JP4843938B2 - 電力変換装置の制御方法 - Google Patents
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複数の直流電源のそれぞれから多相交流モータへの導通を断接し、複数の直流電源のそれぞれの出力電圧から電圧パルスを生成・合成することで駆動電圧を生成し前記多相交流モータを駆動する第1スイッチ群と、前記多相交流モータを含む負荷から前記複数の直流電源のそれぞれへの導通を断接する第2スイッチ群と、を各相ごとに有する電力変換装置の制御方法であって、
各相において常に少なくとも1つの前記第2スイッチ群が導通状態となるようにし、前記多相交流モータを含む負荷から少なくとも一つの直流電源への電流経路を各相で確保する経路確保ステップ、
を含むことを特徴とする。
前記経路確保ステップは、各相のモータ電圧指令値、あるいは生成されたパルスの指令信号の少なくとも1つに基づいて前記第2スイッチを制御することを特徴とする。
前記経路確保ステップは、各相のモータの電圧指令値の制限値を算出し、制限された前記各相の電圧指令値に基づいて前記第2スイッチを制御することを特徴とする。
前記経路確保ステップは、前記第2スイッチ群の全ての駆動信号に基づいて、前記第2スイッチ群が各相毎に全てオフであった場合に、各相における前記第2スイッチ群の少なくとも1つをオンすることを特徴とする。
各相における前記第1スイッチ群及び第2スイッチ群に対し電位の異なる極間経路の短絡を防止したスイッチ駆動パルス指令信号を生成する短絡防止スイッチ駆動パルス生成ステップと、
各相における前記第2スイッチ群に対し同極性の極間短絡を許可したスイッチ駆動パルス指令信号を生成する短絡許可スイッチ駆動パルス生成ステップと、を有し、
前記経路確保ステップは、前記第1スイッチ群に対して前記短絡を防止したスイッチ駆動パルス指令信号を出力すると共に、前記第2スイッチ群に対して前記同極性の極間短絡を許可したスイッチ駆動パルス指令信号を選択し出力する信号出力ステップを含むことを特徴とする。
各相における前記第1スイッチ群及び第2スイッチ群に対し電位の異なる極間経路の短絡を防止したスイッチ駆動パルス指令信号を生成する短絡防止スイッチ駆動パルス生成ステップと、
前記第2スイッチ群に対する前記短絡を防止したスイッチ駆動パルス指令信号の全てから、前記第2スイッチ群が各相毎に全てオフであることを判断する判断ステップと、を有し、
前記経路確保ステップは、前記判断ステップで各相毎に、前記第2スイッチ群が全てオフであると判断されたときに、各相における前記第2スイッチ群のうち少なくとも1つをオンさせるスイッチ操作ステップを含む、
ことを特徴とする。
前記経路確保ステップが、
前記複数の直流電源の電圧値の大小比較に基づいて、前記多相交流モータを含む負荷から電圧の大きい直流電源への経路に設けられた第2スイッチを導通状態にする、
ことを特徴とする。
二つの直流電源をそなえ、前記二つの直流電源のうちの第一の直流電源の負極と、第二の直流電源の負極を接続し、これら直流電源のそれぞれの出力電圧からパルスを生成・合成することで駆動電圧を生成し交流モータを駆動する電力変換装置の制御方法であって、
第一の直流電源の正極から第二の直流電源の正極へ導通する経路における、第一の直流電源の正極と前記電力変換装置の出力端子との間のスイッチと、前記電力変換装置の出力端子と第二の直流電源の正極との間のスイッチとの組がともにオフする所定の時間を経過した後に、前記スイッチの組のいずれかをオフからオンへ切り換える第一の短絡防止時間生成ステップと、
第一の直流電源の正極から第二の直流電源の正極へ導通する経路における、第一の直流電源の正極と前記電力変換装置の出力端子との間のスイッチと、前記電力変換装置の出力端子と第二の直流電源の正極との間のスイッチとの組がともにオンする所定の時間を経過した後に、前記スイッチの組のいずれかをオンからオフへ切り換える第一の経路確保時間生成ステップと、
第二の直流電源の正極から第一の直流電源の正極へ導通する経路における、第二の直流電源の正極と前記電力変換装置の出力端子と間のスイッチと、前記電力変換装置の出力端子と第一の直流電源の正極との間のスイッチの組がともにオフする所定の時間を経過した後に、前記スイッチの組のいずれかをオフからオンへ切り換える第二の短絡防止時間生成ステップと、
第二の直流電源の正極から第一の直流電源の正極へ導通する経路における、第二の直流電源の正極と前記電力変換装置の出力端子との間のスイッチと、前記電力変換装置の出力端子と第一の直流電源の正極との間のスイッチの組がともにオンする所定の時間を経過した後に、前記スイッチの組のいずれかをオンからオフへ切り換える第二の経路確保時間生成ステップと、
第一の直流電源の正極電位が第二の直流電源の正極電位よりも大きい際に、第一の短絡防止時間生成ステップと第二の経路確保ステップとによるパルス生成を選択して出力するよう制御し、第一の直流電源の正極電位が第二の直流電源の正極電位よりも小さい際に、第一の経路確保時間生成ステップと第二の短絡防止時間生成ステップによるパルス生成を選択して出力するよう制御する信号出力ステップと、
前記電力変換装置の出力端子と負極との間のスイッチのオンパルスを、第一の短絡防止時間生成ステップと第二の短絡防止時間生成ステップによるパルス生成の結果を用いて、前記電力変換装置の出力端子と前記第二の直流電源の正極との間のスイッチと、前記電力変換装置の出力端子と前記第一の直流電源の正極との間のスイッチとが共にオンのときに生成するよう制御する制御ステップと、
を含むことを特徴とする。
前記信号出力ステップが、
前記複数の直流電源の電圧値の大小比較を行う際に、ヒステリシス制御を行うことができる閾値を使用する、
ことを特徴とする。
各相のモータ電圧指令値は、電源電圧で電圧指令値が規格化された変調率指令値であって、各スイッチの短絡防止時間と、各交流電源の電圧値と、各交流電源の電力比率とに基づき、各相のモータ電圧指令値の制限値を求める、
ことを特徴とする。
いずれか一方が回生可能な二つの直流電源を備え、前記二つの直流電源のうちの第一の直流電源の負極と、第二の直流電源の負極を接続し、これら電源のそれぞれの出力電圧からパルスを生成・合成することでモータの駆動電圧を生成する電力変換装置の制御方法であって、
前記電力変換装置の出力端子から第一の正極へ導通するスイッチの駆動信号と、前記電力変換装置の出力端子から第二の正極へ導通するスイッチの駆動信号と、前記スイッチの駆動信号がともにオフする駆動信号である場合に、回生可能な電源の正極に接続されたスイッチをオンさせる駆動信号を出力することを各相毎に行うステップ、
を含むことを特徴とする。
例えば、第1の発明を装置として実現させると、本発明による電力変換装置の制御装置は、
複数の直流電源に接続され、これら直流電源のそれぞれの出力電圧からパルスを生成・合成することで駆動電圧を生成し交流モータを駆動する電力変換装置の制御装置であって、
各相のモータ電圧指令値、あるいは生成されたパルスの指令信号の少なくとも一つを用いて、前記交流モータを含む負荷から少なくとも一つの直流電源への電流経路を各相で確保する経路確保手段(回路)、
を含むことを特徴とする。
複数の直流電源に接続され、これら直流電源のそれぞれの出力電圧からパルスを生成・合成することで駆動電圧を生成し交流モータを駆動する電力変換装置の制御装置であって、
電位の異なる極間経路の短絡を防止したパルス指令信号を生成する短絡防止パルス生成手段(回路)と、
同極性の極間短絡を許可したパルス指令信号を生成する短絡許可パルス生成手段(回路)と、
前記交流モータを含む負荷から少なくとも一つの直流電源への電流経路を各相で確保するように、前記短絡を防止したパルス指令信号と、同極性の極間短絡を許可したパルス指令信号からいずれかを選択して出力する信号出力手段(回路)と、
を含むことを特徴とする。
図2は、本発明による制御方法を適用した電力変換装置の基本的な構成の一例を示すブロック図である。図に示すように、複数の直流電源1は、電力変換装置2を介してモータなどを含む負荷3に接続されている。電力変換装置2は、複数の電源を含む直流電源1のそれぞれの出力電圧からパルスを生成・合成することで、負荷3の1つである交流モータの駆動電圧を生成する電圧生成手段(電力変換器)2aと、交流モータを含む負荷3から各々の直流電源への電流経路上のスイッチの全ての駆動信号に基づいて、前記スイッチが各相毎に全てオフであることを判断する判断手段2bと、各相のモータ電圧指令値、あるいは生成されたパルスの指令信号の少なくとも一つを用いて、前記交流モータを含む負荷から少なくとも一つの直流電源への電流経路を各相で確保する経路確保手段2cとをそなえる。
また、電力変換装置2は、各相のモータ電圧指令値の制限値を求める制限値算出手段2dと、前記制限値に各相のモータ電圧指令値を制限する電圧制限手段2eとをそなえる。さらに、電力変換装置2は、電位の異なる極間経路の短絡を防止したパルス指令信号を生成する短絡防止パルス生成手段2fと、同極性の極間短絡を許可したパルス指令信号を生成する短絡許可パルス生成手段2gと、前記交流モータを含む負荷から少なくとも一つの直流電源への電流経路を各相で確保するように、前記短絡を防止したパルス指令信号と、同極性の極間短絡を許可したパルス指令信号からいずれかを選択して出力する信号出力手段2hとをそなえる。
vu_a*=rto_pa・vu*
vu_b*=rto_pb・vu*
vv_a*=rto_pa・vv*
vv_b*=rto_pb・vv*
vw_a*=rto_pa・vw*
vw_b*=rto_pb・vu*
変調率演算手段45
変調率演算手段45は、図6に示す演算2を行う。U相の電源10a分電圧指令vu_a*、電源10b分電圧指令vu_b*をそれぞれの直流電圧の半分の値で正規化することで電源10a分瞬時変調率指令mu_a*、電源10b分瞬時変調率指令mu_b*を求める。
mu_a*=vu_a*/(Vdc_a/2)
mu_b*=vu_b*/(Vdc_b/2)
変調率補正手段46は、図5に示す演算3を行う。この演算では、電源電圧Vdc_a、Vdc_bと分配電力目標値rto_paとrto_pbを用いて、次の式に基づいて電源10a分瞬時変調率指令mu_a*、電源10b分瞬時変調率指令mu*_bの補正を行う。
図7において、電源10a用キャリアは、電源10aの電圧Vdc_aから電圧パルスを出力するために、各スイッチを駆動するPWMパルスを生成するための三角波キャリアであり、同様に、電源10b用キャリアとして三角波を設ける。これら二つの三角波キャリアは、上限が+1、下限が―1の値をとり、180度の位相差を持つ。ここでは、U相の各スイッチを駆動する信号を、図8をもとに次のようにおく。
A:電源10aから出力端子の方向へ導通するスイッチの駆動信号
B:出力端子から負極の方向へ導通するスイッチの駆動信号
C:出力端子から電源10aの方向へ導通するスイッチの駆動信号
D:電源10bから出力端子の方向へ導通するスイッチの駆動信号
E:出力端子から電源10bの方向へ導通するスイッチの駆動信号
デッドタイムを付加した駆動信号生成を行うため、mu_a_c*からデッドタイム分オフセットしたmu_a_c_up*,mu_a_c_down*を次のように求める。
mu_a_c_up* = mu_a_c* + Hd
mu_a_c_down* = mu_a_c* − Hd
ここで、Hdは三角波の振幅(底辺から頂点まで)Htrと周期Ttr、デッドタイムTdから次のように求める。
Hd = 2Td・Htr/Ttr
キャリアとmu_a_c*,mu_a_c_up*,mu_a_c_down*の比較を行って、AとEのスイッチの駆動信号を次のルールに従って求める。
mu_a_c_down* ≧ 電源10a用キャリア ならば A = ON
mu_a_c* ≦ 電源10a用キャリア ならば A = OFF
mu_a_c* ≧電源10a用キャリア ならば E = OFF
mu_a_c_up* ≦電源10a用キャリア ならば E = ON
このように、駆動信号を生成することで、AとEの間にはTdのデッドタイムを設けることができ、正極間の短絡を防止することができる。
mu_b_c_up* = mu_b_c* + Hd
mu_b_c_down* = mu_b_c* − Hd
DとCのスイッチの駆動信号を次のルールに従って求める。
mu_b_c_down* ≧ 電源10b用キャリア ならば D = ON
mu_b_c* ≦ 電源10b用キャリア ならば D = OFF
mu_b_c* ≧ 電源10b用キャリア ならば C = OFF
mu_b_c_up* ≦電源10b用キャリア ならば C = ON
このようにして、DとCの間にもTdのデッドタイムを設けることができ、正極間の短絡を防止することができる。駆動信号Bは、AND回路などを使って生成された駆動信号EとCのANDから生成する。
B=E・C
EはAとの間にデッドタイムが付加した駆動信号であり、CはDとの間にデッドタイムが付加した駆動信号である。このため、AND回路などを使ってBをEとCのANDから生成することで、BとA、BとEにもデッドタイムを生成することができる。デッドタイムが付加されたパルス生成の例を図11に示す。
mu_a_c_down2* = mu_a_c* − 2Hd
キャリアとmu_a_c_down2*の比較を行って、駆動信号E1 を次のルールに従って求める。
mu_a_c_down2* ≧ 電源10a用キャリア ならば E1 = OFF
mu_a_c_down* ≦ 電源10a用キャリア ならば E1 = ON
このようにして生成された駆動信号A、E、E1 を図15に示す。同様にDとCのスイッチの駆動信号を生成する際に、Dと同時にオンすることを認めたCの駆動信号C1を生成する。
mu_b_c_down2* = mu_b_c* − 2Hd
mu_b_c_down2* ≧電源10b用キャリア ならば C1 = OFF
mu_b_c_down* ≦電源10b用キャリア ならば C1 = ON
このようにして生成された駆動信号E1・C1は、電源の正極間の短絡を生じるが、電源電圧の大小関係によっては、正極間の経路の一方を短絡させても短絡電流は流れない。例えば、Vdc_a > Vdc_b であるとき、DとCが同時にオンしても、この経路は半導体スイッチによって阻止されるため、短絡電流は流れず、Vdc_a < Vdc_b であるときには、AとEが同時オンであっても短絡電流は流れない。また、Vdc_a と Vdc_b の電位差が小さければ、AとE、CとDのどちらの経路を短絡させても、大きな短絡電流は流れない。この考えに基づいて、電圧の大小関係を判定し、正極間の短絡を許可する経路を選択する。
Vdc_b>Vdc_a+Vhs ならば 電圧判定信号LをHへ切り換え
Vdc_b<Vdc_a−Vhs ならば 電圧判定信号HをLへ切り換え
ヒステリシス幅Vhsは、電圧信号のノイズの大きさを観測して決定する(第9の発明に相当)。
電圧判定信号がHであるとき、EとE1の論理和ORがとられ、新たな駆動信号E2が出力され、この駆動信号E2がEの駆動信号となる。このとき、E1はEのオンパルスよりも長く生成しているため、E2はE1と等しくなるため、Eの駆動信号としてはE1が選択されたことになる。また、C2はCを出力することになる。
電圧判定信号がLであるときには、EがE2として選択されて出力されるとともに、C2はC1を出力する。このようにして、生成された駆動信号E2とC2を駆動信号E、Cに置き換えて、各スイッチのオン・オフに用いる。
このようにして、モータから直流電源の方向へ流れる経路を半導体スイッチのオン・オフ制御によって常に確保し、スイッチの端部に発生する電圧を抑え、半導体スイッチのコスト低減を図ることが可能になる。
逆に、電源10bが充電不可能な電源の場合に、前述のような各スイッチの状態が続くと、平滑コンデンサのみが充電され、この電圧が上昇するため、電圧の上昇から回路素子を保護するための手段を設ける必要が生じる。このように、モータから回生可能な電源への電流経路が確保できるように、論理回路での信号を選択すれば、平滑コンデンサの不要な電圧上昇を生じることなく、それに伴う保護などの制御装置を簡素化することができる(第11の発明に相当)。
2 電力変換装置
2a 電圧生成手段
2b 判断手段
2c 経路確保手段
2d 制限値算出手段
2e 電圧制限手段
2f 短絡防止パルス生成手段
2g 短絡許可パルス生成手段
2h 信号出力手段
3 モータなどを含む負荷
10a,10b 電源
12,13 平滑コンデンサ
14 電源10aの正極母線
15 共通負極母線
16 電源10bの正極母線
20 モータ
101a/101b,102a/102b,103a/103b 半導体スイッチ
104a/104b,105a/105b,106a/106b 半導体スイッチ
107a,108a,109a 半導体スイッチ
107b,108b,109b ダイオード
30 電力変換器
30U U相のスイッチ群
30V V相のスイッチ群
30W W相のスイッチ群
40 制御装置
41 トルク制御手段
42 電流制御手段
43 dq/3相電圧変換手段
44 電圧分配手段
45 変調率演算手段
46 変調率補正手段
47 PWMパルス生成手段
48 3相/dq電圧変換手段
46a 変調率リミッタ
Claims (10)
- 複数の直流電源のそれぞれから多相交流モータへの導通を断接し、複数の直流電源のそれぞれの出力電圧から電圧パルスを生成・合成することで駆動電圧を生成し前記多相交流モータを駆動する第1スイッチ群と、
前記多相交流モータを含む負荷から前記複数の直流電源のそれぞれへの導通を断接する第2スイッチ群と、
を各相ごとに有する電力変換装置の制御方法であって、
各相において常に少なくとも1つの前記第2スイッチ群が導通状態となるようにし、前記多相交流モータを含む負荷から少なくとも一つの直流電源への電流経路を各相で確保する経路確保ステップ、
を含むことを特徴とする電力変換装置の制御方法。 - 請求項1に記載の電力変換装置の制御方法において、
前記経路確保ステップは、各相のモータ電圧指令値、あるいは生成されたパルスの指令信号の少なくとも1つに基づいて前記第2スイッチを制御することを特徴とする電力変換装置の制御方法。 - 請求項1に記載の電力変換装置の制御方法において、
前記経路確保ステップは、各相のモータの電圧指令値の制限値を算出し、制限された前記各相の電圧指令値に基づいて前記第2スイッチを制御することを特徴とする電力変換装置の制御方法。 - 請求項1に記載の電力変換装置の制御方法において、
前記経路確保ステップは、前記第2スイッチ群の全ての駆動信号に基づいて、前記第2スイッチ群が各相毎に全てオフであった場合に、各相における前記第2スイッチ群の少なくとも1つをオンすることを特徴とする電力変換装置の制御方法。 - 請求項1に記載の電力変換装置の制御方法において、
各相における前記第1スイッチ群及び第2スイッチ群に対し電位の異なる極間経路の短絡を防止したスイッチ駆動パルス指令信号を生成する短絡防止スイッチ駆動パルス生成ステップと、
各相における前記第2スイッチ群に対し同極性の極間短絡を許可したスイッチ駆動パルス指令信号を生成する短絡許可スイッチ駆動パルス生成ステップと、を有し、
前記経路確保ステップは、前記第1スイッチ群に対して前記短絡を防止したスイッチ駆動パルス指令信号を出力すると共に、前記第2スイッチ群に対して前記同極性の極間短絡を許可したスイッチ駆動パルス指令信号を選択し出力する信号出力ステップを含むことを特徴とする電力変換装置の制御方法。 - 請求項1に記載の電力変換装置の制御方法において、
各相における前記第1スイッチ群及び第2スイッチ群に対し電位の異なる極間経路の短絡を防止したスイッチ駆動パルス指令信号を生成する短絡防止スイッチ駆動パルス生成ステップと、
前記第2スイッチ群に対する前記短絡を防止したスイッチ駆動パルス指令信号の全てから、前記第2スイッチ群が各相毎に全てオフであることを判断する判断ステップと、を有し、
前記経路確保ステップは、前記判断ステップで各相毎に、前記第2スイッチ群が全てオフであると判断されたときに、各相における前記第2スイッチ群のうち少なくとも1つをオンさせるスイッチ操作ステップを含むことを特徴とする電力変換装置の制御方法。 - 請求項5または6に記載の電力変換装置の制御方法において、
前記経路確保ステップは、前記複数の直流電源の電圧値の大小比較に基づいて、前記多相交流モータを含む負荷から電圧の大きい直流電源への経路に設けられた第2スイッチを導通状態にすることを特徴とする電力変換装置の制御方法。 - 二つの直流電源をそなえ、前記二つの直流電源のうちの第一の直流電源の負極と、第二の直流電源の負極を接続し、これら直流電源のそれぞれの出力電圧からパルスを生成・合成することで駆動電圧を生成し交流モータを駆動する電力変換装置の制御方法であって、
第一の直流電源の正極から第二の直流電源の正極へ導通する経路における、第一の直流電源の正極と前記電力変換装置の出力端子との間のスイッチと、前記電力変換装置の出力端子と第二の直流電源の正極との間のスイッチとの組がともにオフする所定の時間を経過した後に、前記スイッチの組のいずれかをオフからオンへ切り換える第一の短絡防止時間生成ステップと、
第一の直流電源の正極から第二の直流電源の正極へ導通する経路における、第一の直流電源の正極と前記電力変換装置の出力端子との間のスイッチと、前記電力変換装置の出力端子と第二の直流電源の正極との間のスイッチとの組がともにオンする所定の時間を経過した後に、前記スイッチの組のいずれかをオンからオフへ切り換える第一の経路確保時間生成ステップと、
第二の直流電源の正極から第一の直流電源の正極へ導通する経路における、第二の直流電源の正極と前記電力変換装置の出力端子と間のスイッチと、前記電力変換装置の出力端子と第一の直流電源の正極との間のスイッチの組がともにオフする所定の時間を経過した後に、前記スイッチの組のいずれかをオフからオンへ切り換える第二の短絡防止時間生成ステップと、
第二の直流電源の正極から第一の直流電源の正極へ導通する経路における、第二の直流電源の正極と前記電力変換装置の出力端子との間のスイッチと、前記電力変換装置の出力端子と第一の直流電源の正極との間のスイッチの組がともにオンする所定の時間を経過した後に、前記スイッチの組のいずれかをオンからオフへ切り換える第二の経路確保時間生成ステップと、
第一の直流電源の正極電位が第二の直流電源の正極電位よりも大きい際に、第一の短絡防止時間生成ステップと第二の経路確保ステップとによるパルス生成を選択して出力するよう制御し、第一の直流電源の正極電位が第二の直流電源の正極電位よりも小さい際に、第一の経路確保時間生成ステップと第二の短絡防止時間生成ステップによるパルス生成を選択して出力するよう制御する信号出力ステップと、
前記電力変換装置の出力端子と負極との間のスイッチのオンパルスを、第一の短絡防止時間生成ステップと第二の短絡防止時間生成ステップによるパルス生成の結果を用いて、前記電力変換装置の出力端子と前記第二の直流電源の正極との間のスイッチと、前記電力変換装置の出力端子と前記第一の直流電源の正極との間のスイッチとが共にオンのときに生成するよう制御する制御ステップと、
を含むことを特徴とする電力変換装置の制御方法。 - 請求項7又は8に記載の電力変換装置の制御方法において、
前記複数の直流電源の電圧値の大小比較を行う際に、ヒステリシス制御を行うことができる閾値を使用する、
ことを特徴とする電力変換装置の制御方法。 - 請求項3に記載の電力変換装置の制御方法において、
各相のモータ電圧指令値は、電源電圧で電圧指令値が規格化された変調率指令値であって、各スイッチの短絡防止時間と、各交流電源の電圧値と、各交流電源の電力比率とに基づき、各相のモータ電圧指令値の制限値を求める、
ことを特徴とする電力変換装置の制御方法。
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