JP4835884B2 - 携帯無線機 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯無線機に関し、特に、携帯無線機の通信アンテナのアンテナ特性を向上させる技術に関する。
近年、携帯無線機においては、外観デザインが重要視され、携帯無線機の小型化・薄型化が進んでいる。また、携帯無線機の外観デザインを損なわないように、通信アンテナが携帯無線機の筐体に内蔵されるようになってきている。
通常、携帯無線機においては、グランドとなる導体が、筐体内部に設置される基板の片面もしくは両面のほぼ全面に設けられている。このグランドは、基板上に設けられる通信アンテナや、電波の発信時に通信アンテナの給電部に電流を供給する高周波回路、携帯無線機の動作を制御する制御部等を接地するために用いられる。
そのため、携帯無線機の小型化・薄型化に伴い通信アンテナや高周波回路、制御部等が近接して配置されるようになるにつれ、基板のグランドを介した漏れ電流の影響が問題となってきている。
例えば、高周波回路と制御部とが近接して配置されると、高周波回路からの漏れ電流がグランドを介して制御部に流れ込み、制御部の動作性能を低下させる場合がある。
また、通信アンテナと高周波回路とが近接して配置されると、通信アンテナから高周波回路に向けて基板のグランドを漏れ電流が流れる。この漏れ電流は、高周波回路から通信アンテナの給電部に供給される電流を打ち消す方向に流れるため、通信アンテナの電波の放射効率を低下させる場合がある。
これらの問題に対し、例えば、特許文献1に記載の技術では、切欠きスリットを基板上の高周波回路と制御部の間に設け、グランドに流れる漏れ電流をこのスリットに沿って流す。スリットの一方の側に位置する領域において、漏れ電流はスリットに沿って第1の方向に流れ、他方の側に位置する領域においては、漏れ電流はスリットに沿って、第1の方向とは反対の第2の方向に流れる。この場合、第1の方向に流れる漏れ電流と第2の方向に流れる漏れ電流とが互いに打ち消しあうように作用するため、高周波回路から基板のグランドを介して制御部に流れ込む漏れ電流を抑制することができる。
また、特許文献2に記載の技術では、切欠きスリットを基板上の通信アンテナと高周波回路の間に設け、グランドに流れる漏れ電流をこのスリットに沿って流す。この場合も、スリットの一方側に位置する領域において、漏れ電流はスリットに沿って第1の方向に流れ、他方の側に位置する領域においては、漏れ電流はスリットに沿って、第1の方向とは反対の第2の方向に流れる。よって、第1の方向に流れる漏れ電流と第2の方向に流れる漏れ電流とが互いに打ち消しあうように作用することで、通信アンテナから高周波回路に向かって基板のグランドを流れる漏れ電流を抑制することができる。
特開平11−88209号公報 特開2001−274719号公報
ところで、最近、外観デザイン重視の観点から、スライド型や折りたたみ型の携帯無線機が増えてきている。これらの携帯無線機においては、通信アンテナや高周波回路、制御部等を設けた下部基板と、LCD(Liquid Crystal Display)等を設けた上部基板とを有し、上部基板と下部基板とが重なり合うように配置されている。
そのため、携帯無線機の小型化・薄型化に伴い上部基板と下部基板の間の距離が短くなると、上部基板のグランドが下部基板に設けられた通信アンテナの近傍に配置されることになる。グランドのような導体が通信アンテナの近傍に配置された場合、通信アンテナのアンテナ特性に影響を与える場合がある。
ここでは、スライド型の携帯無線機を例に、上部基板と下部基板とが近接して配置された場合に、上部基板のグランドがアンテナ特性に与える影響について具体的に説明する。
図7は、一般的な携帯無線機における上部基板と下部基板との配置の関係を示す概念図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。なお、図7に示した携帯無線機は、不図示のスライド機構により、上部基板21と下部基板22とが並行してスライドすることで伸長可能に構成されている。図7には、携帯無線機が伸長された状態が示されている。また、上部基板21および下部基板22の両基板の片面もしくは両面のほぼ全面にグランドが設けられている。
図7に示すように、アンテナエレメント23が下部基板22に設けられている。アンテナエレメント23は、給電部24を介して下部基板22のグランドと接続されている。アンテナエレメント23と下部基板22のグランドとによって、λ/4モノポールアンテナが構成されている。このλ/4モノポールアンテナが、電波の送受信を行う通信アンテナである。
上記のように構成されたスライド型の携帯無線機においては、電波の受信時および発信時に給電部24からアンテナエレメント23と下部基板22のグランドとに電流が供給される。この際、上部基板21が下部基板22と近接して設けられているため、給電部24からアンテナエレメント23および下部基板22のグランドに供給される電流により、この電流と逆位相を持つ誘導電流が上部基板21のグランドに誘導される。この給電部24から供給される電流と逆位相を持つ誘導電流の影響により、通信アンテナからの電波の放射効率が低下し、また、通信アンテナの入力インピーダンスが狭帯域になってしまい、携帯無線機のアンテナ特性が劣化してしまう。
上部基板21と下部基板22をある程度離すことができれば、上部基板21のグランドに誘導される誘導電流の影響を抑制することができる。しかし、上部基板21と下部基板22を離すと、その分だけ携帯無線機の厚みが増加することになり、これは、現在の携帯無線機のトレンドである薄型化の要求の阻害要因となる。
また、特許文献1や特許文献2に記載の技術では、通信アンテナが設けられた基板とは別の基板のグランドに誘導される誘導電流の影響については考慮されていないため、そのような影響を回避することは困難である。
本発明の目的は、通信アンテナが設けられた下部基板と重なり合うように配置された上部基板のグランドに誘導される誘導電流の影響を抑制し、アンテナ特性を向上させることができる携帯無線機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様によれば
片面もしくは両面の全面にグランドが設けられた第1基板および第2基板と、前記第2基板の一端側に設けられたアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントおよび前記第2基板のグランドに電流を供給する給電部とを有し、前記第1基板と前記第2基板とが重なり合うように配置される携帯無線機において、
前記第1基板の、前記第2基板と重なり合う領域に、当該第1基板のグランドを分断する分断領域が設けられており、
当該携帯無線機は、前記第1基板を前記第2基板の前記一端側の方向に並行してスライドさせることで伸長可能に構成されており、
前記分断領域は、前記第1基板をスライドさせて伸長させた状態において、前記第1基板の前記第2基板と重なり合う領域に設けられていることを特徴とする携帯無線機が提供される
本発明によれば、第1基板のグランドの第2基板と重なり合う領域にそのグランドを分断する分断領域を設けることで、第1基板のグランドに誘導される誘導電流の量を減少させるとともに、アンテナエレメントの近傍で誘導された大きな誘導電流が流れるグランドの面積を減少させることができる。よって、第1基板のグランドに流れる誘導電流の影響を抑制し、携帯無線機のアンテナ特性を向上させることができる。
本発明の一実施形態の携帯無線機の構成を示す概略構成図である。 図1に示した携帯無線機が伸長された状態における上部基板と下部基板との配置の関係を示す概念図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図1に示した携帯無線機の収納状態における上部基板と下部基板との配置の関係を示す概念図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図1に示す携帯無線機とスリットを有していない携帯無線機のそれぞれにおける、伸長時の通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。 比較例であるスリットを有していない携帯無線機の、800MHz帯における通信アンテナの入力インピーダンスをスミスチャートで示した図である。 図1に示す携帯無線機の、800MHz帯における通信アンテナの入力インピーダンスをスミスチャートで示した図である。 比較例であるスリットを有していない携帯無線機の、2GHz帯における通信アンテナの入力インピーダンスをスミスチャートで示した図である。 図1に示す携帯無線機の、2GHz帯における通信アンテナの入力インピーダンスをスミスチャートで示した図である。 一般的なスライド型の携帯無線機における上部基板と下部基板との配置の関係を示す概念図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 比較例であるスリットを有していない携帯無線機の収納状態における上部基板と下部基板との配置の関係を示す概念図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図1に示す携帯無線機とスリットを有していない携帯無線機のそれぞれにおける、収納時の通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。 本発明の他の実施形態である携帯無線機の、収納時における上部基板と下部基板との配置の関係を示す概念図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図8に示す携帯無線機の収納時における、800MHz帯のインピーダンスをスミスチャートで示した図である。 図8に示す携帯無線機の収納時における、800MHz帯のインピーダンスに関する通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。 図8に示す携帯無線機の収納時における、2GHz帯のインピーダンスをスミスチャートで示した図である。 図8に示す携帯無線機の収納時における、2GHz帯のインピーダンスに関する通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。 図10に示す携帯無線機の収納時における、800MHz帯のインピーダンスをスミスチャートで示した図である。 図10に示す携帯無線機の収納時における、800MHz帯のインピーダンスに関する通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。 図10に示す携帯無線機の収納時における、2GHz帯のインピーダンスをスミスチャートで示した図である。 図10に示す携帯無線機の収納時における、2GHz帯のインピーダンスに関する通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。 本発明の携帯無線機が適用される携帯電話機の基板部の構成を示す模式図である。 本発明の携帯無線機が適用される携帯電話機の基板部の構成を示す模式図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の携帯無線機の一実施形態の構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の携帯無線機は、第1基板である上部基板1と第2基板である下部基板2とを有する。グランド11bが下部基板2の片面のほぼ全面に設けられ、グランド11aが上部基板1の片面のほぼ全面に設けられている。グランド11aは、分断領域であるスリット5により、グランド11a1とグランド11a2とに分断されている。
上部基板1と下部基板2とはフレキシブルケーブル10を介して電気的に接続されている。上部基板1には、LCD9および穴部であるスリット5が設けられており、下部基板2には、アンテナエレメント3、給電部4、制御部6、高周波回路7および操作部8が設けられている。
アンテナエレメント3は、下部基板2の一端側に設けられている。アンテナエレメント3は、給電部4を介して下部基板2のグランド11bと接続されている。アンテナエレメント3と下部基板2のグランド11bとによって、λ/4モノポールアンテナが構成されている。
本実施形態の携帯無線機においては、電波の受信時および発信時に、電流が給電部4からアンテナエレメント3および下部基板2のグランド11bに供給され、アンテナエレメント3および下部基板2のグランド11bが通信アンテナとして動作する。なお、図1に示した例では、アンテナエレメント3の形状は、逆L字型の形状であるが、これに限定されない。アンテナエレメント3の他の形状としては、アンテナエレメントを直線状に配置するモノポール型や、アンテナエレメントを螺旋状に配置するヘリカル型、アンテナエレメントを蛇行するように折り曲げて配置するミアンダ型などが考えられる。
操作部8は、携帯無線機のユーザからの操作を受け付ける。図1には示されていないが、操作部8は複数のボタン等を備える。ユーザは、操作部8にて、携帯無線機を動作させるための入力操作を行う。
高周波回路7は、電波の発信時に、給電部4を介してアンテナエレメント3および下部基板2のグランドに電流を供給する。
LCD9は、本実施形態の携帯無線機の表示手段である。
制御部6は、本実施形態の携帯無線機の動作を制御する制御手段である。制御部6は、操作部8にて受け付けられた操作に基づいて、高周波回路7に対して、アンテナエレメント3および下部基板2のグランド11bへの電流の供給を指示する。また、制御部6は、フレキシブルケーブル10を介して、上部基板1に設けられたLCD9に対して、操作内容等の表示を指示する。
なお、上部基板1は、アンテナエレメント3とも重なり合うように配置されてもよい。この場合、分断領域であるスリット5は、アンテナエレメント3と対向する領域を含んでいてもよい。
また、図1に示した携帯無線機は、スライド型の携帯無線機であり、実際には上部基板1と下部基板2とが重なり合うように配置され、不図示のスライド機構により、上部基板1を下部基板2のアンテナエレメント3が設けられている一端側の方向に並行してスライドさせることで伸長可能に構成されている。例えば、発信を行う場合は、携帯無線機を伸長した状態で使用し、携帯時には、携帯無線機を収納した状態とする。
図2は、図1に示した携帯無線機が伸長された状態における上部基板1と下部基板2との配置の関係を示す概念図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図3は、図1に示した携帯無線機が収納された状態における上部基板1と下部基板2との配置の関係を示す概念図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図2および図3において、制御部6、高周波回路7、操作部8およびLCD9などの部分は省略している。
図2に示すように、本実施形態の携帯無線機においては、図1に示した上部基板1には、携帯無線機が伸長された状態において、下部基板2と重なり合い、アンテナエレメント3と対向する位置を含む領域に表裏貫通したスリット5が設けられている。言い換えると、携帯無線機が伸長された状態において、上部基板1のグランド11a2は、下部基板2のグランド11bの一部と重なり、スリット5は、アンテナエレメント3と対向する位置に配置される。
また、図3に示すように、携帯無線機が収納された状態において、スリット5は、下部基板2のグランド11bと重なり合う。
図8は、比較例であるスリット5を有していない携帯無線機の収納状態における上部基板1と下部基板2との配置の関係を示す概念図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。この比較例によれば、収納時は、アンテナエレメント3と対向する位置に、上部基板1のグランド11a3の一部が配置される。
本実施形態の携帯無線機においては、上部基板1にスリット5を設けたことにより、図8に示したスリット5を設けない形態と比較して、上部基板1のグランド11aの面積がスリット5の面積分だけ小さい。このように上部基板1のグランド11aの面積を小さくすることで、電波の受信時および発信時に、給電部4からアンテナエレメント3および下部基板2のグランド11bに供給された電流によって、上部基板1のグランド11aに誘導される誘導電流の量が減少する。
また、スリット5によりグランド11aをグランド11a1とグランド11a2とに分断した構造によれば、グランド11a1、11a2のうち、下部基板2に設けられた通信アンテナに近い側のグランドには、大きな誘導電流が誘導されるが、その誘導電流は、他方のグランドに流れ込まない。このように、大きな誘導電流が流れるグランドを、分断されたグランドの一方に制限することで、上部基板1のグランド11aに流れる誘導電流がアンテナ特性に与える影響を抑制することができる。
以下に、図1に示した上部基板1にスリット5を設けた場合と、設けない場合との携帯無線機のアンテナ特性を比較した実験結果を示す。
図4は、上部基板1にスリット5を設けた携帯無線機とスリット5を有していない携帯無線機のそれぞれにおける、伸長時の通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。図9は、上部基板1にスリット5を設けた携帯無線機とスリット5を有していない携帯無線機のそれぞれにおける、収納時の通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。図4および図9において、縦軸は放射効率を示し、横軸は周波数を示す。
図4では携帯電話で使用される800MHz帯から2GHz帯における電波の放射効率を示しているが、スリット5を設けることで800MHz帯から2GHz帯の全ての周波数帯域において放射効率が向上していることがわかる。また、図9に示すように、収納時も、スリット5を設けることで、アンテナ特性の改善が図られていることが確認できる。
図5Aは、スリット5を有していない携帯無線機の、800MHz帯における通信アンテナの入力インピーダンスをスミスチャートで示した図である。図5Bは、上部基板1にスリット5を設けた携帯無線機の、800MHz帯における通信アンテナの入力インピーダンスをスミスチャートで示した図である。
また、図6Aは、スリット5を有していない携帯無線機の、2GHz帯における通信アンテナの入力インピーダンスをスミスチャートで示した図である。図6Bは、上部基板1にスリット5を設けた携帯無線機の、2GHz帯における通信アンテナの入力インピーダンスをスミスチャートで示した図である。
図5Aおよび図6Aに示す特性(スリットなし)と図5Bおよび図6Bに示す特性(スリットあり)との比較から、次のようなことが言える。上部基板1のグランド11aにスリット5を設けたものにおいては、スリット5を設けない場合と比較して、スミスチャート上のプロットの巻きの大きさが小さくなっている。スミスチャートでは、プロットの巻きの大きさが小さいほど通信アンテナの入力インピーダンスが広帯域になること意味する。よって、上部基板1にスリット5を設けることで、スリット5を設けない場合と比較して、通信アンテナの入力インピーダンスが広帯域化したことがわかる。
上述の様に、上部基板1のグランド11aにスリット5を設けることで、スリット5を設けない場合と比較して、上部基板1のグランド11aに流れる誘導電流の量が減少し、かつ、大きな誘導電流が流れるグランドの面積が減少する。これにより、携帯無線機の通信アンテナの電波の放射効率が向上し、また、通信アンテナの入力インピーダンスを広帯域化させることができる。つまり、上部基板1にスリット5を設けることで、携帯無線機のアンテナ特性を向上させることができる。
また、一般に、スライド型の携帯無線機においては、上部基板を下部基板と並行してスライドさせて伸長させた状態で使用されることが多い。本実施形態の携帯無線機においては、図2に示すように、伸長させた状態において、上部基板1の下部基板2と重なり合う領域にスリット5を設けている。この構成によれば、携帯無線機の使用時に、上部基板1のグランド11aに誘導される誘導電流によるアンテナ特性への影響を、より効果的に抑制し、アンテナ特性を向上させることができる。
また、一般に、アンテナエレメント3との間の距離が短い導体ほど、アンテナエレメント3に流れる電流により大きな誘導電流が誘導される。本実施形態においては、図2に示すように、伸長された状態において、アンテナエレメント3と対向する領域を含むようにスリット5を設けている。この様に、アンテナエレメント3に最も近接する領域にスリット5を設けることで、上部基板1のグランド11aに誘導される誘導電流の量を効果的に減少させることができる。
また、伸長状態において、アンテナエレメント3と対向する領域であるスリット5によって、グランド11aがグランド11a1とグランド11a2とに分断されている。この構成によれば、携帯無線機の使用時に通信アンテナとして動作する下部基板2のグランド11bに流れる電流によって、大きな誘導電流が上部基板1のグランド11a2に誘導されるが、その誘導電流は、グランド11a1に流れ込まない。このように、大きな誘導電流が流れるグランドを、分断されたグランドの一方に制限することで、上部基板1のグランド11aに流れる誘導電流がアンテナ特性に与える影響を抑制することができる。
また、図3に示すように、収納状態においては、上部基板1のグランド11aの下部基板2のグランド11bと重なり合う領域がスリット5によって分断される。この場合は、下部基板2のグランド11bに流れる電流によって、大きな誘導電流が上部基板1のグランド11a1に誘導されるが、その誘導電流は、グランド11a2に流れ込まない。このように、大きな誘導電流が流れるグランドを、分断されたグランドの一方に制限することで、上部基板1のグランド11aに流れる誘導電流がアンテナ特性に与える影響を抑制することができ、アンテナ特性を向上させることができる。
なお、伸長状態において、スリット5は、アンテナエレメント3と対向する領域を含まなくてもよい。上部基板1のグランド11aの、下部基板2のグランド11bと重なり合う領域内であれば(より望ましくは、重なり合う領域を分断できるのであれば)、スリット5は、どこに形成してもよい。スリット5を設けて上部基板1のグランド11aの面積を縮小することで、グランド11aに誘導される誘導電流の量が減少する。また、スリット5によりグランド11aを分断することで、より大きな誘導電流が流れるグランドの面積を減少させることができる。したがって、アンテナ特性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態の携帯無線機においては、上部基板1の下部基板2と重なり合う領域に、グランド11aを分断する分断領域としてスリット5が設けられている。この構成によれば、下部基板2に設けられたアンテナエレメント3に近接する上部基板1のグランドの面積を小さくすることができるので、上部基板1のグランド11aに誘導される誘導電流の量を減少させることができる。
また、分断されたグランド11a1、11a2のうちの、アンテナエレメント3に近い方のグランドに誘導された誘導電流は、他方のグランドに流れ込まないため、アンテナエレメント3の近傍で誘導された大きな誘導電流が流れるグランドの面積を減少させることができる。
したがって、本実施形態の携帯無線機においては、上部基板1のグランドに流れる誘導電流の影響を抑制し、携帯無線機のアンテナ特性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、スライド型の携帯無線機について説明したが、折りたたみ型や、上部基板1が回転する回転型など、上部基板1と下部基板2とが重なり合うように配置される構成であれば、上部基板1のグランド11aにスリット5を設けることでアンテナ特性を改善することができる。
また、本実施形態では、図1に示した上部基板1のグランド11aに分断領域としてスリット5を設けているが、分断領域により上部基板1のグランド11aの面積を減少させ、グランド11aを分断することができれば良いため、分断領域の形状はスリットに限定されるものではなく、任意の形状として良い。また、そのサイズも任意のサイズで良い。
また、本実施形態では、図1に示した上部基板1、下部基板2ともに片面しかグランドが設けられていないが、両面のほぼ全面にグランドが設けられていてもよい。この場合、上部基板1の下部基板2とより近接する面、もしくは両面に分断領域を設ければよい。
また、本発明においては、下部基板2のグランド11bやアンテナエレメント3に流れる電流により上部基板1のグランド11aに誘導される誘導電流を対象としている。このため、上部基板1と下部基板2とは、フレキシブルケーブル10や同軸ケーブル等により電気的に接続されていてもよく、また、そのような接続がなされていなくてもよい。いずれの場合も、上部基板1のグランド11aに流れる誘導電流の影響を抑制し、携帯無線機のアンテナ特性を向上させることができる。なお、通常は、携帯無線機において、上部基板1と下部基板2とはフレキシブルケーブル10や同軸ケーブル等で電気的に接続されている。
(他の実施形態)
図10は、本発明の他の実施形態である携帯無線機の、収納時における上部基板と下部基板との配置の関係を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
本他の実施形態の携帯無線機は、収納時における上部基板1と下部基板2との配置の関係が異なる以外は、前述の実施形態の携帯無線機と同様の構成である。図10において、制御部6、高周波回路7、操作部8およびLCD9などは省略している。
上部基板1のグランド11aは、スリット5によって、グランド11a1、11a2に分断されている。アンテナエレメント3は、給電部4に接続される基部(逆L字の形状における短い方の辺部)と、この基部に接続される主部(逆L字の形状における長い方の辺部)とからなる。
図10に示すように、収納状態において、上部基板1は下部基板2と対向する位置に配置される。基板面に垂直な方向から見た場合、アンテナエレメント3の基部の一部は、上部基板1および下部基板2と重なるものの、アンテナエレメント3の主部は、上部基板1および下部基板2とは重ならない。すなわち、収納状態において、グランド11a1は、下部基板2の給電部4が形成された側の部分と重なるが、アンテナエレメント3の主部とは重ならない。
本他の実施形態の携帯無線機によれば、収納状態において、上部基板1のグランド11aは、アンテナエレメント3の主部とは重ならないので、上部基板1に誘起される、アンテナエレメント3に流れる電流とは逆位相の電流の量が低減され、その結果、アンテナ特性が改善される。なお、アンテナエレメント3の基部の一部と上部基板1のグランド11aとの重なりはわずかであり、アンテナ特性改善への影響はほとんどない。
一方、図8に示した携帯無線機では、収納状態において、上部基板1のグランド11aは、アンテナエレメント3の主部と重なる。したがって、図8に示した携帯無線機では、本他の実施形態の携帯無線機のような、収納状態におけるアンテナ特性の改善効果は得られない。
なお、本他の実施形態の携帯無線機においても、伸長状態において、前述した実施形態と同様の作用および効果を奏する。
図11Aは、図8に示した携帯無線機の収納時における、800MHz帯のインピーダンスをスミスチャートで示した図である。図11Bは、図8に示した携帯無線機の収納時における、800MHz帯のインピーダンスに関する通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。図12Aは、図8に示した携帯無線機の収納時における、2GHz帯のインピーダンスをスミスチャートで示した図である。図12Bは、図8に示した携帯無線機の収納時における、2GHz帯のインピーダンスに関する通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。図11Bおよび図12Bにおいて、縦軸は放射効率(dB)を示し、横軸は周波数(MHz)を示す。
図13Aは、本他の実施形態の携帯無線機の収納時における、800MHz帯のインピーダンスをスミスチャートで示した図である。図13Bは、本他の実施形態の携帯無線機の収納時における、800MHz帯のインピーダンスに関する通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。図14Aは、本他の実施形態の携帯無線機の収納時における、2GHz帯のインピーダンスをスミスチャートで示した図である。図14Bは、本他の実施形態の携帯無線機の収納時における、2GHz帯のインピーダンスに関する通信アンテナの電波の放射効率の周波数依存性を示す図である。図13Bおよび図14Bにおいて、縦軸は放射効率(dB)を示し、横軸は周波数(MHz)を示す。
図11A、図11B、図12Aおよび図12Bに示す結果と、図13A、図13B、図14Aおよび図14Bに示す結果を比較すると、収納状態において、上部基板1のグランド11aが、アンテナエレメント3の主部と重ならないようにする構成することで、通信アンテナの入力インピーダンスの広帯域化が可能であることが確認できる。
本他の実施形態の携帯無線機は、上部基板1のグランド11aを分断するスリット5を備えるが、このスリット5を設けない構成としてもよい。この場合は、伸長状態における、前述した実施形態と同様の作用および効果は得られないが、収納状態におけるアンテナ特性の改善効果は得ることができる。
また、スリット5を設けない構成とした本他の実施形態の携帯無線機と図8に示した携帯無線機とを比較した場合において、下部基板2が両携帯無線機間で同じ大きさである場合、グランドがアンテナエレメント3の主部とは重ならない分、本他の実施形態における上部基板1のグランドの面積は、図8に示した携帯無線機よりも小さくなる。したがって、スリット5を設けない構成とした本他の実施形態の携帯無線機においても、図8に示した携帯無線機と比較して、収納状態におけるアンテナ特性の改善効果を得ることができる。
次に、本発明の携帯無線機を適用した携帯電話機の基板部の具体的な構成について説明する。図15Aは、上部基板側から基板を見た場合の模式図であり、図15Bは、下部基板2側から基板部を見た場合の模式図である。図15Aにおいて、スリット5は省略されている。
図15Aおよび図15Bを参照すると、グランド11aが形成された上部基板1と対向するように下部基板2が配置されている。図15Bにおいて、黒く塗り潰した領域が下部基板2である。
下部基板2には、アンテナエレメント3が形成されている。アンテナエレメント3の主部は、800MHz帯のアンテナ部と、2GHz帯のアンテナ部とを有する。800MHz帯のアンテナ部は、蛇腹形状(または、矩形波状に蛇行するような形状)であり、2GHz帯のアンテナ部は、略L字形状である。
グランド11aは切り込み部12を有する。切り込み部12は、収納状態において、アンテナエレメント3の主部と対向する位置に形成されている。
上記のように構成された携帯電話機の基板部によれば、前述した他の実施形態の携帯無線機と同じ作用および効果を奏するので、アンテナ特性に優れた携帯電話機を提供することができる。
1 上部基板
2 下部基板
3 アンテナエレメント
4 給電部
5 スリット
6 制御部
7 高周波回路
8 操作部
9 LCD
10 フレキシブルケーブル
11,11a1,11a2,11b グランド
13 切り込み部

Claims (4)

  1. 片面もしくは両面の全面にグランドが設けられた第1基板および第2基板と、前記第2基板の一端側に設けられたアンテナエレメントと、前記アンテナエレメントおよび前記第2基板のグランドに電流を供給する給電部とを有し、前記第1基板と前記第2基板とが重なり合うように配置される携帯無線機において、
    前記第1基板の、前記第2基板と重なり合う領域に、当該第1基板のグランドを分断する分断領域が設けられており、
    当該携帯無線機は、前記第1基板を前記第2基板の前記一端側の方向に並行してスライドさせることで伸長可能に構成されており、
    前記分断領域は、前記第1基板をスライドさせて伸長させた状態において、前記第1基板の前記第2基板と重なり合う領域に設けられていることを特徴とする携帯無線機。
  2. 請求項に記載の携帯無線機において、
    前記分断領域は、前記第1基板をスライドさせて伸長させた状態において、前記アンテナエレメントと対向する領域を含む、携帯無線機。
  3. 請求項に記載の携帯無線機において、
    前記第1基板をスライドさせる前の収納状態において、前記第1基板の基板面に垂直な方向から見た場合、前記第1基板のグランドは、前記アンテナエレメントと重ならないように設けられている、携帯無線機。
  4. 請求項に記載の携帯無線機において、
    前記第1基板のグランドは切り込み部を有し、該切り込み部は、前記第1基板をスライドさせる前の収納状態において、前記アンテナエレメントと対向するように設けられている、携帯無線機。
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