JP4846925B2 - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、記憶媒体、及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、X線等の放射線撮影により得られた画像に対して、鮮鋭化処理等の画像処理を施す装置或いはシステムに用いられる、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、それを実施するためのプログラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年では、ディジタル技術の進歩により、例えば、X線等に代表される放射線撮影により得られた画像(放射線画像)をディジタル化することで、当該放射線画像のディジタル画像データを取得し、当該ディジタル画像データに画像処理を施し、当該画像処理後のディジタル画像データを、CRT等の表示部或いはフィルムへ出力することが行われている。
【0003】
上記の画像処理としては、処理対象の放射線画像(原画像)に対して、原画像の平滑化画像と原画像の差分成分を原画像に足し込むことで、原画像上の目的とする対象物を強調する、所謂鮮鋭化処理が挙げられる。
【0004】
また、多重周波数処理による鮮鋭化処理が用いられ初めている。
多重周波数処理とは、原画像及びその平滑化画像から、複数の周波数帯の差分成分を取得し、これらの周波数帯毎の差分成分を増加又は減弱する処理である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の鮮鋭化処理、特に、多重周波数処理による鮮鋭化処理では、対象画像に対して一律に処理を施すように構成されていた。このため、対象画像において、例えば、ノイズが多く存在する領域(目的としない領域)に対しても処理が施されてしまい、当該領域が不必要に強調されてしまう場合があった。また、これとは逆に、目的とする領域が強調されずに弱くなってしまう場合もあった。
したがって、従来では、良好な鮮鋭化処理後画像を取得することができなかった。
【0006】
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、ユーザが所望する鮮鋭化処理後画像を効率的に提供できる、画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、それを実施するためのプログラムを記憶したコンピュータ読出可能な記憶媒体、及び当該プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的下において、本発明は、対象画像に対して周波数処理を施す画像処理装置であって、前記対象画像から複数の周波数帯域の高周波係数を取得する高周波係数取得手段と、選択された係数パターンの形状を維持して、前記対象画像の被写体領域を代表する画素値に基づいて前記高周波係数を変換する画素値範囲を変更する解析手段と、前記高周波係数取得手段で得られた高周波係数を前記係数パターンに基づいて変換する高周波係数変換手段と、前記高周波係数変換手段による変換後の高周波係数に基づいて、対象画像の処理後画像を取得する処理画像取得手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、対象画像に対して周波数処理を施すための画像処理方法であって、前記対象画像から複数の周波数帯域の高周波係数を取得する高周波係数取得ステップと、選択された係数パターンの形状を維持して、前記対象画像の被写体領域を代表する画素値に基づいて前記高周波係数を変換する画素値範囲を変更する解析ステップと、前記高周波係数取得ステップにより得られた高周波係数を前記係数パターンに基づいて変換する高周波係数変換ステップと、前記高周波係数変換ステップにより変換された高周波係数に基づいて、対象画像の処理画像を取得する処理画像取得ステップと、を含むことを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、対象画像に対して周波数処理を施すためのプログラムであって、前記対象画像から複数の周波数帯域の高周波係数を取得する高周波係数取得ステップと、選択された係数パターンの形状を維持して、前記対象画像の被写体領域を代表する画素値に基づいて前記高周波係数を変換する画素値範囲を変更する解析ステップと、前記高周波係数取得ステップにより得られた高周波係数を前記係数パターンに基づいて変換する高周波係数変換ステップと、前記高周波係数変換ステップにより変換された高周波係数に基づいて、対象画像の処理画像を取得する処理画像取得ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、本発明は、上述したプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0030】
[第1の実施の形態]
本発明は、例えば、図1に示すようなX線撮影装置100に適用される。
本実施の形態のX線撮影装置100は、高周波係数を変更することで鮮鋭化処理の機能を有し、特に、鮮鋭度の強弱をユーザの目的に応じて自在に変更できる構成としている。
【0031】
<X線撮影装置100の構成>
X線撮影装置100は、上記図1に示すように、X線を発生するX線発生回路101と、被写体103を透過したX線光が結像される2次元X線センサ104と、2次元X線センサ104から出力される撮像画像(X線画像)を収集するデータ収集回路105と、データ収集回路105にて収集されたX線画像に対して前処理を施す前処理回路106と、前処理回路106での処理後画像(原画像)等の各種情報や各種処理実行のための処理プログラムを記憶するメインメモリ109と、X線撮影実行等の指示や各種設定を本装置100に対して行うための操作パネル110と、前処理回路106での処理後画像(原画像)に対して画像処理を施す画像処理回路112と、画像処理回路112での処理後画像等を表示する表示器111と、本装置100全体の動作制御を司るCPU108とを備えており、データ収集回路105、前処理回路106、表示器111、画像処理回路112、CPU108、メインメモリ109、及び操作パネル110はそれぞれ、CPUバス107を介して互いにデータ授受できるように構成されている。
【0032】
画像処理回路112は、選択回路114、高周波成分作成回路115、高周波成分変換回路116、及び処理画像作成回路117を備えている。
【0033】
選択回路114は、原画像の高周波成分(係数)を原画像の画素値に応じて変更するためのパターン(以下、「係数パターン」とも言う)を表示器111に表示すると共に、当該表示パターンの中から、操作パネル110或いは図示しないキーボードやマウス等のユーザからの操作に基づいたパターンを選択する。
高周波成分作成回路115は、原画像を多重周波数の高周波係数に分解する。
高周波成分変換回路116は、選択回路114により選択された係数パターンに基づいて、高周波成分作成回路115により得られた高周波係数を変更する。
処理画像作成回路117は、高周波成分変換回路116により変更された高周波係数に基づいて、処理後画像を作成する。
【0034】
尚、上記図1において、点線で示す「解析回路113」については、第2の実施の形態での構成要素であるため、これに関しては後述する。
【0035】
<X線撮影装置100の動作>
図2は、上記図1のX線撮影装置100の動作をフローチャートにより示したものである。
例えば、メインメモリ109は、CPU108での各種処理実行に必要なデータや処理プログラム等を予め記憶する。また、メインメモリ109は、CPU108の作業用メモリ(ワークメモリ)としても使用される。ここでは、メインメモリ109に記憶される処理プログラム、特に、画像処理プログラムとして、上記図2のフローチャートに従った処理プログラムを用いる。
したがって、CPU108は、メインメモリ109から、上記図2のフローチャートに従った処理プログラムを読み出して実行する。これにより、X線撮影装置100は、次のように動作する。
【0036】
ステップS200:
先ず、X線発生回路101は、被写体(被検査体)103に対してX線ビーム102を放射する。
X線発生回路101から放射されたX線ビーム102は、被検査体103を減衰しながら透過して、2次元X線センサ104に到達し、2次元X線センサ104からX線画像として出力される。
ここでは、2次元X線センサ104から出力されるX線画像を、例えば、人体部等の画像とする。
【0037】
次に、データ収集回路105は、2次元X線センサ104から出力されたX線画像を電気信号に変換し、これを前処理回路106に供給する。
前処理回路106は、データ収集回路105からの信号(X線画像信号)に対して、オフセット補正処理やゲイン補正処理等の前処理を施す。
前処理回路106での処理後画像信号は入力画像(原画像)の情報として、CPU108の制御によりCPUバス107を介して、メインメモリ109及び画像処理回路112にそれぞれ転送される。
【0038】
ステップS201:
選択回路114は、表示器111に対して、画像の高周波成分(係数)を変更するための係数パターンを表示する。
図3は、表示器111での表示画面の一例を示したものである。この図3では、3つの係数パターン301〜303が表示されている。
【0039】
ステップS202:
ユーザは、表示器111での表示画面を参照し、所望する係数パターンを、操作パネル110或いは図示しないキーボードやマウス等により選択する。
選択回路114は、上記のユーザ操作により選択された係数パターンを認識する。
【0040】
ステップS203:
高周波成分作成回路115は、例えば、図4に示すような構成により、原画像を多重周波数の高周波係数に分解する。
【0041】
具体的には、上記図4の構成は、遅延素子(delay)及びダウンサンプラを組み合わせた構成であり、原画像の信号を偶数アドレス及び奇数アドレスの信号に分離し、これらの分離信号に対して、2つのフィルタp及びuによるフィルタ処理を施すようになされている。
【0042】
上記図4の構成で得られる信号、すなわち上記図4に示す“s”及び“d”の各信号はそれぞれ、1次元の画像信号に対して1レベルの分解を行った際のローパス係数及びハイパス係数(画像信号に対する1次元の離散ウェーブレット変換処理の結果である係数)を表しており、
【0043】
【数1】
Figure 0004846925
【0044】
なる式(1)及び式(2)により表される。
上記式(1)及び式(2)において、“x(n)”は、処理対象となる画像信号である。
【0045】
高周波成分作成回路115は、上述のような、画像信号に対する1次元の離散ウェーブレット変換処理を、原画像の水平及び垂直の2次元方向に対して順次実行することで、原画像を多重周波数の高周波係数に分解する。
【0046】
図5は、高周波成分作成回路115で得られる、2レベルの変換係数群の構成の一例を示したものである。上記図5に示すように、原画像は、異なる周波数帯域の係数HH1,HL1,LH1,…,LLに分解(多重周波数分解)されることになる。
【0047】
ステップS204:
高周波成分変換回路116は、選択回路114により選択された係数パターンに基づいて、高周波成分作成回路115で得られた高周波数帯域の係数HH1,HL1,LH1,…を変換する。
【0048】
具体的には、高周波成分変換回路116は、多重周波数分解された高周波係数HH1,HL1,LH1,…はそれぞれ原画像のどの座標に対応しているか認識できることにより、その対応している原画像の座標の画素、及び選択回路114により選択された係数パターン(上記図3参照)に基づいて、高周波係数HH1,HL1,LH1,…を変換する。
【0049】
上記図3に示した係数パターンの一例において、係数パターン301は、高画素値領域に対応する高周波係数を増幅させるパターンである。係数パターン301を選択することで、高画素値領域の鮮鋭度を増加させることができる。
係数パターン302は、低画素値領域に対応する高周波係数を増幅させるパターンである。係数パターン302を選択することで、低画素値領域の鮮鋭度を増加させることができる。
係数パターン303は、原画像全体に高周波係数を減縮させるパターンである。係数パターン303を選択することで、鮮鋭度をなくすことができる。
【0050】
ここで、選択回路114では、上記図3に示した係数パターン301〜303の中から所望する係数パターンを選択できるだけでなく、当該選択係数パターンを調整できるようにも構成されている。
【0051】
例えば、選択回路114により表示器111に表示される画面(係数パターンの表示画面)上には、図6に示すような調整ボタン401及び402が表示される。
調整ボタン401は、これを上下させることで、係数パターンの振幅を増減することができるように構成されている。すなわち、調整ボタン401により、高周波成分の全体の強弱を変更することができるように構成されている。
調整ボタン402は、これを左右に移動させることで、係数パターンを水平にシフトすることが可能なように構成されている。すなわち、調整ボタン402により、鮮鋭度を変更する領域を変更することができるように構成されている。
【0052】
ステップS205:
処理画像作成回路117は、例えば、図7に示すような構成により、高周波成分変換回路116による変換後の高周波係数に基づいて、処理後画像を作成する。
【0053】
具体的には、上記図7の構成は、上記図4に示した構成により実施される離散ウェーブレット変換処理(画像信号に対する1次元の離散ウェーブレット変換処理)に対応した逆離散ウェーブレット変換処理を実施するための構成である。
【0054】
上記図7の構成では、入力信号(ここでは、高周波成分変換回路116による変換後の高周波係数)s´及びd´に対して、2つのフィルタp及びuによるフィルタ処理、及びアップサンプリング処理を施し、これらの処理後の信号を重ね合わせた画像信号x´を出力するようになされている。
このような処理は、
【0055】
【数2】
Figure 0004846925
【0056】
なる式(3)及び式(4)により表される。
【0057】
処理画像作成回路117は、上述のような、画像信号に対する1次元の逆離散ウェーブレット変換処理を、水平及び垂直の2次元方向の係数に対して順次実行することで、処理画像を作成する。
【0058】
処理画像作成回路117で得られた処理画像は、例えば、CPU108の制御により、表示器111で表示される。或いは、フィルム上へプリントアウトされる。
【0059】
上述のように、本実施の形態では、原画像から得られた高周波成分を原画像の画素値に基づいて変換し、その変換後の高周波成分から処理画像を生成するように構成したので、原画像の画素値に応じて高周波成分の増減を調整できる。これにより、高画素値領域の高周波成分を選択的に増加することで、当該領域における鮮鋭度を上げることが可能であり、これとは逆に、低画素値領域の高周波成分を選択的に減少することで、ノイズ領域等については鮮鋭度を下げることが可能となる。したがって、良好な処理後画像を提供することができる。
【0060】
また、高周波係数を変更するための係数パターンを、ユーザの好みに応じて選択可能なように構成したので、ユーザの好みに対して、きめ細かくマッチした鮮鋭化処理が可能となる。
【0061】
また、係数パターンの調整として、係数パターンの振幅を変更できるので、高周波成分全体の強弱を変更することができる。これにより、鮮鋭化処理の効果を。きめ細かく調整できる。また、係数パターンをシフトすることも可能であるため、鮮鋭度を上げたい領域を細かく指定することができる。したがって、さらにきめ細かく鮮鋭化処理の効果を調整できる。
【0062】
尚、本実施の形態では、高周波係数を、同一の係数パターンで変換するように構成したが、例えば、周波数帯域毎に異なる係数パターンを用意しておくことで、高周波成分の周波数帯域毎に、それぞれ対応して選択された係数パターンで変換処理を行うように構成してもよい。この場合、周波数帯毎に、きめ細かい鮮鋭化処理を行うことが可能となる。
【0063】
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、上記図1のX線撮影装置100の動作を、例えば、図8のフローチャートに従った動作とする。
このため、本実施の形態でのX線撮影装置100は、上記図1の点線で示す解析回路113を備える構成としている。解析回路113は、原画像を解析して、選択回路114で選択された係数パターンを自動的に変更する量を決定する特徴量を取得するようになされている。
【0064】
尚、上記図8のフローチャートにおいて、上記図2のフローチャートと同様に処理実行するステップには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0065】
ステップS200:
X線撮影装置100において、被写体103の撮影が行なわれると、被写体103のX線画像は原画像として、画像処理回路112に転送される。
【0066】
ステップS501:
解析回路113は、原画像における被写体103の注目領域から特徴量を抽出する。ここでの特徴量抽出方法としては、例えば、特開2000−163562号等に記載された方法が適用可能である。
【0067】
ステップS502:
解析回路113は、ステップS501で取得した特徴量の値に基づいて、高周波成分変換115で用いる係数パターン(選択回路114で選択された係数パターン)をシフトする。
図9は、解析回路113における係数パターンをシフトの様子を示したものである。上記図9において、矢印“601”及び“602”は、ステップS501で得られた特徴量である。
【0068】
ステップS203〜ステップS205:
高周波成分作成回路115は、原画像を多重周波数の高周波係数に分解する(ステップS203)。
高周波成分変換回路116は、解析回路113により得られた係数パターンに基づいて、高周波成分作成回路115で得られた高周波数帯域の係数HH1,HL1,LH1,…を変換する(ステップS204)。
処理画像作成回路117は、高周波成分変換回路116による変換後の高周波係数に基づいて、処理後画像を作成する(ステップS205)。
【0069】
上述のように、本実施の形態では、原画像における注目領域の特徴量に基づいて係数パターンを変更するように構成したので、特に、注目領域について、目的とする鮮鋭度を得ることができる。これは、画像診断等に有効である。
【0070】
尚、本発明の目的は、第1及び第2の実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が第1及び第2の実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体及び当該プログラムコードは本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、第1及び第2の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1及び第2の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1及び第2の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0071】
図10は、上記コンピュータの機能700を示したものである。
コンピュータ機能700は、上記図10に示すように、CPU701と、ROM702と、RAM703と、キーボード(KB)709のキーボードコントローラ(KBC)705と、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)710のCRTコントローラ(CRTC)706と、ハードディスク(HD)711及びフレキシブルディスク(FD)712のディスクコントローラ(DKC)707と、ネットワーク720との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)708とが、システムバス704を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
【0072】
CPU701は、ROM702或いはHD711に記憶されたソフトウェア、或いはFD712より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス704に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU701は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM702、或いはHD711、或いはFD712から読み出して実行することで、第1及び第2の実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【0073】
RAM703は、CPU701の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。
KBC705は、KB709や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。
CRTC706は、CRT710の表示を制御する。
DKC707は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び第1及び第2の実施の形態における所定の処理プログラム等を記憶するHD711及びFD712とのアクセスを制御する。
NIC708は、ネットワーク720上の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、対象画像(放射線画像等)に対して周波数処理を施す際に、対象画像から高周波係数を取得し、当該高周波係数を対象画像の画素値に基づき変換し、当該変換後の高周波係数に基づき処理後画像を取得するように構成した。
このような構成により、対象画像の画素値に応じて高周波成分の増減を調整できる。これにより、例えば、高画素値領域の高周波成分を選択的に増加することで、当該領域における鮮鋭度を上げることが可能であり、これとは逆に、低画素値領域の高周波成分を選択的に減少することで、ノイズ領域等については鮮鋭度を下げることが可能となる。したがって、良好な処理後画像を提供することができる。
【0075】
また、高周波係数を変更するための係数パターンを任意に選択可能なように構成した場合、ユーザが所望する状態の処理後画像を確実に提供することができる。
【0076】
また、係数パターンを調整可能なように構成した場合、例えば、周波数処理の効果(高周波成分全体の強弱等)をきめ細かく調整することができ、鮮鋭度を上げたい領域の範囲等をも細かく調整することができる。
【0077】
また、対象画像の解析結果(対象画像の特定領域から抽出した特徴量等)に基づいて、係数パターンを変更するように構成した場合、特定領域について、特に鮮鋭度を上げること等が可能となる。
【0078】
また、周波数帯毎の係数パターンを用いるように構成した場合、周波数帯毎に、さらにきめ細かい処理を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用したX線撮影装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記X線撮影装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】上記X線撮影装置の選択回路により選択可能な、高周波係数を変更するための係数パターンの一例を示した図である。
【図4】上記X線撮影装置の高周波成分作成回路の構成を示すブロック図である。
【図5】上記高周波成分作成回路で得られる高周波成分を説明するための図である。
【図6】上記係数パターンを変更するための構成を説明するための図である。
【図7】上記X線撮影装置の処理画像作成回路の構成を示すブロック図である。
【図8】第2の実施の形態における、上記X線撮影装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態における、上記X線撮影装置の解析回路の処理を説明するための図である。
【図10】上記X線撮影装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムをコンピュータ読出可能な記憶媒体から読み出して実行する当該コンピュータの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 X線撮影装置
101 X線発生回路
102 X線ビーム
103 被写体
104 2次元X線センサ
105 データ収集回路
106 前処理回路
107 CPUバス
108 CPU
109 メインメモリ
110 操作パネル
111 表示器
112 画像処理回路
113 解析回路
114 選択回路
115 高周波成分作成回路
116 高周波成分変換回路
117 処理画像作成回路

Claims (8)

  1. 対象画像に対して周波数処理を施す画像処理装置であって、
    前記対象画像から複数の周波数帯域の高周波係数を取得する高周波係数取得手段と、
    選択された係数パターンの形状を維持して、前記対象画像の被写体領域を代表する画素値に基づいて前記高周波係数を変換する画素値範囲を変更する解析手段と、
    前記高周波係数取得手段で得られた高周波係数を前記係数パターンに基づいて変換する高周波係数変換手段と、
    前記高周波係数変換手段による変換後の高周波係数に基づいて、対象画像の処理後画像を取得する処理画像取得手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記複数の係数パターンを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記高周波係数変換手段で用いる係数パターンは、周波数帯毎の係数パターンを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記対象画像は、放射線撮影により得られた画像を含むことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 複数の機器が互いに通信可能に接続されてなる画像処理システムであって、
    前記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置の機能を有することを特徴とする画像処理システム。
  6. 対象画像に対して周波数処理を施すための画像処理方法であって、
    前記対象画像から複数の周波数帯域の高周波係数を取得する高周波係数取得ステップと、
    選択された係数パターンの形状を維持して、前記対象画像の被写体領域を代表する画素値に基づいて前記高周波係数を変換する画素値範囲を変更する解析ステップと、
    前記高周波係数取得ステップにより得られた高周波係数を前記係数パターンに基づいて変換する高周波係数変換ステップと、
    前記高周波係数変換ステップにより変換された高周波係数に基づいて、対象画像の処理画像を取得する処理画像取得ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. 対象画像に対して周波数処理を施すためのプログラムであって、
    前記対象画像から複数の周波数帯域の高周波係数を取得する高周波係数取得ステップと、
    選択された係数パターンの形状を維持して、前記対象画像の被写体領域を代表する画素値に基づいて前記高周波係数を変換する画素値範囲を変更する解析ステップと、
    前記高周波係数取得ステップにより得られた高周波係数を前記係数パターンに基づいて変換する高周波係数変換ステップと、
    前記高周波係数変換ステップにより変換された高周波係数に基づいて、対象画像の処理画像を取得する処理画像取得ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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