JP4839149B2 - 受配電盤 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも吸気盤と、風洞盤と、排気盤からなり、これらを順次所定方向に一直線上に並置し、前記吸気盤内に配設された吸気用ファン及び前記排気盤内に配設された排気用ファンにより発生する冷却風により、前記風洞盤内の風冷式の例えば電力変換器を冷却するようにした受配電盤に関する。
従来、電力変換装置における冷却は、冷却媒体として水や油、空気が主体である。このうち空気を冷却媒体とし、ファンを用いた冷却方式(以下強制風冷方式と称する)を行なう電力変換装置では、電力変換装置を構成している監視盤、制御保護盤、交直変換器盤、連系変圧器盤、補機盤を個別に構成し、各々に吸気口、排気用開口部を有する屋根部(天井部)具備する盤内にファンを設け、排気用開口部より排気する構造が一般的である。
従来の電力変換装置の冷却構造について、図14及び図15を用いて説明する。前述の各盤は、いずれも筐体01内に各機器(図示せず)が収納され、筐体01の例えば正面側に形成されている吸気口02から外気を筐体01内に吸気し、筐体01の上部に配置したファン(図示せず)により筐体01内の熱を吸引し、筐体01の上部に形成されている排気口03から筐体01の外部に排気する構造となっている。図15において、矢印(幅広矢印)は空気の流れを示している。
以上述べた図14及び図15に示す従来の電力変換装置における冷却構造の場合、各機器を収納している盤毎に個別に冷却しなくてはならず、各盤に各々冷却ファンを設置する必要があり、電力変換装置の外形が大きくなり保有地等の制約が多い。また、屋外に設置した際には屋根部に設けた排気用開口部からの雨水浸入に対して配慮した構造としなくてはならない。
本発明は、複数の機器盤を一括冷却することが可能となる受配電盤を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に対応する発明は、吸気盤用筐体の側壁に吸気用開口部が形成され、前記吸気盤用筐体内であって前記吸気用開口部に近接して吸気用ファンが収納され、かつ負荷に電力を供給可能な構成の吸気盤と、
電力供給源からの直流電力又は交流電力を電力変換した電力を前記負荷に供給する風冷方式の電力変換器を風洞盤用筐体内に収納した風洞盤と、
排気盤用筐体の側壁に排気用開口部が形成され、前記排気盤用筐体内であって前記排気用開口部に近接して排気用ファンが収納され、かつ前記電力供給源からの直流電力又は交流電力を取り込み可能な構成の排気盤とを具備し、
前記吸気盤と、前記風洞盤と、前記排気盤を順次所定方向に一直線状に並置した列盤構成とすると共に、各盤相互間を連通し、前記吸気用ファンにより前記吸気用開口部を介して前記列盤内に外気を吸入し、前記排気用ファンにより前記排気用開口部を介して前記列盤外部に排出することで、前記風洞盤用筐体内部に発生する冷却風により、前記電力変換器を冷却するようにした受配電盤である。
前記目的を達成するため、請求項2に対応する発明は、監視盤用筐体の側壁に吸気用開口部が形成され、負荷に電力を供給可能な構成で、全体の機器の監視を行なうための監視盤と、
制御保護盤用筐体内に吸気用ファンが収納されると共に、盤全体の制御保護機器を収納した制御保護盤と、
電力供給源からの直流電力又は交流電力を電力変換した電力を前記負荷に供給する風冷式の電力変換器を電力変換器盤用筐体内に収納した電力変換器盤と、
補機盤用筐体の側壁に排気用開口部が形成され、前記補機盤用筐体内であって前記排気用開口部に近接して排気用ファンが収納され、かつ前記電力供給源からの直流電力又は交流電力を取り込み可能な構成の補機盤とを具備し、
前記監視盤と、前記制御保護盤と、前記電力変換器盤と、前記補機盤を順次所定方向に一直線状に並置した列盤構成とすると共に、各盤相互間を連通し、前記吸気用ファンにより前記吸気用開口部を介して前記列盤内に外気を吸入し、前記排気用ファンにより前記排気用開口部を介して前記列盤外部に排出することで、前記制御保護盤用筐体内部に発生する冷却風により、前記電力変換器を冷却するようにした受配電盤である。
前記目的を達成するため、請求項3に対応する発明は、監視盤用筐体の側壁に吸気用開口部が形成され、負荷に電力を供給可能な構成で全体の機器の監視を行なうための監視盤と、
制御保護盤用筐体内に吸気用ファンが収納されると共に、盤全体の制御保護機器を収納した制御保護盤と、
電力供給源からの直流電力又は交流電力を電力変換した電力を前記負荷に供給する風冷式の電力変換器を電力変換器盤用筐体内に収納した電力変換器盤と、
前記電力供給源からの交流電圧を降圧又は昇圧する連系変圧器を連系変圧器盤用筐体内に収納した連系変圧器盤と、
補機盤用筐体の側壁に排気用開口部が形成され、前記補機盤用筐体内であって前記排気用開口部に近接して排気用ファンが収納され、かつ前記電力供給源からの直流電力又は交流電力を取り込み可能な構成の補機盤とを具備し、
前記監視盤と、前記制御保護盤と、前記電力変換器盤と、前記連系変圧器盤と、前記補機盤を順次所定方向に一直線状に並置した列盤構成とすると共に、各盤相互間を連通し、前記吸気用ファンにより前記吸気用開口部を介して前記列盤内に外気を吸入し、前記排気用ファンにより前記排気用開口部を介して前記列盤外部に排出することで、前記制御保護盤筐体内部に発生する冷却風により、前記電力変換器及び前記連系変圧器を冷却するようにした受配電盤である。
本発明によれば、複数の機器盤を一括冷却することが可能となる受配電盤を提供することができる。
以下本発明の実施形態について、図面を参照して説明するが、その前に本発明の概要について、図1〜図3を参照して説明する。ここで、本発明の受配電盤は、吸気盤例えば監視盤10及び制御保護盤20と、風洞盤例えば4個の電力変換器盤30及び連系変圧器盤40と、排気盤例えば補機盤50を順次所定方向に一直線上に並置し、各盤間連通させ、吸気盤を構成する筐体例えば制御保護盤20の筐体21内には、筐体21の側面に形成されている吸気用開口部121、122から所定距離だけ離隔して吸気用ファン22を内蔵させ、また排気盤例えば補機盤50を構成する筐体51内には、筐体51の側面に形成されている排気用開口部52から所定距離だけ離隔して排気用ファン53を内蔵させ、吸気用ファン22により取り込まれた吸気盤内の風を風洞盤に送り込み、最後に排気盤において排気用ファン53により外部に放出させる強制風冷の横断冷却方式である。
監視盤10は、監視盤用筐体11の側壁であって、左側壁背面側及び背面側にそれぞれ吸気用開口部121、122が形成され、負荷例えばナトリウムイオウ電池等の充電及び放電が可能な電池に電力を供給可能な構成で全体の機器の監視を行なうためのものである。
制御保護盤20は、制御保護盤用筐体21内の背面側の空間である室に例えば4台の吸気用ファン22がそれぞれ上下方向に収納されると共に、盤全体の機器の制御を行う保護機器を収納したものである。この保護機器には、後述する冷却風が直接当らないようにすべき制御基板(図示せず)が含まれている。
電力変換器盤30は、例えば4台で構成され、その各々は変換器盤用筐体31内に電力供給源例えば電力系統からの交流電力を直流電力に変換した電力を前記負荷に供給する電力変換器を収納したものであって、電力変換器を構成する半導体デバイスは各々半導体素子32例えばIGBTに放熱フィン33とミニファン34が一体に形成されている。ここで、ミニファン34で発生する風が放熱フィン33に当り、これにより放熱フィン33を冷却することで、各半導体素子32が冷却される。この半導体素子32を冷却した後の風は、図3の矢印に示すように電力変換器盤30の筐体31内を循環するように、放熱フィン33にパネル35が一体に形成されている。
連系変圧器盤40は、連系変圧器盤用筐体41内に電力供給源例えば電力系統からの交流電圧を降圧する連系変圧器42が収納され、かつ筐体41の入口側にミニファン44(例えば各電力変換器盤30に備えているものと同じもの)が設けられている。これは、電力変換器盤30であってパネル35の外側にある、半導体素子32以外の回路素子例えばコンデンサ、リアクトル等が吸気用ファン22と排気用ファン53により発生する冷却風により冷却され、この冷却風が連系変圧器盤用筐体41内に導かれるように、ミニファン44が設けられている。
補機盤50は、補機盤用筐体51の側壁に排気用開口部52が形成され、補機盤用筐体51内であって排気用開口部から所定距離だけ離隔して排気用ファン53が収納設置され、かつ前記電力系統からの交流電力を取り込み可能な構成となっている。
そして、監視盤10と、制御保護盤20と、電力変換器盤30と、連系変圧器盤40と、補機盤50を順次所定方向に一直線状に並置した列盤構成とすると共に、各盤相互間を連通し、吸気用ファン22により吸気用開口部121、122を介して前記列盤内に外気を吸入し、排気用ファン53により排気用開口部52を介して列盤外部に排出することで、制御保護盤用筐体21の内部に発生する冷却風により、前記電力変換器及び前記連系変圧器を冷却するようにした受配電盤である。
以上述べた受配電盤は、強制風冷の横断冷却方式であるので、例えばナトリウムイオン電池を充電する場合のように、盤内発熱量が多い場合に有益である。また、以上述べた受配電盤は、少なくとも吸気盤と、風洞盤と、排気盤を順次所定方向に一直線状に並置したり、また監視盤10と、制御保護盤20と、電力変換器盤30と、補機盤50を順次所定方向に一直線状に並置したり、更に監視盤10と、制御保護盤20と、電力変換器盤30と、連系変圧器盤40と、補機盤50を順次所定方向に一直線状に並置したりして列盤構成とすると共に、各盤相互間を連通し、吸気盤又は制御保護盤20に有する吸気用ファン22及び排気盤又は補機盤50に有する排気用ファン53により、盤内に発生する冷却風により、電力変換器、連系変圧器、補機を冷却するようにしたので、次のような作用効果が得られる。
1)従来、分散配置していた各機器を列盤構成とすることにより、全体の据付面積が縮小できる。
2)各機器で必要であった吸気フィルタを列盤構成の一方の端部側の盤のみに設けることで、大幅に吸気フィルタの枚数を削減できる。
3)従来各機器個別に備えていた強制風冷構成が不要で、この分、点数部品が不要で、部品点数が削減できる。
4)装置全体を風洞化するに当って、各列盤間の漏れ風量が生じないようにするため、冷却風流路の曲がりによる圧力損失や拡大、縮小損失を最小限に抑える構造となっている。
ここで、図4〜図13を参照して各盤の構成について説明する。監視盤10は、図4及び図5に示すように、筐体11内のほぼ中央位置であって冷却風の流れ方向に沿い、かつ上下方向に、仕切部材例えば3枚の縦仕切り板131、132、133を設置し、筐体11内を左右の2室に分割し、左分割室15Lと右分割室15Rを形成する。この場合、各縦仕切り板131、132、133の相互間に例えば2mmの水平方向の隙間14がそれぞれ形成され、この隙間14は吸気用ファン22及び排気用ファン53により発生する冷却風の一部である微弱な冷却風を、所定方向、具体的には縦仕切り板131、132、133により仕切られた筐体11内の左分割室15Lから右分割室15Rに導く導風路として作用する。このように仕切板同士の隙間14を利用し、局所的に微小な循環流を生じさせることにより強制風冷装置において、制御保護盤20内において精密機器等を装置内部に配置することが可能となる。
次に、制御保護盤20は、図6に示すように制御保護盤用筐体21の中央部に仕切部材例えば1枚の縦仕切板23を上下方向に設置して制御保護盤用筐体21内を正背面の室に分割し、背面室24Bに例えば4台の吸気用ファン22を設置し、正面室24Fには何も設置しない。この場合、各吸気用ファン22は監視盤10の筐体11に形成されている吸気用開口部121、122から所定距離例えば900mmだけ離隔させて設置されている。また、例えば4台の排気用ファン53を補機盤の筐体512内にそれぞれ配置すると共に、各排気用ファン53は補機盤50の筐体512に形成されている排気用開口部52から所定距離例えば900mmだけ離隔させて設置されている。
このように、吸気用ファン22を吸気用開口部121、122から所定距離だけ離隔させることにより、吸気用ファン22と排気用ファン53によって発生する冷却風を整流でき、これによる圧力損失を低減できる。
また、排気用ファン53を排気用開口部53から所定距離だけ離隔させることにより、吸気用ファン22と排気用ファン53によって発生する冷却風を整流でき、これによる圧力損失を低減できると共に騒音の低減も見込める。このことについて実際に冷却性能試験を実施した結果、装置内に発生する熱量に対する必要風量を満足し、それぞれ部位における温度上昇が許容値内であったことから、必要な冷却性能を満足することができる。
そして電力変換器盤30のうち、制御保護盤20に連結される最上流側の電力変換器盤30は、図7に示すように、筐体31内の一方の開口部であって例えば右側位置に冷却風の流れ方向とは直交する方向で、かつ上下方向に、仕切部材例えば3枚の縦仕切り板361、362、363を設置し、筐体31内を一つの縮小した室37にする。この縮小した室37には、前述した電力変換器を構成する半導体デバイスが収納される。この場合、各縦仕切り板361、362、363の相互間に例えば2mmの水平方向の隙間38がそれぞれ形成されている。
この隙間38は吸気用ファン22及び排気用ファン53により発生する冷却風の一部である微弱な冷却風を、所定方向、具体的には上流側の電力変換器盤30側から縦仕切り板361、362、363に相互間の隙間38を通して制御保護盤20の筐体21に導かれる。なお、最上流側の電力変換器盤30の筐体31内では、半導体デバイスに有するミニファン34からの風と、吸気用ファン22及び排気用ファン53により発生する冷却風とが合成される。
上流側、下流側、最下流側の電力変換器盤30は、各筐体31内には図8に示すように前述した縦仕切り板を何等設置しない。この場合には、各半導体デバイスに有するミニファン34からの風と、吸気用ファン22及び排気用ファン53により発生する冷却風とが合成され、この合成風は各筐体を順次経て最下流側の排気用開口部52から外部に排気される。このように各半導体デバイスにミニファン34を取付けたので、放熱フィン33にて発生する圧力損失を各デバイス毎で、均等に負担できる。
次に、連系変圧器盤40は、図9に示すように連系変圧器盤用筐体41内には風の流路断面積を少し減少させるための仕切部材例えば3個の仕切板43を設けるとともに、この残り空間内に連系変圧器42を収納設置したものである。
補機盤50は、図10に示すように補機盤用筐体511と、図11に示すように補機盤用筐体512を備え、この両方の筐体511、512内には、風の流路断面積を減少させるための仕切部材例えば2個の仕切板54、3個の仕切板55を設けるとともに、この補機盤用筐体511、512の残りの空間にはそれぞれ配電盤補機(図示せず)及び前述した排気用ファン53を排気用ファン53の周囲を包囲すると共に、排気用開口部52まで連結するように筒状のカバー56を設置したものである。
図12は、図3の列盤内に発生する冷却風の流れが、吸気用開口部121、122から排気用開口部52の間であって、少なくとも電力変換器又は前記電力変換器の端部から排気用開口部52に向かうに従い増速流となるように流路断面積が減少するように構成したことを説明するための図である。図12(a)は図3のA−A線に沿って切断した断面であり、この場合の流路断面積SAである。図12(b)は図3のB−B線に沿って切断した断面であり、この場合の流路断面積SBである。図12(c)は図3のC−C線に沿って切断した断面であり、この場合の流路断面積SCである。各流路断面積の間には、SC<SB<SAの関係が存在している。
この仕切り板を利用し、排気側に向かうに従い仕切り板開口面積(通風面積)を減少させることにより装置内部の流れを増速流とさせることができること、及び吸気用開口部121、122に対して所定の離隔距離を存して吸気用ファン22が設置されていることから、雨水,塵埃浸入を抑制させることが可能である。
図13は、以上述べた監視盤10の筐体11、制御保護盤20の筐体21、4個の電力変換器盤30の筐体31、連系変圧器盤40の筐体41、補機盤50の筐体511、512は、いずれも各筐体を構成する部材例えば側面部材又は扉1及び屋根部材2の内側(図13の例)又は外側にカバー3を配設し、前記各筐体を構成する部材と前記カバー3との間に空気層4を形成したものとなっている。
このように筐体の内側又は外側に空気層4を形成することで、防音効果並びに太陽光による輻射熱を遮断し、各機器盤内の発生熱量を低減する効果が期待できる。また、各盤には、天井がないため屋外に設置するに際しても盤内に雨水進入のおそれがない。さらに、吸気用ファン22、排気用ファン53を交換する際に、筐体21、512の正面又は背面に設けられている扉1を開閉して行えるので、これらの換気用ファンの交換作業が容易となり、保守性が向上する。
さらにまた、本発明の実施形態によれば、雨水、塵埃浸入対策の低減が可能になる。従来であれば、屋根に設けていた排気用開口部からの雨水浸入対策を配慮しなくてはならないが、本発明の実施形態では、列盤方向に冷却することにより屋根に排気用開口部を設けない構造となる。従って、雨水への配慮も低減される。
また、各筐体の内側又は外側にカバーを設けるようにしたので、盤内の気密性を高めることができ、これにより、各列盤間は確実な密閉構造となることから、各列盤間における漏れ風量はなくなる。
(変形例)
本発明は、前述した実施形態に限定されず種々変形して実施できる。前述の実施形態では、列盤構成の吸気用開口部121、122から排気用開口部52の間であって、列盤内に発生する冷却風の流れが、排気用開口部52に向かうに従い増速流となるようにする構として、次のように構成したものを例にあげた。具体的には、吸気用開口部121、122から排気用開口部52の間であって、電力変換器盤30又は電力変換器盤30の端部から排気用開口部52に向かうに従い増速流となるように流路断面積が減少するように構成した例である。これに限らず、吸気用開口部121、122から排気用開口部52の間に存在する機器盤ならなんでもよい。
前述の実施形態では、監視盤10、制御保護盤20、4個の電力変換器盤30、連系変圧器盤40、補機盤50からなる受配電盤について説明したが、最低限、吸気盤と、排気盤と、吸気盤と排気盤の間に、風洞盤又は整風盤のごとき機器盤を備える構成であればよい。
本発明による受配電盤の概要を説明するための斜視図。 本発明による受配電盤の概略構成を説明するための斜視図。 本発明の受配電盤における第1の実施形態を示す概略平断面図。 図3のH矢印方向に見た拡大分解斜視図。 図3のG−G線に沿って矢印方向に見た拡大分解斜視図。 図3のE−E線に沿って矢印方向に見た拡大分解斜視図。 図3のD−D線に沿って矢印方向に見た拡大分解斜視図。 図3のF−F線に沿って矢印方向に見た拡大分解斜視図。 図3のA−A線に沿って矢印方向に見た拡大分解斜視図。 図3のB−B線に沿って矢印方向に見た拡大分解斜視図。 図3のC−C線に沿って矢印方向に見た拡大分解斜視図。 図3のA−A線、B−B線、C−C線に沿って切断し矢印方向に見た拡大分解斜視図。 図3の拡大側面図。 (a)及び(b)は従来の受配電盤の平面図及び正面図。 (a)及び(b)は従来の受配電盤の背面図及び右側面図。
符号の説明
01…筐体、1…扉、02…吸気口、2…屋根部材、03…排気口、3…カバー、11…監視盤用筐体、14…隙間、15L…左分割室、15R…右分割室、20…制御保護盤、21…制御保護盤用筐体、22…吸気用ファン、23…縦仕切板、24B…背面室、24F…正面室、30…電力変換器盤、31…変換器盤用筐体、32…半導体素子、33…放熱フィン、34…ミニファン、35…パネル、37…室、38…隙間、40…連系変圧器盤、41…連系変圧器盤用筐体、42…連系変圧器、43…仕切板、44…ミニファン、50…補機盤、51…補機盤用筐体、52…排気用開口部、53…排気用ファン、54…仕切板、55…仕切板、56…カバー、121、122…吸気用開口部、131、132…縦仕切り板、361、362…縦仕切り板、511、512…補機盤用筐体。

Claims (9)

  1. 吸気盤用筐体の側壁に吸気用開口部が形成され、前記吸気盤用筐体内であって前記吸気用開口部に近接して吸気用ファンが収納され、かつ負荷に電力を供給可能な構成の吸気盤と、
    電力供給源からの直流電力又は交流電力を電力変換した電力を前記負荷に供給する風冷方式の電力変換器を風洞盤用筐体内に収納した風洞盤と、
    排気盤用筐体の側壁に排気用開口部が形成され、前記排気盤用筐体内であって前記排気用開口部に近接して排気用ファンが収納され、かつ前記電力供給源からの直流電力又は交流電力を取り込み可能な構成の排気盤とを具備し、
    前記吸気盤と、前記風洞盤と、前記排気盤を順次所定方向に一直線状に並置した列盤構成とすると共に、各盤相互間を連通し、前記吸気用ファンにより前記吸気用開口部を介して前記列盤内に外気を吸入し、前記排気用ファンにより前記排気用開口部を介して前記列盤外部に排出することで、前記風洞盤用筐体内部に発生する冷却風により、前記電力変換器を冷却するようにしたことを特徴とする受配電盤。
  2. 監視盤用筐体の側壁に吸気用開口部が形成され、負荷に電力を供給可能な構成で、全体の機器の監視を行なうための監視盤と、
    制御保護盤用筐体内に吸気用ファンが収納されると共に、盤全体の制御保護機器を収納した制御保護盤と、
    電力供給源からの直流電力又は交流電力を電力変換した電力を前記負荷に供給する風冷式の電力変換器を電力変換器盤用筐体内に収納した電力変換器盤と、
    補機盤用筐体の側壁に排気用開口部が形成され、前記補機盤用筐体内であって前記排気用開口部に近接して排気用ファンが収納され、かつ前記電力供給源からの直流電力又は交流電力を取り込み可能な構成の補機盤とを具備し、
    前記監視盤と、前記制御保護盤と、前記電力変換器盤と、前記補機盤を順次所定方向に一直線状に並置した列盤構成とすると共に、各盤相互間を連通し、前記吸気用ファンにより前記吸気用開口部を介して前記列盤内に外気を吸入し、前記排気用ファンにより前記排気用開口部を介して前記列盤外部に排出することで、前記制御保護盤用筐体内部に発生する冷却風により、前記電力変換器を冷却するようにしたことを特徴とする受配電盤。
  3. 監視盤用筐体の側壁に吸気用開口部が形成され、負荷に電力を供給可能な構成で全体の機器の監視を行なうための監視盤と、
    制御保護盤用筐体内に吸気用ファンが収納されると共に、盤全体の制御保護機器を収納した制御保護盤と、
    電力供給源からの直流電力又は交流電力を電力変換した電力を前記負荷に供給する風冷式の電力変換器を電力変換器盤用筐体内に収納した電力変換器盤と、
    前記電力供給源からの交流電圧を降圧又は昇圧する連系変圧器を連系変圧器盤用筐体内に収納した連系変圧器盤と、
    補機盤用筐体の側壁に排気用開口部が形成され、前記補機盤用筐体内であって前記排気用開口部に近接して排気用ファンが収納され、かつ前記電力供給源からの直流電力又は交流電力を取り込み可能な構成の補機盤とを具備し、
    前記監視盤と、前記制御保護盤と、前記電力変換器盤と、前記連系変圧器盤と、前記補機盤を順次所定方向に一直線状に並置した列盤構成とすると共に、各盤相互間を連通し、前記吸気用ファンにより前記吸気用開口部を介して前記列盤内に外気を吸入し、前記排気用ファンにより前記排気用開口部を介して前記列盤外部に排出することで、前記制御保護盤筐体内部に発生する冷却風により、前記電力変換器及び前記連系変圧器を冷却するようにしたことを特徴とする受配電盤。
  4. 前記吸気用ファンを前記吸気用開口部から所定距離だけ離隔して配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受配電盤。
  5. 前記排気用ファンを前記排気用開口部から所定距離だけ離隔して配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受配電盤。
  6. 前記吸気用開口部から前記排気用開口部の間であって、前記列盤内に発生する冷却風の流れが、前記排気用開口部に向かうに従い増速流となるように構成したことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の受配電盤。
  7. 前記排気用開口部に向かうに従い増速流となるようにする構成は、前記列盤を構成している機器盤内の流路断面積を変化させることで行なうようにしたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の受配電盤。
  8. 前記吸気用ファン及び前記排気用ファンにより発生する冷却風の一部である微弱な冷却風を、前記制御監視盤内にある制御基板の周囲に循環させるように、前記監視盤及び前記制御保護盤の筐体内に、前記冷却風を所定方向に導く導風路を有する仕切部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の受配電盤。
  9. 前記各機器盤の筐体を構成する少なくとも側面部材及び天井部材の内側又は外側にそれぞれカバーを配設し、前記筐体を構成する部材と前記カバーとの間に空気層を形成したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の受配電盤。
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