JP4838955B2 - 2室型プレフィルドシリンジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラスあるいはプラスチックからなる筒体の内部を複数の栓体によって前室と後室とに区画し、それぞれの室内に注射剤やその溶解液等を予め個別に収容した2室型プレフイルドシリンジに関し、さらに詳しくは、上記の前室と後室との連通操作時に、両室を連通するバイパスから溶解液等の液剤等が飛び出す、いわゆる水鉄砲現象を低減させて、注射針先端からの液剤の漏出を防止した2室型プレフィルドシリンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の栓体によって筒体内に2室を形成した2室型プレフィルドシリンジには、例えば特開昭62−5357号公報に開示のものがある。即ち、この従来技術は、図11に示すように、筒体(52)の注射針装着部(56)を備える筒先端部(53)側にフロント栓体(62)を嵌挿し、プランジャーロッド(57)の挿入口(55)を形成した筒基端部(54)側にエンド栓体(63)を嵌挿し、両栓体(62・63)の間にミドル栓体(64)を配置して、上記の筒体(52)内を筒先端部(53)側の前室(65)と筒基端部(54)側の後室(66)とに保密状に区画してある。なお、上記の注射針装着部(56)には注射針(58)を装着して保護キャップ(59)を被せてある。
上記のフロント栓体(62)とミドル栓体(64)との間の筒体(52)内面には、外方へ膨出した溝状のバイパス(70)を形成するとともに、このバイパス(70)の筒体軸心(69)方向の長さを上記のミドル栓体(64)よりも長く形成してある。そして、上記の前室(65)には例えば粉末薬剤(67)が、後室(66)には溶解液等の液剤(68)がそれぞれ保密状に収容されている。
【0003】
上記従来のプレフィルドシリンジ(51)は、プランジャーロッド(57)を押進してエンド栓体(63)を前進させると、前記の後室(66)に封入されている液剤(68)の内圧により、ミドル栓体(64)が前進し、このプランジャーロッド(57)の押進の初期にはフロント栓体(62)も前進する。前記の注射針装着部(56)には、内部に栓体収容部(60)を形成してあり、この栓体収容部(60)の内周壁には連通溝(61)を凹設してある。このため、前記のフロント栓体(62)が前進して上記の栓体収容部(60)内に入り込むと、前記の前室(65)が上記の連通溝(61)やフロント栓体(62)と栓体収容部(60)内面との隙間を介して注射針(58)に連通する。この状態でさらにプランジャーロッド(57)を押進すると、前室(65)内の空気が注射針(58)から排出されるとともに、上記のミドル栓体(64)が前進してバイパス(70)形成位置に達する。これにより、前記の後室(66)と前室(65)とがバイパス(70)を介して連通するので、プランジャーロッド(57)の押進により後室(66)内の液剤(68)がバイパス(70)を通過して前室(65)内へ流入する。そして、この流入した液剤(68)に上記の粉末薬剤(67)が懸濁或いは溶解される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術では、前記の後室(66)と前室(65)との連通初期において、バイパス(70)を通過する液剤(68)が大きな運動エネルギーを有する。このため、例えば図12に示すように、この液剤(68)があたかも水鉄砲のごとくバイパス(70)を通り抜けて飛び出す。この飛び出す勢いが強すぎると、液剤(68)が筒先端部(53)に達し、前記の栓体収容室(60)内のフロント栓体(62)の背面に衝突して、前記の連通溝(61)やフロント栓体(62)と栓体収容部(60)内面との隙間内に流入する惧れがある。とくに、この連通操作を手早く行うため、プランジャーロッド(57)の押進を速めると、上記の液剤(68)は一層勢い良く飛び出して上記の連通溝(61)や隙間内に流入し易い。
【0005】
そしてこの連通溝(61)内等に一旦流入した液剤(68)は、前室(65)内へ容易に戻れないことから、その後にプランジャーロッド(57)を押進させると前室(65)内の空気とともに押し出されて注射針(58)から漏出する。この結果、2室型プレフィルドシリンジ(51)の周囲を液剤(68)で汚損するばかりか、前室(65)内の粉末薬剤(67)の溶解に必要な液量が不足し、適正に溶解されなくなる惧れがあった。上記の水鉄砲現象は、フロント栓体を用いない2室型プレフィルドシリンジにおいても同様に生じ、バイパスから飛び出した液剤が注射針との連通路に流入して注射針から漏出する惧れがあった。
【0006】
本発明は上記の問題点を解消し、前室と後室との連通操作時に上記のバイパスから溶解液等の液剤等が飛び出す、いわゆる水鉄砲現象を低減させて、注射針先端からの液剤の漏出を防止した2室型プレフィルドシリンジを提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、例えば、本発明の実施の形態を示す図1から図10に基づいて説明すると、2室型プレフィルドシリンジを次のように構成したものである。
【0008】
【0009】
即ち、請求項1に記載の発明は、筒体(2)の、プランジャーロッド(7)の挿入口(5)を形成した筒基端部(4)側にエンド栓体(13)を嵌挿し、注射針装着部(6)を備える筒先端部(3)と上記エンド栓体(13)との間にミドル栓体(14)を配置して、上記筒体(2)内を筒先端部(3)側の前室(15)と筒基端部(4)側の後室(16)とに保密状に区画し、上記の筒先端部(3)とミドル栓体(14)との間の筒体(2)内面に外方へ膨出した溝状のバイパス(20)を形成するとともに、このバイパス(20)の筒体軸心(19)方向の長さを上記のミドル栓体(14)よりも長く形成し、上記バイパス(20)の中間部に曲折部(23)を設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、筒体(2)の、プランジャーロッド(7)の挿入口(5)を形成した筒基端部(4)側にエンド栓体(13)を嵌挿し、注射針装着部(6)を備える筒先端部(3)と上記エンド栓体(13)との間にミドル栓体(14)を配置して、上記筒体(2)内を筒先端部(3)側の前室(15)と筒基端部(4)側の後室(16)とに保密状に区画し、上記の筒先端部(3)とミドル栓体(14)との間の筒体(2)内面に外方へ膨出した溝状のバイパス(20)を複数形成するとともに、これらのバイパス(20)に筒基端部(4)側の第1バイパス(20a)と筒先端部(3)側の第2バイパス(20b)とを含ませ、上記第1バイパス(20a)の筒体軸心(19)方向の長さを上記のミドル栓体(14)よりも短く形成するとともに、上記の第1バイパス(20a)の入口(21a)から第2バイパス(20b)の出口(22b)までの筒体軸心(19)方向の長さを上記のミドル栓体(14)よりも長く形成し、上記のミドル栓体(14)が上記のバイパス(20)形成位置へ移動した時に上記第1バイパス(20a)と第2バイパス(20b)とを互いに連通する凹溝(24)を、上記のミドル栓体(14)の外周面に形成したことを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、上記のバイパス(20)の内面のうち、筒基端部(4)側に形成される入口(21)側端面の外方への立上がり角度(θ)を、筒体軸心(19)に対して45度よりも大きく形成したものである。
【0012】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1から3のいずれかに記載の発明において、上記のバイパス(20)の内面のうち、筒先端部(3)側に形成される出口(22)側端面の外方への立上がり角度(θ′)を、筒体軸心(19)に対して45度よりも大きく形成したものである。
【0013】
ここで、上記の請求項1に記載の発明において、上記の曲折部は、例えば「く」字形のようにバイパスの1ヶ所に設けてもよいが、バイパスの複数箇所に設けても良い。
また、上記の請求項3、或いは請求項4に記載の発明において、上記の立上がり角度は筒体の内面に形成される傾斜角度を言い、大きいほど好ましい。即ち、この傾斜角度は好ましくは50度以上に設定され、より好ましくは60度以上に設定される。なお、この立上がり角度は上記の端面の中間部における平均的な角度を言い、この端面と筒体内面との接続部や、この端面とバイパスの溝底部との接続部を滑らかな曲線に形成してもよいことは、いうまでもない。
【0014】
【作用】
請求項1に記載の発明では、バイパスの中間部に曲折部を設けてあるので、前記の後室からバイパスに流入する液剤が、このバイパスを通過する際に上記の曲折部でバイパス内面に衝突し、その運動エネルギーの一部が吸収される。
【0015】
請求項2に記載の発明では、上記のミドル栓体がバイパスの形成位置に達すると、後室が上記の第1バイパスと凹溝と第2バイパスを順に経て前室に連通する。そして、後室から第1バイパスに流入した液剤は、第1バイパスの出口側端面に衝突し、凹溝に流入してこの凹溝の内面に衝突し、さらに第2バイパスに流入してこの第2バイパスの内面に衝突したのち、前室に流入する。このため、第1バイパスの出口側端面と凹溝の内面と第2バイパスの内面とに衝突する際に、液剤の運動エネルギーの一部が吸収される。
【0016】
請求項3に記載の発明では、バイパスの入口側端面の立上がり角度を45度よりも大きくしてあるので、前記の後室からバイパスに流入する液剤は大きく外方に向けられ、バイパスの溝底面に衝突してその運動エネルギーの一部が吸収される。また、上記の立上がり角度が大きいため、ミドル栓体の僅かな前進により、このミドル栓体とバイパス内面との間に形成される間隙が急速に大きくなって、後室からバイパスに流入する液剤の流速が急激に低下する。
【0017】
【0018】
請求項4に記載の発明では、バイパスの出口側端面の立上がり角度を45度よりも大きくしてあるので、バイパスを直進する液剤はこの出口側端面に衝突してその運動エネルギーの一部が吸収されたのち、前室内へ流入する。
【0019】
【実施の形態】
以下、参考形態を図面に基づき説明する。
図1から図3は第1参考形態を示し、図1は2室型プレフィルドシリンジの断面図、図2は連通操作時のバイパス近傍の拡大断面図、図3はバイパス部分の正面図である。
【0020】
図1に示すように、この2室型プレフィルドシリンジ(1)は、ガラス又はプラスチック製の筒体(2)の筒先端部(3)に注射針装着部(6)を備え、筒基端部(4)にプランジャーロッド(7)の挿入口(5)を形成してある。
上記の注射針装着部(6)には、先端に注射針(8)が装着され、この注射針(8)の周囲に保護キャップ(9)が被せてある。また、この注射針装着部(6)の内部には栓体収容部(10)が形成してあり、この栓体収容部(10)の内周壁に連通溝(11)を凹設してある。
【0021】
上記の筒体(2)には、筒先端部(3)側にフロント栓体(12)が嵌挿され、筒基端部(4)側にエンド栓体(13)が嵌挿され、両栓体(12・13)の間にミドル栓体(14)を配置して、上記の筒体(2)内を筒先端部(3)側の前室(15)と筒基端部(4)側の後室(16)とに保密状に区画してある。そして、上記の前室(15)には例えば粉末薬剤(17)が、後室(16)には溶解液等の液剤(18)がそれぞれ保密状に収容されている。なお、この参考形態では前室に粉末薬剤を収容し、後室に溶解液等の液剤を収容したが、この参考形態および本発明におけるプレフィルドシリンジは前室に薬液を収容したり、後室に第2の薬液を収容するものであってもよい。
また、この参考形態では上記のミドル栓体(14)を粉末薬剤側の栓体と液剤側の栓体とから構成したが、この参考形態および本発明ではミドル栓体を1つの栓体から構成してもよいことはいうまでもない。
【0022】
上記の筒体(2)の内面には、上記のフロント栓体(12)とミドル栓体(14)との間に、外方へ膨出した溝状のバイパス(20)を形成してある。このバイパス(20)は、筒体軸心(19)方向の長さが上記のミドル栓体(14)よりも長く形成してある。
図2に示すように、上記のバイパス(20)の内面は、筒基端部(4)側に形成される入口(21)側端面の外方への立上がり角度(θ)が、筒体軸心(19)に対して45度よりも大きく、例えば約60度に形成してある。また、このバイパス(20)の筒先端部(3)側に形成される出口(22)側の端面も同様に、筒体軸心(19)に対する外方への立上がり角度(θ′)を約60度に設定してある。なお、上記の各立上がり角度(θ・θ′)は、いずれも大きいほど好ましいが、バイパス(20)形成の容易さや筒体(2)外面の滑らかさを考慮して、通常は50度から70度の範囲に形成される。
【0023】
上記のバイパス(20)の外観形状は、図3に示すように、筒体軸心(19)に沿って略一定幅に形成してある。しかし本参考形態のバイパス(20)は、この形状に限定されず、例えば図4に示す変形例のように、入口(21)側に比べて出口(22)側の溝幅を大きく、例えば、出口(22)側の最大溝幅を入口(21)側の1.2〜5.0倍に形成してもよい。この場合にはバイパス(20)内での液剤の流路が拡大するので、バイパス(20)から前室(15)内への流入速度が減速され、より好ましい。
【0024】
次に、上記の前室と後室とをバイパスを介して連通させ、液剤を前室に流入させて粉末薬剤を溶解或いは懸濁させる、連通操作について説明する。
最初に、上記のエンド栓体(13)にプランジャーロッド(7)の先端を螺着して、このプランジャーロッド(7)を押進する。これにより、エンド栓体(13)が前進して、前記の後室(16)に封入されている液剤(18)の内圧によりミドル栓体(14)が前進し、さらに、前室(15)内の圧力が高まってフロント栓体(12)も前進する。このフロント栓体(12)が前進して前記の栓体収容部(10)内に入り込むと、前記の前室(15)が上記の連通溝(11)やフロント栓体(12)と栓体収容部(10)内面との隙間を介して上記の注射針(8)に連通する。
【0025】
この状態でさらにプランジャーロッド(7)を押進すると、前室(15)内の空気が注射針(8)から排出されるとともに、上記のミドル栓体(14)が前進して、図2に示すように、バイパス(20)形成位置に達する。
ミドル栓体(14)の後端がバイパス(20)の入口(21)側の端面よりも前進すると、上記の後室(16)と前室(15)とがバイパス(20)を介して連通するので、プランジャーロッド(7)の押進により後室(16)内の液剤(18)がバイパス(20)を通過して前室(15)内へ勢いよく流入しようとする。
【0026】
このとき、バイパス(20)の入口(21)側端面の立上がり角度(θ)を約60度に形成してあるので、前記の後室(16)からバイパス(20)に流入する液剤(18)は大きく外方に向けられ、バイパス(20)の溝底面に衝突してその運動エネルギーの一部が吸収される。さらに、この液剤(18)はバイパス(20)を直進するが、出口(22)側端面も立上がり角度(θ′)を約60度に形成してあるのでこの端面にも衝突し、このときにもその運動エネルギーが吸収される。一方、上記の入口(21)側端面の立上がり角度(θ)が大きいため、ミドル栓体(14)の僅かな前進により、このミドル栓体(14)とバイパス(20)内面との間に形成される間隙が急速に大きくなるので、後室(16)からバイパス(20)に流入する液剤(18)の流速が急激に低下する。これらの結果、上記の液剤(18)は緩やかな流れとなってバイパス(20)から前室(15)内に流入する。
【0027】
前記のプランジャーロッド(7)を押進してエンド栓体(13)をさらに前進させると、後室(16)内の液剤(18)は略全量がバイパス(20)を経て前室(15)内に流入し、エンド栓体(13)はミドル栓体(14)に接当する。
プランジャーロッド(7)をさらに押進してエンド栓体(13)を前進させると、ミドル栓体(14)の先端がバイパス(20)の出口(22)よりも前方に進出してバイパス(20)が閉塞され、これにより連通操作が完了する。この状態で2室型プレフィルドシリンジ(1)を振蘯などさせると、前記の粉末薬剤(17)が液剤(18)に懸濁或いは溶解され、投薬の準備が完了する。
【0028】
図5は本発明の第2参考形態を示す、2室型プレフィルドシリンジのバイパス近傍の一部破断正面図である。
この第2参考形態では、筒体(2)に外方へ膨出した溝状のバイパス(20)を、その長さ方向が筒体軸心(19)に対して約20度傾斜した状態に形成し、このバイパス(20)の筒体軸心(19)方向の長さを上記のミドル栓体(14)よりも長く形成してある。
その他の構成は、前記の第1参考形態と同様であるので説明を省略する。
【0029】
この第2参考形態では、前記の第1参考形態と同様、連通操作時にミドル栓体(14)がバイパス(20)形成位置に達し、ミドル栓体(14)の後端がバイパス(20)の入口(21)よりも前方に進出すると、上記の後室(16)と前室(15)とがこのバイパス(20)を介して連通する。
これにより、後室(16)内の液剤(18)がバイパス(20)を経て前室(15)へ流入するが、このとき、バイパス(20)の長さ方向が筒体軸心(19)に対して傾斜していることから、バイパス(20)に流入する液剤(18)がバイパス(20)内面のうちの筒先端部側の側面に衝突し、その運動エネルギーの一部が吸収される。さらにバイパス(20)から前室(15)へ流入する液剤(18)は筒体(2)の内面に沿って旋回させられ、これによってもその運動エネルギーの一部が吸収される。
【0030】
また、上記バイパス(20)から流出する液剤(18)は螺旋状に旋回することから、筒先端部のフロント栓体に達するまでの距離が、筒体軸心(19)方向に沿って直進する場合よりも長くなる。これらの結果、上記のバイパス(20)から流出する液剤(18)が筒先端部に達することが防止される。
【0031】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図6は本発明の第1実施形態を示す、2室型プレフィルドシリンジのバイパス近傍の一部破断正面図である。
この第1実施形態では、筒体(2)に形成した溝状のバイパス(20)を、その中間部に曲折部(23)を設けて「く」字形に形成してある。そしてこのバイパス(20)の筒体軸心(19)方向の長さをミドル栓体(14)よりも長く形成してある。
その他の構成は、前記の第1参考形態と同様であるので説明を省略する。
【0032】
この第1実施形態も、前記の第1参考形態と同様、連通操作時にミドル栓体(14)がバイパス(20)形成位置に達して、ミドル栓体(14)の後端がバイパス(20)の入口(21)よりも前進すると、後室(16)と前室(15)とがこのバイパス(20)を介して連通する。
これにより、後室(16)内の液剤(18)がバイパス(20)を経て前室(15)へ流入するが、このとき、液剤(18)は上記の曲折部(23)でバイパス(20)内面に衝突し、その運動エネルギーの一部が吸収される。
【0033】
さらにこの第1実施形態では、図6に示すように、バイパス(20)の出口(22)側を筒体軸心(19)に対して傾斜させてあり、前記の第2参考形態と同様、バイパス(20)から前室(15)へ流入する液剤(18)は筒体(2)の内面に沿って旋回させられ、これによってもその運動エネルギーの一部が吸収される。また、前室(15)内に流入した液剤(18)は筒体(2)内面に沿って旋回するので、前記の第2参考形態と同様、筒先端部のフロント栓体に達するまでの距離が、筒体軸心(19)方向に沿って直進する場合よりも長くなり、この点からも、バイパス(20)から流出する液剤(18)が筒先端部に達することが防止される。
【0034】
上記の第1実施形態では、バイパスを「く」字形に形成したが、上記の曲折部は図7に示す各変形例のように、バイパスの中間部の任意の位置の1箇所または複数箇所に設けることができる。
即ち、図7(a)に示す第1変形例は、バイパス(20)の中間部の1箇所に曲折部(23)を設けた点は上記の第1実施形態と同様であるが、この曲折部(23)よりも入口(21)側を筒体軸心(19)に沿って形成し、曲折部(23)よりも出口(22)側を筒体軸心(19)に対して傾斜させたものである。また、図7(b)〜図7(d)に示す第2〜第4変形例は、いずれもバイパス(20)の2箇所に曲折部(23・23)を形成したものである。
【0035】
図8は本発明の第2実施形態を示す、2室型プレフィルドシリンジのバイパス近傍の断面図である。
この第2実施形態では、筒体(2)に、筒基端部側の第1バイパス(20a)と筒先端部側の第2バイパス(20b)とからなる2個のバイパス(20)を形成してある。上記の第1バイパス(20a)の筒体軸心(19)方向の長さは、ミドル栓体(14)よりも短く形成してあり、この第1バイパス(20a)の入口(21a)から上記の第2バイパス(20b)の出口(22b)までの筒体軸心(19)方向の長さは、上記のミドル栓体(14)よりも長く形成してある。
【0036】
上記のミドル栓体(14)の周面には凹溝(24)が形成してあり、このミドル栓体(14)が上記のバイパス(20)形成位置へ移動した時に、上記の凹溝(24)を介して上記の第1バイパス(20a)の出口(22a)と第2バイパス(20b)の入口(21b)とを互いに連通するように構成してある。
その他の構成は、前記の第1参考形態と同様であるので説明を省略する。
【0037】
この第2実施形態では、連通操作時にミドル栓体(14)がバイパス(20)形成位置に達し、ミドル栓体(14)の後端が第1バイパス(20a)の入口(21a)よりも前進すると、後室(16)と前室(15)とが第1バイパス(20a)、凹溝(24)、及び第2バイパス(20b)を順に介して連通する。
これにより、後室(16)内の液剤(18)が第1バイパス(20a)に流入するが、この第1バイパス(20a)はミドル栓体(14)よりも短いため、液剤(18)は第1バイパス(20a)の出口(22a)に衝突して凹溝(24)に流入する。そして、凹溝(24)の内面に衝突したのち、第2バイパス(20b)に流入する際にも、この第2バイパス(20b)の内面に衝突し、その後、前室(15)に流入する。このため、第1バイパス(20a)の出口(22a)、凹溝(24)の内面、及び第2バイパス(20b)の内面に衝突する際に液剤(18)の運動エネルギーの一部が吸収され、緩やかな流れとなって前室(15)内に流入する。
【0038】
上記第2実施形態では、第1バイパス(20a)と第2バイパス(20b)を筒体軸心(19)方向に並べて配置したが、第1バイパスと第2バイパスは筒体の周方向の異なる位置に形成してもよい。
例えば図9に示す第1変形例では、第1バイパス(20a)と第2バイパス(20b)とを、筒体(2)の周方向における反対側に配置してある。このように構成することで、第2バイパス(20b)の入口(21b)を第1バイパス(20a)の出口(22a)よりも後方に配置することができ、従って、ミドル栓体(14)に形成する凹溝(24)を狭い溝幅に形成することができる。
【0039】
また、上記のバイパスは、例えば図10に示すような変形例にすることができる。
即ち、図10(a)に示す第2変形例は、第2バイパス(20b)の長さ方向を、筒体軸心(19)に対して傾斜させたものである。
図10(b)に示す第3変形例では、複数の第2バイパス(20b・20b)を第1バイパス(20a)の両側に形成したものである。
図10(c)に示す第4変形例では、第1バイパス(20a)の側方と第2バイパス(20b)の側方とに亘って、複数の第3バイパス(20c・20c)を形成したものである。この第4変形例では、ミドル栓体(14)の外周面に形成される上記の凹溝(24)が、第1バイパス(20a)と第3バイパス(20c)とを互いに連通する第1凹溝(24a)と、第3バイパス(20c)と第2バイパス(20b)とを互いに連通する第2凹溝(24b)とから構成される。
【0040】
なお、上記の参考形態および実施形態ではいずれもフロント栓体を備えた2室型プレフィルドシリンジについて説明したが、本発明はフロント栓体を備えない2室型プレフィルドシリンジについても適用できることはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成され作用することから、次の効果を奏する。
【0042】
(イ) 後室からバイパスに流入する液剤はバイパスを通過する際に、バイパスの内面や筒体の内面などに衝突してその運動エネルギーの一部が吸収されるので、上記のバイパスから前室への流入速度を低く抑えることができ、バイパスから溶解液等の液剤が飛び出す、いわゆる水鉄砲現象を低減することができる。この結果、バイパスから飛び出した液剤が筒先端部に達することが防止され、前室と後室との連通操作時に注射針先端からの液剤の漏出を防止することができる。
【0043】
(ロ) 請求項3に記載の発明では、バイパスの入口側端面の外方への立上がり角度を45度よりも大きく形成したことから、ミドル栓体の僅かな前進により、後室からバイパスに流入する液剤の流速を急激に低下させることができるので、上記の効果(イ)を一層高めることができる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考形態を示す、2室型プレフィルドシリンジの断面図である。
【図2】 第1参考形態の、連通操作時のバイパス近傍の拡大断面図である。
【図3】 第1参考形態の、バイパス部分の正面図である。
【図4】 第1参考形態の変形例の図3相当図である。
【図5】 本発明の第2参考形態を示す、2室型プレフィルドシリンジのバイパス近傍の一部破断正面図である。
【図6】 本発明の第1実施形態を示す、2室型プレフィルドシリンジのバイパス近傍の一部破断正面図である。
【図7】 本発明の第1実施形態の各変形例を示し、図7(a)〜図7(d)はそれぞれ第1実施形態の第1変形例〜第4変形例のバイパス部分の正面図である。
【図8】 本発明の第2実施形態を示す、連通操作時における2室型プレフィルドシリンジのバイパス近傍の拡大断面図である。
【図9】 本発明の第2実施形態の第1変形例を示す、図8相当図である。
【図10】 本発明の第2実施形態の各変形例を示し、図10(a)と図10(b)はそれぞれ第2実施形態の第2変形例と第3変形例のバイパス部分の正面図であり、図10(c)は第2実施形態の第4変形例の連通操作時における、バイパス部分の一部破断正面図である。
【図11】 従来技術を示す、図1相当図である。
【図12】 従来技術を示す、図2相当図である。
【符号の説明】
1…2室型プレフィルドシリンジ、 2…筒体、 3…筒先端部、 4…筒基端部、 5…挿入口、 6…注射針装着部、 7…プランジャーロッド、 13…エンド栓体、 14…ミドル栓体、 15…前室、 16…後室、 19…筒体軸心、20…バイパス、 20a…第1バイパス、 20b…第2バイパス、 21…バイパス(20)の入口、 21a…第1バイパス(20a)の入口、 22…バイパス(20)の出口、22b…第2バイパス(20b)の出口、 23…曲折部、 24…凹溝、 θ…入口(21)側端面の外方への立上がり角度、θ′…出口(22)側端面の外方への立上がり角度。
Claims (4)
- 筒体(2)の、プランジャーロッド(7)の挿入口(5)を形成した筒基端部(4)側にエンド栓体(13)を嵌挿し、注射針装着部(6)を備える筒先端部(3)と上記エンド栓体(13)との間にミドル栓体(14)を配置して、上記筒体(2)内を筒先端部(3)側の前室(15)と筒基端部(4)側の後室(16)とに保密状に区画し、上記の筒先端部(3)とミドル栓体(14)との間の筒体(2)内面に外方へ膨出した溝状のバイパス(20)を形成するとともに、このバイパス(20)の筒体軸心(19)方向の長さを上記のミドル栓体(14)よりも長く形成し、
上記バイパス(20)の中間部に曲折部(23)を設けたことを特徴とする、2室型プレフィルドシリンジ。 - 筒体(2)の、プランジャーロッド(7)の挿入口(5)を形成した筒基端部(4)側にエンド栓体(13)を嵌挿し、注射針装着部(6)を備える筒先端部(3)と上記エンド栓体(13)との間にミドル栓体(14)を配置して、上記筒体(2)内を筒先端部(3)側の前室(15)と筒基端部(4)側の後室(16)とに保密状に区画し、
上記の筒先端部(3)とミドル栓体(14)との間の筒体(2)内面に外方へ膨出した溝状のバイパス(20)を複数形成するとともに、これらのバイパス(20)に筒基端部(4)側の第1バイパス(20a)と筒先端部(3)側の第2バイパス(20b)とを含ませ、上記第1バイパス(20a)の筒体軸心(19)方向の長さを上記のミドル栓体(14)よりも短く形成するとともに、上記の第1バイパス(20a)の入口(21a)から第2バイパス(20b)の出口(22b)までの筒体軸心(19)方向の長さを上記のミドル栓体(14)よりも長く形成し、
上記のミドル栓体(14)が上記のバイパス(20)形成位置へ移動した時に上記第1バイパス(20a)と第2バイパス(20b)とを互いに連通する凹溝(24)を、上記のミドル栓体(14)の外周面に形成したことを特徴とする、2室型プレフィルドシリンジ。 - 上記のバイパス(20)の内面のうち、筒基端部(4)側に形成される入口(21)側端面の外方への立上がり角度(θ)を、筒体軸心(19)に対して45度よりも大きく形成した、請求項1または2に記載の2室型プレフィルドシリンジ。
- 上記バイパス(20)の内面のうち、筒先端部(3)側に形成される出口(22)側端面の外方への立上がり角度(θ′)を、筒体軸心(19)に対して45度よりも大きく形成した、請求項1から3のいずれか1項に記載の2室型プレフィルドシリンジ。
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