JP4841517B2 - 無声通話機能付携帯通信端末、及び無声通話機能付携帯通信端末の制御方法 - Google Patents

無声通話機能付携帯通信端末、及び無声通話機能付携帯通信端末の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、通常の音声通話に加えて、文字通話によって無声での通話を行うことを可能とする携帯通信端末において、着信又は発呼の際に音声又は文字のいずれの通話モードを利用するかを選択する技術に関する。
現在、携帯電話を始めとする通話機能付の携帯通信端末が普及し、その結果、多くの人が時と場所を選ばずに通話を行うことができるようになっている。その一方で、例えば図書館や電車内など「音声を発しての通話」を行うには相応しくない時/場所もあり、そのような場合、ユーザーはマナーモード設定を利用して着信時の呼出音を停止させたり、通話を行わないようにして対応している。
しかし、図書館などでも緊急の場合などには通話するニーズや必要性があることを鑑み、近年では「文字→音声」の変換機能を用いて、「文字」によって無音声で通話を行うための技術が開発、実装されている。具体的には、ユーザーはキー操作による文字入力を行い、その入力文字を音声に変換させ通話相手の端末に送信する、といった機能である。また、それに加えて通話相手からの音声を文字に変換してディスプレイに表示する機能を備えた端末も提供されている。
そして、従来の通話機能付の携帯通信端末においては、通常の「音声」による通話モードと、上記のような「文字」による通話モードと、をボタン操作などで切換えて利用することができるよう構成されている。
特開2004−247862号公報
しかし、上記従来の通話機能付の携帯通信端末は、例えば図書館などにいる場合には、着信操作又は発呼操作に加えて、逐次上記切換操作を行うことで当該「文字による通話モード」を起動させる必要がある。つまりその操作上、利用者に対して手間を強いている、という課題がある。
上記課題を解決するために、以下のような無声通話機能付携帯通信端末を提供する。すなわち、前述のように音声での通話が相応しくない場面においては、ユーザーがその端末を、通常は少なくとも着信報知音を出力させないなどの「マナーモード」に設定している。そこで、携帯通信端末が「マナーモード」に設定されているか否かを判断し、そのマナーモード設定の有無に応じて、「文字による通話モード」と「音声による通話モード」とのうち、適当な通話モードを自動で起動する機能を備える無声通話機能付携帯通信端末を提供する。
さらに具体的には、音声モードを実行するための音声通話処理部と、文字モードを実行するため文字入力に応じた音声を出力する文字通話処理部と、着信報知をマナーモードとするためのマナーモード部と、前記各通話処理部を制御するための制御ルールを保持する制御ルール保持部と、マナーモード部の状態に応じ制御ルールに従って前記各通話処理部を制御するための制御部と、を有する無声通話機能付携帯通信端末である。
以上のような構成をとる本発明によって、端末がマナーモード状態に設定されている否かに応じて、「文字モード」と「音声モード」のうち適当な通話モードを自動で起動することができる。したがって、ユーザーは通話モードの切換操作を、発呼や着信のたびに逐一実行する必要が無く、ユーザーの操作上の手間を省くことができる。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。なお、実施例1は、主に請求項1、9、10,11について説明する。また、実施例2は、主に請求項2について説明する。また、実施例3は、主に請求項3について説明する。また、実施例4は、主に請求項4について説明する。また、実施例5は、主に請求項5について説明する。また、実施例6は、主に請求項6について説明する。また、実施例7は、主に請求項7について説明する。また、実施例8は、主に請求項8について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
図1は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末による着信や発呼の一例を表す概念図である。この図1(1)にあるように、「マナーモード」に設定されている本実施例の携帯通信端末にて着信があった。ここで、携帯通信端末が「マナーモード」に設定されている場合、携帯通信端末のユーザーは例えば図書館内や電車内など、音声による通話が相応しくない場所に居ると想定される。そこで、図1(2)に示すように、本実施例の携帯通信端末は着信や発呼が実行された際に、自身がマナーモードに設定されているか否かの判定処理を実行する。そして、マナーモードに設定されていれば、上記のようにユーザーは音声による通話が相応しくない場所に現在居ると想定されるので、「文字モード(文字入力によって無音声で行う通話モード)」を自動で起動する。
このようにして、ユーザーは着信や発呼の際のオフフック操作後に、通常の音声通話を行う「音声モード」から「文字モード」への切替操作を行わなくても、図1(3)に示すように、文字入力/文字表示による通話を行うことができる、という具合である。
<機能的構成>
図2は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図である。なお、「無声通話機能」とは、詳細は後述する「文字モード」によって提供される、ユーザーが音声を発することなく通話相手と音声による通話を行うことができる機能をいう。また、「携帯通信端末」とは、例えばその無声通話機能を有する携帯電話やPHS(パーソナル・ハンディフォン・システム)、スマートフォンなどが挙げられる。また、それ以外にも無声を含めた通話機能を外部ユニットの追加実装や内部実装などで備えることができるPDA(パーソナル・デジタル・アシスタンツ)、モバイルPC(パーソナルコンピュータ)なども挙げられる。
そして図2に示すように、上記例のような「無声通話機能付携帯通信端末」(0200)は、「音声通話処理部」(0201)と、「文字通話処理部」(0202)と、「マナーモード部」(0203)と、「制御ルール保持部」(0204)と、「制御部」(0205)と、有することを特徴とする。
なお、以下に記載する本端末装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CDやDVDどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部、またその外部周辺装置用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザーインターフェースなどが挙げられる。
そして主メモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、インターフェースを介して入力されメモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。また、この発明は端末装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
「音声通話処理部」(0201)は、音声モードを実行するための機能を有する。「音声モード」とは、ユーザーが発する音声を送受信することで通話を行うためのモードをいい、例えばマイクとスピーカ、アンプやA/D(アナログ/デジタル)変換回路など、通常の電話における送話機能及び受話機能によって実現することができる。このように、音実施例の無声通話機能付携帯通信端末では、この音声通話処理部によって、通常の電話同様に「音声モード」による通話を行うことができる。
「文字通話処理部」(0202)は、文字モードを実行するための機能を有する。「文字モード」とは、文字入力に応じた音声を、通話相手の携帯通信端末に電話回線を通して出力するモードをいう。この文字モードによる通話は、例えば文字キーによって入力された「あ」「い」・・・といった単語を、対応する蓄積音声に変換し、その蓄積音声の組合せとして出力することで通話相手に音声を伝える形態が挙げられる。あるいは、入力文字のコード値を引数として所定の関数f(入力文字)を演算し、その演算結果を音声データとして出力する形態なども挙げられる。
図3は、文字通話処理部による文字モードのさらに別の一例を説明するための概念図である。この図3(a)にあるように、例えば文字モードでは定型文が選択可能にディスプレイ上に表示される。そして、ユーザーがキー操作によって定型文を選択すると、図3(b)に示すように予め定型文に応じてフラッシュメモリなどに保持されている音声データが選択取得され、出力される、という具合である。
なお文字モードは、上記に加えて、逆に通話相手からの音声を文字に変換する機能をさらに備えていても良い。具体的には、例えばパターンマッチングによる音声認識技術を利用して受信した相手の音声を解析し、文字データに変換する。そして変換した文字データをディスプレイに表示する、といった機能である。
このように、文字モードではユーザーが入力した文字に応じて音声が出力(また場合によっては相手から入力された音声が文字によってディスプレイなどに出力)されることになる。したがって、ユーザーは音声を発することなく、通話相手との通話を行うことができる、という具合である。
そして、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末では、上記「音声モード」と「文字モード」との切換処理が、ユーザーのキー操作などでは無く、下記構成によって「マナーモード」の設定有無によって実行されることを特徴とする。
「マナーモード部」(0203)は、着信報知をマナーモードとするための機能を有する。「マナーモード」とは、着信を報知するためのベルや楽曲などの音声出力に替えて、例えば本体のバイブレーション(振動)、ディスプレイでの着信メッセージやアイコン表示、LED(発光ダイオード)による明滅、あるいは周囲環境に違和感の無い音(オフィスでの打鍵音や、図書館でのページめくりの音など)など、異音以外の手段を利用して着信報知を行うモードをいう。つまり、マナーモードとは、例えば図書館内や電車内など音声による通話が相応しくない場所において音を発しないよう設定されるモードであると言える。
したがって携帯通信端末がマナーモードにされている場合、そのような音声による通話が相応しくない場所に居ると想定される。そこで、本実施例では、このマナーモード部で制御される携帯通信端末のマナーモードの設定有無に応じて、ユーザーが音声による通話が相応しくない場所に居るか否かを判断する、という具合である。
なお、携帯通信端末におけるマナーモードは、例えばレベル1のマナーモードからレベル3のマナーモードと言った具合に、複数パターン用意されていても良い。具体的には、例えば周囲環境に違和感の無い音(オフィスでの打鍵音や、図書館でのページめくりの音など)の出力を行うレベル1マナーモードや、本体バイブレーション及びLED明滅を行うレベル2マナーモードや、着信メッセージ表示のみのレベル3マナーモード、といった具合である。そして、そのように複数パターンのマナーモードがある場合には、それぞれのパターンごとに後述する制御ルールが定められると良い。
「制御ルール保持部」(0204)は、制御ルールを保持する機能を有し、例えば、不揮発性メモリやHDD(ハードディスク・ドライブ)などの二次記憶装置で実現することができる。また、「制御ルール」とは、上記音声又は/及び文字による通話処理部(0201、0202)を制御するためのルールをいい、例えば、マナーモードであった場合に、通話機能をユーザーが予め設定していたモードとして制御するためのルールが挙げられる。図4は、この制御ルールの設定画面の一例を表す概念図である。この図にある設定画面を介して、ユーザーがマナーモード時の通話を、例えば文字モードとする、との設定情報を選択入力する。すると、この設定情報に従って制御ルール「(マナーモード時には)文字モード起動」が設定、保持される、という具合である。
また、ここで保持される制御ルールとしては、その他にも、例えばマイクにて周囲音声を取得し、周囲の音声レベルを計測する。そしてその周囲音声レベルが所定db(デジベル)以下であれば、図書館など静かであることが好ましい場所であるとして「文字モード起動」とする、といった制御ルールが挙げられる。また、同様に光センサなどで周囲照度を計測し、暗い場合(計測照度が所定ルクス以下)は映画館などやはり静かであることが好ましい場所であるとして「文字モード起動」とする、といった制御ルールも挙げられる。
また、本実施例の携帯通信端末は、周囲の端末でマナーモードとなっている端末の数をカウントし、所定数以上の端末がマナーモードであると判断されれば、「文字モード起動」とする、といった制御ルールも挙げられる。なお、周囲の端末のマナーモード情報は、例えばブルートゥース(登録商標)通信によって自身のマナーモード有無を示す情報の送受信を行うよう構成することで取得すると良い。あるいは実施例2で後述するように、マナーモードであれば必ず通話機能を文字モードとして制御するためのルールや、実施例4で後述するように、通話機能を前回通話時のモードで制御するためのルールなども挙げられる。
また、例えば同じ文字モードであっても「文字モード1:定型文選択による文字モード」、「文字モード2:文字入力による文字モード」といった具合に複数の文字モードがあり、所定の条件に応じてそのうちの一の文字モードを選択し起動する、といった制御ルールであっても良い。
「制御部」(0205)は、マナーモード部(0203)の状態に応じ制御ルールに従って前記各通話処理部(0201、0202)を制御するための機能を有し、例えばCPU(中央演算装置)や主メモリなどの演算装置によって実現することができる。具体的には、例えば「主メモリ」の所定アドレスに、マナーモードフラグが格納されているか否かを「CPU」の論理演算処理によって判断する。そしてフラグが格納されていれば、マナーモードに設定されているとして、フラッシュメモリに格納されている前述の制御ルールを読み出す。そして、その制御ルール例えば「文字モード起動」に従い、「CPU」は文字通話処理部に対して起動のための制御命令を出力する。そして、その起動命令に従い、文字通話処理部が自動起動し、文字モードでの通話が可能となる、という具合である。
また、逆にマナーモードフラグが格納されていなければ、その判断結果に応じて「CPU」は例えば「音声モード起動」の制御命令を出力し、音声通話処理部での通話を実行する、という具合である。あるいは制御ルールが「音声モード起動」を示すルールである場合にも、やはり「音声モード起動」の制御命令を出力し、音声通話処理部での通話を実行すると良い。
また前述のように、例えば報知パターンの内容などで区別される複数のマナーモードがある場合、マナーモードの各報知パターンに応じて通話モードが選択されるような制御ルールに応じて制御部の制御が実行されても良い。具体的には、周囲環境に違和感の無い音を出力するレベル1マナーモードや、本体バイブレーションなどを行うレベル2マナーモードである場合は、当該制御ルールに応じた制御部の制御によって「音声モード起動」が選択される。一方、着信メッセージのみ表示するレベル3マナーモードである場合は、「文字モード起動」が選択される、という具合である。
以上のように、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末によって、端末がマナーモード状態に設定されている否かに応じて、「文字モード」と「音声モード」のうち適当な通話モードを、制御ルールに応じて自動で起動することができる。したがって、ユーザーは通話モードの切換操作を、発呼や着信のたびに逐一実行する必要が無く、ユーザーの操作上の手間を省くことができる。
なお、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末は、図4に示すようなGUIを表示するため、以下のような構成をさらに有していても良い。すなわち、制御部が、マナーモード部の状態に対応させて実行すべき制御ルールを選択させるための選択画面を表示する選択画面表示手段と、選択画面表示手段を用いて選択された制御ルールを対応するマナーモード部の状態に応じて実行する選択制御ルール実行手段と、を有する無声通話機能付携帯通信端末である。
また、その選択画面表示手段が、マナーモード部の状態と、その状態において選択すべきモードとして音声モードと文字モードの選択肢とを表示する要構成されていても良い。
<ハードウェア的構成>
図5は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、無声音声機能付携帯通信端末における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して音声又は文字モードの自動切換処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
この図にあるように、無声通話機能付携帯通信端末は、文字通話処理部、制御部及びマナーモード部であり、かつ各種演算処理を行う「CPU」(0501)と、「主メモリ」(0502)と、を備えている。また制御ルール保持部である「ROM」(0503)や、音声通話処理部である「音声制御回路」(0505)と「スピーカ」(0506)と「マイク」(0507)も備えている。また、ユーザーからの操作入力を受付ける「UI(ユーザーインターフェース)」(0504)や、情報を表示する「表示制御回路」(0508)と「ディスプレイ」(0509)や、通話相手の端末と情報の送受信を行う「周波数変換回路」(0510)や、「通信制御回路」(0511)と、「通信I/F」(0512)、なども備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また、「主メモリ」は、各種処理を行うプログラムをCPUに実行させるために読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「記憶装置」にはそれぞれ複数のアドレスが割当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
ここで、「UI」を介したユーザーのキー操作入力に応じて、マナーモードを設定するためのGUI(グラフィカル・ユーザーインターフェース)画面が「表示制御回路」の処理を経て「ディスプレイ」に表示される。ユーザーはこのGUIに従い「UI」を操作し、マナーモードの設定や解除などの命令入力を行う。そして、マナーモード設定の命令が「UI」を介して入力された場合、「主メモリ」のアドレス1にはマナーモードフラグが格納される。
その後、「通信I/F」にて別の携帯通信端末からの発呼信号を含む電波を受信することで、本実施例の携帯通信端末が着信状態となる。あるいは、「UI」にてユーザーのオフフック操作入力を受付けることで、本実施例の携帯通信端末が発呼状態となる。すると、その受信や操作入力をトリガーとして「CPU」は以下の処理を実行する。まず、「CPU」は「主メモリ」のアドレス1にマナーモードフラグを示す情報が格納されているか否か、を論理演算処理により判断する。その結果、フラグが格納されているとの判断結果が出力された場合には、「CPU」は「ROM」のアドレス2に格納されている制御ルールを「主メモリ」のアドレス2に読み出す。そして読み出した制御ルール、例えば「文字モード起動(=文字モードプログラムの実行)」に従い、「ROM」のアドレス2に格納されている文字モードプログラムを「主メモリ」に展開する。(また携帯通信端末が着信状態であれば、ここで振動装置によるバイブレーション機能などを作動制御し、その着信をユーザーに報知する。そして、ユーザーはその報知に応じてオフフック操作を行い、通話を可能な状態とする。)
すると「CPU」は、「主メモリ」に展開された文字モードプログラムに従って、例えば「ディスプレイ」にて文字入力を受付けるGUI画面や、定型文を選択するためのGUI画面を表示する。そして「UI」を介したユーザーの文字キー操作による文字入力を受付けると、その入力文字を「主メモリ」のアドレス3に格納する。そして、格納した文字、例えば「あ」をキーとして、「ROM」に格納されている蓄積音声を検索する。そして、「あ」と関連付けられている蓄積音声データを特定し、「主メモリ」のアドレス4に読み出す。また、続けて入力された文字データに関しても同様の処理を実行し、取得した蓄積音声を組み合わせることで文字入力された文章の音声データを生成することができる。そして、「UI」を介した送信操作の受付けによって、その生成された音声データが、「周波数変調回路」のD/A変換処理及び周波数変調処理を経て、「通信制御回路」の制御によって「通信I/F」から通話相手の端末へ電波として出力される、という具合である。
なお、例えば蓄積音声データの組合せに際しては、フォルマント方式による波形調整処理や、コーパスベース方式による波形辞書データベースを利用したイントネーション調整処理などが行われ、自然音声に近い音声データとなるような各種の波形修正処理などが実行されても良い。また、上記のような単語ごとの蓄積音声による文字→音声データ変換処理のみならず、「ROM」に所定関数f(x、y、z・・・)(x、y、z=入力文字のコード値)などを格納し、その所定関数を利用して音声データを演算生成しても良いし、定型文として選択された定型文IDを入力文字として、定型文の音声データが選択取得されても構わない。
また、文字モードプログラムでは、前述のように受信した通話相手の音声データを文字変換しディスプレイなどに表示することで、通話相手の音声が「スピーカ」から出力されないよう構成しても良い。具体的には、「通信I/F」で受信した音声電波を復調し、「通信制御回路」でのA/D変換処理によって音声データとして取得する。そして取得した音声データと、例えばROMに保持されているパターンマッチング用の波形データとの一致度を「CPU」の論理演算処理によって算出する。そして一致度が最も高い波形データと関連付けて保持されている文字データに変換し、「ディスプレイ」に出力する、という具合である。このようにして、通話相手からの音声も出力しないようにして、通話を実行するよう制御しても良い。
いずれにせよ、以上のようにして、携帯通信端末がマナーモードに設定されていれば、本実施例では制御ルールに応じた通話モード、上記例ではユーザーが音声を発せずに通話することが可能な文字モードでの通話が自動で実行される、という具合である。
また、「主メモリ」のアドレス2に読み出した制御ルールが「音声モード起動(=音声モードプログラムの実行)」であれば、「ROM」のアドレス3に格納されている音声モードプログラムを「主メモリ」に展開すると良い。その場合には「CPU」は、「主メモリ」に展開された音声モードプログラムに従って、当該携帯通信端末を「マイク」でのユーザー発声音声の取得待ち状態とする。そして、「マイク」で取得した発生音声を「音声制御回路」によってA/D変換し、「周波数変調回路」によって所定の周波数の電波に変調する。そしてその変調電波を「通信制御回路」の制御によって「通信I/F」から通話相手の端末へ出力し、ユーザーの発声音声による通話が実行される、という具合である。
<処理の流れ>
図6は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。また、以下の例では制御ルールとして「A:音声モード起動」又は「B:文字モード起動」の2つのみの設定を前提とした処理を記載している。しかし、制御ルールはもちろんそれに限定されず、例えば所定の条件でいずれかのモードが起動される、などのルールであって構わない。
この図にあるように、まず、制御ルールA、又は制御ルールBの設定受付を行い、受付けた制御ルールの設定情報をフラッシュメモリなどの「制御ルール保持部」に格納する(ステップS0601)。その後、着信や発呼などがあると、例えば「マナーモード部」の制御に応じてマナーモードフラグが立っているかなどを判定し、端末がマナーモードであるか否かの判断を行う(ステップS0602)。その判断の結果、端末がマナーモードで無いとの判断結果が出力されれば、ステップS0601で設定保持されている制御ルールに関わらず通常の発信、着信処理が実行される。
一方、ステップS0602の判断処理の結果、端末がマナーモードであるとの判断結果が出力されれば、つづいて、ステップS0601で設定、保持されている制御ルールがA、Bいずれかであるのか、の第二の判断処理が実行される(ステップS0603)。その第二の判断処理の結果、制御ルールAが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「音声通話処理部」が起動され、音声モードが実行される(ステップS0604A)。一方、その第二の判断処理の結果、制御ルールBが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「文字通話処理部」が起動され、文字モードが実行される(ステップS0604B)。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末によって、端末がマナーモード状態に設定されている否かに応じて、「文字モード」と「音声モード」のうち適当な通話モードを自動で起動することができる。したがって、ユーザーは通話モードの切換操作を、発呼や着信のたびに逐一実行する必要が無く、ユーザーの操作上の手間を省くことができる。
≪実施例2≫
<概要>
本実施例は、上記実施例を基本として、その制御ルールがデフォルトで「文字モード起動」になっている点を特徴とする無声通話機能付携帯通信端末である。したがって、本実施例の携帯通信端末では、例えばユーザーが制御ルールを設定する手間や、周囲音声や照度を測定、判断する処理負荷をさらに省いて、端末がマナーモードに設定されており、音声による通話が相応しくない場所に現在居ると想定される場合に「文字モード」を自動で起動することができる。また、本実施例では実施例1と異なり、前述のようにレベル1からレベル3マナーモードなど複数のマナーモードがある場合でも、その制御ルールは一律で「文字モード起動」になっている点も特徴とする。
<機能的構成>
図7は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「無声通話機能付携帯通信端末」(0700)は、上記実施例を基本として「音声通話処理部」(0701)と、「文字通話処理部」(0702)と、「マナーモード部」(0703)と、「制御ルール保持部」(0704)と、「制御部」(0705)と、有する。なお、これら構成要件は上記実施例にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例の特徴点は、その制御ルール保持部が、「第一制御ルール保持手段」(0706)を有する点である。
「第一制御ルール保持手段」(0706)は、第一制御ルールを保持する機能を有する。「第一制御ルール」とは、マナーモード部が動作状態である場合には文字通話処理部(0702)により文字モードを実行させる制御をするためのルールである。このように、本実施例では第一制御ルールが予め保持されているため、本実施例の携帯通信端末では、例えばユーザーが制御ルールを設定する手間や、周囲音声や照度を測定、判断する処理負荷をさらに省くことができる。
<処理の流れ>
図8は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、着信や発呼などがあると、例えば「マナーモード部」の制御に応じてマナーモードフラグが立っているかなどを判定し、端末がマナーモードであるか否かの判断を行う(ステップS0801)。その判断の結果、端末がマナーモードで無いとの判断結果が出力されれば、通常の発信、着信処理が実行される。
一方、ステップS0801の判断処理の結果、端末がマナーモードであるとの判断結果が出力されれば、「第一制御ルール保持手段」に予め保持されている第一制御ルールにしたがって、「制御部」の制御により「文字通話処理部」が起動され、文字モードが実行される(ステップS0802)。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末によって、例えばユーザーが制御ルールを設定する手間や、周囲音声や照度を測定、判断する処理負荷をさらに省いて、端末がマナーモードに設定されており、音声による通話が相応しくない場所に現在居ると想定される場合に「文字モード」を自動で起動することができる。
≪実施例3≫
<概要>
本実施例は、上記実施例1を基本として、その制御ルールが適宜変更可能であることを特徴とする無声通話機能付携帯通信端末である。つまり、実施例2の携帯通信端末との相違点は、実施例2ではマナーモードの際に第一制御ルールによってデフォルトで文字モードとなるのに対し、本実施例では、例えば図4に示すようなGUIを介したユーザー操作などに応じて、マナーモードの際の通話モードが変更可能である点である。
<機能的構成>
図9は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「無声通話機能付携帯通信端末」(0900)は、上記実施例1を基本として「音声通話処理部」(0901)と、「文字通話処理部」(0902)と、「マナーモード部」(0903)と、「制御ルール保持部」(0904)と、「制御部」(0905)と、有する。なお、これら構成要件は上記実施例にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例の特徴点は、さらに「制御ルール変更部」(0906)を有する点である。
「制御ルール変更部」(0906)は、制御ルールを変更するための機能を有し、例えば、図4に示すようなGUIを介したユーザー操作を受け付け、受付けた操作命令に応じて、フラッシュメモリなどに保持されている制御ルールを変更(書換更新処理など)する構成が挙げられる。あるいは、ネットワークを介してサービス提供者のサーバなどから送信された変更命令を受信し、その受信した変更命令に応じて保持されている制御ルールの書換更新処理などを実行する構成なども挙げられる。
また、その他にも、例えばユーザーからのスケジュール入力を受け付け、入力スケジュールにて電車内など所定場所に居る時間として示される時間を特定する。そして内蔵時計の計時処理によってその特定時間になったと判断された場合に、制御ルールが「音声モード起動」であれば「文字モード起動」に変更する、などの構成も挙げられる。あるいは、前述のように、マイクや光センサで周囲音声レベルや周囲照度を計測し、所定値以下(以上)であれば適宜「文字モード」に変更する、等の構成も挙げられる。
このように本実施例の無声通話機能付携帯通信端末によって、制御ルールを適宜変更することができる。したがって端末がマナーモードに設定されている際には、例えばユーザーの任意や、その他周囲の状況/条件などに応じた通話モードを自動起動させることができる。
<処理の流れ>
図10は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、制御ルールA、又は制御ルールBの設定受付を行い、受付けた制御ルールの設定情報をフラッシュメモリなどの「制御ルール保持部」に格納する(ステップS1001)。その後、設定されている制御ルールの変更命令を、例えばGUIを介したユーザー操作などによって受付けると、「制御ルール変更部」はフラッシュメモリなどに格納されている制御ルールを変更する(ステップS1002)。そして着信や発呼などがあると、例えば「マナーモード部」の制御に応じてマナーモードフラグが立っているかなどを判定し、端末がマナーモードであるか否かの判断を行う(ステップS1003)。その判断の結果、端末がマナーモードで無いとの判断結果が出力されれば、変更された制御ルールに関わらず通常の発信、着信処理が実行される。
一方、ステップS1003の判断処理の結果、端末がマナーモードであるとの判断結果が出力されれば、つづいて、ステップS1002で変更保持されている制御ルールがA、Bいずれかであるのか、の第二の判断処理が実行される(ステップS1004)。その第二の判断処理の結果、制御ルールAが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「音声通話処理部」が起動され、音声モードが実行される(ステップS1005A)。一方、その第二の判断処理の結果、制御ルールBが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「文字通話処理部」が起動され、文字モードが実行される(ステップS1005B)。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末によって、制御ルールを適宜変更することができる。したがって端末がマナーモードに設定されている際には、例えばユーザーの任意や、その他周囲の状況/条件などに応じた通話モードを自動起動させることができる。
≪実施例4≫
<概要>
本実施例は、上記実施例3を基本として、端末がマナーモードの際に自動起動させる通話モードを「前回通話時のモード」とすることを特徴とする無声通話機能付携帯通信端末である。図11は、本実施例の携帯通信端末における時間軸に沿った通話モードの遷移例について説明するための概念図である。この図にあるように、待機中に制御ルールが「モードA(音声)」から「モードB(文字)」に変更され、それに従い、前回のマナーモード状態での通話時には、文字モードでの通話が実行された。すると、次のマナーモード状態での通話時には、その前回と同じ「文字モード」が自動起動し、通話が行われる、という具合である。
<機能的構成>
図12は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「無声通話機能付携帯通信端末」(1200)は、上記実施例3を基本として「音声通話処理部」(1201)と、「文字通話処理部」(1202)と、「マナーモード部」(1203)と、「制御ルール保持部」(1204)と、「制御部」(1205)と、「制御ルール変更部」(0906)と、を有する。なお、これら構成要件は上記実施例にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例の特徴点は、上記制御ルール保持部がさらに「第二制御ルール保持手段」(1207)を有する点である。
「第二制御ルール保持手段」(1207)は、第二制御ルールを保持する機能を有する。「第二制御ルール」とは、前記各通話処理部(1201、1202)での処理が実行される場合には前回通話時のモードと同じモードでの通話処理を実行するように制御するためのルールである。このように、本実施例では第二制御ルールを利用して、制御ルールの変更操作等を行うまで、前回の制御ルールをデフォルトで使用することになる。したがって本実施例の携帯通信端末でも、例えばユーザーが制御ルールを設定する手間などを省くことができる。
<ハードウェア構成>
図13は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、無声音声機能付携帯通信端末における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して前回通話モードの自動起動処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
この図にあるように無声通話機能付携帯通信端末は、実施例1と同様に「CPU」(1301)や「主メモリ」(1302)と、「ROM」(1303)と、「音声制御回路」(1305)や「スピーカ」(1306)や「マイク」(1307)と、「UI」(1304)と、「表示制御回路」(1308)や「ディスプレイ」(1309)と、「周波数変換回路」(1310)と、「通信制御回路」(1311)と、「通信I/F」(1312)、などを備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
そして、実施例1にて説明したように、着信や発呼があった際に「主メモリ」のアドレス1に格納されているマナーモードフラグが参照され、ここでは「CPU」の論理演算処理によってマナーモードである旨の判断結果が出力される。すると「ROM」のアドレス1に保持されている第二制御ルール「前回通話モードでの自動起動」が「主メモリ」のアドレス2に読み出される。そして第二制御ルールに従って、例えば前回通話終了時に「ROM」のアドレス2に保持されたその時の通話モードを示す識別情報を「主メモリ」のアドレス3に読み出し、その識別情報に応じて、文字モードプログラム又は音声モードプログラムが「ROM」から読み出される。そして、実施例1で説明したように、その読み出されたプログラムでの通話処理が実行される、という具合である。
<処理の流れ>
図14は、本実施例の無声通話機能付形携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、着信や発呼などがあると、例えば「マナーモード部」の制御に応じてマナーモードフラグが立っているかなどを判定し、端末がマナーモードであるか否かの判断を行う(ステップS1401)。その判断の結果、端末がマナーモードで無いとの判断結果が出力されれば、通常の発信、着信処理が実行される。
一方、ステップS1401の判断処理の結果、端末がマナーモードであるとの判断結果が出力されれば、「第二制御ルール保持手段」に保持されている第二制御ルールにしたがって前回通話時のモードを示す識別情報を取得する(ステップS1402)。そして取得したモードの識別情報がA、Bいずれかであるのか、の第二の判断処理が実行される(ステップS1403)。その第二の判断処理の結果、前回モードがAである旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「音声通話処理部」が起動され、音声モードが実行される(ステップS1404A)。一方、その第二の判断処理の結果、前回モードがBである旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「文字通話処理部」が起動され、文字モードが実行される(ステップS1404B)。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末では第二制御ルールを利用して、制御ルールの変更操作等を行うまで前回の制御ルールをデフォルトで使用することになる。したがって本実施例の携帯通信端末でも、例えばユーザーが制御ルールを設定する手間などを省くことができる。
≪実施例5≫
<概要>
本実施例の無声通話機能付携帯通信端末は、上記実施例を基本として、通話相手に応じて適用する制御ルールを選択する機能をさらに備えることを特徴とする。すなわち、例えば大切な取引先相手や知り合ったばかりの人に対しては文字モードでの合成音声による通話は失礼であるため、たとえ電車内などであっても音声モードでの通話が好ましい、といったケースがある。あるいは逆に気のおけない友人に対しては平時から合成音声の通話でも構わない、といったケースも考えられる。そこで本実施例では、例えばこのようなケースに合わせて通話相手ごとに適用する制御ルールを変更する、という具合である。
<機能的構成>
図15は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「無声通話機能付携帯通信端末」(1500)は、上記実施例1を基本として「音声通話処理部」(1501)と、「文字通話処理部」(1502)と、「マナーモード部」(1503)と、「制御ルール保持部」(1504)と、「制御部」(1505)と、有する。また、上記実施例2や3,4を基本として、図示しない「第一制御ルール保持手段」、「制御ルール変更部」、「第二制御ルール保持手段」などを備えていても良い。なお、これら構成要件は上記実施例にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例の特徴点は、「通話相手識別情報取得部」(1506)をさらに有する点と、制御ルール保持部が「通話相手識別情報別制御ルール保持手段」(1507)をさらに有する点である。
「通話相手識別情報取得部」(1506)は、通話相手識別情報を取得する機能を有する。「通話相手識別情報」とは、通話相手を識別するための情報をいい、例えば通話相手の電話番号が挙げられる。したがって、この通話相手識別情報取得部は、例えば、着信の際には、その着信電波に含まれる相手の電話番号を取得する構成として実現することができる。あるいは発呼であれば、その際にキー操作で入力される電話番号を取得する構成として実現することができる。もちろん、通話相手識別情報は電話番号には限定されず、電子メールアドレスや端末の製造番号などであっても良い。
「通話相手識別情報別制御ルール保持手段」(1507)は、通話相手識別情報に関連付けて制御ルールを保持する機能を有する。この通話相手識別情報別制御ルール保持手段は、例えば、携帯電話やPHSなどであれば、いわゆる「アドレス帳」を利用して実現しても良い。また、携帯電話やPHS以外の携帯通信端末であっても、アドレス帳に類するデータベースを利用、あるいは新規生成することで実現しても良い。具体的には、例えばユーザーをアドレス帳に登録する際に、制御ルールを指定入力するためのGUIを用意し、ユーザーに指定入力させることで、通話相手識別情報である電話番号などに関連付けて制御ルールを保持することができる。あるいは、アドレス帳に「友人」「仕事」など登録人物をグルーピングする機能が備わっていれば、そのグループごとに制御ルールを関連付けるよう構成する、という具合である。また、一の人物であっても、仕事用携帯電話とプライベート用携帯電話、といった具合に複数の携帯通信端末を使い分けることもある。そこで、アドレス帳に登録されている一つ(一人)のデータに複数の通話相手識別情報(電話番号など)が含まれていれば、その通話相手識別情報それぞれに一つずつ制御ルールが関連付けられていても良い。
また、このように電話番号に関連付けて制御ルールが定められている場合、着信時に相手電話番号から制御ルールを抽出するまでは、本体バイブレーションなどの呼出処理を実行しないよう構成すると良い。
図16は、このアドレス帳を利用した通話相手識別情報別制御ルール保持手段の一例を表す概念図である。この図にあるように、アドレス帳の「ID001」「名前:α」「電話番号:090−○○○・・・」には、制御ルールとして「文字モード起動」が関連付けて登録、保持されている。同様に、「ID002」「名前:β」「電話番号:090−×××・・・」には、制御ルールとして「音声モード起動」が関連付けて登録、保持され、「ID003」「名前:γ」「電話番号:090−△△△・・・」には、制御ルールとして「文字モード起動」が関連付けて登録、保持されている。そして、このように制御ルールが通話相手識別情報ごと設定されることになるため、例えば着信時に通知される(着信電波に含まれる)相手の電話番号や、発呼時に入力する相手電話番号などから、その相手に適した制御ルールが選択されることになる。そしてその選択された制御ルールにしたがった通話モードが自動で起動する、と言う具合である。
また前述のように、同じ文字モードであっても「文字モード1:定型文選択による文字モード」、「文字モード2:文字入力による文字モード」といった具合に複数の文字モードが区別可能であれば、その区別される文字モードが電話番号などと関連付けて登録されても良い。具体的には「電話番号:090−○○○・・・」で識別される通話相手は文字モード1、「電話番号:090−×××・・・」や「電話番号:090−△△△・・・」で識別される通話相手は文字モード2といった具合である。このように構成すれば、実施例2のようにマナーモードであれば全て文字モードとして制御する携帯通信端末であっても、通話相手識別情報に応じた通話モードの制御を行うことができる。
<ハードウェア構成>
図17は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、無声音声機能付携帯通信端末における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して前回通話相手に応じた通話モードの自動起動処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
この図にあるように無声通話機能付携帯通信端末は、実施例1と同様に「CPU」(1701)や「主メモリ」(1702)と、「ROM」(1703)と、「音声制御回路」(1705)や「スピーカ」(1706)や「マイク」(1707)と、「UI」(1704)と、「表示制御回路」(1708)や「ディスプレイ」(1709)と、「周波数変換回路」(1710)「通信制御回路」(1711)と、「通信I/F」(1712)、などを備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
まず、「通信I/F」にて着信電波を受信した際には、その着信電波に含まれる通話相手の電話番号を、電波の復調、符号化後に抽出し、「主メモリ」のアドレス2に格納する。あるいは発呼のため「UI」を介して電話番号キーの入力およびオフフックキーの入力があった場合には、その入力された数字列を通話相手の電話番号として「主メモリ」のアドレス2に格納する。
つづいて、実施例1にて説明したように、着信や発呼があった際に「主メモリ」のアドレス1に格納されているマナーモードフラグが参照され、ここで例えば「CPU」の論理演算処理によってマナーモードである旨の判断結果が出力される。すると、「主メモリ」のアドレス2に格納されている電話番号をキーとして、「ROM」のアドレス1に格納されている、図16に示すようなルール付アドレス帳の検索処理が、「CPU」の論理演算処理によって実行される。その結果、アドレス帳にて相手の電話番号、例えば「090−○○○・・・」に関連付けられている制御ルール「文字モード起動」が取得され、「主メモリ」のアドレス3に格納される。そしてその制御ルールに従って、文字モードプログラムが「ROM」から読み出され、実施例1で説明したように、その読み出されたプログラムでの文字モードによる通話処理が実行される、という具合である。
<処理の流れ>
図18は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、電話番号などの通話相手識別情報に関連付けて制御ルールの設定受付を行い、通話相手識別情報と関連付けて受付けた制御ルールの設定情報をフラッシュメモリなどの「通話相手識別情報別制御ルール保持手段」に格納する(ステップS1801)。その後、「通話相手識別情報取得部」にて、例えば着信ならば着信電波から、発呼ならば入力電話番号から、通話相手識別情報を取得する(ステップS1802)。そして、例えば「マナーモード部」の制御に応じてマナーモードフラグが立っているかなどを判定し、端末がマナーモードであるか否かの判断を行う(ステップS1803)。その判断の結果、端末がマナーモードで無いとの判断結果が出力されれば、通常の発信、着信処理が実行される。
一方、ステップS1803の判断処理の結果、端末がマナーモードであるとの判断結果が出力されれば、つづいて、ステップS1802で取得した通話相手識別情報に関連付けて設定保持されている制御ルールを取得する(ステップS1804)。そして取得した制御ルールがA、Bいずれかであるのか、の第二の判断処理が実行される(ステップS1805)。その第二の判断処理の結果、制御ルールAが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「音声通話処理部」が起動され、音声モードが実行される(ステップS1806A)。一方、その第二の判断処理の結果、制御ルールBが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「文字通話処理部」が起動され、文字モードが実行される(ステップS1806B)。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末によって、通話相手に応じて制御ルールを選択適用することができる。したがって、例えば大切な取引先相手や知り合ったばかりの人に対しては、たとえ電車内などであっても礼を失することの無いよう音声モードでの通話を行うことができる。
≪実施例6≫
<概要>
本実施例は、上記実施例のいずれかを基本として、通話状態で通話モードの切替を可能とすることを特徴とする無声通話機能付携帯通信端末である。具体的には、例えば電車内でマナーモードに設定していたため、ユーザーは制御ルールに従って自動起動された文字モードにて通話中である。そしてその通話中に電車から降りた場合に、例えば所定のボタンを押すことで通話モードを文字モードから音声モードに切換えることができる、という具合である。
<機能的構成>
図19は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「無声通話機能付携帯通信端末」(1900)は、上記実施例1を基本として「音声通話処理部」(1901)と、「文字通話処理部」(1902)と、「マナーモード部」(1903)と、「制御ルール保持部」(1904)と、「制御部」(1905)と、を有する。また、その他の上記実施例を基本として、図示しない「第一制御ルール保持手段」、「制御ルール変更部」、「第二制御ルール保持手段」、「通話相手識別情報取得部」、「通話相手識別情報別制御ルール保持手段」などを備えていても良い。なお、これら構成要件は上記実施例にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例の特徴点は、さらに「制御命令受付部」(1906)を有する点である。
「制御命令受付部」(1906)は、制御命令を通話状態で受付ける機能を有し、例えば操作キーなどの入力デバイスや、ソフトウェアキーなどを含むGUIなどによって実現することができる。また、「制御命令」とは、制御部(1905)にて制御ルールに優先して前記各通話処理部(1901、1902)を制御するための命令をいう。したがって例えば場所を移動して、音声を発しても構わなくなった/音声を発することが相応しくなくなった場合などに、通話中でもその操作キーやソフトウェアキーなどを操作することで、制御ルールに優先する制御命令によって通話モードを変更することができる。
<処理の流れ>
図20は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、制御ルールA、又は制御ルールBの設定受付を行い、受付けた制御ルールの設定情報をフラッシュメモリなどの「制御ルール保持部」に格納する(ステップS2001)。その後、着信や発呼などがあると、例えば「マナーモード部」の制御に応じてマナーモードフラグが立っているかなどを判定し、端末がマナーモードであるか否かの判断を行う(ステップS2002)。その判断の結果、端末がマナーモードで無いとの判断結果が出力されれば、通常の発信、着信処理が実行される。
一方、ステップS2002の判断処理の結果、端末がマナーモードであるとの判断結果が出力されれば、つづいて、ステップS2001で設定、保持されている制御ルールがA、Bいずれかであるのか、の第二の判断処理が実行される(ステップS2003)。その第二の判断処理の結果、制御ルールAが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「音声通話処理部」が起動され、音声モードが実行される(ステップS2004A)。そして、その音声モードでの通話の最中(ステップS2005A)に「制御命令受付部」にて制御命令の入力を受付ける(ステップS2006A)と、「制御部」に制御によって今度は「文字通話処理部」が起動され、通話モードを文字モードに切換えて実行する(ステップS2004B)。そして、その切換えられた文字モードにて通話中(ステップS2005B)に「制御命令受付部」にて再び制御命令の入力を受付ける(ステップS2006B)と、今度は「制御部」に制御によって「音声通話処理部」が起動され、通話モードを音声モードに切換えて実行する(ステップS2005A)。そして、このような切替と切換えられたモードでの通話処理が、例えば通話切断ボタンなどが押下される(ステップS2005A、ステップS2005B)まで行われる。
また、ステップS2003での第二の判断処理の結果、制御ルールBが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「文字通話処理部」が起動され、文字モードが実行される(ステップS2004B)。そして、その音声モードでの通話の最中(ステップS2005B)に「制御命令受付部」にて制御命令の入力を受付ける(ステップS2006B)と、「制御部」に制御によって今度は「音声通話処理部」が起動され、通話モードを音声モードに切換えて実行する(ステップS2004A)。そして、上記同様に、切替と切換えられたモードでの通話処理が、例えば通話切断ボタンなどが押下される(ステップS2005A、ステップS2005B)まで行われる。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末によって、例えば通話中に電車から降りたなどの場合に、通話中でもその通話モードを文字モードから音声モード(またその逆)に切換えることができる。
≪実施例7≫
<概要>
本実施例は、上記いずれかの実施例を基本として、例えば現在の通話モードが音声モードなのか文字モードなのか、をユーザーに対して通知する機能をさらに備えることを特徴とする無声通話機能付携帯通信端末である。図21は、このモード通知機能の一例を表す概念図である。この図にあるように、本実施例では、例えばディスプレイ上に「文」を象ったアイコンαを表示することで、ユーザーは現在「文字モード」にて通話相手と通話中であることを把握することができる、という具合である。
<機能的構成>
図22は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「無声通話機能付携帯通信端末」(2200)は、上記実施例1を基本として「音声通話処理部」(2201)と、「文字通話処理部」(2202)と、「マナーモード部」(2203)と、「制御ルール保持部」(2204)と、「制御部」(2205)と、を有する。また、その他の上記実施例を基本として、図示しない「第一制御ルール保持手段」、「制御ルール変更部」、「第二制御ルール保持手段」、「通話相手識別情報取得部」、「通話相手識別情報別制御ルール保持手段」、「制御命令受付部」などを備えていても良い。なお、これら構成要件は上記実施例にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例の特徴点は、さらに「第一利用制御ルール識別情報出力部」(2206)を有する点である。
「第一利用制御ルール識別情報出力部」(2206)は、利用制御ルール識別情報をユーザーに対して出力するための機能を有し、例えば、ディスプレイやスピーカ、LEDライト、振動器、およびそれら制御装置などが挙げられる。また、「利用制御ルール識別情報」とは、制御部(2205)が制御に利用している制御ルールを識別するための情報をいい、例えば制御ルールA、Bなどの制御ルールそのもの識別情報が挙げられる。また、その制御ルールによって制御される通話モードが「文字」か「音声」か、を示す識別情報であってもいい。そして、そのような識別情報が、例えばディスプレイであれば文字情報やメッセージ、アイコンなどにより識別表示されることで、ユーザーに対して出力、通知される。また、スピーカなどであれば音声メッセージや所定音などによって識別情報をユーザーに対して出力、通知する。また、LEDライトであれば所定サイクルや所定色での明滅、振動器であれば所定パターンの振動によって、識別情報をユーザーに通知する、という具合である。
<ハードウェア構成>
図23は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、無声通話機能付携帯通信端末における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して現在の通話モードなどのユーザーへの通知処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。
この図にあるように無声通話機能付携帯通信端末は、実施例1と同様に「CPU」(2301)や「主メモリ」(2302)と、「ROM」(2303)と、「音声制御回路」(2305)や「スピーカ」(2306)や「マイク」(2307)と、「UI」(2304)と、「表示制御回路」(2308)や「ディスプレイ」(2309)と、「周波数変換回路」(2310)と、「通信制御回路」(2311)と、「通信I/F」(2312)、などを備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
そして、実施例1にて説明したような各ハードウェア構成の処理によって、マナーモード時には、制御ルールに応じて、自動で文字モードプログラム又は音声モードプログラムが「主メモリ」に展開され、そのプログラムによる通話モードが自動で実行される。またその際に、本実施例では制御ルールやその制御ルールによる通話モードの識別情報(ルールID)を「主メモリ」のアドレス5に読み出す。そして、そのルールIDをキーとして、「ROM」に格納されている表示データテーブルを検索し、表示すべきアイコンなどのデータを特定する。そして特定したアイコンを、「表示制御回路」に出力し、「ディスプレイ」に表示する、という具合である。
<処理の流れ>
図24は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、制御ルールA、又は制御ルールBの設定受付を行い、受付けた制御ルールの設定情報をフラッシュメモリなどの「制御ルール保持部」に格納する(ステップS2401)。その後、着信や発呼などがあると、例えば「マナーモード部」の制御に応じてマナーモードフラグが立っているかなどを判定し、端末がマナーモードであるか否かの判断を行う(ステップS2402)。その判断の結果、端末がマナーモードで無いとの判断結果が出力されれば、通常の発信、着信処理が実行される。
一方、ステップS2402の判断処理の結果、端末がマナーモードであるとの判断結果が出力されれば、つづいて、ステップS2401で設定、保持されている制御ルールがA、Bいずれかであるのか、の第二の判断処理が実行される(ステップS2403)。その第二の判断処理の結果、制御ルールAが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「音声通話処理部」が起動され、音声モードが実行される(ステップS2404A)。一方、その第二の判断処理の結果、制御ルールBが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「文字通話処理部」が起動され、文字モードが実行される(ステップS2404B)。そして、その制御に利用している制御ルールの識別情報を、「第一利用制御ルール識別情報出力部」の出力処理により例えばディスプレイに表示するなどしてユーザーに対して出力する(ステップS2405)。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末によって、例えば現在の通話モードが音声モードなのか文字モードなのか、など現在利用している制御ルールの識別情報をユーザーに対して通知することができる。したがって、ユーザーは、現在の通話モードが何かを正確に把握することができる。
≪実施例8≫
<概要>
本実施例は、上記実施例のいずれかを基本として、今度は通話相手に対して、例えば現在の通話モードが音声モードなのか文字モードなのか、を通知する機能をさらに備えることを特徴とする無声通話機能付携帯通信端末である。したがって通話相手は、現在相手の利用している通話モードが「音声モード」なのか「文字モード」なのかを知ることができる。
また、一般的に合成音声は、例えば従来のフォルマント方式やコーパスベース方式によるイントネーション補正を行っても、ある程度不自然な音声になってしまうことが多い。そこで、本実施例のように、通話相手に対して「文字モード」であることを予め通知しておけば、不自然なイントネーションなどによる不快感を解消する効果も期待できる。
<機能的構成>
図25は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「無声通話機能付携帯通信端末」(2500)は、上記実施例1を基本として「音声通話処理部」(2501)と、「文字通話処理部」(2502)と、「マナーモード部」(2503)と、「制御ルール保持部」(2504)と、「制御部」(2505)と、を有する。また、その他の上記実施例を基本として、図示しない「第一制御ルール保持手段」、「制御ルール変更部」、「第二制御ルール保持手段」、「通話相手識別情報取得部」、「通話相手識別情報別制御ルール保持手段」、「制御命令受付部」、「第一利用制御ルール識別情報出力部」などを備えていても良い。なお、これら構成要件は上記実施例にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。そして本実施例の特徴点は、さらに「第二利用制御ルール識別情報出力部」(2506)を有する点である。
「第二利用制御ルール識別情報出力部」(2206)は、前述の利用制御ルール識別情報を通話相手に対して出力するための機能を有し、例えば、通信I/Fやその制御回路によって実現することができる。具体的には、通話用パケットにて所定の音声メッセージ、例えば「これは文字モードでの通話です」など、を相手の携帯通信端末に出力するよう構成しても良い。あるいは通話用パケットから取得した電話番号を利用して、例えばアドレス帳のデータベースなどから相手携帯通信端末のIPアドレスを取得する。そして、インターネット網などを介して、該IPアドレス宛に利用制御ルール識別情報を送信する、という具合である。
<処理の流れ>
図26は、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、制御ルールA、又は制御ルールBの設定受付を行い、受付けた制御ルールの設定情報をフラッシュメモリなどの「制御ルール保持部」に格納する(ステップS2601)。その後、着信や発呼などがあると、例えば「マナーモード部」の制御に応じてマナーモードフラグが立っているかなどを判定し、端末がマナーモードであるか否かの判断を行う(ステップS2602)。その判断の結果、端末がマナーモードで無いとの判断結果が出力されれば、通常の発信、着信処理が実行される。
一方、ステップS2602の判断処理の結果、端末がマナーモードであるとの判断結果が出力されれば、つづいて、ステップS2601で設定、保持されている制御ルールがA、Bいずれかであるのか、の第二の判断処理が実行される(ステップS2603)。その第二の判断処理の結果、制御ルールAが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「音声通話処理部」が起動され、音声モードが実行される(ステップS2604A)。一方、その第二の判断処理の結果、制御ルールBが設定されている旨の判断結果が出力されれば、「制御部」に制御によって「文字通話処理部」が起動され、文字モードが実行される(ステップS2604B)。そして、その制御に利用している制御ルールの識別情報を「第二利用制御ルール識別情報出力部」の出力処理により通話相手に対して出力する(ステップS2605)。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の無声通話機能付携帯通信端末によって、通話相手に対して、例えば現在の通話モードが音声モードなのか文字モードなのか、を通知することができる。また、一般的に不自然なイントネーションとなりがちな合成音声による通話であっても、通話相手は予め「文字モード」であることを予め通知され把握することができるので、不自然なイントネーションなどによる不快感を解消する効果も期待できる。
実施例1の無声通話機能付携帯通信端末による着信や発呼の一例を表す概念図 実施例1の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図 実施例1の無声通話機能付携帯通信端末の文字通話処理部による文字モードのさらに別の一例を説明するための概念図 実施例1の無声通話機能付携帯通信端末の制御ルール保持部にて保持するための制御ルールの設定画面の一例を表す概念図 実施例1の無声通話機能付携帯通信端末におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例1の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例2の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図 実施例2の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例3の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図 実施例3の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例4の無声通話機能付携帯通信端末における時間軸に沿った通話モードの遷移例について説明するための概念図 実施例4の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図 実施例4の無声通話機能付携帯通信端末におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例4の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例5の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図 実施例5の無声通話機能付携帯通信端末における、アドレス帳を利用した通話相手識別情報別制御ルール保持手段の一例を表す概念図 実施例5の無声通話機能付携帯通信端末におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例5の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例6の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図 実施例6の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例7の無声通話機能付携帯通信端末におけるモード通知機能の一例を表す概念図 実施例7の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図 実施例7の無声通話機能付携帯通信端末におけるハードウェア構成の一例を表す図 実施例7の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例8の無声通話機能付携帯通信端末における機能ブロックの一例を表す図 実施例8の無声通話機能付携帯通信端末における処理の流れの一例を表すフローチャート
符号の説明
0200 無声通話機能付携帯通信端末
0201 音声通話処理部
0202 文字通話処理部
0203 マナーモード部
0204 制御ルール保持部
0205 制御部

Claims (11)

  1. 通話モードとして音声モードと文字モードとを備え、前記2つの通話モードのいずれかで通話が可能である無声通話機能付携帯通信端末であって、
    音声モードを実行するための音声通話処理部と、
    文字モードを実行するため文字入力に応じた音声を出力する文字通話処理部と、
    着信報知をマナーモードとするためのマナーモード部と、
    前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ルールを保持する制御ルール保持部と、
    通話相手識別情報を取得する通話相手識別情報取得部と、
    マナーモード部の状態に応じ前記制御ルールに従って前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記通話相手識別情報に基づいて前記制御ルールを選択する無声通話機能付携帯通信端末。
  2. 前記状態は、前記無声通話機能付携帯通信端末の周囲の端末から受信したマナーモード設定の状態である請求項1に記載の無声通話機能付携帯通信端末。
  3. 前記制御ルールは、前記無声通話機能付携帯通信端末の周囲の音声レベル又は照度レベルと前記通話モードとを対応付けるルールである請求項1又は2に記載の無声通話機能付携帯通信端末。
  4. 通話モードとして音声モードと文字モードとを備え、前記2つの通話モードのいずれかで通話が可能である無声通話機能付携帯通信端末であって、
    音声モードを実行するための音声通話処理部と、
    文字モードを実行するため文字入力に応じた音声を出力する文字通話処理部と、
    着信報知をマナーモードとするためのマナーモード部と、
    前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ルールを保持する制御ルール保持部と、
    マナーモード部の状態に応じ前記制御ルールに従って前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御部と、
    を有し、
    前記制御ルールは、前記無声通話機能付携帯通信端末が計測する周囲の音声レベル又は照度レベルと前記通話モードとを対応付けるルールである無声通話機能付携帯通信端末。
  5. 通話モードとして音声モードと文字モードとを備え、前記2つの通話モードのいずれかで通話が可能である無声通話機能付携帯通信端末であって、
    音声モードを実行するための音声通話処理部と、
    文字モードを実行するため文字入力に応じた音声を出力する文字通話処理部と、
    着信報知をマナーモードとするためのマナーモード部と、
    前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ルールを保持する制御ルール保持部と、
    マナーモードの状態に応じ制御ルールに従って前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御部と、
    を有し、
    前記状態は、前記無声通話機能付携帯通信端末の周囲の端末から受信したマナーモード設定の状態である無声通話機能付携帯通信端末。
  6. 通話モードとして音声モードと文字モードとを備え、前記2つの通話モードのいずれかで通話が可能である無声通話機能付携帯通信端末であって、
    音声モードを実行するための音声通話処理部と、
    文字モードを実行するため文字入力に応じた音声を出力する文字通話処理部と、
    着信報知をマナーモードとするためのマナーモード部と、
    前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ルールを保持する制御ルール保持部と、
    マナーモード部の状態に応じ制御ルールに従って前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御部と、
    を有し、
    前記制御部が制御に利用している制御ルールを判断し、判断された利用制御ルール識別情報を通話相手に送信する無声通話機能付携帯通信端末。
    <>
  7. 通話モードとして音声モードと文字モードとを備え、前記音声モードを実行するための音声通話処理部と、前記文字モードを実行するため文字入力に応じた音声を出力する文字通話処理部と、前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ルールを保持する制御ルール保持部と、を有し、前記2つの通話モードのいずれかで通話が可能である無声通話機能付携帯通信端末の動作方法であって、
    着信報知をマナーモードとするためのマナーモードステップと、
    通話相手識別情報を取得する通話相手識別情報取得ステップと、
    前記マナーモードステップでの状態に応じ制御ルールに従って前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ステップと、
    を計算機に実行させ、
    前記制御ステップは、前記通話相手識別情報に基づいて前記制御ルールを選択する無声通話機能付携帯通信端末の動作方法。
  8. 通話モードとして音声モードと文字モードとを備え、前記音声モードを実行するための音声通話処理部と、前記文字モードを実行するため文字入力に応じた音声を出力する文字通話処理部と、前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ルールを保持する制御ルール保持部と、を有し、前記2つの通話モードのいずれかで通話が可能である無声通話機能付携帯通信端末の動作方法であって、
    着信報知をマナーモードとするためのマナーモードステップと、
    前記マナーモードステップでの状態に応じ制御ルールに従って前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ステップと、
    を計算機に実行させ、
    前記制御ルールは、前記無声通話機能付携帯通信端末が計測する周囲の音声レベル又は照度レベルと前記通話モードとを対応付けるルールである無声通話機能付携帯通信端末の動作方法。
  9. 通話モードとして音声モードと文字モードとを備え、前記音声モードを実行するための音声通話処理部と、前記文字モードを実行するため文字入力に応じた音声を出力する文字通話処理部と、前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ルールを保持する制御ルール保持部と、を有し、前記2つの通話モードのいずれかで通話が可能である無声通話機能付携帯通信端末の動作方法であって、
    着信報知をマナーモードとするためのマナーモードステップと、
    マナーモードの状態に応じ制御ルールに従って前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ステップと、
    を計算機に実行させ、
    前記マナーモード部の状態は、自身の周囲の端末から受信したマナーモード設定の状態である無声通話機能付携帯通信端末の動作方法。
  10. 通話モードとして音声モードと文字モードとを備え、前記音声モードを実行するための音声通話処理部と、前記文字モードを実行するため文字入力に応じた音声を出力する文字通話処理部と、前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ルールを保持する制御ルール保持部と、を有し、前記2つの通話モードのいずれかで通話が可能である無声通話機能付携帯通信端末の動作方法であって、
    着信報知をマナーモードとするためのマナーモードステップと、
    自身の周囲の携帯通信端末におけるマナーモード部の状態を示す周囲状態情報を取得する周囲状態情報取得部と、
    前記マナーモードステップでの状態と、前記取得した周囲状態情報とに基づき制御ルールに従って前記音声通話処理部及び前記文字通話処理部を制御するための制御ステップと、
    を計算機に実行させ、
    前記制御ステップにて制御に利用している制御ルールを判断し、判断された利用制御ルール識別情報を通話相手に送信する無声通話機能付携帯通信端末の動作方法。
  11. 計算機を、請求項1から6のいずれか一に記載の無声通話機能付携帯通信端末の各部として動作させるためのプログラム。
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