JP4832308B2 - 改良された伝熱面を製造するための方法及び工具 - Google Patents

改良された伝熱面を製造するための方法及び工具 Download PDF

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Description

関連出願の参照情報:本出願は、2003年10月23日に出願された米国特許出願60/514,418号の優先権を主張する。
本発明は、概して、改良された伝熱面、及び改良された伝熱面を製造するための方法及び工具に関する。
本発明は、表面の一方側から他方側への伝熱を容易にする改良された伝熱面に関する。伝熱面は一般的に、例えば低温産業、化学工業、石油化学工業、食品加工業などにおいて使用される浸水蒸発器、流下膜式冷却器、噴霧蒸発器、吸収冷却器、コンデンサ、直接膨張冷却器、単相冷却器、及びヒーターなどの装置に使用される。これらの用途には、純水、水とグリコールの混合物、任意のタイプの冷媒(例えば、R−22、R−134a、R−123)、アンモニア、石油化学工業用流体、その他の混合物などの多様な伝熱媒体を使用し得るが、これらに限定されない。
伝熱面の幾つかのタイプは、液体の相変化を利用して熱を吸収することにより作用する。それゆえに、伝熱面にはしばしば、沸騰又は蒸発を高めるための表面が組み込まれている。表面の伝熱性能は、沸騰面上の核部位を増やすこと、単相伝熱面の近傍で攪拌を生じさせること、又は凝縮面の面積を増加させ凝縮面での表面張力効果を高めることにより改良できる。沸騰又は蒸発を高めるための一つの方法は、伝熱面を焼結法、放射線溶融法、又はエッジング法により粗面加工を施して、伝熱面上に多孔層を形成することである。このような多孔層を有する伝熱面は、滑らかな伝熱面よりもより良い伝熱性能を示すことが知られている。しかしながら、上記の方法により形成された空洞又はセルは小さく、沸騰液に含まれる不純物が空洞又はセルを目詰まりさせ得、そのため表面の伝熱面の伝熱性能が損なわれてしまう。加えて、空洞又はセルは大きさ又は寸法が均一に形成されていないため、伝熱性能は表面にわたって変動し得る。さらに、沸騰又は蒸発面を組み込まれた知られた伝熱管は、しばしば最終的な表面を創出するために多数の工程又は工具を多数回通すことが必要となる。
製管業者は、多大な費用を投じて、Nakajimaらの米国特許第4,561,497号、Daikokuらの米国特許第4,602,681号、Nakayamaらの米国特許第4,606,405号、Kuwaharaらの米国特許第4,653,163号、Sasakiらの米国特許第4,678,029号、Linの米国特許第4,794,984号、Angeliの米国特許第5,351,397号に開示されたものを含む、代替のデザイン(設計)を用いて実験を行ってきた。
これらの表面デザイン(設計)はみな、表面の伝熱性能を向上させることを目的とするものであるが、当業界においては依然として、既存のデザインを変更すること及び伝熱性能を改良する新規なデザインを創出することによって、管のデザインを改良し続けることが求められている。加えて、より迅速にかつコスト効率良く、管の表面に転写可能なデザイン及びパターンを創出することもまた求められている。後述するように、本発明の伝熱面の幾何的形状(ジオメトリー)は、その形状を形成するための工具も同様に、極めて改良された伝熱性能を有する。
本発明の実施形態により、管に形成し得るような改良された伝熱面と、少なくとも上述された用途(すなわち、低温産業、化学工業、石油化学工業、食品加工業において使用される浸水蒸発器、流下膜式冷却器、噴霧蒸発器、吸収冷却器、コンデンサ、直接膨張冷却器、単相冷却器、及びヒーターなどの装置への用途)の全てにおいて使用される管の、伝熱性能を改良するために使用出来る伝熱面の形成方法が提供される。表面は、一つの相から次の相、例えば沸騰から蒸発へと移る遷移時間を極めて短縮する複数の空洞により改良されている。空洞は流体が管内で流れるための付加的な経路を創出し、それにより管内を流れる伝熱媒体の乱流を強化する。空洞を創出する突起はまた、さらなる熱交換のための予備の(追加の)表面積をもたらす。実験により、本発明の実施形態に従う管の性能は極めて改良されていることが示されている。
本発明のいくつかの実施形態は、現存する製造設備に容易に追加出来、管の表面に形成することが所望されているパターンの鏡像を有する工具を使用する方法を含む。本発明のいくつかの実施形態はまた、現存する製造設備に容易に追加出来、管の表面に切り込みを入れる(表面をカットする)ための削切端(カット端)と管の表面を持ち上げて(リフトして)突起を形成するためのリフト端とを有する工具を使用する方法を含む。このようにすれば、管の内面から金属を取り除くことなく突起が形成され、それによって管が使用される装置に損傷を与える可能性のある破片を無くすことが出来る。最後に、本発明のいくつかの実施形態は、同様に現存する製造設備に容易に追加出来、突起の先端を平らにする又は曲げるための、マンドレル(心軸)のような工具を使用する方法を含む。管表面の、溝、突起及び平らにされた先端は、同じオペレーション又は異なったオペレーションにて形成することができる。本発明のいくつかの実施形態では、三つの工具が単一の軸に固定されて、管表面は一つのオペレーションにおいて形成される。
本発明の実施形態に従って形成された伝熱面は、伝熱管の内面又は外面にて使用し得、又はマイクロ電子機器を冷却するために使用されるような平坦な伝熱面において使用し得る。このような表面は任意の数の用途に好適であり得、用途は例えば、HVAC(heating, ventilating, air conditioning:冷暖房空調設備)、低温産業、化学工業、石油化学工業、食品加工業における使用を含む。突起の物理的な形状は、特定の用途及び液状媒体(流体媒質)に合わせるために変更し得る。
本発明に従う管は一般的に、例えば多相(高純度液体又はガス、又は液体/ガスの混合物)蒸発器及びコンデンサなどの、熱が管の一つの側から他方の側へと伝達される必要がある任意の用途に役立つが、それには限定されないことが理解されるべきである。以下の説明は本発明の管の望ましい寸法を提供するが、本発明の管は決して、それらの寸法には限定されるものではない。むしろ、管の望ましい寸法は多くの要因によって決まるであろうし、その要因のなかで少なからぬ重要性を有するものは管を流れる流体の性状である。当業者は、管の表面の幾何的形状を変更して、多様な用途において多様な流体と共に用いられる熱伝導を最大限にするための方法を理解するであろう。さらに、図面は表面を管の内面において見られる場合であるかのように示しているが、管の外面における使用、あるいはマイクロエレクトロニクスにおいて使用されるような平坦面における使用においても、表面が好適であることを理解するべきである。
図1に示されるように、本発明のいくつかの実施形態は、管100の内面104に主溝108が付けられた伝熱面を含む。当業者によって理解されるように、伝熱面が使用される用途且つ使用される液状媒体によって、主溝108の数は変わり得る。主溝108は、切断(カッティング)、変形、ブローチ作業、又は押し出し成形などを含む任意の方法によって形成し得るが、これらに限定されない。主溝108は、管100の軸s(図示されず)に対してらせん角度αを成して内面104に形成される。らせん角度αは、0°から90°の間の任意の角度にし得るが、70°を超えないことが好ましい。当業者は、この好ましいらせん角度αが多くの場合、少なくとも部分的に、使用される液状媒体によって決まることを容易に理解するであろう。
一般に、管100の中を流れる液体の粘性が高いほど、主溝108の深さは深くするべきである。例えば、深さとしては、ゼロよりも大きく管壁102の厚さよりも小さい深さが、一般的に望ましいであろう。本願では、管壁102の厚さは内面104から外面106へと測定される。
主溝108の軸方向ピッチは、らせん角度α、管100の内面104に形成された主溝108の数、及び管100の内径を含む多くの要因によって決まる。本願の目的のために、内径は管100の内面104から測定される。0.5〜5.0mmの軸方向ピッチが一般的に好ましい(1.5mm)。
本発明のいくつかの実施形態は、突起又はフィン110をも含む。突起110は、図2A〜2Cに示されるように、内面104をカットし内面104からリフトされ得る。突起110は、管100の軸sに対して角度θを成すことが好ましい。突起110の高さeは、内面104がカットされるカット深さt及び角度θによって決まる。突起110の高さeは、カット深さt以上の値であることが好ましく、カット深さtの三倍までの値であることが好ましい。カット/リフト工具300の深さは、主溝108の深さよりも大きいことが好ましい。
突起110の軸方向ピッチPa,pは、ゼロより大きい任意の値にし得、軸方向ピッチPa,pは一般的に、他の要因の中でも、製造中のカット/リフト工具300と管100との間の1分間当たりの相対回転速度、製造中のカット/リフト工具300と管100との間の相対的な軸方向送り量、及び製造中に突起110を形成するために使用されるカット/リフト工具300に備えられた先端(チップ)302の数によって決まるであろう。突起110の軸方向ピッチPa,pは0.05〜0.5mmであることが好ましい。軸方向ピッチPa,p及び高さeは、一般的に突起の数によって決まり、突起の数が増えるにつれて高さeは減少するであろう。
突起110の形状は、内面104の形状及び主溝108がカット/リフト工具300の移動方向に対してカットされた後の内面104の向きによって決まる。図2A、2Bに示した実施形態において、突起100は4つの側面120と、傾斜した上面122(熱伝達抵抗を減らすのに役立つ)と、実質的に尖った先端124を有する。
図3A〜3Dに示すように、突起110の先端124は、随意に平らにされて沸騰空洞114を創出し得る。または、図4A、4Bに示すように、突起110の先端124は曲げられて沸騰空洞114を創出し得る。他の実施形態においては、突起110の先端124は、厚みを付けられて沸騰空洞114を創出し得る。さらに他の実施形態においては、図5A、5Bに示すように、突起110は互いに対して角度を付けられて沸騰空洞114を創出し得る。突起110の先端124は、凝縮面が所望される場合には、実質的に真っ直ぐの(曲げられていない又は平らにされていない)ままにし得、且つ管100の内面104に垂直にし得る。しかしながら、沸騰面又は蒸発面が所望される場合には、沸騰空洞114を創出することによって実質的に沸騰面の効率を向上し得る。沸騰空蔵114を創出することによって流体が流れる流路が創出され、液体から沸騰へ又は沸騰から蒸発への遷移を高める。
しかしながら、本発明の突起110は図示された実施形態に限定されるものでは決してなく、むしろ任意の形状で形成され得る。さらに、管100における突起110は同じ形状又は同じ幾何的形状を有する必要はない。
図2Aに示すように、副溝112は隣接する突起110の間に位置付けられ得る。副溝112は管100の軸sに対して角度τ(図示されず)を成して向きを付けられる。角度τは約80°〜100°の間の任意の角度にし得る。角度τは、約90°であることが好ましい。副溝112の深さは、主溝108の深さと突起110の高さの間である。副溝112の深さは、主溝108の深さよりも大きいことが好ましい。
本発明のいくつかの実施形態は、管上に沸騰面を作製するための方法及び工具をも含む。図6に示すような溝切り工具200は、主溝108の形成に特に有益である。溝切り工具200は管100の内径よりも大きい外径を有しているので、管100を貫通して引かれるか又は押されると、主溝108が形成される。溝切り工具200はまた、シャフト130(図10に示されている)を取り付けるためのアパーチャ202を含む。
図7A〜7D及び図8A〜8Dに示されているカット/リフト工具300は、突起110及び副溝112を形成するために使用され得る。カット/リフト工具300は金属削切(金属カット)に耐える構造統合性を有する任意の材料から製造することが出来るが、カーバイドで製造されることが好ましい。図7A〜7D及び図8A〜8Dに示されたカット/リフト工具300の実施形態は、一般に工具軸qと、二つの底面312と、一つ又はそれより多くの側壁314とを有する。アパーチャ308がカット/リフト工具300を貫通して位置付けられている。先端302がカット/リフト工具300の側壁314に形成されている。しかしながら、先端302は、先端302を管100に対して所望の向きで支持することが可能な任意の構造体に搭載又は形成することが出来ること、及びそのような構造体は図7A〜7D及び8A〜8Dに開示されたものに限定されないことに注目されたい。さらに、先端302はそれらの支持構造体内に引き込み(退避)可能にして、カット処理において使用される先端302の数が容易に変更出来るようにし得る。
図7A〜7Dは、単一の先端302を有するカット/リフト工具300の一つの実施形態を示す。図8A〜8Dは、4つの先端302を有するカット/リフト工具300の代替の実施形態を示す。当業者は、任意の数の先端302が突起110の所望のピッチPa,pに応じてカット/リフト工具300に備えられ得ることを理解するであろう。さらに、先端302の各々の幾何的形状は、単一の先端302を有するカット/リフト工具300の先端302と同じである必要はない。むしろ、異なる形状、向き、及び他の幾何的形状を有する突起110を形成するために、異なる幾何的形状を有する先端302をカット/リフト工具300に備えても良い。
先端302は各々、平面A、B及びCの交差により形成される。平面A、B
及びCの交差によりカット端304が形成される。カット端304は内面104を切り込んで、突起110を形成するための第1工程として層を形成する。平面Bは工具軸qに対して垂直な平面に対して角度φを成して向きが付けられている(図7B参照)。角度φはθ−90°として規定される。それゆえに、カット端304が内面104を約20°〜約50°の間の所望角度θでスライス出来るように、角度φは約40°から約70°の間であることが好ましい。
平面A、B及びCの交差により、内面104を上方にリフトして突起110を形成するリフト端306が形成される。角度φは平面C及び工具軸qに垂直な平面によって規定される。角度φは傾斜角ω(管の長手方向軸sに垂直な平面と突起110の長手方向軸の平面との角度)を決定し、突起110はリフト端306によりこの角度φにてリフトされる。角度φ=角度ωであり、ゆえにカット/リフト工具300において角度φを調節することにより、突起110の傾斜角ωに直接影響を与えることが出来る。この傾斜角ω(及び角度φも)は、管の長手方向軸sに垂直な平面に対して約−45°から約45°の間の任意の角度の絶対値であることが好ましい。このようにして、突起110は、管の長手方向軸sに垂直な平面に合わせて並べる事が出来、又は管100の長手方向軸sに垂直な平面に対して左右に傾かせることが出来る。さらに、先端302は異なる幾何的形状を有するように形成することが出来(すなわち、角度φは、先端302毎に異なってよい)、それにより管100内の突起110は異なる角度で傾斜し得(又は全く傾斜しなくてもよく)、且つ管100の長手方向軸sに垂直な平面に対して異なる方向に傾斜し得る。
例えば、図11に示すように、カット/リフト工具300は二つの異なる角度でカット端を組み込んでも良い。4つのカット端を有するカット/リフト工具300において、カット端の二つの対318、320は、図5A〜5Cに示すような、傾いた突起110を備えた沸騰面を創出するために用いられ得る。このような表面を創出するために、隣接する端318、320は異なる角度φを有する。突起110の傾斜角を変えることは、突起110間の特定の隙間(ギャップ)gを沸騰空洞114の開口116において得るために可能であり、それによって内面104に沿うわん曲した流体流れ(フロー)が影響を受ける。
それゆえに、得られるギャップgは下記のように計算し得る。
Figure 0004832308
式中、pは突起110の軸方向ピッチであり、
φは平面Bと工具軸qに垂直な平面との間の角度であり、
φは工具300の、平面Cと工具軸qに垂直な平面との間の角度であり、
tはカット深さである。
突起110の物理的寸法の値の好ましい範囲は特定されたが、カット/リフト工具300の物理的寸法は、結果として得られる突起110の物理的寸法に影響を与えるように変更し得ることを当業者は理解するであろう。例えば、カット端304が内面104に切り込む深さtと角度φは突起110の高さeに影響を及ぼす。ゆえに、突起110の高さeは下記式を用いて調整し得る。
Figure 0004832308
又は、もしもφ=90-θであれば、
Figure 0004832308
式中、tはカット深さであり、
φは平面Bと工具軸qに垂直な平面との間の角度であり、
θは管100の長手方向の軸sに対して層がカットされる角度である。
突起110の厚さSは、突起110のピッチPa,pと角度φに依って決まる。ゆえに、厚さSは下記式を用いて調整することが出来る。
Figure 0004832308
又は、もしもφ=90-θであれば、
Figure 0004832308
式中、Pa,pは突起110の軸方向ピッチであり、
φは平面Bと工具軸qに垂直な平面との間の角度であり、
θは管100の長手方向の軸sに対して内面104がカットされる角度である。
本発明のいくつかの実施形態においては、突起110の先端124は、図10に示す平坦工具400を用いて平らにされるか又は曲げられてよい。平坦工具400は、内面104上の突起110の直径よりも大きい直径を有することが好ましい。それゆえに、平坦工具400が管100を貫通して引かれるか又は押されると、突起100の先端124は曲げられるか又は平らにされる。平坦工具400はシャフト130に取り付けられるためのアパーチャ(図示されていない)を含む。
他の実施形態において、突起110の先端124は、平坦工具400を用いることなく、図3A、3Bに示された平らにされた又は曲げられた先端124と類似の形状を得ても良い。例えば、カット/リフト工具300は、図4A、4Bに示されたような、平らにされた突起の先端124と類似の形状を有する突起110を創出可能な先端を組み込み得る。他の実施形態において、カット/リフト工具300は、図9Bに示されたような突起110の先端124を平らにするための先端316を組み込み得る。図9Aに示されたカット/リフト工具300は、図9B、9Cに示されたような沸騰面を創出するために使用され得る。
伝熱面において用いられる沸騰面は、厚みをつけられた先端124を有する突起110を創出することによって得られてもよい。図12A、12Bに示すように、厚みをつけられた先端124を有する伝熱面は沸騰空洞114を創出するために用いることが出来る。厚みをつけられた先端124を有する突起110は、図13A、13Bを参照し、下記式を用いることにより得ることが出来る。
Figure 0004832308
式中、φはカット端の1番目の位置の突起と工具送り方向との間の角度であり、
φはカット端の2番目の位置の突起と工具送り方向との間の角度であり、
tはカットの総深さであり、
はカット端の最初の位置のためのカット深さであり、次いで突起先端124は図13Bに示されたようになり、そして隙間gが下記のように計算され得る。
Figure 0004832308
もしも以下が真であるならば、
Figure 0004832308
その結果、突起124は図13に示されたものになるであろうし、隙間gは下記のように計算され得る。
Figure 0004832308
図13C、13Dは、厚みをつけられた先端124を有する突起110を創出するためのカット/リフト工具300の実施形態を示す。
図10は、管100の表面を改良(強化)するための、一つの可能な製造構成である。これらの形態は本発明に従う管100が製造されるプロセスを限定するものでは決してない。むしろ、任意の好適な設備又は構成を使用する任意の管製造プロセスを使用し得る。本発明の管100は、構造統合性、可鍛性、可塑性を含む好適な物理的特性を有する各種の材料、例えば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、真鍮、チタン、スチール、及びステンレススチールなどから造られ得る。
管100の内面104を改良するための方法の一例において、アパーチャ402を通って平坦工具400が回転可能に取り付けられるシャフト130は、管100内へと延伸する。カット/リフト工具300はアパーチャ308を通ってシャフト130に取り付けられる。溝切り工具200はアパーチャ202を通ってシャフト130に取り付けられる。ボルト132は三つの工具200、300、400の全てを定位置に固定する。工具200、300、400は任意の好適な手段によりシャフト130に回転可能に固定されるのが好ましい。図7Dと8Dは、カット/リフト工具300に備えられてシャフト上の突起(図示せず)とかみ合うことにより、カット/リフト工具300をシャフト130に対して定位置に固定し得るキー溝310を示す。
図示されてはいないが、本発明の方法又は/及び工具が管の内面を創出するために使用される時、製造構成は、管の外面を改良するために使用可能なアーバー(心棒)を含み得る。アーバーは各々が一般的に、軸方向ピッチPa,oを有する外側フィンを一つから多数の開始位置から半径方向に突き出させるフィン付けディスクを有する工具構成を含む。この工具構成は、ノッチ付け又は平坦化ディスクなど、追加のディスクを含んでさらに管の外面を改良し得る。しかしながら、管への用途によっては、管の外面に改良を施す必要は全くないことにも注意されたい。操作中は、管の壁はマンドレルとアーバーとの間を動き、それにより管の壁に圧力が加えられる。
所望の内面パターンの鏡像が、溝切り工具200に備えられており、管100が溝切り工具200と係合すると溝切り工具200が管100の内面104に所望のパターンを形成するようになっている。所望の内面104は、図1に示されたような主溝108を含む。管100の内面104に主溝108を形成した後、管100は、溝切り工具200と隣接しかつその下流側に位置付けられたカット/リフト工具300と直面する。カット/リフト工具300のカット端(複数のカット端)304は、内面104に切り込みを入れる。次に、カット/リフト工具300のリフト端(複数のリフト端)306が内面104をリフトして突起110を形成する。
突起110が外側のフィン付けと同時に形成され且つカット/リフト工具300が固定されている時(すなわち、工具300が回転していない又は軸方向に動いていない時)、管100は自動的に回転し且つ軸方向の動きを有する。この場合に、突起100の軸方向ピッチPa,pは下記式により決定される。
Figure 0004832308
式中、Pa,oは外側フィンの軸方向ピッチであり、
は管の外径上のフィン起点の数であり、
はカット/リフト工具300の先端302の数である。
特定の突起の軸方向ピッチPa,pを得るために、カット/リフト工具300を回転させることも出来る。管100とカット/リフト工具300の両方を同じ方向に回転させることが出来、又は、管100とカット/リフト工具300の両方を逆の方向に回転させることが出来る。所定の軸方向ピッチPa,pを得るために必要な、カット/リフト工具300の回転(毎分回転数(RPM)にて)は、下記式を用いて計算することが出来る。
Figure 0004832308
式中、RPMtubeは管100の回転数であり、
a,oは外側フィンの軸方向ピッチであり、
は管の外径上のフィン起点の数であり、
a,pは突起110の所望の軸方向ピッチであり、
はカット/リフト工具300の先端302の数である。
この計算結果が負の値であれば、カット/リフト工具300は、所望のピッチPa,pを得るために管100と同じ方向に回転すべきである。あるいは、この計算結果が正の値であれば、カット/リフト工具300は、所望のピッチPa,pを得るために管100と逆の方向に回転すべきである。
突起110の形成は主溝108の形成と同じオペレーションにおいて示されているが、突起110は予め主溝108が形成された管100を用いて、別のオペレーションで形成してもよいことに注意されたい。これには一般的にカット/リフト工具300又は管100を回転させるための、及びカット/リフト工具300又は管100を管の軸に沿って動かすための組み立てが必要となるであろう。さらに、支持部(図示せず)が備えられてカット/リフト工具300を管の内面104に対して心合わせすることが好ましい。
この場合には、突起110の軸方向ピッチPa,pは下記式により決定される。
Figure 0004832308
式中、Xは管100とカット/リフト工具300との間の相対軸方向速度(距離/時間)であり、
RPMはカット/リフト工具300と管100との間の相対回転数であり、
a,pは突起110の所望の軸方向ピッチであり、
はカット/リフト工具300の先端302の数である。
この式は、以下の場合に好適である。すなわち、(1)管100が軸方向に動くのみであり(すなわち、回転しない)、且つカット/リフト工具300が回転するのみである(すなわち、軸方向に動かない)時、(2)管100が回転するのみであり、且つカット/リフト工具300が軸方向に動くのみである時、(3)カット/リフト工具300は回転し軸方向に動くが、管100は回転的にも軸方向においても固定されている時、(4)管100は回転し軸方向に動くが、工具300は回転的にも軸方向においても固定されている時、及び(5)上記の組み合わせのいずれか。
本発明の管の内面104により、流体フローのための付加的な流路が(副溝112を通って突起110の間に)創出されて、熱伝導と圧力降下を最適化する。図5Cに、管100を通って進む流体のためのこれらの付加的な流路を示す。これらの流路は、主溝108の間に創出された流路に付加されたものであり、管の軸sに対するらせん角度αを有する。角度αは隣接する主溝108から形成された突起110の間の角度である。らせん角度α、ゆえに管100を通る流路128の向きもまた、下記式を用いて突起110のピッチPa,pを調整することにより調整出来る。
Figure 0004832308
式中、Pa,rは主溝108の軸方向ピッチであり、
αは主溝108の、管の軸sに対する角度であり、
αは突起110間の所望のらせん角度であり、
はカット/リフト工具300の先端302の数であり、
は管100の内面104から測定された管100の内径である。
本発明に従って作られた管100は、現存の管よりも優れた性能を有する。図14〜16は、本発明の実施形態に従う伝熱面の改良された性能をグラフによって示すものである。図14は、熱流束に対するアスペクト比の効果を示すグラフである。図15は、熱流束に対する1インチ(2.54cm)あたりの突起(フィン)の効果を示すグラフである。図16は、微細フィン(マイクロフィン)が付けられた、異なるタイプの銅製の伝熱面の熱流束を比較するグラフである。X軸は熱流束(W/cm)を示し、Y軸は、「熱マイナス壁の熱マイナスバルク温度」の変化を示す(ΔT(℃)−Twall−Tbulk)。
円滑な線はHFE−7100を用いたワイヤーテストを示す。塗りつぶされた円は銀ろうで粗面加工された銅で作られた管を示す。開いた四角は管のニクロム表面を示す。明るいエックスは本発明の実施形態に従って作られた管のサンプルを示す。クロスは本発明の代替の実施形態に従って作られた管のサンプルを示す。暗いエックスは本発明の代替の実施形態に従って作られた管のサンプルを示す。星印は本発明の代替の実施形態に従って作られた管のサンプルを示す。暗く且つ閉じられた円は本発明の代替の実施形態に従って作られた管のサンプルを示す。閉じられたダイヤは本発明の代替の実施形態に従って作られた管のサンプルを示す。半斜線マークがつけられた実線は本発明の更に別の実施形態に従って作られた管のサンプルを示す。斜線マークがつけられた実線は本発明の更に代替の実施形態に従って作られた管のサンプルを示す。
テストされた伝熱面は1インチ(2.54cm)あたり約185の突起を有する平坦な銅表面であった。突起は高さが約0.024インチ(0.6096mm)であり、厚さは約0.0027インチ(0.0688mm)であった。本発明の伝熱面は、粗面加工された銅板よりも約8倍効果的であり、銅フォームよりも約2倍効果的である。
上記の説明は本発明に関する様々な実施形態及び構造を説明するためのものである。本発明の範囲及び精神を逸脱することなく、様々な変更、追加及び削除(省略)をこれらの実施形態及び/又は構造に対して行ってもよい。
図1は、本発明の実施形態に従う伝熱管の内径に部分的に形成された沸騰面の斜視図である。 図2Aは、図1の実施形態の、部分的に形成された沸騰面の斜視図である。図2Bは、図2Aの部分的に形成された沸騰面の顕微鏡写真である。図2Cは、図2Aの部分的に形成された沸騰面の断面図である。 図3Aは、本発明の代替の実施形態に従う、伝熱管の内径の沸騰面の斜視図である。図3Bは、図3Aに示された管の断面図である。図3Cは、図3Aの沸騰面の上面図の顕微鏡写真である。図3Dは、図3Aの沸騰面の断面の顕微鏡写真である。 図4Aは、本発明の代替の実施形態に従う、伝熱管の内径の沸騰面の斜視図である。図4Bは、図4Aに示された管の断面図である。 図5Aは、本発明の代替の実施形態に従う、伝熱管の内径の沸騰面の斜視図である。図5Bは、図5Aの沸騰面の断面の顕微鏡写真である。図5Cは、図5Aの沸騰面の断面図である。 図6は、本発明の実施形態に従う工具の斜視図である。 図7Aは、本発明の代替の実施形態に従う工具の斜視図である。図7Bは、図7Aに示された工具の側面図である。図7Cは、図7Aに示された工具の底面図である。図7Dは、図7Aに示された工具の上面図である。 図8Aは、本発明の別の実施形態に従う工具の斜視図である。図8Bは、図8Aに示された工具の側面図である。図8Cは、図8Aに示された工具の底面図である。図8Dは、図8Aに示された工具の上面図である。 図9Aは、本発明の別の実施形態に従う工具の斜視図である。図9Bは、図99Aの工具によって形成された沸騰面の斜視図である。図9Cは、図9Bの沸騰面の顕微鏡写真である。 図10は、本発明に従う伝熱管を製造するために使用出来る製造設備の実施形態の斜視図である。 図11は、本発明の別の実施形態に従う工具の斜視図である。 図12Aは、本発明の代替の実施形態に従う、伝熱管の内径の沸騰面の断面図である。図12Bは、図12Aの沸騰面の断面の顕微鏡写真である。 図13Aは、本発明の実施形態に従い、カット端を用いて形成された状態の沸騰面の断面図である。図13Bは、本発明の代替の実施形態に従い、カット/リフト端を用いて形成された状態の沸騰面の断面図である。図13Cは、図13A及び13Bの沸騰面を形成するために使用し得る、本発明の実施形態に従うカット/リフト端の断面図である。図13Dは、図13A及び13Bの沸騰面を形成するために使用し得る、本発明の実施形態に従うカット/リフト端の斜視図である。 図14は、熱流束に対するアスペクト比の効果を示すグラフである。 図15は、熱流束に対する1インチ(2.54cm)あたりの突起(フィン)の効果を示すグラフである。 図16は、微細フィン(マイクロフィン)が付けられた、異なるタイプの銅製の伝熱面の熱流束を比較するグラフである。

Claims (13)

  1. 表面と、長手方向の軸と、前記表面に形成された複数の突起と、前記表面に形成された複数の沸騰空洞とを備える管であって、
    各沸騰空洞は:
    a.前記表面に形成された、少なくとも二つの隣接する主溝と;
    b.前記少なくとも二つの隣接する主溝の間において前記表面から切り起こされた少なくとも一つの突起と
    c.前記少なくとも一つの突起が前記少なくとも二つの隣接する主溝の間において前記表面から切り起こされるときに形成され、前記少なくとも二つの隣接する主溝の間に、二つの隣接する主溝に対して角度をなして延びる少なくとも一つの副溝とにより画定され、
    前記少なくとも一つの突起の少なくとも一部が前記副溝の上に延び、前記沸騰空洞を形成する管。
  2. 前記少なくとも一つの副溝が前記少なくとも二つの隣接する主溝を接続することを特徴とする請求項1に記載の管。
  3. 前記突起は平らにされた先端又は曲げられた先端を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の管。
  4. 前記突起は厚みをつけられた先端を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の管。
  5. 前記突起の少なくとも二つは、互いに対して角度をなしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の管。
  6. 前記突起の少なくとも一つは、前記表面から前記長手方向の軸とは実質的に直交しない方向に突出していることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の管。
  7. 前記表面は、前記管の内面を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の管。
  8. 請求項1に記載の管を製造する方法であって、
    a.前記管の表面に沿って前記少なくとも二つの主溝を形成することと;
    b.前記主溝の間に位置する前記管の表面を、カット深さで及び前記長手方向の軸に対して角度をなしてカットして層を形成することと;
    c.前記層をリフトして、前記少なくとも一つの突起を形成すること;とを備える方法。
  9. 前記管の表面を角度をなしてカットすることには、前記長手方向の軸に対して2つの異なる角度をなして前記管の表面をカットして層を形成し、前記層をリフトして厚みをつけられた先端を有する突起を形成することを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記突起の先端を平らにすること又は曲げることをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 前記層の少なくともいくつかはリフトされて、互いに対して角度をなしている前記突起を形成することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  12. 前記表面は、前記管の内面であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  13. 前記少なくとも二つの主溝はそれぞれの軸を有し、主溝の間に位置する管の表面をカットすることは、前記主溝の軸を横切って前記管の表面をカットすることを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
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