JP4837157B2 - 虫取器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、虫を捕捉するための虫取器に関する。特に虫を誘い寄せるための光源と誘い寄せられて入って来た虫を捕捉して死に至らしめるための粘着性物質で蔽われた表面とをもつ虫取器に関する。
【0002】
【従来の技術】
虫は生活妨害となるものでもあり、健康や衛生上の問題ともなりかねないものである。特に家庭や商業的施設の調理関係の室で問題となるので、虫を制御するために提案されている装置はたくさんある。多くの種類の虫が粘着性の表面に付着して自由を失いやがて死ぬという方法が長い間使われて来ている。いろいろな光源が虫を誘い寄せるために使われることも周知である。従って虫を誘い寄せる光と寄って来た虫を付着させて捕捉する粘着面とを組合わせた虫取器が数多く開発されている。例えば、米国特許第5,561,211号、5,531,465号、5,505,017号、5,425,197号、5,251,397号や4,074,457号等で、これらはすべて光源と粘着性捕捉材料とを組合わせた虫取器を開示している。
【0003】
この型の虫取器には広く使われているものもあるが、従来のものには種々の欠点もある。例えば虫取器の傍を通る人に粘着性材料がよく見えることである。暫くの間使っていると数多くの虫が付着し、このような粘着性補虫材料と捕捉された虫は不愉快な感じを起させるが、特に商業的施設のオーナーにとっては、顧客に施設そのものの清潔さに疑問を抱かせるために特に厄介なものである。
【0004】
次に、この型の虫取器は長期間使用するように設計されているものが多いから、それによる電気代への影響が大きいので、動作効率を最適化するように設計することが特に重要である。しかしながら従来の虫取器では最適動作効率の問題を考慮していないものが多い。例えば照明を隠蔽していて、虫を誘い寄せる力を減殺してしまっているものが多い。照明を減殺して使うことは、使用者により大きな電力の照明源を使用させることになり、電気代を増大させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前節に述べた欠点を補うために、周知の虫取器に使用されている粘着性材料の不愉快な外見に伴う問題を解決し、最適とはいえない動作効率を改善するような改良された虫取器を開発する必要がある。
【0006】
それ故、虫を誘い寄せるための光源を使用し、それを捕捉するための粘着性捕捉用材料をもつ改良された虫取器を提供するのが本発明の第1の目的である。
【0007】
長期間使用後でも快い外観を保つことのできる改良虫取器を提供することが本発明の次の目的である。
【0008】
更に動作効率の良い改良虫取器を提供することが本発明のもう1つの目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は長期間使用しても快い外観を維持することができ、且つ動作効率の高い虫取器に対する要望を満足する虫取器を目指すものである。本発明の特徴をもつ虫取器は大別してベースと虫取り引出しと間仕切りと光源とカバー容器とから成る。
【0010】
虫取器のベースは底壁と一対の対向する側壁と後壁とをもつ。対向する側壁と後壁とは底壁から上方に伸びていて、頂部方向と前方向とが開放されている三面の直方体を形成している。(注:前、後、頂、底という表現は虫取器をベース20が部屋の壁に接するように虫取器を壁に取り付けた場合を想定しているものである。)虫取り引出しは底板と後板とをもち、対向する側板があってもよい。後板と対向する側板とは底板から上方に伸びていて、引出しを形成する。この引出しはその底板と後板とがベースの底壁と後壁とに重なるような関係位置になるようにベースに挿入される。虫取り引出しはその虫に曝される方の面にくっつき易い材料又は物質を塗布又はとりつけられている。虫取器に誘い寄せられて来た虫はくっつき易い物質に捕捉されて、やがて死ぬ。
【0011】
虫取器の間仕切りは少くとも1つの開口部をもつ。1つの実施例では間仕切りは少くとも2つの長い尾根をもつ畝と、尾根の間に少くとも1つの長い開口部とをもっている。間仕切りは虫取り引出しの前方に配置され、その少くとも一部分を隠蔽する。これは虫取器の傍を通る人に捕捉された虫が見えないようにする働きをする。
【0012】
虫取器の光源は紫外線光を発する少くとも1本の蛍光灯管であることが好ましい。蛍光灯管は間仕切りの前方に位置し、両端をベースの両側壁の上にとりつける。光源はAC電源から電力を得ることが好ましいが、DC電源でもよい。
【0013】
虫取器のカバー容器はベース、光源、間仕切り、虫取り引出しを全体として覆うようにベースにとりつけられる。カバー容器は光源からの光を伝達することができ、虫の通過できる少くとも1つの開口部をもつ。カバー容器は透明プラスチック、半透明又は不透明プラスチックから作られ、内面をラフにしてある。カバー容器はラフな内面が蛍光灯管と向き合うようにベースにとりつけられる。カバー容器の内面をラフにすることによって蛍光灯管から発射される紫外線光の透過量が増大する。又は光源の電力量に対して高い量の紫外線光が作られる。それ故本発明の虫取器では低電力の光源を使って顕著な虫取りの効果が上げられ、動作効率を向上させる。
【0014】
【実施例】
図1〜3に虫取器の全容を10で示す。虫取器10は大別してベース20、虫取り引出し30、間仕切り40、およびカバー容器50の各部から成る。
【0015】
ベース20は底壁21、一対の側壁22と23、後壁24および下部室25を含む。(註:後壁24が部屋の壁に接するような位置で部屋の壁に吊り下げるのを前提にして、室25が下になるので下部室という。後壁24も部屋の壁に接する面なので、「後」壁という。又後出の頂壁54、底壁51もこの位置関係を前提として命名している。)図1および3から分るように対向する側壁22、23、および後壁24は底壁21から直角に立ち上がっていて、これらの側壁、後壁、底壁の縁が結合して三面が閉じて、頂部および前面方向が開いているちり取りのような形を形成する。側壁22、23には外側の面45、内側の面46および上の面47がある。図1に点線で示すようにベース20の後壁24には部屋の壁への取付け穴28がある。取付け穴28はそれを通してヘッド付きの留め金具を壁の面にねじ込んだ時留め金具又はねじのヘッドを支えるような形になっている。取付け穴28は虫取器を壁に固定するために留め金具をねじ込む壁上の位置を規定する。虫取器10はそのまま置いて使ってもよいし、このように壁に懸けて使ってもよい。ベース20は亜鉛鍍鋼板のような壊れ難い材料で作るのが好ましいが、金属でない材料でもよい。
【0016】
図1〜3に示す実施例では対向する側壁22,23の上面47にそれぞれ3ケのソケット26がとりつけてあって、3本の蛍光灯27が対向するソケットの間に挿入して取り付けられている。対向する側壁22、23のそれぞれの外側の面45と内側の面46によって区切られる空間はソケット26に電気を供給するための電線を収納するのに都合のよい導管の役を果すものとなっている。図示の実施例では虫取器は光源として紫外線を照射する蛍光灯を使用しているが、白熱電球又は発光ダイオードのような他の光源を使用してもよい。図示の実施例ではそれぞれの蛍光灯管27の両端は一対のソケット26に挿入されていて、それは普通の配線でそれぞれの端が電力源に接続されている。勿論ソケット26や蛍光灯27については他の仕様のものでもよい。例えばU字型のものや円形のものでもよく、その場合単独のソケットが使用される。
【0017】
図5に示すように蛍光灯管27に管の内側にコーティング79を施したものを使用しても、外側にシールディング80をもつようにしてもよい。内側コーティング79は紫外線光反射コーティングで紫外線光が管の後方に透過するのを妨げて、反射させることによって、管27のコーティングしていない前方への投射を増強する働きをする。外側シールディング80はペンキを塗ったり、粘着テープや金属シールドで蛍光灯管27の後側の部分をカバーするものである。外側シールディング80も管をコーティングするのと同様に紫外線光の通過を阻止し、コーティング部分でそれを反射して前方への投射を増加させる働きをする。
【0018】
蛍光灯管の虫取り引出し30に面する方の部分からの紫外線光の透過を阻止することによって、蛍光灯管の内部コーティング79および/又は外部シールディング80は、この分野における周知の問題を解決するのに役立つ。特に虫を捕獲するために粘着性物質を使用する場合の共通の問題の1つは商業的に流通している粘着性物質が紫外線光に曝されると硬化することである。粘着性物質は硬化すると粘着性を失い虫取り効果がなくなる。一つの解決法は粘着性物質の中に紫外線光による硬化を防ぐUVスタビライザを加えることであるが高いレベルのUVスタビライザを使用すると往々にして却って粘着性物質の粘着性を損なう結果を招くことがある。これに対して蛍光灯管27に内部コーティング79や外側シールディング80のようなUV光遮断メカニズムを使用することは虫取器10用の粘着性物質へのUV光の投射を制限することによって、粘着性物質のUV硬化の問題を軽減する効果的な方法である。
【0019】
虫取器用の電源としては壁のソケットからの交流電源が好ましく、普通に考えられるものであるが、適当な回路を使用すれば電池からの直流電源も使用可能である。ベース20の底壁21には部屋の壁にかけた時下になる方に下部室25があって、そこに電気的部品や配線を収納できるようになっている。例えば蛍光灯の点滅のための主スイッチや虫取器電源として直流を使う場合に必要ならば電池を収納することもできる。
【0020】
虫取器10の虫取り引出し30は底板34と、一対の対向する側板32、33と背後板31とから成っている。図2から分るように、対向する側板32、33と後板31とは底板34に対して垂直に立っていて、それらの縁が相接するように組立てられてこれら3辺が閉じ、前方と上方とが開いているちり取り型になっている。虫取り引出し30が底板34と後板31とだけから出来ている他の実施例もある。虫取り引出し30の各板は黒いUV安定化した板紙などから作ることが好ましいが、他の色の他の材料から作ったものでもよい。
【0021】
虫取り引出し30、側板32、33、底板34および後板31は粘着力をもつようにコーティングされているか、粘着性物質でおおわれている。粘着性物質は紫外線光に曝されても安定なことがFDA(食品医薬品局)によって証明されている物質であることが好ましい。粘着性物質35はまた暗い色に彩色されていて、虫取り引出し30に応用した時暗い外観を呈するようなものが好ましい。然し、前にも述べたように、明るい色で引出しの側板や底板の色を隠すことができないものでも構わない。ここに言う「暗い色」とは入射される光を反射することの少い傾向をもつ色を言い、「暗い外観」とは入射光をあまり反射しない外観ということである。虫取り引出し30が暗い外観であることは虫取り引出し30の内面の粘着性表面に捕捉された虫がその傍を通る人に目える度合いを最小にするのに役立つ。粘着性物質35は側板32、33、底板34および後板31の全内面に塗布又は付着されるのが普通であるが、各板の縁の近くには粘着性物質の着いていない境界領域が少し残っていてもよい。これらの粘着性物質の付いていない縁の部分は虫取り引出し30の製造の間粘着性領域に付けられる引きはがし用の紙を取り除くことを容易にする。
【0022】
図2,3および5に示すように虫取器10の組立てに際しては、虫取り引出し30の底板34と後板31とがそれぞれベース20の底壁21と後壁24に重なり合うような関係になるように、虫取り引出し30をベース20の中にはめ込む。更に光源27が虫取り引出し30の上部をおおうように引出し30を虫取器10の中に収める。このような構造によって虫は蛍光灯管27に誘い寄せられて来て、開口部から間仕切りを通過して虫取り引出しの粘性物質35に捕獲される。虫取り引出し30は接着剤を使うこともあるが、精密な寸法に作られていれば押しばめのような方法によってベース20に着脱自在にとりつけられる。虫取り引出し30は虫取器10からの取りはずしが容易なことが好ましい。そうすれば汚れた虫取り引出しを必要に応じて新しいものと取り換えることが容易にできるからである。
【0023】
図3および5に間仕切り40の一例が示してある。間仕切り40は畝のような曲面の形をもち、畝の境は長い尾根42となり、尾根の間に長い開口部43をもっている。尾根は隣接する蛍光灯管の中間に位置している。間仕切り40は虫取器に幾つかの異なる方法で取り付けられる。例えば虫取り引出し30が対向する側板をもつ本発明の一実施例では、間仕切り40は両端が引出し30の側板の粘性物質35に届く位の適当なサイズに選び引出し30と結合する。他の例では、間仕切り40の両端をベース20の両側壁22,23で支えることによって虫取器10にとりつけている。間仕切り40をベース20に固定するにも数多くの方法が可能である。間仕切りをベースにねじ止めしてもよく熔接してもよく、またベースの両壁にあるノッチやタブに固定してもよい。
【0024】
間仕切り40を虫取器10にとりつける方法がどのようなものであれ間仕切り40は光源即ち蛍光灯管27と虫取り引出し30との間を仕切るような位置にとりつけなければならない。間仕切り40を虫取り引出し30の上(又は前)にとりつけることによって間仕切り40は虫取り引出し30の少くとも一部分を隠蔽する。このようにとりつけることによって間仕切りは虫取器10の前面から捕捉された虫が見える度合いを制限する。図1−5に図示する虫取器の例では間仕切り40はその長い畝の1つ1つが蛍光灯管27のそれぞれと概ね並行する関係位置になっている。この配置では虫取り引出し30の粘性物質35に捕捉された虫は前を通る人には見えない。何故ならば間仕切り40が全体として引出し30を遮蔽し、間仕切りに明いている開口部43は蛍光灯管27が蔽っているからである。
【0025】
図1、4および5に虫取器10のカバー容器50(以後カバーと略称する)の一例が示されている。カバー50は底壁51と一対の側壁52、53と頂壁54とをもつ。虫取器を壁にとりつけた時下になる底壁51、両側壁52、53、および上にな頂壁54は前面55から垂直に後方向に伸びている。図示のカバー50では前面55には開口部即ち穴56と57とがあり、穴56は一方の側壁52に近い所から他方の側壁53に近い所まで延びており、穴57は前面55の中央線に近い所からそれぞれ側壁52と53に近い所まで延びる2ケの穴を形成している。オプションとしてカバー50には1ないし複数のフェロモンのような虫寄せ用の化学物質を内包するカートリッジ58をとりつけてもよい。カバー50は蛍光灯管27から放射される光を少くとも一部透過するポリマーのような材料で作られていて、透明な又は半透明なプラスチックで作られることが好ましいが、不透明なものでもよい。アクリルポリマーから作ることが最も好ましい。
【0026】
特に図5でよく分るように、カバー50の内面は荒れている部分59を含んでいる。ここで「荒れている表面」というのは傷が多い、平らでない、織地のようなでこぼこのある、その他平滑な断面等をもたない という言葉で形容されるような、所謂ラフな表面という意味である。そのような表面は紙ヤスリをかけたり、織地模様のモールドを使って、プラスチックのカバーに鋳型をつけることによったりして形成する。蛍光灯管27と相対向する位置にあるカバー50の内面59を荒れたものにすることによってカバー50を通過する蛍光灯管27からの光が増強されることが発見されている。理論で縛ることを望むわけではないが、荒れた表面は光源からの光を増大するものとして動作する。
【0027】
虫取器の紫外線光に対して各種のカバーが及ぼす影響を調べるために、紫外線光出力テストを行った。(25WBL50) 蛍光灯を3本つけてある虫取器についてテストを行った。センサは虫取器の水平、垂直の両中央線上で1メートル離れた距離の所に置いた。次のような結果が得られた。
【0028】
【表1】
【0029】
荒れた内面のカバーをもつ虫取器が最大の紫外線出力をもち、カバーなしの虫取器より16%増加した出力を示した。それ故荒れた内側表面のカバーをもつ虫取器が、どんな出力のUV光源に対してもより高い量の透過出力を生じ、エネルギー効率がよいことが明らかになった。カバーは全体として虫取器の主要部分を蔽い、美的な外観を保つと同時に光を透過する能力も持っている。それだけでなく、光の伝達を増強しさえするので、低い電力の光源で適当なレベルの光の伝達が可能になる。これは虫取器を長期間使用することを考えると顕著な経費節減を斉なすことになる。
【0030】
図4に虫取器10のベース20にカバー50をとりつけた所を示す。カバー50はベース20に押しばめ又はスナップでパチンとはめることによって嵌合させる仕組みになっている。勿論カバー50をベース20にとりつけるのに、ベース20のネジ穴に合わせたネジで止めるなどの代替の方法を用いてもよい。図から分るようにカバー50はベース20と蛍光灯管27と虫取り引出し30と間仕切り40との全体を概ねカバーする。図示の例ではカバー50はベースの底壁21と対向する側壁22、23をすっぽり囲むようにベース20に対してとりつけられているが、カバー50には蛍光灯管とほぼ平行するような開口部56が明けられている。これによって虫取器10から放射される光には各蛍光灯からカバー50の開口56を通って妨げられることなく通過する光の部分も含まれる。
【0031】
虫取器を使用するに際して、虫取器10は部屋の壁に掛けられるのが普通である。蛍光灯管27は壁のソケットからの交流電源にプラグを挿入して電力を供給するのが普通であるが、直流電源に接続してもよい。蛍光灯管27からの紫外線光とカバーにとりつけた虫寄せ用の化学物質とが虫を誘う。虫はカバーの開口56、57を通ってカバー内に入ってしまう。虫は更に間仕切り40の穴43をくぐり抜けて虫取り引出しについている粘着性物質35にぶつかる。虫は粘着性物質35に捕捉されてやがて死ぬ。カバー50、間仕切り40、虫取り引出し30上の暗色粘性物質35という構成によって捕捉された虫は隠蔽され、虫取器の傍を通る人から見え難くなっている。
【0032】
上述のことから分るように、本発明は周知の虫取器に使用されている粘着性物質の不愉快な外観という問題点と、動作効率の悪さという問題点を解決するための改良された虫取器に対する要望を満足する虫取器を提供するものである。暗い色彩の虫取り引出しとその前を蔽う穴明き間仕切りとの組合せは虫取り引出しに捕捉された虫が外から見えることを制限する。カバーの内側表面を荒れたものにすることによって虫取器からの光の伝達を増大させて、本発明の虫取器の効率を向上させている。更にUV光源の内部コーティング(79)および外側シールディング(80)のようなUV光シールディングのメカニズムを使用することによってUV光が虫取器の虫取り用粘着性物質を照射してこれを硬化させるという問題点を軽減している。
【0033】
以上にに実施例についてかなり詳しく記述したが、当業者がこれによって、実施例とは異なるが、本発明の要旨に基く実用例を作ることができるであろう。実施例は本発明の説明のためのものであって、これを制限するためのものではない。即ち特許請求の範囲の記述の精神と特許の範囲とは上述の実施例の記述に制限されるべきものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による虫取器のカバーの見取り図である。
【図2】本発明による虫取器の虫取り引出しの見取り図である。
【図3】本発明による虫取器のベースの見取り図である。
【図4】本発明による虫取器の組立て後の全体の正面図である。
【図5】図4の虫取り器を3−3線に沿って切断した側面断面図である。
【備考】
図は必ずしも縮尺を考慮したものではない。図的シンボルや破線や部品等の表現は説明のためのものであり、本発明の理解に不必要なものや図上見難いもので省略したものもある。又本発明がここに示す特定の実施例に制限されるものではないことは勿論である。
Claims (8)
- 虫を捕捉するための虫取器(10)にして該虫取器が:ベース(20)と;取りはずし可能な方法で該ベースにとりつけられている、虫の侵入に曝される表面に粘着性物質をもつ材料を含む、虫取り引出し(30)と;該虫取り引出しに対して上方になるように該ベースに取り付けられている虫を誘い寄せるための紫外線光光源(27)と;該紫外線光光源と該虫取り引出しとの間に位置し、該虫取り引出しの少くとも一部分を遮蔽する間仕切り(40)と;を含むことを特徴とし、該虫取器が更に前記紫外線光光源(27)からの光を伝達することができ、虫が通過できる少くとも1つの開口部をもつカバー容器(50)を含み、該カバー容器が:ベース(20)と光源(27)と、間仕切り(40)と虫取り引出し(30)とを全体として蔽うように、ベースに取りつけられ、該カバー容器(50)が透明なプラスチック、半透明なプラスチック、および不透明なプラスチックから成るグループの中から選ばれる材料を含み、荒れた内側表面をもち該内側表面が紫外線光光源に対して対向する位置関係になるように前記ベース(20)に取りつけられる、ことを特徴とする虫取器。
- 前記紫外線光光源が少くとも1本の蛍光灯管(27)と、該管に接続される電気プラグ(26)とを含み、該電気プラグが電流を供給するソケットに合うような構造であることを特徴とする、請求項1に記載の虫取器。
- 前記少くとも1本の蛍光灯管が前記虫取り引出し(30)に面する方の一部分に光を遮蔽する手段(79,80)を有し、該手段が紫外線光の少くとも一部分が蛍光灯管の該部分を通過することを妨げることを特徴とする請求項2に記載の虫取器。
- 前記カバー容器(50)が虫を誘い寄せる化学物質を内包するカートリッジ(58)が取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の虫取器。
- 請求項4に記載の虫取器において、該虫取器が部屋の壁に前記ベース(20)をとりつけるための手段を含み、該手段が該壁の表面から凸出するようにとりつけられる少くとも1本のヘッド付き留め金具と該ヘッド付き留め金具の壁面上の位置に合わせて該ベースに穿ってある、少くとも1個の取付け穴(28)とを含むことを特徴とする、虫取器。
- 請求項5に記載の虫取器において:前記ベース(20)が底壁(21)と互いに向き合う一対の側壁(22,23)と後壁(24)とを含み、対向する側壁と後壁とが底壁から上方に伸びていること;前記虫取り引出し(30)が底板(34)と後板(31)とを含み、該後板が該底板から上方に伸びていて、該底板と後板とがそれぞれ前記ベース(20)の底壁(21)と後壁(24)とに重なるような関係位置に該ベースの中に着脱自在に取付けられること;および前記光源の蛍光灯管(27)が2つの端をもち、各端が前記ベース(20)の対向する側壁(22,23)のうちの1つにそれぞれとりつけられていることを特徴とする虫取器。
- 前記間仕切り(40)が少くとも2つの長い尾根(42)と該尾根の間に穿たれた少くとも1つの細長い開口部(43)とを含み、前記蛍光灯管(27)の各々と該尾根とがほぼ平行な位置関係となるように該間仕切りが前記ベース(20)にとりつけられていることを特徴とする請求項6に記載の虫取器。
- 前記カバー容器(50)が少くとも1つ長い開口部(56,57)を含み、該長い開口部のそれぞれが前記蛍光灯管(27)のそれぞれとほぼ平行になるように該カバー容器が前記ベース(20)にとりつけられて、該ベースの底壁(21)と互いに向き合う側壁(22,23)とを囲むようになることを特徴とする、請求項7に記載の虫取器。
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1999
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