JP4844218B2 - 層厚規制部材、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

層厚規制部材、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP4844218B2
JP4844218B2 JP2006124062A JP2006124062A JP4844218B2 JP 4844218 B2 JP4844218 B2 JP 4844218B2 JP 2006124062 A JP2006124062 A JP 2006124062A JP 2006124062 A JP2006124062 A JP 2006124062A JP 4844218 B2 JP4844218 B2 JP 4844218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer thickness
contact surface
regulating member
thickness regulating
flash
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006124062A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007298556A (ja
Inventor
克巳 岡本
秀俊 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006124062A priority Critical patent/JP4844218B2/ja
Priority to CN2007100976413A priority patent/CN101063860B/zh
Priority to US11/741,636 priority patent/US7636538B2/en
Publication of JP2007298556A publication Critical patent/JP2007298556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4844218B2 publication Critical patent/JP4844218B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、層厚規制部材、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、潜像を担持する像担持体と、現像剤によって像担持体に担持された潜像を現像する現像装置と、を有している。そして、画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号等が送信されると、像担持体に担持された潜像を、現像装置内の現像剤で現像して現像剤像を形成し、当該現像剤像を媒体に転写して、最終的に媒体に画像を形成する。
上記の現像装置は、像担持体に担持された潜像を現像するという既述の機能等を実現するために、現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接面にて当接して該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、を有している。かかる現像装置は、現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を層厚規制部材により規制し、層厚が規制された現像剤で像担持体に担持された潜像を現像する。
特開2005−144840号公報
そして、層厚規制部材によって規制された現像剤の層厚は、均一になっていることが望ましい。なぜなら、現像剤の層厚が不均一である場合には、例えば現像剤担持体によって現像された現像剤像中にスジ等が発生し、現像剤像の品質が低下することがあるからである。
ところで、上記の層厚規制部材は成形品であるが、成形の際に層厚規制部材にばりが発生することがある。ここで、ばりとは、樹脂等を成形(加工)する際に、層厚規制部材の縁などにはみ出す余分な部分をいう。発生したばりについては、該ばりを除去することも考えられるが、層厚規制部材の製造工程を簡易化する観点から、該ばりを除去しない場合がある。しかし、ばりを除去しない場合に、該ばりが現像剤担持体の近くに位置すると、層厚規制部材が該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を不均一に規制してしまう恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を均一に規制できる層厚規制部材、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、現像剤担持体に当接面にて当接して、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材であって、該層厚規制部材のばりが、該層厚規制部材の短手方向の端面、かつ、該層厚規制部材の厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接面側に、位置しており、前記ばりの根元は、前記厚み方向において前記当接面と前記非当接面との間に位置し、前記非当接面は、前記層厚規制部材を支持するための支持部材を接着するための接着面であり、前記当接面を備え、前記厚み方向の一端側に位置する第一部分と、前記非当接面を備え、前記厚み方向の他端側に位置して該第一部分と繋がっている第二部分と、を有し、前記ばりの根元は、前記第一部分の、前記当接面とは反対側の面の縁、に位置し、前記第一部分の、該層厚規制部材の短手方向の長さは、前記第二部分の該短手方向の長さよりも大きいことを特徴とする層厚規制部材である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
現像剤担持体に当接面にて当接して、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材であって、該層厚規制部材のばりが、該層厚規制部材の厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接面側に、位置することを特徴とする層厚規制部材。
層厚規制部材のばりが、前記厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接部面側に位置する場合には、該ばりが現像剤の層厚に影響を及ぼし難いので、現像剤の層厚が均一に規制される。
また、かかる層厚規制部材であって、前記ばりの根元は、前記厚み方向において前記当接面と前記非当接面との間に位置し、前記ばりには、前記厚み方向において、その先端が前記根元から見て前記当接面側に位置するばりと、その先端が前記根元から見て前記非当接面側に位置するばりと、が含まれていることとしてもよい。
前記ばりに、前記厚み方向において、その先端が前記根元から見て前記当接面側に位置するばりと、その先端が前記根元から見て前記非当接面側に位置するばりと、が含まれている場合には、ばりが厚み方向において不均一に位置することとなり、現像剤の層厚が不均一になる可能性が高まる。このため、ばりを厚み方向に非当接面側に位置させることによる効果、すなわち、現像剤の層厚が均一に規制される効果が、より有効に奏される。
また、かかる層厚規制部材であって、前記当接面を備え、前記厚み方向の一端側に位置する第一部分と、前記非当接面を備え、前記厚み方向の他端側に位置して該第一部分と繋がっている第二部分と、を有し、前記第一部分の、該層厚規制部材の短手方向の長さは、前記第二部分の該短手方向の長さよりも大きいこととしてもよい。
また、かかる層厚規制部材であって、前記ばりの根元は、前記第一部分の、前記当接面とは反対側の面の縁、に位置し、前記第一部分の前記厚み方向の長さは、前記第二部分の前記厚み方向の長さよりも大きいこととしてもよい。
ばりの根元が、第一部分の、当接面とは反対側の面の縁、に位置する場合に、第一部分の厚み方向の長さが第二部分の厚み方向の長さよりも大きくさせると、簡易な構成にて、該ばりを非当接面側に位置させることができる。
また、かかる層厚規制部材であって、前記当接面の十点平均粗さは、前記非当接面の十点平均粗さよりも小さいこととしてもよい。
かかる場合には、当接面の凹凸が小さくなり、この結果、現像剤担持体に担持された現像剤の層厚が、より均一に規制される。
また、かかる層厚規制部材であって、前記当接面の縁に、第一丸みが形成され、前記非当接面の縁に、第二丸みが形成され、前記第一丸みの曲率半径は、前記第二丸みの曲率半径よりも小さいこととしてもよい。
第一丸みの曲率半径が第二丸みの曲率半径よりも小さい場合には、第一丸みが形成された当接面の縁を尖らせることができ、かかる際には、当接面と現像剤担持体の間への現像剤の取り込みが、有効に行われる。
また、かかる層厚規制部材であって、該層厚規制部材が熱可塑性エラストマーから成ることとしてもよい。
かかる場合には、その厚みの精度が良い層厚規制部材を成形しやすい。
また、(a)現像剤担持体に当接面にて当接して、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材であって、該層厚規制部材のばりが、該層厚規制部材の厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接面側に、位置し、(b)前記ばりの根元は、前記厚み方向において前記当接面と前記非当接面との間に位置し、前記ばりには、前記厚み方向において、その先端が前記根元から見て前記当接面側に位置するばりと、その先端が前記根元から見て前記非当接面側に位置するばりと、が含まれており、(c)前記当接面を備え、前記厚み方向の一端側に位置する第一部分と、前記非当接面を備え、前記厚み方向の他端側に位置して該第一部分と繋がっている第二部分と、を有し、前記第一部分の、該層厚規制部材の短手方向の長さは、前記第二部分の該短手方向の長さよりも大きく、(d)前記ばりの根元は、前記第一部分の、前記当接面とは反対側の面の縁、に位置し、前記第一部分の前記厚み方向の長さは、前記第二部分の前記厚み方向の長さよりも大きく、(e)前記当接面の十点平均粗さは、前記非当接面の十点平均粗さよりも小さく、(f)前記当接面の縁に、第一丸みが形成され、前記非当接面の縁に、第二丸みが形成され、前記第一丸みの曲率半径は、前記第二丸みの曲率半径よりも小さく、(g)熱可塑性エラストマーから成ることを特徴とする層厚規制部材。
このような層厚規制部材によれば、現像剤の層厚が均一に規制される効果が、最も有効に奏される。
また、現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接面にて当接して、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材であって、該層厚規制部材のばりが、該層厚規制部材の厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接面側に、位置する層厚規制部材と、を備えたことを特徴とする現像装置。
このような現像装置によれば、現像剤担持体に担持された現像剤の層厚が、層厚規制部材によって均一に規制される。
また、かかる現像装置であって、前記現像剤担持体は、中心軸を中心として回転可能な現像剤担持ローラであり、前記層厚規制部材の長手方向は、前記現像剤担持体の軸方向に沿っており、前記ばりの根元は、前記厚み方向において前記当接面と前記非当接面との間に位置し、前記ばりには、前記厚み方向において、その先端が前記根元から見て前記当接面側に位置するばりと、その先端が前記根元から見て前記非当接面側に位置するばりと、が含まれており、前記ばりが、前記層厚規制部材の長手方向一端から長手方向他端に亘って、位置することとしてもよい。
ばりが、長手方向一端から長手方向他端に亘って位置する場合には、ばりを厚み方向に非当接面側に位置させることによる効果、すなわち、現像剤の層厚が均一に規制される効果が、より有効に奏される。
また、かかる現像装置であって、該現像装置は、前記非当接面が接着され前記層厚規制部材を支持するための支持部材、を備え、前記ばりの全てが、前記支持部材と接触しないこととしてもよい。
ばりの全てが支持部材と接触しない場合には、層厚規制部材が支持部材に適切に支持されるから、層厚規制部材が現像剤担持体に適切に当接することができる。
また、かかる現像装置であって、前記現像剤担持体は、中心軸を中心として回転可能な現像剤担持ローラであり、前記層厚規制部材が前記現像剤担持体に当接する当接位置は、前記中心軸よりも下方であり、前記層厚規制部材は、その短手方向の一端が前記現像剤担持体の回転方向上流側を向くように、該現像剤担持体に当接し、前記当接位置は、前記短手方向にて前記一端から離れていることとしてもよい。
また、(a)現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接面にて当接して、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材であって、該層厚規制部材のばりが、該層厚規制部材の厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接面側に、位置する層厚規制部材と、を備え、(b)前記現像剤担持体は、中心軸を中心として回転可能な現像剤担持ローラであり、前記層厚規制部材の長手方向は、前記現像剤担持体の軸方向に沿っており、前記ばりの根元は、前記厚み方向において前記当接面と前記非当接面との間に位置し、前記ばりには、前記厚み方向において、その先端が前記根元から見て前記当接面側に位置するばりと、その先端が前記根元から見て前記非当接面側に位置するばりと、が含まれており、前記ばりが、前記層厚規制部材の長手方向一端から長手方向他端に亘って、位置し、(c)前記非当接面が接着され前記層厚規制部材を支持するための支持部材、を備え、前記ばりの全てが、前記支持部材と接触せず、(d)前記現像剤担持体は、中心軸を中心として回転可能な現像剤担持ローラであり、前記層厚規制部材が前記現像剤担持体に当接する当接位置は、前記中心軸よりも下方であり、前記層厚規制部材は、その短手方向の一端が前記現像剤担持体の回転方向上流側を向くように、該現像剤担持体に当接し、前記当接位置は、前記短手方向にて前記一端から離れていることを特徴とする現像装置。
このような現像装置によれば、現像剤担持体に担持された現像剤の層厚が、層厚規制部材によって均一に規制される効果が、最も有効に奏される。
また、(a)潜像を担持するための像担持体と、(b)現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接面にて当接して、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材であって、該層厚規制部材のばりが、該層厚規制部材の厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接面側に、位置する層厚規制部材と、を備え、前記像担持体に担持された潜像を現像剤にて現像するための現像装置と、(c)を有することを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、現像剤担持体に担持された現像剤の層厚が、層厚規制部材によって均一に規制される。
また、(A)コンピュータ、及び、(B)このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、(a)潜像を担持するための像担持体と、(b)現像剤を担持するための現像剤担持体と、該現像剤担持体に当接面にて当接して、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材であって、該層厚規制部材のばりが、該層厚規制部材の厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接面側に、位置する層厚規制部材と、を備え、前記像担持体に担持された潜像を現像するための現像装置と、(c)を有する画像形成装置、(C)を具備したことを特徴とする画像形成システム。
このような画像形成システムによれば、現像剤担持体に担持された現像剤の層厚が、層厚規制部材によって均一に規制される。
===層厚規制部材について===
前述したとおり、『層厚規制部材』は、『画像形成装置』に備えられた『現像装置』に設けられ、『現像剤担持体』の一例としての現像ローラに当接して当該現像ローラに担持された『現像剤』の一例としてのトナーの層厚を規制する。
ここでは、先ず、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)を例にとって、その概要について説明し、以下順に、現像装置、層厚規制部材を備えた規制ブレードについて説明する。
<<<画像形成装置の概要>>>
先ず、図1及び図2を用いて、プリンタ10の構成例及び動作例について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。図2は、図1のプリンタ10の制御ユニットを示すブロック図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
<プリンタ10の構成例>
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、『像担持体』の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像情報に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像装置に収容されたトナー、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置51,52,53,54の各々は、YMCK現像ユニット50の前記保持部に対して着脱可能となっている。また、各現像装置の詳細については後述する。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。
この中間転写体70は、PETフィルムの表面に錫蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、布等の媒体に転写するための装置である。
定着ユニット90は、媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を媒体に融着させて永久像とするための装置である。
クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20に当接して感光体20上に残存するトナーを掻き落とすことにより感光体20をクリーニングするためのクリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーをクリーニングブレード76により掻き落として除去するための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
すなわち、制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。また、ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
<プリンタ10の動作例>
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、現像ローラ、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって媒体に転写される。なお、媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて媒体に融着される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット75に設けられたクリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーTは、クリーニングユニット75が備える残存トナー回収部に回収される。
<<<現像装置の概要>>>
次に、図3及び図4を用いて、現像装置の構成例及び動作例について説明する。図3は、現像装置の概念図である。図4は現像装置の主要構成要素を示した断面図である。なお、図4に示す断面図は、図3に示す長手方向に垂直な面で現像装置を切り取った断面を表したものである。また、図4においては、図1同様、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4では、イエロー現像装置54が、感光体20と対向する現像位置に位置している状態にて示されている。
YMCK現像ユニット50には、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置53、及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が設けられているが、各現像装置の構成は同様であるので、以下、イエロー現像装置54について説明する。
<現像装置の構成例>
イエロー現像装置54は、現像ローラ510、上シール部材520、トナー収容体530、ハウジング540、トナー供給ローラ550、規制ブレード560等を有している。
現像ローラ510は、トナーTを担持して感光体20と対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ510は、アルミニウム、ステンレス、鉄等により製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。また、図3に示すように、現像ローラ510は、その長手方向が、イエロー現像装置54の長手方向に沿うように設けられている。また、現像ローラ510は、中心軸を中心として回転可能であり、図4に示すように、感光体20の回転方向(図4において時計方向)と逆の方向(図4において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。
また、イエロー現像装置54が感光体20と対向している状態で、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存在する。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現像する。なお、感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成される。
上シール部材520は、イエロー現像装置54内のトナーTが器外に漏れることを防止するとともに、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTを、掻き落とすことなく現像装置内に回収する。この上シール部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。上シール部材520は、上シール支持板金522によって支持されており、上シール支持板金522を介してハウジング540に取り付けられている。また、上シール部材520の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなる上シール付勢部材524が設けられており、上シール部材520は、上シール付勢部材524の弾性力によって、現像ローラ510に押しつけられている。なお、上シール部材520が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方である。
ハウジング540は、一体成型された複数のハウジング部、すなわち、上ハウジング部542と下ハウジング部544、とを溶着して製造されたものであり、その内部に、トナーTを収容するためのトナー収容体530が形成されている。トナー収容体530は、内壁から内方へ(図4の上下方向)突出させたトナーTを仕切るための仕切り壁545により、二つのトナー収容部、すなわち、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bと、に分けられている。そして、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとは、上部が連通され、図4に示す状態で、仕切り壁545によりトナーTの移動が規制されている。しかしながら、YMCK現像ユニット50が回転する際には、第一トナー収容部530aと第二トナー収容部530bとに収容されていたトナーTが、現像位置における上部側の連通している部位側に一旦集められ、図4に示す状態に戻るときには、それらのトナーTが混合されて第一トナー収容部530a及び第二トナー収容部530bに戻されることになる。すなわち、YMCK現像ユニット50が回転することにより現像装置内のトナーTは適切に撹拌されることになる。
このため、本実施の形態では、トナー収容体530に攪拌部材を設けていないが、トナー収容体530に収容されたトナーTを攪拌するための攪拌部材を設けてもよい。また、図4に示すように、ハウジング540(すなわち、第一トナー収容部530a)は下部に開口572を有しており、現像ローラ510が、この開口572に臨ませて設けられている。
トナー供給ローラ550は、前述した第一トナー収容部530aに設けられ、当該第一トナー収容部530aに収容されたトナーTを現像ローラ510に供給するとともに、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを、現像ローラ510から剥ぎ取る。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ510に当接している。トナー供給ローラ550は、第一トナー収容部530aの下部に配置されており、第一トナー収容部530aに収容されたトナーTは、該第一トナー収容部530aの下部にてトナー供給ローラ550によって現像ローラ510に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図4において反時計方向)と逆の方向(図4において時計方向)に回転する。
規制ブレード560は、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与する。規制ブレード560は、現像ローラ510に担持されたトナーの層厚を規制するための『層厚規制部材』の一例としてのゴム部561と、該ゴム部561を支持するための『支持部材』の一例としてのゴム支持部566を、を有している。なお、規制ブレード560の構成については、後に詳しく説明する。
<現像装置の動作例>
このように構成されたイエロー現像装置54において、トナー供給ローラ550がトナー収容体530に収容されているトナーTを現像ローラ510に供給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、層厚が規制されるとともに、電荷が付与される。層厚が規制され、電荷が付与された現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTは、上シール部材520を通過して、上シール部材520によって掻き落とされることなく現像装置内に回収される。さらに、未だ現像ローラ510に残存しているトナーTは、前記トナー供給ローラ550によって剥ぎ取られうる。
<<<規制ブレードの構成例>>>
次に、図4〜図8を用いて、規制ブレード560の構成例について説明する。図5は、規制ブレード560の現像ローラ510への当接状態を示した図である。図6は、規制ブレード560の構成を説明するための説明図である。図7は、規制ブレード560のゴム部561を示した斜視図である。図8は、ゴム部561を示した断面図であり、図7に示す長手方向に垂直な面でゴム部561を切り取った断面を表したものである。なお、図5においては矢印にて上下方向が、図6と図7においては矢印にてゴム部561の長手方向及び短手方向が、図8においては矢印にてゴム部561の短手方向及び厚み方向が、それぞれ示されている。
規制ブレード560は、ゴム部561とゴム支持部566を有し、現像ローラ510の軸方向一端側から他端側に沿うように設けられ、当該現像ローラ510に当接して、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与する。
ゴム部561は、現像ローラ510に当接面562aにて当接して、該現像ローラ510に担持されたトナーの層厚を規制するためのものである。このゴム部561は、その長手方向が現像ローラ510の軸方向に沿うように、現像ローラ510に当接している。また、ゴム部561の、厚み方向において当接面562aとは反対側に位置する『非当接面』の一例である接着面563aが、両面テープ568(図20A)を介してゴム支持部566に接着されている。
ゴム部561は、本実施形態においては、熱可塑性エラストマー(具体的には、エーテル系熱可塑性エラストマー)から成る。ここで、熱可塑性エラストマーの性質を、ゴム、プラスチック、及び、熱硬化性樹脂の性質と比較すると、以下のようになる。すなわち、ゴムは、熱を加えると固まる熱硬化性を有し、かつ、柔らかい物質であり、プラスチックは、熱を加えると溶ける熱可塑性を有し、かつ、硬い物質であり、熱硬化性樹脂は、前記熱硬化性を有し、かつ、硬い物質であり、熱可塑性エラストマーは、前記熱可塑性を有し、かつ、柔らかい物質である。このように、熱可塑性エラストマーは、ゴムのように柔らかく、プラスチックのように加工しやすい性質を有する。なお、「エラストマー」とは、常温付近でゴム弾性を示す高分子物質の総称をいう。上記では、ゴム部561がエーテル系熱可塑性エラストマーから成ることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、エステル系熱可塑性エラストマーから成ることとしてもよい。
また、ゴム部561は、図8に示すように、その短手方向の長さが長い長辺部562と、その短手方向の長さが短い短辺部563と、を有している。長辺部562は、当接面562aを備え、厚み方向の一端側に位置する『第一部分』である。短辺部563は、接着面563aを備え、厚み方向の他端側に位置して該長辺部562と繋がっている『第二部分』である。
ここで、長辺部562は、ゴム部561の長手方向に沿った四つの面、すなわち、既述の当接面562a、規制ブレード560の短手方向先端に位置する先端面562b、該先端面562bの反対側に位置する後端面562c、当接面562aの反対側に位置する端面562d、を有している。また、短辺部563は、その長手方向に沿った三つの面、すなわち、既述の接着面563a、規制ブレード560の短手方向先端側に位置する端面563b、該端面563bの反対側に位置する端面563c、を有している。
そして、図8に示すように、長辺部562の、ゴム部561の短手方向の長さL1(本実施形態においては、6mm)は、短辺部563の該短手方向の長さL2(本実施形態においては、5mm)よりも大きい。また、長辺部562の前記厚み方向の長さh1(本実施形態においては、1.5mm)は、短辺部563の前記厚み方向の長さh2(0.5mm)よりも大きい。また、長辺部562の当接面562aの縁に丸みR1(『第一丸み』とも呼ぶ)が、短辺部563の接着面563aの縁に丸みR2(『第二丸み』とも呼ぶ)が、それぞれ形成されているが、丸みR1の曲率半径(本実施形態においては、約0.2mm)は、丸みR2の曲率半径(本実施形態においては、約1.0mm)よりも小さい。さらに、該当接面562aの十点平均粗さRzは、接着面563aの十点平均粗さRzよりも小さく、本実施形態においては、該当接面562aの十点平均粗さRzが、0.2μm以上で5μm未満となるように、該接着面563aの十点平均粗さRzが、5μm以上で15μm未満となるように、それぞれ成形されている。なお、上記の長さL1、L2、h1、h2の大きさ、丸みR1、R2の大きさ、及び、十点平均粗さRzの大きさは、一例にすぎず、これに限定されるものではない。
ところで、ゴム部561は射出成形(詳細は、後述する)により成形された成形品であるが、この射出成形されたゴム部561に、余分な部分であるばりが生じる。そして、本実施形態においては、該ゴム部561を用いて組み立てられた現像装置51、52、53、54にも、一部のばり564が、図5に示すように残存している。
ここで、このばり564の詳細について、説明する。ばり564は、図8に示すように、その根元564aが長辺部562の端面562dの縁(この縁は、先端面562bや後端面562cの縁でもある)に位置するように、残存している。そして、根元564aは、図7に示すように、端面562dの、ゴム部561の長手方向に沿った縁に、該ゴム部561の長手方向一端から長手方向他端に亘って位置しており、ばり564には、厚み方向において、その先端が根元564aから見て当接面562a側に位置するばり564bと、その先端が根元564aから見て接着面563a側に位置するばり564cと、が含まれている。そして、これらのばり564b、564cの全てが、前記厚み方向において当接面562aと接着面563aとの間に位置しており、図5に示すように、ばり564の全てが、ゴム支持部566に接触していない。また、上述のように、長辺部562の前記厚み方向の長さh1が短辺部563の前記厚み方向の長さh2よりも大きいから、ばり564は、前記厚み方向において接着面563a側に位置する。
ゴム支持部566は、リン青銅、ステンレス等のバネ性を有する金属製薄板であり、該ゴム支持部566には、ゴム部561の接着面563aとゴム支持部566のゴム部561への接着面566a(図18)との間に介在させた両面テープ568により、ゴム部561が接着されている。また、ゴム支持部566は、その一端部がブレード支持板金567に支持された状態で、ブレード支持板金567を介してハウジング540に取付けられている(図4)。また、規制ブレード560の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるブレード裏部材570が設けられている。
ここで、ゴム支持部566の撓みによる弾性力によって、ゴム部561が現像ローラ510に押しつけられている。また、ブレード裏部材570は、ゴム支持部566とハウジング540との間にトナーTが入り込むことを防止して、ゴム支持部566の撓みによる弾性力を安定させるとともに、ゴム部561の真裏からゴム部561を現像ローラ510の方向へ付勢することによって、ゴム部561を現像ローラ510に押しつけている。したがって、ブレード裏部材570は、ゴム部561の現像ローラ510への均一当接性を向上させている。
規制ブレード560の、ブレード支持板金567に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先端(当接面562aの、ゴム部561の短手方向の一端)は、図5に示すように、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持って接触している。すなわち、規制ブレード560(ゴム部561)は、現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当たりにて当接している。また、規制ブレード560(ゴム部561)は、その先端(当接面562aの、ゴム部561の短手方向の一端)が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンタ当接している。なお、規制ブレード560(ゴム部561)が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方であり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下方である。
===規制ブレードの製造方法について===
ここでは、規制ブレード560の製造方法について、図9〜図19、図20A〜図20Dを用いて、説明する。図9は、規制ブレード560の製造手順を示すフローチャートである。図10は、射出成形機252の一例を示す模式図である。図11は、金型202の外観構成を示した模式図である。図12は、金型202の内部構造を示した模式図である。図13は、図12のX−X断面を示した模式図である。図14は、図12のY−Y断面を示した模式図である。図15は、図12のZ−Z断面を示した模式図である。図16は、成形されたゴム部561を示す図である。図17は、ゴム部561から、余剰部565d、取っ手部565e等を切断し、除去する様子を示した模式図である。図18は、ゴム支持部566の接着面566aを示す図である。図19は、接着用治具300を示した模式図である。図20Aは、ゴム部561とゴム支持部材565の保持状態を説明するための図である。図20Bは、ゴム部561のゴム支持部材565への接着開始時の状態を説明するための図である。図20Cは、ゴム部561のゴム支持部材565への圧接時の状態を説明するための図である。図20Dは、ゴム部561のゴム支持部材565への接着終了時の状態を説明するための図である。
なお、図12の左図は、図11中記号Aで示される白矢印、の方向から図11の左図を見たときの様子を表している。同様に、図12の右図は、図11中記号Bで示される白矢印、の方向から図11の右図を見たときの様子を表している。また、図16の下図は、白矢印の方向から図16の上図を見たときの様子を表している。また、図11は、金型202が開いた状態を、図13〜図15は、金型202が閉じた状態を、それぞれ示している。また、図11〜図14においては、矢印にて鉛直方向を示している。
先ず、射出成形装置(本実施の形態においては、射出成形機252と金型202を備えた装置を射出成形装置という)を用いて、規制ブレード560のゴム部561を射出成形する(ステップS102)。すなわち、図10に示される射出成形機252から溶融した熱可塑性エラストマーを金型202に射出してゴム部561を射出成形する。
熱可塑性エラストマーが射出成形機252のホッパー部252aに投入され、投入された熱可塑性エラストマーは、射出筒252b内で加熱溶融される。そして、加熱溶融された熱可塑性エラストマーは、射出成形機252の型取付け部252cに取り付けられた金型202に射出される。金型202に射出された熱可塑性エラストマーは、射出成形機252から射出される熱可塑性エラストマーの受け口であるスプルー212、スプルーからゲートへと熱可塑性エラストマーを案内するための通路であるランナ214、キャビティ218の入口であるゲート216、をそれぞれ通過して、金型202内のキャビティ218に充填される。金型202の温度は熱可塑性エラストマーの温度よりも低い温度に維持されており、金型202内の熱可塑性エラストマーが、金型202によって冷却されてゴム部561が成形されることとなる。
ここで、上記金型202の構造及び当該金型202により成形されるゴム部561の形状について、図11〜図16を用いて説明する。
金型202は、二つの金型部、すなわち、固定金型部204と、該固定金型部204に対して相対移動可能な可動金型部206と、を備えている。図11に示されるように、固定金型部204はガイドブッシュ208を、可動金型部206はガイドピン210を、それぞれ有しており、金型202が閉じる際に、当該ガイドピン210が当該ガイドブッシュ208に嵌合することにより、固定金型部204と可動金型部206の相対位置が精度よく位置決めされる。
さらに、金型202は、前述したとおり、スプルー212、ランナ214、ゲート216、及び、キャビティ218を備えている。
スプルー212は、図13に示されるように、主として、可動金型部206に設けられ、その入口は、可動金型部206の、固定金型部204とは反対側の面に位置している。そして、スプルー212は、当該入口から、可動金型部206を貫いて、固定金型部204に達しており、当該固定金型部204においてランナ214と隣接している。
ランナ214は、固定金型部204に設けられ、スプルー212と隣接する第一通路214aと、当該第一通路214aと隣接する第二通路214bと、当該第二通路214bと隣接し、ゲート216へと至る第三通路214cと、を有している。図12左図に示されるように、第一通路214aと第三通路214cは、鉛直方向に沿って、第二通路214bは、鉛直方向に直交する方向に沿って、それぞれ設けられている。なお、図14に示されるように、可動金型部206の、前記第三通路214cに対向する位置には、取っ手部565eを成形するための取っ手成形部215が設けられている。
ゲート216は、図12左図及び図14に示されるように、固定金型部204の鉛直方向上部に、ランナ214の前記第三通路214c及びキャビティ218と隣接して設けられている。
キャビティ218は、図12左図及び図14に示されるように、ゲート216から見て鉛直方向下部に、ゲート216と隣接して設けられ、その長手方向は鉛直方向に沿っている。なお、図15に示されるように、固定金型部204には、その底面が長辺部562の当接面562aを形成するための当接面形成部205aである固定金型溝205が、可動金型部206には、その底面が短辺部563の接着面563aを形成するための接着面形成部207aである可動金型溝207が、それぞれ設けられている。
そして、固定金型溝205は、図15に示すように、前述した当接面形成部205aと、前記先端面562bを形成するための先端面形成部205bと、前記後端面562cを形成するための後端面形成部205cと、を有している。可動金型溝207は、前述した接着面形成部207aと、短辺部563の前記端面563bを形成するための端面形成部207bと、短辺部563の前記端面563cを形成するための端面形成部207cと、長辺部562の前記端面562dを形成するための端面形成部207dと、を有している。そして、キャビティ218は、固定金型溝205及び可動金型溝207に設けられたこれらの形成部により、構成されている。
なお、図8に示すゴム部561を成形するために、固定金型溝205と可動金型溝207は、以下の形状となっている。すなわち、固定金型溝205の深さは、可動金型溝207の深さよりも大きく、固定金型溝205の短手方向の幅は、可動金型溝207の短手方向の幅よりも大きい。また、固定金型溝205及び可動金型溝207の隅には、それぞれ、丸みR3、R4が形成されているが、固定金型溝205の丸みR3の曲率半径は、可動金型溝207の丸みR4の曲率半径よりも小さい。また、当接面形成部205aの十点平均粗さRzの大きさは、接着面形成部207aの十点平均粗さRzの大きさよりも小さい。
上述の構成の固定金型部204と可動金型部206が重なり合った状態(金型202が閉じた状態)で、固定金型溝205と可動金型溝207に熱可塑性エラストマーが射出されて、ゴム部561が射出成形される。ここで、固定金型部204と可動金型部206が重なり合った際には、該固定金型部204と該可動金型部206の境界面221が、前記当接面形成部205aから前記接着面形成部207aへ向かう方向(図15に示す上下方向)において、該当接面形成部205aと該接着面形成部207aとの間(固定金型溝205と可動金型溝207の間)に位置する。そして、射出成形が行われる際には、キャビティ218の長手方向に沿う方向、換言すれば、上記形成部の長手方向に沿う方向(当該方向を、図12において、矢印dで示す)、に熱可塑性エラストマーが射出されることとなる。
このような金型202により成形されたゴム部561は、図16に示されるような形状を有している。成形されたゴム部561には、製造完了後に現像装置に備えられる規制ブレード560(図6)のゴム部561とは異なり、前記スプルー212により成形された部分(本実施の形態において、当該部分をスプルー部565aと呼ぶ)と、前記ランナ214により成形された部分(本実施の形態において、当該部分をランナ部565bと呼ぶ)と、前記ゲート216により成形された部分(本実施の形態において、当該部分をゲート部565cと呼ぶ)と、が含まれている。
また、かかるゴム部561のうちキャビティ218により成形された部分、の長手方向の長さは、製造完了後に現像装置に備えられる規制ブレード560(図6)のゴム部561、の長手方向の長さよりも長くなっている。すなわち、ゴム部561を成形した際にゴム部561がその長手方向両端部に余剰部565dを備えるように、前述した金型202の形状が決められており、成形された当該余剰部565dは、後述するステップ(ステップS104)で、スプルー部565a、ランナ部565b、及び、ゲート部565cとともに、ゴム部561から切断され、除去される。
さらに、成形されたゴム部561は、その長手方向端部であって、前記ランナ部565bと隣接した位置に、取っ手部565eを備える。この取っ手部565eは、成形されたゴム部561を金型202から取り出す際に、把持するためのものである。この取っ手部565eは前記長手方向端部から突出しており、その突出方向は、ゴム部561の長手方向と交差している。なお、当該取っ手部565eも、後述するステップ(ステップS104)で、スプルー部565a、ランナ部565b、ゲート部565c、及び、余剰部565dとともに、ゴム部561から切断され、除去される。
ところで、射出成形されたゴム部561には、ばりが生じるが、その原因は、以下の通りである。すなわち、熱可塑性エラストマーが金型202に射出される際の圧力が大きいと、固定金型部204と可動金型部206が変形してしまい、この結果、キャビティ218の周囲(具体的には、前記境界面221)に空隙が存在することがある。そして、射出された熱可塑性エラストマーが、キャビティ218に加えて、この空隙にも充填されることにより、ばりが生じることとなる。
ここで、図9のフローチャートに戻って、規制ブレード560の製造方法の説明を続ける。熱可塑性エラストマーが金型202によって十分冷却されると(ステップS102)、可動金型部206が移動して金型202が開放される。そこで、成形されたゴム部561が金型202から取り出される。より具体的には、開放された金型202から、前記取っ手部565eを把持して、ゴム部561を金型202から取り出す。
次に、図17に示されるように、取り出されたゴム部561から、前述した余剰部565dを、スプルー部565a、ランナ部565b、ゲート部565c、及び、取っ手部565eとともに、該ゴム部561の長手方向の両端部である切断部565fで切断して、ゴム部561の形状を整える(ステップS104)。次に、射出成形されたゴム部561を支持するためのゴム支持部566を準備し、該ゴム支持部566の前記接着面566a(図18に示す斜線部)に両面テープ568を貼り付ける(ステップS106)。
次に、ゴム部561をゴム支持部566の所望の位置に接着する際に使用される接着用治具300を準備する。この接着用治具300は、図19に示すように、載置台310と回動部材320により構成されており、ゴム部561とゴム支持部566を接着するために、まず、図20Aに示すように、両面テープ568が貼り付けられたゴム支持部566を載置台310に、射出成形され、かつ、その形状が整えられたゴム部561を回動部材320に、それぞれ保持させる(ステップS108)。
ここで、接着用治具300の構造について説明する。
載置台310は、図20Aに示すように、ゴム支持部566と略同一形状に形成された窪み部311内に、嵌め込まれて載置されたゴム支持部566を保持する。そして、ゴム支持部566が窪み部311内に嵌め込まれて載置された状態では、該ゴム支持部566は水平方向に移動不能に位置決めされる。また、載置台310は、ゴム支持部566に貼り付けられた両面テープ568が窪み部311から突出するように、該ゴム支持部566を保持する。
回動部材320は、窪み部321にてゴム部561を位置決めし、かつ、保持した状態で、回動可能な部材である。そして、ゴム部561は、図20Aに示すように、長辺部562と短辺部563のうちの長辺部562のみが窪み部321に接触(より具体的には、長辺部562の当接面562aと先端面562bが窪み部321に接触)し、かつ、短辺部563が窪み部321から突出した状態で、回動部材320に対して位置決めされる。また、ゴム部561を保持した回動部材320の、当接面562aに対向する位置及び先端面562bに対向する位置には、貫通穴322が設けられており、ゴム部561が、貫通穴322を介して不図示の真空ポンプ等により吸引されている。
このように、ゴム部561が吸引されることにより、該ゴム部561が回動部材320から落下せずに保持され、かつ、ゴム部561の回動部材320に対する位置決めが維持される。なお、本実施形態に係る回動部材320においては、ゴム部561が窪み部321に保持された状態では、先端面562bの、当接面562a側の部分が窪み部321に接触する一方で、ばり564は窪み部321に接触しない構成となっている。
また、回動部材320は、不図示の機構によって載置台310に、回動可能に連結支持されている。そして、回動部材320が回動する際にも、ゴム部561が吸引されているため、ゴム部561が、回動部材320の回動の際にも該回動部材320に対して保持され、かつ、位置決めが維持されることとなる。
上述した構造の接着用治具300に対して、ゴム部561とゴム支持部566を、以下のように保持させる。すなわち、両面テープ568が貼り付けられたゴム支持部566を、図20Aに示す上下方向において載置台310の上方から窪み部311に向けて移動させて該窪み部311に嵌め込ませることにより、保持させる。また、射出成形されたゴム部561を、前記上下方向において回動部材320の下方から窪み部321に向けて移動させて、該窪み部321に接触させる。ここで、ゴム部561を窪み部321に接触させる際に、前記真空ポンプにより貫通穴322を介して窪み部321内の空気が吸引されているため、窪み部321に接触するゴム部561も吸引される。そして、ゴム部561が吸引される状態で、当接面562aと先端面562bが窪み部321に接触することにより、ゴム部561が位置決めされ、かつ、保持されることとなる。なお、上述したように、先端面562bの、当接面562a側の部分が窪み部321に接触した状態で、ゴム部561が回動部材320に保持される構成となっているため、射出成形されたゴム部561のばり564が回動部材320に接触しないように、該ゴム部561を回動部材320に保持させることができる。
次に、ゴム部561を保持する回動部材320とゴム支持部566を保持する載置台310とを、ゴム部561の接着面563aがゴム支持部566に接触するように、近づけて、接着面563aとゴム支持部566とを接着する(ステップS110)。
具体的には、以下のようにして、接着面563aとゴム支持部566が接着される。すなわち、図20Aに示す位置(以下、「第一位置」とも呼ぶ)にてゴム部561を保持する回動部材320を、ゴム支持部566を保持する載置台310に近づくように徐々に回動させると、図20Bに示すように、接着面563aの短手方向の一端側が、まず、両面テープ568に接触する。そして、回動部材320の更なる回動によって、接着面563aの両面テープ568に対して接触する面積が増え、回動部材320が所定の位置(以下、「第二位置」とも呼ぶ)まで回動すると、図20Cに示す状態となる。そして、図20Cに示す状態では、ゴム部561とゴム支持部566が圧接される状態となっているので、ゴム部561とゴム支持部566が、両面テープ568を介して効果的に接着されることとなる。なお、本実施形態においては、図20Bと図20Cに示すように、ばり564がゴム支持部566に接着しないように、ゴム部561の接着面563aとゴム支持部566が接着される。
ゴム部561とゴム支持部566が接着されたら、前記真空ポンプによる吸引を終了させた後に、第二位置に位置する回動部材320を第一位置まで回動させる。そして、前記吸引が終了されることにより、ゴム部561が回動部材320に保持されないから、図20Dに示すように、該ゴム部561が接着されたゴム支持部566が載置台310に載置された状態となる。回動部材320が第一位置に位置したら、ゴム部561の接着面563aが接着されたゴム支持部566を、載置台310から取り出す。これにより、接着面563aがゴム支持部566に適切に保持された規制ブレード560を得ることができる。そして、このように製造された規制ブレード560を、現像ローラ510等とともに組み立てることによって、図4に示す現像装置を得ることができる。
===本実施の形態に係る規制ブレード560等の有効性について===
上述したように、本実施形態に係る規制ブレード560においては、『層厚規制部材』(ゴム部561)のばり564が、ゴム部561の厚み方向において当接面562aとは反対側の『非当接面』(接着面563a)側に、位置する。このことにより、現像ローラ510に担持されたトナーの層厚が均一に規制されることとなる。以下において、詳細に説明する。
「発明が解決しようとする課題」の項で説明したように、ゴム部561によって規制されたトナーの層厚は、均一になっていることが望ましい。なぜなら、トナーの層厚が不均一である場合には、例えば現像ローラ510によって現像されたトナー像中にスジ等が発生し、トナー像の品質が低下することがあるからである。
ところで、ゴム部561は成形品であるが、例えば上述した射出成形の際にゴム部561にばりが発生することがある。そして、発生したばりについては、該ばりを除去することも考えられるが、ゴム部561の製造工程を簡易化する観点から、該ばりを除去しない場合がある。しかし、ばりを除去しない場合に、該ばりが現像ローラ510の近くに位置すると、ゴム部561が現像ローラ510に担持されたトナーの層厚を不均一に規制してしまう恐れがある。
図5を用いて、より具体的に説明する。ゴム部561は、該ゴム部561と現像ローラ510との間の空隙(図5に示す空隙A)に取り込まれたトナーであって、現像ローラ510の回転に伴って該ゴム部561の当接位置を通過するトナーの層厚を、規制する。そして、このトナーの層厚は、空隙Aに取り込まれるトナーの量(以下、「トナーの取り込み量」とも呼ぶ)に左右されることが分かっており、例えば、空隙Aへのトナーの取り込み量が、現像ローラ510の軸方向(ゴム部561の長手方向と同じ方向)において不均一である場合には、該空隙Aにて現像ローラ510に担持されるトナーの量も該軸方向において不均一となり、この結果、現像ローラ510上のトナーの層厚も該軸方向において不均一となる。
かかる際に、ばり564が、ゴム部561の厚み方向において当接面562a側に位置する(例えば、該ばり564が当接面562aに位置する、又は、該ばり564が先端面562bにおいて当接面562a側に位置する)場合には、該ばり564が空隙Aへのトナーの取り込みの際のトナーの移動の障害物となるため、現像ローラ510の軸方向におけるトナーの取り込み量が、不均一になりやすい。そして、トナーの取り込み量が不均一の場合には、前記当接位置にてゴム部561によって規制されたトナーの層厚も、不均一となる。
これに対して、図8に示す本実施形態のように、ゴム部561のばり564が、前記厚み方向において当接面562aとは反対側の接着面563a側に位置する場合には、該ばり564がトナーの移動の前記障害物となり難いから、空隙Aへのトナーの取り込みに悪影響を及ぼさない。このため、本実施形態に係る規制ブレード560によれば、現像ローラ510の軸方向におけるトナーの取り込み量が不均一になることを防止でき、この結果、現像ローラ510に担持されたトナーの層厚が均一に規制されることとなる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
なお、上記実施の形態において、像担持体である感光体は、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けた構成として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
なお、上記実施の形態において、ゴム部561は射出成形により成形されていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、ゴム部561は、押出成形や遠心成形等により成形されることとしてもよい。
ただし、ゴム部561が射出成形により成形される場合には、射出成形されたゴム部561にばりが生じやすいから、該ばり564を前記厚み方向において接着面563a側に位置させることによる効果、すなわち、現像ローラ510に担持されたトナーの層厚が均一に規制される効果が、より有効に奏される。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図8に示すように、ばり564の根元564aは、前記厚み方向において当接面562aと接着面563aとの間に位置することとした。そして、ばり564には、前記厚み方向において、その先端が根元564aから見て当接面562a側に位置するばり564bと、その先端が根元564aから見て接着面563a側に位置するばり564cと、が含まれていることとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、ばり564には、その先端が根元564aから見て接着面563a側に位置するばり564bのみが、含まれることとしてもよい。
ただし、ばり564に、該ばり564bに加えてばり564cが含まれている場合には、ばり564にばり564bのみが含まれる場合に比べて、ばり564が厚み方向において不均一に位置することとなり、現像ローラ510の軸方向においてトナーの層厚を不均一にさせる可能性が高まる。このため、ばり564を前記厚み方向において接着面563a側に位置させることによる効果、すなわち、現像ローラ510に担持されたトナーの層厚が均一に規制される効果が、より有効に奏される。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図8に示すように、ゴム部561は、当接面562aを備え、前記厚み方向の一端側に位置する『第一部分』(長辺部562)と、接着面563aを備え、前記厚み方向の他端側に位置して該長辺部562と繋がっている『第二部分』(短辺部563)と、を有することとした。そして、長辺部562の、該ゴム部561の短手方向の長さ(図8に示す長さL1)は、短辺部563の該短手方向の長さ(図8に示す長さL2)よりも大きいこととした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、長辺部562の短手方向の長さL1は、短辺部563の短手方向の長さL2よりも小さいこととしてもよい。
さらに、上記実施の形態において、図8に示すように、ばり564の根元564aは、長辺部562の、当接面562aとは反対側の面(端面562d)の縁、に位置することとした。そして、長辺部562の前記厚み方向の長さ(図8に示す長さh1)は、短辺部563の前記厚み方向の長さ(図8に示す長さh2)よりも大きいこととした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、ばり564の根元564aは、端面562d以外の面の縁に、位置することとしてもよい。
ただし、ばり564の根元564aが端面562dの縁に位置する場合に、長辺部562の厚み方向の長さh1を短辺部563の厚み方向の長さh2よりも大きくさせると、簡易な構成にて、該ばり564を前記厚み方向において接着面563a側に位置させることができる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、当接面562aの十点平均粗さRzは、接着面563aの十点平均粗さRzよりも小さいこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、当接面562aの十点平均粗さRzは、接着面563aの十点平均粗さRzよりも大きいこととしてもよい。
ただし、当接面562aの十点平均粗さRzが、接着面563aの十点平均粗さRzよりも小さい場合には、当接面562aの凹凸が小さくなり、この結果、現像ローラ510に担持されたトナーの層厚が、より均一に規制される。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図8に示すように、当接面562aの縁に、『第一丸み』(丸みR1)が形成され、接着面563aの縁に、『第二丸み』(丸みR2)が形成されていることとした。そして、丸みR1の曲率半径は、丸みR2の曲率半径よりも小さいこととした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、丸みR1の曲率半径は、丸みR2の曲率半径と同じ大きさであることとしてもよい。
ただし、丸みR1の曲率半径が丸みR2の曲率半径よりも小さい場合には、丸みR1が形成された当接面562aの縁を尖らせることができ、かかる際には、該当接面562aの縁が、該縁に至るトナーを、空隙Aへ移動させる流れと、該空隙A以外へ移動させる流れと、に分けやすくなる。このため、空隙Aへのトナーの取り込みが有効に行われる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、ゴム部561は、熱可塑性エラストマーから成ることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、ゴム部561は、熱硬化性ポリウレタンから成ることとしてもよい。
ただし、ゴム部561が熱可塑性エラストマーから成る場合には、該ゴム部561を射出成形しやすい。ここで、射出成形の場合には、ゴム部561の厚み(厚み方向において、当接面562aと接着面563aの間の長さ)を精度良く成形できる。このため、ゴム部561が熱可塑性エラストマーから成る場合には、厚みの精度が良いゴム部561を成形できる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、前記現像剤担持体は、中心軸を中心として回転可能な『現像剤担持ローラ』(現像ローラ510)であり、ゴム部561の長手方向は、現像ローラ510の軸方向に沿っていることとした。また、ばり564の根元564aは、前記厚み方向において当接面562aと接着面563aとの間に位置し、ばり564には、前記厚み方向において、その先端が根元564aから見て当接面562a側に位置するばり564bと、その先端が根元564aから見て接着面563a側に位置するばり564cと、が含まれていることとした。そして、図7に示すように、ばり564が、ゴム部561の長手方向一端から長手方向他端に亘って、位置することとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、ばり564が、例えばゴム部561の長手方向中央部のように、該長手方向の一部のみに位置することとしてもよい。
ばり564に、ばり564bとばり564cが含まれている場合には、上述したように、現像ローラ510の軸方向においてトナーの層厚を不均一にさせる可能性が高まる。そして、ばり564が前記長手方向一端から前記長手方向他端に亘って位置する場合には、現像ローラ510の軸方向においてトナーの層厚をより不均一にさせやすい。かかる場合には、ばり564を前記厚み方向において接着面563a側に位置させることによる効果、すなわち、現像ローラ510に担持されたトナーの層厚が均一に規制される効果が、より有効に奏される。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図5に示すように、現像装置51、52、53、54は、接着面563aが接着されゴム部561を支持するための『支持部材』(ゴム支持部566)、を備えていることとした。そして、ばり564の全てが、ゴム支持部566と接触しないこととした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、ばり564の一部が、ゴム支持部566と接触することとしてもよい。
ばり564の一部がゴム支持部566と接触する場合には、接着面563aとゴム支持部566を接着した際に、例えば、ばり564が、接着面563aとゴム支持部566の間に空隙が生じるように、ゴム支持部566と接触することにより、接着面563aの一部がゴム支持部566に接着されなかった恐れがある。かかる場合には、ゴム部561がゴム支持部566に不適切に支持されている可能性が高く、この結果、ゴム部561が現像ローラ510に不適切に当接する恐れがある。これに対して、ばり564の全てがゴム支持部566と接触しない場合には、接着面563aがゴム支持部566に適切に接着されるから、ゴム部561がゴム支持部566に適切に支持されることとなる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図4に示すように、ゴム部561が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方であることとした。そして、ゴム部561は、その短手方向の一端が現像ローラ510の回転方向上流側を向くように、該現像ローラ510に当接し、前記当接位置は、前記短手方向にて前記一端から離れていることとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、前記当接位置は、前記短手方向にて前記一端であることとしてもよい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である『画像形成システム』の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図21は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ10と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。
コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ10は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図22は、図21に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ10から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ10が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 プリンタ10の制御ユニットを示すブロック図である。 現像装置の概念図である。 現像装置の主要構成要素を示した断面図である。 規制ブレード560の現像ローラ510への当接状態を示した図である。 規制ブレード560の構成を説明するための説明図である。 規制ブレード560のゴム部561を示した斜視図である。 ゴム部561を示した断面図である。 規制ブレード560の製造手順を示すフローチャートである。 射出成形機252の一例を示す模式図である。 金型202の外観構成を示した模式図である。 金型202の内部構造を示した模式図である。 図12のX−X断面を示した模式図である。 図12のY−Y断面を示した模式図である。 図12のZ−Z断面を示した模式図である。 成形されたゴム部561を示す図である。 ゴム部561から、余剰部565d、取っ手部565e等を切断し、除去する様子を示した模式図である。 ゴム支持部566の接触面564aを示す図である。 接着用治具300を示した模式図である。 図20Aは、ゴム部561とゴム支持部材565の保持状態を説明するための図である。図20Bは、ゴム部561のゴム支持部材565への接着開始時の状態を説明するための図である。図20Cは、ゴム部561のゴム支持部材565への圧接時の状態を説明するための図である。図20Dは、ゴム部561のゴム支持部材565への接着作業終了時の状態を説明するための図である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図21に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プリンタ、20 感光体、30 帯電ユニット、40 露光ユニット、
50 YMCK現像ユニット、50a 中心軸、51 ブラック現像装置、
52 マゼンタ現像装置、53 シアン現像装置、54 イエロー現像装置、
55a、55b、55c、55d 保持部、60 一次転写ユニット、
70 中間転写体、75 クリーニングユニット、76 クリーニングブレード、
80 二次転写ユニット、90 定着ユニット、92 給紙トレイ、
94 給紙ローラ、95 表示ユニット、96 レジローラ、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、113 画像メモリ、
202 金型、204 固定金型部、205 固定金型溝、
205a 当接面形成部、205b 先端面形成部、205c 後端面形成部、
206 可動金型部、207 可動金型溝、207a 接着面形成部、
207b 端面形成部、207c 端面形成部、207d 端面形成部、
208 ガイドブッシュ、210 ガイドピン、212 スプルー、
214 ランナ、214a 第一通路、214b 第二通路、214c 第三通路、
215 取っ手成形部、216 ゲート、218 キャビティ、221 境界面、
252 射出成形機、252a ホッパー部、252b 射出筒、
252c 型取付け部、
300 接着用治具、310 載置台、311 窪み部、
320 回動部材、321 窪み部、322 貫通穴、
510 現像ローラ、520 上シール部材、522 上シール支持板金、
524 上シール付勢部材、530 トナー収容体、530a 第一トナー収容部、
530b 第二トナー収容部、540 ハウジング、542 上ハウジング部、
544 下ハウジング部、545 仕切り壁、550 トナー供給ローラ、
560 規制ブレード、561 ゴム部、562 長辺部、
562a 当接面、562b 先端面、562c 後端面、562d 端面、
563 短辺部、563a 接着面、563b 端面、563c 端面、
564 ばり、564a 根元、564b ばり、564c ばり、
565a スプルー部、565b ランナ部、565c ゲート部、
565d 余剰部、565e 取っ手部、565f 切断部、
566 ゴム支持部、566a 接着面、567 ブレード支持板金、
568 両面テープ、570 ブレード裏部材、572 開口、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、
710 読取装置、710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、804 ハードディスクドライブユニット

Claims (9)

  1. 現像剤担持体に当接面にて当接して、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材であって、
    該層厚規制部材のばりが、該層厚規制部材の短手方向の端面、かつ、該層厚規制部材の厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接面側に、位置しており、前記ばりの根元は、前記厚み方向において前記当接面と前記非当接面との間に位置し、
    前記非当接面は、前記層厚規制部材を支持するための支持部材を接着するための接着面であり、
    前記当接面を備え、前記厚み方向の一端側に位置する第一部分と、
    前記非当接面を備え、前記厚み方向の他端側に位置して該第一部分と繋がっている第二部分と、を有し、
    前記ばりの根元は、前記第一部分の、前記当接面とは反対側の面の縁、に位置し、
    前記第一部分の、該層厚規制部材の短手方向の長さは、前記第二部分の該短手方向の長さよりも大きいことを特徴とする層厚規制部材。
  2. 請求項1に記載の層厚規制部材であって、
    前記ばりには、前記厚み方向において、
    その先端が前記根元から見て前記当接面側に位置するばりと、その先端が前記根元から見て前記非当接面側に位置するばりと、
    が含まれていることを特徴とする層厚規制部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の層厚規制部材であって、
    前記第一部分の前記厚み方向の長さは、前記第二部分の前記厚み方向の長さよりも大きいことを特徴とする層厚規制部材。
  4. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の層厚規制部材であって、
    前記当接面の十点平均粗さは、前記非当接面の十点平均粗さよりも小さいことを特徴とする層厚規制部材。
  5. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の層厚規制部材であって、
    前記当接面の縁に、第一丸みが形成され、
    前記非当接面の縁に、第二丸みが形成され、
    前記第一丸みの曲率半径は、前記第二丸みの曲率半径よりも小さいことを特徴とする層厚規制部材。
  6. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の層厚規制部材であって、
    熱可塑性エラストマーから成ることを特徴とする層厚規制部材。
  7. 現像剤を担持するための現像剤担持体と、
    該現像剤担持体に当接面にて当接して、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、
    層厚規制部材を支持するための支持部材と、
    を備える現像装置であって、
    前記層厚規制部材のばりが、該層厚規制部材の短手方向の端面、かつ、該層厚規制部材の厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接面側に、位置しており、前記ばりの根元は、前記厚み方向において前記当接面と前記非当接面との間に位置し、
    前記非当接面は、前記支持部材を接着するための接着面であり、
    前記層厚規制部材は、
    前記当接面を備え、前記厚み方向の一端側に位置する第一部分と、
    前記非当接面を備え、前記厚み方向の他端側に位置して該第一部分と繋がっている第二部分と、を有し、
    前記ばりの根元は、前記第一部分の、前記当接面とは反対側の面の縁、に位置し、
    前記第一部分の、該層厚規制部材の短手方向の長さは、前記第二部分の該短手方向の長さよりも大きいことを特徴とする現像装置。
  8. (a)潜像を担持するための像担持体と、
    (b1)現像剤を担持するための現像剤担持体と、
    該現像剤担持体に当接面にて当接して、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、
    層厚規制部材を支持するための支持部材と、
    を備え、
    前記像担持体に担持された潜像を現像剤にて現像するための現像装置であって、
    (b2)前記層厚規制部材のばりが、該層厚規制部材の短手方向の端面、かつ、該層厚規制部材の厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接面側に、位置しており、前記ばりの根元は、前記厚み方向において前記当接面と前記非当接面との間に位置し、
    前記非当接面は、前記支持部材を接着するための接着面であり、
    前記層厚規制部材は、
    前記当接面を備え、前記厚み方向の一端側に位置する第一部分と、
    前記非当接面を備え、前記厚み方向の他端側に位置して該第一部分と繋がっている第二部分と、を有し、
    前記ばりの根元は、前記第一部分の、前記当接面とは反対側の面の縁、に位置し、
    前記第一部分の、該層厚規制部材の短手方向の長さは、前記第二部分の該短手方向の長さよりも大きい現像装置と、
    (c)を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. (A)コンピュータ、及び、
    (B)このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、
    (a)潜像を担持するための像担持体と、
    (b1)現像剤を担持するための現像剤担持体と、
    該現像剤担持体に当接面にて当接して、該現像剤担持体に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制部材と、
    層厚規制部材を支持するための支持部材と、
    を備え、
    前記像担持体に担持された潜像を現像剤にて現像するための現像装置であって、
    (b2)前記層厚規制部材のばりが、該層厚規制部材の短手方向の端面、かつ、該層厚規制部材の厚み方向において前記当接面とは反対側の非当接面側に、位置しており、前記ばりの根元は、前記厚み方向において前記当接面と前記非当接面との間に位置し、
    前記非当接面は、前記支持部材を接着するための接着面であり、
    前記層厚規制部材は、
    前記当接面を備え、前記厚み方向の一端側に位置する第一部分と、
    前記非当接面を備え、前記厚み方向の他端側に位置して該第一部分と繋がっている第二部分と、を有し、
    前記ばりの根元は、前記第一部分の、前記当接面とは反対側の面の縁、に位置し、
    前記第一部分の、該層厚規制部材の短手方向の長さは、前記第二部分の該短手方向の長さよりも大きい現像装置と、
    (c)を有する画像形成装置、
    (C)を具備したことを特徴とする画像形成システム。
JP2006124062A 2006-04-27 2006-04-27 層厚規制部材、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム Expired - Fee Related JP4844218B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006124062A JP4844218B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 層厚規制部材、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
CN2007100976413A CN101063860B (zh) 2006-04-27 2007-04-27 层厚限制部件、显影装置、限制刮板的制造方法、以及刮板形成模具
US11/741,636 US7636538B2 (en) 2006-04-27 2007-04-27 Layer-thickness restriction member, developing device, method for manufacturing restriction blade, and blade-forming mold

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006124062A JP4844218B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 層厚規制部材、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007298556A JP2007298556A (ja) 2007-11-15
JP4844218B2 true JP4844218B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=38768124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006124062A Expired - Fee Related JP4844218B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 層厚規制部材、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4844218B2 (ja)
CN (1) CN101063860B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5253103B2 (ja) * 2008-11-17 2013-07-31 日産自動車株式会社 車両用内装部品
CN102529013A (zh) * 2012-02-08 2012-07-04 珠海天威飞马打印耗材有限公司 刮刀制作方法
CN105549368B (zh) * 2016-01-07 2018-05-01 中山市达伦电子科技有限公司 一种加强硒鼓刮刀粘贴强度的工艺方法
CN108089420A (zh) * 2016-11-22 2018-05-29 新智德株式会社 清洁刮板的对位夹具及使用它的对位方法、以及清洁刮板的制造装置及使用它的制造方法
JP2019105800A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 コニカミノルタ株式会社 マグネットローラー、現像ローラー、現像装置、および画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3221292B2 (ja) * 1995-08-23 2001-10-22 富士通株式会社 現像剤の層厚規制ブレードとその製造方法およびそれを用いた画像形成装置
JP3721355B2 (ja) * 2002-11-12 2005-11-30 株式会社ブリヂストン 現像ブレードの製造方法及び現像ブレード用金型
JP5097334B2 (ja) * 2004-02-02 2012-12-12 株式会社ブリヂストン 現像剤量規制ブレードの製造方法および現像剤量規制ブレード

Also Published As

Publication number Publication date
CN101063860A (zh) 2007-10-31
JP2007298556A (ja) 2007-11-15
CN101063860B (zh) 2010-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9632451B2 (en) Developing apparatus, process cartridge and unit
JP4227626B2 (ja) 現像剤容器、カートリッジ及び現像剤容器の製造方法
JP2013122489A (ja) カートリッジ及びユニット
JP4314150B2 (ja) 現像装置、及びプロセスカートリッジ
US9280135B2 (en) Process cartridge and image forming apparatus
JP4844218B2 (ja) 層厚規制部材、現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
US7636538B2 (en) Layer-thickness restriction member, developing device, method for manufacturing restriction blade, and blade-forming mold
JP4641439B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ
US7330684B2 (en) Developing device, image forming apparatus, image forming system, charging member, and method for manufacturing developing device
US9213266B2 (en) Development apparatus and cartridge with sealing member to prevent leakage of developer
JP2024052898A (ja) 現像装置
EP1564603A2 (en) Vibration welded developer containing device
JP2006330619A (ja) 現像カートリッジおよび画像形成装置
JP2007183312A (ja) 現像装置、画像形成装置、画像形成システム、帯電部材の製造方法、及び、シール部材の製造方法
JP2013054049A (ja) 現像装置
US9568859B2 (en) Toner conveying member for reducing bending of same, developing device, and image forming apparatus
JP2013134355A (ja) カートリッジ
JP2007298557A (ja) 規制ブレードの製造方法、ブレード形成型、及び、射出成形装置
JP4396305B2 (ja) 現像装置、及び現像装置の製造方法
JP2006349933A (ja) ブレードの製造方法、金型、及び、射出成形装置
JP6370335B2 (ja) カートリッジ及びユニットの製造方法
JP4655631B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システム
JP5804934B2 (ja) カートリッジ
JP2005144840A (ja) 層厚規制部材の製造方法
JP2005144841A (ja) 当接部材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4844218

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees