JP4832483B2 - 移動体通信システム及び移動体通信方法 - Google Patents

移動体通信システム及び移動体通信方法 Download PDF

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Description

移動体と地上局の間でデータを送受信する移動体通信装置及び移動体通信方法に関する。
従来、TCP(Transmission Control Protocol)のような、送信端末と受信端末の間で応答確認を行いながらパケットの送受信を行うデータ通信では、通信スループットを向上させる方法として、例えば、〔特許文献1〕に記載の再送制御方法が知られている。
この方法は、通信中に測定した送信端末と受信端末の間の往復遅延時間(以下、RTTと言い、Round Trip Timeの略である)から、受信端末が、送信端末の再送タイムアウト時間を推定し、受信端末が、送信端末からパケットを受信した時点から再送タイムアウト時間を経過しても次のパケットを受信しない場合は、受信端末は、次のパケットが伝送路内で消失したと判断して、再送を促すパケット(セグメント促進信号)を送信端末へ送信する方法である。
セグメント促進信号を受信した送信端末は、受信端末に対し、再送すべきパケットが存在する場合は、再送すべきパケットを再送し、再送すべきパケットが存在しない場合はデータレス信号を送信する。
このようにして、消失したパケットの再送を早期に実現させ、通信スループットを向上している。
特開2007−274206号公報
移動体通信システム、すなわち送受信端末の一方が移動体上に存在し、他方が地上に存在する通信システムや、送受信端末がそれぞれ異なる移動体上に存在し、地上の通信網を介して通信する通信システムでは、ハンドオーバにより通信中断期間が発生するが、通信中断期間が終わった後の無線通信回復時には、できるだけ早期にパケット送受信を再開する必要がある。
しかし、RTTが大きい通信システムでは、1回目の再送タイムアウト時間がハンドオーバによる通信中断期間に比べて長い場合があり、〔特許文献1〕に記載の従来の技術のように、再送タイムアウト時間の経過後に、送信端末にパケットの再送を促すと、通信中断期間終了直後からパケットが再送されるまでの間は、パケットが送受信できない長い期間が存在し、無線伝送路の利用効率が低下し、通信スループットが低下するという問題がある。
また、RTTが異なる複数のアプリケーションが並行してTCP通信している場合、上記従来の技術では、再送タイムアウト時間が短いアプリケーションのパケットの順に再送が開始されるため、RTTが異なるアプリケーション間で通信スループットの不公平が生じるという問題もある。
また、上記従来技術は、送受信端末にラウンドトリップ時間計測部,再送タイムアウト時間算出部,セグメント促進送信部等を実装する必要があるが、インタネットアクセスのように不特定多数の端末間で行う通信では、アクセスし得る全ての送受信端末に実装することは現実的ではない。
本発明の第1の目的は、RTTを待つことなく、データパケットを再送でき、無線伝送路の利用効率を向上させ、通信スループットを向上させることができる移動体通信システム及び移動体通信方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、ハンドオーバによる通信中断期間が終わった後の無線通信回復後、直ちに送信端末にパケットの再送を行わせる中継処理を行うことにより、インタネットアクセスのように不特定多数の端末間で行うTCP通信においても無線伝送路の利用効率を向上させ、通信スループットを向上させることができる移動体通信システム及び移動体通信方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、地上側と移動体との間で送受信されるパケットを中継するための中継装置を、地上側無線機に接続された地上側中継装置,移動体側無線機に接続された移動体側中継装置として設け、各中継装置は、送信端末側あるいは受信端末と通信網を介して接続され、各中継装置には、無線機側から受けたパケット(確認応答パケットを含む)を送信端末側あるいは受信端末側へ中継するパケット中継手段と、受信端末側から無線機側の方向に中継するTCP通信の最新の確認応答パケット(以下、ACKパケットという)を蓄積するACKパケット蓄積手段と、地上側無線機と移動体側無線機との間の無線リンクの接続状態を監視する無線リンク監視手段とを含んで構成したものである。
無線リンク監視手段は、地上側中継装置と移動体側中継装置の間で無線伝送路を監視することにより無線リンクの接続状態を検出し、パケット中継手段は、無線機側から受けた全てのパケットを、無線リンク監視手段が無線リンクが接続状態にあると検出した場合は、送信端末側あるいは受信端末側へそのまま中継する。無線リンク監視手段が、無線リンクが非接続状態と検出した場合はデータパケットを廃棄し、ACKパケット蓄積手段は、受信端末側から受けた最新のACKパケットを蓄積し、無線リンクが非接続状態から接続状態に復帰したことが無線リンク監視手段により検出されると、蓄積しておいたACKパケットをデータパケットの送信側の中継装置へ指定した回数だけ複製して送信する。ACKパケットを受信した端末は、受信したACKパケットに基づいて再送するデータパケットを含めて送信するデータパケットを決定する。
本発明によれば、移動体通信においてインタネットアクセスのように不特定多数の端末間で行うTCP通信を行っても、無線伝送路の利用効率を向上させ、通信スループットを向上させることが可能な移動体通信装置及び移動体通信方法を提供できる。
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。以下の説明では、「移動体」とは、列車やバス,航空機,船舶,自動車,移動する人間が携帯している端末などを指す。
第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態の移動体通信システムの構成図である。
図1に示す移動体通信システムは、次のように構成されている。地上側に設置され、データ送受信を行う地上端末1と複数の地上局3が、地上データ伝送路2を介して接続される。地上局3は、地上データ伝送路2に接続された地上局中継装置30と、移動体4と無線通信を行う地上局無線機31と、無線電波を送受信する地上局アンテナ32で構成される。
移動体4は、データ送受信を行う移動体端末41と、移動局43と、移動体端末41と移動局43を接続する移動体データ伝送路42で構成される。移動体4は、移動体データ伝送路42と接続された移動局中継装置430と、地上局3と無線通信を行う移動局無線機431と、無線電波を送受信する移動局アンテナ432で構成される。
ここで、地上端末1と移動体端末41は、送受信端末であり、トランスポート層の通信プロトコルであるTCPなどの確認応答パケット(ACKパケットという)によりデータ送達確認ができるプロトコルを使用するものとする。
地上端末1や移動体端末41は複数存在してもよく、各端末は例えばIP(Internet Protocol)アドレスなどで識別される。また、同一構造の地上端末1や移動体端末41は、複数の異なるアプリケーションにより通信してもよく、各通信の接続は例えばIPアドレスとポート番号の組み合わせなどで識別される。また、移動体4も複数存在してもよく、各移動体は例えば移動局無線機431のMAC(Media Access Control)アドレスや移動局中継装置430のIPアドレスなどで識別される。
地上局中継装置30は、地上局無線機31から受けたパケットを地上端末1へ中継するパケット中継手段と、地上端末1側から地上局無線機31へ中継するTCP通信の最新のACKパケットを蓄積するACKパケット蓄積手段と、地上局無線機31と移動局無線機431との間の無線リンクの接続状態を常時監視する無線リンク監視手段を含んで構成される。
移動局中継装置430は、移動局無線機431から受けたパケットを移動体端末41へ中継するパケット中継手段と、移動体端末41側から移動局無線機431へ中継するTCP通信の最新のACKパケットを蓄積するACKパケット蓄積手段と、移動局無線機431と地上局無線機31との間の無線リンクの接続状態を常時監視する無線リンク監視手段を含んで構成される。
無線リンク監視手段は、無線リンクの接続状態を検出するために、例えばIETFのRFC792で規定されているICMP(Internet Control Message Protocol)の一機能であるエコー要求機能、及びエコー応答機能により発せられるデータを用いている。
地上局中継装置30および移動局中継装置430は、上述の各手段の機能を論理記号で表し、FPGA(Field Programmable Gate Array)などでLSI化したり、ネットワークプロセッサなどで各機能を並列に動作させることで実現される。
この他、地上局中継装置30および移動局中継装置430は、CPU(Central Processing Unit)を備えたコンピュータ上で動作するソフトウェアで実現可能であり、その場合のハードウェア構成例を図2に示す。
図2に示すように、地上局中継装置30および移動局中継装置430は、上述の各手段の処理を行うCPU,キャッシュメモリ,主記憶メモリなどを搭載する演算装置600と、設定項目を入力するスイッチやキーボードなどの入力装置601と、設定項目入力時の確認や、動作状態やログ情報を表示するLED表示器や液晶パネルなどの出力装置602と、パケットを蓄積したり、ログ情報などを蓄積しておくハードディスクやシリコンディスク,不揮発性メモリなどの記憶装置603と、地上データ伝送路2や移動体データ伝送路42、および地上局無線機31や移動局無線機431との間でパケット送受信を行うインタフェース機能を持つ複数の外部インタフェース装置604で構成される。
以下では、地上局中継装置30および移動局中継装置430を、図2に示すコンピュータ上で動作するソフトウェアにおいて実現した場合を例として説明する。
地上データ伝送路2および移動体データ伝送路42は、例えば、イーサネット(登録商標)やATM(Asynchronous Transfer Mode)などの有線伝送手段を使用するか、IEEE802.11規格準拠の無線LANなどの無線伝送手段を使用している。また、有線伝送手段又は無線伝送手段とスイッチングハブ,ルータ,WAN(Wide Area Network)を組み合せてネットワークを構成している。
地上局無線機31および移動局無線機431は、例えば、IEEE802.11規格準拠の無線送受信機やIEEE802.16規格準拠の無線送受信機などの無線通信装置を使用するか、電気信号を無線信号に相互変換するメディアコンバータを使用している。
地上局中継装置30又は移動局中継装置430における動作手順を図3により説明する。
図3に示す動作手順は、地上局中継装置30と移動局中継装置430に共通であり、地上局中継装置30の動作であれば、「伝送路」は地上データ伝送路2を、「無線機」は地上局無線機31を意味し、移動局中継装置430の動作であれば、「伝送路」は移動体データ伝送路42を、「無線機」は移動局無線機431を意味する。
パケット中継手段が、伝送路からACKパケットを受信すると(手順9001)、ACKパケット蓄積手段は、受信したACKパケットをTCPセッションに蓄積し(手順9002)、無線リンク監視手段が、無線リンクが非接続状態ではない、すなわち接続状態であると検出していれば(手順9003)、パケット中継手段は、受信したACKパケットを無線機へ中継し(手順9004)、無線リンク監視手段が無線リンクが非接続状態と検出していれば(手順9003)、パケット中継手段は受信したACKパケットを無線機へ中継しない。無線リンク監視手段が、無線リンクが接続状態を検出すると(手順9005)、ACKパケット蓄積手段は、TCPセッションにおいて最後に蓄積したACKパケットを1個以上(n個)複製し(手順9006)、パケット中継手段は複製したACKパケットを全て無線機へ送信する(手順9007)。
手順9006では、送受信端末である地上端末1と移動体端末41に実装されているTCPに、RFC2581などに記載されている高速再送(Fast Retransmit)および高速復帰(Fast Recovery)機能が含まれている場合を考慮して、3個以上の複製したACKパケットを送信端末に送るために、3個以上複製してもよい。
本実施形態におけるパケット送受信のフローの例を図4に示す。図4に示すフローは、地上側と移動側で共通であり、地上端末1が送信端末の場合は、送信端末91は地上端末1を、送信側中継装置92は地上局中継装置30を、送信側無線機93は地上局無線機31を、受信側無線機94は移動局無線機431を、受信側中継装置95は移動局中継装置430を、受信端末96は移動体端末41を意味する。
一方、移動体端末41が送信端末の場合は、送信端末91は移動体端末41を、送信側中継装置92は移動局中継装置430を、送信側無線機93は移動局無線機431を、受信側無線機94は地上局無線機31を、受信側中継装置95は地上局中継装置30を、受信端末96は地上端末1を意味する。
図4に示すように、送信端末91がデータパケット1〜4を送信し、受信端末96が受信する。受信端末96は、データパケット1〜4に対する確認応答としてACKパケット1〜4を送信し、送信端末91が受信する。このとき、受信側中継装置95は、中継するACKパケットのうち最新のものを蓄積するので、ACKパケット4を受信した時点ではACKパケット4を蓄積している。
その直後、ハンドオーバが発生し、送信端末91から送信されたデータパケット5〜8が消失したとする。ハンドオーバ中は無線リンクが非接続状態となるが、ハンドオーバが終了して無線リンクの接続状態が回復し、受信側無線機94が無線リンクの回復を確認すると、受信側中継装置95が蓄積していたACKパケット4を複数個、送信端末91側に送信する。送信端末91は、ACKパケット4を受信することにより、データパケット5以降が消失したと判断して、データパケット5〜8を再送する。
受信端末96がデータパケット5〜8を受信すると、データパケット5〜8に対する確認応答としてACKパケット5〜8を送信し、送信端末91が受信する。送信端末91は、ACKパケット5〜8を受信することにより、データパケットの消失がなかったと判断して、データパケット9〜12を送信し、以降、この動作を繰り返す。
図5は、本実施形態の効果を説明する図である。図5に示すグラフは、TCPによるデータ転送開始からの経過時間(横軸)に対する積算した転送データ量(縦軸)の関係を表している。
グラフ700は、ハンドオーバが発生するまでの転送データ量の変化を示しており、ここまでは、RTTで判断する従来の技術と同等である。ハンドオーバが発生すると、従来の技術では、再送タイムアウト時間を経過するまでパケットが送信できないので、送信端末への再送通知期間を加えた時点から再送が開始されるため、グラフ701に示すように転送データ量が変化する。
これに対して、本実施形態では、上述したように、ACKパケット4を受信することにより、データパケット5以降が消失したと判断して、データパケット5〜8を再送するので、ハンドオーバ期間に送信端末への再送通知期間を加えた時点から再送が開始されるため、グラフ702に示すように転送データ量が変化する。
このように、ハンドオーバ期間終了後に必要な送信端末へのパケット再送通知期間が、従来技術と等しいと仮定しても、本実施形態のように再送開始時点が早いと、データ転送にかかるトータル時間が短くなり、転送データ量÷データ転送にかかるトータル時間で定義される通信スループットが向上する。また、パケットが流れない期間が短縮されることにより無線伝送路の利用効率も向上する。
このように、本実施形態によれば、ハンドオーバ後に無線リンクが非接続状態から接続状態へ回復した時、送信端末の再送タイムアウト時間あるいは受信端末での推定再送タイムアウト時間を待たずに、送信端末はデータパケットの消失を検出可能であり、早期にデータパケットを再送でき、移動体通信におけるTCP通信において、無線伝送路の利用効率を向上でき、通信スループットを向上させることが可能である。
第1の実施形態では、TCPセッションは1個の場合を説明したが、1個の端末が複数の端末と同時に異なるセッションを開設してTCP通信を行ったり、一対の送受信端末間で複数のアプリケーションが異なるセッションを同時に開設してTCP通信を行ったり、複数対の送受信端末間で並行してセッションを開設してTCP通信を行うことがある。
データ転送時間や通信スループットに対する要求が異なる複数のセッションが混在する場合、中継処理するセッションに優先度を与え、ハンドオーバ後の通信回復時に、優先度の高いセッションから先にパケットの再送を開始させた方がよい場合もある。
第2の実施形態では、地上局中継装置30および移動局中継装置430において、判断項目に関してセッションごとに優先順位を予め設定しておき、無線リンク監視手段が無線リンクが非接続状態から接続状態と変わったことを検出すると、ACKパケット蓄積手段は、予め設定された優先順位に基づいて、各TCPセッションにおいて最後に蓄積したACKパケットを1個以上(n個)複製し、パケット中継手段は、複製したACKパケットを無線機へ送信するようにしている。
予め設定する優先順位は、ACKパケット蓄積手段に記憶させるが、設定テーブルの例を図6に示す。図6に示すように、設定テーブル801には、判断項目ごとにACK蓄積の要否とACK送信優先順位が設定されている。
ここで、判断項目には、例えば、アプリケーション,ポート番号,アドレス,プロバイダなどがある。
アプリケーションを判断項目とする場合、アプリケーションには、例えばWWW(World Wide Web)やSMTP(Simple Mail Transfer Protocol),POP(Post Office Protocol),FTP(File Transfer Protocol)などがあり、パケットのTCPヘッダ内に記載されている宛先ポート番号あるいは送信元ポート番号にて識別される。
これらのアプリケーション以外にも、特別なポート番号を指定してTCP通信を行うアプリケーションがあり、このアプリケーションに関しても、パケットのTCPヘッダ内に記載されている宛先ポート番号あるいは送信元ポート番号にて識別される。
また、IP(Internet Protocol)アドレス、あるいはMAC(Media Access Control)アドレスなどの特定のアドレスを判断項目とする場合は、パケットのIPヘッダ内に記載されている宛先IPアドレス,送信元IPアドレス,MACヘッダ内に記載されている宛先MACアドレス、あるいは送信元MACアドレスにて識別される。
また、プロバイダを判断項目とする場合は、パケットのIPヘッダ内のIPアドレス、あるいはMACヘッダ内のVLAN(Virtual LAN)識別子にて識別される。
設定テーブル801により、各判断項目ごとにACK蓄積の必要と不要が設定され、ACK蓄積が必要な判断項目に対して優先順位が設定される。なお、ACK蓄積が不要な判断項目に対しては優先順位を設定する必要は無く、図6に示す例では、優先順位0としている。
地上局中継装置30と移動局中継装置430における動作手順を、図7により説明する。図7においても図3と同様に、地上局中継装置30の動作であれば、「伝送路」は地上データ伝送路2を、「無線機」は地上局無線機31を意味し、移動局中継装置430の動作であれば、「伝送路」は移動体データ伝送路42を、「無線機」は移動局無線機431を意味する。
パケット中継手段が伝送路からACKパケットを受信すると(手順9021)、ACKパケット蓄積手段は、優先度が設定された各TCPセッションにおいて、受信したACKパケットをTCPセッション別に蓄積し(手順9022)、無線リンク監視手段が無線リンクが接続状態であると検出していれば(手順9023)、パケット中継手段は受信したACKパケットを無線機へ中継する(手順9024)。無線リンク監視手段が、無線リンクが非接続状態と検出していれば(手順9023)、パケット中継手段は、受信したACKパケットを無線機へ中継せず、無線リンク監視手段が、無線リンクが接続状態と検出すると、ACKパケット蓄積手段は設定された優先順位の順番に、各TCPセッションにおいて最後に蓄積したACKパケットを1個以上(n個)複製し(手順9026)、パケット中継手段は、複製したACKパケットを無線機へ送信する(手順9027)。
なお、手順9026では、送受信端末に実装されているTCPに、RFC2581などに記載されている高速再送(Fast Retransmit)および高速復帰(Fast Recovery)機能が含まれている場合を考慮して、3個以上の複製したACKパケットを送信端末に送るために、3個以上複製してもよい。
本実施形態におけるパケット送受信のフローの例を図8に示す。図8に示す例では、判断項目はアプリケーションと想定し、送信端末のアプリケーションA〜Dがそれぞれ受信端末のアプリケーションA〜Dとの間でTCP通信を行う場合を想定している。そのため、設定テーブル801の判断項目は各アプリケーションとなり、アプリケーションごとに優先順位が設定される。
図8においても図4と同様、地上端末が送信端末の場合、送信端末91は地上端末1を、送信側中継装置92は地上局中継装置30を、送信側無線機93は地上局無線機31を、受信側無線機94は移動局無線機431を、受信側中継装置95は移動局中継装置430を、受信端末96は移動体端末41を意味し、移動体端末が送信端末の場合、送信端末91は移動体端末41を、送信側中継装置92は移動局中継装置430を、送信側無線機93は移動局無線機431を、受信側無線機94は地上局無線機31を、受信側中継装置95は地上局中継装置30を、受信端末96は地上端末1を意味する。
図8に示すように、送信端末91がアプリケーションA〜DのデータパケットA1〜D1を送信し、受信端末96が受信する。受信端末96は、データパケットA1〜D1に対する確認応答としてACKパケットA1〜D1を送信し、送信端末91が受信する。ここで、設定テーブル801は、図6に示すように、アプリケーションA,B,CはACK蓄積が必要であり、ACK送信優先順位が、それぞれ2,3,1に設定され、アプリケーションDはACK蓄積が不要であると設定している。
このとき、受信側中継装置95は、中継するACKパケットのうち、設定テーブル801で優先度が設定された判断項目であるアプリケーションA,B,Cの最新のACKパケットA1,B1,C1を蓄積している。
その直後、ハンドオーバが発生し、送信端末91から送信されたデータパケットA2〜D2が消失したとする。ハンドオーバ中は無線リンクが非接続状態となるが、ハンドオーバが終了して無線リンクの接続状態が回復し、受信側無線機94が無線リンクの回復を確認すると、蓄積していたACKパケットのうち、優先順位の高いアプリケーションC,A,Bの順に、ACKパケットC1,A1,B1をそれぞれ複数個、送信端末側に送信する。送信端末91は、ACKパケットC1,A1,B1を受信することにより、データパケットの消失が発生したと判断して、データパケットC2,A2,B2の順に再送する。
なお、アプリケーションDは、設定テーブル801では優先度設定されていないため、アプリケーションA,B,Cのような処理は行わず、従来のTCPの再送手順である再送タイムアウトによるパケット再送を行っている。
このように、本実施形態によれば、ハンドオーバ発生後に無線リンクが非接続状態から接続状態へ回復した時、設定した優先順位に従い、送信端末はデータパケットの消失を検出可能であり、早期にデータパケットを再送できる。
第1および第2の実施形態では、ハンドオーバ発生後に無線リンクが非接続状態から接続状態へ回復したことを検出した直後に、受信側無線機94から送信端末91に向けて蓄積していた最新のACKパケットを送信することにより、送信端末91からのパケット再送タイミングの早期化を図った。
第3の実施形態では、送信端末91からのパケット再送タイミングをさらに早期化する方法について説明する。
移動体通信システムの構成例は第1および第2の実施形態と同様であるが、地上局中継装置30は、地上局無線機31から受けたパケットを地上端末1へ中継するパケット中継手段と、地上端末1側から地上局無線機31へ中継するTCP通信の最新の複数個のデータパケットを蓄積するデータパケット蓄積手段と、地上局無線機31と移動局無線機431との間の無線リンクの接続状態を常時監視する無線リンク監視手段を含んで構成される。
移動局中継装置430は、移動局無線機431から受けたパケットを移動体端末41へ中継するパケット中継手段と、移動体端末41側から移動局無線機431へ中継するTCP通信の最新の複数個のデータパケットを蓄積するデータパケット蓄積手段と、移動局無線機431と地上局無線機31との間の無線リンクの接続状態を常時監視する無線リンク監視手段を含んで構成される。
無線リンク監視手段、無線リンクの接続状態を検出する方法は、第1および第2の実施形態と同様であり、本実施形態では、第1実施形態と同様にコンピュータ上で動作するソフトウェアにおいて実現した場合を例として説明する。また、地上データ伝送路2および移動体データ伝送路42,地上局無線機31および移動局無線機431は、第1および第2の実施形態と同様である。
本実施形態の地上局中継装置30と移動局中継装置430における動作手順を図9により説明する。
図7に示す動作手順は、地上局中継装置30の動作であれば、「伝送路」は地上データ伝送路2を、「無線機」は地上局無線機31を意味し、移動局中継装置430の動作であれば、「伝送路」は移動体データ伝送路42を、「無線機」は移動局無線機431を意味する。
パケット中継手段が伝送路からデータパケットを受信すると(手順9041)、データパケット蓄積手段は受信したデータパケットをTCPセッション別に蓄積し(手順9042)、無線リンク監視手段が無線リンクが接続状態であると検出していれば(手順9043)、パケット中継手段は受信したデータパケットを無線機へ中継し(手順9044)、無線リンク監視手段が無線リンクが非接続状態と検出していれば(手順9043)、パケット中継手段は受信した前記データパケットを無線機へ中継しない。無線リンク監視手段が、無線リンクが接続状態を検出すると(手順9045)、データパケット蓄積手段が各TCPセッション毎に蓄積していた最新の複数個のデータパケットを、パケット中継手段が無線機へ送信する(手順9046)。
手順9046では、パケット中継手段が無線機へ送信するデータパケットは、最後に蓄積されたものから遡って3個以上とすればよい。
本実施形態におけるパケット送受信のフローの例を図10に示す。
図10では、地上端末が送信端末の場合、送信端末91は地上端末1を、送信側中継装置92は地上局中継装置30を、送信側無線機93は地上局無線機31を、受信側無線機94は移動局無線機431を、受信側中継装置95は移動局中継装置430を、受信端末96は移動体端末41を意味し、移動体端末が送信端末の場合、送信端末91は移動体端末41を、送信側中継装置92は移動局中継装置430を、送信側無線機93は移動局無線機431を、受信側無線機94は地上局無線機31を、受信側中継装置95は地上局中継装置30を、受信端末96は地上端末1を意味する。
図10において、送信端末91がデータパケット1〜4を送信し、受信端末96が受信する。受信端末96は、データパケット1〜4に対する確認応答としてACKパケット1〜4を送信し、送信端末91が受信する。
その直後、ハンドオーバが発生し、ハンドオーバ中に送信側中継装置92は送信端末91からデータパケット5〜8を受信したとする。このとき、送信側中継装置92は、中継するデータパケットの最新の複数個を蓄積するが、図10に示す例では最新の3個を蓄積する場合を想定し、データパケット8を受信した時点では、データパケット6〜8を蓄積している。但し、データパケット5〜8は受信端末96へは届いていない。
ハンドオーバ中は無線リンクが非接続状態となるが、ハンドオーバが終了して無線リンクの接続状態が回復し、送信側中継装置92が無線リンクの回復を確認すると、蓄積していたデータパケット6〜8を受信端末側に送信する。
受信端末96は、データパケット6〜8を受信したが、それ以前にはデータパケット4までしか受信していなかったため、データパケット5が消失したと判断して、重複セレクティブACK6〜8を送信端末91に返す。
送信端末91は、複数の重複セレクティブACKを受信するため、データパケット5が消失したことを検出して、データパケット5を再送し、その後はデータパケット9以降を送信する。
なお、本実施形態においても、第2の実施形態のように、判断項目に基づきTCPセッションに優先順位を設定することは可能であり、この場合は、設定された優先順位にしたがって送信側中継装置92はデータパケットを再送すればよい。
このように、本実施形態では、ACKパケットを蓄積する第1および第2の実施形態に比べて、データパケットを蓄積するため、記憶装置603の記憶容量が大きくなるが、無線リンクが接続状態に回復後にデータパケットを再送開始できるため、早期にデータパケットを再送でき、移動体通信におけるTCP通信において、無線伝送路の利用効率を向上でき、通信スループットを向上させることが可能である。
なお、これまでの第1〜第3の実施形態の説明では、送受信端末の一方が地上端末1である場合を想定しているが、送受信端末の双方が移動体4の場合でも、実現可能である。
すなわち、図1に示す移動体4が複数存在し、移動体4と他方の移動体4とを対向通信するため、第1〜第3の実施形態の説明において、「地上端末1」を「他方の移動体端末41」、「地上データ伝送路2」を「他方の移動体データ伝送路42」、「地上局3」を「他方の移動局43」、「地上局中継装置30」を「他方の移動局中継装置430」、「地上局無線機31」を「他方の移動局無線機431」、「地上局アンテナ32」を「他方の移動局アンテナ432」とすることにより実現できる。
第1と第3の実施形態では、受信側中継装置あるいは送信側中継装置のいずれか一方にパケットを蓄積し、ハンドオーバ時の無線リンク回復後に蓄積したパケットを無線機側に送信する方法を説明したが、第1と第3の実施形態を組み合わせ、受信側中継装置と送信側中継装置を連携させた第4の実施形態について説明する。
移動体通信システムの構成例は、第1〜第3の実施形態と同様であるが、地上局中継装置30は、地上局無線機31から受けたパケットを地上端末1へ中継するパケット中継手段と、地上端末1側から地上局無線機31へ中継するTCP通信の最新の複数個のデータパケットを蓄積するデータパケット蓄積手段と、地上端末1側から地上局無線機31へ中継するTCP通信の最新のACKパケットを蓄積するACKパケット蓄積手段と、地上局無線機31と移動局無線機431との間の無線リンクの接続状態を常時監視する無線リンク監視手段を含んで構成される。
移動局中継装置430は、移動局無線機431から受けたパケットを移動体端末41へ中継するパケット中継手段と、移動体端末41側から移動局無線機431へ中継するTCP通信の最新の複数個のデータパケットを蓄積するデータパケット蓄積手段と、移動体端末41側から移動局無線機431へ中継するTCP通信の最新のACKパケットを蓄積するACKパケット蓄積手段と、移動局無線機431と地上局無線機31との間の無線リンクの接続状態を常時監視する無線リンク監視手段を含んで構成される。
無線リンク監視手段、無線リンクの接続状態を検出する方法は、第1〜第3の実施形態と同様であり、本実施形態では、第1実施形態と同様にコンピュータ上で動作するソフトウェアにおいて実現した場合を例として説明する。また、地上データ伝送路2および移動体データ伝送路42,地上局無線機31および移動局無線機431は、第1および第2の実施形態と同様である。
地上局中継装置30と移動局中継装置430における動作手順を図11および図12により説明する。
図11および図12に示す動作手順は、地上局中継装置30の動作であれば、「伝送路」は地上データ伝送路2を、「無線機」は地上局無線機31を意味し、移動局中継装置430の動作であれば、「伝送路」は移動体データ伝送路42を、「無線機」は移動局無線機431を意味する。
まず、受信側中継装置の動作手順を図11により説明する。
パケット中継手段が、無線機からデータパケットを受信すると(手順9061)、受信したデータパケットを伝送路へ送信し(手順9062)、パケット中継手段が伝送路からACKパケットを受信すると(手順9063)、ACKパケット蓄積手段は受信したACKパケットを蓄積し(手順9064)、無線リンク監視手段が、無線リンクが接続状態であると検出していれば(手順9065)、パケット中継手段は受信したACKパケットを無線機へ中継し(手順9066)、無線リンク監視手段が無線リンクが非接続状態と検出していれば(手順9065)、パケット中継手段は受信したACKパケットを無線機へ中継せず、無線リンク監視手段が無線リンクが接続状態を検出すると(手順9067)、ACKパケット蓄積手段は最後に蓄積したACKパケットをパケット中継手段は無線機へ送信する(手順9068)。
なお、手順9064から手順9068までの動作手順は、各TCPセッション別に独立に実施される。
次に、送信側中継装置の動作手順を図12により説明する。
パケット中継手段が無線機からACKパケットを受信すると(手順9071)、受信したACKパケットを伝送路へ送信し(手順9072)、パケット中継手段が伝送路からデータパケットを受信すると(手順9073)、データパケット蓄積手段は受信したデータパケットを蓄積し(手順9074)、無線リンク監視手段が、無線リンクが接続状態であると検出していれば(手順9075)、パケット中継手段は受信したデータパケットを無線機へ中継し(手順9076)、無線リンク監視手段が無線リンクが非接続状態と検出していれば(手順9075)、パケット中継手段は受信したデータパケットを無線機へ中継せず、無線リンク監視手段が無線リンクが接続状態を検出すると(手順9077)、無線機からACKパケットの受信を待ち(手順9078)、無線機からACKパケットを受信すると、受信したACKパケットのシーケンス番号の値以上のシーケンス番号を持つ全ての蓄積したデータパケットを無線機へ送信する(手順9079)。
なお、手順9074から手順9079までの動作手順は、各TCPセッション別に独立に実施される。
本実施形態におけるパケット送受信のフローの例を図13により説明する。
図13に示すフローにおいて、地上端末が送信端末の場合は、送信端末91は地上端末1を、送信側中継装置92は地上局中継装置30を、送信側無線機93は地上局無線機31を、受信側無線機94は移動局無線機431を、受信側中継装置95は移動局中継装置430を、受信端末96は移動体端末41を意味し、移動体端末が送信端末の場合は、送信端末91は移動体端末41を、送信側中継装置92は移動局中継装置430を、送信側無線機93は移動局無線機431を、受信側無線機94は地上局無線機31を、受信側中継装置95は地上局中継装置30を、受信端末96は地上端末1を意味する。
図13に示すように、送信端末91がデータパケット1〜4を送信し、受信端末96が受信する。受信端末96は、データパケット1〜4に対する確認応答としてACKパケット1〜4を送信するが、その後ハンドオーバが発生し、ACKパケット1と2を送信端末91が受信し、ACKパケット3と4は消失し送信端末91まで届かなかったとする。
このとき、受信側中継装置95は、中継するACKパケットのうち最新のものを蓄積するので、ACKパケット4を受信した時点ではACKパケット4を蓄積している。
また、送信端末91からデータパケット5と6が送信されるが、ハンドオーバ発生のためデータパケット5と6は消失したとする。
このとき、受信側中継装置95は、中継するデータパケットのうち最新のものを複数個蓄積するが、図13の例で5個蓄積するとすれば、データパケット6を受信した時点ではデータパケット2〜6を蓄積している。
ハンドオーバ中は無線リンクが非接続状態となるが、ハンドオーバが終了して無線リンクが接続状態に回復し、受信側無線機94が無線リンクの回復を確認すると、蓄積していたACKパケット4を受信側無線機94に送信する。
送信側中継装置92は、ACKパケット4を受信することにより、データパケット5以降が消失したと判断して、蓄積していたデータパケット5と6を送信側無線機93側へ送信する。
受信端末96は、データパケット5と6を受信し、それらに対してACKパケット5と6を送信し送信端末91が受信する。
送信端末91は、ACKパケット5と6を受信することにより、受信端末側にはデータパケット6まで届いたと判断し、以下、データパケット7から順に送信する。
送信端末はデータパケット3〜6を再送するところを、図13に示す本実施形態により、送信端末91がデータパケット3を送信してからACKパケット6を受信するまでの経過時間が再送タイムアウト時間未満であれば、送信端末91は再送処理を発生させることなく継続してデータ送信が可能である。再送処理が発生しなければ、無駄な再送パケットの発生を抑制でき、パケット再送時のスロースタートや輻輳回避が必要なくなるので、データパケット7以降の送信速度(通信スループット)の低下を防止できる。
また、図5で示したものと同様に、通信スループットの向上や無線伝送路の利用効率の向上も実現できる。
本実施形態においても、第2の実施形態のように、判断項目に基づきTCPセッションに優先順位を設定することは可能であり、この場合は、設定された優先順位にしたがった順番で受信側中継装置95はACKパケットを受信側無線機94側へ送信し、設定された優先順位にしたがった順番で送信側中継装置92はデータパケットを送信側無線機93側へ送信すればよい。
なお、第4の実施形態で説明したように、本実施形態では、送受信端末の一方が地上端末1である場合を説明したが、送受信端末の双方が移動体4の場合でも、同様に実現できる。
本発明の1実施形態に係る移動体通信システムの構成図である。 本実施形態に係る中継装置の構成図である。 本実施形態に係る中継装置の動作手順を示す図である。 本実施形態に係るパケットの中継フローの例を示す図である。 本実施形態に係るデータ転送時間の短縮効果を説明する図である。 本発明の2実施形態に係る優先順位の設定テーブルを示す図である。 本実施形態に係る中継装置の動作手順を示す図である。 本実施形態に係るパケットの中継フローの例を示す図である。 本発明の3実施形態に係る中継装置の動作手順を示す図である。 本実施形態に係るパケットの中継フローの例を示す図である。 本発明の4実施形態に係る中継装置の動作手順を示す図である。 本実施形態に係る中継装置の動作手順を示す図である。 本実施形態に係るパケットの中継フローの例を示す図である。
符号の説明
1 地上端末
2 地上データ伝送路
3 地上局
4 移動体
30 地上局中継装置
31 地上局無線機
32 地上局アンテナ
41 移動体端末
42 移動体データ伝送路
43 移動局
91 送信端末
92 送信側中継装置
93 送信側無線機
94 受信側無線機
95 受信側中継装置
96 受信端末
430 移動局中継装置
431 移動局無線機
432 移動局アンテナ
600 演算装置
601 入力装置
602 出力装置
603 記憶装置
604 外部インタフェース装置
801 設定テーブル

Claims (9)

  1. 移動体端末と地上端末とを含む複数の端末それぞれに無線機が接続されており、無線伝送路を介して前記移動体端末と前記地上端末間でパケットの送受信を行う移動体通信システムであって、
    前記移動体端末にデータ伝送路で接続された移動体側の中継装置と、前記地上端末にデータ伝送路で接続された地上端末側の中継装置とがそれぞれ、
    前記無線機を介して通信相手の前記端末から受けたパケットを自中継装置と接続する前記端末へ中継するとともに、前記通信相手に対する確認応答パケットを前記無線機へ中継するパケット中継手段と、
    前記通信相手の端末からパケット受けるごとに作成された前記確認応答パケットを逐次蓄積する確認応答パケット蓄積手段と、
    前記無線伝送路の無線リンクの接続状態を、前記移動体側の中継装置と前記地上端末側の中継装置との間でデータをやり取りして監視する無線リンク監視手段と、を含んで構成され、
    前記無線リンク監視手段が無線リンクの接続状態が非接続から接続に復帰したことを検出すると、前記確認応答パケット蓄積手段に蓄積された前記確認応答パケットのうち最新の確認応答パケットを前記無線伝送路に送信し、前記最新の確認応答パケットを受信した前記通信相手の端末は、受信した確認応答パケットに基づいて再送するデータパケットを含めて送信するデータパケットを決定する移動体通信システム
  2. 複数の端末それぞれに無線機が接続されており、無線伝送路を介して前記複数の端末間でパケットの送受信を行う移動体通信システムであって、
    前記複数の端末はそれぞれ、データ伝送路で接続された中継装置を備え、
    前記複数の端末それぞれ備えられた前記中継装置は、
    前記複数の端末のうち通信相手の前記端末から前記無線機を介して受けたパケットを自中継装置と接続する前記端末へ中継するとともに、前記通信相手の端末に対する確認応答パケットを前記無線機へ中継するパケット中継手段と、
    前記通信相手の端末からパケットを受けて前記確認応答パケットが作成されるごとに、新たに作成された確認応答パケットを逐次更新して蓄積する確認応答パケット蓄積手段と、
    前記無線伝送路の無線リンクの接続状態を、前記移動体側の中継装置と前記地上端末側の中継装置との間でデータをやり取りして監視する無線リンク監視手段を含んで構成され、
    前記無線リンク監視手段が無線リンクの接続状態が非接続から接続に復帰したことを検出すると、前記確認応答パケット蓄積手段に蓄積された前記確認応答パケットを前記無線伝送路に送信し、前記通信相手の端末は、受信した確認応答パケットに基づいて再送するデータパケットを含めて送信するデータパケットを決定する移動体通信システム
  3. 前記確認応答パケットを複数個複製して前記無線伝送路に送信する請求項1又は2に記載の移動体通信システム
  4. 前記確認応答パケット蓄積手段は、複数の異なるセッション毎に確認応答パケットを蓄積するものであって、セッション毎に設定した優先順位の順序で、前記蓄積した最新の確認応答パケットをセッション毎に前記無線伝送路に送信する請求項1又は2に記載の移動体通信システム
  5. 前記中継装置が端末から無線機へ中継する最新の複数個のデータパケットを蓄積するデータパケット蓄積手段を有するものであって、受信した前記確認応答パケットのシーケンス番号の値以上のシーケンス番号を有するデータパケットを前記無線機へ送信する請求項1又は2に記載の移動体通信システム
  6. 前記データパケット蓄積手段は、複数の異なるセッション毎にデータパケットを蓄積するものであって、セッション毎に設定した優先順位の順序で、前記蓄積した最新のデータパケットをセッション毎に前記無線伝送路に送信する請求項5に記載の移動体通信システム
  7. 移動体端末と地上端末とを含む複数の端末それぞれに無線機が接続され、
    前記移動体端末にデータ伝送路で接続された移動体側の中継装置と、前記地上端末にデータ伝送路で接続された地上端末側の中継装置とがそれぞれ、
    前記無線機を介して通信相手の前記端末から受けたパケットを自中継装置と接続する前記端末へ中継するとともに、前記通信相手に対する確認応答パケットを前記無線機へ中継するパケット中継手段と、
    前記通信相手の端末からパケットを受けるごとに作成された前記確認応答パケットを逐次蓄積する確認応答パケット蓄積手段と、
    前記無線伝送路の無線リンクの接続状態を、前記移動体側の中継装置と前記地上端末側の中継装置との間でデータをやり取りして監視する無線リンク監視手段と、を含んで構成され、
    前記無線リンク監視手段が無線リンクの接続状態が非接続から接続に復帰したことを検出すると、前記確認応答パケット蓄積手段に蓄積された前記確認応答パケットのうち最新の確認応答パケットを前記無線伝送路に送信し、前記最新の確認応答パケットを受信した前記通信相手の端末は、受信した確認応答パケットに基づいて再送するデータパケットを含めて送信するデータパケットを決定し、該決定されたデータパケットを送信して前記無線伝送路を介して移動体端末と地上端末間でパケットの送受信を行う移動体通信方法。
  8. 前記確認応答パケット蓄積手段は、複数の異なるセッション毎に確認応答パケットを蓄積するものであって、セッション毎に設定した優先順位の順序で、前記蓄積した最新の確認応答パケットをセッション毎に前記無線伝送路に送信する請求項7に記載の移動体通信方法。
  9. 前記確認応答パケットが複数の異なるセッション毎に蓄積され、データパケットが複数の異なるセッション毎に蓄積され、設定したセッションの優先順位に基づいた順序で、前記蓄積した最新の確認応答パケットをセッション毎に無線伝送路に送信し、前記蓄積したデータパケットをセッション毎に前記無線伝送路に送信する請求項7に記載の移動体通信方法。
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