JP4833181B2 - カバー付き飲料用容器 - Google Patents

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Description

この発明は、容器体が上端開閉部を露出した状態に収まる容器カバーを備えたカバー付き飲料用容器に関する。
この種のカバー付き飲料用容器は、内筒と外筒間に断熱部を有する容器体の採用により飲料の温度変化が防止され、その容器体の携帯性向上や保護を目的として、容器カバーを備え付けられている。
前記断熱部を有する容器体は、上端に容器開閉構造を設けることになる。飲料を飲む都度、容器カバーを開けるのは面倒であることから、容器カバーとしては、容器体の上端開閉部が露出するよう開放されたものが用いられている。この種の容器カバーを採用すると、通常、容器カバーを持ったまま容器体を携帯したり、傾けたりする。このとき、容器カバーから容器体が抜けないようにする必要があり、特に、容器体を満量状態で傾けたときでも上側(容器体の上下における上をいう。以下、同じ)に抜けないことが肝要である。このようなことが起こると、飲み口が口に当たったり、容器口がカップにぶつかったりするためである。
従来、上側への抜けを考慮した容器カバーとして、容器体を載せる底カバー部と、容器体を外径側から包む周側カバー部とを有し、この周側カバー部の切り込み部を境とした周方向両側を係止具で留め合せるものが利用されている。
この容器カバーを採用すれば、容器体を容器カバーに入れるときは、係止具を解除ないし緩めて、周側カバー部を切り込み部から開けたり、容器カバーの開放口を拡げたりし、これにより、容器体を楽に入れることができる。容器体の下側への抜けは、底カバー部で受けて確実に無くすことができる。周側カバー部を係止具で留め合せることにより容器体の周側を締め、容器体の上側への抜け等を防止することができる。周側カバー部で容器体の周側を締めても、内筒と外筒間に断熱部を有するため、容器体の周側は断熱空間を確保するのに必要な剛性を有しており、前記締め付けで容器体の周側が逃げる心配はなく、内径収縮部をしっかりと押し付けることができる。
容器体の上側への抜け等をより確実に防止するため、容器体の周側や周側カバー部に、前記周側カバー部の切り込み部の下端より高い位置となるよう、滑り止めからなる内径縮小部を取り付け、この内径縮小部を、前記係止具の留め合わせによる周側カバー部の締め付けで容器体に押し付け、これにより、両者の摩擦力が増大させるようにしたカバー付き飲料用容器が提案されている(特許文献1)。
特開2006−176170号公報
しかしながら、前掲の特許文献1のようなカバー付き飲料用容器は、何らかの理由で不意に周側カバー部の締め付けが緩んだり、無くなったりすることがある。例えば、面ファスナや紐のように、係止具による周方向の留め合せ位置が調整可能なものを用いたとき、周側カバー部の締め付けが緩くなることが起こり得る。
前掲の特許文献1の内径縮小部は、周側カバー部の上部にあり、開放口に近く、底カバー部から遠いため、周側カバー部の変形容易側にあり、前記の締め付け緩み等が起こったとき、内径縮小部が容器体から浮き易い。前掲の特許文献1の容器体は、緩やかな下広がり状の周側を有するため、例え、内径縮小部が容器体から幾分浮き、容器体が上側に動いたとしても、やがて内径縮小部が容器体の下部外径に引っ掛かり得るが、それまでは容器体が上側に抜け出し、口等に当る恐れがある。
前記の事情に鑑み、この発明の課題は、容器カバーの内径縮小部を容器体から浮き難くし、浮きを生じたときの容器体の上側への抜け出し量を減らすことにある。
前記課題を解決するこの発明は、内筒と外筒間に断熱部を有する容器体と、この容器体が上端開閉部を露出した状態に収まる容器カバーとを備え、この容器カバーを、前記容器体を載せる底カバー部と、前記容器体を外径側から包む周側カバー部とを有し、かつこの周側カバー部の切り込み部を境とした周方向両側を係止具で留め合せるものとし、前記周側カバー部に、前記係止具の留め合せにより前記容器体に押し付けられる内径縮小部を設けたカバー付き飲料用容器を前提とする。
前記のように、係止具を解除ないし緩めて容器体を楽に入れ、容器体の下側への抜けを底カバー部で確実に無くし、周側カバー部で容器体の周側を締め、内径縮小部の押し付けで容器体の上側への抜け等を防止するためである。
この発明は、前記前提において、前記容器体の下部周側に、最大外径が前記容器カバーの前記内径縮小部より大きい外径拡大部を設け、前記周側カバー部の下部に前記内径縮小部を設け、前記係止具を留め合せた状態で前記内径縮小部が前記外径拡大部の最大外径の上側にあるようにした構成を特徴とする。
この構成によれば、周側カバー部の内径縮小部は、容器カバーの底カバー部に近い変形困難側である周側カバー部の下部にあり、前記の締め付け緩み等が起こったとき、内径縮小部が容器体から浮き難い。
容器体を容器カバーの底カバー部に載せた状態では、容器カバーに対する容器体の上下位置関係が決まる。係止具を留め合せると、周側カバー部の下部にある内径縮小部と、容器体の下部周側にある外径拡大部の最大外径とは、互いに上下方向で同側にあり、内径縮小部は、外径拡大部の最大外径の上側の近いところに押し付けられる。このため、例え、内径縮小部の浮きが生じたとしても、容器体の上側への抜け出し量が減る。
前記容器体の前記断熱部を真空断熱層とすれば、すなわち、前記容器体を真空二重容器とすれば、内筒と外筒の周側上端部を溶接し、外筒の周側下端部と底板を溶接することになる。従来、この外筒の下側溶接(底板との溶接)後における外筒、内筒、底板間の断熱すきまを確保するため、外筒の下側溶接部の上側に膨出部を形成することが適宜に行なわれている。その膨出部を外径拡大部とすれば、容器体の成形箇所を追加したり、別部材を取り付けたりすることが不要になる。
前記容器体は、断熱部を下から保護するため、前記外筒の周側外径下端部に底部材を嵌着することが行なわれている。この底部材の外径部を前記外径拡大部とすれば、容器体の成形箇所を追加したり、別部材を取り付けたりすることが不要になる。
前記容器カバーの前記内径縮小部は、前記周側カバー部の内面に固定された別部材や、周側カバー部の外張りと内張り間に入れた別部材から構成することができる。中でも、周側カバー部の外張りと内張り間に入れた別部材から構成すれば、係止具を解除ないし緩めて周側カバー部を広げたときに内径縮小部の存在が目視し難くなり好ましい。
ここで、前記周側カバー部の外張りと内張り間に入れるクッション材を上記別部材に採用すれば、内径縮小部の共通部材化や共通組み立てを行なうことができる。
ところで、前記容器カバーは、設計上、この発明の構成を充足するようにしても製造誤差の発生が避けられず、量産したときには製品間で内径縮小部の押し付け具合に微妙なばらつきが生じ得る。このばらつきは、特に押し付け具合が緩む側に生じたときに問題となり、容器カバーを使用する前に修正可能であることが好ましい。
前記容器カバーの前記内径縮小部を、前記周側カバー部に周方向一端側が固定され、周方向他端側が着脱可能な調整部材から構成し、前記内径縮小部の周方向他端側を前記周側カバー部に着ける周方向固定位置を、前記係止具を外した状態で周方向一端側から遠ざける方向に調整可能とした構成を採用すれば、前記押し付け具合が緩む側のばらつきを修正することが可能になる。
すなわち、内径縮小部の周方向他端側を周側カバー部に着ける周方向固定位置を一端側から遠ざければ、周側カバー部の周方向長が縮まった状態を維持することができる。周側カバー部の周方向長を縮めれば、結果的に、前記係止具により留め合せた状態における内径縮小部の位置を内径側に寄せ、前記ばらつきを修正することができる。前記ばらつきが規定内のときは、周側カバー部を自然な外観にすることができる。
また、前記調整部材と異なる手段として、前記容器カバーの前記内径縮小部を、前記周側カバー部に周方向に沿って取り付けた弾性収縮部材から構成すれば、内径縮小部の周方向の収縮力で周側カバー部に周方向の収縮性を弾性的に与えられるため、結果的に、前記係止具により留め合せた状態における内径縮小部の位置が内径側に寄り、前記ばらつきを修正することができる。
なお、前記係止具としては、面ファスナ、紐、スライドファスナ、スナップボタン等を用いることができる。
前記係止具として、前記面ファスナ等のように前記周側カバー部の周方向の留め合せ位置が調整可能なものを採用すれば、係止具の留め合せ位置を調整することにより前記のばらつきを修正することができる。
前記調整部材や弾性収縮部材に係る構成と共に、前記係止具として、前記スライドファスナ等のように周方向の留め合せ位置が一定のものを採用すれば、前記ばらつき修正の結果が毎回とも安定して反映されるので、抜け防止の点で好ましい。
上述のように、この発明は、前記容器体の下部周側に、最大外径が前記容器カバーの前記内径縮小部より大きい外径拡大部を設け、前記周側カバー部の下部に前記内径縮小部を設け、前記係止具を留め合せた状態で前記内径縮小部が前記外径拡大部の最大外径の上側にあるようにした構成の採用により、容器カバーの内径縮小部を容器体から浮き難くし、浮きを生じたときの容器体の上側への抜け出し量を減らすことができる。
以下、この発明の第1実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1(a)は、第1実施形態に係るカバー付き飲料用容器の正面下部を部分的に切り欠いた状態で正面から示す。図1(b)は、前記(a)の切欠き部分の拡大図を示す。
図1に示すように、第1実施形態に係るカバー付き飲料用容器は、内筒11と外筒12間に断熱部13を有する容器体10と、この容器体10が上端開閉部14を露出した状態に収まる容器カバー20とを備えている。
容器体10は、断熱部13を真空二重層とした真空二重容器になっている。内筒11と外筒12の周側上端部は溶接され、外筒12の周側下端部と底板15が溶接されている。外筒12の下側溶接部の上側に膨出部16が形成され、この外筒12と底板15の溶接後に外筒12、内筒11、底板15間の断熱すきまが確保されている。外筒12の下側溶接部の外周に底部材17が嵌着されている。
容器体10の上端開閉部14は、容器口を開閉するために後付けされる蓋構造部であり、この容器体10では、外筒12の肩部外径に嵌着された肩カバー部材と、肩カバー部材に開放する容器口を開閉するための蓋、栓等の蓋セットからなる。蓋を開けると飲み口が露出する。容器体10は、満量状態において手で持上げて飲み口に口を付けることが可能な携帯用のものであり、容器体10を傾けることにより、内部の飲料が飲み口から流出するようになっている。
外筒12の膨出部16より高い部分は、膨出部16の最大外径を越えず、上端開閉部14の肩カバー部材までの間は、円筒状に形成されている。この間は、下広がり状に形成することもできる。
容器カバー20は、容器体10を載せる底カバー部21と、容器体10を外径側から包む周側カバー部22とを有し、この周側カバー部22の切り込み部23を境とした周方向両側を係止具24、25で留め合せるものとされている。この容器カバー20は、各部を縫製で繋ぐことにより形成されている。
底カバー部21は、容器体10を満量状態で載せたときと、飲料残量が少なくなったときの弾性変形量の差が一定範囲内に収まるようになっている。
図2は、係止具24、25を解除し、容器カバー20の周側カバー部22を開き、容器体10を容器カバー20に載せた状態を斜め上方から示している。図3は、図2の状態から係止具24で周側カバー部22を留め合せた状態を示している。図4は、図3の状態から係止具25で周側カバー部22を留め合せた状態を示している。
図1、図2に示すように、周側カバー部22には、周方向一箇所に上端から下部まで直線的に連続する切り込み部23が形成されており、係止具24を解除した状態で切り込み部23を境とした周方向両側が外に広げて開放口を容器体10の膨出部16の最大外径より大きくすることができる。係止具24は、図3に示すように、スライドファスナとされ、切り込み部23を境とした周方向両側を留め合せることができる。係止具24を留め合せた状態で、周側カバー部22は、内面が容器体10の上部周側にぴったりと沿う剛性を有しており、その内径は、膨出部16の最大外径に対して負の径方向寸法に設定されている。このため、係止具24を留め合せると、周側カバー部22の内面は、容器体10の膨出部16に押し付けられる。
係止具25は、面ファスナとされ、図4に示すように、周側カバー部22の上部で周方向両側を留め合わせることができる。この係止具25は、周側カバー部22の上部の締め付け性能を強化すると共に、特に、周側カバー部22の上部に吊下げベルトを取り付けたことを考慮し、係止具24のスライダを押さえ付けて勝手に動くことを防止するためのものであり、省略することもできる。
また、周側カバー部22に、係止具24の留め合せにより容器体10に押し付けられる内径縮小部26が設けられている。内径縮小部26は、周側カバー部22の下部内面上に固定されており、係止具24の両側間を周方向に同高さで亘っている。この内径縮小部26の高さは、容器体10の飲料残量にかかわらず、膨出部16のうち、最大外径より高い位置に押し付けられる高さで、かつ、切り込み部23の下端より高くなる位置に設定されている。内径縮小部26の径方向肉厚は、容器体10の膨出部16のところで周側カバー部22の内径を縮める。容器体10の下部周側にある膨出部16は、その最大外径が内径縮小部26のところの内径より大きい外径拡大部となる。
容器体10の膨出部16は、外筒12の全周に亘る。このため、係止具24を留め合せると、容器体10と容器カバー20の周方向の相対位置関係にかかわらず、内径縮小部26は、膨出部16の最大外径の上側に位置する。上記のように、周側カバー部22の内面生地の本来の内径が膨出部16に押し付けられる設定のため、内径縮小部26は、係止具24を留め合せると、膨出部16の傾斜部に確実に押し付けられる。
なお、容器体10を容器カバー20に入れたとき、内径縮小部26と容器体10の最大外径とは、上記の関係にあればよい。この第1実施形態では、容器体10を容器カバー20に入れるときの周方向の相対位置関係が決まらないため、内径縮小部26と容器体10の最大外径のいずれか一方が周方向の全長に亘っていれば十分であり、上記関係を満たす限り、内径縮小部26と容器体10の最大外径を周方向に断続的に設けたり、内径縮小部26のみを周側カバー部22の周方向の全長に亘って設けることもできる。この第1実施形態では、内径縮小部26及び容器体10の最大外径とも周方向の全長に亘るようにし、その全長を生かして抜け止めを最大限に図っている。
また、内径縮小部26を構成する別部材は、ゴム、シリコン等の容器体10の形状に追随して変形可能であって周側カバー部22の内面生地より摩擦係数が大きい素材とされ、これにより、滑り止め性能が向上させられている。このような摩擦係数が大きい内径縮小部26は、周側カバー部22の切り込み部23の下端より低い位置にあると、容器体10の出し入れのときに膨出部16に引っ掛かる心配があるが、この第1実施形態では、切り込み部23の下端より高い位置にあるため、その心配はない。
この第1実施形態に係るカバー付き飲料用容器は、上記の構成を有するものであり、係止具24、25を解除して容器カバー20の周側カバー部22を開け、容器体10を楽に入れて底カバー部21上に載せ、容器体10の下側への抜けを底カバー部21で確実に無くし、周側カバー部22で容器体10の周側を締め、内径縮小部26の押し付けで容器体10の上側への抜け等を防止することができる。
内径縮小部26は、周側カバー部22の下部にあり、底カバー部21に近い変形困難側にあるため、係止具24、25の締め付け緩み等が起こったとき、内径縮小部26が容器体10から浮き難い。
容器体10を底カバー部21に載せた状態では、容器カバー20に対する容器体10の上下位置関係が底カバー部21で決まる。係止具24、25を留め合せると、周側カバー部22の下部にある内径縮小部26と、容器体10の下部周側にある膨出部16すなわち外径拡大部の最大外径とは、互いに上下方向で同側にあり、内径縮小部26は、膨出部16の最大外径の上側の近いところに押し付けられる。このため、例え、内径縮小部26の浮きが生じたとしても、容器体10の上側への抜け出し量が減る。
外筒12の膨出部16を外径拡大部としたため、外径拡大部を得るためだけの目的で容器体10の成形箇所を追加したり、別部材を取り付けたりすることがない。
次に、この発明の第2実施形態を図5に基づいて説明する。なお、以下、上記第1実施形態との相違点を中心に述べ、同一の構成の説明を省略する。
図5に示すように、この第2実施形態に係る容器カバーの周側カバー部30は、外張り31と、内張り32と、外張り31と内張り32間に入れたクッション材33とを有している。クッション材33は、面状の本体シートに帯状の肉厚増大シートを重ねて形成され、外張り31と内張り32間に固定されている。その結果、内張り32は、クッション材33により内径側に膨らみ、内張り32とクッション材33とで容器体10の膨出部16に押し付けられる内径縮小部が形成されている。すなわち、この第2実施形態は、内径縮小部とクッション材33との共通部材化や共通組み立てを行なうことができる。
次に、この発明の第3実施形態を図6に基づいて説明する。
図6に示すように、この第3実施形態は、容器体40の外筒12の周側外径下端部に嵌合された底部材41の外径部が外筒12より外径が大きい外径拡大部とされている。このため、この第3実施形態は、外径拡大部を得るためだけの目的で容器体40の成形箇所を追加したり、別部材を取り付けたりすることがない。
次に、この発明の第4実施形態を図7に基づいて説明する。
図7(a)は、第4実施形態に係る容器カバーを展開した状態で模式的に示している。図7(b)は、前記(a)のb−b線の断面を拡大図示している。
図7に示すように、この第4実施形態に係る容器カバーは、底カバー部51と、この底カバー部51の周方向長に対応する周方向長の周側カバー部52とを有し、周側カバー部52の切り込み部53間において、周側カバー部52の内張りの周方向の複数個所に、スリットを入れることによりベルト通し54が形成されている。内径縮小部55は、周側カバー部52に周方向一端側が固定され、周方向他端側が係止具56で着脱可能なベルト状の調整部材から構成されている。係止具56は、内径縮小部55の周方向他端側を周側カバー部52に着ける周方向固定位置を周方向一端側から遠ざける方向に調整可能なものであり、この第4実施形態では面ファスナとされている。図7(a)中に、内径縮小部55が自然状態のときを実線で示し、係止具56の周方向固定位置を周方向一端側から遠ざけた状態を二点鎖線で示す。切り込み部53のスライドファスナを外した状態で、図中にベクトル線で示すように、内径縮小部55の周方向他端側を一端側に引っ張り、係止具56で周側カバー部52に着ける周方向固定位置を、自然状態と比して周方向一端側から遠ざければ、周側カバー部52の周方向長が縮まって皺が寄り、その状態を維持することができる。結果的に、周側カバー部52を切り込み部53の両側のスライドファスナにより留め合せた状態で、内径縮小部55の位置は内径側に寄せられることになる。この第4実施形態は、これを利用して容器カバーの縫製に伴う周方向長のばらつきを解消することができ、前記ばらつきが規定内のときは、周側カバー部52を皺のない自然な外観にすることができる。
次に、この発明の第5実施形態を図8に基づいて説明する。
図8(a)は、第5実施形態に係る容器カバーを展開した状態で模式的に示している。図8(b)は、前記(a)のb−b線の断面を拡大図示している。
図8に示すように、この第5実施形態に係る容器カバーは、底カバー部61と、この底カバー部61の周方向長に対応する周方向長の周側カバー部62とを有し、周側カバー部62の切り込み部63間において、内径縮小部64が周側カバー部62の内径面上に周方向に沿って取り付けられている。この内径縮小部64は、弾性収縮部材からなり、自然長に対して引っ張りを与えた状態で周側カバー部62に取り付けられている。図8(a)中にベクトル線で示すように、内径縮小部64の周方向の収縮力により、周側カバー部62は、周方向の収縮性を弾性的に与えられる。このため、この第5実施形態は、上記第4実施形態と同様にして前記ばらつきを解消することができる。
aは第1実施形態の一部切り欠き正面図、bはaの切り欠き部分の拡大図 図1の容器カバーの周側カバー部を開いて容器体を載せた状態を示す斜視図 図2の状態から周側カバー部の切り込み部の周方向両側を係止具で留め合せた状態を示す斜視図 図3の状態から周側カバー部の切り込み部の周方向両側を上部の係止具で留め合せた状態を示す斜視図 第2実施形態を示す部分拡大図 第3実施形態を示す部分拡大図 aは第4実施形態の容器カバーを模式的に示す展開図、bはaのb−b線の部分拡大断面図 aは第5実施形態の容器カバーを模式的に示す展開図、bはaのb−b線の部分拡大断面図
符号の説明
10、40 容器体
11 内筒
12 外筒
13 断熱部
14 上端開閉部
15 底板
16 膨出部
17、41 底部材
20 容器カバー
21、51、61 底カバー部
22、30、52、62 周側カバー部
23、53、63 切り込み部
24、25、56 係止具
26、55、64 内径縮小部
31 外張り
32 内張り
33 クッション材
54 ベルト通し

Claims (6)

  1. 内筒と外筒間に断熱部を有する容器体と、この容器体が上端開閉部を露出した状態に収まる容器カバーとを備え、この容器カバーを、前記容器体を載せる底カバー部と、前記容器体を外径側から包む周側カバー部とを有し、かつこの周側カバー部の切り込み部を境とした周方向両側を係止具で留め合せるものとし、前記周側カバー部に、前記係止具の留め合せにより前記容器体に押し付けられる内径縮小部を設けたカバー付き飲料用容器において、前記容器体の下部周側に、最大外径が前記容器カバーの前記内径縮小部より大きい外径拡大部を設け、前記周側カバー部の下部に前記内径縮小部を設け、前記係止具を留め合せた状態で前記内径縮小部が前記外径拡大部の最大外径の上側にあるようにしたことを特徴とするカバー付き飲料用容器。
  2. 前記容器体の前記断熱部を真空断熱層とし、前記外径拡大部を、前記外筒の下側溶接部の上側に連続する膨出部とした請求項1に記載のカバー付き飲料用容器。
  3. 前記外径拡大部を、前記外筒の外周下端に嵌合された底部材の外径部とした請求項1に記載のカバー付き飲料用容器。
  4. 前記容器カバーの前記内径縮小部を、前記周側カバー部の外張りと内張り間に入れるクッション材で形成した請求項1から3のいずれか1つに記載のカバー付き飲料用容器。
  5. 前記容器カバーの前記内径縮小部を、前記周側カバー部に周方向一端側が固定され、周方向他端側が着脱可能な調整部材から構成し、前記内径縮小部の周方向他端側を前記周側カバー部に着ける周方向固定位置を、前記係止具を外した状態で周方向一端側から遠ざける方向に調整可能とした請求項1から3のいずれか1つに記載のカバー付き飲料用容器。
  6. 前記容器カバーの前記内径縮小部を、前記周側カバー部に周方向に沿って取り付けた弾性収縮部材から構成した請求項1から3のいずれか1つに記載のカバー付き飲料用容器。
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