、トルクの回転速度依存性が比較的高くなることから、このように比較的高い回転速度依存性が要求される用途にも、好適に用いられるものとなる。
また、例えば使用環境が40℃以上の高温になり、空洞部8aの空気が体積膨張しても、前記したように空気が空洞部8aの外側に洩れる度合いが低く抑えられているので、空洞部8aの空気の体積膨張によってリング部5の内圧が高くなることにより、結果的に軸体3に発生するトルクがほとんど変化しなくなる。すなわち、このように40℃以上の高温になると、エラストマー又は軟質ゴムからなるリング部材8はその硬度がわずかながら軟化し、したがって前記摺動部10との間の摩擦力が小さくなる。ところが、前記したように空洞部8aの空気の体積膨張によってリング部5の内圧が高くなるので、軸体3に発生するトルクは、リング部材8の軟化による摩擦力の低下と、リング部5の内圧の上昇とで互いに相殺されるからである。よって、この回転ダンパー1は、40℃以上の高温でも温度依存性が比較的小さいものとなるため、このように高温において比較的小さい温度依存性が要求される用途にも、好適に用いられるものとなる。
また、リング部材8の内側と外側との両方に押圧部材9a、9bを設けられているので、リング部材8が摺動部10の回動(摺動)に連れ回りして回動(回転)してしまうのをより良好に抑えることができ、また、空洞部8aの空気が体積膨張した際に空洞部8aの外側に空気が洩れる度合いもより低く抑えることができる。ただし、例えば50℃を越えるような高温になった際には、リング部5の内圧が極端に上昇して、前記のリング部材8の軟化による摩擦力の低下とのバランスが崩れるおそれがある。その場合には、リング部材8の内側と外側との両方に押圧部材9a、9bを設けるのでなく、いずれか一方のみに押圧部材9a(9b)を設け、リング部5の内圧が極端に上昇した際には空洞部8aの空気が僅かに洩れるように、構成してもよい。
また、膨出部10bとカバー7の内面とを気密に当接させていることにより、ハウジング2内における、前記膨出部10bとカバー7の内面との当接箇所の外側の空間を、摺動部10とハウジング2とによって気密に構成しているので、前記リング部5の内部に封入した空気の、リング部5の外側への洩れを良好に抑制し、これによりリング部5による摩擦力を長期に亘って安定して生じさせることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、前記実施形態では、軸体3の一部をハウジング2より突出させて構成したが、軸体3をハウジング2より突出させることなく、その中心軸方向に沿って凹部または貫通孔からなる係合部を形成するようにしてもよい。このように構成しても、凹部または貫通孔からなる係合部に軸部材等を介してギアーやカム、あるいは扉等の開閉部材を連結することができる。また、回動軸を有する開閉部材等であれば直接連結することもできる。
また、摺動部10についても、前記実施形態では円盤状に形成したが、リング部5に対してその円周方向に沿って摺動可能に当接すれば、円盤状、さらには円環状でなく、例えば扇状の羽を複数備えたプロペラ状のものであってもよい。
さらに、このような摺動部と軸体とを別体とし、これらを組み立てることで軸部材を形成するようにしてもよい。
また、カバー7の円筒部7aを、ハウジング本体6の係合筒部6bに溶着あるいは接着することで固定したが、例えばこれら円筒部7a、係合筒部6bにそれぞれ螺子部を形成しておき、これら螺子部の螺合により、ハウジング本体6にカバー7を固定してもよい。また、このような螺合と前記の溶着あるいは接着とを共に行うことで、ハウジング本体6とカバー7との間をより強固に固定してもよい。
(実験例1)
本発明の回転ダンパー(以下、本発明品と記す)と、特許文献2(特開2007−154990号公報)に示した従来の回転ダンパー(以下、従来品と記す)、すなわち、前記実施形態の回転ダンパー1から基本的に押圧部材9a、9bと突部6eとを無くした構成のものと、粘性流体としてシリコーンオイルを用いた従来のダンパー(以下、オイルダンパーと記す)とについて、それぞれ温度特性(温度依存性)を調べた。得られた結果を図4に示す。ここで、本発明品としては、二つの押圧部材9a、9bのうち、内側の押圧部材9aのみを設け、外側の押圧部材9bは設けないものを用いた。
なお、図4において横軸は環境温度であり、縦軸は0℃でのトルク値を1としたときの、相対的なトルク値をトルク変化率として示している。また、図4中実線で示すAは本発明品の温度特性を示し、破線で示すBは従来品の温度特性を示し、二点鎖線で示すCはオイルダンパーの温度特性を示している。
図4に示したように、オイルダンパーCは、通常の使用環境温度である常温(25℃程度)から40℃程度までは比較的一定のトルク変化率を有しているものの、40℃以上になると急激にトルク変化率が低下する。これは、使用環境温度の上昇によってシリコーンオイルの粘性が急激に低下することによるものと考えられる。
一方、従来品Bでも、常温(25℃程度)から40℃程度までは比較的一定のトルク変化率を有しているものの、やはり40℃以上になるとトルク変化率が低下する。これは、特にリング部材の硬度が軟化し、摺動部との間の摩擦力が小さくなることと、リング部の内圧が空気洩れによって高くならないことにより、結果的に発生するトルクが低くなるためと考えられる。
これに対して本発明品Aでは、常温(25℃程度)から40℃程度までは比較的一定のトルク変化率を有しており、さらに40℃以上になってもトルク変化率がほぼ一定になっている。これは、前述したように突部6eと押圧部材9aとを設けて空洞部8aからの空気洩れを抑え、リング部5の内圧を高めたことによる効果と考えられる。
(実験例2)
次に、実験例1で用いたものと同じ本発明の回転ダンパー(本発明品)と、実験例1で用いたものと同じ従来の回転ダンパー(従来品)とについて、それぞれ速度特性(回転速度依存性)を調べた。得られた結果を図5に示す。
なお、図5において横軸は回転速度であり、縦軸はトルク値を示している。また、図5中実線で示すAは本発明品の速度特性を示し、破線で示すBは従来品の速度特性を示している。
図5に示したように、従来品Bは、通常の使用回転速度である10rpmから30rpmの範囲において、特に20rpm以上になるとトルク値の上昇の度合いが低下する。これは、回動速度が高くなると、リング部材が摺動部の回動(摺動)に連れ回りして回動(回転)してしまうためであると考えられる。
これに対して本発明品Aでは、全体的に回転速度依存性が高く、20rpm以上になってもトルク値の上昇の度合いが比較的高く維持される。これは、前述したように突部6eと押圧部材9aとを設けてリング部材8の連れ回りを抑えたことによる効果と考えられる。
本発明の回転ダンパーの一実施形態の概略構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図1に示した回転ダンパーの側断面図である。 軸部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 温度特性(温度依存性)を示すグラフである。 速度特性(回転速度依存性)をを示すグラフである。
符号の説明
1…回転ダンパー、2…ハウジング、3…軸体、4…軸部材、5…リング部、6…ハウジング本体、6e…突部、7…カバー、8…リング部材(当接部)、8a…空洞部、8b…開口部、9a、9b…押圧部材、10…摺動部、10a、摺動面、10b…膨出部

Claims (5)

  1. ハウジングと、前記ハウジング内に設けられた円環状のリング部と、前記ハウジング内に回動可能に収容された軸体と、前記軸体に設けられ、かつ前記ハウジング内にて前記リング部に対しその円周方向に沿って摺動可能に当接する摺動部と、を備え、
    前記リング部は、円環状でエラストマー又は軟質ゴムからなり、前記摺動部に当接する当接部を有するとともに、内部に空洞部を有し、かつ該空洞部が前記当接部と反対の側に開口部を有してなるリング部材が、前記空洞部に気体を封入した状態で、前記開口部が前記ハウジングの内面に気密に密着していることで構成されてなり、
    前記ハウジングの内面には、前記空洞部の前記開口部側に係合する突部が設けられ、
    前記リング部材には、その内側及び/又は外側に、該リング部材を前記ハウジングの内面側に押圧する押圧部材が設けられていることを特徴とする回転ダンパー。
  2. 前記押圧部材は、前記リング部材の内側と外側との両方に設けられていることを特徴とする請求項1記載の回転ダンパー。
  3. 前記軸体は、前記ハウジングから一部が突出してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転ダンパー。
  4. 前記摺動部は、前記リング部の当接部の全周に当接するよう、円環状又は円盤状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転ダンパー。
  5. 前記摺動部は、前記リング部の当接部の全周に当接するように円盤状に形成され、かつ前記軸体と一体に形成されてなるとともに、前記リング部の当接部に当接する側と反対の側が、前記ハウジングの内面に摺動可能で、かつ気密に当接し、これによって前記ハウジング内における、前記摺動部とハウジングの内面との当接箇所の外側が、該摺動部とハウジングとによって気密に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転ダンパー。
JP2007308822A 2007-11-29 2007-11-29 回転ダンパー Expired - Fee Related JP4848350B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007308822A JP4848350B2 (ja) 2007-11-29 2007-11-29 回転ダンパー
US12/323,160 US8136645B2 (en) 2007-11-29 2008-11-25 Rotary damper

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007308822A JP4848350B2 (ja) 2007-11-29 2007-11-29 回転ダンパー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009133372A JP2009133372A (ja) 2009-06-18
JP4848350B2 true JP4848350B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=40674607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007308822A Expired - Fee Related JP4848350B2 (ja) 2007-11-29 2007-11-29 回転ダンパー

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8136645B2 (ja)
JP (1) JP4848350B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8540062B2 (en) * 2011-05-20 2013-09-24 Research In Motion Limited Low profile rotary damper
CN202419056U (zh) * 2011-12-02 2012-09-05 深圳市新国都技术股份有限公司 旋转阻尼装置
US9362812B2 (en) 2012-09-18 2016-06-07 Honeywell International Inc. Shaft coupling apparatus, rotary fluid damper, and deployable device with magnetic coupling mechanism
TWM451065U (zh) * 2012-11-30 2013-04-21 Accval Inc 沖泡裝置及具有沖泡裝置的沖泡器
JP2017110784A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 Ntn株式会社 深溝玉軸受

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0419927A (ja) * 1990-05-11 1992-01-23 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk リベット型接点頭部のかしめ受け金型
DE19611725C1 (de) * 1996-03-25 1997-11-13 United Carr Gmbh Trw Rotationsdämpfer
GB2316994B (en) * 1996-09-04 2000-08-30 Kinetrol Ltd Rotary dampers
JP2002266921A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Seiko Epson Corp ダンパ機構及びこれを備えた駆動装置
WO2002036983A1 (fr) * 2000-10-26 2002-05-10 Piolax, Inc. Amortisseur de vibrations rotatif
JP4434755B2 (ja) 2003-09-17 2010-03-17 株式会社ニフコ 回転ダンパー
JP5025947B2 (ja) * 2005-12-05 2012-09-12 株式会社アドバネクス 回転ダンパー
JP2007270900A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Advanex Inc 回転ダンパー
JP2007232126A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Advanex Inc 回転ダンパー
JP2007298089A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Advanex Inc 回転ダンパー
WO2007066527A1 (ja) * 2005-12-05 2007-06-14 Advanex Inc. 回転ダンパー
JP2008095948A (ja) 2006-09-13 2008-04-24 Advanex Inc 回転ダンパー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009133372A (ja) 2009-06-18
US8136645B2 (en) 2012-03-20
US20090139810A1 (en) 2009-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4848350B2 (ja) 回転ダンパー
US5605208A (en) Rotary damper
US4574423A (en) Rotary damper having a clutch spring and viscous fluid
JPS6243154Y2 (ja)
US20040045398A1 (en) Damper
JP2000329183A (ja) ヒンジダンパ
US4513473A (en) Sealed rotary motion damper
JP2016216973A (ja) 抵抗発生装置
US20090032675A1 (en) Viscous fluid-sealed damper
JP5025947B2 (ja) 回転ダンパー
EP1900964B1 (en) Viscous fluid-sealed damper
WO2019039370A1 (ja) エアダンパー
JP2007298089A (ja) 回転ダンパー
JP2007232126A (ja) 回転ダンパー
JP2007270900A (ja) 回転ダンパー
WO2017217432A1 (ja) ダンパ
JP2000161505A (ja) 偏芯回転弁
JP2008095948A (ja) 回転ダンパー
JP6389046B2 (ja) 防振装置
JP3128787U (ja) 開閉ユニット
JPWO2018174024A1 (ja) エアダンパー
JPS63167136A (ja) ロ−タリ−ダンパ
JP2007085469A (ja) ヒンジ機構
JP3810919B2 (ja) 等速自在継手用ダストシール
JPH044365A (ja) メカニカルシール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100809

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111017

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4848350

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees