JP4839576B2 - 帯状体へのコーティング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、帯状体の製造技術に関し、走行する帯状体へのコーティング方法に関する。この技術は、例えば、無方向性電磁鋼帯等の製造工程における均一コーティングを図る技術である。
従来、一般に、走行する帯状体の表面に表面被覆物質、塗料、化学反応剤等をコーティングする手段として、帯状体を浴中に浸漬したり、帯状体表面にスプレイ噴射したり、ロールコータやブラシ等を用いてコーティング液を塗布するなど各種の手段がある。
これらの各種の手段のうち、ロールコータを用いる技術では、帯状体へのロールコーティングの際、低粘度のコーティング液を使用すると、帯状体の濡れ性不足のため一様なコーティング層を形成することが難しく、コーティングむらが発生し易いという問題があった。
この問題を解決するために、ロールコータのアプリケータロールの直前にプレコートノズルを配置して帯状体を濡らすことにより、帯状体の濡れ性を向上させる技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
プレコートノズルは、例えば、板幅方向に数十mmピッチで直径数mmのノズル穴を備えた中空パイプから成り、この中空パイプの軸方向が帯状体の長手方向に直交するように配設して帯状体の表面に近接配置されるものであって、ノズル穴の近傍に板幅方向に沿うフエルト状のブラシを取り付けた構造を有している。このノズルにプレコート液を連続的に供給することによって、帯状体を全幅に亘って濡らすことができる。
特許2823956号公報(第1−2頁、図1)
しかしながら、上記技術では、ノズル穴の位置が固定となっているため、帯状体の幅が広くなった場合には、帯状体の幅エッジ部が濡れないという問題があり、逆に帯状体の幅が狭くなった場合には、帯状体の幅エッジ部が過剰に濡れてコーティング膜厚が過剰となるという問題があった。
この問題を改善する対策として、帯状体の幅に合わせて幅エッジ部のノズル穴を遮蔽するプレートを設置する技術もあるが、簡易な装置では頻繁な帯状体の幅変更に追随しきれなかった。
本発明は帯状体のロールコーティングにプレコートノズルを用いる技術において、板幅変動時に発生するコーティングむらを防止するようにしたコーティング方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、次の技術手段を講じたことを特徴とする帯状体へのコーティング方法である。すなわち、本発明は、走行する帯状体にコーティングを施すに当り、プレコートノズルを用い、該プレコートノズルには前記帯状体の幅方向に延びるスリット状開口を設けるとともに、該スリット状開口の長さを前記帯状体の板幅より50mm〜700mm短くし、前記帯状体と前記プレコートノズルのスリット状開口の辺縁とのギャップを0.5mm〜5mmとしてプレコート液を供給すると共に、前記スリット状開口の長さ方向に沿って帯状体に近接し、長さがスリット状開口より長い立設壁をスリット状開口の両横に設け、スリット状開口から出たコーティング液をスリット状開口長手方向に向かう流れとしてプレコートを行ってからロールコーターによるコーティングを施すことを特徴とする帯状体へのコーティング方法である。
本発明では、スリット状開口の長さを通過する最小幅の帯状体の板幅より短くすることによって帯状体の幅方向エッジ部にコーティング膜厚過剰が生ずることを防止し、かつ、スリット状開口から出るプレコート液を帯状体の幅方向に案内することによって、プレコート液の均一コーティングを図る。
上記本発明方法を好適に実施することができる装置は、走行する帯状体の幅方向と略並行に配設されたスリット状開口を備え、そのスリット状開口の長さを可変に形成したプレコートノズルである。スリット状開口の長さを可変にする技術は、公知の手段を用いればよい。例えばスリット状開口にスライド式の可動蓋を取付ける等の手段によって簡単に実現することができ、またこのスリット状開口の長さの変更を帯状体の板幅に応じて自動的に変更することも公知の通常の技術を適用すればよい。
また、前記帯状体と前記スリット状開口の辺縁とのギャップが可変に形成されていることを特徴とするプレコートノズルとすれば、プレコーティング液の粘度、塗布量、帯状体の移動速度、その他の条件に対応する最適のギャップを付与して使用することができるので好適である。この帯状体とスリット状開口の辺縁とのギャップを可変にする手段は、プレコートノズルの微小高さ昇降装置を備えることによって簡単に実現することができる。
前記スリット状開口の長さ方向に沿って帯状体に近接する立設壁をスリット状開口の両横に設けスリットから出たプレコーティング液をスリットの長手方向に向かうようにすると好ましい。
本発明によれば、帯状体の幅変動があっても、幅方向に均一にプレコーティング液を供給し、均一な濡れ状態を実現することができるという優れた効果を奏する。
プレコートノズルの幅方向にスリット状開口を設け、帯状体とのギャップを0.5〜5mmに近づけ、コーティング液を連続供給することによって、当該ノズルと帯状体の間に帯状体幅方向へのコーティング液の流れを形成する。これによって帯状体の幅にかかわらず、均一に帯状体を濡らすことが可能になる。
図6に本発明の適用されるロールコータ装置の全体側面図を示した。ロールコータ装置は、コーティング液110に浸漬する回転浸漬ロール111とこの回転浸漬ロール111と接する回転アプリケータロール112を備えている。アプリケータロール112はその表面に付着したコーティング液を、走行する帯状体100の表面に転写する。均一化ロール113は回転浸漬ロール111の表面に付着したコーティング液厚を均一にする。このようなロールコータ装置において、帯状体100に施すコーティング層の均一厚を確保しコーティングむらを防止するためにロールコータの上流にプレコートノズル10を配設する。プレコートノズル10はプレコーティング液を帯状体100の表面に事前に施すものである。従来、プレコートノズルは、多孔の小孔からプレコーティング液を噴射するようになっていたが、帯状体の幅方向のプレコーティング液の分布が不均一になるという問題があった。
本発明者らはプレコートノズル10のノズル孔を帯状体の幅方向に長いスリット状開口に変更し、さらに帯状体の幅方向へのコーティング液の流れを形成することにより、帯状体の幅変動があっても均一に帯状体を需らすことができることを知見した。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施例の帯状体へのコーティング方法を示す模式的斜視図であって、プレコートノズル10を示す図である。本発明の帯状体へのコーティング方法では、スリット状開口20を備えたプレコートノズル10を用いる。
スリット状開口20は帯状体100の長手方向にほぼ直交する方向に長い形状とし、このスリット状開口の長手方向寸法は帯状体100の板幅より短くする。
図2は、スリット状開口20の両横の辺縁に長手方向に延びる立設壁30を設けたプレコートノズル10を示した。このプレコートノズル10のスリット状開口20から出たプレコーティング液は、この立設壁30に案内されて、プレコートノズル10の長手方向に流れる。従って、一様なプレコーティングを施すことができる。
図3は図2のように立設壁30を取付けるのではなく、スリット状開口20およびその側方に延びる溝31を設けることによって、結果的に図2に示す立設壁30と同様の効果を奏する側壁32を形成したものである。このような側壁も、本発明における立設壁とみなす。
図5は実施例のプレコートノズル10の横断面を示すもので、スリット状開口20の両横に立設壁30又は側壁32を備え、この立設壁30又は側壁32の頂部と帯状体100との間のギャップ50を可変にすることを示している。すなわち、プレコートノズルの高さ方向位置を矢印51で示すように微小量昇降させて公知の手段を用いることによって、プレコーティング液が、スリット状開口20の長手方向に案内され誘導される。
図4はこの様子を示すもので、プレコートノズル10に供給されるプレコーティング液40はスリット状開口20から出た後、矢印41で示すように帯状体100の表面に均一に施される。すなわち、プレコートノズル10の帯状体100の幅方向にスリット状開口20を設け、帯状体100とスリット状開口20の辺縁とのギャップが0.5〜5mmとなりような範囲に近接させ、プレコーティング液を連続供給することによって、帯状体の板幅方向にプレコーティング液の流れを形成し、これによって帯状体の板幅の変動があっっても、均一に帯状体の表面を濡らすことができるようになった。
レコートノズルを用い、無方向性電磁鋼帯の連続焼鈍ラインに本発明方法を適用した。
その結果、従来コーティングむらに起因するカスレ及びオーバーコートによる電磁鋼板の歩止ロスが0.28%であったものが、殆ど歩止ロスゼロ%の好成績を得た。
実施例のプレコートノズルの模式的斜視図である。 実施例のプレコートノズルの模式的斜視図である。 実施例のプレコートノズルの模式的斜視図である。 実施例のプレコートノズルの縦断面図である。 実施例のプレコートノズルの横断面図である。 ロールコータ装置の説明図である。
符号の説明
10 プレコートノズル
20 スリット状開口
30 立設壁
31 溝
32 側壁
40 プレコーティング液
41 矢印
50 ギャップ
51 矢印
100 帯状体
110 コーティング液
111 回転浸漬ロール
112 アプリケータロール
113 均一化ロール

Claims (1)

  1. 走行する帯状体にコーティングを施すに当り、プレコートノズルを用い、該プレコートノズルには前記帯状体の幅方向に延びるスリット状開口を設けるとともに、該スリット状開口の長さを前記帯状体の板幅より50mm〜700mm短くし、前記帯状体と前記プレコートノズルのスリット状開口の辺縁とのギャップを0.5mm〜5mmとしてプレコート液を供給すると共に、
    前記スリット状開口の長さ方向に沿って帯状体に近接し、長さがスリット状開口より長い立設壁をスリット状開口の両横に設け、スリット状開口から出たコーティング液をスリット状開口長手方向に向かう流れとしてプレコートを行ってからロールコーターによるコーティングを施すことを特徴とする帯状体へのコーティング方法。
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